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坂下区でどんど焼き
今年1年の無病息災を願い、伊那市坂下区で9日、どんど焼きが行われた。
坂下子供育成会では、親子およそ60人が、天竜川の河川敷でどんど焼きをした。
正月飾りやだるまは、小学生が区内の家およそ400戸を回って集めた。
坂下区では長年、天竜川河川敷でどんど焼きをしていたが、平成18年の豪雨災害以降、丸山公園で行っていた。
今年からまた、河川敷で行うことになり、関係者は「河川敷でのどんど焼きが伝統なので、出来てうれしい」と喜んでいた。
正月飾りが焼けておきになると、もち焼き用の缶におきを入れ、もちを焼いた。
どんど焼きのときに焼いたもちを食べると、1年間かぜをひかないといわれている。
子どもたちは、焼きあがったもちに海苔をまいたり、しょう油などをつけて食べていた。 -
堀亮(まこと)さん写真展
伊那図書館では、駒ヶ根市の堀亮(まこと)さんによる写真展が開かれている。
地元を中心に四季おりおりの花や植物のある風景30点が飾られている。
期間は、10日日曜日まで。 -
高校生の新型インフルワクチン接種時期決まる
長野県は8日、高校生と65歳以上高齢者の新型インフルエンザワクチン接種の開始時期を発表した。
高校生は1月29日から、65歳以上は2月12日からとなっている。
国の方針見直しに伴い、高校生と65歳以上の高齢者は、国産の新型インフルエンザワクチンが接種できる対象となった。
県では、高校生について、予約の受け付けを14日から19日まで、ワクチン接種の開始日を29日としていて、予定対象者数全員分のワクチンが確保できる見込み。
また65歳以上は2月1日から予約の受け付けを始め、2月12日からワクチンの接種を開始する。
また、長野県の発表によると、12月28日から1月3日までの一医療機関あたりの上伊那のインフルエンザ患者数は、前回の41・88人から21・5人となった。 -
伊那警察署長から感謝状 犯人逮捕などに協力
伊那警察署で5日、万引き犯逮捕や免許偽造の犯人捜査に協力したとして、伊那市の中学生と八十二銀行箕輪支店に感謝状が贈られた。
感謝状が贈られたのは、伊那市の東部中学校3年生の小澤俊貴君。小澤君は、去年12月下旬、伊那市内の大型店で万引きを目撃して犯人を追跡し、警察に通報して犯人逮捕に協力した。
八十二銀行箕輪支店は、去年11月上旬、振り込みをしようとした犯人の運転免許証が偽造であることを見抜き、警察官が到着するまで犯人を店内に留まらせるなど捜査に協力した。
伊那警察署の依田公雄署長は、「犯人逮捕に協力いただき感謝している」と話していた。 -
伊那北保育園で七草粥味わう
7日は春の七草。1年間の無病息災を願って7種類の野草入りの粥を食べる。
伊那市野底の伊那北保育園では、おやつに七草粥を食べた。
年長児の部屋では、保育士がよそった粥を当番が運び、「いただきます」のかけ声で、子どもたちがおいしそうに口に運んでいた。
中には、おかわりをする子どももいて、用意された七草粥は、あっという間になくなった。
ある子どもは、「今朝家で食べたお粥より美味しい」と話していた。
保育士は、「みなさんが1年間健康に過ごせますように」と園児に呼びかけていた。 -
南箕輪南部保育園でどんど焼き
南箕輪村の南部保育園で7日、小正月の伝統行事、どんど焼きがひとあし早く行われた。
南部保育園では、毎年正月休みが明けたこの時期に保育園の庭でどんど焼きを行っている。
園児や職員の家から集まった正月飾りやだるまが積み上げられ、子どもたちはその周りを囲んで焼けていくのを見守った。
だるまが焼けてはじけるたびに、大きな声が上がっていた。
飾りが焼け落ちておきになると、一人一人が持ち寄った餅を焼き、子どもたちは焼きたての餅をほうばっていた。
どんど焼きのおきで焼いた餅を食べると一年間風邪をひかないという古くからの言い伝えがある。
米山敏子園長は、「その言い伝えどおり、園児たちには元気な一年を送ってほしい」と話していた。 -
伊那市在住・出身の洋画家「漸進展」開催
伊那市在住・出身の洋画家による作品展「漸進展」が、いなっせで開かれている。
会場には、13人の作家が出品した13点の作品が並んでいる。
作品は50号から130号の大作がそろっている。
この漸進展は、伊那市在住あるいは出身で、中央で活躍する作家が集まり、毎年開いている。
いなっせがオープンした記念に初めて展覧会を開き、今回7回目となった。
「漸」の文字には、ゆっくりと進むといった意味があり、着実に成長した成果をお互いに確認しあい、発表する機会にしようという思いが込められている。
13人は会派も異なり、描くスタイルもそれぞれで、写実から具象まで個性豊かな作品が並ぶ。
関係者は、「人体や自然を作家がどのようにアレンジしているか、その表現の違いを楽しんでほしい」と話していた。
漸進展は10日(日)まで。 -
伊那市民大学同窓会が押し花絵展
伊那市の市民大学の同窓生でつくる押し花絵教室の作品展が、高遠町のさくらホテルで開かれている。
さくらホテルのロビーには、教室に通う9人の作品32点が展示されている。
この押し花絵教室は、伊那市民大学の1期生らが卒業後に立ち上げたもので、発足して10年ほどになる。
その後は、市民大学の同窓生でつくる教室として、月に1度活動している。
最近では、童話やメルヘンなどを題材に取り組んできたということで、会場にも関係する作品が多く並んでいた。
この作品展は29日まで。 -
寒天づくり最盛期
冬の寒気を利用した信州の特産品、天然の寒天づくりが最盛期を迎えている。
伊那市東春近で寒天づくりをしているのは、9年前に富士見町から移ってきた小笠原商店。
寒天は原料の天草をトコロテン状にしたものを冷凍乾燥させてつくるもので、現在、作業は最盛期を迎えている。
朝方、氷点下となり一度凍った寒天を昼間は太陽にあてて溶かし、乾燥させる作業を2週間ほど続ける。
太陽にあてる時は光が多くあたるよう、干した寒天の角度を変え水分を完全に抜くようにする。
小笠原寿房社長によると、伊那谷は、日中と夜間の寒暖の差がちょうど良いことや、寒天づくりに欠かせない水も南アルプスからの伏流水が豊富にあることなどから、天然の寒天をつくる場所として適しているという。
小笠原商店では年間約20トンの寒天を生産し羊かんの材料として、主に東京の和菓子店に出荷している。
この天然の寒天づくりは2月末ころまで続けられるという。 -
伊那市、南箕輪村で正月の成人式
正月成人式が、伊那市と南箕輪村で行なわれ、新成人が大人としての第一歩を踏み出した。
1日には、伊那市長谷地区成人式が行なわれ、対象者28人全員が出席した。
長谷公民館の伊藤智良館長は、「自然豊かな長谷の地に生まれ育ったことを誇りに思い、夢に向けて着実に歩みを進めてほしい」と激励した。
中学校時代の恩師、村松賢教諭は、当時の写真をスライドに映し、新成人との思い出を振り返った。
村松教諭は、「どこで暮らしていても、育った長谷に目を向け、感謝の気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけていた。
新成人を代表して宮下瑛彦さんは「それぞれの道で、くじけることなく立ち向かって行けるよう努力していきたい」と誓いの言葉を述べた。 -
津野祐次さん写真展
山岳写真家、津野祐次さんの写真展「東西駒ケ岳と周辺の峰々」が、伊那市の長谷アルプスフォトギャラリーで開かれている。
会場には津野さんが昨年撮影した東西駒ケ岳の四季の様子のほか、そこに住む動物また高山植物など66点が並べられている。
津野さんは長谷を拠点に活動する山岳写真家で、今回の展示は伊那地域ならではの山の様子や四季の移り変わりを撮影したという。
作品のうち、津野さんが初めてデジタルカメラで撮影したという「ブロッケン」は西駒ケ岳で写したもので、霧に映った自分の影のまわりに虹と似た光の輪が現れる様子を捉えた。
またフィルムで撮影した「塩見岳霧氷」は氷点下の中、空気中の水分が凍り、木の枝に付着した様子を捉えた。
津野祐次写真展「東西駒ケ岳と周辺の峰々」は長谷アルプスフォトギャラリーで3月28日まで。開館は土日祝日、入館料は大学生以上100円。 -
常円寺で新春写経会
伊那市山寺の常円寺で6日、お経を書き写す新春写経会が開かれた。
写経会は、気軽にお経に触れてもらおうと開かれたもので約30人が参加した。
参加者は集中した様子で筆を動かし、姿勢を正してお経を書き写していた。
写経は経典を学ぶ際の修行の一環として行われているもので、集中力が養われたり、脳の活性化につながるといわれている。
また心の安定が図られるほか、体調を整え健康維持にも役立つという。
常円寺の角田泰隆住職は「お経は唱えるだけでも、その人にとって良い結果があるといわれています。お経を書き写すことで無心になることが大切です」と話していた。
常円寺では月に1度、写経会を開くことにしていて、これまで興味のなかった人にも体験してもらいたい竏窒ニ話している。 -
警察犬嘱託書交付
警察犬の嘱託書交付が5日、伊那警察署で行われた。
箕輪町のドッグスクールタカギ代表の高木のり子さんに、長野県警察本部長からの警察犬嘱託書が伝達された。
嘱託されたのは、10歳のオスと3歳のメスのシェパード2頭。2頭とも昨年に引き続いての嘱託で、行方不明者の捜索や犯罪捜査などに協力するという。嘱託期間は1年間。 -
萱野高原で「初日の出」
箕輪町の萱野高原では、1日、初日の出を見るイベントが行われた。
この日は、早朝から、約40人が、萱野高原に集まり初日の出を拝んだ。
参加者は、「初日の出のように景気よく良い年になって欲しい」「寒かったけれど、初日の出がきれいだった。国語の勉強が出来るようにとお願いしました」などと話していた。 -
みはらしファームでカウントダウン
2009年の大晦日、伊那市西箕輪のみはらしファームでカウントダウンイベントが行われ、集まった人達が午前0時の合図ともに2010年の幕開けを祝った。
訪れた人達は、午前0時の合図と共にクラッカーを鳴らし、新年の幕開けを祝った。
収穫体験の年間パスポートなどが当たるお宝投げが行われ、会場は今年最初の福を求める人で賑わった。 -
年越しそば準備始まる
年の瀬を迎え、そば店では、年越しそばの準備が始まっている。
このうち伊那市のそば処こやぶでは、北海道から九州までの地方発送分や、店舗での提供分も含め、この年末に約5千食を用意する。
28日も、県外の親類や友人にそばを贈る人が、店を訪れ注文していた。
こやぶでは、29b、30日が年越しそばのピークを迎えるということで、そば打ちと箱詰め作業など15人体制で準備するという。 -
寅年生まれの県内人口 17万3200人
長野県は、来年、年男・年女となる寅年生まれの人口をまとめた。
それによると来年、年男・年女となる県内の寅年生まれの人口は17万3200人。総人口に占める割合は8%で十二支の中では9番目。
内訳では、最も多いのは昭和25年生まれの60歳で、最も少ないのは大正3年生まれの96歳。 -
中央高速バスで「ひとりだけシート」試行
中央高速バスを運行する伊那バス株式会社など6社は、隣り合った2席分のまとめ売りを試験的に始めた。
これは、中央高速バスの「新宿から伊那・飯田」まで、隣りあった2席分を一人に対し、まとめて販売するというもので、その名も「ひとりだけシート」。
隣の人を気にすることなくゆっくりと乗車してもらおうと、中央高速バスを運行する6社が企画した。
ひとりだけシートは、通常の高速バス代にプラス千円の追加料金で購入することができる。
対象路線は新宿線で、乗車券は各バスターミナルなどで購入でき予約は1カ月前から行っている。
この乗車券が使えるのは12月29日から1月3日までを除く平日のみ。
ひとりだけシートが設定されている便は、上りの伊那バスターミナルを午前4時55分発と午後2時25分発、下りの新宿を6時50分発と午後12時30分発のみ。
ひとりだけシートは3月まで試験的に行い、それ以降については検討していくという。 -
箕輪町特産品「まつぶさわいん」完成
箕輪町の特産品「まつぶさわいん」。今年産のまつぶさわいんの完成お披露目会が22日、箕輪町内で行われた。
箕輪町内でまつぶさの実を生産している生産者や、関係者らが集まり、出来上がったばかりのワインを味わった。
まつぶさわいんは、箕輪町が特産品として10年以上前から売り出している。
健康効果が高いと言われるマツブサの実を醸造していて、今年は7人の生産者で840キロを収穫した。
アルコール度数は4%ほどで、果実のような甘さがあるため、女性にも飲みやすいワインに仕上がっているという。
今年のまつぶさワインは1本500ml入りで1850円、箕輪町内の酒屋などで販売されている。 -
ワンストップサービスデイ
厳しい雇用情勢が続く中、伊那市のハローワーク伊那では28日、仕事の紹介だけでなく、生活支援の相談も受け付ける「ワンストップサービス」が行われた。
「雇用・生活支援ワンストップサービスデイ」は、仕事の紹介に加え、自治体などが行っている生活保護や住宅手当に関する相談など、仕事を失った人への生活支援を1カ所で集中して行う。
ハローワーク伊那には、午前中多くの人が相談に訪れ、伊那市の担当のほか、伊那保健福祉事務所や労働基準監督署がブースを設け相談に応じていた。
会場を訪れた30代の男性は、「2カ月で派遣契約の打ち切りを言われた。今後住む所を含め生活をどうしたらいいか」、50代の男性は「職を探しているが、正社員の求人が無い状況。このまま長引くと生活の見通しがたたなくる」と話していた。
このほか、伊那保健事務所では、29日と30日の2日間、住宅手当や生活保護、心の健康に関する相談を受け付ける生活総合相談を実施する。
時間は午前8時半縲恁゚後5時まで、会場は伊那市の伊那合同庁舎2階。
また伊那商工会議所では、29日と30日の2日間、中小企業の資金繰りなどについて相談を受ける「経営特別相談窓口」開設する。
時間は午前9時縲恁゚後5時まで、会場は伊那市の伊那商工会館。 -
「遊行と芸能民、乞食人井月」シンポジウム
「遊行と芸能民、乞食人井月」と題したシンポジウムが26日、いなっせで開かれた。
このシンポジウムは、漂泊の俳人井上井月や、放浪の思想について考えようと井上井月顕彰会が開いた。
パネリストは井月研究家の春日愚良子さんや、日本思想などを研究している東北大学大学院の佐籐弘夫教授ら7人が、また司会は伊那市出身で映像作家の北村皆雄さんが務めた。
シンポジウムで春日さんは、「井月は、芥川龍之介が褒めたほど字が上手だった。伊那の人たちが井月を珍長したのは俳句より、書に惚れこんだからではないか」と話した。
また佐藤教授は、「人は生きていくうちに、大事なものが増えていく。やがてそれが重みに感じてくるが断ち切れるものではない。しかし井月はそれをやすやすとやっている」と話した。 -
伊那・木曽倫理法人会改組
企業経営者らが加盟している伊那倫理法人会は23日、伊那・木曽倫理法人会として組織を変更する式典を木曽郡上松町で開いた。
権兵衛トンネルの開通により、121社が加盟している伊那倫理法人会には、木曽からも13社が参加している。
今回さらに7社が加わり21社になったが、独自の発足は厳しいため、伊那倫理法人会の組織を変更し、伊那・木曽倫理法人会とする。
式典には40社が出席し、新たな出発を祝った。
役員への辞令交付に続き、大槻晃会長が、「新たな出発点にしたい」とあいさつした。
倫理法人会は、豊かな人間性を備えた経営者の育成などを理念に掲げ、学習などに取り組む団体で、全国で5万5千社が加盟している。
県内には19の組織があるが、2つの地域で1つの組織を構成するのは、全国的にも珍しいという。 -
冬休み書初め教室
伊那市のいなっせで26日、書初め教室が開かれ、冬休みを迎えた小学生たちが書初めの練習をした。
小学生約30人が参加し、伊那市内在住の書道家から指導を受け、筆を進めた。
書初め教室は、広いスペースでのびのびと書いてもらおうと伊那市生涯学習センターが毎年開いている。
一昨年まで年始に教室を開いていたが、参加者が少なかったことから多くの小学校が冬休みに入るこの時期に合わせて開いている。
子ども達は講師から「文字に合わせて紙を折るとバランスがとれる」「筆が止まらないよう墨をしっかりつけて」と指導を受けていた。
ある子どもは「いつもとはちょっと違う字を書くことができた。年明けにはいい書初めが出来そうです」と話していた。 -
冬山相談所開設
年末に南アルプス登山をする人達に、山の情報などを提供する冬山相談所が26日、開設した。
冬山相談所は、南アルプスの冬の登山口となる伊那市長谷の戸台川の河原に毎年開設される。
南アルプス北部地区遭難対策協議会のメンバーが、多くの登山者が出発する午前中の間、常駐する。
冬山登山は危険が伴うことから、登山者の身元や緊急連絡先、登山ルートなどを記入する登山者カードを預かり、山の積雪情報などを提供する。
また装備が不十分な登山者に対しては登山の中止を促すなど、冬山登山の危険性も説明する。
昨年12月31日には、南アルプスの頂上から初日の出を見ようと約70人が南アルプスに登っているということで、年末にかけて増える登山者に注意を呼びかける。
この日は協議会のメンバーが見守る中、11人が南アルプスに向かったという。
冬山相談所は、31日まで設置され、午前6時から午前11時までの間、協議会のメンバーが対応する。 -
伊那図書館 キャンドルナイト
23日はクリスマス。
伊那市の伊那図書館では、キャンドルが灯されムードを盛り上げた。
午後5時にホールの電気が消され、ローソクの光りが幻想的に輝き、訪れた人たちを楽しませた。 -
美原区の汚水処理 市と統合へ
これまで市の下水道から独立して行ってきた伊那市美原区の汚水処理は、来年4月から公共下水道に接続され、市の汚水処理と統合されることになった。
伊那市役所で24日、調印式が行われ、美原区の竹前勝区長と小坂樫男市長が、費用負担などを記した覚書を取り交わした。
美原区を構成する美篶団地は、伊那中央清掃センター隣の汚水浄化施設で生活雑排水の処理を行ってきた。
施設は昭和56年に県から伊那市に移管され、市が管理・運営をしていたが、老朽化したことから施設を廃止し、市の下水道に接続して市の汚水処理と統合することになった。
統合に伴う費用負担は、これまで区民が支払ってきた月3千円の浄化施設使用料の積立金約6千万円で施設の解体を行い、施設から下水道までの接続工事費約500万円は、伊那市の下水道会計でまかなう。
竹前区長は、「施設をこのまま継続するには多額の費用がかかる。区民で検討し、より負担の少ない方法が選択できた」と話していた。 -
冬至 伊那西小給食にカボチャ料理
22日は冬至。伊那市の伊那西小学校では、児童たちが給食でカボチャの料理を味わった。
同校ではこの日、カボチャと茹でた小豆を一緒に煮た「いとこ煮」という料理が給食に出された。
冬至は、1年中で夜の時間が一番長い日で、昔からカボチャを食べる風習がある。
児童にとっては、あまり馴染みのない料理ということだったが、「カボチャを食べると風邪をひかない」と聞いて、口に運んでいた。 -
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」完成
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」の新酒が出来上がり、21日夜大芝荘で関係者らがその味を確かめた。
大芝の華は、地元で作った焼酎用のサツマイモ黄金千貫を醸造して焼酎にしたもので、今年で3年目。
試飲会では、関係者ら約30人が新酒を味わった。
大芝の華を作っているいも焼酎南箕輪会では昨年、焼酎の人気が高かったことなどから、今年は栽培面積を13アールほど広げ74アールでサツマイモを栽培してきた。
長雨の影響で例年より若干収穫量は少なかったというが、「例年通り納得の味に仕上がった」と藤澤久人会長は話している。
南箕輪村ブランドの焼酎は1本720ミリリットル入り1250円で村内の酒屋などで販売されている。 -
シンポジウム「放浪の系譜」PR
井上井月顕彰会と日本映像民族学の会は、25日から3日間、伊那市のいなっせで「放浪の系譜」縲恚轤ゥら井月まで縲怩ニ題して、シンポジウムなどを開催する。
22日、イベントを週末に控え、伊那市内の大型店で、井上井月顕彰会の矢島信之さんがサンタの衣装に身を包み、店を訪れる客にチラシを配り、PR活動をした。
イベントは伊那市のいなっせで25日から3日間「放浪の系譜」と題し開かれる。
放浪・漂泊・遊行に焦点をあて、江戸時代の俳人松尾芭蕉や伊那ゆかりの井上井月などの思想を、映画や講演会を通してたどる。
25日は午後6時20分から「放浪の系譜を探る」、翌26日午前は「漂泊の俳人井月を知る」、午後は「放浪の映像を見る」、最終日の27日は「海外の放浪の民」をテーマに映画の上映や講演会、シンポジウムが開かれる。
3日間のイベントでは、見たいところだけの参加も可能で、入場料は3日間通し券が一般800円、学生400円、1日券が一般300円、学生200円となっている。 -
「金のなる木」満開
伊那市の野笹さん宅伊那市西春近の野笹吉男さん宅では、「金のなる木」が満開を迎えている。
野笹さんの玄関を開けると、迎えてくれるのは、高さ約1・5メートル、幅1・7メートルある「金のなる木」。
例年に比べ半月ほど早い11月上旬から花が咲き始め、現在は白い花をびっしりと咲かせている。
野笹さんは、「金のなる木」を25年間育てていて、4月から10月までは家の外に置き、冬場は屋内に移動させるという。
栽培で苦労するのは、大きくなった木を年2回移動させることで、手伝いも呼び大人3人がかりの作業になるという。
野笹さんと妻のよの子さん夫婦は今年金婚式を迎えていて、「そのうち半分は、この木と一緒だった」と振り返り、思い出話にも花を咲かせていた。