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歯の衛生ポスターコンクール審査
虫歯予防など歯の衛生に関するポスターコンクールの審査が16日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で行われた。
今年のコンクールには、上伊那の小中学校から841点の応募があり、歯科医師や教育関係者らが審査した。
コンクールは、虫歯の予防など歯の衛生について子供達に理解を深めてもらおうと毎年行われている。
審査の結果、最優秀賞に選ばれたのは小学校低学年の部で伊那東小3年の池上元樹君、同じく伊那東小3年の早川遥菜さん、小学校高学年の部で伊那東小6年の井口舞さん、東春近小6年の飯島梨琴さん。中学校の部で南箕輪中2年の古川あかりさん。
入賞作品は、来年の県の審査に進む。 -
「うたごころを書で描く」書展
万葉集などの短歌や俳句を題材にした書展が15日から、伊那市の伊那図書館で始まった。
展示しているのは、伊那市山寺の書家向山竹脩さんが指導する教室のメンバー。会場には、会員が手がけた作品27点と向山さんの作品11点、合わせて38点が並べられている。
会員の作品は万葉集や奥の細道などの短歌や俳句を題材にしたもので、どの作品も力作ぞろいとなっている。
また向山さんの作品は、紫式部の源氏物語をテーマにしたもので、11点の作品には順番がありストーリーに沿って並べられている。
展示されている作品には、一つひとつに解説が付けられている。
この「うたごころを書で描く」書展は24日まで。 -
漁協マスつかみ大会
伊那市東春近の榛原河川公園で13日、マスつかみ大会が開かれた。
大会開始の花火の合図で、子供達が一斉に池の中に入り、マスをつかみ始めた。
大会は、子供達に川や魚に親しんでもらおうと、天竜川漁業協同組合の伊那市と南箕輪村でつくる第3区支部が毎年この時季に行っている。
13日は、体長20センチ縲・0センチのマス、2,500匹が三峰川に放流された。
子ども達が動きまわると水がにごり、なかなかマスが見つからなかった。
第3区支部では、「大会に参加した子供達が、一人でも多く川の魚に興味を持ってもらえたらうれしい」と話していた。 -
ブラジル人就職支援で日本教室スタート
県は、ブラジル国籍の人の就職を支援するための日本語教室をスタートさせた。教室では履歴書の書き方や日本語の能力チェックなどを行う。
就職先を探すのにも求人票が読めなかったり、履歴書を書けないケースが多いことから県が実施したもので、
初日の15日は、箕輪町のブラジル人学校コレジオ・ピタゴラスで1回目の教室が開かれた。
日本語教室は、失業中のブラジル人を対象にしたものだが、今回参加した6人のうち該当者は1人で、そのほかの5人は、より日本語を学びたいと参加したブラジル学校の教諭だった。
教室は1年間開かれ、随時参加者を募集している。
講師は、日本語指導や県機関の各種相談の通訳などを行っているコウ・スザナ・ヒフミさんが務め、参加者が履歴書の書き方について学習した。
最初にポルトガル語でプロフィールを書き、その後、日本語に書き直していた。
参加者達は、お手本をみながらひらがなの書き方などを学んでいた。
今後は履歴書の書き方を始め面接の練習などが行われ早期就職を目指す。
この教室は17日から伊那市のブラジル人学校でも実施される。
箕輪町では毎週火曜日、伊那市では毎週木曜日に教室が開かれ、時間はそれぞれ午後2時から午後3時30分まで。 -
直江津遭難慰霊の日
67年前の修学旅行で、高波にさらわれ海で亡くなった5人の冥福を祈ろうと、13日、箕輪中部小学校の慰霊碑前に当時の同級生が集まり手を合わせた。
13日は、当時の同級生でつくる搏美六人力(うつみろくにんりき)会のメンバー20人程が慰霊碑前に集まり、読経などを行った。
修学旅行での事故は、今から67年前の昭和17年9月13日に起こった。
中箕輪国民学校、現在の箕輪中部小学校の6年生が、新潟県直江津の海を訪れたところ、高波にさらわれ5人が死亡したもの。
以来、同級生は、当時の牛沢搏美(うつみ)校長から名前をとり、亡くなった5人と自分自身を合わせて「搏美六人力会」をつくり、毎年、事故のあった日に慰霊碑前で、冥福を祈っている。
会のメンバーは、今年で79歳になります。
田中文平(ぶんぺい)会長は、「事故以来、同級生同士の絆が強くなり、今も変わらず続いているが、会の高齢化も進んでいる。これからは、自分自身の健康にも気をつけながら来年も集いたい」と話していた。 -
林秋実作陶展
伊那市高遠町在住の陶芸家、林秋実さんの作品展が10日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には食器や花瓶などおよそ250点が展示されている。
林さんは三重県の出身で、3年前、高遠町へ移り住み、作品づくりを続けている。
作品は白い泥をうわぐすりに使った「白泥」という手法と、生の木などを燃やし陶器をいぶすことで色を付ける「いぶし」という手法で作られていて、2つの手法で表情の違う作品を作っている。
訪れた人たちは作品を手に取るなどして楽しんでいた。
作品展は14日まで。 -
伊那中病で災害拠点病院訓練
上伊那地域の災害拠点病院に指定されている伊那中央病院で12日、大地震の発生を想定した訓練が行われた。
午前9時15分、小川秋実院長が病院に災害本部を置く宣言をし、訓練がスタートした。
病院職員ら約250人が参加して訓練が行われた。
伊那中央病院は災害時、地域の医療拠点として24時間被災者を受け入れる長野県の災害拠点病院に指定されている。
今回は大地震により被災者が多数運び込まれたとの想定で、正面玄関で治療順位を判断するトリアージ訓練が行われた。
振り分けられた患者はそれぞれ優先順位ごとに治療場所へと搬送される。
重傷患者など緊急の治療が必要となる赤のエリアでは、応急処置の訓練が行われた。
また次に優先順位の高い黄色のエリアでは、収容した患者の容体が急変し、応急処置が必要になったという想定で搬送の訓練が行われた。
小川院長は「本番に近い形の大規模な訓練を実施することができたことで、実際の災害時に少しでも生かせると思う」と話していた。
なお伊那中央病院では、災害発生時に軽症患者が殺到してしまうと災害拠点としての機能を果たせなくなるため、軽傷の場合は最寄りの応急救護所を受診するよう呼びかけている。 -
三洋グラビア始業前にライブ
中年男性の応援歌「いいじゃないか男だ」を制作し、紅白歌合戦出場を目指し活動している滋賀県のまちおこしグループが10日、伊那市の三洋グラビアで出張ライブをした。
ライブをしたのは、滋賀県でコンテンツ製作をしている藤井組と滋賀の民放びわ湖放送のメンバー6人で、三洋グラビアの社員60人が参加した。
「いいじゃないか男だ」は、100年に一度といわれる不況の中、全国を元気にしようと藤井組が製作し、8月15日にCDが発売された。
これを全国に広め紅白歌合戦につなげようと藤井組とびわ湖放送のスタッフが全国の放送局などに出向いて、そのパワーを伝えている。
三洋グラビアの原敬明社長がテレビで歌を知り問い合わせたところ、伊那でのライブが実現したもので、県内では初めて、放送局以外でのライブも今回が初めてだった。
ライブは、びわ湖放送が収録し、13日に滋賀県で予定されている紅白歌合戦を目指す総決起大会で放映されることになっている。 -
「アマランサスのある暮らし」作品募集
伊那地域アマランサス研究会は、「アマランサスのある暮らし」をテーマに作品を募集する。
伊那地域アマランサス研究会が本年度新たに育てている伊那市荒井の畑では現在、色とりどりのアマランサスが見頃を迎えている。
企業や信州大学などでつくる伊那地域アマランサス研究会では、栄養価が高く遊休農地でも育つアマランサスの特性に着目し、地域の特産品にしていこうと栽培や加工、販路の開拓を進めてきた。
活動開始から4年が経ち、アマランサスを栽培したり、料理に使う地域住民も増えてきた。
また授業の一環として、アマランサスを栽培する小学校が出てくるなど、アマランサスは暮らしの中に根付き始めている。
研究会では、どんな形で地域にアマランサスが受け入れられているかを知ろうと今回の企画を考えた。
募集部門は、アマランサスを題材にした写真や絵を募る写真・絵画部門、エッセイなどを募るエッセイ・作文部門、葉や実の調理レシピを寄せてもらう調理部門のほか、栽培日記やアマランサスを通じた学級活動の記録を寄せてもらうその他の部門がある。
締め切りは11月30日。応募作品の中から、それぞれ最優秀賞、優秀賞などを決定する。
詳しくは伊那商工会議所へ。 -
あるしんでスズムシ配布
箕輪町のアルプス中央信用金庫いほく支店では、スズムシの音色が店内に響き、秋を感じさせている。
箕輪町のアルプス中央信用金庫では、毎年この時期に来店した人を対象に無料でスズムシを配布している。
箕輪支店、いほく支店の2店舗合わせておよそ1千匹を用意している。
来店したある女性は「毎年もらいに来るのを楽しみにしている。今年も秋の音色を楽しみたい。」と話していた。 -
新宿・高遠連絡きっぷ販売へ
中央高速バスとJRバス関東の路線バス「高遠線」の乗車券をセットにした連絡きっぷの販売が来月10日から始まる。
連絡きっぷは伊那市の高遠町と長谷地区を結ぶ高速バス「南アルプス号」の運行が今年7月で廃止されたことを受け、利用者の利便性を確保しようと販売される。
連絡きっぷは伊那、新宿間の高速バスと伊那、高遠間の路線バスの乗車券をセットで販売する。料金は高速バスの運賃、大人片道3,460円、子ども片道1,730円と同額。
これにより路線バス料金の大人片道510円、子ども片道260円分安くなり平日では伊那バスターミナル発、新宿行きへ13本、土日は11本で乗り継ぎが可能となる。
販売場所は高遠駅、伊那バスターミナル、新宿高速バスターミナルの3カ所で、販売するJRバス関東、伊那バス、京王電鉄バスでは高遠地区の住民、また東京から高遠へ訪れる人たちの足として利用してもらいたいとしている。 -
伊那まつり写真コンテスト
今年の伊那まつり写真コンテストの審査が9日行われ、入選作品が決まった
最優秀賞にあたる推薦には伊那市日影の蜷川靖子さんの作品「まつりの詩にのせて」が選ばれた。蜷川さんの作品は、構図が良く、写真いっぱいに伊那まつりらしさが表現されている点が評価された。
優秀賞にあたる特選には伊那市日影の螺良徹さんの作品「操る」が選ばれた。螺良さんの作品は、撮影技術にすぐれ、躍動感のある様子が映し出されている点が評価された。
このほか準特選には、伊那市上の原の本名宣雄さんの作品「大人に負けるなチビッ子衆」
伊那市西箕輪の久保田昌(まさ)宏(ひろ)さんの作品「轟(とどろ)き」
伊那市上の原の北原大輝(たいき)さんの作品「降りそそぐ」が選ばれた。
今年は、雨の影響で去年より40点ほど応募数が減少し、19人から62点の応募となった。
入賞作品は、来年の伊那まつり用のパンフレットに掲載される。 -
箕輪町消防団ポンプ積載車入魂式
箕輪町消防団第6分団に新しく導入される小型動力ポンプ付積載車の入魂式が9日、箕輪消防署で行われた。
この日は箕輪町の理事者や消防団員などおよそ30人が参加し、神事などを行った。
箕輪町消防団の平沢久一団長は「素晴らしい車を導入していただいた。これまで以上に訓練に励み、地域の安全を守っていきたい。」と話した。
北小河内区を担当する第6分団第3班でこれまで使われてきた小型ポンプ積載が、18年を経過し老朽化したことから更新した。
導入された小型ポンプ積載車には、電動で小型ポンプを降ろす機能がついていて、購入価格は約550万円。
箕輪町消防団の小型ポンプ積載車は、来年度中曽根区を担当する第2分団第4班で更新されると全ての更新が終了する。 -
内田孝蔵の系譜特別展
旧高遠町出身の名医 内田孝蔵に関する資料展が、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれている。
内田孝蔵は、明治14年、旧高遠町の東高遠に生まれ、同じく高遠出身の音楽教育家・伊澤修二のいとこにあたる。
東京で眼科医院を開業し、明治、大正、昭和時代にかけて、眼科医として活躍した。
会場には、内田孝蔵の写真や、資料など74点が展示されている。
内田家には、高遠藩の藩校・進徳館で使われていた書籍が数多くあり、孝蔵は幼い頃から本に親しんできたという。
福岡医科大学で眼科を学び、卒業後ドイツに留学、帰国後は、当時日本で一番大きなビルとされていた東京の丸の内ビルに、43歳で眼科医院を開業した。
また、大正12年の関東大震災では、眼に傷を負った人を、無料で治療した事などからも、その名が全国に知れ渡るようになった。
内田孝蔵の系譜「高遠が生んだ日本の名医」は11月29日まで伊那市の高遠町歴史博物館で開かれている。 -
エゴマの葉キムチ漬け研究会
エゴマ栽培による遊休荒廃地解消を目指すエゴマプロジェクトは、葉を使った料理の講習会を6日、南箕輪村公民館で開いた。
エゴマプロジェクトの会員や一般など20人ほどが参加した。
エゴマプロジェクトでは、実を収穫し、油をとるなどの活動をしてきたが、今回、葉を活用する料理教室を初めて開いた。
講師は、辰野町在住のフードコーディネーター小松かおりさんが務めた。
小松さんは、韓国では「ごはんドロボウ」と呼ばれているエゴマの葉を使ったポピュラーな料理、エゴマの葉のキムチ漬けを紹介した。
参加者は、一枚一枚丁寧にタレを塗って、キムチを完成させていた。
エゴマはシソ科の植物で、水遣りなどの手間がかからない作物として、遊休荒廃地での栽培に適しているほか、アルファ・リノレン酸を含む健康食材としても注目を集めているという。
参加者は、「エゴマのキムチがすごくおいしいとテレビで見て参加しました。家族と一緒に味わいたい」と話していた。 -
農集排処理水に活性汚泥混入
南箕輪村大泉にある農業集落排水処理施設で、処理後の活性汚泥が混入した処理水が大泉川に流出していたことが分かった。
これは8日開かれた南箕輪村議会全員協議会で報告された。
村によると、5日推定で正午から午後4時頃、南箕輪西部処理施設から活性汚泥が混入した処理水が大泉川に放流されたという。
原因として、この日、処理水の流入量が増大したために、十分な沈澱が行われず活性汚泥が混入したのではないかと推測されている。
下流への影響は確認されていない。
現在処理場では、定期的に処理水の水質と沈澱汚泥の状態を確認しながら汚水処理を行っているという。 -
松島分館フリースクールがフナ捕り
箕輪町公民館松島分館が主催する「ふな捕りどろんこ天国」が6日、箕輪町の田んぼで行われた。
松島地区の保育園児から小学6年生まで40人ほどが参加した。
このふな捕りどろんこ天国は、6年前から毎年行われている。
松島の有賀正信さんが、減反で休耕田となっている田んぼにフナを育てていて、フナ捕りの機会を提供している。
春先から育ててきたフナは4センチほどに成長していて、子ども達がどろだらけになって捕まえていた。
ふなとりを楽しんだ後は、水路でどろを流し、ながたの湯から汲んできた温泉に入っていた。
松島分館では、地区の子ども達の交流の場として、また親子が触れ合う機会を提供したい竏窒ニ話していた。 -
防犯ポスター審査会
防犯ポスターコンクールの審査会が7日、伊那警察署で開かれた。
防犯ポスターコンクールは、子ども達の防犯意識を高める目的で毎年開かれている。
今年は伊那警察署管内の小中学校から、447点の作品が寄せられ審査が行われた。
審査の結果県の審査会へ出展する推薦作品には、高遠小4年伊東真輝さん、伊那北小5年佐野穂乃佳さん、南輪小5年臼井亮輔君、西春近南小6年北林未希さん、伊那中1年中村詩穂さん、東部中2年伊藤由希さん、南箕輪中2年田畑菜都子さん、西箕輪中3年鈴木壮一郎君の8作品が選ばれた。
県の審査会は、9月下旬に長野市で開かれる予定。 -
高原の昆虫観察会
高原の昆虫観察を通じて自然と親しむイベントが5日、箕輪町の萱野高原で開かれた。子どもやその保護者約20人が参加して観察会を楽しんだ。
これは萱野高原の自然と親しむ「さわやか高原講座」の一環で開かれたもので、飯田市美術博物館学芸員の四方圭一郎さんが講師を務めた。
子ども達は虫取り網を手に持ち、カゴを肩にかけて萱野高原の森の中を散策した。
夏が終わり、夏の昆虫が少ない時期になっていて子ども達は虫探しに苦労していた。
昆虫を捕まえると四方さんの所へ行き、どんな虫なのか説明を受けていた。
参加した子どもは「家の近くにもいろんな虫がいることがわかった。また昆中観察をしてみたい」と話していた。 -
パカパカ杯ポニーレース大会
箕輪町の乗馬体験牧場「パカパカ塾」で6日、ポニーレース大会パカパカ杯が開かれた。
上伊那を中心に、神奈川県や愛知県からも馬主が参加し、レースが行われた。
パカパカ塾では毎年、このポニーレースを開いていて、今年で8年目。
この日は、コース途中のぬいぐるみを探してゴールする「ぬいぐるみと一緒に」や、人間がパンを、馬がニンジンを食べてゴールする「パンとニンジン」など、趣向をこらした10レースが行われた。
かごにボールを入れる玉入れレースでは、馬が騎手の言うことを聞かずに、右往左往する姿が見られた。
パカパカ塾の春日幸雄理事長は、「殺伐とした世の中なので、馬の温かさ、匂いなど、馬に触れて感じることが大切」と話していた。
会場には、ポニーが繰り広げるユニークなレースを見ようと多くの人が訪れ、声援を送っていた。 -
はびろの里祭り
上伊那医療生協が経営する老人保健施設はびろの里で6日、さまざまな出店やイベントが楽しめる祭りが開かれた。
はびろの里まつりは、上伊那医療生協の伊那地区の組合員の交流の場として、また、はびろの里の入所者に楽しんでもらおうと毎年開かれていて、今年で8回目。
会場には、上伊那の生協各支部の出店など26ブースが並び、近隣の住民や組合員などでにぎわっていた。
例年は、はびろの里の入所者もボランティアに車イスを押してもらって一緒にお祭りを楽しむが、今年は新型インフルエンザが流行の兆しをみせているとして、入所者と来場者の接触を避けた。
祭り実行委員長の渡邊光博さんは、「入所者のみなさんと交流できず残念だが、賑わいを感じてもらいたい」と話していた。
上伊那医療生協には現在、1万9千人以上の組合員がいて、互いに出資しあって老人保健施設などを運営しているという。 -
南箕輪村 初のHUG訓練
南箕輪村は6日、東海地震を想定した防災訓練を村内一斉に行った。
震度6強の地震が発生したとの想定で訓練が行われた。
南箕輪村役場では、HUGというゲームを通して避難所運営の訓練が初めて行われた。
このゲームは、避難者のカードを体育館の図面に配置しながら、地区割りや通路などを決めるもの。
ゲームを通して訓練することで、実際の場でもスムーズな避難所の開設を目指す。
職員らは、互いに相談しながら受け付けの場所や、通路の幅などを決定し、図面に落としていた。
南箕輪村では、訓練を通して防災に対する意識を高めていきたいとしている。 -
振り込め詐欺防止へ啓発
伊那警察署などは、振り込め詐欺を防ごうと7日、伊那中央病院で啓発活動を行った。
これは同日から16日まで全国で実施される振り込め詐欺撲滅キャンペーンの一環で行われた。
伊那署の署員をはじめ防犯ボランティアグループ伊那エンジェルス隊のメンバー合せて16人が参加した。
メンバー達は病院を訪れる人達に、注意を呼びかける標語が書かれたポケットティッシュを配った。
伊那署によると伊那署管内では、今年に入ってから昨日までに振り込め詐欺による被害はないという。不審な電話があった際はまずは本人かどうか確認してほしい」と注意を呼びかけていた。 -
明るい選挙啓発ポスターコンクール審査
明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査がこのほど行われ、上伊那から県の審査に進む作品24点が選ばれた。
伊那市からは、小学校の部で6点、中学校の部で4点、高校の部で2点の作品が県の審査に進む。
そのうち、美篶小6年の北原鞠香さん、東部中2年の高橋克也さん、高遠高校3年の名和浩加さんの作品が、市の審査で最優秀賞に選ばれた。
今回応募のあった作品は、来月4日に開かれる「いーなちゃん広場」で展示する予定。
また、町村からの作品を選ぶ審査では、小学校の部で9点、中学校の部で3点が県に進むことになった。
伊那ケーブルテレビジョンの放送エリア内では、箕輪中部小6年の城倉七星さん、同じく中部小6年の平井奈菜さん、箕輪西小6年の大槻まみさん、同じく西小6年の小嶋穂乃花さん、箕輪北小6年の唐澤こころさん、箕輪中2年の高橋美佳さんの作品が、県の審査に進む。
県審査は、今月30日に行われる予定。 -
昭和45年卒業の伊那小操組同級会
昭和45年に伊那小学校を卒業した操組の同級会が5日、伊那小学校で開かれた。同級生28人が集まり、思い出話に花を咲かせた。
この日集まった同級生は現在52歳。卒業して40年を迎える今年、もう一度担任の先生に教壇に立ってもらおうと、伊那小学校の教室を借りて同級会を開いた。
同級会では、当時給食で人気があったという「マカロニのあべかわ」と「揚げパン」が出され、味わいながら当時の思い出を振り返っていた。
また卒業してから初めて同級会に出席する人もいるということで、卒業してからの40年と小学校時代について思い出を語った。
クラス担任だった倉田高明さんは「みんな年をとってしまったが、これだけ思い出話ができるクラスはそうはない。良いクラスだったと改めて思う」と話していた。 -
箕輪町上古田で福祉避難訓練
箕輪町は5日、東海地震を想定した総合防災訓練を実施し、モデル地区となっている上古田区では避難用のマップを使った訓練が行われた。
寝たきりの高齢者や障害者など、要援護者の避難を想定した「福祉避難訓練」が初めて行われた。
今回福祉避難訓練のモデル地区に指定された上古田区では、災害時に援護が必要な人の家、支援できる人の家、集合場所などを記した「災害時住民支え合いマップ」を平成19年度に作成していて、今回はこれに沿って避難が行われた。
支援者は要援護者の家に行って声をかけ、要援護者を車いすに乗せると地区の避難場所となっている上古田公民館に向かった。
このほか地区住民も常会ごと決められた一時避難場所に集まり、人員確認をしてから公民館へと向かった。
公民館には約200人の住民が集まり、常会ごと人員報告をしていた。
箕輪町では今後、上古田以外の地域でも福祉避難訓練を実施して、住民同士が支え合える環境作りをしていきたいーとしている。 -
絵島の法要
江戸時代、囚われの身としてその生涯を高遠で過ごした絵島を偲ぶ絵島の法要が5日、伊那市高遠町の蓮華寺で行われた。
今年で269回目となる法要には伊那市高遠町などから関係者約30人が参列した。
絵島は江戸城で7代将軍家継の母、月光院に仕えていた。
しかし幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流刑となった。
またこの事件で恋仲を疑われた役者の生島も三宅島に流された。
囚われの身となった絵島は33歳から61歳までの27年間を高遠の囲み屋敷で過ごした。
囲み屋敷での絵島は心の安らぎを求め法華経を信仰し蓮華寺住職の法話を聞き、お経を唱える毎日を過ごしたといわれている。
そして遺言により、蓮華寺に埋葬された。
法要には、絵島生島事件の縁で交流がある三宅島の平野祐康村長も訪れた。
参列した人たちは、高遠に流され悲運の生涯を過ごした絵島を偲び、冥福を祈っていた。 -
高遠城下まつり
伊那市高遠町の高遠城下まつりが5日、本通りで開かれ、5年ぶりの復活となる子供騎馬行列が披露された。
本通りを歩行者天国にして開かれた高遠城下まつりでは、高遠北小学校の児童らが子ども騎馬行列を披露した。
騎馬行列は、高遠藩主だった保科正之が今の山形県にあたる最上藩に移るときに、高遠町藤沢の貴船神社に行列の時に使う道具を奉納したのが始まりとされている。
行列ではちょうちん持ちや鉄砲隊、大将など約50人がそれぞれ当時の衣装に身を包み本通りを練り歩いていた。
子供騎馬行列は伊那市の無形文化財に指定されていて、城下まつりで披露するのは5年ぶりとなった。
通りには児童らの行列を見ようと多くの人が集まり、城下町の雰囲気を味わっていた。 -
春日神社改修工事竣工式
伊那市西町の春日神社の改修工事がこのほど完了し5日、竣工式が行われた。
氏子総代や工事関係者など60人ほどが参加して、工事完了の神事を執り行った。
神事では、氏子らが玉串奉天し、工事の無事完了を祝った。
春日神社の改修工事は、本殿の土台を1メートル30センチほど西にずらすもので、今年4月に着工した。
本殿と拝殿の屋根が重なるようになっており、雪の重みで屋根が傷んでしまうことなどから、改修工事が行われた。
また、雨水などで荒れていた参道を整備した。
これらの改修工事には、西町などの871の個人や事業所から1100万円ほどの寄付が寄せられた。
改修世話人会の河野義直会長は「長年の懸案事項だった改修が無事済んでほっとしている。不景気の中、目標以上の寄付も集まりありがたい」と話していた。 -
ポレポレの丘でトマト摘み
伊那市高遠町のポレポレの丘を管理運営している高遠花摘み倶楽部は、近くの保育園児を招いてミニトマトの収穫を体験してもらった。
ポレポレの丘に招かれたのは、高遠第一と第四保育園の年長児。
高遠花摘み倶楽部では、自然公園を知ってもらい、子どもたちに親しんでもらおうと去年も保育園児を招いた。
理事長の赤羽久人さんから、花と野菜を一緒につくると美味しい野菜ができることや組み合わせで虫がつきにくくなることなどを聞いた後、畑に入りミニトマトをもぎ取っていた。
公園内には、ミニトマトのほかに夕顔やゴウヤなど20種類の野菜が栽培されている。
赤羽さんは、作る楽しみ、見る楽しみ、食べる楽しみを提案していきたいと話していて、子どもたちにも「また遊びに来てくださいね」と呼びかけていた。