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パカパカ杯ポニーレース大会
箕輪町の乗馬体験牧場「パカパカ塾」で6日、ポニーレース大会パカパカ杯が開かれた。
上伊那を中心に、神奈川県や愛知県からも馬主が参加し、レースが行われた。
パカパカ塾では毎年、このポニーレースを開いていて、今年で8年目。
この日は、コース途中のぬいぐるみを探してゴールする「ぬいぐるみと一緒に」や、人間がパンを、馬がニンジンを食べてゴールする「パンとニンジン」など、趣向をこらした10レースが行われた。
かごにボールを入れる玉入れレースでは、馬が騎手の言うことを聞かずに、右往左往する姿が見られた。
パカパカ塾の春日幸雄理事長は、「殺伐とした世の中なので、馬の温かさ、匂いなど、馬に触れて感じることが大切」と話していた。
会場には、ポニーが繰り広げるユニークなレースを見ようと多くの人が訪れ、声援を送っていた。 -
はびろの里祭り
上伊那医療生協が経営する老人保健施設はびろの里で6日、さまざまな出店やイベントが楽しめる祭りが開かれた。
はびろの里まつりは、上伊那医療生協の伊那地区の組合員の交流の場として、また、はびろの里の入所者に楽しんでもらおうと毎年開かれていて、今年で8回目。
会場には、上伊那の生協各支部の出店など26ブースが並び、近隣の住民や組合員などでにぎわっていた。
例年は、はびろの里の入所者もボランティアに車イスを押してもらって一緒にお祭りを楽しむが、今年は新型インフルエンザが流行の兆しをみせているとして、入所者と来場者の接触を避けた。
祭り実行委員長の渡邊光博さんは、「入所者のみなさんと交流できず残念だが、賑わいを感じてもらいたい」と話していた。
上伊那医療生協には現在、1万9千人以上の組合員がいて、互いに出資しあって老人保健施設などを運営しているという。 -
南箕輪村 初のHUG訓練
南箕輪村は6日、東海地震を想定した防災訓練を村内一斉に行った。
震度6強の地震が発生したとの想定で訓練が行われた。
南箕輪村役場では、HUGというゲームを通して避難所運営の訓練が初めて行われた。
このゲームは、避難者のカードを体育館の図面に配置しながら、地区割りや通路などを決めるもの。
ゲームを通して訓練することで、実際の場でもスムーズな避難所の開設を目指す。
職員らは、互いに相談しながら受け付けの場所や、通路の幅などを決定し、図面に落としていた。
南箕輪村では、訓練を通して防災に対する意識を高めていきたいとしている。 -
振り込め詐欺防止へ啓発
伊那警察署などは、振り込め詐欺を防ごうと7日、伊那中央病院で啓発活動を行った。
これは同日から16日まで全国で実施される振り込め詐欺撲滅キャンペーンの一環で行われた。
伊那署の署員をはじめ防犯ボランティアグループ伊那エンジェルス隊のメンバー合せて16人が参加した。
メンバー達は病院を訪れる人達に、注意を呼びかける標語が書かれたポケットティッシュを配った。
伊那署によると伊那署管内では、今年に入ってから昨日までに振り込め詐欺による被害はないという。不審な電話があった際はまずは本人かどうか確認してほしい」と注意を呼びかけていた。 -
明るい選挙啓発ポスターコンクール審査
明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査がこのほど行われ、上伊那から県の審査に進む作品24点が選ばれた。
伊那市からは、小学校の部で6点、中学校の部で4点、高校の部で2点の作品が県の審査に進む。
そのうち、美篶小6年の北原鞠香さん、東部中2年の高橋克也さん、高遠高校3年の名和浩加さんの作品が、市の審査で最優秀賞に選ばれた。
今回応募のあった作品は、来月4日に開かれる「いーなちゃん広場」で展示する予定。
また、町村からの作品を選ぶ審査では、小学校の部で9点、中学校の部で3点が県に進むことになった。
伊那ケーブルテレビジョンの放送エリア内では、箕輪中部小6年の城倉七星さん、同じく中部小6年の平井奈菜さん、箕輪西小6年の大槻まみさん、同じく西小6年の小嶋穂乃花さん、箕輪北小6年の唐澤こころさん、箕輪中2年の高橋美佳さんの作品が、県の審査に進む。
県審査は、今月30日に行われる予定。 -
昭和45年卒業の伊那小操組同級会
昭和45年に伊那小学校を卒業した操組の同級会が5日、伊那小学校で開かれた。同級生28人が集まり、思い出話に花を咲かせた。
この日集まった同級生は現在52歳。卒業して40年を迎える今年、もう一度担任の先生に教壇に立ってもらおうと、伊那小学校の教室を借りて同級会を開いた。
同級会では、当時給食で人気があったという「マカロニのあべかわ」と「揚げパン」が出され、味わいながら当時の思い出を振り返っていた。
また卒業してから初めて同級会に出席する人もいるということで、卒業してからの40年と小学校時代について思い出を語った。
クラス担任だった倉田高明さんは「みんな年をとってしまったが、これだけ思い出話ができるクラスはそうはない。良いクラスだったと改めて思う」と話していた。 -
箕輪町上古田で福祉避難訓練
箕輪町は5日、東海地震を想定した総合防災訓練を実施し、モデル地区となっている上古田区では避難用のマップを使った訓練が行われた。
寝たきりの高齢者や障害者など、要援護者の避難を想定した「福祉避難訓練」が初めて行われた。
今回福祉避難訓練のモデル地区に指定された上古田区では、災害時に援護が必要な人の家、支援できる人の家、集合場所などを記した「災害時住民支え合いマップ」を平成19年度に作成していて、今回はこれに沿って避難が行われた。
支援者は要援護者の家に行って声をかけ、要援護者を車いすに乗せると地区の避難場所となっている上古田公民館に向かった。
このほか地区住民も常会ごと決められた一時避難場所に集まり、人員確認をしてから公民館へと向かった。
公民館には約200人の住民が集まり、常会ごと人員報告をしていた。
箕輪町では今後、上古田以外の地域でも福祉避難訓練を実施して、住民同士が支え合える環境作りをしていきたいーとしている。 -
絵島の法要
江戸時代、囚われの身としてその生涯を高遠で過ごした絵島を偲ぶ絵島の法要が5日、伊那市高遠町の蓮華寺で行われた。
今年で269回目となる法要には伊那市高遠町などから関係者約30人が参列した。
絵島は江戸城で7代将軍家継の母、月光院に仕えていた。
しかし幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流刑となった。
またこの事件で恋仲を疑われた役者の生島も三宅島に流された。
囚われの身となった絵島は33歳から61歳までの27年間を高遠の囲み屋敷で過ごした。
囲み屋敷での絵島は心の安らぎを求め法華経を信仰し蓮華寺住職の法話を聞き、お経を唱える毎日を過ごしたといわれている。
そして遺言により、蓮華寺に埋葬された。
法要には、絵島生島事件の縁で交流がある三宅島の平野祐康村長も訪れた。
参列した人たちは、高遠に流され悲運の生涯を過ごした絵島を偲び、冥福を祈っていた。 -
高遠城下まつり
伊那市高遠町の高遠城下まつりが5日、本通りで開かれ、5年ぶりの復活となる子供騎馬行列が披露された。
本通りを歩行者天国にして開かれた高遠城下まつりでは、高遠北小学校の児童らが子ども騎馬行列を披露した。
騎馬行列は、高遠藩主だった保科正之が今の山形県にあたる最上藩に移るときに、高遠町藤沢の貴船神社に行列の時に使う道具を奉納したのが始まりとされている。
行列ではちょうちん持ちや鉄砲隊、大将など約50人がそれぞれ当時の衣装に身を包み本通りを練り歩いていた。
子供騎馬行列は伊那市の無形文化財に指定されていて、城下まつりで披露するのは5年ぶりとなった。
通りには児童らの行列を見ようと多くの人が集まり、城下町の雰囲気を味わっていた。 -
春日神社改修工事竣工式
伊那市西町の春日神社の改修工事がこのほど完了し5日、竣工式が行われた。
氏子総代や工事関係者など60人ほどが参加して、工事完了の神事を執り行った。
神事では、氏子らが玉串奉天し、工事の無事完了を祝った。
春日神社の改修工事は、本殿の土台を1メートル30センチほど西にずらすもので、今年4月に着工した。
本殿と拝殿の屋根が重なるようになっており、雪の重みで屋根が傷んでしまうことなどから、改修工事が行われた。
また、雨水などで荒れていた参道を整備した。
これらの改修工事には、西町などの871の個人や事業所から1100万円ほどの寄付が寄せられた。
改修世話人会の河野義直会長は「長年の懸案事項だった改修が無事済んでほっとしている。不景気の中、目標以上の寄付も集まりありがたい」と話していた。 -
ポレポレの丘でトマト摘み
伊那市高遠町のポレポレの丘を管理運営している高遠花摘み倶楽部は、近くの保育園児を招いてミニトマトの収穫を体験してもらった。
ポレポレの丘に招かれたのは、高遠第一と第四保育園の年長児。
高遠花摘み倶楽部では、自然公園を知ってもらい、子どもたちに親しんでもらおうと去年も保育園児を招いた。
理事長の赤羽久人さんから、花と野菜を一緒につくると美味しい野菜ができることや組み合わせで虫がつきにくくなることなどを聞いた後、畑に入りミニトマトをもぎ取っていた。
公園内には、ミニトマトのほかに夕顔やゴウヤなど20種類の野菜が栽培されている。
赤羽さんは、作る楽しみ、見る楽しみ、食べる楽しみを提案していきたいと話していて、子どもたちにも「また遊びに来てくださいね」と呼びかけていた。 -
市役所緑のカーテン涼しげ
伊那市役所の庁舎南側に、アサガオで作られた緑のカーテンが生えそろい、涼しげな影を作っている。
伊那市では去年から、エコ活動として植物によるグリーンのカーテンを庁舎南側に作っている。
昨年は、キュウリなどを植えたところ窓を覆うほどには成長しなかったということだが、今年はアサガオが涼しげな影を作っている。
市では、職員から好評だとして、来年は市民にも活動の輪を広げたい竏窒ニしている。 -
飯田線に青い119系が復活
JR東海は、25年ほど前に飯田線で走っていた青い塗装の電車を復活させた。
青地に白いラインの入った車体は、25年ほど前に飯田線を走っていた電車。現在主流となっている白地にオレンジのラインが入った119系の一番最初のモデルだ。
車体の青色は、天竜川と空の青を、白いラインはアルプスの雪と空を流れる白い雲をイメージしていると言われている。
飯田線では、国鉄時代の昭和58年にこの青色の電車が導入されたが、JRに移行する時、徐々に今の電車へと代わってきた。
飯田線内で走っていた期間はそれほど長くないが、電車マニアの間では今でも人気のある電車の一つという。 -
日本の太鼓inみのわ
県内外の太鼓グループが共演する「日本の太鼓inみのわ」が29日、箕輪町文化センターで開かれた。
イベントでは、太鼓グループ6団体、合せて80人が出演し、力強いばちさばきを見せていた。
このうち、長野市松代から参加した女子中高生でつくるグループは、個性的な演奏を見せた。
箕輪町からは、町内の小学2年生から中学3年生の18人でつくる「みのわ太鼓ジュニア」が出演した。
子ども達はこの日に向け、月2回練習をしてきたということで、息のあった演奏を見せていた。 -
大芝お菜洗い場有料化検討
南箕輪村は、冬場に大芝高原に開設しているお菜洗い場について、今シーズンから有料の予約型利用にする方向で検討している。
1日開いた南箕輪村議会全員協議会で、村から計画案が示された。
それによると、利用枠を1日9回に分け、1回の利用は1時間。利用料は、村内在住者は温泉料として200円、村外の人は温泉料に施設の設置管理費を加えた600円。
村では、温泉スタンドが有料なのに対し、お菜洗い場が無料で不均衡が生じていることなどから有料予約型を検討したという。
今後、指定管理者の南箕輪村開発公社と協議し、決定すれば今シーズンから適用したいとしている。 -
第30回東春近ハイキング
今年で30回の節目を迎える伊那市東春近公民館の区民ハイキングが30日、長谷地区で行われた。
東春近公民館では、毎年区民ハイキングを地区の内外で行なっていて、今年で30回目を数える。
絶好の好天に恵まれ115人が参加し、長谷の常福寺を発着点に4キロのコースを歩いた。
地元殿島城の城主、殿島大和守重国が祀られているという八人塚や国の重要文化財に指定されている熱田神社を回り、長谷の公民館長から説明を受けた。
参加者たちは、建築技法や彫刻技術見られる優れた職人芸術に触れていた。
東春近公民館では、合併した年に高遠地区でハイキングをしていて、今回は30回の記念として長谷地区で実施した。 -
青年のうたごえ祭典イン伊那
音楽を通じてはげましあい元気になろうと、8月29日と30日の2日間、青年のうたごえ祭典イン伊那が高遠青少年自然の家で開かれた。
このイベントは、不況により悪化する社会環境の中、歌声を通じてつながりあい元気を出していこうと開かれた。
実行委員会の呼びかけにより全国から20団体、70人が参加して歌声を披露し合った。
29日には、メインとなる野外音楽祭が開かれ、フォークギターの弾き語りや田楽座などゲストの演奏もあった。
長野市の戸谷英城実行委員長は、「青年たちの歌声のネットワークを生きる力にしていきたい」と話していた。
また地元から参加したある女性は、「派遣切りにあい、自分も元気になりたい。音楽を通して人とつながり元気を分かち合いたい」と話していた。 -
「防災の日」
各地で防災訓練「防災の日」の1日、伊那ケーブルテレビでは、緊急地震速報の配信テストを行った。
万が一の事態に正常に作動するかを確認するためで、午前9時に本社設備の試験ボタンを押し、テストが行なわれた。
一般契約者や学校などの公共施設100カ所が対象で、問題なく作動したことが確認された。
また、この緊急地震速報に基づいた訓練が、各地の小学校などで行われた。
伊那市の西春近北小学校では1日、地震速報を使った初めての本格的訓練を行った。
大きな地震がすぐに発生するとの緊急速報が流れると、児童たちは一斉に机の下にもぐり身の安全を確保した。
児童たちは揺れがおさまると、担任の指示に従い、校庭へ避難した。
西春近北小では、速報が流れた場合、すぐに机の下に入ることや倒れそうな棚やロッカーなどから離れ身の安全を確保するなど、具体的な行動を示したマニュアルが設けられている。
井上祐一教頭は、「どの教室の児童も、速報の音やアナウンスから緊急性を認識し、しっかり行動する事ができた」と話していた。 -
伊那小恒例のPTAバザー
伊那小学校の恒例行事、PTAバザーが29日、小学校の体育館で開かれた。
バザーは各家庭で使われなくなったものや、子ども達が総合学習で作ったものを販売する場として毎年開かれている。
今年は37のブースが並び、会場は多くの人でにぎわった。
子どもが着られなくなったスキーウェアや使わなくなった日用品など、様々なものが格安で販売されていた。
また1学年の児童は、自分たちで育てたジャガイモをフライドポテトにして販売し、人気を集めていた。
PTA会長の西村正史さんは「今年も盛況で非常にうれしい。子ども達にお金を稼ぐ大変さを学んでもらえたと思う。」と話していた。
なお今回の売り上げは学習用品の購入や、授業の活動費などに充てられるという。 -
美篶保育園 親子でクッキング
伊那市の美篶保育園で今日、園児とその保護者がともに食事を作る、親子でクッキングがおこなわれた。
これは、食べることの大切さや楽しみを知ってもらおうと美篶保育園がおこなったもの。
29日は、年長園児とその保護者24組が参加し、じゃがいもピザとパンプキンゼリーを作った。
メニューは地元美篶に住む、生活指導員の酒井さつきさんが考えたもので、季節の野菜をふんだんに使った、栄養バランスのとれたものにしたという。
子どもたちは、親に手伝ってもらいながら慣れない手つきで、じゃがいもの皮をむくなど、食事作りに挑戦していた。
1時間ほどかけてピザとゼリーができあがると、参加者全員で味わった。
美篶保育園は今年4月に美篶東部保育園と、美篶中央保育園が統合してできたもので園児およそ150人が通っている。
美篶保育園では地元農家が作った野菜を園で消費する地産地消の活動を推進していて、地域の協力を得ながら園児らの食への関心を高めていきたいとしている。 -
伊那市の中学校で新型インフル集団発生
長野県は27日、伊那市内の中学校で新型インフルエンザが集団発生したと発表した。
県によると、新型インフルエンザに感染したのは伊那市内の2人の生徒で、今月25日に県に連絡があった。
伊那市教育委員会によると27日現在、2人のうち1人は症状が回復し登校しているという。
またこれによる学級閉鎖などの措置はとっていない。 -
国道152号沿いの花壇の花が見ごろ
伊那市高遠町の国道152号沿いの花壇の花が見頃となっている。
27日は、花壇を管理している伊那市振興公社のメンバーが、咲き終わった花を摘み取る作業を行っていた。
この花壇は、霜が降りる10月下旬まで楽しめるという。 -
駒ケ岳遭難の日
大正2年、1913年に、駒ケ岳集団登山で遭難し亡くなった生徒たちの霊を慰めようと、箕輪中部小学校の児童が、27日、慰霊碑に花を手向けた。
この日は、中部小学校の児童が、それぞれ1輪ずつ花を持って登校し、慰霊碑に花を手向けた。
駒ケ岳遭難は、96年前、大正2年の8月27日に、集団登山をしていた中箕輪尋常高等小学校、現在の箕輪中学校の生徒と教師37人が遭難し、11人が亡くなった。
中箕輪尋常高等小学校跡地が、現在の箕輪中部小となっていることから、8月27日を遭難慰霊の日と定め、児童会が中心となって、慰霊を行っている。
子供達は、花を手向けると手を合わせていた。 -
市長会リニアBルート採決見送り
27日大町市で開かれた県の市長会総会で、リニア中央新幹線の県内ルートについて、伊那谷を通るBルートで推進すべきとする提案に対し、時期尚早とする意見があったため、採決は避け、意見として県にリーダーシップを求めることになった。
同行した伊那市の職員によると、伊那市を含む9つの市が、リニア中央新幹線の県内ルートについては、Bルートで推進すべきとして共同で提出した議案に対し、飯田市の牧野光朗市長と、小諸市の芹沢勤市長から、状況を見極めるべきで時期尚早などとする意見があったという。
共同提案に対し、異なる意見があったとして、この議案については採決せず、正副会長に一任された。
これにより、リニア問題については、意見として県にリーダーシップを求めていくことになった。
尚、リニア新幹線のルートは、県ではBルートに決定していて、飯田市などの今後の対応が注目さる。 -
伊那消防組合 大規模災害訓練
伊那消防組合は26日、大地震による落石と土砂崩れを想定した災害訓練を箕輪町の箕輪ダム近くで行った。
訓練は地震により土木作業員とマイクロバスが落石に巻き込まれたとの想定で行われた。
伊那消防署や箕輪消防署など22団体から約100人が訓練に参加した。
訓練は、伊那消防組合の連携を高めることと、現場でけが人の治療の優先順位を判断するトリアージの能力向上が目的。
落石の現場では2人がけがをしていて1人は崖の途中に倒れていたため、救助隊が崖を下りて救助した。
現場では救急車が上まであがれないため、ヘリコプターによる搬送作業が行われた。
また土砂崩れの現場ではマイクロバスから14人を救出し、隊員がけがの重さをチェックしながら治療の優先順位を判断していた。
現場で指揮を執った箕輪消防署の中村広署長は、「各隊からの情報が交錯してしまう場面もあったがスムーズに進行できた。実際の現場では一人ひとりの判断が重要になると感じた」と話していた。 -
トムキャロットが流しそうめん
伊那市の富県公民館の子育て学級「トムキャロット」で活動する保育園入園前の親子10組が26日、流しそうめんを楽しんだ。
トムキャロットでは、未就園児の親子を対象に、年間を通してさまざまなイベントを行っている。
保護者から「季節に合ったイベントをやりたい」という要望があり、今回初めて流しそうめんを企画した。
子どもたちは、竹の上を流れてくるそうめんを箸やフォークでつかみ、つゆにつけて味わっていた。
中には、手で豪快につかみ取る子どももいて、周囲の親子を楽しませていた。 -
伊那市長谷の民宿みらい塾で「アミーゴな午後」
伊那市長谷の民宿「みらい塾」で26日、コーヒーと音楽を楽しむ「第1回アミーゴな午後」が開かれた。
木で手作りした笛とハープを使って演奏活動をしている伊那市長谷在住のグループ「あるみかん」が演奏した。
みらい宿では、音楽を聞きながら、友人や家族と一緒に午後のゆったりとした時間を過ごしてもらおうと、今回初めて「アミーゴな午後」と題したイベントを企画した。
演奏が終わると、コスタリカ産の高級豆を使っていれたコーヒーと、ナスの洋風おやきが振る舞われ、訪れた人たちは約2時間、ゆったりとした時間を過ごした。
また、みらい塾では、ここで育てた新鮮な野菜を直売するマーケットも新しく設けた。
マーケットの設置は不定期だが、今はカボチャやスイカ、ゴーヤなどの夏野菜を中心に販売している。
みらい塾のコーヒーと音楽を楽しむイベント「アミーゴな午後」は、11月まで毎月開かれる予定で、定員は30人、料金は2千円。 -
伊那中生が将棋団体戦全国3位
将棋の腕前を競う第5回小中学校将棋団体戦全国大会で、伊那中学校の2年生3人が3位に入賞した。
伊那中学校の3人が24日、市役所を訪れ、北原明教育長に入賞報告をした。
3人は、全国から64校が出場する大会に長野県代表として出場した。
東日本大会を勝ち進み出場した決勝大会で、今回優勝した兵庫県の灘中学校に1回戦で負けたものの、3位決定戦で勝ち入賞した。
3人での出場は今回が3回目で、過去にも3位入賞などの成績を残している。
日本将棋連盟上伊那支部に所属していて、普段は伊那や岡谷、東京などでそれぞれ腕を磨いているという。
3人は、「初戦で勝っていれば優勝できたと思う。残念だけど、3位入賞はうれしい」などと話していた。 -
看護師の再就職支援研修会
看護の仕事から離れている人に現場復帰を考えるきっかけにしてもらおうと、伊那中央病院で25日から看護師再就職支援研修会が始まった。
この研修会は平成15年から実施している。今回は28日まで、病院の現状を学んだり人形を使った注射・採血などを学ぶ。
参加したのは看護師の職から離れている7人と、現在看護師として働いている1人、合せて8人。
研修会では安全な看護ケアに必要となる技術を理解するとともに看護職として貴重な人材であることを認識してもらい再就職を目指す。
初日は、伊那中央病院の看護師が最近の医療や看護士の動向などについて資料を使って説明した。
伊那中央病院の看護師は現在426人。
昨年7月から、7人の患者に対し1人の看護師がつくという看護基準が満たされた体制となり現在、看護師の数は充足しているという。 -
大泉ダムで水難救助訓練
伊那消防署は25日、水難事故に備えた救助訓練を南箕輪村の大泉ダムで行った。
署員12人が参加し、救助に使うロープを対岸に飛ばしたり、溺れた人を助ける訓練をした。
対岸までロープを飛ばす道具は、空気の圧力を利用するのもので、署員らは組み立ての手順や発射方法の確認をしていた。
このほか、人が溺れたとの想定でボートを使った救助訓練もあった。
溺れた人を助ける時は、ボートの転覆に気をつけることが重要で、署員らは慎重にボートを近づけ救助にあたっていた。
伊那消防署では、「雨が降ったときなど、川は急に水かさが増す時がある。水辺で遊ぶ時は、危険が潜んでいることを頭に入れておいてほしい」と話していた。