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手良小学校の児童がアユの稚魚を放流
伊那市の手良小学校の児童が1日、アユの稚魚を天竜川に放流した。
この日は手良小の3年生が明神橋の約100メートル上流で放流を実施。アユは生後6ヶ月で、体長約10センチの稚魚が5キロ用意された。
児童らは、一人ひとり5匹ほどを容器に入れてもらい、一斉に天竜川へ放った。
これは天竜川漁業協同組合が小学生を対象に毎年実施しており、手良小学校には今年初めて声をかけた。
地区に大きな川がなく、アユやアユの友釣りなどを目にする機会の少ない手良の子どもたちにも、天竜川に親しんでもらおうと考えた。
児童らは、放流を前にアユの生態などを勉強してきたという。
天竜川漁協北原斉理事は「アユの感触を感じ、天竜川に親しんでほしい。この川が太平洋につながっていることを感じてもらいたい」と話していた。 -
絵本作家宮西達也さんおはなし会
絵本作家宮西達也さんによるおはなし会が30日、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれた。会場には約400人が集まり、宮西さんの読み聞かせを楽しんだ。
おはなし会は、町内の絵本読み聞かせグループなどでつくる「おはなし応援団」が、読み聞かせの大切さを知ってもらおうと開いた。
宮西さんは静岡県在住の絵本作家で、小学校の教科書でも作品が扱われている。
集まった人たちは、宮西さんの軽妙なしゃべりに、時に笑いながら聞き入っていた。
宮西さんは「絵本を読んで、やさしさや思いやりのある人になってください」と子ども達に呼びかけていた。 -
神子柴遺跡について学ぶ
縄文時代初期の石器などが数多く出土している南箕輪村の神子柴遺跡について学ぶ講演会が30日、神子柴公民館で開かれた。
講演会は、地区住民で作る神子柴の文化歴史を伝える会が、地域の貴重な文化遺産を後世に語り継いでいこうと開いた。
地区住民ら約30人が集まり、駒ヶ根博物館学芸員の田中清文さんの講演に耳を傾けた。
田中さんによると、神子柴遺跡から出土した石器は、約1万6千年前の旧石器時代から縄文時代にかけてのものだという。
移動生活をしていた旧石器時代には、持ち運びやすい小型の石器を使っていたが、神子柴遺跡から出土した石器は大型のものが多く、定住生活に移行した縄文時代初期のものと推測されるという。
田中さんは、「地域を知ることは地域を好きになること。遺跡を通じて地域に興味を持ってほしい」と話していた。 -
新宿と市有林整備協定
伊那市の森林を、友好提携を結んでいる新宿区が整備する市有林整備実施に関する協定の調印式が30日、伊那市ますみケ丘の平地林で行われた。
調印式には伊那市と新宿区の関係者や小学生ら約200人が出席した。
新宿区は、自動車の排気ガスなど区内だけの努力で発生する二酸化炭素の排出量を抑えることが難しい状況にある。
このことから、増加した二酸化炭素を友好提携を結んでいる伊那市の森林を整備することで、その吸収量を増やし環境を守る取り組みをする。
計画は伊那市長谷の森林150ヘクタールを5年かけて間伐するもので、新宿区によると、年間約120トンの二酸化炭素が削減できるという。
この日はほかに、ますみケ丘の平地林内に設けられた「新宿の森」で、看板の序幕も行われた。
「新宿の森」は、伊那市が新宿区に無償で貸し出すもので、自然とのふれあいや環境学習などに役立てる。
伊那市では、森林整備や環境学習を通して互いの交流を深めていきたい竏窒ニしている。 -
Uターン・Iターンシンポジム 6月20日開催
伊那市にUターン、Iターンして働く人たちの率直な意見を聞き、産業立地や地域活性化につなげようというシンポジウムが、6月20日に開かれる。
28日、伊那市役所で開かれた定例記者会見で小坂樫男伊那市長がシンポジウム開催を発表した。
シンポジウムは、伊那市や伊那商工会議所、信州大学農学部、伊那ケーブルテレビジョンなどで組織する実行委員会が主催するもので、今回初めての試み。
市内の企業に勤める20代縲・0代の若者が、伊那で働くことを選んだ理由や、地域の魅力について語り合う。
またシンポジウムの後には交流会を開き、U・Iターン者のネットワーク作りの場にもしたい考え。
伊那市では、「地域にはたくさんのU・Iターン者がいる。率直な意見を聞くことで、地域の活性化や企業誘致の参考にしたい」と話している。
U・Iターンシンポジウムは6月20日午後3時から伊那市役所多目的ホールで開かれる。
また交流会は、シンポジウム終了後、午後5時からを予定している。 -
保科正之の漫画が完成
伊那市観光協会は、徳川家光の弟、保科正之について多くの市民に知ってもらおうと漫画を作成した。
作成されたのは保科正之の生涯を16ページにまとめた漫画。
漫画は、伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが担当した。
秀忠のご落胤として、ひそかに高遠で育てられたが、兄の家光に見出され江戸時代の3大名君と呼ばれるようになったいきさつが詳しく描かれている。
この漫画は1万部作成され、市内の小中学校や高校などに配布される。
伊那市では、まだ正之公について詳しく知らない市民も多いとして、漫画を読んで理解を深めてもらうとともにNHKの大河ドラマ化実現に役立てたいと考えている。 -
南箕輪村公民館 ゆずり葉学級開講式
南箕輪村公民館の高齢者学級、ゆずり葉学級の今年度の開講式が28日に行われた。
開講式には、今年度受講する38人が参加した。
ゆずり葉学級は村内の65歳以上の人を対象にした高齢者学級で、3月まで20回の講座を開く。
講座内容は毎年参加者全員で話し合って決めるということで、28日は、お茶を飲みながら班ごとに内容を考えた。
話し合いの中では、村外の史跡めぐりやエコ活動、ニュースポーツ体験など多くの意見が出ていた。
ゆずり葉学級では次回、地域の歴史に詳しい講師を招き、伊那谷の方言や、わらべうたについて学ぶという。 -
みのわ祭り踊り一体化へ
今年のみのわ祭りは、踊りイベント「みのわワクワクソング」と「箕輪天竜音頭」を、同じ時間内に交互に踊ることが決まった。
26日に実行委員会が役場で開かれ、イベント内容や会場配置など、祭りの骨格部分の確認が行われた。
みのわ祭りの中心イベントの一つ、踊りのあり方について話し合いが行われ、従来の踊りの種類で時間帯を分け行なう方式を止め、時間の短縮、大勢で踊りを楽しむために一体化させる。
踊りの時間は、2時間で去年より合計時間で30分短縮する予定で、曲の回数や間隔、休憩など進行については、今後、協議が進められる。
この他に、障害がある人にも、会場で祭りを楽しんでもらおうと、新たに、福祉テントを設置すること等も決まった。 -
「い~なチャンネル」が全国で4位
伊那市が毎週放送している広報番組い縲怩ネチャンネルが全国広報コンクールで総合4位の3席に入賞した。
伊那市の広報番組、い縲怩ネチャンネルは、1月の県の広報コンクールで最優秀賞を受賞し、全国コンクールに推薦されていた。
全国コンクールの審査会は、14日に東京で行われ、い縲怩ネチャンネルは、総合4位の3席に入賞した。
県によると県内の広報番組が4位になるのは、近年では最高位。
去年8月に放送された番組で、広報担当者が、市内の企業を訪問し、市が力を入れている産業立地をわかりやすく伝えている。
表彰式は、9月に埼玉市で行われることになっている。 -
ガールスカウト26団がパレード
伊那市を中心とするメンバーでつくるガールスカウト長野第26団が24日、伊那市内で、エイズやマラリアなどの撲滅を訴えるパレードをした。
パレードは、全国のガールスカウトが共通のテーマについて考え、行動する「ガールスカウトの日」に合わせて行われた。
パレードに先立ち、子どもたちは、胸に付けるレッドリボンやプラカードを作った。
今年は、2000年に開かれた国連ミレニアムサミットで話し合われた発展途上国の開発目標が共通のテーマとなっている。
ガールスカウトのメンバーは、多くの人たちを苦しませているエイズやマラリアの撲滅などを訴え、伊那公民館から春日公園までの約4キロをパレードし、道行く人に手づくりのリボンなどを手渡していた。 -
北殿地区社協が村長と懇談
南箕輪村の北殿地区社会福祉協議会が主催する、昼間一人で暮らしている北殿地区の高齢者の交流会が26日、大芝荘で開かれた。
村の出前講座で村長との懇談会を計画し、お年寄りや役員など45人が参加した。
交流会は年2回開いているが、村長の出前講座は今回が初めて。
唐木村長は、「1期目は子育て中心にやってきたが、2期目は高齢者にもやさしいむらづくりをしたい」とし、「地区社協の活動が大切。みんなで支え合える村にしていきたい」と話していた。 -
北小河内お茶飲み会
箕輪町の北小河内公民館で26日、地区住民の集いが開かれた。約60人が参加し、みんなで準備した昼食を味わいながら、こま回しなどの曲芸を楽しんだ。
お茶飲み会は、地域の人が顔を合わせ、おしゃべりをして楽しくすごそうと、住民のボランティアグループ「北小河内住民ふれあい会」が開いていて、今年で8年目になる。
今回は、飯田市在住の出前演芸ボランティア宮島節男さんが、皿回しやこま回しを披露した。
会場の人たちは、拍手をしながら曲芸を楽しんでいた。 -
ローメン月間 30日から開催
伊那ローメンズクラブは、今月30日から伊那商工会議所などが発行するプレミアム商品券の発売に合わせ、記念イベントとしてローメン月間を開催する。
これは、伊那ローメンズクラブがローメンをPRしようと企画したもので、期間は5月30日から6月30日までの一カ月間。
プレミアム商品券で支払った人に、100円の割引券をプレゼントする。
現在、伊那ローメンズクラブには33店が加盟していて、このうち市内28店でプレミアム商品券が利用できる。
100円割引券は7月いっぱい市内28の店で利用できる。
また、6月4日のローメンの日には通常のローメンが400円で楽しめ、さらに100円の割引券もプレゼントされる。 -
手良保育園の園児が田植え
伊那市の手良保育園の年長、年中園児48人が26日、保育園近くの田んぼで田植えをした。
子ども達に農業体験をしてもらおうとJA手良青壮年部が企画したもので、今年で2年目。
今回植えたのは黄金もちの苗。
園児達はメンバーから植え方を教わった後、さっそく田んぼに入った。
泥の感触を楽しみながら間隔を開け3、4本づつ苗を植えていった。
中には、足が抜けなくなって転んでしまう園児や泥遊びを楽しむ園児の姿がみられた。
秋には、収穫したもち米で餅つきをして楽しむという。 -
長谷保育園児がヒマワリの種まき
水源地をヒマワリでいっぱいにしようと、伊那市の長谷保育園の園児たちが25日、三峰川横の畑にヒマワリの種をまいた。
未来を担う子どもたちに水源地の大切さを知ってもらおうと毎年行われていて、この日は園児30人が約5千粒の種をまいた。
ヒマワリは8月上旬ごろ、見ごろを迎えるという。 -
思沢川に蛍を育てる会が看板設置
伊那市御園区にある思沢川で蛍を育てる活動をしている住民有志が23日、案内看板の設置などをした。
御園区の住民有志でつくる「思沢川に蛍を育てる会」のメンバー約30人が作業に参加し、思沢川入口となる伊那インター線沿線に案内看板を設置した。
会では、思沢川に蛍を復活させようと、10年ほど前から幼虫の養殖などを続けていて、今では6月中旬から下旬にかけ源氏蛍が舞う場所として定着してきている。
今年も、4月末から蛍の幼虫が上陸していて、会では6月15日ころに飛び始めるのではないか竏窒ニしている。
会長の原勝広さんは、「昔の風景を復活させたいとやってきた。伊那市に住んでいても知らない人も多い。ぜひ足を運んでみてほしい」と話していた。
蛍が舞う間は、道沿いに竹の灯ろうを立てるという。 -
川シンポジウム実行委員会
川に親しみながら環境について考える伊那市のイベント「川シンポジウム」で、今年は新たに、より専門的な知識を身につけるための「ふるさとの川講座」を開く。
ふるさとの川講座は、伊那市内の小中学生や大人を対象に7月から全4回の講座を予定している。
内容は、水辺に生息する昆虫や植物、川遊びのルール、地層の観察など。
テーマをしぼった学習によって知識を深め、水環境を保全する活動につなげてもらうねらい。
実行委員会では、6月から募集を始め、定員は30人程度を予定しているという。 -
子ども地球サミット7月31日から
南箕輪村で7月31日から4日間の日程で開催が予定されているエコロジー啓蒙イベント「子ども地球サミット」の制作発表会が25日、村役場で開かれた。
「子ども地球サミット」は、村からエコの大切さを発信していこうと開かれる。
サミットの中で行われるミュージカルは、破壊された環境を元に戻す大変さ、続けること、信じることの大切さを伝えていこうという内容。
また、国内外から集まった100人の子ども達が、3泊4日の滞在期間中、自然体験で感じたことをエコ宣言として発表する。
子ども地球サミットのミュージカルなどの発表は、8月2日に南箕輪小学校の体育館で行う予定。 -
八名信夫さん講演会
俳優の八名信夫さんの講演会が22日、県伊那文化会館で開かれた。
講演は、教職員で組織する上伊那教育会の定期総集会の中で行われた。
八名さんは、「他人の子を叱るのも大人の思いやり」の演題で講演し、体験談も交え会場を沸かせていた。
八名さんは、明治大学からプロ野球の東映フライヤーズに投手として入団。けがのため映画俳優に転向し、悪役俳優として今年50年目を迎える。 -
大芝まつり実行委員会が大芝高原音頭Newヴァージョンの振り付け指導者を募集
南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会は、今年から大芝高原音頭Newヴァージョンの振り付け指導者を募集する。
大芝高原音頭はこれまで、ボランティアが指導をしてきたが、各種団体からの要望を受け、今年から踊り指導者を募集することになった。
人数制限はなく、指導者協議会を組織して大芝高原音頭の普及を進める。
任期は2年。応募期間は5月27日から6月12日まで。 -
152バイパス東高遠工区の橋の名前「若宮橋」に決まる
工事が進められている国道152号高遠バイパス東高遠工区にかかる橋の名前を「若宮橋」とする方針が決まった。
これは21日に開かれた高遠町地域協議会で決まった。
国道152号高遠バイパス東高遠工区は、旧馬島家住宅付近から的場のループ橋付近をつなぐもので「若宮地区にかかっていて分かりやすい」とのことから、検討の結果、橋の名前は「若宮橋」とする方針が決まった。
地域協の検討結果は伊那市長に報告し、市長が最終決定する予定。
なお、東高遠工区の工事は来年3月の完了を目指している。 -
西町区美術作品展
伊那市の西町区民の作品を一堂に展示する美術作品展が22日、西町公民館で始まった。
プロアマ含め区民70人が、絵画や書道、工芸作品など100点を出品している。
この美術作品展は、文化的な行事を定期的に開いていこうと始まったもので、今年で4年目。
回を重ねるごとに定着してきており、お年寄りからは、趣味の発表の場として喜ばれているという。
作品展初日は、午前中から多くの人たちが会場を訪れ、足を止めて作品を鑑賞していた。
西町区美術作品展は24日まで。 -
西春近北保で畑づくり
伊那市の西春近北保育園で22日、年長児とその保護者が近くの畑で野菜の苗を植えた。
親子で農作業をして収穫の喜びを知ってもらう食育の一環で、野菜の苗植えは今年で3年目になる。
保育園南側の畑で親子30組がそれぞれ好きな苗を植えたり、種をまいた。
1組2メートル四方の区画で、なれない手つきながらも協力して作業を進めていた。
篠田千栄子園長は、「送り迎えのときに、野菜や花の成長を親子一緒に楽しんでほしい」と話していた。 -
秋葉街道信遠ネットワーク、統一イメージのロゴ作成へ
秋葉街道の整備を進めている秋葉街道信遠ネットワークの交流会が23日、伊那市長谷の入野谷であり、統一デザインのイメージロゴをブランド化することなどを決めた。
信遠ネットは秋葉街道を整備することで地域の活性化につなげようと活動する団体で、伊那市、飯田市、大鹿村、静岡県浜松市の13団体で組織している。
この日は約60人が集まり、今後の活動などについて協議した。
協議では、現在道路案内に使われている秋葉街道のロゴをもとにした統一のイメージロゴを作成し、ブランド化していくことを了承した。
これにより、街道のイメージを確立し、将来的には街道沿いの特産品にもこのロゴを使用するなど、経済効果にもつなげたいとしている。
また、ホームページの開設やマップの作成などにより、街道をPRしていく。
メンバーの一人、伊那市長谷の高坂英雄さんは「ひとつの輪が伊那市から浜松市までつながった。秋葉街道の整備を通して仲間づくり、地域づくりを進めていきたい」と話している。 -
ヒメギフチョウの卵、鹿嶺高原で300個以上確認
伊那市長谷の鹿嶺高原で23日、絶滅の恐れがあるとされているヒメギフチョウの卵が、300個以上あることが確認された。
この日は、ヒメギフチョウの保護活動をしているボランティアグループ6人が、ヒメギフチョウの幼虫のえさとなるウスバサイシンの分布調査をし、葉に産み付けられたヒメギフチョウの卵を調査。結果、300個以上を確認した。
また幼虫のエサとなるウスバサイシンも、生息密度の濃い場所があることを確認した。
鹿嶺高原でヒメギフチョウに関する生息環境の本格的な調査は今回が初めて。
データは今後のヒメギフチョウの保護活動に役立てられる。
調査を呼びかけた伊那市東春近の窪田勝好さんは「ウスバサイシンは行政と協議しながら保護する必要がある」と話している。
市ではシカなどの食害からウスバサイシンを守るため、防護柵の設置を計画している。 -
ハッチョウトンボの羽化始まる
日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」の羽化が、伊那市新山にある「とんぼの楽園」で始まった。
体長約2センチ、日本一小さなトンボとされるハッチョウトンボの羽化は、これからピークを迎える。 -
伊水会書展 24日まで
上伊那地域で書道を学ぶ伊水会の作品展が24日まで、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。会員42人が思い思いに書いた作品約100点が、訪れた人の目を楽しませている。
伊水会は箕輪町在住の書家千葉耕風さんが指導している書道会。作品は書き方や墨の濃さなどが工夫されており、個性や生きざまを書に表しているという。
作品展は毎年開かれており、今年で30回目。
会員は始めたころからほとんど変わっておらず、平均年齢は70代だという。
千葉さんは「みんなよくここまで続けてくれた。会員の高齢化が進み、大作に挑戦するのが難しくなってきている」と話していた。
大作の展示は今回で一度区切りをつけ、来年からは比較的小さい作品に切り替えて、展示会を行っていく。 -
箕輪町の漆戸常会 ホームページ開設
箕輪町北小河内区の漆戸常会の住民有志が、地区の歴史やイベント予定などを掲載したホームページを開設した。
ホームページを開設したのは、地区に住む漆戸正治さん、漆戸稔さん、漆戸俊彦さん、林昌樹さんの4人。
4人は皆40代前半で年が近いことから、普段から集まる飲み仲間という。
ホームページ作りは、1年前、大文字や子安様など地区の伝統行事を広く町内外の人に知ってもらい、後世に伝えたいという願いが話題になったことがきっかけだった。
4人はそれぞれ、写真集めや地区の歴史や伝統行事などの聞き取り調査、ホームページ作成のための勉強など準備を進めてきた。
ホームページは今月完成し、地区で行った防災訓練の様子などの行事のほか、歴史や文化遺産など写真と共に掲載している。
また、地区の人たちにも活用してもらおうと、行事予定も加えた。
中心となり活動した漆戸正春さんは、「漆戸常会は軒数は少ないがまとまりがある。ホームページを作って、それがよく分かった。常会の人だけでなく、常会から出ていった人にも懐かしく見てほしい。イベント情報も活用してもらいたい」と話している。
また、常会長の坂井忠久さんは、「大きな輪が広がって盛り上がっていったらいいと思う」と期待している。
漆戸常会のホームページは、グーグルの検索サイトで「漆戸常会」をキーワードに探すことができる。
長野県によると、常会が開設した例は聞いたことが無く、全国的にもめずらしいという。 -
新型インフルエンザ発生に備え
伊那中病でマニュアル配布新型インフルエンザの発生に備えて、伊那市の伊那中央病院は、全職員に対応マニュアルを配布し体制を整えている。
マニュアルは、患者への対応などをチャートで記したもので、全職員に配布したほか、部署ごとでさらに具体的な対応を決めているという。
伊那中央病院では、感染を防止するため病院の外に発熱外来を設置しているほか、空気が部屋の外に漏れるのを防ぐ「陰圧(いんあつ)」の病床も4部屋用意している。
また入り口に看板を設置し、感染が疑わしい人は病院に入らず、まず伊那保健福祉事務所に相談するよう呼びかけている。
伊那中央病院の薮田清和事務部長は、「発生に備え、より現実に沿った対応ができる体制を整えている」と話していた。 -
伊那街道春の呑み歩き
千円で12の蔵元の酒が好きなだけ飲める伊那街道春の呑みあるきが22日、伊那市の通り町で行われた。
いなっせ北側広場とセントラルパークには、上下伊那にある12の蔵元が集結。午後3時半過ぎから続々と日本酒ファンが詰めかけた。
この伊那街道春の呑みあるきは、地元の酒販店などが毎年この時期に開催していて、去年は400人が参加。今年は500人を目指して開いた。
千円で道中手形を購入し、好きな蔵元で好きなだけ飲めるというシステムで、今年は新たにクイズ形式の利き酒コーナーも登場し、参加者を悩ませていた。
実行委員会では、「これからはお酒だけでなく、通り町の文化も地元の人たちに発信していきたい」と意気込んでいた。