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南箕輪村の1年を振り返る
▼8月に環境問題をテーマにしたキッズエコロジーコンサートが開かれた。
村は今年を環境元年と位置づけ、地域新エネルギービジョンの策定を進めている。
これは住民の環境問題への意識を高めるとともに、環境を守るための具体的な取り組みを行うもので、コンサートもその一環として開かれた。
コンサートでは村内外の子どもたちが歌や発表で自然保護を訴えた。
また連動企画として、大芝高原で「エコに親しむ展示会」も開かれた。
会場には風力や太陽光など自然エネルギーを使った発電装置が並べられ、訪れた人たちは楽しみながら、新しいエネルギーに触れていた。
▼12月に大芝の湯の累計の利用者が200万人を達成した。
達成当日にはセレモニーが開かれ、訪れた人たちに記念品が贈られた。
大芝の湯は、1日平均951人の利用があり、平成14年5月1日のオープンから6年9カ月で200万人を達成している。
▼7月には村図書館がリニューアルオープンした。
新しい図書館は世代間交流施設建設工事事業として約100平方メートルを増設した。
館内には高齢者や子どもなどが世代を越えた交流ができるようにフローリングのスペースが造られているほか、本を通して地域の伝統文化を伝える読み聞かせコーナーが設けられている。
▼10月には大芝高原でイルミネーションフェスティバルが開かれた。
これは村民有志が企画したもので、今年で3回目となる。
会場には恐竜や戦艦など趣向をこらした作品およそ200点が並び、幻想的な光が夜の高原を包んでいた。
▼任期満了に伴い行われる南箕輪村長選挙に現職の唐木一直村長が立候補することを表明した。
唐木村長は平成17年に初当選、1期4年を務め2期目を目指す。
南箕輪村長選挙は、来年4月7日告示、12日投開票の予定。 -
郵便局で仕分け作業ピーク
今年も残すところあとわずか。各地で新年の準備が進んでいる。
伊那郵便局では仕分け作業が本格化していて、27日から冬休みを迎えた高校生もアルバイトとして手伝い始めている。
郵便局によると、携帯電話の普及により、ここ数年若年層からの年賀状の投函がかなり減ってきているという。
また、不景気のあおりを受け、経費削減のため年賀状を出さないという企業も増えているという。
ある職員は、「年に1回、会うことの少ない人とも連絡がとれる良い機会。ぜひ多くの人に出してほしい」と話していた。
なお、この土日を利用して年賀状を作る人も多いということで、仕分けのピークは29日ごろになりそうだという。 -
観光物産展アンケート結果まとまる
伊那市観光協会が11月に名古屋市で行った観光物産展でのアンケート結果がまとまった。
観光物産展は、中京圏に伊那市をPRするために去年から行われていて、観光振興に役立てようとアンケートを行った。
26日は、アンケートに答えた人を対象にしたプレゼント抽選会が行われ、1等賞品・宿泊施設入野谷のペア宿泊券にちなみ、入野谷の白鳥博文支配人らが抽選を行った。
アンケートには477人が回答していて、全体のおよそ62%の290人ほどが伊那市を訪れたことがあると答えている。
伊那市の観光で知っているものについては、「高遠城址公園」が290人ほどで1番。次いで、112人の「ソースかつ丼」となっていて、食べ物は、ローメンの3倍の得票でソースかつ丼の知名度があるという結果になった。
また、伊那市近郊で行ってみたい場所については、駒ヶ根市や上高地、諏訪、木曽などが挙がっている。
観光協会では今後、広域的な連携をとった活動をしていきたい竏窒ニしていて、このアンケート結果を分析し、今後の観光振興に役立てていくという。 -
みはらしファームで〆の子飾り付け
伊那市の農業公園みはらしファームで26日、お正月飾りの〆の子、2009本が飾り付けられた。
この日は小雪の舞う寒い1日となったが、みはらしファームの関係者およそ50人が、白い息を吐きながら、年の瀬の作業に励んでいた。
みはらしファームでは毎年年末に、来年の西暦の数の〆の子を園内に飾り付けている。
今年は、一般の人やスタッフが「元気で健康に暮らせますように」「災害のない1年となりますように」などとそれぞれの願いを込め、2009本の〆の子を作った。
〆の子飾りには、大晦日の日に、天から降りてきた年神様が宿るとされていて、新年に行うどんど焼きで再び天へ送り返す。
〆の子に込めた願い事は、どんど焼きの際、年神様とともに天に届けられるといわれている。 -
振り込め詐欺防止であるしんに感謝状
振り込め詐欺の被害を未然防止したとして26日、伊那警察署がアルプス中央信用金庫に感謝状を贈った。
アルプス中央信用金庫本店営業部部長の酒井茂さんが、伊那警察署の篠田彦雄署長から感謝状を受け取った。
振り込め詐欺は、今月、箕輪町に住む女性が携帯電話のサイト料金として30万円ほどを振り込もうとしたもので、窓口で対応した職員が詐欺であることに気付き、未然に防止した。
アルプス中央信用金庫では、ロビーや窓口に振り込め詐欺についてのパンフレットを設置したり、大口の預金の解約や振込がある際は注意を呼びかけているという。
酒井さんは、「詐欺ではないかと声をかけると怒られることもあるが、お客様が被害に合わないようにこれからも取り組んでいきたい」と話していた。
なお、伊那警察署管内の11月までの振り込め詐欺の被害は9件およそ800万円。
伊那署では、現金を振り込ませるものだけでなく、キャッシュカードをだまし取るなど新たな手口も増えているとして、注意を呼び掛けている。 -
箕輪町の1年を振り返る
▼県の高校再編で箕輪工業高校が今年度から多部・単位制の箕輪進修高校として新たにスタートした。
箕輪進修高校の第一期生は、午前の部68人午後の部41人、夜間の部12人クリエイト工学科40人の合わせて161人。
多部・単位制となった箕輪進修高校は、午後の部、夜間の部の生徒も自由に講義を選択し単位を取得することができるなど、生徒に応じたカリキュラムが組めるようになっている。
▼箕輪町文化センターに隣接して建設された箕輪消防署と地域交流センターみのわが完成した。
1階部分には交流室や多目的ルーム・研修室などがあり町民の交流に活用される。2階部分は消防署となっていて個人用の仮眠室や出動準備室などがある。
建物の屋根には太陽光発電のパネルが152枚設置されていて建物の照明などに使われている。
また11月には旧消防署跡地が地域交流広場に生まれ変わりオープニングセレモニーが行われた。
町では、これらの施設を防火の拠点として、また文化センターと共に世代を超えた交流や憩いの場にしたい竏窒ニしている。
▼町では、昨年から準備を進めていた子育て支援センターが4月1日に開所した。
子育て中の家庭を支援するために、子育て支援センターは松島の高齢者などの健康支援施設いきいきセンターに併設された。
保育園入園前の子供たちが同世代の友達と遊べるようにまた、母親らの交流の場として作られた。
この子育て支援センターを利用出来るのは未就園児とその保護者で、保育園に通園している兄弟がいる場合は一緒に利用できる。
また、町に暮らす15歳以下の子供を持つ世帯に配られる子育て応援カードの事業もスタートした。
町内の協賛する店で買い物をする時に、カードを提示すると割引などのサービスが受けられる。
協賛する事業所は現在49あり、町では町内の事業所に協力を呼びかけ協賛事業所を増やしていきたい考え。
▼箕輪町三日町にベルシャイン箕輪店を中心としたニシザワ箕輪ショッピングタウンがオープンした。
ベルシャイン箕輪店は、およそ5900平方メートルの敷地に建てられていて、ニシザワとしては3番目の広さ。ショッピングタウン全体では、ドラッグストアや中古車販売店もあり全体でおよそ2万平方メートル。
箕輪町の国道153号バイパス沿線には大型店が相次いで出店していて既存商店街の空洞化も懸念されている。 -
伊那市の一年を振り返る
今年も残すところあとわずか。今日から3日間、ICTエリア内3市町村の主な出来事を振り返る。初日は伊那市のこの1年。
▼上伊那の燃やせるごみを処理する新しいごみの中間処理施設の最終候補地が、伊那市富県の「桜井天伯水源付近」に決まった。
市民代表としての用地選定委員会の議論・手順を踏んでの結論で、候補地すべてを数値化し、最後は投票で決定した。
7月からは、地元桜井や北新との住民懇談会も始まり、市や広域連合は、地域住民の不安を解消しようと先進地視察などを行っている。ただ一部で反対する住民もあり、いかにしてコンセンサスを得、施設建設の前提となる環境アセスにいつ入るのかが注目される。
順調にいった場合5年後の平成26年には新しい施設が稼働する見通し。
▼今年は、合併により伊那市の財産となった南アルプスが各方面で注目された一年だった。
1月には、世界自然遺産登録に向けた学術調査検討委員会が発足。
8月には、貴重な高山植物の植生を復活させようと、シカの食害から花を守る防護策が設置された。その後の調査でこの柵は一定の効果があったと報告されている。
12月には、地質構造が貴重だとして、日本ジオパークに認定され、南アルプスの格がまた一つ上がった。
▼今年は、見送り、休止、廃止の年でもあった。
3月にヤマウラの伊那スキーリゾートからの経営撤退が表面化し、11月に今シーズンの営業休止が決定した。
6月、長谷地域に国が建設を計画していた戸草ダムの建設見送りが報じられ、地域住民らは、美和ダム上流域の治水対策の必要性を訴えた。
小坂市長や県議会議員らは、7月に戸草ダム建設推進を求め県に対し要望した。
国からは、これまでに具体的な代替案は示されていない。
権兵衛峠開通をきっかけに試験的な運行を開始した伊那と木曽を結ぶ定期バス、権兵衛号が来年3月をもって廃止されることになった。
運行時間を変更するなど試行錯誤を試みたが、乗車人数は期待に反して伸びず、一便あたりの平均は3人以下だった。
▼伊那インターチェンジへのアクセス道路と国道153号を結ぶ環状北線が10年の歳月と52億の巨費を投じて3月に完成した。
伊那建設事務所によると、伊那インター方面からの車の半数以上が直進して環状北線を利用しているという。
▼高遠ゆかりの名君、保科正之公をNHKの大河ドラマに採用してもらおうと、活動が大きく前進した。
2月には全国組織が発足し、7月には県議会議員の会が、12月には市町村議員の会が設立され、署名は30万人を突破した。
全国組織の会長を務める小坂市長は、「大きくはずみがついた」と手応えを感じているようだった。
年明け早々にNHKに署名を提出し、再度ドラマ化を働きかけることにしている。 -
保育園児がさくらの里で歌披露
クリスマスイブの24日、伊那市の高遠第一保育園園児が、特別養護老人ホームさくらの里を訪れ、歌のプレゼントをした。
年長園児がさくらの里を訪れ、施設利用者にクリスマスにちなんだ歌を披露した。
お年寄りは歌に合わせ、手拍子をしたり、一緒に口ずさんだりして、園児からのプレンゼントを喜んでいた。 -
箕輪町有形文化財「延命地蔵尊」の移転工事開眼・完成
箕輪町の有形文化財「延命地蔵尊」の移転工事開眼・完成祝賀会が21日、長岡の長松寺で開かれた。
延命地蔵尊は、高遠石工守屋貞治の作で、1827(文政10)年に作られた。
これまで延命地蔵は山門の横にあったが、堂宇が老朽化したことから、長松寺の境内を管理する長松寺地蔵尊保存会が、新しい堂宇の建設と移転を行った。
堂宇の建設と移転費用は約230万円で、檀家などの寄付のほか町から110万円の補助を受けている。
この日は、檀家や工事関係者など15人が参加し、移転工事のために魂を抜いた地蔵に再び魂を込める開眼式や、完成した堂宇の清めなどの儀式が行われた。
長松寺の山崎義芳住職は、「立派な建物に延命地蔵を移すことが出来うれしい。これからも地域をしっかり見守ってもらいたい」と話していた。 -
東京の演歌歌手らが保科正之をテーマとした歌のCDを寄贈
東京を中心に活動する作詞家の岩田道之輔さんや演歌歌手の今井イワオさんらが24日、伊那市役所を訪れ、「保科正之公の大河ドラマをつくる会」会長の小坂樫男市長に、保科正之をテーマとした歌を収録したCD100枚を手わたした。
詩を書いた岩田さんは、知人から保科正之の大河ドラマ化を応援してほしいと依頼を受け、音楽仲間とともに、今回の歌を作詞した。曲のタイトルは「名君保科正之公、武士の花道」。この日は、その曲も披露された。
市では、このCDを保科正之公の大河ドラマ化に向け、活用していく。 -
荒井区クリスマス会
子ども達が企画・運営する、伊那市荒井区のクリスマス会が23日、伊那中学校体育館であった。はおよそ300人の子ども達が集まり、マルバツゲームやビンゴなどを楽しんだ。
荒井区では例年、クリスマス会を自分たちで考えて実施してもらおうと、毎年地区の小学6年生に企画運営を任せている。会場では6年生30人が、司会進行や道具の準備など、それぞれ役割をこなした。
ある地区役員は、「子ども主体のクリスマス会は荒井区の伝統。楽しみながら自主性を学んでもらいたい。」と話していた。 -
南箕輪村ブランド芋焼酎「大芝の華」試飲会
南箕輪村ブランドの芋焼酎「大芝の華」の新酒が完成し、関係者らが出来を確かめた。
「大芝の華」は、地元で作った焼酎用のサツマイモ、黄金千貫を醸造して作る焼酎。
23日夜は南箕輪村の大芝荘で試飲会が開かれ、関係者などおよそ30人が新酒を味わった。
いも焼酎南箕輪会では、去年の焼酎の人気が高かったことなどから、栽培面積を広げ生産量を増やした。
今年は14トンのサツマイモを収穫していて、去年の倍となる2千6百本を造った。
南箕輪ブランドの焼酎「大芝の華」は、1本720ミリリットル入り1250円で、村内の酒屋などで販売される。 -
アルパコンサート開かれる
インディアンハープ・アルパのコンサートが23日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那市のアルパ奏者、エレナ冨岡さんが、南米パラグアイの音楽祭で2位に輝いた腕前を披露した。
会場にはおよそ300人が集まり、アルパの奏でる音楽を楽しんだ。
アルパはハープの一種で、南米パラグアイで生まれた楽器。
冨岡さんは、地元を中心に海外などでも演奏活動をしていて、アルパの普及活動に努めている。
先月パラグアイで開かれた音楽祭のアルパコンクールでは、見事2位に輝いた。
この日は、コンクールで演奏したラテン音楽「カスカーダ」など10曲を披露した。
冨岡さんは、「多くの人に来てもらいありがたい。アルパの良さを感じてもらいたい」と話していた。
演奏を聴いていたある男性は、「引き込まれるような気持の良い音色だった。アルパがもっと普及したらいいと思う」と話していた。
なおコンサートでは、長野県出身で全国的にも活躍するアルパ奏者、上松美香さんの演奏もあった。 -
西春近の鈴木康夫さんが絵画寄贈
伊那市西春近山本に住む鈴木康夫さんは24日、西春近公民館に自作の絵画を寄贈した。
寄贈したのは、フラメンコの練習の様子を描いた100号の油絵。
鈴木さんは12年ほど前から絵を始め、今回寄贈した作品は実際にスペインを訪れたときの様子を描いたという。
情熱的な踊りに魅かれたということで、フラメンコをテーマにした作品はこれが4作目となる。
「踊っている人の躍動感を表現するのが難しかった。この絵を見た人が元気になってもらえれば」と話している。
この作品は西春近公民館のホールに飾られるという。 -
年越しアマランサスそばが登場
年の瀬となり、伊那市役所の食堂「アザレア」は22日から、アマランサス入りの年越しそばの提供を始めた。
訪れた職員たちが早速アマランサスそばを注文し、その味を楽しんだ。
アザレアでは、伊那市が特産品として売り出している「アマランサス」を練りこんだそばを、去年から期間限定で提供していて、年越しそばは今年で2年目。
アマランサスは鉄分やカルシウムが豊富なことに加え、今年は今の不景気を頑張って乗り切ってもらおうと、もちを入れた「力そば」にした。
年越しアマランサスそばは今日から1週間提供する予定で、価格は600円。1日に提供できる量に限りがあるため、なくなり次第終了となる。 -
「宅配サンタ」 ボラ団体笑龍が企画
伊那市のボランティア団体がサンタクロース姿に扮し、依頼のあった家にプレゼントを届ける「宅配サンタ」と題した企画が21日夜、行われた。
これは、地域を元気にしようと伊那市で活動をしているボランティアグループ「笑龍」のメンバーが、サンタクロースの格好をして依頼者の家にプレゼントを届けるもの。
この夜は、伊那市の伊藤直哉さん宅にサンタクロースが現れ、4歳の優作くんと2歳の穂くんにプレゼントを届けた。
穂くんは少し驚いた表情を見せていたが、優作くんは喜んでプレゼントを受け取っていた。
この日はメンバーが8件の家をまわっていて、23日までの期間中、合計で23件の家をまわることになっている。
企画した笑龍では、「サンタクロースの存在を信じていない子ども達にも夢を与えられたらうれしい」と話していた。 -
保科正之に宛てたとされる書状公開
保科正之に宛てたとされる江戸時代の書状が22日、公開された。
書状は、1640年頃に徳川家の茶道指南役だった小堀遠州が保科正之に宛てたとされるもの。伊那市美篶出身で、商社の会長である堀内功さんが所有している。
郷土史を研究している堀内さんは3年前、京都の古書店で、この書状を購入した。
高遠町の歴史研究家矢沢章一さんに解読してもらったところ、「加々爪甲斐守と相談した上で、明後日の朝に保科正之のところにうかがう」という内容が書かれているという。
堀内さんは今回、保科正之の顕彰の参考になればとの思いで書状を公開した。
伊那市には保科正之に関係する文書が残っていないということで、「高遠にとって貴重な資料。将来は市に寄贈してもいいと思っている」と話していた。 -
橋爪まんぷさんがチャリティーまんが展
来年の干支、丑をコミカルに描いたチャリティーまんが展が、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯で開かれている。
このチャリティーまんが展「Happy モウ Yearまんがカレンダー展」を開いているのは、漫画家の橋爪まんぷさん。
まんぷさんは、7年前からこのチャリティー展を開いていて、展示している原画や卓上カレンダーの売上の一部を伊那市社会福祉協議会へ寄付している。
みはらしの湯ロビーには、牛を題材にした漫画22点が展示されていて、来年が良い年であるようにとの願いと、来年の干支丑をかけて、タイトルは「Happy モウ Year」としている。
作品には牛にからめて、大黒様に扮した牛、おばあさんが牛にひかれて善光寺へ行く様子など縁起ものなどと一緒に牛がコミカルに描かれている。
まんぷさんは、「一カ月間見るカレンダー。最近は暗い話題が多いが、絵で楽しんでもらいたい」と話していた。
チャリティーまんが展は来年1月31日まで。 -
養殖したカワニナ放流
ホタルの舞う地域づくりのためカワニナを養殖している伊那東小学校教諭の野口輝雄さんは20日、伊那市高遠町の弘妙寺で、田中勲雄住職立会のもと、カワニナ400匹を境内の池などに放流した。
野口さんは、ホタルのエサとなるカワニナの養殖を4年ほど前から始めていて、今年は養殖ボランティアを募るなど活動の幅を広げている。
8月から野口さんや伊那東小学校、ボランティアが養殖してきたカワニナ1万2千匹を、上伊那14カ所に放流した。
弘妙寺では夏になると何匹かホタルが舞うということで、田中住職がもっとたくさん舞ってほしいと願い、今回放流を依頼した。
カワニナは冬を越し、春から夏にかけて水温が15度以上ないと交尾をしないということで、野口さんは、標高が千メートル以上ある弘妙寺での結果を今後の活動に生かしたい竏窒ニいう。 -
手良の八幡山に東屋完成
伊那市手良野口区の住民は20日、公園化を進めている区内の八幡山に東屋を完成させた。
区民およそ20人が参加し、東屋の屋根張りや、ベンチ設置などの作業に汗を流した。
野口区では今年度、県が行なっている「地域発 元気づくり支援金」約150万円を受け、八幡山の公園化事業を進めている。
これまでに100本のツツジの植樹や、八幡神社へ続く遊歩道の切り開き作業をしてきた。
東屋の建設も公園化事業の一環。
東屋を造る木材は、この周辺を整備した時に出たヒノキを利用している。
区長の蟹澤豊治さんは「区民みんなの協力で完成した。八幡山からの眺望はすばらしいので、多くの人に利用してもらいたい」と話していた。 -
井澤通治さん叙勲祝賀会
前箕輪町長で、11月に旭日小綬章と箕輪町の功労者表彰を受けた井澤通治さんの祝賀会が20日、町の伊那プリンスホテルで開かれた。会場には上伊那の市町村長や県議会議員など約320人が集まって受章を祝った。
井澤さんは、町議会議員を4期15年務めた後、箕輪町長を3期12年勤めた。
農業集落排水の整備や文化センターの建設、箕輪ダムの建設推進など、町の発展に貢献したことなどが評価された。
箕輪町の平沢豊満町長は、「さまざまな面で町に貢献いただいたことが現在の発展につながっている。今後も指導をいただきながら、よりよい町をつくっていきたい」と祝辞を述べた。
井澤さんは、「一生懸命がんばってきたが、表彰を受けたのは多くの人の協力のおかげ。本当にありがとうございます」とあいさつした。 -
飲酒運転防止パトロール
飲酒運転を無くそうと19日夜、伊那市内で飲酒運転防止パトロールが行われた。
このパトロールは、交通安全運動期間に合わせ年2回行われ、この日は市が委嘱した交通安全指導員や伊那警察署の署員など20人が、飲酒運転根絶を呼びかけた。
メンバーは4グループに分かれ、市街地周辺の駐車場にある車両や、飲食店に対して飲酒運転防止を呼びかけるチラシを配布した。
伊那警察署によると、11月末までの管内での飲酒運転の検挙は19件で、去年に比べ29件減少しているという。
警察では「この時期、酒を飲む機会も増えるが、飲む予定なら車で出掛けない事。飲んだ人は、運転しないように周りも注意しほしい」と話していた。 -
青空教室 今年度最後はそば打ち体験
伊那市美篶の子どもたちを対象とした「青空教室」の今年度最後の教室が20日開かれ、小学生がそば打ちを体験した。
青空教室は、02年からの学校週5日制をきっかけに地区の青少年育成会や公民館、JAが共同で開いているもので、今年で7年目となる。
毎月1回の教室では、農作業や地域の歴史学習などを行ってきた。
今年度最後の教室となったこの日は、美篶そばの会のメンバーからそば打ちを教わった。
そば粉は、今年8月みんなで種をまき、10月に収穫したもの。子どもたちは慣れない手つきだったが、そばの会のメンバーや保護者に教わりながら作業を進めていた。
美篶青少年育成会の畑房雄さんは「この1年、子どもたちはさまざまな体験を通してふるさとの良さや友人同士協力することの大切さを学ぶことができたと思う」と話していた。
今後、1年間の活動を作文にまとめ文集を作るという。 -
箕輪町ふるさと大使の中島赳さん
園児に菓子をプレゼント箕輪町のふるさと大使中島赳さんが19日、サンタクロースに扮して、町内の園児にお菓子をプレゼントした。
長岡保育園では全園児60人ほどが、サンタクロース姿の中島さんから、一人一人お菓子をもらった。
中島さんは名古屋市に住んでいて、戦時中箕輪町に疎開していた。
名古屋でお菓子の製造メーカーを経営していた中島さんは、子どもたちに夢を与えたいと10年以上、毎年町内の保育園にお菓子をプレゼントしている。
お菓子は、全保育園の園児860人分で、この日は4か所を回り、直接プレゼントした。
お菓子をもらった園児たちは、そのお礼に歌をプレゼントした。
中島さんは、「すばらしい歌をありがとう。先生の言うことをよく聞いてね」と子どもたちに話しかけていた。 -
箕輪町で歌声喫茶
箕輪町大出の喫茶店で18日夜、うたごえ喫茶が開かれ、参加者がクリスマスにちなんだ歌を歌って楽しんだ。
この喫茶店「樹林庵」では、毎月1回うたごえ喫茶の例会が開かれていて、特別な申し込みなどは必要なく、参加できる。
この日開催されたのはクリスマスの特別例会で、県内各地から60人ほどが集まり、喫茶店の中は満員となった。
参加者は、クリスマスや冬にちなんだ童謡唱歌を歌っていた。
特別例会ということで、キャンドルサービスも行われ、参加者らはロウソクの光を見つめながら健康や平和を願っていた。 -
伊那LCがたかずやの里にDVD寄贈
伊那ライオンズクラブが、児童養護施設たかずやの里にDVDレコーダー2台を寄贈した。
奉仕活動の一環で、16日に伊那市内で開かれた交流合同クリスマス会の中で、吉澤文男会長が白鳥始施設長にDVDレコーダーを渡した。
福祉施設への寄贈は毎年行われている。
今年は、たかずやの里の子どもたちのために、DVDレコーダーを贈り、クリスマス会の食事にも招待した。
白鳥施設長は、「たかずやの里に目を向けてくれたことに本当に感謝しています」と喜んでいた。 -
家庭でできる西洋料理教室
伊那市生涯学習センター主催の家庭でも作れる西洋料理教室が18日、伊那市のいなっせで開かれた。伊那市などから18人が参加し、子牛のカツレツ、赤カブを使ったスープなどクリスマスを意識したメニューに挑戦した。
この日講師を務めた伊那市高遠町の高遠さくらホテルの総料理長、丸山拓さんは「カツレツには、薄力粉ではなく強力粉を使ったほうが生地がべたつかずきれいに仕上がる」などとアドバイスした。
サラダは、キュウリを薄く切り、舟形にして、中に野菜を盛り付けた。
丸山さんは「難しいと思われがちな西洋料理だが、挑戦すれば誰でも作れると思う」と話していた。
ある参加者は「料理教室にはあれこれ参加してきたが、今回の教室は本格的だと思う。さっそく作って孫を驚かせたい」と話していた。
この教室は連続講座で、来年1月まで計3回開かれる予定。 -
伊那まつりやる気会議廃止へ
来年の伊那まつりの第1回企画会議が17日夜、伊那市役所であり、市民サイドからさまざまな提言をしてきた「伊那まつりやる気会議」を廃止することを決めた。
この日は、伊那市が声をかけた各種団体の代表など30人が集まり、来年の伊那まつりをどのような祭りにしていくかを検討。その中で、これまで企画会議のメンバーと公募の市民により組織してきたやる気会議の存続についても話し合った。
やる気会議はこれまで、ローメン横丁や手作りあんどんの設置、打ち水大作戦などを提案、実現してきた。
しかし、公募のメンバーが集まらなくなったことや、マンネリ化していることなどから廃止することになった。
会では「やる気会議は一定の役割を果した」「必要があればまた同じような組織を立ち上げればよい」といった意見が出た。
伊那まつり企画会議では、次回、来年の祭りのテーマやキャッチフレーズなどについて話し合う。なお伊那まつりは、来年8月1日、2日に実施される予定。 -
大芝の湯200万人達成
南箕輪村大芝高原の大芝の湯は17日夜、入場者200万人を達成した。
200万人目となったのは、南箕輪村田畑の中島真由美さん。前後の199万9999人目は辰野町の伊与田智仁さん、200万1人目は伊那市の中城路子さんだった。
3人には、唐木一直村長から、大芝の湯回数券やボディソープ、大芝高原味工房の商品セットが贈られた。
中島さんは、大芝の湯を週3回利用していて、特にサウナが気に入っているという。
唐木村長は「今後も大勢の方に利用してもらえるよう、職員一同気持ちよくお迎えしたい」と話した。
大芝の湯は、1日平均951人の利用があり、2002年5月1日のオープンから6年9カ月で200万人を達成した。 -
南箕輪村南部保育園で古代米もちつき
南箕輪村南部保育園の園児は18日、地域から寄付してもらった古代米のもち米を使って、もちつきをした。
年長、年中のおよそ50人が、10キロのもち米をついた。
使ったもち米は、南箕輪村南殿の唐木義秋さんから寄付された緑米と呼ばれる古代米の品種で、一般的なもち米に比べ白く、柔らかいもちになるという。
子ども達は二人ずつ杵を持って、保育士のかけ声に合わせてもちをついていた。
つきあがると子どもたちは、招待した唐木さんの家族や、日ごろお世話になっている地域の人たちと一緒に、きなこやあんこなどをまぶしたもちを味わった。
義秋さんの妻、妙子さんは、「食の安全が心配される時代。子ども達に地元産の安心・安全なもちを食べてもらいたい」と話していた。