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殿島城址について学ぶ講演会
伊那市東春近に残る歴史を学ぶ講演会が22日、春近ふれ愛館であった。地区住民などおよそ50人が、伊那市文化財審議委員の久保村覚人さんの講演に耳を傾けた。
講演会は、地域にある歴史文化を多くの人に知ってもらおうと、東春近公民館が開いたもの。
久保村さんは東春近の殿島城址で発見された石碑から、殿島城以外にも繁野城と呼ばれる城が存在したのではないかと推測。「ここを弓矢の名手として知られる木曽義仲の義理の兄弟が治めていたのではないか」語った。
また「地域に残る貴重な歴史を多くの人に知ってもらいたい。」と話した。 -
信州大学の混声合唱団がみはらしの湯でミニコンサート
信州大学の混声合唱団が22日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯でミニコンサートを開いた。入浴客などが集まり、合唱団の歌声に耳を傾けた。
ミニコンサートは、来月の6日、7日に松本市と長野市で開かれる、信大混声合唱団の演奏会のPRとして開かれたもので、この日は合唱団のうち、南箕輪キャンパスと松本キャンパスの学生およそ30人が歌声を披露した。
学生らは全9曲を歌い、最後にアンコール曲の「ふるさと」を訪れた人たちと一緒に歌った。
合唱団代表の岡田大樹さんは「多くの人たちに聞いてもらえて良かった。演奏会にも来てもらえたら嬉しい。」と話していた。
信州大学混声合唱団の演奏会は、来月6日に松本市の松本文化会館で、7日に長野市の長野県民文化会館で開かれる。 -
伊那市の奥村憲さんが作品展
サークルなどで絵の指導をしている伊那市在住の奥村憲さんの作品展が21日から、伊那市のアートギャラリーミヤマで開かれている。
会場には油絵を中心に、およそ40点が並んでいる。
奥村さんは、子どもの頃から絵が好きで、いい先生に恵まれたこともあり、サラリーマン時代も休まず絵を描き続け44年になる。
風景画が多く、心に響く場所を見つけると、そこの臨場感を描くため、現場で8割を仕上げるという。
奥村さんは油絵が主体だが、そのかたわらクレヨンやクレパスを使った作品づくりもしている。
奥村さんは、「自然の美しさを自分の感覚でかたちに残しておけるのが絵の魅力。その絵を見てもらうことも楽しみの一つで、そこから次の作品のヒントも生まれます」と話していた。
奥村憲さんの作品展は25日まで。 -
青野恭典写真展
北アルプスの写真展示始まる伊那市西春近のかんてんぱぱホール常設の青野恭典フォトアートギャラリーで、冬山シーズンに合わせ北アルプスの写真展示が21日から始まった。
ギャラリーには、冬を中心に北アルプスの四季を撮影した50点が並んでいる。
作品は、ここ10年間で撮り貯めたもので、北アルプスのさまざまな表情が写しだされている。
青野さんは、「北アルプスには、厳しさや雄大さなどさまざまな要素がある」と話している。
青野恭典写真展「森羅万象の大地 北アルプス」は、来年3月22日までかんてんぱぱホールで開かれている。 -
クリスマスツリー点灯
クリスマスまであと1カ月。いなっせ横、多目的広場のクリスマスツリーに20日、明かりが灯された。
午後5時から点灯式が行われ、会場は多くの人で賑わった。
伊那小学校の合唱団がクリスマスソングを歌い終えると、合唱団の代表の児童と、いなっせ管理組合の松沢一男理事長の手によってスイッチが押され、イルミネーションが灯った。
このツリーは1月中旬頃まで点灯されることになっている。 -
動物などの木工作品紹介
石井紀男さん高遠美術館で伊那市高遠町在住の石井紀男さんの木工作品展「森の美術館」が19日から、信州高遠美術館で開かれている。
会場には動物や昆虫などをモチーフとした作品およそ45点が展示されている。
石井さんは10年前に伊那市に移り住み、伊那技術専門校で木工技術を学んだ。
その後、さまざまな木を使ったオブジェを制作してきたが、作品を多くの人に見てもらおうと今回初めて個展を開いた。
作品の一つ「フクちゃん」は、フクロウをモチーフとしていて、お腹の部分が時計になっている。
ブナ、ウォールナットなど6種類の木を使用して、木の質感を生かした。
また、動く作品が多いのも特徴。
石井さんは「小さい子供たちに見てもらい、平面ではない、立体の面白さを感じてもらいたい」と話していた。
作品展は12月21日(日)まで。 -
貸出本123万4567冊達成記念
高遠町図書館は19日、これまでに貸し出した本の総数が123万4567冊に達した記念イベントを開いた。
この日、ちょうど123万4567冊目となる本を借りたのは、友人とともに図書館を訪れていた高遠小学校の5年生、伊東ゆいさん。伊東さんは「びっくりしたけど嬉しい」と話していた。
開館22年目を迎える高遠町図書館では、これまでも貸し出し総数が100万冊に達した時などに、記念イベントをしてきた。
また、この日は伊東さんと、その前後に本を借りた2人に、花のポットなどが贈られた。
北山ひろみ館長は「ぜひこれからも、図書館を利用してください」と話した。
高遠町図書館では、利用者一人当たりが借りる本の数が多く、去年の一人当たり平均は8.4冊となっている。
これは、県内の図書館およそ100カ所の中でも、9番目に多いという。 -
「振り込め詐欺」テーマに意見交換
伊那警察署協議会伊那警察署と地域住民が地域の安全などの問題について意見を交わす協議会が20日、開かれた。地域住民や各種団体から15人の委員が参加し、伊那署の署員と意見交換した。
この協議会は、年に4回開かれていて、そのテーマは交通安全や犯罪防止などさまざま。20日は、「振り込め詐欺」をテーマに話し合われた。
伊那署管内では、今年10月末現在で9件の振り込め詐欺が発生、被害額は800万円。内訳は、オレオレ詐欺が2件、還付金の詐欺が3件、融資保証詐欺が3件、新手のカード詐欺が2件だった。
協議会では、振り込め詐欺の対策として家族間で緊急時の合言葉を決めておくことが有効なことや、振り込め詐欺防止のためのチェック表を活用することなどが挙げられた。
また先日、新手のカード詐欺犯の逮捕につながったのは住民からの情報提供によるところが大きい竏窒ニして、振り込め詐欺と疑わしい電話がかかってきたときにはささいな事でも警察に通報すること、伊那署からも新手の手口などの情報発信が重要であることが確認されていた。 -
パーソナリティーの広沢里枝子さん講演
県内のラジオ局のパーソナリティーなどで活躍中の視覚障害者、広沢里枝子さんの講演会が21日、伊那市のいなっせで開かれた。
この講演会は、伊那市が人権同和教育講座として開いたもので、広沢さんは現在のパートナー、盲導犬「ネルーダ」とともに壇上に立った。
広沢さんは7歳の時、進行性の網膜の病気と分かり、徐々に目が見えなくなった。
大学卒業後に結婚。
25歳の出産の時、完全に視力を失ったが、盲導犬と出会った。
しかし、今ほど盲導犬への理解がない時代には、公共交通機関の利用や入店を拒否されることも日常だった。
それでも広沢さんは一度断られた店に盲導犬とともに何度も出向くなどして、周囲の人たちから盲導犬に対する理解を得てきた。
広沢さんは「諦めたら、自分の後に盲導犬と一緒に訪れる人がもっと困ることになる。壁にぶつかったときこそチャンスだと思ってやってきた」と話した。
また「盲導犬は私たちの体の一部。ぜひ、どこへでも一緒に入場できるようにしてほしい。私たちが社会参加できるよう、協力してほしい」と呼びかけた。 -
インフルエンザ今冬初の届け出 伊那地域で3人
長野県衛生部は19日、この冬初めてのインフルエンザ患者の届け出が伊那地域で3人あったと発表した。
今月10日から16日までの1週間の感染症情報で、県内88医療機関の定点把握で伊那地域3人、木曽地域1人となっている。
県では、手洗い、うがいなどの感染予防に努めるよう呼びかけるほか、まだ予防接種を受けていない人は早めの接種を勧めている。 -
今冬一番の冷え込み
19日の上伊那地域は、この冬一番の冷え込みとなり、雪の降る寒い一日となった。
伊那市の高遠さくらホテルでは、寒空の下、寒桜が小さな花を咲かせていた。
この日の伊那地域の最高気温は4・6度、最低気温はマイナス0・1度と、この冬一番の冷え込みとなった。
長野地方気象台によると、20日は冬型の気圧配置が次第にゆるみ、土曜日まで天気の崩れはないという。 -
白鳥麻都香さん手作りアクセサリー展
南箕輪村の白鳥麻都香さんによるシルバーやビーズなどを使った手作りアクセサリーの作品展が19日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、銀の粘土やワイヤー、ビーズ、ガラスや天然の石で作ったアクセサリー400点が並んでいる。
白鳥さんは、11年前に銀粘土のインストラクターの資格を取り、現在は伊那市と南箕輪村で教室を開いていて、今回は生徒の作品も合せて展示している。
今回のメーンは、銀のワイヤーを編み物用の鍵針で編み、中央にアメジストを配した作品。手作りアクセサリーの専門雑誌にも掲載された。
この展示会では、体験講座を毎日午前と午後の2回開いていて、メニューは樹脂や銀の粘土を使ったアクセサリー、ビーズ細工など日替わりとなっている。
白鳥さんは、「会話をしながら作品を作るのがとても楽しい。たくさんの人に魅力を伝えていきたい」と話していた。
手作りアクセサリー展は24日(月)まで。 -
えびす講祭り
商売繁盛や五穀豊穣を願うえびす講祭りが19日、伊那市西町のえびす神社で行われた。
えびす講まつりは、神社ができた大正15(1926)年から続く恒例行事。
荒井と西町が共同で、恵比寿様と大黒様を招いて神社を造った。
祭りは、農作業が一段落するこの時期に行われるのがならわしで、えびす講が過ぎれば寒さが厳しくなるといわれている。
この日も、雪が舞う寒い日となったが、神社の境内には福引や屋台が用意され、にぎわっていた。
屋台は、祭りを盛り上げようと平成14年から西町の商店主らでつくるルネッサンス西町の会が出している。
境内では甘酒がふるまわれ、訪れた人達が体を温めていた。 -
伊那スキーリゾート ヤマウラが営業休止を発表
伊那市西春近で伊那スキーリゾートを経営するヤマウラは今シーズンのスキー場の営業を休止すると発表した。
ヤマウラでは赤字が続いていることからスキー場の経営から撤退する方針を明らかにしている。
しかし地権者をはじめ地元伊那市は、経営を継続するか、後を引き継ぐ企業を探してもらいたい竏窒ニ要望している。
この件についてヤマウラと地元の間に入り調整を進めている伊那市によると、仮にスキー事業から撤退した場合、契約で元の山林の状態に復帰させなければならないという。
西春近財産区の橋爪俊夫さんは、「後を引き継ぐ企業が見つかった場合でもヤマウラには係わってもらいたい」と話している。
営業休止についてヤマウラでは「引き続き営業を引き継いでくれる会社を探していきます」とコメントしている。 -
ますみケ丘平地林でイベント「いつもとちょっと違う森林」開催
伊那市ますみヶ丘の平地林で16日、林業体験など森と親しむイベントがあり、16組の親子が間伐作業などを体験した。
同イベントは、森林の果たす役割やその大切さを知ってもらおうと伊那市が開いた。
参加者は木が密集すると育ちが悪くなるなどの説明を受けた後、実際にノコギリを使って木を伐倒。
普段使いなれないノコギリに子どもたちは苦労した様子で作業にあたっていた。
間伐作業の後、切った枝などでネーププレートづくりに挑戦。3センチほどの厚みで切り、ドリルで穴を開けたあと、ヒモを通してネームプレートを完成させた。
集まった人たちは様々な体験を通して楽しみながら森づくりの大切さを学んでいた。 -
権兵衛トンネルで防災訓練
伊那と木曽を結ぶ国道361号権兵衛トンネルで18日、防災訓練があり、伊那・木曽両地域の消防や警察、県関係者など約80人が訓練に臨んだ。
訓練はトンネル内の自動車事故や車両火災に対して、迅速かつ効果的に対応するためのもの。
一般車両の通行を規制し、トンネルの伊那側入り口からおよそ300メートル中に入った地点で行われた。
訓練では、トラックに追突された乗用車が対向車線にはみ出し、反対側から走行してきた乗用車に衝突したことを想定。
乗用車から出られなくなった負傷者を救出し、トンネル内の消火栓からホースを取り出して放水した。
権兵衛トンネルは防火、防災設備がいたるところにあり24時間体勢で管理されている。トンネルを管理する木曽建設事務所によると、10月末現在でトンネル開通後累計で353万6千台、1日平均3千500台の車両が通行しており、これまで車両火災などの大きな事故はおきていないという。 -
共同作業の家が年賀はがき販売
箕輪町地域活動支援センター箕輪町共同作業の家などは、今年から利用者が書いたイラストが描かれた年賀ハガキを販売する。
作業所の売り上げアップにつなげようと、伊那市、箕輪町、南箕輪村の共同作業の家でオリジナルの年賀ハガキを販売することにした。
利用者が書いた絵は来年の干支にちなんだ物やお正月の風物詩など10点。このうちの7点を箕輪町共同作業の家の利用者が書いている。
値段は、インクジェットハガキを持ち込めば1枚50円。ハガキとセットが100円。
年賀状に印刷される絵は、先月から制作にあたってきたという。
これまでにも利用者の絵が書かれたポストカードなども販売している。
申込み締め切りは来月24日まで。 -
イチゴ生産者が蜂供養
ハウスでイチゴの受粉のために働いたミツバチの供養が17日、伊那市西箕輪の仲仙寺で行われた。
蜂供養は、ミツバチに感謝しようと上伊那でイチゴを生産している9つの団体が参加し、毎年行われている。
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、イチゴ栽培のために年間300万匹のミツバチを提供している。
小松さんによると、ハウスにいるミツバチは、外にいるハチが活動しないこの時期にハウス内で活動する事や、ハウス内の温度が外気温より高い事などにより、普通のものより寿命が短く、繁殖もあまりしないという。
伊那市西箕輪の羽広いちご生産組合の泉澤勝人組合長は、「蜂がいなかったらイチゴはできない。イチゴの生産ができるのはミツバチのおかげです」と感謝していた。 -
もみじコンサート
美術館で合唱披露地元の合唱団が歌声を披露する、もみじコンサートが15日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれた。会場にはおよそ300人が集まり、美術館に響く歌声を楽しんでいた。
コンサートは、地元の小中学生のほか、高校や一般など9団体が参加した。
高遠の合唱団、高遠やますそコーラスは、50代から70代と幅広い年齢のメンバーが、詩に曲をつけた歌を混声合唱で披露した。
また高遠小学校の5、6年生は、アカペラでわらべうたなどを披露した。
ある関係者は、「多くの団体に参加してもらい、音楽を通して交流ができたと思うので良かった」と話していた。 -
絵本作家スズキコージさんが講演
絵本作家スズキコージさんの講演会が16日、伊那市の伊那図書館で開かれた。
講演会は子どもたちに本に親しむ機会にしてもらおうと伊那図書館が開いたもので、会場には約100人の親子が訪れた。
スズキさんは東京在住の絵本作家で現在60歳。
これまで絵本で数々の賞を受賞しているほか中南米など外国でも活動している。
講演会では絵本の楽しみ方について話したほか、会場と一体となった読み聞かせも行われた。
折り紙を使った切り絵も紹介され、集まった親子はいろいろな形の切り絵を万国旗のように飾りつけていた。
他には絵本をもとにしたビデオも上映され、参加者はスズキさんが繰り広げる不思議でユーモラスな世界を楽しんでいた。 -
チューリップの球根植え
花いっぱい運動に園児参加南箕輪村西部保育園の園児約20人が12日、大芝高原にチューリップの球根を植えた。
大芝高原周辺では、老人クラブや企業などでつくる、花いっぱい推進協議会が花壇の整備などをしていて、この日はその一環として作業した。
屋内運動場近くの花壇には、老人クラブ連合会の会員が約2千個の球根を並べていて、園児たちは、「とがった頭を上にして、優しく土をかけて」などと教えてもらい、土をかけていた。
このチューリップは、来年の4月に咲くということで、ある園児は「赤や黄色のきれいな花が咲いてほしい。1年生になったら見に来たい」と話していた。 -
大芝マレット親交会が松くい虫対策寄付
松くい虫対策に役立ててもらおうと信州大芝高原マレットゴルフ親交会が14日、会員から集めた募金を南箕輪村に寄付した。
例会の開催に合わせ、今年集まった寄付金4万円を唐木一直村長に手渡した。
唐木村長は「貴重な寄付をいただいた。村の松を守るために大切に使わせていただきたい」と感謝した。
親交会の荻原文博会長は、「最近松くい虫被害が北上しているが、ここの松が枯れたら忍びない。金額は少ないが役立ててもらいたい」と話していた。
この寄付は、5年前から毎年この時期に行っている。
普段、大芝高原のマレットゴルフ場でプレーしている親交会では、このマレット場の松くい虫対策に役立ててもらうため会員から寄付金を募っている。
南箕輪村では3年前から、松くい虫対策として大芝高原の赤松に薬を注入している。
上伊那全体では、松くい虫被害が拡大しているが、南箕輪村と辰野町では、今のところ被害の報告はないという。 -
七五三 子どもの成長祝う
七五三の日の15日、各地の神社などでは、晴れ着姿の子どもたちが親に手を引かれてお参りする姿が目立った。
伊那市の坂下神社でも、子どもの健やかな成長を祝おうと、親子連れが参拝に訪れていた。
着物や羽織袴などの正装をした子どもたちは、神主の祈祷を受けて深々と頭を下げたり、おはらいを受けていた。
境内では、家族で写真に納まったり、両親や祖父母が子どもの晴れ姿を撮影していた。
坂下神社には、上伊那各地から七五三の祈祷に訪れるそうで、この日は午前中だけでもおよそ40組が訪れたという。 -
温泉のお菜洗い場 利用始まる
箕輪町のながたの湯近くの広場には、今年も野沢菜を洗う「お菜洗い場」が設置され、15日から利用が始まった。
オープン初日は、箕輪町松島の白鳥久吉さん・かよ子さん夫妻が、畑で収穫した野沢菜を洗っていた。
白鳥さんは毎年、自家製の野沢菜漬を作っていて、お菜洗いは50年続く夫婦の共同作業という。
久吉さんは、「お菜洗いをすると秋も終わり、いよいよ冬の訪れを感じる」。かよ子さんは、「昔は川で洗っていたが、今は暖かい温泉で洗えるので楽になった」と、会話を楽しみながら手を動かしていた。
洗い場は5カ所あり、蛇口からはおよそ45度のお湯が出て、腰をかがめることなく作業することができる。
町では「数が限られているので譲り合い、野菜くずなどは持ち帰り、マナーを守って利用してもらいたい」と呼びかけている。
この「お菜洗い場」は来月7日まで設置される。利用時間は午前8時から午後8時まで。利用料は無料。火曜日休み。 -
パノラマ信州麺街道フェスタ開催
麺を通じて地域活性化へ国道361号を「麺街道」と位置づけ、地域活性化につなげていこうと、パノラマ信州麺街道フェスタ2008が15日から、伊那市高遠町の高遠城址公園で始まった。
麺街道フェスタは、麺を通じての情報発信や地域間での連携を深め、活性化につなげていこうと開かれたもので、第一弾として高遠藩ゆかりのそばが集った。
会場では、高遠藩主だった保科正之が「高遠そば」としてその名を広めたとされる福島県猪苗代町や山形県天童市などからブースが出ていて、県内外5カ所のそばを味わうことができる。
訪れた人たちは、麺やツユ、薬味の違いを味わっていた。
また高遠閣では、「信州そば発祥の地 高遠藩そば紀行」と題してシンポジウムも開かれた。
まず、そば打ち5段の腕前を持つ板倉敏和副知事と、伊那市そば打ち名人の会の三沢博人さんによるそば打ちの実演が行われた。
基調講演では、福島県でそばによる地域おこしのカリスマと呼ばれている唐橋宏さんが「温故知新の地域づくり」と題して講演し、そばを通じての地域活性化のあり方を自身の体験を交えて話した。
この信州麺街道フェスタは16日の午後3時まで。16日は引き続き各地のそばを味わうことができるほか、そば打ち講習会も計画されている。 -
福祉問題懇談会
市議会社会委員会が現場の声聞く伊那市議会の社会委員会と、市内の介護サービス事業所との懇談会が14日夜、市役所で開かれた。
会場には事業所の職員およそ50人が集まり、議員らと意見交換した。
懇談会は、市議会で福祉を所管する社会委員会が、現場の生の声を聞いて、現状を確認しようと初めて開いた。
通所サービスや施設サービスなど4つのグループに分かれて懇談した。
職員からは、「女性が多い職場だが力仕事も多く、男手の少なさを感じる」「自治体で請け負っている介護サービスは地域によって差がある」など、さまざまな意見が出ていた。
社会委員会の黒河内浩委員長は、「これまでやってきた視察ではわからないことや知らないことがたくさんあった。もっと交流する機会を作っていきたい」と話していた。
参加したある職員は、「これまでに無かった事で、福祉の実態を知ってもらうには良い機会。これからも続けていってほしい」と話していた。 -
箕輪町でイルミネーションフェスタ、イルミネーション準備進む
22日から箕輪町で開かれるイルミネーションフェスタの準備が進んでいる。
イルミネーションフェスタは、町の活性化をはかろうと、地元商店街の事業者や住民などでつくるみのわTMOネットワーク2004が開いているもので、今年で4年目。
今年も松島の町道6号線、センターパークまつしまを中心に飾り付けを行っている。
今年のテーマは「地球と生命パートIII縲怏F宙と龍神」。メーンは、高さ約5メートル、全長25メートルの龍となっている。
2008みのわイルミネーションフェスタは、今月22日から1月10日まで開催される。 -
高遠城址公園、秋まつり10万人達成
伊那市の高遠城址公園の秋まつりの来場者が、14日、10万人を突破した。
10万人目となったのは、兵庫県神戸市の伊藤かほるさんで、伊藤さんは伊那市などが行っている公募展「信州伊那高遠の四季展」に応募する油絵作品を作ろうと、今日公園を訪れていた。
伊藤さんと10万人前後の2人に、高遠饅頭などが贈られた。
城址公園の秋まつりは今年で7年目。回を重ねるごとに入場者数は増えており昨年は週間でおよそ2万2千人が来場した。
実行委員会の伊東義人会長は「桜の時期にもぜひ訪れてください」と語った。
秋まつりは16日(日)までで、15、16日は、信州そばに関するシンポジウムやそば打ち講習会などが予定されている。 -
マイバッグ持参呼びかけ
南箕輪村消費者の会南箕輪村消費者の会が13日、南箕輪村内のニシザワショッパーズで買い物客にマイバッグ持参を呼びかけた。
今年度初めて計画した活動で、長野県が10月から始めたレジ袋削減県民スクラム運動に合わせて行った。
会員6人は、新しい桃太郎旗を持ってマイバッグ持参を呼びかけたほか、マイバッグの利用率も調べた。
同会では、「利用は5割くらいで意識が高い。今後も啓発活動を続けたい」と話していた。 -
平安時代の墓 南箕輪村郷土館に再現
南箕輪村郷土館の入り口脇に、南殿から出土した平安時代の墓が復元されている。
墓は、平成元年に南殿の宮ノ上から出土したものでで、先月、郷土館の前に復元された。
復元には出土した石を使い、発掘されたときの状態を再現している。
墓は、平安時代、およそ1000年前のもの。中には火葬された骨の入った壺が収められていた。この時代に火葬すること自体が非常にまれだった。調査の結果、骨は壮年の女性のものである事が分かっていて、豪農など、裕福な女性のものではないかと推測されている。
発見時の対応などがよく、壺は、無傷で保存されていて、村の指定文化財となっている。
この復元された墓は、いつでも見学することができる。また壺や骨は、郷土館が会館している毎週水曜日に見ることができる。