-
南箕輪村で「ファーストブック」始まる
絵本を通じて心の豊かさをはぐくんでもらおうと南箕輪村で13日、0歳児に絵本をプレゼントする「ファーストブック」がスタートした。
この日は、9ヶ月健診に訪れた赤ちゃん24人に、絵本をプレゼントした。
この事業は、絵本を通じて心の豊かさをはぐくみ、親子の絆を深めてもらおうと、村が今年度から始めた。
絵本は、人気があり長年親しまれている5種類を用意した。
ファーストブック事業は、今後も続けていく予定で、年間でおよそ150冊の絵本をプレゼントする見込み。 -
年金支給日に合わせATM集中警戒
年金支給日の13日、お年寄りを狙った振り込め詐欺を防ごうと、上伊那各地の金融機関で街頭啓発活動が行なわれま。
このうち伊那市の八十二銀行伊那支店では、警察や防犯ボランティア団体が、注意を呼びかけるチラシを配布した。
伊那警察署によると、去年1年間の振り込め詐欺被害は県全体で375件、被害額4億3300万円、伊那警察署管内は11件で750万円だった。
詐欺の手口もさまざまで、伊那署では、「協力できる人は、だまされたふり作戦を実行してもらい、犯罪予防や犯人検挙につなげていきたい」としている。 -
伊那市消防団 三義分団を長藤分団と統合の方針
伊那市消防団は、過疎化による人手不足などから、高遠町の三義分団を長藤分団と統合する方針を10日、示した。
高遠町総合福祉センターで開いた高遠町地域協議会のの中で、三義分団の統合について報告があった。
三義分団は、定員34人のところ現在24人で活動していて、団員からも「長藤分団と統合させてほしい」という声が上がっていたという。
すでに両地区の了承は得られており、小坂樫男市長の決裁を経て正式に統合が決まる。
統合した場合、三義分団の名称は長藤分団第4部となる。 -
出会いサポート 体験談募集
結婚を考える男女をサポートするいなし出会いサポートセンターは、結婚のすばらしさや、家庭を持つ喜びを独身者に知ってもらいたいと、結婚体験談の募集を始めた。
いなし出会いサポートセンターでは今回初めて、「幸せなあなたからのメッセージ」と題して、結婚体験談を募集することにした。
既婚者の体験談を聞くことで、独身者が結婚に憧れを抱き、勇気を持って新たな一歩を踏み出してもらうことをねらう。
募集しているのは、出会いのきっかけや家族が増えた喜び、独身者へのアドバイスなど800字程度。郵送、ファックス、Eメールで受け付ける。
最優秀者には、高遠さくらホテルのディナー招待券、優秀者には伊那市の日帰り温泉入浴施設の共通券を贈る。
賞品には、幸せな夫婦に2人で素敵な時間を過ごして欲しいとの願いを込めているという。
募集締め切りは3月13日。 -
昭和伊南病院改革プラン答申
昭和伊南総合病院の経営改革プランを検討する審議会が11日開かれ、これまでの検討結果を伊南行政組合長の杉本幸治駒ヶ根市長に答申した。
救命救急センターの存続については、今後、県との協議を行いながら検討を進めていく方針。
救命救急センターの存続については、当初の「現状で高度な3次救急を担うには困難」という見解は変えず、今後、県が加わった新たな組織で検討を進めたい竏窒ニしている。
経営再建の方向としては、伊南行政組合側の素案の通り、2年後の平成22年度までに単年度収支の黒字化を目指し、職員数の削減や給料の見直しを行う。
医師の負担を減らす取り組みとしては、届出病床を現在の235床から220床に縮小する。
改革プランは、伊南行政組合議会に示した後、国に提出する予定。 -
高遠だるま市
約400年の歴史を持つ伊那市高遠町のだるま市が11日、鉾持神社参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人たちで賑わった。
だるま市は、作物の豊作などを願う鉾持神社の祈年祭に合わせ、毎年行っている。
この日は朝から、鉾地神社参道や高遠町商店街に約70の露店が軒を連ね、大小さまざまなだるまが並んだ。
訪れた人たちは、露天商と値段交渉しながら好みのだるまを買い求めていた。
また、高遠町の商店主らでつくる本町実業団が、だるま市の新たな名物になれば竏窒ニ今年初めて販売した「高遠桜だるま」は、販売開始から約30分で売切れるほどの人気だった。
だるまを購入したある男性は、「一年中元気に暮らせるのも、だるまさんのお陰。ありがたい」と話していた。 -
はらぺこで醤油しぼり体験
伊那市東春近の自由保育所はらぺこの園児たちは12日、醤油作りを体験した。園児やその保護者約30人が参加した。
保護者で醤油づくりに詳しい漆戸醸造の漆戸正彦さんから醤油づくりを教わった。
はらぺこでは、醤油の素となる麹に塩を混ぜてもろみを作り、去年の5月から日当たりの良い場所に置いて保管してきた。
この日は完成したもろみを子どもたちがひしゃくですくい、袋に移す作業をした。
醤油が出てくるのを待ちわびていた子どもたちは、袋からしみ出た醤油がタンクの口から出てくると、喜びながら匂いをかいだりしていた。
指導にあたった漆戸さんは、「店に行けば売っている調味料でも、作るにはこれだけの苦労があることを知ってもらいたい」と話していた。
作業の後には、子どもたちが出来上がったばかりの醤油をコンニャクやカマボコにつけて味わっていた。 -
フォレスタークラブ発足
薪ストーブ利用者が森林整備に参加し、そこで出た間伐材を薪として使うことで循環型社会の構築を目指す、伊那市フォレスタークラブが11日、発足した。
伊那市のいなっせで発足会が開かれ、薪ストーブ利用者など10人が集まった。
フォレスタークラブは、森林整備を希望する市民を会員対象として、NPO法人「伊那谷森と人を結ぶ協議会」と協力し、依頼のあった森林の整備を進める。
参加した会員には間伐材を薪として持ち帰ってもらい、薪の利用促進も図る。
会長に選任された窪村稔さんは、「こつこつ作業を進めて循環型社会の構築につなげていきたい」とあいさつした。
クラブでは今後、伊那市横山のますみヶ丘平地林を中心に活動を行っていく予定で、28日には1回目の講習会を開く。 -
伊那まつりテーマ「響」に決まる
今年の第37回伊那まつりのテーマ・キャッチフレーズが決まった。テーマは「響」。キャッチフレーズは「活・克・喝・元気に響け伊那の衆」となった。
テーマなどは、10日夜に市役所で開いた伊那まつり企画会議で決まった。
キャッチフレーズの「活・克・喝」は、不景気を吹き飛ばそうという意味をこめて、活性化の活、困難を克服する克、そして気合を入れる喝の3つの文字を入れ、それを響かせようという想いが込められている。
また市民踊りの方式について、伊那節や勘太郎月夜唄になると踊らない連などがあることから、「ダンシングオンザロードと伊那節の時間帯を区切ってはどうか」といった議論もされた。
会議では、こうした議論を踏まえ、第40回の記念の祭りに向け踊りの方向性について議論していく必要があることを確認した。 -
男と女いきいきセミナー閉講式
男女共同参画社会について理解を深める男(ひと)と女(ひと)いきいきセミナーの最終回の講座が13日、伊那市役所で開かれた。
講座では、女性有志でつくるまほら共の会が、地区の役員に選ばれた女性の話を軸にして男女共同参画について考える内容の手づくり紙芝居を披露した。
紙芝居に続いて小坂市長の講和があり、閉講式が行なわれた。
男と女いきいきセミナーは年間6回の講座で、講演や介護体験などを聞く機会を通して男女共同参画社会について学んできた。
当初の受講者78人の中で5回以上の講座に参加した20人に修了証が手渡された。 -
春の高校伊那駅伝 のぼり旗設置
3月22日に伊那市で行われる春の高校伊那駅伝ののぼり旗が、ナイスロード沿いに設置された。
のぼり旗は、伊那市美篶の白鳥博文さんが、大会開催までの日数を知らせる看板とともに設置した。
大会当日は、男子がこのナイスロード沿いのコースを走ることになっている。 -
旧馬島家で雛人形を展示
伊那市高遠町の民俗資料館旧馬島家住宅で11日から、古い雛人形の展示が始まる。
それを前に10日は、雛人形の飾りつけが行われた。
この雛人形は、住民有志で集まる高遠をこよなく愛する会のメンバーが平成16年から飾り付けを行っている。
このうち押絵雛は、江戸時代大奥を始め大名家など女性の手芸として流行し、江戸後期には民間でも作られるようになった。
また、展示されている中で最も古い享保雛は、江戸時代の中期に流行したといわれる雛人形で、豪華で重々しい様子と能面のように静かな表情が特徴。
この旧馬島家住宅の雛人形展は4月末まで。入場料は小中学生100円、大人が200円。 -
園児と支援センター交流
伊那市高遠第2第3保育園の園児と高遠町子育て支援センターの親子が10日、交流した。
高遠町子育て支援センターには親子13組と、高遠第2第3保育園の年長園児11人が集まった。
この交流は、小さな子ども同士がふれあう機会を作ろうと、年3回開いている。
この日は、一緒に歌や体操を楽しんだり、年長園児がパネルシアターを披露して交流した。
披露したのは「おおきなかぶ」の話で、園児たちは順番にしゃべったり人形を動かしたりして発表した。
大きなかぶを抜く場面になると、園児と親子が一緒に掛け声をかけていた。
ある園児は、「小さな子はかわいかった。お話もちゃんと聞いてくれてうれしかった」と話していた。 -
食品衛生シンポジウム
消費者や食品製造・流通業者などが食の安全について考えるシンポジウムが10日、伊那市のいなっせで開かれた。
シンポジウムは毎年開いている。今年は「食の安全・安心をめざして」がテーマで、シンポジウムでは内閣府食品安全委員会の本間清一さんが講演した。
本間さんは、輸入食品の増加や鳥インフルエンザなどで、今まで経験したことのない要因で食の安全が脅かされている竏窒ニ説明し、「大規模生産と短時間での流通が行われている今、一度安全が侵されると急速に広がる可能性がある」と注意を呼びかけた。
その後、消費者や生産者などが参加してパネルディスカッションが行われた。
食生活改善推進協議会の六波羅弘美さんは、「冷凍ギョウザ事件や遺伝子組換え食品など食の安全を取り巻く問題は多い。消費者も生産者も常に危機感を持って安全性を高めていかなければならない」と発言した。
また、伊那市で冷凍食品などの製造販売をしているミヤシタフーズ生産部長の林佐男さんは、「商品は、原料の入荷から出荷まで人の目や機械で何度も厳しくチェックしている。食は人の命にかかわることなので、安全第一で取り組んでいる」と安全への取り組みを発表した。
会場を訪れた人は、それぞれの立場からの発表に耳を傾けていた。 -
【カメラリポート】伝統のだるま市
400年前から開かれている伊那市高遠町のだるま市は11日、西高遠の鉾寺神社参道を中心に行われる。
このだるま市は毎年、鉾持神社の祈願祭に合わせて2月11日の祭日に行われている。
鉾持神社の祈願祭は、1年間の暴風雨や日照りもなく、農作物が豊作であるように祈る祭りで、昔は稲や豆など農作物の種の交換や売買もしていたことから、初市とも呼ばれていた。 -
ブラジル人支援のSOSネットワークが相談会
不況の影響で生活に困っているブラジル人などが、今後の生活について考える集いが7日、箕輪町の木下公民館で開かれた。
これは仕事を失ったブラジル人などを支援している上伊那医療生協SOSネットワークが開いた。
約70人が集まり、生活上の悩みや将来への不安など、それぞれが抱えている問題を出し合っていた。
出席者からは、「お金がなく病気になっても医者に診てもらうことができない」「子どもを学校に行かせることができず将来が不安」などの声が上がっていた。
また仕事についても、「突然解雇を言い渡された」「雇用保険などについて雇い主から説明がなかった」という声のほか、「就職相談会に行ったものの、外国人は対象外だと言われ何もできずに帰ってきた」と話す人もいた。
SOSネットワークでは、食糧など広く支援物資の提供を呼びかけるほか、外国人の相談受け付けや一時的に住むことができる拠点づくりを進めていきたい竏窒ニしている。 -
数珠回して安全祈願
伊那市高遠町の引待地区で8日、お事始めの伝統行事「数珠回し」が行われ一年間の無病息災などを祈願した。
数珠回しは明治以前の古くから伝わる伝統行事で、区民が数珠を回して互いの安全を願う。
この日は、集会所に集まった住民40人が輪になり南無阿弥陀仏を唱えながら長さ20メートルほどの数珠を右回りに3周した。
数珠には一つだけ大玉があり、その大玉が自分の場所に回ってくると頭を下げてそれぞれの一年の願い事をしていた。
前田裕敏常会長は、「若い人たちも加わり、毎年多くの人たちに参加していただいている。この地区の伝統行事を今後も後世に伝えていきたい」と話していた。 -
だるま市準備で大だるま飾る
11日に開く伊那市高遠町のだるま市を前に8日、訪れた人を楽しませる大だるまが飾られた。
この大だるまは、本町実業団のメンバーが12年前に制作したもので、高さと幅がぞれぞれ4メートルある。
この日は、保管してある歴史博物館から車で運び込まれた。
大だるまは、毎年だるま市の3日前から商店街に飾っている。
午後6時から9時までライトアップし、12日まで飾る。
本町実業団では、だるま市当日、この巨大だるまの前で初めてさくらの模様が入っただるまを販売するほか、おしるこのサービスも予定している。 -
リフォーム講習会
身近にあるもので日常で使える小物を作ってみようと9日、伊那市消費者の会が「リフォーム講習会」を開いた。
約20人が集まり、牛乳パックなどを使ったボールづくりなどに挑戦した。
講習会は、自分たちにできるごみの減量に取り組んでもらおうと、消費者の会が毎年行っている。
今年は3日間開き、牛乳パックを使ったボール作りのほか、使わなくなった布やネクタイなどを再利用した作品づくりにも挑戦する予定で、講習会は16、19日にも開く。 -
ごみ焼却施設学習会で環境アセスメント学ぶ
上伊那広域連合が建設を計画しているごみ焼却施設の学習会が7日、伊那市の富県ふるさと館で開かれ、市民が環境アセスメントについて学んだ。
学習会は上伊那広域連合と伊那市が開いたもので、住民およそ80人が集まった。
環境アセスメント制度について、長野県環境部自然保護課課長補佐の横浜寿一さんが説明した。
横浜さんは、評価の対象事業や手続きなどを説明し、「環境アセスメントは環境への影響の緩和を促す制度。施設の建設を実施する、しないは別問題」と話した。
また、長野広域連合事務局環境推進課建設推進室長の土屋文治さんが、ごみ焼却施設の環境アセスメントについて話した。
長野広域連合は、長野市にごみ焼却施設の建設を計画していて、現在、環境アセスメントの手続きをしている。
土屋さんは、県に環境アセスメントの方法書を提出する前に、概要版を作って住民に説明し意見を求めたこと、環境アセスメントの実施には費用がおよそ1億4千万円かかることなどを話した。
参加したある住民は、「環境アセスメントの評価ポイントを決める事前調査が必要ではないか」と質問。
それに対し土屋さんは、「過去の調査データを集めて、その中から組み立てる」と話し、横浜さんは「気象は大きい環境要素になる」と答えていた。 -
オリジナル「桜だるま」
高遠だるま市で販売伊那市高遠町の商店主らで作る本町実業団は、桜模様のオリジナルだるまを「だるま市」で販売する。
オリジナルだるまは、直径17センチから直径75センチまでの大きさで、通常の赤いだるまの周りにピンクの桜の花がデザインされている。
本町実業団では、高遠伝統のイベント「だるま市」を盛り上げようと、今年初めてオリジナルだるまを企画した。
高遠の象徴である桜をデザインしたものが少ないことや多くの人に幸せが訪れるようにと、「桜だるま」を作成することになった。
この「桜だるま」は、11日のだるま市で販売する。
小さいだるまは30個限定で1個2千円。大きいだるまはサイズの異なる3個のみの販売で2万円から。 -
冬の高遠フェスティバル
雪歩きやソリすべりなど冬の遊びを楽しむイベント、冬の高遠フェスティバルが7日、伊那市高遠町で開かれた。
県内外から訪れた約400人が、晴ヶ峰カントリー倶楽部や国立信州高遠青少年自然の家で冬の遊びを楽しんだ。
これは、冬の遊びを通して自然に親しんでもらおうというイベント。
晴ヶ峰カントリーでは雪歩きや歩くスキーの体験が行われた。
参加者らはスタッフの指導でスノーシューを履き、雪の上を自由に歩きまわって楽しんでいた。
また自然の家近くでは、特設のソリコースでソリ遊びを楽しんでいた。
自然の家関係者は、「高遠町の雄大な冬の自然を肌で感じてもらえたらうれしい」と話していた。
この冬の高遠フェスティバルは8日までで、8日は申込のあった参加者によるソリすべり大会が開かれる。 -
美篶住民が桜の学習会
伊那市美篶の「六道の堤」の桜の管理方法について学ぶ桜の学習会が6日夜、末広集落センターで開かれた。
地区住民およそ30人が集まり、伊那市で桜守をしている稲辺謙次郎さんから管理方法について学んだ。
学習会は、桜の名所となっている六道の堤の改修工事を機に、今後景観を守っていくために桜の管理方法を学んでもらおうと伊那市が開いた。
稲辺さんは、「桜の根は地中15センチくらいのところにあり、半径2メートルほどに広がる。桜のために、できるだけその範囲には入らず、根を踏みつけないような環境づくりをしてほしい」と呼びかけた。
また、六道の堤には桜のほかに松も群生していることを説明し、「良い景観づくりのためには桜だけでなく松の手入れも必要」と説明した。
学習会に参加した地区住民は、「今までどんな手入れをすればよいかわからなかったが、教えてもらったことで行動に移すことができそう。できるだけ毎日現地に足を運んで手入れをしたい」と話していた。 -
保科正之像などの建立費に
伊那市建設業組合が寄付伊那市内51社の建設関連企業でつくる伊那市建設業組合は、保科正之像と母お静地蔵の建立に充ててもらおうと50万円を寄付した。
伊那市建設業組合の唐木和世組合長らが6日、伊那市役所を訪れ、保科正之像、お静地蔵建立実行委員会会長の小坂樫男市長に現金を手渡した。
伊那市建設業組合は、51の組合参加企業から寄附金を集め、604人分の署名も中村威夫市議会議長に手渡した。
唐木組合長は、「長野県、伊那市をPRして元気にしていきたい。大河ドラマ化も実現させ波及効果にも期待したい」と話していた。
保科正之像とお静地蔵建立実行委員会では、300万円を目標に一口5千円以上で寄付を2月末まで集めていて、母子像は3月下旬に完成する計画。
保科正之像は、若い頃の正之が再現されるという。 -
親子で羽広の獅子舞など伝統芸能鑑賞
伊那市の西箕輪南部保育園で6日、地元の伝統芸能の鑑賞会が開かれた。羽広の獅子舞と与地の伊那節が披露され、園児とその親などが楽しんだ。
同園では去年、園児対象の鑑賞会を開いたが、保護者からも要望があったため、今年は保育参観に合わせて開いた。
羽広の獅子舞は市の無形文化財に指定されていて、剣の舞や豊穣の舞など5種類の舞を披露した。
年中のある園児は、「踊りがおもしろかった。獅子が近くに来たときは怖かった」と話していた。
次に、与地の伊那節保存会が踊りを披露した。与地の伊那節は、正調の伊那節に比べ節回しと手の動きに特徴がある。
踊りを見た後、全員で実際に踊りに挑戦した。園児たちは親に手を添えられながら、保存会のまねをして手を動かしていた。 -
南箕輪村の日本画家有賀殿夫さんが絵を寄贈
南箕輪村の日本画家有賀殿夫さんが6日、南箕輪村の大芝荘に日本画2枚を寄贈した。
寄贈したのは、村から見た経ヶ岳を描いた「経ヶ岳残照」と、飛び跳ねる鯉を描いた「躍鯉」の2枚。
有賀さんは、日本美術院に所属する画家で、大芝荘に定期的に作品を貸し出している縁で今回、作品を贈ることになった。
有賀さんの作品は、村役場をはじめ村内の保育園や公民館などに飾られていて、村に10点以上寄贈している。
作品は、大芝荘の宴会場に飾られるということで、有賀さんは、「大勢の人にゆっくり見て楽しんでもらいたい」と話していた。 -
振り込め詐欺被害防止へ一人暮らし老人宅を訪問
振り込め詐欺被害を未然に防ごうと伊那警察署は6日、南箕輪村の民生児童委員などとともに村内の一人暮らしのお年寄りを訪問し、注意を呼びかけた。
民生児童委員と村の駐在所員などが、振り込め詐欺の注意を呼びかけるチラシなどをお年寄りに渡した。
駐在所員は、お年寄りに振り込め詐欺のいくつかの事例を説明し、「自分だけが絶対被害に遭わないと思い込まず、何かあったら身近な人に相談してほしい」と話した。
去年、伊那署管内で発生した振り込め詐欺の被害件数は11件。そのうち、南箕輪村では2件。中でも、金を貸すと話を持ちかける融資詐欺の被害が最も多かったという。
伊那署では12日までの1週間で、村内の一人暮らしのお年寄り100人を訪れる予定。 -
長野県景観フォーラムINA
景観について考える長野県景観フォーラムINAが5日、伊那市のいなっせで開かれた。
このフォーラムは、地域住民による景観づくりを活性化しようと長野県などが開いた。
県全体のフォーラムは平成13年以来、8年ぶり。今回は、伊那市の西箕輪ふるさと景観住民協定者会が去年、県内で初めて景観育成特定地区に指定されたことから、伊那で開かれることになった。
フォーラムでは、「美しい信州の景観づくり功労賞」の表彰が行われた。
住民の自主的な景観づくり活動で、模範となる優良な取り組みを表彰するもので、西箕輪の住民協定者会をはじめ諏訪市や上田市などの5団体が受賞した。
受賞団体を代表して、西箕輪の住民協定者会が活動発表をした。
この会は、平成17年に景観住民協定を締結して県の認定を受けた。平成20年9月には県条例の景観育成特定地区に県で初めて指定され、地域住民と景観保全や広報活動などに取り組んでいる。
事務局長の山口通之さんは、「景観形成を地区づくりの一環として位置づけることが課題」と話した。
講演会も行われ、東京大学アジア生物資源環境研究センター教授の堀繁さんが良い景観について話した。
堀さんは、「景観とは目でみること。良い景観とは、見たいものが見やすいこと」と説明し、「景観で地域が評価される。よい景観を作るには、見たいものを見やすくし、見たくないものを見せないようにすること」と話していた。 -
伊那市消防団に新消防ポンプ自動車配備
伊那市消防団に新しい消防ポンプ自動車1台が5日、配備された。
消防ポンプ自動車は、市街地の荒井と西町を管轄している伊那分団第2部に配備される。
これまで使用していた車両が導入から17年以上が経過し老朽化したことから更新した。
新しい自動車は、最新式の大型真空ポンプなどを搭載していて、これまでよりも水を吸い上げる能力が高く、短い時間でより遠くまで放水できるという。費用は約1213万円。
式で小坂樫男市長は、「有事に十分活躍できるよう期待しています」とあいさつした。
伊藤仁団長は、「新しい機械に慣れ、1日でも早く全員がつつがなく活動できるよう訓練してほしい」と訓示。網野郁夫分団長は、「最新の機械を使って予防活動と新団員の確保につなげたい」と話していた。 -
「絵本の役割」 保護者が学ぶ
絵本の魅力と読み聞かせの大切さを知ってもらおうと、伊那市の西箕輪北部保育園で5日、保護者対象の講演会が開かれ、12人が絵本教育の大切さを学んだ。
講師は、伊那市の絵本読み聞かせグループのメンバー、坂本勇さんが務め、「絵本の役割」という演題で話をした。
坂本さんは、「親が絵本を読んであげることは、子どものコミュニケーション能力の発達に役立つ」として、「幼い頃から絵本を読んであげてほしい」と呼びかけた。
また、「子ども自身に読ませるのではなく親が読んであげることで、聞く力を育ててあげてほしい」と話していた。
坂本さんは、「子どもは絵本を読んでもらった愛情体験を記憶しています。同じ本でもいいので、何度も読んであげてください」と呼びかけていた。