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権兵衛トンネルで防災訓練
伊那と木曽を結ぶ国道361号権兵衛トンネルで18日、防災訓練があり、伊那・木曽両地域の消防や警察、県関係者など約80人が訓練に臨んだ。
訓練はトンネル内の自動車事故や車両火災に対して、迅速かつ効果的に対応するためのもの。
一般車両の通行を規制し、トンネルの伊那側入り口からおよそ300メートル中に入った地点で行われた。
訓練では、トラックに追突された乗用車が対向車線にはみ出し、反対側から走行してきた乗用車に衝突したことを想定。
乗用車から出られなくなった負傷者を救出し、トンネル内の消火栓からホースを取り出して放水した。
権兵衛トンネルは防火、防災設備がいたるところにあり24時間体勢で管理されている。トンネルを管理する木曽建設事務所によると、10月末現在でトンネル開通後累計で353万6千台、1日平均3千500台の車両が通行しており、これまで車両火災などの大きな事故はおきていないという。 -
共同作業の家が年賀はがき販売
箕輪町地域活動支援センター箕輪町共同作業の家などは、今年から利用者が書いたイラストが描かれた年賀ハガキを販売する。
作業所の売り上げアップにつなげようと、伊那市、箕輪町、南箕輪村の共同作業の家でオリジナルの年賀ハガキを販売することにした。
利用者が書いた絵は来年の干支にちなんだ物やお正月の風物詩など10点。このうちの7点を箕輪町共同作業の家の利用者が書いている。
値段は、インクジェットハガキを持ち込めば1枚50円。ハガキとセットが100円。
年賀状に印刷される絵は、先月から制作にあたってきたという。
これまでにも利用者の絵が書かれたポストカードなども販売している。
申込み締め切りは来月24日まで。 -
イチゴ生産者が蜂供養
ハウスでイチゴの受粉のために働いたミツバチの供養が17日、伊那市西箕輪の仲仙寺で行われた。
蜂供養は、ミツバチに感謝しようと上伊那でイチゴを生産している9つの団体が参加し、毎年行われている。
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、イチゴ栽培のために年間300万匹のミツバチを提供している。
小松さんによると、ハウスにいるミツバチは、外にいるハチが活動しないこの時期にハウス内で活動する事や、ハウス内の温度が外気温より高い事などにより、普通のものより寿命が短く、繁殖もあまりしないという。
伊那市西箕輪の羽広いちご生産組合の泉澤勝人組合長は、「蜂がいなかったらイチゴはできない。イチゴの生産ができるのはミツバチのおかげです」と感謝していた。 -
もみじコンサート
美術館で合唱披露地元の合唱団が歌声を披露する、もみじコンサートが15日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれた。会場にはおよそ300人が集まり、美術館に響く歌声を楽しんでいた。
コンサートは、地元の小中学生のほか、高校や一般など9団体が参加した。
高遠の合唱団、高遠やますそコーラスは、50代から70代と幅広い年齢のメンバーが、詩に曲をつけた歌を混声合唱で披露した。
また高遠小学校の5、6年生は、アカペラでわらべうたなどを披露した。
ある関係者は、「多くの団体に参加してもらい、音楽を通して交流ができたと思うので良かった」と話していた。 -
絵本作家スズキコージさんが講演
絵本作家スズキコージさんの講演会が16日、伊那市の伊那図書館で開かれた。
講演会は子どもたちに本に親しむ機会にしてもらおうと伊那図書館が開いたもので、会場には約100人の親子が訪れた。
スズキさんは東京在住の絵本作家で現在60歳。
これまで絵本で数々の賞を受賞しているほか中南米など外国でも活動している。
講演会では絵本の楽しみ方について話したほか、会場と一体となった読み聞かせも行われた。
折り紙を使った切り絵も紹介され、集まった親子はいろいろな形の切り絵を万国旗のように飾りつけていた。
他には絵本をもとにしたビデオも上映され、参加者はスズキさんが繰り広げる不思議でユーモラスな世界を楽しんでいた。 -
チューリップの球根植え
花いっぱい運動に園児参加南箕輪村西部保育園の園児約20人が12日、大芝高原にチューリップの球根を植えた。
大芝高原周辺では、老人クラブや企業などでつくる、花いっぱい推進協議会が花壇の整備などをしていて、この日はその一環として作業した。
屋内運動場近くの花壇には、老人クラブ連合会の会員が約2千個の球根を並べていて、園児たちは、「とがった頭を上にして、優しく土をかけて」などと教えてもらい、土をかけていた。
このチューリップは、来年の4月に咲くということで、ある園児は「赤や黄色のきれいな花が咲いてほしい。1年生になったら見に来たい」と話していた。 -
大芝マレット親交会が松くい虫対策寄付
松くい虫対策に役立ててもらおうと信州大芝高原マレットゴルフ親交会が14日、会員から集めた募金を南箕輪村に寄付した。
例会の開催に合わせ、今年集まった寄付金4万円を唐木一直村長に手渡した。
唐木村長は「貴重な寄付をいただいた。村の松を守るために大切に使わせていただきたい」と感謝した。
親交会の荻原文博会長は、「最近松くい虫被害が北上しているが、ここの松が枯れたら忍びない。金額は少ないが役立ててもらいたい」と話していた。
この寄付は、5年前から毎年この時期に行っている。
普段、大芝高原のマレットゴルフ場でプレーしている親交会では、このマレット場の松くい虫対策に役立ててもらうため会員から寄付金を募っている。
南箕輪村では3年前から、松くい虫対策として大芝高原の赤松に薬を注入している。
上伊那全体では、松くい虫被害が拡大しているが、南箕輪村と辰野町では、今のところ被害の報告はないという。 -
七五三 子どもの成長祝う
七五三の日の15日、各地の神社などでは、晴れ着姿の子どもたちが親に手を引かれてお参りする姿が目立った。
伊那市の坂下神社でも、子どもの健やかな成長を祝おうと、親子連れが参拝に訪れていた。
着物や羽織袴などの正装をした子どもたちは、神主の祈祷を受けて深々と頭を下げたり、おはらいを受けていた。
境内では、家族で写真に納まったり、両親や祖父母が子どもの晴れ姿を撮影していた。
坂下神社には、上伊那各地から七五三の祈祷に訪れるそうで、この日は午前中だけでもおよそ40組が訪れたという。 -
温泉のお菜洗い場 利用始まる
箕輪町のながたの湯近くの広場には、今年も野沢菜を洗う「お菜洗い場」が設置され、15日から利用が始まった。
オープン初日は、箕輪町松島の白鳥久吉さん・かよ子さん夫妻が、畑で収穫した野沢菜を洗っていた。
白鳥さんは毎年、自家製の野沢菜漬を作っていて、お菜洗いは50年続く夫婦の共同作業という。
久吉さんは、「お菜洗いをすると秋も終わり、いよいよ冬の訪れを感じる」。かよ子さんは、「昔は川で洗っていたが、今は暖かい温泉で洗えるので楽になった」と、会話を楽しみながら手を動かしていた。
洗い場は5カ所あり、蛇口からはおよそ45度のお湯が出て、腰をかがめることなく作業することができる。
町では「数が限られているので譲り合い、野菜くずなどは持ち帰り、マナーを守って利用してもらいたい」と呼びかけている。
この「お菜洗い場」は来月7日まで設置される。利用時間は午前8時から午後8時まで。利用料は無料。火曜日休み。 -
パノラマ信州麺街道フェスタ開催
麺を通じて地域活性化へ国道361号を「麺街道」と位置づけ、地域活性化につなげていこうと、パノラマ信州麺街道フェスタ2008が15日から、伊那市高遠町の高遠城址公園で始まった。
麺街道フェスタは、麺を通じての情報発信や地域間での連携を深め、活性化につなげていこうと開かれたもので、第一弾として高遠藩ゆかりのそばが集った。
会場では、高遠藩主だった保科正之が「高遠そば」としてその名を広めたとされる福島県猪苗代町や山形県天童市などからブースが出ていて、県内外5カ所のそばを味わうことができる。
訪れた人たちは、麺やツユ、薬味の違いを味わっていた。
また高遠閣では、「信州そば発祥の地 高遠藩そば紀行」と題してシンポジウムも開かれた。
まず、そば打ち5段の腕前を持つ板倉敏和副知事と、伊那市そば打ち名人の会の三沢博人さんによるそば打ちの実演が行われた。
基調講演では、福島県でそばによる地域おこしのカリスマと呼ばれている唐橋宏さんが「温故知新の地域づくり」と題して講演し、そばを通じての地域活性化のあり方を自身の体験を交えて話した。
この信州麺街道フェスタは16日の午後3時まで。16日は引き続き各地のそばを味わうことができるほか、そば打ち講習会も計画されている。 -
福祉問題懇談会
市議会社会委員会が現場の声聞く伊那市議会の社会委員会と、市内の介護サービス事業所との懇談会が14日夜、市役所で開かれた。
会場には事業所の職員およそ50人が集まり、議員らと意見交換した。
懇談会は、市議会で福祉を所管する社会委員会が、現場の生の声を聞いて、現状を確認しようと初めて開いた。
通所サービスや施設サービスなど4つのグループに分かれて懇談した。
職員からは、「女性が多い職場だが力仕事も多く、男手の少なさを感じる」「自治体で請け負っている介護サービスは地域によって差がある」など、さまざまな意見が出ていた。
社会委員会の黒河内浩委員長は、「これまでやってきた視察ではわからないことや知らないことがたくさんあった。もっと交流する機会を作っていきたい」と話していた。
参加したある職員は、「これまでに無かった事で、福祉の実態を知ってもらうには良い機会。これからも続けていってほしい」と話していた。 -
箕輪町でイルミネーションフェスタ、イルミネーション準備進む
22日から箕輪町で開かれるイルミネーションフェスタの準備が進んでいる。
イルミネーションフェスタは、町の活性化をはかろうと、地元商店街の事業者や住民などでつくるみのわTMOネットワーク2004が開いているもので、今年で4年目。
今年も松島の町道6号線、センターパークまつしまを中心に飾り付けを行っている。
今年のテーマは「地球と生命パートIII縲怏F宙と龍神」。メーンは、高さ約5メートル、全長25メートルの龍となっている。
2008みのわイルミネーションフェスタは、今月22日から1月10日まで開催される。 -
高遠城址公園、秋まつり10万人達成
伊那市の高遠城址公園の秋まつりの来場者が、14日、10万人を突破した。
10万人目となったのは、兵庫県神戸市の伊藤かほるさんで、伊藤さんは伊那市などが行っている公募展「信州伊那高遠の四季展」に応募する油絵作品を作ろうと、今日公園を訪れていた。
伊藤さんと10万人前後の2人に、高遠饅頭などが贈られた。
城址公園の秋まつりは今年で7年目。回を重ねるごとに入場者数は増えており昨年は週間でおよそ2万2千人が来場した。
実行委員会の伊東義人会長は「桜の時期にもぜひ訪れてください」と語った。
秋まつりは16日(日)までで、15、16日は、信州そばに関するシンポジウムやそば打ち講習会などが予定されている。 -
マイバッグ持参呼びかけ
南箕輪村消費者の会南箕輪村消費者の会が13日、南箕輪村内のニシザワショッパーズで買い物客にマイバッグ持参を呼びかけた。
今年度初めて計画した活動で、長野県が10月から始めたレジ袋削減県民スクラム運動に合わせて行った。
会員6人は、新しい桃太郎旗を持ってマイバッグ持参を呼びかけたほか、マイバッグの利用率も調べた。
同会では、「利用は5割くらいで意識が高い。今後も啓発活動を続けたい」と話していた。 -
平安時代の墓 南箕輪村郷土館に再現
南箕輪村郷土館の入り口脇に、南殿から出土した平安時代の墓が復元されている。
墓は、平成元年に南殿の宮ノ上から出土したものでで、先月、郷土館の前に復元された。
復元には出土した石を使い、発掘されたときの状態を再現している。
墓は、平安時代、およそ1000年前のもの。中には火葬された骨の入った壺が収められていた。この時代に火葬すること自体が非常にまれだった。調査の結果、骨は壮年の女性のものである事が分かっていて、豪農など、裕福な女性のものではないかと推測されている。
発見時の対応などがよく、壺は、無傷で保存されていて、村の指定文化財となっている。
この復元された墓は、いつでも見学することができる。また壺や骨は、郷土館が会館している毎週水曜日に見ることができる。 -
パンフラワーと写真 姉弟2人展
パンフラワーと写真を飾った展示会が伊那市の伊那市立図書館で開かれている。
展示しているのは伊那市の吉川光子さんとその弟の向山世男さん。2人はそれぞれ還暦を過ぎて光子さんはパンフラワー、世男さんは写真を始めた。
今年、光子さんが喜寿を迎え世男さんが古希を過ぎ、節目として多くの人達に見てもらおうと初めて展示会を開いた。
会場には、光子さんがこれまで作り上げてきたパンフラワー40点と世男さんが上伊那の四季を写した写真24点が飾られている。
パンフラワーは、パン粘土を使って本物そっくりの花をつくるもので、会場にはヒマワリやコスモスなど色華やかに並んでいる。
また世男さんの作品は、上伊那の美しい四季が写し出され、訪れた人の目を楽しませている。
2人展は16日まで。 -
伊藤隆一医師講演会
落語も披露辰野町の外科医院院長で、アマチュア落語家としても活動している伊藤隆一さんの講演会が13日、伊那市の西町公民館で開かれた。地区住民など約80人が集まり、伊藤さんの講演に耳を傾けた。
伊藤さんは医師を務めるかたわら、笑うことから健康になってもらおうとアマチュア落語家「直志亭かんた」としても活動している。
講演では笑いをテーマに、「笑ったり喜んだり、感情表現が脳細胞を活性化してボケ防止につながる」「会話をすることで頭が柔らかくなる」など、笑いを織り交ぜながら説明していた。
また、講演のあとには落語を一席披露した。
演目は、酔っぱらった亭主とその女房などとの掛け合いがおもしろい「かわりめ」。会場は笑いの渦に包まれ、訪れた人たちは伊藤さんの落語を堪能していた。 -
納税表彰式
納税意識を高める活動などに取り組んできた個人や団体を表彰する今年度の納税表彰式が11日、伊那税務署であった。
表彰式は例年、国税庁の定める「税を考える週間」に合わせて行っているもの。この日は伊那税務署管内の4人が表彰を受け、ICTエリア内では、伊那法人会南箕輪支部長の堀井(ほりい)一四(かずし)さんと伊那間税会副会長の小林雄五郎(こばやしゆうごろう)さんに表彰状が贈られた。
伊那税務署の大澤稔署長は「皆さんのご尽力に感謝している。適切で公平な納税の実現を通じて、納税への国民の理解を得ていきたい」と語った。
「税を考える週間」は今月17日までで、その間、関東信越税理士会伊那支部が税金相談コーナーを開設したり、上伊那青色申告会連合会が講演会を開く予定。 -
伊那市・信大農学部土砂災害についての講演会
砂災害を知りいざというときに役立てようと12日、伊那市と信州大学農学部による講演会が伊那市役所であった。
この講演会は、信大と伊那市の連携協定に基づくもの。
この日は農学部森林科学科の平松晋也教授が、土砂災害について講演した。
平松教授は、長野県は雨の量がそれほど多くないのに、土砂災害の発生件数が全国で2番目に多いことを話し、「雨の多い地域は、山などが浸食されて崩れやすいところがない地形になっているが、少ない地域は不安定なまま残っている。今まで崩れていないところこそ警戒が必要」と説明した。
また、災害への心構えとして「自分の身は自分で守る」という意識が一番大事とし、「土石流の前に沢の水が濁る、湧水が急に止まるなどの前兆を知識として持ち、避難勧告などに頼らず早めに避難することが大切」と説明した。 -
信大農学部でシクラメン販売開始
南箕輪村の信州大学農学部で12日から、学生が育てたシクラメンの販売が始まった。農学部内の生産品販売所には、16種類のシクラメンが並んでいる。
農学部の食料生産科学科では、実習としてシクラメンを栽培していて、その後、花は販売し、売り上げは今後の実習費用に充てている。
毎年2千鉢ほど栽培しており、今年は、昨年好評だった少し小さいサイズのものを多めに作った。
人気があるのは、花びらの縁がフリル状になっているもので、早いうちに売り切れてしまうという。
初めて買いにきたという人は「すばらしい花がたくさんあって迷ってしまいます。目移りして、なかなか決まりません」と話していた。
シクラメン販売は、12月18日ころまで、毎週水曜日と木曜日に実施している。 -
訪問星空観察会
上伊那の天文愛好家でつくる「伊那天文ボランティアサークルすばる星の会」は、学校や公民館で開く星空観察会に出られない人に自宅で楽しんでもらおうと、訪問観察会を始めた。
12日夜は、伊那市内のお年寄り宅を代表の野口輝雄さんが訪れ、野口さんが用意した望遠鏡を使い一緒に天体観察をした。
初めて望遠鏡を覗き、あるお年寄りは「図鑑の方がはっきり見えるが、自分の目で見る事ができて嬉しかった」と話していた。
すばる星の会の野口代表は、「空気が奇麗な伊那の星空を多くの人に楽しんでほしい」と話していた。
サークルでは、要望があれば個人宅や病院などへ出向き、この観察会を開いていきたい竏窒ニしている。 -
高遠第4保育園の親子がスイートポテト作り
伊那市の高遠第4保育園の親子50組が11日、自分たちで収穫したサツマイモでスイートポテト作りに挑戦した。
この取り組みは保育参観に合わせて今年初めて企画したもの。
去年、食育をテーマとした講演会を開いたところ、好評だったため、今年は実際に自分たちで何か作ってみたいと、親子クッキングを企画した。
食材には子どもたちがこの秋に収穫したサツマイモを使用。ゆでたサツマイモをつぶし、バターと砂糖を混ぜた後、親子でサツマイモを丸めると、お団子サイズのスイートポテトが出来上がった。
親子は「おいしい」「こんなに簡単なら家でも作ってみたい」などと話しながら、一緒に作ったスイートポテトを味わっていた。 -
年末年始の年とり魚やおせち料理などの商品が並ぶ見本市開催
年末年始の年とり魚やおせち料理などの商品が並ぶ見本市が11日、伊那市西春近の市場であった。
これは、上伊那のおろし業者やスーパーなどの小売業者を対象に丸水長野県水が開いたもの。会場には魚類やおせち料理がならび、商談に訪れた関係者が味を確かめたり値動きなどを質問する光景が見られた。
今年は原油高などの影響により全体的に去年に比べ1割から2割ほど高値が付くと見込んでいる。
関係者によると、年取りの魚ブリについては今のところまとまった水揚げは無く、おせち料理は、品質の良いものが売れている傾向にあるということです。
この日展示した商品はスーパーなどで来月の始め頃から並び始める。 -
縁起物づくり始まる
箕輪町の信州縁起物製作所では、早くも正月用しめ飾りづくりが始まっている。従業員らは、慣れた手つきで玄関や神棚などに飾る縁起物作り作業に励んでいる。
作業は、来月20日ごろまで続き、最盛期には地元主婦などの手伝いのもと、30人以上で作業にあたる。年末までに合計3万個を作る予定。しめ飾りの多くは、中南信地区のスーパーやホームセンター等に出荷する。
この会社では、伊那や諏訪など地域の風習に合わせ、しめ飾りの形や使用するワラを変えており、伊那地区では青いワラ、諏訪地区では黄色く乾燥した物が好まれるという。
営業部長の大槻正春さんは、「来年も良い年であるよう願い、一つ一つ作っている。沢山の人に買ってほしい」と話していた。 -
南アルプスバス営業終了
伊那市長谷の戸台口から北沢峠を結ぶ市営南アルプス林道バスの今シーズンの運行が9日、終了した。
同バスの今シーズン(4月25日縲・1月9日)の運行日数は199日。乗客数は4万3635人で、去年比1152人の減となっている。
この要因として伊那市は▽6月に災害復旧工事の関係で北沢峠への乗り入れが出来なかったこと▽8月の天候不順竏窒ネどをあげている。
一方、紅葉シーズンの10月は、ツアー客の増加などで去年より938人多い1万1837人が利用している。
南アルプス林道バスの営業開始は29年前。その間無事故で運行している。 -
ふるさと講座
地域の歴史や文化を学ぶ講座が6日、南箕輪村民センターであった。
同講座は上伊那の文化を学び後世に伝えていこうと、シニア大学の卒業生などでつくる県長寿社会開発センター伊那支部のふるさとを学ぶ会が企画したもの。伊那市文化財審議会の委員などを務める伊藤一夫さんを講師に迎え、西箕輪羽広の仲仙寺に残る文化財・絵馬について学んだ。
伊藤さんは、仲仙寺は馬の観音様として広く信仰されたため、絵馬が多く残っており、48の絵馬の中には県内で最も古いとされるものや、千匹の馬が描かれた千匹(せんびき)絵馬(えま)も6つあることなどを説明
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「調査して雑誌などで発表したら、木曽からも協力者が現れるなど新たな展開があった。意欲を持って調べ、発表する機会を持つ事がとても大切」と語った。
また、ふるさとの文化財についてのパネルディスカッションもあった。 -
外国青年が撮った長野写真展
写真展示会「外国青年が撮った長野」が10日から、伊那市の県伊那合同庁舎で開かれている。
展示会は県国際交流員が企画したもので今回で2回目。
県内に住む外国人が撮影した写真21点を展示した。
今回はテーマに「不思議な長野県の風景、物の発見」「長野県の夏、秋の過ごし方」という2つを設けた。
不思議な風景をテーマとした一つ、大田切川で遊ぶ子どもたちを撮影した作品は、オーストラリ人が撮影したもの。
オーストラリアでは海で遊ぶことが日常なため、川で遊ぶ様子は珍しかったのではないかという。
また、夏、秋の過ごし方をテーマとした作品では、日傘代わりに蛇の目傘を持った女性を撮影した作品などが並んでいる。
展示会は14日まで。
その後、県内4会場を巡回する予定。 -
恩徳寺の大イチョウ見頃
南箕輪村沢尻の恩徳寺にある村指定の天然記念物、大イチョウが黄色に色づき、見頃を迎えている。
大イチョウは樹齢およそ390年で、ほかのイチョウと比べ、しだれているのが特徴。
恩徳寺の林宥温住職によると、ここ数日の冷え込みで一気に色づいたということで、例年よりも少し早い色づき。見頃は11日頃までだという。 -
東春近2分の1成人式
伊那市東春近地区で、10歳の成長を祝う2分の1成人式が8日、春近郷ふれ愛館で開かれた。
地区が主催する2分の1成人式で、東春近小学校の4年生61人と保護者らおよそ170人が出席した。
子どもたちは式の中で、10年後の自分に宛てた手紙などをタイムカプセルに入れた。
このタイムカプセルは子どもたちが20歳になるまで、公民館で保管するという。
東春近地区協議会の梅田和穂会長は、「夢のために健康第一、1日1日を大切にして努力を積み重ねてほしい」とあいさつした。
東春近小学校の卒業生で、今年のインターハイ陸上男子棒高跳びで優勝した高遠高校2年の松澤ジアン成治)君の講演も行われた。
松澤君は、「夢をあきらめずに頑張ってください」と話していた。
子どもたちは、「世界中でかけがえのない自分だとわかりました」「自分の夢に向かって進んで行きます」などと話し、歌を熱唱した。 -
新山保で保護者が園庭作業
園児数の減少により存続が難しいとされている伊那市の新山保育園で8日、保護者会が園庭作業を行った。
保護者や保育士などおよそ20人が参加して、あずまや作りや花壇の整備などをした。
保護者会では、先月19日に開かれた新山まつりで、今回の作業に充てる資金の募金活動を行っている。
募金では、4万8千213円が集まり、今回の作業の資材購入費などに使われた。
今回の整備は、新山保育園の今後が不透明なこともあり、子ども達に保育園での良い思い出を残してもらいたいとの願いが込められている。
保護者会の井上松夫会長は、「募金には保育園に対する地域の強い思いを感じた。子ども達に喜んでもらえたらうれしい」と話していた。