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影絵サークルこのゆびとまれ
19日の「おはなしむら」で公演南箕輪村の影絵サークル「このゆびとまれ」が、19日の村図書館「おはなしむら」で公演する。17日、会場となる村民センターでの練習で、演じ方や投光機の具合など最終確認をした。
サークルは、村保育園の保育士有志10人で構成。年1回、おはなしむらで公演してきたが、本年度は夏に続き新年公演も計画した。
演目は「おおきなかぶ」「大きな古時計」。いずれも過去に上演した作品で、「大きな古時計」はレパートリーの中で最も古い。ディズニーの影絵クイズもある。
昨年10月から題材を決め、今まで以上に演じることに力を入れ、月2回の練習を重ねてきた。これまではせりふ担当と演じる担当に分かれていたが、今回はナレーション以外は演じる人がそれぞれせりふを言う。
「一人ひとりの動きの面白み、『おおきなかぶ』は大きく作り直したかぶが最後に出てくる場面の楽しさを味わってほしい」と話している。
おはなしむらは午前10時半から村民センター2階。影絵のほか工作もある。 -
手作りパンを販売
箕輪町
根橋二三代さん箕輪町南小河内のイタリアン・ジェラートの店「みのわ愛す工房」が、昨年12月からパンの販売を始めた。焼きたてパンを提供しようと、店舗隣りの工房でパンを焼く。
ずっと以前から趣味でパンを焼いていたが、膨らみが悪いなどうまくいかず、95年から伊那市にある小沢燃料のパン教室に通い始めた。教室ではパンのほか和菓子、ケーキも学ぶ。年1回は名古屋のセミナーも受講するなど熱心に学び、4年前に講師資格、2年前に教師資格を取得した。今も月1回、通い続けている。
教室では最初に手ごねを習い、あんパン、クリームパンを作り、次にフランスパン、食事用のパンなど段階を追って勉強。病人食の塩の入っていないパンも作った。フランスパンは、「職人のように3本の切り込みがきれいに割れた焼き上がりにならず、一番難しかった」という。
元々家庭で食べるために始めたパン作り。分厚いレシピの中から好きなものを選び、家族のために焼いていた。今は夫婦2人で「男の人は食事以外にあまり食べないから」と、会合に持っていったり、近所に配ったり。地域ではちょっと知られていたため、「みのわ愛す工房」を始めたとき、パンも売ってほしいという声が寄せられた。
行楽で箕輪ダムを訪れた人たちがジェラートを食べに来てくれたとき、何か食べたいという感じを受けたこともあり、オープンから3カ月後にパン販売を始めることにした。
「地元の新鮮牛乳を練りこんだパン」が売り。教室で教わったパンは水で練るため、固形分がある牛乳を使う場合はレシピ通りにはいかない。何回か試作を重ね、納得のいくパンを作り出した。
「食べたときの皆さんの顔、おいしいと言ってくれる顔が何よりうれしい」
毎週土・日曜日限定販売だが、焼きたてのパンを机に並べて冷ましていると、近所の人は開店前に訪れ買っていってくれるという。
パン生地の材料は、牛乳、粉、ドライイースト、塩、砂糖だけ。家庭にある材料で作る。一人で焼くため何十種類も作ることはできない。「この季節は何がいいかな、今度は何がいいかなと、少しでも喜んでもらえるように考えながらやっています」。定番の食パン、シフォンケーキのほか5、6種類が店頭に並ぶ。
「お母さんが家族のために作ってきたパンを、今度は近所の人、お客様に食べてもらうために作る。お母さんのやさしい味を大事に、試作をしながら、おいしいものを出していきたい」(村上裕子) -
07年伊那署管内で発生した交通事故
07年に伊那署管内で発生した交通事故の死者数は前年と比べて5人減の3人だったことが、同署のまとめで分かった。このほか、人身事故は前年比4件減の526件、けが人は同6人増の670人だった。
3人の尊い命を失った交通死亡事故3件は、いずれも伊那市内で発生。車を運転していた死者2人のうち1人はシートベルトを非着用だった。飲酒運転事故はなかった。
人身事故の発生場所で依然として上位となるのが交差点内の事故。件数は前年比33件増の313件だった。一方、例年、目立っている高齢者の関係する事故は同6件減の153件、飲酒運転事故は同3件減の7件だった。
市町村別の人身事故の発生状況は、伊那市322件(前年比2件減)、箕輪町104件(同22件減)、南箕輪村100件(同20件増)だった。
車が横転し、出火した交通死亡事故の現場(07年9月11日・伊那市西春近) -
小型消防ポンプ入魂式 伊那市消防団
伊那市消防防災課は17日、伊那消防署で市消防団で使用する小型消防ポンプ(可搬)4台などのための入魂式を開いた。ポンプが導入される高遠分団第4部、三義分団、藤沢分団第4部、消防団本部などの関係者ら約30人が出席し、安全を祈願した。
それぞれの分団で15縲・4年間使用していた小型消防ポンプの老朽化に伴い、市が本年度事業で新しいポンプと装備品のホース、吸水管など4セットを購入。4台のうち1台のポンプは消防団の予備として団本部に設置される。装備品などを含め購入費は約600万円。
入魂式で田畑安彦団長が「ポンプの機能を熟知し、有事の際にポンプの性能を発揮できるよう訓練を十二分にしてほしい」とあいさつ。導入される分団を代表し、藤沢分団の北原友二分団長は「住民のため、無事故、無災害に努力したい」と話した。
新しく導入した小型消防ポンプに献酒する消防関係者 -
箕輪町観光協会HP運用開始
箕輪町観光協会(会員175人、平沢豊満会長)のホームページが完成し16日、運用を開始した。「箕輪町のこだわりが見えて、箕輪町の人の顔が見えるホームページ」をコンセプトに、町の観光を中心とした魅力を紹介している。
これまで観光協会独自のホームページはなく、箕輪町のホームページ中の観光コーナーから情報を得る形になっていた。独自のホームページを作ることで観光PR、誘客および箕輪ブランドの確立につなげると同時に会員のPRをする目的で、06年にプロポーザルで請負業者に信州アルプスを選定し作成を進めてきた。請負金額は58万9050円。
従来のホームページに見られる「見る」「食べる」というような区分けではなく、季節や時間帯、モデルコース、箕輪を知る-などの区分けにし、「ホームページを訪れた人が箕輪町を擬似体験でき行ってみたくなる」ことを目指して構成したという。
現在はまだ骨組みの段階で、随時更新し、会員ページも取材と掲載を進め「こだわり」を伝えるページ作りをするなど内容の充実を図る。また、花や紅葉などリアルタイムの情報も提供していきたいという。
ホームページアドレスはhttp://www.minowa-town.jp/kankou/
問い合わせは観光協会事務局の町役場産業振興課商工観光係(TEL79・3111内線157)へ。 -
伊那市用地選定委員会、小グループで評価方法を具体化するための検討
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市の用地選定委員会が17日、伊那市役所であった。前回までに小委員会が検討してきた用地選定にかかる評価方法を、より具体化するために3グループに分かれて検討。次回24日に開く小委員会で3グループの検討結果を持ち寄り、より具体化した評価方法をまとめることになった。また同日、活断層や地盤の強弱などをどう評価すればいいか、専門家の意見を聞くための勉強会も開く。
候補地の適正を判断する評価基準の判断方法については、委員の一部を選出した小委員会が検討してきたが、前回全体会に示した評価方法には具体化されていない部分も多かったことから、全体会を3つに分けた小グループの中で各委員から意見を出してもらい、それを参考に再度小委員会が評価方法をまとめることになっていた。
今回3グループで検討したのは▽小委員会で点数評価を行わないとした項目の具体的な評価方法▽点数評価すると決定した項目の中で、定義が具体化されていない部分(住宅群の定義、距離など)の定義付け▽評価方法そのもの竏窒ネど。
第2グループでは、点数評価する項目の中で用地取得費、造成費など、建設コストに関する項目のみ、建設金額によって極端に点数差が出てしまう現在の評価の方法につき「コストだけこんなに開きが出るのは公平性に欠ける」といった意見が出て、ほかの項目と同じ方法で評価することなどを提案する声もあった。
また、現在「近隣住民の理解度」「景観」などといった項目については点数評価はしないが、何らかの形で評価するということになっているが、「点数評価しない項目はどうやって評価の中に織り込んでいくのか」などといった質問も出た。 -
園児が防火、防災意識高めて、東保育園で訓練
阪神大震災からちょうど13年を迎えた17日、宮田村東保育園は火災を想定した避難訓練を行った。園児たちは防火、防災に関するアニメ映画も鑑賞し、意識を高めた。
迅速に園外へ避難した子どもたち。人気のちびまる子ちゃんが登場する啓発映画も鑑賞し、防災を身近なこととして考えた。
訓練に立ち会った伊南消防北消防署の署員は、改めて火災のおそろしさを伝え「ライターなどが家にあってもいじらないで」と呼びかけた。
東保育園を含め村内3つの保育園は毎月、地震や火災を想定した避難訓練を定期的に実施。北消防署の署員は「繰り返し学ぶことは、いざという時に有効。幼いうちに、危ないことを危ないと認識することも大切では」と説明する。 -
木下北保育園で収穫祭
箕輪町の木下北保育園は16日、野菜栽培でお世話になった人を招いて収穫祭をした。地域のお年寄りと交流する「ふれあい」も併せて開き、園児がダンスや歌を披露し、収穫した大根を使った給食を一緒に味わった。
毎年食育の一環として園近くの畑を借り、営農組合などの協力を得て野菜を作っている。今年はジャガイモ、サツマイモ、大根を栽培し収穫した。ピーナッツは鳥に食べられ失敗に終わったが、タマネギは6月ころの収穫に向け苗を植えてある。
園児は、昨年12月の生活発表会のプログラムの中から、ダンスや合奏、歌などを元気いっぱいに披露。お年寄りと園児が一緒に輪になって「ともだちがいっぱい」という歌のお遊戯もした。
昼食の献立は、収穫した大根と厚揚げの煮物、酢の物、黒蒸しパンなど。畑を提供している木下の井上武雄さんは、「毎年、収穫祭に呼んでもらっている。子どもたちは皆元気がいい。歌も踊りもよく覚えたと思う」と目を細め、年長・年中園児と一緒に食事を楽しんだ。 -
伊那西スケート場 きょう一般開放
今季限りで廃止を検討している伊那市横山の伊那西スケート場が17日、一般開放される。約10センチの厚さの氷が張った滑走可能な南側部分のみの開放。今シーズンは、一部開放のため入場料は無料となる。開場は2月11日までの予定。
同スケート場は今季、暖冬の影響で恒例の小学生を対象とした「ちびっこスケート教室」や伊那西小学校体育授業を日陰部分の南側で実施。市民からの要望もあり、見合わせてきた一般開放を同部分のみ、開始することを決めた。
06年度の営業日数は19日間(05年度は37日間)。利用者数は有料617人(同1114人)、無料555人(同322人)。市は利用者や滑走可能日数の減少などを理由に、今季の利用状況を見てから来年度、廃止するかを検討していく。
同スケート場の開場時間は午前7時縲恣ッ10時、午後6時縲恣ッ9時の1日2回。問い合わせは、伊那西スケート場(TEL78・7597)へ。 -
『井上井月真筆集』を寄贈
井上井月顕彰会はこのほど出版した『井上井月真筆集』と『井上井月色紙集』各1冊を駒ケ根市に寄贈した。会員の下島大輔さん=駒ケ根市、細川伊佐夫さん=宮田村=と、出版社「新葉社」の北林昇社長らが市役所を訪れ、中原正純市長に手渡した=写真。下島さんは「井月は地域に伝えていかなければならない文化だ。今後、展示会や講演会を開いて本をアピールしていきたい」と述べた。中原市長は「私も作品を所蔵している。市としても市民に情報を発信し、井月の足跡を伝えていきたい」と述べた。
『井上井月真筆集』は作品約500点を収録、限定特価3万4650円(限定300部)。『井上井月色紙集』は色紙5枚入りで特別頒布価格1万7千円(限定100部)。 -
高齢者青色パトがスタート
地域の安全に貢献しようと駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は15日、青色回転灯装備車による市内巡回防犯パトロールをスタートさせた=写真。高齢者クラブによる活動としては県下初。パトロールは会員18人が数人で一組となり、児童、生徒の下校時間を中心に約1時間、私有車2台で学校周辺を巡回。月2、3回の割で実施していきたいとしている。
駒ケ根市役所前で行われた出発式で高坂会長は「日ごろ行政には世話になっているからその恩返しの意味もある。自分たちが動くことで地域の防犯意識が向上してくれればうれしい」と述べた。
中原正純市長は「行政と地域の団体がこうして連携を取り合い、力を合わせることで安全、安心の確保ができる」と感謝を述べ、今後の取り組みに期待した。 -
市民が公正な開票を申し入れ
駒ケ根市の無職山本正己さん(77)と自営業の男性(57)=いずれも町二区=ら市民3人は16日、市選挙管理委員会を訪れ、特定の候補の選挙運動に従事した市職員労働組合員が市長選の開票作業に関与しないことなどを求める要望書を今福清二委員長に手渡した。山本さんらによると、市職労は市長選に立候補しているある候補との間で賃金や職場環境の変更には双方の合意が必要竏窒ネどの取り決めを交わした上で11月28日、市職労として同候補の推薦を決めたなどとしている。山本さんらは「開票作業に公正さを欠く恐れがあり、市民として許せない」と強い調子で述べた=写真。要望書では、開票作業者名簿の公表なども要望している。今福委員長は「即答はできないが、現段階でその必要はないと考える。ただし、検討はする」と回答した。
山本さんらは同日、立候補している3候補の事務所を訪れ、同様の趣旨の申し入れをした。 -
緑ヶ丘敬愛、伊那緑ヶ丘幼稚園の年長園児が伊那署で表敬訪問鼓笛隊演奏
伊那市の緑ヶ丘敬愛、伊那緑ヶ丘幼稚園(宮原満生園長)の年長園児42人が16日、伊那警察署の小嶋惣逸署長のもとを表敬訪問し、鼓笛隊演奏を披露した=写真。
同園の園児らが伊那署を訪れるのは約6年ぶり。実際の警察署を訪れることで警察官の仕事を間近に感じ、興味を持ってもらうおう竏窒ニ、企画。それに合わせ、この春同園を卒園する年長園児がこれまで練習してきた鼓笛隊の成果を披露することにした。
園児らは「スカイ ハイ」「世界に一つだけの花」など5曲を演奏しながら、元気良くマーチングを披露。
小嶋署長は「お巡りさんもみなさんの元気をいただいたので、寒さに負けず、頑張っていきたい。みなさんはここで、心を一つにしてみんなで協力し合うことを学んだと思う。一年生になっても、それを大切にしてほしい」と語った。
その後園児らは、パトカーへの乗車も体験。
宮原園長(56)は「お巡りさんが普段どういうことをしているかを体験の中で知ってもらい、日ごろの安全が守られていることを身近に感じてもらいたい」と話していた。 -
駒ヶ根市の飲食店でノロウイルスによる食中毒発生
県衛生部は16日、駒ヶ根市の飲食店「包丁処 江月」でノロウイルスによる食中毒が発生したことを公表し、同店に対し16日から18日までの間、営業停止を命じた。
事件を探知したのは今月10日。駒ヶ根市内の医療機関から伊那保健所への連絡があった。患者は同飲食店で食事をした1グループ17人のうち、生カキ、刺身、トンカツなどを食べた20代縲・0代の男女11人。今月8日から9日にかけて嘔吐(おうと)、下痢、発熱などの症状を示し、環境保全研究所による検査の結果、患者の便からノロウイルスが検出された。
同飲食店では11日から営業を自粛している。また、現在患者は全員快方に向っている。
本年度、県内におけるノロウイルスによる食中毒の発生状況は8件、336人。
県では予防方法として▽トイレの後、調理の前、食事の前に石けんで手を十分に洗うこと▽加熱して調理する料理は十分に加熱すること▽まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や漂白剤で殺菌すること竏窒ネどを呼びかけている。 -
保科正之公大河ドラマ実現に向け、全国組織立ち上げへ
江戸時代の高遠藩主・保科正之公のNHK大河ドラマ化に向けて活動する伊那市のドラマをつくる会は2月12日、東京都で全国組織の「名君保科正之公の大河ドラマをつくる会」(仮称)を立ち上げる。正之公生誕400年に当たる2011年の実現を目指す。
04年から始まった署名運動は100万人を目標に、これまで正之公とかかわりがある長野市若穂、福島県の会津若松市や猪苗代町などの協力を得てきた。さらにドラマ化に向けた気運を盛り上げようとつくる会メンバーに加わってもらい、活動を展開する。県などにも参加を呼びかけている。
2月の設立総会では規約や役員などを決める。
総会終了後、NHKへ出向き、25万人を突破した署名を添えてドラマ化を要請する。
つくる会では署名運動のほか、保科正之公生誕を記念した講演会なども開いている。
正之公は、3代将軍家光の弟で、7歳のときに高遠藩主・保科正光の養子となった。21歳で高遠藩主を務め、最上藩の城主、会津藩の城主を経て、4代将軍家綱の補佐役として江戸に詰め、飲用水のない江戸に玉川上水を開削、道路幅を広くする江戸の都市づくり、90歳以上の領民への口米給付など徳川の礎を築いた。 -
南箕輪わくわくクラブ
新春イベントもちつき大会南箕輪わくわくクラブの新春イベントもちつき大会が14日、村民体育館であった。約180人がつきたてのもちでお汁粉などを味わった。
鏡開きになぞらえクラブの各スクールが参加する恒例行事。新年のあいさつと、スクールの一つである太鼓グループ「CoCo龍」の演奏で開会した。
スクールの会員や指導者、保護者のほか、賛助会員でJA南箕輪支所、南箕輪村開発公社、伊那教育事務所の指導主事、非会員も40人ほど参加した。
もち米30キロを蒸し、8回に分けて希望する子どもたちが順番に力強く杵を振り下ろしてもちをついた。
お汁粉、きなこ、ごま、大根おろしの4種類を用意し、子どもたちは、つきたてのもちを味を変えてお代わりして食べていた。 -
山車飾りクイズ抽選会
箕輪町木下の箕輪南宮神社祈年祭に奉納した山車飾りにちなんだクイズの抽選会が14日、神社の祭典準備室であった。初祭り実行委員長らが抽選し正解者464人の中から20人が当選した。
境内の一角にクイズのコーナーを設け、12、13日の祈年祭に訪れた人が応募した。クイズは、木下山車飾保存会(蟹沢廣美会長)が奉納した舞台の一つ「桜田門外の変」から出題。問題は「桜田門外の変の場面には人形が何体いるでしょうか?」。答えは3択で、正解は10体。
抽選者は実行委員長、山車飾保存会長、公民館長、常会長会長、町商工会南部支会長の代理で木下区区長代理の5人。応募箱を開けて正解を確認し、正解者の中から20人を抽選した。応募総数は507、正解464、不正解24、無効19だった。
実行委員長によると、「初日は雨だったが翌日はいい天気になったので多くの人が訪れた」といい、応募総数は昨年並み。町内のほか近隣市町村、遠くは東京都、福島県の人もいた。
当選者には商品券を贈る。町内在住者には木下区役場(木下公民館)に取りに来てもらう。町外者には郵送する。 -
西箕輪南部保育園で羽広の獅子舞と与地の伊那節
地域の伝統文化に触れ、後世へと引き継いでいってもらおう竏窒ニ、伊那市の西箕輪南部保育園(塚本晶子園長)の園児約60人の前で15日、西箕輪地区に伝わる伝統芸能「羽広の獅子舞」と「与地の伊那節」が披露された。
約400年の歴史を持つ羽広の獅子舞は、西箕輪羽広地区で引き継がれてきた地域の伝統芸能。また、「与地の伊那節」も、西箕輪与地地区で300年近く踊り継がれてきた。 こうした伝統芸能は、各地区で保存会をつくり、親から子へと引き継がれているが、今回同園の保護者の中に各保存会の関係者がいたことから、公演が実現した。
この日は、羽広獅子舞保存会(城取誠会長)から4人、与地の伊那節保存会(伊藤千代春会長)から8人が参加し、最初に羽広の獅子舞が舞を披露。羽広の獅子舞は雌雄2匹の獅子が舞い合わせることで有名だが、この日は雄獅子のみが登場し、五穀豊穣(ほうじょう)や厄除け祈願などの意味を持つ5つの舞を園児らの前で舞うと、間近に迫る獅子の迫力に思わず「怖い」と目を閉じる園児もいたが、舞い終わると「すごかった」「面白かった」などといった声が溢れた。 -
信州大学農学部主査農場担当
宮田村北割
小田切宏志さん(43)食や農について学ぶ学生らが集う南箕輪村の信州大学農学部。その一角に、地域の人たちに向けて農産物を販売する「生産品販売所」があるのを知っているだろうか竏秩B
置いてあるのは学生が現場実習の中で一生懸命に育ててきた作物や、現場実習をサポートする技術職員が丹精込めて育てた作物など。アスパラにシイタケ、カボチャにジャガイモ、リンゴ、ブドウ、米竏秩B季節に応じてさまざまな野菜や果物、花などが並ぶ。また、例年販売開始2日で売り切れてしまう農学部ブランドの「山ぶどうワイン」をはじめ、リンゴジュース、ジャムなどの農産物加工品も学生らが作ったものだ。
その管理担当となって3年、さまざまな工夫を凝らしながら販売、PRに励んでいる。
「学生さんも現場の職員も一生懸命作っている。品質だってほかに見劣りするとは思っていない。でも、まだまだ認知度が低いので、多くの人に知ってもらえるよう、少しずつ少しずつ工夫を重ねています」と話す。
◇ ◇
大学の事務職員になって25年。過去には国立信州高遠少年自然の家(現在は青少年の家)に出向したこともあったが、現在の仕事はほかの学部で経験してきた事務仕事とは異なる変わった仕事だ。
「でも、今の仕事が向いてるか向いてないかと言われたら、向いてるのかなと思いますね」と笑顔を見せる。
季節によって、収穫される作物はさまざま。その量も異なる。鮮度を失わないうちに、お客さんに買ってもらうため、即日販売を心掛けている。
昨年から始めたのは学部のホームページに学生の実習風景を掲載すること。学生らの普段の実習風景を見てもらうという試みで、自ら現場に出かけていって取材。それをホームページにアップする。 -
第22回伊那消防組合消防職員意見発表会
第22回伊那消防組合消防職員意見発表会(同消防組合消防本部主催)は15日、辰野町役場で行った。組合管内の4消防署から代表7人が出場し、日ごろの消防、救助活動で感じたことや、思っていることなどを題材に発表した。
最優秀賞は、「あの気持ちを忘れずに」と題して意見発表した辰野消防署の小沢克裕消防司令補(45)が受賞。このほか優秀賞は、伊那消防署の桜井英和消防副士長(32)、箕輪消防署の工藤健介消防副士長(30)が選ばれた。
小沢消防司令補は、消防組織の広域化や救急需要の増大など、消防を取り巻く環境が変化しても、「誰のため、何のために活動しなければいけないのかとの原点を忘れてはいけない」と強調。その目的意識を持ち、冷静に活動することが消防士の責務だと訴えた。
県内14消防本部の代表者が集まる県消防職員意見発表会が2月7日、野沢温泉村である。3回目の県大会に出場する小沢消防司令補は「自分の伝えたいことをみなさんに理解してもらえれば。緊張せず、臨みたい」と意気込みを語る。
最優秀賞の小沢消防司令補(中)、優秀賞の工藤消防副士長(右)と桜井消防副士長 -
箕輪町大出で大文字
箕輪町大出上村(わでむら)の住民たちは13日、大出コミュニティーセンターの西側の辻に「大文字」を立てた。
家内安全、無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈る伝統行事で、箕輪町では同村と北小河内漆戸で行われている。箕輪町の無形民俗文化財。
大出上村では柱に、上から梅、竹、松の枝を縛りつけ、枝を巾着で飾った。柱の上部に3本の縄をつけ、「よいしょ」などの声とともに縄を引っ張った。住民たちは立ち上がった「大文字」を見上げ、お神酒で乾杯。「今年は巾着の数が多くて賑やかでいい」とそんな声も聞こえた。
立てられた「大文字」は20日朝に倒し、飾り付けた巾着を、各自家に持ち帰って玄関に飾る。 -
かさんぼこ」で無病息災
飯島町日曽利耕地(本田優総代、46戸)の正月の伝統行事「かさんぼこ」が13日夜、日曽利林業センター広場で行なわれた。地域の子どもや大人約50人が続々と集まり、1年間の無病息災を願った=写真。
「かさんぼこ」はしめ縄や門松など正月の飾りを燃やす「どんど焼き」同様の行事だが、形態が珍しい。朝から積み上げた正月飾りの山の中央に、高さ9メートルもある真竹を立て、先端に色紙を巻いた「「花」と呼ばれる竹串を70本取りつけた。
午後6時、正月飾りに点火、炎と煙りが中天に上り、正月飾りが徐々に崩れ落ち、点火から15分後に、ゆっくりと竹が倒れると、みな「花」を求めて群がった。
各家庭に持ちかえった「花」は厄除けとして玄関に飾る。 -
伊那消防組合07年の火災状況まとまる
07年に伊那消防組合管内で発生した火災件数は前年に比べて26件減の58件で、33件の火災があった1983年以来、24年ぶりに60件を切ったことがこのほど、同消防組合のまとめで分かった。火災発生件数は2年連続で減少している。死者は4人で前年比1人増、負傷者は5人で同比1人減だった。
火災の内訳は「建物」31件(同12件減)、「その他(廃材・枯れ草など)」16件(同15件減)、「車両」が8件(同3件増)、「林野」が3件(同2件減)。焼損面積は、建物1107平方メートル、林野17アール、車両9台。焼損棟数は全焼11棟など計39棟で20世帯、43人が被災した。
市町村別の発生数は、伊那市31件(同16件減)南箕輪村10件(同2件減)、箕輪町9件(同5件減)、辰野町8件(同3件減)だった。
原因は、「放火・放火の疑い」11件、「枯れ草焼き」6件、「たき火」5件、「たばこ」4件、「火遊び」4件、「電気配線・機器」4件竏秩B同消防組合によると06年現在、全国的に見て出火原因は、「放火」が10年連続で1位となり、「放火の疑い」を合わせると火災件数の約2割を占めるという。
伊那市狐島の曹洞宗龍光寺が全焼、焼死体が見つかった(07年5月30日) -
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団出初式
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団の08年出初式が13日、村民センターホールであった。団員は村民体育館前から役場まで市中行進し、役場駐車場で規律正しく堂々と行進して観閲を受け、式典に臨んだ。
唐木一直村長は、「安全確保は全村民の願い。その活動の重要性を深く心に刻み、一層精進されるよう期待する」と式辞を述べた。
宮島忠夫消防団長は、「昨年は大きな災害もなく火災発生件数も減少し、穏やかな1年を過ごせた。団員の置かれている立場はまだまだ厳しく、団員確保に全力で取り組む。救護、応急手当、火災予防の広報など自主防災組織と連携し日夜努力していく」。日戸陽子奉仕団委員長は、「さまざまな訓練を受け、地域のボランティア活動にも積極的に参加した尊い体験を大切に、人道、博愛の精神を深く心に刻み、地域に根ざした奉仕活動を切望する」と訓示した。定例表彰もあった。
出初式イベントで、消防団員によるはしご車や消防車両の展示試乗、菓子投げも役場駐車場であった。恒例の菓子投げには親子らが大勢集まり、団員がはしご車から投げる菓子を拾っていた。 -
箕輪南宮神社祈年祭
「御筒粥占」世の中は6分8厘
山車飾りも奉納箕輪町木下の箕輪南宮神社祈年祭は12日宵祭り、13日本祭りの日程で、農作物の豊凶や世の中を占う「御筒粥」の神事や厄除け祈願祭などがあった。「御筒粥占」の結果、今年の世の中は6分8厘だった。木下山車(だし)飾保存会による町民俗無形文化財の山車飾りの奉納もあり、多くの参拝者でにぎわった。
山車飾りの舞台は、「ねずみと米俵」「義経の弓流し」「桜田門外の変」「大石良雄 妻子との別れ」。小学生のスマイル山車くらぶは「ねずみの嫁入り」。今年は木ノ下駅前に「信玄と由布姫」も展示した。13日、境内で鑑賞会もあった。
「御筒粥占」の結果は次の通り。
▽苗代=極上▽早生大麦=上▽大麦=上々▽早生小麦=中▽小麦=上▽早生稲=極上▽中生稲=中▽晩生稲=下▽ソバ=上▽大豆=下▽モロコシ=上々▽アワ=上▽小豆=下▽たばこ=中▽サツマイモ=極上▽ジャガイモ=上々▽ニンジン=上▽ゴボウ=下▽大根=中▽カブナ=下▽ナス=上▽キュウリ=中▽トマト=上▽ネギ=中▽タマネギ=極上▽白菜=上々▽キャベツ=中▽蚕=下▽クリ=中▽リンゴ=下▽ナシ=中▽カキ=上々▽春気候=上々▽夏気候=中▽秋気候=上▽冬気候=下々▽世の中=6分8厘 -
みはらしファームで五穀豊穣を願ってホンダレ様を飾り付け
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームは13日、五穀豊穣を願う小正月の伝統行事「ほんだれ様」を園内とれたて市場前に飾り付けた=写真。
かつては多くの家庭で小正月に飾っていたほんだれ様。その名前は「穂垂れ」に由来しており、米やアワ、ヒエなど、同地域で作られていた穀物の穂が垂れた様子を見立てている。
この日は同ファームのスタッフらが朝から集まり、事前に山から採取しておいた直径5センチほどの白木(コシアブラ、クルミ、カエデなど)を、約30センチ幅に切り、その木の半分だけ皮を削り、御幣約80本を作成。それを薪(まき)束に差し込まれた約4メートルのナラの木に、一つひとつ飾り付けた。
「何をやっているのですか」と、尋ねる観光客も多く、スタッフはほんだれ様の由来や意味などを丁寧に説明していた。
ほんだれ様は20日まで飾り、同日の午後1時から開くどんど焼きで焚(た)き上げる。 -
赤穂中同年会が設立総会
1982(昭和57)年度に赤穂中学校を卒業した男性の同窓会員らが今年厄年を迎えるのを機につくる赤穂中卒業生の同年会「57さくら会」(松井秀之会長)の設立総会が12日、駒ケ根市の文化会館で開かれた。卒業生403人のうち247人が出席し、懐かしい校歌を歌って会の設立を祝った=写真。松井会長はあいさつで「厄年を迎え、人生の大きな節目としてここに会を設立する。向上進取の気持ちを持ち続けること、責任を持つこと、感謝と恩返しの大切さを忘れず、地域の発展に貢献していこう」と呼び掛けた。
総会後に開かれたパーティーでは、出席者らが久しぶりに会った友人らと笑顔で昔話に花を咲かせるなど、恩師らも交えて旧交を温めた。
総会に先立ち、厄除けと物故者8人の慰霊の法要が市内の安楽寺で行われた。
同会は記念事業の一環として昨年12月、馬見塚公園内の児童遊園地に屋外用ソーラー電波時計1台(設置費込み約12万円)を寄贈したほか、同窓生が卒業した赤穂小、赤穂東小、赤穂南小、赤穂中には、それぞれ玄関用掲示板1台、パソコン用プリンター2台、綱引きの綱1本、折りたたみ式パイプいす24脚を贈った。いずれも約10万円相当。5月には駒ケ根高原一帯の清掃ボランティアも行う予定。 -
高遠町藤沢荒町で山ノ神講
伊那市の高遠町藤沢荒町で13日、「山ノ神講」があった。手作りの弓で矢を放ち、五穀豊じょうを願った。昨年まで男性のみに限られていたが、人口減で女性が初めて加わり、にぎやかな祭事となった。
荒町の貴船神社近くのほこらに、林業や農生産をはじめ、衣食住の守護神である「大山祇命(おおやまつみのみこと)」が祭られている。
講員数は10戸。男性がヨウズミの木で弓を、ススキで約40本の矢を作ってから、ほこらに出向いた。
参拝してお神酒を飲み、講員8人が「恵方(あきのかた)」の北北西に向けて数本ずつ矢を放った。
参加した講員のうち女性が半数を占め、男性から弓の引き方を教わりながら「当たーりー」の声とともに矢を飛ばした。
そのあと、講宴でいも汁などを味わった。
荒町には4つの「山ノ神講」があったが、現在は2つ。1912年からの記録が残っているが、別の山ノ神講の記録から江戸時代末期から続いているのではないかという。 -
JC新春会員大会
伊那青年会議所(JC)の新春会員大会が12日夜、伊那市内であった。会員ら約80人が出席。08年度の事業発表などがあり、1年のスタートを切った。
唐沢幸利理事長は「自分たちの価値観を磨き、正しい判断基準を持って、豊かな社会の実現に向けたい」とあいさつ。
スローガンに「一所懸命!まもろう地球、つくろう未来竏鋳n域のみんなで勇気ある一歩を踏み出そう、世界が変わる夢を見ながら」を掲げ、重点活動として▽地球環境問題対策の実践▽住民と企業が主体となって行政との協働による地域づくりを進めるためのローカルマニフェスト推進運動の実施▽食に感謝する心、他国を思いやる心をはぐくむ魅力ある人材育成竏窒ネどを挙げた。会員は伊那市、箕輪町、南箕輪村の52人。 -
還暦祝実行委員会第1回
箕輪町の08年還暦祝実行委員会は10日夜、第1回会議を町文化センターで開き、役員と開催日などを決めた。
今年の還暦祝は3月2日、伊那プリンスホテルで開く。対象は1948年4月2日から49年4月1日までに生まれた町内に住所を有する人で、学年を基本とする。07年11月19日現在の対象者は483人(男性238人、女性245人)。
実行委員は80人。委員長は荻原利一さん。今後、役員会と実行委員会で詳細を決める。