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楽しい年賀状次々と
宮田村図書館のおはなし会「みんなの広場」はこのほど開き、来年干支のネズミなどの絵を描いて年賀状をつくろうと子どもたちが挑戦した。
ミッキーマウスや正月にちなんだタコやコマなど、思いおもいにペンを走らせる。楽しい図柄の年賀状が次々と完成した。
「誰に出そうかな」と力作片手に男の子。「うまく描けた」と歓声をあげる女の子。新年に向けた準備をみんなで楽しんだ。 -
伊那市の交通死亡事故 再発防止検討会
伊那市美篶の市道で発生した交通死亡事故の再発防止検討会が26日、現地などであった。市や伊那署、市交通安全協会連合会、市交通安全指導員、地元区長ら約30人が集まり、悲惨な事故を再発させないための対策について協議した。
同署によると、15日午後6時ごろ、国道361号方面から手良方面に向け、街灯のない直進道路を進行中の普通乗用車が道路左側を歩行していた女性(80)を後方からはねた。この事故で女性が死亡した。
美篶支所であった検討会では、再発防止のため、道路両側に50センチずつの外測線を設ける竏窒ネどの提案があった。このほか、昨年、地元の安協が地域の65歳以上の高齢者に対して配布した「反射リストバンド」の活用を住民に対し、呼びかけていくことを確認した。
交通死亡事故の現地診断を行う参加者(伊那市美篶) -
ICT特別番組 08年の展望を小坂市長らてい談
伊那ケーブルテレビジョンの新春特別番組「今年の展望縲怩ヌう描く?伊那谷産業の将来像縲怐vの収録が26日、伊那市内であり、小坂樫男市長と伊那商工会議所の向山公人会頭、八十二銀行執行役員の滝沢亮伊那支店長がてい談した。来年1月1日などに放送予定。
3人が本年を振り返り、来年のキーワードとなる言葉を上げた。このなかで小坂市長は「企業誘致。市内企業の育成」とし、「市内には優秀な企業が多く意欲的に取り組んでいるので応援していきたい」などと述べた。
向山会頭は「地域との共生」をキーワードに、地方の実情に合わせた産学官の連携について語った。滝沢支店長は「波及」とし、石油値上げによる原材料の高とう竏窒ネどを懸念した。
番組の放送時間は、1日正午、午後9時縲怐A2日午前9時縲怐A3日正午、午後6時縲怐B
ICT新春特別番組でてい談する小坂市長ら -
「ベトナムの小学校に教科書を届けよう」プロジェクト
箕輪町に住民有志の実行委員会「チームそよかぜ」発足箕輪町の住民を中心とした有志が、ベトナムの小学校に教科書を届けようと、実行委員会「チームそよかぜ」(戸田真理子代表)を立ち上げた。26日、町産業会館で10人が参加して初会合を開き、来年2月にベトナムを訪問して直接届けることを目標に、準備を始めた。
活動は、有志の一人が所有する新品の衣料品を何かに役立てたい-との思いから始まった。町内で雑貨店を営む戸田さんが、ホーチミン市に日本人が設立した「セント・ビンソン・チャリティ小学校」の支援に関わっていることから、ベトナムの小学生のために使おうと、賛同する仲間が集まった。
同小学校は、セント・ビンソン・チャリティクラブの会費、寄付金、児童が手作りするビーズ細工の収益金で運営。現在130人が通っている。ベトナムの学校は学費が必要だが同校は無料。支給する教科書や制服の費用捻出に苦労している。全校児童分の教科書代は日本円で8万円、制服代は6万円。寄付金は教科書購入を優先し、制服はしばらく購入していない実情がある。
実行委員会は会合で、プロジェクト第1弾「小学校に教科書を届けよう」の資金集めのため、衣料品などを販売するチャリティバザーを来年2月10日に松島の雑貨店隣り「ぷち・らぱん どぅ」で開くことを決めた。贈り物を直接児童の元に届けるため2月中旬に現地を訪れ、訪問報告も計画する。今後、詳細を協議する。
活動には町内の団体も協力参加を予定する。実行委員会では、「人のために何かしたいという思いを抱いている人はいる。一人ではできないけれど、皆となら参加したいという仲間と一緒に活動したい」と、仲間を募っている。問い合わせは広報部長で町商工会勤務の高橋さん(TEL090・5808・0444)へ。 -
大出長寿クラブ「そば会」
箕輪町の大出長寿クラブ(128人、田中文平会長)は25日、年末恒例の「そば会」を大出コミュニティセンターで開いた。約60人が集い、会員による手打ちそばを味わい、親ぼくを深めた。
年の暮れに会員の友愛を深めようと、9年続く恒例行事。毎年、地元の箕輪北小学校のしめ縄作り教室と開催日を合わせ、男性会員11人はしめ縄作り指導、残りの会員はそば会準備をし、昼に皆でそばを味わい1年を締めくくる。
大出コミュニティセンターでは、会員が栽培したソバ粉5キロ強を用意し、皆で朝からそば打ちに取り組んで75食分を準備し、大鍋で手打ちそばをゆで上げた。
テーブルには、そばのほか、前日から煮込んで用意したぶり大根なども並び、今年の活動を振り返りながら楽しいひと時を過ごした。 -
リニア直線ルート想定案に伊那市長「Bルートにしてほしいと要望をしていきたい」とコメント
JR東海が2025年営業開始を目指す首都圏と中京圏を結ぶ中央リニア新幹線の整備費を全額自己負担で建設することを前提に手続きを進めることを発表し、これまでの長野県や各市町村が求めてきた伊那谷を通る「Bルート」と異なる南アルプスを貫通する直線ルートの想定を明らかにしたことにつき26日、伊那市の小坂樫男市長は「はたして効率だけを優先して決めていいものか。期成同盟会長野県、市町村とも協力して、Bルートにしてほしいと要望していかなければならないと思う」と語った。
JR東海の今回の方針は、国費負担に依存することで、整備計画が遅れることを懸念したものだが、建設には5兆円を超える資金が必要なため、資金の調達方法などが今後の課題とされている。
こうした方針を受け、小坂市長は「11月にもJR東海へ行き、執行役員の方と話す中でそんな向きの話があった。全体としてのルートは決まっていないが、県の期成同盟会としては伊那谷を通るBルートに決定した経緯がある。直線で結ぶのが一番効率がいいのかもしれないが、それが列車の旅としていいのかということを申し上げ、あくまでBルートでやってほしいとお願いしてきている。沿線市町村として協力していくことには変わりない」と語った。 -
羽広道の丁石 スライド紹介
伊那市の西箕輪公民館の生涯学習講座「紅葉教室」の講座が25日、同の公民館であり、西箕輪羽広の西村幸男さん(84)が「スライドで見る“丁石”あれこれ」と題して講演した。同市の坂下から羽広の仲仙寺へと続く参拝ルート「羽広道」の道沿いにある54体の丁石について話した=写真。
紅葉教室の新講座「西箕輪の自然を学ぶ」(全4回)の第1回として、羽広道の丁石を研究する西村さんが講師を務めた。講座は丁石に関心のある人や教室メンバーら約20人に対し、西村さんが昨年10月ごろから自分で撮り貯めたスライド写真を使って説明した。
丁石は昔、田植えが終わった農家たちが農耕馬を連れて仲仙寺に墓参りに向かうための道標として用いたもの。船形の石に観音像と施主名、丁石の番号が彫られているのが特徴だという。
西村さんは「1番目から巡っていくと、3番目で初めて道路の右手に現れる」「12番目は中央区の住宅の建築現場の土の中から発見された」など、一つひとつの説明を受講者たちは聞き入った。 -
土地開発公社の入札などに関する住民監査請求、2件とも却下
伊那市土地開発公社の測量、設計、許認可業務に関する発注、請負契約が不当であるとし、また、こうした同公社の不当な契約を認め続けている伊那市は違法であるとして、伊那市民有志でつくる「公正な入札を実現する伊那市民の会」(若林敏明代表、会員149人)が契約の適正化、市理事者及び職員に対して被害弁償をさせることなどを市と土地開発公社に求めた2件の住民監査請求で25日、同市監査委員は「地方自治法に規定する要件を具備していない」として、請求を2件とも却下し、住民に通知した。
これを受け26日、記者会見を開いた(=写真)伊那市民の会の若林代表は「監査の結果を棄却するならまだしも、門前払いなのは納得できない。これだけの見積経過書を書類として提出しているのに、監査を行わないのであれば、監査委員の見識を疑う。見積もり入札が何なのか、依然として不透明なまま」として、今後早急に会合を開き、住民訴訟に踏み込むことも含めてこれからの展開を検討したいとした。
今回の監査は、監査委員3人のうち、2人が土地開発公社の監事職にあったため、地方自治法に基づきこの2人を除斥。1人の監査委員が審査した。
公社に対する請求は、公社が市から独立した特殊法人であることから、地方自治法に規定する住民監査請求の対象にならないとして却下。しかし、附帯意見として「公社の公益性からすれば、透明性の高い入札・契約事事務を遂行する必要がある」と示し、公社の財務、会計については市に準ずる形で行うこととした規程(07年10月10日施行)を遵守し、今後の入札などを行っていくことを求めた。
住民監査請求で附帯意見が付くのは異例のこと。審査に当たった加藤正光監査委員は「監査請求があったということは、市民のみなさんが疑念を持つような状況があったということ。こうしたことが100%良いとは思えない」とし、規程の遵守を求めた。
市に対する請求の却下理由は、市の公社への支出行為の違法性を証明するにはまず、公社の違法性が立証されなければならないが、今回同会が提出した書類ではそれを証明できないとして却下。
同会が指摘した「見積り入札」については明言しなかったが、落札率の高さに関する指摘については、過去の判決から「落札率の高低がすなわち談合の有無や談合の危険性を示す客観的事実となるものではない」とした。 こうした結果につき、公社の理事長でもある小坂樫男伊那市長は「公社も市と同様、入札の透明性を高めるために試行錯誤している。市と同じようにやるのが透明性を高める上でも良いのではないかと思う」としたほか、公社が市に準じた形で財務、会計を行う規程を施行する以前に行った入札については「過去の分については、あくまで公正にやられていると思っている。出向職員を信頼している」とした。 -
児童てづくりのクリスマス
宮田村宮田小学校4年2組は25日、ケーキやツリーなどを自分たちで手づくりし、クリスマス会を開いた。
11月からものづくりを学ぶうちに、自分たちでクリスマスを盛り上げたいと企画。準備を進めてきた。
村内で拾ってきた木々をツリーに飾り付け、できたてのケーキでパーティーは開始。出し物もあり、みんなで心ひとつに聖なる日を楽しく過ごした。 -
七久保煙友会
3尺玉の打ち上げは長年の会員の悲願、多くの人に会員が咲かせた夢の大輪を見てほしい-。大晦日の風物詩、飯島町七久保の七久保煙友会(大嶋学会長、13人)の大晦日新春花火大会は、七久保上通り集会所西側をメイン会場に、今年も元旦の0時から盛大に行われる。広域農道沿いに高さ4メートル、直径約1メートルの3尺玉用の巨大な打ち上げ筒を展示し、PRをしている。
同会は30年前、七久保三社合同祭(秋祭り)に奉納花火を継続しようと結成した。今年30周年を迎え、「いつかは3尺玉を上げたいというのが先輩から引継がれてきた長年の悲願。この節目を逃しては2度と上げることができないのではと、決心した」と大嶋会長。
3尺玉の打ち上げ場所は、保安距離を確保するため、人家から650メートル離れた上通りの私有林。3尺玉は上空600メートルまで打ち上げ、直径600メートルと大きく開き、駒ケ根市や宮田村からも見えそうだ。
21回目を数える大晦日新春花火大会は、「不景気風をふっとばそう」と始まった。最初は除夜の鐘108にちなみ尺玉8発を上げたが、評判は散々「なんで、大晦日に花火を上げるのだ」と、非難ごうごうだったとか。費用は個人からの寄付のみ、会員が友人、知人、親せきを回って捻出したが、最初の頃はなかなか集まらず、尺玉8発が精一杯だったとか。回を重ねるごとに、町内外から協賛者も増え、花火の内容も年々充実してきた。
豚汁やお神酒の振る舞いは5回目から、遠くから見物に来てくれた人に温まったほしいと始めた。
12月6日早朝、3尺玉の打ち上げ場所で測量作業をしながら、会員の1人、宮下正彦さんは「目の前で上がる大きな花火は迫力満点。冬の夜空は澄み渡り、最高にきれい」。那須野明さんは「地域の皆さんの協力で、30年続けてこられたことに感謝し、30周年にかけた会員の思いを見てほしい」。宮下雅規さんは「空に咲いた、その瞬間の美。花火を通じて、色々な人と交流できる」と魅力を。
大嶋会長は「3尺玉は初めての試みだけに絶対成功させたい。花火は大きくなれば、なるほど難しいといわれるが、実績があるアルプス煙火にお任せし、安心している。丸くて、色鮮やかな花になってほしい」と話す。
花火大会は3尺玉のほか、恒例の尺玉8発、超広角大スターマイン百発を打ち上げ、新春を祝う。
また、会場では年越しそばや豚汁、甘酒、お神酒が振舞われる(限定300食)。(大口国江) -
箕輪消防署
高齢者一人暮らし家庭の火の元点検箕輪消防署は24日、町内の高齢者一人暮らし家庭を訪問して火の元点検をし、火事にならないよう注意点などをアドバイスした。
恒例の点検で、11月から順次実施している。
署員2人が訪問し、台所のガスコンロや電気、ストーブやこたつなどの暖房器具、風呂、仏壇の線香やろうそく、消火器の置き場所などを家人と話しながら確認した。
テレビや家具の後ろのコンセントが外れかけている場合、その部分にほこりがたまり湿気を帯びると火が出ることを説明し、「コンセントをしっかり挿して定期的に掃除して」と話した。
訪問を受けた女性は、「点検してもらってよかった。コンセントのことまでは気付かなくて、教えてもらって有難かった。安心して年を越せる」と話した。また、「年寄り向けに注意事項を書いたチラシをもらえると有難い」と要望していた。 -
北小河内宮下常会の住民有志
初のイルミネーション点灯箕輪町北小河内の宮下常会の住民有志が、竜東線沿いの広場にイルミネーションを点灯している。初の試みで、皆が手をつなぎ合う思いを込めた球体などの電飾が辺りを明るく照らし、人々の目を楽しませている。
場所は竜東線・宮下信号機の北西、バス停がある広場。竜東線は、アダプトシステムで北小河内地区が清掃など管理しており、広場は常会で草取りなどをしている場所。以前からイルミネーションの話があったが、「昨年は災害を経験し町にお世話になったが、皆で手を取り合って楽しんでいることを表現しよう」と、有志4人と2事業所、常会長で計画を実行した。
メーンは大きな光の球。皆の「輪」を面ではなく、多面的に縦にも横にも手をつなぎあっている思いを形にするため球体に作り上げた。「自分たちも楽しんで童心に戻ってやった。点灯してみるといいもんだ」と話している。
点灯は来年1月末まで。午後4時縲・1時。 -
中心市街地の空き店舗で高校生がライブ
駒ケ根市の中心市街地銀座通りの空き店舗で23日夜、下伊那の高校生4人バンド「スクーターズ」のクリスマスライブがあった。商店主らでつくる「わいわいワクワク市民の会」などが開き、会場は寒さも忘れて若い熱気でムンムン。ベンチャーズや加山雄三など夏を感じさせる・ス湘南サウンド・スの数々で中高年の観客も楽しませた。
高校2年生の北林貴大君、加瀬雄飛君、宮沢幹生君、林圭介君の4人は、最初からエンジン全開。
「テケテケテケ」というエレキの音色も懐かしく、60年代のヒット曲を中心に奏でた。
今年の平安堂コピーバンドコンテストでグランプリを受賞し、結成2年目だが実力は折り紙つき。
会場には若者だけでなく、60年代に青春を謳歌した人たちの姿も数多くみられ、なつかしのサウンドに体を揺らした。
この空き店舗を使った企画は9月の歌声喫茶に続いて2回目。
市民の会会長の福澤治郎さんは「このような機会も通じながら、多くの人に街に足を運んでもらえれば」と話していた。 -
南アルプスフォトギャラリー入場料 市に寄付
伊那市長谷の「南アルプスフォトギャラリー」を経営するヤマウラは25日、同市にギャラリーの1年間の入場料8万円を寄付した。長谷総合支所に増沢信夫伊那支店長ら2人が訪れ、宮下市蔵総合支所長に手渡した。
同ギャラリーでは現在、山岳写真家の津野祐次さんの写真展を行っている。年間約1500人が来場。そのうち有料(1回100円)で入場したのは約800人だった。 -
【記者室】「偽」漢字にご用心
年賀状をパソコンで作る竏窒ニいう人の割合はどれくらいになったのだろう。家庭にもよるが、今や受け取る賀状の半分は個人のパソコンによる手製ではないか。ほんの一昔前には考えられなかった状況だ▼まだ製作の真っ最中竏窒ニいう人もいるだろうが、急いで作って出した後に「しまった!」となるのが漢字の変換ミスだ。新聞でもこれには特に気を使う。一例を挙げれば「つとめる」。勤、努、務、勉竏窒ネどがあり、意味を十分理解していないと使い分けが難しい。どうかご注意を▼世相を表す今年の漢字は「偽」だった。相次ぐ食品の偽装表示、年金記録、防衛事務次官の接待問題など、世の中でたらめがまかり通る。来年こそは・ス間違い・スのない年になってほしい。(白鳥文男)
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ガールスカウト長野第26団がピースパックの袋作り
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は21日夜、来年2月にミャンマーの難民キャンプの子どもたちに送る「ピースパック」の袋づくりをした=写真。
「ピースパックプロジェクト」は、ガールスカウト日本連盟として例年行っているもの。文房具など、現地の子どもたちが使う用品をピースバックとして送ることで、助け合いの心を学んでもらうとともに、自分たちの生活の豊かさや世界の貧困の現場を知ってもらうことを目的としている。
長野第26団では今年、45袋を送る予定で、この日は、団委員長を始め、スキャップ、リーダーなどが文房具を詰める袋作りを実施。
ピースパックに文具を詰める作業は来年1月に行う。木部団委員長は「普段の生活の中で、自分たちの生活が平和であることを実感する機会はあまりないが、世界には大変な思いをしている人たちがいるということを知り、また、異文化への理解を深めてもらえれば」と話していた。 -
みはらしの湯ロビーで橋爪まんぷさんのチャリティー展「まんが子墨(ねずみ)絵展」始まる
伊那市の漫画家・橋爪まんぷさん(67)による、チャリティー展「まんが子墨(ねずみ)絵展」が21日から、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」の展示ロビーで開かれている。小林一茶の句に読まれた場面を来年の干支(えと)、子(ねずみ)が演じた「まんが絵」12点が、訪れた入浴客の目を楽しませている。
チャリティー展は7年目。干支をモチーフとした作品を展示するのは6年目となる。
来年は「子年」ということで、その印象が最も合致した小林一茶の俳句とまんが絵をコラボレートさせて作品を制作。誰もが耳にしたことのある「やせ蛙(かえる)まけるな一茶ここにあり」や「雀(すずめ)の子そこのけそこのけ御馬が通る」などといった句の場面を描いた12作品が並んだ。どれも橋爪さんらしい和やかな作品に仕上がっており、ネズミたちが一茶の句に出てくるさまざまな場面を楽しんでいる。
作品は例年、一定期間展示して購入希望者を募り、展示後に譲りわたすようにしているが、心待ちにする人も多く、今年もすでにチャリティー展に関する問い合わせがあったという。1つの作品に4、5人が申し込みする場合もあるが、同じ作品に複数の希望者がいた場合は抽選となる。
また、昨年から展示を一まとめにした来年用カレンダーも合わせて販売しているが、こちらも好評だという。
橋爪さんは「みなさん、一茶のことはご存知だと思うが、絵を見て、奥深い一茶の詩を楽しんでいただければ」と話していた。
まんが絵の価格は額入りA4サイズで5千円。また、カレンダー(CDケースサイズ)は限定100部で500円。来年1月31日まで。 -
森を生かす
伊那市長谷の里山整備で地域づくりをする「中山もりもり(森守)元気組」(中山勝司代表、25人)は24日、溝口区で竹炭のかま出し作業をした。初めてのかま出しで、会員は竹炭の出来に喜んだ。ラベルなどのデザインを検討し、販売に結びつける。
元気組は7月下旬から月1縲・回、溝口区中山の白山公園周辺の私有林約2ヘクタールで間伐作業に取り組んでいる。
里山整備で切った竹が多く、有効活用しようと竹炭を作ることになった。長さ90センチに切りそろえ、区内の高齢者クラブの協力を得て、竹の節を落として準備を整えた。
溝口生産森林組合木炭部会が使うかまを借り、軽トラック1杯分の竹をびっしりと詰めた。16日に火を入れ、20日に火をとめた。
かま出し作業には会員7人が参加。まだ暖かさの残るかまの中に1人が入り、炭になった竹を取り出し、袋へ詰めた。実験的に入れた筒状の竹も形が残ったまま出てきた。炭を焼いた際、煙を冷却して出た液体「竹酢液」も採取。
中山晶計副代表は「炭として成果があった。会員の労力還元や店頭での販売を考えたい」と話した。
正月明けに2度目の炭焼きをする。
竹炭は、冷蔵庫の脱臭や押入れの湿気取りなどに効果があるという。
元気組は有害鳥獣被害の防止や地域住民の交流などを図ることをねらいとしている。 -
みのわ祭り検討委員会第2回
箕輪町のみのわ祭り検討委員会はこのほど、第2回会議を町役場で開いた。委員の呼びかけなどに応じて集まった新たな参加者も含む22人が、祭りのあり方について意見を交わした。
運営方法について、「町や商工会主導が主になってきていたが、運営組織そのものを検討する時期では」として協議。「各サークルから出た人で実行委員会を作るのがベターではないか」「サークルの力を借りるのが一番いい」という意見の一方、「主導を地域に移すのはベストだと思うが、お金の問題や町民がみのわ祭りと思うのかという疑問もある」という意見もあった。
祭り全体のプロデュースや、今あるイベントをつなげ各団体の輪をつなげる必要性を挙げる声もあった。
運営移行の方向については次回、再度検討する。 -
南箕輪村07年重大ニュース
南箕輪村は、07年重大ニュースを発表した。
▽信濃グランセローズが4月8日に大芝高原に春季キャンプイン
▽大芝の湯が4月20日、入場者150万人達成
▽南箕輪村議会議員一般選挙(4月22日)で定数10人に
▽大芝高原みんなの森で5月20日、森林セラピーロードグランドオープン
▽村メール配信サービスが7月23日に運用開始
▽大芝高原イルミネーションフェスティバル(10月6日縲・8日)
▽大芝高原で10月21日に育樹祭
▽南箕輪村民の歌CD化。11月1日に販売開始
▽保健センター改修工事が12月10日に完了
▽学童クラブが完成し12月10日から児童の受け入れ開始 -
箕輪町07年重大ニュース
箕輪町は、07年重大ニュースを発表した。
▽箕輪町議会議員定数15人体制で新スタート
▽健康なまちづくりの充実(みのわ健康アカデミー第3期開講、ウェルネス箕輪推進協議会設立、地区巡回健康教室開講、げんきセンター南部しゅん工、第1回天竜健康ウォーク)
▽乳幼児・児童医療の受給対象を小学校6年生まで大幅引き上げなど福祉医療施策の拡充
▽学校教育施設の充実(箕輪北小体育館しゅん工、箕輪西小校内安全システム設置、箕輪東小耐震補強工事しゅん工、箕輪中部小耐震補強・大規模改造工事しゅん工、町内全小中学校にAED設置)
▽安全・安心なまちづくり(小型動力ポンプ付積載車第6分団第1班(長岡)導入、町内4カ所に耐震性防火水槽設置工事しゅん工、消防団詰所第1分団(八乙女)新設工事しゅん工、上伊那猟友会箕輪支部と災害時協力の協定調印、町内外の福祉施設と福祉避難所設置の協定調印)
▽2007防災サミットin箕輪を10月11日に開催
▽優良企業の町内誘致
▽町内既存企業の拡充支援
▽萱野高原の整備促進
▽ながたの湯が7月6日、来場者200万人を突破 -
クリスマスに自分たちでケーキをデコレーション
宮田村つつじが丘区の地区児童会は23日、恒例のクリスマス会を村勤労者研修センターで開いた。約30人の小学生が参加。ケーキを自分たちでデコレーションするなど、にぎやかに楽しんだ。
ここ数年、子どもたち自らケーキづくりに挑戦。生クリームやフルーツをふんだんに用いて、想いおもいに仕上げた。
女子に負けじと、男の子たちもワイワイ言いながらチャレンジ。「クリームの王国だ」と笑顔を広げた。
完成したケーキはみんなで美味しく食べたほか、ゲームも満喫。各自プレゼントを持ち寄ったビンゴゲームも盛りあがり、仲良く年末の思い出を刻んでいた。 -
07年度箕輪町功労者が町に記念品送る
07年度箕輪町功労者表彰の受賞者5人が19日、町に記念品として、現在建設中の地域交流センターに設置する屋外大型時計を贈った。
今年の受賞者は、桑沢幸好さん、松田正光さん、赤羽栄治さん、浅川長利さん、田中弘子さん。
受賞者からの申し入れを受け、品物は庁内で検討し決めた。屋外大型時計はソーラー電源で直径70センチ。
4人が役場を訪れ、代表して赤羽さんが「名誉ある表彰をいただきありがたい。交流センターに設置してほしい」と、平沢豊満町長に目録を手渡した。町長は「大切に使わせていただく」と感謝した。 -
伊那図書館で「ミツロウキャンドルづくり」楽しむ
伊那市の市立伊那図書館は22日、冬至とクリスマス、命の循環について考えるためのイベント「ミツロウキャンドルづくり」を同館で開き、市内の親子連れを中心とした約40人が参加した。5千年の歴史を持つという自然素材のキャンドル作りを楽しんだ。
講師の平賀研也館長によると、1年で一番昼間が短い日の冬至を境に、太陽が再びその勢いを取り戻し、命の芽吹きが再び始まる竏窒ニの考えと、キリストの誕生を祝うクリスマスとは密接にある。ロウソクに火を灯すという行為も命の誕生を意味しているという。
「ミツロウのキャンドルは5千年前の人も使っていた」との説明に参加者は関心深げの様子。キャンドルは、綿の糸を湯せんしたミツロウに浸しては冷え固まるのを待つ動作を繰り返して行い、クリスマスツリーや雪だるまなどの形にして作った。
ミツロウキャンドルを作る参加者たち -
美篶きらめき館 上棟式に地域住民300人が集まる
伊那市の美篶支所・公民館の機能を果たす「美篶きらめき館」の上棟式が22日、現地であった。もち投げには、地域住民300人余が集まった。完成は08年3月末で、しゅん工は5月を予定する。
屋根上での神事に続き、美篶支所・公民館建設委員会3役らがもちを投げた。
小学生や親子連れ、年配者らが「こっちに投げて」と言いながら、拾い集めた。
赤羽要建設委員長は、区民の文化の発信基地になることを願った。
施設は老朽化に伴い、現支所・公民館西側に新築。鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は1500平方メートル。地域住民が立ち寄ることができるプレイルーム、講堂、研修室、創作室、図書室などを設ける。事業費は4億3千万円。 -
秋まつり実行委員会が反省会
伊那市の第6回秋まつり実行委員会の反省会が19日夜、高遠町総合福祉センター「やますそ」であった。実行委員20人余が出席。公園からまちへ人が流れるようなコース設定の必要性などが挙がった。
紅葉狩りを楽しむ「秋まつり」は11月3縲・8日、カエデ250本が色づく高遠城址公園を会場に開催。伊那谷そばまつりを初めて企画したほか、菊花展、クラフト展などを展開した。
入園は無料で、期間中に2万2088人(前年比2566人増)が訪れた。東海方面を中心に、大型バス80台以上が入り、市観光協会は東京や名古屋などへのPR効果が表れたとみている。
反省会では「イベント」「食事どころ」など4部会から報告があったほか、実行委員から▽紅葉、歴史、芸術、湖を関連づけ、公園近くの信州高遠美術館、歴史博物館まで足を伸ばせるようにしたい▽カエデの植栽を考えたほうが良いのでは▽桜まつりのポスターで、秋まつりの宣伝もしたらどうか竏窒ネどの意見が出た。
これらの反省点は次回に生かしていく。
飯島進実行委員長は「官民一体となったまつりができた」と協力に感謝し、会長の伊東義人高遠町総合支所長も「来シーズンは2万5千縲・万人に来て、高遠へ泊まってもらえるようなまつりにしたい」と述べた。 -
おかめ堂で「冬至キャンペーン」22日
冬至にカボチャを食べると風邪をひかない竏窒ニの言い伝えにちなみ、伊那市荒井区通り町の和菓子屋「おかめ堂」は22日、千円以上の買い物をした人に同店銘菓の「かぼちゃパイ」2個をプレゼントする=写真。
「かぼちゃパイ」のプレゼントのほか、この日は、1500円以上の買い上げで、「三春スタンプ」を通常の3倍、又は「い縲怩ネちゃんカード」を通常の5倍でポイントサービスする。
同店は「年末になると世間はクリスマスでにぎわっているが、日本の冬至の伝統も忘れず大切にしてもらいたい」と話している。
おかめ堂では、原油高とうで材料費が高くなるなか、値上げせずに商品を販売しているという。
営業時間は午前9時縲恁゚後7時。年内は無休。問い合わせは、おかめ堂(TEL72・2637)へ。 -
伊那中吹奏楽部 伊那中央病院でコンサート
伊那市の伊那中学校吹奏楽部は20日夜、同市の伊那中央病院1階玄関ホールでボランティア演奏会「星降る夜のコンサート」を開いた。集まった患者や生徒たちの保護者ら約100人がホールに響き渡る音色を聞き入った。
同校の福祉委員会が同病院でボランティア活動をしているのを契機に「患者さんに元気を出してもらおう」と始まった、今回で2回目の演奏会。この日は、同委員会の16人が患者を病棟からホールへ送迎する手伝いもした。
特設ステージを組んだコンサートは、1、2年生部員約40人が出演。フルート四重奏やクラリネット六重奏、金管楽器八重奏でクラシック音楽を披露したほか、全員参加でジャズ音楽の「シング シング シング」を演奏した。
松原綾子部長(2年)は「今年も演奏できることがうれしい。私たちの曲がみなさんの心の中に響いてくれれば」とあいさつ。患者たちは、一曲ごとに拍手を送り、その想いにこたえていた。
「患者さんたちが元気になれば」と伊那中央病院で演奏する伊那中吹奏楽部 -
ふるさと大使・中島赳さん
箕輪町内保育園児に菓子のクリスマスプレゼント箕輪町ふるさと大使の中島赳さん(73)=愛知県名古屋市=が21日来町し、町内の保育園児に菓子のクリスマスプレゼントを贈った。
中島さんは、毎年園児のために菓子を届けている。今年は袋菓子750袋が事前に届き、この日はチョコレート菓子900個を持って町を訪れた。
松島保育園を訪問した中島さんは、サンタクロースに扮して園児の待つ遊戯室へ。「皆さん、先生の言うことをよく聞いてお利口さんなので、お菓子を持ってきました」と、一人ひとりに菓子を手渡した。園児は「サンタさんが来た!」と大喜びで、「うれしい」と笑顔で菓子を受け取り、お礼に「世界がひとつになるまで」を元気いっぱいに歌った。 -
南箕輪村久保の堀さん
大芝荘に「大入」パッチワーク作品寄贈南箕輪村久保の堀初恵さんが、集客を願って「大入」の文字をデザインしたパッチワーク作品を大芝荘に寄贈した。
堀さんは、趣味でパッチワークに親しんでおり、今秋に大芝荘と大芝の湯で作品展を開いた。今回寄贈した作品は、出品作の一つ。白や赤色などの「大入」の文字が8枚と、中央に村のキャラクター「まっくん」があり、上部に村章も配している。
作品はロビーの壁面に飾っている。山崎文直支配人は、「忘年会、新年会のサービス時期に寄贈していただき、大変うれしく思う。お客様がたくさん来てもらえるよう張り合いになる」と喜んでいる。