-
みはらしの湯で橋爪まんぷさんのチャリティーまんが絵展
漫画家・橋爪まんぷさん(65)が来年の干支(えと)、戌(いぬ)にちなんで描いた30作品が並ぶチャリティーまんが絵展「ワンキャン犬々額々」が21日から、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で開かれている。
まんぷさんのチャリティー展は5年目。干支(えと)にちなんだまんが絵を展示するようになったのは未(ひつじ)年からで、十二支全部をそろえることを目標とする購入者もいるという。
例年、多くの購入希望者がいるため、作品それぞれについて購入希望者を募り、その中から抽選で対象者を選ぶようにしている。
今年は、犬にもじった「けん」がつく言葉の状況を犬たちがほのぼのと実演。
嫌(犬)煙とをテーマとした作品は、雨の中で傘を差しながらタバコを吸うホタル族犬を描いた作品で人間味が感じられる。ほかにも家財道具と妻を乗せた牽(犬)引車を引っぱる犬や、剣(けん)玉に頭をぶつける犬など、一枚一枚からさまざまなストーリーが伝わってくる。
橋爪さんは「なるべく大勢の方に楽しんでほしい」と話していた。
作品は来年1月21日まで展示した後、抽選で購入者を決める。まんが絵はA4サイズ額付で4千円。売り上げの一部は社会福祉のために寄付する。 -
正月用切花の販売
伊那市ますみヶ丘のグリーンファームは、早くも正月用の切花を買い求める人たちでにぎわっている。
今年は雪のためか、早くから切花を買い求める人も多く、出だしは比較的好調。寒さのため、花の咲きは遅め。しかし品揃えとしては、正月用のキク、センリョウ、ワカマツ、ナンテンなど、例年どおりのものが並んでいるという。
地物も多いナンテンは、全国的に見ても上伊那は有数地であり、多くの生産者が出荷している。
それぞれは、300円前後の束になって販売している。
今は、正月にあえて花を活ける家庭も少なくなってきており、正月用切花の販売量も年々減少しているという。
切花の担当者は「若いころに生け花を習った50代以上の女性は、今でも花を活けて正月を迎える習慣を大切にしているが、習ったことのない若い女性は、家庭を持っても生け花をしないことが多いのでは」と話していた。 -
湯たんぽは根強い人気
熱い湯を入れ、寝床で暖を取る「湯たんぽ」。相変わらず根強い人気がある。
伊那市通り町の金物「ウチヤマ」では、寒くなり始めた11月ごろから、年配者らが買い求めている。
一部屋に暖房器具が1台という時代。シーズン中に200縲・00個が売れたときに比べ、数は少なくなったものの、例年60縲・0個とコンスタントに売れている。
店内には金製(価格1380円)、プラスチック製(480円)の2種類を用意。金製は10年ほど使えるとあって、使用期間の短いプラスチック製よりも売れ行きはいい。
「湯たんぽにはやわらかく、しっとりとした温かみがある」そうで「足の冷えがある人は、集中的に足元を温めることができる」などの効果がある。
寒さが厳しくなると、暖房器具に切り替わるため、湯たんぽの売れ行きは下がるものの「ふとんの中心に湯たんぽを置き、寝るときに足元に置くと温かい」。
そのほか、同店では年末に、そば打ち用品やもちつき機などが売れるそうだ。 -
風船遊劇団ゴンベエワールドのクリスマス公演
南箕輪村図書館による「風船遊劇団ゴンベエワールド」のクリスマス公演が24日、村民センターであった。風船のサンタさんがやってくる夢あふれる公演に、子どもたちは目を輝かせて見入った。
公演は、「クリスマス・ファンタジー縲怎Tンタさんからのおくりもの縲怐v。風船で出来た羽と輪をつけた天使が登場し、手に持ったキャンドルの先をゴンベエさんが突くと、黄色く火がともった。
「サンタさんがくるよ」と、ピンクと白の風船であっという間にサンタクロースの顔が出来上がり、トナカイの代わりに特別バージョンの飛行機に乗ったサンタさんが完成。大きな大きな“お母さんサンタ”が、飛行機に乗った“子どもサンタ”を連れてふわりふわりと空を飛ぶと、子どもたちは歓声を上げて拍手した。 -
厳しい寒さ続き 暖房機器の売れ行き好調
冬型の気圧配置が続き、家電販売店は暖房機器を買い求める人であふれている。
伊那市上新田のヤマダ電機テックランド伊那店では、石油ファンヒーターや電気暖房機器が、1万円前後の比較的安価な製品を中心に、昨年同期と比べて2倍以上の売れ行きだという。
箕輪町から買い求めに来た夫婦は「石油が高くなっているけど、この寒さだからストーブは欠かせない。旧型の製品を使っているから、省エネ機能を備えた新型の石油ストーブを買おうと思って」と話すなど、原油高騰も需要に影響を与えているようだ。
土屋健治店長は「暖冬ということも耳にしていたし、石油の値上がりもあって心配していたが、予想以上の売れ行き」と話す。
エイデン駒ヶ根店でも1縲・万円の石油ファンヒーターや「原油高騰や、手間のかからない製品を求める傾向もあってか」(同店)10万円余の省エネ冷暖房エアコンが昨年同期に比べ、倍近い売上げという。 -
親子で絵本楽しんで 研究熱心・人気持続
高遠町図書館では、絵本の読み聞かせなどをする「こどもひろば」が毎月1回開かれ、園児や小学生の喜ぶ声が響き渡っている。
図書館が開館した翌年の87(昭和62)年2月、町内の子どもの発達段階に応じた知的・情緒的刺激を与え、発達を促す環境づくりなどを目的に、読み聞かせボランティアグループを結成。初回は約90人と大勢の子どもが参加した。
基本方針により、年少児、年中長児、小学生に分かれ、発達段階に応じた読み聞かせが特徴の一つ。それ以外にも、アトラクションの時間を設け、創作体験やゲーム、劇などを繰り広げ、子どもたちに人気だ。
少子化に伴い、参加する子どもは年々減少傾向にあり、現在は初回に比べて5分の1程度だが、楽しみにしている子どもは少なくないという。
「こどもひろば」は現在、主婦らボランティア8人が中心になって進めている。毎月、当日に向けての研修会をして、子どもの年代別に適当な本を選出し、メンバーの前で読み聞かせをして、内容や読み方を研究している。
今年の最終回は24日あり、クリスマスにちなんだ絵本を読み聞かせ、童話「ブレーメンの音楽隊」をエプロンシアターで披露。子どもたちから歓声があがっていた。
ボランティアの一人は「親子で絵本が好きになってもらいたいことが一番の望み。幼少のころから絵本に触れていれば、本を読むことが習慣になっていくと思うんですよね。それに、読む側と聞く側のつながりも大切にしたい。少しでも多くの親子に参加してほしいです」と話している。 -
記者室
今年も数え日。新市の名称でこけた伊南3市町村合併論議で始まり、皆が「単独自立で頑張るんだ」と力んで年末を迎えた▼建設、マンション、ホテル業界を揺るがし、上伊那でも影響大だった姉歯事件。広島や栃木で発生した女児殺害事件はどこで起きても不思議でなく、子供と保護者を深刻な不安地獄に陥れた。春日平の有害自販機、最初は2棟4台だったが今は4棟8台に。地方も都会も区別なく悪い環境は増殖し、連鎖する。恐ろしくも異常な年、05年もまもなく幕引き▼年が改まることはいいことだ。大げさに言えば、社会全体がリセットするチャンス。悪い連鎖を断ち切り、小さくても新しい希望の火をさがし、燃え立たせる節目。だから「おめでとう」なんだ(大口記者)
-
箕輪町安協などが夜間パトロール
箕輪町交通安全協会(小林交石会長)と、平沢豊満箕輪町長が会長を務める町防犯協会、町交通安全推進協議会は21日、「年末の交通安全運動」に合わせ飲酒運転防止などを呼びかける夜間パトロールをした。
町安協の毎年の取り組みで、今回初めて防犯協会と交通安全推進協が参加。青色回転灯をつけたパトロール車も町内を回った。
40人余が北部、東部、松島東、松島西、木下の5班に分かれ、町内の飲食店を回り、飲酒運転防止や年末特別警戒のチラシを配って注意と協力を呼びかけた。 -
飲酒運転防止パトロール
忘年会などで酒を飲む機会の多い3連休前の22日夜、伊南交通安全協会駒ケ根支会(牛丸廉平支会長)と駒ケ根警察署は飲酒運転防止のためのパトロールを駒ケ根市内の繁華街などを中心に行った。駒ケ根駅前交番前に整列した安協会員ら12人に対し同署交通課の渋谷保人課長は「ちょっと一杯竏窒ニ飲んだ後、軽い気持ちで運転することがあってはならない。飲酒運転は絶対にしないよう、しっかり呼び掛けを」と訓示した。会員らは数人ずつの班に分かれて駅前の駐車場や飲食店が建ち並ぶ繁華街などをパトロール。道行く人に声を掛けたり、安全運転を呼び掛けるチラシを車の窓ガラスに挟むなどして飲酒運転の撲滅をアピールした=写真。
-
【記者室】飲んで悩みを忘れよう
長引く景気低迷が回復しないまま今年も残すところ1週間だが、不景気などどこ吹く風竏窒ニばかり夜の街は忘年会たけなわだ。飲んで騒ぐ酔っ払いの表情は皆幸せそうに見える▼酔うほどに理性のたがが緩んでくるとそれぞれ隠された性格が現れてくるのが興味深く、見ていて面白い。ある人の酔っ払って騒ぐ姿をビデオに撮っておいて後日、本人に見せたことがあるが「まったく自分とは思えない」と恥じ入っていた▼誰しも悩みを持って生きている。つかの間、悩みを忘れることは明日へのエネルギーになるはずだ。今日はクリスマス・イブ。大人にサンタクロースは来ないだろうが、毎日頑張ってきた自分自身に何かささやかなプレゼントを贈ってみてはどうだろう。(白鳥記者)
-
庭園をイルミネーションで彩る 塚田元一さん(74)
「みんなに楽しんでもらいたい」とイルミネーションの点灯を始めて7年目を数えた。
イルミネーションは近所でも評判で、自宅庭の松や脚立などに巻きつけた電球5千個余が暗闇の中で青、緑、赤、黄など色鮮やかに光る。
「人に喜んでもらうと、うれしい」とこれまで続けてきた。いつもより早く雪が降って寒かったが、本年も1人で1日半かけて高さ3メートルほどの樹木に電球を取り付けた。
イルミネーションは道路沿いから見ることができ、当初は市内外から見に来る人が多かった。人が集まってにぎやかなことをするのが好きで、外で火をたき、訪れた人に酒を振る舞ったこともあったとか。
8月の「伊那まつり」では、初めて企画されたイルミネーションコンテストに応募。「まつりを盛り上げたい」と市役所前の樹木に電球を飾り付け、まつりのPRに一役買った。
長年、電球を使ったことから傷み、当初に比べて3分の1ほどに減ってしまった。
「もっと大きくしないの?」と近所で聞かれるが「年だもんで、勘弁してもらった。ずくもなくなってきて…。来年はできるか、どうか。今年が最後かなとも思っている」と話す。
イルミネーションは来年1月15日ごろまで、毎日午後5時半縲・時半ごろ点灯する。
◇ ◇
自宅には広さ25アールの庭園がある。畑から庭園へ7年をかけて築き上げた。
自ら土を運び、飛び石などを置いた。ツツジだけでも100本余。そのほか、モミジなどの樹木20種類、草花50種類がそろう。
「夢中になって造ったが、手を入れるによいじゃない。でも、健康でできたもんで、おかげさま」。庭園の手入れが楽しみになっている。 -
南アルプス食と暮らしの研究舎みつろうキャンドル作り
食と暮らしを考え、豊かな地域づくりを目指す長谷村のNPO法人「南アルプス食と暮らしの研究舎」は23日、昨年に続いてミツロウキャンドル作り教室を村公民館で開いた。村内の親子ら35人が集まり、クリスマスを前にオリジナルを作った。
ミツロウには、ニホンミツバチを飼う村民らでつくる「長谷村日本蜜蜂(みつばち)の会」の会員から提供してもらったみつを搾った後の巣約15キロを使用。たこ糸に湯せんするロウをつけては冷やす作業を何十回と繰り返して、黄色の棒状に仕上げた。
なかには、丸型のキャンドルにするなど変形させて工夫を凝らしたり、2本以上作る子どももいて、「クリスマスケーキを食べるときに飾るの」と張り切って作業を進めていた。 -
クリスマスケーキのデコレーション体験
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにある「麦の家」で23日、クリスマスケーキのデコレーション体験教室があった。8組の親子が、みはらしいちご園で採れた大きなイチゴをふんだんに使い、思い思いのデコレーションに挑戦した。
麦の家は普段、注文があった時だけ、ケーキ販売をしている。一般を対象としてデコレーションの体験教室を開くのは初めて。
麦の家で準備したスポンジや生クリーム、イチゴなどを使い、同店の原トキ子さんがデコレーションを伝授した。挑戦した親子は「楽しかった」と話し、出来栄えにも満足していた。
体験教室は24日も、午前10時縲恁゚後5時にある。費用は2千円で要予約。
申し込みは麦の家(TEL74・1833)へ。 -
クリスマスそれぞれに楽しんで
伊那市荒井区で恒例の「こどもクリスマス大会」が23日、伊那中学校第1体育館であった。6年生でつくる実行委員会が催し内容を企画・立案する手作り集会。区内の小学生と保護者など約300人が集まり、一足早いクリスマスを楽しんだ。同区公民館、青少年育成会の主催。
ビンゴゲーム、○×ゲーム、じゃんけん列車などのレクリエーションや、クリスマスソングの「赤鼻のトナカイ」を全員で合唱するなど会場は大盛り上がり。休憩時間は、イチゴのショートケーキとジュースが持て成され、口の周りにクリームを付けた子どもたちの笑顔が輝いていた。
イベントの最後は児童らがサンタクロースにふんして、ノートと鉛筆のプレゼントを配布した。
実行委員長の伊那小6年・宮原礼央君は「皆が楽しんでもらえるクリスマス大会にしたかった。喜んでもらえてうれしい」と話した。 -
夜間パトロールで「飲酒運転防止」呼びかけ
伊那市交通指導員会は22日夜、市駅前ビルいなっせを中心とした周囲の飲食店街をパトロールし、夜間の飲酒運転防止を呼びかけた。
年末の全国交通安全運動の一環活動に、メンバー16人が参加。飲食店街付近に駐車中の自動車や、市営駐車場内の車などのワイパーを利用して「飲酒運転防止」のチラシ約100枚を配布した。
メンバーの一人は「飲酒運転の事故は自分で自分の首を締めることになる。啓もう活動を通じて、運転手の自覚を促したい」と話していた。
酒気帯び運転による罰則は1年以下の懲役又は30万円以下の罰金。酒酔い運転になると、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金となる。 -
2005ラスト絵画バザール 伊那ベル27日まで
中央画壇の人気作家から巨匠作家までの日本画・洋画・版画が集まる展示即売会「2005ラスト絵画バザール」は27日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
東山魁夷、中島千波の作品をはじめ、上村松園の版画「初雪」、工藤和男の油絵「山村の人」など約100点を出品。そのほか、「見るだけでも価値がある」、ビュッフェの油絵や平山郁夫の水彩画もある。
関係者は「市場販売価格より2割から7割引きの値段で提供しています。年内最後のお客さま感謝セールなので、ぜひ来場を」と呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
冬の天体観測教室
駒ケ根市の赤穂、中沢、東伊那の3公民館とおもしろかっぱ館、市立博物館は17日「親子・子どもふれあい事業12月の巻」として冬の天体観測教室をおもしろかっぱ館で開いた。親子ら6人が集まり、東伊那小学校教諭の日岐敏明さんの話を聞いた。
冬の素晴らしい星空を観察するよう天体望遠鏡が用意されていたが、残念ながらあいにくの曇り空。「仕方がない」と観察をあきらめた参加者らは室内のスクリーンに映し出される星座を見ながら、日岐さんが話すギリシャ神話など星座にまつわる伝説などの話を聞いた=写真。 -
外国人交通安全教室
安全運転管理者協会上伊那支部飯島部会は20日夜、外国人を対象とした交通安全教室を飯島町七久保の飯島セラミックで開いた。同社で働く日系ブラジル人など男女約70人が駒ケ根警察署交通課の渋谷保人課長の説明を聞いた。
渋谷課長は日本の交通ルールなどについて「通行区分はブラジルとは逆で車は左。ドライバーには厳しいルールと罰則がある」などとして、事故を起こさないよう交差点では慎重な運転をする、車の改造はしない、万一事故を起こしても逃げない竏窒ネどと通訳を介して説明した=写真。
自動販売機荒らしなど外国人による犯罪や不法就労が増えていることから渋谷課長は「外国人へのイメージを悪くしないためにも、一人一人が法律をしっかり守ってほしい」と慎重な行動に心掛けるよう強調した。 -
南箕輪養護老人ホームでクリスマス会
南箕輪養護老人ホームで20日、クリスマス会があった。利用者は、キャンドルのともったテーブルで特別メニューを味わい、クリスマス気分を満喫した。
ランチルームはいつもより照明を落とし、キャンドルの明かりでムードたっぷり。職員扮する天使4人が舞い降りて、ハンドベルで「きよしこの夜」を演奏。透き通ったベルの音色に利用者は静かに聞き入った。
テーブルごとにビールやシャンパンを注ぎ合うと、利用者の一人がサンタクロースに変身して登場。サンタクロースの掛け声で皆で乾杯し、サンドウィッチ、いなり寿し、ホイップクリームで飾り付けしたイチゴとメロンなどをおいしそうに味わった。
手話ダンスや、エコーの効いたカラオケセットで歌も楽しんだ。 -
クリスマスケーキ作りに大忙し
25日のクリスマスを前に、洋菓子店はクリスマスケーキ作りに追われている。
伊那市荒井区にある石川菓子店はクリスマスケーキ8種類を用意した。今年新たに加わったミルフィーユが人気。さくっとしたパイにカスタードと生クリームを使い、イチゴを包み込んだ。売れ筋は6号(直径18センチ)。
20日までの予約は、市内外から1千個。ケーキ作りのピークは22、23日で、従業員は次々と並ぶケーキの上に、サンタクロースや柊の葉などを飾りつけた。
引き渡しはほとんどが23縲・4日。店頭販売もある。 -
長谷保育園児サンタクロースに興味津々
長谷村の長谷保育園(北原洋子園長)で22日、クリスマス会があり、サンタクロースと対面するなどして楽しんだ。
色鮮やかに電飾がともるツリーでクリスマスムードに包まれた会場に、鈴の音とともにサンタが登場すると、待ちかねた園児は「サンタさんだ」と大歓声。
「海の向こうの遠い場所からトナカイのソリに乗ってきたよ」というサンタに興味津々の園児たちは、年齢や好きな食べ物などの質問を投げかけて会話を楽しんだ。
最後にサンタから一人ひとりプレゼントが贈られ、目を輝かせながら喜んでいた。
給食は園児が大好きなカレーピラフなどクリスマス特別献立。おやつの時間にもケーキを食べて、楽しいクリスマスの1日を過ごした。 -
版画カレンダー共同製作・公共施設に贈る
高遠町の小中学校自律学級の児童生徒は22日、共同製作した版画の06年用カレンダーを町内の公共施設に贈った。
カレンダーは月めくりで、横55センチ、縦80センチの大きさ。上半分に、だるま市やさくら祭り、灯ろう祭りなど「合併で町が最後の年のため」(担当教諭)高遠に焦点をあて、季節に合った町の行事を中心に描き、下半分に歴を入れた。
児童生徒10人が月ごとで分担し、デザインを考案。表紙は7色、各月は1、2色を使って色鮮やかにした。110縲・20時間かけて85部を仕上げ「よくできたと思う」と出来栄えに満足していた。
3部を届けた町役場では、伊藤俊規助役は1枚ずつめくり、「色にむらがなくてきれい。庁舎内に飾らせてもらいます」と喜び、「これからも頑張って取り組んでください」と言葉を送った。 -
名人亭「年越しそばの注文承り」開始
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにあるそばの家「名人亭」は、今年、年越しそばの注文受け付けている。
本格的に年越しそばの予約を受け付けるのは今年が初めて。これまでは、希望者の要望に応じて予約を受け付けることもあったが、昨年、一昨年は人手が足りず、受け付けてなかった。
今年は、そば打ち名人の会の名人が打ったそばを提供。2人前のそばにつゆ、ゆで方レシピを付けたセットで600円となっている。
名人亭の野溝くに子さんは「予約をとってなかった時も要望はあったが、時間的余裕がなくて希望にそえなかった。今年は200食は大丈夫」と話していた。
名人亭のそばは、のど越しが良いのが特徴。西箕輪産のそば粉を使用し、粉も独自で挽いているため、風味も良いという。
予約の申し込みは25日まで。そばの引き渡しは30日の午後1時縲恁゚後3時、31日の午前9時縲恊ウ午。
問い合わせは名人亭(TEL74・1831)へ。 -
箕輪町消防団第2分団の車両更新
小型動力ポンプ付積載車入魂式箕輪町は20日、町消防団第2分団(富田)の小型動力ポンプ付積載車1台を更新し、箕輪消防署前で入魂式をした。
更新車両は、四輪駆動のディーゼル車。6人定員。小型動力ポンプは46馬力。新しくポンプ昇降装置が装備されているほか、吸管積載装置、筒先積載装置3カ所、ホース収納ボックス、散光式警光灯(スピーカー内蔵)、電子サイレン、アルミはしごがある。購入価格は481万575円。
式後、放水をして参加者にお披露目した。 -
亡き父を地域の文化人として供養
伊那市美篶芦沢の矢島太郎さん(79)がこのほど、亡き父親の・武治さん(1900竏・8)が描き残した油絵や素描画などをまとめた「矢島武治画集」をつくった。
「一人の文化人だった。地域の文化史の1ページになればと世に出し、親父(おやじ)の供養になれば」と矢島さん。30冊製本した画集は、父親の知人などに配り、同市立図書館へも寄付した。
矢島武治さんは蚕種業を営むかたわら、県会議員を47年から3期連続で務めた。政治生活を止めた晩年は、趣味で油絵や俳句に取り組んだ。油絵は中信美術展、伊那美術展にも入選する腕前で、周囲からの評価も高かったという。
画集作品は、友人から送られてきた魚、収集していた骨董(こっとう)品の土器や身近な果実、花などの静物画のほか、アトリエから眺めた仙丈ケ岳、西駒ケ岳の風景画など約40点。そのうち半分は、父親の知人に渡っていた作品を借りてきて集めた。
妻との金婚記念日の11月27日に完成。来年は傘寿を迎える矢島さん。「68歳の若さで死んだ親父は、地域のために尽し、晩年は自分のやりたい絵を描いていた。その業績を画集という形で成し遂げてあげたかった」。
さまざまな思いが本に込められている。 -
大芝高原音頭アレンジ曲制作プロジェクトチーム会議
南箕輪村の大芝高原音頭アレンジ曲を制作するプロジェクトチームの第1回会議が20日夜、役場であった。曲のアレンジを専門家に依頼する方針で、今後アレンジの曲調などを検討していく。
チームは、大芝高原音頭を老若男女が踊れる曲にするため、曲や振り付けなどの原案を決定し、大芝高原まつり実行委員会の承認を受ける。
メンバーは、実行委員会の6人(ステージ委員会、パレード運営会、民謡踊り運営会)と公募1人の計7人。リーダーに原志津男さん、サブリーダーに柴田多文さんを選んだ。
アレンジ曲は、来年のまつりまでに決定し披露したい考えで、曲調、詩を入れるか入れないか、振り付けを依頼するか-などの項目を検討する。
大芝高原音頭は89年6月制作。作詞は大芝高原まつり実行委員会、作曲は遠藤実、唄い手は金沢明子。主に大芝高原まつりで会場内のバックグラウンドミュージックや民謡踊りに使っているが、若い世代があまり踊らないことや、パレード参加者が同じ曲で踊りたいという要望があり、課題となっていた。 -
「私のアイデア貯金箱」コンクール表彰
郵便貯金振興会賞受賞
箕輪北小5年林渓一郎君
箕輪西小3年釜谷良美さん日本郵政公社主催の第31回「私のアイデア貯金箱」コンクールの地方審査で、箕輪北小学校5年の林渓一郎君と箕輪西小学校3年の釜谷良美さんが、郵便貯金振興会賞を受賞した。箕輪郵便局の田中幸一局長が20日に北小、21日に西小を訪れ、賞状と副賞を届けた。
林君の作品は「まゆ毛貯金箱」。顔の形で、頭の部分に硬貨を入れると、つながった1本まゆ毛が硬貨の重みで上に動く仕組み。父おやの日曜大工の残りの木材を活用し、まゆ毛は軽くするために紙を使った。「お金を入れると動くように、おもしろいものを作ろうと思った。初めての応募で受賞してびっくりした」と話した。
釜谷さんの作品は「ぶるさげ貯金箱」。吊るすことができる透明な豆腐の空容器を利用。ピンク色のファイルでふたをし、カラーフィルムで色をつけたところに顔を描き、台の棒に貯金箱をぶるさげた。「ケースの中に色をつけるのが大変だったけど、かわいくできた。入賞してすごくびっくりして、うれしかった」と喜んだ。 -
上伊那の回顧4月
▽飯島町の飲食店や旅館の経営者有志でつくる「飯島・さくら(馬)を咲かす会」は1日、各店で馬肉を使った「さくら丼」を一斉に発売した
▽中川村の地域情報交流拠点施設整備事業が完成し、1日、役場でCATV開局式があった
▽箕輪町の「みのわ温泉ながたの湯」の入場者数が2日、150万人を達成
▽駒ケ根市に児童発達支援・訓練施設「つくし園」が開所した
▽伊那市富県に8日、自由保育園「はらぺこ」が開園した。園舎の周りにある山や畑、田んぼでの活動を中心に保育園生活をスタート
▽宮田村商工会が呼びかけ人となって整備を進めた新田区の「梅公園」の一期工事が完成
▽南箕輪村長選で、唐木一直氏が初当選
▽箕輪町商工会は11日、中心市街地活性化に取り組む「箕輪町TMO構想」の実働部門「みのわTMOネットワーク2004」を立ち上げた
▽伊那市の伊那部宿旧井沢家住宅が復元され、一般に公開
▽宮田村の山ぶどうに、ブランデーを加えて醸造した甘口ワイン「信州駒が原ドルチェ」が誕生
▽桜で有名な高遠城址公園の入場者数(有料)が19日、600万人を突破
▽箕輪町の発足50周年記念式典が23日にあり、町民ら500人が節目を祝った
▽中川村長選で、曽我逸郎氏が初当選
▽信州高遠美術館の入場者数が27日、開館13年目で40万人に達した
▽駒ケ根市中沢の大成産業の産業廃棄物処理施設をめぐり、地元住民が操業停止を求めた訴訟の控訴審判決が28日、東京高裁であった。一審の地裁飯田支部の判決を支持し、業者側の控訴を棄却した -
きょう冬至
22日は二十四節気の一つ「冬至」で、夜が最も長くなる日。無病息災を祈ってカボチャを食べたり、ゆず湯に入ったりする風習がある。
伊那市のニシザワショッパーズ通り町店は「冬至」に合わせ、出入り口付近にカボチャとユズを並べて売り込み。
買い物客は「もう冬至なんだ。煮物にして食べようかね」と手に取っていた。
冬至ウナギもそろえているという。
飯田測候所によると、22日の日の出は午前6時55分、日の入りは午後4時40分。来年1月16日までの長期予報は平年に比べて晴れの日が多く、気温は低め。 -
「高遠そば」伝承へ
高遠そば組合と町公民館は高遠閣を会場に、今月から来年2月まで全5回の日程で、高遠そば打ち講座を開いている。伝統ある高遠そばを伝承しようと、底辺拡大を狙った初の試み。地域住民22人が、伝承者コースと初心者コースに分かれて体験し、高遠そばの習得を目指している。
2回目の20日は、組合会員の指導で初回に引き続き、そば粉8、つなぎ粉(小麦粉)2の分量で打つ「二八そば」に挑戦。水回し、こね・練り、延し、切りの行程に沿って手際よく作業を進めた。
初心者コースの参加者たちは初回で・スこつ・スをつかんだ人も多く、指導者から「かなり上達している」と評価を受けていた。
高遠そばの特徴の一つ、辛味大根や焼きみそを加えた辛つゆについても学んだ。
年越しそばを自ら打ちたいという山室の男性(61)は「切るのがすごく難しいけど、講座が終わるまでには完ぺきに習得したい」と張りきっている。
4回目以降はそば粉のみを使った十割そばに挑戦する予定。また、伝承者コースの修了者には認定証が交付される。