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こどもたいそう
全身を使って楽しもう竏窒ニ19日、伊那市の子育て支援グループ・子どもネット伊那は、5縲・歳を対象とした体操教室を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。約30人の子どもたちが集まり、普段はあまりなじみのない器械体操に挑戦した。
体を使わなくてもできる遊びが多くなる中、もっと主体的に体を使ったり、器械体操に触れるきっかけづくりをしてもらうことを目的としており、今年で2回目。
講師に迎えた諏訪市のトレーナー・落井達彦さんは「学校でも楽しめるような体操を覚えよう」と子どもたちに呼びかけ、前転、後転、ブリッジなど、基本的な動きを伝授した。手のつき方や回転の仕方を知らなかった子どもたちも、落井さんの指導を受けながら徐々にコツをつかみ、ほおをまっ赤にして笑顔を見せていた。 -
駒が原の児童会歓送迎会
宮田村町3区駒が原地区の小学校児童会は18日、歓送迎会を里宮神社で開いた。卒業生9人を送り、新入生16人を歓迎。別れを惜しみつつ、新たな出会いを喜び、会食やゲームなどを通じて絆を確かめ合った。
同地区では歓送迎会を「天神様」と呼び、先輩から後輩へと受け継がれてきた。
この日も新年度から最上級生になる5年生が中心になり準備に協力。新旧会長の松田優太君、加藤美咲さんがそれぞれあいさつし、励まし、感謝しあった。
新入生、卒業生それぞれに記念品の贈呈もあり、父母手製の美味しい豚汁で会食も。
最後は下級生がアーチをつくって、卒業生を送り出した。 -
冒険団コンサート
駒ケ根市中沢在住のキョウデン会長橋本ひろしさんが作詞作曲したヒット曲『桜の下で』を観光PRに生かそうと市観光協会などの呼び掛けで1月に設立された「桜の下で」実行委員会(山浦義人会長)は21日、タイアップキャンペーンの一環として「橋本ひろしと冒険団」のコンサートを市文化会館で開いた。「盛り上げるためにぜひ千人を集めたい」との中原正純市長の意気込み通り、会場は訪れた市民らで満席となり、キャンペーンは桜の開花時期を前に順調な滑り出しとなった。
ホール隣りの会場では菓子組合の有志が今年新たに開発した銘菓「桜の下で」の発表と試食販売が行われた。銘菓はまんじゅうとクッキーで、まんじゅうは6個入り、クッキーは5個入りで1箱600円。発表初日の特典として『桜の下で』のシングルCDが付けられた。菓子を試食した人たちは口々に「なかなかおいしいね」などと言いながら、1人で何箱も買い求めていた。「桜の下で」と銘打ったビールや日本酒の試飲会も併せて行われた。
冒険団は4月、桜の開花時期に合わせて光前寺の境内でライブを行うことにしている。『桜の下で』は恋人への思いを桜の花びらに重ねたラブ・バラードで、05年春にNHKなどで放送されてスマッシュヒットとなった。ソロ、コーラスなどさまざまなバージョンがある。 -
冬の駒ケ根写真コンテスト入選作品決定
駒ケ根市観光協会は05年度の「冬の駒ケ根写真コンテスト」の入選作品を発表した。応募のあった105点の作品を山岳写真家津野祐次さんを中心に審査した結果、最優秀賞には太田秀男さん=駒ケ根市下平=の「菜の花夕景」を選んだ。表彰式は25日に駒ケ根高原美術館で行われる。入選作品は同館で4月9日まで展示される。
入選者は次の皆さん。
▽最優秀賞=太田秀男(駒ケ根市下平)▽優秀賞=池下左近(和歌山県)春日芳人(駒ケ根市上穂北)▽特別賞=森俊晴(駒ケ根市赤穂)久保村由人(伊那市西春近)海野順子(松本市)▽入選=高坂益男(駒ケ根市赤穂)鍋島道雄(大阪府)平沢善博(宮田村南割)向山世男(伊那市錦町)小林紀一(飯島町飯島)佐藤正一(駒ケ根市上穂南)▽佳作=平沢善博(宮田村南割) -
【記者室】花粉症の悩み
今年の甲信越地方の花粉の飛散量は例年の30%、観測史上最多となった昨年と比べれば10%だという。確かに症状は今のところさほどひどくはないが、毎年のことながら憂うつな季節だ▼ある送別会の取材に行った時のこと。ハンカチで涙をぬぐう筆者を見た参加者の一人が「身内でもないのに泣くなんてよっぽど想い入れがあるのね」と勘違い。いや、そうじゃなくて花粉症なんです竏窒ニ言い訳するのも無粋だし、あいまいに「ええ、まあ…」と言葉を濁すしかなかった▼スギのほとんどない沖縄に滞在する花粉避難ツアーが人気だそうだ。効果はてきめんで参加者は快適に過ごしているという。うらやましい限りだが貧乏人はそうもいかぬ。ああ、あと1カ月の辛抱だ。(白鳥記者)
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パッチワークキルト展・創意工夫の大作披露
高遠町勝間の高遠さくらホテルロビーで31日まで、マザーグースパッチワーク伊那教室(伊那ハウジングセンター内)の受講生による作品展が開かれている。
彩りを考えながら、布を一針一針手縫いでつなぎ合わせてキルトに仕立てた力作約30点。縦横2メートルのタペストリーが中心で、なかには1年以上かけて仕上げている作品もあるという。
高遠城址公園の桜雲橋と満開の桜を表現した春を感じさせる作品など、創意工夫して多彩な模様を表し、来場者の目を楽しませている。
教室は月2回あり、講師の村上光子さんから指導を受けて、伊那市と高遠町在住の受講生7人が製作に励んでいる。
代表の高田洋子さん=高遠町東高遠=は「一人ひとりが一生懸命に仕上げた手づくりの作品。最も気を配った色合いを見てほしい」と話している。 -
森林や森林整備の現状を学ぶ「森の通信簿」
森林整備ボランティアなどに取り組むNPO法人「森の座」(西村智幸理事長)は21日、森林の状況などを学ぶ「森の通信簿」を伊那市横山の山林で開いた。約15人が参加し、KOA森林塾や島・ス山林研究所で指導に当たり、長年山造りに携わってきた元信州大学農学部教授・島・ス洋路さんから、森林整備の現状と課題などを学んだ。
島・スさんは、釣り竿(さお)を使った簡単な調査方法で整備されていないカラマツの人工林には、1ヘクタール当たり約1800本の木が密集していることを示し「木が太るためには1本当たりの占める面積が広いほど良いが、手入れされてない人工林は1本の占める面積が少ないため、すべてが細長くなってしまっている」と説明。光を好むカラマツの場合、日陰となった下の部分から立ち枯れていることも指摘した。
生活の中で40%の間伐材が消費されていた昔と比べ、現在は0・5%しか国内の資源が使われておらず、間伐をしても、木材を運び出す経費の方が高くついてしまうという。自然回帰を意識した動きは高まりつつあるが、実際にはほとんど進行していないのが現状。島・スさんは「安価な外国産の木材を輸入し、パルプなどを製造する一方で、国内の資源は遊ばせている日本の現状も知っていてほしい」と語った。 -
喫茶はるかで花と漆の二人展
春の訪れを感じさせる漆作品と樹脂粘土で作った花やアクセサリーなどが並ぶ「花と漆の二人展」が27日まで、伊那市西箕輪の喫茶はるかで開かれている。
漆工芸の福澤勇次さん(58)=駒ヶ根市、粘土工芸の丸山千恵さん(58)=箕輪町の合同展で2回目。“桜”をテーマとした作品約80点を展示した。
3年ほど前から木曽地域に通いながら漆を学んでいる福澤さんは、伝統的な木曽漆器の技法で作った盆や弁当箱に加え、麻布を漆で塗り固めた花器や髪止めといったアクセサリーを出品。奥が深く、気品のある漆に魅了され、「鎌倉塗り」といった彫りに塗りをほどこす技法などにも取り組んでいる。
丸山さんは花、ブーケ、アクセサリーなどを樹脂粘土で作製。「作品に表現した花々の特徴を見てほしい」と話していた。
会場では展示即売もしている。 -
友達大切に小学校へ 伊那緑ヶ丘幼稚園で卒業式
伊那市山寺区の伊那緑ヶ丘幼稚園(宮原光生園長)で21日、05年の度卒業証書授与式があった。卒園児19人(男子10人、女子9人)が友だちと共に遊び育った園舎を巣立ち、小学校生活への一歩を歩み出した。
保護者や来賓の拍手で迎えられた園児たちは元気いっぱいに入場し、園歌を合唱。卒園児一人ひとりに卒業証書を受け渡し、がっちりと握手をした宮原園長は「幼稚園で努力したことを思い出し、小学校へいっても頑張って」と送り出した。
PTA会長の城田実さんは「小学校へいって友だちと離ればなれになっても、ずうっと緑ヶ丘の友だちのことを大切にして」と卒園児に向けてメッセージ。集まった保護者らは目に涙を溜めながら、我が子の旅立ちのときをカメラやビデオで撮影していた。
児童たちは「おもいでのアルバム」など2曲を皆で歌い、最後の思い出を作って学び舎をあとにした。 -
社会参加に立ちすくむ若者たちへの対応
伊那市は18日、「こころの健康づくり講演会」を同市役所多目的ホールで開いた。講師の県精神保健福祉センター臨床心理士の角田恵子さんが「社会参加に立ちすくむ若者たち」と題して、引きこもりやニートの支援のあり方などについて解説した=写真。
ストレスを抱えた現代人の心の健康について考える集いで、今年で4回目。上伊那から約200人が参加し、講師の話に耳を傾けた。
引きこもりやニートについて角田さんは、「若者に対する、怠けているなどのシビアな見方は根強い。しかし、その中でも支援、応援していく必要がある若者がいることを整理し、理解を深め、どのように応援していかねばならないか皆で考えたい」と呼びかけた。
「厳しく周りから非難されせかされると、自己防衛しようと一切、人と接触しなくなるようになる。『外には楽しい場所があるよ』と少しずつ気力をふるいたたせ、背中をそっと押してあげる支援が社会参加に立ちすくんでいる若者には必要」と主張した。 -
南箕輪村交通安全対策協議会
南箕輪村交通安全対策協議会(会長・唐木一直村長)は15日夜、村民センターで開き、事故防止に向けた06年度交通安全対策推進の取り組みを確認した。
協議会は小中学校PTA会長、学校長、保育園保護者会長、保育園長、区長、村交通安全協会役員、地区PTA会長らで構成。会議は53人が出席した。
06年度の交通安全対策は、重点取り組み事項が▽高齢者の交通事故防止▽シートベルト・チャイルドシート着用の徹底▽飲酒・夜間の交通事故防止-。市町村テーマは「交差点及び交差点付近の事故防止」。活動は、年4回の全国交通安全運動などに合わせた街頭指導や広報、交通安全教室など。
春の全国交通安全運動(4月6縲・5日)の期間中は、広報車の巡回広報、人波作戦、交通安全環境チェック、街頭指導、交通指導所の開設、シートベルト・チャイルドシート着用の徹底などに取り組む。 -
アトピー・アレルギー講演会
アトピー・アレルギーの子どもを持つ親のサークル「たんぽぽの会」(安藤絵美、関井朱美、小原洋子共同代表、20人)と県看護大小児科看護学講座は19日、第8回講座として講演会「医師の考え、親の想い」を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。会員ら約30人が集まり、飯島町の生協診療所いいじまの医師野々村邦夫さんによる講演「アトピーで育つ育てる親子の世界」を聞いたほか、参加者同士の情報交換などをしてアトピー・アレルギーへの理解を深めた。
野々村さんは患者を診察してきた経験などから「アレルギーは免疫と表裏一体の関係にあり、すべての食べ物はアレルギーを起こす可能性があるので、まったくなくすことは難しい。何とか付き合っていく気持ちが大事」とした上で、アトピーに対する対処の考え方として▽やってみて害のあることはしない▽良かったことは続ける▽やっていないことは試してみる▽何となく続けていることはやめてみる竏窒ネどを挙げた=写真。 -
大久保で花壇整備
宮田村の大久保区の有志住民は19日、大久保集落センター周辺のふれあい花壇4カ所にパンジー約400本を植えた=写真。約20人の住民が参加し、手分けして堅い土を掘り起こしては、色とりどりのパンジーを並べて一本一本丁寧に植えていた。
同区は毎月第3日曜日を「大久保花壇の日」として有志が花の手入れをしていく。夏から秋にかけては住民らが苗を育てたジニア(ヒャクニチソウ)やコスモスなどに順次植え替えるなどして、季節ごとの彩りを楽しむことにしている。 -
ちゃりんこゴーゴー探検隊初の遠乗り
中川村大草のキャンパーズ・ビレッジ自然学校(鈴木道郎代表)が主催する「夢の力プロジェクト」の活動の一つで、村内の小学生らでつくるサイクリングクラブ「ちゃりんこゴーゴー探検隊」は19日、中川村の大草城址公園から駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場まで自転車で往復した。公園に集まった子どもたち6人は鈴木代表を先頭に元気よく出発=写真。家族に見送られて、一路駒ケ根を目指した。
スキー場までの距離は片道約22キロ。鈴木代表は「片道10キロ程度の所までは行ったことはあるが、子どもたちはもっと遠くまで行きたい竏窒ニいう気持ちを強く持っていた。今年は雪が少なかったこともあり、スキーも一度に楽しんじゃおう竏窒ニ計画した」と話した。
探検隊は、中川村の村道約230キロすべてを自転車で走破しよう竏窒ニ04年に発足し、05年3月に目標を達成した。 -
箕輪町国際交流協会「国際交流プラザ」
箕輪町国際交流協会主催の国際交流プラザが18日、町産業会館であった。約60人の外国籍の人や日本人が悩みや要望など自由に意見を交わし、カレーを食べながら楽しく交流した。
日常の生活や地域との交流で悩んでいる外国籍の人、外国籍の人との接し方で悩んでいる日本人など自由に参加し気軽に交流しようと開催。
ブラジル、中国、ペルー、日本など母国語ごとにグループに分かれて意見交換。病院の問診表の日本語が読めない、国際交流協会の日本語教室以外でお茶を飲みながら日本語を話す機会がほしい、大学に進学したい外国籍の生徒に対する進路指導や情報提供が必要、義務教育の年齢を超えた子どもが来日した場合に日本語が学べ教育を受けられる制度が必要-などの意見があった。
今回出された意見は役場の担当課などで回答し、ペーパーなどで参加者に伝える。 -
信州大学大学院教授 茅原紘さん(65) 伊那市西箕輪
信州大学農学部を卒業後、母校に戻り35年間教員として従事。今春、定年退官する。発芽玄米の研究者として全国に知られ、校内では・スカエル顔・スとして友人や学生からも親しまれている名物教授。退官後は中国の大学の教員として第二の人生を歩む。
発芽玄米との出合いは1998(平成10)年。京都で開かれた、米の成分にかかわる国際的な学会で研究発表した際、県内の発芽玄米製造会社から共同研究の依頼を持ちかけられたのがきっかけ。常食している人の「便秘が治った」「コレステロール値が下がった」などの体験談の科学的な裏付けの研究に取り組んだ。
はじめに手がけた研究で、発芽玄米の成分にはアルツハイマー型痴ほう症の予防効果があることを世界で初めて発見。それまでにハーブにも予防効果があることが分かっていたので、手法を発芽玄米に導入して実験。白米や玄米などと比べて、同痴ほう症の酵素の活性化を強く抑えることが分かった。
その後、活性酸素を消去する能力があることも証明し、便秘解消や美白効果、血液をサラサラにするなどの生活習慣病予防につながることも分かった。
自らも発芽玄米を常食するようになってからは、体重が85キロから75キロに減量。特別に運動をしているわけではないというが、1年ほどで効果が表れ体重は安定し、筋肉は隆々。「体も健康だし、腕相撲も強いよ」と、片腕に力こぶをつくって笑顔をみせる。
大学の学食にはすでに、発芽玄米を導入。学校給食や新婚家庭でも食べてもらい元気な子どもが育ってくれれば竏窒ニ願う。特にスポーツ選手には大きな期待があり、力士の食事に取り入れれば、筋肉が引き締まり、技を掛け合える選手が増え、大相撲人気も復活するのではとユニークな助言も。
自分のしたい研究を続けるため9月から、中国のハルビン医科大学で客員教授として生活習慣病学を説く。近年、中国も食事が欧風化して生活習慣病患者は増加傾向。国家的にも2年後の北京五輪に向け、運動への効用研究も期待されている。
中国本土の北部にあるハルピンは、真冬の気温がマイナス30縲・0度と極寒。信州で鍛えたので問題はないというが、予想される困難はほかにも多々ある。しかし、「中国の生活習慣病の予防に貢献したい」と、やる気をみなぎらせている。
友人や学生などから送られた世界各国のカエルの置物は35年間で800個。周りからも愛された名物教授の証拠。「カエル顔と呼ばれるのも悪くはない。ゴリラやオランウータンよりは愛きょうがあるから」と、お気に入りの様子だ。
「ボケたふり 本気にされる 年となり」。2月18日の最終講義では発芽玄米の効能を説明し、趣味の川柳も披露。「自分ではボケたふりをして生きてきたが、定年退官を迎え、周りから本当にそう見られないよう、気をつけねば」と自分への戒めとして詠った。
「35年間で髪も白くなったが、人に好かれ、お酒やカラオケも衰えない・ス茅原紘・スでいつまでもありたいね」と笑顔。カラオケの十八番は田端義夫の「大利根月夜」。発芽玄米を食べて、100歳まで生きる竏窒ニ目に力をみなぎらせる。
海外にフィールドを移して発芽玄米の普及に取り組む65歳。中国へ行っても奈良県出身の関西弁と、人を喜ばせるユーモアたっぷりの人柄は、いつまでも変わらないだろう。 -
高校合格発表
県内公立高校で20日、後期選抜試験の合格発表があった。各校の校門前には、受験表を握り締め、緊張した表情をした受験生たちが続々と集まり、自分の番号を発見した合格者は、家族や友人と共に喜びを分かち合った。
伊那北高校には、番号が張り出される8時半前から多くの受験生が訪れ、発表と同時に学生や保護者が掲示板の前へ一斉に詰め掛けた。
母親と一緒にきていた女子生徒は、合格を確認するとすぐに携帯電話で父親に報告。「受かるかどうか五分五分だったので緊張した。今まで苦労してきたので本当にうれしい」と笑顔で語った。
記念に残そうと携帯電話のカメラで番号を写したり、抱き合って喜び合う受験生たちの輪の中に、新しい仲間を祝福する同校の生徒が、合格した後輩を胴上げする光景も見られた。
再募集の志願受け付けは23日の午後5時までで、入学予定者は28日までに当該高校で発表する。
再募集は次の通り(かっこ内は募集数)。
◇全日制▼伊那北=理数(3)▼赤穂=普通(2)▼駒ヶ根工業=情報技術(12)▼箕輪工業=総合工学(2)
◇定時制▼赤穂=普通(若干名)▼上伊那農業=普通(若干名)▼箕輪工業=機械(若干名) -
いなっせで高校駅伝の応援祭
駅伝中継を観戦しながら屋台を楽しんでもらおう竏窒ニ19日、伊那市駅前ビル「いなっせ」横の多目的広場で、春の高校伊那駅伝の応援イベントがあった。訪れた人たちは、ローメンや五平餅を食べながら、会場に設置された大画面モニターで駅伝中継を楽しんだ。
昨年は前夜祭だったが、今年は当日に実施。
地元名物の食べ物屋台5店が並んだほか、地元企業の協力で約120インチのモニターを会場に設置し、駅伝の生中継が観戦できるようにした。
会場で選手たちを応援していた男性は「屋台につられて来た。これだけ大きい画面だといい」と話し、子どもと一緒に観戦を楽しんでいた。
地産地消を目的とした創作菓子づくりを進めているグループの一人が、試作品の販売もしており、お昼時にはさまざまなにおいに誘われた家族連れなどでにぎわった。 -
長谷村閉村記念事業でごみ拾いと植樹
長谷村で19日、閉村記念事業「クリーン・キャンペーン」と記念植樹があり、村民は各地区ごと、ごみ拾いなどに励んだ。
長谷村は例年、道路愛護活動として側溝の泥処理などに各地区で取り組んでいるが、今回はそれと同時に、閉村記念事業の一つである「クリーン・キャンペーン」を実施。種類別に分けながらごみ拾いもした=写真。
非持地区(池上栄一区長)は、午前8時に地域住民約100人がスコップを持って集合し、ごみ拾いと側溝の清掃に取り組んだ。
その後、記念植樹も実施。村から配布された桜と楓の苗木、それぞれ5本ずつを同地区内にある駐車場脇など3カ所に植樹した。 -
日本野鳥の会伊那支部、風力発電の予定地で視察を兼ねた観察会
日本野鳥の会伊那支部(星野和美支部長)は19日、風力発電の事業計画がある高遠町の入笠山、芝平地区などで、現地視察を兼ねた探鳥会をした。
同支部は、民間企業が長谷村、高遠町の鹿嶺高原や入笠山で計画している2つの風力発電事業に反対しており、今回は、計画地周辺の実情を把握するための視察を実施。事業計画がある尾根の谷間から入笠山へと上がり、どのような動植物が生息しているかなどを確認した。
案内役を務めた地元山室の自然愛好家・春日光史さんは、さまざまな野生動物が残した痕跡などから、同地は鳥類だけでなく多くの動植物のすみかとなっていると指摘。また、富士見・茅野方面を見渡せる金沢峠は、野鳥が郡境を越えて通過するルートになっており「近隣に風車ができれば巻き込まれる危険性もある」と語った。
風力発電で最も大きな影響を受けると考えられているのが、高速で飛ぶ大型のワシ・タカ類で、これらは風車に衝突して命を落とすことが多いという。入笠山では、ノスリ、ハチクマなどの大型ワシ・タカ類の生息を確認しており、高冷地には絶滅危惧(ぐ)種のクマタカなどがいる可能性もある。
春日さんによると、入笠山での事業計画を進める青木あすなろ建設(本社・東京都)は、候補地の一部の民有地で、部分的な土地買収を進めているという話もあるという。 -
駒ケ根商工会議所が検定満点者など表彰
駒ケ根商工会議所(渋谷敦士会頭)は17日夕、05年度の段位認定試験で初段に合格した春日啓一郎君(赤穂小4年・駒ケ根速算塾)と、珠算、簿記の検定でそれぞれ満点を取った小学生20人を表彰した=写真。商工会議所の竹澤誠専務理事は一人一人に認定証や表彰状を手渡し「満点は簡単に取れるものではない。日ごろのたゆまぬ努力があってこそ今日の栄誉がある。これからも目標に向かって挑戦し、一歩一歩進んでいってほしい」と激励した。
満点合格者は次の皆さん。
▼簿記検定3級=高清水恵美子(アネット)▼珠算能力検定5級=花木建貴(駒ケ根速算塾)▼珠算能力検定暗算4級=和田健太朗、鈴木夢花(以上駒ケ根速算塾)▼珠算能力検定暗算5級=宮澤毅人、倉田拳伍、小椋香奈(以上駒ケ根速算塾)▼珠算能力検定暗算7級=山口達也、土屋諒太、白鳥綾菜、山・ス雄大、林彩子、宮澤今日介、萩原祐樹、小木曽達郎、後藤樹、久保田なぎさ、長島花奈、唐沢小春(以上駒ケ根速算塾)五味祥穂(五味速算塾) -
上伊那生協病院しゅん工
4月1日開院上伊那医療生活協同組合(小林伸陽理事長)が箕輪町木下に建設を進めてきた上伊那生協病院が完成した。18日、しゅん工祝賀会が箕輪町の伊那プリンスホテルであり、240人がしゅん工を祝った。病院は4月1日開院する。
新病院はベッド数125床。リハビリテーション科を新設し、これまでの内科、小児科、循環器科、消化器科と合わせ計5科を設置する。人工透析は12ベッド、デイケア定員は50人。
建物は鉄筋コンクリート造5階建て。1階は外来・通所リハビリテーション・医療福祉相談室、2階はリハビリ病棟40床・リハビリ施設、3階は療養病棟40床・人工透析室、4階は一般病棟45床(1泊人間ドック用3床)、5階は厨房・病院管理部門。延べ床面積7185平方メートル。総事業費21億円。
祝賀会で小林理事長は、「素晴らしい外観と同時に中身をどれだけ充実させるかが大事な課題。期待に答えられる病院になるよう頑張る決意。安心して医療が受けられる環境づくりも大きな課題。医療制度改善のためにも全力を挙げていく」とあいさつした。
一般の病院見学は19日午前10時縲恁゚後1時。 -
上伊那農業高校「みどり塾」 シイタケ駒打ち体験
上伊那農業高校が中心となって開く、環境問題などの自然について地域住民などが語り合う学習の場「みどり塾」は21日、南箕輪村の同校農場で、シイタケの駒打ち体験をした。参加者らは木槌を使ってトントンと小気味よいリズムで力強く種駒を植菌し、完成したシイタケの原木を持ち帰った。
昨年に続いて2回目の今回は、みどり塾会員に加えて一般住民にも呼びかけ、上伊那から約40人が参加。駒打ちの原木は90センチほどの長さに切りそろえた、直径5縲・0センチのクヌギやナラの木300本。参加者は一本の原木に20縲・0個の穴を電気ドリルで開けて種菌を打ち込んでいった。
駒打ちや原木の管理方法については上農高校の教諭らが指導。シイタケは来年の秋ごろ多く収穫できる見込みで、早ければ今年中にも。一年間に春と秋の2回の収穫期があり、種駒を打ってから5年間はキノコが獲れるという。
2度目の参加となる南箕輪神子柴の主婦唐沢ひさ子さん(56)は、昨年の原木からは今だ収穫が望めないそうで、今回は念入りに駒打ち。「去年のやつも一緒に気長に待ちたい」と自分で育てたシイタケの味を心待ちにしていた。 -
シュンラン約100鉢が並ぶ
日本シュンランの普及活動などに当たる南信地区の「中央蘭友会」(木村嘉伸会長、40人)は18、19日、伊那市民会館で春季美術展を開いている。飯山で採取された、紫色の花が咲く「紫宝」をはじめ、会員が丹精込めて育てたシュンラン約100鉢が並ぶ。
シュンランは里山にある身近な花で、作品はすべて野生だったもの。本年、全日本東洋蘭連合会に新規登録された「信濃美人」などもある。赤花、朱金花(オレンジ)、紫花などの色合い、葉の柄など鉢ごとに異なる作品に、来場者はかがみこんでじっくり見たり、会員から育て方を聞いたりしていた。
土屋澄一副会長は「派手さはないが、清そで可憐。花の違い、花と葉のバランスなど楽しんで見ていただきたい」と話す。
会場では、会員が育てたシュンランを市価より安く販売中。
この展示は飯田市、駒ケ根市、伊那市の持ち回りで、17回目を数えた。春の花物、秋の柄物と作品を披露している。
19日は午前10時縲恁゚後4時。無料。 -
高遠美術館館長・竹内徹さん自作洋画を町に寄贈
一水会会員で、信州高遠美術館長の竹内徹さん(69)=高遠町小原=が、画家として歩み始めて約30年間に描き、一水会や日展に出品した100号の大作16点を含む洋画22点を町に贈った。
生まれ育った高遠の風景が中心で、町職員を退職した1973年、画家として初めて描いた西高遠相生町周辺の風景「初夏の高遠」から一昨年の「山村待春(高遠)」まで、町の歴史の移り変わりがうかがうことができ、「町の歴史でもあり、自分自身の歴史でもある」と竹内さん。
町が合併する伊那市の風景や「権兵衛トンネルが開通したこともあり」木曽谷の風景も贈った。
竹内さんは「町のおかげで絵描きとして成長できたので、合併を前に感謝の気持ちを込めて古里に作品を残したかった」と話していた。
寄贈作品は今後、同美術館で保管し、個展として披露していく。 -
はらぺこ保育園卒園式
里山の自然の中で自由に育ってほしい竏窒ニ昨年4月に母親ら有志で立ち上げた伊那市富県の自由保育園「はらぺこ」で18日、初めての卒園式があった。巣立つ園児3人を保育士や保護者、年下の園児などが暖かく祝福した。
「ひまわりのように朗らかに笑い、下の子を優しく導いてくれました」など、それぞれの園児に向けた言葉と「みんなあなたが大好きです」と書かれた手づくりの卒園証書を3人に授与し、園児、母親が一緒になってはなむけの歌を歌った。
保護者の一人城倉三喜生さんは「さまざまな思いで入園したが、1年経った子どもの姿を見るとよかったと心から思う。野山をはらぺこになるまで走りまわる中でさまざまなことを学んだと思うが、それを忘れないよう、すてきな1年生になってほしい」と祝福した。
保育士の小林さんは「思った以上に森が子どもたちを受け入れてくれて、最初は躊躇(ちゅうちょ)していた子も山をかけ回れるようになった。1年を通して自然のおもしろさを実感した。これからも深めていきたい」と語った。
いつも行っていた思い出の場所までお弁当をもってハイキングもして、はらぺこ保育園らしい卒園式となった。
来年度は4月8日に入園式があり、4人の仲間が新たに加わる予定。同園は現在も入園児を募集している。
問い合わせははらぺこ保育園(TEL76・3341)へ。 -
春めいて椿咲く
三寒四温を繰り返し、ようやく春めいてきた飯島町では、民家の庭先でピンクの椿(つばき)が咲き始め、明るい花が道行く人の足を止めさせている。
椿が咲いているのは親町国道153号線沿いの芦部公子さん宅。 高さ3メートル、幹の太さ10数センチ。
芦部さんは「毎年2月末ころから咲き始めるが、今年は開花が遅れた。色が優しく、ほかの椿よりも早く咲く」と話していた。 -
通り町商店街に彩り 育てたパンジー飾る
伊那市の通り町商店街の活性化を目的に総合活動で取り組む、伊那小学校4年剛組(大沼聡教諭、30人)は16日、自分たちで育てたパンジーの花を植えたプランター30鉢を通り町一丁目のアーケード下に飾った。
剛組の花のプランター設置は本年度3回目。昨年9月に設置したサルビア、マリーゴールドなどのプランター60鉢は商工連合協議会が主催する「まちじゅう花いっぱいコンクール」で優勝もしている。
パンジーの花は児童たちが冬に合う花を竏窒ニ協議して選定。同コンクールの優勝賞金の一部を種代にあて、昨年秋から教室で育ててきた900本の中からよいものを選んで、プランターに5本づつ植え替えた。
プランターの側面には児童たちのスローガンである「通り町に花を広げよう!!」の文字。伊藤僚君、藤森司君の2人は「皆に花を見てもらい、通り町にお客さんが沢山きてもらえるとうれしい」と話していた。
剛組は商店街の人や地域住民にインタビューして研究した活性化対策の発表を2月、店主らに向けて発表したほか、買い物客には高齢者が多いことから昨年11月には「伊那橋」の歩道横に間伐材の手作りベンチも設置している。 -
春の高校伊那駅伝2006あす号砲
春の高校伊那駅伝2006(19日・伊那市陸上競技場発着点)の情報を提供するインフォメーションコーナーが17日、市駅前ビルいなっせ2階展示ギャラリーに開設された=写真。18日まで開催。正午縲恁゚後8時。
競技場やコース案内、応援エリア、男女別の出場選手一覧などの知りたい情報を19パネルで紹介。前回大会のビデオも上映し、選手たちが苦しい表情で頑張る姿が見られ、レースの過酷さがうかがえる。
今回は伊那市・高遠町・長谷村との3市町村合併や権兵衛トンネル開通を知らせるパネルも展示。全国各地の高校生が集う大会の情報提供コーナーで「新伊那市」もPRしている。
大会出場チームは県内や全国の強豪高校の1、2年生で構成。男子は77チーム、女子は34チームがエントリー予定。スタートは女子が午前10時、男子が午後0時05分。 -
高遠町で第109回誕生証書授与式
高遠町の第109回誕生証書授与式がこのほど、町文化センターであり、昨年9月から12月までに生まれた19(男9、女10)人に証書などを贈って、出生を祝った。
伊東義人町長は「少子化のなかで喜ばしいこと。元気な町を目指すためには、明るい子どもたちの笑い声が響くことが大切」とあいさつし、健やかな成長を願った。「元気な子に育ててください」などと保護者に声をかけながら1組ごと記念撮影をし、祝い金や記念品を贈った。
昨年の町の出生人数は48人で、町が若者定住対策を図った「町営住宅の建設効果もあってか」(住民課)、02年から50人前後を保ち、安定してきているという。