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南アルプスふるさと祭りにぎやかに
長谷村の「第22回南アルプスふるさと祭り」(実行委員会主催)が10日、村総合グラウンドであった。雨降りで催し物が一部中止になったものの、ステージ発表や宝投げなどで「村」として最後の祭りを盛り上げた。
祭りには、村民と交流を深めている島根県隠岐郡海士町から「キンニャモニャ保存会」が駆けつけた。村に伝わる踊り「きんにょんにょ」がルーツとされる。恋物語で、両手にしゃもじを持ち、片足を上げてしゃもじをたたくなどユーモラスな踊り。村の「ざんざ節保存会」メンバーも一緒にステージに立ち、観客を巻き込みながら、にぎやかに踊った。
また「ざんざ節保存会」が「きんにょんにょ」を踊り「キンニャモニャ」との違いを楽しむこともできた。
会場には、マツタケや農産物の販売、日用品がそろったフリーマーケット、五平もちなどの飲食コーナー、子供広場などが設けられ、人だかりができていた。
来年3月の合併を控え、伊那市・高遠町から踊り連が参加する予定だったが、あいにくの雨で中止。子どもみこし、太鼓演奏もできなかった。
初めての前夜祭(9日)では、大花火大会を開催。みのわ手筒会の手筒花火と太鼓演奏の競演に加え、打ち上げやスターマインなど番付120の花火が夜空を彩った。 -
枯死したヒマラヤ杉を活用
伊那中学校の敷地内にあったヒマラヤ杉の並木。夏に伐採した木を記念に残そうと生徒たちが作品づくりに取り組んでいる。
ヒマラヤ杉は、55年度卒業生らが植樹したもの。日当たりが悪いなどの理由でせん定されたが、夏の暑さなどの影響で枯れ、6本が切り倒された。同校が現在地に移転したあとに植えられたもので、卒業生の思いが詰まっていることから、1年生がベンチ、2年生がペーパーウエートを作製。
10日午前中は、1年生約40人が集まってベンチ作りに当たった。
ベンチはヒマラヤ杉を長さ2メートル、幅30センチ、厚さ15センチに製材。生徒が一人ひとりはけで、長持ちするように防腐剤を塗った。
11日にも再度、防腐剤を塗り、脚4個をつけて組み立てる。今月中に校庭周辺に設置する予定で、木陰で休んだり、部活動の試合などの際に使う。
作業に当たった蟹沢幸彦君(13)は「先輩が植えた木だとは知らなかった。みんなに座ってもらいたい」と話していた。 -
南大東島 大東太鼓碧会からの手紙
伊那市滞在の際には大変お世話になりありがとうございました。言葉にならないほどの感謝の気持ちで一杯です。
私達碧会は、現在中学生以下で30名、卒業生は100名を超える数になっています。今回お世話になった(招待の)8人と、自費参加の2人のメンバーはとても楽しい6日間を送ることができました。南大東島にはない広大な自然、山、大東島では冬の水のように冷たい川。米やとうもろこしなどの美味しい食べ物。沖縄では味わえない祭りの雰囲気。そして初めて体験した音楽花火。そのほか多くの体験をすることができました。
何よりも驚いたのは、実行委員会をはじめ皆様の過剰ともいえる歓迎振りで、お礼の言葉もみつかりません。
今回の訪問で子供たちは、長野県が大好きになったようです。帰りの飛行機の中でも「飛行機が引き返してくれないかなあ」「また絶対行く」「オレも」「私も」と話しているを聞いて、とても楽しかった良く分かり、連れて行って良かったという気持ちでうれしくてたまりませんでした。
碧会の子供たちは、伊那の子供たちとの約束があるようですし、話によると、2月頃にも来島の予定があるようなので、今後の親睦も含めた交流ができればいいなと、今から楽しみです。
碧会は10月15日には東京代々木において国際和太鼓コンテストに出場することが決まっていて、8名のほかにあと6名が参加します。家族も多数応援に行く予定ですので、もし時間の都合があえば、是非、応援をお願いします。
何度も同じ言葉になりますが、小林(史麿)会長をはじめ実行委員会の皆様には言葉には言い表せないくらい、感謝の気持ちで一杯です。今回参加した全員が同じ気持ちだと思います。数カ月前からの準備、6日間のもてなし、そして温かい歓迎を本当にありがとうございました。(※文中一部略)
招聘実行委員会、伊那市の皆様
大東太鼓碧会(文、川満廣司) -
一般買い物客を交えての万引き防犯訓練
伊那署と伊那地区万引防止協議会は11日、管内の万引き防止モデル店に指定している市内西町の大型店「アピタ」で、「一般買い物客などを含めた参加型」の万引き防犯訓練を開いた。同協議会、伊那少年友の会、伊那エンジェルス隊など約50人が参加し、同店舗の管理体制を身をもって確認した。
訓練は「犯罪抑止等総合対策強調月間」(10月1窶・1日)と「全国地域安全運動」(10月11窶・0日)に併せて実施。県下では初の試みで、大型店の万引き事案に対する危機感、意識の向上を目的とする。
参加者の2人が犯人役夫婦を演じ、3階フロアの寝具売り場などから枕、パトカーの玩具、スリッパの3点を万引きする想定。残りのメンバーは一般客として、万引き現場を見守った。
犯人夫婦は売り場を物色しながら商品をカートに入れたまま、エレベーターで屋上に移動。2人の不審な行動に気づいた職員が事務所に連絡し、状況を確認した保安委員が屋上へ逃げた犯人を呼び止め、万引きの犯行を防止した。
訓練後に参加者からアンケートを集計。「犯人役はもっと騒いだりしたほうが」「自分でも犯人役を演じ、万引きをする心境を体験したい」などの意見が多くあげられた。
伊那署管内の万引き事案は9月末現在、未成年の犯行が23件に比べ、成人の犯行は32件。60窶・0代の高齢者が多く、自分の食事をまかなう分だけの食料品を盗むケースが9割近くだという。 -
大宮五十鈴神社で新装後初の結婚式
約100年前に建てられたという旧拝殿の老朽化に伴って9月に拝殿が新築された駒ケ根市北割一区の大宮五十鈴神社(白鳥俊明宮司)で8日、新装後初の結婚式が行われた。新郎の山本和重さん(35)=駒ケ根市赤穂中割=は「氏子でもあり、新しくなった拝殿で挙式をしたかった。木の香のする真新しい拝殿で気持ちも引き締まる」、新婦の美奈子さん(30)=旧姓久保・飯田市=は「私たちが最初とは知らなかった。すごく光栄です」と笑顔で話した。式に列席した親族らも拝殿を眺めて「新しくてきれいな所で式ができてめでたい」などと話していた。
同神社での挙式はこれまで「年に1件程度だった」(白鳥宮司)というが拝殿新装の効果か、同日午後にもう1組が挙式を行ったほか、10月中にさらに1組の挙式が予定されている。 -
殿村八幡宮例大祭
南箕輪村南殿の殿村八幡宮例大祭が9日あり、神事のほか子どもみこし、境内では奉納相撲大会や奉納弓道大会があった。
奉納弓道大会は今年8回目。境内にある弓道場で、村の弓道クラブ(唐木仁会長)の会員8人が参加し競った。クラブは10年ほど前に3年間開いた公民館教室の受講生で組織。普段は、境内のほか地域の道場で練習している。
奉納大会は、1人12射。真剣な眼差しで的を見つめ、二人が交互に弓を射った。
子どもみこしは北殿と南殿で各2連あり、子どもたちが威勢よくみこしを担いで区内を練り歩いた。 -
信州みのわ山野草クラブ展示会
信州みのわ山野草クラブ(白鳥征男会長)は9、10日、第5回秋の山野草展示会を箕輪町の木下公民館で開いている。会員23人が大事に育ててきた作品の中から秋を題材にしたものや斑(ふ)入り植物を中心に約250点を展示。愛好家や近隣住民らが関心を寄せ、じっくりと鑑賞している。
秋の展示会は昨年に続き2回目。寄せ植え、石付け、流木植え、コケダマ作品など、月1回の例会で勉強してきた作品を主に、野菊などの菊類やススキ、ホトトギス、ダイモンジソウ、シャジン、フジバカマ、リンドウなどのほか、葉が赤く紅葉し始めたハゼ、実を付けたウメモドキなど秋らしい植物が美しく並んでいる。
クラブ活動の一つ、自生地見学会で今年6月に訪れた北海道礼文島の写真展「花の浮島礼文島の旅」もある。「レブンアツモリソウの大群落など、きれいな花を皆さんに報告したい」と、初めて展示会と写真展を併せて開いた。
礼文島で、地元の神崎小学校で運動会準備のために刈っていたダルマソウをもらったことからお礼にナシやリンゴを学校に送り、学校から礼状が届くなど交流も生まれた。会場には学校の礼状も展示している。
時間は午前9時-午後4時。会員が持ち寄る余剰苗も即売する。 -
地球元気村から初のカップル誕生
8月下旬、伊那市の鳩吹公園を会場に開かれる「まほら伊那地球元気村」(実行委員会主催)。元気村の活動をきっかけに、初めてのカップルが誕生した。
式を挙げたのは、会社員有賀嗣宜さん(31)=伊那市西春近、会社員伊藤美奈さん(30)=岡谷市=。
00年、実行委員として知り合い、仲間と一緒に全国各地で開かれる地球元気村に出かけるなどして交流を深めた。03年秋から交際を始め「言葉にしなくても、顔を合わせただけで分かり合える」という2人。
「元気村がきっかけだったので、自然にふれあったり、いつもおいしい空気の中で暮らしたい」と口をそろえ、結婚後も元気村の実行委員として活動に参加するそうだ。
9日は鳩吹公園近くの山荘ミルクで挙式。
元気村の実行委員も多く出席し、新郎・新婦に内緒で、入場曲に地球元気村のテーマソングを用意。ギターなどの伴奏に合わせて歌い、2人の門出を祝った。
元気村は1泊2日のキャンプを基本に、さまざまな野外活動を通じて新たな自然観を養うもので、本年8回目。県内外から多くの親子らが訪れ、木工教室、野外生活技術習得講座、マウンテンバイクなど自然の中で思い切り遊んだ。 -
「ヒヤリ」地図で交通安全防止の意識向上
高齢者社会に伴い高齢者のかかわる事故が伊那署管内で多発している。同署と伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那交通安全協会は、参加体験型の交通安全教育の一環として、管内で初の試みとなる「ヒヤリ地図」の作成を各市町村各地区の高齢者クラブに呼びかける。
「ヒヤリ地図は」、身近な道路で・スヒヤリ・スと、感じた危険な場所を地図に記し、再認識させる目的。個々が、歩いていて自転車にヒヤリ、自転車に乗っていてヒヤリした道路窶狽ネどに応じた5種類のシールを張っていく。危険箇所を他人に伝え、周囲で話し合う機会を与える役割もある。
伊那市狐島の高齢者クラブ「狐島長寿会」(伊藤達会長)は伊那安協管轄の中で、いち早く地図の作成に取りかかる。5日の同会の高齢者交通安全教室の席上、同地区安協から指導を受け、メンバー15人がそれぞれシールを張った。15日のクラブ月例会では製作に残りのメンバーも加わり完成させる。
狐島長寿会は完成した地図を狐島第1公民館に張り出し、区民にもシールを張ってもらい、交通事故防止に役立てる考え。伊藤会長は「何となく歩いていてヒヤッとすることがあるが、地図作成し眺めることで危険な場所を再認識でき、交通事故防止にもつながる」と話す。
13日には、伊那市堺区の高齢者クラブでも地図の作成に取りかかる。
伊那署交通課の下里幸巳課長は「伊那署としてもヒヤリ地図作成の運動が管内に広がっていけば」と期待する。
6日現在、伊那署管内の交通事故470件のうち、高齢者がかかわる事故は全体の約27%を占める130件。前年同期と比べ、発生件数21件増、死者は1人増、けが人は19人増えている。 -
荒井神社奉納こども相撲にぎやかに
伊那市の荒井神社秋祭りに合わせて9日、第24回奉納子供相撲大会が神社境内であった。秋空の下、土俵には地区の小学生59人(男子44人、女子15人)が集まり、熱戦を繰り広げた。
大会は学年ごと男女別のトーナメント。まわしを巻いた小さな力士たちは、突っ張り、投げ、押し合いなど、迫力ある取り組みをみせた。詰めかけた地元住民からは拍手や声援があがった。
最後の取り組みは大6年男子の大一番。お互いが力と技を出し合い土俵ぎわまで攻防が続いたが、もつれ合いのすえ同体で外へ。・ス物言い・スがつき再試合となり、会場の熱気は最高潮に盛り上がった。
参加する児童は年々減少しているというものの、6年間出場した6年の男子3人、女子2人の計5人が表彰された。
秋祭りは10日にかけて、子どもみこし、大型獅子舞、長持ちが区内を練り歩き、境内では演芸大会などもある。
各学年ごと男女別で優勝した皆さんは次ぎの通り。
◆1年▼男子=古幡浩貴▼女子=手塚咲里奈◆2年▼男子=武田駿平▼女子=土田沙弥◆3年▼男子=埋橋啓▼女子=久保村萌之果◆4年▼男子=伊藤僚▼女子=小松美森◆5年▼男子=上條秀樹▼女子=武田夏実◆6年▼男子=小松大紀▼女子=森本若菜 -
親子で体験、工作に熱中
高遠町の国立信州高遠少年自然の家は10日まで、生活体験や創作活動、自然観察など、施設の活動を家族に開放する「自然の祭典」をしている。県内をはじめ、東京、神奈川、静岡、愛知など都県から募集人数を上回る65組235人が2泊3日の日程で参加している。
体験を通じて、自然への興味や関心を高め、親子のきずなを深める恒例事業。期間中は、遠足・ハイキング・森林浴、生活体験、野外伝承遊び、野外スポーツ、創作活動など8コース33項目から自由に選んで、体験することができる。
初日は悪天候のため、野外活動は中止となったが、信州名産のそば、おやき、五平もちづくりに挑戦したり、木工や押し花絵などオリジナルを製作する、ものづくり体験を楽しんだ。
竹笛づくりは、事前に用意された竹をナイフで削り、きれいな音色が出るように調整しながら製作。「昔を思い出して」子ども以上に夢中に取り組む親の姿もあった。
娘と夫婦で参加した男性(48)=東京都=は「自然とふれあえる環境が昔と比べて少なくなっているなか、子どもには自然に親しんでもらいたいとの思いがあって参加した。木々を使って、自分でつくることで、物を大切にするということも養えるし、参加してよかった」と話していた。 -
町内対抗マレットゴルフで親ぼく
高遠町公民館高遠分館(池上幸子分館長)は9日、健康維持と町民の親ぼくを目的に、町内対抗マレットゴルフ大会を東高遠の花の丘マレットゴルフ場で開いた。
各町内4人ずつでチームを編成、18ホールの総合得点で競った。参加者は「ナイスオン」と互いのプレーをたたえたり、難コースに苦戦したり一喜一憂しながら、秋空に快音を響かせた。
一昨年までの8年間は、綱引き大会をしていたが、「恒例となりすぎて参加者も減ってきたため」(池上分館長)、昨年、幅広い年齢層で楽しめるマレットゴルフに変更。今年は6チーム増え、13町内から21チーム約100人が参加した。 -
伊那市で冬桜咲く
伊那市上牧の平島千春さん宅で、冬桜が咲いている。8日の雨で散り始めたが、淡いピンク色の花が開く。
冬桜は1年に春と初冬の2回咲く。開花は9月末ごろで、例年より1カ月ほど早かったという。
妻の和子さん(71)は「花のつきがいつもの半分。一人で見ているともったいないような気がして」と話し、春とは違う桜の風情を楽しんでいた。 -
エンゼルトランペットの巨木
中川村葛島の北島靖生さん宅のトランペットが咲き始めた。現在花数は少ないが、10本余の株立ち。1階の屋根を越える巨木で、次々と咲き見事。
4年前から家の南側で、地植で栽培、冬は短く刈りこんで防寒した。昨年は囲い過ぎて、腐ったが、根は無事で、春から芽生え、どんどん成長した。
北島さんは「花の形の面白さ、色の良さ、木の大きさが魅力」と話している。 -
大芝高原まつりフォトコンテスト応募作品展
南箕輪村の大芝高原まつりフォトコンテスト応募作品展は14日まで、役場ロビーで開いている。祭りの熱気がよみがえる写真の数々が並んでいる。
第20回大芝高原まつり(8月21日)の写真を募集。応募は14人、38点。9月27日に選定会があった。
最優秀賞の大西廣文さん(飯島町)の作品「大芝ファンタジー」、部門賞4点、特別賞1点をはじめ、応募のあった全作品を展示している。
夜空に咲いた花火、名物たらいレース、熱気あるみこし、息の合った踊り、趣向を凝らしたパレードなど、祭りの一瞬、一瞬を切り取った写真に、庁舎を訪れた人々が関心を寄せている。 -
暴力追放・交通安全市民大会
「暴力追放・交通安全伊那市民大会」が8日、伊那市中央区の伊那市民会館であった。市議会議員や消防団員、伊那市防犯協会など約750人が参加し、「暴力と交通事故のない、平和で住みよい伊那市を築く」と大会宣言した。市暴力追放推進協議会と市交通安全協会連合会の主催。
毎年、交通事故が多発しているので、暴力追放市民大会と交通安全大会を併せて開催し2回目。
県警察本部組織犯罪対策課の宮澤賢一警視が「暴力団情勢と対応方法」、伊那署交通課の下里幸巳課長が「交通事故の現状と交通事故防止について」と題した講話のほか、伊那市防犯協会女性部のリフォーム詐欺、融資保証金詐欺への注意を呼びかける寸劇などもあった。
天候が悪く、市内パレードでの暴力追放・交通安全の呼びかけは中止。最後は「がんばろう三唱」と題して、「暴力団を怖れない」「金を出さない」「利用しない」と声を上げ、暴力団を追放する意識を高めた。 -
200万本のコスモス見ごろ
飯島町上の原の約4ヘクタールのコスモス畑では、200万本のコスモスが見ごろを迎えている。伊那谷最大規模。
秋咲きの大輪を中心に、黄花コスモス、新品種のイエロークリムソンキャンパス、シェル咲きなど多彩。
コスモスまつりは15、16日、ミニコンサートやコスモスカルチャー、摘み取りなど予定する。 -
箕輪町松島保育園年長児がお年寄りと交流
箕輪町の松島保育園年長児は7日、いきいきセンターを訪れ、町内の65歳以上を対象にした「いきいき塾」の利用者と踊りやゲームで楽しく交流した。
松島保育園は毎年、いきいき塾を訪問している。今年の交流1回目で、年長3クラスのうち、ぱんだ組の20人が訪れた。
利用者15人の前で大きな声であいさつした園児は、運動会で踊った「グッド・デイ」というリズム体操を元気いっぱいに披露。利用者と園児が交互に並び、「手のひらを太陽に」の歌に合わせて互いの肩をたたいたり、手をつなぐ遊びにも歓声を上げて熱中した。
「手ぬぐい送りゲーム」は、4つのグループに分かれ、首にかけた手ぬぐいを縛り、手を1回ポンとたたたいたら手ぬぐいをほどいて次の人に渡し、速さを競うゲーム。利用者は、まだ上手に縛ることができない園児の手助けをしたり、園児が利用者の首に手ぬぐいを縛ってあげる姿もあり、和気あいあいと楽しんだ。 -
県番組コンクールで伊那市有線が最優秀賞
伊那市有線放送農業協同組合は、05年度番組コンクール審査会(県情報ネットワーク協会主催)の企画番組の部で最優秀賞に輝いた。昨年に続く受賞。今月下旬に開かれる全国審査に県代表として出品される。
作品は「今日の一冊窶柏lの心を大切に」で、東春近の大沢美己さん著書の絵本「うそ、ついちゃった。」を取り上げた。主人公の女の子がおかあさんにうそをついたことに心を痛めながら、素直に打ち明ける話。大沢さん自身の朗読に加え、「子どもの気持ちが伝わってくる」など本を読んだ母親らの感想、小学生のうそをついた体験、市少年相談室相談員の子どもの接し方などを10分間にまとめた。
制作した放送課の唐沢英恵さん(25)=南箕輪村北殿=は「『人の心』を柱にしたが、どういう声を拾えばいいのか、構成に時間がかかった」と絵本を言葉で伝える難しさを実感したという。初めての出品で「受賞は本当にびっくり。アナウンスはまだまだで、これからの励みになる」と喜んだ。
コンクールには10点の応募があり、企画、構成、表現技術を基準に審査。
「今日の窶煤vは7月に放送したものを、コンクール用に編集した。働き始めて2年目の唐沢さんは9月初旬から制作に取りかかり、昨年、全国審査で優賞を受賞した先輩に相談しながら仕上げた。 -
ベル伊那で清水富美さんの個展「染付けのうつわ展」 11日まで
北佐久郡軽井沢町出身の陶芸家・清水富美さん(31)の個展「染付けのうつわ展」は11日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。マグカップ、湯のみ、小鉢などの生活食器を中心に、磁器や半磁器100余点を展示販売している。
同ホールでの個展は2年ぶり2回目。今回は磁器作品を加え、「陶額」と呼ばれる壁掛け飾りにも挑戦した。
作品は、青色の顔料「呉須」で染付けする伝統的技法を踏まえ、唐草、雪輪文、祥須などの古典的模様を自分なりにアレンジして絵付け。白地の磁器に、鮮やかな青色、新鮮な模様は見る人を魅了している。
器は使われることを想い、形やたたずまいの美しさに心がけて作陶。「食器を洗うときでも楽しんでもらいたい」と、皿にしても裏側にまで模様を描き、購入者を飽きさせない工夫もしている。
清水さんは都内の学校で3年間陶芸を学んだ後、96年、軽井沢町に築窯。現在は、長野県を中心に、東京、静岡で個展などの活動を展開している。
「実際に使うものなので、手に持って感じてほしい」と来場を呼びかける。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
村保育園児が地元老人クラブとミニ運動会
長谷村の長谷保育園(北原洋子園長)で6日、園児と未満児44人が、市野瀬老人クラブのお年寄りと交流した。
毎年、年4回ほど各地区の老人クラブと交流の場を設け、園児たちの思いやりの心をはぐくんでいる。今年は3回目で、9月にあった運動会の様子を再現して紹介しようと、ミニ運動会を企画した。
全7プログラムで、各クラスの踊りや組体操などを披露。お年寄りと玉入れ競争をしたり、「ふるさと音頭」を一緒に踊って楽しんだ。
同クラブの一人(84)は「普段は園児たちとふれあう機会がないから、楽しませてもらった。かわいくてしょうがいない。素直で明るく育ってほしいね」と話していた。
次回は12月、非持地区の老人クラブとのクリスマス会を予定している。 -
起伏激しいコースに挑む
高遠高校で7日、第37回強歩大会があった。秋晴れのさわやかな天候の下、生徒たちは起伏の激しいコースを走ったり、歩いたりを繰り返して、完歩を目指した。
学校を発着とし、男子は長谷村の非持山を通り、荊口の赤坂で折り返し。宮原から国道152号に抜け、中条集会所へ迂(う)回して戻る30キロ、女子は宮原で折り返す24キロ。今年は国道152号に抜けた後、中条集会所を回る6キロ増やした新たなコースに臨んだ。
生徒たちは首にかけたタオルで汗を何度もふき、仲間と励まし合って、過酷なコースを駆け抜けた。男子の1位は2年の大村英樹君と1年の伊藤大貴君が2時間34分で同着。女子は1年の埋橋美香さんが2時間21分でトップでゴールした。
同校によると、62(昭和37)年に、女子は杖突峠登り口までの往復30キロ、男子は、旧藩時代の先哲坂本天山が「進徳館の実学」と門下生に駆けさせた、杖突峠を越え、岡谷、辰野、伊那を通る80キロをコースに初めて開催。その後の9年間はなく、71(昭和46)年に再開して以降、毎年恒例となっている。 -
伊那まつり写真コンテスト表彰
第33回伊那まつり写真コンテストの表彰式が5日、市役所であった。伊那まつり委員会会長の小坂市長が入選者10人にトロフィーなどを手渡した。
コンテストには、市内や近隣市町村などから79点の応募があり、9月上旬の審査会で推薦1点(賞金3万円)、特選1点(1万円)、準特選3点(5千円)、入選20点を決めた。
推薦作品は、主婦蜷川靖子さん(65)=日影=の「ゆかたでオーレー」。「遊ingビレッジ」で「マツケンサンバ」を踊る浴衣姿の子どもたちの生き生きとした表情をとらえた。
カメラ歴5年の蜷川さんは「かわいい子どもたちがリズムに合わせて真剣に踊る姿にひかれて写真を撮った」と喜んだ。
小坂市長は、他イベントへの積極的な参加を呼びかけた。 -
中部電力長野支店伊那営業所 営業課主任 北原美和子さん(45)
日本電信電話ユーザ協会伊那・駒ヶ根両地区協会が主催する05年度電話応対コンクール地区大会(9月9日・伊那市、かんてんぱぱホール)で優勝した。 今年の7月に飯田支店(当時)から移動。それまで総務をしていて、お客と直接かかわる営業の仕事は6年振り。ブランクも長く、不安があった。
「初めて参加したが、とても良い経験になった。コンクールに向けて練習する中で学ぶことも多く、ステップアップにもつながった。営業を頑張っていく自信もついた」
◇ ◇
コンクールは8事業所から19人が参加した。
今年の問題はピザ屋の店員として、商品を注文してくる相手からの電話に応対をする設定。模擬対応者の返答は決まっていて、それに合ったスムーズで無理のない自然なシナリオ作りをすることが課題となる。
信越放送報道局アナウンス部長の久保正彰さんら4人が音声表現力、コミュニケーション、サービスマインドなど5項目を基準に審査した。
◇ ◇
「シナリオは自分で作るのだから、実際の業務に役立つのかな」と、最初は練習はコンクールのためのものとして考えていた。しかし、同じ原稿を読むなかで、1回目、2回目、今日、昨日と、自分の声を比較。笑顔で話したり、あいさつも会釈をしたり窶狽ネど、相手が目の前にいるようイメージすることで声の表情が変わることを再確認した。
「今までも意識して業務に取り組んでいたつもりだったが、練習中に自分の応対を分析して、改めて大切だと感じた」
◇ ◇
時代の移り変わりから客の要望も多種多様に変化している。相手が急いでいることも多く、電話応対は要求内容をいち早くつかみ、スピーディーに対応、と同時に相手を思いやる親切さが必要。電話は特に、声の雰囲気などから第一印象を植えつけてしまい、企業イメージを作ってしまうという。
「電気がどこでも買える時代がいつくるか分からないので、コンクールで得た経験を生かし、中部電力をお客様に選んでもらえるよう電話でイメージ作りをしていきたい」
◇ ◇
21日に新潟県である信越ブロック大会に出場。各地区代表50人が電話応対の技術を競い合う。
問題は地区大会と同じだが、シナリオは暗記しなくてはいけない。自主練習は通勤中の車の中など、時間を見つけては毎日やることを心がける。
見えない相手をイメージ。スピーディーで相手を思いやる親切な応対を心がけ、優勝を目指す。
「せっかくチャンスをいただいたので今度の大会も頑張りたい。今までの経験を生かし、本番はピザ屋さんになり切ります」 -
高遠町で高齢者慰安会
高遠町高齢者慰安会が5日、町文化体育館であった。65歳以上の高齢者2482人のうち約450人が集まり、演芸などを楽しんだ。
伊東町長は「高齢化率が34・8%。元気の出るまちづくりには、寝たきりなどにならないで生活できる健康寿命を長くすること。検診を積極的に受けて」と呼びかけた。また、来年3月の伊那市・長谷村との合併にも触れ、町政への支援を求めた。
祝宴では、参加者同士が会話を楽しんだり、酒を酌み交わしたりして親ぼくを深めた。
演芸もあり、公民館などで活動するグループがエアロビクスや舞踊、演歌体操など15プログラムを披露。「高遠さくら悲恋」「野菜ソング」などの演目で楽しませ、参加者から「花」が飛んだ。
また、町が主催したコスモスコンテストに応募し、入賞した町老人クラブ連合会の各地区の表彰式もあった。 -
開業26年の感謝を込めて 記念乗車券8日から4千枚限定発行
南アルプス林道を走る長谷村営バスの仙流荘営業所は、村が来年伊那市・高遠町と合併し、村営バスの名称が変更するため、「開業以来26年間の感謝を込めて」、仙流荘窶薄k沢峠間の記念乗車券を発行する。
中央アルプスを背景に、開業した80(昭和55)年当時の舗装されていない林道を25人乗りバスが運行している様子の写真を乗車券に添付し、裏面は南アルプスの山々を記載。8日の第1便から4千枚限定で発行する。
記念乗車券の発行は、開業から8年ほど鹿嶺高原から望む駒ケ岳の様子など数種類の写真を添付して発行して以来。「村営バスの名前も定着し、多くの人に愛され、無事故で運行することができた。感謝とともに、新たな気持ちで運行していきたい」と話す。 -
正月を飾る福寿草の鉢植え
飯島町の飯島町中央公民館は4日、24人が参加し、文化館創作室で山野草講座を開いた。伊那市のしなの蘭草園の五十嵐晃さんを講師に、正月を飾る福寿草(ふくじゅそう)の鉢植えと、大文字草(だいもんじそう)の石付けを作った=写真。
福寿草の鉢植えは、深鉢にゴロ土、配合用土を入れ、芽を上に、根を広げ、配合用土をかぶせた。
五十嵐さんは「12月に窓辺の温かい場所に置くと、正月に花を見ることができる。花後は3月ころ、地上に戻すといい。福寿草は乾燥に弱く、休眠期が長いため、通年の鉢栽培は難しい」と話した。
この後、植え穴の開いた軽石に、ピンクの大文字草とセキショウをバランスよく植え付け、山ゴケをはり、石付けを完成させた。
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年賀はがき搬入
06年のお年玉付き年賀はがきが5日、駒ケ根市の駒ケ根郵便局(矢島和一郎局長)に搬入された。トラックで到着したはがきはダンボール箱2358箱。待ち構えた局員らの手でコンテナから局内に次々に運び込まれた=写真。
同局に搬入された無地、インクジェット、絵入りなどの年賀はがきの枚数は市内と飯島町、中川村の特定局の分も含め131万6千枚。需要の減少に伴い、昨年より44万4千枚、率にして約25%少ないが、印刷業者向けの4面連刷を含めると昨年比238万8千枚増の943万2千枚。
発売は11月1日、差し出し受け付けは12月15日から。お年玉の賞品は1等がハワイ旅行、ノートパソコンなど5点、2等がデジタルカメラ、腕時計など5点、3等が地域の特産品、4等が切手シートとなっている。 -
保科正之「NHK大河ドラマ化」署名
1942年の高遠国民学校入学生らでつくる同窓会「ふるさと高遠会」は、保科正之公の「NHK大河ドラマ」実現に向けた署名活動に協力しよう窶狽ニ3日、伊東義人高遠町町長に150人分の署名を届けた。伊東町長は「夢の実現のため、さらに和を広げていってほしい」と感謝した。
ふるさと高遠会は、51年に高遠中学校を卒業した人が集まる。9月26日に高遠さくらホテルであった「古希(70歳)のお祝いの同総会」の参加通知に署名簿を添付し募った。
署名は3日現在、14万9千858人分集まっている。 -
手良中坪 自慢の芸熱演 区民集い交流
伊那市手良の中坪公民館でこのほど、演芸大会があった。地元住民約150人が集まり、次々と展開するダンス、詩吟、独唱、寸劇などを楽しんだ。
演芸大会は昭和30年代まで青年会が開いていたが、時代の流れと共に中止。昔のように皆で盛り上がりたい窶狽ニ、地域の有志でつくる実行委員会が5年前に復活させた。
園児によるかわいらしいダンスの「マツケンサンバ」、振り付けにこだわりを見せた「勘太郎月夜唄」など全17プログラム。知人や家族の晴れ舞台を撮影しようと、カメラを構える観客も多くにぎわった。
カラオケは、男女2人が・ス思い出の衣装・スにふんし「高校3年生」「学生時代」などを歌った。男性は金髪のかつら、口にはタバコをくわえて登場。司会者の「昔は不良だったそうです」との紹介に笑いが起きた。
また、この日は公民館に隣接している中坪神社で、のぼりを立てて例大祭があった。のぼりの竿(さお)2本の腐食が進み、有志からの寄附でヒノキの竿に50年ぶりに更新した。