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古田人形10年ぶりに新しい演目
箕輪町の古田人形芝居保存会は10年ぶりに新しい演目に取り組んでいます。 来月6日に飯田市で行われる公演でお披露目します。 保存会は、毎週月曜日の夜、上古田公民館で稽古をしています。 新しい演目は「壺坂観音霊験記沢市内の段」で保存会では7つ目の演目となります。 盲目の夫沢市と目が見えるように観音様に祈り続ける妻お里の、夫婦愛を描いた作品です。 今年の春、町の交付金を活用して新しい演目に使う3体の人形を購入しました。 人形を使った稽古は、今年の4月から行われていて、昨夜はメンバーたちが人形の動きを確認しながら操っていました。 沢市を操るメンバーは、「沢市は目が見えないので動作が難しい」と話していました。 指導には、小学生時代から古田人形を操っている40代の2人があたっています。 新しい演目は11月6日に飯田市で行われる伊那人形芝居公演でお披露目されます。 地元では12月3日の定期公演で上演することになっています。 古田人形芝居は、風よけや豊作を祈る神への奉納として箕輪町上古田地区を中心に行われたと伝えられていて、町の無形民俗文化財に指定されています。
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西駒山荘ヘリで荷下げ
伊那市観光㈱が運営する山小屋、中央アルプスの西駒山荘の今シーズンの営業が終了し荷下げが18日、行われました。 西駒山荘は中央アルプス将其頭山直下の標高2730mにあります。 荷下げはヘリコプターを使って行われ、山荘から鳩吹公園の間を6往復し営業中に出たゴミや発電機などを下しました。 今シーズンは、7月9日から 10月10日までの3か月間営業し利用者数は1100人で、2年連続1000人を超えました。 西駒山荘は冬の間、避難小屋として建物の一部を開放しておくということです。
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「長谷の縁側」の一環 中学生・園児・お年寄りが落花生収穫
伊那市長谷の長谷中学校の生徒と長谷保育園の園児、地域の高齢者が18日、中学校の畑で落花生を収穫して交流しました。 この日は、5月に長谷中の2年生が種を蒔いて育てた落花生を、中学生や園児、地域のお年寄りが収穫しました。 長谷中学校では、校内の和室を地域住民が交流する「長谷の縁側」として開放しています。 収穫は、この縁側のイベントの一環で行われました。 長谷中学校の和室は、伊那市社協の「まちの縁側」の1つに選ばれています。 6月の縁側開始以降、月に1回地域のお年寄りを招いて、パンジーの苗植えや野沢菜の種まきで交流してきました。 今回は、より幅広い世代間交流に繋がればと、初めて保育園児を招きました。 収穫したのは、普通のサイズとジャンボサイズの落花生で、園児は大きいのを見つけては摘み取っていました。 収穫した後は、縁側に移動し、全員で茹でた落花生を食べました。 長谷中学校では「高齢者が多い地域で自宅にこもりがちの人も多いので、縁側も高齢者が外に出て交流するきっかけに1つになるよう続けていきたい」と話していました。 長谷中学校では今後、来年3月を目途に和室の安全面や水回りの整備を進め、常時開放できる縁側を目指すということです。
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昭和35年度箕輪中学校卒業 同級生4人展
昭和35年度に箕輪中学校を卒業した同級生4人による作品展示会が、箕輪町文化センターで開かれています。 展示しているのは、仲西明江さんの書道、林正さんの写真、宮崎さよ子さんの童画、吉崎英子さんのパッチワークです。 4人は、昭和35年度に箕輪中学校を卒業した今年で71歳になる同級生です。 2011年にも合同の展示会を開いていて、今回が2回目です。 2年に1度開く同級会でお互いの近況を話した時に、それぞれが長年趣味で芸術に打ち込んでいることを知り合同展を開いています。 吉崎さんは箕輪町に住み続けていますが、その他のメンバーは地元を離れ、会う機会も少ないということです。 三日町出身で大町市在住の宮崎さよ子さんは、幼い頃に遊んだ澄心寺での記憶を童画に描きました。 第2回四人展は、23日(日)まで、箕輪町文化センターで開かれています。
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伊那市新産業技術推進協議会 「ICT環境整備 計画性もって」
伊那市新産業技術推進協議会の会議が、17日、市役所で開かれ、2020年度までにインターネットを使った学習環境を整える必要があるなどといった意見が出されました。 協議会は、伊那市をフィールドにインターネットと物を結びつける技術「IOT」の推進を目指すものです。 ICT教育、スマート農業、ドローン活用の3つの研究部会が設置されていて、17日はICT教育部会が進捗状況を報告しました。 東原義訓部会長は、「2020年度を目途に改定される次期学習指導要領で示された教育を実現するには、ICT環境は不可欠なものとなっている。どの時期に何をやるかという計画性をもって取り組まなければならない」と話しました。 会議では他に、自治体、企業、大学が一体となった取り組みを国が支援する「地方版IOT推進ラボ」に、市の取り組みが選定されたことが報告されました。
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ザ・シワクチャーズ記念コンサート 髙木東六さん偲ぶ
「伊那市の歌」などを手がけた作曲家で、伊那市の名誉市民髙木東六さんが亡くなって今年で10年になります。 17日、髙木さんの遺志を引き継いでいこうと活動するザ・シワクチャーズの記念コンサートが伊那市のいなっせで開かれました。 この日は、ザ・シワクチャーズのメンバーが一同に集まりました。 伊那・横浜、グループごとに、髙木さんの作曲した曲など21曲を披露しました。 コンサートでは合同演奏も行われ、「伊那市の歌」を披露しました。 髙木東六さんは、1904年に鳥取県で生まれ、40代の頃に伊那市に疎開中、ヒット曲「水色のワルツ」などを作曲しました。 また、上伊那地域の小中学校の校歌や「伊那市の歌」の作曲も手がけていて、伊那市の名誉市民第1号でもあります。 シワクチャーズ横浜の指揮者を務めているのは、髙木東六さんの娘、髙木緑さんです。 緑さんは「歌い続けてくれるというのは作曲家にとってはとても嬉しいこと。歌い継いでくれて父も喜んでいると思う。これからも歌い続けてほしい」と話していました。 会場には多くの人が訪れ、髙木さんの功績を偲んでいました。
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防災啓発情報の発信 応援協定締結
伊那市とNTTタウンページ株式会社は、防災啓発情報の発信についての災害応援協定を、17日締結しました。 17日は、市役所で調印式が行われ、NTTタウンページ信越営業本部長の臼木信康さんと白鳥孝市長が、協定書に調印しました。 東京都に本社を置くNTTタウンページでは、電話番号や広告情報を探すことができる電話帳の配布や、パソコン・スマートフォン向けの情報サービスの提供を行っています。 協定により、これまで配布されていた「南信版タウンページ」が、来年度からは防災に関する特集を加えた「伊那市版タウンページ」となって全戸配布されます。 また、指定緊急避難場所や公衆電話の位置を記したマップの他、応急手当方法などをのせた「別冊防災タウンページ」を制作し、配布する計画です。 市では「市民に広く情報を発信することで、一人ひとりの防災意識の醸成を図り、地域防災力の向上につなげたい」としています。 NTTタウンページが同様の協定を結ぶのは、県内では伊那市が5番目ということです。 伊那市版タウンページと別冊防災タウンページは、今年度はNTTの利用客のみに配られ、来年度からは全戸配布されます。 なお、市の災害応援協定の締結は、59件目となっています。
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信州そば発祥の地伊那 行者そば祭り
信州そば発祥の地伊那をPRする5週連続の秋の新そばイベントが始まりました。 初回の16日は、行者そば祭りが伊那市荒井の内の萱スポーツ公園で行われました。 地元有志でつくるそば打ち愛好者達が会場でそばを打ち、5つの釜を使って茹で1盛り700円で提供されました。 打ち立てのそばを味わおうと昼前から長い行列が出来ていました。 行者そばは、今から1300年ほど前に修行で内の萱を訪れた行者が一握りのそばの種を置いていったことが始まりとされています。 16日は、およそ2000食が用意され、訪れや人たちは打ち立てのそばを辛つゆにつけて味わっていました。 5週連続新そばイベントの次回は22日と23日にみはらしファームで行われます。 伊那市では、信州そば発祥の地伊那をPRするプロ―モーション映像を公開しています。 動画サイトユーチューブでは、再生回数が4万2000回にのぼっているということです。 16日は、その監督を務め、伊那市芸術文化大使で人物デザイナーの柘植伊佐夫さんも訪れそばを味わっていました。
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井月と山頭火について対談 ビデオ上映
井上井月顕彰会会長の北村皆雄さんと種田山頭火の研究者、村上護さんの対談を収録したビデオの上映会が14日、伊那市のいなっせで開かれました。 ビデオは一昨年東京で撮影されたものです。 2人は俳人の井月と山頭火について詳しくそれぞれの立場から井月と山頭火の俳句や生き様について話をしました。 対談で村上さんは山口県に住んでいた山頭火は井月の墓がある伊那谷まで墓参りに来たことがあるとしたうえで「心から井月の俳句に共感していたのではないか」と 話していました。 北村さんは「山頭火は放浪の旅をするなかで自らの身を清めていったように思える。井月にもそれがいえるのではないか」と話していました。 ビデオ上映は伊那市生涯学習センターの井月さん入門講座で行われたもので15人が参加しました。 井上井月顕彰会では「村上さんは去年病のため亡くなっていることからこのビデオは大変貴重だ」と話していました。
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暴力追放・地域安全 伊那市民大会
暴力や犯罪、交通事故のない社会の実現に向けた、暴力追放・地域安全 伊那市民大会が15日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会では市中パレードが行われ、消防団や交通安全協会の会員ら約300人が、暴力の追放や安全運転などを呼びかけました。 大会は、暴力追放や交通安全に対する意識を高め、住みよい伊那市の実現を目指し開かれています。 大会では、伊那警察署の署員が事件や事故による報告を行いました。 それによりますと、「長野県の刑法犯の件数は14年連続で減っている」ということです。 大会の最後には、参加者が頑張ろう三唱をして意識を高めていました。
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宮原淳一さんが水彩画を寄贈
伊那市在住で日本水彩画会会員の宮原淳一さんは14日、伊那市の伊那文化会館内の喫茶店「カフェミルク」に水彩画1枚を寄贈しました。 この日は宮原さんがカフェミルクを訪れ、作品について説明しました。 カフェミルクのオーナー向山美絵子さんが宮原さんに依頼して実現したもので、「深林」と名付けられた60号の水彩画が贈られました。 宮原さんは、木々の緑を基調とした作品を得意としていて、この作品は10年ほど前に描かれたものです。 宮原さんは「窓から緑の見える素晴らしい場所に飾ってもらえてうれしい。いろんな方に見ていただきたい」と話していました。 宮原さんの作品は、伊那文化会館内の喫茶店「カフェミルク」に常設されていて、誰でも自由に見ることができます。
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伊那市民美術展 会員の力作70点並ぶ
第39回伊那市民美術展が伊那市のいなっせで14日から始まりました。 美術展は地域の美術愛好家でつくる伊那市民美術会が開いたもので会員61人が出品しています。 会場には洋画56点、日本画2点、工芸品12点の合わせて70点が並べられています。 伊那市民美術会による美術展は18日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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酒井一さん来年の干支「酉」の置物制作
伊那市西春近の酒井一さんは、来年の干支「酉」の置物を制作しています。 酒井さんは、子年から毎年木で置物を作っていて、来年の干支「酉」で10年目です。 イラスト集から、イメージを膨らませたオリジナルのデザインです。 お金持ちになった酉が、札束に足を乗せ、ダイヤモンドの指輪を付け葉巻をくゆらせています。 現在65歳になる酒井さんは、56歳の時に脊髄の狭窄症で手術を受け、建築大工を引退しました。 それ以来、木工作品を作るようになりました。 子どもにも喜んでもらえるようにと、面白いイラストを取り入れて作品を作っています。 酉の置物は、大中小あわせて90個作る予定で、友人や親せき、お世話になっている病院などに配るということです。
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柴和彦さん 木彫り作品を箕輪町に寄贈
箕輪町松島で木彫りの渓流魚を作っている柴和彦さんは、箕輪町に作品を13日に寄贈しました。 柴さんが寄贈したのは、カジカ・アマゴ・イワナが泳いでいる様子を表現した作品です。 魚の表情や色、動きまで細かく再現されています。 制作期間はおよそ3か月で、ヒノキの端材から作っていて、作品は大きいもので35センチあります。 柴さんは、56歳の時に会社を早期退職し、趣味の渓流釣りがきっかけで魚の木彫りを本格的に始めました。 自宅横に工房を構え、日々作品作りに励んでいるということです。 白鳥政徳町長は「魚の表情がおもしろい。大切にして多くの人に見てもらえる場所に展示したいです」と話しました。 柴さんは「今後は美術展にも積極的に出展していきたい」と話していました。
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生誕150周年記念 中村不折の世界展
伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折の生誕150周年を記念した展示会が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、掛け軸と額の作品あわせて60点が並んでいます。 今回の展示は、中村不折が今年で生誕150周年を迎えることを記念して行われました。 中村不折は1866年に東京で生まれ、幼少期は両親の故郷である伊那市高遠町で過ごしました。 その後、書家・洋画家として活躍しました。 今回は、はら美術で所蔵している作品を展示していて、中には100年以上前の作品もあります。 「孟母断機図」は、孟子が学業を途中でやめて帰ってきたところ、母親が手に持っていた刃物で機(はた)の糸を切り「学問を途中でやめるのはこういうことだ」という戒めを表現しています。 はら美術では「不折の書家としての様々な表現を作品を通して感じてもらいたい」と話していました。 中村不折の世界展は、23日(日)まで、はら美術で開かれています。
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西箕輪保育園の園児がサツマイモ掘り
伊那市西箕輪保育園の園児は12日、園舎近くの畑でサツマイモ掘りをしました。 この日は、年長・年中の園児およそ80人がサツマイモ掘りに挑戦しました。 園児たちはイモのまわりの土を掘ってから一本一本抜いていました。
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大萱の里 初の防犯訓練実施
7月の神奈川県の障害者支援施設の殺傷事件を受け、伊那市西箕輪の障害者支援施設「大萱の里」で初めて防犯訓練が11日に行われました。 訓練は不審者役の伊那警察署の署員が非常口から侵入したとの想定で行われました。 不審者を見つけた職員は、声をかけ止まるよう促し警察へ通報していました。 しばらくすると不審者が急に暴れだし、男性職員が3人がかりでサスマタやモップを使い壁際に追い込んでいました。 大萱の里では7月の神奈川県の障害者施設の事件を受け、これまでに侵入しやすい場所や防犯用具の確認など防犯体制について警察に相談してきたという事です。 今回は、不審者への対応を確認しようと初めて訓練を実施しました。 伊那警察署の山崎仁生活安全課長は、「侵入者に声をかけるときは、襲われないよう距離を取る事」「サスマタは、下から突き上げるように使うと動きを止めることができます」などとアドバイスしていました。 大萱の里では、年1回の訓練のほか、出入り口にカメラやセンサーライトを設置し防犯体制を強化していくとしています。
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写仏で仏様を敬う心を養う
県内外で仏画の教室を開いている松尾隆康さんによる写仏指導が11日伊那市のいなっせで行われました。 高森町在住の松尾さんは仏教絵画を制作する父親の後を継ぎ、県内外で教室を開いています。 指導を受けたのは松尾さんの教室に通う伊那仏画研究会の会員です。 松尾さんは「仏様を敬い見守ってくれているという気持ちを持って描くと心が伝わります。」と話していました。 会場には伊那仏画研究会会員11人の仏画も展示されました。 研究会は平成13年に発足し仏画を学んでいます。 研究会会員は「作品の制作を通して心のやすらぎを感じまわりの人を尊重する心を養っていきたいです。」と話していました。
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有名店と提携 ガレット販売へ
南箕輪村は、東京やパリなどでレストランやカフェを展開している「ル ブルターニュ」と提携し、地元産の食材を使ったガレットを来月4日から味工房で販売します。 これは、11日開かれた村議会全員協議会で唐木一直村長が明らかにしたものです。 村では、観光人口増につなげようと新たなご当地メニューの商品開発を進めています。 ル ブルターニュはそば粉を使ったクレープ「ガレット」で有名な人気店で、村が協力の依頼をし、提携することになりました。 地元産のリンゴとジェラートをのせたガレットなど3品が完成しています。 今後は、味工房に設備を導入しカウンターでガレットを作る所を見せながら販売する予定です。 ル ブルターニュが開発したガレット以外にも、村観光協会が募集しグランプリになったガレットも販売することになっています。 値段は600円からで、来月4日から販売となります。 唐木村長は「本格的な味を多くの人に味わっていただきたい」と話していました。
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とみがた そばと松茸まつり
地元で採れたマツタケや打ち立てのそばが味わえる「とみがたそばと松茸まつり」が10日、伊那市富県のJA上伊那富県支所で開かれました。 会場には家族連れなどが訪れ、秋の味覚を味わっていました。 イベントは、地元ならではの味を提供し、地域に足を運んでもらおうと去年から開かれています。 この日は、マツタケご飯とそばのセットが300食用意されました。 松茸ご飯には、合計で6キロほどのマツタケが使われたということです。 訪れた人はマツタケを見つけながら食べていました。 実行委員会では「イベントを通じて富県産の味の良さを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
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福与諏訪社 子ども神輿練り歩き
箕輪町の福与諏訪社の例大祭で子ども神輿が地域を練り歩きました。 子ども神輿は、午前10時30分に福与公民館を出発しました。 9日は、福与区の園児から小学生およそ50人が神輿を担ぎ地域を練り歩きました。 神輿の練り歩きは、地元の有志でつくる「福与と人を元気にする会」が、住民参加による地域起こしを進めようと行っています。 一度は途絶えた神輿の練り歩きですが6年前に新たに子ども神輿を作り復活させました。 子どもたちは、福与公民館を出発し諏訪社までの1キロのみちのりをおよそ1時間かけて練り歩きました。 福与と人を元気にする会では、「祭りをとおして子供ばかりでなく大人も楽しみ、地域の絆を深めていきたい」と話していました。
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荒井神社で子ども相撲
伊那市の荒井神社の例大祭が9日行われ、子どもたちが境内で相撲を奉納しました。 例大祭では、毎年子ども相撲が奉納されていて、今年で35回目です。 境内に設けられた土俵では、回しをつけた子ども達が白熱した取り組みを行っていました。 荒井区の小学生54人が参加し、1年生から6年生までが男女に分かれてトーナメント方式で対戦しました。 中には、2分近い取り組みもあり、会場を訪れた保護者達は大きな声援をおくっていました。 女子の部も、男子に負けまいと元気の良い取り組みを見せていました。 荒井区の山岸康弘区長は「子ども達は毎年楽しみに参加してくれる。伝統ある子ども相撲を長く続けていきたい」と話していました。
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南アルプスふるさと祭り賑わう
伊那市長谷の恒例イベント南アルプスふるさと祭りが9日、美和湖公園で行われ、家族連れで賑わいました。 今年で33回目を数えるふるさと祭りは旧長谷村時代から行われています。 祭りでは長谷の8地区による子ども神輿が会場内を練り歩きました。 会場では、戸台で養殖した岩魚の塩焼きや伊那名物ローメン、猪鍋などが販売されました。 長谷で鹿肉料理を提供している長谷部晃さんは、鹿の丸焼きを振る舞いました。 鹿肉を多くの人に味わってもらおうと初めてふるさと祭りで提供しました。 8月に捕った鹿を熟成させ丸焼きにしました。 長谷地区で活動する地域おこし協力隊は、鹿の角をポールに輪投げを行い、景品に鹿の皮で作ったオリジナルのキーホルダーをプレゼントしていました。 また、移住定住につなげようと力を入れて取り組んでいる新山地区や高遠第2・第3保育園を紹介するコーナーも設けられていました。 会場では、様々なイベントが行われ、多くの人で賑わっていました。
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どんぐりまつり 一般公開
伊那市西箕輪の伊那養護学校の文化祭、どんぐりまつりが8日一般公開されました。 文化祭では、子どもたちが授業で制作した手芸や工芸などの作品が並び、販売されました。 どんぐりまつりは、地域の人たちと交流し、学習の成果を見てもらおうと毎年行われています。 伊那養護学校には、小学部、中学部、高等部合わせて232人が在籍しています。 中学部の喫茶・販売コーナーでは、西箕輪中学校の生徒がボランティアで参加し、一緒に品物を販売しました。 西箕輪中の3年生は、年に3回伊那養護学校と交流しています。 喫茶・販売コーナーでは手作りの鉛筆立てやブレスレット、お菓子などが販売され、訪れた人たちでにぎわっていました。 伊那養護学校では、「子どもたちの一生懸命な姿や作ったものを見てもらい、学校・家庭・地域の連携を深めていきたい」と話していました。
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トラックの日フェスティバル
地域の人たちに運送業について知ってもらおうと、トラックの日フェスティバルが8日伊那市のアピタ伊那店駐車場で行われました。 会場には、2トンから12トンまでのトラックや、バス、消防車などの働く車が展示されました。 このイベントは、運送業について理解を深めてもらおうと上伊那の運送業者34社で作る公益社団法人長野県トラック協会 上伊那地区運送協議会が開いたものです。 トラック協会では10月9日をトラックの日と制定していて、毎年イベントを開いています。 展示されたトラックは新型の低公害車で、子どもたちは運転席に乗ったり荷台の様子を見ていました。 産地直送・フードコーナーでは、普段トラックで運んでいる農産物が並び、訪れた人たちが買い求めていました。 また、トラックの荷台を使った特設ステージでは、ラジオの公開生放送などが行われました。 会場には多くの親子連れが訪れ、楽しみながら運送業に理解を深めていました。
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7年に1度の長持ち奉納に向け区民が練習
伊那市西箕輪大萱にある熊野社では、7年ごとに1度、長持ちが奉納されます。 6日の夜からその長持ち担ぎの練習が始まりました。 この日は、長持ちに参加する区民、およそ60人が集まりました。 参加した区民らは、用意された練習用の長持ちを担ぎ、「長持ち唄」に合わせて棒を揺らしていました。 大萱の熊野社では、毎年10月に例祭が行われていて、長持ちは例祭に合わせ7年ごとに1度、五穀豊穣や家内安全を願い奉納されます。 大正12年に諏訪の御柱祭を見た地区の若者が、地元を祭りで盛り上げようと長持ちを奉納したのが始まりだと言われています。 現在は長持ち保存会を組織し、有志が集まって伝統を継承しています。 初めて参加する区民は「まだ始めたばかりでわからないことが多い。教わりながらできるようになりたい」と話していました。 大萱長持ち保存会の笠原憲司会長は「保存会では練習をしているが、奉納は7年に1度。この機会に若い人たちにも覚えてもらい、継承していってほしい」と話していました。 熊野社の例祭は15日に行われる予定で、長持ちは各所で歌や踊りを披露しながら区内をまわり、熊野社を目指します。 練習は、これから毎晩行われるということです。
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まほらいな市民大学と大学院修了式
まほらいな市民大学第17期生と大学院第2期生の修了証書授与式が30日、伊那市のいなっせで行われました。 まほらいな市民大学や高齢者の社会参加と生きがいづくりを図るため行われているものです。 市民大学は56歳から82歳の男女合わせて63人が修了証書を受け取りました。 また大学院は64歳から83歳までの男女15人が修了証書を受け取りました。 修了生を代表して那須野五夫さんは「高齢者が元気に暮らすにはキョウヨウとキョウイクが大切です。キョウヨウは今日用事がある。キョウイクは今日、行くところがあるという意味で、市民大学に通うことでこれらを果たすことができました。」とあいさつしました。 大学院を代表して中山恵里さんは「調べたことをレポートにするときはまわりのみんなが協力してくれました。大学院はとても楽しかったです。」とあいさつしました。 市民大学は2年間で51単位取得を目指していて平均取得単位数は37単位、1講座当たりの受講率は73%でした。
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西山神社 西箕輪南部保育園の園児が幟旗奉納
伊那市の西箕輪南部保育園の園児は6日、西山神社に手作りの幟旗を奉納しました。 6日は、西箕輪南部保育園の園児40人が、保育園で1人2本ずつ作った手作りの幟旗を神社の参道階段の両脇に立てました。 西山神社では毎年10月9日に例大祭を行っていますが、今年は日曜日のため、園児の幟旗の奉納は6日に行われました。 西山神社には昔、遠方からも多くの人が訪れ幟旗を立てていたとされています。 現在はあまりその姿が見られなくなったことから、神社に賑わいを復活させようと2年前から園児の幟旗の奉納が行われています。 幟旗には、園児が願い事を込めた文字やイラストが書かれ、石段の周りに80本の幟旗が立てられました。 伊藤光森宮司は「西山神社は高いところから皆さんのことを見守っています。困ったことがあったら神社に来てお参りしてください」と話しました。 西山神社の例大祭は9日の午後3時から行われる予定で、神主が上伊那神楽を舞う予定です。
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暴風でりんごの落下被害
5日夜、温帯低気圧に変わった台風18号の影響で、伊那地域では農作物に被害が出ています。 伊那市横山の武田忠芳さんのおよそ35アールのりんご畑では、5日夜の暴風の影響で多くの実が落ちていました。 午前中に20ケース分拾いましたが、午後になってもまだ半分以上が落ちていて、武田さんは落胆した様子でした。 りんごは11月中旬に収穫を予定していたふじで、色や味が付き始めた頃だということです。 畑には150本の木がありますが、昨夜の暴風で枝が折れたり根から倒れてしまった木もあります。 りんごは全体の6割から7割ほど落ちてしまい、さらに風で傷がついたものも多く、出荷できそうなものは1割程度だということです。 長野県農業政策課によりますと、午後4時現在、上伊那では伊那市の一部でりんごの落下被害が報告されていて、その他の市町村では特に報告はないということです。 また、伊那市では平沢の市道で土砂崩落が1件、箕輪町で倒木が2件報告されていて、南箕輪村では被害はありませんでした。
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台風18号 5日夜に最接近
強い台風18号は、5日の夜遅くから6日の未明にかけて長野県に最接近するとみられています。 伊那市横山では、台風の接近を前にリンゴの収穫作業が行われていました。 伊那市横山のリンゴ農家 武田満さんの果樹園では、台風の接近を前に予定より1週間ほど早く収穫作業が行われていました。 武田さんの果樹園では、今回の台風で強い風が予想されるため、リンゴが色づく前に収穫をしていました。 リンゴは、全体が赤くならないと値打ちが半分ほどになってしまうということです。 武田さんは「日本海側に台風が行ってしまうと必ず強い風が吹く。そうなってしまったらしょうがない」と話していました。 台風18号は5日の夜遅くから6日の未明にかけて長野県に最接近するとみられています。 予想される県内の最大瞬間風速は強いところで30メートルで、何かに捕まっていないと立っていられないほどの強さだということです。 また、県南部を中心に1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るところもある見込みです。 長野地方気象台では、風で飛んでくるものに注意し、低い土地への浸水や土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。