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女性農業者が料理通じて交流
伊那市内の農業に携わる女性が料理を通じて交流を深める集まりが26日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
交流会には、市内の女性農業者およそ30人が参加し、米粉を使った料理を作りました。
作ったのは、上伊那産の小麦ハナマンテンを使った「餃子」岐阜県の郷土料理「からすみ」などです。
交流会は、地元の農産物の消費拡大と、女性農業者の親睦の場として、伊那市農業振興センターが毎年開いているものです。
仲間同士会話を楽しみながらも、手際よく作業を進めていました。
料理が完成すると、全員で味わいました。
伊那市農業振興センターでは、「農業と産業が結びつく6次産業を進める上で、女性の力はなくてはならない。市の農業振興につなげていきたい」と話していました。 -
三六災害を後世にアーカイブス制作
国土交通省天竜川上流河川事務所は伊那谷を襲った豪雨災害「三六災害」を後世に伝えていこうと、記録や体験談をまとめたアーカイブスの制作を行っていて、今年度中にウェブサイトに公表する計画です。
天竜川上流河川事務所は昭和36年6月に発生した「三六災害」の体験談などをまとめ後世に伝えていこうと取り組んでいます。
25日は、駒ケ根市の天竜川上流河川事務所で、アーカイブスの制作にあたり、課題などについて意見を聞こうと座談会が開かれました。
会には、信州大学農学部の北澤秋司名誉教授や災害の記録をまとめた本の制作者、碓田栄一さんなど4人が出席しました。
現在、災害の写真や体験談など200項目の災害の記録を整理しています。
出席者からは「生々しい体験談をそのまま掲載する方が見る人に危険を喚起できる」「体験者の話を動画で載せてはどうか」など様々な意見が出されていました。
天竜川上流河川事務では今年度中にまとめ、ウェブサイトで公開したいとしています。 -
子育て中の母親と町長が意見交換
箕輪町は、子育て中の母親の意見や要望を聞く「地域子育て協議会 座談会」を26日、文化センターで開きました。
座談会では、町内の13の子育てサークルの代表者と平澤豊満町長が意見を交わしました。
行政と母親との話し合いの場にしようと毎年開かれているもので、今年で3回目です。
参加した母親からは「5歳児検診を新たに設けて欲しい」「年少園児は手がかかる時期なので、クラスに保育士を2人配置してほしい」「町内で交通死亡事故が増えている。子どもだけでなく、母親やお年寄りなど町全体での交通安全教室を開いてほしい」などの要望が出されました。
町によりますと、子育て支援センターの設備の充実や病児病後児保育の定員を増やすなど、これまでの座談会で出された意見が町政に反映されているということです -
交通死亡事故現地診断
2月に入り3件と、交通死亡事故が多発している箕輪町で、死亡事故現場の現地診断が25日行われました。
25日は、3件のうち2件の現地診断が行われました。
このうち9日の事故現場となった三日町の綿半スーパーセンター前の町道の現地診断では伊那警察署、交通安全協会など30人ほどが参加しました。
箕輪町では、9日に綿半スーパーセンター前の町道で車が買い物客をはねる死亡事故が、13日には大出で車がガードレールに衝突し運転手が死亡する事故がありました。
箕輪町は15日に交通死亡事故多発非常事態宣言を発令。
しかし、22日に沢上の春日街道で横断中の男性を車がはねる死亡事故が起きました。
現地診断で、参加者からは、「歩行者が駐車場と道路を隔てる柵を越えてわたらないよう、高くしたらどうか」などといった意見が出されていました。
伊那警察署によりますと、去年の伊那署管内の交通死亡事故は5件6人で、国道や県道で発生していました。
一方今年に入ってからの3件の死亡事故は、すべて箕輪町で起きていて、町道など生活道路で発生しているのが特徴です。
綿半スーパーセンター箕輪店は、3月上旬までに駐車場の看板や支柱にドライバーに注意を促す表示をしていくほか、警備員の配置なども検討していきたいとしています。 -
機織り体験 オリジナルお雛様づくり
地域の身近な伝統技術に親しんでもらおうと、箕輪町郷土博物館は、機織り機で織った布でひな人形を作る催しを24日、開きました。
体験会は、展示品を鑑賞してもらうだけでなく、実際に道具を使い体験する事で地域の伝統技術を理解してもらおうと、毎年開かれています。
この日は、町内を中心に12人が参加しました。
参加者は、博物館が製作した簡易機織り機で、縦糸に木綿糸、横糸に毛糸を使って、ひな人形の着物を織りました。
参加者らは職員から指導を受けながら、縦糸に横糸を左右から繰り返し通して、丁寧に織り上げていました。
人形は職員が事前に用意した淡い色を塗ったキッチンペーパー数枚を胴体にみたてた綿棒に重ねた物で、その上に参加者が織った色鮮やかな布を着せていました。 -
キッズ王国800人が来場
手作りの遊びを楽しむキッズ王国が24日、伊那市の伊那公民館で行われ、親子連れで賑わいました。
24日は、東部中学校の吹奏楽部による演奏でイベントがスタートしました。
キッズ王国は、冬に室内で出来る手作りの遊びを楽しんでもらおうと伊那市公民館運営協議会や子育てサークルのメンバーでつくるキッズ王国実行委員会が毎年開いているものです。
館内には、牛乳パックでびっくり箱を作ったり、小さい子供が口に入っても安全な小麦粉粘土を使って作品をつくるコーナーなどが設けられました。
このうち新聞紙をちぎった紙のプールでは、子どもたちが頭から紙をかぶったり投げ合ったりして楽しんでいました。
また、さかな釣りのコーナーでは、紙に書かれた魚の絵を、磁石を使って釣り上げていました。
会場には、中学生や高校生などのボランティアの姿もあり、子どもたちと一緒に工作をしたり、会場の案内などをしていました。
キッズ王国実行委員会によりますと24日は、およそ800人の来場があったということです。 -
天竜川にコハクチョウ飛来
伊那市山寺の水神橋近くの天竜川にコハクチョウ10羽ほどが飛来しています。
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旧井澤家住宅でひな祭り展
桃の節句に合わせ、伊那市西町の旧井澤家住宅では「ひな祭り展」が開かれています。
展示は、ひな祭りの雰囲気を感じてもらおうと伊那部宿を考える会が開いているもので、会場にはひな壇飾りやつるし雛などおよそ130点が並んでいます。
地域住民が、使われなくなった雛人形などを持ち寄り展示していて、江戸時代の押絵びなや昭和の箱入りびななど歴史を感じさせる雛人形も並んでいます。
また、女の子の祭りということで、昔結婚式などで使われた着物が並び、華やかさを盛り立てています。
伊那部宿を考える会の森功会長は「足を運んでいただき、春を感じてもらいたい」と話していました。
旧井澤家住宅のひな祭り展は、3月3日までで、3月2日、3日には甘酒の振る舞いも予定されています。 -
エコパーク登録目指し知識深める
ユネスコエコパークについて知識を深める「エコパークフォーラム」が23日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。
この日は、有識者による講演が行われ、会場を訪れた人達が知識を深めました。
ユネスコエコパークは、生物多様性の保全と人間生活の調和や持続的な社会の発展のモデル地域として、ユネスコが認定する地域です。
世界では610か所、国内では5か所が登録されています。
この日講師を務めた、横浜国立大学准教授の酒井曉子さんはエコパーク登録のメリットについて「世界に通じるブランド価値や学習の場としての活用のほか、地域住民の誇りが生まれ、地域のまとまりが熟成される」と説明していました。
また、静岡大学特任教授の増沢武弘さんは「高い山だけでなく、深い谷があり、そこに文化や生物が根付いている。こういった地域はここにしかない」と話し、エコパーク登録に向け、南アルプスの魅力について説明していました。
伊那市を含む南アルプス近隣市町村では、ユネスコエコパーク登録に向け、今年中に申請を行なうことにしています。 -
富県ふるさとまつり
伊那市富県の区民が歌や伝統芸能などを発表する、ふるさとまつりが24日行われました。
ふるさとまつりは、富県ふるさと館で活動しているサークルなどが一同に会し、日ごろの練習の成果の発表の場にしようと毎年この時期に行われていて今回で33回目です。
24日は、地元の獅子舞保存会や富県小学校の児童、ダンスグループなど22団体およそ300人が出演しました。
このうち、富県貝沼に伝わる貝沼獅子舞保存会は、五穀豊穣を願い、舞を披露しました。
雌獅子のみが舞うのが特徴です。
貝沼の獅子舞は、一時途絶えていましたが、伝統芸能を残していこうと地区の青年会によって昭和40年に復活しました。
現在は、15人の会員がいて地区のまつりや敬老会などで舞を披露しています。
また、富県小学校の合唱クラブは、ふるさとなどの童謡を披露していました。
訪れた人たちは様々なステージを楽しんでいました -
都市計画道路 2路線廃止1路線
都市計画道路として整備されることが決まっていた伊那市内の2路線の計画が廃止に、1路線の計画が変更されます。
廃止となるのは、昭和27年に計画決定された河東線およそ1,800メートルと春日町狐島線600メートルです。
河東線は、伊那市の環状道路を南北に結ぶ幹線道路として計画されましたが、この路線に並行した市道が整備されたことなどから廃止となります。
春日町狐島線は、市街地から天竜川を渡り住宅街へと結ぶ幹線道路として整備が計画されましたが、当時この路線の周辺にあった法務局や伊那建設事務所が移転したことなどから廃止が決まりました。
他に、計画が変更されるのは高遠町総合支所入口交差点から760メートルの路線です。
すでに整備が終わっている100メートルを除いた670メートルの計画が廃止となります。 -
クリスマスローズ展 24日まで
春先に咲く花「クリスマスローズ」の展示会が22日から、伊那市西春近のくぬぎの杜で始まりました。
上伊那を中心に、県内外の会員およそ40人でつくる信濃クリスマスローズ愛好会が毎年この時期に開いているもので、会場にはおよそ120鉢が並んでいます。
このクリスマスローズ、大きな花びらのように見えるのは花を支える「がく」です。
がくが色付き、花のように見えるため、長い期間楽しめる花です。
5枚のがくからなり、落ちないことから「合格」(5がく)の語呂合わせで縁起の良い花とも言われているということです。
今年は、栽培が難しい原種の花も10鉢ほど並んでいて、訪れた人達の目を楽しませていました。
平松生男会長は「会員が丹精を込めて花を咲かせた。ぜひ見に来てもらいたい」と話していました。
クリスマスローズ展は、24日(日)までくぬぎの杜で開かれていて、「育て方、楽しみ方」の講習会も開かれる予定です。 -
中病 今年度7億円 黒字見込み
伊那中央病院運営審議会が18日伊那中央病院で開かれ今年度の事業収支は見込みでおよそ7億円の黒字となることなどが報告されました。
審議会は伊那中央行政組合の諮問機関で医師会や住民代表など15人で構成されています。
会合では、今年度の事業収支のほか、来年度の課題について報告がありました。
事業収支は支出がおよそ102億円、収入が109億円で7億円の黒字となっていて主な要因は入院診療単価が伸びたことによるものです。
来年度は、手術前に合併症をおこさないために口腔内をケアする歯科口腔外科を新設するほか救命救急センターと研修センターの竣工にともない新しい施設での診療を開始します。
現在行っている里帰り出産の制限については、継続していくとしています。
委員からは診察の待ち時間や開業医との連携について質問や意見が出されていました。 -
第41回伊那まつりは8月3日.4日
今年の第41回伊那まつりは、8月3日、4日の2日間、「翔(はばたけ)」をテーマに行われます。
21日は、伊那市役所で、伊那まつり実行委員会が開かれ、今年の実施方針が示されたほか、各専門委員会などの正副委員長の選出などが行われました。
今年の第41回伊那まつりは、市民おどりを8月3日(土)に、花火大会を4日(日)とし、テーマは「翔(はばたけ)」とする方針が示され、了承されました。
市民おどりについては、今年も、伊那節・勘太郎月夜唄と、ダンシングオンザロードの時間帯を分けずに実施すること、次世代を担う子供に、伊那節などを普及するため去年から始めた歴史学習を継続することなどが決まりました。
また、花火大会の前に天竜川で行う灯篭流しの目玉イベント化を検討していくとしています。
白鳥孝伊那市長は、「市民が楽しむのはもちろんだが、外部からもお客さんが来てくれるような、魅力を発信できるまつりにして欲しい」と話していました。
なお、今回から、実行委員会を通年化したため例年よりも2か月早い会の開催となりました。 -
災害想定 水道事業者と市が給水訓練
上伊那地域に大型の地震が発生し断水したとの想定で20日、伊那市水道事業協同組合と伊那市は合同で災害応急給水訓練を行いました。
訓練では、伊那市から給水の要請を受けた水道事業者が指定された配水池に集まりました。
これは、平成18年度に締結された「災害時における応急対策に関する協定」にもとづき行われたものです。
組合に加盟している市内の水道事業社29社が市内6か所の配水池などに集まり給水タンクに水を補給していました。
しかし、配水池の敷地内には、雪が積っていたため、タンクを門の外に運び出し、ホースを延長しタンクに水を入れていました。
タンクに水を積んだ車は、給水場所として指定された、市役所や支所の駐車場に集まりヤカンなどの容器に水を移しかえていました。
伊那市によりますと、長谷で行われた訓練では、積雪の為車が配水池にたどり着けず、近くの消火栓からタンクに水を給水したという事です。
市と組合では、あらゆる事態を想定し訓練を行い、災害に備えていきたいとしています -
西駒遭難の遺族・偲岳会 8月に記念事業
大正2年、1913年に駒ヶ岳登山で発生した中箕輪尋常高等小学校の集団遭難の遺族らで作る偲岳会は、100周年にあたる今年8月に、記念事業を行います。
13日夜は箕輪町内の飲食店で、2回目の100周年実行委員会が開かれ、偲岳会のメンバーなど9人が集まりました。
駒ヶ岳遭難は、大正2年、1913年の8月に、中箕輪尋常高等小学校の修学旅行で駒ケ岳に登山した生徒・教師合わせて37人が、山の上で暴風雨にあい、11人が犠牲になったものです。
今年8月に、遭難から100年を迎えることから、遺族らで作る偲岳会は、記念事業を企画しています。
記念事業は、8月25日に予定していて、慰霊祭のほか、記念講演会などを予定しています。
講師は、駒ヶ岳遭難を題材に小説「聖職の碑」を書いた新田次郎さんの息子で・お茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦さんを予定しています。
また、偲岳会のこれまでの活動をまとめた記念誌も作成する予定です。 -
伊那松島駅有人化へ
箕輪町は、JR東海が4月1日から無人化する飯田線の伊那松島駅について、町負担で駅員を配置する方針を決め、19日JR側に有人化することを伝えました。
19日は、箕輪町役場で公共交通会議が開かれ町側からこれまでの経緯などが委員に説明され了承されました。
去年11月にJR側から伊那松島駅を無人化する方針が示され、平澤豊満町長は今年1月の臨時議会で町独自で人を配置する有人化の方向で進めたいとの考えを示しました。
町では、駅の職員を365日配置し、4人程度でローテーションしていきたい考えで現在、町内外のJROBに打診しているということです。
切符についてはこれまで通り定期券や特急券などすべての切符を買えるようにするとしています。
19日の会議では他に、駅の利活用について検討する組織を今年度中に立ち上げることを確認しました。
委員は、商工会や学校関係者、役場職員などで構成し、駅舎や周辺の活性化などについて検討していくとしています。
町は19日、JR側に伊那松島駅を有人化することを電話で伝えたということです。 -
公立高校前期選抜試験 合格発表
公立高校前期選抜試験の合格発表が19日、県内の高校で一斉に行われました。
このうち高遠高校では午後1時に校舎前に合格者の受験番号が張り出され、生徒や保護者が番号を確認していました。
高遠高校の前期選抜は1.48倍で48人の募集に対し71人が受験しました。
前期選抜試験は県内72校で実施され7,245人が受験し4,490人が合格したということです。
後期選抜は2月26日から28日まで志願の受け付けを行い3月12日に試験が行われることになっています。 -
2月14日にスギ花粉を初観測
飯田保健福祉事務所は、今月14日にスギ花粉を初観測したと発表しました。
飯田保健福祉事務所によりますと、2月の14日(木)に飯田下伊那地域でスギ花粉を初観測したということです。
飛散開始にはなっていないということですが、今後、暖かい日や乾燥した風の強い日などには、スギ花粉が飛散すると予測していて、花粉症の人は、医療機関や薬局に相談するなど早めの予防対策を呼びかけています。 -
林業功労者表彰
森林整備や治山事業などに功績のあった人を表彰する「林業功労者表彰」が12日、伊那市のいなっせで行われました。
林業功労者表彰では、伊那市から4人、飯島町と南箕輪村からそれぞれ1人ずつ、箕輪町から1団体のあわせて6人1団体が表彰されました。
里山整備などの造林活動に尽力したことや桜の保護育成など緑化活動での功績が認められたものです。
受賞者を代表して飯島町の林幸男さんは「受賞を励みにそれぞれの立場で地域林業の発展に努めたい」とあいさつしました。
主催した上伊那地方事務所の青木一男所長は「みなさんと共に持続可能な森林づくりを進めていきたい」と話していました。 -
保育意見発表会
保育士が子どもの身体作りや食育について感じていることを発表する保育発表会が14日、伊那市のいなっせで開かれました。
発表会は、保育園の様子や取り組みについて地域の人に理解してもらおうと開かれたものです。
会場には、小学校職員や保育園の運営に携わる地域の人などおよそ300人が集まりました。
発表会では、子どもの身体作りや食育、保小連携の取り組みについて4人の保育士が話をしました。
このうち西箕輪南部保育園副園長の井上ユミさんは、身体作りについて意見を述べました。
他に、美篶保育園の宮原ひろみさんは保育園と小学校の連携について意見を述べました。
伊那市保育プロジェクト委員会の篠田千栄子委員長は「地域の方と交流を図り意見・知恵をいただきながら子ども達の健やかな成長に活かしていきたい」と話していました。 -
伊那市消防団音楽隊第2回定期演奏会
伊那市消防団音楽隊の第2回定期演奏会が17日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那市消防団音楽隊は、音楽を通じて防火意識を高めてもらおうと活動していて、今年で結成25周年です。
演奏会は2部構成で、1部ではジャズや演歌など6曲を演奏した他、ラッパ隊が日頃の訓練の成果を披露しました。
2部では、市内5つの中学校の吹奏楽部の生徒との合同演奏が行われ、総勢200人に上る迫力ある演奏が披露されました。
伊那市消防団の三澤俊明団長は「音楽を楽しみながら消防団を身近に感じてもらい、防火、防災を意識してもらいたい」と話していました。 -
箕輪町木下で天神様祭
箕輪町木下で、17日、天神様の祭りが行われ、小中学生がこの1年の学業成就を祈りました。
朝9時、木下区に住む小中学生が、上の段常会にある天神様の社に集まってきました。
木下区青少年健全育成会では、毎年、地域の子供たちの学業成就と健康を願って天神様の祭りを行っています。
天神様は、菅原道真を学問の神様として祭ったもので、命日の2月25日を中心に全国的に祭りが行われています。
この日は、中学生と小学生の代表が玉ぐしを奉納し、参列した子供たちは全員で頭をさげて学業の成就を祈っていました。
青少年健全育成会の木下實会長は、「この一年、健康に過ごし勉強も頑張って、地域の子供たちに健やかに育ってほしい」と話していました。 -
高遠城址公園の開花予想 4月11日頃
民間の気象予報会社ウェザーニューズは、18日、全国730か所の桜の名所の開花予想を発表しました。
それによりますと、伊那市の高遠城址公園の開花は4月11日頃と予想しています。
ウェザーニューズでは、高遠城址公園の桜の開花は、4月の11日頃、5分咲きが14日頃、満開が16日頃、桜吹雪が19日頃と予想しています。
開花は、去年より6日早く、平年並みと予想しています。
今年は全国的に平年よりも気温が低く、冬らしい冷えこみにより桜の芽は開花にむけた成長がスムーズに始まったということです。
ウェザーニューズでは、ほかに、伊那市の春日公園の開花は4月8日頃で満開が13日頃、伊那公園の開花が8日頃で、満開が14日頃と予想しています。 -
伊那地域に雪 中央自動車道通行止め
18日の伊那地域は朝から雪となり、中央自動車道では飯田インターチェンジから山梨県にかけて通行止めとなりました。
18日は、朝から雪かきをする人たちの姿がみられました。
中央自動車道は上下線ともに飯田インターチェンジから山梨県にかけて午前9時から通行止めとなっています。
これにより、高速バスの駒ヶ根竏註V宿線では上下線合わせて32便中27便が運休となりました。
午後4時現在、雪による停電や鉄道、農業施設への影響はないということです。
長野地方気象台によりますと、南信では明日の朝も雪が降るということですが、午後から天気は回復すると予想しています。 -
確定申告受け付け始まる
平成24年分の所得税確定申告の受付が18日から始まりました。
伊那税務所の申告会場となっている伊那市のいなっせにも多くの人が訪れ手続きをしていました。
所得税の確定申告は自営業者や所得が2,000万円以上ある人などが対象となっています。
会場ではインターネットを使ったe-Taxによる申告も行われていて申告会場を訪れた人たちは、係員から教わりながら、パソコンに入力していました。
伊那税務署によりますと、毎年期間中はおよそ5,000人が手続きに訪れるということです。
確定申告は3月15日まで行われています。 -
(有)フジサワ造花 図書「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」寄贈
伊那市西町に本社を置く(有)フジサワ造花は、亡くなった人への感謝の気持が綴られた図書を、伊那市内の学校に寄贈しました。
14日、フジサワ造花の藤澤健二社長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
贈られたのは、亡くなった人への手紙として思い出や感謝の気持を綴った「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」2巻と3巻、それぞれ28冊です。
全国の葬儀社などでつくる実行委員会が年に一度手紙を募集しています。
藤澤さんは、「亡くなった人への想いが凝縮されている本。子供のうちから悲しみがどういうものかを知り、人が悲しい時に同じ気持ちになってあげられることが大切だと思う」と話していました。
白鳥市長は「人が亡くなるということを、冷静に文字を通して伝えていきたい」と話していました。
本は、市内21の小中学校と、高校にも配布される予定です。 -
「ハードルを越える」為末 大さん講演
元プロの陸上競技選手、為末大さんの講演会が17日、伊那市で開かれました。
為末さんは、広島県生まれの34歳。
男子400メートルハードルの日本記録保持者で、世界選手権で2度銅メダルを獲得したほか、3度オリンピックに出場しています。
現役時代は、賞金で生活するプロとなり、去年現役を引退しました。
為末さんの講演は、伊那商工会議所青年部が開いたものです。
講演で為末さんは25年間の現役生活をもとに、どのように人生の苦難を乗り越えていけがよいかアドバイスしていました。
会場には、およそ160人が集まり為末さんの話に熱心に耳を傾けていました。 -
寒さの中にも春の足音・・・
2月も半ばを過ぎ、雪深い中にも徐々に春の足音が近づいています。
天竜川水系では渓流釣りが解禁となり、待ちわびた釣り人達が川に釣り糸を垂らしていました。
小沢川には県内外から釣り客が訪れ、久しぶりの感触を楽しんでいました。
しかし、前日の雪の影響で川の水温が下がったためか、魚の動きが鈍り、釣果は今ひとつのようでした。
釣りをしていた南箕輪村の男性は「まったく釣れなかったが、待ちに待った解禁。」 -
利用者・地域住民 利活用を検討
伊那市内のJR飯田線の駅や駅前の利活用について考えるワークショップが16日、伊那市創造館で開かれ、幅広い世代から様々な意見が出されました。
この日は、地元の高校生や駅前商店の店主、観光団体、交通事業者など、およそ30人が参加しました。
伊那市内の駅の特徴を生かし、まちづくりの拠点として利活用するにはどうしたらよいか、利用者や地域が一緒になって考えようと、今回初めて開かれました。
この日のワークショップは「これからの駅とまちはどうなったらいい?」をテーマに、7つのグループに分かれて行われました。
途中席替えをしながら、およそ1時間半にわたって意見を出し合いました。
この中で、特に駅を利用する高校生の立場からは次のような意見が聞かれました。
ある男子高校生は「高校生にとって魅力ある商店街ができれば駅周辺の利活用進むと思う」ある女子高校生は「電車を見ながら安心して休める公園を駅の近くに作れば母親と子ども達が利用すると思う」と意見を述べていました。
最後にグループごとに「場所をつなぐ駅から人をつなぐ駅へ」「若者が立ち寄る店が近くにある駅前」など、まとめを発表しました。
参加した女子高生は「幅広い年代や職種の人達のいろいろな意見を聞くことができて、自分の意見も聞いてもらうことができてとても楽しかった」と話していました。
また駅前近くに店を構える商店主は「商店街の人達だけで考えるものとは全く違う意見を聞くことができた。考えるのは利用者、実行するのが私たち、というスタンスをとっていくことができれば良いかもしれない」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「参加した人達がそれぞれの立場で意見を出し合って、長い時間をかけて何か新しいアイデアが生まれることに期待したい」と話していました。
主催した伊那市では、今後もワークショップを開く予定で、この日参加した人以外にも参加を呼びかけています。
次回は3月3日に伊那市創造館で開かれる予定です。