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【高遠断酒会】
酒を飲み続けていると誰でも侵される可能性がある病気、アルコール依存症。きっかけは人によりさまざまだが、定量を超えて飲み続けることが原因の一つともいわれる。多くの場合、自分でも気付かないうちに酒量が増え、次第に一日中飲まずにはいられない状態となる。進行すると精神的、肉体的な禁断症状が現れていつしか職を失い、家庭は崩壊。社会的信用もなくなり、体を壊してついには死に至る竏秩B
酒をやめられないのは性格や意志の弱さゆえではない。脳への作用によって体がアルコールを求め、自分の意志で飲酒を止められない状態に陥っているからだ。アルコール依存症は、回復はしても完治することはないとされる。10年、20年と断酒していても一杯の酒で再び元の状態に逆戻り。酒の量を控えても駄目で、再発しないためには一生酒を断つしかない。だが、酒を飲みさえしなければ何ら普通と変わらない生活を送ることができる。
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「断酒会」は1958年、アルコール依存症に悩む人たちの自助組織として高知県で生まれ、5年後には全国ネットワークもできた。高遠断酒会は78年に発足。向山金治さん(77)が会長を務める。
「20歳ごろから飲み始めたが、当時の写真を見るとどれも一升瓶を持っている。結婚してからも勤め先のロッカーの中や弁当の底に酒を隠して、朝でも昼間でも飲んでいたよ」
体を壊して入院しても、体調が少し良くなるとまた飲んだ。母や妻が泣いて頼んでも「自分で稼いだ金で飲んで何が悪い」とはねつけた。
45歳の時、その母が亡くなったことで「今やめなければ一生やめられない」と断酒を決意。仲間5人とともに高遠断酒会を発足させた。
断酒会の例会は依存症の会員が定期的に集まり、それぞれの悲惨な体験を語り合うことで酒害の恐ろしさを互いに再認識する。同じ思い、似た体験を共有する人の話を聞くことで疑似体験ができ、二度と酒を飲むまいという気持ちが強くなる。妻や子に暴力をふるい、家庭がバラバラになったことや、死ぬほどの苦しみを味わった体験を涙ながらに語る人も多い。依存症の被害者側ともいうべき妻や子も出席して体験談を語る。これを地道に繰り返すうち、断酒生活が身についてくる。断酒会は依存症の泥沼からはい上がるための大きな助けになっているのだ。
「おかげでその後30年間飲んでないよ。いや、一度だけ断酒会の帰りに飲んでしまったことがあったが…それだけだ。会を立ち上げた手前、逆戻りするわけにはいかないから」
事務局を務める嶋村直人さん(53)は仕事そっちのけで酒びたりとなり、妻に愛想を尽かされて離婚するはめになった。
「飲み過ぎで体が動かなくなったが、それでも酒は離せない。ある日ついに血を吐いて病院送り。酒をやめるために断酒会に入ったが、やめるのは苦しい。歯を食いしばって耐えた」
1年たち、2年たつと苦しさも徐々に和らぎ、断酒に半信半疑だった周囲の見方も違ってきた。断酒のかいあって離婚から6年後、妻との復縁がかなった。
「地獄を見たければ依存症の家、極楽を見たければ断酒の家竏秩B仕事から帰って『ただいま』と言うと返ってくる『お帰りなさい』の声、家族皆で囲む食卓での何げない会話と笑顔。普通の家庭のそんな小さな幸せを今はかみ締めている。生きていてよかった」
(白鳥文男) -
第26駒ケ根高原マラソン大会に実施向けて事務所開き
第26回中央アルプス駒ケ根高原マラソン大会の実施に向け、大会実行委員会(委員長・広田喜宥中央アルプス観光社長)は11日、駒ケ根市役所内に事務所を開設した=写真。今後事務職員2人が常駐し、9月28日の大会にむけて準備を進める。広田実行委員長は「本日現在で約千人の申し込みがあり、申し込みが終わるころには3千人を超えると予想している。昨年にも増して、盛大に実施することができるよう、準備を進めたい」と語った。
本年は03年の世界選手権で銅メダルを獲得した元マラソン選手の千葉真子さんを招待選手として迎えるほか、ホノルルマラソンへの招待資格をはじめ、各種参加賞が用意されている。
昨年は25周年ということもあり、久々に3千人を超える出場者が集まった。また、数年前から小学生を対象とした3キロコースに合わせて中学生以上一般の部3キロコースを設置したところ、家族で参加する出場者も増えているという。
大会の実施種目は▽3キロ(小学4縲・年生男女別)、3キロ(中学生以上一般の部男女別)、6キロ(中学以上男女年代別)、15キロ(中学生以上男女年代別)の4種目。参加料は3千円(小学生の3キロは500円)。
申し込みは8月20日まで(必着、当日消印有効)。
問い合わせは市役所内大会事務局(TEL83・2111)へ。 -
駒ケ根高原美術館で橘学園高校デザイン美術コースの学生が「青春」をテーマにワークショップ
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館を10日、神奈川県横浜市の橘学園高校デザイン美術コースの学生35人が訪れ、「青春」をテーマに抽象絵画制作に挑戦した=写真。
同校の1年生は例年この時期、飯島町にある合宿所で1泊2日の合宿を行っており、同館への訪問もその一環。普段の制作の場とは異なる環境の中で刺激を受け、感性を磨くことなどを目的としている。
生徒らは松井君子副館長の説明を受けながら館内観賞をし、「青春」を題材とした抽象絵画制作を実施。
「青春とは楽しいもの。はじけているイメージで明るい色で表現した」という学生の一方、「青春には将来の夢への不安な気持ちがある。それを曲線や直線で表現した」とする学生も多かった。
松井副館長はそれぞれの制作絵画にアドバイスをしながら「人間誰でも生活の中に不安はある。豊かな感性と豊かな感受性を持って生きることが今の時代大切。不安があることが不幸なのではなく、それに挑戦していくのがいい」と語りかけていた。 -
伊那全国大陶器市12日から
第8回伊那全国大陶器市が12日から伊那市の鳩吹公園特設会場で開催される。全国大陶器市振興会(山口県)主催。有田、伊万里、唐津、萩など、全国各地から集めた高級美術品や家庭用、業務用の食器などの陶器約20万点を販売する。
人間国宝・井上萬二の有田焼、徳田八十吉の九谷焼作品などのほか、人気作家による工芸品の特別展示もある。
事務局は「毎年開催しているが、その度に新しい品を取りそろえている。必ず満足してもらえるはず」として、多くの来場を呼び掛けている。
午前10時縲恁゚後5時30分。21日まで開催。 -
竹元郁雄作陶展
「日本六古窯・越前 峰越窯-竹元郁雄作陶展」は15日まで、伊那市旭町のはら美術で開いている。長野県下初の個展で、茶道具を中心に新作100余点を展示している。
竹元郁雄さんは、福井県丹生郡越前町に築窯し30余年。「温かく使いやすい」をテーマに作陶している。「道具ですから、用途が美の中で一番重要な部分を占める」といい、「特に茶道具は寸法という制約の中でいかに自分を表現するか。きっちりした寸法、用途を抜いては考えられない」という。
焼き締めの越前焼で、茶わん、水指、花入れなどのほか食器もある。竹元さんの特徴は緋色。古い越前窯の発掘に参加した際に真っ赤なすり鉢が出たのを見て、「緋色が出る」という以前からの思いを確信。「日本全国探しても、この緋色はない」という緋色の作品を作り出している。
「相手があって初めて引き立つ、使って楽しい焼物。温かく使いやすい茶道具を見ていただきたい」という。 午前11時縲恁゚後6時。入場無料。 -
しゅんこう和紙ちぎり絵
中村早恵子教室「七絵会」作品展しゅんこう和紙ちぎり絵の中村早恵子教室「七絵会」作品展は31日まで、伊那市羽広のみはらしの湯ロビーで開いている。
伊那市在住の中村さんが指導する教室の一つ「七絵会」(35人)で、各自が好きな題材を選んで熱心に制作した31点を展示した。
中村さんの作品「異人館」をはじめ「河童端」「夜景(東京)」などの風景、グラジオラスやバラ、アヤメなど多彩な作品がそろい、湯の利用者は和紙で作り出す柔らかな絵の世界を楽しんでいる。
中村さんは、「しゅんこう和紙は、はぐことが出来る。はいだからこその質感、透明感が出る。筆やペンを一切使わずに指先でちぎってはり、水彩画の感じが表現できる」と話している。 -
大出山口介護予防拠点施設引き取り検査
箕輪町はこのほど、同町大出の長田保育園南隣りに新築した大出山口介護予防拠点施設の引き取り検査をした。同施設を訪れた平沢豊満箕輪町長ら関係者は設計業者の説明を受けながら、施設の内外を確認。その後、大出区へと管理委託した。
大出山口介護予防拠点施設は、老朽化した大出山口集会所を取り壊し、高齢者の介護予防拠点として、また園児と高齢者の異世代交流の場として、国の補助金や地元の負担金などにより建設。総事業費は約4600万円で、そのうち3550万円を国が補助。泉設計事務所が設計、浅川建設工業が工事を請け負い、今年2月後半に前施設を取り壊し、3月から施設の建設に取りかかった。
敷地面積約915平方メートル、延べ床面積約199平方メートルで、鉄骨平屋建て。玄関にはスロープ、廊下には手すりを設けるなどバリアフリーになっている。
部屋は2つの研修室と調理室、畳敷きの相談室、管理室があり、研修室は間仕切りを外すことにより約76平方メートルの大広間に変わる。
大出区では20日に同施設のオープニングセレモニーを予定。翌日から利用を開始する。 -
中原正純前駒ケ根市長が建設事業関係功労者国土交通大臣表彰を受ける
駒ケ根市の前市長・中原正純さん(67)が08年建設事業関係功労者国土交通大臣表彰の受けることとなり10日、国土交通省の冬柴鉄三大臣から表彰状が贈られた。中原さんは「大変な光栄。地域のみなさんのご協力のおかげで表彰の栄に属することになり、感謝に耐えない。今後も伊南バイパスをはじめ、道路整備が進み、地域が発展していくことを期待している」と語った。
同表彰は建設事業関係の功労者や優良団体に対して毎年実施している。本年は247人5団体が選ばれた。
5期20年間にわたり駒ケ根市を務めた中原正純市長は、国道153号伊南バイパス建設促進期成同盟会の会長も務めてきた。昨年末には伊南バイパス駒ケ根工区の全線開通を実現。道路事業の推進に尽力してきた。
道路事業関係で表彰を受けた県内関係者は中原さん一人。そのほかの分野では、県内の3人が今年の表彰を受けた。 -
看護大学交友市民の会が本年度新入生の激励会を開催
県看護大学との交流に取り組む駒ケ根市の看護大学交流市民の会(会長・杉本幸治駒ケ根市長)は9日夜、本年度の新入生91人を迎えた交流激励会をアイ・パルいなんで開いた。さまざまな団体などに所属する市民など約100人が集まり、互いの自己紹介をし合いながら交流を深めた=写真。
激励会は新入生に一日も早く駒ケ根に慣れ、地域住民との交流を深めてもらうことなどを目的として毎年開催している。
歓迎のあいさつで杉本会長は「駒ケ根市は自然豊かな場所。ぜひ、駒ケ根市が第2の古里となるよう、この4年間を過ごしてもらえれば嬉しい。また、現在全国的に看護に携わる人材が不足しており、駒ケ根市もそうした人材を求めている。ぜひ、卒業後に地元に残っていただければ」と語った。
その後、駒ケ根市の特産である「すずらん牛乳」や「すずらんヨーグルト」などで乾杯。商工会議所青年部などが地元や看護大に関することをクイズとしたゲームなどを実施し、和やかなムードで交流を楽しんでいた。 -
長野県埋蔵文化財センター速報展「長野県の遺跡発掘2008」
伊那市の県伊那文化会館開館20周年記念、長野県埋蔵文化財センター速報展「長野県の遺跡発掘2008」が10日、県伊那文化会館で始まった。中野市柳沢遺跡で見つかった弥生時代の銅戈(どうか)、銅鐸(どうたく)を中心に07年度の遺跡発掘調査の成果を展示している。
柳沢遺跡は弥生時代中期(約2千年前)。銅戈はこれまで西日本で出土しているが、柳沢遺跡で銅戈7点、銅鐸1点が出土。日本における銅戈・銅鐸の分布図を塗り替える大発見という。
出土した銅戈は「大阪湾型」で、祭りの道具。最も大きな銅戈は全長36・1センチ、重量713・5グラムで、日本で出土している中で最大級という。展示は6点で、1点は保存処理作業中のため写真。出土した状態の実物大模型があり、銅戈・銅鐸の全点をスライドショーでも紹介している。
県埋蔵文化財センターによると、「県内の銅戈・銅鐸の資料がほとんどないので、どうして長野に入ってきたかなど、想像をかきたてる部分」という。
展示遺跡は21遺跡。弥生時代の伊那谷の遺跡出土品、これまでに県内で見つかった平安時代の古代印の展示もある。
12日は、調査報告会・講演会が同館小ホールである。報告会は午後1時縲・時20分。講演会は、県遺跡調査指導委員で柳沢遺跡調査指導委員長の笹沢浩さんが「柳沢遺跡と南信の弥生文化」を話す。午後2時半縲・時。
会期は8月3日まで。午前9時縲恁゚後5時。週末は展示解説がある。土器の立体パズルや模様付など体験広場は午前10時縲恁゚後4時。入場無料。 -
涼を求めてそうめん流し
宮田村の福祉交流施設なごみ家で10日、夏恒例の流しそうめんが行われた。涼を求めて利用者や地域住民約30人が参加。次々と流されるそうめんをすくい、ワイワイにぎやかに舌鼓を打った。
若い親子の姿もあり、風流な伝統の食べ方に興味津々。水の上をすべるように流れてくるそうめんに歓声をあげながら、幼い子どもたちもパクリとたいらげた。
ボランティアが季節の野菜でつくったかき揚げも食し、ボリューム満点。「おいしいね」と笑顔が広がった。
1歳10カ月の伊藤彩羽ちゃんも大喜び。母親のさえ子さん=北割区=は「屋外でみんなで食べるのは楽しいですね」と話していた。 -
通学区一部変更検討委員会、下平区については通学区変更の方針固める
駒ケ根市の中学校通学区一部変更検討委員会(委員長・堀内修身下平区長)は8日夜、2回目の会合を開き、市教育委員会のたたき台で通学する中学校を赤穂から東へ変更するとされた地区の一つに名前が挙がっている下平区で、通学区変更を進めるよう、議論をつめていくことを確認した。同区のは変更対象地区の中でも東中学校に最も近く「早急に進めてほしい」という要望も多かった。一方、区、PTAとも通学区変更に消極的な姿勢を見せた町二区、三区、四区については、通学路整備などの具体案や、児童らの中学校見学での感想を踏まえながら、次回再検討する。実施時期についても意見が二分し、議論を次回に持ち越した。
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今回は各委員が、それぞれの所属する団体で集約した意見の結果を報告。それぞれ通学区変更の必要性は認めながらも、竜東と竜西でそれぞれ異なる見解を示した。
竜西地区で通学区変更の対象となる赤穂東小PTAは「通学路環境の整備計画などが具体的に示されていない中、来年4月からの変更では期間が短かすぎる。受け入れがたい」とし、当面は現在の指定校変更で東中の生徒を確保すべきとした。また、関係区の町二、三、四区も「来年度実施では問題点が解決されないのでは」などといった声が挙がった。
一方、竜東地区では「単級化は避けたい」という思いから、区、PTAとも来年4月からの通学区一部変更を要望。立場の違いが明確になった。
市教委では、下平地区の児童が東中に通うようになった場合、赤穂中の大規模化と東中の小規模化は若干緩和されるが、同地区だけでは2017年度から再び東中で単級が生じると予測しており、下平区のほか、町二区8町内、13町内、町三区飯坂第2、町四区第6の通学区を変更する案を示している。
児童らの中学校見学会は今月中に開く。 -
梅が里ギャラリー「手づくり屋」でラベンダー祭り開催
季節の花でクラフトを楽しんでもらおう竏窒ニ、宮田村の住民有志が中心商店街の空き店舗に開設する梅が里ギャラリー「手づくり屋」で6日、「ラベンダー祭り」があった。訪れた人たちは、同店に作品を並べる作家の一人、市川明子さんに指導を受けながら、ラベンダースティックやラベンダーの花かご作りに挑戦。香を楽しみながら作品づくりを楽しんだ=写真。
今の季節、優しい香とその色で道行く人を楽しませてくれるラベンダーだか、そのまま放置され、枯れていくものも多い。そこで、このラベンダーを使って何かできないかと企画した。
この日は会員の自宅の庭などに生えている生花を使用。それをリボンと一緒に編みこむことで、香が楽しめるラベンダースティックと花かごに仕上げた。乾燥させると2、3年は楽しめるという。
参加者は「楽しいね」などと話ながらそれぞれの作品を仕上げていた。 -
大久保区民が地震体験車で大地震の揺れを体感
大地震の揺れを体験してもらい、日ごろの防災意識を高めてもらおう竏窒ニ宮田村の大久保区(小田切修区長)は6日、地震体験車の体験乗車を開いた。家族連れなどが朝から集まり、過去の大地震の揺れを体験=写真。改めて事前の備えの大切さなどを学んだ。
世界や国内で大地震により甚大な被害が発生している中、区民にもこうした時の対応方法を学んでほしいと今回の体験乗車を企画。 集まった区民は4人一組で体験車に乗り込み、さまざまな揺れを体験。
関東大震災の揺れを体験した小田切千寿さん(45)は「座っていたから良かったが、すごい揺れだった。これだけ揺れると危ないと実感した」と語った。
また、小田切区長(64)は「ほとんどの人たちは震度2、3程度の地震しか知らないと思う。『地震とはこういうものなんだよ』ということを知っておいてもらうことで、万が一の時、けがをせず、避難してもらえれば」と話していた。
同区では今年、ハンドマイクや照明、炊飯釜などといった防災グッズを県や村の支援金などを活用してそろえている。 -
伊那ロータリークラブ新体制
伊那ロータリークラブの第49期(08年7月1日縲・9年6月30日)が新体制の下でスタートした。新会長には中山一郎さん=プリンティアナカヤマ社長=が就任した。少年野球大会、自然教室、植樹の支援や助成など、さまざまな奉仕活動を行っていく。
主な役員・理事は次の皆さん。
▽会長=中山一郎▽会長エレクト=中川博司▽副会長=大沢一郎▽幹事=下枝正一▽副幹事=藤沢洋二▽会計=山口健雄▽副会計=竹腰哲夫▽SAA=木下誠一郎▽副SAA=平沢泰斗▽クラブ管理運営委員長=平沢泰斗▽クラブ会報委員長=松下正博▽会員増強委員長=小林孝行▽親ぼく活動委員長=中村和之▽情報・プログラム委員長=竹腰哲夫▽国際奉仕・財団委員長=橋爪利行▽職業・社会奉仕委員長=松崎敏彦▽新世代育成委員長=立石誠▽直前会長=鈴木多門 -
アスペルガー症候群に関するシンポジウム
上伊那圏域障害者総合支援センターきらりあ主催のアスペルガー症候群に関するシンポジウムが5日、伊那市役所であった。保護者や養護学校教諭らの事例紹介も含めた話に、上伊那の保育士、教諭、保護者らが熱心に聞き入った。
アスペルガー症候群は自閉症の一つのタイプ。ほかの人との社会的関係を持つこと、コミュニケーションをとること、想像力と創造性に障害を持つのが特徴。市へのアスペルガー症候群の相談は増えているという。
保護者で、つばさの会伊那支部代表の平沢和恵さんは、「遠慮なく相談できる場を作ることは一番大事。皆で相談し合うと、子どもがどうなれば幸せになっていくか考えるヒントが与えられると思う」とし、告知については「短所が理解でき、自分の長所に自信がついたときがグッドタイミング」と話した。
長野県精神保健福祉センターの寺島進一さんは、「落ち着ける居場所は重要。本人が、苦手な部分があってもいい、人に助けを求めてもいいという安心感が大切」と述べた。 -
長野県自主防災アドバイザー
伊那市山寺
河合邦房さん 関川重雄さん今年1月下旬、長野県から「自主防災アドバイザー」の委嘱を受けた。南信で20人、伊那市3人のうちの2人で、山寺区上村町自主防災会で共に活動している。
河合さんは、自主防災会発足時からの会長。役員は3年任期で、今年で2期4年目を迎えた。関川さんは伊那市民生児童委員協議会長でもあり、「自主防災会になくてはならない存在」という民生委員の立場で会発足から関わっている。
自主防災アドバイザーは、市町村や県と連携して自主防災活動を支援するボランティア。任期は3年。年1回、県の研修を受けるほかは、地域住民により近い立場で、市町村職員と一緒に自主防災組織の立ち上げ、防災訓練、支え合いマップ作りなどの相談に乗り指導、助言をする。
「説明してくれと言われれば、いくらでもする」。2人には、上村町自主防災会で培ったノウハウがある。
上村町自主防災会は05年6月、「実際に行動できる自主防災組織が必要不可欠。自分たちで出来ることは自分たちでやろう」と発足した。その背景にあったのは、04年の台風23号で戸谷川が氾濫し伊那北駅前が浸水した災害経験。隣り地区のため応援に駆けつけたが傍観するしかない現実に、町総代が会長を務め1年で組織更新する当時の自主防災組織では有事に機能しないことを実感したからだ。
会員は男女40人。これまでに自主防災緊急連絡網、防災地図、救助マップ、危険個所マップを作成。救助マップは、緊急時救助承諾書の作成で各戸を回り、理解を求めて頭を下げ、当初60%の回答率も今は100%になった。梅雨期の防災訓練と秋の救護訓練、備品の手入れ、消火栓点検、貯水池の点検や泥上げのほか、大雪の日には1人暮らし世帯の雪かきもする。
「会員はすごく盛り上がっている。ただ町民が乗ってきてない。それが切ない」と河合さん。200世帯560人、さらにアパートの住民110人余。大災害発生時の救助は2日は来ないと考えた場合、会員40人だけでは限界がある。「これからの勉強会やPRだと思う。住民の意識向上の働きかけが課題」と関川さんはいう。
「4年目でやっと余裕が出来てきた」自主防災会。医療関係者の入会勧誘の検討など、活動は次の段階を迎えている。
「地震、災害の怖さを経験しないと真剣に考えてくれない」。防災意識を広める難しさも知る2人。課題も含め、これまでの歩みすべてが自主防災アドバイザーとしての助言に生きてくる。
「伊那市の住民支え合いマップ作成率は21・8%。中心市街地がすぽっと抜けてマップがないことが一番心配。この3年で少なくとも60%にしたい」と関川さん。河合さんは「自分たちがやったことを、皆さんに優先的にやってもらうよう勧めたい」という。(村上裕子) -
伊那公民館高齢者教室オープン講座「保科正之公を語る」
伊那市の伊那公民館高齢者教室のオープン講座が9日、同館であり、高遠町歴史博物館の北原紀孝館長が「保科正之公を語る」と題して講演した。歴史の町・高遠にまつわる話第3弾で、一般参加も含め100人余が、高遠が生んだ仁政の名君の話に熱心に聞き入った。
北原館長は、保科正之の生い立ちから話し、政治では徳川300年の基礎を作り、人道主義的哲学を持ち、相手に嫉妬心を抱かせず地位と立場をわきまえ行動した人物だったと紹介した。
保科正之の人格形成について、「指導者も素晴らしかったが、四季がはっきりしている伊那谷の自然環境の中から臨機応変、安全・安心と危機管理能力などを学び、同時に感性を育てたのではと感じる」と語った。
4代将軍家綱を補佐するため20年も江戸にいた間、会津藩がしっかり治められていたことについては、「会津を支えていたのは、この伊那から着いていった人たち」と話した。 -
新山発見!親子バスツアー
伊那市新山の自然を体験する「新山発見!親子バスツアー」が6日にあった。親子など約20人が参加し、ハッチョウトンボや山野草を観察。新山の豊かな自然を満喫した。
伊那市の荒井区で喫茶店「アビエント」を経営する若林敏明さんら新山の自然環境を生かした環境教育を応援する「新山の保育園・小学校を考える会」が企画。昨年に続き2回目となる。
まずは「トンボの楽園」でハッチョウトンボを観察。ハッチョウトンボを初めて見る参加者もおり、「いた、いた」と見つけて喜ぶ参加者や、「雌はなんだか地味ねえ」と赤い雄と茶色い雌を見比べ感想をもらす参加者の姿があった。
その後、山野草に詳しい伊那市中央区の柄山祐希さんの案内で「トンボの楽園」付近の山野草を観察。葉っぱの上に花のつぼみがついているハナイカダや、ムラサキシキブなど柄山さんの説明を聞きながら眺めていった。
また実のなったモミジイチゴ(キイチゴ)を見つけ、「昔よく食べた」と会話が弾んだ。
「今の子どもたちはおいしいものをいっぱい食べてるから」と試食する子どもたちの反応をうかがう大人たち。「おいしい」「もっとちょうだい」との声に顔がほころんだ。 -
松くい虫防除募金に寄付
南箕輪村マレットゴルフ同好会(伊沢文雄会長、119人)は10日、同村の松くい虫防除募金に6万円を寄付した。この日、大芝高原マレットゴルフ場に唐木一直村長が訪れ、伊沢から寄付金を受け取った=写真。
同MG場を日ごろホームコースとして活用しているので、感謝の気持ちを込めて村の松くい虫対策に協力できればと実施。前年に続いて2度目。募金は、1人500円以上の協力を6月から呼び掛けており、今回、ほぼ全員が善意を寄せた。
唐木村長は「松くい虫被害は、天竜川北では箕輪町まで北上している。いつ村に入ってもおかしくない状況。同好会をはじめ、村民からいつも温かい寄付をいただき、ありがたい」とあいさつ。
村は大芝高原の赤松を守るため、06年度から高原内約1万3千本の赤松の2割にあたる2500本を対象に防除剤の樹幹注入を行っている。 -
竹製のとんぼ販売から1年
ベトナムの障害者や孤児支援を目的としたNGO(非政府組織)「マイニャーベトナム」(宮島洋子代表)が、とんぼの形をした竹製がん具を販売して1年が経った。売上金は341万円余と予想を大きく上回った。その一部を奨学金として使い、9月からベトナムの孤児ら5人が高校へ通う。
竹製のとんぼは、ベトナム北部ハタイ県に住む身体障害者や孤児らが作っている。やじろべえのように、とんぼの頭を視点にバランスを取って止まる、ベトナムの民芸品。1個200円で▽がん具を作った障害者や孤児らの賃金▽がん具を作る作業所の整備▽孤児が学校へ通うための奨学金▽とんぼ販売のチラシ代など必要経費竏窒ノ各50円を充てる。
目標は年間5千個の販売だったが、1万6千個余。とんぼを置く竹製の台も2千個以上売れた。
奨学金は、両親がいないなど家庭の経済的な事情で高校進学を断念しなければならない子供に対し、3年間の学費、教科書代、寮費など最低限必要な費用を支援する。
年間1人当たり8万円かかり、5人の3年間分120万円を確保するため、8月末までに2万個を販売したいと考えている。
宮島代表は3月上旬、ベトナムを訪れ、奨学金を送る子供の家庭事情や学業成績を見て選考した5人(いずれも15歳)と会い「楽しんで勉強してほしい」と伝え、ベトナムを支える人材になればと期待する。
また、とんぼの製作現場も初めて視察し、製作費85万円を渡した。障害の程度によって竹を切ったり、赤や青などカラフルに色付けしたりと作業を分担し、黙々と働く姿を見て、関係者から「とんぼを作ることで、障害者や孤児が自分の存在価値を見いだせていると聞いた」。
現場は民家の軒先を借りているが、当面は現状のままで構わないとしていることから、販路拡大のため、木工絵画の取り扱いなど効果的な支援を検討中。
とんぼは伊那市を中心に県内7カ所で販売しているほか、イベントや高校の文化祭などにも呼ばれ、取り組みの輪は広がっている。
ハッチョウトンボの保護・育成などに取り組む市内の新山山野草等保護育成委員会からも110個の注文が入り、13日、「トンボの楽園」で開くハッチョウトンボ観察会で長さ3センチのとんぼのがん具が販売される。
宮島代表は「趣旨を理解し、とんぼを買ってくれる」と反響の大きさに驚き「いろんな人の協力で成り立っている。会員を増やしながら、活動を継続させていきたい」と話した。
問い合わせは、市内のアジアンカフェ&雑貨「カフェ・ドゥドゥ」内事務局(TEL78・5650)へ。 -
伊南交通安全協会飯島町支会が歩行者用信号機の清掃を実施
「国民安全の日」に合わせて伊南交通安全協会飯島町支会青年部(竹内春雄部長)は6日、町内にある歩行者用信号機の清掃作業を開始した。初日のこの日は飯島支部、田切支部がそれぞれの地区内にある5カ所の交差点で信号機をきれいにし、安全な交通環境の維持に努めた=写真。
歩行者用信号機の清掃は各地の安協で取り組まれており、飯島支会では青年部が主体となって実施している。
作業は車通りの少ない休日の午前8時から開始。歩行者用信号機にはしごを掛け、表示板の表面などを雑巾で丁寧にふき取っていた。
20日には七久保支部、本郷支部が5カ所の交差点で同様の作業に取り組む。 -
栖林寺本堂のかやぶき屋根の吹き替え完了を祝う
老朽化に伴ない、やぶき屋根の一部でふき替え工事していた駒ケ根市東伊那の栖林寺で8日、しゅん工式があった。檀家や工事関係者など約15人が出席し、完成した屋根を見学するとともに無事に完了したことを祝った=写真。
今回ふき替えした部分は北東隅の北側4間、東側2間半。工事は5月27日から始め、約1カ月ほどで完成。引き渡しとなった。
ふき替え工事は過去10年以上、行われいなかったが、東伊那地区を中心とする檀家79戸に賛同を得て、総事業費約550万円をかけて実施した。
総代会長の小池吉雄さん(77)=東伊那栗林=は「檀家のみなさんの協力があって、こういう仕事が成し遂げられた。寺の風情を守るためにも、かやぶき屋根は大切。そういう風情を大切にしていきたい」と話していた。
今では少なくなったかやぶき屋根を守り続けている同寺が建立されたのは約400年前。曹洞宗の寺院で、現在は宮田村真慶寺の赤尾義道住職が同寺の住職を兼務している。樹齢400年と言われるシダレザクラと中央アルプスを一望できる高台にあり、写真家の撮影スポットとしても有名になっている。 -
伊那市、上伊那広域連合が北新区で地元役員などを対象とした懇談会
桜井区とともに新しいごみの中間処理施設建設候補地に決定した伊那市富県の北新区で7日夜、同地区の役員と伊那市、上伊那広域連との懇談会があった=写真。同地区の代議員と対策委員会の委員など25人が参加。これまでの用地選定手順に関する不満感や、建設予定地の立地上、同地区に処理施設の空気が滞留するのではないかという不安を訴える声が相次いだが、竹内秀作区長は「いずれにしても、議論を尽くすことを約束してほしい。議論を重ねる中で諸問題についての理解を深めていきたい。また、桜井と話し合いながら進めていく場面も出てくると思うので、それぞれ包み隠さず、オープンに進めてほしい」とまとめた。
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桜井区に引き続いて開かれた地元説明会には、小坂樫男市長をはじめ、伊那市、上伊那広域連合の職員が参加した。
環境影響の不安を訴える声と同様に多かったのは、候補地決定に至るまでの手続きに関する不満。
「以前に検討してきた地区でどうして決定できなかったのか。今はそれを北新へ押し付けようとしているように思え、不信感がある」とし、今後の手続きについては、誠意ある対応を求める声も多かった。
また、竹内区長は「この問題をきっかけに村が二分することになるようなことがあっては絶対ならないと考えている。片方の地区でどんどん話が進んだ場合でも、双方の区の合意を得ていくつもりはあるのか」と質問。
それに対し酒井茂副市長は「まずは環境アセスに移らせてもらいたいと考えており、そのことに関して双方の区の合意をいただきたい。また、いずれにしても近い所にあるため、双方にご理解を得て進めていきたい」とした。
しかし、酒井副市長は過去の取材で「建設の合意を得るのはあくまで当該地区」としており、環境アセスの結果、1地区の範囲内で建設できる場合でも、双方の区の合意を必要とするかどうかについては名言を避けている。
今回の候補地にかかわる北新区の地主は7人。また、候補地から離れた場所に人家がある桜井区とは異なり、候補地から500メートル圏内に人家もある。
今後北新区では14日夜に区民全戸を対象とした懇談会を開く予定。 -
山村うたごえの輪 6周年記念コンサート
歌の好きな人たちに披露の場を提供する南箕輪村の「山村うたごえの輪」(倉田加代子代表)は5日夜、村民センターで同会発足6周年記念のコンサートを開いた。約40人が参加し、季節の童謡や唱歌を歌った。
4度目となるコンサートは本年度、夏を意識したという「エーデルワイス」「夏の思い出」などを歌った。このほか「ユーフォニウムとピアノのアンサンブル」「ハーモニカ演奏」もあり、参加者全員で音楽を楽しんだ。
山村うたごえの輪は、「出会いがうれしい歌声広場」をキャッチフレーズに毎月1回、村民センターで活動。倉田代表は「歌の背景や作曲者の思いを知ったうえで歌うとひと味違う」と参加を呼び掛けている。
「この広い野原いっぱい」を歌う参加者たち -
新ごみ中間間処理施設の候補地に決定した桜井区に伊那市長が依頼
上伊那8市町村のごみを中間処理する新しい処理施設の候補地に決定した伊那市富県の桜井区で5日夜、伊那市との懇談があった=写真。同地区86戸のうち、住民約80人が出席。小坂樫男市長は前向きな検討を求めたが、出席者からはさまざまな声が続出。どうして桜井区に決まったか疑念という疑念や施設建設に伴なう付属施設の検討があるのかなど、改めて地元区民には認識が周知徹底されていない現状が浮き彫りとなった。懇談終了後、桜井区の牧田稔区長(63)は「いずれにしても大きな問題で、もう一つの候補地である北新区との関係もあるので、焦って進める話ではない。来月の代議委員会で対策委員会の設置を提案したい」とし、地元対策委員会の設置を呼びかけていく意向を示した。
小坂市長はこの日、これまでの経過を説明しながら「私どもはできるだけみなさんの要望にお答えし、不安解消に努めたい。すぐにという訳にはいかないかもしれないが、ほかの施設を見学してもらうなどして、ご同意をいただければ」と、理解を求めた。
これに対し住民からは「環境アセスの項目もはっきりしないうちに地区で合意しろと言っても難しい」「現在すでにこの場所しか残っていない訳で、結局結論ありきで話が進んでいる。手順的に疑問がある」などといった声が挙がったが、市は「環境アセスを行うことで実際に見えてくることもある」として、アセスに着手する了解を地元から得ることがまず第一段階であることを強調。その結果を見て、再び地元区に建設の同意を得るという手順を経ることを説明した。また「地元区との協議は今日がスタート」とし、今後は要望に応じて何度も学習会を開催していく準備があることを伝えた。
伊那市の用地選定委員会が富県の桜井区、北新区にかかる約8万平方メートルの用地を新施設の最終候補地を決定のは先月12日。その後、市議会、上伊那広域連合でも了承され、この日初めて地元区への説明会が行われた。
北新区との懇談会は7日の予定。 -
南箕輪七夕行事 「大芝とうろう祭り」
南箕輪村の七夕行事「大芝とうろう祭り」が5日夜、同高原内水の広場であり、村民らが手作りしたとうろう166基が通路に並び、蜜蝋(みつろう)キャンドルの柔らかな明かりが来場者を魅了した。
7年前から始まった祭りで、各自が作ったとうろうを持ち寄って飾るイベント。本年は保育園や小学校、高齢者学級など16団体が参加し、段ボール紙で骨組みを作った四角、六角形とさまざまなとうろうを並べた。
とうろうの絵柄は、切り絵や園児たちの手形や足形を写したものなど個性豊な作品ばかり。訪れた人たちは、一つひとつを見物しながら、暗がりに浮かぶ夜の光の通路を散策して楽しんだ。 -
東春近公民館「こども体験教室」開講
伊那市の東春近公民館は5日、小学生高学年を対象にした「こども体験教室」を開講。11月22日まで6回を予定しており、自然観察、茶道や生け花など体験学習をする。
初回の5日は春近郷ふれ愛館で、県内を中心に長年チョウの生態などを研究している窪田勝好さん(東春近在住)が講師となり、チョウがどのように成虫になっていくのか、どんな環境にすんでいるのか、などスライドや標本を使って子どもたちに教えた。
子どもたちは、ノートにメモを取りながら、「チョウは何日くらい生きるのか」など、窪田さんに質問していた。
こども体験教室はまだ定員までに余裕があり、参加者を募集している。年会費500円。
問い合わせは東春近公民館(TEL72・3202)へ。
こども体験教室の日程、内容は次の通り。
▽8月7日「勉強や料理をして一日楽しもう」(午前9時半縲恁゚後3時)▽8月8日「蝶と植物の観察!高原へ出かけるよ」(午前9時縲恁゚後3時)▽8月9日「たのしい ものづくり」(午前10時縲恊ウ午)▽10月4日「茶道と生け花を体験してみよう」(午前10時縲恊ウ午)▽11月22日「天竜川の工事を見学」(午前10時縲恊ウ午) -
【記者室】中学生登山
長野県では、ほとんどの中学校で集団登山が行われる。生徒たちが初めて登山を経験する場となっており、上伊那地方の子どもたちは2年生の夏、中央・南アルプスのいずれかに登っている▼十数年前、苦労しながら中ア・西駒ケ岳(木曽駒)に登った記憶がよみがえる。「一生に一度の苦労ならよいか」と臨んだ初めての本格登山だったが、登り終えた後の感想はそれとは違った。「もう一度登ってみたい」と標高2900メートル以上の場所から見た景色にそう思えた▼2つのアルプスに囲まれた伊那谷は、全国的にみても雄大な自然に抱かれた場所。私たちは恵まれている。あれからまだ一度も登っていないが、今年こそ挑戦しようと・スメタボ・スな体と相談中だ。 (布袋宏之)
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梅雨明けまじか?バナナがなった
中川村葛島のそば処「吉笑楽(榑沢吉男店主)」に植えられたバショウに花が咲き、バナナ状の実が実った。
開花は昨年に続き2回目。
バショウはチャイニーズバナナと呼ばれ、栽培バナナの仲間。7年前、株分けし、店の前に植えた。毎年は春に芽吹き、たちまち3メートル余に成長し、大きな葉を茂らせている。
来店者が先端に薄黄色の雄花をつけ、基部近くには雌花と、7、8センチになったバナナ状の実を発見したという。
榑沢さんは「昨年は9月に開花したが、今年は2カ月も早い。そそろそろ梅雨明け、夏本番になるのでは」と話していた。