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市駅前交番相談員 伊那小児童の登下校を見守り
伊那署の伊那市駅前交番に所属する交番相談員2人が4月1日付で、児童の登下校を見守る任務に就いた。パトロールするのは、近くにある伊那小学校の校門前。犯罪や交通事故などから子どもたちを守るため、相談員2人が交代で役割を果たしている。
見守り活動は、交番相談員2人体制を取る県下の交番で本年度から一斉開始した。伊那署管内は3交番あるうち、2人体制の市駅前交番のみで活動。相談員は空き交番対策で配置されているため、同交番では2人が同日出勤する月約10日間、任務に就いている。
伊那小学校の入学式・始業式があった4日から活動を開始。交番相談員は、児童たちに声を掛けながら登下校の安全を見守った。相談員の一人、宮下秀俊さん(64)は「子どもたちの安全のため、少しでも役に立てれば」と話している。
児童たちの登下校を見守る伊那市駅前交番の交番相談員 -
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団08年度任命式
南箕輪村消防団・村赤十字奉仕団の08年度任命式が1日、村民センターであった。学生を含む新入団員17人と幹部を任命し、消防団と奉仕団、それぞれの任務遂行を誓った。
唐木一直村長は、「新入団員、奉仕団幹部の皆さんは、1日も早く立派な団員になることを期待する。幹部は卓越した技術、優れた指導力で災害時には的確な判断をされ活躍されることを期待したい」と式辞を述べた。
新団長の松沢武夫さんは、「村民の生命、財産を守る大きな使命を授かり、これからの団活動に力を注いでほしい」。奉仕団の倉田和子委員長は、「人道、博愛の精神のもと災害時の団の役割は極めて重要。地域の全ての人と手を取り合って身近な奉仕の和を広げていこう」と訓示した。 -
29人が新加入、宮田村消防団辞令交付
宮田村消防団(平澤成己団長)の辞令交付式は1日夜、29人の新入団員を迎えて中央グランドで開いた。地域の安全安心を守るため一致団結して任務にあたることを確認。さっそく訓練も行った。【新年度幹部名簿は3月11日付で既報】
幹部、新入団員あわせて74人が参加。新入団員も辞令を受け取り、代表して小椋厚さん(本部)が「規律を守り、良心に従って消防業務を遂行する」と宣誓した。
平澤団長は「責任感を持ち先輩から技術と行動を学んでほしい」と新入団員を激励。「地域住民の付託に応えられるよう、一致団結しよう」と訓示した。
新入団員は次の皆さん。
小椋厚(本部)下平隆雄、武居信司、浦野賢(以上1‐1)上柳徹、伊藤正樹、伊澤元吾、冨永隼人(以上1‐2)平沢基樹、平沢直樹(以上1‐3)長谷川浩宣、折橋龍生、浦野良信、木下涼(以上2‐1)天野早人、川手健司、谷口雄紀(以上2‐2)小松浩二、清水大輔、小田切浩樹(以上2‐3)松下竜司(2‐4)細田隆聡(3‐1)佐竹勇輝(3‐2)小島太一、野近勇希、田中杏平(以上3‐3)小島真人、橋爪政和(以上3‐4)小田切裕也(3‐5) -
箕輪町消防団幹部・新入団員任命式
箕輪町消防団の08年度の幹部・新入団員の任命式が1日、箕輪町役場であり、団の幹部と新入団員39人に辞令が交付された。
新入団員たちは「規律を順守し、良心に従って忠実に消防の義務を遂行する」と声を合わせて宣誓した。
平沢豊満町長は「ぜひ町民の安全と財産をみなさんの力で守っていただきたい」と訓示。
平沢久一団長からは「今、消防団の一番の悩みは団員の確保。住民の安心安全を確保する上で消防団員としての本来の技能を十二分に果たすとともに、消防団員の確保のために、新たなる魅力ある消防団づくりにも取り組みながら、一年間精一杯活動したい」との訓示があった。
任命式のあとは小松孝寿副団長から幹部や団員の心得についての講話があり、消防団PRビデオも上映された。
##写真(たてよこ) -
伊藤三千人さん油絵展「信濃路の四季」
伊那市高遠町勝間出身で、一水会会員の洋画家伊藤三千人さん(75)=神奈川県相模原市=の油絵展「信濃路の四季」は8日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。生まれ育った同市の風景を中心とした作品45点を展示販売している=写真。
同ギャラリーで2年ぶりとなる個展には、明るい色彩と躍動感あふれる個性的なタッチで描いた、2号縲・0号サイズの新作を出品。50号の大作「高遠の春」は、国道361号・高遠町入口から正面に雄大な仙丈ケ岳を望み、桜の開花でにぎわう町並みを表現した。
伊藤さんは高遠高校で中川紀元氏に油絵の指導を受け、一水会創立運営委員の木下義謙氏の知遇を得て、高校卒業後上京。木下氏に師事する一方で、文化学院美術科で絵画を学ぶ。現在は神奈川県の自宅にアトリエを構え、伊那市などで個展活動を展開している。
伊藤さんは「古里の風景を一番美しく感じる。南、中央アルプスを眺めて育った少年期から、この山々の美しさを追求したいと描き続けてきた。ここ2年間描き続けてきた成果を一堂に並べたので、ぜひ見てほしい」と来場を呼び掛けている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
小町屋区敬老会
駒ケ根市の小町屋区(中村正人区長)は30日、敬老会を同区の公民館で開いた。招待された75歳以上のお年寄り237人のうち約90人が出席し、長寿と健康を笑顔で喜び合った。喜寿を迎えた人たちには中村区長から記念品が渡された=写真。
演芸会では区民の有志らが次々にステージに登場して歌や踊り、神楽などを披露。お年寄りたちは和やかに笑いながら楽しいひとときを過ごした。
喜寿を迎えたのは次の皆さん。
大野勇、酒井利夫、鈴木今朝夫、田中勇、樋屋かおる、渡辺清子(以上上市場)伊藤てる子、北村忠夫、北村和子、宮脇正光(以上下市場)小林忠人、清水かずゑ、清水武夫、中村泰江、福島益實(以上南部)赤須美津恵、池上實、唐沢善通、菊池作成、北沢かつ子、城取康夫、松田茂、米山博之(以上北部) -
西箕輪マレットゴルフ場 東屋しゅん工
伊那市の西箕輪マレットゴルフ場で1日、東屋のしゅん工式があった。同マレットゴルフ場を管理する区長会関係者や地元の愛好者ら約40人が出席。しゅん工を記念したマレットゴルフ大会などで完成を祝った。
利用者たちから、雨や風除けのための施設がほしい竏窒ニの要望を受け、同マレットゴルフ場管理委員会が東屋を建てることを計画。市の補助金と区民から集めた工事費計約65万円で建てた。サイズは2・7メートル四方で高さ3メートルのスギ、ヒノキ製。
伊藤幸明同マレットゴルフ場管理委員長は「利用者の健康増進のため、このマレットゴルフ場が栄えることを祈念する」とあいさつ。集まった愛好者たちからは「東屋が出来てありがたい」「これで気持ちよくマレットが楽しめる」などの声が聞かれた。
しゅん工記念マレットゴルフ大会の結果は次の通り。
▽男性 (1)佐藤一男85(2)白鳥久、白鳥秋雄87(3)清水利夫88(4)尾崎和夫(5)重盛利男、鈴木律雄(6)宮島英雄
▽女性 (1)青木民子91(2)浦野富美子93(3)小坂君子98(4)原清子、伊藤俊子(5)桐野ハル子(6)今井久代
▽ホールインワン 清水利夫、小坂利安
東屋のしゅん工を祝う関係者たち -
ながた自然公園開き
箕輪町のながた自然公園が1日、今シーズンの営業を始めた。公園開きの神事で無事故を願い、マレットゴルフの打ち始めをした。
式は、みのわ振興公社、町議会、地元調整委員会など関係者が出席。振興公社社長の平沢豊満町長が、「グリーンツーリズムも含めこの施設を利用してもらい、資源を最大限に生かす活動をしたい。町内外の皆さんの憩いの場になり、事故もなく、心のふるさととして機能するよう頑張っていきたい」とあいさつした。
ながた自然公園の07年度の利用状況は、施設利用者2万7654人、料金合計868万7千円だった。
利用期間は11月30日まで。予約を受け付けている。ゴールデンウィークとお盆のキャビン、ツリーハウスの利用は、日によってまだ申し込み可能。予約は管理棟(TEL79・0600)へ。時間は午前8時半縲恁゚後5時半。 -
絵手紙展で伊那谷をPR 出品作品を募集中
日本絵手紙協会公認講師らでつくる「伊那谷絵手紙の会」(倉科照子会長)は5月23日、伊那市が進める東京・中野ブロードウェイ商店街共同企画誘客事業に関係し、同ブロードウェイギャラリーで伊那谷をPRする絵手紙展を開く。30日まで、出品する絵手紙を一般募集している。
同事業は、中野ブロードウェイ管理組合理事長を務める、ふるさと大使の久保村昭衛さんとのつながりをきっかけに、現地で物販などのキャンペーンを展開し、同市への誘客を図る新事業。これに合わせ同会は、絵手紙を通じて、伊那谷をPRするための絵手紙展を計画した。
倉科会長が指導する伊那公民館の絵手紙サークル「アカシア」(林和子会長、16人)は2日、出品する絵手紙作りに参加。五平もちや桜の花、アルプスの自然など伊那谷をテーマに、それぞれが味わいのある作品を制作した。
倉科会長は「できるだけ多くの人から作品を集めたい。絵手紙をやったことのない人でもよいので、郷土を宣伝してほしい。見てくれた人が伊那谷に来てくれることが、私たちの活動にとって一番うれしいこと」と話している。
絵手紙の送り先は、〒396‐0021
伊那市春日町4884
「伊那谷絵手紙の会」まで。問い合わせは、倉科会長(TEL090・4462・6810)へ。
絵手紙展に出品する作品を制作したアカシアのみなさん -
全国を見て郷里の良さを改めて実感 板山総代 伊東基博さん(63)
やっぱり、川の流れのように自分の生まれ育った集落の流れも絶やしたくない。そう思うんです?。
板山は高遠町の山あいにある40戸ほどの小さな集落。中山間地で問題となっている過疎化、高齢化、野生動物による農作物被害などは、この集落でも例外なく深刻化している。
その集落を守るため、地域一丸でさまざまな取り組みを展開している。
先日は桜の季節を前に、集落内にある約80本のタカトオコヒガンザクラをテングス病から守るため、病巣を持つ枝の切り落とし作業を実施。また、現在は有害鳥獣被害対策のため、住民結束のもと、集落全体を囲う電気防護さくの設置を進めている。
「集落にある樹齢40年以上になるタカトオコヒガンザクラは見事。ここは高遠城址公園への通り道だから、その行き帰りに立ち寄ってくれる人もいるんです。小さな集落で、過疎化も進んでいるけど、春は美しいし、山では山菜やマツタケが採れる。人情も豊か。高齢化や過疎化も進む中、ますます隣同士の支え合いが重要になる。昔は“結い”といって、家族や親戚同士で助け合ってお田植をするのが普通だったけど、その“結い”に似ている」と語る。
◇ ◇
高校卒業後、国家公務員兼大学生となり上京、地元を離れた。仕事では出張することも多く、全国各地の実情を見て回ってきた。
板山より更に山奥深い地にある山村、瀬戸内海の離島、都市の中にある市街地?。
はたから見れば誰もがうらやむ素晴らしい環境のように思える都市も、過疎化や高齢化、商店街の空洞化など農山村地域と同様の問題を抱えている地域もあり、都会の雑踏の中で生活しているお年寄りの姿も切なく見えた。
「私たち山国の者には瀬戸内海の離島などは、素晴らしい場所のように思うけど、実際には若者が島を離れ、診療所や商店もないという厳しい現状。都市部の商店街はシャッター通りとなっていることも多かった。全国各地を見て回る中で、改めて自分の住んでいる村の良さを実感しました」と語る。
◇ ◇ -
御園分館20周年記念講演会・生涯学習発表会
伊那市御園区から御園分館が独立して20周年を迎え、30日、御園公民館で記念講演会・生涯学習発表会があった。区民100人余が集まり、20年の節目を祝った。
公民館事業は、区事業の一つとして予算づけしていたが、1988(昭和63)年7月、区から切り離し、専任の分館長を置いた。毎年、区民運動会をはじめ、マレットゴルフ大会、ゲートボール大会、区事業への協力などに取り組んでいる。
記念事業として、前信州高遠美術館長の堀井英雄さんの記念講演会「山本勘助・保科正之公と高遠の歴史」、公民館で活動する文化団体の発表会を企画。
発表会は初めての試みで、大正琴、踊り、リラックス体操、詩吟など7プログラムを組み「竜峡小唄」「早春賦」「見上げてごらん夜の星を」…とそれぞれが日ごろの練習成果を披露した。
区民も一緒に歌うなど、茶を飲みながら和やかな雰囲気の中で楽しんだ。
会場の一角には、分館報20年の歩みなどが展示された。
宮下公信分館長(69)は「先輩が築いてきた分館活動をつなげていきたい」と話した。 -
暫定税率期限切れ ガソリン値下げ
道路特定財源の揮発油税などの暫定税率が3月末で期限切れとなり、ガソリンは、1日から1リットル当たり25・1円分の上乗せ税率がなくなる。各スタンドが持つ在庫の関係で、一斉の値下げとはならないが、県石油商業組合(長野市)は「県内でも値下げに踏み切る店がかなりありそうだ」という。
ガソリン税は、製油所などからの出荷時に課税される「蔵出し税」により、1日以前に出荷した在庫には既に暫定税率分が含まれている。同組合によると、石油元売り大手のほとんどが、1日から卸価格を一斉に引き下げることを受け、消費者に混乱を及ぼさないため竏窒ニ、値下げを決めた店舗が多いという。
しかし、県内でも在庫の販売が終わるまで、値下げは難しいとするスタンドも目立つため、実際の値下がり時期は地域や店舗によって違うようだ。上伊那農協が経営するスタンド計25カ所は、しばらく価格を据え置く方向だ。
一般的にスタンドでは、一週間程度の在庫を持っている。競争の原理の下では、多くの店舗が、暫定税率分を含む在庫を値下げ販売せざるを得ない情勢。在庫の回転率が低い店舗は、「価格の高い、売れないガソリン」を背負い込むことになり、経営破たんにつながる可能性が強い。
消費者が安価のスタンドに押し掛ければ、品切れとなる恐れもあり、「混乱は避けられない状態」(スタンド関係者)。南信地区の多くは、松本市の油槽所からタンクローリーで各ガソリンスタンドに配送しているが、台数に限りがあるため、迅速な対応は困難となりそうだ。
政府・与党は4月末、衆院の再議決により価格を元に戻す方針を示しているが、消費者からは「今後、安心してガソリンを入れることができればよいが、また、値上げするなら意味がない。(販売側と消費者側が)ただ混乱するだに終わるなら、値下げしなくてもよい」などの声が聞かれる。 -
外国人日本語スピーチ大会
駒ケ根市近郊に住む外国人らによる初の日本語スピーチ大会が29日、駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開かれた。外国人の支援と交流を目的に06年に設立された民間ボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」(清水敏晴代表)と駒ケ根市社会福祉協議会の共催。同会が週3回開く教室で日本語を学んでいる外国人約20人が参加。1人ずつ演壇の前に立ち、学習の成果を発揮して流ちょうな日本語スピーチを披露した=写真。
国籍は中国、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどのアジア各国や、ブラジル、ペルーなどの南米のほかニュージーランドなどさまざま。いずれも、慣れない日本で感じた戸惑いや苦労、喜びの体験などを明るい口調で話したり、表情豊かに母国の紹介をしたりした。ペルー人の男性は「日本に来たころは毎日『スミマセン』と『ワカリマセン』ばかり言っていた」と話し、共感の爆笑を誘っていた。
参加者がスピーチを終えるごとに、会場からは大きな温かい拍手が送られていた。 -
南箕輪村消防団第2分団第2部(南殿)機関誌作成
南箕輪村消防団第2分団第2部(南殿)が、07年度の活動をまとめた機関誌を作成した。消防団は各部ごとに工夫を凝らした活動報告書を作っているが、冊子にしているのは南殿のみ。写真やイラストを多く盛り込み、消防団の活動をより親しみのある文章で楽しく伝えている。
機関誌は、以前は用紙2、3枚で南殿地区に全戸配布していたが、3年前から冊子にして回覧している。
A4版で表紙を含め23ページ。分団長とラッパ長のあいさつに始まり、総員17人を紹介した任命式、春季・秋季演習、小型ポンプ操法の部で7連覇を達成した村操法大会、水防訓練、大芝まつり、地元区の祭り参加、中部保育園の防災訓練、夜警、出初式、団員募集など盛りだくさん。
機関誌作成は機関班の担当で、春から活動写真を撮りためてきた。執筆は班長の清水良業さん(30)が担当。「活動を区民に伝えたい。若い人にも見てもらえるように考えた」と言い、昨年10月ころから執筆を始め、漫画も自分で描き、春季演習の章では「5年サボりました」と正直な告白も。「ちょっと休憩」と題して、趣味のカブトムシとクワガタなどを紹介する欄も設けた。
「かなりいいものに仕上がった」と満足の出来で、特に「災害のいざ!というときに集合して災害に立ち向かう『村民の守人』」である消防団を紹介し仲間を募る「消防団員募集で縲怩「!」の章と、全員集合写真が気に入っているという。
すでに区内に回覧し、区民から反響もあったという。 -
【ペンション「憧風」オーナー 近藤賀之さん・淳子さん】
駒ケ根高原の一角、太田切川のほとりに建つペンションを経営するおしどり夫婦。
「憧風」は、この川沿いを優しく、さわやかに吹き抜ける風のイメージから、訪れる人にとって憧れの風が吹く場所でありたい竏窒ニの願いをこめて名付けた。
◇ ◇
2人が初めて出会ったのは27年前、旅好きの若者たちが集う小諸のユースホステルだった。バイクで日本中をツーリングして回った賀之さんが気に入って度々宿泊していた宿だ。半ば居候状態で仕事の手伝いをしていたある日、一人旅の淳子さんが宿泊した。
「ひげを生やした背の高い変な人」(淳子さん)「特に話もしなかった」(賀之さん)。初対面の印象は互いにあまりよくなかったというが…。
3年後、結婚を約束していた2人に「駒ケ根ユースホステルの管理人にならないか」との話が舞い込む。小諸では主人がいない時に丸一日仕事を任されるなどホステルの経験は十分あり、不安は特に感じなかった。話し合いの結果「これも流れだ。やってみようか」と意見が一致。2人一緒の仕事と新婚生活が同時にスタートした。管理人として、同世代の旅行者らと友達のように付き合いながらの楽しい暮らしが始まった。
だが、年月がたち、子どもにも恵まれると少しずつ考えが変わってきた。
「生活と仕事が一緒なのは子どもの将来を考えるとちょっとね。それに管理人といってもやっぱり雇われなので、提供できるサービスには限界がある。そういったもどかしさもあって、自分たちのペンションを建てようと決心したんです」
当時のペンションといえば、女性や若いカップルが対象というイメージ。一方、ホステルはもともと若者の利用を前提とした施設で、家族連れでは泊まりづらい雰囲気があった。そこで両方の利点を取り入れた、家族連れが気軽に泊まれる楽しい雰囲気のペンションにしようと考えた。
駒ケ根以外の場所も考えないではなかったが、暮らしやすくて気に入っていた駒ケ根で土地を探し92年、現在の地に念願のペンションをオープンした。
◇ ◇
「泊まってくれるのはなぜか良い人たちばかり。お客さんで苦労したことはないですね。この仕事が好きだし、お客さんに満足していただきたい竏窒ニそれだけを考えて営業しています。だからお帰りになる時や部屋に残されたメモ、後日届く手紙などで『楽しかった』『泊まってよかった』と言ってもらうと本当にうれしいですね」
(白鳥文男)
ペンション「憧風」
洋室4、和室2。全室バス・トイレ完備。24時間入浴可能な家族風呂もあり。定員23人。
TEL0265・83・5819 -
西箕輪ふるさと景観住民協定者会が景観育成特定地区指定に向け、県に申請
県の景観育成特定地区の指定に向け、景観計画の素案作成と地区内の地権者から同意書を集めてきた伊那市西箕輪地区の住民でつくる「西箕輪ふるさと景観住民協定者会」(小池知志会長)はこのほど、目標としてきた「3分の2以上」の同意書が集まったことを受け、景観計画の素案と1204人分の同意書を19日付けで県に申請をした。手続きが順調に進み、計画が発効となれば、8月下旬ころ、県内で初めの景観育成特定地区が誕生する見通し。小池会長は「今回の取り組みを通して、地域住民の景観に対する関心も高まった。景観、文化、農地、住みよい地域を守っていきたい」と語った。
県の要領には、景観育成特定地区の指定を受けるためには対象地区の地権者のおおむね3分の2以上の同意と、同意を得た土地の総面積が全体のおおむね3分の2以上になることが求められている。
同協議会では4日夜、代議員会を開き、11月から集めてきた同意書の集計結果を報告。2月25日の段階では、目標とする3分の2を達成するには、人数で114人分、面積で41ヘクタール足りない状況だった。
こうした状況を打開するため、同協議会では回収率が悪かった地区などの役員が積極的に呼びかけて同意書を回収。19日、人数、面積とも目標とする3分の2を達成し、その後、24日までに目標値を上回る同意書が集まった。
計画の対象面積は1349ヘクタール。特区となった場合、対象区域内で一定の高さ条件などを越える建築物を建てようとする時には県への届け出が必要となるほか、同計画に反する行為が合った場合、勧告、改善命令など、法的効力を持つ行為ができるようになる。
今回提出した計画案は今後、県のホームページ上で公開され、パブリックコメントを募集。また、公聴会や市町村との意見聴取の場を経て、景観審議会、都市計画審議会にかけられる。
パブリックコメントの募集期間は4月18日縲・月12日、公聴会の開催は5月8日、伊那市の西箕輪支所で午後2時から開催する予定。 -
かんてんぱぱホールで銀染陶硝展
シルバーアート、染色、陶芸、ガラス工芸の各分野で作品づくりに取り組む4作家による「銀染陶硝展」が31日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。さまざまな素材、技法で作り上げた器やアクセサリー、洋服、ランプなど約400点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
普段は個別に活動する県内外の作家らによる作品展で、かんてんぱぱホールでの開催は初めて。
それぞれ携わる分野は異なるが、独自の技法を追求。薄いガラスに彫刻をほどこし、それをもう一枚のガラスと合わせることで模様を浮き上がらせた「抜き彫りガラス」という独自の手法で制作した皿や、科学染料を用い「括(くくり)布染」という独自の手法で染め重ねることで独特の色合いを表現した布で作ったベストのほか、高麗風のわび茶碗、長年かけて学んできたインディアンシルバーアクセサリーなど、ここにしかない作品が並んでおり、訪れた来場者もさまざまな作品を手にとって楽しんでいた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
かんてんぱぱガーデンでカタクリ、咲き始め
春の日差しに誘われて、四季折々のさまざまな山野草が植えられている伊那市西春近の「かんてんぱぱガーデン」では、「カタクリ」が咲き始め、訪れた観光客の目を楽しませている=写真。
同ガーデンには約200株のカタクリがあり、4月初旬から中旬にかけ、見ごろを迎える。
一般的には早春の花として知られるカタクリだが、上伊那では、サクラの季節に合わせてその姿を楽しむことができる。
温度に敏感で、朝、気温の上昇とともに花を開き、夕方日が暮れると再び花を閉じる。昼間でも雨が降るなどした時は花は閉じたまま。そうすることで、冷たい外気から雄しべ、雌しべを守っている。
訪れた観光客は「かわいらしいね」などと話しながらその姿を楽しんでいた。 -
伊那消防署 最先端の通信指令システム運用開始
伊那市の伊那消防署は28日、老朽化した通信指令システムを更新し、運用を開始した。GPS(全地球測位システム)付き携帯電話からの発信位置を特定するなどの「IP電話・携帯電話位置情報通知システム」を県内で初めて導入。最先端技術によって災害、救急活動の充実を図っていく。
1991年に導入したシステムが老朽化したため更新した。これまでのシステムは119番通報を受け、出動場所を地図で検索するのは1件ずつの対応だったが、新システムは4件同時に行うことが可能。出動隊への指令は今まで通信員が行っていたが、これからは音声合成装置が担い、迅速、確実に情報を伝える。総事業費は7623万円。
運用開始式で伊那消防組合長の小坂樫男伊那市長は「新システムを使い災害への迅速な出動態勢、救急への救命率の向上に努めて」と期待。唐沢三喜男署長は「機器の能力を最大限に活用し、地域住民のために役立てていきたい」と意気込みを語った。
運用開始を前に新しい通信指令システムの概要説明を受ける小坂伊那消防組合長ら(28日、伊那消防署) -
箕輪町観光協会「ふるさとの四季フォトコンテスト」表彰式
箕輪町観光協会は25日夜、「ふるさとの四季フォトコンテスト」の表彰式を町役場で開き、入賞者に賞状と副賞を贈った。
フォトコンテストのテーマは「町の観光・イベント・祭りなどに関する写真」に加え、今年は、みのわ手筒会後援による特別賞「手筒賞」を設け「手筒花火に関する写真」も募集。観光写真の部22人75点、手筒写真の部4人6点、合計24人81点の応募があった。
観光協会の桑沢昭一副会長は、「いい作品をたくさん出していただいた。年々応募も増え、今年はイルミネーションフェスタの写真も多かった。町のPRに使わせてもらう。また腕をふるっていただき、いい作品をお願いしたい」とあいさつした。
推薦1点、特選3点、入選10点には賞状と賞金、手筒賞(最優秀賞、優秀賞、入選、参加賞)4点には賞状と記念煙火厄除け守り手筒などを贈った。
入賞作品は31日まで役場町民ホールで展示している。 -
第15回伊那市用地選定委員会
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市の用地選定委員会が27日、伊那市内であった。候補地を選定するための評価基準のうち具体的な評価方法が決まっていなかったプラント用水の確保、搬入路と通学路、生活道路との関係などの評価方法を決定。課題となっていた建設コストを評価する3項目については、各項目ごと最高点を決め、その範囲内で金額に応じて点数を配分することとなった。
また、最終候補地1カ所を選ぶ方法については、点数評価する項目の点数を一律に足し、総合点で絞り込む方法と、コストを評価する項目と環境を評価する項目を分けて点数化し、双方のバランスを見て候補地を絞り込む方法、どちらを選択するかが課題となっているが、こちらは委員からの意見を聞くにとどまり、決定は次回に持ち越された。
プラント用水が確保できるかどうかについてを評価項目は、浅井戸からの取水が可能な候補地を30点、深井戸からの取水が可能な候補地を15点、井戸からの取水が困難な候補地を0点とすることで合意。また、搬入路線と通学路、生活道路との関係を評価する方法は、上伊那を南北に結ぶ国道153号を主要幹線とし、そこから各候補地までの路線を評価対象とし、その区間内で通学路や生活道路と並行している距離が長さ、交差個所の数に応じ、減点する。
また、最終候補地の決定を左右する点数の足し方については「総合点で決まった時、地元の猛烈な反対でちゃらになってしまう可能性もある。決めるならみんなが納得いく方法で最終候補地1カ所を決めてほしい」「委員会としては費用のことも気になるが、今回寄せられた市民の意見は『害のない安全な施設』を一番に求めている。やはりそちらを重視しなければならないと思う」「環境面、建設コスト面を分けて見るのは、双方のバランスを見るということ。どちらかが極端に高いから候補地から外れるというものではない。もし、そういう方法をとるなら委員会の中でその方針を決定すべき」などの意見が出た。 -
野底区が新ごみ中間処理施設用地選定委員会に意見を申し入れ
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設用地の絞り込みを行っている伊那市の用地選定委員会(伊藤精晤委員長)にあて、野底区の平沢基男区長と野底区新ごみ処理対策委員会が24日、選定に当たっての意見の申し入れを行い、27日の委員会で報告された。
文書には▽同地区では過去に新ごみ中間処理施設の用地となることを受け入れる決議をしていること▽一刻も早く用地を選定する段階に進めるべきであると考えていること▽中間処理施設の建設が、いまだに開発が進んでいない竜東上段の発展につながるきっかけになることを期待していること竏窒ネどが明記されており、委員会では「これまでの意見は反対意見ばっかりだったが、この申し入れはこれまでの意見とは違い、受け入れを表明している貴重な意見。『来てくれ』とする意見をどう扱うか」として議論となった。
しかし、酒井茂副市長は「野底区が受け入れを表明したのは委員会の発足前のこと。市では科学的に最終候補地を決定するため、新規に候補地を選び、委員会に検討を依頼した。それは野底区も了承している。委員会の中で配慮してもらうのは結構だが、こうした意見が出てきたからといって、これまでの検討がすべて覆されることはない」と発言。
また、伊藤委員長も「これまでの意見同様、客観的に評価を進めていきたい」とまとめた。 -
第2回みなみみのわフォトグランプリ表彰式
南箕輪村は21日夜、第2回みなみみのわフォトグランプリの表彰式を村役場で開き、入賞者に賞状と副賞を贈った。
現代の記憶を後世に記録として語り継ぐとともに村のPRをするため、南箕輪村らしさがあふれる写真を募り、14人から40点の応募があった。入賞は最優秀賞1点、優秀賞6点、佳作5点。
加藤久樹副村長は、「どの作品も本当に素晴らしい。普段見慣れている風景が皆さんのアングルでまた違って見えて、さすがと関心した。村内もいい意味で発展し変わってきている。皆さんの目で、また写真に収めてもらえればと思う」とあいさつした。
作品「春うらゝ」で最優秀賞を受賞したのは伊那市の伊藤好幸さん(68)。信州大学農学部の牧場を経ヶ岳をバックに撮影した。「写真中央に馬が来るのを待って撮った。春霞がかかったようないい雰囲気。うまくいったかなと思う」と話し受賞を喜んでいた。 -
かんてんぱぱホールで美術教室「くぬぎのもり」の作品展
美術教室「くぬぎのもり」の伊那教室、飯田教室の子どもたち20人による作品展「08くぬぎのもり展」が30日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。同教室でともに学ぶ4歳から中学2年生までの絵画、造形作品と講師らの作品約80点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
教室を主宰する真野由佳子さん(43)は名古屋市在住の美術作家。夫が転勤になる4年前までは伊那市に住んでいた。その時から子ども向けの美術教室を開始。名古屋に移り住んでからも伊那での教室を続け、週1回のペースで開講してきた。
今回はこの1年の間に子どもたちが制作してきた思い入れの強い作品などを中心に展示。作品の個性を大切にしよう竏窒ニ、子どもたち自らが額縁まで作った作品も並んでいる。
作品はそれぞれ、水彩画、アクリル画など、さまざまな画材を用いているほか、動物などを模った造形作品もユニークな表情をしており、その子ならではの個性が生きた作品が並んでいる。また、今回は真野さんの作品と、ドライフラワーアートに取り組む久木禎子さん(駒ヶ根市)の作品も展示している。
真野さんは「その子なりの表現が一つひとつの作品に現れている。子どもたちの発想の豊かさを見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
駒ケ根病院縮小へ
10年間で約7万人の精神障害者の退院と社会復帰を目指すとする国の方針(02年9月)を受けて精神科・神経科の県立駒ケ根病院(樋掛忠彦院長)は、施設を全面的に建て替え、現在の5病棟235床を4年間で3病棟128床に縮小して「県立精神医療センター」(仮称)とする計画を25日に開いた第1回駒ケ根病院運営協議会で発表した。救急入院にも対応する24時間体制を整えるほか、医療観察法に基づく小規格病棟(5床)も設置する。
計画は県が設置した駒ケ根病院改築マスタープラン作成委員会が07年3月に行った提言に沿ったもので、基本設計などに関する予算案は2月県議会ですでに可決済み。実施の第一段階として今年6月末に1病棟を閉鎖。退院支援を促進しつつ、順次病棟を縮小していく。09年4月に解体工事に着工し、12年3月に供用開始する見通し。総事業費は約42億円。
協議会で樋掛院長は「患者の退院支援を行っていく中で、病状の安定した長期入院患者の受け入れをお願いすることも予想される」として、関係する医療機関や市町村に対して理解と協力を求めた。
同病院は1956年に精神科単科病院として4病棟、230床で開設したが、近年は建物の老朽化による居住環境の悪化が問題となっていた。 -
箕輪町交通安全協会長を退任
箕輪町
小林交石さん「大過なく終わってほっとしている」。今年2月末、2期4年務めた箕輪町交通安全協会長を退任した。
町安協との関わりは1988年、箕輪町交通安全協会の松島分会代議員になってから。当時は一分会の役員で、「まさか会長になることは考えもしなかった」という。松島分会長を務め、その後は町安協の副会長を2期4年、そして会長と、20年間に渡って交通安全活動に関わってきた。
街頭指導や全国交通安全運動の交通指導所開設、交通安全教室での指導、交通安全施設や資材の整備、道路環境の整備点検、会議など活動は多岐にわたる。火事は消防の仕事と思いがちだが、火災現場付近の交通誘導もある。日中でも夜中でも現場に急行。一杯飲んでいた日はタクシーで駆けつけた。
「年300日は安協の活動に出ている。大変ですよ。でも、会長の任に就いた以上はやってやろうという責任感もあった」。交通事故を1件でも減少させるため熱心に取り組み、「まず自分が交通違反をしないこと。絶対にゆずる精神」を常に心がけてきた。
「安協の制服を着て街頭に立っているだけでも、ドライバーは我々の姿を見てスピードを落としたり、シートベルトをすることがある。これだけでも事故防止につながる」
街頭活動は天気のいい日ばかりではない。雨の日、雪の日も当然ある。役員から、「雨が降ったら活動はどうするのか」と聞かれたこともあったが、「雨が降ったら事故はなくなるの?関係ないでしょう」。そう話し、皆で街頭に立った。
任期中で最も記憶に残るのは、箕輪町内で3件の死亡事故が発生した06年。事故が起きるたびに伊那署に専門的な立場で事故防止のための活動の助言を受け、執行部が夜間に広報車を運転したり、飲酒運転撲滅にも力を入れた。
伊那安協の中では箕輪町にだけある小学生対象の交通少年団では、団長として活動。「子どもたちが安全運転を呼びかけるとドライバーは聞いてくれる。大事な活動」。子どもたちには自分自身が絶対に事故に遭わないこと、友達に交通ルールを守るよう話すことを教えてきた。
会長職は退いたが、伊那安協副会長、町緑十字会副会長、長野県交通安全協会評議員など任期が残っている職もある。4月4日には、長野県交通指導員に委嘱される。町安協の活動に協力参加する立場だ。「結局安協の仕事は終わらないね」。
これからも交通安全のため活動する日々。強く呼びかけたいことは、「心のゆとりを持つことが絶対大事。慌てると周囲が見えない。これだけです」。(村上裕子) -
若草園修了式
箕輪町の心身障がい児母子通園訓練施設「若草園」で26日、修了式があった。通園していた1縲・歳児の子どもとその保護者13組が出席した。若草園は来年度より、現在の地域活動支援センター(町共同作業の家)2階から三日町保育園に併設された新施設に移転するため、同場所での療育は今年度が最後となる。
新施設への移転理由は、子どもたちが屋外で遊べるように、また保育園に入園する際に子どもが環境に慣れやすくするためなど。これまでは月・水・金曜日のみの開園だったが、来年度から月縲恚燉j日の毎日開園する。
修了式で唐沢和子園長は「これからも笑顔のある、ふれあいのもてる、新しいことに挑戦できる園をみなさんとともに目指していきたい」とあいさつ。
子どもたちは、それぞれ修了証書を受け取った。 -
みのわ少年少女合唱団入団式
箕輪町子どもセンターの「みのわ少年少女合唱団」は22日、08年度入団式を町文化センターで開き、8期生6人の新入団員を迎えた。
合唱団は健全育成を目的に、学校の枠を超え歌を通して心の輪、友の輪を広げようと月2回、町文化センターで練習している。小学1年生から中学3年生までが対象で、新入団員は小学校の新1年生から6年生までの6人。今年は男子児童の参加もあり、24人で活動する。
入団式で団長の日野亮子さん(箕輪中1年)が、「心の響き合いの大切さを学んでいる。心を一つにして明るく、楽しく、歌の輪、友情の輪、心の輪を広げてハーモニーの輪を大きく広げましょう」と歓迎。新入団員を代表して箕輪北小5年の森住恵さんが、「歌が大好きで、皆さんと一緒に歌えることを楽しみにしている。歌の輪を広げたい」とあいさつした。
歓迎の歌として団員が「翼をください」「世界がひとつになるまで」を熱唱し、新入団員も一緒に「チューリップ」を歌った。 -
R153号伊那バイパス 対策・地権者組合合同役員会
南箕輪村を通す国道153号伊那バイパスの村地区対策組合・地権者組合合同役員会は24日夜、同村の北殿公民館で行った。両組合の役員計35人が出席。道路管理者の伊那建設事務所が08年度から取り組む村内区間の工事の計画を説明した。
村内区間は箕輪町との境から天竜川へ新たに架ける天竜橋までの約980メートル(橋を含む)。工事は2006年4月から始まり、07年3月までに箕輪町境から塩ノ井東交差点までの約300メートルを一部暫定供用開始している。
伊那建設事務所によると、残りの区間の用地買収は現在99・7%が完了。交通を確保しながら、6月には同交差点側と天竜橋側の両側から着工する。10年度までに天竜川上流へ橋を架け替え、伊那市側にバイパスを通す予定だ。
関係者は、4月には地域住民に工事の概要を説明したいとしている。
08年度から始まる工事について説明を受ける対策組合・地権者組合の役員ら -
春の風物詩、ナズナ摘み、各地で
弥生3月竏秩B青々とした草が生え始めた各地の畑は、ナズナ摘みに精を出す人たちでにぎわいを見せている。
南箕輪村の広域農道西側に広がる牧草地では、春休み中の小学生を連れた家族連れなどが連日訪れ、ナズナを摘む姿が見られる=写真。
中には、上伊那地域以外からわざわざここへナズナを採りに来る人もおり、岡谷市から訪れた家族連れは「5年ほど前から毎年この時期に訪れています。ここのナズナは柔らかくて香りがするのでおいしい。早速帰ってからおひたしにでもして、春の香りをいただきます」と話していた。