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「パパ,s絵本プロジェクト伊那」 奨励賞受賞
伊那市の父親5人でつくる読み聞かせグループ「パパ,s絵本プロジェクト伊那」は、社会貢献支援財団(東京)主催の「第5回こども読書推進賞」で奨励賞を受賞した。24日、同市富県の新山コミュニティーセンターで受賞式・記念ライブを開き、同財団の横山道雄常務から賞状を受け取った。
「こども読書推進賞」は、子どもたちの読書習慣の定着に貢献した団体などを表彰する賞で、本年は全国から181件の応募の中から推進賞1、奨励賞4団体の計5団体が受賞。県内の団体が賞を受けるのは初めてとなった。
横山専務は「数ある読み聞かせボランティアの中でも父親が活動しているのはユニーク。読み聞かせの手法も優れている」などと評価。グループ代表の北原文徳さん(48)は「父親が楽しそうに読み聞かせをしている様子を見てもらいたい。肩に力を入れず、父親ならではの活動を続けたい」と話した。
記念ライブは、メンバーの一人と親しい新山地区の子育て支援サークルの例会に合わせて実施。地元の児童や保護者ら約60人を、絵本を読むだけではなく、フォークギターなどの演奏に歌を交えた演出で魅了した。
「パパ,s絵本プロジェクト伊那」は04年4月に結成。上伊那地域を主な活動場所とし、月1回の「絵本ライブ」を開催している。 -
医師不足で具体策を検討
医師不足問題を抱え、伊那中央病院(伊那市)と昭和伊南総合病院(駒ケ根市)は25日、産科など医療全般にわたって協力していくことを確認した。今後、問題点をクリアできる具体策を早急に検討する。
懇談には両病院の院長、それぞれの病院を運営する伊那中央行政組合・伊南行政組合の組合長らが出席。
医師不足は各診療科で問題だが、開業医で対応できる内科などに比べ、産婦人科の場合は出産する場所が限られるため、特に深刻だ。産婦人科医1人が受け持つ出産件数は年間150人が適数といわれるが、両病院では250人。
昭和病院の産婦人科医は前年度と同じ2人を確保しているが、来年度以降、維持するのが厳しい現状になる可能性があるとして、中病側へ出向いた。中病の産婦人科医は4人。「お産一つとっても、これ以上の対応はできない」という。
懇談(非公開)では、それぞれ病院の現状などを説明。状況に応じて県、信大なども交え、医師不足に対応する具体策を検討することとした。
中病の小川秋実院長は「限られた医療資源の中で、需要にどう対応していくのか、難しい問題」と述べた。 -
記者室
2、3年前からバラブームで、今回花ろまんで取材させてもらったオープンガーデンなどの園主も10年以上前からバラを栽培している人はごくまれで、ほとんどが数年前から▼バラは成長が早く、植えてから3年もすると、結構見られるバラ園になる。上伊那でも、すばらしいローズガーデン、バラをメーンとしてイングリッシュガーデンが各地にある。ネットワークし、バラ巡りバスなどという企画があればいいのにと思う▼ローズガーデン巡りを終え、我家の狭く、何ら変哲のない庭を見たが、松やイチイなど常緑樹の中にわずかにサツキ、アジサイが彩りを添える、10年前と変わり映えしないが、なぜかほっとする。刻々と変る華麗な庭もいいが、変わらない庭もいい(大口国江)
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駒ケ根市町一区子ども会七夕会
駒ケ根市の町一区子ども会(中嶋真由美会長)は23日、七夕の会を区内の赤須町地域交流センターで開いた。親子ら約60人が集まり、短冊に願いを書いたり、折り紙で作った色とりどりの飾りを作っては楽しそうに笹に結び付けた=写真。短冊には「ぷーるがじょうずになりたい」、「さっかーせんしゅになれますように」などと無邪気な願い事の数々が書かれていた。
飾り作りの前には、七夕まつりの由来を知ってほしいと母親らが紙芝居を上演。織姫と牽牛の話を子どもたちに語って聞かせた。
町一区子ども会は区内の全児童を対象に1975年に創設されて以来、30年以上にわたって独自の活発な活動を続けている。七夕の会は新たな取り組みとして昨年から始めた。 -
駒ケ根市立図書館イメージキャラクター入選者表彰式
イメージキャラクター「よみーくちゃん」のデザインを募集していた駒ケ根市立図書館は23日、入選者表彰式を同館で開いた。各部門の入選者14人のうち12人が出席し、表彰状と副賞を受け取った。
18歳までの248人が応募した272作品の中からキャラクターに採用されたのは中沢小3年の北原咲来さんの作品=写真。「本をいっぱい読んで、若葉が育つように心もどんどん大きく」との思いを込めたという。
キャラクターの「よみーく」は、「読育」(よみいく)に掛けたもの。同館は「このキャラクターにどんどん活躍してもらい、読書推進に貢献してほしい」と話している。
入選者は次の皆さん。
◆幼児の部▼がんばったで賞=金井実佑乃、小林かんろ、岡田桃、清水里彩子
◆小学校低学年の部▼特賞=北原咲来▼入選=白川みほ、村上詩織
◆小学校高学年の部▼特賞=村上ゆき乃▼入選=宮脇文香、森岡里奈
◆中学・高校の部▼特賞=亀田明希▼入選=宮沢菜那、堀川佑香里
◆アイデア賞=竹村健人 -
南箕輪村土砂災害警戒区域等指定説明会
南箕輪村、伊那建設事務所、上伊那地方事務所は、南箕輪村内の9地区を対象に、土砂災害警戒区域等指定説明会を開いている。北殿区では21日夜、公民館に区民50人が集まり、区内の警戒区域指定カ所の説明を聞いた。
県は、住民の生命、身体を土砂災害(がけ崩れ、土石流、地滑り)から守る目的で、土砂災害発生の恐れがある土地の区域を明らかにするため、土砂災害防止法に基づいて基礎調査をしている。村の調査が終了し、警戒区域、特別警戒区域の指定に伴い、18日から28日まで各地区の説明会を設定した。
警戒区域は土砂災害の恐れがある区域で、危険の周知、警戒避難体制の整備を図る。特別警戒区域は建物が破壊され住民に大きな被害が生じる恐れがある区域で、建築物の構造規制などをする。
村内の指定区域は地滑り4カ所、がけ崩れ57カ所の計61カ所。北殿区は、がけ崩れ9カ所。住民は指定区域図の説明を聞いて指定カ所を確認した。
征矢忠典区長は、「危険カ所を把握し防災に対する心構えを持つことが大事。今日の話を参考にしてほしい」とあいさつした。
村は、天竜川浸水区域のハザードマップを9月までに作成して配布。土砂災害のハザードマップは来年着手する予定。 -
第53回ペン祭
伊那市の伊那北高校で23日、第53回ペン祭が始まった。日ごろの取り組みなどをまとめた展示や、屋台、イベントなどが、来場者を楽しませている。
初日は「考える企画」としてSBCラジオを中心として活躍するフリーアナウンサー・大岩堅一さんによる自由をテーマとした講演会で開始。大岩さんは、部室の使い方などといった身近な話題から「本当の自由とは何か」を問いかけ、「自由というのはただ自分の思ったことをしゃべったり行動するものではなく、責任が伴なうもの」と語った。また、将来の夢についても触れ「夢はないよりあったほうがいいが、それは必ずしも叶うものではない。しかし、それが叶わなかったとしても次の一歩を踏み出すことが大切。開き直ったりあきらめたりすることは、自分で自分の人生をつまらなくする」と将来について考えている学生たちに呼びかけた。
また、同校同窓生らによる美術作品展「薫ヶ丘美術展」も同窓会館であり、訪れた人の目を楽しませていた。
24日の一般公開は午前9時半縲恁゚後4時で、まちづくりワークショップ(午前10時縲・や吹奏楽部による演奏会(午前10時半縲・などがある。 -
「シャガール版画展」 ベル伊那・26日まで
「マルク・シャガール版画展竏鋳ヌ憶と郷愁・その愛と芸術竏秩vは26日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。「色彩の魔術師」と称されるシャガールの版画40余点を展示販売している=写真。
死ぬ直前まで手掛けていたという・ス最後の版画15点・スの一つ、「画家と燭台」の限定50部の中の1部など、男女と動物を描いた人気作品を出品。そのほか「女曲馬師」「にわとりのいる風景」などを並べている。
シャガール(1887竏・985)はロシア生まれのフランス画家、版画家。ユーモアと幻想性のイメージは詩的な発想に満ちているという。
午前10時縲恁゚後6時。 -
伊那草友会が山野草展示会
上伊那の山野草愛好者でつくる「伊那草友会」(中山和幸代表、13人)は23、24日、伊那市民会館2階で第18回山野草展示会を開いている。ウチョウランを中心に、各種山野草、ふ入り葉物、古典園芸植物など250鉢をそろえた。
ウチョウランは中川村小渋産をはじめ、花びらが濃い紫色の「王妃」、真っ白い「千羽鶴」、「赤花」など100点。毎年、来場する常連も多く、花の色や形が異なるウチョウランを見比べた。
中山代表によると、暖冬だったものの、花芽が出る3月ごろが寒く、昨年より開花が1週間遅れ、展示会に間に合わせるのに苦労したという。
会場には、ヤブレガサ、フウチソウ、シナノコザクラ、チョウセイランのほか、人気が高くなっている高さ15センチほどのイチョウやモミジなどミニ盆栽も並ぶ。
会員が育てたウチョウランなどの山野草を100円から販売している。
24日は午前9時縲恁゚後4時。 -
伊那北高校ペン祭、23、24日に
伊那市の伊那北高校で23、24日、第53回ペン祭の一般公開がある。
今年のテーマは「自由」。各クラスやクラブが展示や催しを企画。喫茶や屋台なども並ぶほか、23日はFM長野の朝の人気番組「タブロイド・ラヂオ縲怎激bツ午前中!」ほか、さまざまなラジオ番組の司会をしてきたフリーアナウンサー・大岩堅一さんによる記念講演会「自由、それは常識を疑うことから始まる」もある。午前9時半から(開場は午前9時20分)。場所は小体育館。
一般公開の時間は23日が午前11時半縲恁゚後4時。24日が午前9時半縲恁゚後4時。
各クラブ、団体の催しは次の通り。
◇薫ヶ丘美術展=23、24日の午前10時半縲恁゚後3時。薫ヶ丘会館講堂特設会場
◇音楽部定期演奏会=23日午後12時半から(開場は正午)。小体育館
◇演劇部「猫の佐藤さん縲恃Lは猫でも猫でない縲怐v=23日午後3時から(開場は2時半)。小体育館
◇まちづくりワークショップ=24日午前10時縲恊ウ午。同窓会館
◇吹奏楽部演奏会=24日午後10時半から(開場は午前10時)。小体育館
◇ギター部=午後1時半から。小体育館 -
第22回大芝高原まつり8月25日
実行委員会で内容決定8月25日に開く南箕輪村の第22回大芝高原まつりに向け、まつり実行委員会は21日夜、村役場で会議を開き、新企画の縁台将棋をはじめとするイベント内容や時間などを決定した。
昨年に引き続き土曜日開催。雨天は翌26日。雨天延期の場合は午前6時ころ防災行政無線で、開催の場合は午前8時に合図花火で告知。昨年の祭りは花火大会のみ延期となったが、延期の場合は高原内の放送や村の防災行政無線で告知する。
開会式は午前10時から湖上ステージ。新イベントは縁台将棋で、そのほかは例年通り。
イベントはゲートボール、マレットゴルフ、おまつりステージ、クラシックカーフェス、フリーマーケット、防災コーナー、乗馬体験、地場農産物即売会、ふるさとの味、親子ふれあい木工、闘鶏大会、福祉ボランティア、出店コーナー、木曽の物産展、たらい体験・レース、おまつりパレード、民謡踊り、花火大会、ゆかた着付(女性のみ)、縁台将棋。
実行委員長の唐木一直村長は、「祭りで大切なのは大勢の皆さんに参加してもらい、楽しんでもらうこと。上伊那最後の祭りが素晴らしくなるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。 -
県消防救助技術大会
箕輪消防署の出場選手を激励第26回長野県消防救助技術大会(23日、長野市の県消防学校)に出場する箕輪消防署の救助隊が22日、平沢豊満箕輪町長の激励を受け健闘を誓った。
今年から各消防組合ごとに代表1チームを選出することになった種目・ロープブリッジ救出は、5月の伊那消防組合選考会で箕輪消防署のチームが出場を決めている。
出場はロープブリッジ救出(小平秀明さん、市村裕一さん、小森和弘さん、小平秋さん)、ロープブリッジ渡過(小口大輔さん)、ほふく救出(工藤健介さん、北原義明さん、荻原大輔さん)。
小林厚生救助隊長は、「3種目とも標準タイムを切っている。2カ月以上の訓練の成果を生かし、是非入賞して賞状を獲得したい」と抱負を述べた。町長は、「日ごろの訓練の成果を十二分に発揮し、好成績が取れるといいと思う。頑張って」と激励した。 -
消費者の会交流会
立科町が箕輪町を訪問箕輪町消費者の会と北佐久郡立科町の消費者の会が21日、箕輪町福祉センターで初の交流会を開き、終始和やかな雰囲気の中で互いの活動を報告し、意見を交わした。
06年度に箕輪町の会が取り組んだ不用傘をリサイクルしたマイバッグ作りを新聞記事で知った立科町から交流の申し入れがあり実現。立科町から会員7員、役場職員2人、一般参加者13人の計22人が訪れた。
箕輪町は消費者だよりの発行、フリーマーケット、ボカシ作り、マイバッグなどの活動を発表。立科町はマイバッグ作りやリサイクル小物作りの学習会、町の健康祭りや商工祭への啓発参加などを紹介した。
箕輪町の若林博会長は、「交流は互いに学べるいい機会。立科町は一般の人を公募して交流会に来ている。そういう動きが大事だと思う」と話した。 -
母親は救急講習、子どもたちは消防車に夢中、公民館子育て学級
宮田村公民館子育て学級は19日、救急講習会を開いた。伊南広域消防本部の署員を講師に、母親たちは心肺蘇生法を学習。子どもたちは消防ポンプ車を見学し乗車体験もした。
講習では心肺停止を想定して、母親たちが人工呼吸、心臓マッサージを実際に体験。さらに各地で配置が進むAED(自動体外式除細動器)の使用法も学んだ。
子どもたちの万が一のことも考えながら熱心に挑戦。体で覚えようと繰り返し学ぶ姿がみられた。
講習が終わるのを待っていた子どもたち。ごほうびにポンプ車に乗せてもらい、消防隊員の気分を味わっていた -
西保育園プール開き、安全で楽しいシーズンに
宮田村西保育園は21日、プール開きした。この日は水温が低く泳ぐことはできなかったが、「安全に水遊びが楽しめますように」と園児全員で祈願した。
園児のテープカットに続いて塩でお清め。みんなで手をあわせて水の神様にお祈りした。
男性保育士がお手本になって、プールの正しい入り方を伝授。安全に楽しもうと、改めて確認した。
プールでの水遊びは9月上旬まで予定している。 -
箕輪町消費者の会
マイバッグ使用呼びかけ箕輪町消費者の会は6月の環境月間に合わせ、町役場庁舎の1階に不用傘をリサイクルして作ったマイバッグを展示し、町民にマイバッグの使用を呼びかけている。
会は06年度、重点活動として不用傘を再利用する買い物用マイバッグ作りに取り組んだ。本年度は5月に町内大型店で、のぼり旗を立ててマイバッグキャンペーンを実施し、買い物客に啓蒙した。
役場庁舎への展示は初。今回、会員作成の手提げバッグ3つ、巾着2つを展示。リサイクルの推進やマイバッグ利用による環境にやさしい取り組みを紹介している。展示は今月末まで。
若林博会長は、「マイバッグを使うなど、互いに環境にやさしい人間になってほしい。ぜひ関心を持ってほしい」と話している。 -
みのわ健康アカデミー
生涯学習課講座に体験入学熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」は20日、集団健康講座で町生涯学習課の講座「エンジョイ体操教室」を体験した。受講生40人がウォーキング、ストレッチなどに取り組み、無理せず体を動かした。
アカデミーは本年度初めて、集団健康講座の年間計画に町生涯学習課が計画する講座への体験入学を入れた。アカデミーと生涯学習課が連携し、受講生が在学中にいろいろな講座を体験して自分に合う講座に参加するなどして活動の場を広げてもらうねらい。昨年度までは講座の紹介をしていたが、本年度は体験を2回盛り込んだ。
エンジョイ体操教室は27日に開講する全12回の講座。受講生が参加できるよう開講1週間前に体験入学を開いた。
健康運動指導士の宮沢繁美さんが、ウォーキング、ストレッチなどを指導。セルフマッサージでは、続けることで小指の爪がきれいな爪に変わるマッサージ法で、足の指の間に手の指を入れてにぎる、同じ状態のまま足首を回すなどの方法を学んだ。 -
かんてんぱぱで絞りと藍の二人展
絞りの技法と藍染めで手掛けた作品が並ぶ「絞りmeet藍二人展」が25日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。藍の色の変化が美しいタペストリーやゆかたなど約60点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
絞りの技法を用いて染色に取り組む千葉県在住の木田悦子さんと松本市在住の村山洋子さんによる二人展。
藍を中心に草木染めを使った作品なども並んでいる。絞りを施して染め重ねることで美しいグラデーションを表現。タペストリーの中には、光と炎などをモチーフとして繊細なラインや微妙な色の変化を鮮やかに映し出した大作もあり、見る人を幻想的な世界へと誘っている。
村山さんは「絞りは簡単な技法だが、工夫して用いることでさまざまな可能性が広がる。その変化を見てほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時)。 -
【記者室】女性の社会参画
消費者の会同士の交流で箕輪町を訪れた立科町の会長が、今年4月の選挙で立科町議会は定数12に対し3分の1の4人が女性議員になったと話した。そのうちの2人が消費者の会の会員で、「箕輪町の消費者の会からも是非女性議員を」とエールを送った▼箕輪町は今回、女性議員が2人になった。3分の1には届かないが、前回より1人増で町としては前進。議場の雰囲気も少し変わったように感じる▼6月議会には女性も傍聴に多く訪れた。一般質問にもあった各種委員などの女性登用の促進は、女性自身の意識改革も必要。女性議員も増えたことだし、これを機に各種委員に立候補する、推薦されたら引き受けてみるなど、先陣を切る女性が増えてもいいのでは。(村上裕子)
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伊那北高校ペン祭で伊那北駅前の池の利用方法について考えるまちづくりワークショップを企画
伊那市上荒井
宮沢俊太郎君(18)まちづくりはもともと一人の案で動くものではなく、いろんな人の考えで動くもの。大人だけでなく、子どもにもワークショップに参加してもらい「地域というのはこういうものなんだ」って感じてもらえたら竏秩B
23、24日に開く伊那北高校の文化祭「第53回ペン祭」で、ちいきづくりワークショップ「大改造!!いなきたビフォ→アフター縲怩ンんなで池をリフォームしよう縲怐vを企画した。現在、維持費の問題で今後の利用方法を模索している伊那北駅前にある池に着目。ワークショップで話し合いながら、地域住民みんなでこの池のより良い利用方法を考えようという試みだ。
「(イベントプランニング)同好会の時は思いつきで行動していたけど、それを形にしていくってことの難しさを実感しました。ワークショップで出たアイディアが実際に実現したら嬉しいですね」と語る。
◇ ◇
1年生の時、親しい友人とともにイベントプランニング同好会を発足させた。最初に取り組んだのは、ある企業が募集していた「住んでいる街を楽しく元気にする活動」をテーマとしたイベントの企画だった。まず、目を付けたのが伊那市の名物料理「ローメン」。ちょうど市町村合併を翌年にひかえていた。高遠、長谷地区の人にはローメンを名物料理として認識してもらい、ローメン離れしつつある若い世代には改めてローメンの良さを感じてもらおう竏秩Bそんな思いでローメンに関するさまざまなイベントを盛り込んだ「ローメンまつり」を企画。
まずはローメンの下調べから開始。市内を走り回りながら情報収集し、老舗ローメン店の店主にも協力してもらった。それまでは地域について深く考えたこともなかったが、さまざまな人たちとの出会いを通して、それぞれの立場から熱意を持ってまちづくりに取り組んでいる人がいることを知った。
「それまで大人の世界は『商売だから』とか『町内会の役員』とかいう理由で動いているように思っていたけど、例えばローメンのおじさんは『この人は本当にローメンのことが好きなんだな』って感じるくらい熱い思いがあって、ローメン
を使った地域おこしなんかを考えていた。企画自体は最終選考に進むことができなかったけど、そういう人たちと出会う中で『地域って面白いな』って思いました」
身近にいる一人ひとりが地域をつくり上げていることを実感した。
◇ ◇
今回の企画は、池を管理する地元の人たちと連絡をとる中で池の現状を知り、思いついた。ワークショップに先立ち、有志を募って池掃除を実施。子どもにも気軽に参加してもらえるよう、ゲーム感覚で楽しめる「池クイズ」も考えた。
ワークショップを通して、これまでペン祭に来る機会のなかった人たちが訪れるきっかけになればという思いもある。
「それぞれの地域は一つしかない。池が本当に良いものに生まれ変わったら自分も嬉しいし、ワークショップに参加してくれたみんなも嬉しいのではないかと思う。これがきっかけとなって、こうした取り組みがいろんな地域に広がっていったらいいなと思います」
◇ ◇
ワークショップは24日の午前10時縲恊ウ午。伊那北高校同窓会館1階で開く。参加自由。
問い合わせはペン祭地域スタッフ(TEL070・5519・9593)へ。 -
きょうは「夏至」
伊那市西春近小屋敷にある「山荘森樹(しんじゅ)」(伊藤岬代表)の釣り堀で、生まれて数週間ほどのマガモの赤ちゃんが、水浴びをしている姿が利用客らの心を癒している=写真。
山荘の伊藤妙子さん(57)=同市東春近=によると、赤ちゃんは昨年秋から釣り堀を訪れているマガモ夫婦の子ども。気温が上昇する午後になると、愛らしい仕草で水面を泳いでいる。日に日に成長する様子が「かわいらしい」という。
22日は二十四節気の一つである「夏至」。北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなる日。長野地方気象台によると、南信地方の週間天気予報は、気温、降水量ともに平年並みの予想となっている。 -
辰野町松尾峡 ホタル光跡描く
ホタルの名所として知られる辰野町松尾峡の「ほたる童謡公園」で、ゲンジボタルの一日の発生数がピークを迎えようとしている。ホタルが描く幻想的な、淡い黄緑色の光跡が集まった観光客らを魅了している。
同町によると、20日夜の同公園でのホタルの目撃数は約900匹。午後8時縲恣ッ9時がホタルが最も光りを放つ時間帯だという。発生ピークは、現在開幕中の「辰野ほたる祭り」が終わる23、24日ごろの予想だ。
入園のためには「ホタル保護育成協力金」として、高校生以上300円が必要(午後5時30分縲恣ッ10時、30日まで)。 -
伊那北高校ペン祭で開くまちづくりワークショップ参加者募集
伊那北高校ペン祭地域スタッフは現在、6月24日に開くまちづくりワークショップ「大改造!!いなきた→ビフォ→アフター」の参加者を募集している。
ワークショップのテーマは「維持費の問題で運用が難しいとされている伊那北駅前にある池を、今後、どのように活用していけばよいか」。地域に密着したテーマを通して幅広い年齢層の人たちに地域づくりに関心をもってもらい、ペン祭を訪れてもらおうという思いが込められている。
ワークショップの中で出されたアイディアはレポートとしてまとめ、池を所有する伊那市と池を管理する地元地区に提出する。
開催時間は午前10時縲恊ウ午。同校同窓会館1階で開く。参加自由。
また、当日はこの池に関するクイズを実施。初級編は丸ばつクイズ。(1)伊那北駅前にある池にある大きな木はサクラの木である?(2)伊那北駅前の池には赤色の金魚がいる?(3)伊那北駅前の池には白色のコイがいる?竏窒フ3問で、上級編は伊那北駅前の池にいる黒色でない魚の数を当てる問題。問題の答えが分かり、ペン祭当日に来場した人にはプレゼントを贈呈する。
参加申し込みは伊那北高校(TEL76・8969)、問い合わせはペン祭地域スタッフ(TEL070・5519・9593)へ。 -
健康づくり地域リーダー研修専門講座
駒ケ根市と市保健補導員連合会(和田佳代子会長)は19日夜、07年度健康づくり地域リーダー研修の専門講座を市役所南庁舎で開いた。補導員約80人が参加し、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)のメカニズムや原因、解消方法などについて学んだ=写真。講師の保健師瀬古利代さんと福島貴子さんは、ビデオ映像を交えてメタボリック・シンドロームの恐ろしさを説明し、運動と食事の大切さを訴えた。
研修は保健補導員の資質向上のため、主に2年目の補導員対象の「専門」のほか、就任1年目の補導員対象の「基礎」も行われている。8月までそれぞれ3回の講座を予定している。 -
西駒山荘へ荷上げ
夏山シーズンに向け、20日、中央アルプス北部に建つ市営西駒山荘への荷上げ作業があった。食料や燃料など1・2トン分を鳩吹公園から山荘までヘリコプターで運び、登山者を受け入れる準備を整えた。山荘の営業期間は7月14日縲・0月8日。
荷上げは当初、19日だったが、悪天候のため、順延。
荷作りした米や野菜、発電機などを2回に分けて運び、山荘で市職員、管理人の3人が入り口の雪かきや荷物の整理などに当たった。
昨年7月、豪雨災害の影響で利用者数が落ち込んだが、市観光課は例年並みの400人を見込む。
収容人数は40人。料金は1泊2食付きで大人7500円、小学生6300円。
周辺にはコマクサの群生地などがある。
予約は、市観光課(TEL78・4111)へ。 -
信州太極拳気功協会、北京から老師を迎えた特別講習を開催
本場、中国の講師から太極拳を学ぼう竏窒ニ信州太極拳気功協会(三沢清美代表)は17日、中国北京で活躍している太極拳の老師・劉慶洲さんを迎えた特別講習会を伊那市民体育館で開いた。受講者約80人が集まり、簡化24式太極拳の基礎を学んだ=写真。
同協会が10周年を迎えたことを記念して企画した講習会。講師に招いた劉氏は、24式太極拳を作った李天驥老師の愛弟子で、世界各地で太極拳を教えている。劉氏の指導を受けようとこの日は、初心者からベテランまで集まった。
劉さんは参加者らの簡化24式太極拳の動きを一通り見た後、基本的な動きの中で意識する点などを説明。手や首、姿勢の落とし方などを実際の動作を見せながら細かく指導し、「太極拳は滑らかな動きが大切」と参加者に語っていた。 -
伊那北高校吹奏楽部定期コンサート
伊那北高校吹奏楽部(栗林みな美部長)による第52回定期演奏会が17日、伊那市の県伊那文化会館であった。1縲・年生の87人が多彩な曲目でコンサートを繰り広げ、集まった観客を楽しませた=写真。
県伊那文化会館を会場として開く定期演奏会は3年目。第1部では本年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲「ブルースカイ」やコンクールの定番曲など4曲を演奏。第2部では、「美女と野獣メドレー」「タイプライター」など、誰もが一度は耳にしたことのあるポピュラーな曲目をそろえた。
また、第3部の現役高校生とOB、OGによる合同ステージでは、同校のOBで現在上田高校の吹奏楽団顧問を務めている山岸明さんがゲスト指揮者として登場。喧そうと静寂が対比する交響詩「ローマの祭り」を曲目として迫力のステージを展開。観客は、異国の祭りに思いをはせながら演奏に聞き入っていた。 -
南箕輪村消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
南箕輪村消防団は17日、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会を村役場駐車場で開いた。各分団から17チームが出場。ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の3部門に分かれ、日ごろの訓練の成果を競い合った=写真。
有事に安全で敏速な行動がとれるようになることを第一の目的として毎年開催しているもの。日々の訓練で習得した技術力を競い合うことを通して、団員同士の結束を強め、さらなる研鑚意識を高めている。
今年は、小型ポンプ操法に9チーム、ポンプ車操法に4チーム、ラッパ吹奏に4チームが出場。そのうち小型ポンプ操法の部では、各分団の団員が5人一組でチームをつくり、指示に従ってホースの出し入れから放水などといった一連の動作を迅速かつ的確に実施。4月から入団した新入団員らも先輩団員らに混ざり、2カ月の訓練の成果を披露していた。 -
南箕輪村図書館06年度利用まとめ
南箕輪村図書館は、06年度の利用状況をまとめた。利用者数、貸し出し数などいずれも前年度をわずかだが上回り、多くの住民が利用した結果となった。
所蔵資料は6万9348点。開館日数は291日。
住民一人あたりの利用率は2・46(前年度2・42)。1日平均利用者数は120人(前年度118人)。村民1人あたりの貸し出し数は8点(前年度7・8点)。1日平均の貸し出し数は388点(前年度378点)。
利用の傾向は幼児、中学生が減少し、20、50、60歳代が増えた。貸し出しは前年度と比べビデオが減り、本が増えた。図書館では「若いお母さん、団塊世代の利用が多くなった」とする。
同館の利用率は県内図書館の中で上位に位置し、開館以来、利用率を維持している。図書館では一層の利用を呼びかけている。 -
クジャクサボテン栽培
南箕輪村
北原喜美子さん玄関ポーチの両側にクジャクサボテンの鉢植えがずらりと並び、手のひらほどもある大輪の花が、訪れる人を出迎えてくれる。
「花はいいよね。育てればそれだけ答えて咲いてくれる。家族だけでなく、来た人が見て『いいね』と言われるとうれしい」
花が大好きで、何種類もの花の鉢植えが並び、庭も花や木々、山野草であふれている。その中でも一際目を引くのが、今を盛りと咲くクジャクサボテン。花芽が1鉢に15個から20個つき、1輪は3日間咲く。今年は例年より10日ほど開花が遅れたというが、次々と咲き、華やかな雰囲気を作り出している。
育て始めたのは10年以上前。購入した1鉢を大事に育て、挿し木を繰り返し、今では50鉢にも増えた。この間、サボテンの花の豪華さを知り、欲しいという人にわけてあげた。今年もすでに幾鉢もあげたという。
「あまり過保護に育てるとよくない。1鉢にいくつもつぼみをつけるようにするのはズクがいるけど、育て方は私流。一つは勘かな」
水遣りは根腐れしないように3、4日に1回。11月から3月ころまで水遣りを一切止め、家の中で管理する。水を切るタイミングを失敗すると花芽がつかなくなり、見極めは経験がものを言う。
「大変なのは冬の管理。寒さに弱いから、あまり寒いときは花のためにヒーターをつけることもある。人間は寒さを我慢してもね」
温度変化にも敏感で、鉢を外に出す時期が早いと、せっかくのつぼみが落ちてしまう。「花が落ちるのは本当に切ない」ので、時期にも注意を払う。
鉢の植え替えや、冬越しのため鉢を2階の部屋に運んだり、春に下ろすのも大変な作業。「肩が痛くてね。痛いとか、重いとか言いながらやるの。私が目をかけないとだめになってしまうからね」
以前、月下美人を育てていた。一夜限りの花。「1日ではかわいそうでね。クジャクサボテンは3日は咲くから、これのほうがいいかな」と、今はクジャクサボテンに専念。4種類あるが、中でも淡いピンク色の花がお気に入り。「優しくて、ちょっと品があるでしょ」と、愛しそうに見つめる。
「孫が花を見たら喜んでね。自分の子育てのときは子どものけがより花のほうが大事なときがあったけど、孫はかわいくて…」。今年は孫と接する時間が長く、花にかける時間が少なかったというが、クジャクサボテンは、優しい光となって家族を包むかのように切れ間なく花開いている。(村上裕子)