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はらぺこ保育園で五平もちづくり
伊那市富県の自由保育園「はらぺこ保育園」の園児たちが13日、五平もちづくりに挑戦した。園児の祖母である朝田節子さん(62)が作り方を伝授。昔ながらの味を学んだ。
自宅でも五平もちをよくつくる朝田さん。子どもたちにも郷土料理づくりを体験してほしい竏窒ニ同園に呼びかけ、サンショウの季節に合わせて五平もち会を開くこととなった。
みそダレには園児たちが手作りしたみそを使用。サンショウとクルミのほかにエゴマを加え、ミリンで味付けした。また、炊き上がったご飯はすり鉢とすりこぎで丁寧に潰し、平たい円状に成形。「せっちゃん、こう?」と朝田さんに尋ねながら、大小さまざまな丸もちをいくつも作り上げていた=写真。
朝田さんは「子どもたちもエゴマやクルミを上手にすってくれた。子どもだけでなく、若いお母さんたちにも作り方を覚えてもらい、うちで作ってもらえれば」と話していた。 -
美篶中央保育園と美篶東部保育園がみすず寮を訪問
伊那市の美篶中央保育園と美篶東部保育園の園児たち約75人が13日、隣接する養護老人ホーム「みすず寮」と特別養護老人ホーム「みすず寮」を訪れ、お年寄りたちと触れ合った。
お年寄りとの触れ合いを通して人をいたわる心や年配者を大切にする気持ちを学んでほしい竏窒ニ美篶中央保育園では、毎年同じ地区内にあるみすず寮への訪問を続けており、運動会や観劇の機会にも交流している。
今回は保育園同士の交流を兼ねて美篶東部保育園の園児たちとともに訪問。園児たちは施設内を一通り見学しながらお年寄りの前で歌を披露。ベッドで寝ているお年寄りらと握手を交わすなどして、笑顔を見せていた。
こうした園児との交流はお年寄りの生活にも刺激となっており、心待ちにしている人も多いという。 -
連日の暑さに園児たち水遊び
花菖蒲(しょうぶ)が咲き始めた伊那市役所南のせせらぎ水路で13日、竜東保育園の年長児56人が恒例の水遊びをした。連日の暑さに児童たちは水着姿で参加。水の冷たさを感じながら水路内を走り回ったりして楽しんだ=写真。
上伊那地方は、11日から気温25度以上の夏日が続く。そのため、例年より早めの訪問となったが水路内の約4千株の花菖蒲の開花はまばら。関係者によると、見ごろは下旬で、7月中旬まで花を楽しめるという。
長野地方気象台によると、13日、伊那市の最高気温は25・4度と平年より高め。週間天気予報は、低気圧や前線の影響で雲が広がりやすく雨の降る日があり、最高気温は下がる。14日から梅雨入りになる可能性は高いという。 -
松くい虫対策に寄付
南箕輪村の南箕輪小学校を卒業した、1934(昭和9)年入学同級会は12日、村の松くい虫対策の資金にしてほしいと、同級会で集めた2万5745円を村森林セラピー協議会に寄付した。同級会の当番監事を務める清水勇さん、唐沢元広さん、原泉さん(いずれも満80歳)の3人が役場を訪れた=写真。
同級会の開催知らせを会員らに届けたところ、同級生の一人である原隆男さん=箕輪町木下=から欠席届けとともに寄付金1万円が添えたのがきっかけ。「松くい虫対策に役立てて」との原さんの願いに同級生らは共感し、4月に大芝荘で開いた同級会で使わなかった会費の残金も加えて寄付金とした。
清水さんは「同級生らと相談したところ同意が得られた。皆、松は村の木だから大事にしようとの思いでいる」と話した。
村は大芝高原のアカマツの松くい虫対策として前年度、薬剤の樹幹注入を660本に施し、本年度は630本を予定する。 -
マレット交流 伊那公民館高齢者教室
伊那市の伊那公民館高齢者教室は12日、6月の全体学習として、マレットゴルフ交流会を同市高遠町の高遠花の丘MG場で開いた=写真。同交流会は高齢者教室では人気の学習。この日は48人が集まり、桜の新緑が青空に映える会場に快音を響かせた。
本年は新市誕生後初めて高遠町で開催。交流会には全体で69人が参加し、マレットゴルフをプレーしなかった残りのメンバーは「さくらホテル」で入浴を楽しんだ。その後、マレットを満喫したメンバーらと合流し、慰労会を同ホテルで開いた。
武田登館長は「今までになく、多くの人の参加があってよかった。高遠を知る機会にもなったし、交流を深めることができた」と話していた。
高齢者教室は、3年間の「すこやか学級」と同学級を卒業後に通える「福寿学級」の2教室があり受講生は合計163人。月に1回ある歴史、健康講座などの全体学習のほか、木彫、水墨画などのクラブ活動を通じ、地域・仲間づくりに励んでいる。 -
南箕輪村で地産地消打ち合わせ会
南部小学校で試行へ南箕輪村はこのほど、学校と保育園の給食で地産地消を進めようと関係者による打ち合わせ会を村民センターで開いた。ファーマーズあじ縲怩ネと協力し、南部小学校で1カ月間試行する方針を決めた。
村役場産業課、営農センター、JA上伊那、あじ縲怩ネ、教育委員会、住民福祉課、小学校と保育園の栄養士が参加。現状や今後の事業推進について意見を交わした。
学校、保育園給食の現場では時間、配達、規格などの問題があり地産地消がなかなか進まないのが現状。保育園では地産はイチゴ、キノコ。時期によってメロン、トウモロコシ、スイカを発注しているという。
協議では村産、上伊那産、県内産という段階で発注された農産物をそろえることとし、南部小で試行し課題を解決しながら取り組むことを決めた。
学校栄養士は、「給食に地元産を出して村に愛着を持ち、旬のものを入れて村のよさを感じてほしい。農家の人にも子どもが食べてくれた、うれしいという思いを持ってもらえたら」と話し、1品でも2品でも地元産を取り入れたい考えを示した。 -
おやじ道場が活動スタート
熟年男性が語らい、ふれあい、挑戦する宮田村公民館の「おやじ道場」は13日、村民会館で新たに開講した。活動を通じて男の友情を深めたいと、60歳から80歳までの13人が参加。初回はそば打ちに取り組み、慣れない厨房に戸惑いながらも、少年のように柔和な・スハニカミ・スの笑顔が広がった。
この日は、参加メンバーでもある秋山泰久さん=南割区=と松尾清光さん=町三区=が指導。
着慣れないエプロンを身に付けた・スおやじ・スたちが、悪戦苦闘しながらそば打ちに励む姿があった。
「見てるよりもやってみると、本当に難しい」と話すが、表情はとても穏やか。
会話も楽しみながらせっせと手を動かし、「家へ帰っても練習したい」と、さっそくそば粉を分けてもらっているメンバーもいた。
汗を流して手打ちしたそばは、きしめんのように太かったが、忘れられぬ思い出の味に。「これがまた最高ね」と笑顔がはじけた。
妻が入会を申し込んだという町三区の坂駄一人さん(73)は「仕事では多くの人と接してきたが、振り返ると地元との交流が希薄だった。同じ地域に暮らすおやじ同士、新たな人間関係を築いていければ」と話した。
今後は月に1回開き、多彩な挑戦も交えて気軽に楽しく活動を続けていく。 -
花ろまん(17)バラ(上)
バラ、そうび、しょうび、長春花などの別名を持ち、美と愛と純潔の象徴として、世界中の人々に愛され、「花の女王」として君臨し続けるバラ。
エジプトのクレオパトラはバラのかぐわしい香りでローマの英雄をもてなし、皇帝ネロは1夜の宴に10万ドルのバラを費やした。ルイ16世の王妃、マリーアントワネットはウィーンからフランスに輿入れする時、沿道の民衆に、高価なバラを振りまいて歓声を浴びた。ナポレオン1世の妃、ジョセフィーヌは財力と権力を駆使し、世界中のバラを収集した。そして、1951年サンフランシスコでの対日講和条約の席に飾られたのは「ピース」と名付けられたバラ。バラは歴史を彩る名脇役であり、言葉よりも雄弁である。今回は伊南地区のオープンガーデンの中から、バラの美しい庭を紹介する(大口国江)
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「バラ200種類が咲くイングリッシュガーデン」坂本克代さん(駒ケ根市福岡)
花びらが重なり合い圧倒的な存在感のマリアカラスと、青紫色のブルームーンが来客を迎える。アンジェラとサマースノーのアーチをくぐると、剣弁高芯の凛とした色鮮やかなモダンローズが並ぶ。
庭の外周は白いバラや白い草花など白で統一したホワイトガーデンになっている。
来園者にゆっくりと庭を楽しんでもらおうと、今年から有料(500円で茶・菓子付き)にした。入場料は市に寄付するとか。
##(中見出し)
(駒ケ根市広小路)
駒ケ根市広小路の森文具店前に、今を盛りと咲き誇る約20鉢のバラの大鉢が並び、道行く人の足を止めさせている。
森明子さんが自宅のあるビルの5階屋上で、イングリッシュローズを中心に40鉢を育て、花の時期だけ店の前に並べる。
森さんは「屋上は風が強く、水やりが大変。イングリッシュローズは四季咲き、花形もよく、香りもいい」と話す。
##(中見出し)
5月中旬から降霜まで、40種類が咲き続ける、中村昇子さん(飯島町居酒屋甲斐路)
店の前の壁面を覆うバラたち。ピンク、オレンジ、黄色、白と重なりあって壮観。
5月中旬に黄モッコウバラが咲きはじめ、バラの季節到来。続いて、白の一重、ナニワイバラが雪が降り積ったように咲く。一重のアンティシモ、花形が愛らしいアンジェラ。降霜まで咲き続けるスーパーエクセルゼなど40種類が次々と咲いて、店と庭を彩る。
挿し木をして、苗を作り、仲間と交換して品種を増やしたとか。
##(中見出し)
「バラとユリ、宿根草などで絵になる庭に」平宮一恵さん(中川村片桐)
百坪余のバラとユリ、宿根草の庭。赤のつるバラのアーチをくぐると、家の壁面を彩る黄色やピンクなど、バラ、バラ:。50種類余のバラが庭のあちこちに混植されている。バラの足元に植えられたパンジーやジキタリス、ナデシコ、アリッサムなどの草花が混ぜん一体になって風景を創っている。
平宮さんは「自分自身を表現するのが庭。バラだけでなく、みんなが主役になる庭を目指した」と話す。
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レンガ塀からこぼれんばかり咲き匂うバラ、田中礼子さん(駒ケ根市小町屋)
レンガ塀からピンクやオレンジ、ベージュと個性豊かなバラがあふれんばかりに咲き誇り、登下校の子どもたちは花に顔を寄せて、香りを楽しんでいる。 2百坪余の広大な庭には80種類約百本のバラが育つ。モダンローズ第1号「ラ・フランス」、対日講和条約の席に飾られたという「ピース」など、由緒ある品種のほか、野イバラ、イザヨイバラ、ヨシノスズバラなど珍しい原種バラもある。
田中さんは「朝、花がら摘みをしながら、『きれいに咲いてくれてありがとう』と声を掛ける時が至福のひととき」と話す。 -
休耕田に青いアサガオの種まき
箕輪町上古田の住民組織「これからの農業林業を考えるEグループ」(唐沢光範グループ長)は12日、休耕田に青いアサガオ「ヘブンリーブルー」の種まきをした。上古田長寿クラブ、西部花街道の会上古田支部、箕輪西小学校3年生、上古田保育園、有志が協力して作業した。
Eグループは、遊休農地を無くし地域を活性化させようと活動している。青いアサガオは昨年、上古田運動場近くの畑で栽培。今年はより多くの人に観賞してもらえるように、上古田公民館から東へ400メートル下った道路沿いの休耕田を借り、国土交通省日本風景街道の支援金で種を購入した。赤そばの花が咲くころ楽しめるように時期を考えて種まきを計画した。
今春、同じくEグループが取り組んだ休耕田利用のチューリップ園を見に訪れた西小と上古田保育園には、自分達のアサガオという感覚で楽しんでほしい-と各2アールずつ確保し、種まきに参加してもらった。
開花は9月中旬ころで約1カ月は楽しめる見込み。唐沢グループ長は、「咲いたら見事だ思う。赤そばの花を見に来る人にアサガオも楽しんでもらいたい」と期待している。 -
【記者室】ノーネクタイの勧め
6月になり、街のあちこちでクール・ビズを目にするようになった。一部の官公庁や企業でもノーネクタイが解禁となったが、全体の普及率はいまひとつのようだ。襟元の・ス締まり・スがなく見えるのが二の足を踏む原因だろうか▼ネクタイの起源は350年ほど前、欧州・クロアチアの騎兵がユニフォームとして首に巻いた色鮮やかなスカーフらしい。今では世界中で完全に男性の制服と化したが、首に長い布をぶら下げて歩くというのも考えてみればおかしな姿だ▼欧米ではともかく、高温多湿の日本の夏に首を締めていては体の熱を封じ込めるようなもので、どうにも合理的ではない。地球温暖化防止が叫ばれる今、ノーネクタイで環境対策に一役買ってみてはいかが。(白鳥文男)
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いも焼酎南箕輪会
サツマイモ苗植え作業南箕輪村に発足した「いも焼酎南箕輪会」(12人、藤沢久人会長)は11日、南殿の休耕田で焼酎用サツマイモの苗植え作業に励んだ。
南箕輪開発公社が、大芝高原温泉の開湯10周年に南箕輪ブランド作りを企画し、大芝荘の利用客で自分でいも焼酎を作り飲んでみたいという有志に声をかけ会が発足した。
初の作業で、一般住民にも参加を募り、会員と一般の約30人が、休耕田17アールに3200本の苗を植えた。約5トンの収穫を見込み、焼酎は喜久水酒造(飯田市)で造る。
上伊那産サツマイモを原料にしたいも焼酎「伊那八峰」で、昨年南箕輪村は「不死清水」の名で販売したが、今年は同会の生産したサツマイモを使用し、「大芝の華」の名で販売する。
藤沢会長は、「40歳代から80歳代まで、物好きな衆の集まり。楽しく続けていきたい」と話し、12月には試飲会も計画しているという。 -
大阿原湿原で上農生が木道整備
上伊那農業高校緑地工学科の2年生37人が12日、伊那市長谷の大阿原湿原で木製遊歩道などの修復作業をした。生徒たちはハンマーやのこぎりなどを使って古くなった木道などを取り替え。自然保護の大切さを学んだ=写真。
学校では学べないことを学んでもらおう竏窒ニ、同湿原を管理する南信森林管理署の協力を得て04年から始めた取り組み。これまでは夏休みに実施してきたが、今年は入山者がピークとなる夏を前に整備することにした。
高校生は7班に分かれて作業を実施。途中、森林管理署の職員から「この辺はもう時期モウセンゴケがでるからね」などという話を聞きながら、地元にある貴重な湿原について理解を深めていた。
大阿原湿原の標高は1810メートル。枯死した植物が泥炭化して蓄積した高層湿原で、高層湿原の中では本州最南端に位置する。約12ヘクタールの湿地帯にはミズゴケ類のほか食虫植物のモウセンゴケ、高山植物のクリンソウ、サギスゲ、コナシなどが自生。そのため南信森林管理署では1968年に木道を設置し、入山者の踏み荒らしや乾燥化からの保護に努めている。一方最近は、シカが入り込んでいる形跡も確認しており、貴重な植物への影響も懸念される。 -
図書館新イベント 館内探検
伊那市の市立伊那図書館(平賀研也館長)は11日、利用者との交流を広げるための館内見学企画「図書館島の探検」を開き、同市伊那東小学校の親子文庫会員が参加した。休館日の同図書館に児童と母親ら約40人が集合。受け取った指令書(宝の地図)をヒントに館内から目的の本を探すなどのゲームを楽しんだ。
気軽に図書館に親しんでもらおう竏窒ニ計画した新イベントで、以前から図書館見学に興味のあった同親子文庫が初参加。児童らは5人ほどのグループをつくり、それぞれが「1番大きな本」や「違う言語で書かれた同じ本」などを探しながら館内を探検した。普段は聞くことのできない笑い声が響き渡った。
児童たちは、1階の児童図書室の大型紙芝居コーナーから「大きな本」を探したり、2階のレファレンス室から参考書などの「厚い本」を探したりと奮闘。2年生の沖津瑠美ちゃん(8つ)は「たくさん絵本を見れたのがうれしかった。もっともっと本が好きになりそう」と目を輝かせた。
本探しのほか、関係者しか入室できない事務室や利用が少ない書籍が集まる「閉架書庫」の見学、図書館職員の紹介などもあった。
平賀館長は「図書館に親しみを持ってもらうのが狙い。(将来の自分のために役立つ)情報が図書館には広がっていて、それを自分で選択できることを知ってもらいたい」と話していた。
宝の地図をヒントに指令のあった本を探す児童たち -
伊南事業場防犯協力会総会
伊南4市町村の126事業場でつくる伊南事業場防犯協力会は8日、総会を駒ケ根警察署で開いた。正副会長の改選が行われ、会長には91年度から会長を務めてきた山浦義人さんに代わって南信精機製作所(飯島町)の片桐光繁さんが選出された。片桐さんは「スムーズに運営できるよう精いっぱい努力したい」と抱負を述べた=写真。
副会長5人には上伊那農協駒ケ根支所(駒ケ根市)の春日一衛さん、帝国通信工業赤穂工場(駒ケ根市)の松田良一さん、タカノ(宮田村)の鷹野準さん、鈴木プレス工業(飯島町)の鈴木良男さん、宮下建設工業(中川村)の宮下進吾さんがそれぞれ選出された。任期はいずれも2年。
駒ケ根署の山本修作署長は「管内の犯罪は減少傾向にあるがまだまだ多い。伊南6万人の安全を守るため、防犯体制を確立して事件が起こりにくい環境を整えていってほしい」と呼び掛けた。 -
家族で楽しむ萱野高原自然教室
箕輪町郷土博物館の07年度新事業「家族で楽しむ萱野高原自然教室」が10日、萱野高原で始まった。初回は昆虫の名前や標本の作り方などを学んだ。
町全体を大きな天然の博物館と考え町内各地をフィールドとしたさまざまな事業をする「町内まるごと博物館事業」の一環。豊かな自然に恵まれた萱野高原で、郷土の身近な自然に親しむ。
15組の家族が登録。第1回は「いろいろな昆虫の名前を覚えよう、昆虫採集の達人になろう」をテーマに、信州大学農学部の中村寛志教授が、標本やスライドを見せながら話をした。中村教授は「世界中の生物の4分の3は昆虫。まずは名前を覚え、次に自分で標本を作って観察しよう」とし、「標本を作るときは自分の手で昆虫を殺すことになる。自分で標本を作ることで、命の大切さが逆に分かる」とも話した。
あいにくの天気で昆虫採集の時間はわずかだったが、子どもたちはチョウや小さい虫を捕まえたり、標本作りの実演を見たり、昆虫採集でチョウ、トンボ、ガを捕まえたときに使う三角紙、甲虫類に使う四角紙の作り方などを覚えた。
教室は全4回。植物、鳥類の回は信大農学部の荒瀬輝夫准教授が担当する。 -
登内時計記念博物館「夢の時計お絵かき展」表彰式
伊那市西箕輪の登内時計記念博物館(登内英夫館長)は「時の記念日」の10日、今年初めて企画した「夢の時計お絵かき展」の入賞者表彰式を博物館ラウンジで開いた。金賞から銅賞まで6人に賞状と記念品のキャラクター時計を贈った。
夢の時計お絵かき展は4月28日から6月30日まで開催。4月20日から5月8日までの募集に約200点が集まり、館内に展示している。
登内館長と職員で審査し、金賞に辰野町の辰野東小学校3年三輪竜誠君の「ロケットの発射台時計」を選んだ。銀賞と銅賞には、花が揺れる音や花の香りがする時計、音楽をイメージし楽器が出て音楽が鳴る時計、大好きなSLをカラフルに描いた時計などがあった。
表彰式では登内館長が一人ひとりに賞状と記念品を手渡し、記念撮影をした。
銀賞、銅賞受賞者は次の皆さん。
◇銀賞▽金美怜さん(東京都中野区丸山小2年)▽日比野太一君(両小野小2年)
◇銅賞▽川島大和君(西箕輪小1年)▽榊原望愛さん(伊那小2年)▽唐沢隼多君(南箕輪西部保育園年少) -
軒下コンサート07年度第1回
伊那北高校吹奏楽部が演奏伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」入り口で10日、NPO法人クラシックワールド主催の07年度第1回「軒下コンサート」があった。伊那北高校吹奏楽部が軽快な演奏を披露した。
軒下コンサートは一般公募の出演者による演奏会で、6月から9月まで開く。
1週間後に定期演奏会を控えた伊那北高校吹奏楽部が出演。「学園天国」「ディズニーマジカルマーチ」などを次々と演奏した。
会場周辺には開始前から人が集まり、手拍子をしながら演奏を聞き、拍手を送っていた。
次回のコンサートは22日午後7時から、「アエラトーロ」歌・浦野純子さん、フルート・松浦美恵子さんが出演する。 -
社交ダンスサークルひまわり
南箕輪村文化団体連絡協議会所属「社交ダンスは、広く皆と楽しく踊る。和気あいあいと明るく、楽しいサークルです」
南箕輪村文化団体連絡協議会に所属し、毎週水曜日の夜7時から、南箕輪村公民館で練習している。
母体は同じく村文化団体連絡協所属の「コスモダンスサークル」。「ひまわり」は初中級レベルで、ある程度踊れるようになると「コスモ」に入会する人もいる。
「ひまわり」は発足から5、6年が経ち、現在会員は12人。「コスモ」の会員で、社団法人全日本ダンス協会連合会公認教師の山本清彦さんと有賀かず子さんが指導している。
社交ダンスは、ソシアルダンスとボールルームダンスがある。「ひまわり」は、だれとでも踊って互いに親しくなる、楽しみを重視したソシアルダンスを基にしている。スタンダードとラテンで13種目あるが、ダンスパーティーで踊る6種目から8種目を中心に練習する。
「世界共通なので、一つ覚えると世界中の人と踊れる。だから一生懸命練習して、基準の形ができるようにする」と教師の山本さん。指導者が2人いるので、分からないところはマンツーマンで教えてもらえる利点もある。会員は基本のステップや振りを教わり、何度も何度も繰り返し練習する。時には笑い声も聞こえ、真剣さの中にも楽しい雰囲気がある。
交流を大切にし親ぼくを図ろうと、ダンスパーティーのほか1泊旅行、ガーデンパーティー、自由参加のワラビ狩りや潮干狩り、花見などお楽しみもある。ワラビ狩りが楽しみで入っている人、ダンスは二の次という人もいるとか。
「ソシアルダンスは一番近くにいる男性と女性が楽しく踊る非常に身近なもの。音楽さえあれば道具はいらない。こんな素晴らしいものがあるのに、どうして皆さんやらないのかなと思いますよ」と山本さん。会長の中村栄治さんも、「全然知らない人とダンスを通じて知り合いになり、仲間の輪が広がる」と魅力を語る。
今年は、ダンスの魅力を知ってもらい仲間を増やそうと、5月から全10回の初心者講習を開いている。男性会員が少ないため、「男性にも是非入ってほしい」という。入会は随時受け付けている。(村上裕子) -
高山植物等保護対策協議会南信地区協議会が本年度からシカ、サルなどの被害状況把握と対策の検討開始
南アルプスや中央アルプスなどで高山植物のシカなどによる高山植物の食害が深刻化する中、高山植物等保護対策協議会南信地区協議会は本年度、シカ、サルなどの被害状況把握と対策の検討に取り組む。本年度は南アルプス南部におけるシカの、中央アルプス千畳敷カールでのサルの食害を調査。その後の対策については未定だが、必要性があれば関係機関の協力を得ながら進めていきたいとしている。
同協議会は従来、入山者による高山植物の踏み荒らし防止などに重点をおいた対策措置を講じてきたが、昨年南アルプス北部において実施した調査の結果、お花畑などにおいてシカの食害が深刻化していることが判明。また、人との距離が縮まったことに伴ない、近年目撃情報が増えていた中央アルプス千畳敷カールのサルについても昨年初めて生息を調査。7月末から10月下旬まで間、50縲・0頭の2つの群れが17日間出現し、タカネヨモギ、オンタデ、イワスゲなど10種類ほどの高山植物を食べていたのを確認。実際にはそのほかの植物を食べいるものだと思われるという。 今後は更なる追跡調査で被害状況の把握に務めるが、個体数管理は難しく、ロープや網で保護できる範囲も限られてしまうため、具体的な対処策がないのが現状だという。
また、入山者などの取締り件数は前年比114パーセントの972件と増加。主には写真撮影による踏み荒らしが目立ったため、入山者の保護意識高揚に向けた取り組みた保護パトロールなども強化していく。 -
「ザ・シワクチャーズ伊那」発足
伊那市名誉市民である故高木東六さんの遺志を引き継ごうとコーラスグループ「ザ・シワクチャーズ伊那」が11日、活動をスタートさせた。市生涯学習センター(市駅前ビルいなっせ内)であった発足式では、上伊那地区から集まったメンバー約80人が高木さんの長女・緑さんから指導を受け、早速歌声に磨きをかけた。今後、12月の「い縲怩ネ音楽祭」や、県外グループとの交流などを楽しんでいく。
すでに活動している横浜市と土岐市の交流会を伊那市で開催したいという希望が一昨年あったことを機に、NPO法人クラシックワールドが発足の準備をすすめてきた。60歳以上の女性を募ったところ、辰野町から飯島町までの86人から申し込みがあった。教室は月2回で、いなっせが主会場。駒ケ根市の合唱団を受け持つ音楽療法士・藤塚禮子さんが講師を務め、高木さんの作品であるテーマ曲「ザ・シワクチャーズ・SONG」や「おやすみなさい」などに取り組む。
緑さんは「嫌なことは忘れ、楽しむことを第一に練習してください」とあいさつし、歌詞を理解して言葉をリズムに乗せる方法などをアドバイスした。コーラスの経験があるメンバー最高齢の唐沢てる子さん(81)=伊那市山寺=は「自分の落ち着くところができてうれしい。続く限りやっていきたい」と抱負を話した。
##(写真)
初回の練習では、故高木東六さんの長女・緑さんが、合唱について楽しく指導した -
竜南保育園で未就園児親子支援を目的としたふれあい広場開催
伊那市の竜南保育園(山本くにみ園長)で8日、ふれあい広場があった。入園前の子どもとその母ら24組が集まり、同園の園児と交流したり市の栄養士から幼児の食育について学んだ。
取り組みは未就園児親子の子育て支援などを目的として市内各園で年間を通じて行われているもの。竜南保育園では年間を通じて6回開く予定で、園児との交流を主にプール遊びなどを計画をしている。
初日のこの日は、園長園児とともに手遊びで交流。また、近年の傾向として好き嫌いの多い新入園児が多いことから、栄養士による食育講をも実施。集まった母親らに対し小口まゆみ栄養士は「子どもは自分で野菜育てたり料理したりすることで『食べみよう』という気持ちが育つので、ぜひそういう経験をさせてあげてほしい。また、職場環境の変化からなかなか食事の時間帯を合わせることが難しくなっているかもしれないが、できるだけ楽しい雰囲気の中で食卓を囲んでほしい」と語った。 -
高遠スポーツ公園の屋内プールがオープン
6月に入り9日、伊那市内ではいち早く高遠スポーツ公園の屋内プールがオープンした。初日の無料開放には小学生など約35人が訪れ、久々のプールを楽しんだ=写真。
天候の影響で2日の予定から1週間延期してオープンとなったが、この日もあいにくの曇り空。プールに入りたくなるような暑さはなかったが、午後からは町内の子どもたちが集まりはじめた。
初日としてはそれほど多い人数ではなかったが、多い時には500人以上が利用することもあり、18年目となった昨年は入場者30万人を突破している。
この日訪れた児童は「楽しいけど冷たい」と友人らとともに水中遊びを楽しんでいた。
営業時間は午前10時縲恁゚後9時(当面は午後6時まで)。入場料は一般200円、中学生以下100円、3歳未満は無料。営業は9月30日まで。
屋外の遊泳プールのオープンは7月7日の予定。 -
福与城と風林火山シンポジウム16日開催
箕輪町教育委員会は16日、「福与城と風林火山シンポジウム」を町文化センター学習室で開く。
シンポジウムは、戦国時代の箕輪町の歴史の中で重要な部分を占める福与城を取り巻く歴史を中心にした講演とパネルディスカッション。
講演は伊那市文化財保護審議委員の久保村覚人さんが「風林火山 伊那谷をゆく」と題して話す。
パネルディスカッションの内容は▽大河ドラマ「風林火山」を見て感じること▽歴史の復元時に用いる史料▽武田の伊那侵入について▽福与城の戦い-などを予定する。パネリストは研究者の小沢聡さん、市川脩三さん、文化財保護審議会長の蟹沢廣美さん、博物館学芸員の柴秀毅さん。助言者は久保村覚人さん。
午後1時開会。講演1時10分縲・時半、パネルディスカッション2時45分縲・時半。
パネルディスカッションで進行係を務める町公民館長の柴登巳夫さんは、「福与城の戦いは解釈がいくつもある。少しでも福与城に関心を持ち、理解を深めてもらう機会になれば」と話している。
◆NHK大河ドラマ「風林火山」巡回パネル展・福与城復元模型展
箕輪町文化センターで8日、NHK大河ドラマ「風林火山」巡回パネル展・福与城復元模型展が始まった。
巡回パネル展は、ドラマのアウトラインや登場人物関係図、メイキング、ストーリーなど作品紹介パネル8枚、千曲市と長野市で行われたロケの様子を紹介する長野県ロケ風景パネル12枚の計20枚。
福与城復元模型は、町郷土博物館職員が制作。16世紀中ごろの戦国時代の福与城を500分の1の縮尺で再現している。
展示は18日まで。 -
神子柴園芸クラブ
山野草盆栽展示会南箕輪村神子柴公民館で活動する神子柴園芸クラブ(20人、中山銀子郎会長)の山野草盆栽展示会が9日、神子柴公民館で始まった。サツキの盆栽、緑が美しい山野草などが並び、訪れた人々が熱心に観賞している。
作品は盆栽、寄せ植え、石付きなど約130点。会員が1人3、4点から多い人で15点ほどを持ち寄った。立派なサツキの盆栽をはじめ、ウマノスズクサ、枝垂れ桑、ハナイカダなど多彩にそろっている。石付きはサツキ、シャクナゲ、イワシバ、シノブなど7種類を挿した作品もある。
山野草の美しさだけでなく、見る人に総合的な美を-と、鉢や花台にも気を配って展示している。
同クラブは毎月1回の例会で各自が育てている植物を持ち寄って学ぶほか、植え替えや挿し芽の講習会、年1回の研修視察旅行などで楽しく学んでいる。
クラブ発足10周年の今年は、特別イベントとして会場で無料の包丁研ぎもしている。苗の販売もある。10日は午前9時から午後4時まで。 -
救急医療体制 上伊那医師会の応援を求める
伊那中央病院の地域救急医療センターに4月まで6人いた専従医師が7月から2人に減る。24時間の救急医療体制を維持するため、伊那中央行政組合は8日夜、救急医療体制に関する対策会議を開いた。上伊那医師会に、平日午後5時半縲・1時半、外来で済む第1次医療の診療に協力を求め、理解を得た。具体的な内容は今後、詰めていく。
救急医療センターは、第1次医療から救急処置が必要な第3次医療まで専従医師がみる体制をとっているが、マンパワーが必要となる。院内の他診療科医師が当直に当たる体制を調整中。市内の診療所医師も手伝う。
時間外の患者は平日が平均50人で、そのうち入院を必要とするのは1割程度という。「昼間は仕事で休めない」と夜間診療として受診するケースも目立ち、受け切れなくなる状況。
小川秋実院長は、センターの実情を踏まえ▽平日午後5時半以降の応援▽日曜当番医の夜間の拡大竏窒ネど対応策を提案した。
医師会の正副会長や常務理事などから、人員の確保や診療に対する不安などのほか、地域住民に対して救急センターと夜間診療の違いを徹底することも挙がった。
休日の充実については、できないと見解を示した。
開院当初から医師会の協力を得ているが、組合長の小坂樫男市長は「公共病院の使命から、24時間体制をやめることはできない」と協力を求め「医師の確保に努力するが、難しい。長期的な対策も模索したい」と述べた。
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救急医療体制に協力を求める -
生活習慣病予防講演会
南箕輪村住民福祉課は5日夜、生活習慣病予防講演会を村民センターで開いた。約30人が生活習慣病の早期発見のため定期健診受診の必要性を学んだ。
村の健康実態から生活習慣病の欧米化などが懸念されるため健康について考える機会を-と計画した。
長田内科循環器科院長の長田和裕さんが、「今なぜ『健診』が必要なのか-南箕輪村の実態から-」と題して話し、定期健診で病気が発見される場合が多いことなどを説明し、定期健診の大切さを話した。
糖尿病、高血圧、脂質異常症の症状や合併症、メタボリックシンドロームについても説明。高血圧では、脳卒中を減らすため基準が厳しくなっていること、早朝や夜間に血圧が高い“仮面高血圧”の人がいることなどを話し、「血圧は変動するので、自分のバロメーターとして毎日起床時に血圧を測ったほうがいい」とアドバイスした。 -
看護大周辺地域景観形成住民協定協議会が大臣表彰を報告
駒ケ根市の県看護大学構内にあるふれあい花壇の整備などが評価されて第18回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を2日に受けた看護大学周辺地域景観形成住民協定協議会(大久保茂富会長)は7日、市役所を訪れ、中原正純市長らに表彰を報告した=写真。中原市長は「10年以上にわたる積極的な取り組みが認められての表彰は市にとっても名誉。地域の人間関係づくりにも役立ってきた。これからもさらに頑張って」と激励した。
同協議会は看護大開学に伴い、周辺の景観を守る活動に取り組もうと地元上穂町の住民らによって96年に設立され、学生や教職員とともに花壇の整備などを手がけてきた。
表彰を受けたのは全国82団体、県内では7団体で、上伊那では同協議会が唯一。 -
大芝高原まつりポスター・うちわ等図案決定
南箕輪村の第22回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案が決定した。7日夜、まつり実行委員会が村役場で選定会を開き、南箕輪中学校生徒の作品26点の中から、最優秀ポスター賞に竹松鈴佳さん(1年2組)、最優秀うちわ賞に金田理紗さん(1年2組)、最優秀パンフレット賞に有賀千夏さん(3年2組)の作品を選んだ。
作品は南箕輪中の美術わくわくクラブ員と希望者の26人が応募。まつり実行委員長、副実行委員長、顧問、南箕輪中美術教諭、実行委員会事務局の10人が最優秀ポスター賞・うちわ賞・パンフレット賞各1点、優秀賞4点、佳作10点を選んだ。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設、飲食店、企業などに掲示。うちわは6千本作り村内全戸に1本ずつ配布。パンフレットは昨年同様に総合的なパンフレットを作り、図案は表紙に使う。
優秀賞、佳作の入賞者は次の皆さん。
▽優秀賞=木川玲菜、小林紘大、倉田愛実、上田玲奈▽佳作=鹿角桃、金井蘭、溝口結稀、福沢萌、藤田真由香、今井恵、本郷未樹、三浦夏海、山・ス瑞希、溝口晶子 -
伊那市、「田原区で新ごみ処理施設の候補地受け入れ合意」撤回
上伊那広域連合の新ごみ処理施設の候補地となることに対して区の合意形成がなされた候補地として田原、野底、青島の3カ所を上げた伊那市は8日までに、田原区で合意形成が成されているという見方を撤回した。
市は先月16日、手良地区で開いた学習会の中で「これまでに合意形成がなされた地区」として初めて具体名を示し、その一つに田原区を挙げた。これを受けて地元は困惑。田原区では過去に区としての合意形成を図る場を設けたこともなく、市に事実関係を明確にすることを求めたところ、担当職員も合意形成がなされていないことを認めた。
伊那毎日新聞社の取材に対して市の担当者は「受け入れについて全体の合意形成がなされたというのは誤り。市からの要請があった場合、区として受け入れについて検討するということだった」とコメント。
一方、今後については用地選定委員会(仮)が候補地を選定するため、田原区がふたたび候補に上がるかどうかは分からないとしている。 -
年金記録漏れ問題 上伊那でも波紋広がる
年金記録不備問題で、県社会保険事務局は6、7月、伊那など県下7事務所での年金相談窓口の対応時間を延長するなどの体制強化を図る。伊那市の伊那社会保険事務所でも、同問題が判明してから相談件数が急増。全国に波紋を広げている年金問題は、上伊那地域にも大きな不安となってのしかかっている。
同事務所によると、年金相談の一日の平均件数は通常50縲・0件だが、問題発覚後は130件に増加。相談窓口や専門職員を倍に増やし、他の窓口職員も対応する体制を取っている。訪れる人の多くは年金受給を目前にした・ス団塊の世代・スが中心となっているという。
箕輪町の自営業男性(58)は、以前会社勤めしていた時の年金の記録漏れを心配し、「テレビニュースを見て思い立った」と確認に。伊那市の自営業女性(56)は、基礎年金番号と名前が一致するかを家族の分も含めて相談したという。それぞれ確認が終わると安堵(ど)の表情を浮かべていた。
伊那社会保険事務所の関係者は「職業や住所に変更があり複数の年金番号を持つ人は一度、年金手帳を持参し相談に訪れてほしい」と、年金の記録確認の協力を呼びかけている。今月中には、「年金記録の確認」を促すチラシを関係市町村の全戸へ配布する考えだ。
対応延長による相談窓口設置時間は、月縲恚燉j日の午前8時30分縲恁゚後7時。9、10日は、午前9時30分縲恁゚後4時。
年金記録漏れ問題で伊那社会保険事務所には通常の倍の人が相談に訪れる