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大御食神社秋の大祭
駒ケ根市の美女ケ森大御食(おおみけ)神社の秋の大祭が秋晴れに恵まれた18日、多くの善男善女が参加して盛大に開催された。呼び物のお練り行列が朝から夕方まで市内を練り歩き、夜には神社に獅子頭を奉納して五穀豊穣を祈った。神楽殿では祭典青年らによる演芸が多彩に繰り広げられ、訪れた人たちを楽しませた。
呼び物のお練り行列は午前8時の打ち上げ花火を合図に共楽園を出発。笛、太鼓の調べが響く中、今年の祭りの年番を務める赤須町の旗を先頭に塩吹き、おかめ、金時、傘打ち、榊持らが続き、浦安の舞、獅子曳き、獅子招き、獅子切らに続いて獅子が最後尾を飾った。沿道は行列を一目見ようと詰め掛けた多くの市民らであふれ返り、あでやかな衣装に身を包んだ子供たちが目の前を通ると「きれいだね」「かわいいね」などと話し合ったり、晴れ姿を収めようとカメラやビデオなどを向けたりしていた。 -
99歳以上の高齢者宅を訪問
伊那市は「敬老の日」の19日、長寿を祝って99歳以上の高齢者宅を訪問した。
上伊那で1番の長寿となった西春近の戸田志んさん(107)宅には、小坂市長らが訪ねた。
戸田さんは着物姿で対応。小坂市長は「県内で1番を目指して長生きを」と声をかけ、祝い状などを手渡した。
戸田さんは4世代7人暮らし。子ども6人、孫12人、ひ孫13人、やしゃご2人に恵まれる。5年前からベッド上での生活。耳が遠く、文章を見せると、返事が返ってくる。
長男新治さんの妻みち子さんによると「午前7時半ごろに起き、1日3度の食事を好き嫌いなく食べる。魚、カボチャ、イモが好き。週1回、デイサービスに通うのを楽しみにしている」という。時折、蚕を飼っていたことを思い出すそうだ。 -
AFC祭で農場を開放
信州大学農学部付属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)の第4回AFC祭が18日、南箕輪村の信大農学部構内の農場であった。
AFCは農場や演習林などを持ち、公開することで多くの人に知ってもらおうと企画。今回は、新たにそば打ち体験を加えたほか、木工教室、ヒツジ・ヤギとのふれあい、農場内をコースにしたクイズラリーなど体験を主にした催し物を盛り込んだ。
開始時刻から訪れる親子連れが多く、食べ放題のブドウ狩りは人気。本年は豊作で、来場者はナイアガラなどをもぎ取っては「おいしい」と口へ運んだ。
市内の母親の一人も「ブドウ狩りをしたり、木工をしたりと子どもと一緒に楽しめる」と話した。
リンゴやジャガイモ、シクラメン、間伐材などの販売もあり、数袋を手に持って帰る人が目立った。 -
宮田村町2区100歳の小木曽さんを敬老訪問
宮田村は敬老の日にあわせて、100歳以上の高齢者などを対象に敬老訪問。16日は清水靖夫村長が町2区の小木曽とくさん(100)宅を訪ね、祝い金や記念品を渡した。
とくさんは駒ケ根市内の老人施設に入っているため、代理で光明さん、広子さんの息子夫婦が受け取った。
「おばあちゃんは元気かね」と村長がたずねると、光明さんらは「耳が少し遠いが、私らより元気がいい」と、とくさんの日常生活の様子を話した。
今年3月に100歳を迎えたが、医者にかかったこともなく、薬を飲むこともないという。
好き嫌いもなく何でも食べるのが健康の秘訣。村長は「だからこそ、昔の人はみんな元気。これからも長生きしてほしい」と話していた。
村は80歳以上の高齢者に祝い金、88、90、95、99歳の節目や100歳以上の人には記念品も贈呈。民生員が自宅などを訪問し、健康状況を聞きながら渡している。
村内の100歳以上は3人で、今年100歳を迎える1人を含め全員が女性。最高齢は107歳の平澤由子さん=町3区=で、19日に村長が敬老訪問する。 -
南箕輪村と伊那市手良の高齢者学級交流会
南箕輪村公民館と伊那市手良公民館の高齢者学級交流会は16日、南箕輪村民センターであった。互いの活動を紹介し合い、演芸会で楽しく交流を深めた。
年1回の恒例。会場を市と村で交代に開き、今年は村が手良の学級生を招待。村のゆずり葉学級は48人中43人、手良は39人中21人が参加した。
それぞれの高齢者学級の活動紹介に続き、村の学級生が活動の中で作った「村民カルタ」や紙芝居などで村や伝説を紹介した。
昼食後はホールで演芸会。全員で「信濃の国」「ふるさと」を歌い、村は「大芝高原音頭」の踊りや「南箕輪村民の歌」、手良は「伊那節」を踊り「伊那市の歌」を斉唱するなど、それぞれの地域にちなんだ出し物のほか、学級生の有志が「ラバウル小唄」「津軽の花」などの踊りを披露した。 -
お月見団子作り
箕輪町三日町の特別養護老人ホームみのわ園は17日、中秋の名月(18日)を前にお月見団子作りをした。町赤十字奉仕団が利用者と一緒に団子を作り、皆でおいしく味わった。
利用者は4班に分かれ、長岡区の赤十字奉仕団員8人は2人ずつ分かれて手伝った。
団子は、固くならず柔らかすぎず、利用者が食べやすいように米粉6キロ、白玉粉1・5キロの5対1の割合で用意。調理室で下準備し、各班ごとに皆和気あいあいと団子を丸め、きな粉、ごま、あんこをまぶしておやつ用に三色団子を作った。
きれいに積み上げたお供えの団子とススキを飾った食卓で、出来たての団子を口に運び、「おいしい」と笑顔がこぼれた。利用者の家族も、「思いがけず一緒にできてよかった」と喜んでいた。
赤十字奉仕団は毎月、みのわ園とデイサービスセンターゆとり荘で奉仕活動をしている。団員は、「お月見団子を作ることはあまりないので、一緒に楽しみながらできた」と話していた。 -
油絵の展示即売「四季の彩り」
伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで20日まで、市内美篶美原在住の画家・小澤喜美子さんの油絵の展示販売会「四季の彩り」が開かれている=写真。
今回の個展は3年前に続き、3回目。南箕輪村の県道伊那箕輪線(通称・春日街道)から雄大な仙丈ケ岳を望んだ「仙丈残雪」、大鹿村の森林を空が入りきらないくらいの迫力で描いた「山里新緑」など、優しい柔らかなタッチで表現した新作48点が並ぶ。
小澤さんは約30年の画歴で、大潮会委員(審査員)を務めるほか、信州美術会、伊那美術会などに所属。上伊那を中心に、身近な風景を描き続けている。
「有名な場所でなく、普段誰もが目にしている日常を描いているので、見る人にそんな雰囲気が伝われば」と来場を呼びかけている。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
伊那公民館高齢者教室がオープン講座
伊那公民館高齢者教室の毎月恒例の学習会が14日あった。この日は、一般住民も参加できるオープン講座として約120人が参加。講師に小県郡武石村の矢嶋診療所長・矢嶋嶺さんを向かえ、中高年期の健康の考え方、介護保険の功罪などについての話を聞いた。
長年医師として地域医療・福祉に貢献してきた矢嶋さんは、「地域で老いて家で死ぬために窶伯注Nに生きて思い残すことなく死ねる医療と介護とは窶煤vと題して講話。途中、冗談を交えながら、これからの医療・福祉について語った=写真。
矢嶋さんはフィンランドであった実験を例に上げ、「健康診断を絶対視してはいけない」と主張。話によると、心臓疾患に成りやすい40窶・5歳の1200人を対象に、徹底的に健康診断をしてコレステロールを下げた半数と、放置した半数の12年間の死亡率は、ほおっておいた人のほうが低いという。
「勝手に生活習慣を変えさせられ気に入らない生活を送るのではなく、好きなことをして充実した人生を送ったほうがよい」とし、「日本人は大勢に意向する移行がある。年よりの健康問題について、もっと頭を働かせたほうがよい」と呼びかけた。 -
南箕輪村長寿者訪問
南箕輪村の唐木一直村長ら理事者は16日、村内の88歳以上の長寿者を訪問し、ますます元気で長生きしてほしいと祝い金を贈った。
夫婦そろって長寿の北殿の大明化学工業相談役池上房男さん(92)と久江さん(88)夫妻を唐木村長が訪問。「これからもお元気で」と長寿を祝った。
夫妻は1941年に結婚。今年で結婚生活64年になる。一人娘が東京に嫁ぎ、孫3人、ひ孫1人。夫婦二人暮しだが、娘さんが頻繁に訪れるという。
「母が今日まで生きられるように生んでくれたことに感謝」という房男さんの健康の秘訣は「歩くこと」。47年から庭でミツバチを飼い、蜂蜜やローヤルゼリーは食卓に。久江さんお手製のニンニクと卵黄で作るニンニク丸や庭で採れる小梅の蜂蜜漬を毎日欠かさず食べる。「何事も始めたら続けることが大事」という。ほぼ毎日、大明化学工業に出勤。読書が趣味で経済や仏教などの本を1カ月に3冊ほど読んでいる。
久江さんは編物が趣味。房男さんが「よく飽きないな」というほど、時間があると編物をしている。人への贈り物も手作りが多いという。村公民館の高齢者学級に10年近く参加。村内のデイサービスセンターにも週1回行き、「できるだけ外に出て人と会うように心がけている」という。
05年度中に88歳以上になる人は169人。最高齢は102歳の男性。満100歳は3人。村は、88歳から99歳の人に祝い金8千円、100歳以上に5万円を贈る。 -
11月17日からデジタル放送開始
伊那ケーブルテレビジョン(ICT・伊那市、向山公人社長)とエコーシティー駒ケ岳(CEK・駒ケ根市、中原正純社長)のデジタル放送共同ヘッドエンド事業協定書の調印が16日、伊那市内であった。11月17日から、BS、CS放送を先行してデジタル放送を開始する。
来年4月にNHK、10月に民放各局がデジタル放送を始めるのに伴うもの。共同で整備することで、設備投資・ランニングコストの軽減、上伊那郡内の情報の共有化による情報サービスの向上を図る。
伊那ケーブルに、県内地上デジタル放送再送信設備などヘッドエンド設備を設置するほか、双方をつなぐ光ケーブルを整備。事業費は約1億2千万円。
向山社長は「自然災害の対応など生活情報提供で、地域住民に喜んでいただけるのではないか」、中原社長も「自主放送の相互交換などで情報を共有し、加入者のサービスアップにつなげたい」とそれぞれ話した。
加入者は専用チューナーの取り付けが必要。取り付け費用5250円、デジタルパック料金(月額)1050円がかかる。
サービスチャンネルは37チャンネル(県内地上デジタル放送など含む)と一緒で、デジタル放送料金は統一する。
加入世帯は上伊那8市町村で3万7468戸。
上伊那の他ケーブルテレビとも一元化の方向で取り組んでいく。 -
春日商店主 春日太喜治さん(89) 伊那市荒井
終戦後、1945(昭和20)年12月、モンゴルから伊那に引き揚げた。生活していくために開いた店は、もう60年にもなる。
青果物、化粧品などを販売。当時は食料難で、店には行列ができた。米がなく、ジャガイモやサツマイモなどの野菜を店頭に並べると、瞬く間に売り切れたという。「夜中もなく、人の2倍も、3倍も働いた。そうしないと、生活できなかったもんでね」と振り返る。
93(平成5)年、奥さんが亡くなってからは、たばこ、ジュース、宝くじのみの販売に切り替えた。
「何でもそろう大型店ができて、車社会になって、小さな店はさびれてしまうわけ。ただ、店の場所が四つ角にあるもんで、常連客らが立ち寄ってくれる。健康なうちは、のん気にやってるの」と話す。
「お互いに健康でいいね」があいさつ代わり。
20年前から、仲間と一緒にマレットゴルフを楽しむ。今も週1回、市内を中心に近隣市町村のマレットゴルフ場へ出かける。18ホール、パー72のコースをパー60窶・5で回る。市内で開かれる各種大会に出場し、優勝トロフィーをいくつも手にしている。
「クマが出るもんで、1人じゃ行かん」そうで「仲間と一緒に笑ったり、話したり楽しみながら、自然と歩く。技能も磨くし、脳も使うし、健康にいい」。プレー後は、近くの「菊の湯」や西箕輪にある日帰り温泉「みはらしの湯」などでさっぱりと汗を流す。
健康の秘けつは▽夜は早く寝て、朝は早く起きる▽自分の体にあった体操をする▽3度の食事は腹八分目窶煤B
体操は毎日3回、腕や足首を回したり、耳をこすったりする。1回につき5、6分。「気が向いたときにやっても効果はない」と習慣づけることの大切さを挙げる。
「人間は希望と楽しみがなくっちゃだめだよ」と元気に笑う。今度の日曜日も、マレットゴルフに出かける。 -
違法広告物撤去巡回
県の「屋外広告物適正化旬間」に合わせて13、14日、上伊那の各市町村で違反屋外広告物の一斉点検があった。各市町村の関係者や景観サポーターなどが集まり、人通りの多い場所などを中心に、巡回・確認した。
一般の景観サポーター11人が参加した伊那市は、全16人が3班に分かれ、国道沿いや駅周辺などを点検。広告物を掲出できない橋や街路樹、電柱などを確認して回った。
昨年は県内で101件の違反が確認されたが、景観サポーターの協力もあり、違反数は年々減少傾向 -
100歳の敬老訪問
飯島町の高坂宗昭町長は15日、今年100歳を迎える町内の2人を敬老訪問。本人に国や県、町からの祝い状、記念品などを手渡し、長寿を祝った。
岩間の横山よ志美さんは7月に100歳を迎えたばかり。在宅としては町内最高齢になったが、足腰も元気で、自宅玄関まで町長を出迎えた。
「100歳には見えない」と町長もびっくり。少し耳は遠くなったが、ハッキリと受け答えしていた。
ジャイアンツのファンで、テレビで野球観戦するのが日課。相撲中継や歌番組も楽しむ。天気が良い時は庭に落ちた葉なども拾う。
早くに1人息子や夫を亡くしたが、現在は7人家族。小学校や保育園に通うひ孫たちのことに話しが及ぶと「かわいい」と目を細めた。
「立派な明治女だと思う」と嫁の純子さん。町長は「体に気をつけて、これからもお元気で」と話しかけた。
この日は、親町の大野カンさん宅へも訪問し、100歳の節目を祝福した。 -
伊那消防署 登山道で長時間歩行、搬送など訓練
伊那消防署は伊那市西春近の権現山(1749・3メートル)で山岳訓練をしている。登山道での長時間歩行、要救助者の搬送訓練などを通じて、救助技術、体力、精神力の向上を目指す。
携帯電話の普及で見込まれる山間地域からの救急・救助要請の増加に備え、適切な活動ができるように窶狽ニ、初の試み。救助隊員24人が3日間に分かれて訓練に取り組む。
初日は8人の隊員が、頂上まで5時間以上かけて登山道を往復。36キロの訓練用人形や、救助用資器材を積んだ担架を隊員が交代で運んだ。途中、クマの気配を感じたり、アカバチに遭遇したりしたが、全隊員がすべての訓練を成し遂げた。
急斜面下の要救助者を想定した訓練では、足場が悪いなか、一つひとつの動作を呼称しながら、正確・迅速に救助し、技術を磨いた。
同署への山間地からの救助要請は年間数件で、ほとんどが山作業中のけがなど。しかし、来年3月に控えた高遠町・長谷村との合併により出動エリアが広がり、救急要請の増加が見込まれる。小嶋守救助隊長は「山間地での救助技術向上とともに、山岳用救助資器材の充実も図っていきたい」と話す。
19日にも同様の訓練を予定している。 -
伊那消防組合消防本部に「ドクターヘリ」導入
全国で10番目のドクターヘリ事業となる「信州ドクターヘリ」制度が15日、伊那消防組合消防本部に導入された。伊那中央病院へリポートでシミュレーション訓練があり、伊那消防組合員、同病院職員など約80人が参加。救急搬送に伴う傷病者引き継ぎ訓練などを実施した。
シミュレーション訓練は6月下旬から県下の広域消防本部、計14署を順番に回り、伊那消防組合消防本部は7番目。運用は7月1日から佐久総合病院救急救命センターで始まり、各消防本部ごと訓練を終え次第導入している。
信州ドクターヘリは救急率向上を目的とした国と県の補助事業。医師、看護師などを乗せたヘリコプターが現場に向かい、処置をほどこした後、収容先病院へ搬送する。ヘリコプターは佐久総合病院救急救命センターに1台が常駐し、県下の広域消防本部からの要請で出動する。
伊那消防署の早川正行署長は「消防、ドクターヘリ、病院が一体となって、救命率向上のために力を合わせていきたい」と話した。 -
敬老の日おはなしむらと贈り物づくり
南箕輪村公民館と村図書館の「敬老の日おはなしむらと贈り物づくり」は11日、村民センターであった。園児や小学生ら約60人が、おじいちゃんやおばあちゃんに“ありがとう”の気持ちを込めて贈り物を作った。
前半は「おはなしむら」で絵本やパネルシアターを楽しみ、後半は毛糸を使った「お花のポンポンマスコット」を作った。
マスコットは、花の中心と外側の花びらの色を変えるため2色の毛糸を使い、ふわふわした丸い花を作り上げた。
プレゼントを入れる袋も手作りした。袋の表面にそれぞれ「いつもありがとう」「長生きしてね」などのメッセージや絵を書き、リボンをつけ、出来あがったマスコットを大事に入れていた。 -
おはなしこんにちは
箕輪町図書館で10日、9月の「おはなしこんにちは」があった。子どもたちは絵本の世界や手遊びに夢中になっていた。
今月は、「虹の会」が担当。集まった親子は、絵本「やまこえ のこえ かわこえて」、「ぐりとぐらの1年間」から9月と10月のお話の読み聞かせ、大型絵本「どうぞのいす」、グー・チョキ・パーを使った手遊び「きつねがね 化けたとさ」などを楽しんだ。
工作は「パワーアップ肩たたきき」。敬老の日におじいさんやおばあさんの肩をたたいてあげよう-と作った。新聞紙を子どもたちがちょうど握ることができるくらいの大きさにたたんで丸め、筒のようにして色テープを巻いた。完成すると、皆で「かたたたき」の歌をうたいながら、お母さんやおばあちゃんの肩をたたいてあげた。 -
歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール
歯の衛生についての理解と認識を高める目的で、上伊那歯科医師会などが主催する「歯の衛生に関する図画・ポスターコンクール」の作品審査が14日、伊那市の上伊那歯科医師会館であり、上伊那の小中学校が応募し727点の作品をから優秀作品選んだ。
53回目。昨年は応募数が若干減少したが、今年は例年並みに回復した。版画を使った珍しい作品もあり、力作ぞろいだった。
最優秀・優秀作品は、伊那市の上伊那歯科医師会に展示後、アルプス中央信用金庫の赤穂営業部(9月26日縲・0月7日)、竜東支店(10月11日縲恣ッ月21日)、宮木支店(10月24日縲・1月4日)でそれぞれ展示する。
入賞者は次の皆さん。
◇小学校低学年
▼最優秀=五味祥穂(七久保)井口槍(伊那東)▼優秀=中村花琳、吉岡美奈(以上宮田)池上美来、竹内アサリ(以上南部)上山千夏(七久保)宮沢星人、松村青(以上赤穂東)▼佳作=赤堀梓未、高田亮介、河合里奈、林舞香、倉田祐輔(以上南部)、植木千尋、小田切愛奈(以上宮田)山口ありさ、那須野将史(以上七久保)大前茜(伊那)北原和、中坪雄大、三枝洸喬、漆山颯、三浦和夏(以上赤穂東)
◇小学校高学年
▼最優秀=小澤みゆき(辰野西)松井早希(赤穂)▼優秀=高橋美奈(赤穂南)松尾奈津子(辰野西)木下美月、村上夏紀(以上赤穂)西村奈菜(辰野西)大澤早絵(宮田)、守屋美結(高遠)▼佳作=亀田夏希、木下凌太(以上赤穂南)丸山修平(赤穂東)小林里香(飯島)赤羽郁海(箕輪中部)小澤仁那(辰野西)井口琴絵(赤穂)清水李野(南部)武居寛美(両小野)池田紗希(東春近)平谷梓(伊那北)岩井莉奈(南箕輪)大前栞、唐澤梨花(以上伊那)小松彩花、伊藤理図、有賀みなみ、長谷川道華(以上高遠)
◇中学校
▼最優秀=唐澤奈美(赤穂)▼優秀=佐野琳、北村理乃(以上赤穂)松本昴絋(西箕輪)▼佳作=坊園美佐(西箕輪)浦野透子、有賀史織(以上南箕輪)西村慎太郎、吉川茉那、小沢厚子、土川ひかる(以上赤穂) -
栗拾いを地元にも一般開放
伊那市富県の生産農家でつくる富県高烏谷栗生産組合(橋爪庄一組合長)は14日、同会が管理する「高烏谷くり栗坊主園」を地元客に一般開放した。
例年観光客の受け入れのみ対応していた同園だが、今年は2日間だけ地元住民にも開放することになった。
栗は、昨年より小ぶりだが、遅収穫時期も遅れたため、台風の影響はなかった。
今年は愛知万博の関係もあり、ツアー客は少なめだという。
噂を聞き、伊那市の美篶から訪れた親子は、イガに注意しながら栗拾いを楽しんでいた。栗ご飯にして味わうという。
シーズン最終日の10月1日にも、一般開放する。
午前10時縲恁゚後4時。入場料無料。1かご500円。
問い合わせは富県高烏谷栗生産組合(TEL72・8701)橋爪組合長へ。 -
大芝高原にセラピーロード
南箕輪村が申請した「森林セラピー総合プロジェクト」のウォーキングロード(セラピーロード)認定に向けた審査のための調査が13日始まった。14日、村がセラピーロードを計画する大芝高原「みんなの森」で生理・心理調査などがあった。
国土緑化推進機構の森林セラピー実行委員会が取り組む「森林セラピー総合プロジェクト」は、森の自然があやなす風景や香りなどを実感することにより、心身に元気を取り戻させようとするもの。
調査は「森林と都市では、人の心身にどのような変化が生じるのか」という生理・心理調査と、「その森がどのような環境にあるのか(マイナスイオン、フィトンチッド、日照条件など」の物理調査の2つ。唾液検査、血圧、心拍数などからリラックス値を割り出す生理・心理調査は、森林の中を歩く前と、歩いた後の被験者の数値を計った。
調査は森林と都市での被験者のデータを比較。この日は松本駅周辺でも同様の調査があり、翌日、被験者を入れ替えて調査する。
今後、データ分析をし、来年4月に認定が決まる。
県内ではすでに、申請した佐久市、飯山市、信濃町、上松町でも調査があった。 -
伊那防火管理協会 消火通報コンクール
伊那市などの6つの市町村内の事業所でつくる伊那防火管理協会は13日、今年度の消火通報コンクールを伊那市市営プール駐車場で開いた。2種目に11事業所から18チームが参加し、日ごろの訓練の成果を披露した=写真。
消火器と屋内消火栓を正しく取り扱い、災害発生時に活用できる操作を身に付けると共に、正確な119番通報の習得を目指す。今年度で14回目。
競技は、木箱とオイルパンからの出火に対し、消火器を用いて消火する「消火器操法」と、ホースを伸ばし、放水によって標的を倒す「屋内消火栓操法」。どちらの競技も119番通報の動作が含まれていて、時間や操作の正確さを競う。
消火器操法では用意した2本の消火器のうち、1本だけで消火するチームや、完全に消せないまま終えるチームなど、それぞれの訓練の成果がはっきり出た。
上位入賞したチームは次の通り。
【消火器操法】(1)石川島カメさん(石川島汎用機械)(2)中部電力伊那営業所(中部電力)(3)伊那バス
【屋内消火栓操法】(1)石川島とらさん(石川島汎用機械)(2)中部電力伊那営業所(中部電力)(3)ファイヤーエンジェルス(伊那市役所) -
血管と食の関係&重要性学ぶ
高遠町食生活改善推進協議会の第3回伝達講習会が12日、町保健センターであった。「血管をいきいきと保つためには」をテーマに4回にわたって、血管と食の関係や重要性を学んでいく。
保健師や栄養士の指導で、初回は血液が酸素と栄養分を取り入れ、循環しながらそれらを体内に分散していく働きなどを確認した。
女性の1日の食事摂取基準(1650カロリー)を踏まえ、調理実習では、身近にある旬の野菜を工夫し、カロリーを考えたバランスの良い食として、「豆腐バーグのきのこあんかけ」「キャベツときゅうりの海苔あえ」「実だくさんのごま汁」の3品を作った。
会員の一人(69)は「血管の働きなどは細かくは知らなかった。食事もバランスを考えて作ることはなかったし、これからは学んだことを振返って、食生活を改善していきたい」と話していた。 -
ツキノワグマ注意!
上伊那では山中での遭遇気をつけて上伊那では特に山の中での遭遇に気をつけて窶伯ァは15日、ツキノワグマの重要なエサであるコナラ・ミズナラ・ブナなど堅果類の豊凶調査結果から、秋のツキノワグマの出没予測を発表した。
上伊那は、松本・北安曇などとともにコナラ・ミズナラがある程度結実しているため、キノコ採りなどの際に山中で遭遇する危険性が高いので注意が必要とのこと。クマは広範囲で移動し、堅果類以外の要因でも出没するんで、人里でも警戒を怠ってはいけないと呼びかけている。
長野・下伊那・木曽・諏訪では結実量が少なく餌不足から人里まで降りてくる可能性が高く、特にコナラが道路際の日当りが良いところで局部的に結実している場所では厳重に警戒する必要があるとしている。
山中に入る時は複数で、ラジオや鈴を鳴らし、人里でも出没の危険性がある地域では同様。人里のエサを覚えたクマは出没を繰り返すので、不要な果実や野菜を適正に処理するなどの処置が必要としている。 -
弥生ケ丘高でPTA進路セミナー
伊那弥生ケ丘高校で10日、PTA進路セミナーがあった。04年のアテネオリンピックシンクロナイズドスイミング銀メダリスト武田美保さんが「夢を追いかけて」と題して講演、全校約800人のほか、保護者や一般も聴講した。
昨年、引退した武田さんは、モットーに最少のエネルギーで、最大の効果を上げる「省エネ」を挙げた。勉強で成績が伸びないときを例に「客観的に自分を観察すること。柔軟に対応することで、新しい発見がある」とアドバイス。「オリンピックへ行けたのは、才能があるからではない。課題を1つずつ達成していく繰り返しだった」と述べ「視野を広げ、さまざまなことを感じ、毎日を大事に生活してほしい」と呼びかけた。
また、小田佑弥生徒会長らとの「ふれあいトーク」もあり、銀メダルを披露。スランプの乗り越え方や高校時代、夢中になったこと、舞台での心構えなど生徒たちの質問に答えた。
生徒の一人は「自分のことをしっかり見つめたい」と感想を話した。
進路セミナーは生き方や進路を考える機会にしようと高校とPTAが開いているもの。講演会と分科会があり、昨年から学年ごとに生徒と保護者が進学や就職ガイダンスなどを一緒に受けている。 -
箕輪町消防士、機関挿入技能認定
箕輪町消防署の唐沢隆浩さん(30)=箕輪町沢=はこのほど、県メディカルコントロール協議会から気管挿管技能認定書を受け取った。伊那消防組合の認定者は3人目となる。
救命率向上を目的に、昨年7月から救急救命士も行えるようになった気管挿管は、患者の気管に直接管を挿管して気道を確保する医療的行為で、所定の過程を終了し、認定をを受けた救急救命士にのみが処置できる。
従来は、食道をふさぐ方法などで気道を確保してきたが、重症患者にとっては、気道の確保が救命の鍵となっており、より確実に空気を肺に送れる気管挿管は、これまで以上に多くの患者の救命に役立つことが期待されている。
認定を受けるには、講習や試験のほか、患者の了承を得て、30症例の実習を終了する必要もあるという。
唐沢さんは「病院での患者さんの協力もあり、認定を受けることができた。こうした人や学校、病院に恩返ししていきたい」と決意を新たにしていた。 -
創刊50周年記念でパネル18枚を展示
伊那毎日新聞の創刊50周年を記念したパネル展「昭和・平成の上伊那をみつめて半世紀」が、アルプス中央信用金庫本店ロビーで開かれている。これまで発行した新聞の中から主な出来事を選び、拡大して展示。10月14日まで。
パネルは、55(昭和30)年2月11日の創刊号をはじめ「三六災害」(55年8月)「皇太子ご夫妻初のご入伊」(69年8月)「中央道駒ケ根窶蝿ノ北間開通」(76年9月)など18枚。社会情勢、スポーツ、事件・事故など各分野から選び、見やすいように縦86センチ、横54センチに拡大した。伊那毎の主な歩みなども紹介している。
訪れた女性は「伊那北高校が甲子園に出場したときは、選手たちを伊那市駅で出迎えた。お立ち台も設け、すごい人だったんだよ。懐かしいねぇ」と見入っていた。 -
箕輪消防署で普通救命講習会
箕輪町の箕輪消防署は救急週間中の10日、普通救命講習会を町文化センターで開いた。町内をはじめ辰野町や岡谷市から18人が参加し、心肺蘇生(そせい)法やAED(自動体外式助細動機)の取扱い法などを消防署員の指導で熱心に学んだ。
一般向けにAEDの取扱い法を指導する講習会は町内では今回が初。参加者は、電源を入れ、機械の音声ガイドに従ってパットをはる、操作ボタンを押すなど一人ずつ人形を使って練習した。
署員は、「ショックを与えるときは、操作する自分も周りの人もだれも倒れている人に触っていないことを確認して。触っていると感電してしまう」と説明。操作時には、安全のために『私よし。あなたよし。皆よし』と声出し確認するよう指導した。
大出血の止血法、異物の除去、人口呼吸や心臓マッサージなども学んだ。
ホームヘルパーの資格を取得し、仕事のために-と参加した町内の女性は、「AEDは機械が指示してくれるのでいいけど、実際に使う場面に遭遇したらうまくできるかどうか不安。でも、知っていれば役に立つと思う」と話していた。 -
「灯篭まつり」参加・力合わせて成功へ
高遠町西高遠で23日にある灯篭(ろう)祭出演に向け、高遠小学校の3窶・年生でつくる「高遠ばやし伝承クラブ」は、練習に熱が入っている。
祭りは、地区内各所にある小さなお宮が鉾持(ほこち)神社に合祀(し)された明治以降、記念の秋祭りとして続けられている。
同クラブの参加は、発足時からで5年目。本町交差点から鉾持神社までの約300メートルを1時間かけて往復する。鉾持神社に向かうまでを本囃子(ばやし)といい「松囃子」を、戻る際の帰り囃子では「唐子」を、それぞれ鉾持町内に古くから伝わる曲を奏でる。
現在、保存会の桜奏会と婦人部のメンバーの指導で、週2回、1窶・時間の練習に励んでいる。囃子は、三味線、横笛、太鼓、大皮、鼓で構成し、2列になって練り歩く。
今回は、体力、リズム合わせ、前後列の間隔など、「歩きながら奏でる難しさ」がある。歩くことで狂いがちなリズムは、曲の合間に入る掛け声で合わせる。しかし、それに集中してしまい前列との間隔が崩れることが多く、「間隔は自分の腕で取ること」と指導を受ける。
改善策として校内の廊下を歩きながら演奏し、本番に向けた実践練習に汗を流している。6年生の城倉勇一君(12)は「最初はリズムも合わなかったが、徐々に仕上がってきた。全員で力を合わせて成功させたい」と意気込む。
当日は午後2時に出発する。 -
遭難救助隊が見る自然の変化聞く
国土交通省三峰川総合開発事務所と長谷村教育委員会「入野谷講座」が主催する、第9回新「三峰川講座」が4日、市野瀬の生涯学習センター「入野谷」であった。
三峰川に関する自然や文化などを学ぶ講座。今回は南アルプス北部地区山岳遭難救助隊長の西村和美さんが、救助時の状況や遭難者の傾向などを語った。
西村さんによると、遭難者の約70%が40代縲・0代の中高年で、「自分に合った山を選ばず、安易な気持ちで山に入る登山者が多い」「山は自己責任。地図やコンパスの使い方を学び、必ず常備して登山をしてほしいもの」と訴えた。
救助ヘリの利用や登山者のマナーのほか、「雷鳥やカモシカを目にすることがなくなったとの声を聞くが、山小屋にひんぱんに荷揚げするヘリの音の影響で逃げているだけではないかと考える」など、西村さんが43年前に入隊した当時から現在までの移り変わりなどを話した。
講座は00年で終了したが、再開を望む声が多かったため翌年から、三峰総と村教委の「入野谷講座」が共催で、年2回ずつ開いている。 -
男と女いきいきセミナーが開講
伊那市の「男(ひと)と女(ひと)いきいきセミナー・パートIII」が13日、開講した。受講生約30人が参加し「今、追い風、男女共同参画社会窶博ゥ分らしい生き方の模索の時代へ」と題する講演を聞いた。
セミナーはお互いの人権を尊重し、男女がともに参画できる家庭や地域づくりを進めるもの。3年目の取り組みで、今回は38人から申し込みがあった。
開講に当たり、小坂市長は、4月の男女共同参画条例制定に触れ「身近な区政から、女性が参加する輪を広げてほしい」とあいさつ。新伊那市の女性市議会議員誕生にも期待した。
そのあと、市の人権・男女共同参画室指導員の馬場よし子さんが講演。「男性は強く、たくましく、弱音をはかないなど男らしさにしばられる痛みがある」「女性は政治経済活動で能力を発揮する機会が少ない」など事例を交えながら「その人がその人らしく生きるために『あれ、へんじゃない』と気づき、声を上げていくことが、動く一歩ではないか」と話した。
セミナーは来年2月までの6回で「当たり前に年をとれる介護のありかた」の意見交換や「今と昔の子育て」の講義などが計画されている。