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南箕輪小学校に挨拶レンジャーが登場
南箕輪村の南箕輪小学校では児童扮する挨拶レンジャーが、毎朝元気にあいさつを交わしています。 児童扮する挨拶レンジャー。レッド、イエロー、ブルーなど5人の戦士と1人の悪役、合わせて6人です。 登校してきた児童に元気に挨拶をします。 午前8時、昇降口に集合したレンジャーは、一人一人に声をかけます。 人気のイエローは、何度も握手を求められていました。 これは、今月20日から始まったあいさつ運動の期間中毎日行われています。 4年生から6年生の児童30人でつくる交流委員会が企画しました。 日替わりで衣装を身に着ける委員を決め、それ以外の委員は、玄関前に並んで挨拶をします。 戦隊ものの衣装を着た挨拶運動は30日で終わりますが、児童たちは「これからも大きな声で挨拶をしていきたい」と話していました。
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節分にむけ福升づくり
箕輪町北小河内の無量寺で、来月3日の節分に向けて、福升の準備が始まっています。 無量寺の中川弘道住職が福升に書いているのは福と寿の文字です。 2月3日の節分で、厄年の人や区の役員、来賓が豆まきをする際に使います。 今年は、60個ほどを用意するという事です。 4つの面には、福と寿のほかにお寺の印などが押されます。 中川住職は、「最近は天災や人災など災害が多い。今年は、互いに尊重し慈悲の心をもち、平和な年になってもらいたい」と話していました。 無量寺の護摩祈祷会は、2月3日火曜日、午後3時から、福豆まきは、午後4時から行なわる予定です。
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「すんき給食」で木曽地域を支援
去年、御嶽山の噴火や豪雨による土石流の発生など自然災害に見舞われた木曽地域を応援しようと、伊那市の高遠中学校で「すんき漬け」を使ったメニューが給食に出されました。 給食に出されたのは、大根や豆腐などが入った味噌汁にすんき漬けを入れた、「すんき汁(じる)」です。 伊那市と南箕輪村の小中学校の栄養士で作る委員会は、すんきの消費を拡大する事で、御嶽山の噴火など自然災害に見舞われた木曽地域をを支援しようと、初めて給食のメニューに取り入れました。 生徒達の多くは、すんきを食べるのが初めてで「すっぱい」、「不思議な味」と話しながら、笑顔で食べていました。 すんき漬けは木曽地域に保存食として古くから伝わる漬物です。 カブの葉を、乳酸菌で発酵させたもので、塩を使っていないのが特徴です。 高遠中学校栄養士の太田浩美さんは「食事は好きなものを選びがち、食べる事で被災地の支援につながる事を知ってもらえれば」と話していました。 3月までに伊那市と南箕輪村の全ての小中学校ですんきを使ったメニューが出される予定です。
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伊那餃子の作り方学ぶ
地域の魅力を知り発信する「しなのっこ子ども観光大使」による伊那餃子作り教室が26日伊那市のいなっせで開かれました。 教室には上伊那地域の親子およそ30人が参加し伊那餃子作りに挑戦しました。 「しなのっこ子ども観光大使」は小中学校の教諭でつくる実行委員会の呼びかけで集まった子どもたちが、県内各地の名物料理を作ったり、歴史を学んだりしています。 活動は去年の6月からはじまり、これまでにローメン作りや松本城めぐり、そば打ち体験などを行ってきました。 伊那餃子作りでは、市内の飲食店でつくる伊那餃子会会員を講師に招きました。 伊那餃子は雑穀アマランサスを具材に入れ信州みそをつけて食べるのが特長で子どもたちは講師から話を聞き作り方を教わっていました。 実行委員会では「子どもたちが県内各地の歴史や食文化などを知ることで地域に愛着をもってもらいたい。」と話していました。
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上農高写真部 活躍
上伊那農業高校写真部は、28日から伊那図書館で初めての作品展を開催します。 上農写真部は、本格的に活動を初めて数年ですが、このところコンクールへの入選が相次いでいて、注目を集めています。 28日には、初の作品展を伊那図書館で開く予定で、部員たちは今、その準備に追われています。 部長の高嶋海来(みらい)君。去年の第64回写真県展学生の部で入選を果たしました。 作品は、「夜の工場」です。 そしてもう一人、齋藤里華さんも入選を果たしました。 作品は、「いーくからね~」です。 さらに地方で開かれる写真展では最大規模の第27回諏訪写真展でも今回3人が入選したということです。 作品展では、これらのほかにも部員10人の力作40点ほどが並ぶことになっています。
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長野県日本画会伊那支部 作品展
長野県日本画会伊那支部の会員による作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、会員12人の作品42点が展示されています。 植物や風景など身近なものを題材にした10号、12号の小品が中心です。 作品展は、毎年長野市で開催している秋の日本画県展に出展した作品を伊那地域の人たちにも見てもらおうと2年に1度開かれていて、今年で5回目になります。 伊那支部では、「日本画を鑑賞する機会のない人にも会場に足を運んでもらい、絵を好きになるきっかけにしてもらえたらうれしい」と話していました。 長野県日本画会伊那支部の作品展は27日(火)まで、伊那市のいなっせで開かれています。
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南信工科短大校長に信州大学副学長の大石修治さん
長野県は、来年4月に開校する南信工科短大の校長に信州大学副学長で工学部長の大石修治さんが決定したと発表しました。 22日、県庁で開かれた定例記者会見で、阿部守一知事が発表しました。 会見で大石さんは「少人数で密度の高い教育に取り組んでいきたい。研究を通して学生に工学のおもしろさを伝えたい」と話しました。 静岡県出身の大石さんは、昭和24年生まれの65歳。群馬大学大学院の工学研究科修士課程を修了後、昭和49年から信州大学工学部助手、平成12年から教授を務め、現在は副学長、工学部長を兼務し、長野県産業教育審議会の会長も務めています。 大石さんは「学生にとって健やかでやりがいのある、勉強のしがいのある学校づくりをしていかなければならない。学校のスタートの前に振興会というかたちでご援助頂けるということで大変ありがたく思っている」と話していました。 長野県南信工科短大は、南箕輪村の伊那技術専門校を改修、一部新築し来年4月に開校します。 2年制の専門課程2学科が設置される他、離職者対称の職業訓練なども実施されます。 県では、ものづくりの第一線で活躍できる高度な技能、知識を有する人材育成を行う中南信地域の拠点として位置づけています。 大石さんは、今年4月から県の産業労働部で開校に向けた準備を進めていくということです。
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伊那市の小学生 総合的な学習発表会
伊那市内の小学生が日頃学校で取り組んでいる総合的な学習の発表会が、16日伊那文化会館で開かれました。 発表会は、他の学校の取り組みを知って日頃の活動に役立てたり、交流を通してコミュニケーション能力を身につけてもらおうと、伊那市教育委員会が開いたものです。 児童は、演劇や歌などを交えながら、活動の成果を発表しました。 このうち、東春近小学校の6年生は、学校で行った「エコお泊り活動」について発表しました。 ガスや電気を使わないため、手作りのかまどで食事を作ったり、2日目の朝食にお湯を入れるだけで作れる五目御飯を食べたということです。 児童は「エコについて学ぶことができ、小学校生活最後の思い出になりました」と発表しました。 長谷小学校の児童は、長谷の歴史を紹介し、「長谷に伝わる孝行猿のように、私たちも長谷の自然や両親、周りの人達へ感謝の気持ちを忘れずにいたい」と発表し、賛歌長谷を歌いました。 この日は、市内15校の児童が発表しました。
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水循環授業で伝兵衛井筋見学
上伊那農業高校の生徒は19日米作りや発電に利用されている伊那市富県の伝兵衛井筋を見学し水循環について理解を深めました。 水循環の授業は環境保全や農業発展など水の有効活用に関する知識を得るために行われているものです。 生産環境科2年、およそ20人が伊那市富県の伝兵衛井筋の歴史や利活用について学びました。 話をしたのは井筋を管理している伊那市春富土地改良区理事長の織井秀夫さんです。 井筋は稲作に欠かせない水を引くために作られた用水路で江戸時代に完成しました。 織井さんは「長い年月をかけ数々の難工事の末に完成したもの。当時の人の苦労を知ってもらいたい。」と話していました。 また再生可能エネルギーとして井筋から流れ落ちる水を使った発電事業についても説明がありました。 事業は用水路の落差を利用して小水力発電所を建設するもので事業費はおよそ3億8千万円となっています。 落差は22・7メートルで発電所は平成29年に完成を予定しています。 生徒らは「水は人の知恵で農業や発電など様々なことに役立てられていることがわかった。」と話し水循環について理解を深めていました。
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キャリア教育充実へワークショップ
産学官連携のキャリア教育について意見交換する職場体験学習情報交換ワークショップが19日、伊那市役所で開かれました。 ワークショップは中学生の職場体験学習のあり方について意見を交わし取り組みを充実させようと開かれたものです。 職場体験学習受け入れ事業者と伊那市など6つの中学校教諭また市教育委員会からおよそ30人が出席しました。 キャリア教育は子どもたちが社会的に自立できる力を育むための取り組みで職場体験学習などが行われています。 ワークショップでは学校と生徒を受け入れる企業それぞれの立場から発表がありました。 内藤睦夫教諭は「夢を持つということは大事だが夢にこだわりすぎるとキャリア教育につながらない。その子の持っている発達課題を理解し尊重して、やる気を引き出す必要がある。」と話していました。 松島美容室の関重春社長は「受け入れた生徒に今はまっていることや学校、クラスのいいところなどを発表してもらうことで互いの関係が深まる。」と話していました。 伊那市では「地域で子どもを育てる思いを共有しそれぞれの立場を尊重し協働してキャリア教育に取り組む」などとするキャリア教育憲章を制定していて、学校、家庭、地域、産業界、行政が一体となり子どもの育成について考えていくとしています。
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高遠引持 伝統の獅子舞 コミカルに
17日は、伊那市高遠町上山田引持に伝わる獅子舞が地区住民に披露されました。 引持の獅子舞は朝まで飲み明かし地区の安泰を願う、お日待ちの行事のなかで、およそ300年前から行われていたと伝えられています。 引持地区はおよそ30戸で、平成に入り子供の数が減り獅子舞の伝承が困難になると感じた住民が、獅子舞を守り伝えようと、平成19年に保存会を結成しました。 それ以降毎年、地区住民に披露していて昨夜は、およそ60人が集まりました。 舞では獅子が鈴と五平を持ち、家内安全や、無病息災を願いました。 また、獅子がひょっとこについたノミを食べるユニークな仕草もありました。 保存会では集落に伝わる伝統文化の継承に取り組んでいきたい。と話していました。 現在子供の数は、保存会結成当時の倍以上に増えたということです。
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小河内神社 御筒粥占いで今年は7分
箕輪町の小河内神社で18日祈年祭が行われ「御筒粥神事(おつつがゆしんじ)」で今年の農作物の出来や世相を占いました。 今年の世の中は「7分」と去年より5厘下向きました。 御筒粥神事は今年1年の五穀豊穣を祈願する小河内神社の祈年祭で行われます。 100年以上続いていると言われ、毎年小正月の1月15日の早朝に行われてきましたが、氏子が祭りに参加しやすいようにと、小正月過ぎの日曜日に今年初めて行われました。 朝6時すぎ、農作物の出来や世相を占う、葦の茎を21本束ねたものを入れた大鍋のお粥に火がつけられました。 午前8時すぎ、2時間ほどかけて炊き上げた大鍋のお粥の中から筒が取りだされ神殿へと運ばれました。 筒を受け取った宮司は、すだれで中を隠し、米や野菜など農作物の出来や世の中の世相を筒に入った米粒の数で占いました。 占いの結果、世の中の世相は、去年より5厘下がり7分、農作物では、ナスときゅうり、梨が上々となっています。 占いで使ったお粥を食べると1年間病気をしないとされていて、神事が全て終わると神社を訪れた人達にふるまわれていました。
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せいの神
伊那市西箕輪のみはらしファームで、小正月伝統の火まつり、せいの神が18日行われました。 歳(さいの)神様(かみさま)がなまってせいの神になったとされています。 うず高く積み上げられた正月飾りや〆の子飾りに点火されると、南アルプスをバックに勢いよく燃え上っていました。
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羽広の獅子舞 雌雄舞い合わせ
400年の歴史がある伊那市羽広の獅子舞の舞合わせが18日朝、地元仲仙寺本堂で行われました。 羽広の獅子舞は、1613年慶長18年に仲仙寺の再興を祝って舞ったのが起源とされていて、2013年に400年祭を行っています。 2005年には、伊那市の無形民俗文化財に指定されています。 1月15日の小正月にもっとも近い休日に行われていて、地区内の無病息災・五穀豊穣を祈願します。 18日は午前7時ちょうどに舞合わせが始まりました。 地域の人やアマチュアカメラマンなど50人が本堂を取り囲み、さかんにシャッターを切っていました。 口を閉じて勇壮な雄獅子と口を開いて静粛な雌獅子の舞いは、「阿吽の舞」と呼ばれています。 眠っていた獅子が目覚めるようにゆったりと舞う「肇国の舞」、刀で悪魔を左右に切り裂くように舞う「剣の舞」など5つの舞いで構成されています。 獅子頭をつとめる人は、一生に一度きりの晴れ舞台で、若手が一人前の舞手となる大きなステップになっています。 5つの舞いが終わる午前7時20分頃、仲仙寺本堂に朝日が差し込みはじめました。 仲仙寺本堂での舞合わせを終えると、雄雌は北と南に別れて集落内の家庭を舞い歩く戸毎舞が行われました。 そして、昼頃には、せいの神が行われるみはらしファームで再び阿吽の舞を披露しました。 雌雄2頭の舞合わせは、仲仙寺以外ではふつう見られませんが、今回は、みはらしファーム15周年の記念で特別に行われました。
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かんてんぱぱ小学生絵画コンクール表彰
伊那市の伊那食品工業株式会社が主催する第10回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの表彰式が17日、かんてんぱぱホールで行われました。 今年は伊那市内15の小学校と伊那養護学校から877点の応募があり、入賞した21人の児童に賞状が贈られました。 最高賞のかんてんぱぱ賞を受賞したのは、東春近小学校4年の酒井琳さんです。 りんごの成長を学ぶ総合学習でのりんごを収穫する場面が描かれています。 伊那市長賞には、伊那東小学校3年のマトスエミさん。 伊那市教育長賞には、高遠北小学校6年の福嶋招太くんが選ばれました。 学校奨励賞には西箕輪小、富県小、伊那北小が選ばれ、各校には20万円相当の備品が贈られます。 かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、ふるさとに愛着を持ってもらおうと毎年開かれてきましたが、10回の節目で終了することになりました。 応募作品は、25日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールに展示されています。
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大学入試 センター試験
大学入試センター試験が今日から、全国一斉に始まりました。 県内では、13か所で行われ、南信地域の受験生は南箕輪村の信州大学農学部と、駒ヶ根市の県看護大学で試験が行われました。 このうち、信大農学部では試験開始の1時間以上前から受験生が集まってきました。 今年は伊那北高校と伊那弥生ヶ丘高校の試験会場が、信大農学部から県看護大学に変更になったこともあり、歩いて会場入りする人は少なくなりました。 伊那バスでは、伊那バスターミナルから信大行きの臨時便を4便出して受験生を送り届けていました。 今年のセンター試験には、全国で去年より0.3%少ないおよそ55万8千人が志願し、県内では去年とほぼ同じ1万人となっています。 このうち、信大農学部では、838人が試験を受けました。 会場の入り口では、高校の担任らが生徒を激励していました。 初日の17日は、地理や歴史など4教科16科目の試験が行われました。 このうち松本市の信州大学松本試験場では、午前中に行われた地理・歴史・公民で試験の説明と準備に遅れが出て、1分から2分繰り下げて試験が行われました。 18日は、理科と数学の2教科15科目が行われることになっています。
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箕輪町大出上村で大文字
箕輪町大出の上村の住民は、地域の安全や無病息災を願う大文字建てを、12 日、行いました。 12日は、上村の住民およそ20人が道祖神のある辻に集まり、大文字を建てました。 現在、上村には67世帯があります。 上村の大文字は、江戸時代に大火や疫病が流行ったことから村の安全を祈り始まったとされていて、町の無形民俗文化財に指定されています。 住民らは、長さ11メートルの柱に松と竹を結び、最後に梅の飾りものを取り付けていました。 他にも、蕎麦がらやもみ殻などが入った手作りの巾着を結び付けていました。 立てられた大文字は、18日の朝6時に下ろされ、各家で巾着などを持ち帰り飾るということです。
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上農で飲食店店長が講義
上伊那農業高校の生徒は、市内の飲食店経営者を講師に迎え、食材の流通や地域食材を活用したメニュー作りなどについて話を聞きました。 14日は、生産環境科の3年生41人が、「伊那谷の地域食材をいかす」をテーマに話を聞きました。 授業では、伊那市内の飲食店「藤よし」の店長・伊藤雄治さんが地産地消の大切さについて話をした他、生徒達が栽培した大麦やえごまなどを使って、伊藤さんが作った料理をみんなで試食しました。 食べたのは「大麦のひじきのマリネ」、「エゴマと大豆の青菜の味噌和え」「キビとサツマイモのきんとん りんご添え」の3品です。 生産環境科では、米や雑穀の栽培をとおして食料生産について学んできました。 今回の授業は、消費者に近い飲食店の食材へのこだわりを聞くことで、生産者の立場に理解を深めようと行われました。 伊藤さんは「店では、手間をおしまず昔の技法で料理を出している。食材も、手間をかけ育てている物は高くなるが、その良さを発信するのが飲食店の役割」と話していました。
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西箕輪上戸 大文字(でえもんじ)建て
伊那市西箕輪上戸で、小正月の伝統行事「大文字(でえもんじ)」が14日早朝に行なわれました。 午前4時半、大文字の開始を告げる太鼓が始まると区民それぞれが作った巾着飾りを持って集落の中心部の三ツ辻に集まります。 長さ12メートルあまりの「大文字柱」が辻まで担ぎ出され、巾着袋や役員たちが事前に色紙で作った花、酒樽が飾り付けられていきます。 大文字(でえもんじ)は、鎌倉時代末期にはじまり、松本方面から辰野・箕輪・伊那に伝わったとされています。 厄落としと、1年間の無事を祈っての道祖神まつりの行事で、過去に一度この祭りを中止したところ村に疫病がはやり死人も出たと言い伝えられています。 飾りつけが終わるといっきに柱を建てました。 今年は、電線などにかかることなく、大文字建ては、無事終了。 1月20日の早朝までこのまま飾られます。 柱の脇にある作業小屋では、区民らがお神酒を酌み交わし、今年1年の無事を願っていました。
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村北部保育園 インフルエンザで学級閉鎖
南箕輪村北部保育園年中のすみれ組は、インフルエンザ発症者が増加しているため、15日と16日の2日間学級閉鎖となります。 学級閉鎖となるのは南箕輪村北部保育園年中のすみれ組です。 インフルエンザに感染したとみられる園児数は23人中5人で、15日と16日の2日間学級閉鎖となります。 南箕輪村では「外出時のマスク着用や外出後の手洗いやうがいを行い、感染予防に努めてほしい」と呼びかけています。
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御筒粥神事 世相は七分二厘
箕輪南宮神社で10日御筒粥神事が行われ占いで今年の世相は七分二厘という結果が出ました。 御筒粥神事は米と小豆が入っている釜に37本の葦の筒を入れて炊きます。 筒の中に入った米や小豆の数で32品目の農作物の作柄や四季の気候、今年の世相を占うものです。 毎年1年の無事を祈念して行われる南宮神社の初祭りの占いの神事です。 2時間ほど炊いた釜から御筒が取り出されると神社総代から宮司に渡されました。 この御筒は本殿で宮司が割り米や小豆の入り具合を確かめます。 その結果世相は七分二厘で去年より一厘下がりました。 32品目の農作物のうち、小麦、馬鈴薯、牛蒡、大根が『極上』。 一方、晩生稲、大豆、茄子、蚕、梨が『下』との占いが出ています。
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地区内の安泰願い 大文字建て
箕輪町北小河内区漆戸常会に伝わる小正月の伝統行事、大文字建てが11日行われ住民が地区内の安泰や五穀豊穣を願いました。 朝8時に漆戸常会の住民が集まり榊や松、縁起物の飾りを取り付けていました。 飾り付けが終わると長さ10メートルほどの大文字を建てました。 大文字は天竜川の水害に悩まされていた住民がその氾濫を鎮めるため始められたといわれていて町の無形民俗文化財に指定されています。 大文字には太陽や稲穂を表す飾りものが取り付けられていて、下ろしたときに住民が各家庭に持ち帰り玄関に飾るのが習わしとなっています。 漆戸常会は35戸あり地区の安全を願う大文字は1週間建てられ18日に下ろされるということです。
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獅子舞奉納で地区の厄払い
箕輪町中曽根の住民でつくる中曽根獅子舞保存会は11日、地区内の厄払いと家内安全を願い八幡社に獅子舞を奉納しました。 中曽根の獅子舞は伊那市羽広の仲仙寺から伝わったものとされていて毎年小正月に地区内で行われています。 地区内の八幡社では剣の舞や悪魔払いなど5つの舞が奉納されました。 八幡社に集まった人たちは獅子に頭を噛んでもらい今年1年の健康を願っていました。 11日は地区内5か所で平穏な1年を願い舞が行われました。
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伊那市美篶笠原でまゆ玉づくり
15日の小正月を前に、各地で伝統行事が行われました。 伊那市美篶笠原の北村地区では、無病息災や五穀豊穣を願うまゆ玉づくりが行われました。 10日は、地区の小学生6人とPTAや近くに住むお年寄りおよそ20人が廣得館に集まりました。 まゆ玉は、蚕に感謝し無病息災や家内安全を願う小正月の伝統行事です。 ふかした米の粉を着色し、まゆの形にしてそよぎに刺します。 養蚕が盛んだったこの地域では、40年ほど前までは各家庭で作られていたということです。 伝統のまゆ玉作りを後世に引き継いでいこうと、15年近く中心となって行事を実施している諸田秀さんです。 諸田さんは「伝統行事の継承は大変なことだが絶やしたくない」と話します。 そよぎには、まゆ玉の他に願いごとなどが書かれた短冊も飾られていました。 まゆ玉は、11日に行われるどんど焼きで焼いて食べるということです。
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井月顕彰会 堀内会長死去
俳人、井上井月の研究者や愛好者らでつくる井上井月顕彰会の堀内(ほりうち)功(つとむ)会長が9日、東京都新宿区の病院で亡くなりました。 94歳でした。 顕彰会関係者によりますと、堀内さんは、9日昼過ぎに、打ち合わせを予定していた新宿区のホテルで倒れ、東京医科大学病院に運ばれましたが、午後1時57分死亡が確認されたということです。 打ち合わせを予定していた井月を題材にした映画「ほかいびと」の北村皆雄監督は、「発見した時は、すでに心肺停止状態だった」と話し、「親と同等のおつきあいをさせていただき、1週間に一度は会っていた。堀内さんがいなかったら、「ほかいびと」は生まれていなかった」と突然の死を悼んでいます。 堀内さんは、顕彰会会長として、2008年から句集の発行や句碑の建立などに尽力しました。 堀内会長とは20年来の付き合いだったという顕彰会副会長で井月研究家の竹入弘元さんは、「井月の足跡や魅力の発信に大きく貢献された」と堀内さんの死を悔やんでいます。 2012年に発行された井月編俳諧三部集は、井月が1400人の俳人の句を載せたもので、すべて井月の自筆で書かれていて、交友関係もわかります。 竹入さんが解読しましたが、採算がとれないと出版に踏み切れないでいたところ、堀内さんが資金援助しました。 通夜は、19日午後6時~、告別式は、20日午前10時30分~ 場所は、上野寛永寺輪王殿 喪主は、堀内泰司さん(長男) 詳しくは、井上井月顕彰会090-8200-4590(平澤さん)
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春近し 春近神社で合格祈願
伊那市東春近の春近神社で、春富中学校合格祈願祭が9日行われました。 9日は、受験を控えている春富中学校の3年生全員、151人が3回に分かれて合格祈願をしました。 合格祈願祭は、「サクラサク」春が近い神社ということで、神社の祭典委員らが学校側に働きかけ実現したもので、今年で4年目になります。 花畑樹彦宮司が祝詞を読み上げ、生徒代表4人が玉串を供え拝礼しました。 花畑宮司は、「多くの人に支えられて受験を無事迎えられる。悔いのないよう取り組んで、合格の便りを春近の神に届けてほしい」と話ました。 春近神社祭典委員長の飯島宗夫さんは、「受験の成功はもちろん、地域のために働ける人に育っていってほしい」と中学生に期待していました。
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天然リンクでスケート授業
伊那市の伊那西小学校は、学校近くの天然リンク、伊那西スケート場でスケートの授業を行っています。 今朝も1年生から6年生までの全校児童60人が氷の感触を楽しみながらスケートを学んでいました。 伊那西小学校では、身近にあるスケート場を活用し、冬場の体力増進につなげようと、毎年スケートの授業を行っています。 学校関係者によりますと、入学から毎年続けることで、6年生になると上手に滑ることができるようになるということです。 伊那西スケート場は、連日の冷え込みで、7日の夜から滑走可能になりました。 スケートの授業は、翌日の8日から始まっていて、来週も行われます。 9日は、飯田市から訪れたという男性もいました。 1周300メートルの伊那西スケート場は、近くの武田用水組合が管理していて、昨シーズンは19日間の営業で延べ1,200人余りの利用がありました。 今シーズンは、2月8日頃までを予定しています。 営業時間は、午前の部が7時から10時まで、午後の部が6時から9時までで、料金は1人200円です。
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平成27年度公立高校入学志願予定者数 発表
長野県教育委員会は、来年度の公立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果を8日に発表しました。 上伊那の全日制普通科で最も高い倍率となっているのは、辰野高校の1.77倍です。 前期選抜は2月10日、後期選抜は3月11日に予定されています。
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伊那三曲協会 東春近小学校で演奏
上伊那で活動している伊那三曲協会は、8日、伊那市の東春近小学校で、琴や尺八などの演奏を行いました。 3学期の始業式に合わせて、新年を祝う慶祝音楽鑑賞会が開かれました。 伊那三曲協会は毎年東春近小学校で演奏を行っていて今年で25回目です。 メンバー19人が訪れ、焼き物のタヌキの姿かたちから人が学びとるべき事を歌った曲「信楽狸」を披露しました。 狸の腹は物事の決断を、尾は最後まで成し遂げる事などを歌っています。 伊那三曲協会では、日本の伝統音楽に触れ、学んで欲しいと話していました。
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南宮神社初祭り 山車飾り完成
箕輪町の木下山車飾保存会は、10日から南宮神社で開かれる初祭りの、山車飾りの製作を急ピッチで行っています。 山車飾りの製作は、11月から始まりました。 木下山車飾保存会は、30人ほどで、8日は14人が作業にあたっていました。 この山車は、倒幕計画が漏れて隠岐島へ流された後醍醐天皇が脱出し、海岸に上陸した場面です。 木下山車飾保存会は、明治の初めに高遠から木下に養子に入った青年が、高遠の山車飾りのようなものをお祭りに飾ったらどうかと提言したことが始まりとされ、昭和63年に箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。 今年の山車飾りは、全部で6つの舞台が作られます。 南宮神社の初祭りは、10日・11日の2日間となっています。