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伊那市が伊那節~伊那の華~をYoutube配信
伊那市は伊那節を後世に残すことを目的に、公式Youtubeで映像の配信を行っています。
伊那市公式Youtubeでは伊那節保存会による踊り伊那節~伊那の華~が配信されています。
日本舞踊花柳流2代目 花柳壽輔さんが振付をした舞台用の踊りで、伊那まつりで踊る伊那節の元となったものだということです。
伊那節保存会では「映像を見て一緒に踊ってくれる人が出てきてくれると嬉しい」と話しています。
収録は2023年12月に伊那公民館で行ったということです。
Youtubeでは伊那節~伊那の華~のほかに、伊那盆唄と伊那木工小唄の配信も行っています。
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昆虫食文化を未来へシンポジウム
伊那谷の昆虫食文化を未来へ残すためのシンポジウム「ざざ虫の未来を語ろう」が伊那市創造館で17日に開かれました。
会場にはおよそ40人が訪れました。
南箕輪村の上伊那農業高校グローカルコースは、昆虫食を未来へ残すための取り組みを紹介しました。
課題として漁を行う人が高齢化により減っていることや護岸工事など生育環境の変化からざざ虫が減ってきていることを挙げていました。
生態調査と保護を目的とした養殖の取り組みについて「専門家に話を聞いたりして水温の管理や巣をつくる場所の工夫を行った」と話していました。
発表後には、訪れた人が佃煮などのざざ虫を使ったメニューを試食しました。
他に40年近く、ざざ虫を研究している、牧田豊さんの講演が行われました。
ざざ虫の獲り方や道具、漁を行う時期などについて説明を行いました。
牧田さんは「ザアザアと流れる川に棲みつき食用にする虫を総称してざざ虫と呼んでいるが、本来はカワゲラの幼虫のことをざざ虫と呼んでいた」と話していました。
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東春近小3年東組が殿島城の歴史動画を制作
伊那市の東春近小学校3年東組は殿島城の歴史エピソードを再現した動画を制作しました。
16日は学校で授業参観が行われ子どもたちは保護者と一緒に制作した動画を視聴しました。
3年東組では、総合的な学習で学校近くの殿島城址について東春近公民館の野溝和人館長から話を聞き歴史について勉強してきました。
児童たちは教わったことを元に台本を作り8分の動画にまとめました。
物語は、戦国時代にこの地域を治めていた上伊那の八勇士の一人、殿島城主の殿島大和守重国を主人公にしたものです。
殿島大和守重国は、武田信玄の上伊那への侵攻に抵抗し、斬首されました。
それを悲しんだ農民が首を持ち帰り、長谷黒河内に墓をつくったというストーリーです。
児童はアイデアを出し合いながら台本や、小道具を分担して動画を完成させたということです。
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町教委 不登校児童の学び支援へ
箕輪町教育委員会は、不登校の児童、生徒の多様な学びを支援するコーディネーターを来年度から配置します。
16日は、箕輪町総合教育会議が地域交流センターで開かれ、概要が報告されました。
コーディネーターは不登校を未然に防ぐ学級づくりや校内での居場所づくりを充実させ、各校との情報共有により実態を把握し支援を進めます。
町教育委員会では、来年度から1人コーディネーターを配置します。
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伊那北高校課題研究発表会
伊那市の伊那北高校で課題研究発表会が1月27日に開かれ、普通科と理数科の1・2年生が、1年間の探究の成果を発表しました。
普通科の2年生は、各教室で、持ち時間15分間の発表を行いました。
テーマは自由で、それぞれが関心のあることについて、4月から探究を進めてきたということです。
生徒たちは、「犬派と猫派の性格の違い」や「記憶に適したペンの色」など、自分自身で調べたまとめを発表していました。
「折り紙の可能性」について発表した生徒は、宇宙開発や医療でも折り紙の技術が活用されていることを例に挙げ、折り紙が人工筋肉として活用できるか自作した折り紙を見せながら説明しました。
その結果、強度などに課題はあるが、材料や折り方に工夫をすれば可能性はあるとまとめていました。
伊那北高校では、以前から理数科が課題研究の発表会を開いてきましたが、4年前から普通科でも探究の発表を行うようになりました。
普通科1年生は、グループごと、地域活性化や外国人の受け入れ体制などについて調べ、まとめたポスターを展示しました。
発表会は、一般にも公開され、保護者や中学生が、自由に見学していました。
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令和6年度公立高校後期選抜 募集人員
長野県教育委員会は令和6年度入学の公立高校後期選抜の募集人員を15日に発表しました。
上伊那8校の募集人員は次の通りです。
辰野高校は、普通48人、商業20人。
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上伊那総合技術新校 2032年度以降に開校・7学級程度の方針
13日に開かれた、上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会で開校を2032年度以降の早い時期とすることや募集学級数は7学級程度にすることが示されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ケ根工業高校の4校を再編統合するものです。
懇話会では、新校舎の整備に8年かかる見込みであることから、開校を2032年度以降の早い時期とする方針が県教育委員会から示されました。
設置学科については、農業科3学級、工業科3学級、商業科1学級の7学級程度を想定していますが、学科の枠を越え生徒が主体的にコースを選択して授業を受けられる学びを目指すとしています。
県教育委員会では、次回の懇話会でこれらを盛り込んだ再編実施基本計画案を示す予定で、県議会6月定例会で開校年度と4校を再編統合することについて同意を得たいとしています。
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高遠城歴史探訪ツアー 来月開催へ
伊那市観光協会などは戦国時代の武田軍と織田軍の戦いを題材にした劇場型歴史探訪ツアーを3月2日に高遠城址公園で行います。
14日は伊那市観光協会の原未那美さんが市役所でイベントのPRを行いました。
このツアーは市観光協会と伊那市高遠町にある旅行会社の伊那谷ツーリズムが去年初めて行い、今回で2回目の開催となります。
題材となる高遠城の合戦は高遠城を守る武田信玄の五男・仁科五郎盛信と攻める織田軍の戦いで、1582年3月2日にありました。
ツアーは同じ日の3月2日に行われます。
合戦に合わせたストーリーとなっていて、当日にタイムトラベルしたという設定で参加者が公園内やその周辺を巡るとポイントでイベントが発生します。
上伊那の演劇経験者が高遠ゆかりの歴史上の人物に扮します。
参加者は合戦印の3枚セットを記念にもらえるということです。
募集受付は16日(金)までです。
参加費は伊那バスターミナル発着の専用バスの利用と昼食付きの午前の部は大人13,800円です。
現地集合で食事なしの午後の部は大人6,500円です。
定員は午前の部と午後の部それぞれ25人です。
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伊那小学校児童 市長に伊那北駅前について提案
伊那市の伊那小学校の児童は、高校の再編統合により多くの利用が予想されるJR伊那北駅前周辺についてどんな風にしてほしいかを13日に白鳥孝市長に提案しました。
この日は、伊那小の6年孝組の児童30人が、9グループに分かれ、検討してきたことを白鳥市長に提案しました。
JR伊那北駅は伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を統合する伊那新校、上伊那農業高校を校地に再編する上伊那総合技術新校が開校すると、1日に2,000人が利用すると予想されています。
伊那市では伊那北駅周辺の整備を検討していて、将来的に駅を利用する小学生の意見も参考にしようと、地域にある公園について学んできた6年孝組に提案をお願いしました。
現在の小学6年生は、伊那新校が開校する2028年度には高校2年生になっています。
あるグループは、伊那の名物をPRする公園としてローメン滑り台を提案しました。
ローメンのどんぶりからレンゲをつたってすべる滑り台です。
インパクトがあり、地域をPRできると考えたということです。
この他に、駅には日時計しか無いのでシンボルになる時計を置いてほしいという提案や、駅に直接つながる歩道橋を作ればどうかなどの提案をしていました。
伊那市では、この日に出た提案を今後のまちづくりの参考にしていきたいとしています。
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公立高校前期選抜試験の合格発表
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表が今日行われ、合格した受験生にひと足早い春が訪れました。
前期選抜は1日に県内一斉に実施され5,516人が受験し3,813人が合格しました。
上伊那では511人が受験し 360人が合格しました。
後期選抜試験は3月6日に実施され合格発表は19日の予定です。
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伊那小6年明組が手作りプラネタリウム
伊那市の伊那小学校6年明組は、手作りのプラネタリウム投影会を伊那文化会館で7日に開きました。
6年明組の児童30人は、去年の11月から投影会の準備を進めてきました。
保護者や一般などおよそ50人が訪れました。
クラス名の明組になぞらえた、明星列車が木星などの惑星を旅するというオリジナルストーリーです。
会場の音楽は児童が電子ピアノを弾いて生演奏しました。
児童は5年生から総合学習の時間で、天体や星について学んでいます。
伊那文化会館でプラネタリウムを見たり、星空観察などを行ってきたということです。
投影会の最後は児童たちが作詞した歌を歌いました。
投影会はこれまでに学校で行っていましたが、多くの人に見てもらおうと伊那文化会館に協力を依頼し開いたものです。
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アートスクール作品展 25日まで
伊那市高遠町の信州高遠美術館が主催するアートスクールの受講生の作品展が7日から信州高遠美術館ではじまりました。
信州高遠美術館は今年度、絵画や陶芸、染色など7つの講座を開催しおよそ80人が受講しました。
作品展には、それぞれの講座で制作した、アクリル画や書道、陶芸などの作品18点が並んでいます。
この作品展は、25日・日曜日まで開かれていて、期間中の入館料は無料です。
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高遠中吹奏楽部の打楽器四重奏が東海大会出場
伊那市高遠町の高遠中学校吹奏楽部の打楽器四重奏は、長野県アンサンブルコンテスト県大会で金賞を受賞し、10日に愛知県で開かれる東海アンサンブルコンテストに出場します。
4日は高遠中学校で保護者や地域住民を招いた激励会が開かれ、東海アンサンブルコンテストへの出場を決めた、打楽器四重奏の「深淵の碑」が演奏されました。
ゆったりとしたリズムから徐々に早くなる、荒々しさの中にも優しさがある海を舞台にした曲だということです。
1月、松本市で開かれた長野県アンサンブルコンテスト県大会で金賞を受賞し、10日に愛知県幸田町で開かれる東海大会に出場します。
4日の激励会では、打楽器四重奏の部員以外の演奏も行われました。
高遠中学校吹奏楽部が県大会で金賞を受賞するのは今回が初めてだということです。
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南箕輪小 箏演奏を体験
日本の楽器を身近に感じてもらおうと箏の体験学習が南箕輪小学校で1日に開かれました。
この日は上伊那で箏や三味線の教室を開いている気賀沢美香さんと伊東忍さんを講師に招いて6年生の児童およそ130人が1クラスずつ箏の演奏を体験しました。
初めて箏に触れた児童はきれいな音色が聞けて楽しかったと話していました。 -
受験生が面接や作文に臨む
公立高校の前期選抜試験が1日県内一斉に行われ受験生が面接や作文に臨みました。
上伊那の高校では伊那弥生ケ丘高校を除く7校で行われました。
前期選抜試験は県全体で5,525人、上伊那では512人が出願しています。
このうち南箕輪村の上伊那農業高校では朝8時頃、受験生が校門をくぐっていました。
上農は生物生産、生命探究、アグリデザイン、コミュニティデザインの4つの学科一括で80人の募集に対し147人が出願していて倍率は1.84倍となっています。
前期選抜試験の合格発表は今月9日金曜日に行われます。
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井月 新発見の2句 一般公開
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月の新しい句・2句がこのほど発見され、伊那市創造館で展示されています。
新たに発見されたのは
『棟あげや 新酒の酔もひとちから』
『湧て出る 水音かろし 白躑躅』の2句です。
類句の『萬歳や人が笑ひば言得顔』も初公開となります。
新発見句を鑑定したのは、井月研究家の一ノ瀬 武志さんです。
井月の署名や筆跡などから、真作であると鑑定しました。
井上井月は、幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人で、これまでに1700以上の句が発見されています。
これからも、井月が詠んだ句が新しく発見される可能性があるということです。
創造館の2階には、井月に関する資料が常設で展示されていますが、この3句については、5月13日まで一般に公開されるということです。
観覧は無料です。
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暮らしのなかの食 報告会
伊那市の小中学校が食育事業の一環で取り組んでいる「暮らしのなかの食」の実践報告会が29日に市役所で開かれました。
この日は市内の小中学校や保育園の校長や園長などおよそ50人が参加しました。
会では長谷小学校が代表して4年生のピザ窯作りの取組みを紹介しました。
4年生は去年4月からピザ窯を手づくりし、
窯のレンガを買う資金はアルミ缶回収で調達しました。
窯が完成すると、自分たちで育てた野菜を具材にピザを焼き、仲間との協力や、作り上げた達成感を感じられる活動だったということです。
暮らしのなかの食事業は伊那市内の小中学校が2015年年度から取り組んでいる農業体験と食育を組み合わせたもので報告会は4年ぶりに行われました。
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クラシック音楽の祭典 合唱団発足
ドイツの作曲家ヘンデルの「メサイア」をオーケストラの演奏で歌うクラシック音楽の祭典が、来年6月8日に伊那市の伊那文化会館で開かれます。
28日の夜はニシザワいなっせホールで合唱団の発足式が行われました。
合唱団には、南信地域を中心に公募で集まった110人が参加します。
この日は、発足式が行われ、早速練習をしました。
第3回クラシック音楽の祭典は、来年6月8日に伊那文化会館で開かれます。
ドイツの作曲家ヘンデルが、イエス・キリストの生涯を題材に作曲した「メサイア」を演奏します。
およそ2時間半の演目で、伊那フィルハーモニー交響楽団の演奏で歌います。
本来はドイツ語で歌う曲ですが、今回は英語で歌うということで、昨夜は英語の発音も確認していました。
1990年に「手づくりの演奏会」として始まり、2018年にクラシック音楽の祭典として名前を変えて開催してきたこの演奏会は、団員の高齢化などから、今回で最後となります。
第3回クラシック音楽の祭典には、合唱団のほかに伊那フィルハーモニー交響楽団、4人のソリストも合わせた総勢170人が参加します。
合唱団は、来年の6月の公演に向け、月に1・2回練習を重ねていくということです。
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南箕輪小学校 児童が作った南小テラス完成
南箕輪村の南箕輪小学校の児童が中庭に作ったあそび場、
南小テラスが完成しました。
29日は、休み時間に3年生の児童が体育館近くの中庭につくられた南小テラスで遊んでいました。
南小テラスには、ハンモックやトランポリンなど、7つの遊具があります。
去年9月から、園芸委員会を中心に全校児童で遊具をつくり、12月に完成しました。
委員会では「自然と触れ合って楽しい休み時間を過ごしてほしい」と話していました。
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令和6年度高校入試 前期選抜志願者数
長野県教育委員会は、令和6年度の高校入試前期選抜試験の志願者数を29日に発表しました。
辰野普通は51人で1.59倍、商業は22人で1.1倍です。 -
伝統文化おやこ体験フェスタ
太鼓や人形芝居、民謡などの伝統芸能の体験イベント「伝統文化おやこ体験フェスタ」が伊那市のいなっせで28日行われました。
会場のいなっせには和太鼓、古田人形芝居、伊那節・木曽踊り、南京玉すだれの4つのコーナーが設けられ、訪れた親子連れが体験をしていました。
今回初めて企画された伊那節・木曽踊りのワークショップには20人が参加し、伊那節振興協会と木曽踊保存会のメンバーが教えました。
踊りの時手の振りや目線は、仙丈ケ岳や西駒ケ岳、天竜川をイメージしすると覚えやすいですと話していました。
このイベントは、田楽座や地域住民でつくるNPO法人ふるさと芸能研究所が企画したもので、今回で3回目となります。
イベントではワークショップの他に公演が行われ、参加者は箕輪町の古田人形芝居や伊那市の羽広の獅子舞などを鑑賞しました。
企画したNPO法人ふるさと芸能研究所では、体験を通して郷土の伝統芸能に興味を持つきっかけにしてもらいたいと話していました。
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不折に続け!子供達の書初め書道展 審査会
「伊那谷で育った中村不折に続け!子供達の書初め書道展」の審査会が28日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
書初め書道展には上伊那の小学校25校の6年生から117点の応募がありました。
これまで5・6年生から募集していましたが、今回は6年生にしぼって行われました。
上伊那書道協会の役員4人が審査を行い、字のバランスや形、名前の位置や大きさなどを見ていました。
審査の結果、最高賞の中村不折賞には高遠北小学校の秋山優紀さんの作品が選ばれました。
応募された作品は2月17日土曜日から25日日曜日まで伊那文化会館で展示され、初日には表彰式が行われます。
伊那文化会館では「子どもたちの書いた個性あふれる作品を見て、元気を貰い楽しんで欲しい」と話していました。 -
校舎横の手作りリンクでスケート
伊那市の西春近北小学校の校舎北側に作られたリンクで25日、スケートの授業が行われました。
授業は今シーズン初めてということで氷に慣れていない児童らは四つん這いになってリンクにあがりました。
2年生の児童30人が半分に分かれて今年初めてのスケートをしました。
西春近北小学校では毎年陽の当らない校舎北側に水を張り縦18メートル、横9メートルのリンクを作っています。
ここ数日の冷え込みで氷に厚みが出て滑ることができるようになりました。
スケートは1、2年生を対象に週2回ほど行い2月には岡谷市のスケート場で授業を予定しています。
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無量寺で節分の福ますづくり
箕輪町北小河内の無量寺で、2月3日の節分行事で使われる福ますの準備が行われました。
24日は、中川清健住職が、ヒノキの一升桝に幸せを願う「福」と長寿を願う「寿」の文字をますに書いていました。
無量寺では、40年以上前から節分行事を行っています。
節分行事では年男・年女の30人が福ますに豆を入れてまきます。
準備は1月上旬から始めていて、60個を用意するということです。
無量寺の節分行事は2月3日の午後3時から護摩祈祷会、午後4時から豆まきが行われます。
豆まきでは特等の福だるまなどが当たる札も一緒に投げられます。
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児童が言葉を残した石が見つかる
伊那市の伊那東小学校で54年前、1970年、昭和45年に当時の児童が思い思いの言葉を残した石がこのほど見つかりました。
こちらがその石です。名前とともに、「いつまでもよい学校でありますように」「努力」などとマジックで書かれています。ほかに「へのへのもへじ」と書かれたものもあります。
この石は去年12月、老朽化により崩れる心配があったことから取り壊しとなった門柱の基礎の部分から見つかったものです。
伊那東小学校によりますと門柱は開校71年目となる1970年、昭和45年に建てられたということで建立記念式典の写真が残されています。
見つかった石のうち文字が読めるもの20個ほどが廊下に展示されています。 -
上伊那総合技術新校 校地上農の方針示す
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が22日に伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、県教育委員会が校地を南箕輪村の上伊那農業高校にする方針を示しました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ケ根工業高校の4校を再編統合するものです。
県教育委員会では、周辺の道路環境や学習環境では大きな差はないとしましたが、実習に必要な敷地面積の確保、上伊那全域から通学がしやすいこと、外部の学校との連携がしやすいことなどの理由から、校地を上伊那農業高校にしました。
2月13日に開かれる次回の懇話会で、開校年度や募集学級数、施設整備などの再編実施基本計画案を示します。
今後は3月の県教育委員会定例会に計画案を報告し、来年度の県議会で関連議案の提出を目指すとしています。
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上農で八十二銀行と長野銀行が金融授業
お金に関する知識や判断力を身につけてもらう講座が19日に南箕輪村の上伊那農業高校で開かれました。
19日は1年4組の生徒41人が話を聞きました。
講師は八十二銀行伊那支店の清水口紀雄営業次長が務めました。
清水口さんは「資産形成にはリスクがあることを知った上で、将来に向けて準備していきましょう」と説明していました。
授業は、生徒が将来経済的に自立しより良い暮らしを送ることができるように、八十二銀行伊那支店と長野銀行伊那支店が共同で行ったものです。
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池上秀畝生誕150年記念展をPR
伊那市高遠町出身の日本画家池上秀畝は今年生誕150年を迎えます。
県内の美術館・博物館などで企画されている生誕150年記念展のPRイベントが、7日に東京都の銀座NAGANOで開かれました。
イベントでは、長野県立美術館の他、伊那市内の美術館・博物館の学芸員らが話をしました。
池上秀畝は、1874年高遠町生まれの日本画家で、今年生誕150年となります。
生誕150年の記念展は、それぞれ異なる内容で、高遠町歴史博物館で2月23日から、信州高遠美術館で3月2日から、伊那市創造館で3月16日から、伊那文化会館で3月30日から、長野県立美術館では5月25日からそれぞれ開かれます。
県立美術館学芸員の松浦千栄子さんは「それぞれの美術館・博物館の視点で秀畝の魅力を掘り下げているのでぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けていました。
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北小河内漆戸常会で大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で、地区の安泰を願って建てられていた大文字の柱が、20日に地域住民によって下ろされました。
午前11時に、地域住民およそ20人が集まり、14日に建てられた大文字の柱が下ろされました。
柱は21日に下ろされる予定でしたが、雪の予報が出ているため、急遽20日に行うことになりました。
長さおよそ15メートルの柱を近くの漆戸集会所まで担いで運ぶと、付けられていた花飾りなどを取り外していきました。
漆戸常会の大文字は、およそ260年前から続いていて、町の無形民俗文化財に指定されている小正月の伝統行事です。
住民は花飾りを自宅に持ち帰り玄関などに1年間飾っておくということです。
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西箕輪上戸で大文字下ろし
20日は1年で最も寒さが厳しくなる頃とされる大寒です。
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事「大文字」の柱が地域住民によって下ろされました。
午前5時10分、太鼓を打ち鳴らすと地域住民およそ70人が柱を建てた辻に集まりました。
20日の伊那地域の最低気温は午前5時18分に氷点下1.2度となりました。
住民たちは、ロープを引っ張りながら、さすまたを使いゆっくりと柱を下ろしていきました。
区内安全や五穀豊穣を願う、「大文字」は柱を毎年1月14日に建て、20日に下ろす江戸時代から続く上戸の小正月の伝統行事です。
巾着などの飾りが取り付けられた長さおよそ12メートルの柱がゆっくりと倒されました。
10分ほどで下ろされると、住民が巾着などを取り外していきました。
その後、住民たちに、お神酒が振舞われました。
取り外した巾着や花飾りは各自が家に持ち帰って玄関や神棚などに1年間飾っておくということです。