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七夕祭り さんよりこより
三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で月遅れの七夕祭り「さんよりこより」が7日行われました。
美篶の下川手と上川手の境にある川手天伯社には、七夕飾りを手にした子ども達およそ70人が集まりました。
子ども達は円になり「さんよりこより」と唱えながら、川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを3周します。
笛の合図で、七夕飾りで鬼をめった打ちにしていました。
その昔、高遠の藤沢片倉にあった天伯様が洪水で富県桜井に流れつき、そのあと再び美篶川手に流されたことが縁で双方に天伯様を祀ったことが始まりとされています。
洪水を引き起こす鬼をたたくことで三峰川の氾濫が鎮まるとされ、およそ550年前から続いていると言う事です。
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高遠町歴史博物館で「出征兵士と家族の肖像展」
伊那市の高遠町歴史博物館で出征兵士と家族の肖像展が開かれています。
展示されているのは第二次世界大戦で上伊那から出征した人達の写真や、戦時中に使用されたカメラなど67点です。
戦後シベリアに抑留された人が書いた記録や、出征する人の武運を願い贈られた寄せ書きもあります。
高遠町歴史博物館の職員は、「戦争を知らない世代にも、当時の様子を感じてもらいたい」と話していました。
この展示は22日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
入館料は一般は400円、高校生以下は無料です。 -
蜂追い大会 クロスズメバチの巣を探す
伊那市地蜂愛好会は、「地蜂」と呼ばれるクロスズメバチを追って巣を探す「蜂追い大会」を1日、鳩吹公園隣りの市民の森で開きました。
蜂追い大会には、およそ30人が参加しました。
事前に仕掛けておいたイカの切り身に、クロスズメバチが集まっていました。
蜂が運べるよう小さく切ったイカに目印をつけて掴ませます。
クロスズメバチが飛び立つと、一斉に追いかけていました。
見失わないように仲間同士声を出しあい、蜂の進んだ方向に向かって走ります。
畑の土手で蜂の巣が見つかりました。
1日は、10個の巣を探しあてたということです。
愛好会では、今年は3月~4月の気温が女王蜂にとって適温だったため、当たり年になるのではないかとみています。
見つけた巣は持ち帰り、秋のコンテストに向けて会員それぞれが育てることになっています。 -
高校生が学校紹介する冊子贈呈式
上伊那の高校11校を現役の高校生が紹介する冊子「Hi,」の贈呈式が7月14日に伊那市の西箕輪中学校で行われました。
7月14日は冊子を発行する郷土愛プロジェクトの傳田智子さんらが西箕輪中学校を訪れ、3年生代表の神有治さんと清水絢音さんに冊子を贈呈しました。
冊子を発行する郷土愛プロジェクトは上伊那の産学官組織で構成されています。
県の地域発元気づくり支援金およそ100万円を活用して2700冊を作成しました。
現役高校生や教師などが学校の魅力を中学生に伝える記事を作成し、今回初めて発行しました。
上伊那の公立、私立、通信高校の11校が紹介されています。
冊子の名前「Hi,」にはハイスクールのハイ、高みを目指す意味のハイ、ハイ!という言葉の響きから前向きに歩むという3つの意味が込められているということです。
傳田さんは「学校選びを偏差値だけでなく将来の自分がやりたいことを探すのに役立ててもらいたい」と話しました。
生徒は「高校の見所がまとめられていてわかりやすかった」と話していました。
冊子は上伊那にある中学校14校の3年生1900人と地域の人に配布されました。
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高遠小学校6年が美術館で校外学習
伊那市高遠町の高遠小学校6年生が校外学習で信州高遠美術館で開かれている、木版画家の山岸主計など郷土出身の作家の作品を7月19日に鑑賞しました。
信州高遠美術館では、生誕130年記念山岸主計展が開かれています。
図工の授業で行う木版画の参考にしようと、児童31人は美篶出身の山岸主計の作品を鑑賞しました。
作品はスケッチのように、見た風景、印象をそのまま表現した多色刷りが特徴で会場にはおよそ120点が展示されています。
児童は「色が綺麗で、自分でも真似してみたい」と話していました。
他に高遠町在住で水彩画家の伊澤潔さんの作品も鑑賞しました。
里山の生き物や自然を描いた細密画です。
高遠小学校では児童たちに郷土作家の優れた作品を鑑賞し、表現方法を学んだり創作意欲を高めてもらいたいとしています。
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伊那西生が活動発表
社会への奉仕活動などを行うインターアクトクラブがある高校がその活動を発表するインターアクト地区大会が24日、伊那市の伊那西高校で開かれました。
大会には伊那西高校のほか松商学園や東海大諏訪など県内10校が参加しました。
新型コロナの影響によりリモートで開催され実行委員会の伊那中央ロータリークラブの会員も発表を聞きました。
コロナ禍で気づいたあたりまえの日々の尊さに感謝しようと「Next Stageいまだからできること 3光見つめる・見つける・見つかる」をテーマに開かれました。
伊那西高校の生徒はコロナの影響により人と人との交流が減っているなかオンラインでお年寄りや目の不自由な人などに朗読を披露した取り組みについて発表しました。
伊那西高校インターアクトクラブ会長の佐藤愛菜さんは「新型コロナにより今までしてきたことができなくなったが何もできないわけではない。こういった状況だからこそできることを見つけ実行していきたい。」と話していました。
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上島勝幸さんが母校に仙丈ヶ岳写真を寄贈
一般社団法人二科会写真部会員で長野市在住の上島勝幸さんが母校の伊那弥生ケ丘高校に仙丈ヶ岳を撮影した写真を1日に寄贈しました。
1日は上島さんが伊那弥生ケ丘高校を訪れ、画題「天に雲生む仙丈」の写真を寄贈しました。
上島さんは昭和57年度の卒業生です。
写真は去年11月に伊那市西箕輪から仙丈ヶ岳を撮影したものです。
題目の「天に雲生む仙丈」は伊那弥生ケ丘高校の校歌の歌詞にちなんで付けたということです。
現在57歳の上島さんは、34歳から本格的に写真を撮り始め、今年2月に二科会写真部の会員になりました。
上島さんの義父は伊那谷の石仏研究の第一人者でもあった竹入弘元さんです。
今年4月に亡くなった竹入さんが伊那弥生ケ丘高校でも教鞭をとっていたことも縁となりました。
今回寄贈した写真は2階の自習室に飾られました。
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高校再編 伊那新校の校地選定11検討項目示す
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を統合する新たな高校の場所について検討を進めてきた、伊那新校再編実施計画懇話会の校地検討部会は、選定する11の検討項目を27日示しました。
27日は伊那市の伊那合同庁舎で6回目の再編実施計画懇話会が開かれました。
会議では伊那市の副市長で校地検討部会の林俊宏部会長が選定方法について報告し了承されました。
統合する新たな高校は、伊那北か弥生のどちらかの校地を活用し、決定は長野県教育委員会にゆだねるとしています。
校地を選定するうえで
●敷地の広さや学校へのアクセス
●駅からの距離、通学時の安全性
●他の高校や地元企業との交流の利便性など
11の検討項目を挙げています。
また県教委に対しては「新校を早期に開校し、新たな学びの実現のため、施設や設備を充実させてほしい」と要望しました。
新校の場所については年度内に示される見通しです。
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高校生がデザイン リンゴ飴パッケージお披露目
伊那北高校3年生の有賀もも花さんがデザインしたカモシカシードル醸造所のリンゴ飴のパッケージのお披露目会が6月29日学校で開かれました。
有賀さんがデザインしたリンゴ飴のパッケージです。
箱はリンゴをイメージした赤色の六角柱となっています。
素材は段ボールにし、コストを抑え、環境にやさしいものにしました。
きのうは、パッケージの製作に協力した企業の関係者などを招きお披露目会が開かれました。
有賀さんは、総合的な探求の課題研究で「食品パッケージデザイン」をテーマに研究に取り組んできました。
自分が考えたデザインを商品化できないかと考え、伊那市横山のカモシカシードル醸造所に連絡を取り、リンゴ飴のパッケージを作る事になりました。
大きさや素材などの打合せを重ね、伊那市狐島のアリマックス株式会社が実際に形にしました。
有賀さんがパッケージのデザインをしたリンゴ飴はカモシカシードルなどで販売されています。
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第20回記念春陽会信州研究会展 開催
100年近い伝統がある公募展、春陽会の信州研究会展が、伊那市の伊那文化会館で28日から始まりました。
会場には、油絵を中心に45点飾られていて、上伊那からは伊那市の唐沢弥生さんの作品「舟でわたる」と、箕輪町の井上秀芳さんの作品「堰」が展示されています。
畳2枚ほどの大きさ、100号前後の大作が多いのが特徴で、1枚の絵を完成させるために、3か月から半年かかっているということです。
春陽会は1922年に始まり毎年春には東京六本木の国立新美術館で開催されている伝統ある公募展です。
研究会展はそこに出品する県内3地区の研究会が合同で企画したもので今年で20回の節目となりました。
今回の展覧会の代表で岡谷市の小林理一さんは「コロナ禍だが、こうした発表の場を設け、活気を取り戻していきたい」と話していました。
春陽会信州研究会展は来月1日まで伊那文化会館で開かれていて入場は無料です。 -
春富中学校で七夕ミニフェス
伊那市の春富中学校の文化系クラブの発表会、七夕ミニフェスが9日開かれました。
七夕ミニフェスは新型コロナの影響で活動が制限される文化系クラブの発表の場をつくろうとPTAなどが開いたものです。
ステージにあがった合唱部は迫力のある歌声を披露していました。
会場に設けられた客席は新型コロナ感染防止のため間隔をあけて設置されました。
また会場に来ることができない保護者などのために発表の様子は動画投稿サイトユーチューブで配信されました。
ステージのバックに飾られた絵画は七夕ミニフェスをイメージして美術部が描いたものです。
吹奏楽部の発表ではマーチングバンドのパフォーマンスも披露されました。
春富中学校PTAは「コロナ禍でもひたむきに部活動に取り組む生徒の姿を伝えることができた。」と話していました。 -
伊那弥生ケ丘高校の生徒 ビデオを同窓会に寄贈
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の生徒3人は、撮影から編集まで行った「クラブ活動紹介ビデオ」を同窓会に6月24日寄贈しました。
24日は同窓会館で「クラブ活動紹介ビデオ」を制作した弥生ケ丘高校3年生の3人が同窓会の下島典子会長にDVDを手渡しました。
紹介ビデオは生徒たちが撮影から編集まですべて行ったもので、吹奏楽部やダンス部など5つのクラブ活動の様子が収録されています。
同窓会の総会で鑑賞する予定でしたが新型コロナの影響で中止となったため、寄贈することにしました。
動画は同窓会のホームページで公開されています。
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夏休みおいで塾 始まる
夏休み中の子ども達の宿題や、体験活動などを行う、夏休みおいで塾が伊那市の伊那公民館で26日から始まりました。
この日は、午前中に宿題を行いました。
勉強を見るのは市役所に務めている元小中学校の教諭です。
今年は新型コロナ対策として、定員を例年の120人から、92人に減らし行なわれています。
参加した子どもたちは、10のグループに分かれ、午前中は宿題を行い、午後は体験活動を行います。
この日の午後の体験活動ではシトラスリボン作りやニュースポーツ体験をしました。
伊那公民館の細江孝明館長は、「おいで塾を通して社交性、助け合いの精神、ルールを守った生活の3つを学んでもらいたい」と話していました。
伊那公民館のおいで塾は30日まで行われる予定です。 -
華道家元池坊の巡回講座
華道家元池坊の巡回講座が25日に伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
25日の講座にはおよそ90人が訪れました。
講師は京都の池坊中央研修学院の三浦大生さんが務め、いけばなのデモンストレーションを行いました。
講座は毎年、全国180ヵ所で開催しています。
三浦さんは「花をいけることは人と花が共存することです。花も人も美しくという理想を表現したものです」と話していました。
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テキスタイルデザイナー 平沢健太さん作品展
布を使った作品を制作している宮田村出身で伊那市在住の平沢健太さんの作品展が、西春近のコーヒーショップで開かれています。
会場には、平沢さんが制作した布を使った作品が展示されています。
平沢さんは、現在26歳です。東京造形大学・大学院で6年間布に関するデザインを学びました。
東京で就職する予定でしたが、コロナ禍の影響で内定が取り消しとなり、地元に戻り、働きながら作品を制作しています。
こちらの作品は、70センチ四方のパネルに、スプレーなどで描かれた壁の落書きが表現されています。
ウールやビニールの紐を使い、二重織という技法で織られています。
こちらはオリジナルの柄がプリントされたシャツです。
タイトルは「右往左往」で、地元に戻ってきてからの自分の状況をデザインに落とし込んだということです。
平沢さんの作品展は西春近のコーヒーショップ「HARU COFFEE」で25日まで開かれています。
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1学期終業式 あすから夏休み
上伊那の多くの小中学校で21日1学期の終業式が行われ、子供たちはあすから夏休みを迎えます。
このうち、伊那市の手良小学校では、1学期の終業式が体育館で行われました。
1、2年生の代表児童は、1学期に取り組んだことを発表しました。
浜田康敬校長は、「勉強やスポーツ、お手伝いなど努力する事が大切です。そして常に新しい事に挑戦するよう心掛けて下さい」と話していました。
1年生の教室では、子ど達が担任から初めての通知表を受け取っていました。
席に戻ると、通知表に書かれた担任からのメッセージなどを読んでいました。
子ども達は夏休みにやりたい事や目標を発表しました。
手良小の夏休みは、あすから8月18日までの28日間となっています。
伊那市、箕輪町、南箕輪村では25小中学校が明日から夏休みです。
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小林研一郎さんコンサート 伊那文でパブリックビューイング
長野県の芸術監督で世界的指揮者の小林研一郎さん率いるオーケストラコンサートのパブリックビューイングが、4日に伊那市の伊那文化会館で開かれました。
パブリックビューイングは伊那文化会館大ホールで行われ、約200人が訪れました。
長野市のホクト文化ホールでのコンサートの様子をインターネット回線で伊那文化会館と結びました。
映像は、大ホールの横12メートル、縦6.7メートルの大型スクリーンに業務用プロジェクターで写し出しました。
音は、会館スタッフが工夫を凝らして、コンサート会場にいるような臨場感を作り上げました。
演目は、シベリウスのフィンランディア、サラサーテのツィゴイネルワイゼン、そして、ドボルザークの新世界で、演奏が終わるたびに会場からは、大きな拍手が送られていました。
長野市と伊那市のホールを結んだ今回のパブリックビューイングに関係者は、「今後に期待が持てる新しい取り組みだった」と手応えを感じている様子でした。 -
西藤選手からお礼の写真届く
箕輪町出身で東京オリンピックフェンシング代表の西藤俊哉選手へ応援メッセージや千羽鶴を送った箕輪北小学校に西藤選手からお礼の写真が届き20日お披露目されました。
大きく引き伸ばされた写真が披露されると児童からは歓声があがっていました。
箕輪北小学校は西藤選手の母校です。
千羽鶴はオリンピックでの活躍を願い1年生2クラスの児童が折ったものです。
日の丸に書いた応援メッセージは6年生の3クラスの児童が書いたものです。
写真には右手にフェンシングの剣、左手に千羽鶴を持ち、応援メッセージが書かれた日の丸と一緒に西藤選手が写っています。
日の丸には金メダルへの期待や箕輪町の名を轟かせてもらいたいという児童たちのメッセージが書かれています。
この写真はコピーされ全校児童が見ることができるように廊下に張り出されました。
給食ではオリンピック応援献立としてメダルの模様があしらわれたコロッケが出されました。
オリンピック応援献立ではほかにフェンシングのマスクをイメージしたうずらの卵や剣をイメージした春雨がのったフェンシング丼も出されました。
箕輪北小学校の玄関には児童会役員が企画し全ての児童が書いた応援メッセージも張り出されていて全校で西藤選手を応援していくとしています。
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マザーグースパッチワークキルト展 かんてんぱぱホールで開催
伊那市や辰野町などで教室を開いている、マザーグースパッチワークスクールの作品展が、14日から伊那市のかんてんぱぱホールではじまりました。
展示されているのは、タペストリーやポーチなどおよそ85点です。
綿を布に挟んで柔らかい感触にするパッチワークキルトの作品は、ほとんどが手縫いで、約1年間かけて1枚の作品を完成させているということです。
1部の作品は販売されていて、訪れた人が作品を手に取り購入していました。
マザーグースパッチワークスクールは、伊那市や辰野町の教室におよそ30人の生徒が通っていて、2年に1度かんてんぱぱホールで展示会を開いています。
代表で辰野町の村上光子さんは「作者のエネルギーを感じながら、作品を鑑賞してもらい、買い物も楽しんでほしい」と話していました。 -
伊那西高校 東ティモール選手団に千羽鶴と応援メッセージ動画贈呈
伊那市の伊那西高校の生徒は、東ティモール選手団に千羽鶴と応援メッセージ動画を贈りました。
14日は伊那西高校で贈呈式が行われ生徒会役員12人が、新型コロナウイルス感染症対策のため代わりに受け取りに来た伊那市の職員に手渡しました。
伊那西高校は東ティモール選手団を応援したいと生徒会が中心となって千羽鶴とメッセージ動画を制作しました。
千羽鶴は全校生徒420人が一人3羽ほど折りました。
リボンには「がんばれ、東ティモール」と英語で書いたメッセージもつけました。
動画はおよそ3分間で、英語研究クラブと9つの運動クラブの応援のメッセージが入っています。
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南箕輪村中部保育園の園児 ブルーベリー狩り
南箕輪村中部保育園の園児は神子柴の観光農園で15日、ブルーベリー狩りを楽しみました。
15日は中部保育園の年長園児2クラスの47人が神子柴にある田中實さんの農園でブルーベリーを摘み取りました。
ブルーベリー狩りは村で採れるおいしい農産物を味わってもらい、地産地消の推進を図るために南箕輪村営農センターが企画したものです。
田中農園では10年ほど前から毎年シーズンに合わせて園児を受け入れています。
ブルーベリーは5種類ほどが植えられています。
園児たちは、大きくて甘そうなブルーベリーを選んで採っていました。
ブルーベリー狩りは村内の保育園全てで行われる予定です。
田中農園のブルーベリー狩りの受け入れは8月上旬までを見込んでいます。
一時間の食べ放題は中学生以上の大人が1,000円で、3歳以上の子どもは500円です。
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小中学校が東ティモールの選手を応援
新型コロナ感染防止対策として、東ティモール選手団と市民の交流イベントは中止となりましたが、市内の小中学校では、選手たちを応援しようとビデオメッセージの制作が行われています。
このうち伊那東小学校は全ての学年でクラスごとに応援メッセージを収録し、30分ほどの動画にして東ティモールの選手団に贈ります。
14日6年蘭組では、選手団に向けた応援メッセージと合奏を収録していました。
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かんてんぱぱホール 一水会郷土作家展 作品入替
伊那市のかんてんぱぱホール、アートギャラリーで開かれている常設展、一水会郷土作家展の作品の入替が行われました。
今回は全ての作品を入れ替え、風景画、人物画など40点が展示されています。
出展したのは南信一水会の会員15人です。
一水会郷土作家展は去年1月から開かれていて、今回で4回目の作品入れ替えになります。
作品は、年に3回から4回入れ替わり、次の入れ替えは10月頃を予定しています。
一水会郷土作家展はかんてんぱぱホール、アートギャラリーで午前9時から午後5時まで開かれていて入場は無料です。 -
箕輪南宮神社 鹿頭奉納神事
箕輪町木下の南宮神社に伝わる「鹿頭奉納の神事」が11日に行われました。
新型コロナウイルス感染防止の為、子ども達による鹿頭行列を中止し担当区と神社の役員のみで実施しました。
11日は、伊那市の大泉新田や大萱、箕輪町の富田、南箕輪村の大泉の各区長や神社総代およそ30人が神事を行いました。
鹿の頭に見立てた飾り5つを手に持ち、太鼓やほら貝にあわせ境内を歩いていました。
例年は保育園児と小学1年生が、この飾りをかぶり境内を歩く鹿頭行列が行われていましたが、新型コロナにより2年連続で中止となっています。
鹿頭行列は、およそ460年前の大干ばつの時に雨乞いで雨が降ったことに感謝し、鹿を神様に献上したことが始まりとされています。
名前に「福」「大」「富」が付く伊那市、箕輪町、南箕輪村の地区が担当し、天竜川より東側の福島と福与、西側の大泉、大泉新田、大萱、富田が交代で行っています。
今年は西側の大泉、大泉新田、大萱、富田が担当しました。
境内を3周すると神前に鹿頭を供えました。
来年は、東側の2区が担当します。
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古民家でほうき作り講座
古くから伝わる、ほうき作りの講座が1日箕輪町上古田の古民家で開かれました。
ほうき作りは伝統技能を学んでもらおうと箕輪町公民館が開いたもので住民8人が参加しました。
昭和の時代の農家の雰囲気を味わってもらおうと上古田の古民家が会場となりました。
講師を務めたのは上古田で長年ほうき作りを行っている唐澤正成さんで材料となるほうき草の縛り方について説明していました。
唐澤さんは「ほうき草を固くしばることで丈夫で長持ちするほうきができます。」と話していました。
戦後間もないころは農閑期の冬に農家がほうき作りをしていたということです。
参加者は唐澤さんのアドバイスを受けながら長さ30センチほどの手ぼうきを作っていました。
ほうき作りの講座はあと2回開かれることになっていて手ぼうきを4つ組み合わせ、柄のついたほうきを完成させるということです。
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9日から若手作家の個展
長野県ゆかりの若手作家3人の個展、トライアルギャラリーが9日から伊那文化会館で始まります。
伊那市出身の清水恵さんは透明水彩画約30点を出品します。
県内の風景を透明感のあるタッチで表現しています。
作品は特殊な絵の具を使った透明水彩で自分自身が感じた自然の姿を感じたままに表現しているということです。
下諏訪町出身で伊那市の会社に勤務する笹川寛司さんは写真約60点を出品します。
主に県内で撮影した動物や花をデジタルプリントしたもので見慣れた風景の中にある一瞬をとらえた作品が並べられています。
南箕輪村出身の大林佐和子さんは油彩画や木版画およそ40点を出品します。
子どものころのわくわくする心を忘れず作品づくりに取り組んできたということです。
若手作家3人によるトライアルギャラリーはあすから18日まで伊那文化会館で開かれます。
10日には3人の作家が作品解説をするギャラリートークが行われます。 -
町役場に西藤俊哉選手を応援する寄せ書きボード設置
箕輪町沢出身で東京オリンピックフェンシング競技日本代表の西藤俊哉選手を応援する寄せ書きボードが箕輪町役場に設置されています。
町役場1階ホールには西藤選手を応援する寄せ書きボードや等身大パネルなどが設置されています。
ボードには「夢に向かってGO!!」や「みのわの星!!頑張ってください」など60個ほどのメッセージが書かれています。
ボードの他に、西藤選手が2017年の世界選手権で銀メダルを獲得した時に使っていた道具も飾られています。
これは西藤選手が中学生の時はコーチで、2017年の国体ではチームメイトだった箕輪町役場の河西遼太さんが中心となり設置したものです。
西藤選手のオリンピック出場が決まり、フェンシングのまちみのわを知ってもらうキッカケを作ろうと設置することにしました。
西藤選手は箕輪町沢出身の24歳で、現在は東京を拠点に練習しています。
西藤選手が出場する東京オリンピックフェンシング競技男子フルーレの個人戦は7月26日(月)に、団体戦は8月1日(日)に行われる予定です。
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2年ぶり 伊那北高校ペン祭
2年ぶりとなる、伊那市の伊那北高校の文化祭「ペン祭」が行われています。
今年のペン祭のテーマは「キタ充」です。
コロナ禍の中でもリアルを充実させ、上を向こうという思いが込められています。
今日は体育館で部活動の発表が行われました。
書道部は、曲にのせて、書道パフォーマンスを披露しました。
去年のペン祭は、新型コロナの影響で中止となったため2年ぶりの開催です。
今年は一般公開はありませんでしたが、発表の様子は、保護者向けにインターネットでライブ配信されました。
ペン祭は4日までで、4日はクラブ発表と閉祭式が行われます。
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伝統芸能体験フェスタ開催へ
伊那市の歌舞劇団田楽座や地域住民でつくるNPO法人ふるさと芸能研究所は、盆踊りや人形芝居など6種類の伝統芸能を体験できるイベント「伊那谷地域伝統文化おやこ体験フェスタ」を7月31日にいなっせで開きます。
2日は田楽座でふるさと芸能研究所の中山ねむか理事長がイベントについて説明をしました。
伝統文化体験フェスタは、新型コロナにより地域の祭りや行事が中止となる中で、子ども達が伝統文化に触れる機会を作ろうと開かれます。
田楽座による太鼓や獅子舞、伊那節振興協会による盆踊り、箕輪町の古田人形芝居保存会などが開く6つのワークショップで指導を受ける事ができます。
この他に田楽座による公演もあります。
会場ではまた、伊那ケーブルテレビが制作した地域のイベントをまとめたビデオも上演される予定です。
伊那谷地域伝統文化おやこ体験フェスタ」は今月31日にいなっせで開かれます。
参加費は親子一組3千円で、予約が必要で、ワークショップの申し込みは先着順となっています。
申し込み電話78-3063(9時~午後5時) -
長谷中学校が甘辛おかずダレ「元気だで」を商品化
伊那市長谷の長谷中学校が作っているラー油「長谷の太陽」の搾りだねを使った甘辛おかずダレ「元気だで」が商品化されました。
こちらが新商品の甘辛おかずだれ「元気だで」です。
1つ税込750円です。
180グラム入っています。
ラー油は唐辛子にねぎやにんにくを混ぜて作るため辛いですが、おかずダレには麹を使っているため角がなくなりまろやかな味わいになっているということです。
ご飯のお供や万能調味料として使えます。
28日は関係者が商品発表会を長谷中学校で開きました。
「元気だで」は、長谷中学校の生徒が作っているラー油「長谷の太陽」から出る搾りだねを有効活用したいと長谷中学校から地域に呼びかけたところ、農業法人ファームはせや伊那市地域おこし協力隊などがそれに応え、農産物加工施設の「気の里工房」で製造することになりました。
去年道の駅「南アルプスむら長谷」にある食堂「すずな」で「元気だで」をソースカツ丼のお供として提供したところ商品として購入したいという声が寄せられたことから今回発売に至りました。
28日は長谷中学校2年生7人が完成した「元気だで」を試食していました。
今後、生徒たちにはパッケージのデザインを考えてもらう予定だということです。
「元気だで」は南アルプスむら長谷で、1人2つまで購入できます。
7月1日から限定100個で販売する予定です。