-
京都府立大生が宮田村で調査研究
住民と行政の関わり方を研究している京都府立大学の学生ら10人が26日から、宮田村で調査を行なっている。「多くの住民の総意で合併せず自立を決めた宮田村で、どのように協働が進んでいるのか学びたい」と、村やむらづくりに取り組む各種団体などと懇談している。
訪れているのは同大学福祉社会学部小沢修司教授のゼミ生。28日まで3日間の日程で、村の様子を見聞きしている。
到着早々、農業集落排水の汚泥処理のために設けたコンポストセンターを見学。下水道を含む環境整備の面からも、宮田村が自立に至った経緯などを探った。
27日は村の担当者や村商工会、住民有志でつくる「むらづくりネット宮田」などと懇談し、住民の暮らしと行政の役割などについて調べを深めた。
同ゼミは宮田村と同様の小規模自治体を研究のフィールドとして、学生自身の目で住民と行政の関係を探っている。 -
清水村長が合併控えた田原市を表敬訪問
宮田村の清水靖夫村長は26日、友好都市で10月に合併を控える愛知県田原市を表敬訪問。7月に村長に就任したあいさつもかねて、白井孝市市長と面談した。
渥美半島にあり自動車産業が盛んな田原市は、10月1日に隣接する渥美町を編入で合併。人口6万6千人ほどになる。
清水村長は1日の合併記念式典に所用のため参加できないため、ひと足早く白井市長に会い合併を祝った。
友好都市であることに変わりはなく、両首長は「引き続き、お互いに仲良くやりましょう」と言葉を交わした。 -
市議会9月定例会閉会
駒ケ根市議会9月定例会は27日、最終日の本会議で、公の施設の指定管理者の指定手続きに関する条例改正案、04年度一般会計歳入歳出決算、05年度一般会計補正予算案など提出された26議案すべてを可決・認定して閉会した。請願「青年の政治参加をひろげる18歳選挙権の早期実現を求める意見書」は反対多数により不採択となった。
可決・認定されたのは住民基本台帳カードの利用に関する条例改正など条例案件8▽04年度一般会計歳入歳出決算など決算案件13▽05年度一般会計など補正予算案件2▽その他案件3窶煤B -
高遠町議会9月定例会閉会
高遠町議会9月定例会は27日、本会議を再開し、04年度町一般会計など決算案13件を認定、05年度一般会計など補正予算案8、町民カード条例一部改正などい条例案5、村土地開発公社の解散案など2、組合規約の変更案2など計19議案を可決、町教育委員会委員の任命に同意して、閉会した。
一般会計補正予算は歳入歳出にそれぞれ4億2697万3千円を追加し、総額53億9738万4千円とした。合併関連やアスベスト環境調査の委託、町立歴史博物館内改修、高遠閣受水槽設置工事など。
任期満了に伴う教育委員の任命は、中原長昭さん(75)=再任、勝間=に同意した。 -
選挙啓発ポスターコンクール審査
伊那市役所で26日、明るい選挙啓発ポスターコンクールの審査があった。最優秀賞をはじめとする入賞作品を決めた。県審査へは各部6点(佳作以上)を提出する。
コンクールには、小学校の部に6校から71点、中学校の部に4校から73点の応募があった。「未来を決めるあなたの一票」「豊かな街あなたの手で」などの標語に合わせ、投票箱に一票を投じたり、日本地図を描いたりした題材が目立った。
審査では、市明るい選挙推進協議会の中村和徳会長、市選挙管理委員会の田中信也委員長ら4人が当たった。標語やデザインなどを基準に、意見を交わしながら決めた。
応募作品は10月2日、勤労者福祉センター体育館などで開く「イーナちゃん広場」に展示する。
結果は次の通り(敬称略)。
◇小学校の部▽最優秀=馬場和香子(伊那東6)▽優秀=中山拓実(美篶6)▽秀作=坪木果穂(西春近北5)秦野さやか(同)▽佳作=名取将平(同)三沢彩貴(同)▽入選=浜田啓介(西箕輪5)中山和樹(同)大久保凌(西春近北5)中村竜也(同)三沢拓弥(同)北原優美子(同)▽推薦=熊谷太樹(伊那6)矢島菜未(伊那東6)小島惟(同)宮下博光(西箕輪5)竹内もも(西春近北5)保科怜士(同)
◇中学校の部▽最優秀=藤沢和敏(東部1)▽優秀=唐沢眸美(伊那2)▽秀作=黒沢祥平(伊那1)赤羽三和(東部2)▽佳作=原真穂子(西箕輪1)伊藤晃(同2)▽入選=春日美奈(東部2)下平雄貴(同)北野健太(同)白沢真奈(西箕輪1)井沢春香(同2)多津田紗季(同)▽推薦=鳥原由貴(春富2)浜望美(東部2)中山香奈(西箕輪1)伊藤梢(同2)原菜月(同)中島麻世(同)
上伊那郡(第1次)審査も26日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。小学校の部に12校から132点、中学校の部に5校から132点の応募があった。
特選作品を県審査に送付する。入賞者は次の皆さん。
◇小学校▽特選=山口敬照、山本友香(以上高遠)、飯沢優佑(川島)、有賀麻衣、大槻信乃、北原亜美(以上箕輪北)▽1位=土村瑞紀(飯島)▽2位=久根香奈子(七久保)篠田瑞生(南部)▽3位=新井あかね(箕輪北)唐澤萌香(箕輪西)丹羽博彦(中川西)
◇中学校▽特選=百瀬あきほ(高遠)一ノ瀬真生、林千春(以上辰野)大槻仁志、北原歩美、原和馬(以上箕輪)▽1位=日野沙央里(箕輪)▽2位=上島巧(辰野)佐藤保奈美(箕輪)▽3位=赤羽巧、三村瑞樹(以上辰野)太田希恵(宮田) -
箕輪町PTA連合会が町へ要望
箕輪町PTA連合会(小林長生会長)と町小中学校長会(長田伊史会長)は26日、町役場で、児童・生徒の通学路の安全確保など、可能な限り速やかな対処を町に要望した。
年1回の要望。5小学校と箕輪中学校の各PTA会長と学校長らが出席し、PTA会長が要望を説明した。町側は平沢豊満町長はじめ各課の課長らが出席した。
要望は、交通安全の項目は、通学路へのガードレールや横断歩道、横断帯の設置など。校外生活の項目はビデオなどの自動販売機の撤去、防犯パトロールのステッカーの増刷、不審者の情報提供など。通学路に緊急の駆け込みができる家が少ない地域は警察のパトロール回数を増やしてもらえるよう町からもお願いしてほしい-との要望もあった。
小林PTA連合会長は、「安全に生活できるようご協力をお願いします」とあいさつした。
町は、新年度予算の対応や県への要望など今回の要望事項を検討し、来年2月ころに回答する予定。 -
アスベスト撤去工事始まる
人体に有害なアスベストが天井裏から検出された駒ケ根市の赤穂公民館大講堂で24日、アスベストを含む吹き付け材を撤去するなどの工事が始まった=写真。アスベストが飛散しないようビニールシートで密閉された現場では防塵マスクと保護衣姿の作業員が慎重に作業を進めた。
23日には工事開始に当たって作業の安全性を確認するため、伊那地方事務所の担当者が現場を訪れて検査を行った。作業は26日までに終了する予定。
市は、撤去作業後に空気中に浮遊するアスベストの量などを調べる環境調査を行って、結果に問題がないことが確認できれば再び大講堂の使用を始めたい考えだが、時期はまだ未定という。 -
南箕輪村議会9月定例会閉会
南箕輪村議会9月定例会は22日、04年度一般会計など決算7件を認定、村公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例制定など条例案2件、05年度一般会計補正予算など補正予算案6件、追加議案の村公共下水道事業の請負契約締結、分権時代の新しい地方議会制度の構築を求める意見書提出の発議を可決し閉会した。
国庫補助村公共下水道事業管きょ工事第9工区の請負契約の相手方は原建設(本社・南箕輪村、原武光代表取締役)、請負金額は5145万円。しゅん工は06年3月30日。
陳情「高校に30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書は不採択とした。 -
交通安全願いドライバーに手紙渡し
飯島町七久保小学校
4、6年生68人は秋の交通安全運動期間中の22日早朝、七久保の広域農道沿いで、交通安全、無事故を願い、恒例の手紙渡し運動をした。
児童らは通勤途中のドライバーに「おはようございます」「安全運転を」と声を掛け、自分が怖かった体験や、気をつけてほしいことなどをつづった手紙を手渡した。ドライバーは一瞬戸惑いを見せながらも、笑顔で受け取っていた。
駒ケ根署の渋谷保人交通課長は「みなさんの心のこもった手紙で、飯島町の事故発生件数は減少している」と感謝し「横断する時は左右をよく見て横断を」と呼び掛けた。 -
手良地区農業集落排水事業しゅん工
伊那市手良で20日、農業集落排水処理施設「手良浄化センター」がしゅん工した。95年から市内各地で進めてきた伊那市の農業集落排水処理事業は、同施設の完成と共に終了した。
手良地区の農業集落排水事業は98年から着手され、04年度末に終了。今年3月25日から供用を開始し、9月現在、約240世帯が同施設を利用している。
小坂樫男市長は「供用開始から現在までに240世帯が利用している現状から、地域の要望の高さがうかがえうる」と話し、センターの完成を祝福した。
事業費の総額は約33億円。処理対象人数は2760人、計画戸数は689戸。
同事業組合の働きかけもあり、供用開始から半年で、40パーセント弱の普及率に達している手良地区で市は、年度内は50パーセント、3年以内に95パーセント以上の普及率達成を目指し、呼びかけをしていく。
一方下水道工事は、金銭的負担も大きいため「経済的理由で利用できない人は、利息の50パーセントを補助する制度などを利用してほしい」と話していた。 -
南箕輪村議会一般質問
◆アスベスト調査3カ所で無検出
アスベスト対策について複数の議員が質問した。
唐木一直村長は、「露出カ所を中心に調査し疑いがある5カ所の検体を調査。役場や学校関係の3カ所は検出されなかった。残り2カ所は調査中だが、一般住民の出入りがないところ。各区の公民館は使用していない」と説明した。
消防団の防じんマスクなど安全対策は、「災害現場に常に先頭に立つ。マスクは必要と考える。消防団と協議して予算付けしたい」。民間事業所や住宅の調査のための補助金は「現在は考えていない。個々の責任において対処するようお願いしていきたい」とした。
「アスベストの知識を持ってもらうことが大切。徹底した情報公開をし、9月から解体工事の届出が必要になったことも含め、周知していく。現在、村のホームページで周知しているが、村報による周知も併せて実施する」と答えた。
◆地域福祉計画策定へ早急に検討
孕石勝市議員は、地域福祉計画策定について質問した。
村長は、「住民参加の検討が必要。委員会を設置して進める。早急に策定に向け検討する」とし、「福祉ネットワークは立ち上げ準備をしている」と話した。
◆南部小学童クラブ増築を検討
06年度の重点事業と予算について原悟郎議員が訪ねた。
村長は、「公約との整合性を図りながら予算に反映できることから予算付けする。健全財政の範囲内が基本。来年度の財政計画を立ててやる」とし、南部小学校の学童クラブについては「増築を考えさせていただきたい」と答えた。
◆地産・地消をJAと営農センターで検討中
高見利夫議員は地産・地消の推進について質問した。
村長は、「給食は安定供給が課題。多品種にわたるため、個人では難しい」としたうえで、「JA上伊那と営農センターで、学校利用に対応できるか、生産体制の確立も含め検討中」と話した。
◆大芝高原内施設の窓口一元化を検討
大芝高原の利活用について高見利夫議員が質問した。
村長は、大芝公園の施設窓口について、「利用者の利便性のため、来年4月から指定管理者制度で大芝高原の全施設の一元化が図れればと考えている。検討していく」とした。
◆指定管理者制度の選定審議会委員は民間で
指定管理者制度の条例のなかで設置するとしている選定審議会の委員について小坂泰夫議員が訪ねた。
村長は、「税理士、商工会関係者、区長、一般などにお願いする。議会議決後、早々に委員の選定をする。民間の皆さんにお願いし、庁内の委員は入れない考え」とした。
◆361号の歩道設置を強く要望
久保村義輝議員は国道361号の安全対策について質問した。
村長は、「安全管理のため歩道設置は欠かせないと思っている。県、国土交通省に強く要望しているが、『未定』とされている」とし、中央道にかかる2カ所の橋については、「耐震診断をし、強度は問題ない。拡幅、歩道設置などねばり強く要望していきたい」と答えた。
◆防災対策は早く正確な情報伝達を検討
防災訓練で明らかになった問題など防災対策について三沢澄子議員が質問した。
村長は、「情報伝達を確認して実施、伝達できなかった。情報を早く正確に伝達できるかを村と地区とともに検討していきたい」とし、北殿区の水防訓練で出た要望については、「村でできることは早急に取り組み、国で行うことも精査して関係各者と協議しつつ、技術的な見地を求めながら対応したい」とした。
◆交番設置実現に向け努力したい
安心・安全の村づくりのための警察体制強化で駐在所を交番にすることについて大熊恵二議員が尋ねた。
村長は、「村の現状を見ると都市化が進み犯罪件数が増加。村の行政規模では(交番の)設置は妥当だと思うが、警察関係との懇談を交え、実現に向けての努力をしていきたい。村民と一緒に考える機会があればしていきたい」と答えた。 -
バイパス期成同盟会宮田村も加入へ
沿線市町村などでつくる国道153号伊那バイパス促進期成同盟会(会長・小坂樫男伊那市長)が宮田村に加入を要請していた問題で21日、宮田村議会産業建設委員会は「入会して協力すべき」と集約。一方「村内だけをみれば、別ルートでバイパスを設けなくても、現国道の拡幅などで十分対応できる」といった意見もあり、主体性を持って参画するよう清水村長に求めた。
ルートの見通しが立っていない宮田村は、沿線自治体で唯一、同盟会への加入を見送ってきた。
この日の委員会では「道路はつながってこそ意味を持つ。宮田だけが抜けているわけにはいかない」と、大筋では加入で意見が一致。
しかし、「狭い宮田に国道、農道、バイパスと3本の道路が通ったら、土地活用に影響が出る」などの指摘もあり、村内ルートは現国道の拡幅改良を主張すべきとの意見も複数挙がった。
また、「計画にある28メートルの道路が本当に必要か」など実現性を問う声もあった。
清水村長は同委員会の意見を受けて、28日の議会最終日に正式に加入を表明する見込み。 -
行政提案制度など導入し、宮田村が職員意識と行政改革推進へ
宮田村議会9月定例会は20日、清水靖夫村長が7月の就任後初の一般質問に立った。村職員の意識と行財政改革を推進するため、庁内からアイデアを自由に募る「行政提案制度」の導入を発表。節減対策として環境省が進める「エコアクション21」の認証、登録も目指すとした。同じく公約に掲げた産業振興策では、特産品開発と観光の両面を検討するプロジェクトを早期に発足する考えを示した。
行政提案制度は、職員自らが役場の業務や施策、むらづくりなどに関して提言。効果を認めた場合は「奨励金」を提案者におくる考えも示し、村長は「職員のやる気を喚起させたい」と説明する。
国際基準のISO14001をベースに、環境への取り組みを効率的に運用、評価しようと誕生した「エコアクション21」について村長は、「財政の経費節減の発想につながる」との考えを示し、早期の導入を示唆した。
村長はさらに庁内改革の具体策として、行財政評価制度の来年度からの本格導入、職員の地区担当制の機能強化を打ち出した。
評価制度は外部評価や人事についても検討する考えを示した。 -
地価調査の結果を公表
県は21日付で、05年地価調査の概要を公表した。県内102市町村の509地点で調査した結果、対前年平均変動率は全用途でマイナス4・9%と、9年連続の下落となった。上伊那10市町村の住宅地、商業地も下落している。
住宅地は、軽井沢町が上昇、1地点で横ばいだったが、それ以外は下落。
商業地調査は、すべての地点で下落。郊外型量販店の進出などで、既成の商業地は下落幅の拡大がみられるものの、継続調査地点の市町村約6割が下落幅が縮小または同率となっている。
伊那市で変動率が大きかったのは山寺八幡町(商業地)がマイナス8・6%、標準価格7万7200円、駒ケ根市(準工業地)が福岡の国道153号線西側のマイナス6・2%で3万7800円。
市町村別の平均変動率(下落)は、住宅地が伊那市3・6%、駒ケ根市3・3%、高遠町1・6%、辰野町6・1%、箕輪町3・9%、飯島町2・2%、南箕輪村2・3%、中川村0・2%、長谷村0・5%、宮田村2・9%。
商業地が伊那市8・6%、駒ケ根市5・9%、高遠町5%、辰野町6・3%、箕輪町6・2%、飯島町3・1%、南箕輪村6%、宮田村5・1%だった。中川村、長谷村は基準地が設置されていない。 -
アスベスト3公共施設で使用の可能性
高遠町は、町議会9月定例会一般質問で、町内におけるアスベストの実態に対する前林賢一議員の質問に、公共施設3カ所で「アスベストが使用されている可能性がある」と報告した。
町が8月に、図面を用いて現地調査した47施設のうち、高遠小学校(82年)町立歴史博物館(82年)町消防署(78年)で確認。小学校は管理棟1階の物置2部屋で、天井と壁に露出しているが、「鍵もかかってて普段人の出入りはない」。歴史博物館は2階、消防署は車庫のいずれも天井裏で、天井板で囲い込みのため、飛散の恐れはない。
また、町給食センターの調理器具にも使用されていたことを確認したことを明らかにした。金属製の釜の断熱材として使われた揚げ物用の器具で、「密閉されているため、食べ物への混入の恐れはないが、身体の安全性を考慮し、念のために器具を交換する」とした。
町は施設3カ所で空気中の濃度測定や成分調査などをする予定。調査費用56万7千円を盛り込んだ一般会計補正予算案を開会中の定例会に提出する。 -
箕輪町議会9月定例会閉会
箕輪町議会9月定例会は20日、04年度町一般会計など決算7件を認定、05年度一般会計など補正予算案7件、中学生海外研修やまと基金条例制定など条例案6件を可決、箕輪町区域の伊那市道路線認定を承諾し閉会した。
05年度一般会計補正予算は、歳入歳出に各4億5806万8千円を追加。協働による廃食用油リサイクル推進事業と町自衛隊協力会10周年記念事業補助金に反対討論があり、賛成多数で可決した。
社会福祉常任委員長は、廃食用油リサイクル推進事業について、「行革や協働の観点から反対」「廃食用油を回収、共同作業の家の仕事とし、環境問題に取り組む素晴らしい仕事。今後十分に互いに話し合って進めるべき」などの委員の意見、NPOとの話し合いが少なかったことについて町長から「申し訳なく、反省している」との説明があったことなどを報告した。
討論は反対1人、賛成2人、消極的賛成1人だった。
町自衛隊協力会10周年記念事業の補助金は、「これから日本を左右する国の軍事的問題があるので10万円を出す必要はない」とする反対討論があった。
「青年の政治参加をひろげる18歳選挙権の早期実現を求める意見書の採択に関する請願」は不採択。「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書、「高校に30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書は閉会中の継続審査とした。
憲法9条に関連する請願の継続審査については、「理由説明を」とする議員動議により、総務文教常任委員長が中間報告をした。
委員会内の意見は▽郵政民営化に意見書を出しながら承知の通り。意見書の重みがほしい。平和憲法の根幹のため今後9条はさらに大事。時間をかけて審査したい▽9条がありながら実際は海外派兵している。もっと条文を分かりやすくするため時間がほしい▽9条を拡大解釈し法整備が必要。継続して見極めたい▽9条を守りたい-の4点。 -
セネガルのアマドゥさん「住民参加の取り組み」研修で来駒
アフリカ・セルガル共和国から、JICAカウンターパート研修で来日しているアマドゥ・サルさん(40)は21日、駒ケ根市に訪れ、中原市長を表敬訪問した。
農業・牧畜・水利省タンバクンダ維持管理センター所長のアマドゥさんは5日来日、東京や静岡県の三島で研修を受けた後、16日来駒、駒ケ根青年海外協力隊訓練所を視察、ふるさとの丘を視察し、「住民参加型行政事業手法の実践例」を学ぶ。
中原市長は、協力隊訓練所から巣だった隊員がセネガルで活躍していることや、太鼓のドゥドゥニジャールさんが指導したアフリカ太鼓が駒ケ根の地に根付いていることなどを挙げ「セネガルの平和と繁栄、日本との友好関係が深まるように」と親しみを込めて歓迎あいさつ。
アマドゥさんは「地域ならではの農業、住民がアイデアを持ち寄り、創意工夫している姿に感動した。いかに住民参加を促し、飲料水を管理していくか学び、地域の底上げにつなげたい」と期待を込めた。
タンバクンダ地区には70の深井戸があり、それぞれ管理委員会が運営しているが、日本の援助が入っている12委員会は独立採算できているが、他は飲料水の重要性の認識が低く、課題が多い。アマドゥさんは「課題解決とフォローアップに向け、行政のプログラムに、いかに住民を巻きこんでいくかを研修したい」と意欲を見せていた。 -
箕輪町議会9月定例会一般質問
箕輪町が地域新エネルギービジョンに基づき進めている、廃食用油を回収してバイオディーゼル燃料(BDF)を精製し町内巡回みのちゃんバスに利用する「協働による廃食用油リサイクル推進事業」について、町議会9月定例会の一般質問で複数の議員が質問した。
三沢興宣議員は計画状況などを尋ねた。
説明では、町共同作業の家で精製するBDFのプラントは、共同作業の家北側の小屋を撤去して設置。ユニットハウス2棟を建設し、水道や更衣室などを整備する。プラントの精製能力は1日100リットル。月に10日の稼動で年間1万2千リットル。総売上120万円の事業で利益はほとんど出ない。
平沢豊満町長は、「啓蒙の意味を含めている事業で採算を求めるものではない。精製が目的ではなく、これからの循環型社会のための廃食用油をリサイクルする、目に見える事業として理解してもらう。この次に続くのは生ゴミ回収。ゼロエミッションの推進」と話した。
寺平秀行議員は、町内にNPOのBDF精製施設があることから、「なぜ民間でできることを民間に任せられないのか。行革の視点から(プラント設置は)本当に適切な支出なのか」と質問した。
町長は、「廃食用油でBDFを作る中で、NPOと競合しているのは精製行程だけ。町がやろうとしているねらいはNPOとは全く違う」とし、町の取り組みは▽循環型社会づくり▽知的障害者への働く場の提供-と説明。「今後、協働の中で循環型社会でどう発展するか。協働のプログラムの中で行政として取り組むべきことと思う」と答えた。
◆北小体育館建設できるだけ前倒しを
箕輪北小体育館建設の本年度着手について桑沢幸好議員が質問した。
平沢町長は、「国に補助を強力にお願いしていく。体育館が児童数からみて狭い。将来も北小の児童数は横ばいと考える。補助金に関係なく規模に合った設計をしたい。諸事業のバランスを見て出来るだけ前倒ししていきたい」と答えた。
井内吉彦教育委員長は、「現在の倍くらいの面積が最低でも必要。早期に着工したい」。小林通昭教育長は、「学童クラブもその一角にできればいいなというのが教育委員会の考え」と話した。
◆ボランティアの拠点は必要
ボランティアセンターの必要性について三井清史議員が尋ねた。
平沢町長は、「必要性を考え、どこがいいか考えている。ボランティアセンターには大勢の皆さんが登録。推進していくためにはハード面の拠点が必要」とした。
◆旧県営射撃場着弾地の土壌測定を県にお願いする
上古田の旧県営射撃場着弾地の水質検査の結果報告と土壌測定の実施について唐沢荘介議員が質問した。
平沢町長は、「水質調査の結果は、検出が見られないくらいの数値で問題ない。土壌測定は実施の方向で県にお願いしたい。区長あての結果報告、現地調査、土壌測定を上古田の皆さんが不安にならないようお願いする。地域の人が安心して暮せることが大前提なので、情報も積極的に出していきたい」と答えた。
◆06年度予算の枠取りはか所づけを前提に
平出政敏議員が06年度予算の枠取りの考えを質問した。
平沢町長は、「か所づけを前提に、11月に区の役員さん立ち合いで工事内容、予算を明確にしたい」とした。 -
宮田新村長就任後初の一般質問20日に
宮田村議会9月定例会は連休明けの20日に、一般質問を行う。7月に当選した清水新村長の考えを聞こうと、議長を除く11人が登壇。村長が選挙公約に掲げた官民協働や産業振興、福祉対策などを中心に、具体化に向けた取り組みを聞く。
産業振興面の質問が目立ち、新たな商品開発に向けた開発研究機関の必要性、企業誘致、観光活性化策など、村長の考えを質す。
また、行財政改革や庁内の意識改革も挙がっており、民間の活力、協働の進め方とあわせて具体的な政策も問う。
福祉対策では人口1万人のむらづくりを踏まえて、子育て支援関係の質問が中心。
各議員は村長に理念だけでなく、具体性を帯びた回答を引き出したい構え。厳しい村財政をふまえながら、活力の部分を注視している。
初の一般質問を前に村長は「議員の皆さんからも積極的な提言がほしい。一緒になってつくりあげていきたい」と話す。 -
箕輪町消防団詰所建設工事など入札
箕輪町で16日、8月25日の入札で不落だった中部小学校旧体育館屋根改修工事、消防団基幹詰所改築工事・詰所建設工事の入札があった。屋根改修工事は落札、消防団詰所の改築、建設工事は落札候補が決まった。
中部小旧体育館屋根改修工事は指名競争入札。入札者は6社で、ヤマウラ箕輪営業所が630万円(税抜き額)で落札した。
消防団詰所の工事は受注希望型競争入札。前回の入札は、第6分団長岡詰所、第2分団富田詰所、第2分団下古田詰所の建設工事3件と第1分団沢基幹詰所改築工事の計4件。
今回、下古田・富田・長岡詰所の建設工事をまとめて1件とした消防団詰所建設工事は、松島の日之出建工が2500万円で落札候補。第1分団沢基幹詰所改築工事は、北小河内の新橋屋建設が840万円で落札候補に決まった。入札者はいずれも1社だった。
8月の入札5件の不落については、町議会9月定例会の一般質問(13、14日)で複数の議員が真相などを質問。平沢豊満町長は、「不落は正常なこと。入札行為は契約締結行為で、発注者はよい品質をより低価格で-と考え、受注者は利益を考える。双方の考えが合致しないと成り立たない」とし、「受注希望型は今後も続け、できるだけ町内の皆さんに発注する考えは変わらない」と答弁していた。 -
職員人権・男女共同参加社会づくり研修会
上伊那地方事務所は14日、上伊那の行政職員などを対象とした「職員人権・男女共同参加社会づくり研修会」を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。
公平・公正な立場が求められる公務員に、正しい認識を持ってもらい、差別のない社会づくりに取り組んでもらおう窶狽ニいう研修会で、約60人の関係者が参加した。
指導した伊那教育事務所生涯学習課の唐澤孝則教育支援主事は、ゲームを通して参加者の持つ固定概念を説明。2通りの見方ができる絵でも、どちらか一方が見えてしまうと、もう一方の見方を発見するのは以外に難しい窶狽ニいう体験を通して、普段当たり前と考えていても、当たり前でないことが多いことを示し、違った角度から物事を見たり、プラス思考への転換を提案した。 -
改革プラン策定で行革委員会を召集
国が各自治体に行財政改革の具体的な指標づくりを求めている「集中改革プラン」の策定で、宮田村は条例に定めている行政改革推進委員会を召集し、住民の意見を聞きながら進めようと、計画している。14日の9月村議会開会あいさつで、清水靖夫村長が明らかにした。
同委員会は公募委員男女各3人、商工会、農協から各1人で構成。村が02年から04年にかけて実施した行財政改革では、村長に答申するなど中心的な役割も果たした。
集中改革プランは本年度末までに策定。事務事業の再編、民間委託の推進から職員給与、第3セクターの見直しなどまで、具体的な数値目標を盛り込むよう求めている。
村は庁内で叩き台となる素案をつくり、同委員会に示して協議する考え。総務課は「村のひとりよがりにならないよう、問いかけをしながら策定を進めたい」としている。
委員は新たに選任し直す予定だが、開催時期などは未定。 -
一般質問は21、22日
伊那市議会の9月定例会一般質問が21、22日、行われる。保育所整備計画やアスベスト問題など20議員が質問に立つ。
開会はいずれも午前10時から。
質問要旨は次の通り(質問順)。
小林和人議員 (1)新伊那市の組織機構(2)西箕輪診療所の今後のあり方
馬場秀則議員 (1)郵政民営化(2)消防署の設置位置(3)市職員給与
藤島雄二議員 (1)西春近北保育所・西春近中央保育所の統合(2)アレチウリ一斉駆除計画の取り組み
新井良二議員 (1)職員の給与
下島省吾議員 (1)富県北部保育所・富県南部保育所の統合
黒河内浩議員 (1)総選挙の結果と市政の運営(2)合併効果向上に向けた三峰川流域の一体的整備と利用の促進(3)青少年保護育成条例
小平恒夫議員 (1)企業誘致の推進(2)公営施設の民営化推進(3)美篶・富士塚スポーツ公園のトイレ増設
若林徹男議員 (1)下水道等整備構想エリアマップ見直しに伴う合併浄化槽整備区域対策(2)スマートインターチェンジ設置
春日晋治議員 (1)介護保険制度における諸問題
北原斉議員 (1)総選挙結果に伴う伊那市の課題(2)保育所のトイレ水洗化(3)アスベスト問題(4)「ソフトボールのまち伊那市」振興
小林信議員 (1)アスベスト問題(2)環状南線の先線(3)ますみケ丘平地林の活用
中村威夫議員 (1)環境問題・健康被害
矢野隆良議員 (1)歩道等の視覚障害者誘導用ブロック
前田久子議員 (1)女団連の模擬議会(2)女性農業委員の増員(3)市民サービスの向上
伊藤泰雄議員 (1)少子化対策
柳川広美議員 (1)市民プールの入場料引き下げ(2)介護保険制度改定
柴満喜夫議員 (1)商工業の育成(2)権兵衛トンネル開通を控えた道路改修工事に伴う雨水対策
飯島光豊議員 (1)悪性新生物(がん)死亡比・ぜんそくなどの健康調査とごみ焼却炉(2)ごみ処理基本計画のコークス等燃料使用型の直接溶融方式(3)鳩吹クリーンセンター安定型最終処分場
前沢啓子議員 (1)義務教育における保護者の金銭的負担(2)義務教育の外国語教育のあり方
倉田節子議員 (1)保育所整備計画(2)市民と行政の協働(3)審議会等各種委員会 -
一般質問から
##(見出し(1))
水中花火は継続を一般質問飯島
##(見出し(2))
飯島町の高坂町長は12日、町議会一般質問で「財政は厳しいが、千人塚さくら祭りの水中花火は継続できるように努力したい」などの考えを示した。
竹沢秀幸議員が「町商工会の千人塚桜祭り反省会で、財政事情やメリットがダイレクトに見えにくい、駐車場問題もある。06年は一旦中止したらどうかという意見もあり、会員の意向を聞き、方向づけると聞いたが、町長の考えは」と質問。高坂町長は「水中花火をメーンとする千人塚桜祭りは、町内外の人々に人気があり、飯島の春の風物詩として、定着している。財政的には厳しいが、継続できるように努力したい」と答えた。 -
チャオ周辺活性委員会の委員を公募
中川村はチャオ周辺の活性化を考えるためにチャオ活性化委員会を9月下旬に設置する。現在、委員の1部を公募している。
委員会は天竜川築堤工事に伴う環境整備と、商業の中心地であるチャオを核とした周辺の活性化を考えるための調査・研究を行うもので、村民の考え、意見を幅広く反映させるため、活性化に向け、提言してくれる人を募集する。同委員会は公募委員、チャオ周辺利害関係者、学識経験者など約20人で構成する。
応募資格は村在住の20歳以上。20日までに、役場総務課に申し込む。募集人員は概ね5人、応募多数の場合は書類審査で選考。委員報酬はなし。
詳細は役場総務課(TEL88・3001) -
土地売却収入を上回る撤去費用に困惑
宮田村が河川改修のために国に売却した太田切川沿いの旧不燃廃棄物埋立地について、売却収入を上回る埋め立てゴミの撤去費用が発生していたことが分かった。撤去費は村の負担となり、開会中の9月議会に補正予算案を上程。「河川改修は必要な事業だが、過去の負の遺産がこんな形で村財政に影響を及ぼすとは」と村産業建設課は話している。
旧廃棄物埋立地は1984年まで使用。今年6700万円で国に売却し、床固め工の建設に入った。
しかし、廃棄物の埋立量については、過去の資料がなく、着工後の試掘によって判明。現在「最終的な撤去費用は調査中」(村産業建設課)だが、売却費用を上回っている。
撤去費は村が全額負うが、結果的に売却が村の新たな財政負担を生み出すことに。
同課は「埋立量が事前に分かっていれば、上乗せして国とも土地の価格交渉もできたが、全く資料がない。地形も入り組んでおり、着工して試掘してみなければ分からなかった」と説明する。
今後、未着工部分についても埋立ゴミの撤去が発生するとみられ、村の負担はさらに増大する見通しだ。 -
05衆院選 当選、一夜あけて
宮下一郎氏インタビュー「12万票は予想もしなかった数。構造改革の必要性と、それを進める際に地域の活性化を重視したいという私の訴えを多くの人々に理解していただけた結果と受け止めている。責任の重さを感じる」
11日投票の衆院選長野5区で大量得票で再選を果たした翌朝、宮下一郎氏(47)は、やや緊張した面持ちで報道陣の共同インタビューに応じた。
郵政民営化をはじめ、年金・社会保障制度・税制・などの構造改革を進め、憲法改正の議論も開始することが当面の課題とした上で、2期目に力を入れたい問題として第1に、「WTOの農業交渉とりまとめの方向付け」を上げた。日本農業を守りながら諸外国と折り合いをつけると同時に、政府の食料・農業基本計画に盛り込まれた認定農業者の要件などを「地域の実情にあった形で調整する必要がある」との考えだ。
第2は「適切で効率的な社会資本整備」。特に建設業界が厳しい状況に置かれている中で、「小さな政府を目指した改革を進める以上公共投資の減額はやむをえない」とした上で、「安心して生活できるよう必要な公共事業を選定して効率的に進めるようにしたい」と述べた。
これらは「選挙中に有権者と話す中でその必要性を強く意識したものだ」という。
小泉首相が唯一の争点に掲げた郵政民営化については、「党内議論の積み重ねの欠如を指摘し、中山間地の郵便業務と貯金・保険の窓口業務の保証を求めて政府案に反対し・修正を迫ったことで、地域の代表としての責務を果たせたと思う」とした上で、次期国会に法案が再提出された場合には、「法案の不備な点などをできる限り修正したい」と言葉を選んだ。
自身予想しなかった12万票の得票。全国的にも自民党歴史的圧勝に終わった今回の選挙だが、それについては「日本がギリギリの正念場に立たされていることの理解が広がり、改革の必要性を分かっていただけた」と総括。「小さな政府を目指した改革を断行すると同時に、地域活性化を図る視点を貫いて行きたい」と結んだ。
前夜は、支持者らへのあいさつの後、奥さんの昌子さんと二人で「じんわり勝利を喜んだ」。「妻も頑張りましたから……」。「大勝利なのに表情が硬いですよ」などと報道陣から突っ込まれていたが、この時はさすがに柔らかい笑顔になった。 -
一般質問から
##(見出し(1))
大課大係制導入を検討、一般質問飯島
##(見出し(2))
飯島町の高坂町長は12日の町議会一般質問で、機構改革に触れ「06年度から大課大係制の導入を検討」などの考えを示した。
織田信行議員が自立のまちづくり選択後の町民の意識と今後の町政について質問。高坂町長は「ふるさとづくり計画の中で、05年度は内部努力による改革を進めている。住民負担増や町単独給付の廃止などが始めれば、厳しさを実感してもらえるのでは」と話した。
また、「少子高齢化に伴う経費の増加、一般財源の減少、特に地方交付税が厳しくなる。25%人員を削減し、職員百人体制に持っていく。大課大係制を導入し、産業振興課を本庁舎に移し、教育委員会を文化館にまとめ、連携強化し、経費削減に努める」などの考えを示した。 -
宮田村新村長就任後初の議会定例会14日から
宮田村議会9月定例会は、14日から28日までの日程で開く。清水靖夫村長就任後、初の定例会で、むらづくりの方針や具体的な施策をどのように打ち出すか注目される。
7月の村長選で初当選した清水村長は、村の総合計画に関する地区懇談会で全11会場に出席。まず、住民の声を聞くことから始めている。
企業経営者としての手腕を期待する住民も多く、公約に掲げた産業振興や地域活性化、福祉教育の充実をどのように進めるか、一般質問でも問われそうだ。
自立のための財政運営や役場職員のあり方なども厳しい目が注がれており、住民との協力関係構築も含めて対応が求められる。
村は本年度から2年間の予定だった中学校プール改修を単年度の事業に変更することなどから、1257万円余りを増額する05年度一般会計補正予算案をはじめ20議案を上程する。
定例会の日程は次の通り。
▼14日=開会、議案上程、一部議案質疑採決(午前9時)▼15日=一般質問通告(午前9時まで)▼20日=一般質問(午前9時)▼21日=産業建設委員会(同)▼22日=総務委員会(同)▼28日=本会議、議案質疑、討論、採決、閉会(午後1時半) -
いいちゃんまちづくり協議会研究集会
飯島町のいいちゃんまちづくり連絡協議会は10日、飯島文化館で、研究集会を開き、飯島中学校AET、マシュー・キング・マットさんのギター演奏を交えた講演に耳を傾け、分科会に分かれ、「環境」「世代間交流」「男女共同社会」をテーマに話しあった。
男女共同参画社会づくりに向け、諸問題に取り組み、住みよい飯島町を目指す同集会に、中学生を含む男女50人が参加した。
「飯島大好き」と題した講演で、マシューさんは「飯島町に住んで2年。美しい町をテーマに音楽を作った」とし、季節の移り変わりに感動し、生命の誕生から終わるまでを表現した曲を披露。次いで、三味線や琴など邦楽に共鳴し作曲した「夢」を演奏し「この曲は眠りの誘い、夢、パラダイスの3つのパートで構成している」と解説を加えた。
ほかに、ふるさとシカゴへの思いをつづった曲、飯島町の田園風景をイメージした曲などを演奏した。
参加者は1曲終わるごとに拍手を送り、美しい飯島町への思いを共有した。
この後、3会場に分かれ分科会。「環境」分科会では、町住民税務課の滝本英司課長を、「世代間交流」では、飯島保育園の森下鈴子園長を、「男女共同参画」は男女共同参画推進懇話会の湯沢敏美さんを助言者に熱心に話し合った。