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水害発生に備え土のう作り
水害が発生しやすい時期を前に25日、伊那市役所で土のう作り講習会が開かれました。
講習会は水害が発生したときに備え、土のうの作り方を覚えようと伊那市の職員を対象に開かれました。
25日は、およそ40人が参加し、袋に入れる砂の量や、紐の結び方などを危機管理課の職員から教わっていました。
砂は15キロほどを入れ、重くなりすぎないようにしたほか、入れやすいように、バケツの底のあいた道具を使う職員もいました。
伊那市では今月はじめの大雨で備蓄していた土のう、およそ400個を水があふれそうな用水路などに設置したということです。
25日は、400個の土のうが作られ、市では水害に備え備蓄しておくということです。 -
伊那消防組合議会 上伊那消防広域化研究開始の方針
伊那消防組合議会は25日、H27年度を目標に上伊那の2つの消防本部を統合する消防広域化について今後研究を進めていくとする方針を決めました。
25日に開かれた伊那消防組合議会全員協議会で、伊那消防組合消防本部と伊南行政組合消防本部を統合する上伊那消防広域化について説明があり、伊那消防組合としては、広域化の研究を開始したいとする方向で意見集約されました。
今年2月、中南信での消防広域化協議が休止となったことから上伊那での広域化が検討課題となっていて、これまで、伊那消防組合を構成する伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の意見集約が行われてきました。
上伊那で一本化されれば、災害情報の集約、部隊の効率的な運用などのメリットがあるとしています。
今後、伊南行政組合でも研究を開始するとの方針が決まれば、2つの組合や上伊那広域連合などで研究会を設置し、具体的な検討に入る事になっています。
また、今日の議会で、伊那消防組合の消防救急無線デジタル化の設計委託料、約740万円が補正予算案として提出され可決されました。 -
南箕輪村開発公社 昨年度決算まとめ
南箕輪村開発公社は、昨年度の決算をまとめました。
大芝の湯や公園管理など5つの事業すべてが2年連続で黒字となりましたが、不況や震災の影響で大芝荘が大幅な減収となっています。
村開発公社によりますと、大芝荘の昨年度の収益は、前の年度より1,120万円少ない約2億4,080万円となっていて、利益は3万円にとどまっています。
これは、長引く不況と、東日本大震災による春の高校伊那駅伝の中止や宴会利用者の減少などによるものとしています。
その他、リニューアル2年目の味工房では、前の年度より収益が750万円減少し、利益は1万3千円、5つの事業全体の利益は27万円となっています。
村開発公社では、長引く不況や原油価格の上昇、震災など昨年度は非常に厳しい経営だったとし、引き続きキャンペーンなどを行い、より多くの人に利用してもらえるサービスを提供していきたいといしています。 -
看護師養成所設立に向けて検討
上伊那地域の医療問題などについて検討する上伊那地域包括医療協議会の初会合が23日、伊那市のいなっせで開かれました。
協議会では,上伊那地域に看護師養成所設立に向けて検討を進めていくとしています。
協議会は、今年3月まで設置された上伊那地域医療問題懇談会に代わるもので、医療問題について調査研究を行うものです。
会議には上伊那医師会や上伊那歯科医師会の代表、行政など25人が出席しました。
会長には、上伊那医師会顧問の神山公秀さんが選ばれました。
会議では、今年度の事業計画が示されました。
計画では、上伊那医師会の長年の懸案事項であった看護師養成所設立に向け検討を進めていくとしています。
大規模災害対策では、医療救護訓練を実施するほか、上伊那地域災害医療活動のマニュアルの作成などを計画しています。
また、コンビニ受診を控えるよう啓発活動を行うほか不足している産婦人科医や外科医師の確保に努めるとしています。
協議会では、救急医療対策委員会や大規模災害対策委員会など8つの専門委員会を設置し、それぞれの分野で検討を行います。 -
くくり罠による捕獲 充実
サルやシカなどの駆除について検討する伊那市有害鳥獣対策協議会が24日、伊那市で開かれました。
今年度はくくりわなによる捕獲を充実することなどを確認しました。
総会には、協議会を構成している伊那市やJA、猟友会など関係する団体の代表ら40人が出席し、今年度の事業計画などを決めました。
今年度の取り組みでは、くくりわなによる捕獲の充実を図るほか狩猟免許取得者の確保に向けた講習会の実施などを計画しています。
伊那市では、今年度、捕獲奨励金の充実を図っていて、ニホンジカでは4000円から5000円に、ニホンザルは5000円から6000円に増額しました。
また、免許取得や更新の補助金も充実させています。
報告によると、有害鳥獣による平成22年度の農作物への被害量は284トンで被害額は前年度よりおよそ1200万円多い5300万円に上りました。
捕獲量は、ニホンジカが914頭、イノシシが241頭、ニホンザルが125匹などとなっていていずれも前の年を上回っています。
今年度は、ニホンジカ1500頭、ニホンザル300匹、イノシシ250頭などの有害鳥獣駆除を計画しています。 -
南原住宅団地内焼却灰今年度掘削工事へ
南箕輪村土地開発公社は、南原の住宅団地内の焼却灰問題について、今年度中に掘削工事を始めます。
23日は、南箕輪村役場で土地開発公社の理事会が開かれ、南原住宅団地内の焼却灰除去について経過報告や、今後の予定が示されました。
南箕輪村では、昭和62年頃、南原住宅団地造成地を、一時的に、伊那中央清掃センターから出た焼却灰の処理場として提供していました。
平成19年に、下水道工事でこの焼却灰が見つかり、村では、現在の法令に基づき、除去する事にしました。
地下に焼却灰が埋まっていると考えられる、7世帯は、去年の年末までに移転が終わり、家屋の取り壊しが終了しています。
今後、土地開発公社では、ボーリング調査等を行い、今年度中に除去工事を始めたいとしています。
費用については、当時、伊那中央清掃センターにゴミを搬入していた、伊那市や箕輪町、南箕輪村の3市町村で負担する事になっています。 -
一般リフォーム補助終了 下水道接続工事は引き続き受付
伊那市の今年度事業、リフォーム工事補助事業のうち一般リフォーム工事分の受付が予定数に達したことにより、25日終了しました。
なお下水道接続を含むリフォーム工事に関しては、補助予定件数に達していないことから、引き続き申請を受け付けています。
市では、30万円以上のリフォーム工事に対して一律10万円を補助する、リフォーム補助事業に、今年度、1千万円を計上していました。
当初は補助予定件数を100件としていましたが、4月中に予定件数に達したことから、150件分、1,500万円を追加し、件数を250件分、予算を2,500万円としました。
その際、市では下水道接続工事に対する補助の要望も多かったことから250件中120件に関しては下水道接続工事を含むリフォーム工事に対し補助することとしました。
市によりますと、25日現在、下水道接続を含むリフォーム工事には、予定件数120件に対し62件の申請があるということです。
この工事に関しては浄化槽接続工事も対象となる区域があります。
市ではこの補助制度を下水道接続率の向上にもつなげていきたいとしています。 -
箕輪町が河川調査
梅雨を前に箕輪町は、町内の主要な河川を20日調査しました。
調査したのは、箕輪町内の25の河川で、4つの班に別れて、護岸の状況などを調べました。
この調査は、梅雨のシーズンを前に、危険な箇所がないか調べるもので、危険個所が見つかった場合は、河川管理者の県に改修を要望します。
下古田の北の沢川は、平成18年の豪雨の際、護岸が決壊した箇所もあり、担当者が念入りに状況を調べていました。
20日の調査で、護岸が水にあらわれ、掘られていたり、土砂の堆積により、川の底が上がっている箇所があったということです。 -
箕輪中部小体育館 概要示す
老朽化により建替えられる箕輪中部小学校の体育館の概要が20日、議会に示されました。
それによりますと建物は、鉄骨2階建てで、ミニバスケットボールのコートが2面とれる広さが確保されているほか、多目的運動室や軽運動室、器具庫などが備わる予定です。
現在の体育館は、昭和43年に建設され、今年で43年目になり、耐震面で不安があることから建替えられることになりました。
新しい体育館は、現在の体育館を取り壊し、同じ場所に建設されます。
取り壊しは、夏休み期間中に行い、来年3月に完成。4月から利用できるということです。
隣の藤が丘体育館と教室棟とは渡り廊下でつなぎます。
総事業費は、取り壊しも含め2億7,000万円でそのうち6,000万円は、国の交付金でまかないます。 -
箕輪町保育施設整備計画方針を了承
箕輪町保育園運営審議会が17日、箕輪町役場で開かれ、おごち保育園と長岡保育園の統合などが盛り込まれた町保育園施設整備計画方針が了承されました。
審議会は、町が進める保育園の統合計画などについて審議するもので、民生児童委員や、保護者会代表など9人で構成されています。
第1回の審議では、町から保育園統合施設整備計画方針が示されました。
計画では老朽化が進んでいる、おごち保育園と長岡保育園を統合し新しい園を設置するとしています。
場所は箕輪東小学校に近い場所を新たに選定し、定員は120人、平成25年度の開園を目指します。
また運営の効率化を図るため、木下南保育園と木下北保育園を統合し新しい園を設置するとしています。
場所については、町営プール跡地などが候補となっていて、定員は約200人、平成28年度の開園を目指します。
他には未満児保育の受け入れを充実させるため沢保育園の建て替えが計画されていて定員は約180人、平成31年度の開園を目指します。
委員からは、「建物の老朽化や、園児数の減少などから、統合による新しい園の建設は理解できる。」
「統合により園児数が増えることは、人とのかかわりが増え、保護者にとっても望ましい」といった意見が出され、整備計画方針が了承されました。
町では6月を目途に住民説明会を開き、地元の意見を聞くことにしています。 -
新ごみ中間処理施設の処理対象物に災害廃棄物追加
上伊那広域連合は、ごみ処理全般について審議する廃棄物政策審議会の初会合を17日伊那市のいなっせで開きました。
東日本大震災を受け、新しいごみ中間処理施設の処理対象物に災害廃棄物が新たに加えられました。
審議会は、上伊那広域圏内のごみ処理全般に関して審議するものです。
委員は、衛生自治会や商工団体など24人で構成していて、会長には、元ごみ処理基本計画推進委員長の小澤陽一さんが選ばれました。
初会合では、白鳥孝広域連合長が、ごみ減量化、資源化や新しいごみ処理施設の処理対象物などについて審議会に諮問しました。
処理対象物は、平成19年のごみ処理基本計画推進委員会の検討結果に基づき、「燃やせるごみ」の他、「燃やせないごみ・粗大ごみの破砕分別後の残渣」「最終処分場の掘り起こし残渣」としたほか、東日本大震災の状況をふまえ、災害で発生した廃棄物が新たに対象物に加えられました。
一方、医療系廃棄物は、当初見込んだ経費面での効果がないことから対象物から除かれました。
また公共下水道の汚泥も将来的に必要に応じて処理すると見直されています。
これらの見直しも踏まえた新しいごみ中間処理施設の規模の算定については、専門家などで組織する施設整備検討専門委員会で検討するとしています。
次回の審議会は、6月22日に開かれる予定です。 -
グリーンツーリズム 昨年度の活動報告
箕輪町が取り組んでいるグリーンツーリズムについて、昨年度の活動報告が17日、箕輪町役場で行われました。
17日は、箕輪町グリーンツーリズム推進協議会が開かれ、委員およそ40人が参加しました。
昨年度の参加人数は、健康ツアー39人、田んぼオーナー21人、そばオーナー32人、りんごオーナー720人、梨オーナー240人でした。
17日は、昨年度の活動についての報告が行われました。
委員からは、「メニューを詰め込みすぎ、時間的な余裕がなくなってしまった。」
「アンケートの結果、漬物に関しては満足とする回答が多かったが、その他の物については、改善していく必要があると感じている」などと感想がありました。
箕輪町の平澤豊満町長は「今年は加工場などのハード面が揃うが、提供者目線ではなくお客さんの要望に合わせた取り組みを考えていく必要がある」と話しました。
また協議会では、今年度の申し込み状況を報告しました。
それによると、健康ツアー7人、田んぼ体験21人、そば体験5人、りんごオーナーは99件で梨オーナーは40区画完売となっています。
田んぼ体験とそば体験については、今年度からオーナー制度をやめ、回ごとに募集をします。
箕輪町では「引き続き広報活動に力を入れ参加者を募っていきたい」と話しています。 -
まっくんバス増便 フリー降車も
南箕輪村巡回バスまっくんバスは10月から、バスが2台になり便数が増えるほか、一部でフリー降車サービスが導入されます。
12日は、南箕輪村地域公共交通会議の初会合が開かれ、まっくんバスの運行についての改正案が示されました。
改正案は、まっくんバスを1台増やして2台にし、これまで4回だった村内の循環を5回に増やします。
また、箕輪町の商店街までルートを延長し、買い物などが便利になるよう配慮されています。
新たに、交通量の多い道路を除きフリー降車サービスも導入されるほか、月額6000円の定期券も発行します。
唐木一直村長は、「高齢化社会の中で、買い物弱者、買い物難民の言葉が聞こえる。費用対効果ではなく、村民の利便性を考えたい」と話していました。
まっくんバスの運行の改正は、10月からを予定しています。 -
開通5周年 伊那木曽連絡道路フォーラム
伊那と木曽を結ぶ伊那木曽連絡道路の開通5周年を記念して14日、伊那木曽連絡道路フォーラムが開かれました。
会場には関係市町村の職員や商工会会員などおよそ330人が集まりました。
フォーラムは、5周年を機に連絡道路の意義を見つめ直し、今後の交流や地域づくりについて考えようと開かれました。
基調講演では芝浦工業大学大学院教授で国土交通省顧問の谷口博昭さんが「これからの地域づくりと道路」と題して話しました。
谷口さんは「道が良くならなければ沿線の地域はよくならない。道路と地域のつながりを深めるために、国、地域がそれぞれの役割を果たしていく必要がある」と話しました。
また事例報告では、国土交通省飯田国道事務所長の杉井淳一さんが伊那木曽連絡道路の整備効果について発表しました。
杉井さんは整備効果として、通行時間の短縮や医療災害時の協力体制の構築などをあげ「利用者へのアンケート結果では、9割以上の人が満足していると答えている。連絡道路の開通は両地域にとって大きな効果があった」と話していました。
フォーラムでは各地域の代表者による討論会も開かれ、今後の道路の活用や交流について意見を交わしていました。 -
南箕輪村有害鳥獣対策協議会総会
南箕輪村有害鳥獣対策協議会の総会が11日、村役場で開かれ、今年度クマの対策として大芝高原内の山林の一部で間伐を行う計画が示されました。
総会では、去年4月から今年4月までの有害鳥獣の目撃情報が報告されました。
それによりますと、クマ4件、日本ジカ1件、イノシシ1件で、人的被害や農作物への目立った被害はありませんでした。
クマの目撃情報4件のうち3件は、大芝高原内です。
このため村では今年度、クマ対策として、夏頃に大芝高原マレットゴルフ場西側の山林で間伐を行います。
間伐は、大芝高原の森林整備計画と合わせて行うということです。 -
伊那市コンビニ収納利用は8%
伊那市が去年4月から実施している、税金などをコンビニエンスストアで納める「コンビニ収納」の実績が12日報告され、昨年度は納税件数全体の8%がコンビニ収納だったことが分かりました。
これは、12日開かれた伊那市の電子市役所推進会議で報告されたものです。
それによりますと、昨年度のコンビニ収納の利用件数は全体の納税件数のおよそ8%にあたる4万7790件で、金額はおよそ4億9000万円となります。
コンビニ収納で扱っているのは税金、保育料、住宅使用料、上下水道の料金です。
市によりますと、コンビニ収納は平日の朝と夕方の利用が多く、利用者の年代では30代が多いということです。
市では、税金などの収納率を上げるため、コンビニ収納の普及を図るほか、クレジットカードを利用した新たな収納についても検討していきたいとしています。 -
森林整備で里親協定締結
伊那市西春近自治協議会と東京都立北園高校の校友会、財団法人三五会は、森林整備についての里親協定を12日に締結しました。
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで行なわれた調印式には、北園高校の2年生や関係者約350人が出席しました。
白鳥孝伊那市長や市川武二上伊那地方事務所長の立会いのもと、里親となる財団法人三五会の蓮沼俊之理事長と里子となる西春近自治協議会の橋爪俊夫会長との間で協定書が取り交わされました。
協定により、三五会が平成28年までの5年間、毎年40万円を西春近自治協議会に支援します。
協議会では、その支援金を森林整備に活用し、北園高校の生徒らも協力します。
対象となる森林は、権現山一体の区有林が中心で、登山道の整備などを予定していますが、具体的な内容は、毎年計画を立てて進められることになっています。
板橋区にある都立北園高校は、東京都府中第9中学校を前身とする伝統校で、三五会は、昭和13年に財団法人として認可され、高校生活や教育活動を資金面から援助しています。
北園高校では、環境教育からタフな人間力を養おうと、去年、PTAや三五会の協力のもと、信州北園プロジェクトを発足させました。
1年生は、信州大学でのセミナーを受講し、2年生は、森林保全奉仕合宿を行います。
北園高校では、その学習を行なうために安定したフィールドを長野県に求めていて、上伊那地方事務所の橋渡しで、西春近の地が選ばれました。
式典であいさつした西春近自治協議会の橋爪会長は、「地域をあげて皆さんのおこしを歓迎します」と話し、地元西春近北小学校5年生による和太鼓の演奏が披露されました。
北園高校の生徒は、11日、西春近発祥の四角い木製の笛「ユカイナ」作りに取り組み、この日の式展で演奏も披露しました。
生徒を代表して、藤田桃子さんは「後輩にこの活動を引き継いでいきたい」とあいさつしました。
森林の里親制度は、森林整備に意欲を持つ地域と社会貢献に意欲がある企業・団体が連携して森林づくりを行なうものです。
今回の締結は、県内では、63件目、上伊那地域では、4件目となり、高校の関係団体と締結するのは、県内でも初めてです。 -
箕輪町議会議長に藤田英文さん
改選後初めての箕輪町議会臨時会が11日開かれ、議長に藤田英文さんが選任されました。
議長には藤田英文さんと向山章さんの2人が立候補しました。
選挙の結果、有効投票数15票のうち藤田さん12票、向山さん3票で、藤田英文さんが当選しました。
藤田さんは3期目の68歳です。就任のあいさつで、「地方分権の時代に耐えうる議会、県下に誇れる箕輪町づくりをしっかりとがんばっていきたい」と話しました。
副議長選挙は指名推薦で行われ、下原甲子人さんが選ばれました。
下原さんは2期目の70歳です。「明るく開かれた議会を目指しながら、議長を補佐していきたい」と就任のあいさつをしました。
議長・副議長の任期は、申し合わせにより2年となっています。 -
伊那市の職員、クールビズはじまる
伊那市の職員は11日から、上着やネクタイを着用せずに勤務する「クールビズ」を始めました。
11日は伊那市役所で伊那市議会臨時議会が開かれ、白鳥孝市長をはじめ、市の幹部、また議員がノーネクタイで議会に出席しました。
伊那市では毎年、6月からクールビズを始めますが、中部電力が管内の浜岡原発の停止を決めたことなどから夏場の節電などを目的に11日から実施しました。
職員は上着を脱ぎ、軽装で業務にあたっていました。
伊那市役所では節電対策として、廊下の照明を切っているほか、東日本大震災の直後から、2基あるエレベーターのうち1基を停止しています。
伊那市ではクールビズの実施期間を9月30日までとしていますが、気象状況により延長する場合もあるとしています。 -
まっくんバス計画変更 小型バスで運行へ
南箕輪村は、村営の巡回バス、まっくんバスの車両を、15人乗りのワンボックス車とする計画を変更し、25人以上乗れる、小型バスで運行していく事を決めました。
これは、9日開かれた村議会全員協議会で報告されました。
まっくんバスは、停車回数を増やす等より利便性を高める為、今年の10月から、現行の29人乗りの小型バス1台から、15人乗りのワンボックス車2台を購入し運行する計画でした。
新たに導入する予定だった、ワンボックス車は車高が高く、乗り降りをしやすくする為の改造が必要でした。
しかし、車両の構造上、改造が不可能である事等から計画を変更しました。
村では、新たに、小型バス1台を購入し、現在運行しているバスと合わせ、2台体制で運行する計画です。
計画の変更により事業費は、1300万円から、700万円増の、およそ2000万円となり、村では、増額する事業費について、6月の定例村議会に補正予算案を提出します。
まっくんバスの、運行に関わる、新たなルートやバス停の位置、ダイヤ等については、13日に開かれる南箕輪村地域公共交通会議で協議される事になっています。 -
南箕輪村議会 議長に原悟郎氏
改選後初めての南箕輪村議会が6日に開かれ、議長に原悟郎さんが選任されました。
議長選挙は、指名推薦で行なわれ、原悟郎さんが選ばれました。
原さんは、3期目の65歳です。
就任のあいさつで、「村議会の伝統を汚すことなく住民の代表として責務を自覚し、厳正な議会運営につとめたい」と話しました。
副議長選挙も指名推薦で行なわれ、山口守夫さんが選ばれました。
山口さんは、2期目の69歳です。
「かっ達な議論が議会活性化につながる」と就任のあいさつをしました。
議長・副議長の任期は、申し合わせにより2年間となっています。 -
地域活性化策まとまる
地域の課題などについて検討してきた伊那地域協議会が27日、伊那市役所で開かれ、地元の歴史調査など地域活性化策をまとめました。
第三期となる伊那地域協議会は1年前に発足し、委員およそ40人が地域活性化策などについて、4つの小学校区に分かれて協議してきました。
27日は、活性化策について小学校区ごとに対策を発表しました。
伊那西小学校区では通学路の安全対策として、街路灯の増設などを実施していくとしています。
また伊那北小学校区では地元神社の由来などを調査し、案内看板などを設置していきます。
伊那東小学校区では、建て替えが計画されている伊那公民館の活用などについて提言していくとしています。
伊那小学校区では、伊那市中心市街地再生協議会と連携し、市街地活性化に取り組むとしています。
伊那地域協議会の委員の任期は来年3月までで、今後は、「安心、安全のまちづくり」をテーマに協議を進めていくことにしています -
市防災計画あらゆる面で見直しを
先月28日に福島県を訪問した伊那市の白鳥孝市長は、2日、市役所で記者会見を開き、市防災計画をあらゆる面で見直す必要があるとの考えを、改めて示しました。
白鳥市長は、先月28日、東日本大震災の被災地、福島県の会津若松市や、猪苗代町、相馬市を訪問しました。
現地では、それぞれの市長や町長と会い、被害の状況や要望等を聞いたという事です。
記者会見で白鳥市長は「支援は長期的な物になる。いつの時点においても、速やかに対応する体制を整えておく事が必要」と話し、「今は、原発事故の影響で、ホウレンソウなど栽培できない野菜を伊那で作り、福島県内の学校の給食で提供できないか検討していきたい」と話していました。
伊那市の防災計画については、
●上伊那には天竜川の西側にしか、拠点病院となる公立病院がないことから、すべての橋が落ちた場合の対応
●市役所や避難所など広い範囲で停電となり、情報収集ができなくなった場合の対応
●静岡県浜岡原子力発電所が事故になった場合の放射性物質に対する備え・・・等
「これまでの以上の事を想定し、あらゆるケースを整理し、計画の見直しを進めていきたい」と話していました。 -
伊那市災害協定関係者会議
伊那市と災害時における応援協定を結んでいる団体の関係者と市の職員との会議が、27日、市役所で開かれました。
災害時応援協定関係者会議には、建設業や、小売業、上伊那医師会や猟友会など、伊那市と協定を結んでいる15団体が参加し市の担当職員と顔合わせしました。
伊那市ではこの会議を例年、5月から6月に開いていますが、東日本大震災を受けて、時期を早めて開催しました。
災害時に、何を、いつ、どのように協力できるのか、連絡をどのように取ればよいかなどを確認していました。
打ち合わせでは、「地震が発生した場合には、携帯電話が使えない可能性があるので、無線を活用できないか」「大震災では下水道の復旧に時間がかかることが想定されるので、仮設トイレの調達などについてリース会社とも協定を結んだらよいのではないか」といった意見が出ていました。
なお伊那市では、医療・物資・復旧などの分野で、30の団体と災害時の応援に関する協定を締結しています。 -
放射線量、健康に影響なし
長野県は27日、伊那市など県内4か所で空間放射線量を調査しその結果を28日公表しました。
それによりますと、健康に影響のあるレベルではありませんでした。
県では福島第一原発の事故を受け、県内で放射線量の調査を実施しています。
県の発表によりますと、27日正午、伊那市の伊那合同庁舎での放射線量の調査結果は、0.04マイクロシーベルトでした。
胸のレントゲン検査であびる放射線量は50マイクロシーベルトとされていて、県では調査結果から健康に影響のあるレベルではないとしています。 -
元気づくり支援金51事業内定
県が市町村や団体の特色ある活動を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那分の採択事業が決まりました。
72件、1億1160万5千円の要望に対して採択されたのは51件4937万9千円でした。
伊那市分では、高遠町の市街地を本の町にとしてアピールするイベントに491万1千円。36災害を題材とした歌舞伎の公演に57万3千円など24件2728万3千円が採択されました。
箕輪町分では、全国からサッカー愛好者が集まるイベントに124万6千円。読育ボランティアの研修会に15万円など6件493万3千円が採択されました。
南箕輪村分は、地域の名所を宣伝するマップの作成と景観整備に65万4千円の1事業が採択されました。
元気づくり支援金は2次募集を行います。
2次募集の予算額は4317万1千円を予定していて応募期間は4月28日から5月31日までとなっています。 -
地震や水害などの大規模災害発生時の廃棄物の処理について計画示す
伊那市は、地震や水害などの大規模災害発生時に予想される廃棄物の処理についての計画を示しました。
これは26日開かれた伊那市環境審議会に報告され、了承されたものです。
震災と水害を想定した2つの計画が示されました。
震災廃棄物処理計画は、阪神淡路大震災を契機に、国から指針が示され市が検討を進めてきました。
計画は、災害時には平常時と同じ収集や処理が困難になることが予想される為、必要に応じた特別な収集や処理、震災ごみの仮置き場などを示したものです。
対象とする廃棄物は、がれき、粗大ごみ、生活ごみなどです。
仮置き場の候補地となっているのは、避難所となっている場所を除いた市内の小中学校のグラウンドや公園などです。
家屋の解体ごみについては、産業廃棄物であるため市では受け入れないとしていますが、委員からは「業者が被災した場合も想定し、融通性が必要なのでは」などと意見が出ました。
市では、「今回の東日本大震災を受け、実態にあった臨機応変な対応をとっていきたい」と話しています。 -
南箕輪村議会議員に当選証書授与
南箕輪村議会議員選挙で当選した10人にも、25日当選証書が手渡されました。
25日は、当選した10人が出席し、平沢 三郎選挙管理委員長から、当選証書を受け取りました。
当選証書は、トップで当選した新人の山崎 文直さんから、得票順に渡されました。
平澤選挙管理委員長は、「村の意志決定機関である村議会の議員として、村の発展のために尽力して欲しい」と挨拶しました。
南箕輪村議会の正副議長については、4月28日までに立候補の届出が行われ、来月2日に所信表明、6日に開かれる臨時議会で選挙が行われ、選任される予定です。また、6日の臨時議会で、常任委員会の構成も決まる予定です。
議員の任期は、平成27年4月26日までとなっています。 -
箕輪町議会議員に当選証書付与
任期満了に伴う箕輪町議会議員選挙と、南箕輪村議会議員選挙の投票が24日に行われ、即日開票の結果、共に無所属の新人がトップ当選を果たしました。
箕輪町役場では、25日、当選証書付与式が行われました。
式には、当選した本人や代理人15人が出席し、佐々木孝則選挙管理委員長から当選証書を受け取りました。
当選証書は、トップ当選した木村英雄さんから得票順に手渡されました。
箕輪町議会の正副議長については、5月10日までに立候補の届け出が行われ、11日に所信表明、その後の臨時議会で選挙が行われ、選任される予定です。
尚、議員の任期は、平成27年4月29日までとなっています。
震災の影響もあり自粛ムード漂う中行われた選挙戦。
選挙への関心度を示す、投票率は、箕輪町議選では過去最低の66.61%。
前回の2007年に比べ、5.86ポイント下がりました。
南箕輪村議選は、63.86%と前回2007年に比べ3.45ポイント下がりました。 -
白鳥伊那市長 28日福島の被災地訪問へ
伊那市の白鳥孝市長は、今月28日に、東日本大震災の被災地を訪問する予定である事を25日に発表しました。
25日は、伊那市役所で定例記者会見が開かれ、冒頭、白鳥市長は、28日に福島県の被災地を訪問する事を明らかにしました。
今回の被災地訪問については、「被災地に物資を届けたり、復旧作業の為派遣した職員の報告や、メディアからの情報は入っているが、自分の目で確かめ、今後の支援の在り方や、防災計画の見直しの参考にしたい」と説明しました。
白鳥市長は、27日の夜、伊那市を出発し、友好都市の福島県の会津若松市や猪苗代町等を訪問する計画です。
現地では、それぞれの市長や町長と会談するほか、避難所や被災現場にも立ち寄りたいとしています。
また、白鳥市長が福島県の相馬市長と親交があることから、相馬市に、復旧作業用の土のう袋や、軍手を届け、29日に伊那市に戻る予定です。