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三峰川総合開発事業対策協議会、開催
三峰川総合開発事業対策協議会が5日、伊那市役所で開かれ、戸草ダム建設に向けた、村井知事への要望と、県議会への請願の内容が確認されました。
協議会のメンバー15人が出席し、要望、請願について協議しました。
内容は、「戸草ダム建設事業計画を天竜川河川整備計画へ位置づけ、天竜川水系の治水対策を早期に図ること」、「戸草ダム建設事業計画で予定されていた、生活用水の確保や適正な流量を維持すること」などとなっています。
協議会会長の小坂樫男市長は、「村井知事はまだ戸草ダムについて意見を述べていない。地元からの声を要望書として手渡し、知事の考えをお聞きしたい。」と話していました。
協議会では、早期に要望書を提出し、意見を聞くとともに現地視察をしてもらうように村井知事に働きかけていくということです。
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原油・肥料・飼料高騰対策緊急集会
原油や飼料の高騰により、農家が危機的な状況にあるとして、一致団結し乗り切っていこうと、4日、緊急集会が、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。上伊那の農家300人ほどが参加しました。
開会の挨拶の中で、宮下勝義代表理事組合長は、「生産者はコスト削減につとめているが、かつてない危機的状況でこのままでは乗り切れない。国や県の協力がどうしても必要。切実で緊急性のある要請なので協力してほしい」と呼びかけました。
緊急集会には、地元選出の国会議員・県会議員が参加していて、農家の訴えに耳を傾けました。
米・果樹・野菜・花卉・きのこ・肉牛の各部門から、6人が代表して要請を行いました。
米の部会を代表して、遠藤清文さんは、「減反政策に協力する中、米の価格は下がり、農家は我慢して米を作ってきた。この危機的状況で、耕作意欲を失う。」と訴えました。
また、野菜部会の大沼昌弘さんは、「原油が高騰し、経費は増えているのに、市場では激安で野菜が販売されている。生産者は80代がほとんどで、来年はもう辞めたいという声が大きくなっている」と協力を呼びかけました。
それを受けて、宮下一郎衆議院議員は、与党の畜産酪農委員会に所属しているという事で、「みなさんの心の叫びを、政策に反映させていきたい」と答えていました。
また、石油・肥料・飼料高騰に関する緊急決議がおこなわれました。
決議では、国や、県に対して支援・経営安定について早急に対策を講じるよう総力を結集して運動していくとしています。
そのあと、全員で、がんばろうを三唱しました。
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高遠消防署新庁舎お披露目
伊那市高遠町小原で建設が進められていた高遠消防署の新しい庁舎が完成し、4日お披露目されました。テープカットなどの式典で完成を祝いました。
新しい高遠消防署は、これまでの庁舎の老朽化や伊那市との合併に伴う業務拡大で手狭になったことから建設されたもので、今年2月に着工、8月末に引き渡しとなりました。
敷地面積はおよそ2千8百39平方メートルで、延べ床面積は769平方メートル。
女性用の仮眠室が設けられている他、これまで高遠消防署にはなかった、訓練棟が設置されました。
また、通信業務が一元化され、伊那消防署からの指令が放送で署内に流れるようになり、コンピューターの画面に現場の地図が表示されるようになりました。
高遠署の管轄エリアも拡大となり、旧高遠町のほか、長谷地区、富県の新山地区と、美すず地区、手良地区の一部が担当地域となりました。
小坂樫男市長は、「出動を考えれば、素晴らしい場所に建設することができた。地域の消防、防災拠点として、住民の方々に充分答えられると思う。」と新しい施設に期待していました。
新しい庁舎は、あす午前9時から午後7時まで一般公開され、救急の日の今月9日から業務が開始されます。
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ゴミ処理施設 伊那市区長会へ説明会
伊那市の区長会を対象にした新しいゴミ中間処理施設についての説明会が、昨夜、市役所で開かれました。
昨夜は、伊那市の区長80人余りが参加し、新しいゴミ中間処理施設の建設に向けた経過と施設の概要について説明を受けました。
説明会では、処理施設の建設にむけた想定スケジュールの最新版が、初めて示されました。
これまでは、環境アセスメントの調査を始める時点から設計、施工の発注までにおよそ4年間を見込んでいましたが、今回示されたスケジュールでは、アセス実施の了解が得られた時点から、設計施工の発注までに5年半と修正されています。
これは、アセスメントの結果が提出された以降に、地元から事業実施の同意を得るために設けられたおよそ1年間の期間を加えたための修正となります。
なお、説明会はスムーズに進行し、意見・質問も1件出されたのみでした。
意見は、住民に不安を与えないよう、議会などに理解を求める事を伊那市に要望するものでした。
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高遠町出身北原巖男さん東ティモール大使に
伊那市高遠町荊口出身の北原巖男さんは3日伊那市役所を、訪れ小坂樫男伊那市長に東ティモール民主共和国特命全権大使就任のあいさつをしました。
北原さんは、父親の転勤で県内各地に住み、中央大学卒業後、当時の防衛庁に入り防衛施設庁長官などを歴任しました。
現在61歳で、防衛庁時代に東ティモールへの自衛隊PKO派遣にかかわったことなどから、このほど東ティモール大使に就任しました。
東ティモールは2002年に独立した新しい国で、人口は100万人ほどだということです。
北原さんによりますと、治安が悪く、道路整備も遅れているということですが、国づくりに関わることができるのは、幸せなことだと話しています。
北原さんは今月9日に出発、10日に着任する予定です。
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伊那市議会開会、箕輪町議会も
伊那市議会9月定例会が、今日、開会しました。
今議会には、29議案が提出されています。
総額4億2750万円の補正予算案には、旧上伊那図書館の改修工事費2億5578万円が含まれています。
旧上伊那図書館は、昭和初期の建物で、できるだけ建築当時の様子を残そうと、先月27日に、市の有形文化財に指定されました。
改修工事は、耐震補強、防火扉などを付ける防火対策、入り口付近に3階までのエレベーターを付けるバリアフリー化などで、工事は来年2月に行われます。
ほかに請願として、今シーズンで伊那スキーリゾートの経営から株式会社ヤマウラが撤退を表明していることについて、スキーリゾートがある西春近財産区から、株式会社ヤマウラに経営存続を働きかけるよう要請した請願が提出されています。
伊那市議会9月定例会は、10日から12日に一般質問が行われ、24日に閉会します。
また、箕輪町議会も今日開会し、20議案が提出されています。
箕輪町議会9月定例会は、8日9日に一般質問が行われ、16日に閉会します。
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南箕輪村、福祉灯油券323万円 補正予算に計上
南箕輪村は、原油価格高騰に伴い、福祉灯油券を支給する補正予算案を、9月定例議会に計上します。
2日開かれた南箕輪村議会全員協議会で示されたものです。
村では、今年1月から3月まで灯油券の支給を実施しましたが早くにまとめて灯油を買ってしまった家庭があったため、今年は9月定例議会に予算を盛りました。
灯油券は、一世帯につき18リットル6枚つづりです。
対象となるのは、住民非課税世帯のうち70歳以上の高齢者や生活保護の世帯などで村内230世帯を見込んでいます。
事業費は323万円をもっていて、予算が通れば11月から支給する予定です。
また燃料・飼料高騰に伴い、園芸施設農家などに対しても支援を行います。
補正予算案に140万円を盛っています。
燃料は、1リットル当たり2円の補助で上限が10万円。
飼料については1t当たり500円の補助で上限は5万円となっています。
期間はいずれも10月1日から来年3月31日までを予定しています。
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住所表示変更業務の契約、市民グループが監査請求へ
伊那市が発注した、住所表示変更にかかわる業務について、市が市内の測量設計会社で作る伊那市測量業共同組合と随意契約を結んだ事が違法であるとして、1日、住民グループが小坂樫男伊那市長に対して住民監査請求しました。
「公正な入札を実現する伊那市民の会」代表の若林敏明さんが、関係書類を、伊那市の監査委員事務局へ提出しました。
監査請求したのは、平成19年1月に伊那市と組合との間で締結した、伊那地区の住所表示変更業務委託契約についてです。
会では、この業務を請負代金1627万5千円で随意契約により委託したのは、違法だとしています。
地方自治法や伊那市財務規則では、今回の委託契約のケースで随意契約が認められているのは、発注金額が50万円以下です。
例外として、50万円以上でも競争入札に適さないものや緊急を要するもの等に該当した場合は、随意契約が認められています。
小坂樫男伊那市長は今回の請求を受け「今回の契約は適法と思っている。監査委員の今後の状況を見守りたい」とコメントしています。
市監査委員会では、明日から60日以内に、この請求を受理するかどうか判断し、受理する場合には監査結果をまとめる事になっています。
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防災の日前に、南箕輪村で訓練
防災の日前日の休日だった31日、各地で防災訓練が行なわれました。
南箕輪村では、村内12の区で、自主防災組織がそれぞれがテーマを決めて地震訓練を行ない2,975人が参加しました。
南殿区では、区独自に作成した防災マップを基に、エリアごとに分かれて課題や心構えなどについて話し合い、防災に関する講演も聞きました。
村役場では、直下型地震を想定し、住民へのメール配信サービスによる避難場所の案内や初動マニュアルも作成。具体的に災害を想定し、担当部門ごとに災害時の初期段階での対応策の検討が進められていました。
なお、伊那市が高遠スポーツ公園総合運動場で予定していた主会場訓練は、雨によりグラウンドが使用できない状況で中止となりましたが、各地区の自主防災会は訓練を実施し、85の会場で4,978人が情報伝達や消火訓練に汗を流しました。
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伊那市、東海地震想定し防災訓練
防災の日に合わせ、1日、伊那市は、東海地震の発生を想定した、伊那市総合防災訓練を行いました。
本庁や高遠町・長谷総合支所の職員、あわせて120人が参加しました。
訓練は、午前8時43分に、震度6強の地震が発生したとの想定で行われました。
ロールプレイング方式は、時間の経過により災害や被害の状況が、進行係の職員から与えられ、訓練実施側の職員は、その状況に対して、対応を判断し実行します。
この訓練は、災害への対応や指揮能力を高め、危機管理能力の向上を図る事を目的としています。
また、今年は国土交通省天竜川上流河川事務所が中心となり開発を進めている、新しいシステム「天竜川流域GIS」を訓練に取り入れました。
このシステムは、インターネット回線を利用し、自治体の枠を超え防災情報を共有できる、地理情報システムです。
発生した被害や状況を、コンピュータで打ち込むと、どの端末でも情報を引き出せ、それらが蓄積されます。
従来災害の状況を把握するために使かったホワイトボードや、災害状況の連絡に使ったFAXの替わりになると言うことです。
訓練では、防災GISの機能や操作性を把握すると共に、その効果的な運用体制を検証していました。
訓練を終え、小坂樫男伊那市長は「今日の訓練を基礎にして、いざと言う時には、十分に力を発揮してほしい」と話していました。
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天竜川水系整備計画に関する公聴会開催
国が年内の策定を目指す、天竜川や三峰川などの河川整備計画の原案に関する公聴会が29日夜、伊那市役所で開かれました。
公聴会は、河川整備計画の原案に対する意見を国土交通省が聞き、それらを参考にしながら整備計画を案としてまとめます。
公聴会では、地元住民から戸草ダムの建設を訴える意見などが出されていました。
「原案では安全に過ごせる治水を目指しているが、戸草ダムなしでそれが実現できるのか」「6月に発生した三峰川上流部での土砂崩落を考えれば、ダムの必要性は嫌でもわかるはず」など、ダムを要望する意見のほか、「砂防ダムや堤防の建設など、戸草ダムに相当する安全確保のための案を出して欲しい」「大臣直轄地域として、万全の管理をしてほしい」といった要望も出されていました。
国交省は、「今回の意見を参考にしながら、流域住民が安心して暮らせる案を作っていきたい。」としています。
公聴会での意見は、天竜川上流河川事務所のホームページで国交省の見解と一緒に公表される予定です。
国交省では、意見を参考にしてまとめた河川整備計画の案を、村井知事に示し、県などと調整を図り、年内中に策定したい考えです。
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南箕輪村新エネビジョン策定委員会、開催
今年を環境元年と位置づけている南箕輪村で、29日新エネルギービジョンの第1回策定委員会が開かれました。
初会合となった今日は、唐木一直村長から10人の委員に委嘱書が手渡されました。
委員は、信州大学農学部や上伊那森林組合、中部電力伊那営業所など関係する団体の代表などで組織され、公募委員も2人います。
新エネルギービジョンは、南箕輪村が、二酸化炭素削減や自然エネルギーの活用などによる地球温暖化の防止、新エネルギー関連産業の育成や農業、観光などへの新エネルギー導入による地域活性化を図ろうと策定するものです。
委員会は、5回計画されていて、来年1月中旬をめどに調査報告書をとりまとめたい考えです。
委員会では、先進地の調査や一般・中学生・事業所に対するアンケート調査も予定いていて、環境やエネルギー問題に関する意識や省エネ、新エネの活用方法などについて聞きます。
委員長に選ばれた信州大学農学部森林科学科の小池正雄教授は「新エネルギービジョンは、次世代を見据えた取り組み。地域に根ざしたビジョンを策定していきたい」とあいさつしました。
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伊那通過ルート求める、リニア建設促進県協議会
ニア中央エクスプレス建設促進長野県協議会総会が27日、伊那市役所で開かれ、伊那を通るBルートを要望していくことなどがあらためて決議されました。
総会には県や関係自治体などおよそ60人が出席し、リニア中央新幹線の早期実現に向けた活動などについて協議しました。
総会では東海道旅客鉄道株式会社、東海道新幹線21世紀対策本部の宇野護副本部長が挨拶しました。
このなかで宇野副本部長は、「自然災害など予想される東海道新幹線のリスクが高まってきている。リニアがバイパスとしての機能を果たし、その特性を生かすために、どのようなルートがよいか検討している。また駅をつくる場合は地元負担を求めていきたい。
地域からの要望を聞きながら、ルート、駅の設置について今後調整を図りたい」と述べました。
J R東海は今年3月から大鹿村で、建設ルートの地質調査に着手しています。
国家プロジェクトのリニア中央新幹線は山梨リニア実験線の実用化に向け全線42.8キロを平成28年度までに建設することが決定し、工事が着工しています。
また「自らのイニシアティブのもとに平成37年を目標に首都圏から中京圏での営業運転の開始を検討する」との表明をしています。
今日の総会では、リニア中央新幹線の県内ルートはBルートとすること。また県内に必ず駅を設置し、設置にあたっては沿線市町村の意見を踏まえて検討すること。他に今後のリニア中央新幹線の推進にあたっては沿線自治体と十分調整することなどが決議されました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
医師不足対策、県会社会衛生委に要望
上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は、27日、長野県議会社会衛生委員会に、医師不足問題などについて要望しました。
27日は県議会社会衛生委員会のメンバーが伊那合同庁舎を訪れ、上伊那の課題について要望を聞きました。
小坂連合長は(1)公立3病院の経営安定と医師確保の支援(2)安心して子供を産める体制整備(3)障害者のリハビリテーション機能を持つ施設設置の3点を要望しました。
医療問題については、財政面、施設面からの県の協力な支援と、国に対する働きかけを求めました。
また、リハビリテーション施設は中南信に設置されていない事から通所が困難な点を挙げていました。
下村恭委員長は「地元選出の県議会議員とも十分に協議をし、今後の委員会審査の中で活かしていきたい」と話していました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
インターネット公売に車が登場
伊那市が行っている、滞納者からの差押え品を販売するインターネット公売に、自動車が初めて出品されています。
伊那市は、今年度4回目、昨年度からあわせると、通算7回のインターネット公売を行っています。
今回は、16点で、そのうち1点は、自動車です。
公売にかけられたのは、平成7年に初年度登録された、日産キャラバンです。
走行距離は20万8000キロで、見積価格は1万円です。
28日午後2時現在で、すでに9件の入札があるという事です。
伊那市では、これまでに122点の品をネット公売にかけていて、87点を見積価格の3倍の140万円で売却しています。
伊那市では、滞納整理のほか、納税への意識向上にもこのネット公売を続けていきたいとしていて、今後は、自動車のほか、不動産などの出品も考えられるとしています。
この今年度第4回目のオークションは、9月12日に締め切られる予定です。
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美篶東西部対象のゴミ懇談会開催
上伊那広域連合と伊那市は、新しいゴミ中間処理施設の美篶地区の懇談会を、27日夜、美篶きらめき館で開きました。美篶の東西地区の住民を対象に懇談会が開かれ、60人ほどが参加しました。
美篶地区は、ゴミ処理施設の候補地となっている、富県の天拍水源付近と、三峰川をはさんで隣り合っていることから、関係区となっています。
地域が広い事から、11日と27日夜の、2回に分けて開催されました。
職員から、用地選定の経過などについて説明があったあと、住民との意見交換が行われました。
住民からは、美篶は米の産地であり、三峰川の「川下り米」としてのブランドイメージが悪くなるのではないか、といった意見が出されました。
これに対しては、「新しい処理施設について、他の地域でも風評被害が発生したとの話は聞いていない。新潟の米どころにも設置されている」と応えていました。
また、「候補地は、ナイスロードから見える位置にあり、高遠城址公園を中心に、桜の街としての伊那市を売り出す中で、観光面でマイナスではないか」との意見には、
「施設があることでイメージダウンになるものではないと考えている」と応えていました。
また、排出ガスの滞留など、健康や環境を心配する声も多く出されていました。
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伊那市、入札等検討委員会設置へ
伊那市は、入札と契約の透明性を確保するための入札等検討委員会の設置に関する補正予算案を、9月定例議会に提出します。26日開かれた定例記者会見の中で小坂樫男伊那市長が明らかにしたものです。
公共工事の入札・及び適正化の促進に関する条例に基づき設置するものです。
上伊那では、箕輪町につづき2番目となります。
委員は、税理士・弁護士・市民代表など5人以内で構成し改革のための提言、入札内容等の一部の審査を協議します。
補正予算案には入札等検討委員会設置について28万5千円を盛り込みます。
予算が通れば10月に設置する考えです。
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伊那市長、住民表示変更業務、随意契約で問題なしと表明
入札制度棟検討委員会の設置を表明した26日の記者会見で、小坂樫男伊那市長は、新しい住所表示変更業務を随意契約で委託したことについて問題はないとの考えを示しました。
住所表示の大字を変更したことにともなう業務に関して伊那市が随意契約で業務委託したことについて違法性があるとする市民グループの指摘に受けたもので、小坂市長はこの件について「問題はない」との考えを示しました。
この件を違法として指摘する市民グループ「公正な入札を実現する伊那市民の会」では9月に住民監査請求をする事になっています。
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伊那市で消防団協力事業所認定
消防団活動に積極的に協力している事業所への、認定証交付式が、22日、伊那市で行われました。伊那市消防団の団員が勤務する、29の事業所が認定を受けました。
消防団協力事業所の認定は今年度から行われているもので、2人以上の消防団員が勤務し、事業所自体も消防団活動に協力していることが基準となります。
また、認定を受けた事業所は、就業規則で団員が不当な扱いを受けないと定めていることなど、要件を満たしていれば、事業税の減額を受けることができます。
伊那市消防団では、団員1105人のうち、およそ8割の830人が事業所に勤務しています。
小坂樫男市長は、「事業所の協力なしでは消防団は成り立たない。日頃の協力に感謝している。今後ともご理解いただきたい」と挨拶しました。
認定を受けた事業所を代表して、上伊那森林組合の井沢通(いさわみち)治(はる)組合長は、「消防団員がいる事業所として、より一層防災意識を向上させ、活動に協力していきたい」と、今後の協力を誓いました。 -
箕輪町で災害時非常無線通信協定の締結
箕輪町のアマチュア無線愛好家でつくるグループは、25日、箕輪町と災害発生時に情報収集や伝達面で協力する協定を交わしました。箕輪町アマチュア無線非常通信協力会の清水洋会長など3人が役場を訪れ、平澤豊満町長と、協定を交わしました。
協力会は、今月8日に発足し、町内在住や町内の企業に勤務する人など25人が登録しています。
災害時には、会員が、小型の無線機を携帯し、災害現場で情報収集活動をし、災害本部へ報告します。
平澤町長は、「未知数な所もあるが、組織が育ち能力が上がれば大きな力となり、災害に強い町になる」と話し、協力会の活動に期待を寄せていました。
清水会長は、「上伊那でも初めてのケース。今後は自治体の枠を超え横の連携を取り、ネットワークを広げたい」と話していました。
会では、来月行われる箕輪町の防災訓練に参加し、地域毎の電波の強さや、各自の役割について確認をしたいとしています。
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ゴミ焼却炉について考える学習会
新ゴミ処理施設について考える学習会が23日夜、伊那市美篶のきらめき館で開かれました。
地元有志が開いたもので、地区住民およそ20人が参加しました。
学習会では、伊那市議会議員の飯島光豊さんが候補地に決まった経緯や問題点などについて説明しました。
飯島さんは「ごみ問題の専門家を加えて科学的な議論をする必要がある。地区対策会議のような組織を立ち上げ市と住民が議論する場をつくる事が必要」だと話していました。
また学習会では、地元有志でごみ焼却場を考える会を設置する事が確認されました。 -
西箕輪「景観育成特区」指定前に研修会
伊那市西箕輪地区の、「景観育成特区」指定を前に、25日、建築業者や広告業者を対象とした、研修会が、伊那市駅前ビル「いなっせ」で開かれました。来月、県下初の特区指定を前に、届出等の手続きが、円滑に導入できるよう開かれ、会場には、建築業者や広告業者などが参加しました。
最初に、県の担当者が、特区指定の経緯や、地区ごとの観育成の基準について、話をしました。
その後、新築や増築で床面積が20平方メートルを超える場合の工事や、表示面積が3平方メートル以上広告塔を設置する場合など工事の規模により、届出が義務付けられると説明しました。
また、特区になると、県の景観条例により、違反した場合には、工事の変更や中止の指導をする場合があると、説明していました。
県では、特区指定により地域独自の景観育成が行える事や、新しく住む人にも効力が及ぶ事など、その効果に期待を寄せています。
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大芝高原、オリジナル切手発行
南箕輪郵便局は、明日の大芝高原祭りにあわせて、大芝高原の四季を図柄にしたオリジナル切手を発行します。
切手は、80円切手が10枚セットになったフレーム切手と呼ばれているもので、1セット1,200円で今日から販売が始まりました。
明日の祭りで南箕輪郵便局は、高原内の温泉スタンド近くに臨時出張所を出して販売を予定しています。
このフレーム切手は2,000部作成され、売り切れれば終了となります。
郵便局では、切手の販売開始を記念して、今日唐木一直南箕輪村長にこの切手が贈呈されました。
唐木村長は、「大芝高原は、村だけでなく上伊那の高原として親しまれている。今回の切手でさらに日本中にアピールできる。」と喜んでいました。
このフレーム切手は、南箕輪郵便局のほかに、北は塩尻の北小野郵便局から南は伊那市の西箕輪郵便局までの局で買い求めることができます。
郵便局では、「こうした地域に密着したサービスを今後も展開していきたい」としています。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市役所で打ち水大作戦
暑さが峠を越す頃とされる処暑の前日、22日に、伊那市役所では、打ち水大作戦が行なわれました。
打ち水大作戦は、日本の夏の習慣、うち水を復活させ、ヒートアイランドを少しでも押さえていこうと全国的に2003年から始まりました。
伊那市役所でも2004年から初めています。
打ち水で涼を呼びエアコンの使用を控えることで、CO2削減にも貢献します。
打ち水は、全国的に24節季の大暑から処暑までの間に行なうことになっていて、伊那市は今日市役所庁舎玄関前で実施しました。
正午すぎの気温は、28度、100人の職員が一斉に打ち水をしたところ2度下がって26度になりました。水は、市役所南側のせせらぎ水路の水を汲んで使いました。伊那市では、今年これまでに伊那まつり会場や市立伊那図書館、高遠町総合支所でも行なっていて、今日は市役所のほか、保育園や長谷総合支所でも実施されました。
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全国トイレシンポジウム、伊那市で開催へ
トイレの改善や、トイレを通して環境を考える、全国トイレシンポジウムが、11月に伊那市で開催されます。
21日は、伊那市や日本トイレ協会、各種団体の代表など21人が参加して、シンポジウムの実行委員会が設立されました。
実行委員会設立にあたり、小坂樫男市長は、「伊那市には、トイレを大切なものととらえ整備している企業もあり、開催地としての素地がある。是非、成功させたい」と話していました。
全国トイレシンポジウムは、トイレに関る問題を考える機会にしようと、日本トイレ協会が地元自治体と協力して毎年開いているもので、今回で24回目、県下では初の開催になります。
ふるさと大使で、旅ジャーナリスト会議代表の森田 芳夫(よしお)さんの縁で、今回、伊那市で開催されることに成りました。
毎年、いいトイレの日の11月10日近辺で開かれていて、今回は、11月7日、8日の2日間の日程で行われます。
シンポジウムでは、エベレストに世界で女性としては初めて登頂に成功した、登山家 田部井淳子さんによる基調講演や、高遠城址公園・山岳トイレについて考える分科会などが企画されています。
日本トイレ協会理事の上 幸雄さんは、「その時代時代、自治体によって、トイレについて抱える問題が異なる。トイレの問題が解決しないと、観光地にも成りえない」と話していました。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市成人式に旧伊那市地区の507人
伊那市成人式が15日、県伊那文化会館で開かれました。
伊那市の成人式は、旧伊那市時代の昭和46年から、お盆の帰省に合わせて毎年この時期に実施しています。
会場では、スーツやドレス姿の新成人が、久々に再開する友人達と、近況報告や昔話などの会話を楽しんでいました。
また、夏休みを利用し、インドでボランティア活動をした、松島由佳(ユカ)さんは、インドの民族衣装「サリー」を着て出席していました。
今年成人を迎えたのは、昭和62年4月2日から翌年4月1日までに生まれた、799人です。式典には、対象のおよそ6割、507人が出席しました。
小坂樫男伊那市長は、「生まれ育った故郷を忘れずに、創造力と行動力を持ち、世界に目を向け、充実した人生を歩んでください」と祝いの言葉を贈りました。
新成人を代表して、西箕輪の春日健太朗さんは、「これからは、広い視野を持ち、社会の一員として役目を果たしていきたい」と誓いの言葉を述べました。
伊那市では、合併3年目となる今年度までは、成人式を旧市町村単位で実施する事にしていて、来年度以降の開催方法については、今後の教育委員会等で検討していくと言う事です。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
原久夫元伊那市長の葬儀、しめやかに
今月14日に亡くなった元伊那市長の原久夫さんの葬儀が19日、伊那市でしめやかに行われました。89歳でした。
原久夫さんは1974年から旧西箕輪村役場に勤務。町村合併後1970年7月伊那市収入役・翌年は助役を勤めました。昭和61年2月から平成6年2月までの2期8年市長を勤めました。
在任中は、市役所新庁舎開庁・市内の下水道整備・権兵衛トンネルの道路計画開始から建設への道筋をつくるなど市の発展に尽力しました。
19日は、伊那市の平安祭典伊那斎場で葬儀が行われ市役所や友人知人など180人が参列しました。
会場にはメモリアルコーナーが設けられ当時の写真などが飾られていました。
小坂樫男伊那市長は「あなたの生前の数々の功績と高い人徳に経緯と感謝の意を表し、ひたすらご冥福を祈るばかり。偉大なるあなたの業績をついで今後とも伊那市の発展に全力を尽くす事を誓います」と弔辞を述べた。
参列者は、祭壇のまえで手を合わせていました。 -
箕輪町で長寿者訪問始まる
9月15日の敬老の日を前に、箕輪町では長寿を祝う長寿者訪問が、20日から始まりました。
20日は、箕輪町木下の渕井明(ふちいあきら)さん宅を平沢豊満町長が訪れ、長寿を祝いました。
長寿者訪問は、今年度88歳以上となるお年寄りを対象に毎年行われていて、米寿を迎える88歳の人には記念にヒノキのお椀が贈られます。
渕井さんは、大正9年8月11日生まれの88歳、健康の秘訣は、沢山たべて、気楽に過ごす事だという事です。
箕輪町の長寿者訪問は、来月4日まで、約300人を対象に行われる事になっています。 -
防げ、医療崩壊竏著A携・機能分担のあり方検討へ
上伊那地域の医療問題を話し合う医療検討会が12日、県伊那合同庁舎で開かれ、上伊那の公立病院の連携・機能分担の可能性について検討していくことが決まりました。
連携・機能分担の可能性についての検討は、医療崩壊を避け、地域の必要な医療体制を確保するため、辰野総合病院、伊那中央病院、昭和伊南総合病院を対象として行われます。
具体的な検討内容や、組織の構成などについてはまだ白紙で、今後、病院の事務長レベルでの話し合いなどを経て固めていくことになります。
また、12日は、各病院の現状について報告がありました。
伊那中央病院での分娩の取扱については、7月で去年に比べ26件多い111件を扱っており、伊那中央病院では、「このままでは産科医が倒れてしまう。あまり無理強いをしないで欲しい。」と話していました。
里帰り出産については、伊那中央病院では依然として受け入れは不可能だということで、7月から近隣の木曽病院で受入れがはじまりました。
7月には1件の分娩があり、8月以降にも2件の予約があるということです。
検討会では、医師確保が最大の問題だとし、また、現在いるスタッフをいかに支えていくべきかを検討していきたいとしています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
南箕輪村南原団地の焼却灰除去作業は平成24年から
南箕輪村の南原住宅団地から焼却灰が見つかった問題について、除去作業は平成24年の6月頃からとするスケジュールが12日、示されました。
南箕輪村役場で開かれた村土地開発公社の理事会で、焼却灰問題についての中間報告で触れられたものです。
南原団地では、平成19年2月に下水道工事を行っていたところ焼却灰が埋設されていた事が発覚しました。
開発公社では、焼却灰を取り除く作業のため、影響のある地権者7軒と、土地や住宅の買い上げ、移転先について協議してきました。
今日の理事会で、該当する地権者全てから移転の合意が得られ、順次契約を結んでいる事が報告されました。
斡旋する移転先として、開発公社では、新しい南原住宅団地を、現在の団地近くに造成したい考えも示しています。
関係する土地・家屋の買収を進め、関係する住宅を取り壊し、平成24年6月頃から焼却灰の除去工事に入りたいとしています。
土地開発公社理事長の唐木一直村長は、「公社だけでなく村最大の課題と認識している。解決に向け着実に進んでいきたい」と話していました。【伊那ケーブルテレビジョン】