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南箕輪村議会12月定例会閉会
南箕輪村議会12月定例会は15日、委員会に付託していた8議案、追加議案1件、議員発議「道路特定財源の堅持を求める意見書」1件を可決し閉会した。12月22日の任期満了に伴う村選挙管理委員会の委員と補充員の選挙は、議長の指名選挙で各4人が当選した。
追加議案は村議会委員会条例の一部を改正する条例。議員定数が次の一般選挙から削減されることに伴い、常任委員会を第1、第2の2委員会にし、定員を各5人にすることなど。議会開会日の4日、常任委員会・議会運営委員会定数等検討特別委員会の報告を決定したことを受け提出した。
選挙管理委員会委員は清水真さん、平沢三郎さん、神田利光さん、倉田和之さん(新)。補充員は高木宣威さん、原厚生さん、北條美恵子さん(新)、加藤一夫さん(新)。
請願・陳情の結果は次の通り。
◇閉会中の継続審査=▽「品目横断的経営安定対策」と米価下落対策にかかわる請願▽中国人強制連行・強制労働に関する意見書採択を求める陳情書▽療養病床の廃止・削減と患者負担増の中止等を求める陳情▽トンネルじん肺根絶の根本的な対策を求める意見書の提出について
◇趣旨採択=▽安全・安心の医療と看護の実現を求める陳情書 -
箕輪町議会12月定例会一般質問
箕輪町議会12月定例会一般質問で14日、全国で相次ぐ地方行財政の不祥事発生について平沢豊満町長は、「官製談合はあってはならない」とし、「町については一切ない。官製談合ができないシステムになっている」と述べた。平出政敏議員の質問に答えたもので、町長は、「入札制度は先行したが、早くから一般競争入札を取り入れてよかったと思っている。現在の入札制度を変えることは考えていない」と答えた。
子育て支援センターについて藤田英文議員、唐沢荘介議員の質問には、「子育てサークルの声を聞いてどこかに支援センター的なものを設置したい」と答えた。
助役2人制実施期間の平出政敏議員の質問には、「私の任期の間は2人制を続けたい」とした。
防災計画についての唐沢荘介議員の質問に対し、防災協定について「新たにコメリの防災センターとの締結を考えている」とした。 -
風力発電事業 長谷地域協はおおかた賛成
第4回長谷地域協議会が15日あり、入笠山縲恷ュ嶺高原周辺の風力発電事業について、委員の意見を聞いた。「山岳地帯での風力発電の先進地になる必要はない」と慎重論も出たが、賛成が多かった。
小坂市長は、市議会に提出された風力発電事業の賛成・反対の陳情に対し「今議会で継続審査となった場合、判断はしない」との考えを示した。
協議会には、全委員の15人が出席。
市側が風力発電事業の概要などを説明し、委員一人ひとりが考えを述べた。
「事業が具体的に見えてこない」という委員もいたが、おおかたの委員は賛成で「事業によって作業道ができれば、山林の管理ができる」「長谷住民4分の3に相当する署名の総意を受け止めていほしい」「循環型エネルギーを使っているところとしてむらづくりができる」など事業推進が地域の活性化につながるとした。
反対の一つに挙がる景観への影響は「悪いということが理解できない」「風力を観光にしているところがあり、問題にならないと思う」などが出た。
また、事業に対する情報不足の指摘、慎重審議や市議会との意見交換の場を求める意見も出た。
小坂市長は協議会終了後「企業のある地元は当然、賛成が多いかなと思う。意見を参考にしながら、市全体の考えを決めていく。議会の判断を見守る」と話した。 -
市が長谷学校給食共同調理場を職員表彰
伊那市は、地域食材を使った給食の提供を評価するとともに、全国学校給食甲子園で優勝した功績をたたえ、長谷学校給食共同調理場を職員表彰した。
同調理場は、日々地域食材を豊富に取り入れた献立を考案し、安全でおいしい給食を175人分調理して、長谷の小中学校に提供している。11月にあった給食甲子園では、地元産の野菜や米などをふんだんに使ったメニューで、出場した全国1514校の頂点に立った。
市役所で14日夕開いた表彰式は、調理場長の西牧健史・長谷中学校長、栄養士の埋橋恵美さん、給食技師の松本ひろみさん、二瓶真美さん、春日雅子さんの5人が出席。調理場の様子や苦労話、甲子園のエピソードなどを紹介した。
小坂樫男市長は「全国で優勝したことは市にとって快挙。日ごろの努力に感謝するとともに、これからも体も心も健康になるようなおいしい給食を提供していってほしい」と激励。西牧校長は「これを励みに一層精進したい」と述べた。 -
大芝高原みんなの森
アカマツから広葉樹へ樹種転換の意向南箕輪村大芝高原の森を後世に残すため、唐木一直村長は13日の村議会12月定例会一般質問で、「みんなの森は広葉樹への転換を図っていく」との考えを示した。
中山朋美議員が、松くい虫被害が隣の伊那市まで北上していることから、大芝高原の松くい虫対策とアカマツからの樹種転換について質問した。
村は松くい虫対策で、大芝高原全体のアカマツの約2割に薬剤樹幹注入を計画しているが、村長は「みんなの森」について、樹種転換の意向を示し、「転換の時期、方法は、専門家や多くの皆さんの意見を幅広く聞く」と答えた。
薬剤樹幹注入の処理費用にあてる「松くい虫対策募金」について有賀彰司議員が質問。募金は村森林セラピー協議会が村長に提案し村が実施する方向で検討していたが、村長は「募金を村で実施するのは問題があり難しい。森林セラピー協議会主体でやっていただくようお願いするつもり」と述べた。 -
高遠町地域協が風力発電計画受け入れの是非継続審議要望
伊那市の入笠山、鹿嶺高原周辺で民間企業2社が検討している大型風力発電計画について、高遠町地域協議会は14日開いた会議で、市に事業受け入れの是非に関して継続的な審議を要望した。これに対し、開会中の市議会定例会後に市として判断を示す方針でいる小坂樫男市長は会議後の取材で「ご意見として受け止めた。自治区に決定権はない。議会の状況を見ながら決める」と、あくまでも態度を明らかにする姿勢を見せた。
開会中の市議会定例会では、計画をめぐる賛成・反対の陳情10件を20日の本会議で採決する見通し。これを受けて市としての是非を示す考えでいることから、高遠町、長谷の両自治区は、地元の声を判断材料にしてもらう機会として、小坂市長に申し入れ、急きょ地域協を開く格好となった。
市側は事業者2社が計画する概要を説明、これまでの経過と現況を報告して、意見を求めた。委員からは「CO2削減に自然エネルギーは必要なこと」「観光対策に生かせると思う」などと計画を推進する声があった一方で、景観面や災害の可能性などの指摘もあって、賛否両論に分かれた。
ただ、「賛成、反対の署名者は計画の内容を理解したうえなのか疑問」、「住民に対して十分な説明がなされていない状況で、結論を出すべきない」とした意見も多く、「住民に納得いくまで十分な説明をしたうえで、地元の意思決定をしてもらいたい」と、態度の保留を要望することで意見をまとめた。
長谷地域協は15日開く。 -
駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会で13日、前日に続いて一般質問が行われた。
宮澤清高議員が市内小中学校でのいじめの実態について質問したのに対し中原稲雄教育長は「06年度は小学校で2件、中学校で3件のいじめの報告があった。評価が下がることを恐れて学校や教育委員会がいじめの事実を隠すことは絶対にない。情報を素早く共有するための体制づくりや、児童、生徒の心の状況が分かる検査の導入のほか、幼児期からの人間関係づくりなどを含めたさまざまな対策に努めていきたい」として、いじめ対策にさらに積極的に取り組んでいきたいとする姿勢を示した。
竹内正寛議員が安全・安心のまちづくりに向けた取り組みとして空き店舗などを利用したボランティアによる市民交番を提案したのに対し中原正純市長は「市教委の新規事業として集会所での地域交流サロンを今年度実施しているが、提案を参考にして議論を深めたい」として、今後検討する可能性を示した。
長谷部清人議員が市内小中学校の給食費の滞納状況などについて質問したのに対し中原教育長は「05年度決算で過年度分を含め計617万円。本当に払えない家庭もあるかもしれず、難しい問題だが、電話による督促や職員による滞納整理などを行い、未収金の回収に努力している」と述べた。 -
南箕輪村全職員による滞納整理
南箕輪村は15日、全職員による滞納整理を始める。
実施期間は28日まで。対象は村税、保育料、介護保険料、下水道使用料などで05、06年度中に新たに滞納となったもの。職員77人が整理にあたる。
対象の滞納額は住民税29件・118万2100円、固定資産税7件・22万8900円、軽自動車税5件・2万9600円、国保税22件・115万9200円、保育料4件・31万8700円、介護保険料25件・30万4130円、下水道使用料13件・22万7410円、下水道負担金11件・192万6千円。合計は116件(99人)537万6040円。
全職員による滞納整理は05年度2回、06年8月に続き4回目。本年8月の滞納整理期間中の収納額は240万円余だった。
05年度末の滞納額は合計1億9624万6千円。内訳は村税1億2073万4千円、保育料321万円、国保税6672万3千円、介護保険料155万9千円、公共下水道使用料・負担金237万8千円、農集使用料164万2千円。 -
高齢者地域ケア体制検討委員会が答申
中川村役場で12日夜、高齢者地域ケア体制検討委員会(松下昌嵩会長、9人)があり、在宅福祉のあり方や高齢者の共同住宅に関する検討をまとめ、在宅福祉サービスの充実や、共同住宅建設構想の中で高齢者住宅を考えていくのが適当-などとした答申をした。
答申では高齢者サービスについては▽在宅福祉サービスの充実を図る▽高齢者の状況、要望把握に努め、高齢者福祉サービス全般に充実を求める-とし、高齢者向け共同住宅については「住環境や生活環境から住宅が必要な人が見込まれることから、都市再整備計画(チャオ周辺地区)の中の共同住宅建設構想に高齢者のための住宅を含めて考えていくことが適当」-とした。 また、松下会長は口頭で「建設に当っては、委員会で出された意見の尊重を。建設委員会委員には当委員会からも選出を」-など要望した。
曽我村長は答申書を受け取り「建設に関してはこの答申を尊重したい」と述べ、委員の労を労った。
同委員会は06年2月、村長からの諮問を受け、今回まで全5回の委員会を開き、村の高齢者の現状把握、講演会、1人暮らし高齢者のアンケートなどを実施しながら、検討を進めてきた。 -
駒ケ根市議会12月定例会一般質問1日目
開会中の駒ケ根市議会12月定例会で12日、一般質問が行われた。
塩澤崇議員が新たな工業団地の開発について質問したのに対し中原正純市長は「残る区画についてはこの1、2年のうちにいっぱいになる見通し。土地や企業の動向を見ながら庁内で検討している段階」として、将来さらに企業誘致を進めるべく新たな団地の開発を検討中であることを明らかにした。
馬場宣子議員が市営住宅の見通しと福祉医療費の対象者拡大について質問したのに対し中原市長は「市営住宅は現在10団地、約500戸ある。市営住宅ストック総合活用計画では10年後に406戸とする計画だが、時代の実態に合わせて見直していく必要がある」、福祉医療特別給付金については「今年度導入した市独自の上乗せ施策として、対象児童を小学校就学前から小学校1年生に引き上げるとともに所得制限を撤廃した。これにより対象者は300人増の2450人、給付額は6200万円となる見込み。対象をさらに中学3年まで拡大するとすれば新たに約4千万円が必要となることから直ちに導入することは困難」と述べた。
宮下治議員が木質ペレットストーブの活用方法について質問したのに対し中原市長は「導入促進を検討している段階。現在市内の小中学校に10台導入しているが、望ましい方法を前向きに検討していきたい」と答えた。 -
箕輪町議会12月定例会一般質問要旨
箕輪町議会12月定例会の一般質問は14、15日にある。質問者は14人。質問要旨は次の通り。
春日巌議員 (1)庶民の大増税と社会保障制度の改悪への町の対応(2)町内企業雇用実態(3)障害者自立支援法実施に伴う問題点と今後の対応(4)生活保護世帯の実態(5)伊那中央病院の出産費用前払い金の扱い(6)広域連合ごみ焼却炉建設計画進行状況と今後の対策
三沢興宣議員 (1)2期目の町長、再任にあたり今後の行財政の取り組み
藤田英文議員 (1)町長2期目の課題(2)土地利用と集落営農(3)障がい者自立支援法と町の体制(4)子育て支援センターの設置
浦野政男議員 (1)町長2期目就任にあたって(2)07年度予算編成(3)土地利用計画(4)北部地区の排水路計画(5)町内学校でのいじめ・不登校
唐沢荘介議員 (1)2期目の始動と予算編成のポイント
平出政敏議員 (1)2期目無投票当選の結果の受け止め(2)2期目4年間の課題や施策、目標値(3)行財政改革第2幕の目玉(4)07年度の予算規模と重点施策(5)中・長期的改革の考え方や対応(6)全国で相次ぐ地方行財政の不祥事発生(7)7月豪雨災害の復旧などの現状と今後の見通し、対応策(8)大型手店の町内進出計画
桑沢幸好議員 (1)2期目の町政運営の姿勢(2)広域連合ごみ処理施設(3)教育基本法改正(4)北島堤防復旧
寺平秀行議員 (1)行政改革(2)防災(3)シティセールスへの取り組み(4)交通整備(5)新型インフルエンザ対策(6)箕輪工業高校改革(7)飲酒運転撲滅に向けて
三井清史議員 (1)町政4年の評価(2)07年度予算(3)安心・安全なまちづくり(4)固定資産(5)町の医療体制
松崎久司議員 (1)2期目の町政(2)07年度予算編成(3)経常収支比率(4)木下南部東西線のその後の対応(5)町「ふるさと大使」(6)町内小学校におけるいじめの実態と対応
向山章議員 (1)2期目の公約実現に向けてのマニフェスト(2)新年度予算編成方針と重点施策(3)国保会計(4)項の流用対応へのその後の始末(5)教育基本法の改正(6)各学校のいじめの現状と対策
関善一議員 (1)2期目の基本スタンス(2)行政経営計画の具体的な取り組み(3)入札制度
日野和司議員 (1)2期目の取り組みと新年度予算編成の基本姿勢(2)議員報酬増額の考え(3)地域活性化補助金増額の効果(4)観光と文化、生涯学習振興を図るコアの設置(5)下水道の企業会計への早期移行(6)大型小売店舗進出における考え方(7)伊那中央病院への直通バス運行(8)弔慰金寄付厚意の新聞掲載
丸山善弘議員 (1)2期目の町の行政運営(2)「法テラス」日本司法支援センター(3)自立支援法の運営(4)エコアクション21の現状と拡充(5)不登校といじめなどの実態 -
南ア世界遺産登録に向け 長野県の連絡協設立は来年2月までに
南アルプス世界遺産登録を目指し、長野県側の連絡協議会を遅くも来年2月上旬までに立ち上げる。
世界遺産登録に向け、静岡県、山梨県、長野県の10市町村で運動を展開する。長野県は飯田市、伊那市、富士見町、下伊那郡大鹿村の4市町村で、伊那市が取りまとめ役を務める。現在、連絡協の設立に向けて準備中。
すでに静岡県、山梨県では連絡協が立ち上がっており、長野県の設立後、関係市町村で推進協議会を立ち上げる予定。他県と連携を取り、活動基盤を整える。
小坂市長は「国内でも世界遺産に立候補しているところがあり、実現までには一筋縄ではいかない。運動することで、雄大な自然を広くアピールしていくことができるのではないか」と述べ、開発は極力せず、自然を保全して登録を目指す。
南アは、標高3、000メートル級の高山が連なり、日本を代表する山岳景観を有する。ニホンカモシカやライチョウなど28、29種が確認され、キタダケソウなど植物も多数存在する。
柴満喜夫議員の一般質問に答えた。 -
子どもに関する問題の相談窓口を1本化へ
伊那市は、子どもに関する相談窓口を1本化する構想を練っていることを明らかにした。直通電話で相談したり、面談できる新たな場所も検討し、来年度の開設を目指す。
11日の市議会一般質問で、柳川広美議員が子どものいじめや児童虐待防止などの相談窓口について、市役所直通でなく、専用の窓口設置の見解を尋ね、北原教育長が答えた。
市の子育て支援課で、24時間対応しているが「教育委員会も一緒になり、保育士、保健師、社会福祉士、家庭児童相談員など10人からなる窓口体制にしたい」と述べた。
相談窓口は、年齢によって担当部署が異なることから、連携を取り、0縲・8歳の子どもの育ちを継続して見守っていく。
虐待の相談件数(05年4月縲・6年11月)は29件で、内容は身体暴力、母親のうつ病、心理的虐待などだった。 -
伊那市議会一般質問
副市長制は「検討中」伊那市議会12月定例会の一般質問で11日、小坂樫男伊那市長は、新設の副市長について「現在検討中。考えがまとまった時点で会派代表に話し、議員の皆さんにご理解いただきたい」と話した。伊藤泰雄議員の質問に答えた。
市長は、「今、助役の仕事が大変忙しく、一人ではとても遂行できない感じがしている」とし、「国でも収入役を置かないことができるとなっている。したがって副市長が一人増えるから人件費が増えることにはならない」と述べた。
宮田村が管理する北の城橋の改修問題についての伊藤泰雄議員の質問には、「伊那市でも応援したいと村長に申し入れた。応分の負担金を出して早急に復旧できるようにしたい」とした。
東京都新宿区との友好提携の具体策について黒河内浩議員が質問。市長は、「来年度から新宿区と職員の人事交流を図りたい」と答えた。
黒河内議員は、旧伊那飛行場史跡などの保存について、現在残る赤レンガの弾薬庫を移転設置し、資料収集して資料館として展示することを提案。市長は、「歴史の事実としての資料などは収集していかないといけないと思っている。どういう形で保存するのが適当か、文化財審議会ともご相談していきたい」とした。 -
記者室
中川村の天竜川河川敷の仮称ふれあい公園の計画が固まってきた。釜淵付近は自然観察園と花畑にする計画だが、話に出た赤そばやコスモスは村内や飯島町に大規模なほ場があり、マリーゴールドやサルビアでは芸がない▼ホワイトガーデンや青紫の花園、赤系ガーデンなど色を主体にデザインしたり、水色のわすれな草の中にピンクのチューリップが咲くモネ風の庭、ヒマワリで彩るゴッホの庭などテーマ花壇もいい▼花好きは色々なアイデアを持っている。村内や近隣のガーデニング愛好者を募り、材料費(苗、球根、資材)は村が負担し、デザインから管理まで自分たちで行なう。協働の力で、よそから人を呼べる、公園の目玉にもなる素敵な花畑が出来ると思うが(大口国江)
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【記者室】官製談合に身に覚えは?
福島、和歌山、宮崎各県の知事が官製談合の疑いで相次いで逮捕される異例の事態になっている。地位を利用して利をむさぼるとは言語道断だ竏窒ニ民間人は憤るのだが、自治体の関係者の感覚は一般とはかなりズレているようだ▼全国のどんな小さな市町村といえども公共工事は必ずあり、過去の入札で身に覚えのある関係者も多いことだろう。「談合は必要悪。生き残るためには天下りの受け入れやわいろは仕方ない」などと口を滑らす業者もあるが、公共工事の場合、動く金は税金だということを忘れてもらっては困る▼長年の慣習で罪の意識が麻痺しているに違いない。法整備のさらなる強化が求められるが、より重い罰則を課さなければ談合はなくならないだろう。(白鳥文男)
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南箕輪村議会12月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会12月定例会の一般質問は13、14日にある。質問者は13人。質問要旨は次の通り。
藤原定一議員 (1)村の「食育推進計画」
原司宣議員 (1)児童・生徒の不登校、いじめ問題(2)国保の生活習慣病予防事業
有賀彰司議員 (1)07年度予算編成方針(2)大芝高原管理と活用方法
原悟郎議員 (1)景気拡大と財政見通しや、07年度の重点施策(2)企業や店舗の移転対策
丸山博志議員 (1)村政運営
孕石勝市議員 (1)災害に強い村づくり(2)南箕輪村民の歌の普及
中山朋美議員 (1)大芝高原の森林を後世に残すために今何をすべきか
高見利夫議員 (1)これからの財政対策(2)大芝公園の整備(3)ごみ減量対策
清水国洋議員 (1)来年度予算
赤羽悌議員 (1)来年度の財政状況(2)本村の小中学校のいじめの現状と対策(3)春日街道と久保区の道路交差点に信号機を設置すべき
小坂泰夫議員 (1)学童クラブの外遊びの許可(2)すくすくはうすと学童クラブの同居
久保村義輝議員 (1)景観・環境を守る取り組み(2)広域連合の設立
大熊恵二議員 (1)入札の改革(2)カラーセラピーによる庁内ロビーの改善 -
県議選 佐々木祥二氏出馬表明
元県議の佐々木祥二氏(54)=無所属、駒ケ根市赤須東=は7日夜、駒ケ根市文化会館で開いた「佐々木祥二と親しく語る会」で来春の県議選駒ケ根市区(定数1)への立候補を表明した=写真。佐々木氏は集まった約千人の支持者らに対し「夢を形にするべく、育ててもらった恩返しのためにも、地域の皆さんとともに春の選挙に向けて一生懸命頑張りたい」と決意を示した。支持者らは拳を突き上げながら「祥ちゃ、頑張れ」と三唱して気勢を上げた。
佐々木氏は国士舘大卒。1996年の補選で県議に初当選、2期務めたが03年4月の前回選では新人だった林奉文氏にわずか255票差で破れた。
同市区は無所属の林奉文氏(61)が9月に出馬を表明しているがほかに出馬の動きはなく、前回選と同じ顔ぶれでの一騎打ちとなりそうな様相。 -
審議会が行政改革大綱案を答申
伊那市の行政改革審議会(中村威夫会長)が7日夜、市役所であった。学校給食施設を自校方式からセンター方式に向けて取り組むことを盛った行政改革大綱案を小坂市長へ答申した。
行革大綱(06縲・0年度)は行革の指針となるもので、基本方針に「市民サービスの向上を目指した行政システムの構築」をすえた。取り組み項目に窓口サービスの向上、健全な行財政運営、市民参加と協働の推進など79項目を上げた。諮問にあった庁舎への有料コピー機導入は、効果が見込めないため、削除した。
5年間の経費削減額は23億9100万円、収入増加額は11億5400万円を見込む。
学校給食施設は、高遠・長谷地域が給食センターや共同調理場で、伊那地域が自校方式となっている。諮問では「自校とセンターの比較研究から実施に移す」だったが、センター化によって給食業務にかかわる経費の削減などに効果があるとし、学校と保育園を一体的に検討。07年度に運営方針を決定し、08年度から一部実施の計画とした。
そのほか▽南アルプスの林道バスの民間委託▽保育園の統廃合(27園から18園に統合)▽住民基本台帳カードの利用拡大▽長谷ケーブルテレビの民間委託▽第三セクター・公社の統合▽勧奨退職制度の見直し▽職員駐車場使用料の徴収竏窒ネど。
審議会では市民からの提言を踏まえ、審議を重ねた。
中村会長は▽市民サービス向上のため、部署間の連携を密にする▽来庁した市民に対し、スピーディーな対応に努める▽学校給食施設についてはセンター化し、経費の削減を図ることが望ましい一方、食育の充実を図る竏窒ニ意見をつけ、答申。
小坂市長は「厳しい財政状況だが、住民サービスを落とさず、大綱案に沿って行政改革を進めていきたい」と述べた。
12月中に大綱を決定し、市のホームページで公開。内容については毎年、見直していく。 -
飲酒運転の同乗者も処分
伊那市は「交通事犯にかかる伊那市職員の懲戒処分等に関する基準」を一部改正した。「飲酒運転と知りながら、同乗した職員は停職」などを新たに加え、8日から施行した。
これまで酒酔い運転、酒気帯び運転など処分の基準はあったが、飲酒運転による交通事故が大きな社会問題になっている中、全国で公務員の飲酒運転が後を絶たない状況。飲酒運転の根絶を図るため▽飲酒運転と知りながら、同乗した職員は停職(1縲・カ月)。ただし、飲酒運転手に指示・命令などした職員は免職▽飲食を勧めた職員は停職(1縲・カ月)竏窒Vたに設定。県と同じ処分とした。
部・課長を通し、非常勤や臨時を含めて全職員に周知。飲酒運転をしない、させないを改めて徹底した。 -
箕輪町議会12月定例会開会
箕輪町議会12月定例会は8日開会し、06年度一般会計補正予算案など11議案と請願・陳情を提出し、各常任委員会に付託した。
提出議案は、町へき地診療所設置条例の一部改正、町福祉医療費給付金条例の一部改正、町消防団員等公務災害補償条例の一部改正、06年度一般会計などの補正予算、県後期高齢者医療広域連合の設置、南信地域町村交通災害共済事務組合規約の一部変更など。
請願・陳情は次の通り。
◇請願 ▽大型小売店舗の進出阻止について請願書▽「品目横断的経営安定対策」と米価下落対策にかかわる請願
◇陳情 ▽安全・安心の医療と看護の実現を求める陳情書▽療養病床の廃止・削減と患者負担増の中止等を求める陳情書▽トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書の提出について -
片桐村議に県町村議長会表彰
宮田村の片桐敏良村議(70)=中越区=が、村議在籍10年の自治功労で、県町村議長会表彰を受けた。6日の村議会12月定例会冒頭で伝達式があった。
片桐氏は村議3期目。伝達式では小林茂議長から表彰状を受け取った。
同僚議員の祝福を受け「地域の皆さんのおかげで表彰を受けることができた。村のため、地域のために今後も頑張りたい」とあいさつした。
同村議会の現職では、8期目の小田切敏明氏、4期目の山浦正弘氏が同表彰を受けている。 -
12月村議会開会、北の城橋改修補正予算可決
宮田村議会12月定例会は6日開会し、村は体育・文化施設の使用料を来年度から時間制に統一改定する条例制定案、本年度一般会計補正予算案など15件を提出。橋げたの一部損傷で通行止めにしている北の城橋の全面改修工事費用2041万円についての補正予算案など2件は即決し、全会一致で承認した。
同橋の改修事業は来年度にもまたがり、概算総額で2941万ほどになる見込み。
清水靖夫村長はこの日の議会で改めて、再開通の見通しが4月末頃と説明。
橋の利用者が多い対岸の伊那市や県伊那建設事務所に事業費も含めた支援、協力を要請していることも明らかにした。
開会冒頭、清水村長は社会問題化している子どものいじめ問題について言及。
学校や保護者に任せるだけでなく、「ほめたり、戒めたり、地域の理解と協力をお願いしたい」と呼びかけた。
会期は15日まで。一般質問は12日午前9時から行なう。 -
宮田村の機構再編、係の統廃合で5課13係体制へ
宮田村は来年度当初からの実施予定で、教育委員会教育総務係に保育関連を加えて「こども室」に改組するなど、係の統廃合で5課13係体制(教委、議会事務局含む)への機構再編を計画。現行より2つ係が少なくなるが、村は「教育の充実とともに、職員数も減っている現状でさらに行政改革を進めるため実状にあった体制にする」と説明する。6日開会の村議会12月定例会に、再編に向けた担当業務見直しに関する改正条例案を提出した。
廃止予定の係は総務課生活環境係と住民福祉課国保児童係。
生活環境係の消防、防犯、防災に関わる業務は総務課総務係に移管し、ゴミなどの環境関連は住民福祉課へ移す。
国保児童係の保育関連は村教委のこども室が受け継ぎ、その他の業務は住民福祉課の他の係に移る。
また、総務課税務係は、住民福祉課に異動する。
村教委のこども室は、保育、小学、中学と各担当を設けることも視野に調整。公民館関連の生涯学習係との2係体制は変わらない。
2002(平成14)年度に10課21係あった村の体制は、課、係の数からみると5年ほどで半減する格好だ。 -
箕輪町議会12月定例会日程
8日開会箕輪町議会12月定例会は8日開会し、21日までの14日間開く。
提出議案は、町へき地診療所設置条例の一部改正、町福祉医療費給付金条例の一部改正、町消防団員等公務災害補償条例の一部改正、06年度一般会計などの補正予算、県後期高齢者医療広域連合の設置、南信地域町村交通災害共済事務組合規約の一部変更など。
日程は次の通り。
▽8日午前9時=本会議開会▽9縲・3日=休会▽14、15日=一般質問▽16、17日=休会▽18、19日=常任委員会審査▽20日=休会▽21日午後1時半=本会議、全員協議会 -
ますみケ丘平地林を活用したイベントを企画
伊那市は9、10日、ますみケ丘平地林で市民の森林(もり)づくりを目指した「キックオフ・イベント」を開く。「森遊びのお店屋さん開店!」「広場のためのウッドデッキづくり」の2つで、まず市民に平地林を知ってもらうねらい。
平地林はアカマツを中心とした面積68ヘクタール。97年から「市民の森林」として地権者から用地を買収している。
3月、ますみケ丘平地林利活用実施計画策定委員会が市へ提出した平地林の具体的な利活用についての報告書を受けて企画した。これまで自然観察会はあったが、イベントは初めて。
森遊び(10日午前10時半縲恁゚後3時)は、落ち葉や木の実を入れる万華鏡作り、松ぼっくりの人形作り、小枝を使ったクリスマスツリー作り、たき火で焼くクルクルパン、ハンモック遊びなどを用意。参加費(保険代)は大人200円、小学生以下100円。
ウッドデッキ(9、10日午前9時縲恊ウ午)は大人向けの講座で、間伐材を使ってウッドデッキやベンチを作る。島崎山林塾企業組合の藤原祥雄さんらを講師に、伐採から製材、チェーンソーの使い方などを学ぶ。参加費(2日間)は大人500円。
持ち物は、おわんとはし、昼食、飲み物、軍手など。
当日は鳩吹公園駐車場に集合。雨や雪の場合は中止となる。
市は「遊びだけでなく、山林の恵みを取り入れた。イベントを通し、里山に目を向けてもらえるのではないか」と話す。
今後も季節に合わせ、森林に親しみ、保全整備を考えるイベントを組んでいきたいとしている。
問い合わせ・申し込みは、市産業振興部農林振興課林業振興係(TEL78・4111内線2416、2417)へ。 -
07年予算編成方針
飯島町は5日役場で、係長、専門官以上の職員ら35人が出席し、予算編成会議を開き、高坂町長は「締めるところは締め、行財政改革を推進する一方で、若者住宅や新規企業導入など、予算を重点配分し、選択投資型のメリハリの効いた予算」-など編成方針を示した=写真。
基本方針に▽住民との協働のまちづくりを実践していく予算▽子育て支援、若者定住の促進▽新しい基盤整備や新規企業導入を含む地域振興▽安心、安全のまちづくり▽継続事業の確実な推進-を掲げた。
また、留意点として▽会計管理者の設置、こども室(仮称)の新設に配慮▽人件費総額を前年度より削減▽物件費の削減▽委員会等の定数の見なおし▽町単独の金品の支給は原則しない-などを挙げた。
高坂町長は「町の経常収支比率は85%で起債制限比率は11・5%で、前年度よりも0・7ポイント悪化した。新型交付税も飯島町にとってはマイナス要素になる」と町の財政見通しについて述べ「ふるさとづくり計画や集中改革プランに基き、行財政改革を進めるのみでなく、協働のまちづくりや人口増活性化対策など投資的事業に重点配分した予算編成を」と呼び掛けた。
また、県職員の贈収賄報道にも触れ「飲酒運転や官製談合など公務員の綱紀が問題になっている。飯島町職員から社会的問題を絶対に起さないように」と気を引き締めた。 -
天竜川ふれあい公園(仮称)ワーキンググループが整備計画をまとめる
中川村中央の天竜川河川敷に整備する天竜川ふれあい公園(仮称)について整備計画を具体的に検討するワーキンググループは4日夜、役場で第5回を開き、素案(平面図)を基に検討し、計画をほぼまとめた。今後、設計業者に依頼し、基本設計を作成、国交省に申請。来年度より具体的整備に着手する考え。
計画では、一般車はいさわ食堂南の国道から進入し、堤防沿いを第2駐車場まで。サイクリング、歩行者用道路は堤防上から山際の道まで公園の外周を1周する。親水広場は池や川を作り、水遊びができるスペースにする。
芝生広場には円形花壇、バーベキュー広場、フットサルコート2面を取る。桜、モミジを植栽する。釜淵付近は自然観察林や花壇に整備。広場には仮設の東屋やトイレを設置する。駐車場は3カ所約80台収容を見こむ。
参加者からは「マレットゴルフコースができないか」「桜は寿命が長いエドヒガン桜を」「花壇は堤防に沿って帯状が景観的によい」「排水路が必要」「花好きな個人、団体に希望者を募り、花壇を作り、管理してもらったら」など様々な要望や意見が出された。 -
伊那市と4団体が災害時応援協定結ぶ
伊那市は5日、災害が発生する恐れ、発生した場合の日用品の供給、円滑な災害復旧などのために、関係する4団体と応援協定を結んだ。今回で市の災害時応援協定締結団体数は21団体となった。
調印した4団体は、量販店の「カインズ」(本社・群馬県)、同「NPO法人コメリ災害対策センター」(本社・新潟県)、市下水管路維持事業協同組合、市下水道指定工事店組合。
協定書によると、災害時において市は、両量販店に救援物資の優先供給などを協力要請できる。同協同組合、同工事店組合に対しては、幹線道路、宅内の下水道の応急対策などを要請でき、工事店組合は、仮設トイレの手配と設置も協力する。
両量販店は、いずれも県内市町村との初めての応援協定の締結となった。
小坂樫男市長は「災害はいつ起きるか分からない。そんな中、皆さんの好意で物資の供給、管路の維持、仮設トイレの供給などに関しての応援協定が結べたことに感謝する」とあいさつした。
調印式に出席した小坂市長と4団体の関係者 -
駒ケ根市議会12月定例会開会
駒ケ根市議会12月定例会は4日開会した。会期は21日までの18日間。条例5、補正予算4、事件3の計12議案が上程され、常任委員会に付託された。最終日の21日に採決される。
一般会計補正予算は歳入、歳出それぞれに3億6700万円を追加し、総額145億5760万円とするもの。北の原工業団地誘致企業への立地資金預託金など1億3500万円、東中学校体育館の耐震補強工事費8630万円などが計上されている。
日程は次の通り。
▽4日=本会議(提案説明、質疑、委員会付託など)▽12・13日=本会議(一般質問)▽14・18日=委員会(付託議案審査)▽21日=本会議(委員長報告・質疑・討論・採決)