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木製橋げたの一部に亀裂
天竜川の吊り橋「北の城橋」、2日正午から全面通行止めに宮田村の天竜川にかかる自動車も通行可能な吊り橋「北の城橋」で、木製の橋げたの一部に老朽化による亀裂が見つかった。村建設林務係は「すぐに安全に支障をきたす可能性はない」と説明するが、2日正午から全面通行止めにする。同橋は県道を経由して伊那市の竜東地域を結んでおり、通行量も多い。周囲への影響は大きいとみられるが、村の財政事情もあり、復旧の見通しは立たない。
「調査した業者から亀裂の報告を受けた。程度などについても調査中だが、今すぐに安全面に支障を及ぼすものではない。影響を考えて周知期間を設けて通行止めの対応をとった」と同係は31日、本紙の取材に答えた。
平日の昼間。交互に1台しか渡れない同橋だが宮田、伊那両方面から車の通行があとを絶たない。
「通勤時間帯などはかなりの交通量。通行止めにすれば、その影響は大きい」と同係。
橋は村道。改修には数千万円にのぼる多額な経費が見込まれるが、国や県の補助は多くを望めないため、村予算から捻出しなければならないのが実状だ。
総延長58メートルで鉄枠に木製の橋げたと床板を組み合わせ、ワイヤーで吊る構造。1958(昭和33)年の完成で、1985年(昭和60)年に床板の全面張り替えを行った。
村は6月に300万円の補正予算を計上して、点検調査を実施。ワイヤーやコンクリート基礎などには問題なかったが、木製の橋げた、床板の一部に損傷が判明した。
今後は村議会などに報告して対応。経費とニーズを・ス天秤・スにかけながら、閉鎖、全面架け替えも含め橋の必要性を総合的に検討することになる。 -
06年度南箕輪村表彰受賞者決定
南箕輪村の06年度村表彰式は11月3日、村役場である。9月に表彰規則を改正し、本年度から新たな規則に基づいて表彰する。表彰状による表彰は7人、感謝状による表彰は2人。
表彰状による表彰は山崎重久さん(72)=産業(商工業)振興功労=、征矢福二さん(70)=産業(農業)振興功労=、清水亨さん(76)=地方自治(固定資産評価審査ほか)功労=、征矢忠典さん(65)=社会福祉(保護司)功労=、原輝夫さん(77)=その他(人権擁護)功労=、山・ス喜美夫さん(71)=その他(交通安全)功労=、六波羅弘美さん(60)=その他(交通安全)功労=。感謝状による表彰は城取健太さん(教育・福祉のための多額の寄付)、原誠二さん(日本画P40号の寄付)。
表彰規則は、これまで自治功労以外の分野の表彰基準や、賞状による表彰基準などが明示されていなかったため、表彰基準で村長職は12年以上を8年以上、議員は12年以上を8年以上とするなど規則の全部を改正した。
表彰式も昨年度までは村文化祭の中で村民センターホールで行っていたが、本年度から独立し、役場庁舎で行う。
表彰状による表彰の功労内容は次の通り(敬称略)。
◆山崎重久=89年度から05年度まで南箕輪村商工会役員として熱心に村の商工業発展のために取り組み、特に95年度から05年度まで11年間、商工会長として村内の商工業者のまとめ役を務め、産業振興に尽力した。
◆征矢福二=村農業委員会在任中より大芝水耕生産組合の設立と青年農業者の育成に努め、村たい肥生産組合設立時には既存たい肥銀行の機能強化を図り循環型農業を推進し安全安心農業を強く農業者に啓蒙。ファーマーズあじ縲怩ネ、JAファーム伊那竜西店を村内に開設し、村内農業者の利便向上と周辺消費者の交流を図った。
◆清水亨=村議会議員として8年間活躍し91年から2年間、村議会副議長として村政と地域発展に尽くした。さらに固定資産評価審査委員会委員として9年間活躍し、03年から固定資産審査会委員長として3年間、固定資産税の公平性に尽力し、固定資産評価審査会の発展に尽くした。
◆征矢忠典=永年、地域の消防団員として活躍し、消防庁長官から永年勤続功労賞、県知事より消防功労により知事表彰を受賞している。人望の豊かさで95年から保護司として法務大臣より委嘱を受けて5期10年間の長きにわたって少年少女の更生保護に尽くした。現在も地区の区長代理として地域のまとめ役として尽力している。
◆原輝夫=91年6月1日から06年6月30日まで、5期15年の長きにわたり人権擁護委員として尽力した。人格識見が高く、広く社会の実情に通じ、多くの村民に親しまれ、人権問題について熱心に取り組んだ。
◆山崎喜美夫=96年4月1日から06年3月31日までの長きにわたり、村交通安全協会副会長及び会長として尽力した。交通指導所の開設や交通安全教室の開催など、多くの村民に親しまれ、交通安全意識の高揚に熱心に取り組んだ。努力の結果、04年8月には村が「死亡事故ゼロ連続1000日達成」の表彰を受けることができた。
◆六波羅弘美=2000年4月1日から06年3月31日までの長きにわたり、村交通安全協会女性部副部長及び部長として尽力した。子どもや高齢者の交通安全教育を通じ、多くの村民に親しまれ、交通安全意識の高揚に熱心に取り組んだ。 -
戦後処理
「ニューギニアの密林では、1メートルも掘ると、草の根、木の根にからませながら、今でも日本軍の兵士が小銃を肩に立てかけた、そのままの姿で横たわっている。水辺では水を求めて、もう一歩のところで息絶えた英霊も」▼戦後61年、どこか戦争は昔話のような感覚の中で、前飯島町遺族会長の宮下啓さんの話に衝撃を受けた。兄はニューギニアで戦死、自らも南方で戦い、九死に一生を得て帰還。1昨年夏、ニューギニアに慰霊巡拝の旅をし、英霊の悲惨な姿を目の当たりにしてきた宮下さん「どうしてやることもできない。ただ慰霊を続けるだけ」▼今も山野に屍をさらしている英霊を思うと、遺骨収集が終らない限り、戦後処理は終結しないのだと実感した(大口記者)
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飯島町発足50年周年記念式典
1956年9月発足、今年50周年を迎えた飯島町は28日、発足50周年記念式典を飯島文化館で行ない、220人が出席し、自治功労表彰やふるさと大使の紹介などで、節目を祝い、さらなる発展を誓った。
飯島中学校吹奏楽部のファンファーレ、飯島町の3小中学校の児童生徒の合唱「町歌斉唱」でオープニング。 式辞で高坂町長は「飯島町は自立を選択し、多様化、高度化する行政課題に住民や地域と連携、協働しながら、活力ある町づくりを進めている。50周年を節目に、『みんながつくる自然豊かなふれあいのまち』をテーマに、さらなる発展への新たなスタートとしたい」と述べた。
引き続き、各分野で町の発展に尽力した10人10団体を表彰、多額寄付者には感謝状を贈った。
最後に町民憲章を唱和し式を閉じ、町体育館に移動し、祝賀会に臨んだ。
祝賀会場には、飯島陣屋があったことにちなみ、ルーツをたどる記念事業、陣屋ウォーク一行66人が代官行列で到着。出迎えた高坂町長らに田島好美実行委員長は「4月29日駿府陣屋を出発、8回240キロを完歩し、事故もけがもなく、無事到着した」と口上を述べた。 -
天竜川上流水防連絡会
天竜川流域の下諏訪町から天龍村までの18市町村と、天竜川上流河川事務所、天竜川ダム統合管理事務所などの関係団体でつくる天竜川上流水防連絡会は27日、06年度第2回委員幹事会合同会議を駒ケ根市の市文化会館で開いた。関係者約50人が出席し、流域を襲った7月豪雨災害の詳細な状況と今後の対策などについて確認した。
天竜川を管理する天竜川上流河川事務所の担当者が豪雨の状況について「流域の2カ所で観測開始以降最大となる流量を記録した」「浸水被害は流域12カ所の約60ヘクタール、諏訪湖周辺の560ヘクタールに及んだ」などと数字を挙げながら詳しく報告。対策事業については、諏訪湖・天竜川河川激甚災害対策特別緊急事業と災害復旧助成事業が共に採択されたことなどを報告した。両事業の事業費は計176億円。今年から5年間かけて河道掘削、築堤、護岸などの工事が行われる。
同事務所の三上幸三事務所長は「今回の災害ではうまく対処できた部分と今後の課題として残った部分とがある。状況を振り返り、今後の防災対策の強化に生かしてほしい」と呼び掛けた=写真。 -
高齢者地域ケア体制検討委員会(第3回)、
中川村は26日夜、役場で高齢者地域ケア体制検討委員会(松下昌嵩会長、11人)を開き、10月上旬に1人暮らしの高齢者を対象に実施した「高齢者向き共同住宅に関するアンケート」結果を分析し、共同住宅の方向性について話しあった。さらに議論を重ね、12月末ころまでに結論づける考え。
同委員会は高齢者が住み慣れた地域で生活を続けるために必要な、地域の助け合いの仕組みを検討するために2月に設置され、講演会など経て、10月、共同住宅に関するアンケートを実施した。
対象は1人暮らし高齢者98人、79人(回収率80%)、平均年齢77歳、持ち家率91%。「高齢者向け共同住宅は必要か」の質問には「必要」が36人(45・6%)、「必要ない」は14人(17・7%)。「共同住宅が建設されたら」の質問には「入居を希望する」が4人(5・1%)で「入所を検討したい」「将来入所を検討したい」を含めると25人(32%)となった。共同住宅の必要性は感じているが、入居するか否かは微妙という結果になった。
アンケート結果を受け、委員からは▽入居費等の負担がどの位必要か問題▽ヘルパーを充実し、在宅で暮らしたい人もいる▽寝たきりになった場合はどうなるのか▽今、現在入居を希望している人がいる▽バリアフリーでないなど現在住宅環境が悪い人も多い-などの意見が出された。# -
ふるさと大使交流会
飯島町は27日、飯島町発足50周年記念事業として、初めてふるさと大使交流会を開いた=写真。
ふるさと大使10人のうち、後藤純雄さん(ゴトウ・プロジェクト代表)、後藤俊夫さん(映画監督)、染谷和巳さん(アイウィル代表)、宮沢正さん(ミヤザワフルート会長)、芦部巧さん(日本料理巴里たから経営)の5人が来町し、町の新しい施設や企業、観光拠点などを視察し、理事者や町議会、幹部職員と親しく懇談した。
会の冒頭で、高坂町長は「ふるさと飯島を思う気持ちをざっくばらんに語りあい、活力に満ちた飯島町に向け、各種施策への提言をお願いしたい」と歓迎あいさつ。
自己紹介に続き、早速、町のマイクロバスで町内視察。本格操業が開始した田切の内掘醸造アルプス工場の見学。上の原のアグリネーチャーいいじま、観光と産業振興の拠点、道の駅花の里いいじまを見て回り、紅葉が始まった千人塚公園にも足を伸ばした。最後は飯島セラミックを見学し、ホテル陣屋で、「ふるさといいじまに寄せる思い」をテーマに懇談した。 -
06年度箕輪町功労者表彰受賞者決まる
06年度箕輪町功労者表彰の受賞者が決まった。芸術文化、消防、保健医療の3分野で3人が受賞。本年度の3人を含めこれまでの受賞者は198人になった。表彰式は11月3日午前9時30分から、町役場講堂である。
受賞者は千葉幸雄(耕風)さん(72)=芸術文化功労=、小林信さん(70)=消防功労=、福島正昭さん(77)=保健医療功労。
功労の内容は次の通り(敬称略)。
◆千葉幸雄(耕風)=松島栄町=57年4月から農業に携わる傍ら、50年の長きにわたり農民書家として地域の子どもを中心に数多くの住民に書を教え、自らも書を極め、町公民館書道研究会講師として後進の指導育成にあたっている。伊水会を主宰し中央でも活躍。書道界では県下屈指の書道家でもあり、町を代表する書家として町の芸術文化の向上に多大な貢献をし、「箕輪町の歌」歌碑などの揮毫も数多くある。地域では町消防団第3分団長や松島区区長代理なども歴任し、民生の安定と社会福祉の発展向上にも尽力した。
◆小林信=木下中1=55年町消防団員を拝命以来、20年の長きにわたり天賦の強靭な精神力と優れた人格識見をもって、常に消防人としての和を基本とし人徳により全団員の信望を集め、卓越した掌握技量と時宜に即した決断と実行力を発揮。選ばれて町消防団分団長、副団長、団長及び上伊那消防協会副会長の重責を担い、民生の安定に尽くし、消防行政への信頼の養成に多大の貢献をした。また木下区区会議員、公民館分館長、町商工会理事・監事など数多くの公職を歴任。町の進展と産業の振興、公共福祉の増進に尽くした。
◆福島正昭=松島仲町1=66年12月から町唯一の産婦人科医として、40年の長きにわたり一途に産婦人科診療に従事。町民の母子保健衛生の向上と地域医療の進展に多大の尽力をした。分娩に携わった新生児数は6千人余を数え、医療技術への信頼は絶大で、他の追随を許さない偉大な功績。極めて温厚で高潔な人格と英邁な識見を持ち、旺盛な責任感と弛まぬ努力で医療技術の研さんに精励して医道を極め、医療行政の推進にも積極的に協力。学校医、婦人科検診、母子保健指導など地域住民の健康増進に多大な貢献をした。 -
池上さんが総務大臣表彰
上伊那圏域の公平委員として10年余り勤続した宮田村中越区の池上昭元さん(76)が24日、総務大臣表彰を受賞。翌日は天皇陛下に拝謁した。公務員の勤務要求、不利益処分を審査、調停する役割を長年担った功績が認められた。
池上さんは元村職員で、1975(昭和50)年から1995年(平成7)年までは村助役を務めた。
その人格と経験が買われ、退職後の96年に公平委員として着任。今年3月まで務めた。
職員と首長の間に入って問題解決の仲介役として尽力。年間に発生する問題は少なかったが「公平性を保つのが、やはり一番難しかった」と振り返る。
今回表彰者は全国で325人、県内は8人で上伊那は池上さんのみ。26日には役場を訪れて清水靖夫村長に受賞報告した。 -
新ごみ処理施設建設計画・美原区は拒否反応
上伊那広域連合が伊那市の伊那中央清掃センター隣接地に新ごみ処理施設を建設する計画案に対し、地元の美原区で24日夜、区民説明会があった。これまで「他地区への施設移転を約束に、理解してきた」とする区民からは隣接地案の突然の浮上に批判の声も多く、広域連合による説明会は序盤から激しい応酬となった。同区は近く、今回の議事録を全戸に配布、同時に区民に意向調査をして、年内にも可否の結論を出す方針だ。
非公開で開いた説明会は区役員と連合担当者によると、「施設移転の約束」を含め隣接地案にかかるこれまでの動きや、市内複数地区でも進めている用地選定経過についてのそれぞれ情報公開の有無、有害物質による身体への影響をめぐり、説明前におよそ1時間半にわたって議論。長時間に及んだため、予定していた新施設の説明は一部省略した。
新施設の建設計画にあたって広域連合側は「『区の合意が得られなければ強引に計画は進めない』との連合長の小坂樫男・伊那市長の旨」を伝えた。
説明会には区民100人余が参加。区役員は「賛成というような姿勢はほとんど見受けられなかった。迷惑施設としてこれまで協力してきたからこそ、区民の拒否反応は強い」と話す。
出席した女性(63)は「施設建設にあたってメリットがあるというが、命の大切さは全くわかっていない。移転の約束があったのに、行政のずさんさにびっくりしている」と強く非難。50代男性は「説明会以前の話。なぜ人家の密集する場所に建てたいのか。これまで協力してきたのに仇(あだ)となって返された」と不満をもらした。
一方で、「数十年後の将来を見据えたときに区にとってメリットは大きいし、技術の発達で身体や環境への影響は今までに比べれば少ないのでは」とする意見もあった。
隣接地案は、現施設周辺の6区・1常会役員らでつくる地元対策委員会で、一部の委員からあがった地元での施設建設検討の提案を受け、広域連合が8月の委員会で案を示して各区・常会での施設建設の検討を要請。下川手区はすでに住民の了承を得ている。美原区の動向を見てからの検討を考える区もある。 -
村消防団初の「図上訓練」
宮田村消防団(平澤成己団長)は22日、秋季訓練を実施。例年とは一線を画した内容で、危険箇所などを現地調査し、地図に落とし込む初の「図上訓練」を展開した。村内各所で水路などが氾濫(はんらん)した7月豪雨の経験も踏まえ、災害に備えて事前の準備を強化する試み。各団員が地域の現状を把握する機会にもした。
各部ごとに管轄地域の消火栓や防火水槽などの設備、水利を調査。7月豪雨で氾濫した場所など、危険箇所も重点的に見回った。
調査結果を持ち帰り、図面作成。今までの巡視活動でつかんでいるデータなども持ち寄りながら、地図上に示していった。
「担当の区域であっても、地図にして見直すことで新たに見えてくることもある。万が一に備えて把握を徹底したい」と同消防団本部。
調査した地図情報は集約し、詳細になった防災マップを各部の消防ポンプ小屋に配備するほか、区などでも活用できるようにしていく考えだ。 -
県議選 伊那市区木下茂人氏出馬表明
伊那市の県議、木下茂人氏(71)=緑のフォーラム、美篶=が21日夜市内であった後援会拡大役員会で、来春の県議選に同市区(定数2)から4選を目指して出馬する意思を表明した=写真。
木下氏は「県政は課題が山積しているが、盛りたてていくことが大事。議員と行政経験のある村井知事とは、議会と行政が車の両輪である重要さに共通の認識をもつことができ、お役に立てると考える」と述べ、「不器用な人間だが、誠実を旨として、これまでの経験を生かし、円熟味のある活動をしたい」と決意を示した。
伊那市区は、今春の合併に伴って旧高遠町と長谷村も区域となる。同市区現職の向山公人氏(64)=政信会、西町=も近く開かれる後援会役員会で正式に出馬を表明する見通し。 -
南箕輪村議会経済常任委員会
諏訪圏工業メッセ視察南箕輪村議会の経済常任委員会(5人、大熊恵二委員長)は19日、産業振興と企業誘致などを含め委員会活動として諏訪市で開いた諏訪圏工業メッセを視察した。
村議会6月定例会で企業振興条例を改正し上伊那郡内で最も手厚い条例になったこと、村内企業の工業メッセ参加の委託金が本年度から補助金になったこと、9月定例会一般質問で企業振興が健全財政維持のために大事との村長答弁があったことなどから、昨年に続き2度目の視察を決めた。
委員5人と議会事務局長、産業課長の計7人で訪れ、村商工会の共同ブースをはじめ各ブースを視察。出展した村内企業の社長から、メッセへの参加が刺激となり社員の意欲向上につながっている話なども聞いた。
大熊委員長は、「商工会の共同ブースは昨年より充実していた。村内企業が意欲を持って参加していただけるのはありがたい」とし、「わずかな補助金でも出展企業が増え、商談の機会を得て会社の業績が上がれば、村にとっても結果として法人税が増える。村の補助金が有効に使われ何倍にもなってかえってくることに期待している」と話した。 -
駒ケ根市の中沢12区が統合へ
駒ケ根市中沢地区の12区(合計890世帯、3100人)が07年1月1日付で統合されることが正式に決まった。新区の名称は「中沢区」。市内では、中沢と同じ竜東に位置する東伊那地区で03年1月、5区が統合して「東伊那区」になったが、それ以来の大型統合で、人口減少が続く地域での住民自治機能の充実、効率化に期待が寄せられている。
中沢区統合の話は03年末の区長会の席で持ち上がり、05年5月には中沢区統合推進委員会が発足。役員会や小委員会を重ねる一方で、区別説明懇談会、他団体からの意見徴収などを通じて方向を探ってきた。
本年8月末に、現行12区の区長らがそれぞれの区で統合賛否について議決した結果を持ち寄り、全区一致で統合を決めた。推進委はその時点で解散。代わって中沢区設立委員会(会長・木下眞中沢地区区長会長)が発足し、新区の規約、予算、下部組織などについて協議検討を進めている。現行各区も、それぞれ「自治組合」としてスタートするための新体制づくりに取り組んでいる。
設立委は、統合の理由について▽戸数・人口減で、区・自治組合間に格差が生じ、弊害となっている▽地域活性化のための生活基盤整備を一つの意志決定機関で効率的に進める必要がある▽厚生・文化・福祉活動などはすでに中沢全体で取り組んでいるものが多い竏窒ネどを掲げる。
木下会長は「現行区は120年の歴史があり、区によって習慣なども微妙に異なる。それゆえに課題は山積だが、統合してから少しずつ調整していくことになろう」としている。 -
有害自販機問題
飯島町の有害自販機設置問題が1年がかりで完全に終結。町を挙げての住民反対運動と法的手段で成功したという▼2月の土地明け渡し仮処分命令以来、表だった動きは無かったが、設置業者と地主との契約書に「住民とのトラブル等で中途解約する場合は設置費用、撤去費用を地主が支払う」という一文があり、このまま業者が引き下がるとは思えなかった。案の定、損害賠償請求が出された伊那簡易裁判所は「契約は公序良俗に反し無効」と請求を棄却▼画期的な判決は県内各地の有害自販機の撤去を求める住民には朗報。撤去させると法外な賠償請求されるのではと二の足を踏んでいる地主にも勇気を与える。これを機会に県内の有害自販機撤去に弾みがつけばうれしい(大口記者)
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「花のある風景づくり」コンクール表彰式
飯島町のわが町は花で美しく推進機構(花機構、竹内昭文会長)は17日夜、役場で「第13回花のある風景づくりコンクール」の表彰式を行った=写真。町長賞の宮沢卓美さん(田切)をはじめ、地域・事業所・個人の各部門の金、銀、努力賞の9団体4人の栄誉をたたえ、賞状と副賞を贈った。
コンクールには個人の部4人、地域の部11団体、事業所の部2団体の合わせて17団体個人が参加。花の美観性や花壇の規模、生育状況、景観との調和などの5項目で審査した。
審査長の浜田安雄さんは「今年は7月は集中的に雨が降り、8月は猛暑が続き、花づくりには大変に苦労されたと思う。受賞花壇はいずれも、手入れが行き届いた見事な花壇で景観づくりに貢献していた」と講評した。
受賞者は次のみなさん(敬称略)
◇町長賞=宮沢卓美(南割)◇個人の部▽金賞=土村幸子(追引)▽銀賞=中村昇子(中町)、浜田住子(荒田)◇地域の部▽金賞=田切公民館▽銀賞=新屋敷耕地、北河原耕地隣組「山の神」▽努力賞=東町花愛好会、北河原耕地、本六老人会育成会、飯島中学校環境緑化委員会◇事業所の部▽金賞=飯島文化館▽銀賞=リゾートサービス岩田屋 -
箕輪町上古田運動場トイレ完成
箕輪町が老朽化に伴い新築工事を進めていた上古田運動場の公衆トイレが完成した。18日にしゅん工検査があり、同日から使用可能になった。
グラウンド周辺は箕輪西小学校、神社、公民館もあり地域住民が集う場で、グラウンドは冬期間もスケート場として開放するなど利用があるため、トイレを新築した。
木造平屋建て建築面積18・75平方メートル、延床面積12・90平方メートル。男子トイレは大便器(洋式)1、小便器2、女子トイレは大便器2(和式、洋式各1)。センサーライトを設置し、凍結防止対応もしている。
06年度コミュニティ助成事業(宝くじ助成金)で250万円の助成を受けた。設計者はエーアンドユー設計事務所、請負者は箕輪建設工業で請負額は約555万円。 -
行政改革大綱を審議会に諮問
伊那市の行政改革審議会(中村威夫会長)が17日夜、市役所であった。小坂市長が行政改革大綱案を諮問。市ホームページに掲載し、市民の提言を取り入れながら、年内中に答申する予定。
行革大綱(06縲・0年度)は行革の指針となるもの。基本方針に「市民サービスの向上を目指した行政システムの構築」をすえ、大綱の体系と推進項目、実施計画など4章で構成する。
取り組み項目は窓口サービスの向上、健全な行財政運営、市民参加と協働の推進など80項目で、5年間の経費削減額を23億9100万円、収入増加額を11億5400万円と見込む。
具体的には▽南アルプスの林道バスの民間委託▽保育園の統廃合(27園から18園に統合)▽住民基本台帳カードの利用拡大▽長谷ケーブルテレビの民間委託▽第三セクター・公社の統合竏窒ネどを盛った。職員数は、合併協議で15年度までに2割削減することが確認されており、組織を見直し、スリム化を図る。勧奨退職制度の見直しで、対象年齢を50歳以上から、09年度以降に45歳以上に引き下げる。
大綱案には、新たに取り組み事項の目標数値を示したほか、職員駐車場の使用料徴収(月額千円)など収入確保も挙げた。
小坂市長は「諮問した大綱案は職員の英知を絞った。市民のサービス、福祉向上のため、市民の視点に立った改革を進めていかなければならない」と述べ、市職員から大綱案の説明を受けた。
今後、実施時期や取り組み事項を審議する。 -
村の事務事業、改善必要性4割に
宮田村は、昨年度の事務事業全225事業のうち72事業を対象に実施した内部評価の結果を公表した。4割以上の事業が改善または改善の余地ありと判定。今後「充実」を図るとした事業は8事業で、17事業は「縮小」とした。税収や人口増をにらみ産業や子育て支援が充実の対象となる一方、高齢者、障害者などへの祝い金、交付金など縮小、見直しの対象に。村社会福祉協議会への交付金も削減の方向で検討とした。
事務レベルによる1次評価、理事者、課長らでつくる庁内評価委員会が2次評価した。
4段階評価で判定したが、「改善を要する」は全体の5・6%を占め4事業。「一部改善の余地あり」は38・9%、28事業だった。
「極めて良好」とする事業は1つもなく、「適切」が55・6%にあたる40事業だった。
結果を受け今後の方向性も示し、村は来年度予算や実施計画にも順次反映していく。
縮小の方向性を打ち出した主な事業は障害者福祉金、敬老祝い金、宮田高原の放牧事業など。
村社協の交付金についても、自主財源の確保も含め効率運営を求めるなかで削減の方向で検討するとした。
村総務課は「福祉分野が多いように見えるが、他制度移管で継続していくものもある。言葉は悪いがバラマキ的な補助は見直していく考え」と説明する。
衛生組合拠点収集交付金、区長・班長交付金、敬老会補助など区に対する助成も縮小対象に含まれたが、同課は「単純に減額という考えではなく、協働という観点からも区を一つの窓口にして交付金の支給も一本化を図っていくため」とした。
充実するとした事業では子育て関係が顕著。乳幼児医療の公費負担制度の対象年齢引き上げ、出産祝い金を拡充した子育て生活援助への制度変更、教育相談事業の強化など、検討すると盛り込んだ。
また、「現状維持」とした47事業の中にも今後に向けた検討が必要とする事業は複数あり、保育園についても2園体制(現行3園)を検討するとした。 -
伊那地区で地域協議会が発足
伊那市の伊那7地区の地域自治区に置く地域協議会が16日夜、西箕輪、伊那を皮切りに発足した。地域住民の意見集約の調整や住民と行政の協働によるまちづくりを推進する。
協議会は、区長、経済や福祉関係者、女性団体代表者、公募などで構成。地域の意見や要望をまとめたり、市長の諮問に対して審議し、答申したりする。また、新市建設計画の執行状況・変更、予算など重要事項について意見を述べることができる。各協議会は原則、公開し、ホームページで協議事項を紹介する。
事務所の位置は、伊那地区が市役所政策推進課、そのほかの6地区が各支所となっている。
第1回協議会では、正副会長を決めたほか、市側から地域協議会の機能と役割などについて説明を受けた。
当面の課題として、小坂市長は西箕輪で公民館・支所の改築、保育園の統合問題、伊那で市街地活性化、市民会館のあり方などを挙げ、積極的な活動に期待した。
両地区の委員から、地域にかかわる市政情報の公開、環状南線の推進、地域資源の共有化などに要望が出た。
今後、地域の課題を整理し、議論を深めていく。
伊那地区の中村孝夫会長は「知恵を出し合いながら、地域、伊那市発展のために力を尽くしたい」と話した。
他地区は、25日に美篶・手良、26日に富県・東春近・西春近が立ち上がる。
委員は伊那40人で、そのほかは20人以内。西箕輪・富県は公募がなかった。 -
伊那消防組合集団災害救急救助訓練
伊那消防組合の合同集団災害救急救助訓練が17日、伊那市の旧中央病院跡であった。大規模火災を想定し、伊北4消防署、伊那中央病院関係者など総勢90人が参加。日ごろの経験に基づくさまざまな行動を展開しながら、今後の課題を考えた。
参加者にあらかじめ訓練の想定を明かさず、参加者が現場を判断しながら行動を展開していくロールプレイング方式での合同訓練は2年目。本部が思うように機能しなかった昨年の反省から、今年は指示系統を設け、命令がスムーズに通るようにした。
訓練は、伊那市内の5階建てのホテル1階の厨房より出火し、煙が充満する建物の上階へと20人以上の要救助者が逃げたことを想定。周辺消防署に協力を要請し、はしご車で逃げ遅れた人を救出したり、運び出した負傷者の応急処置に当たった。また、救助者の緊急度や重症度に応じて治療や病院搬送の優先順位を決めるトリアージも実施した。
早川消防本部消防長は「行方不明者の確認が遅れたことや、一気に集まった情報に、本部の情報処理が追いつかなかったことなどは今後の課題。それぞれ時間をかけて対応していきたい」と語った。 -
旧高遠町が刻む歴史まとまる
旧高遠町の伊那市・長谷村との合併に伴う町制施行131周年・町村合併50年・閉町の記念誌とDVDが完成した。長い歴史を刻む城下町の数々の記憶を辿ることができる。
記念誌「高遠町のあゆみ」(A4判・104ページ)は、町のキャッチフレーズ「住んでいたい町 行ってみたい町」を添えた表紙で始まる。高遠町の四季の表情や行事、1956(昭和31)年の3町村合併に伴う高遠町の発足から今春の閉町まで50年の主な出来事を振り返る年表などのほか、地元の小中学生から80代までの地域住民が閉町に寄せたメッセージも掲載した。
「桜と歴史の城下町・高遠」と題したDVDは、1875(明治8)年の西高遠町と東高遠町の町制施行から131年の歩みを47分間にまとめた。暮らしや伝統文化を紹介した動画と、時代ごと町の出来事を追った100点の写真を映像で構成する。
記念誌とDVDは3千セット製作。近く、高遠町地域の全戸や公共施設などに配る。
記念事業実行委員会は「10年後、20年後に旧高遠町を語り合えるようなものになればありがたい」と話す。 -
箕輪町長選立候補届出説明会
2派が出席任期満了に伴う11月14日告示、19日投票の箕輪町長選挙の立候補届出説明会が16日、箕輪町役場であった。2派が出席し、町選挙管理委員会から立候補届出の手続きに関する説明を受けた。出席したのは現職で再選を目指す平沢豊満氏(65)=無所属、沢=の後援会と、「政策論争をしたほうがいい」と候補擁立に動いている住民有志グループの2派。対抗馬の具体的名前は挙がっていないが、選挙戦になる可能性も高まっている。
平沢氏は、9月13日の町議会9月定例会一般質問の答弁で、「町内全域の後援会、地元の区、常会、多数の町民から力強いご推薦をいただいた」として、2期目に向け出馬を表明した。
有志グループは、「分権の時代で大事なとき。首長の考えを町民が知らないといけない。無投票にしてはいけないという危機感がある」とし、「行政に明るい人」に絞り込んで擁立に動いているという。
民主党上伊那支部の寺平秀行支部長も説明会に出席。推薦要請などがあった場合などの対応も考え「準備のための出席」で、町長選について上伊那支部では「議論に上がっていない」と話した。
前回選挙で平沢氏を支持した共産党は、今回の選挙について現在のところ「検討中。正式決定はまだしていない」(桑沢幸好共産党箕輪町委員長)としている。
立候補届出書類事前審査は11月8日午前8時30分から午後5時まで、町役場2階の大会議室である。 -
駒ケ根市水道事業通水50周年記念式典
駒ケ根市は13日、水道事業通水50周年記念式典を文化会館で開いた。水道事業関係者約100人が出席し、通水50年の節目を祝った。中原正純市長は式辞で「幾多の困難を乗り越えてきた先人のたゆまぬ努力に敬意を表する。市民に信頼される水道水の安定供給を使命として新たな一歩を踏み出したい」と述べた。市給水装置工事指定店組合(石田耕一組合長)に対し、感謝状が贈られた=写真=ほか、50周年記念事業として募集された水道事業啓発ポスターの入選者表彰が行われた。
記念講演として県環境保全研究所環境保全チーム水・土壌環境ユニット研究員の飯田幸雄さんの講演「諏訪湖の浄化対策」が開かれた。
水道事業啓発ポスターの入選者は次の皆さん。
◆小学生低学年の部▼金賞=田中宏樹(赤穂3)▼銀賞=横山芽似美(赤穂3)◆同高学年の部▼金賞=新井彩夏(赤穂6)▼銀賞=林一斗(赤穂東6)▼銅賞=菊地楓(赤穂東6)大久保早紀(赤穂東6)▼佳作=清水絵梨(赤穂5)浦野貴行(赤穂東6)矢澤直(赤穂東6) -
信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)飯島町「七久保県道をはぐくむ会」が県と協定を締結
県伊那建設事務所(松下泰見所長)と飯島町七久保区の「県道をはぐくむ会(加藤主殿区長)」は13日、信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)の協定を締結し、飯島町役場で調印式を行なった。主要地方道飯島飯田線飯島町柏木信号縲怏コ伊那郡境約3キロ間で、沿道4耕地300人で構成。沿道住民がボランティアで行なう沿道の花壇の管理や法面、歩道の草刈、清掃、歩道の除雪などを建設事務所が支援する。上伊那地方では9団体目。
「県道をはぐくむ会」は、94年町から「我町は花で美しく推進機構(花機構)」事業推進の中で、協力できる耕地はないかとの呼び掛けで、北街道、新屋敷耕地の住民が、道沿いに花や花木を植えたり、家の前の花壇や空地に花を植えはじめたのがきっかけ。
調印式で松下所長は「町と地元が協働の精神で、道路の環境美化活動に取り組むことは大切。県は制度の中で様々な支援ができれば」とあいさつ。
立会人の高坂町長は「飯島町では最初の調印。県や町、地域が役割分担する中で、道路を大切に美しい使っていきたい」と述べた。 また、七久保区の加藤区長は「この調印を契機に、除草や手入れで県道が一層美しくなることを願い、活動していきたい」と誓った。 -
信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)中川村花花クラブが県と協定を締結
県伊那建設事務所(松下泰見所長)と中川村の「花花クラブ(佐々木達男代表)」は13日、信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)の協定を締結し、中川村役場で調印式を行なった。国道153号小平縲恪竚ヒ約300メートル間で、小平、坂戸の沿道住民30人で構成。沿道住民有志がボランティアで行なう沿道の花壇の管理や法面の草刈などを建設事務所が支援する。上伊那地方では10団体目。
「花花クラブ」は97年、環境美化運動として、村の呼び掛けで、地区内で有志を募り、国道沿いの花の植栽と管理を始めたことがきっかけ。今年は10月下旬、11月上旬に花壇整備を予定。
調印式で松下所長は「調印を契機に地域が心を合せ、道路の環境美化活動を通じて、道路への愛着心を高めて」と期待を込めた。
立会人の曽我村長は「北の玄関口である小平、坂戸がはなやかに、きれいになることは、魅力ある村づくりの一助になる」と歓迎。「花花クラブ」の佐々木代表は「調印により、心新たに、活動の輪を広げ、通行する人が和んでもらえるように頑張りたい」と誓った。 -
防犯パレード
全国地域安全運動初日の11日、駒ケ根市と伊南防犯連合会、駒ケ根警察署は市民に防犯を呼び掛けるパレードと街頭啓発活動を市内で行った。伊南防犯連合会役員、市職員、警察署員など約20人が参加し、パトカーを先頭に市の青色回転灯防犯パトカーなど8台で駒ケ根署を出発=写真。「車上狙いや振り込め詐欺などに気をつけましょう」などとスピーカーで放送しながら市内を走り、市民に防犯を呼び掛けた。
市内の大型店では警察官や防犯連合会の役員らが買い物客らにチラシを手渡して、犯罪の未然防止を訴えた。
駒ケ根署で行った出発式で山本修作署長は「子どもたちの安全を守るためにも、防犯活動を通じて地域の安全意識を高めてほしい」と参加者を激励した。 -
防火ポスター審査
伊南行政組合消防本部北消防署(米山覚署長)は11日、管内の小中学生を対象にした06年度防火ポスターコンクールの審査を同署で行った。寄せられた150点の作品を竹上俊隆消防長ら署の幹部が審査し、学年ごとに金・銀・銅賞を選んだ=写真。
入賞作品は11月に開かれるこども消防広場で北署に展示されるほか、管内の大型店や事業所などでも展示される。
入賞者は次の皆さん。
◇小学5年▽金=伊沢真由(東伊那)▽銀=北澤茉里乃(同)▽銅=今井美月(赤穂東)◇小学6年▽金=清水雄太郎(宮田)▽銀=伊藤貴保(同)▽銅=那須野美月(赤穂)◇中学1年▽金=馬場さくら▽銀=北條麻衣▽銅=橋爪ひとみ(以上赤穂)◇中学2年▽金=湯澤隆弘▽銀=清水累衣▽銅=近藤光華(以上赤穂)◇中学3年▽金=岩牧あいり▽銀=高坂佳奈▽銅=熊崎泰奈(以上赤穂)▽消防次長特別賞=鈴木宏明(東中) -
箕輪町勢要覧2006できる
箕輪町の2006町勢要覧が完成した。
内容は地勢、人口、産業、保健・福祉、生活環境、交通・防災、教育・文化、行財政。人口と世帯数など国勢調査結果を用いるものは05年調査結果がまとまっていないため2000年までの数値で掲載している。
町によると、今回の町勢要覧の中で最も目立った変化は、住民基本台帳年報に基づく人口動態で、出生数から死亡数を引いた自然増加が05年に初めて減少に転じた。00年度から04年度までは23人から57人で増加傾向にあったが、05年はマイナス4人だった。
表紙は戸沢地蔵尊の写真を掲載。A4版で2千冊作成した。町議会議員をはじめ上伊那郡内市町村、広域連合、一部事務組合、町内小・中学校などに配った。 -
初のテーマ別懇談会始まる
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中川村は10日夜から24日まで、基間集落センターで、農林業の振興や防災、福祉など6テーマに絞り、初のテーマ別懇談会を行なっている。
「農林業の振興」をテーマにした初日は、農林業者や議会、農業委員ら30人余が出席、村の農林業の現状と課題を把握し、問題意識を共有する中で可能性を模索した。
村は昨年まで地区別懇談会を実施していたが、出席者が村民の10%未満と少なく、一定年齢以上の男性に片寄っていたことや、各地区で共通のテーマが多かったことなどを受け、初めてテーマ別で開いた。
まず、村が▽農業従事者の高齢化、後継者不足▽農産物価格の低迷▽米の生産調整面積の増加▽森林保全と育成-など村の農林業を取り巻く現状と課題を説明。これを受けた懇談では、新規就農者から「若い農業者が集まり、話ができる場がほしい」「農地にかかわる情報がほしい」などの要望が出された。
また、「後継者の育成は地域全体で考えていくべきテーマ」「農業の基本を地域のオーソリティーからしっかり学ぶべき」などの意見が出た。
具体的に「果実を企業の株主優待品に売り込むなど、大口販路の開拓が必要」「農産物を生食と加工品の両面で消費拡大を図るため、農産加工品の開発、掘り起こしが大切」「オーナー制や観光農業の推進を」などの提案があった。
村はこれらの意見、提案をまとめ、整理し、農政に反映させる考え。
今後の日程は次の通り(基間集落センターで午後7時から・21日のみ午前9時30分から)
▽12日=防災について▽17日=I・J・Uターンの促進について▽19日=高齢者、障害者福祉について▽21日=出産と子育て支援について▽24日=観光、商工業の振興について