-
南箕輪村戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人達の霊をなぐさめる南箕輪村戦没者慰霊祭が2日、村公民館で行われた。
慰霊祭には遺族ら約90人が参列した。
遺族らは、日清戦争、日露戦争から太平洋戦争までの間に戦争で命を落とした260余の御霊に花を手向けた。
慰霊祭は南箕輪村と村社会福祉協議会が行っていて、社会福祉協議会の堀 深志会長は、「戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継ぎ、悲しみの歴史を再び繰り返すことのないよう誓います」と祭祀を読み上げた。
遺族会を代表して牛山 敞司(たかし)さんは、「平和な社会をどこまで広げていけるかが遺族の責務の一つ」と話していた。 -
「ハクビシン」など小動物の駆除に力
伊那市有害鳥獣対策協議会は、2日総会を開き、今年度は、ニホンジカやイノシシに加え、ハクビシンなどの小動物の駆除に力を入れていくことを確認した。
総会には、協議会を構成している伊那市やJA、猟友会など関係する団体の代表者らが出席し、今年度の事業計画などを決めた。
白鳥孝市長は、「有害鳥獣被害は、農家の耕作地放棄など意欲の低下につながると心配している。戦いを続けていかなくてはならない」とあいさつした。
今年度は、市民や猟友会から要望が多かったハクビシンなどの小動物駆除を充実させる。
捕獲する檻やくくりわなを200個協議会で購入し、猟友会を通じて貸し出す予定で、市内全域で駆除を進める。
協議会では、ハクビシンなどの小動物の捕獲奨励金を新たに設け、1頭あたり1,500円を交付する。
また、顕著な被害は報告されていないが、今のうちに手を打っておこうと、中央アルプスの山麓、西山地域での捕獲に初めて取り組む。
報告によると、有害鳥獣による21年度の農作物への被害は、290トンで20年度に比べて78トン増え、被害額は、4,100万円に上った。
捕獲量は、ニホンジカが595頭、イノシシは182頭、ニホンザルが94匹などとなっていて、いずれも前の年を上回っている。
被害をもたらす鳥獣は、シカ、イノシシ、ハクビシンの順となっている。
委員からは、平成21年度、6,000万円をかけた防護策の整備事業について、効果の検証を求める意見もあった。 -
新山小で「たなばたコンサート」
伊那市の新山小学校で2日、たなばたコンサートが行われた。
たなばたコンサートは、合唱や合奏の発表の場にしようと毎年七夕の時期に開かれている。
コンサートには、新山小の全校児童31人の他に、高遠第四保育園の年長園児20人も参加した。新山保育園が休園となり、高遠第四保育園には新山地域から4人の園児が通っている。
新山小1、2年生は蜂の格好をして歌や鍵盤ハーモニカで演奏した。
5年生は3人しかいないが、2部合唱やオルガンアンサンブルを披露した。
園児達もステージに立ち、この日の為に練習してきた歌を元気いっぱい歌った。
佐々木 栄子教頭は「新山保育園が休園になっているのでコンサートを地域の園児と児童の交流の機会にしたい」と話していた。 -
青少年の非行防止街頭啓発
7月は、青少年の非行・被害防止全国強調月間。
1日は、県内一斉に街頭啓発活動が行われた。
伊那市のアピタ伊那店では、県や市町村、保護司会などの団体から25人が参加し、買い物客に万引き防止やインターネットの危険を呼びかけるチラシやティッシュを手渡し、健全育成を呼びかけた。
上伊那では、各地の大型店4店舗で71人が参加した。
伊那警察署によると、5月末現在、管内での少年による万引きの検挙人数は、16人で、前の年の7人に比べて倍以上増加している。
インターネットの架空請求メールや出会い系サイトによる被害はないが、警察では、万引き防止を呼びかけるとともに、身に覚えのない請求メールは無視したり、出会い系サイトは、利用しないよう注意を呼びかけている。 -
伊那市保育園絵本指導計画完成
伊那市内24の公立保育園の保育士でつくる伊那市保育園読み聞かせ推進委員会は、季節や年齢に応じた絵本指導計画を作った。
計画は、4月からひと月ごと、年齢別にお勧め絵本のリスト、ポイント、簡単な紹介が掲載されていて、保育士の実践記録を書く欄も設けられている。
委員会では、今年度までに購入した1075冊を16のグループに分けて、この計画にそって市内24園を2ヶ月ごとに巡回させる計画。
計画書は、すべての保育士にいきわたるように320冊作成された。
推進委員会では、今後更に本を増やして、家庭にも貸し出しをして、読み聞かせを充実させていきたい考え。 -
保育園児が七夕の飾りつけ
7月7日の七夕の日を前に、南箕輪村の北部保育園の園児が1日、七夕の飾り付けをした。
この日は、北部保育園の園児が、七夕の飾り付けをした。
竹は、保育園近くに住む堀雄一郎さんが毎年プレゼントしていて、今年は3本の竹をもらった。
園児は、折り紙で作った飾りや、願い事を書いた短冊を竹に付けていた。
飾りつけが終わった竹は、玄関やリズム室などに立てた。
北部保育園では、7日に七夕集会を開くという。 -
花いっぱいコンテスト表彰式
伊那商工会議所商業連合協議会が主催する、花いっぱいコンテストの表彰式が28日、伊那市の通り町で行われた。
花いっぱいコンテストは、商業連合協議会が6月1日から30日まで行っている「まちじゅう花いっぱい運動」の一環として開かれたもので、今年で5回目。
市内の個人店舗約40店が参加した個店の部の最優秀賞に選ばれたのは、伊那市山寺の光印堂。光印堂は、店内外の両方でバラやサツキが今までにない飾られ方だったと評価された。
また、市内の中心商店街8団体から選ばれた団体の部最優秀賞は、通り町1丁目振興組合。通り町1丁目振興組合は、今年で3回目となる通り町バラ祭りを6月1日から15日まで行い、多くの商店主が参加して、花のある街づくりを行ったことが評価された。
伊那商工会議所商業連合協議会の平澤忠会長は「お客さんが町に出るのが楽しみになるようにしていきたい」と話していた。 -
最高路線価15年連続下落
相続税などを算定する基準となる土地の評価額、路線価が1日、公表された。
伊那税務署管内の最高路線価は15年連続で下落となった。
路線価は、国税局が、1月1日を評価時点とする、道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額を算定したもの。
伊那税務署管内では、伊那市の県道南箕輪沢渡線、通り町が
4.9%下がって5万8千円
ナイスロードの伊那市役所付近が7.1%下がって3万9千円となった。
箕輪町では、松島の国道153号八十二銀行箕輪支店付近で5.4%下がって3万5千円、
南箕輪村では神子柴のアクセス道路伊那インターチェンジ付近で3.0%下がり、3万2千円となった。
なお、伊那税務署管内の最高路線価は、いなっせ前の5万8千円で管内の最高路線価は、15年連続の下落となっている。 -
顔面付釣手形土器をモチーフに
伊那市創造館は、国の重要文化財、「顔面付釣手形土器」をモチーフとしたマスコットキャラクターを募集する。
顔面付釣手形土器は、国の重要文化財に指定されている。
創造館2階の展示室に実物が常設展示されていて、無料で誰でも見る事が出来る。
今回、伊那市は、創造館をPRするため、この土器をモチーフとするキャラクターを募集する。
伊那市内の小中学生を対象に募集し
採用者には、賞状と副賞として図書券が贈られる予定。
創造館では、創造館をPRする印刷物やグッズなどでキャラクターを活用していく予定で、かわいらしいマスコットの応募を期待している。
応募期間は、7月24日縲・月29日まで。 -
インクカートリッジ里帰りプロジェクト
長野県は1日から、プリンターメーカーと協力してインクカートリッジのリサイクル活動を始めた。
リサイクル活動は、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」と呼ばれる。
プリンターメーカー6社が共同で行っていて、使用済みのインクカートリッジを回収し、再資源化する。
県は、循環型社会の構築に取り組もうと、このプロジェクトと協定を結び、県庁と合同庁舎11カ所に回収箱を設置した。
伊那合同庁舎は、2階の県民ホールに設置されている。
職場や家庭で使った使用済みのインクカートリッジをいつでも回収箱に入れることができる。
集まったインクカートリッジは、仕分けをする作業所に送られ、各メーカーでリサイクル処理されるという。 -
森林税活用の施策を協議
森林税を活用した施策について住民の意見を聞く、森林づくり上伊那地域会議が1日、開かれた。
新たな委員を委嘱し、初会合が伊那合同庁舎で開かれた。
会議では、上伊那地方事務所から森林税を活用した今年度の事業計画案などが説明された。
それによると、里山集約化事業の実行見込み面積は526ヘクタールで、昨年度より200ヘクタールほど増えている。
間伐の実行見込み面積は624ヘクタールで、240ヘクタールほど増えている。
森林税の収入が増えていることから、実行面積を多く見込んでいるという。
また、森林整備などを行うための森林づくり推進支援金は、およそ1,300万円を予定している。
委員の任期は2年で、会議は年3回開かれる。
次回は9月末頃に現地検討会が開かれる予定。 -
ハーモニカグループがCD制作
南箕輪村のハーモニカグループ「ポコリットみなみみのわ」は、自分達の演奏を収録したCDを100枚制作した。
ポコリットみなみみのわは、毎週水曜日の夜集まって、ハーモニカを演奏している。
県下各地で行われるハーモニカ同好会の演奏会で発表したり、各地のイベントや、福祉施設で演奏活動を行なっている。
今回、自分達の演奏を記録として残したいと、CDを自主制作した。
CDには、童謡唱歌や歌謡曲など28曲が入っている。
ジャケットには、メンバーが演奏している写真が掲載されている。
ポコリットみなみみのわでは、このCDを会員に配った。
会員は、家族や知人にプレゼントするなどして、CDを活用するという。 -
ちょっと語ろう伊那まつり
第40回の伊那まつりに向けてまつりの魅力づくりなどについて意見を交わす「ちょっと語ろう、伊那まつり」が28日夜、伊那市役所で行われた。
地域住民などで集まる伊那まつり委員会では市民がつくる市民まつりを目指し、プロジェクト会議を設置し議論を進めている。
今回、多くの市民から声を聞き、今後の会議の参考にしようと行われた。
一般市民ら33人が参加し、伊那まつりの魅力や今後のまつりのあり方について意見を交わした。
参加者は「踊りは一体感があり、踊っていると久しぶりに顔を合わす人もいる。地域住民の交流の場にもなっている」と魅力について話していた。
また、「どうせやるなら伊那市だから出来る事を考えて、全国に発信できる祭りにしていきたい」といった意見も出されていた。
伊那まつり改革プロジェクト会議では出された意見を参考に第40回の伊那まつりに向けて検討を進めていくとしている。 -
伊那市が下水道事業経営健全化計画の改訂版 示す
伊那市は経営状況が悪化している下水道事業について、整備区域の見直しなどを含む経営健全化計画の改訂版を発表した。
経営健全化計画の改訂版は30日伊那市役所で開かれた伊那市議会全員協議会で示された。
伊那市によると市の下水道事業は、平成19年度で約8億円、20年度では約5億円の損失が出ていて、21年度以降も大幅な損失が出ると見込んでいる。
原因としては、効率面からの検討がされないまま、市内全域に下水道整備を進めたことや水洗化率の低迷を挙げている。
市ではこれらを改善するため、事業費の圧縮や収入の確保、経費削減などを柱とする下水道事業経営健全化計画の改訂版をまとめた。
それによると、下水道整備区域の末広、野底棚沢川東、吹上、羽広工業団地、沢渡中上段、木裏原を浄化槽区域に変更すると想定している。
また平成21年3月現在で66.9%の水洗化率を啓発、促進策などにより平成24年3月には80%まで引き上げることを目標としている。
他に、下水道使用料を平成32年度までに4回15%ずつ改定し、現行のおよそ1.7倍にする計画だ。
この他、処理場の統廃合や職員数の削減にも取り組んでいく予定。
伊那市ではこれらから、平成27年度に単年度での黒字化をまた平成37年度には累積での黒字化を見込んでいる。
また下水整備区域から浄化槽区域に変更を予定している地域については、早い時期に住民説明会を開催したいとしている。 -
献血運動に功績の個人や団体を表彰
献血による助け合いを推進する上伊那郡市献血推進対策協議会の総会が30日開かれ、献血運動に功績のあった団体や個人が表彰された。
30日は伊那合同庁舎で総会が開かれ、中部電力伊那営業所と伊那市の尾茂谷愛子さんが上伊那郡市献血推進対策協議会長表彰を受賞した。
受賞者を代表して中電伊那営業所の根津 雄一さんは「これからも事業者と地域が一体となった献血運動に努めたい」と話していた。
協議会によると、上伊那での昨年度の献血者数は4,965人で前年度より3・4%増加、目標達成率は118・8%で県下11地区で達成率が1位となったという。
協議会では、今年度も引き続き安全な血液の安定した供給ができるよう、まだ献血をした事がない若者への啓発活動や、献血ルーム体験運動を実施していくという。 -
7月は「社会を明るくする運動」強化月間
7月は、犯罪や非行のない社会を目指す「社会を明るくする運動」の全国強化月間。
30日は上伊那地区保護司会のメンバーが伊那市役所を訪れ、運動の伊那市実施委員長となっている白鳥孝市長に法務大臣からのメッセージを伝達した。
社会を明るくする運動は、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の更生について理解を深め、明るい社会を築こうというもの。
今年で60年目の取り組みで、犯罪を犯した人の立ち直りを支える取り組みについての理解の促進が重点項目として掲げられている。
実施委員会では、7月10日に伊那市のいなっせで運動の一環として「社会を明るくする地域づくり大会」を開き、一般の人への理解を広げていきたいとしている。 -
箕輪町戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人たちの霊をなぐさめる箕輪町戦没者慰霊祭が30日、箕輪町文化センターで行われた。
慰霊祭には戦争で夫や息子を亡くした遺族など約120人が参列した。
遺族らは、日清戦争や日露戦争、太平洋戦争などで命を落とした、602柱の英霊に花をたむけた。
慰霊祭をおこなった箕輪町社会福祉協議会の柴 財埜(たつや)会長は「戦後の焼け野原から立ち上がり、箕輪も住みよい町として発展した。永遠の平和を守ることが私たちの役目であり、英霊の心を静めることになる。」とあいさつした。
また箕輪町遺族会の千葉剛会長は、「戦後65年がたった今も、亡くなった肉親のことを忘れたことはない。亡くなった人達の無念や遺族の悲しみなど戦争の記憶を風化させてはならない。」と述べた。
参列した人たちは、恒久平和を願い、不戦の誓いを新たにしていた。 -
誕生日会でアルパ演奏
箕輪町の上古田保育園で30日、南米パラグアイのたて琴アルパの演奏が行われた。
演奏会は、保育園の誕生日会に合わせて開かれた。
演奏したのは伊那市在住のアルパ奏者エレナ冨岡さんと、エレナさんの教室の生徒。
日本の曲や本場パラグアイの曲、子供の好きなアニメソングなど12曲が披露された。
箕輪町では、今年度から「いきいき保育創出事業」として保育園に年間10万円の予算を配分し、特色ある子育てや保育を推進している。
今回の演奏会もその一環として開かれた。
井澤恵美子園長は「機械から聞こえてくるのではなく、本物の音色を生で聞く貴重な機会。音楽を聞いて感動する心を大事にしたい」と話していた。 -
227万円の黒字計上
みのわ振興公社は28日、箕輪町のながた荘で株主総会を開き平成21年度の決算を報告した。
みのわ振興公社では町から委託を受け町内5つの観光施設を運営している。
報告によると、ながた荘とながたの湯は黒字で、ながた自然公園と萱野高原信州かやの荘は赤字となったが公社全体では、営業利益が227万円の黒字となった。
ながた荘は日帰り客数が1万9,807人の利用があり前年度比104.4%。宿泊客は若干減って1万3,140人で、前年度比94.7%だったがトータルで108万円の黒字となった。
ながたの湯は、去年の夏、増改築工事のため39日間休業したがリニューアル効果もあり、330万円の黒字となった。
ながた自然公園は139万円の赤字、萱野高原信州かやの荘は71万円の赤字だった。 -
地域の歴史、文化学ぶ
伊那市の美篶小学校の児童は28日、地域の人から文化や歴史を学んだ。
美篶小学校では、地域の人を講師に招いてクラブ活動を行っている。
美篶小地域探検クラブの子ども達は今回、美篶青島の矢島信之さんの案内で学校近くの、小山邦祐さん宅の水車を見学した。
矢島さんは「昔は美篶地区にもたくさんの水車があった。水車の足踏みうすを使って、精米に使った」と説明した。
また、当時の人達の生活を再現したジオラマなども見学した。
美篶小学校の地域探検クラブでは次回は芦沢と笠原で地域の歴史を学ぶ予定。 -
上伊那地域医療推進状況をHPに掲載
上伊那広域連合は、国の交付金による地域医療再生事業の推進状況をHPに掲載した。
推進状況は、上伊那広域連合のHPからアクセスできる。
事業を実施、運営する運営連携会議や、7つの作業部会の項目があり、クリックすると会議資料や会議記録の要旨が閲覧できる。
HPの更新は、それぞれの会議終了後、数日以内に行うという。
上伊那広域連合では、一般の人にも広く状況を知ってもらい事業を進めていきたい竏窒ニしている。 -
女性農業者「花育」について学ぶ
上伊那の女性農業者でつくる「農村女性ネットかみいな」は25日、「花育(はないく)」についての研修会を伊那市で開いた。
花育とは、花を育てることで、やさしさや美しさを感じる心を育てることをいう。
研修会には、農村女性ネットかみいなの会員約20人が参加した。
農村女性ネットかみいなでは、本年度「花育」をテーマとし、上伊那で盛んな花の栽培や楽しみ方について学ぶ活動をする。
同日は、カーネーションの生け花アレンジを学んだ。
花の色や並べ方を工夫して参加者は思い思いの作品を作っていた。
農村女性ネットかみいなによると、花育には探求心や創造力を育む効果があるということで、会員らは「学校や地域の人と一緒になって、花育について取り組んでいきたい」と話していた。 -
旧長藤中学校昭和33年度卒業生「燦燦会」が同級会
旧高遠町立長藤中学校の昭和33年度卒業生でつくる燦燦会の同級会が、27日から28日にかけて開かれた。
28日は、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを訪れた。
燦燦会は、旧高遠町立長藤中学校の昭和33年度卒業生でつくる同級会で、本年度67歳になる。
中学を卒業してからすでに50年以上が経っているが、年に1度はみんなで集まり、同級会を開いている。
今回は同級生の一人、矢沢雄一さんが、伊那市振興公社の職員としてローズガーデンの管理をしていることから、バラ園の見学を企画した。
メンバーは、バラを見学しながら懐かしい友人との会話を楽しんでいた。 -
荒井区ふるさと講座
伊那市荒井区の創造館の歴史について学ぶ、荒井区ふるさと講座が26日、開かれた。地区住民ら約60人が参加した。
荒井区では、創造館が開館したことをきっかけに、古くから地区にあった建物の歴史について学んでもらおうと講座を開いた。
旧上伊那図書館のあり方について考える、後利用基本計画策定委員会委員長だった春日博人さんが講師を務めた。
春日さんは、旧上伊那図書館が建てられた昭和5年頃の荒井区の様子について「周囲には小学校や役所などがあり、荒井区は教育・行政の中心地だった」と話していた。
また、創造館の造りについて「鉄筋コンクリートで、外壁には高遠焼きのタイルが張り付けられたモダンな建築様式」と説明していた。
春日さんは「創造館は上伊那図書館の歴史を継いだ貴重な建物。地元のみなさんにもたくさん利用してもらいたい」と話していた。 -
南ア北部地区山岳救助隊が訓練
夏山シーズン本番を迎え南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊は29日、伊那市長谷黒河内の岩場で訓練を行った。
夏山での万一の事故に備え、隊員同士の意思疎通を図ることなどを目的に毎年この時期に訓練を行っている。
南アルプス北部地区山岳救助隊は民間や行政など76人で組織されている。
訓練には20人が参加し、基礎となる命綱の結び方を確認したり、高さ約15メートルの岩場を登ったりした。
隊員達は、声を合わせてロープを引っ張ったり岩場を何回も登ったり降りたりしていた。
南アルプス北部地区山岳救助隊が管轄するエリアでは、平成21年度遭難が1件で命に別状はなかった。本年度に入ってから遭難などはない。
救助隊では秋にも訓練を行うことになっている。 -
5月の有効求人倍率0.46倍
5月の上伊那の月間有効求人倍率は0.46倍となり、前の月の0.49倍より0.03ポイント低下した。
全国や県全体では上昇したが、上伊那では2カ月連続で低下した。
ハローワーク伊那の発表によると、内訳では企業の求人数は695人で、前の月の968人より270人ほど減った。
一方、新たに仕事を探している人も減り、新規求職者数は882人で、前の月の1207人より320人ほど少なくなった。
実際に職に就くことができた就職者数は319人で2カ月連続で減少している。
ハローワーク伊那では、「企業に持ち直しの動きはあるものの、求人につながっていない状況。しかし、職探しをしている人が、ある程度仕事を選べるようにもなってきている」としている。 -
伊那技専求人合同説明会
南箕輪村の伊那技術専門校で29日、合同求人説明会が開かれた。本年度各学科を修了する学生25人が参加し、企業のブースで話を聞いた。
合同求人説明会は、就職活動が本格化するこの時期に毎年開いている。
今回、上伊那地区などの企業130社に参加を呼びかけたが、参加したのは15社のみだった。
学生たちは、各企業のブースで真剣に話を聞いていた。
伊那技術専門校の本年度の修了予定者は39人で、6月29日現在、就職が内定しているのは5人のみとなっている。
一昨年度までは、各学科とも就職率は100%だった
が、不況の影響を大きく受けた昨年度は76%に留まった。
伊那技専では、今年も厳しい就職状況が続くとみていて、積極的に企業に訪問するなどして、学生の就職を後押ししたいとしている。 -
三六災害に学ぶ会
昭和36年6月の梅雨前線豪雨による災害、三六災害を振り返り、今後の防災対策について考えようと29日、下伊那郡大鹿村で三六災害に学ぶ会が行われた。
来年、三六災害から50年の節目を迎えることから、もう一度災害を振り返り防災対策について考える機会にしようと大鹿村や国土交通省天竜川上流河川事務所が開いた。
地域住民ら約50人が参加し、災害で亡くなった人の名前が刻まれた碑の前で手を合わせ花を手向けた。
大鹿村では大雨による土砂崩れなどで55人の命が失われた。中でも、大西山の大崩落では全壊家屋39戸、死者42人の大惨事を引き起こした。
学ぶ会では、災害体験者が当時の様子を話した。
天竜川上流河川事務所では、「来年災害から50年の節目の年。地域などと連携した取り組みを今後も進めていきたい」としている。 -
神子柴で五輪塔環境整備
南箕輪村神子柴の住民有志は27日、室町時代の侍の墓とされる「五輪塔」の環境整備を行った。
神子柴の白山八幡神社近くの林で五輪塔の回りに柵を設置する作業が行われた。
作業を行ったのは、住民有志でつくる「神子柴の文化歴史遺産を伝える会」。
五輪塔は、室町時代に建てられた侍の墓とされている。
墓石が崩れ風化するのを防ぐため、まわりに16本の木を立て、そこへロープを通し柵を設置した。
会では本年度、県の地域発元気づくり支援金90万円を受け神子柴に残された26カ所の文化・歴史遺産の環境整備を行う計画で、今回はその最初の作業だった。
今後、古代の神社の鳥居跡や江戸時代の石仏、明治時代の学校跡などの整備を行い、来年1月を目標に解説を添えたマップを制作する予定。 -
伊那市消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
伊那市消防団のポンプ操法・ラッパ吹奏大会が27日行われ、上伊那大会に出場する優勝チームが決まった。
大会は、小型ポンプの部、自動車ポンプの部、ラッパ吹奏の部の3部門が行われた。
小型ポンプの部は24チームが出場し、4人一組になって給水管の接続、ポンプの操作、放水を行う。
自動車ポンプの部には9チームが出場した。5人一組で、自動車から2本のホースを延ばし放水する。
現在伊那市消防団には1156人が所属し、14の分団がある。
伊藤仁団長は「火災の現場では、安全、確実、迅速が基本。大会を通して切磋琢磨し、技術を向上させてほしい」と話していた。
大会の結果、優勝したのは自動車ポンプの部が伊那分団第2部、小型ポンプの部が手良分団第1部、ラッパ吹奏の部が富県・河南チームとなっている。
優勝チームは7月18日に開かれる上伊那大会に出場する。