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伊那市に財政健全化チーム
伊那市は健全な財政運営を行うため、酒井茂副市長をリーダーに職員8名で構成する財政健全化チームを発足させました。
財政健全化チームは、平成23年度から5年間の中期的な、財政計画を策定します。
市の財政状況を改善するための対策を提言するもので、伊那市によりますと5年間を想定した具体的な健全化計画の策定は、初めてだということです。
伊那市では平成21年度決算について、「健全段階」としていますが、今後、下水道整備などにかかる経費が増すことから、新規の地方債の発行の抑制や繰り上げ償還の推進、基金の積立などに
重点的に取り組んでいく必要があるとしています。
財政健全化チームでは来年度予算の編成に入る前の11月頃を目途に目標計画を策定し市長に提言することにしています。 -
小学校で地震想定の避難訓練
防災の日の1日、各地の小学校で、万が一の大地震に備え訓練が行われました。
午前9時、緊急地震速報が試験配信され、7秒後に地震が発生する事を告げました。
伊那市の伊那北小学校では、地震の発生により給食室から火が出たとの想定で避難訓練が行われました。
児童たちは、机の下にもぐり身の安全を確保した後、防災ずきんをかぶって校庭へ避難しました。
伊那北小学校の増澤正彦教頭は「地震が発生した場合、一番恐れる事は子供達がパニックになってしまう事。慌てず黙って整然と非難できるよう普段から心がけていきたい」と話していました。 -
上伊那地区統計グラフコンクール審査会
上伊那地区統計グラフコンクール審査会が、8月30日伊那市役所で開かれた。
コンクールには、上伊那の小中学校から452点の応募があり5つの部門毎に分け審査が行われた。
作品は、カエルが鳴いている時間帯と翌日の天候の関係について調べた物や、特許の出願状況を都道府県ごとに調べたもの等さまざま。
審査員は、表のまとめ方や色の使い方データの整理方法などについて審査した。
審査の結果、各部門から県の第二次審査会へは、合計45点の作品が出品される。 -
南信の水稲作柄「平年並み」
8月15日現在の南信地区の今年の水稲の作柄は「平年並み」と見込まれている。
関東農政局 長野農政事務所が31日発表した「作柄概況」によると、8月15日現在の今年度の南信地域の水稲の作柄は、「平年並み」としている。
1平方メートルあたりに出た穂の数は平年より「少ない」ものの、1つの穂についている「もみ」の数は「やや多い」としている。
1平方メートルあたりの全てのもみの数は、平年より「やや少ない」で、登熟は「やや良」となっている。
今年の南信地区は、田植え期の5月に低温の影響を受けたが、それ以降、高温・日照時間が長いなど天候に恵まれ、平年並みに持ち直したという。
なお、東信と北信は「やや良」、南信と中信が「平年並み」で、県全体では「平年並み」と見込まれている。 -
伊那ケーブルテレビ 緊急地震速報 発信テスト
伊那ケーブルテレビは、9月1日の防災の日に合わせ、サービスを行っている緊急地震速報の発信テストを行いう。これにあわせ伊那市役所などでは訓練が行われる。
緊急地震速報のサービスは、速報を発信する気象庁からデータを受けケーブルテレビの伝送路を活用して、地震の予測到達時間と予想震度を伝える。
伊那市では、市役所をはじめ公民館や小中学校など40の施設に緊急地震速報の端末機が設置されている。
伊那ケーブルテレビでは1日、午前9時に全ての端末機に向けて発信テストを行う。
市役所や小学校などでは、この発信テストを基にして避難訓練や消火訓練を行う計画。 -
伊那市が消費者金融相手に訴訟
伊那市は長野市の消費者金融会社に対し、市税を滞納している市民が払い過ぎていた利息を取り返すための訴訟を起こす事を明らかにした。
31日開会した伊那市議会9月定例会に議案として提出した。
税務課によると、市税を滞納している伊那市の男性に対し差し押さえ請求をする段階で財産調査をしたところ、預金等がなく長野市消費者金融コムレイドから借り入れがあったという。
返済する中で、利息制限法の上限年15%から20%を超える過払い金があることがわかった。
議案は、滞納している男性に代わって、伊那市がコムレイドを相手取り、過払金約355万円と解決に至るまでの5%の利息分の支払いを求めるもの。
市では、コムレイドに対し電話や文章などで過払い金の返還を求めたが、相手側が応じないとして、訴訟を起こすことを決めた。
議案が可決されれば、早いうちに提訴するとしている。
また、市側は総額およそ2億5千万円を追加する一般会計補正予算案など28議案を提出した。
補正予算案には西春近の小出一区、唐木、美篶の下県第一、長谷の黒川の集会施設を改修して介護予防拠点施設とする整備事業に1億6千700万円、分杭峠の駐車場転落防止柵設置に約400万円を計上している。
伊那市議会9月定例会は7日8日9日に一般質問、10日、13日、14日に委員会審査が行われ、16日に閉会する。 -
小川秋實院長退職辞令交付式
平成11年から11年間、伊那中央病院の院長を務めてきた小川秋實さんの退任式が31日、行われた。
31日は、退職辞令の交付式と退任式が行われ、小川さんに伊那中央行政組合の白鳥孝組合長から、退職辞令が手渡された。
小川さんは、「この11年間は働きがいのある満ち足りた日々だった。新しい院長のもと、伊那中央病院が発展し続けることを願っている」と話した。
白鳥組合長は、「伊那中央病院が中核病院として確固たる存在を確立できたのは小川先生のおかげ。勇退は残念だが、伊那中央病院の新たなる発展にご尽力いただけたらありがたい」と話した。
小川さんは現在76歳。東京大学医学部の卒業後、昭和53年に信州大学医学部の教授になった。
平成7年から5年間、信大の学長を務めたのち、伊那中央病院の前身となる伊那市営伊那中央総合病院の院長に就任、それから31日までの11年間、伊那中央病院の院長を務めてきた。
また、去年4月には春の叙勲、教育研究功労で瑞宝重光章を受章した。 -
無量寺の石仏 町審議委員などが視察
箕輪町の文化財保護審議会は31日、北小河内にある無量寺の宝筐印塔の視察を行った。
文化財保護審議会のメンバーや地元の住民など約20人が視察した。
町の文化財に指定されている無量寺の宝筐印塔を県の宝「県宝」に指定してもらうよう、6月2日付で地元北小河内から町に要望が出され、それをうけ町の審議会が視察した。
伊那市文化財審議委員会の竹入 弘元委員長が解説した。
町文化財保護審議会では、「視察結果や県宝に指定されている他の石造物の見学をふまえ、審議会で結論をだしていきたい」と話していた。 -
伊那小恒例のPTAバザー
伊那小学校の恒例行事「PTAバザー」が28日、伊那小学校体育館で開かれ、多くの人たちで賑わった。
今年のバザーには、PTAやクラスなど25店が出店した。
バザーは、各家庭で使われなくなった雑貨や、子ども達が総合学習で作ったものを販売する場として毎年開かれている。
会場では本やバッグ、おもちゃなど、まだまだ使える中古品が格安で並び、訪れた人たちが買い求めていた。
また、総合学習で農業に取り組んでいる6年森組は、自分たちで育て収穫した米を使って、焼きおにぎりや甘酒アイスを販売した。
店には次々に人が訪れて、おにぎりやアイスを買い求めていた。
バザー実行委員会の宮脇浩実行委員長は「毎年多くの人にきてもらい大変うれしい。今後も続けていきたい」と話していた。
なお、バザーの収益は、子ども達の学習活動に役立つものの購入に充てられるという。 -
信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人、井上井月を偲ぶ「信州伊那井月俳句大会」が29日、伊那市の高遠町総合福祉センターやますそで開かれた。
俳句大会の表彰式が行われ、受賞者に賞状が贈られた。
第19回信州伊那井月俳句大賞には、塩尻市の樋口芦笛さんの作品「植樹祭 霧が雫と なりにけり」が選ばれた。
ICT放送エリア内では、伊那市長賞に箕輪町の井原茂雄さんの作品「長生きに 深き淵あり 冬の虹」が、
長野日報社賞には伊那市の溝口幸子さんの作品「駅前の パン屋が好きで 街薄暑」が選ばれている。
また、小中学生の部で特選に選ばれた児童や生徒にも賞状が贈られた。
今年は、一般の部に1247句、小中学生の部に5654句の作品が寄せられ、遠くは埼玉県の小学校からも応募があったという。
井月俳句大会実行委員会の城取信平委員長は「多くの人たちから作品が寄せられ大変うれしい。俳句大会をこれからも長く続けていきたい」と話していた。 -
日本空手道啓心会の創始者故高沢正直さん追悼式
日本空手道啓心会の創始者故高沢正直さんの追悼式が29日、箕輪町民体育館で行われた。
故高沢さんは、岡谷市で今の日本空手道啓心会の前身となる空手同好会を1951年昭和26年に設立、現在は箕輪町や南箕輪村など上伊那にも支部がある。
日本国内をはじめ、アメリカやオーストラリアなど海外にも支部を設立し、空手の普及に努めてきた。
60年にわたり後進の指導などにあたってきたが、今年5月、脳梗塞のため78歳で亡くなった。
追悼式には啓心会で空手を学んでいる小学生から一般まで、約110人が集まり高沢さんの死を悼んだ。
追悼式では他に啓心会のメンバーが高沢さんの遺影の前で突きを披露した。
29日は空手の大会も開かれ、選手らが、日頃の鍛錬の成果を発揮していた。 -
市町村運営のプール利用状況まとまる
各市町村が運営するプールの利用状況がまとまった。
伊那市の伊那市民プールは今年度、7月3日から8月29日まで52日間営業。
期間中の利用者数は1万5,613人で、前の年に比べ471人の増加。
箕輪町のみのわ町スイミングプールは、7月10日から8月17日まで21日間営業。
利用者数は、2,404人で、前の年と比べ58人減少。
南箕輪村の大芝村民プールは、7月10日から8月22日まで38日間営業。
利用者数は、6,466人で、前の年に比べ1,031人の増加。
大芝村民プールを運営している大芝公園管理事務所では、キャンプに訪れた人などがプールを利用した事が増加につながったとみている。 -
水難事故に備え着衣泳
伊那市の伊那北小学校で30日、水難事故に備え服を着たまま水にはいる着衣泳が行われた。
2年生2クラス約70人が体験した。
伊那北小では、プールが終わる毎年この時期に着衣泳を行っている。
児童らは、徐々に水の中に入っていき頭まで水につかった。
水を含んで服が重くなり、水着で泳ぐときとの違いを実感していた。
伊那北小学校では、「服に入り込んだ空気により視界が悪くなることや、体は浮くが手足が動かしにくくなることなどを体験してもらいたかった。水の事故は命に関わるということを忘れないでほしい」と話していた。
最後に児童らは、いざという時は浮いている物につかまり慌てず救助を待つなどの対処法を教わった。 -
3年ぶり復活 児童会まつり
箕輪町の箕輪東小で30日、児童会主催による「児童会まつり」が行われた。
児童会まつりは、児童達からの要望で、今年3年ぶりに復活した。
祭りには、射的や物当てクイズなど委員会ごとに企画した催しが用意された。
このうち給食委員会は、箱の中身を当てる「物当てクイズ」を企画した。
児童らは、恐る恐る手を入れ中の物を予想した。
図書委員会では、本あてクイズを企画した。
風船を割って中の紙に書かれている本を探すゲーム。
図書館にある約5,500冊の本の中から1冊の本を探していた。
箕輪東小の山岸敬明校長は「楽しむ側と楽しませる側が1つになって取り組んでいて感動しました」と話していた。 -
伊那市「財政健全化チーム」発足
伊那市は健全な財政運営を行うため、酒井茂副市長をリーダーに職員8名で構成する財政健全化チームを発足させた。
財政健全化チームは、平成23年度から5年間の中期的な財政計画を策定する。
市の財政状況を改善するための対策を提言するもので、伊那市によると、5年間を想定した具体的な健全化計画の策定は初めてだという。
伊那市では平成21年度決算について、「健全段階」としているが、今後、下水道整備などにかかる経費が増すことから、新規の地方債の発行の抑制や繰り上げ償還の推進、基金の積立などに重点的に取り組んでいく必要があるとしている。
財政健全化チームでは、来年度予算の編成に入る前の11月頃を目途に目標計画を策定し、市長に提言することにしている。 -
歯科指導実習の成果を発表
伊那市にある県公衆衛生専門学校の2年生が、31日、今年3月から行ってきた歯科指導実習の成果を発表した。
31日は、2年生17人が、今年3月から取り組んできた模擬患者実習のまとめを発表した。
模擬患者実習は、学生が家族などを患者にみたてて指導にあたり、口の中の健康状態の改善などを図る。
そのうち、笹川 智香さんは、模擬患者にブラッシングの大切さを知ってもらい、自分で口の中の健康が維持できるようにと指導をしてきた。
笹川さんは、「指導は自分の思い通りに進まないことが多かった。実習を通して、患者さんと一緒に問題解決に取り組むことの大切さを実感した」と話した。
また、小島ひとみさんは、歯石の改善にむけ、指導をした。
小島さんは、「患者さんに積極的に歯科指導に取り組んでもらうには、相手の意見を尊重し、それを踏まえた指導が大切」と話していた。
2年生は、今後3か月間の臨床実習を行い、来年3月6日に国家試験を受ける予定。 -
箕輪町認知症キャラバン・メイト養成講座
認知症の人やその家族を地域で見守り支援する、認知症キャラバン・メイトの養成講座が、26日、箕輪町役場で開かれた。
26日は町内から40人ほどが参加した。
認知症キャラバン・メイトは、地域で認知症サポーターを養成するリーダーで、箕輪町では、平成19年度からこの養成講座を開いている。
26日は、参加者が講演を聞いたり、グループワークなどを行いました。
講演した伊那中央病院の栢沼 勝彦医師は、「認知症は現在治せない病気だが、治療により症状の進行を遅らせることはできる。早期診断・早期治療が大切」と話していた。
講座を受講すると、修了証が交付され、キャラバン・メイトに登録される。
箕輪町では、現在、キャラバン・メイトに133人が登録し、認知症サポーターは、830人ほどいるという。 -
中学3年生が上農高校体験入学
上伊那農業高校で27日、中学3年生を対象にした体験入学が行われた。
上農高校では、学習内容を理解してもらうために毎年体験入学を行っている。
今回、上伊那を中心に、諏訪や下伊那から418人が訪れた。
体験入学では、田植え機の使い方を教わった生徒が実際に動かしていた。
動物実験についての説明を受けた生徒らは興味深げにマウスを見ていた。
上伊那農業高校の西村清利教頭は「どんなことを学ぶのか内容をしっかりつかんで、自分にあっている分野を見つけてほしい」と話していた。
上農高校の来年度の募集定員は11月に決定する予定。 -
伊那市総合防災訓練
9月1日は防災の日。伊那市では29日、防災の日に合わせて総合防災訓練を、高遠スポーツ公園総合運動場で実施した。
地域住民や消防団、自衛隊などが参加して訓練を行った。
午前8時30分に東海地震が発生し、市内でも震度6弱の揺れを観測したとの想定で訓練が行われた。
地域住民が避難所に集まると、各地区の区長が、白鳥孝市長に被害状況を報告した。
状況が報告されると、さまざまな場面を想定した訓練が始まり、交通障害物の排除やバケツリレーによる消火訓練などが行われた。
参加者らは本番さながらの雰囲気の中訓練に臨んでいた。
ある男性は「頭でわかっていても、実際動いてみないとわからない。訓練ができて良かった」と話していた。 -
箕輪セーフコミュニティ対策委員会設置
行政と住民が協働で安全安心のまちづくりに取り組んでいる箕輪町は、セーフコミュニティの世界認証取得に向け、具体的な仕組み作りをする対策委員会を設置する。
これは、27日夜、箕輪町役場で開かれた箕輪町セーフコミュニティ推進協議会で決定した。
箕輪町は、平成24年度中に世界保健機関WHOによるセーフコミュニティの認証取得を目指している。
今回設置する対策委員会は、交通安全、子どもの安全、高齢者の安全、くらしの安全、自殺予防、外傷調査の6つ。
町民の死亡原因に事故や自殺が多いこと、町民を対象に行ったアンケートで、安全安心のために取り組む重点事項として交通安全への関心が高かったことなどから、6つの対策内容を決め、委員会を設けることにした。
対策委員会は9月以降に設置し、現状把握、対策の検討などに取り組むという。
会議ではこのほか、セーフコミュニティのモデル地区として北小河内地区を指定することも報告されました。
モデル地区では今後、危険箇所調査や討論会などを行う。 -
新山で絆深める「石窯」づくり体験
石窯を通じて人が集い、新しいきずな作りをしようと、伊那市新山で28日、レンガの石窯作り体験が行われた。
これは、新山地区で間伐材の有効活用などに取り組んでいるボランティアグループ「新山仕事起こしと支え合いの会」が行った。
28日は、会員など10人ほどが集まり、石窯の基礎作りをした。
場所は、新山にあるレストラン・プチマルシェの庭の一画を提供してもらった。
支え合いの会は、去年から間伐材を薪として販売している。
今年は、薪を使って石窯でパンを焼き、人が集まる仕組みを作りたいと、石窯作りを計画した。
この取り組みは、今年度の長野県地域発元気づくり支援金事業に採択されている。
参加者はモルタルをこねたり、レンガを積んだりと、慣れない手つきで作業していた。
石窯は9月中に完成させる計画で、その後、月1回程度パン焼きの日を決めて皆で集まる。
将来的には、パン焼きの日に市場を開き、野菜を売るなど自由に人が集まれる場の提供も考えていきたいという。 -
星と宇宙の教室2010
星や宇宙について学ぶ講演会が、28日、伊那市の創造館で開かれた。
これは、創造館が小中学生を対象に企画したもので、会場には約20人が集まった。
28日は、国立天文台の縣秀彦(あがたひでひこ)さんが「星と宇宙とはやぶさのおはなし」と題して講演した。
夏に見ることができる天の川について縣さんは「銀河系を横から見たものが天の川。銀河系は遠く離れているが、肉眼で見えるくらい星が集まっている」と説明していた。
また、今年6月に地球に戻ってきた「惑星探査機はやぶさ」について「世界初の無人探査機が、直径540メートルの惑星に着陸し、7年もの年月をかけて戻ってきたのはすごいこと」と子どもたちに説明していました。
縣さんは「宇宙はとても広く奥が深い。みなさんもぜひ宇宙に興味を持って下さい」と話していた。 -
どろんこサッカー全国大会 ドロカップ2010in伊那
どろんこサッカー全国大会どろカップ2010イン伊那が、28日、伊那市東春近車屋で開かれた。
子どもから大人まで、泥にまみれて楽しむどろカップ。5年目を迎えた今年は、参加者だけでなく、多くの人に会場に足を運んでもらおうと、伊那市長谷から東春近車屋に会場を移して開催された。
28日は天気にも恵まれ、参加者、観客合わせて、およそ2千人が会場を訪れた。
今年は40チームが参加し、オリジナルのコスチュームで楽しみながらプレーするエンジョイリーグと、勝負にこだわって試合をするガチンコリーグに分かれて試合を行った。
また今年初めて、オリジナルのみずぐもを足に装着して、水の上を進んだ距離を競う「みずぐもコンテスト」が開かれた。
参加した人たちは、水の上を駆け抜けようと走っていた。
実行委員長の竹松慎一さんは「会場を東春近にして、今までにない年齢層の人たちが見に来てくれ良かった」と話していた。 -
南信ペーニャが信州ダービー告知
サッカーのJFLに所属する松本山雅FCを応援するサポーター有志でつくる「松本山雅南信ペーニャ」は、29日の試合のPR活動を伊那市駅前で27日行った。
PR活動には、ペーニャのメンバー6人が参加した。
27日の朝7時、伊那市駅の利用者などに29日に行われる試合をPRするティッシュを配った。
松本山雅南信ペーニャは、南信地域のサポーターを増やすことや松本山雅を知ってもらおうと活動している。
29日に予定されている試合は、長野県サッカー選手権大会の決勝戦で相手は北信越リーグのAC長野パルセイロ。この試合に勝つと、県代表として来月3日の天皇杯全日本サッカー選手権大会に出場することができる。
長野県サッカー選手権大会決勝戦は29日に松本市のアルウィンで行われ、入場無料となっている。 -
高遠町地区 「日本で最も美しい村」連合登録を検討
伊那市高遠町地域協議会が、昨夜、高遠町総合支所で開かれ、NPO法人「日本で最も美しい村」連合への、高遠地域の加盟について協議した。
27日夜は、伊那市から「日本で最も美しい村」連合への加盟について提案があった。
「日本で最も美しい村」連合は、地域に誇りを持ち、活性化につなげていこうと、2005年に北海道美瑛町の呼びかけで発足した。
地域単位でも加盟することができ、2009年現在、全国で33地域、近隣市町村では中川村や大鹿村が加盟している。
加盟すると「日本で最も美しい村」という商標を使うことができ、地域のイメージアップにつながる。
加盟するには●人口が1万人以下であること●人口密度が1平方キロメートルにつき50人以下であること●景観、環境、文化のうち2つ以上の地域資源があることの3つの条件があり、高遠町はこれらの条件を満たしている。
高遠町地域協議会では、今後の協議会の中で加盟について検討していくという。 -
高遠高校文化祭一般公開
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が28日から始まり、一般公開されている。
今年は第50回の文化祭で、全校生徒で制作したモザイク壁画をはじめ、クラスやクラブによる発表などが行われている。
モザイク壁画は毎年恒例で、今年は海外の女性アーティストをテーマに、約1カ月かけて作ったという。
中庭では、誰の似顔絵か、周りの人に当ててもらう似顔絵クイズが行われ、生徒達が似顔絵を見て楽しんでいた。
展示では、1年C組が死刑について発表した。
死刑の歴史や拘置所、死刑囚の日常生活など調べたことを模造紙に書いて展示した。
訪れた人はクイズに挑戦し、展示の中から答えを探していた。
兜陵祭は29日も一般公開される。
時間は午前11時から午後3時まで。 -
高遠北小学校でプール参観
伊那市の高遠北小学校で27日、今シーズンの水泳の成果を発表するプール参観が行われた。
高遠北小では、シーズンの水泳学習の発表の場として毎年プール参観を行っている。
このうち1、2年生の授業では、各学年の代表者が目標を発表した。
1年生は蹴伸びを、2年生は、クロールの泳ぎを発表した。
プール参観には多くの保護者が訪れ子ども達に声援をおくっていた。 -
「社員の子育て応援宣言」 2企業が登録
伊那市などで生活雑貨などの販売を行っている株式会社アベニューと、箕輪町の有限会社泰成運輸は、県の制度「社員の子育て応援宣言」の登録企業となった。
25日、登録証の交付式があり、南信労政事務所の中島義則所長から、アベニューの伊藤元郎社長に登録証が手渡された。
「社員の子育て応援宣言」は、事業者が従業員の仕事と子育ての両立をサポートする取り組みを宣言するもの。
アベニューは、配偶者出産休暇を5日間設けることなど、また泰成運輸は完全週休2日制の導入を宣言している。
県ではこの制度により安心して子育てができる職場の環境づくりを広めていきたいとしている。
この制度の登録企業は県内で61社、上伊那では5社となっている。 -
りんご・なしの出荷始まる
箕輪町中原のJA上伊那箕輪果実選果場でりんごとなしの出荷が27日から始まった。
箕輪果実選果場には、伊那市から辰野町までの上伊那北部のりんごやなしが集ってくる。
27日から出荷が始まったのは、りんごがつがる、梨は幸水でどちらも去年より3日遅れている。
りんごの選果は、光センサーの選別機で行われる。
パートの主婦たちがキズがあるかないかなどを選別するだけで、熟度や糖度、色つきなどを自動ではかり、4段階に分けられる。
初日の27日は、10キロのケースで80ケースを出荷した。
いつもの年に比べると6割ほどだという。
一方、なしは、10キロのケースで50ケースといつもの半分にとどまった。
上伊那産のりんごやなしは、色がよく、果肉がしっかりしているところが特徴ということだが、猛暑の影響でりんごは、色つきが悪く、なしは熟度が遅れているという。
ただ、全国的にも遅れていることや凍霜害の影響で価格は高めだという。
主な出荷先は、名古屋などの中京方面で、ピークは、9月の初旬を見込んでいるが、トータルの出荷量は、平年より15パーセントほど少ないとJAでは見ている。 -
箕輪中部小で遭難の碑に献花
中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳登山遭難事故から27日で97年が経った。
高等小学校跡地にある箕輪中部小学校では、今年も児童たちが遭難の碑に花を手向け、手を合わせた。
27日朝、児童たちは花を持参して登校し、校舎東側に建つ遭難の碑の前に供え、静かに手を合わせていた。
この献花は、児童会が中心となり毎年行なっていて、碑の前には長い列が出来ていた。
中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳登山は、大正2年8月26日に高等科2年の男子25人と同窓会員9人が行った。
頂上付近で天候が悪くなり、小屋は壊れて無く、石垣に材木を斜めに渡し、その上にハイマツを置き、ござや合羽をのせて急ごしらえの小屋をつくり泊まった。
しかし、その後も続く暴風雨と寒さで27日の朝1人が亡くなり、安全な場所を求め下山を始めたが、赤羽校長も含め合わせて11人が亡くなるという大惨事となった。
事故から13回忌の年にあたる大正14年7月に残った同級生により駒ケ嶽遭難の碑が建てられその碑の前で法要が営まれた。
中部小学校では、11人が亡くなった8月27日に全校児童が献花をして、遭難供養と安全を祈願している。
箕輪中部小学校では、9月13日、昭和17年に直江津で起きた海での遭難事故の慰霊祭でも児童たちが献花することになっている。