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上伊那7月の求人倍率0.57倍
先月の上伊那の月間有効求人倍率は0.57倍となり、前の月の0.51より0.06ポイント上がった。2か月連続の上昇で、おととし12月の0.69倍に次ぐ倍率となっている。
ハローワーク伊那の発表によると、先月の上伊那の月間有効求人倍率は0.57倍で、前の月の0.51倍を0.06ポイント上回り、2か月連続で上昇した。
長野県は、0.62倍、県内12地区では、長野・松本・諏訪などに次いで6番目の水準となっている。
企業の新規求人数は1039人で、前の月の1012人より30人ほど増えた。
一方、新たに仕事を探している新規求職者数は794人で、前の月の847人より50人ほど減った。
ハローワーク伊那では、「製造業で明るいきざしはあるが、円高などの影響もあり先行きが不透明で、依然として厳しい状況」としている。 -
高遠中生が園児と交流
高遠中学校の2年生が25日、高遠第一保育園を訪れ、園児と交流した。
園児との交流は高遠中学校の保育の学習の一環で行われたもので25日は2年生約20人が保育園を訪れた。
生徒らは、保育の学習で幼児の成長について勉強していて、園児との交流は今回で2回目。
前回は園児がどんな遊びをしたいかを聞き、今回は割りばしで作った鉄砲や、ぬいぐるみなど手作りのおもちゃを持ち寄った。
生徒らは園児に遊び方を教えたり、会話をしながら交流を深めていた。。
生徒らは、今回の交流や学校で学んだことをまとめ、10月の文化祭で保育について発表するという。 -
ボランティア移送富県で開始
伊那市富県地区で高齢者の通院などを支援する、ボランティア移送サービスが9月1日からスタートする。
27日は、富県ふるさと館で開始式が行われ、市の職員やボランティアのドライバーなどおよそ30人が出席した。
ボランティア移送は平成18年に西春近で始まり、市内では富県地区で8地区目となる。
式で富県地区社会福祉協議会の板山 寛一会長は「地域の中でお互いできることを協力し合ってやっていきたい」と挨拶した。
白鳥孝市長は「各地区のみなさんが支えあってきてくれたおかげ。これからも安全にボランティア移送を行ってほしい」と話した。
移送には市が購入した車両を使用する。
ボランティア移送の対象者は、65歳以上の1人暮らしや高齢者だけで暮らすお年寄り世帯で、現在15人が登録している。
ボランティアの運転手になるには、75歳以下で優良ドライバーであることが条件で、現在33人が登録している。
富県地区の開始により、竜東・竜西地区を除くすべての地区で実施されることになる。
ボランティア移送サービスは、9月1日から始まる。 -
阿部氏 上伊那市町村長と対談
9月1日付けで長野県知事に就任する阿部 守一さんが、26日、伊那市役所を訪れ、上伊那の市町村長と対談した。
26日開かれた、上伊那広域連合議会にあわせて、知事に就任する阿部守一さんが、伊那市役所を訪れ、8つの市町村長と対談した。
阿部さんは「県と市町村が力を合わせて、元気な県にしていきたい」と挨拶した。
白鳥孝伊那市長は、リニア新幹線問題に触れ、「国と県の将来のためにも、観光・産業において効果があるBルートを新しい知事にも支持してもらいたい」と話した。
阿部さんは「リニアは地域によって考え方がある。今までの県のスタンスを確認して、意見をうかがいながら対応したい」と答えた。
平澤豊満箕輪町長は、「信州型事業仕分けは、おそれることなくやってもらいたい。県政のスピードアップ、効率化を進めて欲しい」と話した。
唐木一直南箕輪村長は、「県民イコール市町村民。良好な関係を築いていきたい。市町村にはそれぞれの市町村なりの悩みがある。一緒に悩みを聞いて、一緒に考えて欲しい」と話した。
阿部さんは、信州型事業仕分けについて、「予算を削減する手段というよりは、県の情報公開を進め、県民に参加していただく手段だと考えている」、医療問題については、「自治体に負担を頂いているが、仕組み上、県が果たすべき役割は大きい。いままでより踏み込んだ対応をしていきたい」との考えを示した。 -
富県保育園児 かかし作り
白毛餅を育てている伊那市の富県保育園の年長園児が26日、かかし作りをした。
富県保育園では今年、農作業を通して園児が農業に親しむチャイルドファーム21事業に取り組んでいる。
今年5月、JA上伊那青壮年部富県支部の協力で植えた白毛餅の田んぼにかかしを立てようと、部員に教わりながら、かかしを作った。
かかしは古くなったはぞ木を十文字に結び、わらで顔や胴体、腕を作った。
園児は5つのグループに分かれ、かかしの服にする布に絵を書いた。
服を着せ、麦わら帽子をかぶせてかかしが完成した。
さっそく、園近くの田んぼにかかしを立て、スズメがお米を食べないようにかかしにお願いしていた。
白毛餅は順調に生育していて、9月下旬ころ、稲刈りをするという。 -
子育てサポーター養成講座開講
地域で子育てを応援する子育てサポーターの今年度の養成講座が26日、伊那市で始まった。
市役所で講座が開かれ、4人が参加した。
子育てサポーターは、無償で子育ての経験や知識、特技を活かして地域で子育てを手助けする。
講座初回は、子育てサポーターについて、子育て支援課の橋爪哲雄課長が話した。
子育てサポーターは、伊那市が行う乳幼児の健康診査の手伝いや講演会などの託児、市内の子育てサークルの手伝いなどをする。
養成講座は全6回で、すべてを受講した後、サポーターに登録することになっている。
橋爪課長は、「隣近所のおばちゃん役でいい。協力をお願いします」と話していた。
伊那市は平成19年度から子育てサポーター事業を行っていて、現在36人が登録している。 -
伊那市でクマの出没相次ぐ
伊那市内でクマの目撃情報が相次いでいる。県内ではクマによる人身事故も発生しているとして、伊那市では注意を呼びかけている。
伊那市西町の富士塚スポーツ公園付近の畑には、熊の足跡と見られるくぼみがあった。
そろそろ収穫する予定だったというトウモロコシがあらされていた。
畑の持ち主、金岩 寛光さんは、27日朝、畑に来て、クマの足跡を見つけた。付近が、小学生の通学路になっていることや、中学生のマラソンコースにもなっていることなどから、危険があってはいけないと警察に通報したという。金岩さんは「こんなところにクマが出るなんて本当にびっくり。どんな風に対策したらいいかもわからないし不安」と話していた。
伊那市によると今年に入ってからの熊の目撃情報は24件、足跡などが確認された出没情報は4件となっている。
トウモロコシ畑やミツバチの巣箱、果樹などがあらされる被害は、11件発生している。
夏場は、山のエサが不足し人里までおりているということで、集落で目撃されるケースが増えている。
伊那市では、中信地域でクマによる人身事故が発生していることなどから、隣近所への外出であっても、ラジオや鈴など音の鳴るものを身につけるなどの対策をしてほしいと呼びかけている。 -
おいしんぼコンテスト
箕輪町の名物料理のアイディアを募集するおいしんぼコンテスト。9月15日が締め切りとなっているが、現在のところまだ応募がない。
おいしんぼコンテストは、箕輪町の名物料理を作り、地域の活性化につなげていこうと、箕輪町商工会や飲食店組合などでつくる箕輪町名物料理研究会が企画した。
応募用紙を町内全戸配布するなどして7月15日から募集をしているが、26日現在、まだ応募がない。
応募資格はプロアマ問わない他、料理のジャンル、素材も限定していない。
応募締め切りは9月15日までで、最優秀賞には5万円相当の商品が贈られる。 -
平澤町長進退 9月前半に発表の考え
11月28日に任期満了となる箕輪町の平澤豊満町長は、その後の進退について、9月前半には明らかにする考えを示した。
25日開かれた報道機関との懇談会で、平澤町長は進退について9月前半に発表する機会を設けて明らかにする考えを示した。
平澤町長は、昭和16年生まれの69歳。平成14年に箕輪町長に初当選し、現在2期目。
箕輪町長選挙は11月9日告示、14日投開票となっている。 -
邦楽子どもの集い
上伊那で邦楽を学ぶ子どもたちの発表会「邦楽子どもの集い」が22日、伊那市のいなっせホールで開かれた。
発表会では、5歳から高校3年生までの25人が、練習の成果を披露した。
邦楽子どもの集いは、年に1回、毎年開かれていて、今年で11回目。琴などを教える伊那三曲協会の上伊那の9つの教室に通う子どもたちが発表した。
小さな子どもたちは、童謡にあわせて歌いながら、琴を演奏していた。
伊那三曲協会では、「邦楽を習う子どもの数も減少傾向にあるが、日本の伝統芸能を廃れさせないために、子どもたちにも学ばせていきたい」と話していた。 -
箕輪中部小でランニング教室
早く走るコツや走る楽しさを学ぶランニング教室が23日、箕輪町の箕輪中部小学校で開かれた。
中部小では、遊びやスポーツの基礎となる、走ることの大切さを子供たちに知ってもらおうと、今年度試行的にランニング教室を開いている。
この日は中部小の4年生が、松本大学講師の岩間英明さんから、走り方のコツなどを教わった。
岩間さんは、児童らに対して強く地面を蹴ることや歩幅は大きくとることを意識するなど早く走るポイントを教えていた。 -
戸草ダムなど防災対策 国が説明
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が25日、伊那市役所で開かれ、戸草ダムなど美和ダム上流の防災対策について国から説明を受けた。
協議会には白鳥孝伊那市長ら関係者約20人が出席し、天竜川上流河川事務所の草野慎一所長と、三峰川総合開発工事事務所の鈴木勝所長から三峰川の美和ダム上流の防災対策について説明を受けた。
戸草ダムについて草野所長は、「今後の社会経済情勢等の変化に合わせ建設時期を検討する」としたうえで、その期限については決まっていないと話した。
鈴木所長は、関係する自治体からなる検討の場を設置するほか、総事業費や堆砂計画、過去の洪水実績など計画の前提となっているデータなどについて点検を行うと説明した。
このほか、美和ダム上流の砂防施設整備の進捗状況などについても報告があった。
出席者からは「戸草ダムについての表現があいまい」といった声や、「利水についても検討が必要」などの意見が出されていた。 -
ポコリット南箕輪ハーモニカ演奏
南箕輪村のハーモニカグループ「ポコリットみなみみのわ」が24日、デイサービスセンター松寿荘でハーモニカ演奏を披露した。
ポコリットみなみみのわのメンバー8人が松寿荘を訪れ、南箕輪村民の歌や童謡など10曲を披露した。
ポコリットみなみみのわは、公民館のハーモニカ教室を修了したメンバーの有志が集まってできたグループ。
各地のイベントや福祉施設での演奏活動を続けていて、松寿荘での演奏会は今年に入って2回目。
お年寄りたちは、ハーモニカに合わせて歌をを口ずさみ、演奏を楽しんでいた。 -
伊那地域10日連続の真夏日
25日の伊那地域の最高気温は33.7度と16日から10日連続の真夏日となった。
リンゴ農家がリンゴを暑さから守るための作業に追われていた。
同日の伊那地域の最高気温は33.7度で平年より5.7度高くなった。
南箕輪村神子柴のリンゴ農家田中義人さんは、リンゴ全体の色づきをよくするための玉まわしや、実に影ができないよう、葉づみなどの作業に追われていた。
しかし暑さのため一部のりんごに日焼けと呼ばれる、実が黒くなる症状も出てきている。
長野県は、気温が高い状態が続いている事を受け、農作物の管理に注意を呼びかけている。
リンゴなどの果樹は、日焼けが発生しやすいので葉摘み作業では、一度に多くの葉を摘みすぎないようにする。水稲については、高温により成熟期が早まる事が予想されるとして、気温や籾の数を参考にして、刈り取り時期に注意を払うなど注意を呼びかけている。
伊那消防組合によると、6月16日から管内で熱中症により搬送された人の数は35人で、内訳は伊那消防署が18人、箕輪消防署が9人、辰野消防署が6人、高遠消防署が2人となっている。
搬送された35人のうち19人が65歳以上の高齢者となっていて、外出先から帰ってきて、家族が異変に気づいて救急車を呼ぶ事例が多いという。
伊那消防署では、農作業など、外での作業は休憩をとりながら行うこと、水分と塩分の十分な補給を行うことなど注意を呼びかけている。
長野地方気象台によると、長野県の向こう一週間の天気は、高気圧に覆われ最高気温、最低気とも平年より高い見込み。 -
伊那東小前田花奈さん 走り高跳びで全国へ
伊那市の伊那東小学校6年生の前田花奈さんは、走り高跳びで今月東京都で開かれる全国大会に出場する。
25日、前田さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に大会出場のあいさつをした。
前田さんは、6月に開かれた県大会で、自己記録を5センチ更新する1m25センチメートルで優勝し、全国大会出場を決めた。
前田さんは、小学校の課外クラブで5年生の時に走り高跳びを始め、県大会まで毎日練習を重ねてきたという。
前田さんが出場する全国小学生陸上競技交流大会は、28日に東京都の国立競技場で開かれる。 -
30度越える日続く
連日、30度を超える真夏日が続いている。
24日の最高気温は33.3 度を記録した。
伊那市の伊那東小学校この子ども達は、三峰川で川遊びを楽しんだ。
伊那東小学校の2年生131人が三峰川を訪れた。
子ども達は、水着姿などで川へ入りメダカを捕まえたり、友達同士で水をかけ合ったりしていた。 -
大沢川改修促進期成同盟会総会
伊那市の富県と東春近を流れる大沢川の改修促進を図る期成同盟会総会が23日、伊那市の春近郷ふれ愛館で開かれた。
総会には、市の関係者や地区役員ら約20人が出席した。
総会では、国や県に対し事業の促進を要望する活動などを盛り込んだ22年度事業計画案などについて検討した。
大沢川の改修は、平成14年までに下流域1300メートルは完了しているが、上流域1200メートルの改良はまだのため、意見交換会では地区役員から「早いうちに手を付けてほしい」との要望があった。
これに対し伊那建設事務所では、「財源が厳しい中で、住民の安全を守るためにすべきことを地区の方と話し合いを重ね検討していきたい」と話していた。 -
白鳥伊那市長NECへ雇用確保など求める要望書提出
伊那市美篶のNECライティング株式会社伊那工場の閉鎖を受け、伊那市の白鳥孝市長は、NECグループの本社に対し従業員140人の雇用の確保等を求める要望書を8月18日に提出したことを明らかにした。
24日開かれた定例記者会見のなかで白鳥市長が明らかにした。
要望書は今月18日に白鳥市長が東京にあるNEC本社に出向き提出した。
照明器具の開発製造販売をおこなっているNECライティングは、東京本社の他、伊那工場、滋賀工場がある。
不況の影響を受け利益が落ち込んだことから、生産拠点を中国の工場に集約することになり、今年11月末に伊那工場を閉鎖することを先月26日に発表した。
NECライティングによると、伊那工場の従業員の140人はグループ内での配置転換や希望退職で対応するという。
白鳥市長によるとNEC側は、検討したうえで年内に回答したいと話したという。 -
ドラマや映画、撮影誘致の組織立ち上げへ
伊那市の白鳥孝市長は、ドラマや映画などの撮影を誘致する組織を正式に立ち上げたい考えを示した。
24日開かれた定例記者会見で白鳥市長が明らかにした。
現在、伊那市の職員有志15人が、去年11月に伊那谷フィルムコミッションという団体を組織し活動している。
主に、ドラマや映画のロケ地を誘致するもので、すべてボランティアで行っている。
映画のロケ地を高遠町に誘致した他、現在、伊那市などで撮影が行われている「伊那の井月ほかいびと」の撮影協力などをしている。
職員によると、ここ最近ドラマや映画のロケ地の問い合わせも多いという。
白鳥市長は、「この地域の魅力も発信でき、経済効果もある」とし、一般からも参加をつのり正式に立ち上げたいとしている。 -
保育園でピアノコンサート
箕輪町のおごち保育園で24日、ピアノのミニコンサートが開かれた。
演奏を披露したのは、おごち保育園でリトミックの指導をしている辰野町のピアノ講師・横山ゆう子さんと、横山さんの知人で、同じく朝日村でピアノ講師をしている米山百合香さん。
おごち保育園では、子どもたちに音楽の良さを肌で感じてもらおうと3年前からコンサートを開いている。
24日はクラシックやアニメの曲、童謡などがピアノで演奏されたほか、米山さんは、歌も披露した。
知っている曲の演奏が始まると、子どもたちは一緒になって歌っていた。
山・ス文子園長は、「子どもたちが、常に音楽に触れていられる環境をつくってあげたい」と話していた。 -
文化庁の「伝統文化こども教室事業」に採択
高遠囃子の保存、継承をしている高遠囃子保存連絡協議会は23日、高遠小学校でおはやしクラブを指導した。
クラブは希望者の集まりで、6月から週2回練習している。
23日は、高遠小学校おはやしクラブに所属する、3年生から6年生までの児童約30人が協議会に加盟している桜奏会のメンバーから演奏のコツなどを教わった。
高遠囃子保存連絡協議会は、1999年から高遠小おはやしクラブを指導している。
今年度は、文化庁が実施している「伝統文化こども教室事業」に採択された。
子ども達は、「笛は最後まで音を出すこと」「姿勢に気をつけること」などと会員からアドバイスを受けていた。
指導にあたった桜奏会の北条良三会長は「町の人は子ども達のお囃子を毎年期待しているので、完成度を高めていきたい」と話していた。
高遠小学校おはやしクラブは、9月に開かれる高遠城下まつりと灯籠祭りで高遠囃子を披露することになっている。 -
消防本部6方面本部体制案
松本地区から飯田地区までの、中南信地域の消防組織再編を検討する消防広域化の将来ビジョン策定にむけ、伊那消防組合が考える本部体制の方向性の案が、24日示された。
組織体制は「地域特性考慮型」、消防本部は6つの方面本部を設置する6方面本部体制とする案となっている。
24日開かれた伊那消防組合議会全員協議会で示された。
伊那消防組合では、「消防広域化へのさまざまな意見があり、組織体制を選択する意見集約に至っていない」として、これまで本部体制の方向性が出ないままとなっていた。
今回、将来ビジョン策定にむけて伊那消防組合の意見を集約するため、事務局が本部体制の案を示した。
組織体制としては、地域の特性、実情を考慮した「地域特性考慮型」、地域の意見などを反映するための組織は「設置する」としている。
また、組織拡大による管轄区域拡大に対応するため、6つの方面本部を設置するとしている。
職員の身分・給与制度は経過措置を設けて一元化するとしている。
示された案は、組合を構成する伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の各市町村議会の中で議論され、9月に集約されることになっている。
集約された意見は、11月の中南信消防広域化協議会で示される予定。 -
伊那消防署建て替え検討へ
老朽化が進む伊那消防署の建て替えに向け、伊那市は、消防署員と市役所職員でつくる庁内検討委員会を、今年の秋に立ち上げる。
現在の伊那消防署は建築から36年を経て、老朽化が進んでいて、施設も手狭となっている。
そこで、建て替えにむけ、伊那市では、庁内検討委員会を今年秋ごろに立ち上げる予定。
検討委員会では、建て替えの場所、規模、時期などを検討する。
伊那消防組合議会臨時会で白鳥孝市長は、「伊那消防署の新築移転は重要な課題」と話した。 -
みすず寮で水墨画展
伊那市美篶の特別養護老人ホームみすず寮では、鳥や動物などを描いた水墨画が展示されている。
水墨画は伊那市小沢の唐澤幸一さんが描いたもので、額装や掛け軸など10点が並んでいる。
唐澤さんは、ボランティアでみすず寮を訪れたことがあり、今回は趣味としている水墨画を楽しんでもらおうと、これまで書きためた作品を展示した。
唐澤さんは、ほとんど独学で水墨画に取り組んできたということで、自分なりの個性のある作品を作りたかったという。作品には、楽しみながら水墨画を見てもらおうと、動物の気持ちを代弁した文章も添えられている。
これらの作品は今月31日まで展示されている。 -
田楽座で国際交流
伊那市富県の歌舞劇団田楽座で開かれた体験学習会に、今年はスイスから大勢が参加し交流を深めた。
歌舞劇団田楽座は、毎年、夏の間、日帰りや一泊二日のメニューで太鼓や踊りの体験学習会を開いている。
13、14日の2日間のコースには今年、27人のスイス人が参加した。
昼は太鼓や踊りなどそれぞれのコースで体験をし、夜は様々なグループが混ざっての交流会。始めに、田楽座がミニ公演を行った。
その後、軽食を楽しみながら参加団体が得意の演目を披露した。
今回、スイスのグループを率いてきたのは、レミ・クレメンテさん。レミさんは、日本に留学中、和太鼓に出合い、現在はスイスでプロの和太鼓奏者として活動している。
田楽座とも以前から交流があり、去年初めてこの体験会に参加し、今年は仲間を連れてきた。
交流会では、それぞれのグループが入り乱れて、田楽座のオリジナル曲を演奏した。
国や地域を越えた和太鼓による交流は夜遅くまで続いた。 -
大型紙芝居と和楽器演奏 親子で楽しむ
小さい子どもを対象にした大型紙芝居と和楽器のお楽しみ会が19日、伊那市のいなっせで開かれた。親子約60人が参加した。
お楽しみ会は、いなっせのちびっこ広場で毎年、年2回開かれている。
ボランティアで大型紙芝居の公演をしているグループ「でんでんむし」と、和楽器ユニット「まいまい」が出演した。
手作りの大型紙芝居「ジャックと豆の木」が披露され、物語に合わせて琴が演奏された。
紙芝居のほか、琴によるアニメソングなどの演奏もあった。
子どもたちは、紙芝居や琴の演奏を楽しんでいた。
訪れたある母親は、「普段聞けない琴の音色が聞けて良かった。子どもはまだ小さいけれど、楽しんでいました」と話していた。 -
青野恭典写真展
写真家、青野恭典さんの写真展「日本の自然」が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールにあるフォトアートギャラリーで開かれている。
会場には、富士山や阿蘇、能登半島、世界遺産の白神山地など、日本全国津々浦々の自然を切り取った52点が並んでいる。
今回のテーマは「日本の自然」で、青野さんは、「自然の中にたたずむ臨場感を感じてほしい」と話している。
青野さんは、「自然は創造の宝庫で、芸術の源。自然がいつも身近にあることを祈りつつ、その素晴らしさを宝として守っていきたい」と話している。
この写真展「日本の自然」は、来年2月20日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールフォトアートギャラリーで入場無料で開かれている。 -
千葉市の児童が長谷に農山村留学
伊那市長谷に4泊5日で農山村留学に訪れている千葉市の小学生らが23日、長谷小学校を訪れ児童と交流した。
農山村留学に訪れているのは、千葉市にある寒川小学校の6年生86人と生浜西小学校の6年生58人。
長谷小高学年の児童と交流会を開き、それぞれの学校や地域の紹介をした。
千葉市の長谷地域への農山村留学は、平成13年から行われていて今年で10年目。
交流会では、長谷地域に古くから伝わる「ざんざ節」を3校全員で踊った。
千葉市の児童らは、ざんざ節保存会の動きを手本に、見様見真似で一生懸命踊っていた。
寒川小と生浜西小の児童らは24日まで長谷地域に滞在することになっている。 -
諏訪形御柱 山出しを前に縄綯い
7年に一度行われる伊那市西春近諏訪形の御柱祭。
9月の山出しを前に22日、諏訪神社境内で御柱を引くための縄綯いが行われた。
氏子ら約200人が参加した。
わらは、氏子らが持ち寄ったもので、最初に長さを揃え、水に浸した後、叩いて柔らかくした。
その後、掛け声に合わせ、リズムを取りながら、縄を綯っていった。
縄は、直径10センチ、長さ40メートルほど。
諏訪形では2本綯い、山出しや里曳きの時、御柱に取り付け引き綱となる。
はさみで形を整え、塩水に浸して完成する。
完成した縄は、山出しまで神社に保管される。
諏訪形諏訪神社の御柱祭は、9月5日に山出しが行われる予定。 -
町地域スポーツセンター名称「ながたドーム」に決定
箕輪町がながた自然公園に建設している地域スポーツセンターの名称が「ながたドーム」に決まった。
名称については、7月中旬から8月20日の間、募集を行い、30件の応募があった。
箕輪町では23日、応募のあった30件について、町長や教育長、担当者などが審査をした。
審査の結果、箕輪町の松原章子さんの「ながたドーム」に決定した。
また同日は、町議会臨時会が開かれ、地域スポーツセンターの建築工事費を約2千万円増額する議案が提出され、可決された。
主な変更点は、一部地盤が弱く、補強するためのセメント系の固化材を注入することなど。
これにより、建築工事費は2億5900万円から2千万円増額し、総額2億7900万円となる。
オープンの時期は、工事の変更などにより、当初の10月下旬から2カ月ほど遅れ、12月20日予定となっている。