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最高気温34.7度 暑い1日
21日、伊那地域は最高気温が34.7度まで上がり暑い1日となった。
最高気温が30度を超えたのは21日で6日連続となっている。
伊那市の伊那北保育園では、園児らがプールにはいり暑さをしのいでいた。
長野地方気象台によると、21日の伊那地域の最高気温は午後2時24分に34.7度を記録した。
1日の最高気温が30度を超える真夏日は今月16日から6日連続となっている。
伊那中央病院によると、この暑さにより、今日70代の女性が脱水症状により救急搬送されたという。
長野地方気象台ではこの暑さは22日も続くと予想していて、水分をこまめにとるなど熱中症対策をとるよう呼びかけている。 -
伊那まつりをPR 行燈の設置
8月7日、8日に開かれる伊那まつりを前に20日、伊那市役所に大行燈2基が設置された。
大行燈の市役所への設置は、第30回の祭りを記念して始められ今年で7年目。
8月7日の市民踊りの際には、踊り区間となる西町の春日公園下交差点とJR伊那北駅交差点に設置される。
尚、今月24日からは、いなっせ市民ロビーで、市内の中学生から応募のあったポスターの入賞作品の展示が行われることになっている。 -
高遠城址公園観光協議会が寄付
高遠城址公園の環境整備を行っている高遠城址公園観光協議会が15日、桜の育成基金に10万円を寄付した。
観光協議会の植田康雄会長が、白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡した。
寄付金は、今年の観桜期に高遠城址公園に出店した店や業者などに呼び掛け、60店が協力し、10万円が集まった。
植田会長は、「高遠城址公園の桜の保護育成に役立ててほしい」と話していた。
白鳥市長は、「大事に使わせていただく」と感謝していた。
寄付金は、高遠城址公園桜育成基金に積み立て、タカトオコヒガンザクラの保護のために使われるという。 -
吉良町の町長が円通庵観音堂を参拝
愛知県吉良町の山本一義町長が19日、忠臣蔵で知られる吉良上野介に仕えていた理鏡が晩年を過ごしたという伊那市美篶青島を訪れた。
山本町長は、理鏡が晩年暮らしたという円通庵観音堂の前でお経を上げ、お参りした。
理鏡は、赤穂浪士討ち入りのときに大けがをし、後に出家して晩年を青島の地で過ごしたといわれている。
吉良町には、吉良家の菩提寺があり、毎年、法要が行われている。
理鏡の紙芝居を作るなどの活動をしている青島の住民が、5年前から法要に参列し、市民レベルの交流が行われている。
山本町長は今回、プライベートで訪れ、青島の住民が迎えた。
青島の人たちは、「吉良町と一層交流を深めていきたい」と話していた。 -
西春近住民が手作り燻製で交流
「燻製の里」として地域を盛り上げようと、伊那市西春近の住民が19日、手作りの燻製を披露して交流した。
燻製作りに取り組んでいる西春近の住民有志が燻製機を持ち寄り、燻製をふるまった。
これは、西春近自治協議会が計画した交流会で、住民が集まる桜の里の整備作業に合わせて行われた。
燻製作りは、自治協議会の部会の一つ、心のやすらぎ部会が行っている。
移動式燻製機は、部会長の加納義晴さんが開発したもので、今年5月に有志20人が、選挙ポスター掲示板の廃材を利用して手作りした。
今回は、各自が練習してきた燻製作りの初披露で、ベーコンや卵、塩いか、チーズなどの燻製が並んだ。
参加者は、燻製機の話を聞いたり、燻製を味わって楽しんでいた。 -
川シンポせせらぎウォッチング
川に親しみを持ってもらおうと、川シンポジウムせせらぎウォッチングが19日、伊那市の小黒川で行われ、子どもたちが水生生物を観察した。
せせらぎウォッチングは、毎年この時期に行われていて、小中学生や保護者24人が参加した。
小学校の理科教諭など4人を講師に、川に住む生き物を採集して小黒川の水質を調べた。
参加者は川に入り、石の下などにいる生き物を網で捕まえて観察していた。
小黒川では、カワゲラやヒラタカゲロウなど、きれいな水に住む生き物が見つかった。
参加者は、採集した生き物の数などから、小黒川の水質を「きれいな水」と判定していた。 -
箕輪町 ソバの花で絵を
箕輪町は、ソバで地域の活性化を図ろうと、ソバの花で絵を描く取り組みを今年初めて行う。
20日は、長岡の花の広場で種まきが行われた。
この取り組みは、箕輪町発足55周年に合わせ、そばを活用して地域の活性化につなげようというもので、20日は町の職員と地元の東箕輪営農組合長岡そば部会のメンバー合せて19人が参加した。
箕輪ダム近くにある長岡の花の広場に種を蒔いた。
約1ヘクタールにそばの花で絵を描く。
種は、赤そばと白そばの2種類を使う。
花で絵を書くフラワーアートは、切り花などが優れているということだが、タケの長さが揃わないそばを使うのは全国的にも珍しい取り組みという。
20日は、トラクターで土を耕した後、種を手でまいた。
現在、実際にどんな絵が浮かび上がるかは、関係者以外には明らかにされていない。
花は9月頃から楽しめるということで、この時期に合わせてイベントも計画している。
また刈り取った後、白と赤を混ぜ合わせたソバ粉を使ってソバを打つ他、レシピコンテストなどを行う計画。
今後は、鹿やイノシシなどからの被害を防ぐため防護ネットを設置することになっている。 -
夏の交通安全やまびこ運動
夏の交通安全やまびこ運動に合わせて、県内各地で20日、街頭啓発活動が行われた。
そのうち、南箕輪村の中央道伊那インタ竏茶`ェンジでは、交通安全協会のメンバーや交通指導員、伊那警察署の署員など、約40人が参加し、ドライバーに啓発用のチラシなどを配った。
やまびこ運動は、行楽シーズンに入り、車で遠出する機会も増える八月を前に、毎年行われている。
今年は今月19日から25日までとなっていて、その間、街頭啓発のほか、広報車でのPRも行うことになっている。
上伊那では、今年1月1日から今日までの間に、交通死亡事故が7件発生していて、7件すべてが、高齢者が関わる事故となっている。 -
伊那地域 今年最高気温
20日の伊那地域は、最高気温34度を記録し、今年最高の暑さとなった。
伊那市の市民プールには、親子連れなどが訪れ、水遊びを楽しんでいた。
長野地方気象台によると、20日の伊那地域の最高気温は34度となり、今年一番の暑さとなった。
これは、平年より6.4度高く、八月上旬並みとなっている。
県内では、飯田市南信濃の35.4度、飯田市の34.5度に次いで3番目に高い気温となった。
長野地方気象台では、これから1週間、伊那地域では30度を超える暑さが続くと予想している。 -
「日本一うまいコメ目指す」シンポジウム
日本作物学会北陸支部による、長野県産のコメの日本一を目指すシンポジウムが17日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
これは、北陸作物・育種学会が開いたもので、大学や農業関係者、信州大学農学部の学生など約90人が参加した。
シンポジウムは、「日本一うまいコメを目指す」をテーマに開かれた。
長野県産の米を海外も含めたマーケットに売り込むためのブランド作りを考えるきっかけにするため、生産者や技術者など5人が話をした。
このうち、県農政部農業技術課専門技術員の谷口岳志さんは、長野県原産地呼称管理制度の認定米について話した。
谷口さんは、「生産者とタイアップして認定米の認知度を高めながら、生産量を上げる努力が必要」と話していた。
また、生産した米が認定米になっている飯山市の農家、金崎隆さんは、米の販売について話した。
金崎さんは、独自ブランドの米を、国内販売だけでなく海外にも輸出していて、「認証制度を付加価値として、さらにPRしたい」と話していた。 -
川の平穏願い千社参り
伊那市各地の神社などにお札を貼り、地区の安全を願う伊那市美篶青島の行事、千社参りが18日、行われた。
朝6時、美篶青島にある諏訪社の社務所に、神社総代や組長ら13人が集まり、各組が市内のどの地区を回るのかを決めるくじ引きをした。
くじ引きで担当する地区が決まると青島の全戸が参加し各組ごとに、車で移動しながら、千社札を貼っていった。
くじ引きで中央区を担当することとなった4組は区内の神社や石仏などを回った。
千社参りの始まりは定かではないが、江戸時代からではないかという説もある。
度重なる水害に苦しめられた三峰川沿いの青島の住民が川の平穏を願い始まったとされている。
昨年、市無形民俗文化財に指定され毎年7月20日の土用の入りの前後に行われている。
この日、千枚用意された千社札は午前中には全て貼り終えたという。
青島区では今後、効率よく市内をまわるため神社や石仏がある場所をまとめた地図を作ることにしている。 -
箕輪南宮神社で雨乞い行事「鹿頭行列」
約450年前から伝わる雨乞いの行事、鹿頭踊りの奉納が18日、箕輪町の箕輪南宮神社で行われた。
この行事は約450年前、干ばつに苦しんでいた人々が、箕輪町木下の南宮神社に雨乞い祈願のため鹿の頭を奉納したことが始まりといわれている。
18日は箕輪町福与と伊那市福島の保育園児や小学生25人が鹿の頭の形をした鹿頭をかぶり町内や神社境内を練り歩いた。
この踊りは昔の箕輪郷のうち天竜川をはさんで、東の福与、福島、西の大泉、大泉新田、大萱、富田の東西が1年おきに行っている。
子どもたちは頭にかぶった鹿頭を重そうにしながらも、しっかりとその大役をこなし地区に伝わる伝統行事に触れていた。 -
箕輪町消防団 ポンプ車操法の部で県大会へ
上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が18日、伊那市の富士塚運動公園で開かれ、ポンプ車操法の部で箕輪町が県大会出場を決めた。
大会には、上伊那8市町村の消防団の代表が出場した。
競技はポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の3種目。
選手たちは、日頃の練習の成果を存分に発揮し、優勝目指して競技に臨んでいた。
大会の結果、優勝はポンプ車操法の部は箕輪町、小型ポンプ操法の部は辰野町、ラッパ吹奏の部は辰野町。
優勝した団は8月1日に塩尻市で開かれる県大会に出場する。 -
夢ぽっけ歌謡教室が村に寄付
カラオケ愛好者が通う夢ぽっけ歌謡教室のメンバーが15日、コンサートで集めた寄付金10万円を南箕輪村に寄付した。
歌謡教室を主宰する久保田陽子さんと、教室に通うメンバー6人が村役場を訪れ、加藤久樹副村長に10万円を手渡した。
夢ぽっけ歌謡教室は、南箕輪村南原のうたごえ喫茶を拠点に現在活動していて、上伊那から80人ほどが通っている。
昨年と今年6月にチャリティコンサートを開き、会場に募金箱を設置したところ10万円集まり、今回、村に寄付することにした。
メンバーは、「カラオケは健康によい。高齢者福祉施設のカラオケ機材の充実に活用してほしい」と話していた。 -
南中生ホームステイ壮行会
夏休みにニュージーランドでホームステイする南箕輪中学校の生徒の壮行会が15日夜、南箕輪村民センターで開かれた。
ニュージーランドでのホームステイ・語学研修に参加するのは、南箕輪中学校の2、3年生8人。
壮行会には、生徒7人と保護者が出席した。
ホームステイ・語学研修は、南箕輪村の人材育成村民国外派遣研修事業の一つで、平成10年から行われている。
参加する中学生は、一人ひとり自己紹介し、「外国の文化や語学を学べるよう頑張りたい」「一つでも多くのことを学んできたい」と抱負を話した。
南箕輪村の加藤久樹副村長は、「目的のためにしっかり勉強し、元気な姿で帰ってきて、報告してもらうことを楽しみにしています」と激励していた。
中学生は、8月1日から12日までの12日間の日程でニュージーランドを訪れ、ホームステイをしながら現地の学校で語学研修などをするという。 -
箕輪中部小で読育講演会
箕輪町の箕輪中部小学校で16日、昔話をテーマとした読育講演会が開かれた。
これは、箕輪中部小学校のPTA教養部が保護者や地域住民を対象に開いた。
教養部では、毎年この時期に講演会を開いているが、今年は箕輪町で力を入れている読むことで豊かな心をはぐくむ取り組み「読育」の講演会を企画した。
講師には、筑波大学名誉教授で昔話を研究している小澤俊夫さんを迎えた。
小澤さんは、実際に昔話を話しながら、その構成や歴史などを説明した。
小澤さんは、昔話はお年寄りから子どもに語り伝えられてきたことを説明し、「昔話にはお年寄りの知恵と子どもが成長する過程で支えとなる大切な要素がたくさん詰まっている」と話した。
また、「昔話を子どもに話す時には、お父さん、お母さんの生の声で読んであげてほしい。そうすることで、子供は自分が愛されていると実感する。それが将来の糧になる」と話していた。 -
市民有志の会「のぞみ(希望)の会」発足
市民が豊かに生きるために、伊那市の行政などについて勉強する市民有志の会「のぞみ(希望)の会」が16日夜、発足した。
市民有志約40人が参加し、伊那市のいなっせで設立総会が開かれた。
この会は、今年4月の伊那市長選挙に出馬した野口俊邦さんを支援した団体「みんなの会」が中心となり、設立準備を進めてきた。
新たな会として広く市民に参加を呼び掛け、市民が地域の主人公として豊かに生きるために、生活にかかわる情報を集め、勉強していくことを目的としている。
会長は小林史麿さん、副会長2人のうちの1人は野口俊邦さんが務める。
小林会長は、「地域の民主的発展のため何をなすべきか論議できる意義は非常に大きい。会合や情報交換をしながらより実のある会にしていきたい」と話していた。
のぞみの会では今後、住民のネットワーク作りや勉強会、住民要求などの事業を行う。
今月29日には、第1回政策研究会として「市長選総括・政策編」を開く予定。 -
関東甲信越梅雨明け
気象庁は17日、関東甲信地域が梅雨明けしたとみられると発表した。
長野地方気象台によると、今年の梅雨明けは、昨年に比べて3日遅いものの、平年より3日早いという。
梅雨明けとなった17日、伊那地域は最高気温が30度を超す真夏日となった。
そんな中、南箕輪村の大芝高原味工房では、17日から一風変わった涼しげなサービスが始まった。
子ども達が足を浸けている水槽の中には魚が泳いでいる。
味工房が新たに始めたのは、魚を使った癒しのサービス「フィッシュセラピー」。水槽に入っているこの魚は、トルコ原産の熱帯魚「ガラ・ルア」、通称ドクターフィッシュ。
ガラ・ルアは、人間の古い角質を食べることから、トルコやドイツでは皮膚病の治療に使われている。
水温は30度ほどと冷たすぎず、約800匹の魚が足に寄って来ては角質をついばむ。
このフィッシュセラピーは、8月いっぱい実施する予定で、15分間500円で体験することができる。 -
箕輪手筒会が花火を打ち上げ練習
みのわ祭りで手筒花火を披露する箕輪手筒会は、16日夜、箕輪中学校のグラウンドで打ち上げ練習を行った。
この日は、松島保育園の園児を招待して、手筒花火や仕掛け花火などの練習を行った。
箕輪手筒会は、地域の活性化を目的に平成14年に発足し、毎年みのわ祭りで花火を披露するほか、全国各地でも活動をしている。
手筒花火13本とミニスターマインやナイヤガラなどの打ち上げ練習をした。
招待された子ども達は、本番よりも規模は小さいものの、迫力ある花火に大きな歓声をあげていた。
箕輪手筒会は、31日のみのわ祭り当日、午後8時頃からみのわ天竜公園で、今回の10倍近い規模の花火を披露する予定で、手筒会では「多くの人にきてほしい」と呼びかけている。 -
伊那ファイターズ全国大会へ
中学生の硬式野球チーム、伊那ファイターズは、8月に開かれる全国大会に出場する。
17日は、伊那市ますみヶ丘の信英球場で練習試合が行われた。
伊那ファイターズは、主に伊那市内の中学生を対象にしたリトルシニアの野球チームで、現在35人が所属している。
6月から7月にかけて開かれた日本選手権信越大会で準優勝し、16年ぶり2度目となる日本選手権出場を決めた。
伊那ファイターズが出場するリトルシニア日本選手権大会は8月2日から東京都の神宮球場で開かれる。
伊那ファイターズは、初戦、北海道代表のチームと対戦することになっている。 -
インド・ネパール料理店でフラメンコライブ
南箕輪村久保のインド、ネパール料理店、アンナプルナで17日、フラメンコライブが開かれた。
フラメンコライブは、伊那市高遠町のフラメンコグループ「ラス・デュエンデス」で講師をしている羽生田 由佳さんが開いた。
17日は羽生田さんと娘の希規(きき)さんが踊った。
グループの中に、この店で働いているメンバーがいたことからライブが実現した。
店には、フラメンコファンや、常連客などおよそ30人が訪れた。
娘の希規さんも4年ほどフラメンコを習っていて、難しい振付の踊りを披露していた。
グループ名のラス・デュエンデスは小悪魔な女達という意味で、見ている人を引きつける様な踊りでお客さんを魅了していた。
フラメンコグループ「ラスデュエンデス」は、来月開かれる伊那まつりでも、フラメンコの衣装で踊りに参加するという。 -
駒ヶ根市中沢の郷土学習会が美篶小資料館視察
駒ヶ根市中沢の中沢公民館を拠点に郷土の歴史や文化を学んでいる「郷土学習会」の会員16人が15日、伊那市の美篶小学校資料館の視察に訪れた。
この会は上伊那地域の歴史や文化などを学んでいる。
中沢地区には、美篶小資料館と同様に、中沢小学校の敷地内に旧中沢小の木造校舎を利用した民俗資料館がある。
中沢の資料館は駒ヶ根市が管理しているが、美篶小資料館の運営方法を学ぼうと視察に訪れた。
美篶小資料館の赤羽仁館長は、地区住民で組織する運営委員会で管理運営していることなどを説明し、「自主管理、自主運営をし、古いものを今に生かす努力をしている」と話していた。
訪れた学習会の人たちは、副館長の矢島信之さんの説明を聞きながら、資料館を見学していた。 -
懇談会「市長と語りた伊那」始まる
地域の活性化や振興策について、市長と地域住民が話し合う懇談会「市長と語りた伊那(いな)」が、伊那市長谷地区を皮切りにスタートした。
初回となった15日夜は、長谷の気の里ヘルスセンター栃の木を会場に、地区住民70人が集まった。
テーマは、定住対策と鳥獣対策。
白鳥孝市長は、定住対策について、「長谷の良さを子どもに伝えていくことが、いづれこの地に戻ってきてくれることにつながる」と口火を切ると、参加者からは、「市が家主との間に入って空き家対策を進めるべき」「高齢者が携わる地域密着型の観光を進めるべき」といった意見が出された。
これに対して白鳥市長は、「空き家対策は大賛成。ゼロ地場人気で大勢の人が来ているので、今のチャンスを上手に使って積極的な提案をしてもらえれば、市も後押しをしたい」と答えた。
一方、長谷地区に温泉が必要との意見に対しては、今あるものを上手に発信していくことが大切竏窒ニして反対の考えを示した。
ある参加者は、「空気と環境が良いだけでは人は定住しない。働く場所の確保が必要」と話した。
これに対し市長は、「企業誘致はトップセールスで積極的に行なうが、製造業だけが働く場所ではない。観光が今の10倍になれば、産業として働く場所の確保につながる」と述べた。
有害鳥獣対策について、白鳥市長は、「緑が減ると災害につながる恐れがある」として、固体数調整の必要性を訴えた。
参加者からは、「北海道犬は有効。全国の成功事例を収集してほしい」とする意見があった。
また、市の公式ホームページの更新の遅れや情報量不足を指摘する声に対しては、「早急に対応を検討したい」と述べた。
この懇談会「市長と語りた伊那」は、現場主義と対話重視の市政を公約に掲げ当選した白鳥市長の想いでスタートしたもので、年内に市内12カ所で計画されている。
次回は、28日に高遠地区で開催されることになっている。 -
大芝高原音頭ニューヴァージョン振付講習会
8月の大芝高原まつりに向け、パレードで踊る大芝高原音頭ニューヴァージョン2006の振付講習会が、15日夜から始まった。
南箕輪小学校の体育館で振付講習会が開かれ、小学生や保護者ら約90人が熱心に練習した。
振付講習会は、振付を覚えて多くの村民にパレードに参加してもらおうと、まつり実行委員会が開いた。
参加者は、インストラクターから振付を教わり、音楽に合わせて練習した。
小学生たちは、竹の鳴り物を手に、元気に踊っていた。
振付講習会は全2回の予定で、次は8月5日午後7時から、南箕輪小学校体育館で開かれる。
まつり実行委員会では、「多くの人に参加してほしい」と話していた。 -
倒産予防と再起への道を説く
経営者に倒産予防と再起への道を説く「八起会」会長の野口誠一さんの講演会が15日、伊那商工会館で開かれた。
講演会は、伊那法人会主催で、上伊那の経営者ら約100人が訪れた。
野口さんは、25歳で輸出玩具メーカーを設立し、年商12億円企業の社長となった。しかし1971年のドルショックにより会社が倒産した。
倒産の苦しみを糧に、再び立ち上がろうと倒産者の会「八起会」を興し、54歳の時には経営の指導やサポートを行う会社を設立して再起を果たした。
講演の中で野口さんは、「倒産は経営の失敗であって、人生の失敗ではない。1番恥ずかしいのは、転んで立ち上がれないこと。自分の苦手と思うことをやり、自分自身を変えていくことが大切」と話した。
最後に、「企業3社のうち1社は、倒産予備軍だということを忘れないで下さい」と、訪れた人達に訴えていた。 -
伊那西部保育園の園児が箸づくり
伊那市の伊那西部保育園の園児27人が16日、地元のヒノキを使って自分の箸づくりに挑戦した。
園児たちには、棒状になっているヒノキが配られた。
東春近にある「井上木工所」の井上賢一さんが、箸のもととなるヒノキを準備し、作り方を指導した。
園児たちは、やすりを使って棒の表面のざらつきをなくし、形を整える作業をした。
やすりをかけることで、仕上げに塗る漆がのりやすくなるという。
やすりをかけた箸には、漆を塗り、3カ月ほどかけてにおいを抜く。
出来上がった箸は、10月に開く収穫祭で初おろしする予定。 -
天竜橋さらに橋脚沈下
伊那市福島と南箕輪村北殿を結ぶ天竜橋の橋脚が更に15センチ沈下したことがわかった。
15日の時点で35センチ沈下していて、16日までに更に15センチ沈み、トータルの沈下幅は、50センチとなった。
こうした事態を受け、国土交通省天竜川上流河川事務所は、天竜川左岸に一つ1トンの土のうを264個、右岸には、500個を超える量を15日午後6時から設置し、17日までに作業を終えた。
これは、万が一、橋が落ちた場合、周辺の水位が上昇し氾濫する可能性があるためで、土のうは1メートル50センチほどの高さになっている。
村では、通行不能となった天竜橋の上流に建設中の新しい天竜橋の、歩行者に限った暫定的な利用について、村内全戸への案内の送付を初めた。
NTT東日本は、万が一の橋の落下に備え、天竜橋を通していた2,600回線分の電話やインターネット回線用の光ファイバーケーブルを新しい橋に移す作業を終え、20日位までに切り替え作業を終わらせる予定。現場には、電話が不通になった場合に備えて、衛生通信移動無線車が待機している。
尚、もともと新しい橋が出来た時点で撤去される予定だった天竜橋は、危険防止のため、撤去時期を予定より早めることになった。 -
伊那市が飯田市に給水車派遣
伊那市は、大雨により大きな被害が出ている飯田市からの要請に応え、16日救援部隊を送った。
今回の大雨による被害で、飯田市では、給水停止になる可能性が出てきたため、伊那市は、災害救援派遣として、給水車2台と水道部職員4人を派遣した。
出発を前に、原秀夫水道部長は、「十分注意をして、期待に応えられるようがんばってきて欲しい」と職員を激励した。
伊那市からの救援部隊は、飯田市内に飲料水を供給している浄水場が被害をうけたため、別の浄水場からピストン輸送で水を運ぶ任務に就いたという。 -
わが家のセーフティーリーダー委嘱式
小学生の防犯意識を高めてもらうための取り組み「わが家のセーフティーリーダー」の委嘱式が14日、伊那市の伊那東小学校で行われた。
この取り組みは、子どもたちの健全育成などを目的に伊那警察署などが行っている。
伊那東小学校の6年生100人がセーフティーリーダーに委嘱され、伊那警察署の依田公雄署長が児童1人1人の首にリーダー証を掛けた。
伊那署の署員は「学校や社会のルールを守り、守らない人には注意をしよう。友だちや家族が安心して暮らすためには、どうすればよいか考え、行動しよう」と児童に呼びかけていた。
式では児童代表の上島千枝さんが「一人ひとりの力は小さいですが、6年生全員が自覚を持ちがんばります」と誓いの言葉を述べた。
セーフティーリーダーとなった6年生は、決まりを守るなど下級生の見本となるような学校生活を送ると共に、犯罪や事故に巻き込まれないため防犯意識を高めていきたいとしている。 -
読育ボラ養成講座開講
絵本の読み聞かせや読書によって子供の豊かな心を育む「読育」を進める箕輪町で14日、読み聞かせボランティアを養成する講座が開講した。
講座は読み聞かせをしたことがない初心者を対象に箕輪町図書館が初めて開いたもので、28人の申し込みがあった。
初回は、飯田市の上郷図書館の元館長下沢洋子さんが、ボランティアの心構えや絵本の持ち方、ページのめくり方など読み聞かせの基本を指導した。
下沢さんは、絵本はまっすぐ立てて持ち揺らさないこと、物語に合わせて読む速度やページをめくる速さを変えることなどをアドバイスしていた。
箕輪町図書館では、50人の読育ボランティアが活動しているが、小中学校や保育園からの要望が増えていることから、本年度は新たに30人程度ボランティアを増やしたいという。
講座は8月まであと2回開かれ、読み聞かせに適した絵本の選び方やグループ実習などを行うことになっている。