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駒ケ根市高齢者クラブ連合会チャリティ芸能祭
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は17日、第9回チャリティ芸能祭を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員約360人が集い、単位クラブごとに歌や踊りなどの出し物を披露し合って楽しんだ=写真。開会に先立って、会員らの参加費から経費などを差し引いた6万円が駒ケ根市社会福祉協議会に寄付された。
ステージには会員らのグループが次々に登場して民謡や歌謡曲、童謡などを歌ったり曲に合わせて踊ったりしたほか、三味線や太鼓などの見事な演奏を披露した。演奏が1曲終わるごとに会場のあちこちから「うまい」「いいぞ」などと大きな声援と拍手が飛んでいた。 -
小松養蜂園で蜜(みつ)ろうのえと作り始まる
12月を前に17日、伊那市御園の小松養蜂園で来年のえと「亥(イノシシ)」を模った蜜ろうのオブジェづくりが始まった。赤や黄、緑など、鮮やかな色をしたイノシシたちが、徐々に迫っている新し年の足音を告げている=写真。
えとの蜜ろうづくりは12年目。毎年袋詰め作業などを伊那市共同作業の家に依託し、12月ころから市役所などで販売。収益を共同作業の家の利用者に還元している。
約3年前からは、型抜き作業の一部を共同作業の家の利用者も手伝っており、この日も2人の利用者が、代表の小松実治さん(74)から、やり方の指導を受けた。
今年は大小2種類の型を作り、小さい方は子どものイノシシを模った。小さいものには芯(しん)を通したものもあり、ロウソクとして用いることもできるようになっている。
出来上がったイノシシを見た利用者たちは「かわいい」「親子みたいでいい」などと話していた。
今月下旬に市内の共同作業所の利用者が袋詰めを行い、12月から販売を開始する。ふれあいバザールなどでも販売する予定。
問い合わせは伊那市共同作業の家(TEL73・2489)へ。 -
特別養護老人ホーム「みすず寮」のお年寄りに、伊那北小の児童がピアニカ演奏と合唱をプレゼント
音楽通じてお年寄りと交流しよう竏窒ニ、伊那北小学校の6年生70人が17日、伊那市美篶の特別養護老人ホーム「みすず寮」でピアニカ演奏と合唱を披露した。児童らは軽快な曲や昔懐かしい童謡など5曲を演奏し、お年寄りを楽しませた。
人権週間に合わせた取り組みの一環。6年生では、世代も生活も異なる年長者との交流を通して普段の生活では学べない多くのことを学ぶため、みすず寮での演奏会を企画した。児童らは、5年生の時から学年全体でピアニカ演奏を練習しており、学外の音楽祭でも演奏を披露した経験があるが、福祉施設での演奏は初めて。同施設に勤務した経験のある職員から話を聞き、どんなことをすればお年寄りらが喜ぶかなども考えた。
この日は『翼を下さい』『Sing Sing Sing』『ふるさと』など、さまざまな曲調の5曲を演奏。ピアニカ演奏は、リズミカルな音楽と共に演奏パフォーマンスも披露し、会場をわかせた。
涙を流しながら演奏に聞き入るお年寄りもおり、演奏終了後に「みなさんがこうして来てくれるのがありがたい。また来てね」などと語りかけていた。 -
はら美術で野溝嘉彦さんが個展を開催
山のある田舎の情景を描く洋画家・野溝嘉彦さん(70)=伊那市東春近=の個展が16日から、伊那市旭町のはら美術で開かれている。郷愁を感じさせる風景画約50点が、訪れた人の目を楽しませている。
一水会や日展などのへの出展してきた野溝さん。数年前から、多くの人に見てもらいながら作品を描いていきたい竏窒ニ、公募展への出展をやめ、各地で個展を開きながら製作活動を続けている。
今回は「やすらぎの風景」をテーマに、伊那路や木曽路、安曇野などを描いた新作を中心に展示。雪のある情景をとらえたものも多い。山間の集落が厚い雪に覆われている作品などは、そこにある人々の営みまで映し出しており、雪景色でありながら温かみを伝えている。
野溝さんは「かやぶきなどを中心とした田舎の原風景。見過ごされているような素晴らしい風景をもう一度見直してもらえれば」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。21日まで。 -
いも焼酎みのわ
ラベルに遊び心12月12日発売の上伊那産サツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」。箕輪町焼酎いも生産組合の「いも焼酎みのわ」はラベルに遊び心が隠されている。
昨年、焼酎用サツマイモ「黄金千貫」を栽培し、箕輪産いも焼酎第1号「いも焼酎 50周年“みのわ”」を限定販売した。
ラベルデザインの基本は昨年と同じだが、「みのわ」の文字が0・3ミリ太い。さらなる発展を願い1年ごとに「みのわ」の文字が少しずつ太くなる趣向。「長続きするように考えた」という。
2年目の今年は、黄金千貫使用「すっきりとした味わい」の緑ラベルと、紅あずま使用「まろやかな味わい」赤ラベルの2種類。1本1250円。「注文は早めに取り扱い店へ」と話している。
販売店はAコープみのわ店、Yショップすぎやま、こうじや酒店、若林酒店、良酒倉庫箕輪店、角太島田屋、ベルシャイン伊北店、ジャスコ箕輪店、ながた荘、ながたの湯。 -
小学校に自殺予告メール届く
伊那市内の小学校に16日朝、自称中学2年生から「死のうと思います」と、実行日17日午後5時を指定した自殺予告メールが届いた。市教育委員会は「(調査の結果)生徒を特定できなかった」としながらも、午後6時50分時点で、該当すると思われる中学校の2年生全員の帰宅を確認した。
メールは15日午後0時41分、携帯電話から小学校のパソコンに送信。メールには「中2です。小学校5、6年といじめにあって、先生にも伝えたけれど、聞いてもらえなかった。冷たいあの時の先生を困らせるために死のうと思います」とあった。
校長がアドレスに返信したが、すでに消され、連絡が取れなかった。携帯電話会社に依頼し、発信元を追跡している。
市教委によると、該当中学生約70人に対し、担任らが携帯電話の有無、いじめなどについて聞き取ったが、当時のいじめの報告はなく、当時の担任などからも「思い当たる節はない」と報告があった。
該当すると思われる中学校では17日朝、全校集会を開き、校長が生徒に命の大切さを訴えるなどの対応を取った。生徒たちは午後4時半まで学校にいたあと、担任の付き添いで下校した。
北原教育長は「各校へいじめには注意を払ってほしいと指示している。今後、いじめや虐待の相談体制を取りたい」と述べた。
いたずらの可能性があることについて、該当中学校長は「(いたずらであれば)教育活動を阻害することであり遺憾」とした。
メールを送信したと思われる中2生徒の出身小学校によると、5、6年生時に同生徒とかかわった教員から聞き取りをしたが、いじめの事実はなかったという。同校長は「これがいたずらであってほしいのが本心」と話している。 -
第55回記念・県縦断駅伝大会 きょう号砲
第55回記念・県縦断駅伝競走大会(県陸上競技協会など主催)は18、19日、長野市から飯田市までの21区間218・7キロである。昨年3年ぶり、33回目の優勝を果した「上伊那」は、連覇を目指す。16日夜、伊那市役所で決断式があり、監督や選手らが意気込みを語った。
清水良三監督(NEC長野)は「地元での大きな声援が選手たちの力になる。今年も後押しを受けながらゴールしたい」とあいさつ。丸山信一主将(同)は「個々の力を発揮すれば優勝できると思うので頑張りたい」と述べた。
本年は中学生区間を1区間増設したことや、郷土を離れたランナーを活用できる「ふるさと選手制度」の導入が勝負にどう影響するかが注目。上伊那は、ふるさと選手を起用しないが、前大会チームより総力は上回っていると関係者は話す。
選手は初日、岡谷市を目指して午前8時30分、長野市をスタート。地元入りするのは、19日午前9時40分ごろの予定になっている。 -
ひとり暮らし高齢者が寄せ鍋囲んで
あったかお鍋で、体も心もポッカポカ‐。宮田村社会福祉協議会は17日、ひとり暮らし高齢者の食事交流会を開いた。10人が参加。旬の味覚ふんだんの寄せ鍋に舌鼓を打った。
タラにシャケ、鶏肉にエビなど豪華食材がずらり。マイタケにシメジ、白菜にネギと野菜類も豊富で、高齢者は「ゆずの香りもして本当に美味しい」と喜んだ。
鍋を囲んで会話も弾む。ひとりで食べるのとは違って、心の芯まであたたまった。
同交流会は2カ月に1度開き、季節の料理を満喫。時には参加者自ら腕を振るって、交流を深めている。 -
東保育園の七五三
宮田村東保育園の年中、年少園児は16日、七五三を祝い、中越区の諏訪神社を参拝した。千とせ飴もなめ、「元気でいい子になりますように」とお参りした。
手をあわせてお祈りする園児たち。夢や希望を頭に浮かべ願い事した。
千とせ飴ももらって、みんな大喜び。寒さも忘れて、伝統の行事に親しんでいた。
年長園児は大原区の天満宮で七五三を行った。 -
暴力団員に販売中止命令
駒ケ根署は16日、駒ケ根市に住む指定暴力団6代目山口組川合組小林組傘下組織の無職久保田浩二幹部(36)に対し、暴力団の名前を出してえとの置物を不当に売りつけるなどの行為の中止を命令した。
同署の調べによると久保田幹部は10月28日午後7時半ごろ、駒ケ根市内の飲食店内で店の女性経営者(38)に対し、地元暴力団の名前を出して「えとの置物を買ってくれ。付き合いだ。1個1万5千円だ」などと言って置物を買わせようとした疑い。 -
エーデルこまがね文化祭
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスを併設する駒ケ根市赤穂上赤須の「エーデルこまがね」は利用者や職員らの作品を展示する文化祭を22日まで開いている。絵画、手芸、生け花、絵手紙、書道、写真などの作品約100点が並び、利用者らが出来栄えに感心しながらじっくりと眺めている。
16日はお手玉遊び教室が開かれた。ケアハウスとデイサービスの利用者ら約30人が集まり、日本お手玉の会の会員の指導を受けながら笑顔でお手玉に興じた=写真。ゴムひもを結んだ特製のお手玉をプレゼントされた利用者らはヨーヨーのように手の平で突きながら「これなら落とさないで済むね」「ボケ防止のいい運動になる」などと言いながら童心に帰ってお手玉遊びを楽しんでいた。
19日にはカラオケ大会、20日にはお茶会が開かれる。 -
上伊那地区教育懇談会
県教職員組合上伊那支部が主催する06年度上伊那地区教育懇談会が15日夜、駒ケ根市の赤穂南小学校を会場に開かれた。同市竜西地区の小中学校PTAや教職員など約100人が参加し、学校や家庭での教育のあり方や問題点などについて意見を交わした。
今年度のテーマは「子どもたちに素晴らしい未来を贈るために」。全体会では問題提起として伊那養護学校の教諭らが問題点を報告したほか、上伊那教育白書で取り上た子どもや親に対するアンケートの結果についての報告などが行われた。
4分科会に分かれての討論で参加者らは「褒めることが大切なのはよく分かるが、いけないことを見逃さずにしかることはさらに大切」「欲しい物を買い与えられることに慣れているために我慢ができない子が多い。それがいじめやニートの問題にもつながっている」などと真剣な表情で意見を出し合っていた=写真。
懇談会は29日まで上伊那各地の15会場で開かれる。 -
別荘ローラー作戦
11月の指名手配被疑者捜査強化月間に合わせて駒ケ根警察署は16日、同市菅の台の別荘地を対象にオウム真理教被疑者についてのチラシなどを配布するローラー作戦を実施した。
同署警備課の鈴木眞一郎課長ら5人と別荘地を管理する駒ケ根市職員2人が手分けして182戸の別荘すべてを巡回し、オウム真理教被疑者3人の顔写真入りのチラシと防犯診断カードを手渡して「不審な人物を見かけたらぜひ警察に通報してください」などと呼び掛けた=写真。
別荘地に住む伊藤操さんは「やはり空き巣が心配。うちも以前被害に遭ったことがある。それに最近はクマも怖い」と話していた。
別荘地はシーズンオフに入り、滞在する人は少なかったことから、署員らは空き巣の被害などがないか1軒1軒確かめながら巡回していた。 -
小中学生の税に関するコンクール入選者決まる
小中学生を対象にした税に関する書道、標語、作文コンクールで、宮田村関係分の入選者が決まった。標語で、宮田中3年の澤下久仁香さんが伊那税務所長賞(優秀)を受賞。書道で宮田小6年の新井美香さん、作文で宮田中3年の所沢奈々さんがそれぞれ伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞に輝いた。
租税教育推進協議会、納税貯蓄組合連合会などが主催。
今年は村内から中学生の標語292点、作文14点、小学生の書道に323点の応募があった。作文を除く入賞作品は村役場ロビーに展示している。
入賞者は次の皆さん。
【小学生書道】▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=新井美香(6年)▽同銀賞=草間洵奈(同)小田切雄、村沢茉美(以上5年)安田彩華(4年)
【中学生標語】▽伊那税務署長賞優秀=澤下久仁香(3年)▽同佳作=小野ちはる、浜田康貴(以上2年)▽上伊那地方事務所長賞=北原加奈(同)▽関東信越税理士会伊那支部長賞=大澤すずみ(同)▽宮田村租税教育推進協議会長賞=芦部俊也、保科蘭、上田成剛(以上3年)田中大貴(2年)高坂栞(1年)
【中学生作文】▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=所沢奈々(3年) -
園児に生音聴かそうと、父親バンド保育園で初ライブ
パパの演奏、カッコイイ‐。宮田村東保育園に我が子が通う父親4人が、園児たちに生の音楽を聴かせてやりたいとバンドを結成した。15日の園児誕生会で初演奏。耳なじみの曲に、子どもたちも・スノリノリ・スでライブを楽しんだ。
ギターの松田陽平さん、清水雅樹さん=ともにつつじが丘区=、ベースの小沢英治さん、ドラムの宮本雄一さん=ともに町1区=でバンドを組み、その名も「DaddyFour」(父親4人衆)。
父親参観の時に学生時代にバンドをやっていた話で盛りあがり、意気統合した。
この日の誕生会には、ギターとベースの3人が出演。大塚愛やゆずのヒット曲などを演奏した。
最初は大きな音に目を丸くしていた園児たちだが、耳なじみの曲に体を揺すったり、手を叩いたりして満喫。友達と手をつないでダンスする姿もあった。
「初めは不安だったけど、こんなにみんな
喜んでくれて」と3人。「普通にバンドをやるだけでは、子どもたちとのふれあいはできなかったはず。このような機会を与えてもらって、本当にうれしかった」と話した。
今後も練習を続け、保育園や地域の行事など出演したい考えだ。 -
宮田小児童会祭り
宮田村宮田小学校の児童会祭りは15日開き、各委員会が趣向を凝らした体験型の・スお店・スを出店。全校児童が楽しみながら、児童会活動を知った。
クイズやゲームなど多彩な催しを12の各委員会が企画。高学年がなかよし学級の低学年児童を引率して、それぞれまわった。
新聞委員会は、普段読んでいる小学生新聞の記事から出題し、答えてもらう「新聞読もう屋」を開いた。来場者は難問に四苦八苦。それでもグループで協力しながら、答えをひねり出していた。
給食委員会は、豆々つかみを企画。時間内に何個はしでつかめるか争う競技で、器用にはしを使いこなす児童の姿もみられた。
美化委員会はゴミの分別、ふれあい委員会は車イス体験など、社会に目を向けた内容も多くあった。 -
南箕輪村ナイターソフトボール連盟リーグ戦閉幕
南箕輪村ナイターソフトボール連盟の06年度リーグ戦が14日、閉幕し、表彰式が村公民館であった。
リーグ戦は5月10日から9月5日まで。15チームが参加し、全105試合あった。第2回連盟会長杯争奪トーナメント大会は9月11日から10月6日まで。
結果は次の通り。
◆リーグ戦
(1)スパークス、タイヤテック伊那12勝2敗(3)南原ソフトクラブ11勝3敗(4)北殿一心会、沢尻ナイターソフト10勝4敗(6)久保ソフトクラブ、大泉ホエールズ9勝5敗
◆トーナメント大会
(1)北殿一心会(2)久保ソフトクラブ(3)タイヤテック伊那、塩ノ井 -
【記者室】親と同じ仕事に就きたいか
県教職員組合上伊那支部が今年、郡内の小6と中1の児童・生徒とその保護者計610人を対象に職業に関するアンケートを行った。興味深かったのは「親と同じ仕事に就きたいか」に対して「はい」と答えた子どもは40%前後、「同じ仕事に就かせたい」とする親が約50%前後竏窒ニいう結果だ▼これを多いと見るか少ないと見るかは意見の分かれるところだろう。だが親の答えが半々というのは、子どもに同じ苦労をさせたくない竏窒ニの思いが透けて見えてくるようで感慨深い▼「就きたくない」の理由に多くの子どもたちが挙げたのが「やりたいことがあるから」。夢や希望に向けて努力するのは大いに結構。少々寂しいが「それなら頑張れ」と応援してやりたくなる。(白鳥文男)
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旭松食品中間決算
旭松食品(本店・飯田市)は16日、07年3月期中間決算を発表した。
納豆部門が好調に推移したことから連結売上高は87億1千万円(前年同期比2・4%増)、経常利益は固定費削減などで前年同期より30・1%増の5700万円。中間純利益は300万円となった。
部門別売上高は、凍み豆腐部門が21億9600万円(前年同期比3・4%減)、加工食品部門が20億4400万円(同5・3%増)、納豆部門が35億6700万円(同5・5%増)など。
通期予想は、売上高183億円、営業利益、経常利益ともに2億7千万円、当期純利益1億2千万円を見込む。 -
いなっせに巨大クリスマスツリー登場
伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」正面玄関に巨大クリスマスツリーが登場竏秩B16日夜に点灯式があり、子どもたちのクリスマスソングが響いた。12月25日まで飾る。
ツリーは、高さ5・5メートルのモミの木。いなっせのオープン3周年を記念し、管理組合が設置した。電球1300個のほか、リースやベルなどを飾り付け、毎日午後4縲・1時に点灯する。
カウントダウンで点灯し、伊那小学校合唱団約35人が「赤鼻のトナカイ」など3曲を歌った。
ツリーは、市内小沢の小坂洋一さん(68)が寄贈したもの。50年以上前に用意したクリスマスツリーを庭に植えたところ、大きくなりすぎ、困っていたという。小坂さんは「おやじやおふくろの思いが詰まった木。きれいに飾ってもらい、感激している」とツリーに目を向けた。 -
まちじゅう美術館の審査で入賞35点決まる
伊那商工会議所・商業連合協議会は16日、伊那商工会館で「第5回まちじゅう美術館」の審査会を開いた。会頭賞をはじめとする入賞作35点を決めた。
まちじゅう美術館は、商店街に市内の保育所・幼稚園年長児から募集した絵を飾る取り組み。「私の好きなお店」「私の家族」をテーマに、32保育園・幼稚園から691点が集まった。市町村合併で、高遠町・長谷にも呼びかけたため、前回より115点多かった。
審査には主催者役員、地元の洋画家須沢重雄さんの10人が当たり、子どもらしく伸び伸びと表現できているかを基準に見て回った。
「好きな店」は食べ物屋さんが人気で、ふわふわのおいしいパン、赤やオレンジ、黄など色鮮やかな花、棚にずらりと並んだ本など個性あふれる作品がそろった。クレヨンや絵の具などのほか、折り紙をはり付けた作品もあった。
表彰式は23日、伊那商工会館で開く。
応募作品は23日縲・2月25日、伊那地域の中心商店街に展示。例年、年末年始にかけていたが、各店で正月の飾り付けがあるため、クリスマス商戦までとした。
主催者は「子どもたちのかわいい絵が並ぶ。美術館めぐりをしながら、買い物や飲食を楽しんでほしい」と呼びかけた。
入賞者は次の通り(敬称略)。
▽会頭賞(5人)=うしくなおと「ぼくのすきなおみせはほんやさん」(富県北部)ふくよちさき「かぞくでたのしいおふろだよ!」(緑ケ丘)ふくざわはるや「かぞく」(上の原)とのうちたくと「かわいいあかちゃんがたのしみなかぞく」(西春近北)たばたかすみ「わたしのすきなケーキやさん」(富県南部)
▽副会頭賞(10人)=いずみみゆう(伊那北)ゆざわゆう(高遠第四)みやじままき(つくしんぼ)こばやしゆうすけ(伊那西部)ほんだりかるどきよし(上の原)のじゆき(緑ケ丘敬愛)こまつものか(西春近南)すずきももこ(伊那)きゃくのふう(天使)なかむらさゆき(東春近中央)
▽部会長賞(20人)=かにさわけいた(大萱)まきたとしあき(手良)みさわまゆう(伊那北)みやざわりく(美篶東部)はしづめしえみ(西春近中央)かわしまやまと(西箕輪南部)きりやまゆりこ(西箕輪北部)おおぐちめい(長谷)おのとぎそういちろう(竜南)ほそのしゅんいち(伊那東)いのうえまゆか(新山)むかいやまあやめ(竜北)くさのゆうじ、あおきやまと(竜東)はしもとさき(美篶西部)ふくはらたつや(高遠第一)きたはらひろゆき(高遠第二)(竜東)やまぎしゆりな(美篶中央)たなかみゆき(東春近南部)ながたげんき(竜西) -
まちづくり大賞表彰式
地域ボランティアの花いっぱい運動を顕彰する伊那市の「まちづくり大賞」の表彰式が15日、市役所であった。
小坂市長は「花づくりのボランティア活動が活発になってきたのは喜ばしい。美しい伊那市で、さらに飛躍できるよう協力をお願いしたい」とあいさつ。努力賞以上の入賞団体・個人に表彰状などを手渡した。
最優秀賞に選ばれた「小沢花の会」の池田清和会長は「花が好きで、多くの人と交流しながら花を作っている。市民が喜ぶ花づくりをして、市発展のために協力したい」と述べた。
「まちづくり大賞」は97年度に旧伊那市で始まり、各地域で四季折々の花が咲き、市民らの目を楽しませている。今回は「花いっぱい」に高遠町・長谷を含む27団体・個人、新たに設けた「学校花壇づくり」(フラワーブラボーコンクール出場校除く)に2校の応募があった。
「小沢花の会」は芝桜で作る花富士をはじめ、サルビア、マリーゴールド、菊などで広域農道沿線などを彩り、花を通した市内外の住民と交流していることなどが評価された。 -
一の会がたかずやの里で夕食提供
伊那市飲食店組合の有志でつくる「一の会」(林孝司代表)が14日夜、富県の児童養護施設「たかずやの里」を訪れ、子どもたちのための夕食を作った。 夕食提供は今年で24年目。もともと組合として始めた取り組みだったが、諸事情で伊那飲食店組合としては継続を断念。それでも続けたい竏窒ニいう有志らが、年に1度、たかずやの里を訪れ、子どもたちに夕食を提供している。
今年は牛丼、マツタケの吸い物、サラダ、デザートの4品目約50食分を準備。牛肉は国産にこだわり、知人から仕入れたマツタケを使うなど、季節の食材なども用いた。
林さんは「実際自分たちも、同じ位の子どもや孫がいる。一緒に楽しめればと続けてやっている。楽しみに待っていてくれることが嬉しい」と話す。
6年生の女の子は「夕食提供の人たちが作ってくれるといつもと違う雰囲気で美味しい。忙しい中調理しに来てくれるのも嬉しい」と話し、食事を楽しんでいた。 -
第20回伊那社会保険委員大会
第20回伊那社会保険委員大会が15日、伊那市のプリエキャスレードであり、委員活動や保険・年金事業で功績のあった16個人2事業主を表彰した=写真。
委員活動の一層の推進を図ることを目的に、社会保険委員活動強化月間に行われている取り組み。今年は、伊南、伊那、伊北の3支部から約110人が集った。
唐澤敏治会長は「昨今の社会保険行政は年金や医療費など、さまざま問題が山積となっている。みなさんの事業所ではできる限り従業員の健康に努めてほしい」とあいさつ。
その後、諏訪東京理科大学経営情報学部の田中祐子教授による講演会もあった。
表彰は次のみなさん。
◇社会保険委員功労者▼社会保険庁官表彰=中原憲視(平沢製作所)▼長野社会保険事務局長表彰=伊藤深雪(イトウ電産)浜島久矩(伊那醤油)▼長野社会保険事務局保険課長表彰=里見登美子(赤羽電具製作所)中嶋宗之(ナンシン)今井勇(ハーモ)柴田達夫(康和会駒ヶ根竜東病院)▼会長・所長連名表彰=黒河内三記子(アドコマーシャル)藤澤敦子(藤澤)沖村直子(環境計画)北原周次(伊那ケーブルテレビジョン)加藤隆司(竹花工業駒ヶ根支店)鈴木順子(増田屋自動車工業)竹村三紀子(アイク)唐澤千洋(箕輪町商工会)半澤明夫(マブチ・エスアンドティー)
◇政府管掌健康保険事業功労事業主▼社会保険庁長官表彰=吉澤文男代表取締役(南信美装伊那)
◇厚生年金保険事業功労事業主▼社会保険長官表彰=渋谷敦士理事長(アルプス中央信用金庫) -
県縦断駅伝18・19日 「上伊那」チーム紹介(下)
初日の最長区間4区(若宮縲恟H和、16・4キロ)を走る、上伊那チームのニューフェイスだ。高校、大学時代は、出身地・上田市のチームで出場し、県縦断駅伝(県縦)は6回目となる。昨年までは、島根県で教員をしていたが、県縦に出るため帰郷し、上伊那農業高校で教べんをとっている。
「県内出身の一般ランナーにとって、県縦で走ることは夢の舞台。久々の県縦なので楽しみです。今すぐにでも走りたい気持」
上伊那チームの一員になるためには、選考大会(16キロ)で基準タイム内の記録を達成する必要があった。5千メートルを14分台で走る実力はあったが、選手に選ばれるため長距離に対応できる体力づくりに日夜、励んできた。
「(上伊那は)周りに強い選手がいるので上を目指す楽しみもあった。ベテラン選手が未だに活躍している姿は励みにもなり、頑張る力になりました」
初日の最長距離を任されることは、光栄なことだと言葉を噛み締める。「できる限り順位を落とさずに次ぎの選手へ、たすきを渡したい。自分の持っている力の中で好レースを」と、つなぎのレースを目指す。
最後に走った7年前、大学3年生の時に出場した県縦の3区(現4区)で、チームの足を引っ張った思い出を振り返る。「あの時と比べて精神的、実力的にも強くなった。同じ区間で前回の雪辱を果したい」と意気込みは十分だ。
伊那市御園 -
放課後、週末有意義に…家庭・学校・地域は何を
伊那市教育委員会などが主催する「放課後子ども体験フォーラム」は14日夜、同市駅前ビルいなっせであった。子どもたちの健やかな成長のため、放課後や週末に体験活動・学習指導をさせるために家庭、学校、地域は何をしていけばよいかを考えた。
学校職員、PTA、育成会、公民館関係者など約200人が参加。伊那教育事務所の山田敏郎生涯学習課長の基調講演や「子どもの居場所づくりはなぜ必要か」などについての全体討議があった。
山田課長は、運動能力や学力の低下、集団行動ができなくなっている子どもたちの現状を説明。「心の成長には地域での豊かな体験が不可欠」などとし、人と人とのつながりを持った地域社会づくりの必要性を訴えた。
最後に「人と人とのつながりは時代と共に薄れていっている。キーワードは人との交流を自分の立場でどう問い直す必要があるか」と呼び掛けた。
討議では「子どもたちの生活は忙しくなっている。多様な人との関わりが減っているので、生活体験の豊かさを求めたい」「人と接する機会をつくって、家でテレビゲームをするよりも楽しいと思える居場所づくりができれば」などの意見が出た。 -
県軽自動車協会伊那支部 交通事故防止のため寄贈
県軽自動車協会伊那支部(唐木章支部長・29社)は15日、伊那市の高齢者交通安全モデル地区へ、交通事故防止のための反射リストバンド350個を贈呈した。市役所に唐木支部長ら5人が訪れ、同モデル地区の美篶地区交通安全協会の松浦源治会長へ手渡した=写真。
同支部は、高齢者のかかわる交通事故が多発していることを心配し、交通弱者の歩行者を守るための交通安全グッズを送った。
唐木支部長は「自動車販売店の立場からも高齢者の事故が減ってもらいたいと願っている。使用することで少しでも減ってくれれば」とあいさつ。松浦会長は「高齢者が交通事故から自分を守っていくために役立てたい」と感謝した。
美篶地区の高齢者人口は1714人のため、松浦会長は、反射リストバンドを「高齢者クラブなどと相談し、有効的に使っていきたい」と考えている。 -
サルの群れ工業団地に出没
宮田村新田区の南平工業団地周辺に16日、数十頭のサルの群れが出没。工場敷地内や道路などを平然と歩く姿がみられた。工場関係者などによると、年に数回は群れを目撃するという。
観光客も訪れる本坊酒造信州工場の敷地内にもサルの姿が。従業員は「珍しいことではないが、お客様には近寄らないように注意しています」と話した。
ざっと見ただけでも30頭以上。親子のサルも多く、木の実や草などをむしっては、食べるような光景も。
対面の工場に渡るため村道にも出て、通りかかった車両が驚いて速度を緩める場面もあった。
村などによると、近辺は以前からサルが頻繁に出没するが、目立った被害は報告されていないという。 -
小中学生対象の税に関するコンクール入選者
小中学生を対象にした税に関する書道、標語、作文コンクールで、宮田村関係分の入選者が決まった。標語で、宮田中3年の澤下久仁香さんが伊那税務所長賞(優秀)を受賞。書道で宮田小6年の新井美香さん、作文で宮田中3年の所沢奈々さんがそれぞれ伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞に輝いた。
租税教育推進協議会、納税貯蓄組合連合会などが主催。
今年は村内から中学生の標語292点、作文14点、小学生の書道に323点の応募があった。作文を除く入賞作品は村役場ロビーに展示している。
入賞者は次の皆さん。
【小学生書道】▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=新井美香(6年)▽同銀賞=草間洵奈(同)小田切雄、村沢茉美(以上5年)安田彩華(4年)
【中学生標語】▽伊那税務署長賞優秀=澤下久仁香(3年)▽同佳作=小野ちはる、浜田康貴(以上2年)▽上伊那地方事務所長賞=北原加奈(同)▽関東信越税理士会伊那支部長賞=大澤すずみ(同)▽宮田村租税教育推進協議会長賞=芦部俊也、保科蘭、上田成剛(以上3年)田中大貴(2年)高坂栞(1年)
【中学生作文】▽伊那地区納税貯蓄組合連合会長賞金賞=所沢奈々(3年) -
南ア林道バス今季も無事故で運行終了
伊那市長谷の戸台口から北沢峠まで、南アルプス林道を結ぶ市営バスが15日、今季運行を終了した。7月の豪雨の影響で利用客数は01年度以来5万人を切ったが、紅葉シーズンは昨季を上回るにぎわいを見せた。営業開始から27年間、94万600人を無事故で運んでいる。
利用客数は前年比約3千人減の約4万7300人。夏山シーズンのピーク突入時に豪雨が重なり、団体客(15人以上)のキャンセルが相次いだことなどによるもので、7月だけで前年比約5千400人減だった。
最終日は利用した9人全員に来季の乗車券の引き換え券を、最終便に乗車していた2人には記念品も贈った。
終了式には運転手ら職員約15人が出席。市商工観光課の御子柴泰人課長は「無事故でこられているのも皆さんの努力の結果」と労をねぎらい「喜んで利用してもらい、また来てもらうことが大事。鋭気を養ってもらい、来季に向けてほしい」と述べた。