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伊那フィル第19回定期演奏会 ハーモニー美しく
伊那フィルハーモニー交響楽団(北澤理光団長)の第19回定期演奏会は12日、伊那市の県伊那文化会館で開いた。バイオリン、チェロ、クラリネットなど数種類の楽器で奏でた音色が約600人の観客を魅了した。伊那毎日新聞社など後援。
プログラムは、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の「結婚行進曲」などを演奏した。シベリウスの「交響曲第2番」は今回のメーンで約50分間の演奏。フィンランド生まれの作曲家による、母国の四季を奏でた音楽に惜しみない拍手がわいた。
北澤団長は「来年は20回目の定期演奏会。これまで続けてこれたことが夢のよう。これからも伊那フィルの温かみのある演奏を継続していきたい」と話していた。 -
税を知る週間
箕輪町内小・中学生の税に関する作品展示11日から17日までの「税を知る週間」に合わせ箕輪町租税教育推進協議会は11日、町内小・中学生の税に関する書道・標語・作文の入選作品展を役場玄関ホールで始めた。展示は17日まで。
同協議会が作品を募集した。応募数は中学生の標語108点、作文27点、小学生の書道709点。 -
駒ケ根市民ネパール訪問団出発
国際協力友好都市協定締結5周年を記念してネパール・ポカラ市を訪問する友好親善市民訪問団(団長・中原正純市長)が11日早朝、駒ケ根市を出発した。市武道館前で行われた出発式で中原市長は見送りの家族や市職員らに対し「所期の目的を果たし、元気で帰って来たい」とあいさつした。
訪問団は33人。中原市長をはじめ、北澤洋市議会議長、駒ケ根青年海外協力隊訓練所の加藤高史所長、ネパール交流市民の会などの団体代表者らが参加したほか、一般市民からの希望者も十数人含まれている。
計画によると訪問団は11日に中部国際空港からバンコクに向けて出発。12日にネパールに入り、13日にポカラ市着。記念式典など公式行事に出席するほか、青年海外協力隊員の活動を視察するなどして19日に帰国の予定。 -
宮田中生徒が車イス体験
宮田村宮田中学校ボランティアサービス委員会(小林誠委員長)は11日、村デイサービスセンターで車イス体験した。村内の身障者とボランティアでつくる「サークルひまわり」が呼びかけ開いたもの。9人の委員は車イスの操作を通じ、思いやりの心を持って行動する大切さを育んだ。
乗ったり、押したりして体験。乗っている人に気を配りながら、段差の乗り降りなども挑戦した。
自走体験では、ちょっとした障害物があるだけで通行が難しくなることを肌で学んだ。
中学生の車イス体験は13年続いており、互いの立場を理解する学習にもつなげている。
「乗っている人のことを考えながら動かすのは、難しかった」と2年生の山浦慎君。
サークルひまわり代表の三浦次郎さんは「体験を通じて、少しでも理解を深めてもらえれば」と、熱心に取り組む生徒の姿に目を細めていた。 -
佐野成宏講演会
駒ケ根市の赤穂高校PTAは11日、学校創立90周年を記念する講演会を同校で開いた。イタリアを本拠に世界で活躍するオペラ歌手で同校の卒業生でもある佐野成宏さんを講師に迎えて「夢の在り処」と題した講演を生徒、保護者、同窓会員ら約700人が聴いた。
ステージに上がった佐野さんはまずオペラのアリアを1曲披露=写真。その後も話の合間にオペラ曲やイタリア民謡などを数曲歌った。聴衆は伸びやかでつやのある歌声に感嘆し、大きな拍手を送っていた。
佐野さんは歌手になったいきさつなどについて高校時代の思い出などを交えてユーモアたっぷりに話し「進む道を意外とスムーズに見つけることができた自分は幸せだった。こんな時代だから、などというが夢を持つことは大事。どんなことでもいいからこうしたい、こうなりたい竏窒ニいう夢や希望をいつも頭の片隅にでも持っていてほしい。きっといつかは実現できるのではないか」と生徒らに語り掛けた。 -
06年度中川村早起き野球連盟閉会式
06年度中川村早起き野球連盟は9月2日までに全日程を終了し10日夜、JA中川支所で閉会式を行った。
同大会は5月7日開幕、7チームが参加し、リーグ戦のほか、村長杯、中日旗とトーナメント戦を戦った。
結果は次の通り(敬称略)
◇リーグ戦▽優勝=クラブファーターズ(2)パイレーツ(3)リサイクル◇同・個人成績▽最高殊勲選手賞=山崎仁志(ファイターズ)▽敢闘賞=久保田伸(パイレーツ)▽打撃王=北島憲治(0・875、ファイターズ)▽ホームラン王=星野克希(2、パイレーツ)▽盗塁王=中平健太(8、リサイクル)▽三振王=西村克史(5、ファイターズ)
◇村長杯争奪戦▽優勝=クラブファイターズ(2)KTクラブ(3)新青クラブ▽最優秀選手=福島純(ファイターズ)
◇中日旗争奪戦▽優勝=パイレーツ(2)リサイクル(3)ジャガーズ▽最優秀選手=長谷川豊美(パイレーツ) -
ハッチョウトンボ中間報告会
ハッチョウトンボの生息地として知られる伊那市富県新山の「トンボの楽園」生息調査の中間報告会が11日、市役所であった。本年の調査で3種を追加、合計30種になった。
新たに加わったのはアジアイトトンボ、オオヤマトンボ、コフキトンボ。
市は05年から、日本蜻蛉(とんぼ)学会長の枝重夫さん=松本市=に生息調査を委託。本年は6縲・月にかけ、現地を訪れた。
枝さんは指標昆虫であるハッチョウトンボやムカシトンボをはじめ、ルリイトトンボ、オツネントンボなどの写真をスクリーンに映し出し、名前の由来を交えながら、羽化や産卵などの生態を説明。「オオシオカラトンボのしっぽの先はひしゃくのようになっていて、水をはね上げて産卵する」など興味深い話に、集まった地域住民約30人が聞き入った。
流水性のトンボは調査していないため、市内で「60種はいるのではないか」という。
主催者の一つである新山山野草等保護育成会の北原重利委員長は「市民の協力を得ながら生息地を守り、後世に残していきたい」と話した。
会場には、トンボの標本なども展示された。 -
東春近小4年生が2分の1成人式
伊那市の東春近小学校4年生82人の10歳の節目を祝う「2分の1成人式」が11日、同校体育館であった。
家庭や学校、地域でどのように期待されているかを考え、将来の希望に向かって大きく羽ばたいてほしいと地元の地区協議会、こども育成会が企画した。6年目。
ステージ上に立った児童たちは、いつも見守っている家族や地域住民に感謝し「素直になれないときもあるけれど、言われたことを守り、頑張りたい」と決意を述べた。
また、合唱やソーラン節も元気よく披露。
20歳になって開封するタイムカプセルには、児童一人ひとりが柔道大会の優勝メダルやぬいぐるみ、漫画など記念の品、10年後の自分に向けたメッセージを入れ、かぎをかけた。
三沢こころさん(10)は「何を入れるか迷ったけど、入学式の写真とかを入れた。10年後、保育士さんになっていますかと書いた」と話した。
タイムカプセルは春近郷ふれ愛館に保管する。
地区協議会の伊藤一美会長は「たくましく成長するには、好き嫌いなく食べ、丈夫な体を作ること。自分でものごとを判断し、将来に夢を持って、21世紀を歩んでほしい」と願った。
地元のシンガー湯沢加代子さん(20)の「どりぃむ・かむ・とぅるぅ(夢はかなう)」と題した歌を交えた講演もあった。 -
つくしんぼ保育園のシクラメン販売
伊那市御園のつくしんぼ保育園によるシクラメン販売が11日から、伊那市のニシザワショッパーズ双葉店前で始まった。鮮やかに咲いた約2千鉢以上のシクラメンが、訪れた人の目を楽しませている=写真。
私立である同園は、公立保育園より行政補助が少なく、補助金だけでは十分な運営ができない。そのため保護者や職員でつくる「つくしんぼの会」は例年、園の運営費を確保するためのバザーやシクラメン販売を実施。職員と保護者が協力しながら、園のあり方を考えている。
シクラメンは市内の生産者から購入しており、市価より安いだけでなく、丈夫で長持ちするとあって人気。毎年買いに来る人もいる。今年も赤やピンク色、絞り模様など、さまざまな種類を準備。昨年より花が大きく、株もしっかりしているという。
この日は、保護者や職員など約30人が朝から準備して1鉢1300円で販売。園の関係者だけでなく、地元住民も多数訪れ、盛況を見せた。
シクラメン販売は12日も同じ場所で行う予定で、時間は午前10時縲恁゚後3時。今後は、各地区に分かれて個別訪問販売も行う。
個人的に購入を希望する人への販売もしている。
問い合わせはつくしんぼ保育園(TEL78・4157)へ。 -
あぐりスクールの子どもたちが自分たちで作った米を国際支援田米に贈呈
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が、本年度から食農教育の一環として取り組んでいる「あぐりスクール」の子どもたちが11日、自分たちで育てた米の一部を食糧難に苦しむアフリカ・マリ共和国へ送るため、伊那市狐島の本所で贈呈式をした=写真。
年間を通じて農業体験を行うことで、食や農を身近に感じてもらうことを目的とするあぐりスクール。今年は小学2縲・年生の72人が、野菜や米をつくり、自分たちで作った農作物の対面販売や調理などに挑戦してきた。
米は伊那市東春近のほ場約3アールで育てたもの。収穫した165キロは、調理したり一人ひとり持ち帰るなどしたが、60キロほど残ったため、飢えに苦しむ人たちに役立ててもらおう竏窒ニ、JAグリーン長野などが企画している国際協力田事業の米と一緒に、マリ共和国へ送ってもらうことにした。
贈呈式はJA上伊那まつりの中で実施。伊那市の伊藤明穂さんと小椋凱斗くんは「ぼくたちの力で作ったお米を食糧難で苦しむ人たちのために役立ててください」とあいさつ。子どもたちからJA職員へと米が手渡された=写真。
JA上伊那まつりでは、恒例の農産物品評会やかかしコンクールなど、さまざまな催しが並び、訪れた人を楽しませていた。
まつりは12日もある。品評会の農産物引き渡しは午後3時縲恁゚後4時。 -
第38回日展初入選 松田靖宏さん(47) 伊那市狐島
陶芸の魅力は「土」。子どものころに土で遊んだ記憶、手に残る感触…。無心になって創作する楽しさがある。
第38回日展の第4科工芸美術(陶磁)で、3度目の出品にして初入選を果たした。
入選作は「遙(はるか)」。「夕方の空を見ることが多く、金色に輝いて見えるときがある」と、時間の流れから生まれる自然の美しさを表現した。高さ26センチ、幅98センチ、奥行き11センチ。板作りの方法で、平らに伸ばした土から型を取り、厚さ1センチにした土を張り合わせ、2つの半円の曲線部分を重ねた。ゆう薬は、オリジナルの水色系。上部の半円の側面には、雲をイメージした白色と金色が入る。
日展には、その年にできるいい作品を出品する。入選は目標としていただけに「まさかと思った。身に余る光栄」と喜ぶ。「創作活動の励みになると同時に、これからどうなるのかというプレッシャーが大きい。今年以上に、よりよい作品を仕上げることが目標」と気持ちも新た。
陶芸を始めたのは、35歳のとき。伊那社会保険健康センターの陶芸教室の募集チラシを見つけ、早速、申し込んだ。5年ほど通い、高遠焼の唐木米之助さんから指導を受けた。
その後、唐木さんの紹介で上伊那工芸会に入会。日展会員の彫鍛金家・木下五郎さん=駒ケ根市=に師事。会員は染めもの、木工などさまざまな分野の作家で、切磋琢磨(せっさたくま)する。使う素材は異なるものの、日本のものづくりの原点は同じ。刺激を受け、イメージがわくこともある。
「日展に自分の作品を出品するとは想像もしていなかった」。良い師、同じ志を持つ仲間に出会い、家族の協力があったからこそ、今回の結果につながったと感謝する。
自営業のかたわら、自宅の敷地に設けたかまで創作活動を続ける。生活雑器はほとんど作ることができず、伊那展、県展、現代工芸展、日展と締め切りに追われる。
「作る度に納得はできません。出しては嫌になり…。思いをいかに形にするかが大事」と自分らしい表現を追求する。
伊那美術協会、信州美術協会などに所属。
(湯沢康江) -
箕輪町長選あさって告示
選挙戦…微妙な状況任期満了(28日)に伴う箕輪町長選挙は14日、告示される。立候補を予定するのは現職の平沢豊満氏(65)=無所属、沢=のみ。告示が目前に迫り、未だ対抗馬は現れていないが、一部の住民有志は「最後まであきらめない」と候補擁立の動きを続けている。
平沢氏は、町議会9月定例会で、「町内全域の後援会、地元の区、常会、多数の町民から力強いご推薦をいただいた」として、再選を目指し出馬を表明した。平沢氏の後援会は、町内全域を網羅する15支部を設置し、各支部の集会で公約説明などを精力的に進め、結束を固めている。
政策論争を-と候補擁立に動いている住民有志は、「14日の午後5時まである。ギブアップはしない」としている。
14日の立候補届出は午前8時30分から午後5時まで町役場2階会議室。投票日は19日。 -
みのりんぐ箕輪ねっと
「生しぼり えごま油」一般販売12日から箕輪町、南箕輪村、伊那市西箕輪で地域通貨を通した地域経済の活性化を図る「みのりんぐ箕輪ねっと」(寺平秀行代表)は、活動の一環で栽培したエゴマの商品「生しぼり えごま油」を12日から一般向けに販売する。
03年8月に発足。05年度、労働に対し地域通貨「みのり」を発行し、「みのり」に応じてエゴマ油を分配する事業に取り組んだ。一般販売したエゴマ油100本は1週間で完売した。
今年は、栽培面積を昨年の13アールから43アールに広げ、エゴマ240キロを収穫。駒ヶ根市の業者に依頼して1次販売用に107キロ搾油し、150ミリリットルビンで240本できた。「昨年よりフレッシュな香り。種を食べたときの味で、素材そのままの味が生きている」という。
会員分配用は、本年度コモンズ支援事業に認定され、購入した搾油機で搾油する。
販売は1本1980円(税込み)。取り扱い店は箕輪町内かしわや、立石、金星、南箕輪村内ファーマーズマーケットあじ縲怩ネ、伊那市内あびえんと。問い合わせは寺平代表(TEL70・5728)へ。 -
箕輪町07年度予算編成方針説明会
箕輪町は10日、07年度予算編成方針説明会を役場で開いた。前年度当初予算一般財源ベースの予算編成で、枠配分方式を見直し継続し、今後もさらに行政経営型の行政運営を目指すことを示した。
町長選挙(14日告示、19日投票)のため事務的な説明会で、担当課職員が、予算編成のポイント3点を説明した。
効率化の推進は、04年度から06年度に行った5%削減の効率化で一定の成果が出たことから、07年度は事務事業の具体的な見直しをゼロベースで積み上げる。枠配分方式は、06年度当初予算一般財源をベースとし、当初の枠を超えない範囲で予算編成する。枠配分の範囲を見直し、賃金、報償費、旅費など8節に特定する。予算ヒアリング方法は、新ヒアリングシートを採用し、担当課の目標を明確化する。
町の財政状況については、07年度地方財政収支は一般財源総額で06年度と同額の見込みで、三位一体改革の影響は税源移譲と定率減税の廃止などによる地方税の増と、地方交付税の前年度対比2・5%の減を挙げた。本年度は豪雨災害対策費を相当額投入しているため、財政調整基金の取り崩しなど厳しい財政運営になることも説明した。 -
南箕輪村で地区防犯部の青色回転灯パトロール始まる
南箕輪村で10日夜、村内12地区に設置している防犯部による青色回転灯パトロールが始まった。初回は久保区の防犯部で、役員が青色回転灯を装着した自動車に乗り込み、1時間強かけて村内を回った。
村は、11月から毎月ゼロのつく日を「南箕輪村防犯の日」と定め、パトロールなどに取り組む。住民主体の各区の防犯部も活動に参加し、村所有の青色回転灯装着車両で順番にパトロールする。村内を1周するパトロールマップのコースを基本とし、各部で工夫して巡回。運行日報を書く。時間は定めず、各部に任せている。本年度は3月末までに全防犯部が1回実施する計画になっている。
久保の防犯部は原弘満部長ら役員4人が参加。原部長は「何事もないように祈って回りたい」と話し役場を出発した。 -
中学生サッカー「INA FESTIVAL」
第5回中学生サッカー「INA FESTIVAL」は11、12日、伊那市の陸上競技場など6会場8グラウンドであり、上伊那を中心とした県内外の39チームが交流戦を繰り広げている。伊那東部中サッカー部・FC伊那東部(大場賢二代表)主催。
選手たちは、フィールドを縦横無尽に走りながら、ゴール前での競り合いなどで、体を使って気迫のプレーを披露。初日は、あいにくの悪天候となったが会場には、我が子の姿を見守る保護者の声援でわいた。 -
上伊那創造ものづくりフェア
第3回上伊那創造ものづくりフェアは11、、12日、伊那市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで開いている=写真。上伊那の小中学校の児童、生徒が技術家庭科の授業などで製作したエプロンや木製の椅子など約120点を展示している。「上伊那家庭科、技術・家庭科教育研究会」の主催。
地域の人たちに学校の授業成果を披露する場となっていて、本年は小中学校全52校の内40校から出品。作品一つひとつには、製作者の説明や感想が添えられ、工夫や失敗した点などのコメントが書かれている。
同会事務局の千種周嗣教諭(中川中学校)は「一人ひとりの個性を生かした力作ぞろい。一つひとつ手に取ってできばえを見てほしい」と来場を呼び掛けている。
入場無料。12日は午前10時縲恁゚後3時。 -
伊那防火管理協会 消火通報コンクール
伊那市など4市町村の企業でつくる伊那防火管理協会(藤澤洋二会長)は10日、消火通報コンクールを伊那市営プール駐車場で開いた。消火器操法など2種目に11事業所から16チームが参加し、訓練の成果を披露した=写真。
15回目のコンクール。消火器と屋内消火栓を正しく取り扱い災害発生時に活用すると共に、正確な119番通報の習得を目指す。
競技は、木箱とオイルパンからの出火を消火器を用いて消火する「消火器操法」と、ホースを伸ばし標的へ放水する「屋内消火栓操法」があり、それぞれ操作時間や動作の正確さを競った。
消火器操法では、用意した2本の消火器のうち、1本だけで消火するチームや、2本使用するチームなど成果はさまざまだった。
入賞したチームは次の通り。
【消火器操法】(1)伊那バス(2)中部電力伊那営業所(3)石川島汎用機械B
【屋内消火栓操法】(1)中部電力伊那営業所(2)石川島汎用機械(3)伊那市役所 -
ベル伊那で七宝展 14日まで
諏訪市にアトリエを構える平林義教さん(47)と妻の利依子さん(45)の「七宝展」は14日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
有線七宝によるネコをモチーフとした「合子」「蓋物」などの器や、季節の花をテーマにした額、トンボ玉のアクセサリーなどの約300点を展示販売している。
義教さんは「美術工芸品としての七宝焼きで、いろいろなものが作れることを見てほしい」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
箕輪町公民館子育て学級おやつ作り
箕輪町公民館の子育て学級は9日、町保健センターで保育園の生活、昼食やおやつの話を聞き、親子でおやつ作りにも挑戦した。
町管理栄養士の柴倫子さんが指導。保育園の1日の流れを紹介し、昼食とおやつは手作りで、おやつは食事の一部との考えで出していることなどを話した。
来春からの保育園生活に向け生活リズムを整える、朝に排便をきちんとする、朝から野菜料理を出してあげることなどもアドバイスした。
おやつ作りは、9月下旬の町の「健康づくり週間」で募集したレシピの中から、「おからクッキー」と「混ぜ混ぜえびピラフ」の2品を紹介。ピラフはおやつとして少量をラップで包んでおにぎりにした。エプロン姿の子どもたちは、自分でラップにご飯を盛り、ぎゅっとにぎっておにぎり作りを楽しんでいた。 -
【記者室】中学校の運動部が社会体育へ
中学校の運動部が社会体育に移行する方向性について駒ケ根市で議論になっている。発端は赤穂中が剣道部の実質的な活動を社会体育に任せたいとする方針を昨年提案したこと。これに対し保護者らは「外部への丸投げだ」などと猛反発した▼一方で学校側の事情も分かる。顧問を務める教職員は毎日の練習のほか、休日の試合などにも帯同しなければならず、負担は相当に大きい。また競技経験の浅い(ない)教職員が生徒の指導、監督に行き詰まることも想像できる▼社会体育への移行は県教育委員会の方針でもあるが、関係者は広く保護者らの意向に耳を傾けて最善の方法を模索する謙虚な姿勢が必要だろう。今後議論がどう推移し、どこに落ち着くのか注目される。(白鳥文男)
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今井由緒子作品展
駒ケ根市東伊那在住の造形作家今井由緒子さんの絵画作品展が同市の東伊那郵便局(小林敏明局長)ロビーで24日まで開かれている。「森」「雨」「夜明け」などをテーマに和紙とケント紙にアクリル絵の具や鉛筆、カラーペンなどで心象風景を描いた絵画7点を展示している。
駒ケ根市にアトリエを構え、移り住んで6年になるという今井さんは「素晴らしい伊那谷の風景に触発されたからこそ、これらの作品が生まれた。ここで育った人たちには見慣れた風景が私の目には新鮮に映る。身近な自然の素晴らしさを見直すきっかけになってくれればうれしい」と話している=写真。
今井さんは東京芸術大彫刻科卒。各地で展覧会を開催するなど首都圏を中心に活躍中。96年には駒ケ根高原にモニュメントを制作、設置している。 -
河川アダプトプログラム協定調印
駒ケ根市内を流れる天竜川の支流七面川の環境整備を昨年から行っている七面川管理委員会(会長・清水春雄市場割区長、13人)の活動を支援する県の河川アダプトプログラム事業の調印式が10日、駒ケ根市役所で行われた。県伊那建設事務所の松下泰見所長、中原正純市長らとともに清水委員長が協定書に調印し、笑顔で握手を交わした=写真。河川を対象にしたアダプトプログラム協定の締結は同事務所管内で初。
協定により、県は七面川の約千メートルの対象区間内で同委員会が行うアレチウリなどの外来植物の駆除、草刈り、ごみの回収、樹木の伐採などの美化活動に使う草刈り機の替刃やかまなどの消耗品を支給するほか、委員らの傷害保険料を支援する。
松下所長はあいさつで「この調印により、住民による河川環境整備が今後の大きな流れになることを期待する」と述べた。 -
桃沢さんの梨園で、梨の学習
飯島町飯島小学校4年1組(湯沢滋教諭、33人)は9日、本郷の桃沢匡行さんの果樹園で、梨づくりの話を聞いた。
同学級は総合的学習の一環として、町内の片桐文雄さん宅から、二十世紀梨の一枝を借り、花摘みから摘果、袋掛け、収穫販売まで、一連の梨づくりを体験し、学習のまとめとして、梨づくり名人、桃沢さんから話を聞いた。
子どもたちは桃沢家が普及させた盃状式仕立て方の特徴について質問、桃沢さんは「木の自然の性質を生かし、無駄な枝が出ないように工夫した。収量も多くなった」と答えた。
また、「伊那谷でなぜ、二十世紀梨が栽培されるようになったか」については「かつて、伊那谷は養蚕が盛んだったが、昭和の初めに繭価格が暴落し、それに代わるものとして、果樹栽培が始まった。夏、乾燥し、土地が肥え、黒斑病などが病虫害の発生が少なく、梨栽培に適しているから」とした。
このほか、花粉つけはどうするのか、ほかにどんな果樹を栽培しているのか、天皇陛下が視察に来た時の様子などを聞いた。 -
河川パトロール、中田切川沿いで
飯島町は9日、河川に不法投棄されている廃棄物の早期発見と回収を目的に、巡回パトロールを行った。町や伊那建設事務所、上伊那地方事務所、駒ケ根署員ら6人が以前不法投棄のあった中田切川沿いの2カ所を重点的にパトロールした。
このうち、町道久根平線沿いでは、道路沿いのやぶの中に、空き缶やペットボトル、弁当くずなどのごみでごみ袋はたちまちパンパンに膨れ上がった。
また、田切グリーン工業団地周辺の河川敷でも、投げ捨てられた空き缶やビニールを拾うなど、2カ所で約20キロの可燃ごみ、空き缶などを拾い集めた。
道路沿いの数カ所には赤い鳥居が設置され、その付近にはさすがにごみは無く、役場住民福祉課の春日学さんは「鳥居の効果は大きく、以前よりもごみを減っている」と話していた。 -
どんパンの会が麦まき
中川村の手作りパングループ「どんパンの会(荒井登志子会長)」は10日、片桐のほ場約10アールで麦蒔(ま)き作業をした。品種は東山3号、食味も風味もよく、伊那谷で栽培できる、パンづくりに適した小麦。収穫は今年並の500キロを見込む。
会員ら6人が参加、トラクターで耕起し、小型トラックターで畝立て、手で筋蒔きし、草かきで軽く覆土した。
麦が生えそろい、伸び始めた12月20日前後に、村内2園の年長園児による麦踏みを予定する。
県内には手作りパンのグループは多々あるが、原料の小麦から生産するのは同会のみ。 旬の野菜や果物を使ったパン、地粉百%のパン、米粉パン、パン用小麦粉の販売のほか、保育園のパン給食や、村内3小中学校の給食に米粉パンを提供している。
荒井会長は「2年毎に田んぼを変え、病気が出ないように工夫している。どんパンのパンは30%ジャガイモが入るので、腹持ちがいい」と話す。 -
中川西小、マラソン大会
)
中川村の中川西小学校は10日、紅葉真っ盛りの学校周辺道路で、全校マラソン大会を行った。
低学年は学校周辺の1・2キロ、中学年は学校から田んぼまで1・8キロ、高学年は牧ケ原周辺まで2・6キロと、それぞれ、体力と脚力に合ったコースで、互いに励ましあいながら、完走を目指した。
コース沿いには多数の保護者や、近くの片桐保育園の園児も駆けつけ、懸命に走る児童らに、最後まで走りぬくように、声援を送っていた。 -
立正佼成会が米寄贈
立正佼成会伊那教会(舘脇義人教会長)は9日、農家の会員らが今年収穫して奉納した玄米180キロを駒ケ根市に寄贈した。同教会の三澤宏至渉外部長ら3人が市役所を訪れ「わずかだがどうか福祉に役立てて」と中原正純市長に目録を手渡した=写真。中原市長は「毎年の善意に感謝する。米は市が委託して市社会福祉協議会が運営している独り暮しのお年寄り向け配食サービス『ときめきランチ』で使わせていただく」と礼を述べた。同協会は伊那市、飯田市にも玄米180キロを寄贈する。
同協会の米寄贈は1961年、三六災害の被災者を救済するために行われたのが最初。 -
箕輪町消防委員会
消防団員の待遇改善案を承認箕輪町消防委員会(荻原利一会長)は10日、箕輪消防署で開き、消防団員の待遇改善について、07年度から団員報酬額を減額改定して出動報奨金の財源を確保し、出動実績に応じて6段階で出動報奨金を支払うなどの小委員会の検討結果を承認した。後日、町長に答申する。
消防団の待遇は、出動している団員と全く出動していない団員に対し同様に報酬が支払われていることについて、町報酬審議会で勤務実態に見合った報酬支払いの検討の意見が付されたことなどから、5月の第1回消防委員会で小委員会を設置して協議することを決めた。小委員会は消防委員会長、区長代表、正副団長、分団長会長の計5人で構成。2回の委員会で検討した。
検討結果は▽06年度は団員報酬及び出動報奨金は現行予算で認められた額を支払う▽07年度から団員報酬額を改定。団員と班長報酬の格差が1万円以上になることを考慮し、団員1人当たり現行報酬額から3千円減額し、減額分の総額を出動報奨金の財源とする▽出動報奨金は消防団交付金に算入する▽出動回数の格差区分は6区分で、対象行事は町及び各分団主催で全団員が出動対象となり団長が指定した行事の計20とする-など。
消防団交付金の規定条文を加える条例改正、町消防団交付金交付要綱の制定と出動報奨金支払い方法などの規定、団員確保のため町内居住者に限っている団員任命の規定見直しの提言なども含んでいる。 -
南箕輪村開発公社
無料入浴券利用分の入湯税未納額15日に納付南箕輪村開発公社の無料入浴券利用分の入湯税が未納だった問題で公社は10日、村の更正決定に基づき入湯税と未納分の延滞金を15日に村に納入することを明らかにした。
入湯税については10月25日の公社理事会で、税法解釈の誤りから未納だったことを報告。税金更正決定の3年間、03年9月までさかのぼって調査し、資料が残っている範囲で延滞金も含め村に納付する方針を示していた。
村は11月1日付で更正決定した。未納分は、大芝荘の宴会利用客と宿泊客に配っている無料入浴券が05年4月から06年9月まで、大芝の湯回数券に付いている無料券は03年10月から06年9月まで、まっくんバス回数券の無料券は発売された03年11月から06年9月まで。納入される税額は12月の村議会に補正予算で計上する。
大芝荘での無料入浴券配布は来年2月末で終了し、配布分の入湯税は公社が負担。3月1日から300円の割引券に切り替える。公社は、「サービスを下げることなく今後も頑張っていきたい」としている。