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箕輪写友会第7回写真展
写真愛好家でつくる箕輪写友会(11人、青沼久雄会長)の第7回写真展が27日、箕輪町文化センター展示コーナーで始まった。今回は急逝した会員の唐沢秀夫さんの追悼展として計画し、唐沢さんの遺作と会員の写真を展示している。
唐沢さんはカメラのカラサワ店主で、写友会の設立に尽くし中心となって活躍し、会の指導にあたっていた。7月下旬に急逝した。
今回、写真にしてあった遺作の中から会員が季節ごとに、撮影場所が極力重ならないように12点を選び、裏からライトを照らして見せる写真なども含め計18点を並べた。
会員は、過去1年間に北八ヶ岳、高ボッチ高原、北海道など各地で撮影した写真の中から冬山や紅葉、祭りなど好きなものを選び一人1点、計9点を展示した。
青沼会長は「自然は時によっては考えている以上の景色を見せてくれる。それで病み付きになる」と魅力を語り、「自然の美しさ、不思議さを感じとってほしい」と話している。
展示は11月5日まで。午前10時縲恁゚後7時(30日と最終日は午後5時)。みのわ町民文化祭・展示の広場(11月3日縲・日、社会体育館)にも出品する。 -
赤穂文化祭29日まで
第39回赤穂文化祭が29日まで駒ケ根市の赤穂公民館で開かれている。赤穂公民館と同館文化団体協議会主催。陶芸、写真、絵画、書道、工芸など、各種文化団体らによる作品が会場いっぱいに展示されている。28日には囲碁、煎茶、そば打ち、陶芸講座などの無料ワンポイント体験コーナーが設けられ、連れ立って訪れた親子などでにぎわった=写真。展示作品を見た市民らは「大したもんだ」「よくできてるね」などと感心していた。
29日は午前10時から映画『裸の大将』の無料鑑賞会が開かれるほか、午後1時からは歌や踊りなどのステージ発表が行われる。 -
ハッチョウトンボの池に車いす用木道設置
世界最小のトンボ(体調約1・5センチ)として知られ、駒ケ根市の市の昆虫にも指定されているハッチョウトンボの飛ぶ姿を車いすの利用者にも間近で見てもらおうと駒ケ根市のハッチョウトンボを育む会(小川周次会長)は28日、同市南割公園内のトンボの池に車いすの通れる木道を設置した。会員約10人が参加し、湿地に土台を打ちこんだり、木材を組み合わせて通路を作ったりするなどの作業に汗を流した=写真。
木道の幅は約2メートル前後。通路両側には池への転落防止のためのガードも設け、車いすでも安心して通行できる。木道は車いす利用者からの要望に応えて同会が設置を決めた。資材費は県のコモンズ支援金のほか市の補助金を充てた。
トンボが生息する湿地を保護するため、木製の歩道(長さ約30メートル、幅約1・3メートル)の設置作業も行った。 -
飯島町発足50年周年記念式典
1956年9月発足、今年50周年を迎えた飯島町は28日、発足50周年記念式典を飯島文化館で行ない、220人が出席し、自治功労表彰やふるさと大使の紹介などで、節目を祝い、さらなる発展を誓った。
飯島中学校吹奏楽部のファンファーレ、飯島町の3小中学校の児童生徒の合唱「町歌斉唱」でオープニング。 式辞で高坂町長は「飯島町は自立を選択し、多様化、高度化する行政課題に住民や地域と連携、協働しながら、活力ある町づくりを進めている。50周年を節目に、『みんながつくる自然豊かなふれあいのまち』をテーマに、さらなる発展への新たなスタートとしたい」と述べた。
引き続き、各分野で町の発展に尽力した10人10団体を表彰、多額寄付者には感謝状を贈った。
最後に町民憲章を唱和し式を閉じ、町体育館に移動し、祝賀会に臨んだ。
祝賀会場には、飯島陣屋があったことにちなみ、ルーツをたどる記念事業、陣屋ウォーク一行66人が代官行列で到着。出迎えた高坂町長らに田島好美実行委員長は「4月29日駿府陣屋を出発、8回240キロを完歩し、事故もけがもなく、無事到着した」と口上を述べた。 -
伊那市高遠町で伊沢修二先生記念音楽祭
旧高遠町が排出した偉人、伊沢修二の偉業を顕彰する記念音楽祭が28日、伊那市の高遠町文化体育館であった。東京芸術大学音楽部の4年生によるオーケストラをはじめ、地元の小中学生や合唱団が出演。詰め掛けた大勢の聴衆が壮大な音楽に浸った。
伊沢修二が同大学前身の東京音楽学校初代校長を務めたことを縁に始まり、今年で第20回の節目を迎えた。
オーケストラはモーツァルト作曲の「パリ」などを奏で、会場を魅了。演奏をバックに高遠高校の合唱部と地域のコーラスグループなどでつくる合唱団がドヴォルジャーク作曲の「エイア マーテル」を披露した。
ほかに、高遠、高遠北の両小5年生による音楽劇やモノドラマ合唱、高遠中全校生徒の合唱があり、合併後初めての開催とあって、旧伊那市歌を全員で歌った。 -
下川手公民館で第2回趣味のふれあい作品展
区民の多彩な作品が一堂に並ぶ「第2回趣味のふれあい作品展」が28、29日、伊那市の下川手公民館で開かれている。絵画や盆栽、絵手紙など、さまざまな創作作品約120点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
下川手社会福祉協議会のいきいきサロンの中で「区内でさまざまな創作活動をしている人の作品発表する機会を設ければ、交流の幅がもっと広がるのでは」という声があり、昨年から始まった作品展。今年は1日目を作品鑑賞の日、2日目を作品鑑賞と食事会の日とした。
昨年よりも多くの応募があり、オリジナル作品の創作をしている人、その道に本格的に取り組んでいる人、夫婦一緒に趣味を楽しんでいる人など、さまざま。今年は、美篶西部保育園からも作品の出展があったほか、90歳近いお年寄りの作品も並んだ。
今後は、小中学生の作品も募っていきたいとしている。
29日の公開時間は午前8時縲恁゚後11時半。 -
信大のユリノキ並木色付く
南箕輪村の信州大学農学部では、黄色く色付いたユリノキ並木が見ごろを迎え、道行く人たちの目を楽しませている=写真。
同学部の正門から学部棟までの約200メートルの道沿いに並ぶ約50本のユリノキは、花の咲く春と、葉が色付く秋、外部からの問い合わせがあるなど、季節を感じられる人気スポットとなっている。
紅葉の時期は平年並みだが、すべての葉が紅葉するのを待たずに、黄色くなった葉から枯れ始めている。
同学部の職員によると、ここ数年は紅葉するのと同時に葉が枯れ始める傾向が見られるという。
11月中旬ころまでに葉がすべて枯れ落ち、木々も冬支度を完了する。 -
八幡町ハロウィン
伊那市の「八幡町ハロウィン」(八幡町実業団協同組合主催)が28日、伊那北地域活性化センター「きたっせ」などであった。カボチャのちょうちん90個が並び、幻想的な雰囲気を作り出した。
カボチャのちょうちんは高さ30センチほど。伊那小学校2年泉組の児童や来場者らが作ったもので「きたっせ」駐車場に並べ、午後5時半すぎに点灯。ロウソクの火がゆらゆらと揺れ、さまざまな表情をした顔が浮かび上がった。
会場では仮装コンテストがあり、小学生を中心に69人がエントリー。とんがり帽子をかぶったり、黒いビニール袋の手作り衣装をまとったりした子どもたちが集まり、にぎやかだった。
また、組合に加入する46店で菓子を配るスタンプラリーには約千人が参加、用意した菓子300個が足りなくなるほどの人気だった。新たに加えたフォトコンテストは、11月に「きたっせ」で開く収穫祭で応募作品を展示する。
ハロウィーンは5回目で、商店街を楽しくにぎやかにしようと始まった。
尾崎晃一理事長は「年末にかけ、品をそろえ、買い物がしやすい店づくりをするので、ぜひ来店を」と来場者に呼びかけた。 -
養魚場周辺でクマの出没あとを絶たず、村は漁協に電気柵設置を要請
宮田村新田区の天竜川漁協が運営するマス養魚場周辺で、クマの出没が相次いでいる。27日には前日仕掛けたばかりの罠で、体重43・5キロの若いオスを捕獲。村などは養魚場が絶好の・スエサ場・スになっているとみて、クマが近づけないように養魚場に電気柵の設置を要請した。周辺には遊歩道やマレットゴルフ場、公園などもあり「いつ誰が襲われてもおかしくない」と事情に詳しい関係者は警鐘を鳴らしている。
同養魚場では2つの池の周囲に電気柵を設置しているが、それ以外に柵はないためか頻繁に出没。先日も同職員がクマと出合い頭に遭遇し、格闘する事例も発生した。
村は周辺の安全性に支障があるとして、他の池など施設全体を電気柵で囲うように要請している。
本紙の取材に対し、同養魚場は「我々の施設だけの問題ではない。地域として安全面に取り組んでもらわないと」と話した。
27日に捕獲したクマを調べた、NPO法人信州ツキノワグマ研究会の林秀剛代表は「養魚場があるから、これだけクマが出没する。電気柵をきちんと整備するなど、対策を施せば来なくなる」と説明する。
一方で、現場周辺をを含め伊那谷各地で長年クマの生態を現地調査する写真家の宮崎学さん=駒ケ根市=は「山にはエサが豊富で自然界全体に変化が起きており、ココに限った問題ではない」と指摘。
山を利用したり、その近くに住む一人ひとりが安全に対する意識を高く持つことが必要と訴える。
村は遊歩道に看板を設置して通行に注意するよう呼びかけているが、「何よりも安全性を最優先して対応を図りたい」と話した。 -
車イスダンス日本選手権連覇に向け、宮田村の小田切さん始動
オランダで14、15日に開かれた車イスダンススポーツ世界選手権大会で、車イスの障害者とペアを組み日本代表として出場した宮田村南割区の小田切元治さん(50)。悲願の決勝進出は逃したが、12月の全日本選手権連覇に向けて早くも始動している。
3回目の世界選手権は、前回東京大会に続いて予選を突破。12組による準決勝には進出したが、6組のみの決勝には残れなかった。
世界的にレベルが上がり、車イスダンスの特徴でもあるスピード感も全体的にアップ。しかし、決勝に残ったペアとの決定的な実力差は感じなかったという。
ただ「上位に入るところは、国をあげて車イスダンスに取り組んできている」と実感。プロのダンサーが入っているペアもあった。
ほとんどがボランティアで競技を運営している日本。強化するには課題も多いが、当面は昨年優勝した全日本選手権の連覇が目標だ。
ペアを組む長島はつみさんが中野市在住と遠いため、2人で練習する機会は限られるが、全力を尽くそうと休む暇も惜しんでレッスンを続けている。 -
エースドッジ 知事杯上伊那予選18チームで熱戦
岡谷、諏訪など県内4地区でつくる県エースドッジボール協会の県知事杯・県教育委員会杯上伊那地区予選が28日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館など2会場であった=写真。県大会出場へ向け、トーナメントなどで各学年の代表チームを決めた。伊那毎日新聞社など後援。
上伊那の小学校単位の男女でチームをつくり、3縲・年生の各学年の部門で競技、計18チーム、約500人の選手らが熱戦を展開。会場に駆けつけた保護者は、我が子の頑張る姿に声援を送った。
「エースドッジボール」は、岡谷市の市制50周年記念事業(昭和61年)で考案。1チーム、1人のエースマンを置き、相互がいかに早くエースマンにボールを当てるかを競う。今大会は16回目。
結果は次の通り。
【3年生の部】 (1)こころファイターズ(箕輪東)(2)全勝みのちゃんファイターズ4(箕輪中部)(3)ミラクルキッズ(同)
【4年生の部】 (1)勝利のびっこ一番(箕輪東)(2)ドッジファイターズ(中川西)(3)パワーアップのびっこ(箕輪東)元気っ子!火ノ気!!(西箕輪)
【5年生の部】 (1)南小ハトポッポ5(南箕輪)(2)ファイターズ(西箕輪)
【6年生の部】 (1)チームさくら(西箕輪)(2)ウメッシュ!!(同)(3)ブルーサンダース(飯島)南小ハトポッポ6(南箕輪)
※各部門の1位は12月3日、岡谷市民総合体育館である県大会へ出場 -
山本勘助と高遠藩のかかわりは…
高遠城址(し)を築城したと伝わる、戦国武将武田信玄に使えた軍師、山本勘助を知るための講座が26日夜、伊那市高遠町の高遠閣で始まった。来年1月までの全3回で勘助の功績、信玄や高遠藩との関わりなどを学んでゆく。
07年のNHK大河ドラマ「風林火山」の主人公として注目を浴びている山本勘助。講座を主催する高遠町観光協会は「高遠と関係のあった人物を地元の人に知ってもらいたい」と企画した。
初日は、歴史を趣味で研究する自営業の矢澤章一さん(78)=同町東高遠=の講演に市内などから約100人が参加=写真。「風林火山」の原作者井上靖の小説や、伝記「甲陽軍艦」などを元に、築城技術の腕を買われて51歳で武田家に仕官した勘助の生涯を解説した。
矢澤さんは冒頭で、記録資料の中に記述が少ない勘助を「実在の人か架空の人か分からない」と紹介。「未だに不思議な人物である」などと興味をそそらせる口調に、参加者も注意深く耳を傾けていた。
「高遠城址の秋まつり」期間中の11月16日にある、第2回講座では、信州大学人文学部の笹本正治教授が講演する。
問い合わせは、高遠町観光協会(TEL94・2552)へ。 -
キノコ採り男性死亡
26日午後2時50分ごろ、中川村大草の四徳発電所の東約100メートルの県道を車で通りかかった男性が、道路脇に倒れている伊那市西春近の無職金光箕中さん(70)を発見し、消防に通報した。金光さんは駒ケ根市内の病院に収容されたが、同日午後8時33分、脳挫傷で死亡した。
駒ケ根署の調べによると、金光さんは同日午後2時ごろ妻とキノコ採りに来て、それぞれ別の場所でキノコを採っていた。原因について同署は、遺体の状況などから県道脇の山から転落したものと見て調べを進めている。 -
いいさとねっと梅戸が菊見物
飯島町飯島の宅幼老所いいさとねっと梅戸の利用者と職員16人は26日、駒ケ根市中沢吉瀬の片桐義明さん宅に菊見に出掛けた。7分咲きの菊すだれ、5分咲きの懸がい、500輪余の花をつけた千輪菊など150鉢の菊を鑑賞し「見事だね」「花のカーテンのようだ」としきりに感心していた。
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天竜川上流水防連絡会
天竜川流域の下諏訪町から天龍村までの18市町村と、天竜川上流河川事務所、天竜川ダム統合管理事務所などの関係団体でつくる天竜川上流水防連絡会は27日、06年度第2回委員幹事会合同会議を駒ケ根市の市文化会館で開いた。関係者約50人が出席し、流域を襲った7月豪雨災害の詳細な状況と今後の対策などについて確認した。
天竜川を管理する天竜川上流河川事務所の担当者が豪雨の状況について「流域の2カ所で観測開始以降最大となる流量を記録した」「浸水被害は流域12カ所の約60ヘクタール、諏訪湖周辺の560ヘクタールに及んだ」などと数字を挙げながら詳しく報告。対策事業については、諏訪湖・天竜川河川激甚災害対策特別緊急事業と災害復旧助成事業が共に採択されたことなどを報告した。両事業の事業費は計176億円。今年から5年間かけて河道掘削、築堤、護岸などの工事が行われる。
同事務所の三上幸三事務所長は「今回の災害ではうまく対処できた部分と今後の課題として残った部分とがある。状況を振り返り、今後の防災対策の強化に生かしてほしい」と呼び掛けた=写真。 -
献血ルーム
秋の献血推進運動月間に合わせ、県、上伊那郡市献血推進対策協議会、県赤十字血液センターは臨時献血ルームを29日まで駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店の2階ニシザワギャラリーで開いている。買い物に訪れた人たちは献血への協力を訴える担当者らの呼び掛けに快く応じ、積極的に採血に協力していた=写真。
会場には献血の啓発ポスターが展示され、担当者がパンフレットなどを配布しているほか、来場者に風船をプレゼントしたり手相占いのコーナーを設けたりするなどして協力を求めている。上伊那地区ライオンズクラブや県看護大の学生らもボランティアで参加している。
同会場での開催は2000年以降5回目。05年は3日間で215人が採血に協力した。県内では年に2、3回程度行っている。 -
駒ケ根市長杯ナイターソフト閉会式
駒ケ根市ナイターソフトボール連盟(伊井島清子会長)は26日夜、4月の開幕から半年間にわたって熱戦を繰り広げてきた第27回市長杯争奪市民ナイターソフトボール大会の閉会式を駒ケ根市役所南庁舎で開いた。各チームの代表選手ら約100人が集まり、楽しくプレーしたシーズンの終了を惜しんだ。決勝トーナメントでそれぞれ優勝した南割、下の坊、東伊那アイリスチームの代表者には伊井島会長から優勝旗やカップが授与された=写真。
伊井島会長は「7月豪雨災害で丸塚グラウンドが一時使用不能になったが、皆さんの協力で無事に日程を終了できた。来年もまた皆さんの元気な顔に会えることを楽しみにしている」とあいさつしてシーズンを締めくくった。
上位チームは次の通り。
▽Aリーグ(1)南割(2)小町屋クラブ(3)伊那村ジェーン▽Bリーグ(1)下の坊(2)大原(3)三和森クラブ▽女性リーグ(1)東伊那アイリス(2)養命酒ミラクルズ(3)蛇の目 -
高齢者地域ケア体制検討委員会(第3回)、
中川村は26日夜、役場で高齢者地域ケア体制検討委員会(松下昌嵩会長、11人)を開き、10月上旬に1人暮らしの高齢者を対象に実施した「高齢者向き共同住宅に関するアンケート」結果を分析し、共同住宅の方向性について話しあった。さらに議論を重ね、12月末ころまでに結論づける考え。
同委員会は高齢者が住み慣れた地域で生活を続けるために必要な、地域の助け合いの仕組みを検討するために2月に設置され、講演会など経て、10月、共同住宅に関するアンケートを実施した。
対象は1人暮らし高齢者98人、79人(回収率80%)、平均年齢77歳、持ち家率91%。「高齢者向け共同住宅は必要か」の質問には「必要」が36人(45・6%)、「必要ない」は14人(17・7%)。「共同住宅が建設されたら」の質問には「入居を希望する」が4人(5・1%)で「入所を検討したい」「将来入所を検討したい」を含めると25人(32%)となった。共同住宅の必要性は感じているが、入居するか否かは微妙という結果になった。
アンケート結果を受け、委員からは▽入居費等の負担がどの位必要か問題▽ヘルパーを充実し、在宅で暮らしたい人もいる▽寝たきりになった場合はどうなるのか▽今、現在入居を希望している人がいる▽バリアフリーでないなど現在住宅環境が悪い人も多い-などの意見が出された。# -
ふるさと大使交流会
飯島町は27日、飯島町発足50周年記念事業として、初めてふるさと大使交流会を開いた=写真。
ふるさと大使10人のうち、後藤純雄さん(ゴトウ・プロジェクト代表)、後藤俊夫さん(映画監督)、染谷和巳さん(アイウィル代表)、宮沢正さん(ミヤザワフルート会長)、芦部巧さん(日本料理巴里たから経営)の5人が来町し、町の新しい施設や企業、観光拠点などを視察し、理事者や町議会、幹部職員と親しく懇談した。
会の冒頭で、高坂町長は「ふるさと飯島を思う気持ちをざっくばらんに語りあい、活力に満ちた飯島町に向け、各種施策への提言をお願いしたい」と歓迎あいさつ。
自己紹介に続き、早速、町のマイクロバスで町内視察。本格操業が開始した田切の内掘醸造アルプス工場の見学。上の原のアグリネーチャーいいじま、観光と産業振興の拠点、道の駅花の里いいじまを見て回り、紅葉が始まった千人塚公園にも足を伸ばした。最後は飯島セラミックを見学し、ホテル陣屋で、「ふるさといいじまに寄せる思い」をテーマに懇談した。 -
かんてんぱぱで桑名智絵さんの彩画展
伊那市出身の水彩画家・桑名知絵さんによる「彩画展」が27日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている=写真。鮮やかな色彩で描かれた水彩画約30点が、訪れた人の目を楽しませている。
現在長野市で製作活動をしている桑名さんが、ふるさと展として開催している個展で6回目。色へのこだわりから、自身の作品を「彩画」と名付け、作品の中で色彩の魅力を最大限に引き出している。テーマは、自然が織りなす四季の情景を、心象風景としてとらえたものが中心。最近は、絵を額に入れる時、絵と額との間を埋めるために用いるマット素材に、作品を描くことに力を入れており、油彩や日本画を思わせる作風を実現している。
柔らかな色彩で描かれた幻想的な作品の数々は、どこか懐かしい雰囲気を持っており、見る人の心を和ませる。
桑名さんは「作品を見て癒しを感じてもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後2時)。11月5日まで。 -
信大農学部の食と緑の科学資料館、来年3月を目途に工事着工の準備進む
信州大学農学部が創立60周年記念事業として、本年秋に完成させる予定だった「食と緑の科学資料館」。建設費に当てる寄付が集まらず、工事の着工が大幅に遅れていたが、このほど、目標としていた約1億円の資金調達ができ、11月から建設工事を開始することになった。完成は約半年遅れる来年3月となる見込みだ。
昨年60周年を迎えた農学部は、同学部にある貴重な資料を展示する「食と緑の科学資料館」の建設計画を明らかにし、学部だけでは調達が困難な建設費は、個人や法人からの寄付を募ることにした。しかし、不況のあおりもあり、なかなか資金が集まらず、着工も延期していたが、同窓会や企業などの後押しで予定を押しつつも目標額を達成。今月末に入札を行い、速やかに建設工事に移ることを決めた。
現在は学部敷地内にある建設予定地の区画整備をしており、伐採したカラマツやヒノキは、建物に再利用していく。
資料館は、地域連携の拠点として位置付けており、地域住民にも同学部が持つ貴重な資料を公開する。内部には、大学で生産した農産物販売をする直売所や、地域住民も活用できる研修室なども設け、さまざまな連携を模索していく。 -
逆転で女子バレー決着、ミューズ3連覇
宮田村女子バレーボール会(小田切千恵子会長)の第16回ブロックトーナメント戦が26日閉幕し、「ミューズ」が決勝を逆転で制して3連覇を達成した。
既婚者が対象の大会で12チームが出場。4つのブロックの勝者がこの日、トーナメントを戦った。
決勝は手に汗握る大接戦。ミューズは初優勝を目指すみなみに苦戦し、第1セットを先取される展開に。
第2セットは取り返したが、最終セットも終盤までリードを許した。
しかし、マッチポイントを握られてから驚異の粘り。4点を連取して逆転勝ちした。
強打でピンチを救ったアタッカーの森下一江さんは「今日は調子が良かったので、どんどん打ち込んだ」と喜びを爆発。
先手を常に奪われる厳しい決勝について、春日洋子主将は「とにかく、あきらめないでレシーブをしようと結束した」と振り返った。
上位結果は次の通り。
(1)ミューズ(2)みなみ(3)里宮(4)ツーオー -
箕輪町郷土博物館特別展「みのわの伝説」28日から
箕輪町郷土博物館で28日、特別展「みのわの伝説」が始まる。脈々と語り継がれてきた伝説を取り上げ、ストーリーを絵と共に紹介し、伝説の場所や関係する書物なども展示している。
郷土の先人が語り継いできた箕輪町に関係する伝説は、さまざまな書物に57残っている。地域の人から直接聞いて学ぶ機会が減っている今、郷土の伝説が継承されなくなるとの心配もあり、今回伝説にふれ考える場に-と企画した。
「戸沢の日切り地蔵」「秋葉三尺坊」「竜宮塚」、実在した医者中村元恒の話「こぶとり医者」など18の伝説を取り上げた。原文に忠実に4コマ漫画風に挿絵を入れて話を紹介。伝説の場所を地図で示し、解説文もある。
同館では、「伝説には、先人が自らの体験から得た生きていくために必要な知恵や教えが含まれている」とし、伝説を読む楽しさと同時に話の奥にある意味を考える楽しさもあるという。「話や解説文をじっくり読んで、何か役に立つことを見つけてほしい」と話している。
会期は11月26日まで。午前9時縲恁゚後5時。月曜休館。特別展期間中は入館無料。
期間中、関連行事が2つある。
◆紙芝居でみよう みのわの伝説=11月12日午前10時、午後2時の2回上演。会場は郷土博物館。午前は「穴にはいったお坊さん」「おとぼ池のかいぶつ」「あばれ天竜」、午後は「右門とだいじゃ」「竜宮塚」「八乙女物語」。せせらぎ会が担当する。参加無料
◆町内伝説の舞台めぐり=11月25日午前9時縲・1時半。8時50分役場前集合。竜宮塚、夫婦石など5カ所をマイクロバスでめぐる。定員20人。参加費50円(保険料として当日持参)。参加希望者は同館(TEL79・4860)に申し込む。定員になり次第締め切る。 -
【記者室】音楽の楽しみ
グループ紹介で取材させていただいた音楽好きの集まり「たそがれシーラクバンド」。60歳以上のメンバーが奏でる音は、生演奏の迫力、感動はもとより聞く者の心に楽しさ、心地よさを届けてくれた▼「皆でやると音が音楽になる」。一人の言葉に「いいこと言うねぇ」と仲間たち。音楽をやっている人にとっては当たり前のことかもしれないが、一人で演奏する経験しかない自分は、バンドの演奏を聞いて、まさに「音が音楽になる」瞬間にゾクッとした。こういう音楽の楽しみ方もあるのだなと、心躍らせて聞かせていただいた▼楽しみながら志を求める-。バンド名に込めた思い。人生を楽しんでいる、その生き生きとした姿がすてきで、うらやましくも思えた。(村上記者)
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【陶芸作家 岡田和也さん】
「例えば丸っこい感じの物を作ろうと思った時に、イメージとして風鈴か鈴のような形を頭に浮かべて作ったとします。それで良い物ができたとして、しばらくしてあんな感じの物をまた竏窒ニ思ってやってみても、なぜか違った出来になってしまう…。つまり、ただ形をまねることばかりを考えても駄目なんです。気持ちがそこにないと。型を使って作る大量生産品と違って、一つ一つ手作りであるからにはね」
最も緊張する瞬間は月に1、2回程度の、最終工程である本焼きを終えて窯を開く時だという。
「失敗したら1カ月間の苦労が水の泡。頼むからうまく焼けてくれ竏窒ニ祈るような気持ちです」
時間は20時間前後だが、何度やってもその間は落ち着かない。火が安定していないとうまく焼けないため、焼いている間は温度計を見ながらこまめに火加減を調節する気苦労の連続だ。
「だからこそ、思った通りの物が焼けた時は心底ホッとします」
◇ ◇
名古屋市生まれ。大学卒業後、洋酒の輸入代理店に勤務したが、仕事も東京暮らしも肌が合わず数年で退職。北海道の農場で2年間ほど働いたりもした。
27歳の時「何か自分の力だけでできることを仕事にしたい」と一念発起。もともと物作りが好きだったこともあり、陶芸作家への道を志した。瀬戸市にある愛知県立窯業高等技術専門校に入学し、1年間みっちりと基礎を学んだ。
「陶芸はやったことがなかったので、かえって新鮮で楽しかった。先入観はゼロだったし、何も考えず素直に吸収できました」
後に妻となるりえさんともここで知り合った。卒業後は求人に応じて阿南町の陶芸センターに職を得た。8年間、講座などで指導員を務める傍ら、自身の技を磨いた。
2年前、独立の思いを押さえ切れず、退職を決意。自分の窯を構える適地を探した。
「せっかく好きになった長野県だし、まったく違う土地は嫌だったから、あまり遠くない所を探しました」
環境が心にしっくりくる竏窒ニ駒ケ根が気に入り、念願の工房「山の木窯」を現在の地に構えた。
◇ ◇
主に茶わんや皿などの日用品を制作する。
「日用品は見た目の良さとともに使いやすさが求められる。デザインと機能性の両立ですね。例えば茶わんは重くては駄目。使うことが前提ですから。シンプルこそ実は難しいんです」
「外から見ると好きなことやって暮らせて気楽で良いと思うかもしれないけど、そんなことないですよ。まあ、自分も昔はそう思っていたんですけどね」
昨年からりえさんとともに陶芸教室も始めた。初心者から経験者まで技能に応じて丁寧に指導している。問い合わせは山の木窯(TEL83・3771)へ。
(白鳥文男) -
ハロウィーンのちょうちんづくりに挑戦
伊那市の伊那小学校2年泉組(鈴木修司教諭・31人)が27日、ハロウィーンのカボチャちょうちんづくりに挑戦した。児童たちは自分の顔より大きなカボチャを相手に思い思いの作品を仕上げた。
28日にある、八幡町実業団協同組合の「八幡町ハロウィン」に展示するため、同組合の依頼で制作。児童は、組合員や保護者の力を借りて2縲・キロほどのカボチャに表情を描いていった。
小型のこぎりやスプーンなどを使って、目や口をくりぬき、耳や角、しっぽなどを取り付ける、個性豊かな作品を完成。飯島靖之君(8つ)は「うまくできたので皆に見てもらいたい」と力作の出来上がりを喜んでいた。
28日は、スタンプラリー、仮装コンテストなどがあり、泉組も参加する予定。カボチャのちょうちんは会場に飾り、午後5時30分にあかりがともる。
カボチャのちょうちんづくりに挑戦する児童ら -
文科省から優良公民館表彰 西箕輪公民館
伊那市の西箕輪公民館が文部科学省の「第59回優良公民館表彰」を受けた。27日、城取茂美公民館長らが市役所を訪れ、小坂樫男市長へ報告した。市内の公民館が受彰したのは、86(昭和61)年の伊那公民館以来となる。
保健師や地域社協などの協力で始まった高齢者の健康推進事業「脳イキイキ講座」や、地元小学生の5泊6日の通学合宿などの公民館活動が認められた。26日、東京であった表彰式では、全国59公民館を表彰。県内では長野市の公民館も選ばれた。
城取公民館長は、表彰理由となった、脳イキイキ講座について「他の公民館でもユニークな活動だと興味を持ってもらえた」と報告。「介護保険を受けずに地元高齢者が元気に暮すことは、地域の活性化につながる」と話した。
同講座は02年度に始まり、初年度は1会場、2年目は3会場と増えた。講座は現在、出前講座として各分館でも開くようになり、本年度は地区内8分館でほぼ毎月の開催。音楽療法師、体育指導員による健康に関わる講座を展開している。
報告に訪れた城取公民館長(中)ら -
駒ケ根市高連交流会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長))は23日、視察研修のため訪れた愛知県安城市の老人クラブ連合会(加藤正明会長)の理事ら約30人を同市の駅前ビル・アルパに迎えて交流会を開いた。駒ケ根市高連は理事ら16人が出席。最重点と位置付ける健康づくりの取り組みなどについて資料を示しながら詳しく説明した=写真。安城市高連の理事らは感心した様子で説明に聴き入っていた。
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通り町のアンネのバラ咲く
伊那市通り町のかぐやオルージュの前にある「アンネのバラ」が見ごろを迎えている=写真。
上下伊那のバラ愛好者でつくる「アルプスバラ会」は今年、会員約100人に『アンネの日記』の著者、アンネ・フランクゆかりのこのバラを株分け。会に所属する同店も、その枝を大切に育て、大輪の花を咲かせることに成功した。
芳しいオレンジ色の花は、道行く人の心を和ませていた。 -
還暦記念で図書寄贈
駒ケ根市の赤穂中学校を1962(昭和37)年に卒業した同窓生ら約400人でつくる「赤穂いぬい会(赤中37年会)」(諏訪徳行会長)は還暦を記念して市内赤穂地区の私立を含む11の保育園・幼稚園と3つの小学校に対し総額50万円分の図書券を寄贈した。26日、赤穂保育園(小出ちせ子園長)で贈呈式が行われ、訪れた諏訪会長ら同会の役員が約50冊の図書を園児らに手渡した=写真。たくさんの真新しい本を手にした園児らは歓声を上げて大喜び。本のお礼に竏窒ニ全員で元気に歌を披露した。同会の役員らは「喜んでもらえれば何よりだ」と笑顔で話していた。
図書券は園児数などに応じて各園と学校に配分され、それぞれ希望する図書の購入に充てられる。
同会は母校の赤穂中学校にもマイク、アンプ、スピーカー付きのレクチャー・テーブル(演台)1台(約25万円)を寄贈している。