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信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)飯島町「七久保県道をはぐくむ会」が県と協定を締結
県伊那建設事務所(松下泰見所長)と飯島町七久保区の「県道をはぐくむ会(加藤主殿区長)」は13日、信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)の協定を締結し、飯島町役場で調印式を行なった。主要地方道飯島飯田線飯島町柏木信号縲怏コ伊那郡境約3キロ間で、沿道4耕地300人で構成。沿道住民がボランティアで行なう沿道の花壇の管理や法面、歩道の草刈、清掃、歩道の除雪などを建設事務所が支援する。上伊那地方では9団体目。
「県道をはぐくむ会」は、94年町から「我町は花で美しく推進機構(花機構)」事業推進の中で、協力できる耕地はないかとの呼び掛けで、北街道、新屋敷耕地の住民が、道沿いに花や花木を植えたり、家の前の花壇や空地に花を植えはじめたのがきっかけ。
調印式で松下所長は「町と地元が協働の精神で、道路の環境美化活動に取り組むことは大切。県は制度の中で様々な支援ができれば」とあいさつ。
立会人の高坂町長は「飯島町では最初の調印。県や町、地域が役割分担する中で、道路を大切に美しい使っていきたい」と述べた。 また、七久保区の加藤区長は「この調印を契機に、除草や手入れで県道が一層美しくなることを願い、活動していきたい」と誓った。 -
信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)中川村花花クラブが県と協定を締結
県伊那建設事務所(松下泰見所長)と中川村の「花花クラブ(佐々木達男代表)」は13日、信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)の協定を締結し、中川村役場で調印式を行なった。国道153号小平縲恪竚ヒ約300メートル間で、小平、坂戸の沿道住民30人で構成。沿道住民有志がボランティアで行なう沿道の花壇の管理や法面の草刈などを建設事務所が支援する。上伊那地方では10団体目。
「花花クラブ」は97年、環境美化運動として、村の呼び掛けで、地区内で有志を募り、国道沿いの花の植栽と管理を始めたことがきっかけ。今年は10月下旬、11月上旬に花壇整備を予定。
調印式で松下所長は「調印を契機に地域が心を合せ、道路の環境美化活動を通じて、道路への愛着心を高めて」と期待を込めた。
立会人の曽我村長は「北の玄関口である小平、坂戸がはなやかに、きれいになることは、魅力ある村づくりの一助になる」と歓迎。「花花クラブ」の佐々木代表は「調印により、心新たに、活動の輪を広げ、通行する人が和んでもらえるように頑張りたい」と誓った。 -
子どもと本の会」を結成「とっぴんぱらりん」を創刊
中川村の子どもや本にかかわる人、読書好きが集まり、7月結成した「子どもの本の会(長尾久美子会長)」はこのほど、情報誌「とっぴんぱらりん」を創刊=写真。A3版、200部製作し、村図書館、つどいの広場「バンビーニ」、役場など公共施設に配布した。
タイトルの「とっぴんぱらりん」は秋田の民話の話し終りにつける「とっぴんぱらりんぷう」から名付けた。
創刊号は「秋のおすすめ絵本」として「もりのかくれんぼう」「ぼく、お月さまとはなしたよ」を紹介。「かぼちゃのむしパン」の作り方も掲載。図書館イベント、バンビーニのイベント情報など、内容盛りだくさん。
情報誌「とっぴんぱらりん」は年4回発行の予定。
このほか、「子どもの本の会」では14日午前10時30分から、社会体育館2階で初めての講演会を企画。各地で絵本・わらべ歌の講演活動を展開する落合美知子さんが「親子で楽しむ絵本とわらべ歌」と題して講演する。 -
後藤監督の長編映画 タイトルは「Beauty」
伊那市出身で、飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画のタイトルが「Beauty(ビューティー)竏樗・オきもの」に決まった。13日、下伊那郡大鹿村で記者会見し、後藤監督が発表した。
これまで「村歌舞伎一代」を仮題にしてきたが、伊那谷の自然や地芝居を伝承する人々の心の美しさを強調。若い世代にもターゲットを置きたいとの意向もあり、ローカルな感じを全国・世界発信用に切り替えた。
映画は、昨年秋から四季折々の風景を撮影し、11月からは役者を交え、子ども時代のシーンから撮る。撮影場所は、上・下伊那の各市町村から要望があった個所を事前に見て回り、伊那市長谷の熱田神社、下伊那郡清内路村のミズナラなどをピックアップ。07年5月までに撮影を終え、秋以降に全国上映する予定。
記者会見では、準主役の歌舞伎俳優・片岡愛之助さんの起用や、主人公の少年時代のクラスメートの子役も発表した。
クラスメート35人のうち上伊那の小中学生は3分の2を占める。主人公の子役は、踊りのけいこが必要であるため、地元からは選ばなかった。
映画は、昭和10(1935)年、信州の小さな村が舞台。主人公の木地師半次が地芝居を通して友情をはぐくむ青春時代から、シベリア抑留の過酷な戦争体験や親友の死などを経て地芝居を再興、継承していく物語。主役は、歌舞伎俳優の片岡孝太郎さん。
後藤監督は「村歌舞伎を伝承する人々の魂を見直す機会にしたい」と述べた。
製作費は2億円。寄付金5千万円を目標に置いていたところ、10日現在で4900万円が地元企業や地域住民などから寄せられた。
子役は次の皆さん(上伊那関係分)。
金沢智奈、川澄拓夢(以上辰野東小)岩田翠、松本綾菜、松下一花、丸山菜美、林珠希(以上飯島小)木下柊平、大日方和(以上西箕輪小)安藤友里、福沢愛香、鈴木颯太(以上伊那小)北原亜美(箕輪北小)松村大樹(七久保小)幸村響(赤穂中)柴明子、中村彩夏(以上西春近南小)小池愛海(伊那東小)原風音(南箕輪小)宮島亮太、平沢水喜(以上中川東小)遠藤巧也(伊那北小)春日啓志(赤穂東小)岡田萌(赤穂小)
撮影に当たり、村歌舞伎を見る観客役のエキストラ500人を募集している。
撮影は11月19日、下伊那郡大鹿村の大磧神社である。午前7時半縲・時に大鹿小学校体育館へ集合。撮影は午後4時半終了で、途中参加や退場はできない。
服装は昭和10年代をイメージしたもの。
問い合わせは、伊那市・飯島町が各市町の募集担当窓口、そのほかは大鹿村教育委員会エキストラ募集担当窓口(TEL0265・39・2100)。
タイトルを発表する後藤監督 -
八幡町ハロウィンに向け タペストリーでPR
伊那市の伊那北地域活性化センターなどで展開する28日の「八幡町ハロウィン」に向け、八幡町実業団協同組合(尾崎晃一理事長)は13日、町内の街路灯にPR用のタペストリー50枚を取り付けた=写真。
役員約10人が脚立を使って町内の道路(全長約450メートル)の両側に1本ずつ取り付け。顔の形をしたカボチャのイラストと「ハロウィン」の文字が入ったタペストリーが町内を彩った。
本年で5回目となる同イベントは、きたっせなどで午後2時45分縲恣ッ6時。組合加入店の協力を得たスタンプラリー(各店で菓子を配布)、ジャック・オ・ランタン(カボチャちょうちん)づくり、仮装コンテストなどを企画している。
新企画のフォトコンテストは、当日撮影した写真を募って、後日ある「山寺区収穫祭」で展示する予定にしている。
午後5時30分には、ジャック・オ・ランタンの点灯式もあり、幻想的な雰囲気となる。 -
ソフトバレー 上伊那から2チーム全国大会へ
全国大会に出場するソフトバレーボールチームの「似たかよったか」の主将、若林一雄さん(60)=伊那市山寺=、「ルドルフ辰野」の選手、池上徳明さん(62)=同市西町=ら3人が12日、市役所を訪れ、小坂樫男市長に出発前のあいさつをした。
似たかよったかは「ねんりんピックしずおか」(28縲・1日・静岡県)に、ルドルフ辰野は「全国ソフトバレーシルバーフェスティバル」(28縲・9日・熊本県)に出場。池上さんはチーム内で市内からただ一人の出場となる。
似たかよったかは60歳以上の男女8人、ルドルフ辰野は50歳代と60歳代からそれぞれ男女4人の計8人チーム。ともに5月にあった県予選大会で全国大会の出場権を獲得した。
若林さんは「優勝を目指して頑張りたい。今年は力があるのでチャンス」、池上さんは「楽しみながら、できれば優勝を」と意気込みを語っていた。 -
伸光製作所で総合防災訓練 有毒ガス発生の対応も
箕輪町木下のプリント配線板製造「伸光製作所」(河野哲郎社長)で12日、総合防災訓練があった。社員約410人が参加。震度5以上の地震が発生したとの想定で、放水、初期消火、避難などの訓練を実施し、有事にそなえた。
全国労働安全衛生週間に合わせての恒例訓練。05年3月に屋外にある塩酸タンクから塩酸ガスが発生した事故を契機に、昨年からは「有毒ガス発生」による対応もシナリオに入れ、防災訓練をしている。
本年度は箕輪消防署員が参加し、有毒ガスの発生で逃げ遅れた社員を救護する訓練を初実施。昨年度同署へ配備した化学防護服をまとった署員2人が工場内を探索し、床に倒れていた社員を救出した=写真。
河野社長は「訓練をきっかけに、日ごろのイメージトレーニングで想像力を豊かにし、いろいろな状況に対応できるように準備してほしい」と総評した。
05年の事故は塩酸タンク上部の排風配管が落下し、破損した塩酸配管からガスが発生した。配管は強固なものに付替え、排風配管の下には落下防止のネットを設置するなどの対策を講じた。 -
郷土が育んだ信州ゆかりの作家展 ベル伊那17日まで
「郷土が育んだ信州ゆかりの作家展」は17日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。大正、昭和にかけて活躍した作家約30人の油絵、水彩画、彫刻、書など計45点を展示販売している。
辰野町出身の中川紀元の「伊那谷暮日」、宮田村出身の平沢喜之助の「少年道化」などの油彩のほか、丸山晩霞の「信州風景」などの水彩もある。彫刻では清水多嘉示、瀬戸団治らのブロンズ像も並んでいる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
障害者自立支援法で福祉作業所家族会が村に要望書提出
宮田村福祉作業所に通う利用者10人の保護者でつくる家族会(赤羽好美会長)は13日、障害者自立支援法の新しい制度の下でも負担が増えないよう求め、清水靖夫村長に要望書を提出した。先走りする国の理念に村の現場サイドも戸惑いを隠せず、保護者や利用者も年齢を重ねていく今後の生活について不安を訴えた。
「国の支援が見えてこない。そのしわ寄せが来ている」。この日、要望書を受け取った清水村長は苦しい胸の内を家族会や利用者に伝えた。
同法は福祉サービスを利用する障害者に相応の自己負担も求めているが、村は福祉作業所の利用料について現段階では負担額などを決めていない。
「不公平のないようにしたい」として他市町村の動向をみながら、利用負担などを決めていこうと考えているからだ。
村長と懇談した家族会側からは「今は送り迎えもしたりできるが、我々保護者が年をとって動けなくなったら、誰が子どもたちの面倒を見てくれるのか」と不安の声も。
清水村長は「日本の福祉はどれをとっても深刻。しっかりと意見は言っていきたい」と話した。 -
宮田中「梅樹祭」
自身の想い率直に、限りない可能性広げて宮田村宮田中学校の文化祭「第48回梅樹祭」は13、14日開き、可能性をもっと伸ばそうと、一般公開もして意欲的に展示やステージ発表などを行っている。恒例の弁論会は、人間関係や命の大切さなどを本音で語った。
1年から3年まで代表の8人が弁士となり、想いや考えを率直にぶつけた弁論会。
2年の加藤香さんは、学校に行けず悩んでいる時に、友人からもらった手紙が励みになったと発表した。
いつも通りに接してくれた友人、家族、先生など多くの人の支えがあって今の自分があると語り、「これからは支えてあげられる側にもなれるよう努力したい」と話した。
3年の宮下理子さんは、友達関係について発表。表面上の友情ではなく、トラブルがあってもよく話し合うことが大切と、自身の経験を通じて話した。
2年の後藤佑梨さんは読書で感じた命の大切さについてふれ、世界中には多くの子どもたちが病気などで苦しんでいると説明。
「私は自由に何でもできる環境にいながら、無駄に過ごしてきた。苦しんでいる人の少しでも心の支えとなり、今を大切に生きていきたい」と話した。
14日は午前8時半から講演会、同10時20分から音楽会を開催。校内展示も一般公開し、午前は9時から正午、午後は1時から2時まで行う。 -
大芝高原で上伊那郡市育樹祭開催
上伊那郡市育樹祭が13日、南箕輪村の大芝高原みんなの森であり、関係者や地元小学生ら総勢330人が除伐作業などを体験した。上伊那地方事務所、南箕輪村、上伊那山林協会、上伊那森林組合主催。
「育樹月間」(10月)に併せた恒例事業。森林づくりの大切さなどを学んでもらう目的で、上伊那各市町村を巡って開催している。今年は市町村や林業団体などの関係者、南箕輪と南部の両小学校6年生、一般が参加した。
式典で竹松政博地方事務所長は「森林の良さを見つめ直してもらい、多くの人の力で整備が推進され、より良い状態にしていければ」とあいさつ。
児童を代表して南箕輪小の清水泰志君と南部小の福沢咲さんが「豊かな緑を守り育て、大切な宝物として次の世代に引き継ぎたい」と宣誓。記念品として、南箕輪小に農業用フォークと草かき、南部小に樹木ラベル一式が贈られた。
参加者たちはアカマツ林1・8ヘクタールで、ナラやカエデ、リョウブなどの広葉樹を間伐。児童たちも指導を受けながらナタやのこぎりを使って作業した。ほかに、13年前に植えられたヒノキの枝払いなど、約1時間作業に汗を流した。 -
もっと輝け!中小企業(1)
上伊那で輝いている中小企業経営者の・ス元気・スの秘訣を探り、地域産業の活性化に結び付けよう竏窒ニ、03年4月から05年3月まで「上伊那・輝く!経営者キャンペーン」が展開された。産学官でつくる推進委員会(委員長=三井貞明元養命酒工場長)が中心となり、2年間のキャンペーン期間中に、約100人の「輝く経営者」を伊那毎日新聞紙面やケーブルテレビ3局を通じて紹介するとともに、シンポジウムや表彰式、ミニ見本市などを開催。元気でユニークな経営者たちの経営手法、経営理念などに学び、上伊那および信州の産業のあるべき姿、進むべき道を探ってきた。
同キャンペーンの背景には、県内企業の経営者や県知事らによる「信州ものづくり産業戦略会議」が02年に発表した提言や、上伊那の産学官でつくる「上伊那地域の新しい産業像及び振興策調査研究委員会」の提言があった。
両提言は「健康・福祉」「環境」「教育」にリンクした信州らしい「製造業」「観光(商業)」「農林業」のあり方や、「上伊那の地域特性」に沿った産業振興を強調。
「上伊那・輝く!経営者キャンペーン」はこれらの提言の有効性を証明する結果にもつながり、各層各界の注目を集めた。
このキャンペーンの・ス果実・スを多くの人々に還元しようと、伊那毎日新聞社はこのほど、キャンペーンで紹介した元気な経営者約100人を一挙に掲載した書籍「信州伊那谷からの挑戦」を「いなまい叢書」第2弾として発刊した。
この本に登場する経営者たちの「元気」の秘訣を産学官それぞれの立場から裏付けてもらい、改めて上伊那の産業モデルをさぐってみる。 -
【記者室】13日の金曜日
13日の金曜日といえばキリスト教では最も不吉な日とされている(らしい)。キリスト教徒ならずとも何となく気になるが、意外なことにその理由ははっきりしないのだという▼世に迷信の類は多い。日本では4は死に、9は苦に通じるとして嫌われる。茶柱が立つと縁起が良いとされ、黒猫を見ると悪いことが起きるという竏秩Bこれらには根拠不明なものが多いのだが、理詰めで物事を考える人が案外こだわっていたりして面白い▼一方で、まったく信用しない、と言ってすべて切り捨ててしまう人もいるが、それでは何だか寂しいような気がするのだ。あまり気にしすぎるのも困るが、単調になりがちな毎日の生活にちょっとした味を添えてくれるスパイスと思いたい。(白鳥記者)
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秋の風物詩「わらにお」作り
駒ケ根市東伊那の白川泰章さん(70)方で12日「わらにお」作りが始まった。白川さんは稲刈りの終わった田に3本の長い木で支柱を組み、形がゆがまないよう気を使いながら丁寧にわらを積み上げた=写真。「昔はどこの家でも作っていたもんだがこのところ全然見ない。この辺では今じゃうちだけだよ」と白川さん。1つ作るのに約1時間かかる重労働だが、白川さん方では毎年10個ほど作っているという。
「わらにお」は稲わらを良い状態で保存するために高さ約2メートル、直径約1・5メートルの円柱状に積んだ物。農業の機械化により家畜を飼わなくなったことなどからわらの需要がなくなり、最近ではほとんど見られなくなった。 -
アオサギ写真展
駒ケ根市立博物館は同市のアマチュア写真家中原寧之さんによる写真作品展「誕生から巣立ちまでのドキュメント アオサギ 写真50枚の記録」を31日まで同館ロビーで開いている=写真。展示されているのは中原さんがアオサギの生態を克明に観察し、じっくり時間をかけて撮影した約7千枚の中から選び出した50枚。つがいの懸命な子育てとひなの成長の様子など、めったに目にすることのできないアオサギの生態を見事にとらえている。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時30分。月曜日休館。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
防犯パレード
全国地域安全運動初日の11日、駒ケ根市と伊南防犯連合会、駒ケ根警察署は市民に防犯を呼び掛けるパレードと街頭啓発活動を市内で行った。伊南防犯連合会役員、市職員、警察署員など約20人が参加し、パトカーを先頭に市の青色回転灯防犯パトカーなど8台で駒ケ根署を出発=写真。「車上狙いや振り込め詐欺などに気をつけましょう」などとスピーカーで放送しながら市内を走り、市民に防犯を呼び掛けた。
市内の大型店では警察官や防犯連合会の役員らが買い物客らにチラシを手渡して、犯罪の未然防止を訴えた。
駒ケ根署で行った出発式で山本修作署長は「子どもたちの安全を守るためにも、防犯活動を通じて地域の安全意識を高めてほしい」と参加者を激励した。 -
みなみみのわフォトグランプリ審査会
南箕輪村で11日、第1回みなみみのわフォトグランプリの審査会があった。応募のあった12人54作品の中から、伊藤好幸さん(伊那市)の『なずなつみ』が、最優秀賞に選ばれた。
これまでは、大芝高原まつりにスポットを絞ったフォトコンテストをしてきたが、今年は南箕輪村の良さをPRする写真を応募してもらおう竏窒ニ、四季を通した村の風景や、村らしい場面を写した作品を募集。上伊那各地からの応募があった。
最優秀賞のほか、風景、自然などをとらえた優秀作品を選出するネイチャーフォト部門、後世に語り継ぎたい作品を選ぶヒューマンドキュメント部門、大芝高原まつりの作品を選ぶOshibaフェスティバル部門、中学生以下の作品を選ぶヤング・パワー!部門を設けたが、ヤング・パワー!部門に該当する応募は無かった。
プロや信州大学の学生など、選考委員7人が、それぞれを見比べながら入賞作品を選出。雪の仙丈ケ岳の前で、ナズナ摘みをする人々を写した伊藤さんの作品には「村から望む山が入っているのがいい」などの意見が寄せられた。
審査委員の一人、スタジオ結の小松豊さんは「選ぶのに迷った。今年は目を引く作品がなく、入賞したのも常連の人ばかりだった。もっと多くの人に参加してもらいたい」と話していた。
入賞者は次のみなさん。
◇優秀賞=伊藤好幸(伊那市)『なずなつみ』
◇ネイチャーフォト部門=耳塚雅知(南箕輪村)『レンゲ草と中ア』、酒井芳郎(箕輪町)『田植も終わって夏を待つ』
◇ヒューマンドキュメント部門=久保村由人(伊那市)『べとリンピック』、向山世男(伊那市)『ライトアップ』
◇Oshibaフェスティバル部門=蜷川靖子『みんなともだち』、大西廣文(飯島町)『まつりの男たち』
◇佳作=牧田増男(伊那市)北澤和子(南箕輪村)宮下敏治(伊那市)橋本隆治(南箕輪村)加藤平治(南箕輪村) -
志扇流がみその園で日本舞踊を披露
伊那市富県に拠点を置く「志扇流」(志扇寿光家元)のが11日、伊那市御園のデイサービスセンター「みその園」で、日本舞踊を披露した=写真。
お年寄りに楽しんでもらおう竏窒ニ、上伊那の各福祉施設を巡り、日本舞踊を披露している志扇流。みその園にも定期的に訪れていたが、今回は約半年ぶり。この日は、伊那市や、南箕輪村の6人が、同施設を訪れた。
自己紹介の後メンバーは、美空ひばりの残狭子守り唄」や、坂本冬美の「ふたりの大漁節」など9曲を披露。「久しぶりだね」などと話しかけると、お年寄りも「花が来た」など笑顔で応え、会場に笑いがあふれた。 -
農事組合法人
名称「みのわ営農」に決まる箕輪町の農事組合法人みのわ営農(仮称)設立発起人会は11日夜、第3回会議を町役場で開き、設立趣意書案を承認し、法人名を「農事組合法人みのわ営農」に決定した。
「みのわ営農」は、町内を一円とする農事組合法人。設立の趣意は▽国の農政大転換に対応した受け皿づくり▽農業機械への過剰投資を抑え競争力のある米産地づくり▽荒廃農地の防止と担い手育成の基盤づくり▽地域農業者の協同組織としての農事組合法人づくり-。担い手組織要件をクリアし、税制度や経営面でメリット追求がより期待できる農事組合法人を選択した。
今後は、加入申込みに向け17日から19日まで町内15地区で集落懇談会を開き、31日までに第1次申込みを取りまとめる。設立総会は12月10日に伊那プリンスホテルで開く。 -
ブランドづくりネットワーク信州が箕輪町の赤そばブランド化へ視察
長野県内のブランドづくりを支援する長野県デザイン振興協会のブランドづくりネットワーク信州(鈴木進委員長)が、支援モデルの第1弾に箕輪町の赤ソバを取り上げ、11日に上古田金原地区の赤そばの里や留美庵などを視察した。今後、ブランド化に向け検討し、07年1月ころに町へプログラムの提案を予定している。
ブランドづくりネットワーク信州は、05年に県内の産・学・官の代表機関が集まり策定した「信州ブランド戦略」に沿って、商品や販促のデザイン、宣伝・広告など専門性の支援を担う。長野県デザイン振興協会を母体に本年5月に設立した。
ブランドづくりのテーマ募集に箕輪町が赤ソバを申し込み、9月28日の検討会で第1弾テーマに選ばれた。
メンバー8人が箕輪町を訪れ、赤そばの里や広域農道沿いなどに咲く赤ソバを視察。留美庵で「赤そば十割そば」も試食した。五味英紀副委員長は、「赤ソバといういいものがある。作って、伝えて、売る仕組みを作りたい」と話した。
町は、農業や観光を通じて町全体のPRを図るなかで、町独自のブランド作りの一つとして赤ソバをネットワーク信州に依頼した。プログラム提案を受けた後は、予算化も含め検討し、実施する場合には継続的にサポートを受けることができる。町産業振興課は、「今回のプロジェクトを足がかりに、さらなるブランド化の参考にしたい」としている。 -
シートベルト県内着用率調査結果
長野県は11日、9月25日から29日に県内の各市町村で実施したシートベルト調査結果を発表した。上伊那地区の市町村では、箕輪町が総合着用率ベスト10に100%で同率1位8町村の一つ、南箕輪村は93・9%でワースト10の10位だった。
調査は各市町村で地域内交通の多い地点1カ所(人口5万人以上の市は原則2カ所以上)、計97カ所で車両1万2508台を対象にした。着用率の最高は100%、最低は上田市で89・7%だった。
着用率ワースト10位の結果に対し南箕輪村の加藤久樹助役は、「村や村交通安全協会がマナーを守るよう呼びかけているが、なかなか徹底されず大変に残念な結果。自分のためだと思って着用してほしい。今後も呼びかけをし、徹底を図りたい」と話した。 -
中川2小学校で「もみじ給食」
さわやかな秋晴れとなった12日、中川村の2小学校ではミズナラの葉が黄みを帯び、ドウダンツツジが赤さを増し始めた校舎周辺で、「もみじ給食」を行った。
この日の献立は秋の味覚クリを使ったお赤飯、子どもたちに人気の肉団子、野菜サラダ、牛乳、デザートは紅葉ゼリー。
それぞれ、フレンド班が芝生や桜の下にシートを敷いて、給食を囲んだ。代表児童の「手を合わせて、いただきます」のあいさつで、一斉に食べ始めた。
子どもたちは色づきはじめた里山のもみじ、風を伝って香る金モクセイなど、秋の風情と一緒に、給食を味わった。 -
「おひさまクラブ」が油絵展 自由の世界堂々表現
伊那市を中心とした油絵愛好者でつくる「おひさまクラブ」(有賀恵治会長)の油絵展は20日まで、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。メンバー16人が一人1縲・点の計23点の新作を出品している。入場無料。
会社員、主婦、定年退職者など、30縲・0歳代の幅広い年代の会員が、旅行先の海や山の風景、自分の孫を描いた人物画、花、果物などの静物画を展示。仕事や家事の合間を見て、楽しみながら制作した力作が会場を埋めている。
メンバーらは題材に対して感じた思いを、自分の心の中の世界として描写している。パリ国際ル・サロン会員で同クラブの講師を務める、碓井伍一さん=同市山寺区高尾町=は「自分の世界を堂々と表現していて、自分らしさが出ている」と評価している。
「おひさまクラブ」は市駅前ビルいなっせであった、「第1回油絵教室」の卒業生有志で04年に発足。現在はメンバー18人が月2回の教室で交流を深めながら、制作活動に励んでいる。同ギャラリーでは4回目の展示となる。
土・日曜日、祝祭日休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
伊那郵便局に年賀はがき到着
11月1日に全国一斉販売する07年用年賀はがきが12日、伊那市坂下区の伊那郵便局に到着した。今年は例年の販売実績をもとに、前年比33・5%減の170万8千枚が届いた。
内訳は、無地44万4千枚、インクジェット用99万2千枚、絵入り(信越版)4万4千枚、4面連印5万7千部。到着した年賀はがきは同局分のほか、近隣郵便局16局分もあり搬送する。
各年賀ともに減少傾向だが、絵入り年賀は最も多く昨年比54・2パーセントの減。パソコンなどで自作できることが原因となっているという。
伊那郵便局では予約受け付けを開始している。問い合わせは郵便課(TEL72・2552)へ。 -
伊那市長谷のNPOと信大農学部が雑穀収穫
ミレット(雑穀)を復活・普及させ、中山間地の地域活性化を狙う伊那市長谷のNPO法人「南アルプス食と暮らしの研究舎」と信州大学農学部食料生産科学科の井上直人教授の研究室は11日、長谷の田んぼで栽培してきたキビやヒエ、アワなど6品目20種を収穫した。
雑穀の栽培は「ミレット復活事業」の一環で、同地に適当な品種を調査し、普及を目指す。来年度以降は栽培面積を除々に拡大していくとともに、研究舎では品種の特性に合った料理の開発、提供も考えている。
両者は昨年12月から取り組み、全国各地で栽培されているさまざまな品種を集めて、大学の苗場には種。6月に長谷の約5アールの田んぼに苗を移植し、手を加えたのは2度の草刈りのみで、無農薬で育てた。この日は、会員や学生ら約20人が作業にあたり、種類ごとに実の部分だけを刈った。
雑穀は栄養価が高いことから井上教授は「長寿社会の現在、健康面からニーズがあり、都会では白米より高値で取り引きされている」と話し「山村の農家が主体的に栽培していければ、地域振興にもつながる」と期待していた。 -
駒ケ根市高齢者クラブ連合会体育祭
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)は11日、第31回体育祭を駒ケ根市東伊那のふるさとの丘アルプスドームで開いた。風船サンドイッチ、運試し、玉入れ、輪投げ、グラウンドゴルフなど全10種目(得点種目は5)が行われ、参加した会員ら約400人が地区対抗で優勝を争った。
「玉送り」は1チーム10人が一列に並び、ボールを脚の間に通したり、頭の上から後ろに送る速さを競うゲーム。出場者らは「早く、早く竏秩vと気持ちはあせるものの体は思うようには動いてくれず、よろけたりしりもちをついたりしながらも懸命にボールと格闘した=写真。中にはボールを落としてしまい、大きくタイムをロスするチームもあったが、応援席からは「あきらめるな」「頑張れ」と声が掛かるなど、競技は和やかな雰囲気の中で行われた。
天気は朝からあいにくの雨だったが「こんなこともあろうと」あらかじめドーム競技場での開催を計画していたため、競技は予定通り実施。少し肌寒い陽気ではあったが、参加者はスポーツの秋を存分に楽しんでいた。
上位チームは次の通り。
(1)上赤須(2)小町屋(3)北割一 -
伊那谷の古道展
駒ケ根総合文化センター開館20周年記念事業として駒ケ根市立博物館と駒ケ根郷土研究会は「私たちが探索した伊那谷の古道展竏柱テ道を明らかにし、古人の暮らしを求める」を市立博物館で31日まで開いている。
郷土研究会が現地調査を含め、一昨年から研究に取り組んできた古東山道、令制東山道、春日街道、伊那街道についての豊富な資料が、地図や各地の遺跡から発掘された土器などの資料とともに展示されている=写真。同館学芸員の田中清文さんは「道というのは大切なもの。古道を調べていくことによって当時の暮らしの様子までが分かる」と話している。
田中清文さんによる展示の解説会が10月14日午後1時30分から開かれる。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時30分。月曜日休館(月曜日が祝日の場合は火曜日)。問い合わせは同館(TEL83・1135)へ。 -
防火ポスター審査
伊南行政組合消防本部北消防署(米山覚署長)は11日、管内の小中学生を対象にした06年度防火ポスターコンクールの審査を同署で行った。寄せられた150点の作品を竹上俊隆消防長ら署の幹部が審査し、学年ごとに金・銀・銅賞を選んだ=写真。
入賞作品は11月に開かれるこども消防広場で北署に展示されるほか、管内の大型店や事業所などでも展示される。
入賞者は次の皆さん。
◇小学5年▽金=伊沢真由(東伊那)▽銀=北澤茉里乃(同)▽銅=今井美月(赤穂東)◇小学6年▽金=清水雄太郎(宮田)▽銀=伊藤貴保(同)▽銅=那須野美月(赤穂)◇中学1年▽金=馬場さくら▽銀=北條麻衣▽銅=橋爪ひとみ(以上赤穂)◇中学2年▽金=湯澤隆弘▽銀=清水累衣▽銅=近藤光華(以上赤穂)◇中学3年▽金=岩牧あいり▽銀=高坂佳奈▽銅=熊崎泰奈(以上赤穂)▽消防次長特別賞=鈴木宏明(東中) -
南箕輪村のオフィス「TOJI」翻訳事務所が未就園時以下の子どもを持つ母親を対象とした英会話教室を開講
習い事などに通いにくい小さい子どもを持つ母親に、育児ストレスの解消や、自己研鑽に役立ててもらおう竏窒ニ、南箕輪村のオフィス「TOJI」翻訳事務所(天田美咲代表)は11月から、未就園児以下の幼児を持つ母親が、子どもと一緒に受講できる英会話教室「うぃず☆きっず」を開講する。託児に任せるのでなく、自分の目の届くところで英会話を楽しんでもらうことで、気負いなく英会話をしてもらうのが狙い。子育ての悩みを打ち明け合える場にしてもらいながら、新しい形の育児支援を目指す。
現代の母親は、子育ての悩みや不安を打ち明ける相手がいない環境で、育児ストレスを感じる人も多い。また、自身のキャリアを追及して社会で活躍してきた女性にとって、出産前のように自己研鑽の機会をもてないことを負担に感じる人もおり、「英会話を楽しみながら育児も楽しんでもらおう」と今回の企画を打ち立てた。
教室は畳の間で、母親の目の届く範囲で子どもを遊ばせながら、学んでもらう。受講料は1カ月5千円。
12、19日には、おためしレッスンも開催する。時間は午前9時からと午前10時15分からの2回(各クラス先着10任)。
申し込み・問い合わせはオフィスTOJI翻訳事務所(TEL72・1213)へ。 -
南箕輪村商工業振興資金融資制度の改正へ
南箕輪村で10日、商工業振興審議会があり、事務局が掲示した村商工業振興資金融資制度にかんする4点の改正案を確認。12月1日からの施行を目指して準備を進めていくこととなった。
今回事務局が改正を掲示したのは(1)貸し付け限度額の変更(2)不況対策分特別条件の延長(3)緊急災害時における特別条件の設置(4)保証人の原則廃止竏秩B
貸し付け限度額は現在、運転資金、設備資金とも1企業につき700万円(商工貯蓄共済制度加入者は800万円以内)を上限として貸し付けているが、新しい設備を整えるには700万円では足りない現状もあり、上限額を1千万円へと改正することを提案。
また「緊急災害時における特別条件の設置」は、温暖化が進む中、今後も7月豪雨のような災害が発生する危険性があるとして、災害で欠損した設備修復にかかる費用を借り入れる場合、金利の一部を村が補填するもので、上伊那で初の試みとなる。