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父と子の冒険隊、基地づくり
飯島町中央公民館の「父と子の冒険隊」が8日、飯島町鳥居原の雑木林であり、12組約30人が、基地づくりを楽しんだ。
ナタやノコギリ、チェーンソーなどを持って集まった参加者は、雑木を切り、枝を払うなど材料を調達した。 太い株立ちの立木を柱として利用し、細い木で床を張り、手すりを巡らせ、階段を作って2階を上げるなど本格的なタワー型基地や、地形を利用した横穴式など基地づくりに熱中した。
また、立ち木にロープを掛けて、ターザンロープやブランコなど遊具も製作した。
タワー型基地に登って、得意満面の堀内来翔君(小学3年)は「高くて気持ちいい」。お父さんの哲幸さん(39)は「童心に返って、子ども以上に楽しんでいる」と笑顔を向けた。 -
沢田健司さん(49)中川村田島、少林寺拳法中川支部長(県連盟事務局長)、
中川村の少林寺拳法中川支部は今年6月、松本市総合体育館で開かれた06年度少林寺拳法県大会で最優秀に輝き、10月8日から北海道で開催される全国大会に、大人2人、小学生2人が出場。創部26年目の快挙に、創部からのメンバーで、同部を常に牽引してきただけに「地道な努力の継続が形になった」と喜びひとしお。
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1956年村内の横前に生まれ、印刷会社に勤務していた父、悦司さんが66年に独立して「沢田印刷」を開業「インキや油の匂いの中で育った」。
高校卒業時は、活版印刷からオフセット印刷に切り替わる時代の流れの中で、長野技術専門校印刷科でオフセット印刷の基礎を学び、2年半、飯田の印刷会社で技術を習得し、家に戻った。
現在地の田島の国道153号沿いに移転新築したのは21年前。「横前の工場は田園地帯にあり、営業的にも効率的にも悪かった」。 移転後、しばらくはバブル最盛期で、注文も多く順調な滑りだしだった。しかし、バブルが崩壊すると、交通の便が良くなった分、し烈な業者間競争にもさらされ、苦戦を強いられたという。
中小の印刷業が自然淘汰される時代背景の中で「自分を高め、努力し良い物をつくる。その中で生き残りを模索している」という。
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少林寺拳法に出会ったのは、22歳の時。同級生に誘われ、大人20人で中川支部を結成。横前の松下富男さんの指導を得て、2年目で2段を取得、実質支部長として、田島の村田義行さんと指導に当った。
少林寺拳法はその目的に青少年健全育成を掲げることから、小学生にも呼びかけ、会員数は子ども10人、大人10人の20人前後で、現在まで推移している。「子どもの指導は難しい。成長過程にあり、技の制約もある。子どもの目線に立ち、飽きさせないように努力している。小学校低学年のころから教えた子どもが継続し、有段者になると、自分のことのようにうれしく、やりがいを感じている」。 自身は現在6段「楽しみながら、地道に練習してきただけ」というが、センスも技術的にも優れていたのだろう。
少林寺拳法の技法は剛法、柔法、整法の3法で構成し、守りと反撃からなる護身術。「勝敗を競うものでなく、子どもから、お年よりまでだれでもできる。スポーツの苦手な人でも、きちんと練習していけば上達する。力の弱い人は技でカバーでき、相手の力を利用することもできる」と魅力を
両親と妻の4人暮らし(大口国江) -
伊那建設事務所が伊那市上川手区とアダプトシステム締結
道路周辺の美化活動に努めるボランティア団体を支援する県の「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」で、伊那建設事務所は10日、伊那市の上川手区、両者の連絡調整機関となる市と協定を結んだ。
同事業は、県が管理する道路で美化活動するボランティア団体などと締結し、活動内容に応じて作業に必要な道具や材料などを貸与して、道路環境の向上や道路愛護意識の高揚を図る。
上川手区(北原伍区長)は、県が6月した国道361号のバス停留所周辺の路肩整備をきっかけに、約30人の区民有志が下川手境から美篶下県境までの約650メートル間で、およそ600本のサルビアを植えた花壇の維持管理や法面の草刈りなどにあたっている。
市役所で開いた調印式で松下泰見所長は「事業を通してよりよい地域にしていくとともにモラルの向上を図っていければ」とし、小坂樫男市長は「道路環境をきれいにすることが市民に浸透し、全市的に広がっていくことを期待する」とあいさつした。
三者が協定書に調印後、区長の北原伍さんは「花を植えることは道行く人の心も和み、区民の気持ちも一つになるため、長く続けていきたい」と述べた。
県内ではこれまでに114団体と締結。うち上伊那では伊那市が上川手区を含め7、箕輪町が1の計8団体と結んでいる。 -
七久保三社合同祭でにぎやかに
五穀豊じょうを祈る飯島町七久保の七久保三社合同祭が7日宵祭り、8日、本祭りでにぎやかに行われた。
七久保地区の芝宮、大宮七久保、山祇の3社の氏子、子ども、大人合わせて約300人が芝宮神社に集合。
高張提灯を先頭に、丸提灯を持った子どもたち、続いて、「こんさま」「ケロル」などアニメのキャラクターを模った子どもみこし4基が神社を出発。「「ワッショイ」「ピッピ」と威勢良く地区内を練り歩き、JR七久保駅を経て、露店が軒を並べる七久保小学校グランドに練りこんだ。
この後、校庭で花火大会、次々と打ち上げられる大小の花火が夜空を彩り、最後は大三国で七久保の心意気を示した。 -
酒井邦芳さんの「匙(さじ)と器展
飯島町七久保の小蕪亭で24日まで、塩尻市在住の漆芸作家、酒井邦芳さんの「匙(さじ)と器」展が開かれている=写真。
へぎ板の板目を生かし、裏にクサビを入れ、強度と器の機能性を高めたこだわりの逸品「へぎ目一閉盛皿」。 自然がつくる造形の面白さを大切にした、「ほう皮造りワインクーラー」や小箱。口の中に入れるとなめらかな口当りが身上のケヤキや桜、クリで作った大小の匙(さじ)など約百点を展示した。
のみや豆かんなで生地を作り、生漆を刷毛で塗り、砥粉(とのこ)に漆を混ぜた目止め錆で表面を滑らかにする。さらに、漆を塗り、砥いで、乾かすという作業を10-20回以上繰り返して完成させる。
酒井さんは「木目や曲など素材の特徴を生かした塗りを心がけている」と話している。 -
早くも初冠雪?
二十四節気「寒露」の8日、伊那市内から見える山で、早くも初冠雪らしき光景が見られた=写真。
山の変化に気付いた地元農家の一人は「こんなに早く雪が降ることなど今までなかった。今年は既にナガイモの葉っぱの紅葉も始まっているし、何かおかしい」と話す。
そのほかにも、仙丈ケ岳などの山頂もうっすら白く染まるなど、本格的な紅葉シーズンを前に、一足早く冬の到来が感じられた。 -
キノコ採り中に負傷の男性救助
8日午前8時50分、伊那署、伊那消防署などは、伊那市長谷中尾の山中でキノコ採りをしていて負傷した箕輪町の男性(50)を消防防災ヘリコプターで救助した。
同署の調べでは、男性は同午前5時30分ごろ、足を滑らせて約20メートル滑落し、腰などを強打するけがを負った。一緒に山へ入った友人や通交人が携帯電話で高遠消防署(同市)へ救助を求めた。 -
はらぺこ保育園ハイキングでリンゴ狩り
野外活動を中心とした保育に取り組む伊那市富県の「はらぺこ保育園」園児が5日、無農薬有機栽培で食品の機能性にこだわったリンゴづくりをしている伊那市西箕輪の「白鳥農園」(白鳥博代表)を訪れ、母親とともにリンゴ狩りを楽しんだ=写真。
リンゴ狩りは秋のハイキングの一環。昨年の秋に白鳥農園でリンゴ狩りを体験した保護者から、白鳥農園の評判を聞き、今年ははらぺこ保育園として出かけることに決めた。
農園に到着した親子は、赤く色付いた「ジョナゴールド」や「紅玉」などを収穫。自分手のひらより大きいリンゴを、そのまま丸かじりし、秋の味覚を楽しんだ。
その後白鳥さんは、母親たちに食や農の関係などを説明。「きれいなものは虫が喰ったり病気になったりするが、そうでないものは虫が喰わない。今は、そういうことが逆さになって認識されている」と、現代の食農実情を語り、母親らの関心を集めた。 -
家族旅行村秋まつり
駒ケ根市の駒ケ根高原家族旅行村で秋まつりが9日まで開かれている。スピード太郎とヒッヒーのもちつき、自動車試乗会、吹奏楽団の演奏などが催され、訪れた観光客らでにぎわっている。
晴天に恵まれた8日には熱気球登場体験が野外音楽堂広場で催された。巨大な気球に吊るされたゴンドラに数人ずつが乗り、バーナーに点火すると気球はゆっくりと地上約20メートルまで上昇。搭乗した人たちは「高いな」「気持ちいい」などと歓声を上げながら青空の下で数分間の空中散歩を楽しんでいた=写真。
9日にはちびっこマスつかみ取り大会、クラフト竹笛作りのほか、ケーキバイキングや花、野菜、果物、おもちゃなどを販売するテント市などが催される。
問い合わせは家族旅行村・アルプスの丘(TEL83・7227)へ。 -
緑十字銅章伝達
全日本交通安全協会が交通安全に功績のあった功労者を表彰する緑十字銅章が6日、駒ケ根警察署で管内の5人に贈られた。伝達式は同署で開かれた伊南交通安全協会の会議に先立って行われ、山本修作署長と伊南安協の玉木武春会長が賞状とメダルを手渡した=写真。
受章したのは次の皆さん。
▼交通功労者=林孝子(飯島町本郷)唐沢利明(駒ケ根市赤穂中割)▼優良運転者=芳賀寛運(駒ケ根市赤穂北割二)▼優良安全運転管理者等=飯澤文雄(すいれい豆腐、飯島町七久保)吉澤智弘(飯島セラミック、中川村大草) -
各学年が工夫した出し物で、祖父母に感謝
中川村片桐の中川西小学校で6日、祖父母参観があり、劇やダンスなど、各学年が工夫した出し物で祖父母に感謝の気持ちを伝えた。
トップバッターは1年生。劇「大きなかぶ」。おじいさん、おばあさん、孫、犬、ネコが登場し、みんなで「うんこらしょ、どっこいしょ」と熱演、祖父母らは目を細めて劇を見入っていた。
次いで、2年生は元気パワーいっぱいで「きんにくたいそう」。3年生は音楽に合わせ、緑と黄色の旗を振って、リズムを披露し「朝夕寒くなりましたが、おじいさん、おばあさん、風邪を引かないように」と祖父母の健康を気遣った。
また、4年生はしんみりと「ふるさと」を響かせ、5、6年生は運動会で好評だった組体操やマーチングバンドの演奏などを発表し、祖父母を喜ばせた。
この後、児童らが摘んだ手作りの茶葉を用い、お祝いの菓子を添えて、茶話会。
祖父母らは孫たちの温かいもてなしに心和ませた。 -
フェアトレード&エコロジー地球屋にぎわう
作った人の暮らしが見える買物、フェア・トレード&エコロジー地球屋が15日まで、飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」で開かれている。時間は午前10時-午後5時。
日本人が現地の人を指導し、現地の材料で作ったセージのほうきや、竹製のセラピーバスケット。秋・冬新作の服、手編みの帽子、フェルトの小物。草木染めのハンカチ、バック類など伝統色あふれる雑貨、アクセサリーなど。
食品ではカカオバター74%のチョコレート、無農薬コーヒー、紅茶、砂糖、スリランカのカレースパイスなど多彩。
フェア・トレードとは、発展途上国の生産者を経済的に支援し、安心して働ける場を作り、貧困から抜け出す手助けをする活動。 -
伊那谷ふるさとめぐり
中川村公民館の伊那谷ふるさとめぐりが7日、松川町であり、約30人が参加、松川町資料館の酒井幸則館長の案内で、中山道祖神、部奈前田遺跡など4カ所を周り、生田地区の歴史に理解を深めた。
中川文化センターに集合した参加者はマイクロバスで、中山の道祖神へ。
酒井さんは「町内では各集落に道祖神はあるが、ほとんどが文字だけで、中山道祖神が1番形が整っている。『酒器道祖神』と呼ばれ、新郎新婦を表わしている」と説明。参加者は台座に松竹梅が描かれ、女性は角かくしをし、とっくりを持ったほほえましい姿の石仏に見入っていた。
この後、縄文中期から後期の土器や石器が出土した前田遺跡、南北朝の悲哀を伝える中世城郭、桃井城址にも足を伸ばした。参加者は城址に立ち、かつて宗良親王が天竜川を越えた地「宮ケ瀬」、親王が一時留まったという「御所平」など宗良親王にまつわる伝承に耳を傾けた。 -
記者室
最近の北朝鮮の動きを見ていると、国際社会の中で孤立し、国際連盟を脱退し、やがて、第二次大戦に突入した時の日本に似ているようで非常に怖い▼小、中学生時代、ユネスコを通じた米国の支援で学校給食が行なわれ、脱脂粉乳とパンのお世話になった。あの給食でどれほど多くの子どもたちが命をつないだことか。そのためか原爆を投下した米国に対してそれほどの悪感情を持たなかったような気がする▼同じ事を北朝鮮に対してできないだろう。米国の脱脂粉乳と小麦粉を食べて生き長らえた世代が1キロづつ拠出し、飢えに苦しむ北朝鮮の子どもたちに民間レベルで米を贈る。政府の制裁決議とは別に、民間は太陽作戦で、関係修復というのは夢物語だろうか(大口記者)
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たかずやの里でたかずやふれあいまつり
伊那市富県の児童擁護施設「たかずやの里」で8日、たかずやふれあいまつりがあった。オープニングでは富県に拠点を持つ歌舞劇団「田楽座」のメンバーから指導を受ける子どもたちが太鼓演奏を披露。その後も多彩なステージ発表や屋台、フリーマーケットなどが催され、訪れた多くの人を楽しませた。
作品展示やステージ発表などを通して、地域への恩返しをするとともにたかずやの里のことを広く知ってもらうことなどを目的とする祭りで12回目。
特設ステージでは、子どもたちだけでなく、職員や保護者も一緒にこの日のために準備をしてきたパフォーマンスを披露。幼児たちによるダンス発表では、ディズニーのキャラクターを装った子どもたちが舞台の上で元気の良い踊りを披露し、来場者を楽しませた=写真。
また、施設運営費確保などを目的として開催しているバザーは今年も盛況で、掘り出し物を捜し求める多くの人でにぎわった。 -
常光寺で晋山式
伊那市手良の常光寺で8日、新たな住職を迎える晋山式があり、岸浩成住職(38)が第9世住職に就任した=写真。
約400年の歴史がある同寺では、1953年から岸祐成住職(77)が第8世住職を勤めてきたが、高齢となり、息子である浩成さんへと住職を引き継ぐこととなった。晋山式は実に53年ぶりで、前日には改築した本堂の落慶法要も合わせて行った。
浩成住職は、野口公民館から常光寺までの約500メートルを関係僧侶や壇信徒、華やかな稚児装束をまとった子どもなど約90人とともに参拝。多くの関係者が見守る中、就任のあいさつを告げ、一通りの儀式を執り行った。
浩成住職は「生を受けて38年、これからは更にまい進して、お勤めをさせていただきたい」と、新たな志を語った。 -
南アルプスふるさと祭り
伊那市長谷で8日、南アルプスふるさと祭りがあった。地元産品コーナーや飲食ブースが並んだほか、舞台では太鼓演奏や地元の踊りなどが披露され、多くの人でにぎわった。
長谷村の時から続いている取り組みで23回目で、子どもみこしや花火大会などといった、さまざまなイベントが催されている。小学生以下でつくる子どもみこしは毎年好評で、今年は6地区が参加。さまざまなみこしで会場を練り歩き、訪れた人の目を楽しませた。
また今年は、伊那地区、高遠地区からも踊り連が参加し、ドラゴン踊りや伊那節、高遠音頭などを披露。高遠高校吹奏楽部による吹奏楽演奏などもあり、会場を沸かせた。 -
県議選 上伊那郡区に現職の小原氏出馬表明
宮田村の県議、小原勇氏(58)=県民協働・無所属ネット、町三区=は8日夜の後援会役員会で、再選を目指して来春の県議選上伊那郡区に出馬すると表明した。
小原氏は、村井知事の誕生で対話のできる県政が始まったと説明。「県民が主人公の本当の地域主権を確立したい」と述べた。
上伊那郡区は伊那市と旧高遠町、旧長谷村の合併により、定数が3から2へ減員。
4年前を戦った現職3人、前職、新人各1人が出馬を目指す動きをしており、一票差で揺れた前回以上の激戦も予想される。 -
伊那市・荒井神社奉納こども相撲 真剣勝負に涙…
伊那市の荒井神社例大祭に合わせて8日、奉納こども相撲大会が神社境内であった=写真。さわやかな秋空の下、地元の小学生70人が熱戦を繰り広げた。
大会は25回を数える恒例。学年、男女別のトーナメントで、まわし姿の小さな力士たちが「押し出し」や「上手投げ」などの技で大人顔負けの取り組みをした。
出場した児童たちは、負けて悔し涙を流すほどの真剣勝負。「物言い」が入る接戦などもあり、息つく暇を与えない展開に観客が声援で応えていた。
例大祭は9日まで。子どもみこし、大型獅子舞、長持ちの区内練り歩きなどがある。
学年、男女別の優勝者は次の皆さん。
【1年】▽男子=倉科大雅▽女子=小松菜奈花【2年】▽久保村颯太▽女子=荻原里奈【3年】▽男子=倉科弦矢▽女子=土田沙弥【4年】▽男子=埋橋啓▽女子=梶原あさみ【5年】▽男子=柴田拓実▽女子=小松美森【6年】▽男子=上條秀樹▽女子=米山弥生 -
飯田・伊那地区少年野球大会 伊那市で熱戦展開
第5回飯田・伊那地区少年野球大会が7、8日、伊那市の富士塚スポーツ公園グラウンドなどであった。=写真。両地域のスポーツ少年団などが白熱のトーナメントを繰り広げた。飯田・伊那地区少年野球連盟(宮原崇連盟会長)の主催。
野球の試合を通じて、互いの地域の児童たちの交流の和を広げることを目的とした大会。毎年交互に行き来して開いている。
初日は、上伊那8チーム、下伊那8チームの計16チームが同グラウンドと美篶スポーツ公園で1、2回戦を戦った。児童たちは友人や保護者の声援を受けながら、全力で走ったり、打ったりして勇姿を見せていた。
8日は、手良総合グラウンドで準決勝、決勝戦を開いた。
結果は次の通り。
(1)伊那北スポーツ少年団(2)伊那中部スポーツ少年団(3)竜東スポーツ少年団、伊那スターズ -
日本舞踊「泉舟流」が発表会 優雅な踊りで観客魅了
日本舞踊「泉舟流」の発表会が7日、伊那市駅前ビルいなっせであった。同市を中心とした約80人の社中らが日々の練習成果を披露した=写真。会場には立ち見客を含め、約300人が詰め寄せる盛況ぶりを見せた。
数年おきの開催で今回は4年ぶり。演歌に合わせて36プログラムの日本舞踊を2部構成で見せた。豪華な衣装を着飾った出演者らは扇子などの小道具を使った、優雅な踊りで観客を魅了した。
会主の泉舟寿恵さんは「日ごろの努力の成果を見てほしい。皆、年は取っても楽しく踊りを続けていきたいと思っている」と話していた。 -
駒ヶ根東が男女とも準優勝 荒神山継走大会で健闘
第32回長野県中学男子・第25回長野県中学女子荒神山継走大会は8日、辰野町の荒神山スポーツ公園陸上競技場を発着点とする特設コースで開き、上伊那勢では駒ヶ根東が男女とも2位と大健闘した。特に男子は大会新となる53分12秒の好記録だった。赤穂も女子が3位と健闘したが、昨年優勝の男子は4位だった。
県内全域から男子28チーム、女子17チームが出場。1周(区間)2・5キロの起伏のあるコースを各チーム5人の選手がたすきをつないでタイムを競った。
上伊那陸上競技協会などの主催。
男子は1区で駒ヶ根東の福沢潤一が飛び出し、強豪松川に29秒の差をつける区間総合優勝の走りで中継。2区の宮脇千博、3区の小林純平も区間2位の走りで1位を保った。4区久保田光も区間2位と健闘したが松川に1位の座を奪われ、5区天野努が2位のままゴールした。
女子は1・2区で強豪菅野(松本市)が首位に立ったが、駒ヶ根東の1区篠田美樹、2区青木美智子がぴったり追走。3区で寺平稚博がついに菅野をかわして首位に立った。4区竹村知世も区間1位の力走で5区北原成美へ。1年の北原は経験不足もあって首位を菅野に明け渡したが、初の大きなレースで堂々区間3位の走りを見せた。
駒ヶ根東陸上部顧問の竹田正樹教諭は「男子は競り合いになった時にハートの弱さが出たが、ほぼ思い通りのレース運び。女子はレギュラー2人を欠いたが、全員自分の力以上のものを出し、層が厚くなったことを確認できた」と分析。陸上部主将の青木美智子選手(3年)は「目標は全国大会。県中学駅伝(11月)でライバルの菅野、山辺(松本市)と競っていけばなんとかなる」と力強く語った。 -
きものフェスティバル
新伊那市誕生記念の冠イベント「きものフェスティバル竏窒ォもので咲かせよう、新伊那市の華」が8日、伊那市生涯学習センターであった。
「たんすに眠っているきものをよみがえらせよう」をテーマに、世界に誇れる民族衣装を身近に感じてもらうねらい。全日本きものコンサルタント協会員・田中きもの学院(田中政子代表)=西春近=の設立30周年記念を兼ね、地元で初めて開いた。
イベントは「花嫁衣裳の着装」「江戸期の帯結び」など5部構成で、市内や近隣市町村から公募したモデルを含めて26人が出演した。
「花結びファンタジー」は、伊那のツツジ、高遠のサクラ、長谷のクロユリと旧市町村花を創作し、帯結びで表現。花びらの形を整え、めしべやおしべを加えて細かく仕上げた。
また、きものを着る喜びと楽しさを伝えようと、公募した小学生に着付けを指導。ステージ上で、一人ひとりが着装した。
田中代表は「きものを着た生活が日本の伝統文化を継承する実践であると思う」と話した。 -
殿村八幡宮で例大祭
南箕輪村の殿村八幡宮で8日、例大祭があった。奉納相撲大会や子どもみこしなどにぎやかに繰り広げられた。
奉納弓道大会は境内にある矢場で開催。9回目を数え、村弓道クラブ員や村民6人が参加した。1人12射で、28メートル先の的をねらった。
神社林に囲まれた境内は肌寒かったが、参加者は競技に集中し、1回に2射ずつ矢を放った。
境内の土俵で、小学生を対象にした奉納相撲大会があったほか、子どもみこしは北殿と南殿で各2基が半日をかけて区内を練り歩いた。
春から、健全な神社林のため、ヒノキや赤松などを間伐したことで、境内が明るくなった。 -
歌のつどい
発足35周年を迎えた県内の声楽研究グループ「ベッラ・ヴォーチェ」は7日、県伊那文化会館で「歌のつどい」を開いた。2年ぶりの演奏会で、会員は日ごろの勉強成果を堂々と披露した。
今回はイタリアやドイツのオペラなどに加え、日本歌曲の良さを伝えたいと「紅葉」や「故郷」など「ふるさとの四季より」を盛り込んだ。
ソプラノ独唱が中心で、バリトン独唱、ソプラノ二重唱など14のプログラムを展開。会場に美しい歌声が響き渡り、一曲ごとに拍手が送られた。
メンバーは地元をはじめ、松本市、諏訪市、飯田市などの音楽教室の指導者や学校の音楽教諭など13人。「ベッラ・ヴォーチェ」はイタリア語で「美しい声」を意味し、月1回、東京芸術大学名誉教授岡部多喜子さんの指導を受けている。
岡部さんは「一人として同じ声はない。その人の特徴を生かしながら、楽しく、一生懸命歌っている」と話した。 -
実りの秋に歓声
かかし隊、稲刈りに力あわせ農作物の栽培を通じて季節の行事も味わう宮田村公民館の親子学級「われら、かかし隊」は7日、稲刈りを行った。鎌を使って手作業で収獲。心地良い汗を流し、実りの秋を喜んだ。
同隊は町3区の休耕地を借りて野菜などを栽培。水田もつくり、春に植えた稲も立派に成長した。
黄金色に垂れた稲穂に、子どもたちはニッコニコ。町3区の川手友幸さん、加藤政義さん、大田切区の田中一男さんらの指導で、親子一緒に力をあわせ収獲した。
昔ながらに、はざかけして乾燥。脱穀してもち米にし、来月の収獲祭で味わう。
作業後は、十五夜の郷土食「オカラコ」で昼食。地元に伝わる風習も体験し、秋の一日を満喫した。 -
秋を感じ、健康増進
町三区歩け歩け大会宮田村町三区の歩け歩け大会は8日、約50人が参加して開いた。秋の色を濃くする区内の小田切川から駒ケ原一帯をたどり、楽しみつつ健康増進を図った。
同区公民館分館の主催で、子どもから高齢者まで幅広く参加。約3・2キロのコースを一緒に歩いた。
木々が色付く駒ケ岳を望みながら元気に出発。稲刈りがほぼ終わった田園風景、天空広がる青空に本格的な秋の到来も感じつつ、ゴールを目指した。
宮嶋正明分館長は「体力を保つには、まず歩くことが大切。これを機会に体を動かして」と呼びかけた。 -
小さくても地域の団結キラリ
つつじが丘スポーツ祭、区民仲良く熱戦宮田村最小の行政区で世帯の8割以上が村営住宅入居者のつつじが丘区で8日、スポーツ祭が開かれた。日常的に顔を会わせる機会が少ないといわれる・ス団地住まい・スだが、330人ほどの区民のうち約70人が参加。子どもから高齢者まで多彩な競技に挑戦し、地域、隣近所の絆を深めた。
スポーツ祭は2年に1度の開催。誰もが楽しめる趣向を凝らした内容にし、異世代が一緒に競技を楽しむ光景もみられた。
観客席にはビニールシートをひき、隣近所が仲良く肩を並べて声援も。絶好の秋晴れのなか、和やかに進行した。
ジャンケンなどのゲーム要素もとり入れ、運動能力の高さだけでは勝てないように工夫。吹きつける強風も波乱を呼び、運も味方につけながら挑戦した。
「若い世帯も多く参加してくれた。顔をあわせることが少ない土地柄だからこそ、このような機会を大切にしたい」と川上勝区長。天高く響く歓声に目を細めた。 -
高遠高校で恒例の強歩大会
高遠高校で7日、恒例の強歩大会があり、生徒たちが里山を抜ける過酷なコースに挑んだ。
伊那市高遠町の学校を発着に、男子は長谷の非持山を通り、高遠町荊口の赤坂で折り返し。宮原から国道152号に抜け、中条集会所へ迂(う)回して戻る30キロ、女子は宮原で折り返す24キロ。 生徒たちは首にかけたタオルで汗を何度もぬぐいながら起伏の激しいコースを走ったり、歩いたりを繰り返して必死にゴールを目指した。ゴール後は保護者らが用意した豚汁を味わって、疲れ果てた体を休めた。
同校によると、強歩大会の初開催は1962(昭和37)年、「旧藩時代の先哲、坂本天山が門下生を駆けさせた」とされる、男子は杖突峠を越え、岡谷市の釜口水門から辰野、伊那を通る80キロ、女子は杖突峠登り口までの往復30キロがコースだった。71(昭和46)年から恒例行事として続けている。 -
明日葉の会がクッキングなどで交流
箕輪町内の一人暮らしの65歳以上を対象にした明日葉の会は5日、23人が参加し、町保健センターでクッキングとニュースポーツで交流を深めた。
一人暮らしをしている町民同士の情報交換や交流を目的に年3回開く。1回目はバスハイクに出かけた。今回が2回目で、町内の地区で3日間に分け10、13日にも開く。
料理でおいしい秋を満喫してもらおうと、「お手軽クッキング」を計画。野菜を多く使い、栄養のバランスを考えた「豆腐のステーキきのこソース」「里いものわさびマヨネーズ」「ヘルシー牛乳みそ汁」「ぎんなん入り炊き込みご飯」の4品を皆で協力して手際よく調理し、昼食に味わった。
参加者は「一人でぽつんと食べるよりおいしい。食欲が出る」「今日の料理を参考にしたい」と話していた。
町の栄養士による栄養講座のほか、心と体のリフレッシュのためニュースポーツにも挑戦し楽しく過ごした。