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いいちゃんまちづくりがパキスタンに義援金
飯島町のいいちゃんまちづくり連絡協議会(宮沢真智子会長、12団体23個人)は29日、役場に訪れ、パキスタン地震義援金7万8千円を町に委託した。
パキスタン・ムルフン村からリンゴ栽培の研修生を受け入れた、国際協力会が同会の構成団体だったことから、パキスタン地震災害に関心が高く、いいちゃん文化祭の映画会「星になった少年」の収益金の1部を寄付したほか、映画会場や田切文化祭でも浄財を募った。
役場には宮沢会長ら役員3人が訪れ、趣旨を説明して、義援金を高坂町長に手渡した。 高坂町長は「ムルフン村は、直接地震被害が無かったと聞き、安堵している。みなさんの尊い気持ちが必ず、被災地に届くようにします」と感謝した。 -
なかよし祭り飯島小児童会
飯島小学校児童会は30日、体育館でにぎやかになかよし祭を行った。学年や学級の枠を外し、児童会役員が企画した仲間つくりゲームや、綱引で連帯感を高めた。
まずは仲間づくりゲーム。3人組になり、2人が「木」に、残る1人が「リス」になって、「きこりが来たぞ竏秩vで、3人組のうち「リス」がほかの組と入れ替わり、「嵐(あらし)が来たぞー」で新しい3人組を作るゲーム。子どもたちは近くにいた者同士、すばやく組になった。中には、相手が見つからず、うろうろする子どももいた。
続いて、干支(えと)のカードを使った「ビンゴゲーム」。最後は1年・6年合同のクラス対抗、2年・5年合同のクラス対抗などの綱引で盛り上がった。 -
トリムバレー開幕
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中川村トリムバレーリーグ戦ウインターカップ2005開幕
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中川村公民館などが主催するトリムバレーボールリーグ戦ウィンターカップ2005が1日夜、社会体育館で開幕した。
住民相互の親ぼくを目的に、在住、在勤の46チーム、約340人が参戦。1部、2部に分かれ、来年2月まで熱戦を繰り広げる。
1部リーグは毎週木曜日、2部リーグは毎週火曜日。
初日は1部リーグ23チームが1縲・試合を楽しんだ。
トリムバレーはトリムボールを使い、バドミントンのコートで、簡単なルールでバレーを楽しむスポーツ。
参加者はサーブはアンダーサーブのみ、ブロックなし、強いアタックもないとあって、真剣な中にも、和やかにラリーを続け、相互の交流を深めた。
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トリムバレーボールリーグウインターカップが開幕 -
山ぶどうワイン祭り
宮田村の特産品山ぶどうワインの新酒解禁を祝う「中央アルプス山ぶどうワイン祭り」が3日、新田区の本坊酒造信州工場で開かれた。この日発売のヌーボータイプ「紫輝(しき)」が無料で振る舞われ、来場者は出来たての新酒を堪能。豊かな風味を評価する声が聞かれた。
村内外から数多くの人が訪れ、場内あふれんばかりの盛況ぶり。マスのくんせいやおやきなど、村民有志が用意したおつまみを食べながら、新酒を心ゆくまで味わった。
祭りは、村内14戸の栽培農家や村、醸造元の本坊酒造などでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議」が主催。発売6年目となった「紫輝」の解禁にあわせて毎年開いている。
会場に足を運んだ日本ソムリエ協会常務理事の高野豊さんは「今年のワインは宮田村の女性のよう。強そうにみえるけど、本当はやさしい。トゲトゲしい苦味がない」と絶賛。
本坊酒造の橘勝士顧問も「発酵のバランスが良く、キレイなワインに仕上がった」と試飲した。
村内から訪れた女性は「昨年よりも味がやわらかで飲みやすい」、箕輪町の男性は「山ぶどう独特の酸味が利いていて、とても美味しい」と話していた。
「紫輝」は上伊那を中心に約7500本出荷。酒販店で1本1890円(720ミリリットル)で販売している。
問い合わせは本坊酒造85・4633、村産業建設課85・5864まで。 -
宮田小5年生が収獲祭
宮田村宮田小学校の5年生は3日、自分たちの手で育てたコメで餅つきし、みんなで味わう「収獲祭」を開いた。水田の管理など手伝ってくれた地域住民らを招待。作業の苦労を振り返りながら、天の恵みに感謝した。
近くの学校田で春先から稲作を体験。地域や保護者の協力も得ながら180キロに及ぶもち米を収穫した。
この日は、保護者も参加して餅つき。不慣れな子どもたちだったが、昔ながらに臼と杵を使って汗を流した。
つきあがったアッツアツの餅に、きな粉、ゴマ、アンコをまぶして出来あがり。児童は手製の豚汁を加えて会食し、農作業の大変さや食べ物の尊さを改めて感じていた。 -
矢田前村長に県知事表彰
今年7月に急逝した矢田義太郎前宮田村長=享年73=に2日、長年の自治功労をたたえ県知事表彰がおくられた。県庁であった表彰式には長男の敏昭さん(44)が出席。田中康夫知事は「矢田さんは最後まで地方自治の発展に全力投球された」と、故人の功績をねぎらった。
矢田さんは1971年から村の収入役を20年務め、95年の村長選に初当選。しかし、3期目の途中で病に倒れ、6月に村長を辞任した。
任期中は伊南4市町村の合併問題、村の自立に尽力。村民の意思を尊重する手法を貫き、住民が主役の村政への転換に力をいれた。 -
ながた荘食堂に新メニュー
長命の里「ながたの薬寿そば」箕輪町の「ながた荘」食堂に5日、健康によいと言われる杜仲が入った新メニュー「ながたの薬寿そば」が登場する。
信州産そば粉に地元産みのわ杜仲粉末が1割、ジネンジョが入ったそばは黒色で、杜仲の香りが強く、シャキシャキとしたような新しい食感。飲み込んだあとに杜仲独特の香りと苦味が口の中に広がる。薬味の大根や人参と一緒に食べるとサラダのような味わい。
杜仲は利尿効果、高血圧症、コレステロール、肥満を防ぐ効果が期待できるという。
食堂(午前11時縲恁゚後2時)の通常メニューで1200円。宴会や宿泊客の特別注文にも応じる。 -
ハートフル美容師養成研修開講
全日本美容業生活衛生同業組合連合会とシルバーサービス振興会の「ハートフル美容師養成研修」長野県南信会場がこのほど、箕輪町の松島コミュニティセンターで開講した。
高齢者や障害者に安心・快適・満足の美容サービスを提供するため、必要な知識や技術を身に付けた「ハートフル美容師」を育てる目的。全美連が04年に高齢化社会対応委員会を設置し、05年度に事業化。全国35都道府県で2700人が研修を受ける。
研修は通信教育と集合研修で、レポート課題と確認テストに合格し、全科目を修了すると認定証、携帯用認定証、店舗用ステッカーを交付する。
県内の受講者は153人。南信会場は51人が参加し、県の高齢化状況と介護保険や、高齢者・障害者むけおしゃれ術を学んだ。
県美容業生活衛生同業組合の氷川重子理事長は、「お客様は体が不自由になると美容室に行くことは迷惑になると考えるが、研修で介護的なことや心のケアを学び、安心して来てくださいと言えるようになる」とし、「地域に愛され、地元で営業している美容師なので、地域と共に育ち、社会に貢献していきたい」と話した。 -
シルバー・スワン主宰
南箕輪村北殿
白鳥麻都香さん(43)シルバーアクセサリーや七宝焼などの講師として南信を中心に出張講習する多忙な日々。教えるのは、純銀線に天然石を通してかぎ針で編む純銀クロッシェ、針と糸でビーズを編むビーズステッチ、銀粘土、七宝焼、ビーズスキル、シルバーオーバーレイと幅広い。
もともとキラキラしたもの、編物や縫い物は好きだったが、手芸に関わるきっかけは15年ほど前。夫の転勤先の秋田県で、公民館の「七宝焼」講座を知った。昔、名古屋空港で七宝焼を見て、すてきだなと思った記憶がある。「自分で作れるの?」と入会。まだ小さかった次男をおぶって講座に通った。
長野県に戻り、「もっと七宝焼を極めたい」と教室を探していたとき、訪れた南箕輪村の手芸センター夢工房で、七宝焼講師の話があり、思いがけず教室を持つようになった。
シルバーを始めたのは5年前。銀粘土の体験をしてその魅力にひかれ、日本余暇文化振興会の純銀クロッシェ特別講師、ビーズステッチ本部講師などの資格を取得。ペアーレ伊那などで教えている。
シルバージュエリーなどオリジナル作品は、『純銀ジュエリー104点』など何冊かの本に掲載されている。
「オリジナルは自分が着けたいもの、好きな色や形などから考える。でも四苦八苦。自分は一講師なので、芸術家とは思っていないんです」。重きを置くのは教室。「生徒とのやりとり、完成して喜ぶ顔を見るのがうれしい」と、楽しい教室を心がけている。
「今の私しか知らない人は、経歴を聞くと驚くんです」。手芸とはかけ離れた体育大出身。箕輪町に生まれ、中学時代は機械体操の平均台で県大会2位の記録を持つ。進学した伊那弥生ヶ丘高校は機械体操部がなく、「音楽と体育が特に好きで、どちらかの道に進みたい」と考えていたため合唱部に入部。しかし、新体操部に引っ張られた。個人の「輪」で県大会2位。北信越大会にも出場した。
体育大で新体操に打ち込んだが、体を酷使して椎間板がつぶれた。激しい運動ができない、クラブを続けられない…。そんなとき、新体操の演技の伴奏をするピアニスト募集を見つけ、転身した。
大学の2年先輩の山崎浩子、3年後輩の秋山エリカらが出場した世界選手権(仏)や、4大陸選手権(米国)、全日本の試合などで伴奏した。
ピアニスト引退後は、信学会の幼児教育課体育教諭としてエアロビクスを教えていた。
高校の体育教諭になりたいと思っていた時期がある。今は違う道だが、「人に何か教える、伝えるということがずっとやりたかったのかなと思う。できるだけいろいろな楽しいものを提供できるように、常に新しいポケットを用意したい」と、東京へ研修に行くほか、今は樹脂粘土でビーズを作る資格取得を目指し勉強中だ。
「いろいろな技術を教わって、自分の中で組み合わせて展開できたらと思うので、常に勉強していたい。止まってはいたくない」
スケジュール帳は予定がびっしり。「家族の協力があってこそ勉強に行かせてもらっている」と感謝しながら、勉強に、指導にと駆け回っている。 -
なごみ家の焼き芋
宮田村の福祉交流施設「なごみ家」はこのほど、焼き芋会を開いた。利用者や地域の住民が集まり、コンガリ焼けたサツマイモに舌鼓。ホクホクの笑顔が広がった。
近くの畑で栽培してきたイモを、心の病と向き合う当事者グループ「こざくら」のメンバーが収獲。
この日は立派に成長したイモを、なごみ家自慢のビッグな七輪で炭焼きにした。
焼きたてアッツアツを口に運び「おいしい」とみんなで大喜び。季節の味で食欲を満たしていた。 -
健康野菜アピオスを栽培
中川村葛北の農家直売「かたつめり」では、話題の健康野菜、アピオスを今年初めて栽培、12月から販売を開始した。
アピオスはマメ科の蔓性植物、別名ホドイモ。ネックレス状となる塊根を食用。栄養豊富でダイエットや元気回復に効果があるとか。
ゆでて食べると、ホクホクして甘く独特の風味がある。
販売担当の平沢政子さんは「繊維の固まりのような野菜。便秘には穏やかな効き目がある」と話していた。 -
スクールガード・リーダー学校訪問
学校の安全を守る役割を担って県教育委員会の委嘱を受けたスクールガード・リーダー(地域学校安全指導員)の小出光恵さんが2日、駒ケ根署員とともに駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)を訪れ、不審者侵入時の対応や通学路の安全確保などの体制について指導・助言をした。小川校長らに質問しながら同小の安全体制について調べた小出さんは「教職員やPTAが防犯ベストを着てパトロールをしたり、『危機対応ハンドブック』を作成して不審者侵入に備えているほか、児童が携帯する防犯ブザーの点検を定期的に行うなど、非常によくできている。あとは通学安全マップを作るよう検討を」と助言した。
小出さんが受け持つのは駒ケ根署管内(駒ケ根市、飯島町、宮田村、中川村)のすべての小中学校。今後各学校を巡回し、安全体制の調査と指導を行っていく。
スクールガード・リーダーは、各地で相次ぐ学校への不審者侵入事件などを重くみた文部科学省が05年度から新たに取り組みを始めた「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」の一環として創設した制度。地域のボランティアらに呼び掛けてスクールガードの組織を整備し、学校に対しては問題点について指導や助言などをする。 -
職域防犯部会年末研修会
年末特別警戒体制初日の1日、伊南防犯連合会は職域防犯部会の年末研修会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。伊南地区の金融機関や事業場などの代表者約70人が出席し、駒ケ根警察署の課長ら担当者から犯罪や交通事故の状況などについて説明を聞いた=写真ほか、ビデオ『許すな振り込め詐欺』を見て詐欺の実態や防止法について学んだ。
駒ケ根署の向山静雄署長は「今日から年末警戒体制に入った。管内では凶悪犯罪はほとんど発生していないが、体感治安向上のためさらに努力する。情報の共有化と自己の安全をお願いしたい」とあいさつした。
同署生活安全刑事課の大杉元文課長は「自販機荒らしや空き巣狙い、下着泥棒などが発生している。振り込め詐欺も手口が巧妙化しているので引っかからないように」として情報提供と注意を呼び掛けた。交通課の渋谷保人課長は「高齢者の事故が増えている。事故防止には本人の自覚と周囲の気配りが大切」と話した。 -
善行表彰を市長に報告
目の不自由な人のために市報などを朗読・録音するボランティア活動を行っている駒ケ根市の「録音グループ」(北澤道子代表、16人)は19日、日本善行会の05年度秋季善行表彰を受けた。北澤代表ら3人は1日、市役所を訪れ、原寛恒助役に表彰を報告した=写真。北澤代表は「先輩たちが続けてきた地道な活動が認められてうれしい。最近の市報は表や図、写真などが多いので、これをどう伝えるかがとても難しいが、会員一人一人が工夫してやっている。これからも市の情報を知らせることで視覚障害者のために活動していきたい」と話した。
同グループは1981年以来、市報や市議会だより、市民生活だよりなどを朗読してカセットテープに録音し、社会福祉協議会を通じて目の不自由な人たちに配布してきた。 -
駒工環境エンジニアリング講演会
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は30日、公開授業として環境エンジニアリング講演会「テクノロジーとマインドの向上で地球環境を育む」を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。同校の全校生徒約330人のほか一般の聴講者も訪れ、信州大工学部環境機能工学科の池田敏彦教授による「エネルギー問題と自然エネルギーの有効利用(新しい風車、水車の開発)」、代替エネルギー環境エンジニアでアース・スチュワード・インスティテュート理事長のダグラス・ファーさんによる「自然と協調して生きるためのテクノロジーとともに」を聞いた。
池田教授はいずれ枯渇する化石燃料に代わるエネルギー資源として独自に研究を続ける風車や水車を使っての発電システムについて詳しく説明した=写真。生徒らは技術と環境の関連について考えながら、真剣な表情で講義に聞き入っていた。 -
村内への企業誘致目指して促進連絡会設置へ
積極的に企業を誘致しようと宮田村は2日、情報収集の機関として「企業誘致促進連絡会」を設置すると決めた。商工会やJA、金融機関などに参加してもらい、年明けにも発足予定。村産業建設課は「アンテナを高く張って、企業のニーズに対応したい」としている。
全国的な傾向と同じく、同村内でもバブル期が終わった1990年代後半から、目立った企業進出がない状態。村の工業団地も、18年間新規の造成を行なっていない。
連絡会は各団体から情報を寄せてもらい、企業情報を的確に把握するのがねらい。平沢正典産業建設課長は「企業誘致推進の中核に位置付け、各種団体と協力しながら取り組みたい」と説明する。
この日は、調整機関として清水靖夫村長を座長とする企業誘致専門部会を庁内に設置。
商工から税務まで各分野の担当係長と土地開発公社など13人で構成し、連絡会の設置を正式に決め、今後の体制について議論した。
清水村長は「今まさに具体的な行動をおこす必要がある。土地を村の有効資源として活用し、効果のあがる推進体制を構築していく」と話した。 -
宮田村の指定管理者対象は11施設
宮田村は2日までに、来年度から導入する指定管理者制度でデイサービスセンターや村内7カ所の集落施設(地区集会所)など計11施設を対象にすることを決めた。7日開会の村議会12月定例会に関連議案を上程する。
対象にしたのは、現在も外部に管理を委託している施設ばかり。集落施設は区が、デイサービスセンターや在宅介護支援センターは村社会福祉協議会がそれぞれ管理している。
第3セクター宮田観光開発が管理する「こまゆき荘(村農業体験実習館)」や、村商工会が管理運営から撤退する「仲なかふれあいセンター(宮田産業振興センター)」も対象となったが、今回あがった施設について村は公募による管理者選定を実施しない方針で進めている。
また、文化会館や村民会館、体育施設などは、来年度も村の管理を維持しながら継続して検討する。 -
かんてんぱぱでニットソーイングの作品展
自分だけの一着が作れる“ニットソーイング”を学ぶ「ホームクラブ御子柴教室」の生徒約30人が2日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで「お気に入りの一着展」を開いている。ニット地で作ったさまざまなおしゃれ着約50点が、訪れた人を楽しませている。
南箕輪村、伊那市、駒ケ根市の教室で学ぶ生徒たちの作品展。伸縮性のあるニット地を型抜きし、ロックミシンで縫い合せるニットソーイングは、初めての人でも約2時間ほどあれば1着完成させることができるほど手軽。一方、既製服にはできないフィット感があり「一度体験すると既製服が着れなくなる」などと話す生徒もいるという。
教室のインストラクター・御子柴直美さん(42)は「ニットソーイングは手作りの楽しみ、満足感が実感できる。それを味わってほしい」と話していた。 -
かんてんぱぱで手描ぼかし染展
和幸手描染色研究会の生徒や指導者、22人による「手描ぼかし染展」が6日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。「ぼかし」を使った絶妙な色のグラデーションが、約70点の額装や着物などを彩り、訪れた人を楽しませている。
「手描ぼかし染」は友禅を基本とする独自の染色技術で、筆で描くように染色できる。それを追求するため、同会は約20年前に発足。現在は県内10カ所に教室がある。
伊那、駒ケ根教室の生徒と、指導者の作品を展示。手描ぼかし染をより多くの人に知ってもらい、生徒のスキルアップにつなげることが目的。
ハンカチなどの小物から着物、額装まで、細やかで幻想的な絵柄が表現できるため、カンバスに描かれた絵画かと思わせるような作品も多い。
会長の大橋幸子さんの作品展も同時開催。知事賞を受賞した100号の額装や、製作に多くの時間を費やしたという鮮やかな打掛も飾る。
代表の大橋寿朗さんは「一点一点時間をかけて仕上げた作品の数々は見ごたえがある。ぜひ多くの人に見に来てほしい」と話していた。
入場無料。 -
箕工未来を育てる会多部制・単位制を魅力ある高校づくりの一角として位置付け
箕輪工業高校の未来を育てる会が2日、箕輪町文化センターであり、地域に魅力ある高校を残すための手段の1つとして、箕工の多部制・単位制への転換を前向きに受け入れ、地域の受け入れ体制の構築、より魅力的な多部制・単位制設置に向けた研究を進めていくことを決めた。
上伊那地域の再編整備案として、上伊那地域の高校改革プラン推進委員らが、全日制・定時制の廃止・多部制・単位制への転換を提案した箕輪工業高校の未来を育てる会は2日、今後どのように箕工を位置付けていくかを考える会合を開いた。これまであくまでの全日制の存続を求めてきた同会だが、今後、同地域に魅力ある高校を残すこを一義的な目的とし、多部制・単位制高校への転換を魅力ある高校づくりを進める上での1つの手段と考え、県教育委員会の案をそのまま受け入れるのではなく、地域に即した多部制・単位制を実現するため、積極的に行動していくことを決めた。 -
06年度予算編成方針示す
飯島町は2日役場で、職員ら30人余が出席し、予算編成会議を開き、町は「大胆な行財政改革を推進する一方で、重点配分しメリハリの効いた予算」-など編成方針を示した=写真。
基本方針に▽住民との協働のまちづくりの芽だしとなる予算▽子育て支援策の充実▽企業振興▽安心、安全のまちづくり▽指定管理制度の活用による行政運営の効率化▽継続事業に重点-を掲げ「ふるさとづくり計画を基本に、既存事業をさらに縮減し、国県の補助負担金の減額などによる歳入欠陥を生じないようにする」とした。
また、留意点として▽組織機構の改革と事務室の移転を考慮する▽人件費総額を大幅削減▽各種委員会定数の見なおし▽町単独の金品支給は原則廃止▽各種イベントの見直し-などを挙げた。
高坂町長は「自立が決まった初年度の予算として、厳しい財政が予想される中、住民と痛みを分かち合い協働のまちづくりを進めるとともに、人口増や子育て支援、企業振興など活力の出せる施策に重点配分したい」と述べた。 -
東部保育園建設起工式
飯島町は2日、鳥居原の現地などで新飯島東部保育園建設事業起工式を行った。国・県や町、町議会、地元、建設委員会、施工業者ら30人余が出席し、神事を行い、工事中の安全と期限内完成を祈った。
老朽化した東部・田切・本郷の3園を1園に再編整理し、子育て支援センターを設け、質の高い保育と効率的な運営を図る。
05年、06年度2カ年で建設、07年4月開園を目指す。定員120人。敷地面積9300平方メートル、鉄骨造平屋建、建築面積1370平方メートル、保育室(6室)302平方メートル、交流保育室52平方メートル、未満児保育室120平方メートル、遊戯室232平方メートル、子育て支援センター75平方メートル、ちゅう房、事務所など。プール91平方メートル、園庭1470平方メートル、屋外運動場1530平方メートル、駐車場52台。総事業費6億2600万円。設計・アース下平設計、施工・辰巳屋建設。
鳥居原集会所で開いた起工式で、高坂町長は国・県の配慮や地元、地権者の協力に感謝し「多様なニーズに応えられるすばらしい事業になるように」と期待を込めた。 -
東小2年生が焼きイモ大会
中川村の中川東小学校2年生(浜田志のぶ教諭、24人)は1日、学校南の畑で焼きイモ大会をした。
5月にベニアズマ30本を植え付け、最近掘り上げたところ、特大から焼きイモサイズまで、1輪車2杯分もあり、大豊作。
新聞紙とアルミホイルで包んだイモの上に、豆がらや木を積み上げ点火。
この日は穏やかな小春日和とあって、児童らは畑で遊びながら、焼けるのを待った。
約1時間でほっくりと焼き上がり、児童らは三々五々、土手に陣取り、熱々をほおばり「クリームのように甘い」「頑張って作ったかいがあった」と話していた。
熱々をほおばる児童ら -
職人に技・知識学ぶ
高遠町の高遠北小学校でこのほど、地域交流講座があった。地域の良さを知ろうと3年目。児童たちは町内の住民を講師とする全6講座から希望する講座に分かれ、ろう細工や竹細工、高遠太鼓の演奏、化石づくりなどを体験した。
町の名物「高遠まんじゅうづくり」は、西高遠の文青堂菓子店(武井文一店主)に児童8人が出向き挑戦した。
こしあんを生地で包み、丸めたり、くり抜き器を使って、タヌキやウサギなどの形にして、蒸し器にかけた。あんこの入れ過ぎで生地が破れたり、小麦粉を顔につけてしまうなどの珍場面もあった。
ふっくらと仕上がったまんじゅうに一つずつ、「高遠城址まんじゅう」と焼印を押し、市販品と同じように包んで出来あがり。児童たちは「おいしい」と笑顔を浮かべて出来たてをほお張り、余った分は持ち帰った。
3年生の伊藤詩穂さん(9つ)は「まんじゅうが好きだったから自分で作ってみたかった。実際にやってみると難しかったけど、いろんなことを知ることができ楽しかった」と話していた。 -
村の宝まとめて保存
長谷村が分散して保管してきた埋蔵文化財や戸台の化石などを一括して収蔵するため、村公民館南側に増築していた生涯学習活動施設が完成し、2日、開館式があった。
施設は、鉄筋コンクリート平屋建て約450平方メートル。アンモナイトを中心とした戸台の化石、村内で出土した縄文土器などの埋蔵文化財、各地区で発見された古文書などを保管する収蔵室3部屋があり、一部を展示できるよう常設展示スペースを備えている。
蔵書などを閲覧できる図書室、「子どもに読み聞かせなどができるように」(村教委)多目的ホールも設けた。総事業費は約1億2500万円。
村内にある文化財は現在、化石が4千点、古文書5千点、埋蔵文化財2200点、蔵書6千点で、順次搬入を進めていく。
宮下村長はあいさつで「これからも自分たちが誇りのもてる地域として、先人の文化遺産を後世に残すための基礎的な土壌ができて感無量」と完成を喜んだ。 -
舞踊・歌謡ショーで楽しいひととき演出
高遠伊那東ライオンズクラブ(細田行一会長、35人)は1日、高遠町長藤の町デイサービスセンター「くつろぎの家」と伊那市美篶の養護老人ホームみすず寮を慰問した。
同クラブは、年末の恒例行事として30年近く地域の福祉施設を訪れ、奉仕活動をしている。今年は出演依頼した地元で活動する「高遠町郷土舞踊会」と、宮田村の歌謡ボランティアグループ「座・一番星」がショーを繰り広げて、利用者を楽しませた。
くつろぎの家は5度目の訪問。一番星のメンバーは「東京のバスガール」「人生劇場」「旅の夜風」など6曲を歌った。利用者は歌詞カードを見ながら、メンバーの歌に合わせて口ずさんだり、懐かしいメロディーに聞き入っていた。舞踊会は「義経伝説」「潮来の宿」「高遠桜悲恋」など、華麗な舞を披露した。
細田会長は「少しでも利用者の気持ちがやすらげばうれしい。これからも奉仕活動などを通して、何かの役に立っていきたい」と話していた。 -
こだわりの高遠ブランド 純米酒「やまむろ」発売
高遠町の酒販店14店でつくる町酒販店活性委員会(桜井節男会長)は2日、三義の山室水稲耕作組合(原康人組合長)、醸造会社「仙醸」と共同開発した純米しぼりたて生「やまむろ」を3日、千本限定で発売すると発表した。
酒米栽培、醸造、販売をすべて地元でこなし、特産品「高遠ブランド」として純地酒の開発を目指した試み。同組合と仙醸に協力を依頼し進めてきた。4月から約3・5ヘクタールで酒米「ひとごこち」をじかまき栽培し、268俵を収穫。うち120俵を仙醸で仕込み、先月下旬にしぼりこんだ。
「やまむろ」(720ミリリットル、1200円)はアルコール度17・9%、「しぼりたての荒々しさのなかに、米の甘さと辛口酒独特ののどごし」が特徴。仕込みの残りを貯蔵し、一部を来年3月に一升瓶で、さらに熟成させて来秋にも発売する予定。
委員会は03年7月に発足、内部で研究会を立ち上げて商品開発に取り組んできた。桜井会長は「本当の地酒を開発したいとやってきた。非常にいい仕上がりで、自信をもって発売する。地元をはじめ多くの人に愛飲してもらいたい」と話す。 -
年末特別警戒で街頭啓発
伊那警察署は1日、年末特別警戒(31日まで)の開始にあたり、伊那市防犯協会女性部、伊那エンジェルス隊など60人以上の協力を得て、市内の旧中央病院跡地横の国道153号線上で街頭啓発をした。
参加者たちは、自転車盗、侵入盗、振り込め詐欺などへの警戒を呼びかけるチラシや携帯用カイロ800セットを配布。通過するドライバーに「今日から年末特別警戒です。気をつけてください」と声を掛けた。
伊那署によると、10月末現在の管内の刑法犯認知件数は1111件(前年同期日234件減)。全体的に発生件数は減ってきているものの、依然として車上狙い、自動販売機狙い、オートバイ盗などの街頭犯罪が多発しているという。
櫻井誠副署長は「街頭啓発は抑止対策として効果的な活動。年末警戒初日にインパクトのあるアピールをして、地域の一人ひとりの意識を高めてほしい」と話している。 -
大規模地震災害を想定した図上シュミレーション訓練
箕輪町役場で2日、大規模地震災害を想定した図上シュミレーション訓練があった。係長以上ら約40人が参加し、災害発生時の活動体制や情報収集・伝達など初動体制を検証した。
消防庁の地震防災訓練実施要領モデルの作成に関する調査研究会委員会事業として取り組んだもの。人口10万人未満の市町村を対象に、問題点の把握や結果を分析して実戦的、効果的な訓練のあり方を探る。
訓練は、マグニチュード7・9の伊那谷断層地震が発生したと想定。「発生直後」「発生後5縲・時間まで」「5縲・時間以降」の3パターンで、村長の状況判断、初動活動の対応などの訓練に当たり、災害への対応能力の強化を図った。
消防庁国民保護・防災部防災課応急対策室の重松秀行室長は「住民、行政が災害のイメージを共有することで、防災能力を高めたい」と話した。
3日は各地区役員らも加わり、防災訓練の必要性を理解し、地域防災力を強化するためのワークショップを開く。 -
今年度米白毛もちの販売開始
上伊那農民組合産直センターは11月から、今年収穫した古代米を使った「白毛餅」の販売を開始した。
商品化して8年目となる今年は、約750俵のもち米を20人の生産者が収穫。消費者からは「白毛もちを食べたらほかの餅は食べられなくなった」「小さいころ食べた懐かしい味がする」などの反響があるという。
戦前・戦後のこの辺りの農家は、普通に白毛餅を自家用栽培していたが、収量の少なさや作りづらさから栽培農家が激減し、一時絶滅の危機にも瀕(ひん)した。しかし同組合の努力もあり、その味が現在へと引き継がれている。こくのある旨み、強い粘りと伸び、香りの良さが特徴で、原種に近い白毛餅だからこそ実現できる味だという。
上伊那農民組合産直センターの竹上一彦代表は「上伊那の名物は多々あるが、白毛餅は昔から受け継がれてきた地元の味。地元の特産をぜひ味わってほしい」と話している。
白毛餅・白毛もち米を購入できる販売店は、ニシザワ各店、キラヤ各店、JA上伊那Aコープ各店、グリーンファーム、みはらしファームとれたて市場、駒ケ根高原直売所、駒ケ根ファーム、中央道小黒SAイーナちゃんプラザ、大原農園、伴野商店、かんてんぱぱガーデン
問い合わせ・注文は上伊那農民組合産直センター(TEL73・0785)へ。