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箕輪町商工会女性部が健康体操
箕輪町商工会女性部(119人、大槻一子部長)は14日夜、産業会館で健康体操をし、日ごろの疲れを吹き飛ばそうと楽しく体を動かした。
生活委員会(関一枝委員長)の事業の一つ。「女性パワーが商売に影響する。経営者の健康管理のために」と昨年に続いて2回目。みのわパッションの唐沢春子さんを講師に招いた。
唐沢さんは、「商店街のイルミネーションのように、心も体もリフレッシュして明るい気持ちで家に帰ってください」と話し、軽快な音楽に合わせて手本を見せながら次々と動きを支持。部員はリズムに乗って、腕を伸ばす、肩を回すなどストレッチしたあと、振付けを覚えて曲に合わせて楽しく踊った。
女性部は今年、新会員も入り、和気あいあいと活動。月1回の行事のほか町のイベントなどにも参加している。 -
農村女性ネットかみいな伝達講習会
野良っ娘の会が農産物加工学ぶ箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会は15日夜、農村女性ネットかみいな伝達講習会を町保健センターで開き、サツマイモとトマトについて機能性、栄養、加工法などを紹介し、実際にトマト料理とサツマイモの菓子を作って農産物加工を学び合った。
農村女性ネットかみいなの会員でもある野良っ娘の会のメンバーが講師を務めた。
サツマイモは、食物繊維が豊富で腸の活動を健康に保つのに役立つ、カリウムがご飯の18倍含まれるが調理中の損失が大きいので丸ごと調理するかゆで汁まで活用する、トマトはビタミンの宝庫で、空腹時に生のトマトを1、2個食べると血圧低下に役立つ、赤色の色素リコピンは活性酸素に対して効果がありトマトの加工品を上手に利用する-などの説明をした。
調理実習では、トマトケチャップそのものを作ったほか、ケチャップを使ったナポリタン、生のトマトで煮込む鶏肉のトマト煮、スイートポテトトリュフ、さつまいものきんつばなど6品を作った。 -
箕輪町議会12月定例会閉会
箕輪町議会12月定例会は19日、町公の施設の指定管理者の指定、意見書提出の追加6議案、委員会に付託していた企業振興及び誘致条例制定案や05年度一般会計補正予算案など33議案の計39議案を可決して閉会した。
請願・陳情は、▽個人所得課税における各種控除の安易な縮小を行わないことを求める意見書(案)の採択に関する請願▽児童扶養手当の減額取り止めなどに関する陳情書▽患者・国民負担増計画の中止と「保険で安心してかかれる医療」を求める陳情書▽公共事業を防災・生活関連に転換し国土交通省の事務所の執行体制等の拡充を求める陳情書▽「高校改革プランの実施計画策定を先延ばしし、県民合意の高校改革をすすめることを求める意見書」採択を求める陳情書-を採択し、それぞれ意見書を提出する。
閉会中の継続審査は▽「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書▽看護職員の大幅増員を求める陳情書▽「高校に30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書-。 -
箕輪北ミニバス教室女子チーム
北信越大会出場へ箕輪町の箕輪北ミニバスケットボール教室女子チーム(唐沢茂コーチ)は、第30回長野県ミニバスケットボール選手権大会(10、11日、松本市)で優勝し、06年1月7縲・日の第25回北信越ミニバスケットボール大会(新潟県)に2年ぶり6回目の出場を決めた。16日、選手が箕輪町役場を訪れ平沢豊満町長に報告した。
箕輪北ミニバス教室は、本年度は県内負けなしの30連勝、県外チームとの試合を含めても62戦で57勝5敗、勝率は9割を超える。
県大会優勝は10年ぶり2回目。1回戦から全試合リードを許すことなく勝ち上がり、佐久高瀬との決勝戦も55対38の快勝だった。
チームは6年生12人、5年生2人。平均身長154センチの大型チームで、皆が点を取ることができる。昨年のスターティングメンバーが8人残っていることも強みという。
北信越大会は、前回は初戦敗退。今回は3位入賞を目指す。課題は、単純なパスミスを今の半分にすること。「速攻がいい形で出れば得点(攻撃)力があるので、全試合50点を目指したい」と唐沢コーチ。1月28、29日には全国選抜長野県大会も控えている。
選手は、「1本1本確実に決めてメダルをもらいたい」「皆で心を一つにして頑張りたい」と抱負を述べた。平沢町長は、「悔いのないように練習し、目標に向かって頑張って」と激励し活躍に期待を寄せた。 -
南箕輪村公民館しめ飾り教室
南箕輪村公民館は17日、恒例のしめ飾り教室を開いた。小学生から大人まで14人が、手作りのしめ飾りで新年を迎えようと熱心に取り組んだ。
毎年参加しているベテラン組は、「わらをなう最初に3束に分けるのが大事。この加減を間違えるとうまくいかない」と均等にわらを分けるよう手で何回かにぎって太さを調節。各自がせっせとなってきれいに仕上げ、「表情は毎年違うけど、玄関を入るとき自分で作ったという満足感がある」「やはり自分で作ったほうがいい。来年も一生懸命生きるようにね」と話していた。
初心者は、講師の宮下泰之さんが指導。苦戦する大人の横で小学生が器用にわらをなう姿もあり、「小学生のほうが上手だよ」と笑いながら、楽しくしめ飾りを作り上げた。 -
住民と行政の協働を意識した新たな総合計画後期基本計画を答申
宮田村総合計画審議会(前林善一会長)は18日、来年度から5年間の村政運営の指針となる「第4次総合計画後期基本計画」を清水靖夫村長に答申した。村民と行政の・ス協働・スを強調。役割分担も含め、新たな信頼関係の構築を明記した。持続的な自立を目指して、行政の効率化に加え、施設使用料など住民負担の適正化にも踏み込んでいる。
今までの計画にはなかった「住民参画による村政推進」を盛り込むなど、・ス協働・スを強く意識。
各種公的サービスの住民活動転換も視野に入れるなど、役割分担の見直しを求めた。
一方で村職員の地域活動参加促進や行政機構の効率化を明記。
厳しい財政運営のなかで、痛みをともに分かちあい、協力関係を深める内容とした。
答申を受けた清水村長は「自立は村民一致で決め、さまざまな角度から検討頂いた。村の来年度予算も全てゼロから見直しており、厳しくても元気のでる村のビジョンにしたい」とあいさつ。
前林会長は審議会を今後も定期的に開き、計画の進ちょく状況をチェックする考えを改めて示した。
答申した計画は村議会に示し、1月の全員協議会で意見聴取。3月定例会で議決する。 -
信大農学部ブランドのヤマブドウワイン、販売開始と共に売り切れ間近
南箕輪村の信州大学農学部は19日、学部ブランドの「ヤマブドウワイン」を限定1千本で販売を開始した。初日で品切れ寸前となる好調な売れ行きを見せている。
初日は、販売開始前から多くの人が販売所の前に並び、ワインを買い求めた。
19日だけで約780本が売れてしまい、残る販売可能本数は100本ほどになった。
学部産ワインの製造は、生産から食卓までの流れを学ぶことを目的とした取り組み。
ラベルは一般公募で応募があった20点の中から教職員や学生の投票で選出。農学部キャンパスにあるユリノキ並木を描いた農学研究科2年・浜保理英子さん(25)の作品が採用された。
ワインは、渋みがあるが飲みやすく、味が濃いのが特徴。
20日は午前8時半から学部内にある生産品販売所でワインを販売する。
問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1319)へ。 -
長谷小学校で安全マップづくり
登下校の危険個所を確認しよう竏窒ニ長谷小学校で19日、児童らによる安全マップづくりがあった。
登下校時における児童の安全確保が緊急課題とされる中、子どもたち自身が自分の通学路の危険個所を知り、安全対策を講じることが目的。
児童らは各地区ごとに分かれ、拡大した住宅地図に自分の家から学校までの通学路を記入。そこへ、下校時に一人になる所、民家が少ない場所、空家がある場所など、危険個所を特別に記入した。
中には、ほとんど民家のない区間を一人で下校する児童や、見知らぬ人に「車に乗っていかない」と声をかけられたことがある児童もおり、知らない人の車には絶対乗らないことなどを改めて確認。防犯対策として携帯しているブザーや笛の吹き方なども練習した。
また、伊那警察署や長谷駐在署職員らを迎えて防犯教室も実施。不審者に声をかけられた場合の対処方法や体をつかまれた時の逃げ方などを教わり、防犯意識を高めた。 -
産業廃棄物適正処理地域懇談会開催
上伊那地方事務所は19日、産業廃棄物処理業者や市町村担当者などを対象とした産業廃棄物適正処理地域懇談会を開いた。
来年1月から施行される「産業廃棄物処理事業計画等に係る事前公表ガイドライン」の周知と、産業廃棄物の適正処理、施設に対する地元の合意形成の方向性を模索することなどが目的。
新ガイドラインは事業者に対し、新たに実施する産廃処理事業計画を地域住民に事前に説明することを求めたもので、合意形成の透明性確保や地域住民との相互理解を図ることを目的としている。しかし事前説明会は事業者の計画周知が目的であって、計画の実施を妨げるものではない。
参加者には「事前公表によって、これまでは理解が得られていた事業についても、産廃処理事業について知らない人の反対まで仰ぎ、うまく実施できなくなるのではないか」と懸念する声もあった。
事前説明会は、これまで任意で実施してきた各事業者も多いが、参加も得られないほど強い抵抗を示す地域住民も多い。住民への県の働きかけを求める声も多くあった。 -
JA東日本くみあい飼料が中継基地を飯島に移転
JA東日本くみあい飼料(本社・群馬県群馬町、五味淵明社長)は辰野と飯田の中継基地を閉鎖し、飯島町赤坂の旧アイパール長野飯島米工場跡に移転し、来年2月から稼動開始する。
新飯島中継基地は、敷地面積3835平方メートル、建物1240平方メートル、アイパール長野から賃貸する。
配合飼料の中継基地として利用。荷扱量(1日)入荷4台(14-22トン)主に愛知県から。出荷延べ20台(2-7トン専用バルク車)中南信地区各JAと畜産農家向け。職員6、7人が常駐する。
同社はJA全農グループとして昨年4月設立。業務内容は飼料、肥料の製造、販売、動物用医薬品の販売-など。年間販売量は配合飼料1510、000トン、単味肥料238、600トン、肥料30、700トン。鹿島、群馬など6工場、9営業所を有す。 -
南割分館でしめ縄づくり講習会
宮田村の南割分館(加藤瞳分館長)は育成会と共催で18日、南割集落センターで、地域の高齢者を講師に迎え、70人が参加し、しめ飾り作り講習会を開いた。
わらや紙四手、末広、おかめなど縁起物は分館役員が用意した。 わらのもとをひもでしばり、足で固定し、ギチギチと左なわをしっかりと編み、3本の〆(しめ)の子を編み上げた。
左なわを丸め、3本の〆の子さし込み、紙四手を飾って、シンプルで力強いしめ飾りの出来あがり。
加藤分館長は「和気あいあいと、楽しく編んでいる。子どもたちが参加することで、伝統の継承になれば」と話していた。 -
育てたそばでゆでたてを味わう
宮田村の大田切育成会は18日、大田切集落センターで、自分たちが育てたソバで約50人が参加し、そば打ちをした。
育成会の子どもたちは8月、10アールの畑にソバをまき、10月刈り取り、脱穀し、20キロを収穫した。
この日は石臼を使って粉引きを体験した後、大田切そば打ちの会、野ひばりの会の会員らの指導では二八そばに挑戦した。
そば粉と小麦粉をふるい、水を入れ、水分が全ての粉の粒子に行き渡るように、丁寧に水回しを行ない、全体重を掛けるように、力を込めてこね、サツマイモの形にし、薄く均等に、四角に伸ばした。
大なべでゆで、自分たちが栽培したネギを添えて、ゆでたてを味わった。
また、そば打ちに先だって、高齢者クラブ「あけぼの会」の指導でしめ縄づくりもした。 -
もちつきとしめ縄づくり
宮田村の新田地区育成会は18日、転作促進研修センターで「手づくりを学ぶ会」を開き、しめ縄づくりともちつきを楽しんだ。
約50組の親子が参加、講師の平沢善栄さんと酒井春美さんの指導を受け、〆(しめ)の子を4本編み、輪じめを作った。
また、庭ではもちつき、8割がた大人がつき、子どもたちにバトンタッチ。交替で大人用の重いきねを持ち上げ、3キロのもちをつき、汁粉やごまもち、きなこもちに調理した。
小学6年の次男、小学2年の3男と3人で参加した原正一さんは「しめ縄は毎年はここで作るので、最近、家で作ったことがない」と話していた。 -
秋の叙勲で旭日双光章の熊崎前町長の受章を祝う
秋の叙勲で旭日双光章を受章した熊崎安二さん(77)=飯島=の受章祝賀会が17日、飯島町文化館であった。町や町議会関係者、友人ら約90人が集まり、前町長の業績をたたえ、栄えある受章をともに喜んだ。
熊崎夫妻を拍手で迎え、発起人代表の高坂町長は「63年飯島町に奉職し、03年まで40年間、豊富な経験から卓越なる識見を持って地方自治の発展に貢献した。この間、教育長、収入役、助役を歴任し、95年に町長に当選、2期8年リーダーシップを発揮し、庁舎建設、道の駅、公共下水道事業などを推進し、町の発展と住民福祉にまい進してきた」と功績の1部を紹介。宮下創平氏や吉田博美代議士、中原駒ケ根市長ら多くの来賓が「ひょうひょうとした人柄」「熊崎氏の功績は永遠に不滅」「理事者4役をこなしたマルチな人」など人柄や功績に触れながら、祝福した。
町からの記念品、出席者からの花束を受取り、満面笑みの熊崎さんは「町民のお使い役として長く務めさせていただいただけ、身に余る光栄。良い職員に恵まれ、議会や町民の協力支援により、よい仕事ができた」と感謝し「これからも元気で楽しい人生を送りたい」とあいさつした。
町からの記念品を贈呈 -
ダチョウ3羽が逃走
伊那市中の原のダチョウ処理施設から19日、とさつ用のダチョウ3羽が逃げた。午後5時半過ぎまで探し、居る場所はおおよそ確認できたが、暗くなったために捕まえることができず、20日朝に集まって対処することになった。
19日午後2時半ごろ、管理主体「伊那オーストリッチファーム」の宮下栄三社長が出勤した際、かぎのかかったダチョウ小屋の戸が1メートル開いており、4羽のうち3羽(雄1、雌2)が小屋周辺をうろうろしていた。捕まえようとえさを置いたが、逃走。
伊那署、伊那保健所に届け出たあと、関係者ら約10人が探した。
18日にえさを与えに来た宮下社長は「戸がきつくて開けるのがやっとだった。ダチョウでは開けられない」と困惑している。
ダチョウは体長2メートル弱、体重80キロ。
「抱きついたりしなければ、人に危害を加えない」(宮下社長)。市は逃走後、防災無線で地域住民に、また市教育委員会を通じ、連絡網で登校する児童に注意を促した。 -
西箕輪診療所で医療事故
伊那市の西箕輪診療所で、6月にあった医療事故について、被害者の市内の会社員女性(50代)と損害賠償額850万円で和解する。市は「原因は医師の注意不足。医療は人命にかかわるもので、再発防止に努めたい」とした。
医療事故は6月16日、骨髄液採取で胸骨骨髄穿刺(せんし)をするため、局所麻酔したところ、注射針が心臓近くの大動脈に達し、出血して意識不明になった。応急措置後、岡谷市の病院で手術を受け、7月下旬に退院、完治した。
西箕輪診療所は9月から、医師の自宅療養で休診となっている。
これまで市内の診療所で医療事故はなかった。
19日の市議会全員協議会で説明があり、20日の定例会本会議に損害賠償額を盛った国民健康保険直営診療所特別会計の補正予算を提案する。
今回、個人情報保護条例や被害者の希望もあり、被害者の氏名などは公表しなかった。市は議決の要件でないとしている。 -
オペレッタなど堂々と
高遠町の第一保育園でこのほど、「お楽しみ会」があった。園児たちが、保育園生活で楽しんできた歌や、絵本を題材にした劇などを発表した。
全12プログラム。年長の「こすもす組」は、主人に家を追い出された動物たちが、自分たちの特長を生かして、協力しながらどろぼうを退治する童話「ブレーメンの音楽隊」をオペレッタで披露。用意した衣装に身を包んだ園児は、動物やどろぼうなどの役柄を堂々と演じた。
会場は、我が子の晴れ姿をカメラやビデオで撮影する保護者らであふれ、園児たちの成長に目を細めていた。 -
バレーリーグ戦閉会式
駒ケ根市家庭婦人バレーボール連盟(福沢英子理事長)は16日夜、第24回リーグ戦の閉会式を駒ケ根市民体育館で行った。8月25日に開幕したリーグ戦と優勝決定戦を勝ち抜いて優勝した北割一区など上位チームに表彰状とカップが授与された=写真。
福沢理事長は「接戦が多く、盛り上がったリーグ戦だった。無事に閉会を迎えられたことに感謝したい」とあいさつした。
リーグ戦には13チームが出場し、A、Bブロックに分かれて総当たり戦を行った後、順位決定戦を行った。
上位チームの順位は次の通り。
(1)北割一区(2)北割二区(3)東伊那(4)福岡(5)町二区(6)下平(7)上穂(8)町三区 -
エーデルこまがねでそば打ち実演
駒ケ根市の特別養護老人ホーム・介護老人保健施設エーデルこまがね(福澤亘施設長)は16日、そば打ちの実演を行い、できたそばを利用者らに振る舞った。同施設の配食を請け負っている日清医療食品中部支店(本社・東京都)の調理師酒井甲輔さんは集まった利用者らを前に「このそば粉は今年とれたものです」「つなぎにうどん粉を入れます」などと説明しながら、慣れた手つきでそばを打って見せた=写真。利用者は「私は初めて見るよ」「うまいもんだね」などと話しながら、そば打ちの様子を熱心に見つめていた。
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門松・しめ縄づくり
駒ケ根市の東伊那公民館(細谷悦子館長)は16日夜、門松としめ縄づくり講座を同公民館で開いた。約20人が参加し、下平益三さんの指導で正月用のわら細工に取り組んだ。
門松は、直径約20センチの空き缶にわらを巻く土台の「はかま」づくりからスタート。「わらの巻き方が均一でないと仕上がりが悪くなるぞ」との下平さんの助言に参加者は「なかなか難しいな」と首をひねりながら悪戦苦闘していた=写真。しめ縄づくりに挑戦した参加者も「初めてやるのだが、思ったよりも大変だ」などと言いながら苦労して縄と格闘していた。 -
南箕輪村役場 黒松冬の装い
南箕輪村の上伊那農業高校緑地工学科2年の有志2人は18日、村役場玄関前のクロマツ2本の幹巻きをした。生徒らの熱心なボランティアで、役場の植え込みはすっかり冬の趣に変化。役場関係者は「毎年ありがたい。見た目もきれいで、来庁者の目を楽しませている」と感謝している。
5年目となるボランティアは、緑地工学科の学習内容を周知してもらうと同時に、地域住民に冬の景観を楽しんでもらうための取り組み。
この日は、学校の学習田のわらを使い、小さな束を上下2段に分けて幹に縛り、見た目がよいように編み込んだりと飾りつけた。玄関前のキャラボクなどには「わらぼっち」をのせ、冬囲いを完成させた。
生徒らは11月に学校で実習をしたばかり。クロマツ2本のうち、太い幹のものは旧庁舎から移植した記念樹で、幹回りは1メートル以上と大きく、担当した下島拡さん(17)は「大きな木で試したかった」と、仕上がりにも満足していた。 -
「花と野鳥と史跡の森づくり」本年度文完成
県のコモンズ支援金で整備を進めてきた箕輪町北小河内区の「花と野鳥と史跡の森づくり」の今年度事業の完成を祝う式典が18日、現地などであった。
「花と野鳥と史跡の森づくり」は、すでにある竹の腰公園の充実を図る事業。区や区長OBの相談役らなどでつくる地域づくり実行委員会(古田敏夫委員長)を組織し、事業費212万円のうち、コモンズ支援金約140円を事業に充てた。
公園の西側土手にイワヤマツツジ100本を植え、公園内に実のなる木のニシキギとマユミをそれぞれ50本づつ植樹。そのほか、公園一帯の史跡を紹介する大型案内板の設置や、史跡33カ所に石柱を立てた。
式典には関係者約25人が出席し、コモンズ支援金活用を示す石碑を除幕。古田委員長は「こういった大きな事業は区内でも50年来なかった。今後は地域住民を中心に協力を得て、管理に努めていきたい」と話した。
同事業は5カ年計画で進め、定植した木が大きくなったら巣箱を設置したり、隣接地を拡大していく予定だ。 -
♪のかけはし 木曽とも交流
「い縲怩ネ音楽祭2005」が18日、県伊那文化会館大ホールであった。「音楽のかけはし」をテーマに、来年2月に控えた権兵衛トンネル開通に合わせ、木曽地域から2団体も初参加した。市、市教育委員会など主催。
市内や来春市町村合併する高遠町から、過去最高となる27団体、約800人が出演。児童から高齢者の合唱・器楽グループがそれぞれの練習の成果を披露し合い、交流を深めた。
木曽町の女性合唱団・風雅は「みすゞこのみち」を歌い、大桑村のアルプスホルンクラブは木曽ヒノキの間伐材で作ったホルンで会場に澄みきった音色を響かせるなど、それぞれのグループが観客を魅了した。
伊那小学校5年仁組は南米の民俗楽器「ケーナ」やなどを自分たちで作り演奏。楽器の紹介をした児童たちは太鼓作りについて「リングと皮を縫い合わせるのが大変だった」と話した。一つひとつの楽器の音が合わさると、会場には温かみのある音楽が流れ、大きな拍手がわいた。 -
歌・ゲームでムード 子どもの歓声大きく
伊那市の「第39回クリスマスお楽しみ会」が17日、伊那市民会館であった。ツリーやステージの飾り付けをして、クリスマスムード一色に包まれた会場では、親子や園児、児童ら約400人が集まり、一足早いイベントを満喫した。ボーイ・ガールスカウト、高遠高校有志、はなまる地域探検隊などでつくる実行委員会の主催。
スタッフがサンタクロースやトナカイなどにふんして登場、待ちかねた子どもたちからわき起こった歓声とともに幕開け。○×ゲームやリズム体操、手遊びのほか、伊那小学校合唱部、上伊那農業高校吹奏楽部がそれぞれ、クリスマスソングを披露した。
上農校吹奏楽部の演奏は、観客も一緒に参加。リズムに合わせてスズを鳴らす有志4人を募ったところ、ステージ上には40人以上の子どもたちが集合し、スズを手渡しながら皆で楽しんだ。
帰り際には、一人ひとりにオセロやチェスなどのボードゲームのプレゼントが手渡され、子どもたちは思い出に残るひとときを過ごした。 -
【記者室】食の安全
米、野菜、花、果樹など農産物のブランド化を確立し、商品価値を高めて農業経営の安定を図ろうと各地域で取り組みがされている▼食の「安心・安全」への関心が高まっている中、食品卸がオーストラリア産を長野県産と牛肉表示を偽装。「牛海綿状脳症(BSE)があってから、原産地を見て買うようになった」という女性は「国産は大丈夫と思っていただけに、何を信じたらいいのか」と不安を感じた様子▼牛肉の国産と輸入ものは脂肪分が違うため、見てすぐわかるそうだ。伊那市内のある精肉店は「客の前で、説明しながら切るので客も知識がある。そんな会話がない店で買っていると、客も分からないでしょう」と話した。自分で見極める力がないことに気づく。(湯沢記者)
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シルバー人材センター伊那地区、ささえあい募金を伊那市に寄付
伊那広域シルバー人材センター伊那地区は16日、地区会員から集めた「支え合い募金」、11万2200円を、伊那市に寄付した。
募金は「高齢者同士お互いを支え合い、高齢者福祉に役立ててもらおう」と始め、互助会ができた4年前からは地区ごとでしている。
伊那地区は、12日にあった地区懇談会で募金を呼びかけ、約207人の会員から平均500円の善意が集まった。
伊那地区の小林幸雄委員長は「高齢者のために使ってほしい」と話し、小坂樫男市長へとに手渡した=写真。
募金は主に高齢者福祉に関する事業に利用する。 -
外国籍児童就学支援街頭募金「サンタ・プロジェクト」
学校に通っていない外国籍児童の就学を住民一人ひとりが支えよう竏窒ニ17日、県内の国際親善団体などでつくる外国籍児童就学援助委員会は、伊那市のアピタ伊那店で外国籍児童の就学支援を目的とした街頭募金活動をした。地元で活動支援に当たるNPO・クローバーコミュニケーション信州も協力し、多くの募金を呼びかけた。
県内には約2400人の外国籍児童が在住しているが、その約4分の1が日本の学校や母国語学校に通っていない。外国籍住民らが母国語教室を開くこともあるが、国の規定する学校に該当しないため、公的な援助が受けられない。
こうした状況を受け02年、外国籍児童の就学を支援する委員会が発足。住民や企業などから寄付を募り、未就学児童や母国語教室の援助金に当ててきた。3年間で集まった寄付は約3千万円。
しかし、活動の中心は企業となってしまい、住民レベルでの認識が広がっていない。そのため委員会は、住民が主体的に活動するプロジェクトを目指す方針を決め、今月21日に、新たな活動主体「外国籍児童支援会議(仮称)」を発足する。会議には新たな27団体も参加し、それぞれの特色を生かした支援活動をしていく。
上伊那は県内でも外国籍住民が多い地域。今後、地域全体で外国籍児童の就学支援を支えていく必要が求められる。 -
大芝荘に冬季のオブジェ展示
南箕輪村の大芝荘ロビーに、「工房 銀の鳥」を主宰する秋山かをるさん=北殿=が制作した雪の銀世界をイメージしたクラフトアートが展示され、利用者の目を楽しませている。
朽ちた木や粘土などを使い、春夏秋冬を表現するクラフトアートに取り組む秋山さん。大芝荘の展示は3回目になる。
オコジョ、ウサギなど4種の動物がそれぞれ暮している様子を、4つの木をくりぬいた中に演出。森の動物たちのかわいい姿が楽しめる。降り積もった雪を粘土で表現したり、木々を白く塗ったり、氷柱を下げるなどファンタジックな白銀の世界を創り出している。展示は26日まで。 -
スポーツチャンバラ指導者高沢宏彰さん(46)
男の子が手近な棒切れを手にして「拙者は宮本武蔵でござる」「何を、おれは丹下左膳だぞ」などと言いながら、楽しそうにチャンバラごっこをして遊ぶ光景をこのところさっぱり見かけなくなったが、駒ケ根市の武道館では週に1度、大人も子どもも一緒になってチャンバラを楽しんでいる。ウレタン製やエアチューブ製の軽い武器(得物)を使い、全身を的にして自由に打撃を競い合うスポーツチャンバラだ。足でも胴でも頭でも竏酎フのどこを打っても一本という分かりやすいルールや、打ち方や構えなど細かい決まり事がない気楽さで徐々に人気が高まっている。剣道や空手などの武道に入門するのは未経験者には少し敷居が高いと感じるものだが、スポーツチャンバラは違う。けがも少なく安全だし、誰でも楽しめる。とはいってもただの遊びではなく、武道の流れをくんだ歴としたスポーツだ。1971年、田邊哲人さん(現国際スポーツチャンバラ協会会長)が小太刀を使った護身道として考案し、得物の種類も増えて今では国内15万人、海外7万人が競技を楽しんでいる。
◇ ◇
岡谷市に生まれ、東京都で育った。父が師範として空手の道場を経営していたことから、幼くして空手に親しんだ。「子どものころは練習が嫌でね。でも10歳のころからだったか竏瀦ラ強よりましだと空手ばかりやっていたら、いつの間にか好きになっていた。あのころは一日4時間も練習していましたね」
学生だった20歳のころ、空手に少し割り切れないものを感じていたところへ知人の紹介でスポーツチャンバラを知った。「これは面白い、と思いました。すぐにのめり込みましたね」横浜に足を運んで創始者の田邊さんにも会った。空手の素養があったためか、めきめきと上達し、全日本大会で優勝を争うほどの腕にまでなった。
87年、駒ケ根市に高沢針灸(きゅう)院を開業。仕事の傍ら、スポーツチャンバラを普及させようと教室を立ち上げて指導を始めた。
「礼節を重んじるところは武道と同じ。でも堅苦しくなく伸び伸びとできるのがいい。入りやすいが奥が深いところが魅力ですね。得物がいろいろあるのもまた楽しい。それぞれに難しさがあるんですよ」得物には刃渡り約30センチの短刀、60センチの小太刀、1メートルの長剣、120センチの杖(じょう)、最も長い2メートルの槍などがある。
「長い方が一般的に有利ともいえるが私は小太刀が好きですね。童心に返ってチャンバラやってみませんか。楽しいですよ」 -
ネパール研修員表敬訪問
国土交通省の指導でJICA(国際協力機構)が行っているネパール自然災害軽減支援プロジェクトの研修で日本を訪れているネパール治水砂防局の技術者ゴビンダ・パウデルさん(51)は15日、駒ケ根市役所に中原正純市長を表敬訪問した。中原市長は「ネパールは日本と同様山岳地帯で土砂災害が多いという。日本での研修を生かして国づくりのために頑張って」とあいさつし、歓迎の印にと置き時計をプレゼント。ゴビンダさんは「一時悪かった政情も良くなってきた。来年はネパールでお会いしたい」としてネパールの伝統的な帽子・トピーを市長に贈った=写真。
ゴビンダさんは駒ケ根市の天竜川上流河川事務所をはじめ、全国数カ所の研究所などで地滑りや砂防などについて研修している。