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伊那市指定文化財に5件
伊那市教育委員会はこのほど、同市西箕輪の小正月の伝統行事「羽広の獅子舞」や狐島の神明社荒神社合殿のケヤキなど5件を市指定文化財に決めた。内訳は天然記念物3、有形民俗文化財1、無形民俗文化財1件。
2年振りの指定で計55件となった。狐島のケヤキは7本を一括指定。そのうち6本は樹齢200縲・50年で、天竜川のはんらん地域にありながら残る巨樹だ。伊那では珍しいマツハダ(富県南福地)、樹齢400縲・00年のサワラ(富県上新山)も、それぞれ天然記念物に指定した。
西箕輪仲仙寺の絵馬は、木曽の馬地主・千村勘兵衛が奉納した「千匹馬図」(1862年)など馬絵の7点、算額2点、武者絵、相撲など合計13点を有形民俗文化財に指定。400年の伝統があり、区を挙げて保存に取り組む羽広の獅子舞を無形民俗文化財に指定した。 -
昔なつかしのすいとん汁に舌鼓
寒さに負けず心も体もあったかに‐。宮田村町2区の地域ボランティアグループ・ともいきの会は10日、「すいとん汁」をつくり、高齢者らをもてなした。昔懐かしい味にみんな大喜び。会話も食欲も弾んだ。
村の福祉交流施設なごみ家に地域の有志が集まり調理。小麦粉を水に溶き、ニンジンや玉ネギなど野菜がふんだんの汁のなかに入れた。
ポッポと湯気が立ちあがる出来立てを全員で会食。訪れたお年寄りたちは「戦時中は、すいとんがごちそうだったもんさ」と懐かしがり、あったまった。
汁のほかにも、大根やカボチャの煮つけ、おにぎりや漬物など、心尽くしの料理の数々がテーブルに。いずれも住民が食材を持ち寄って調理したもので、ワイワイにぎやかに舌鼓を打った。
同会は今春発足し、住民がふれあうことで地域の支え合いを広めようと活動。メンバーを固定するのではなく、高齢者を含め全区民に参加を呼びかけて毎月開いている。 -
有害図書自販機設置
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有害図書自動販売機撤去は住民総意で
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飯島町の高坂町長と大沢教育長は12日の議会本会議一般質問で、広域農道沿い田切春日平地籍に設置された有害図書自動販売機について「住民総意で早期撤去を図るべき。14日に安全対策会議を開き検討する」-などの考えを示した。内山淳司議員の質問に答えた。
同自販機は先月末、県外業者が春日平直売所の隣に3基設置した。
内山議員は「自販機の設置で環境が汚染された。撤去は住民運動が1番効果的、有害図書自販機ゼロ宣言、署名活動など撤去に向けた対策は」と質問。高坂町長は「有害図書の自販機は住民総意で早期撤去を図るべき。昨年12月に制定した『安全で住み良い町条例』に基き、14日、約150人規模の安全対策会議を召集した。早期、撤退を検討したい」とし、大沢教育長も「すでに、地元春日平地区では対策集会を開いた。住民運動を基本に進めたい」と答えた。
設置された有害図書自販機 -
筝曲入門講座開講
飯島町中央公民館の筝曲入門講座は2日から来年2月24日まで全10回で始まった。
筝曲は9人、三弦には6人が参加、篠田早祐梨さんから、手ほどきを受けた。
初回は楽器の名称やもち方、邦楽の歴史、洋楽と邦楽の違いについて理解を深めた。
この中で、篠田さんは「宮城道雄らが中心になって、大正から昭和初期にかけて、筝曲の伝統の上に洋楽の要素を取り入れた新しい日本の音楽が作曲、演奏されるようになった。日本人にとって邦楽は自分の国の音楽でありながら、生で触れる機会が少ない。琴や三弦を習うことで、歴史と伝統の培われた邦楽に一層の理解を」と話した。
この後、バチを構えて、三弦の音合わせをしたり、琴爪をはめて、琴柱を移動させながら、音階を確認した。 -
町2区の役員忘年会
宮田村町2区の組長役員忘年会はこのほど、区公民館で開いた。師走の忙しさをひととき忘れて、1年間の地域活動を振り返った。
区役員と隣組の組長約50人が出席。小木曽光明区長は「皆さんのおかげで、今年1年間円滑に行政運営ができた。年末に向けて防犯、防災に気をつけ、良い新年を迎えたい」と、一人ひとりの労をねぎらった。
美味しい料理と酒を酌み交わし、より一層の地域連携を確認。新年からはまた新たな役員体制で臨む。 -
箕輪町前教育長大槻武治さん
小説「小さな独裁者」出版箕輪町の前教育長、大槻武治さん=松島=が、高校を舞台に、独裁者誕生のシステムを根底に描いた小説「小さな独裁者」を出版した。今、世の中でいわれる「改革」の中身と仕方をもう一度考える必要性を問い掛ける。
物語は、高校の生徒会が中心となり「学校改革」を目指すが、連続殺人事件という不幸な結果につながった一連の事件のいきさつを、加害者となった高校生の担任教諭の友人が、聞き取り調査を基にまとめたという設定。プロローグには、「『改革』を口実にして台頭しつつある新しい形の独裁体制に警告を発するつもりであった。…独裁もまた忘れた頃に足音を立てずに忍び寄ってくるものである」とある。
文中には、「世の中は刻一刻と変化している。流れをとどめることはできないが、人の力でその流れを早めることもできない」という意味の、儒学者・佐藤一斎の言葉を引用。「このことは大事。無理な力を加えて一挙に変えようとすると独裁になる」と大槻さんは言う。
「国政レベルでも行き詰まっている、そういう時代は『改革』という言葉がクローズアップされる。しかし、ヒトラーが登場したときも、経済的閉塞感の中から『改革』を掲げた。『改革』の中身、仕方に問題がある。それを考える必要性、本当の中身から変わっていかないといけないというメッセージを込めた」と話している。
316ページ。1300円+税。東京図書出版会発行、リフレ出版発売。全国の書店で販売している。 -
バレー全国大会出場激励会
9人制バレーボールの全国大会「第4回スーパー9・オールスターズ・フェスティバル」(15縲・8日、福岡県)に県男子代表チームとして出場する駒ケ根クラブの激励会が8日、駒ケ根市役所で行われた。中原稲雄教育長らが監督の北林昌彦さんに激励金を手渡し、大会での健闘を期待した=写真。北林監督は「今年最後の大会。少しでも上に勝ち上がって今後につながる成績を収めたい」、セッターの松沢成善さんは「楽しんで1つでも多く試合ができるよう頑張ってきたい」とそれぞれ決意を述べた。
駒ケ根クラブは過去全国大会出場36回を誇る県内有数の強豪チームとして知られる。選手は駒ケ根市のほか塩尻市、伊那市、高遠町、飯島町、松川町などから精鋭が集まっている。 -
県縦駅伝優勝報告
11月に行われた第54回県縦断駅伝で3年ぶりに優勝した上伊那チームの代表者ら3人が8日、優勝旗やトロフィーなどを携えて駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に勝利を報告した=写真。上伊那陸上競技協会の北沢秋司会長は「今年ほど総力で劣勢を挽回できたことはない。いいレースだった」と会心の優勝を振り返った。北小野竏鋳C野区間を走った松崎雄介さん(駒ケ根市役所)は「上伊那を走ったのは初めてだが、地元は応援が違う。すごく励みになった」と大声援に感謝した。
中原市長は「選手が駒ケ根市を通過する時点では(優勝を)あきらめている人もいたが、私は行ける竏窒ニ信じていた」と笑顔で話し「来年もぜひ頑張って優勝を」と激励した。 -
赤穂文化祭きょうまで
駒ケ根市で赤穂公民館文化団体協議会と赤穂公民館主催による赤穂文化祭が11日まで開かれている。陶芸、写真、絵画、書道、工芸など各種文化団体らによる作品展示のほか、囲碁、煎茶、料理講座などの無料ワンポイント体験コーナーが設けられた=写真。連れ立って訪れた市民らは展示作品を見て「大したもんだ」「よくできてるね」などと感心していた。
11日は午前10時から映画『米百俵』の無料鑑賞会が開かれるほか、午後1時からは歌や踊りなどのステージ発表が行われる。 -
長谷保育園生活発表会
今年がんばってきた取り組みを家族にも見てもらおう竏窒ニ10日、長谷保育園で「生活発表会」があった。各クラスごとダンスや合唱を披露したほか、保護者による発表もあり、園児らを楽しませた。
今年取り組んできた活動の集大成を見てもらうための発表で、11月ころから準備を進めてきた。
未満児・つぼみ組の園児たちは、10月の祖父母参観で好評だったダンス「おもちもちもち」を披露。園児たちのかわいらしい演技が、会場を和ませていた。
また、ばい菌に扮してダンス「虫歯建設株式会社」を披露した年長・きく組の保護者たちは、園児たちに「歯磨きをしましょう」と呼びかけ、会場の笑いを誘っていた。
ほかにも、この時期に合わせたクリスマスの歌やオペレッタが披露され、我が子の有志を収めようとする保護者らが、ビデオカメラを構えていた。 -
JA上伊那合併10周年生活部会「女性まつり」
上伊那農業協同組合生活部会などは10日、第10回女性まつりを伊那市の県伊那文化会館で開いた。約1400人の部会員が上伊那各地から訪れ、生活部会のこれまでの歩みを振り返ったり、今年のテーマ「やっぱり健康が一番縲怩艪ニりのある暮らしを」にちなんだ寸劇「やっぱり健康が一番」を楽しんだ。
生活部会は、JA上伊那と共に10年前に発足。高齢化社会の進行に伴い、農村に果たす女性の役割の重要性を認識し、女性が主体となって、食や健康に関する知識を広め、豊かな生活を実現するために活動を続けている。
生活部会本部役員は、畑で作った農作物のおいしさや、部会活動への若い女性の参加を呼びかける寸劇を披露。ユーモアたっぷりの演技には、会場から何度も笑いがおこった。
地域の発展・活性化などにも積極的に協力している女優・藤田弓子さんによる講演もあり、参加者を楽しませていた。 -
収穫した野菜でカレー会
箕輪町公民館のやきはた小学校は10日、産業会館で収穫祭「初代カレー会」を開いた。親子ら約30人が参加。自分たちが栽培した野菜を使って2品を作って試食し、収穫を喜び合った。
やきはた小では、トウモロコシや野沢菜、サツマイモなどの野菜づくりを体験。出来はよく、参加者が自宅へ持ち帰ったほか、収穫祭でカレーやさつま汁にして味わった。
昼食に合わせ、保護者らが大きめにジャガイモを切ったカレー、ダイコンやニンジン、ゴボウ、長ネギなど野菜たっぷりのさつま汁を用意。親子らは「おいしい」と平らげ、おかわりする人も目立った。
また「意外にうまい」という納豆カレー(生卵入り)の紹介もあり、名乗りを挙げた小学生の女の子1人が挑戦。納豆を混ぜたご飯の上にカレーをかけて「いただきます」。「一緒に食べるもんじゃない」という周囲の声をよそに「両方の味がして、うまいよ」と納豆の糸がひくカレーを口へ運んでいた。 -
ナンテン5500本を中川村から出荷
中川村の特産品、ナンテンの出荷を前にこのほど、美里集会所で中川花木研究会の査定会があった。ナンテン栽培農家11人が出席し、JA上伊那花き担当の織田指導員から、出荷規格の変更や水揚げ処理について説明を聞いた。
ナンテンは「難転」に通じ、枝物は正月の縁起物として生花に、実ナンテン(房)は仏花として人気がある。
中川村は15軒の農家が、11日から月末までに5500本をJAを通じて、関東、関西に出荷する。ピークは実ナンテンが12日以降、枝ナンテンは20日以降になる。
査定会では、従来のL、2L規格を長さの実数、120センチ、100センチ、80センチに変更。
水揚げは深水で12時間以上とし、箱詰は、緩衝材に新聞紙を入れ、落果など品質低下を防ぐとした。 -
小学生が「花咲じいさん」を題材に山車作り
来年1月の箕輪町木下の南宮神社初祭りに向け、子どもの山車(だし)クラブ「スマイル山車くらぶ」は、昔話「花咲じいさん」の制作に当たっている。
今回の題材は、えとの犬にちなんで、子どもたちが決めたもので「ここ掘れ、ワンワン」と犬がほえた場所をおじいさんが掘り、小判が出てきた一場面を表現する。
人形の頭は、発泡スチロールをやすりで削り、和紙をはってから色を塗る。胴体は、木の枠にワラを使って膨らみを持たせ、針金で留めてシートを巻き、衣装を着せて完成する。
参加は5、6年生を中心にした希望者11人。11月初旬から制作に取りかかり、毎週土曜日を活動日にあてている。
10日の作業には、小学生8人が参加。木下山車飾保存会員4人の指導を受けながら、くわや木に咲く花などの小物を作ったり、人形に衣装を着せたりした。
じいさんの頭づくりを担当した中部小学校6年生の荻原祐樹君は「やすりで形を作るのが難しかった。去年のほうがうまくいったかなと思うけど、まあまあの出来」と話していた。
小物作りや物語を簡単に説明したナレーションの入れ込みなどをし、来年1月10日の舞台セット完了を目指す。
「スマイル竏秩vは01年に発足。山車飾りは町無形文化財に指定されていることから、保存会の岡久幸副会長は「後継者として育ってくれれば」と期待を寄せる。
初祭りは来年1月15日、神社である。「犬の踊り子」「安寿と厨子王」など6点が奉納される予定。 -
高品質ナンテン出荷へ
中川村の特産品、ナンテン(南天)の出荷を前に、7日夜、美里集会所で、中川花木研究会の査定会があった。ナンテン栽培農家11人が出席、JA上伊那花き担当の織田指導員から、出荷規格の変更、水揚げ処理について説明があった。
ナンテンは「難転」に通じ、枝物は正月の縁起物として生花に、実ナンテン(房)は仏花として人気がある。
中川村では15軒の農家が11日から月末までに5500本をJAを通じて、関東、関西に出荷する。ピークは実ナンテンが12日以降、枝ナンテンは20日以降になる。
査定会では従来のL、2L規格を長さの実数、120センチ、100センチ、80センチに変更。
水揚げは深水で12時間以上とし、箱詰では、緩衝材に新聞紙を入れ、落果など品質低下を防ぐとした。 -
西保育園の餅つき
宮田村西保育園は8日、恒例のもちつき大会を開いた。年長園児が昔ながらの杵と臼を使って、ペッタン、ペッタン。つきたてのお餅を全園児に振る舞った。
年長がもちをつくのが同保育園の伝統。お兄さん、お姉さんらしく元気に挑戦した。
年少や年中の園児はそれを見守り、「大きくなったら、僕もやるんだ」と話す姿もあった。
あんこときな粉にまぶして完成。年長が年少、年中の園児をもてなしながら、一緒に会食した。
「美味しい」「もちもちしてる」と大喜び。自分たちでついた味に年長の子どもたちも満足気だった。 -
安全見守り隊にパトロールの強化を
児童が狙われる事件が全国的に多発していることを受けて、宮田村教育委員会は村民約150人が隊員の「子どもの安全見守り隊」にパトロール活動の強化要請を文書で通知した。
新井洋一教育長は「村内では幸いなことに重大な事件が発生していないが、学校の対応だけでは限界がある」と説明。
児童生徒の登下校時や校外活動などボランティアで巡視している見守り隊に、一層の協力を求めていくことにした。
学校の行事予定などを全隊員に配布。懇談会などで下校時間が早まる場合などもあるため、それに応じて街頭パトロールを行なってもらう考えだ。 -
歳末防犯会議
宮田村の歳末防犯会議は9日開き、児童生徒の安全確保を含め防犯体制の徹底を確認。年末に向けて連日、防犯診断や夜警を展開する。
議会や消防委員会、消防団、区長、防犯女性部など約70人が出席。村駐在所の雨宮則彦所長は、大事には至っていないが、村内でも児童生徒に関わる不審事案が発生していると説明した。
「村内でも大きな事件が発生しない保証はどこにもない」とも指摘。村民が一致団結して危機管理を徹底するよう呼びかけた。
また、住宅のほか、車や自転車の無施錠も犯罪の温床になるため、協力体制で防犯に取り組むことを確認した。 -
公民館しめ縄づくり講座
宮田村公民館は10日、年末恒例のしめ縄づくり講座を村民会館で開いた。新田区の平沢善栄さんが講師。良き新年になるよう願いもこめて、参加者は手づくりしていた。
全くの初心者から、講座常連のベテランまで。既製品ではなく、手作りのしめ縄で新年を飾りたいと、約30人が参加した。
平沢さんが丁寧に指導。一人ひとりの具合をみながら、適切にアドバイスしていた。
村内では年末に向けて、各地区の育成会などがしめ縄づくりの講習会を開き、多くの子どもたちも挑戦する。 -
ベル伊那で七宝展 13日まで
諏訪市中洲にアトリエを構える平林義教さん(47)と妻・利依子さん(45)の「七宝展」は13日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
有線七宝による「合子」「蓋物」などの器や、季節の花をテーマにした額、猫をモチーフにした小物、トンボ玉のアクセサリーなど約200点を展示販売している。
2人で展示会を開くのは10年ほど前からで、関東を中心に活動。全国の招き猫のイベントや、クラフトフェスティバルなどにも作品を出品している。
義教さんは「美術工芸品としての七宝焼きから、いろいろなものが作れることを見てほしい」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
力強い音 堂々と
箕輪町発足50周年記念事業「子ども太鼓in箕輪・第5回学校太鼓交流発表会」が10日、町文化センターであった=写真。上伊那の小中学生が太鼓を披露し合い、交流を深めた。上伊那教育会総合・生活科教育研究会、町教育委員会主催。
小学校10校、中学校1校、伊那養護学校のほか、招待チーム「みのわ太鼓ジュニアチーム」出演し、全13プログラムを披露した。
箕輪南小2年は、音で雲も呼び寄せる雨ごい太鼓の「龍神太鼓」、両小野小4年は、小野神社の御柱祭などで奉納された「牛炬火」、赤穂中2年2組は、昨年の文化祭で聴いた先輩の演奏に感動して取り組んだ「屋台囃子」など、各校は練習を積んできた曲を堂々と演奏し、力強い音色をホールいっぱいに響かせた。 -
リボンアート華やかに
南箕輪村沢尻でリボンアート教室を開く伊東瑞枝さん(63)と生徒の作品展は22日まで、伊那市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。入場無料。
アセテート製のリボンで季節の花や果物を作り、クリスマスや正月などをテーマにアレンジした約50点を出品。クリスマスツリーや門松などが並ぶ会場は華やかな雰囲気に包まれ、それぞれの作品は個性的で見る人の目を楽しませている。
生徒は小学生の娘3人と一緒に出品した親子も含め、伊那市、南箕輪村の女性7人。児童らは夏休みを利用し、他のメンバーは月1回の教室で作品を製作した。
伊東さんは「リボンアートは自然界にない色の花を自分の手で作れる楽しみがある」と来場を呼びかけている。
土日、祝祭日は休館。午前8時30分から午後5時10分まで。 -
「箏、楽しく弾けた」
伊那三曲協会の普及委員長・福澤雅志世さん=伊那市山寺=と会員4人は9日、伊那市の西春近北小学校を訪問し、6年生2クラス計47人に箏の弾き方を教えた。初めて楽器に触る児童らは、日本の伝統民族楽器に親しんだ。
1クラスづつ、練習曲の「さくらさくら」を学習した。ほとんどの児童が初めてとあって、皆慣れない手つき。メンバーが一人ひとりの手をとり優しく教えると、教室には透き通った弦の音色が広がった。
福澤さんは箏について説明。中国から伝わってきた楽器で、形は「竜」がモチーフ、楽器の各部分には「竜○○」との名称が10個所あるという。児童らは箏を眺めながら、関心深く話を聞いた。
北原香織ちゃんは「箏を初めて触るので、最初はどうなることかと心配していたが、楽しく弾けてよかった。とっても勉強になった」と感想を述べた。
同メンバーは箏の普及活動の一環として、毎年、上伊那の小学校などで指導。本年は同小学校で14校目になるという。 -
陶芸教室生徒作品展
中川村大草の望岳荘ロビーで「陶芸教室生徒作品展」が31日まで開かれている。
焼き締め風の角皿や花びん、アケビのツルを使い、土と木のハーモニーが見る人を和ませる花びん、織部の緑をポイントにした皿、ユーモラスな鬼やネコの置物、あめ色をした植木鉢、シックな大皿、赤と白の2色の粘土を使い市松模様にした角皿など13人が製作した個性豊かな50点がずらり。
望岳荘内のふるさと体験館「とうげい」で今年6月から11月までの半年間に製作した
このほか、会場には講師の須田貢正さんの中川焼きの作品、コーヒーカップ、湯のみ、そばチョコ、ぐいのみなども展示即売している。中川焼きは地元の陶土を用い、果樹の木灰を釉薬にした渋い色彩のざっくりした温かみのある土肌が特徴。
同教室では現在、生徒を募集している。
開講は月2回、昼の部(第2、4土曜日)午後3時から、夜の部(第2、4月曜日)午後7時から、定員各8人。締めきりは31日。詳細はふるさと体験館(TEL88・3717) -
第6回
駒ヶ根-地産地消の銘菓づくり
~3年目の現状~ 【下】特産品づくりを産業連携で進めることを目指した「駒ヶ根竏鋳n産地消の銘菓づくり」。3年目を迎えた取組みの現状と課題を関係者に話し合ってもらった。その2回目。
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40周年の宮田村商工会青年部が一輪車や収益金を寄付
宮田村商工会青年部は創部40周年を記念して8日、宮田小学校に一輪車10台を寄贈。先日開いた歳末慈善パーティーの収益金から30万520円を村へ寄付した。
前林裕一部長、40周年記念事業の平澤賢司委員長、池上真悟同副委員長が同校を訪問。 野溝和人校長と児童会運動委員会の新谷丈爾君、宮澤夢さんが「みんなで大切に乗らせてもらいます」と受け取った。
同校には50台ほどの一輪車があり、児童が休み時間に乗って遊ぶ。しかし、古くなったものが多いと聞き、青年部が記念事業の一環で購入。「子どもたちのためになれば」と、前林部長らは話していた。
青年部は40周年事業で、地域に還元する形で多彩な事業を展開。4日に開いた恒例の歳末慈善パーティーも好評で、オークションなど約300人が参加した。
その売り上げなど収益金を今年も村に寄付し、清水靖夫村長は「村政運営で必要な部分に有意義に使わせて頂く」と感謝した。 -
商工会が要望書を村に提出
宮田村商工会(前林善一会長)はこのほど、地域に根ざした積極的な活動が継続できるよう、補助も含めた支援を求めて清水靖夫村長に要望書を提出した。
同商工会は経営指導にとどまらず、多角的な地域活性化事業にも着手。本年度も商工業発展との相乗効果をねらって、特産品開発やプレミアム商品券の発行、村の伝説を看板にしたストーリーサイン事業などを展開している。
村から商工会への補助は本年度1185万円。前年度と同額となっているが、一部の村議などからは「補助した事業の効果を村が明確に把握すべき」などの声も挙がっている。
前林会長は「商工会の活動は村の税収増に貢献しているはず。村財政が厳しいことは理解するが、税収があがる所に手厚くしてほしい」と継続的な支援を求め、総額2160万円の補助を要望した。
清水村長は、商工会活動の成果を高く評価したうえで、厳しい台所事情に理解を求めた。 -
大田切人形を復活させたい
宮田小4年2組が古田人形に学ぶ昭和30年代に途絶えた宮田村の大田切人形について学んでいる宮田小学校4年2組は9日、箕輪町古田人形保存会の柴登巳夫さんを招き、人形の操りに挑戦した。学習を進めるうちに芽生えた・ス復活・スへの想い。40年以上も前に消えた村の伝統を取り戻そうと、34人の夢はより一層ふくらんでいる。
柴さんが貴重な古田人形2体を持参。人形の由来や3人で操ることを学んだ子どもたちは、さっそく実物にふれた。
手先を動かしたり、歩く動作や抱き合う動作を表現したり。息をあわせる難しさも感じながら、繊細な人形芝居の一端にふれた。
伊那谷の人形芝居は江戸から明治にかけて大阪から伝わり、一時は28の人形座があった。しかし、後継者や資金面などの問題を抱えて大田切をはじめ多くが途絶えた。
上伊那で唯一続いている古田人形も一時は存続の危機に立ったが、柴さんは箕輪中学校の部活動をきっかけに再興したと語り「大田切人形も頑張れば、復活するかもしれない」と4年2組を励ました。
「想像してたより人形は重かった」「難しいけど、もっとやってみたい」と目を輝かした子どもたち。
担任の鈴木由美子教諭は「復活が容易でないことは子どもたちも感じている。しかし、村の伝統を肌で感じ、夢を持つことは無駄ではないはず」と話していた。 -
体重150キロのツキノワグマ仕留める
伊那市中央区の小阪洋治さん(63)と城倉紀男さん(65)=いずれも自営業、伊那猟友会員=は9日、長谷村の山林で体長1・8メートル、体重150キロもあるツキノワグマのオス1頭を仕留めた。「『やった』のひと言だね」と大喜びだ。
クマは肉を冷やしたあと、10日に皮をはぐ。脂の乗り具合がよく、猟師仲間で「クマ汁」にして味わうという。胃は干して加工し、薬として使う。
2人は狩猟解禁の11月15日から毎日、山へ出かけている。8日にクマの足跡を見つけ、気をつけていた。9日、鹿を追っていたところ、100メートル先の尾根でクマを目撃。小阪さんがライフル銃1発で倒し、とどめを打った。そのあと、林道までの500メートルを引きずり、やっとのことで自動車に乗せた。
通常、捕まえるクマの体重は50縲・0キロ。「40年間、猟をやっているが、これだけ大きいものはそうはない。山の主だ」と口をそろえた。 -
スクラップブッキング作品展
伊那市生涯学習センター2階展示ギャラリーで9日、スクラップブッキング作品展が始まった。思い出の写真を装飾した作品100点が並ぶ。11日まで。
スクラップブッキングは、写真をカラフルな紙や布などで飾り、文字を添えて思い出に残すクラフト。年々、浸透し、成長記録や思い出に作ってほしいと依頼が増えているという。
市内をはじめ、飯田市や岡谷市に教室を持つ久保田浩子さん=山寺区、講師の免許を持つ小林佳世さん=荒井区=に加え、生徒約20人が出品。
作品は、結婚式や金婚式の夫婦そろった笑顔、大きなイチゴをかむ子ども、にじがかかる風景などの写真に緑や青、ピンクなどの布を切りはりしたり、ビーズやボタンなどを組み合わせたりした。ピアノ演奏の写真には、楽譜などをあしらった。また、同じ写真をカラー、白黒、セピアに分け、デコレーションを変えた作品も。
久保田さんは「写真がメーン。写真が映えるように、自分の好きな色に幅を持たせ、色やデザインを考える」とアドバイスし「しまいっぱなしのアルバムを開き、子どもの成長を喜んだり、家族に感謝したりする気持ちを思い出して」と話している。
体験コーナー(材料費600円、写真は持参)もある。
開館は午前10時縲恁゚後9時(最終日4時)。