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西駒郷の利用者にかつ丼サービス
駒ケ根市赤穂北割一区の飲食店明治亭(片田秀昭社長)は19日、知的障害者総合援護施設西駒郷の利用者ら50人を同店に招待して自慢のソースかつ丼を無料で振る舞った。サンタクロースの扮(ふん)装で出迎えた片田社長が「メリークリスマス。いただきます」と声を掛けると招待者らは一斉にはしを手にしてかつを口に運び「おいしいなあ」などと言いながら夢中でほお張っていた。
利用者を代表して竹内有香さんは「お招きにあずかり、ありがとうございます。お礼にクリスマスのリースを作って持って来ました」と片田社長に手渡した。リースは早速店内に飾るという。
同店では毎年クリスマスの時期に合わせて西駒郷の利用者を招待している。 -
冬の天体観測教室
駒ケ根市の赤穂、中沢、東伊那の3公民館とおもしろかっぱ館、市立博物館は17日「親子・子どもふれあい事業12月の巻」として冬の天体観測教室をおもしろかっぱ館で開いた。親子ら6人が集まり、東伊那小学校教諭の日岐敏明さんの話を聞いた。
冬の素晴らしい星空を観察するよう天体望遠鏡が用意されていたが、残念ながらあいにくの曇り空。「仕方がない」と観察をあきらめた参加者らは室内のスクリーンに映し出される星座を見ながら、日岐さんが話すギリシャ神話など星座にまつわる伝説などの話を聞いた=写真。 -
外国人交通安全教室
安全運転管理者協会上伊那支部飯島部会は20日夜、外国人を対象とした交通安全教室を飯島町七久保の飯島セラミックで開いた。同社で働く日系ブラジル人など男女約70人が駒ケ根警察署交通課の渋谷保人課長の説明を聞いた。
渋谷課長は日本の交通ルールなどについて「通行区分はブラジルとは逆で車は左。ドライバーには厳しいルールと罰則がある」などとして、事故を起こさないよう交差点では慎重な運転をする、車の改造はしない、万一事故を起こしても逃げない竏窒ネどと通訳を介して説明した=写真。
自動販売機荒らしなど外国人による犯罪や不法就労が増えていることから渋谷課長は「外国人へのイメージを悪くしないためにも、一人一人が法律をしっかり守ってほしい」と慎重な行動に心掛けるよう強調した。 -
新光機器しゅん工式
溶接用電極の生産で国内トップのシェア35%を誇る新光機器(本社・名古屋市、蕗澤武夫社長)が進めていた駒ケ根市赤穂北割二区の新工場「長野県駒ケ根工場」建屋の改修工事が終わり22日、同地でしゅん工式が行われた。関係者約20人が出席して神事を行い、操業の安全を祈った。蕗澤社長は「今日は雪。新工場が白むく姿で嫁入りだ。ここに根を張って末長く繁栄させていきたい」とあいさつした。
新工場では同日、主な製品の溶接用電極キャップ(先端)チップの生産を現地採用の従業員8人らが早速開始した。現在稼動する加工機は4台だが順次18台まで増やし、月間20縲・5万個を生産する計画。
同社は1974年創立。資本金8千万円。本社のほか全国に開発センター、工場、営業所などを持ち、グループ全体の従業員数は約200人。05年度の売上は41億円を見込む。 -
昭和伊南総合病院の今後などただす
伊南行政組合議会は22日、第4回定例会を開き、一般質問で2議員が昭和伊南総合病院の今後などについてただしたほか、火葬場条例の一部を改正する条例など条例案4件と05年度一般会計補正予算案1件を可決して閉会した。
昭和伊南総合病院救急救命センターの存続問題の経緯と今後の見通しについて坂本裕彦議員が質問したのに対し中原正純組合長は「県の一方的な発言に端を発した問題だが、再三撤回を申し入れた結果、県との話し合いが緒についたところ。今後協議していく」として存続に向けて努力していく考えを示した。
小原恒敏議員が同病院の経営状態について質問したのに答えて千葉茂俊病院長は「上半期(4縲・月)は純利益が前年比約30%と厳しい状況だったが、今年開設した人間ドック検診センターの受診者数が順調に伸びているなど下半期は回復の兆しが見えている」と述べた。 -
南箕輪養護老人ホームでクリスマス会
南箕輪養護老人ホームで20日、クリスマス会があった。利用者は、キャンドルのともったテーブルで特別メニューを味わい、クリスマス気分を満喫した。
ランチルームはいつもより照明を落とし、キャンドルの明かりでムードたっぷり。職員扮する天使4人が舞い降りて、ハンドベルで「きよしこの夜」を演奏。透き通ったベルの音色に利用者は静かに聞き入った。
テーブルごとにビールやシャンパンを注ぎ合うと、利用者の一人がサンタクロースに変身して登場。サンタクロースの掛け声で皆で乾杯し、サンドウィッチ、いなり寿し、ホイップクリームで飾り付けしたイチゴとメロンなどをおいしそうに味わった。
手話ダンスや、エコーの効いたカラオケセットで歌も楽しんだ。 -
箕輪町が都市再生整備計画策定へ
箕輪町は、松島区内の一部と東河原地区を対象エリアとして道路や施設を整備する「都市再生整備計画」の策定に向け、県や国と協議を進めている。
都市再生整備計画は、約1千ヘクタール以内のエリアで事業目標を定め、道路、施設整備の基幹事業、従来補助対象外の提案事業を合わせ、3年から5年の都市再生整備計画を策定し、まちづくり交付金として国庫交付率40%以内の交付を受けて事業をする。
町の案では、計画期間は06縲・0年度の5カ年。事業目標に▽災害に強いまちづくり、消防・救急・救助体制の強化▽住民自治の確立と協働の推進▽人にやさしい快適な生活道路の整備-を掲げる。
計画案で実施する主要事業は、エリア内の道路改良や修繕など道路整備、研修や子育て支援などを想定した地域交流センター(仮称)整備、文化センター南側の広場整備。提案事業で箕輪消防署を解体し新しく建設する消防署整備も盛り込んでいる。
ソフト事業では、自主防災組織の育成や防災訓練の実施、コミュニティ活動推進、ボランティア・NPO支援がある。
事業費は10億円程度の想定で、そのうち箕輪消防署整備は3億4千万円程度の見込み。
計画は06年3月、正式に国に申請する。 -
箕輪東小で図書委員会がパネルシアター披露
箕輪町の箕輪東小学校で21日、読書旬間(12縲・5日)に合わせ、図書委員会が全校児童の前でパネルシアターを披露した。
お話は世界名作シリーズから「マッチ売りの少女」。委員13人がナレーション、台詞、絵の張り替えなどを分担し、体育館に響くはっきりとした声で発表。児童は、絵を見ながらじっと聞き、お話の世界に入り込んでいた。初めて「マッチ売りの少女」の話を聞いた児童もいて、「心の中に残りました」と感想を話した。
図書館に新しく入った本も、あらすじと共に紹介した。
旬間中は、母親文庫の劇、校長の読み聞かせ、教諭らによるお話の部屋など楽しい企画がいっぱいあり、図書委員会の発表が最後となる。委員は、3週間前から毎朝8時に集まり、当番活動もしながら練習を重ねた。 -
クリスマスケーキ作りに大忙し
25日のクリスマスを前に、洋菓子店はクリスマスケーキ作りに追われている。
伊那市荒井区にある石川菓子店はクリスマスケーキ8種類を用意した。今年新たに加わったミルフィーユが人気。さくっとしたパイにカスタードと生クリームを使い、イチゴを包み込んだ。売れ筋は6号(直径18センチ)。
20日までの予約は、市内外から1千個。ケーキ作りのピークは22、23日で、従業員は次々と並ぶケーキの上に、サンタクロースや柊の葉などを飾りつけた。
引き渡しはほとんどが23縲・4日。店頭販売もある。 -
環境マネジメントシステムの取り組みへ
伊那市の第3回庁内環境基本計画推進委員会が22日、各課長を集め、市役所で開かれた。環境管理システムISO14001の審査登録証を来年2月に返上し、新市発足後から内部監査を強化する市独自の環境マネジメントシステムに取り組むとした。
ISO14001は02年2月に取得したが、高額な維持費や膨大な書類作成などデメリットもあり、審査機関に頼らず、職員の資質を向上することで、維持経費の削減や帳票作成のスリム化、職員研修の強化などを図る。
そのほか、市環境基本計画の環境施策の進ちょく状況などを報告。
05年度前期の本庁の廃棄物、電気、燃料、水道など消費数値のうち、紙やガソリンの使用量が増加。高遠町・長谷村との合併に伴うものとみている。
環境審議会から意見提出された▽市役所への里山相談窓口の開設▽アレチウリなど帰化植物撲滅の全世帯参加の取り組み竏窒フ2項目は、それぞれ住民への広報や、全庁で取り組む体制づくりを進めることとした。 -
中川西小が安全対策会議
中川村の中川西小学校は21日、視聴覚室で安全対策会議を開いた。駒ケ根署や村、職員、PTA、校外指導部、防犯女性部など関係者30人余が出席した。
駒ケ根署の大杉課長は近隣の不審者や声掛け事案を紹介した後「中川村は平穏な村、声掛け事案は発生していないが、事件はどこで発生するかわからない。親も子も危機感を持って対応を」と呼び掛けた。
村は役場公用車や、建設業、信金、JAなどの協力を得て、社用車にステッカーをはり、防犯パトロールをする。防犯無線による啓発も検討している-とした。
学校・PTAはボランティアパトロールの募集を実施し、現在14人が登録したと報告した。
意見交換では「通学路の暗い場所に防犯灯の設置を」「子どもを守る安心の家は有って欲しい所にない。見直しを」「1人で人家のない道を長く歩かなくてはならない。最終的には家庭で守るしかない」-など意見、要望が出された。 -
飯島ロータリークラブがクリスマス家族会
年末恒例の飯島ロータリークラブ(宮下覚一会長、20人)の年末家族会が20日夜、町内で来賓らも含め35人を集めて開かれた。
飯島町、中川村の会員の夫人、子どもも同席した家族会は、夫人らにふだん行っているRC活動に理解を深めてもらうことや夫人同士の交流、親ぼくの場にしてもらえればと開いている。
宮下会長は「来年2月に創立40周年記念式典を予定している。クラブも1つの転機を迎える。来年は良い年になるように、家族会を盛大にしよう」とあいさつ。
席上歳末助け合い義援金各10万円を飯島町と中川村にそれぞれ手渡した。
両町村を代表して高坂飯島町長が同クラブの組織的奉仕活動をたたえ「皆さんの気持ちを大切に、福祉のために使わせていただく」と感謝の言葉を述べた。
曽我中川村長の発声で乾杯。会員が拠出した豪華賞品を狙って、ビンゴゲームで盛り上がった。 -
クリスマスフルートコンサート
飯島町中央公民館の飯島フルート教室は20日夜、飯島文化館で受講生ら20人余が出演し、クリスマスフルートコンサートを開いた。
昨年5月開講した同教室のコンサートは2回目。約80人の聴衆は師走の喧騒を一時忘れ、フルートの澄んだ音色を楽しんだ。
2部構成。全員で「聖夜」を演奏し、幕開け。情感を込めて「涙そうそう」。飯島町の豊かな四季を思い描きながら「四季の歌」に耳を澄ませた。
指導の原愛子さんと二木かおりさんがフルートデュエットでクリスマス定番の「ジングルベル」「アメイジング・グレース」を響かせ、フルートの魅力を伝えた。
伴奏の山崎聡子さんのピアノソロもあり、17プログラムのラストは、全員でコンバースの「星の世界」を演奏し、余韻を残してコンサートの幕が下りた。 -
社協のもちつき大会
飯島町社会福祉協議会は18日、地域福祉センター石楠花苑で恒例のもちつき大会をした。利用者やスリーハート塾、わんばくスクールの子どもたち、社協役員など社協に関係する150人が参加した。
もちつきには寄付されたもち米60キロの半分、30キロを使用。社協役員が交替で次々とつきあげ、個人ボランティアや職員らが、あんこやきなこ、ダイコンおろしをまぶした。
また、調理室では豚汁、漬物の用意も整い、笑顔がそろって「いただきます」。つきたてのもちを口に運び、一足は早くお正月気分を味わった。
特設ステージではお手玉の妙技が披露され、ビンゴゲームで盛り上がった。 -
「エコアクション21」
箕輪町が自治体で全国初の認証・登録へ箕輪町が取り組んでいる環境省策定「エコアクション21」の認証・登録に向けた町役場での3日間の現地審査が22日終了し、認証・登録制度を実施している財団法人地球環境戦略研究機関持続性センター派遣の審査人から「B」判定の審査報告を受けた。06年1月の判定委員会で「認証・登録される見込み」(審査人)で、適合が認められると、04年の制度発足後、自治体として全国初の認証・登録になる。
エコアクション21は、ISO14001を基にした中小企業者や学校、公共機関が取り組みやすい環境経営システム。二酸化炭素と廃棄物の排出量、総排水量を把握し、省エネルギー、廃棄物の削減、リサイクル、節水に取り組む。環境活動レポートの作成と公表も義務づける。審査人による書類・現地審査を経て判定委員会で適合と判断されるとエコアクション21事業者として認証・登録される。
環境への負荷低減を進めている町は、より効果的、効率的な取り組み推進のため04年9月、役場実施の事務・事業を対象にエコアクション21の取り組みを申し込み、環境への負荷のチェックや目標を設定した。
単年度の環境目標は、二酸化炭素・廃棄物排出量、総排水量、印刷用紙購入量の前年度比2%削減。長期目標は、03年度と比較して06年度は6%削減。目標を基に本年2月から、消灯や裏紙利用など取り組み状況をリストに沿って確認、評価、改善してきた。
審査報告は、「大変前向きな活動を確認。要求事項に不適合はないが、一部に改善を要する事項5件があった」と総合判定を説明。廃食用油回収とバイオディーゼル燃料精製に向けたリサイクル推進の実践や、経営層の意図が着実に職員の意識向上につながっていることなどを評価した。 -
長谷保育園児サンタクロースに興味津々
長谷村の長谷保育園(北原洋子園長)で22日、クリスマス会があり、サンタクロースと対面するなどして楽しんだ。
色鮮やかに電飾がともるツリーでクリスマスムードに包まれた会場に、鈴の音とともにサンタが登場すると、待ちかねた園児は「サンタさんだ」と大歓声。
「海の向こうの遠い場所からトナカイのソリに乗ってきたよ」というサンタに興味津々の園児たちは、年齢や好きな食べ物などの質問を投げかけて会話を楽しんだ。
最後にサンタから一人ひとりプレゼントが贈られ、目を輝かせながら喜んでいた。
給食は園児が大好きなカレーピラフなどクリスマス特別献立。おやつの時間にもケーキを食べて、楽しいクリスマスの1日を過ごした。 -
版画カレンダー共同製作・公共施設に贈る
高遠町の小中学校自律学級の児童生徒は22日、共同製作した版画の06年用カレンダーを町内の公共施設に贈った。
カレンダーは月めくりで、横55センチ、縦80センチの大きさ。上半分に、だるま市やさくら祭り、灯ろう祭りなど「合併で町が最後の年のため」(担当教諭)高遠に焦点をあて、季節に合った町の行事を中心に描き、下半分に歴を入れた。
児童生徒10人が月ごとで分担し、デザインを考案。表紙は7色、各月は1、2色を使って色鮮やかにした。110縲・20時間かけて85部を仕上げ「よくできたと思う」と出来栄えに満足していた。
3部を届けた町役場では、伊藤俊規助役は1枚ずつめくり、「色にむらがなくてきれい。庁舎内に飾らせてもらいます」と喜び、「これからも頑張って取り組んでください」と言葉を送った。 -
05年度産水稲市町村別収穫量、上伊那の内訳
関東農政局はこのほど、05年度産水稲市町村別収穫量を発表した。
上伊那全体の収穫量は3万5500トン。県内10広域の中では昨年度同様、松本地域に続く量となった。
市町村別に見ると、昨年度より作付け面積が減少した南箕輪村が、昨年度の収穫量を若干下回ったり、中川村が昨年度と同量だったが、それ以外の市町村は、作付面積の増加に伴い、収穫量もわずかずつ上昇した。
10アール当たり収量は、県平均を10キロほど上回る659キロで、10広域で4番目に多かった。南箕輪村は、全体の収穫量こそ減少したが、10アール当たりの収量は上伊那で最も高く674キロだった。 -
第2回 森の座談会
子どもと読書を考える【下】児童・生徒の国語離れ・読書離れが指摘されている中、伊那谷の子どもの読書とそれを取り巻く状況について、さまざまな立場の人に語り合ってもらった。その2回目。
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正月の縁起物、ナンテン出荷はじまる
中川村の特産品、ナンテン(南天)の出荷が始まった。実ナンテンは12月中旬、枝ナンテンは下旬以降がピークで、27日までに、美里、南陽、渡場地区から5500本がJAを通じて、関東、関西に出荷される。
ナンテンは「難転」に通じ、枝物は正月の縁起物として生花や門松に、実ナンテン(房)は仏花として用いられる。
南斜面の畑(4アール)でナンテンを栽培する寺沢長五さん(83)=南陽=は「今年は実付きがよく、葉のつやもいい。栽培に手間がかからず、軽作業で高齢者向き。かさばるのが難点」と話していた。 -
名人亭「年越しそばの注文承り」開始
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにあるそばの家「名人亭」は、今年、年越しそばの注文受け付けている。
本格的に年越しそばの予約を受け付けるのは今年が初めて。これまでは、希望者の要望に応じて予約を受け付けることもあったが、昨年、一昨年は人手が足りず、受け付けてなかった。
今年は、そば打ち名人の会の名人が打ったそばを提供。2人前のそばにつゆ、ゆで方レシピを付けたセットで600円となっている。
名人亭の野溝くに子さんは「予約をとってなかった時も要望はあったが、時間的余裕がなくて希望にそえなかった。今年は200食は大丈夫」と話していた。
名人亭のそばは、のど越しが良いのが特徴。西箕輪産のそば粉を使用し、粉も独自で挽いているため、風味も良いという。
予約の申し込みは25日まで。そばの引き渡しは30日の午後1時縲恁゚後3時、31日の午前9時縲恊ウ午。
問い合わせは名人亭(TEL74・1831)へ。 -
箕輪町消防団第2分団の車両更新
小型動力ポンプ付積載車入魂式箕輪町は20日、町消防団第2分団(富田)の小型動力ポンプ付積載車1台を更新し、箕輪消防署前で入魂式をした。
更新車両は、四輪駆動のディーゼル車。6人定員。小型動力ポンプは46馬力。新しくポンプ昇降装置が装備されているほか、吸管積載装置、筒先積載装置3カ所、ホース収納ボックス、散光式警光灯(スピーカー内蔵)、電子サイレン、アルミはしごがある。購入価格は481万575円。
式後、放水をして参加者にお披露目した。 -
着物寄贈
駒ケ根市中沢の手描き友禅作家前田埜衣(のい)さん(73)は20日、駒ケ根市役所を訪れ、自作の草木染め手描き友禅ろうけつ染訪問着「紅葉(もみじ)盛装」1着を市に寄贈した=写真。作品は04年2月、フランス・パリのカルーゼル・ドゥ・ルーブル「美の解放展」で「創造の自由賞」を受賞した逸品。前田さんは「大変な賞をいただいて、これからどんな絵を描いたらいいか困っているが、欲を出しては良い作品はできない」と話した。中原正純市長は「尊い品をいただき、市民を代表して感謝する。シルクミュージアムに常設展示して将来にわたって大切に保存したい」と礼を述べた。
前田さんは20年前に草木染めの原料を求めて東京から駒ケ根市に移り住んだ。受賞した着物は主催者の懇願に応じ、初めて海外に出品した作品。 -
駒ヶ根市議会 定数6減、「15」に
駒ケ根市議会は12月定例会最終日の21日、議員定数を現在の21から6減の15とする条例改正案を賛成多数で可決するなどして閉会した。
6月に新たに設置した議員定数問題特別委員会(福澤善美委員長・6人)で議論を重ねてきた結果について福澤委員長が「各地の自治体視察の結果や市民の声などを踏まえて委員会で議論し、人口規模なども考慮して定数15が望ましいとの結論に達した」と報告。共産党議員から「経費削減が目的ならまず議員報酬を引き下げるべき」「議員数減は議会のチェック機能の低下をもたらす」「市民の声を十分に反映できない」などの反対討論がなされたが「議員の質を高めることで対応できる」「市民の多くは定数減に否定的でない」などとする賛成意見が多数を占めた。採決の結果は議長を除く20議員のうち賛成17、反対3だった。
新定数15は次回の選挙から適用される。現職の任期は07年4月29日まで。議員定数問題特別委員会は常任委員会の再編成や予算・決算特別委員会設置などの問題について議論するため、現状のまま継続される。
委員会に付託されていた「南田市場土地区画整理事業施行条例および市営住宅条例の一部を改正する条例」など条例案件2、05年度一般会計補正予算など補正予算案件7、「公の施設の指定管理者の指定について」など事件案件8は採決の結果いずれも可決された。
05年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに3900万円を追加し、総額143億6469万円とするもの。主な歳出は福祉医療費2千万円、老人保健費860万円など。
「公の施設の指定管理者の指定について」は地方自治法の改正により、文化センター、市民体育館、福祉施設、公園など54件の公共施設の管理を駒ケ根市文化財団、シルバー人材センターや民間企業などの指定管理者に委託するもの。 -
トヨセット立地契約調印
駒ケ根市が同市町四区の北の原工業団地への誘致を進めてきたトヨセット(富岡靖明社長、本社愛知県安城市)との交渉が合意に達し20日、市役所を訪れた富岡社長と中原正純市長が用地売買契約に調印した=写真。富岡社長は「地域と共存共栄を図りたい」と述べた。
同社の工場用地は北の原工業団地の龍水社跡地など延べ3・9ヘクタール。同地については05年7月に市に問い合わせがあり、8月までに交渉はほぼまとまっていたが、同社は進出の条件として敷地3・9ヘクタールの確保を希望。これを受けて市は龍水社の跡地約3ヘクタールに加え、北側の民有地のほか、市と伊南行政組合が管理する伊南聖苑の一部の土地取得に乗り出し、地権者や他町村など関係者に理解を求めてきた。06年5月に造成工事を始め、07年11月ごろに操業を開始する見込み。従業員の現地採用や市内の企業への下請け注文などの波及効果が期待される。
トヨセットはストーブの製造・販売などで知られるトヨトミの子会社。1964年に設立し、TOYOSTEELのブランド名でオフィス家具や鋼製事務机などの製造・販売を手がけている。04年度売上は67億円。従業員数は約200人。 -
亡き父を地域の文化人として供養
伊那市美篶芦沢の矢島太郎さん(79)がこのほど、亡き父親の・武治さん(1900竏・8)が描き残した油絵や素描画などをまとめた「矢島武治画集」をつくった。
「一人の文化人だった。地域の文化史の1ページになればと世に出し、親父(おやじ)の供養になれば」と矢島さん。30冊製本した画集は、父親の知人などに配り、同市立図書館へも寄付した。
矢島武治さんは蚕種業を営むかたわら、県会議員を47年から3期連続で務めた。政治生活を止めた晩年は、趣味で油絵や俳句に取り組んだ。油絵は中信美術展、伊那美術展にも入選する腕前で、周囲からの評価も高かったという。
画集作品は、友人から送られてきた魚、収集していた骨董(こっとう)品の土器や身近な果実、花などの静物画のほか、アトリエから眺めた仙丈ケ岳、西駒ケ岳の風景画など約40点。そのうち半分は、父親の知人に渡っていた作品を借りてきて集めた。
妻との金婚記念日の11月27日に完成。来年は傘寿を迎える矢島さん。「68歳の若さで死んだ親父は、地域のために尽し、晩年は自分のやりたい絵を描いていた。その業績を画集という形で成し遂げてあげたかった」。
さまざまな思いが本に込められている。 -
明るい選挙推進上伊那地区大会
05年度明るい選挙推進上伊那地区大会が21日、伊那市の県伊那文化会館であった。上伊那の選挙管理委員など約200人が参加。若い有権者を代表して箕輪町の倉田明菜さんが、大会宣言文を読み上げ、一層の投票参加を訴えた。県選挙管理委員会など主催。
上伊那は、全国的には投票率が高い地域。9月の衆議院選挙は、前回を4・07ポイント上回る約76%だった。
上伊那地方事務所の牛越徹所長は「有権者の選挙意識向上や期日前投票の影響で、今回の衆院選は全国的にも投票率が上がった。しかし、若年層の投票率は依然として低く、こうした層に対する啓発活動は一層必要」と訴えた。
来年度は、任期満了に伴う県知事選、箕輪町長選、中川村議選、合併に伴う伊那市の市長選と市議選がある。 -
大芝高原音頭アレンジ曲制作プロジェクトチーム会議
南箕輪村の大芝高原音頭アレンジ曲を制作するプロジェクトチームの第1回会議が20日夜、役場であった。曲のアレンジを専門家に依頼する方針で、今後アレンジの曲調などを検討していく。
チームは、大芝高原音頭を老若男女が踊れる曲にするため、曲や振り付けなどの原案を決定し、大芝高原まつり実行委員会の承認を受ける。
メンバーは、実行委員会の6人(ステージ委員会、パレード運営会、民謡踊り運営会)と公募1人の計7人。リーダーに原志津男さん、サブリーダーに柴田多文さんを選んだ。
アレンジ曲は、来年のまつりまでに決定し披露したい考えで、曲調、詩を入れるか入れないか、振り付けを依頼するか-などの項目を検討する。
大芝高原音頭は89年6月制作。作詞は大芝高原まつり実行委員会、作曲は遠藤実、唄い手は金沢明子。主に大芝高原まつりで会場内のバックグラウンドミュージックや民謡踊りに使っているが、若い世代があまり踊らないことや、パレード参加者が同じ曲で踊りたいという要望があり、課題となっていた。 -
上伊那高校美術展
第44回上伊那高校美術展が21日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。高校生の若い感性が光る作品に、来場者は関心を寄せている。県教育委員会、県高校文化連盟などの主催。
上伊那の県立と私立の9校が参加し、油絵、水彩、アクリル、墨絵、木版画、模写、ダンボールアート、イラスト、デッサン、シルクスクリーン、切り絵など多彩な作品206点を展示している。
ダンボールアートは、ペンケースや財布、鉛筆、靴、ラグビーボールなどバラエティーに富み、布や革のような質感をも表現している。
会期は23日まで。時間は午前9時から午後5時(最終日午後4時)まで。入場無料。 -
「私のアイデア貯金箱」コンクール表彰
郵便貯金振興会賞受賞
箕輪北小5年林渓一郎君
箕輪西小3年釜谷良美さん日本郵政公社主催の第31回「私のアイデア貯金箱」コンクールの地方審査で、箕輪北小学校5年の林渓一郎君と箕輪西小学校3年の釜谷良美さんが、郵便貯金振興会賞を受賞した。箕輪郵便局の田中幸一局長が20日に北小、21日に西小を訪れ、賞状と副賞を届けた。
林君の作品は「まゆ毛貯金箱」。顔の形で、頭の部分に硬貨を入れると、つながった1本まゆ毛が硬貨の重みで上に動く仕組み。父おやの日曜大工の残りの木材を活用し、まゆ毛は軽くするために紙を使った。「お金を入れると動くように、おもしろいものを作ろうと思った。初めての応募で受賞してびっくりした」と話した。
釜谷さんの作品は「ぶるさげ貯金箱」。吊るすことができる透明な豆腐の空容器を利用。ピンク色のファイルでふたをし、カラーフィルムで色をつけたところに顔を描き、台の棒に貯金箱をぶるさげた。「ケースの中に色をつけるのが大変だったけど、かわいくできた。入賞してすごくびっくりして、うれしかった」と喜んだ。