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伊那北高校合唱コンクール
伊那北高校の合唱コンクールが伊那市の伊那文化会館で11日、開かれ3年A組が金賞に選ばれました。 今年で48回目となる合唱コンクールでは、1年生から3年生までの18クラスが練習の成果を発表しました。 今年は、全クラスが混声四部合唱に挑戦したということで各クラスの息のあったハーモニーを響かせていました。 審査の結果、3年A組が金賞に選ばれました。 伊那北高校合唱コンクールの模様は20日の午後2時から放送します。
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ジョブ・カード制度 伊那商工会議所が企業対象に説明会
職務経験や職業訓練の実績を記載したジョブ・カードを活用した人材育成をサポートする国の制度を普及させようと、伊那商工会議所は、10日、企業を対象に説明会を開きました。 説明会には、上伊那の企業15社から約30人が参加し、日本商工会議所の辻井修二さんが制度の説明を行いました。 ジョブ・カードは、求職者の職務経験や職業訓練の実績を記載するカードです。 このカードに基づいて行う職業訓練に国からの助成金が企業に支払われる制度です。 正社員の経験がない非正規雇用労働者が対象で、企業は人材育成が行いやすくなり、自社のニーズにあった正社員の雇用につなげる事ができます。 辻井さんは「最初は助成金が目的だった企業でも、制度を活用する事で社内の人材育成の体制が整った事を喜ぶ事が多い」と話していました。 伊那商工会議所によりますと、伊那市内でこの制度を導入しているのは、現在1社のみだという事で、これから普及を図っていきたいとしています。
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第39回花卉品評会 最優秀賞に飯島町竹澤孝生さん
カーネーションやアルストロメリアなど上伊那の主力となっている花を集めて審査を行う「第39回上伊那花卉品評会」が11日、伊那市役所で開かれました。 品評会には、上伊那花卉生産者会議の会員37人から219点が出品されました。 会場には、上伊那が県下有数の産地となっているカーネーションやアルストロメリア、トルコギキョウなどが並びました。 最優秀賞にあたる「長野県知事賞」には、飯島町の竹澤孝生さんのカーネーションが選ばれました。 全体的なバランスやまっすぐ伸びた茎などが評価されたということです。 審査会の後は、消費者に関心を高めてもらおうと予約販売も行われ、多くの人が訪れていました。
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スポーツの秋到来 小学校で運動会
スポーツの秋。 小学校では運動会のシーズンが始まりました。 伊那ケーブルテレビエリア内では、3つの小学校で、12日、運動会が開かれました。 このうち、箕輪西小学校では全校児童92人が赤組と白組に別れ、10競技で得点を競った他、表現ダンスを披露しました。 全校参加の二人三脚リレーでは、5つのグループに分かれ、バトンを繋ぎました。 低学年はなかなか前に進めないペアーが多い中、高学年の児童らは息のあった走りを見せていました。 他に、初めての運動会となる1年生は、2~3年生と一緒にダンスを披露しました。 台風や長雨の影響で、グラウンドでの練習がなかなかできなかったということですが、どうどうとした演技を見せていました。 箕輪西小学校の松島ゆかり校長は、「どの児童も全力を出して取り組んでいた。本番は、天候に恵まれてよかったです」と話していました。
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景観保全に関するシンポジウム
伊那市は、市内における守るべき景観とは何かについて考えるワークショップを、12日、創造館で開きました。 今後は、国の制度の活用も視野に入れ、景観保護に取り組んでいく考えです。 ワークショップは、景観保護にいかしていこうと、市教育委員会が初めて開いたものです。 国は、里山や棚田など人々の生活や風土に深く結びついた地域特有の景観を守ろうと、平成16年に「重要文化的景観の選定制度」を創設しました。 都道府県や、市町村が保存措置を行うもののうち、特に重要なものを国が選定するものです。 選定されると、保存に影響を及ぼす行為をしようとする場合、文化財保護法により国に届出が必要になります。 県内では、飯山市の小菅山と千曲市の姨捨の棚田が選ばれていて、全国では47件が選定されています。 ワークショップでは、文化庁世界文化遺産アドバイザーの本中眞さんが、制度の内容や伊那谷における重要文化的景観地区についての話しをしました。
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高遠消防署一日出張所
伊那市高遠町の高遠消防署の救急一日出張所が12日ニシザワ高遠食彩館で行われ、買い物客が緊急時の対応を体験しました。 12日は、ニシザワ高遠食彩館の駐車場に一日出張所が設けられ、心肺蘇生法や119番のかけ方の体験、救急車の展示が行われました。 これは、12日までの救急医療週間に合わせ、地域住民に意識を高めてもらおうと高遠消防署が初めて行ったものです。 救急車の展示では、子どもたちが車内に乗り込み、設備を見学していました。 119番のかけ方体験では、買い物客の男性が倒れ、救急車を呼んでほしいと頼まれたという想定で電話をしました。 ある署員は、「救急車を呼ぶときは、どこの市町村かからかけているのかしっかり伝えることが大事。署員が質問をしてくれるので、落ち着いて答えてください」とアドバイスしていました。
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分杭峠気場発見20周年記念シンポジウム
伊那市長谷分杭峠の気場発見20周年記念シンポジウムが12日、気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。 シンポジウムにはおよそ150人が参加し、これまでの経過報告や基調講演が行われました。 伊那市長谷の分杭峠は、中央構造線が作る地形の影響で特殊な「気」が発生するといわれています。 気場は平成7年7月2日に気功師の張志祥さんが発見し、今年で20年となります。 パワースポットとして人気を集め、昨年度はおよそ2万5千800人が訪れたということです。 基調講演では国際ジャーナリストの中丸(なかまる)薫(かおる)さんが話をしました。 世界中のパワースポットを巡った中丸さんは、この地域を訪れた途端「波動が変わる」のを感じたといいます。 中丸さんは、「現代社会の中で真実の情報を探るための直観力を得るには、心身の浄化が必要。気場を訪れ、ゆっくりと過ごすことでそれににつながる」と話していました。
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起業・創業に関する展示
起業・創業に関する情報が掲載されたパネルや冊子の展示会が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 伊那図書館2階のロビーには、起業や創業に役立つ情報を掲載した冊子などを8機関が共同で展示しています。 各機関のサポート制度などを知って創業のきっかけにしてもらおうと、日本政策金融公庫などが開いているものです。 日本政策金融公庫では、昨年度県内290企業に対しおよそ35億円融資を行いました。 伊那支店では、前の年より17件多い40企業におよそ3億8千万円融資を行ったということです。 起業・創業に関する展示は、17日(金)まで伊那図書館で開かれています。
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高校演劇合同発表会
上伊那地区高校演劇合同発表会が6日開かれ、伊那西高校が県の発表会の出場校に選ばれました。 発表会には上伊那の6つの高校が参加しました。 上伊那地区高校演劇合同発表会は、学校同士の交流と、クラブ活動のレベルアップにつなげようと上伊那地区高等学校演劇連盟が毎年開いています。 伊那西高校演劇クラブは、オリジナルの脚本「人と生まれた悲しみを知らないものは・・・」を披露しました。 人の記憶を見て保存することができる機能を持った介護ロボットが、主人公の老人から戦中戦後の記憶を引き出そうとする内容です。 伊那西高校演劇クラブでは「人の記憶の意味深さを、演技を通して伝えたい」と話していました。 伊那西高校が出場する県の発表会は、11月に東御市で開かれます。
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高遠学園構想 「市全体が望ましい」
伊那市教育委員会の松田泰俊教育委員長は高遠高校が小中学校との連携を図る「高遠学園構想」について、現在の長谷・高遠から伊那市全体に広げるのが望ましいとの考えを改めて示しました。 これは、11日開かれた市議会一般質問で議員の質問に松田委員長が答えたものです。 松田委員長は構想について「中高一貫校を考える物ではなく、小中学校や地域との連携を図り、高遠教育の精神の実学を育てていきたい」と答えました。 白鳥孝市長は「緩やかな連携の中で、あらゆる可能性をいっしょに考えていきたい」と話していました。 議員からは「目に見える形にして示すよう市教委が中心となり構想の素案をたて議論していくのが望ましい」と話していました。 高遠高校では「少子化に向かう中、地域創生の核となるよう、地域に残る人材を育てていきたい」と話していました。
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冨士工業株式会社創立70周年でテレビ寄贈
箕輪町松島の電気部品メーカー冨士工業株式会社は、創立70周年を記念して、ながたの湯に大型液晶テレビを寄贈しました。 2日は冨士工業株式会社の藤林祥朗常務取締役と向山光男管理部部長がながたの湯を訪れました。 冨士工業株式会社は、テレビなどの電子機器や蛍光灯に使われる部品を製造しています。 創立は昭和20年10月21日で、今年で70周年になることを記念して、ながたの湯に65インチの液晶テレビを寄贈しました。 藤林常務は、「70周年を迎えられたのも町の皆さんに支えられてきたおかげ。これから80年、100年と、箕輪から世界に部品を発信していきたい」と話していました。 箕輪町の白鳥政徳町長からは、感謝状が贈られました。 白鳥町長は、「大切に使わせてもらいたい。ますます発展して、町のために尽力してほしい」と話していました。
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伊那弥生ヶ丘高校音楽会 3年F組最優秀賞
伊那弥生ヶ丘高校の音楽会が10日伊那市の伊那文化会館で開かれ、3年F組が最優秀賞に選ばれました。 音楽会はクラスマッチ形式で行われ、1年生から3年生までの18クラスが練習の成果を披露しました。 音楽教諭は講評で、「合唱を通じて一人ひとりが成長し、クラスの絆ができる。練習を通じて得たものを大事にしてほしい」と話していました。 審査の結果、最優秀賞には「地球に寄り添って センスオブワンダー」を歌った3年F組が選ばれました。
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直江津遭難事故から73年 児童が慰霊碑で冥福祈る
1942年9月13日に、中箕輪国民学校、現在の箕輪中部小学校の児童5人が修学旅行中に新潟県の直江津で亡くなった事故の冥福を祈ろうと、11日児童が登校の時間に合わせて慰霊碑に花を手向けました。 午前7時40分、児童達は家から持参した花を手向け、慰霊碑に手を合わせていました。 1942年9月13日に、現在の箕輪中部小学校の6年生にあたる児童が修学旅行で訪れていた新潟県の海で遭難し、5人が亡くなった事故から今年で73年を迎えます。 ある児童は「命の大切さを改めて感じる日。二度とこういう事故が起きないようにお祈りしました」と話していました。 亡くなった児童の同級生でつくる「搏美六人力会」の有志は、13日に小学校を訪れる予定です。
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災害時にドローン活用へ 操縦訓練はじまる
災害時などで小型無人航空機ドローンの活用を検討している上伊那広域消防本部は、初めての操縦訓練を11日、駒ヶ根市の伊南北消防署で行いました。 上伊那広域消防本部では、災害時の捜索活動や火災の現地調査などでドローンの活用を検討しています。 消防署でのドローンの導入は全国的にも珍しく、県内ではまだ例がないということです。 上伊那広域消防本部では、今年7月にドローンの操作に関する事項をまとめた「小型無人航空機運航要領」を策定しました。 伊那消防署と伊南北消防署はそれぞれ3班ずつ交代で勤務を行っていて、勤務時間問わず操縦者が常にいるようにと、今回各署から6人ずつ、合わせて12人が操縦訓練を始めました。 伊南北消防署に配置されているドローンは、3月に伊南防火管理協会が解散するにあたり寄贈したものです。 このドローンは、飛行時間が平均10分から20分で、通信距離は約700メートルとなっています。 小型カメラが備え付けられていて、タブレット端末と連動して撮影している動画が観られるようになっています。 操縦訓練は10月までに10回行い、運行管理者にあたる消防次長から指名された人が操縦できるということです。
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力作並ぶ 第68回長野県書道展
第68回県書道展が、11日から、伊那市の伊那文化会館で始まります。 会場には、上伊那地区の、一般と小中高校生の入選・入賞作品、あわせて900点ほどが展示されています。 伊那地区の入選・入賞作品の他に、県全体の特選入賞者の作品も巡回展示されています。 流派もジャンルもなく、バラエティ豊かな作品が楽しめるということです。 上伊那の高校生からは114点の応募があり、3点が特選に選ばれました。 小中学生は、721点の応募があり、22点が特選に選ばれました。 関係者は、「県内で最も権威ある書道展。それぞれ入賞・入賞を目指してきたため力作がそろっている」と来場を呼び掛けていました。 県書道展は、13日(日)まで伊那文化会館で開かれます。
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高遠ブックフェス今年は街歩きテーマ
今回で7回目となる本をテーマにしたイベント「高遠ブックフェスティバル」が、今月19日から23日まで伊那市高遠町の中心商店街を会場に開かれます。 9日は、ブックフェスティバルの実行委員会のメンバーとなっている高遠町図書館の職員が商店街各地に設置する本箱をもってイベントをPRしました。 今回のテーマは、まちあるき・本・まつりです。 空き店舗となっている旧いてふや(いちょうや)には、県内6軒の古本屋が出店します。 同じく空き店舗となっている旧ほていやでは、山の本をテーマにした古本や、伊那市内の本屋が選ぶ新刊が並ぶほか、期間中ブックカフェがオープンします。 ブックカフェでは、中村不折の書から着想を得たコーヒー・不折ブレンドの提供が行われます。 そのほか、高遠町出身の小説家、島村(しまむら)利(とし)正(まさ)のテキストを街中で集めるワークショップなどが企画されています。 高遠町の中心商店街には、写真撮影スポットや本棚を設置し、本を通して街中を散策する楽しみを提案するということです。 高遠ブックフェスティバルは、19日から23日まで高遠町商店街で開かれます。高遠町図書館ではひと箱古本市の出店者を募集しています。(高遠町図書館 電話94-3698)
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長谷中発 地域活性化へ野沢菜種まき
伊那市の長谷中学校の生徒は、地域の景観を守り活性化につなげようと、遊休農地になっていた畑に、10日、野沢菜の種をまきました。 午後4時過ぎ、生徒たちが、校門から、駆け足で集まってきました。集まった先は、遊休農地となっていた畑です。 7アールほどの畑はすでに耕されて、種をまく準備が済んでいます。 長谷中学校では、今年度から毎日、「三峰の時間」という時間を15分間設けて、花壇の整備や農作業を行っています。 この日は、遊休農地となっていた畑に、全校生徒34人が野沢菜の種をまきました。 長谷中学校ではもともと、学校近くの畑で野菜などを栽培してきました。 今回は、遊休農地となっていた畑を、中学校で使用してもいいと地主から話があり、野沢菜を栽培することになりました。 野沢菜は11月頃から収穫時期を迎え、生徒がPTAと一緒に漬物体験をしたり、市価の3分の1程度の価格で市民に収穫してもらうなどの活用を検討していくということです。 畑の残りの部分では、玉ねぎも栽培していく予定で、玉ねぎは道の駅で販売していく考えです。 長谷中学校では、耕作放棄地を活用していくことで、学校周辺の景観を守っていきたいとしています。
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富県保育園 地域住民と一緒に散歩
伊那市の富県保育園の園児は10日、地域住民と散歩をして地域の自然に触れました。 富県保育園の年長園児25人が地域住民と貝沼地区を散歩しました。 これは、貝沼の自然環境を守る会が地域の子供たちに地元の自然に触れてもらい一緒に楽しみながら今後の地域の姿を考えるきっかけにしようと初めて行ったものです。 保育園を出発して1時間ほどかけて散歩しました。 途中、農業用水路で会のメンバーが虫を捕まえました。 オニヤンマの幼虫がつかまり、子ども達も手にとっていました。 ヘビトンボの幼虫です。地元では「マゴタロウ」と呼んでいて、ザザムシと一緒に煮て食べていたという事です。 かつて真菰ヶ池があった公園では、百日草の花にキアゲハが集まっていました。 貝沼の自然環境を守る会では、小学校との交流も行っていて、来月は富県小の児童と麦の種撒きをするという事です。
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箕輪町福与の観光農園、雅秋園がオープン
箕輪町福与の観光農園、雅秋園が9日にオープンし、今シーズのぶどう狩りが始まりました。 90aのぶどう園では、ナイアガラ、コンコード、デラウエアの3種類のぶどう狩りを楽しむことができます。 なかでも赤い小粒のデラウエアは、種がなく一番甘みがあり、子ども達にも人気だという事です。ナイアガラよりも早く熟し数も少ないため初日を狙って訪れた親子もいました。 雅秋園には、この日午前中だけで上伊那を中心に親子連れなど30組ほどが訪れたという事です。 入園料は大人500円、小学生250円、小学生未満は無料で、10月中旬まで営業予定です。
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白鳥さん 知的障害者バスケット日本代表に
4年毎開かれる知的障がい者のスポーツの国際大会に箕輪町福与の白鳥健司さんが男子バスケットボール日本代表のメンバーとして出場します。 8日は白鳥さんや両親が役場を訪れ、白鳥政徳町長に出場のあいさつをしました。 白鳥さんは中学生の頃から父親に連れられ、町のナイターバスケで社会人に混ざり、練習をつんできました。 現在は飯田市の知的障害者のバスケチームに所属していて、チームの練習の無い日には諏訪で一般に混ざり練習をしているという事です。 3年前に、県選抜選手として全国大会に出場しプレーを見たナショナルチームのコーチの目にとまり、日本代表の強化選手となりました。 白鳥さんは、「初めての国際大会だが、積極的なプレーをし、得点を挙げたい」と話していました。 自宅が近所の白鳥町長は、「ランニングしている姿をよく見かけていたが、まさか日本代表選手とは知らなかった。まずは1勝を目指し頑張ってほしい」と話していました。 知的障害者の国際スポーツ大会、Inasグローバルゲームは4年毎開かれ、今回は南米のエクアドルで20日から開催される予定です。 また、県の連盟では大会出場のための寄付金を募っています。 【連絡】長野県FIDバスケットボール連盟 藤森さん 電話090-4442-5559
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台風18号最接近 大きな被害なし
9日の昼前から昼過ぎにかけ台風18号は上伊那に最も接近しました。 この台風の影響で、伊那市高遠町で停電が発生しましたが、交通機関や農作物などの被害の報告はありませんでした。 台風18号は9日の昼前から昼過ぎにかけ上伊那地域に最も接近しました。 この台風と前線の影響で伊那では、午後3時現在 24時間の降水量は16.5ミリとなっています。 伊那市高遠町藤沢では午前6時半頃、斜面の木が数本倒れ、近くの電線を切断し停電が発生しました。中部電力によりますと、停電は伊那市高遠町の1200戸におよび、午前11時45分に復旧したという事です。 また伊那市長谷の北沢峠では、降りはじめからの降水量が100ミリ以上となり、長野県と長野地方気象台は午前9時25分北沢峠周辺に土砂災害警戒情報を発表しました。 発表を受け伊那市長谷総合支所では、職員が現地災害警戒本部の設置準備や山小屋と連絡を取り、宿泊客やスッタフの人数を確認していました。その後、台風の通過に伴い雨量も減った事から、北沢峠周辺に出された土砂災害警戒情報は、午後1時半に解除されました。 伊那市や箕輪町、南箕輪村、JAなどによりますと今回の台風による、目だった被害は無いという事です。 長野地方気象台では、これまでに降った雨による土砂災害や河川の増水に注意するよう呼びかけています。
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伊那インター工業団地に東京パック新工場が完成
伊那市が企業誘致を進める西箕輪の伊那インター工業団地に、使い捨て手袋の製造・販売を行う東京パック株式会社の新工場が完成しました。 5日は、東京パック株式会社の新工場落成記念祝賀パーティーが、現地で行われました。 東京パックは、東京都に本社を置く使い捨て手袋や衛生管理用品の製造・販売会社で、製品は主に医療や介護の現場で使用されています。 新工場は、鉄骨造平屋建てで延床面積はおよそ780平方メートル、総事業費はおよそ3億円です。 東京パックでは、3年後を目途に敷地内に物流倉庫などを建設する計画で、30人ほどの正社員の雇用を考えているということです。 今後は、東京の工場が関東方面に、伊那工場が関西方面に出荷することで、災害時のリスク分散を図りたいとしています。 伊那インター工業団地に立地した企業は、東京パックで17社目となり、造成済みの土地は残り1区画となっています。
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御嶽山の行方不明者再捜索 活動報告会
今年7月から行われた御嶽山の行方不明者再捜索に、上伊那広域消防本部から派遣された隊員の活動報告会が、9日、箕輪町の地域交流センターで開かれました。 活動報告会は、山岳地という特別な環境での捜索活動について情報を共有し今後に活かしていこうと開かれたもので、上伊那広域消防本部の職員約40人が参加しました。 派遣された隊員4人のうちの一人、箕輪消防署の小森和弘さんが、捜索での隊員の装備や一日の活動の流れなどを報告しました。 小森さんは「硫黄の匂いも、危険だと思う気持ちも何日か活動を続けていると慣れてしまう。隊員どうし声をかけあって注意をする事が大事だと感じた」と話していました。 また、「大規模な災害になればなるほど、消防だけではなく警察など他の機関との連携を密にしていかなければならない」と、情報共有の必要性をあげていました。 報告会は上伊那広域消防本部と伊南北消防署でも開かれる事になっています。
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みはらしの湯で琴伝流大正琴のミニコンサート
琴伝流大正琴のミニコンサートが9日、伊那市西箕輪のみはらしの湯で開かれました。 コンサートは、大正琴の普及を目的に琴伝流大正琴普及協会が開いたものです。 大正琴誕生100年を記念して、2011年に9月9日を「大正琴の日」と定め、毎年全国各地でコンサートを開いています。 伊那市内では今回初めて開かれ、長井幸子さんが美篶公民館で指導する教室のメンバー11人が6曲を演奏しました。 琴伝流大正琴普及協会では、多くの人に大正琴を知ってもらい、伊那市でもミニコンサートを今後増やしていきたいと話していました。
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伊那市 市内全域の公共トイレを調査
伊那市は、市内全域のトイレの数や管理体制などを調査し、計画的な改修を実施していく方針です。 これは、9日に開かれた市議会一般質問で、議員の質問に、白鳥孝市長が答えたものです。 白鳥市長は、「とくに全国規模のスポーツ大会では、市内グラウンドのトイレの数は充分確保できていない」と話しました。 現在伊那市では、公衆トイレの他、都市公園や観光地、体育施設などのトイレについて調査を行っているという事です。 市内全域での数や管理体制などをまとめ、今後、洋式化を視野に入れながら、計画的なトイレの改修を検討していくという事です。
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西箕輪小中学校PTA講演会
西箕輪小学校と中学校のPTA講演会が2日西箕輪小学校で開かれ、伊那市在住の教育カウンセラー小椋佐代里さんが講演しました。 この講演会は、西箕輪小中学校のPTA,西箕輪子ども会育成会、西箕輪公民館が毎年行っているものでおよそ130人が集まりました。 伊那市富県在住で教育カウンセラーの小椋佐代里さんが、親子のコミュニケーションの方法について話をしました。 小椋さんは、子どもの話を聞く上で「相手の話を繰り返すこと・言い換えること・気持ちをくみ取ることの3つが大事」と話していました。 参加者は二人組になり、実際に聞きかたを体験していました。 小椋さんは、「親が解決策を決めずに共感しながら話を聞くことで、子どもの自立をはぐくむことにつながる」と話していました。
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山ぶどうの生産者の会設立
伊那市と信大農学部が連携して開発したやまぶどうワイン「山紫」の原材料となるやまぶどうの品質向上や増産を図ろうと、このほど「やまぶどう生産者の会」を設立しました。 会は、生産者や信州大学農学部、JA上伊那、伊那市などで組織します。 会長を務める城倉友幸さんです。 城倉さんは、6年前から西春近にある25aの畑でやまぶどうを栽培しています。 現在、やまぶどうの実が色づき、これから甘みが増してくるということです。 城倉さんは、「会全体で品質を一定に保ち、質の良い物を作っていきたい」と意気込んでいます。 やまぶどうワイン「山紫」は伊那市と信大農学部が連携して8年の歳月をかけて開発しました。 現在生産者は3人でこれから栽培を始める人が5人いるということです。 収穫は10月から始まり、今年は会全体で去年より200キロ多い800キロを収穫する予定です。 伊那市は特産品として定着させたい考えで、今後も生産者や農地の拡大を図っていきたいとしています。
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台風18号 9日の昼過ぎに接近
台風18号は、9日の昼過ぎから夕方にかけて県内に近づくとみられ、長野地方気象台では土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。 8日の伊那地域は台風18号の影響で雨となりました。 長野地方気象台によりますと台風18号はあす昼過ぎから夕方にかけて県内に最も近づくとみられ、あすは1時間に40ミリの激しい雨や強風になる恐れがあるとしています。 伊那市西箕輪重盛正さんの、りんご園では、つがるの収穫が最盛期を迎え、台風の接近にともない収穫を急いでいました。 9日、午後6時までに予想される、降水量は南部で200ミリとなっていて長野地方気象台では、河川の増水や土砂災害などに注意するよう呼びかけています。
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サン工業が伊那市に300万円寄付
伊那市西箕輪のサン工業株式会社は保育や教育施設の充実に役立ててもらおうと8日、伊那市に300万円を寄付しました。 8日は、サン工業株式会社の川上健夫社長ら4人が市役所を訪れました。 サン工業では地域貢献を目的に平成25年から毎年寄付をしています。 川上社長は「素晴らしい環境の中で仕事をさせていただいている。次世代を担う子供たちのために役立ててほしい」と話していました。 寄付は、保育園のお出かけ車や、中学校でのタブレットなどの購入にあてるということです。
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東部中学校吹奏楽部定演 21日
伊那市の東部中学校吹奏楽部による定期演奏会が21日に伊那文化会館で開かれます。 生徒たちは、本番に向け練習に熱が入っています。 東部中学校吹奏楽部では、練習の成果の発表の場として年に一度定期演奏会を開いていて今年で11回目です。 今年、1年生が23人入り部員総勢83人の大所帯となりました。 今年度は、吹奏楽コンクール南信予選と県大会で金賞、先月30日に行われた中部日本吹奏楽コンクール長野大会でも金賞を受賞するなどの活躍をしています。 演奏会では、JPOPからアニメソング、コンクールの課題曲などが披露される他、1年生のステージも予定されています。 この他にも、映像を使ったり、振り付けが加えられた演奏もあり、音だけでなく目でも楽しめるよう工夫されています。 東部中学校吹奏楽部の第11回定期演奏会は、今月21日の午後1時30分から伊那文化会館の大ホールで行われることになっています。