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伊那市の食育について市長と教育委員が意見交換
伊那市が今年度から実施している「暮らしのなかの食」事業の取り組みについて市長と教育委員が18日、意見交換を行いました。 会議には、白鳥孝市長と教育委員13人が出席しました。 伊那市では、学校生活の中に農業体験を取り入れる食育事業「暮らしのなかの食」を、今年度から市内全ての小中学校で実施しています。 伊那西小では、学校近くの牧場と交流しチーズ作りを行っています。 西箕輪小では、地元に古くから伝わる羽広菜かぶを11月から栽培する計画です。 この日は、事業の取り組み内容について意見交換を行いました。 7月には東京大学講師で田舎暮らしを実践している内山節さんが伊那市を訪れ食育事業を視察しました。 内山さんと懇談した松田泰俊教育委員長は「自分たちで作って食べるというのは、これからの学校のあり方への問題を提起している」と話しました。 出席した委員からは「小さい頃に農業で培ったことが将来いろいろな方向で役に立つ」などの意見が出ました。 白鳥市長は「この事業の取り組みから当初考えていなかったことも見えてくるので各学校でも話し合いをしながら取り組みを進めてもらいたい」と話しました。
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森に親しむイベント わくわく森・もり
伊那市のますみヶ丘平地林で森に親しむイベント「わくわく森・もり」が23日行われました。 イベントでは、木工体験や草木染め、薪わり体験などのブースが設けられました。 伊那市では、ますみヶ丘平地林を「市民の森林(もり)」として整備してい て、このイベントは森に親しんでもらおうと開いています。 ますみヶ丘平地林は、面積がおよそ68ヘクタールで、樹種はアカマツを中心に、サワラやヒノキ、コシアブラなどがあります。 23日は市内の他、伊那市と友好提携を結んでいる新宿区から自然体験ツアーに来た親子など、およそ80人が参加しました。 伊那市では、「これだけ広い平地林は県内でもめずらしい。実際に足を運んでもらい、森の良さを感じてほしい」と話していました。
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マス釣り大会 親子連れで賑わう
箕輪町松島の用水路で23日マス釣り大会が開かれ親子連れで賑わいました。 マス釣り大会は天竜川漁業協同組合が開いたもので会場となった 箕輪町松島の用水路には親子連れなどおよそ100人が集まりました。 用水路には天竜川漁協が用意した マスやイワナなど2500匹ほどが放され集まった人たちが次々に釣り上げていました。
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箕輪のソフトボール3チームが全国大会へ
箕輪町内の男子ソフトボール3チームが年代別の県大会で優勝し全国大会に出場します。 実年、壮年、一般の3世代揃っての全国出場は2007年についで2度目となります。 23日は全国大会に向け3チームが番場原グラウンドで練習や試合に汗を流していました。 50歳以上の実年で全国大会に出場する「ミノワ実年クラブ」は県大会で5年ぶり3回目の優勝を果たしました。 5年前の大会では準決勝まで進出し全国3位となっています。 実年の全国大会は9月に高知で開かれます。 40歳以上の壮年は「ミノワオールスター壮年」が出場します。 今のチームの前身となる「ミノワクラブ」は過去に県大会で4度優勝、最高成績は全国ベスト8です。 壮年の全国大会は9月に金沢で開かれます。 15歳以上の一般は「ミノワオールスター」が出場します。 県大会で9連覇し全国ではベスト8が4回、最高成績は3位です。 一般の全国大会は今月29日から宮崎で開かれます。 3世代揃っての全国大会出場に各チームとも一戦必勝を誓っていました。
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自営業者の仕事体験 商工フェア
上伊那の自営業者が出店する第3回商工フェアが23日、伊那市のいなっせで開かれました。 商工フェアには、上伊那の飲食店や建設業、農家などが出店し、およそ30のブースが並びました。 商工フェアは、上伊那民主商工会が、自営業者の仕事を知ってもらい、地域の活性化につなげようと開いているもので、今年で3回目です。 いなっせの中では、体験コーナーが設けられました。 木工体験のブースでは、子供たちが木の船や箱などを作っていました。 会場には家族連れなどが訪れ、さまざまな仕事を体験していました。
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御子柴翔太さん 東北のソフトテニス大会で1位
静岡県出身で山形大学1年の御子柴翔太さんが、7月8日に岩手県で行われた東北学生シングルスソフトテニス選手権大会で優勝しました。 14日は、祖母にあたる伊那市荒井の御子柴静子さん宅を訪れ、優勝の報告をしました。 御子柴さんは静岡県出身で、幼稚園の時に4年程伊那市に住んでいました。 小学校に入学してからテニスを始め、大学1年生となった現在もテニスサークルに入り練習に打ち込んでいるということです。 東北地方の大学が参加する大会で、決勝では仙台大学の選手に4対2で勝ちました。 御子柴さんは、9月に開かれる次の大会でも優勝したいと意気込んでいます。
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障害者製品 ネット販売開始
伊那市内の障害者社会就労センター製品の販路拡大をはかろうと、17日からインターネットを使ったオンラインショッピングが始まりました。 17日は、福祉まちづくりセンターでインターネット販売開始式が行われ、オンラインショッピングがスタートしました。 販売されるのは、伊那市社会福祉協議会が運営するゆめわーく、輪っこはうす・コスモスの家、さくらの家の3か所の障害者就労センターの製品です。 布やビーズ製品など50品目があります。 オンラインショップの名は、伊那谷のさくら商店。 高遠コヒガンザクラのように日本中の人に知ってもらい、施設利用者の工賃アップをめざします。 オンラインショップ、伊那谷のさくら商店は、伊那市社会福祉協議会のホームページから入ることができます。
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ふるさと就職面接会
来春、大学や短大などの卒業予定者を対象にしたふるさと就職面接会が、17日伊那市のいなっせで開かれました。 参加企業は、57社で、35社だった去年を22社上回りました。 一方会場を訪れた学生数は、前回並みの65人でした。 今年は、企業の選考活動が解禁となったのが、8月1日で、4月だったこれまでより4か月遅れとなりました。 駒ケ根市出身で神奈川県の4年生大学に通っている文系のある男子学生は、「長男でもあるし、都会より田舎が好きなのでふるさとに就職したい気持ちが強い。」と話していました。 宮田村出身で岐阜の4年生大学に通っている文系の女子学生は、「岐阜と地元で就職活動をしている。この機会に地域の企業を知りたい。」と話していました。 一方採用側のある建設業者は、「60近い社員が多く、若い人材の確保を考えているが、大手での就職を希望する学生が多く、地域までまわってこない。」と話していました。 ハローワーク伊那では、「企業の採用意欲は高いので、1人でも多くの人に上伊那に就職してもらいたい」と期待しています。
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井月さん入門講座
伊那市生涯学習センターの「井月さん入門講座」が21日あり、市内にある井月の句碑をめぐりました。 21日は、市内にある井月の句碑15か所をめぐりました。 講座には、16人が参加し、伊那市文化財審議委員会の竹入弘元さんから解説を聞きました。 このうち中心市街地の小沢川にかかる伊那橋の上では、「柳から出て行(ゆく)舟の早さかな」という句を見ました。 井上井月は、幕末から明治にかけての俳人で、酒を愛し俳諧一筋に伊那で30年を過ごし、伊那で亡くなっています。 井月さん入門講座は、今年で3年目で今年は句碑めぐりをすることになっています。 11月にかけてあと3回予定されていて、上伊那地域にある句碑を見る予定です。
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第30回大芝高原まつり 22日に
上伊那の夏を締めくくる第30回大芝高原まつりが、22日南箕輪村の大芝高原を会場に行われます。 開会式は午前10時から湖上ステージで、今年初めて増設される多目的広場ステージでは、11時からバンド演奏などが行われる予定です。 名物のたらいレースは10時30分から、19団体が出演するおまつりパレードは午後1時20分開始予定となっています。 祭りのフィナーレを飾る花火は午後7時30分打ち上げ開始を予定しています。 伊那ケーブルテレビでは、22日の正午からご覧のチャンネルで祭りの模様を生中継でお伝えします。 トワイライトステージの模様は、前半を9月1日に、後半を8日に放送します。
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二胡の音色 震災被災地へ
諏訪市を中心に中南信地域で中国の伝統的な弦楽器、二胡の教室を開いている劉鉄鋼さんと生徒有志は、10月に東日本大震災の被災地宮城県石巻市でボランティアコンサートを開きます。 7月26日、ボランティアコンサートに向けた練習がスタートしていて、月にほぼ2回のペースで当日に向け仕上げていきます。 教室を指導しているのは、中国ハルピン出身の二胡奏者、劉鉄鋼さん。 生徒のひとり、山田寿子(としこ)さんが、震災で父親を亡くしたことを知り、2013年に石巻で初めてコンサートを開きました。 東日本大震災発災から5年が経過し、風化が進む中で、被災地の人たちを忘れないよう、疲れた心を癒してもらおうと3年ぶりのコンサートを計画しました。 ボランティアコンサートには、諏訪や伊那、飯田の教室で学ぶ生徒の有志40人が参加することになっています。 現地では、2日間にわたり小学校や高齢者の福祉施設でコンサートを行う計画です。 コンサートは、10月2日と3日に行われます。 参加者たちは、現地の復興の様子も見てくる計画です。
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ジュニア野菜ソムリエの資格を持つ関口さんによる漬物講座
箕輪町地域おこし協力隊でジュニア野菜ソムリエの資格を持つ関口悠子さんによる季節の野菜を使った漬物講座が21日、箕輪町大出の農産物直売所にこりこで開かれました。 講座には、町内の主婦など9人が参加しました。 講師を務めた関口さんは千葉県出身で、去年6月から地域おこし協力隊として箕輪町に移住しました。 週1回にこりこで勤務している他、地元農家を訪ねて野菜の勉強を重ね、今年3月にジュニア野菜ソムリエの資格を取得しました。 今日は、地元農家が育てたミニトマトを使って砂糖漬けを作りました。 湯むきしたミニトマトを瓶に入れ、砂糖・ミントを入れて1日冷蔵庫で保管します。 漬物講座は9月下旬にも開かれる予定で、次回は玉ねぎを使うということです。
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伊那市の幼稚園利用者負担額 来年度から1割程度減
伊那市子ども・子育て審議会は、白鳥孝市長から諮問されていた幼稚園の利用者負担金について、来年度から1割程度引き下げるとした内容に差支えないとする答申を18日しました。 この日は、伊那市子ども子育て審議会の丸山毅一委員長と大久保照子委員が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。 答申では、伊那市の幼稚園の利用者負担金を、国の制度改正に伴い来年度から1割程度引き下げるとしています。 負担金額は所得に応じて設定し、目安として一番人数の多い階層では26年度の負担額2万483円から1,983円減額となります。 附帯意見では「保護者負担の軽減のため、階層を細分化すべきである」としています。 白鳥市長は「子ども達の教育のために慎重な審議をしていただいた」と答申を尊重する考えを示しました。 伊那市では、保護者を対象に10月頃説明会を開き、12月議会に条例案として提出し、来年度から新しい条例を施行する計画です。
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伊那市の中心市街地バラまちフェスタ 写真コンテスト表彰式
伊那市中心商店街をバラで飾る地域活性化イベント、バラまちフェスタの写真コンテストで、伊那市日影の蜷川靖子さんの作品が最優秀賞を受賞しました。 最優秀賞を受賞したのは伊那市日影の蜷川 靖子さんの作品「伊那北駅前のバラ園」です。 満開のバラのトンネルの向こう側に街並みを写した作品で、ビルなどの構造物とバラがマッチしていると評価されました。 20日、タウンステーション伊那まちで、表彰式が行われ入賞者にフェスティバル実行委員会から表彰状が贈られました。 写真コンテストは、バラのある街並みを記録として残し、PRにつなげようと3年ぶりに行われたもので、今回は15人から30点の応募がありました。 入賞作品は、8月31日まで、伊那市通り町のタウンステーション伊那まちに展示されています。
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高齢者世帯75%が買い物週1回以下
伊那市社会福祉協議会が、市内の農村部の高齢者世帯に行った買い物環境に関するアンケート結果がまとまりました。 それによると、全体の75%が買い物は週に1回、またはそれ以下であることがわかりました。 20日は、伊那市役所で、伊那市の職員や市議会議員、商店主などが参加して、報告会が開かれ、高齢者を対象に行った買い物に関するアンケート結果が報告されました。 アンケートは、今年、4月から6月にかけて、市内で高齢者世帯率が30%を超える富県、手良、西箕輪、高遠町、長谷地区の65歳以上の高齢者のみ世帯に対し、社協の職員が聞き取りを行い、84世帯から回答を得ました。 免許がない割合は、男性が11%、女性が71.2%で、女性のほうが買い物弱者になりやすい傾向が出ています。 また、買い物の頻度は、42.9%が週に1回程度、32.1%が、それ以下で、全体の75%が、週に1回以下でした。 特に、運転免許を持たない高齢者の独り暮らしの女性が、買い物頻度が少ない傾向が見られました。 普段買い物をしている93.6%が5キロ以上離れたスーパーで買い物をしていて、71.4%が移動手段として家族の送迎を含め自動車を利用していました。 報告会では、伊那市社協が先進地視察で訪れた、沖縄県での取り組みが紹介されました。 沖縄では、地域で出資し、経営する共同売店の取り組みがあります。 共同売店では、購買機能だけでなく地域の人々が集う拠点としての複合的な機能が見直されているということです。 報告会では、参加者同士の意見交換も行われました。 出張して移動販売を行っている中心市街地の商店主のグループ「伊那まちの再生やるじゃん会」からは、行政のサポートを求める声も上がっていました。 伊那市社協では、買い物弱者対策は、伊那市に担当課を置き、複合的に取り組んでいく必要を指摘しています。 伊那市社協では、今後もこうした話し合いの場を持ちながら、買い物弱者支援の取り組みを広げていきたいとしています。
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高遠高校の生徒が乳児だっこ体験
伊那市の高遠高校福祉コースの2年生は、授業の一環で、20日乳児の抱っこ体験をしました。 この日は、高遠町保健センターで、6か月児健診があり、抱っこ体験はそれに合わせて行われました。 生徒たちは、お母さんたちからアドバイスを受けながら、赤ちゃんを抱っこしていました。 高遠高校福祉コースには「子どもの発達と保育」の科目があります。科目のなかで保育園実習などがあり、抱っこ体験もその一環です。 福祉コースには25人の生徒がいて、そのうち9人が体験を行いました。 中には、男子生徒に抱かれて泣き出してしまう赤ちゃんもいました。 福祉コースでは、10月にも、保育園実習を予定していて、子どもの成長などについて学ぶということです。
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車いすも安全に 歩道の改修工事始まる
車いすが安全に通行できるようにするため、歩道の縁石に切り込みを入れる工事が伊那市荒井で、19日から始まりました。 伊那市荒井の合同庁舎西交差点です。 車イスがスムーズに通過できるよう、歩道の縁石を削り段差をなくす作業が行われています。 先月、県の職員などが、実際に車いすに乗り歩道の確認を行いました。 案内したのは荒井に住む市川直哉さんです。市川さんは、買い物などで日常的に通行していて危険を感じていました。 市川さんは、「こうした取り組みを市内全域に広げてもらえれば、車いす利用者以外でも助かる人が大勢いると思う」と話していました。 伊那建設事務所では、7月の現地調査を踏まえ、きのうから歩道の工事を始めました。8月末まで、合同庁舎西交差点から伊那市駅前交差点までの7か所の歩道の改修工事を行う事にしています。
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箕輪町 セーフコミュニティのアンケート調査開始
安全・安心のまちづくりを進めている箕輪町は、今後のセーフコミュニティ活動を進めるためのアンケートを始めました。 平成22年年度に第1回が行われ、今回で4回目のアンケートになります。 セーフコミュニティの認知度や関心度のほか、近所との付き合い方を問うものです。 今回は追加質問として、夜光反射材を活用しているか、家の中でのケガ防止のための対策をしているかなど6項目を加えました。 町内の二十歳以上1,000人を無作為で選んで調査するもので、結果は、12月を目途にHPなどで発表する予定です。
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大人の自覚 伊那市成人式
伊那市の8つの地区で15日、お盆成人式が行われ743人が決意を新たにし門出を祝いました。 東春近公民館ではおよそ60人が成人式に出席しました。 式では、子どもの時の思い出の品や二十歳の自分にあてた手紙が入ったタイムカプセルが開けられました。 新成人たちは10歳のときに書いた自分の手紙に感激していました。 伊那市の成人式は高遠町、長谷地域を除く伊那地域8つの地区ごとに行われました。 式の中で新成人代表の伊藤駿平さんは「大人としての自覚を新たに社会の一員として貢献していきたい」とあいさつしました。 新たに成人となったのは平成6年4月2日から平成7年4月1日までに生まれた男性361人、女性382人、合わせて743人です。
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市民と市議会 初の意見交換会
伊那市議会と市民の初めての意見交換会が18日伊那市のいなっせでスタートしました。 意見交換会は、平成24年4月に施行された議会基本条例に基づき21日までに市内3地区で開催されます。 初日となった昨夜は、およそ100人が参加し市議会の3つの常任委員会ごとに定めたテーマに分かれ、現状の課題や解決策などついて意見を交わしました。 このうち、経済建設委員会は「あなたが考える地方創生」をテーマに農業、商業、観光の分野ごとワークショップ形式で意見を出し合いました。 農家からは、「定年を迎えた人達を期間雇用できる仕組みを作る事で、会社務めしていた人でも農業に入りやすく、農家としても労働力確保につながる」といった意見が出されていました。 VTR 商業や観光の関係者からは「女性の起業支援」や「メディアを活用した積極的なPR」の必要性の声も上がっていました。 会場ではこの他に、総務委員会が「伊那市の将来像について」、社会委員会が「子育て支援について」をテーマに意見交換を行いました。 市議会では、出された意見について、それぞれの委員会で議論し、政策提案につなげていくと共に、ホームページや冊子にまとめ公開していく事にしています。
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箕輪町成人式 273人節目祝う
箕輪町成人式が15日、文化センターで開かれ273人が人生の節目を祝いました。 今年、箕輪町で成人を迎えたのは男性144人・女性129人・合わせて273人です。 オープニングでは、みのわ太鼓による祝い太鼓が打ち鳴らされ、新成人の門出を祝いました。 成人式実行委員会の中村博実行委員長は「人とのつながりに感謝し、社会人として成長できるよう頑張っていきたい」と挨拶しました。 新成人を代表し小口隼也さんは「感謝の気持ちを忘れず地域に貢献できるよう努力していきたい。」、市川沙綾さんは「自分の人生に後悔しないよう、目標に向かい歩んでいきたい」と決意を述べました。
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中村さんちぎり絵教室 旧井澤家住宅で作品展
中村早恵子御園教室の和紙を使ったちぎり絵作品展が20日から伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれます。 19日は生徒達が準備を行い、伊那市御園の教室に通う10人の近作36点が展示されました。 中村さんの教室では、和紙を使いちぎり絵を製作しています。 和紙は剥いだり、ちぎったりして張り合わせる事で色の濃淡を際立たせる事ができ、立体的に表現できるという事です。 中村さんは「作者それぞれの味わいを感じて欲しい」と話していました。 中村早恵子御園教室の作品展は、20日から24日まで伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれます。
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早生種の梨「幸水」とりんご「つがる」選果開始
早生種の梨「幸水」とりんごの「つがる」の選果が、19日からJA上伊那箕輪果実選果場で始まりました。 19日は、早生種の梨「幸水」500キロと、りんごの「つがる」700キロが農家から持ち込まれ、作業員が選果作業を行っていました。 JA上伊那によりますと、今年は春から夏にかけて気温が高く生育が順調だったことから、去年より4,5日早い収穫となりました。 従業員は、表面に傷がないか、形が良いかなどを1つ1つ確認していました。 今年の幸水の出荷は去年より1割多い1万ケース、つがるは若干多い2万ケースを見込んでいます。 幸水とつがるの選果作業は9月上旬まで行われます。
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先祖の霊を迎える「迎えまんど」 各地で
先祖の霊を迎える伝統行事「迎えまんど」が、13日、各地で行われました。 このうち、南箕輪村の大泉川堤防では、大泉区の住民およそ100人が集まり、花火の合図と共にまんどを振りました。 大泉区では、伝統行事を後世に残していこうと、2年前に発足した地元の有志でつくる大泉まんどの会やPTAが中心となってまんどの材料となる大麦を育てています。 手作りのまんどに火が付けられ、子ども達は大人から教わりながら円を描くように振り回していました。 大泉まんどの会の唐澤俊男会長は「大麦の栽培からまんど振りまで、一連の活動を通して協同の精神を養ってもらいたい」と話していました。
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卒業から30年 箕輪中同窓会
昭和60年の箕輪中学校卒業生の同窓会が15日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。 同窓会は卒業から30年の節目を祝おうと有志20人による実行委員会が開いたものです。 同窓会には恩師2人を含む7クラスおよそ120人が集まり30年ぶりの再会を祝いました。 集まった同窓生は記念写真を撮ったり思い出や互いの近況を語り合ったりしていました。 会ではほかに卒業生から恩師2人に記念品が贈られました。 宮坂義広実行委員長は「卒業してから30年。これを機会に横のつながりを広げていきたい。」と話していました。 集まった同窓生は互いの絆を深めこれからの活躍を誓い合っていました。
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夏の夜 ふるさと歩行者天国賑わう
15日夜JR伊那市駅前から伊那北駅前までの県道でふるさと歩行者天国が行われ家族連れなどで賑わいました。 これは中心商店街の店主らでつくる実行委員会がふるさとでの思い出づくりをしてもらおうと行ったものです。 交通規制がかかった県道では屋台が並んだほか輪投げやヨーヨー釣りなど夏祭りの雰囲気を演出するイベントが行われていました。 また、たかずやの里の子どもたちによる太鼓演奏が披露され会場を盛り上げていました。 この日は浴衣姿の子どもたちなどが集まり夏の夜を楽しんでいました。
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上伊那の小中学校で2学期スタート
長い夏休みも終わり上伊那の小中学校で2学期の始業式が18日行われ新学期がスタートしました。 このうち伊那市の伊那東小学校の子ども達は20日間の夏休みを終え、休み中の工作などを抱えて登校していました。 日焼けした全校児童646人が体育館に集まり2学期の始業式が行われました。 はじめに、代表児童5人が「苦手な算数を頑張りたい」「運動会に向けなわとびを頑張りたい」などと2学期の目標を発表していました。 小林克彦校長は「一年間で一番長い学期。2学期の目標をたて、それに向かって頑張りましょう」と呼びかけていました。 式の後、子どもたちはそれぞれの教室に戻り休み中の工作を見せあったり思い出を発表していました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校合わせて9校で18日、始業式が行われました。 19日は、18の小中学校で始業式が行われます。
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もう一日休みを 田畑区で盆正月
区の役員宅をバリケード封鎖してもう一日休みを要求する南箕輪村田畑の伝統行事、盆正月が16日の深夜に行われました。 夜10時過ぎ、小学校PTAのメンバーでつくる田畑の伝統を守る会が田畑公民館に集まりバリケードの準備が行われていました。 盆正月は、地区役員の家を封鎖し、盆休みの延長を訴える田畑区の伝統行事です。 田畑公民館では、しめ飾りづくりが行われていました。 一方、区内の畑では、ひまわりや野菜などを収穫していました。 準備が終わると、軽トラックに乗せて出発です。 11時30分過ぎ、区長の加藤一夫さん宅に到着。 地元の消防団も応援に駆け付けていました。 メンバー達は、区長の家にあるハシゴや鉢植えなどを持ち出し、玄関先などをバリケード封鎖していました。 最後は、石灰でお正月と書いて完成です。 封鎖が終わると、メンバー達は軽トラックに乗り込み暗闇に消えていきました。 翌日17日の早朝、めずらしく雨降りとなりました。 加藤さんの家には、その様子を写真におさめようと区内の人たちが訪れていました。 加藤さんが自宅から出てきます。 早速、区内の役員に「盆正月で休みです」と伝えていました。 加藤さんは、この日半日かけて片づけをしたということです。
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731部隊元隊員が証言
伊那文化会館で15日と16日に平和のための信州・戦争展が開かれ旧満州で人体実験を行った731部隊に所属していた元隊員がその体験を語りました。 伊那市在住の北原忠義さんは1945年昭和20年、14歳の時に731部隊に入隊しました。 部隊はペストやコレラなどを使った細菌兵器について研究していてその際外国人捕虜を人体実験に使っていたとされています。 北原さんは「捕虜は人ではなく実験材料として扱われていた。また証拠隠滅のため施設を破壊するよう命令が下されたときは多くの捕虜が殺された。」と話していました。 戦争展ではほかに原爆や軍事教育、朝鮮人強制労働などに関するパネルが展示されていました。 伊那ケーブルテレビではこの戦争展の模様を9月7日から放送します。
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箕輪町南小河内で伝統の「おさんやり」
箕輪町南小河内区に伝わる伝統行事で町の無形民俗文化財に指定されている「おさんやり」が16日に行われました。 午後3時半、白い服を身にまとった地区の男たち40人の担ぎ手がお舟を持ち上げ区内およそ2キロを練り歩きました。 おさんやりは、区内を流れる用水路「大堰」が天竜川とは逆に流れることが疫病の原因と考えられたため、その厄を払おうと始まったとされます。 途中4か所の辻で民謡「ヨイソレ」を披露しました。 午後8時過ぎ、盆踊りが終わると「おさんやり」もクライマックスを迎えます。 男たちは、広場に置かれた舟を担ぎ上げるとナラの木の回りを3周し、その後左右に揺らしながら舟を壊しました。 舟の破片は、玄関に飾ると厄除けになると言われ、集まった人たちは1年の無事を祈りながら拾い集めていました。