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「人権の花運動」 伊那西小学校に花の苗贈る
花を育てる事で思いやりの心を育んでもうおうと、伊那人権啓発活動ネットワーク協議会は、11日、伊那市の伊那西小学校に花の苗を贈りました。 人権擁護委員協議会や法務局、伊那市でつくる協議会から児童の代表に花の苗が手渡されました。 これは、花を育てる事で協力や感謝、思いやりの心を学んでもらおうという「人権の花運動」の一環で、毎年、上伊那の市町村もちまわりで行われています。 サルビアやマリーゴールドなどの苗で、伊那市の花育の活動に取り組んでいる3年生と、交流ボランティア委員会の児童が育てます。 人権擁護委員協議会の中村榮三会長は「花の気持を考えながら、みんなで協力して育ててください」と、子ども達に話していました。 交流ボランティア委員会の唐澤彩夏さんは「玄関に飾って、いじめや差別のない伊那西小学校にしたい」と話していました。
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伸和コントロールズに紺綬褒状
神奈川県川崎市に本社を置き伊那市高遠町に主力工場を構える機械装置製造メーカー伸和コントロールズは、公共のために私財を寄付し地域発展に貢献したとして、国から紺綬褒状が贈られました。 12日は、高遠さくらホテルで伝達式が行われ、白鳥孝市長から幸島宏邦社長に褒状が手渡されました。 伸和コントロールズは、平成16年に長野事業所開設20周年を記念し通年観光型のバラ園「しんわの丘ローズガーデン」をオープンさせました。 敷地内には170種類2,100本のバラが植えられています。 また、去年6月にはローズガーデンの整備費用として伊那市に1千万円を寄付していて、紺綬褒状はこれらの功績が認められたものです。 白鳥市長は、「バラを通じた地域おこしに協力していただきありがたいです」と感謝していました。
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手づくりの演奏会 くるみ割り人形上演
第11回手づくりの演奏会くるみ割り人形が、14日、伊那文化会館で行われ、訪れた人達は迫力あるオーケストラと躍動感あるバレエの共演を楽しみました。 上伊那の音楽愛好家らでつくる「手づくりの演奏会実行委員会」では、2年から3年に1回のペースで演奏会を開いています。 「伊那フィルハーモニー交響楽団」創立30周年の節目の今年は、チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「くるみ割り人形」が上演されました。 「くるみ割り人形」は、クリスマスの夜に主人公クララの身に起きた不思議な体験の物語です。 マントを着た人形師から「くるみ割り人形」を受け取ったクララ。 その日の夜、家の居間に突然ねずみの大群とねずみの王様が現れます。 人形はクララを守ろうと大きくなり、ねずみの王様と一騎打ちに。 クララの活躍もあり見事勝利した人形は魔法がとけ王子様の姿となり、クララを夢の国へと招待します。 バレエの動きに合わせ、舞台前面のオーケストラピットでは伊那フィルが迫力ある演奏を、舞台袖ではいな少年少女合唱団が歌声を響かせていました。 実行委員長の北澤理光さんは、「初めての試みで不安もあったがすばらしい演奏会になった」と話していました。 会場にはおよそ1,300人が訪れ、総勢200人による迫力の舞台に見入っていました。
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南アルプス林道バス 全線運行始まる
伊那市営南アルプス林道バスの全線運行が15日から始まり県内外の登山客が利用していました。 北沢峠までの運行が始まった林道バスの始発には28人が乗り込んでいました。 林道バスは戸台口から北沢峠までの22.6キロ、標高差およそ1,200メートルを1時間で結びます。 4月25日に途中の歌宿まで開通し14日までに去年より200人ほど多い2,264人が利用したということです。 登山者は南アルプス登山の拠点となる北沢峠に到着すると仙丈ヶ岳や甲斐駒ケ岳の山頂を目指していました。 北沢峠で登山者の憩いの場となっている、こもれび山荘。 林道バスが歌宿まで開通した4月25日から営業をはじめています。 管理人の竹元直亮さんは登山者の安全を第一に考えたいと話します。 南アルプス林道バス営業所によりますと去年は5万人ほどの利用があったということで、今年も昨年並みの利用を目指すということです。
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園児数増に期待 信州型自然保育認定申請
伊那市の白鳥孝市長は今年度の園児数が定員の半数以下となっている高遠第二第三保育園について県の信州型自然保育認定の申請をしていることを明らかにしました。 関係者は特色ある保育で園児数増加につながればと期待しています。 これは15日伊那市役所で開かれた市議会一般質問で明らかにしたものです。 信州型自然保育は屋外での体験活動を重視する県の認定制度です。 豊かな自然環境で過ごすことにより感性を高め社会性を育むことを狙いとしています。 このような保育が行われていることにより社会的信頼が高まり移住の促進や子育てのコミュニティの広がりが期待されています。 高遠第二第三保育園は今年度定員45人に対し園児数が19人で定員の半数以下となっています。 市では園児数が定員の半数以下が2年続くと翌年度から休園にすると定めていることから関係者は信州型保育に認定され特色ある保育が行われることに期待しています。 白鳥市長は答弁で「保育園休園などに関する基準を見直すことはない。」としたうえで地域の中でどのように子どもを増やしていくかを議論することが大事だとの考えを示しました。 園児数減少を受け保護者会や地域の有志は「高遠第二第三保育園の存続と未来を考える会」を立ち上げることにしました。 保護者会と地元有志は30日に設立総会を開き、園存続に向けた取り組みについて協議することにしています。
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年金支給日 特殊詐欺被害防止呼びかけ
年金支給日に合わせて15日、伊那警察署管内の金融機関で特殊詐欺被害の防止を呼び掛ける啓発活動が行われました。 この日は、伊那警察署員や防犯ボランティア団体、伊那エンジェルス隊のメンバー5人が、八十二銀行箕輪支店で特殊詐欺防止を呼びかけました。 防犯ボランティアのメンバーたちは、金融機関を訪れたお年寄りたちに「特殊詐欺に気を付けてください」と呼びかけながらチラシなどを配っていました。 今年、伊那警察署管内で発生した特殊詐欺の被害件数は2件で、被害額はおよそ110万円となっています。 去年1年間の管内での特殊詐欺の被害件数は、9件で、被害額はおよそ3,900万円です。 伊那署では、「不審な電話が来たら必ず誰かに相談する」「私のところになんて電話は来ないなどと思わず、詐欺に対する意識を高めてほしい」と呼びかけています。
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全国食育月間 食育コーナー設置
6月の全国食育月間に合わせて、伊那保健福祉事務所は、食に関するコーナーを15日、伊那合同庁舎2階に設置しました。 コーナーの設置は、伊那保健福祉事務所が「食育」、食に関する知識と食生活について考える機会にしてもらおうと開いています。 食育月間は毎年6月で、食育を国民運動にしようと、全国で展開しています。 コーナーには、食に関するパネルなどが設置され、一日に摂る野菜の量が350gと示されています。 また、食生活の中で大切な塩分の摂り方がわかる、チェックシートもあります。 伊那保健福祉事務所では、「食育への関心を高めてもらい、健全な食生活を身につけて欲しい」と呼びかけています。 食育コーナーは26日まで設置されています。
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旧井澤家住宅で人形芝居の上演
伊那市西町の旧井澤家住宅で14日、人形芝居の上演が行われました。 人形芝居を行ったのは、百鬼ゆめひなの名前で活動している、飯島町の飯田美千香さんです。 旧井澤家住宅を管理している伊那部宿を考える会が、古民家の雰囲気中で人形芝居を楽しんでもらおうと企画しました。 飯田さんは等身大の人形を操りながら、自らも面をつけて演じていました。 訪れた人たちは、音楽、所作、舞のみで構成される人形芝居に見入っていました。
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大芝高原で自然観察会
南箕輪村の大芝高原みんなの森で14日、自然観察会が開かれました。 観察会は、高原内の山野草の保護活動に取り組んでいる住民有志「大芝高原親林自然保護の会」が毎年この時期に開いているもので、およそ50人が参加しました。 大芝高原内ではこの時期、ギンリュウソウやチゴユリなどの植物の他に、県の希少野生植物ササユリが群生しています。 ササユリは、ユリ科の球根植物です。 10年ほど前、大芝高原内に80株ほどあったササユリは、踏み荒しなどにより平成20年には37株にまで減りました。 保護の会では、柵の設置や生育に適した環境づくりなどを進めた結果徐々に数が増え、今年は502株が確認されています。 参加者らは、見ごろとなったササユリを写真に収めていました。 大芝高原内ではこの他に、コアジサイも見ごろとなっています。
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出水期むかえ 伊那市消防団が水防訓練
梅雨や台風などにより川が増水しやすい時期を迎え、伊那市消防団は、河川災害に備えるための水防訓練を、14日に行いました。 伊那市消防団の班長以上の団員約300人が参加し、伊那市西春近の天竜川右岸で訓練が行われました。 出水期の河川災害に対応するため毎年行っている訓練です。 ロープの結び方や土のうの作り方などを伊那建設事務所の職員が指導しました。 武田信玄が考案した伝統的な治水工法のひとつとされている中聖牛をつくる訓練も行われました。 団員らは、2.7mから7.5mの木材24本を三角錐に組み合せる手順を確認していました。 中聖牛は、増水した河川がカーブしている箇所に入れる事で、堤防に直接水が当たらないようにし、決壊を防ぐ効果があるという事です。 伊那市消防団の三澤俊明団長は、「災害時は人命が最優先。安全に避難した上で、万が一の時は今回の訓練を活かしていきたい」と話していました。
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美篶の春日彰さん からくり人形の初の上演会
伊那市美篶の春日彰さんは、趣味で作っているからくり人形の初めての上演会を13日、上大島交流センターで開きました。 からくり人形は、伊那市美篶でチューリップの栽培をしている鉢花農家、春日彰さんが制作したものです。 8年ほど前から趣味で作り始め、これまで制作した5つの作品を初めて一斉に展示しました。 粘土や木で作った人形が、電動の歯車で動く仕組みです。 この日地域住民が訪れ、春日さんの作品を楽しんでいました。 新郎新婦が宇宙へ旅をする「幸せの小箱」、人形の王国の朝を描いた「リトル・キングダム」、厳しい寒さの中、サンタクロースが毎日鉢に水やりをし、やがて春になるとチューリップが開き、最後に希望の星が輝く「冬を超えて」などの作品があります。 現在、春日さんは新しい作品の制作中で、今後は地域のイベントでも上演していきたいという事です
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南アルプスユネスコエコパーク登録1周年で環境整備
南アルプスがユネスコエコパークに登録されて1周年を記念した環境保全作業が、伊那市長谷で14日に一斉に行われ、地域住民が外来植物の駆除などを行いました。 長谷の地区ごとに地域住民が集まり、外来植物の駆除や、ごみ拾いなど環境整備を行いました。 長谷地区では、毎年一斉に環境保全の取り組みを行っていますが、今年は、南アルプスのユネスコのエコパーク登録1周年記念として行われました。 住民らは、資料を参考にしながら、ヒメジョオンやビロードモウズイカなどの外来植物を根元 から引き抜いていました。 長谷地区は、南アルプスのユネスコエコパークのエリア内にあり、自然と調和して人が暮らす「移行地域」に指定されています。 伊那市では、より多くの人に南アルプスのエコパークに関心を持ってもらい、地域の環境にも目を向けてもらいたいとしています。
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読み聞かせでの本の選び方
読み聞かせの基礎や発声方法について学ぶ読育ボランティア養成実践講座が10日箕輪町の地域交流センターで開かれました。 講座は町内のボランティアで作る読育ボランティアネットワークと箕輪町図書館が開いているもので、およそ25人が参加しました。 講師は、飯田市にある上郷図書館の元館長の下沢洋子さんで、今回は読み聞かせでの本の選び方について話をしました。 下沢さんは「絵の質や美しい日本語が使われているか、聞いた時に心地良く響く文章か」など選ぶポイントをあげ、「最後に本を手に取り、声に出して読んでみる事が大切」と指導していました。 今年度の講座では、この他に紙芝居の上演方法や、朗読の発声方法などについて開催する予定です。
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ざんざ節保存会が新宿区民踊大会に出演
14日に東京都で開かれる新宿区民踊大会に、伊那市長谷のざんざ節保存会が出演します。 13日は長谷公民館で最後の稽古が行われました。 新宿区民踊大会への出演は、伊那市と新宿区が友好提携を結んでいる縁で毎年行われています。 市内の民踊団体が持ち回りで出演していて、ざんざ節保存会は今回で3回目です。 あす披露するのは「ざんざ節」と「キンニョンニョ」の2つの演目です。 ざんざ節は、江戸時代の流行歌で、馬に荷物を乗せて運ぶ時に歌われたといわれています。 キンニョンニョは、長谷の入野谷で歌い踊られてきたものだということです。 ざんざ節保存会は、地域に伝わる民踊を後世に伝えていこうと、昭和42年に「民謡保存会」として発足しました。 会員は60代から80代で、最高齢は87歳です。 新宿区民踊大会は、あす東京都の新宿文化センターで開かれます。
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みらい塾でバラ見頃
伊那市長谷の民宿みらい塾でバラが見ごろとなっています。 みらい塾には、500本、200種類のバラが植えられていて、現在見ごろです。 今年は例年より10日ほど早い、5月中旬から咲き始めました。 現在は濃いピンク色の「アンジェラ」という品種が特に見ごろです。 また、70株植えられているクレマチスも見ごろで、バラとの共演を楽しむことができます。 オーナーの市ノ羽幸子さんは、「今年は特に花が大きく、きれいに咲いた。宿で涼みながら、バラを見て楽しんでほしい」と話していました。 バラは6月いっぱい楽しめるということです。
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高遠高校生が観光客にチラシを配布
伊那市高遠町の高遠高校の3年生が13日、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りに合わせて、高遠の見どころを紹介したチラシを観光客に配りました。 13日は高遠高校情報ビジネスコースの3年生10人が、ループ橋のぼり口にある駐車場で、バラ祭りに訪れた観光客にチラシを配りました。 チラシは今年度から始まった「地域観光研究」の授業で制作したものです。 高遠の見どころを紹介するもので、生徒が町内を周り、店の写真を撮影したり、特徴を取材して作りました。 バラを見た後に商店街でお昼を食べてもらう狙いで、高遠そばやローメンが食べられる飲食店などが紹介されています。 13日は250枚が用意され、生徒たちは観光客に手渡していました。 チラシの配布は、14日と来週の土日にも行われます。
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上農作物班 雑穀アマランサスの種まき
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、13日、地域住民らと一緒に雑穀アマランサスの種を蒔きました。 農業の研究活動に取り組む上伊那農業高校の生産環境科作物班では、5年前から地域の農家や企業と協力して雑穀アマランサスの栽培や普及に取り組んでいます。 昨年度からは、地域の人を対象にした公開講座を開いていて、この講座が好評だったことから今年度も3回の予定で行うことになりました。 講座のテーマは「家庭菜園でもできる雑穀栽培と料理」で、初回の13日はアマランサスの種を蒔きました。 講座には、一般4人と伊那地域アマランサス研究会会員4人が参加し、作物班の生徒8人と一緒に2ミリほどの種を蒔いていきました。 講座は後2回開かれる予定で、7月には間引いた葉を使って、11月には収穫したアマランサスを使ってそれぞれ料理を作ることになっています。
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ブロッコリー出荷最盛期
上伊那の主力野菜の1つブロッコリーの出荷作業が、各地で行われています。 南箕輪村の農事組合法人まっくん野菜家では、およそ1.5ヘクタールの畑でブロッコリーを栽培していて、今日は朝から収穫作業に追われていました。 ブロッコリーは、中京や関西方面を中心にピーク時には1日4千ケースを出荷するなど、上伊那の主力野菜の1つです。 5月中旬から出荷作業が始まり、現在最盛期を迎えています。 まっくん野菜家は、水田や畑の有効活用による永続的な経営と所得確保を目的に、平成20年に設立しました。 ブロッコリー以外にも、シロネギやアスパラガスなどを栽培しています。 13日の伊那地域は、朝から晴れ間が広がり、従業員5人が汗を流しながら12センチ以上に育ったものを収穫していました。
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中病メディカルシミュレーションセンター 1,100人利用
伊那市の伊那中央病院内に、若い医師などが訓練をするメディカルシミュレーションセンターが開所して間もなく1年となります。 昨年度は、延べ1,100人が利用するなど、スキルアップや人材育成に効果がでているということです。 13日は、開所1周年を前に、北澤公男センター長が利用実績などについて説明しました。 メディカルシミュレーションセンターは、去年6月27日に開所しました。 心肺蘇生法エリア、内視鏡手術超音波検査エリア、脳・心臓血管内手術エリア、診療・看護基本エリアに分かれ、およそ40の機器が設置されています。 この施設を使って、将来医師や看護師を目指す中高生を対象にした「ブラックジャックセミナー」を8月に、県内外の脳外科医を対象にしたカテーテル研修会を11月に開きました。 また、歯科医師でつくる上伊那歯科医師会は、麻酔治療中の体調変化を想定した訓練などで施設を利用しています。 この他にも、手術前の医師が確認のために利用したり、看護師の日頃のトレーニングにも活用されていて、昨年度は述べ1,100人が利用したということです。 13日は、富山県の医師でシミュレーション医学に詳しい奥寺敬さんによる講演が行われました。 奥寺さんは、訓練で学んだことを実際の現場で生かすことの重要性について話をしました。 伊那中央病院では、今年度は述べ2,000人の利用を目標としていて、院内の研修以外にも地域の医療従事者に活用してもらいたいとしています。
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夏の間 入笠牧場で放牧 今年は種牛復活
夏の間、涼しい自然の中で成長させようと、12日、JA上伊那が管理する伊那市高遠町の入笠牧場に牛が放牧されました。 今年放牧するのは、上下伊那と諏訪地域の酪農家が所有する牛39頭で、この日はこのうちの29頭が放牧されました。 JA上伊那では、夏の間毎年入笠牧場に牛を放牧し、牛の足腰を鍛えています。 預けている間は農家の世話の手間が省けるほか、牛も涼しい環境の中で過ごせます。 牛は1頭ずつ体重測定と衛生検査を受け、検査が終わると元気よく走り回ったり牧草を食べていました。 今年は3年ぶりに雄の種牛も1頭放牧されるということで、去年の17頭より22頭増えたということです。 JA上伊那によりますと、5年前はおよそ100頭が放牧されていましたが、酪農家の減少や受精卵移植の普及により放牧する牛の数は減っているということです。 ある酪農家は「のびのびと過ごして一回り大きくなって秋に帰ってくるのを楽しみに待っています」と話していました。 牛は10月上旬に下牧する予定です。
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上伊那防火管理協会 会長に唐澤可昭さん
伊那防火管理協会と伊南防火管理協会が合併し設立した「上伊那防火管理協会」の設立総会が12日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、会長に㈱伊那中央石油社長の唐澤可昭さんが選ばれました。 総会には、会員およそ60人が出席し、役員の選任などが行われました。 上伊那防火管理協会は、消防の広域化に伴い伊那と伊南が合併し設立したもので、840事業所が会員となっています。 会長には㈱伊那中央石油の唐澤可昭さん、副会長には㈲田中燃料店の田中昇さんと中部電力㈱伊那営業所の松沢茂さんが選ばれました。 3人の任期は平成29年6月までの2年間となっています。 唐澤会長は「与えられた仕事を全うし会員の防火管理の意識向上に繋がるよう取り組んでいきたい」と話しました。 総会では、今年度の事業計画案が示され、伊那で取り組んできた消火技術コンクールや、伊南で取り組んできた一日女性消防体験などを引き続き行うことなどが承認されました。 総会の中で、全国で20人に贈られる消防庁長官表彰で、唐澤可昭さんが危険物保安功労者表彰を受賞したことも報告されました。
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信大生がはちみつ絞り
南箕輪村の信州大学農学部の学生が11日、はちみつ絞りに挑戦しました。 はちみつ絞りを指導したのは、伊那市御園の養蜂家、小松 剛さんです。 果樹の受粉を行うミツバチを信州大学に提供していて、巣箱が農場内に設置されています。 巣箱から、蜜がたまった枠を取り出します。 この実習は、食料生産科の動物生産コースの2年生が毎年受講しています。 学生たちは、巣に張られた膜をはがして、はちみつを絞りやすくしていました。 蜜は、農学部の入り口にあるユリノキやニセアカシアなどから蜂が集めたものだということです。 遠心分離器に枠を設置し、回転させると蜜が絞られていきます。 学生たちは、絞られた蜜の味見をしていました。
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正しいウォーキング学ぶ
健康づくりに役立つ効果的なウォーキングについて学ぶ講習会が6日、伊那市の伊那市民体育館サブアリーナで開かれました。 講習会は住民の健康増進につなげようと伊那市が開いたもので、およそ160人が集まりました。 講師を務めたのは松本大学人間健康学部専任講師の田邉愛子さんです。 講習会では参加者が実際に歩きながら正しいウォーキングについて学びました。 田邉さんは「耳、肩、足首を一直線にすることをこころがけながら歩くように」と指導していました。 田邉さんによりますとウォーキングをする際はゆっくり歩いていては効果がうすいため少し早く歩くことが大切だということです。 1日30分のウォーキングを週4日行ったことで5か月ほどで血圧が基準値に戻ったり糖尿病が改善された例があるということです。 講習会を開いた伊那市では「健康づくりのためにウォーキングを生活のなかに取り入れてもらいたい。」と話していました。
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運動あそび塾 豊南短大と連携
伊那市総合型地域スポーツクラブの一つ、運動あそび塾は、今回初めて辰野町の信州豊南短期大学と連携して活動を進めていきます。 運動あそび塾は、保育園の年中、年長児を対象に5月から12月まで、月に2回伊那東小学校の体育館で遊びを通じた体力づくりの講座を開いています。 20人の子どもが参加していて、健康運動指導士の大西誠さんが指導しています。 11日はこの講座に豊南短期大学幼児教育学科の1年生9人が参加しました。 9人は保育士を目指して学んでいます。 短大が行っているボランティア実習を兼ねていますが、保育士になるのに有効なキッズスポーツインストラクターの資格取得のための研修の場でもあります。 この日は、音楽にあわせて動物のまねをしたり、状況に応じた機敏な動作をしたりして遊びながら学んでいました。 短大生を受け入れた大西さんは、短大との連携について、「大人の目が増え安全面が強化されるとともに内容も充実できる」と期待しています。
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ギター製作の大屋さん オープンハウスを計画
伊那市西箕輪中条の古民家を改築し、ギター製作をしている大屋建さんは、住宅を開放するオープンハウスを7月に計画しています。 オープンハウスは、いろいろな人が集まる場として大屋さんが計画しています。 去年は、2日間で60人余りの人が訪れました。 大屋さんは、家を無料で開放し、それぞれが持ち寄りで集まります。 伊那の友達や東京、名古屋から美術関係者などが集まりました。 大屋さんは、妻の美那さんと2002年から伊那市西箕輪中条の古民家を改築し暮らしはじめました。 大屋さんは、ホンダでガスタービンエンジンの研究をしていましたが、35歳の時、自分の手でギターを作りたいとギター製作の道に入りました。 妻の美那さんは、国立西洋美術館で学芸員の仕事をしていましたが、2013年の6月、急性骨髄性白血病で亡くなりました。 伊那でオープンハウスをしたいというのが2人の夢で、亡くなって1年後に開かれたオープンハウスは、美那さんを偲ぶ意味合いもあったということです。 いろいろな人が集い語らい、好みのスタイルでゆっくりと過ごしてほしいと大屋さん。 人と人とのつながりの場として今年も計画しています。 今年のオープンハウスは、7月11日土曜から12日日曜までの2日間の計画です。
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空き家バンク 市内全域へ
伊那市の白鳥孝市長は、現在高遠、長谷地区のみで実施している空き家バンク登録制度を市内全域に広げ、さらに近隣市町村とも連携していく考えを12日に示しました。 市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。 白鳥市長は、現在高遠と長谷地区のみで実施している空き家バンク登録制度を市内全域に拡大する考えを示しました。 さらに、広域的に取り組むべきだとして、近隣市町村とも連携する考えもあわせて示しました。 空き家バンク登録制度は、空き家を有効に活用し、田舎暮らしを求める都会などからのニーズにこたえ、人口増につなげようという取り組みで平成22年度から高遠と長谷地区でスタートしました。 これまでに、高遠で20件、長谷で2件契約にこぎつけたということです。 現在伊那市には、1か月に平均で20件ほどの移住定住に関する問い合わせがあることから、空き家バンクを市内全域に拡大するものです。 伊那市は不動産組合と連携し、できるだけ早い時期からこの取り組みをスタートさせる考えです。
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第20回記念 みのわ美術展
箕輪町民でつくるみのわ美術会の第20回記念美術展が、町文化センターで開かれています。 会場には、みのわ美術会の会員と、一般公募で入選した31人の作品65点が展示されています。 みのわ美術会は、町内在住者のみで構成されていて、ジャンルや会派を超え、バラエティに富んだ作品が並びます。 中央で活躍する作家から地方で挑戦している人まで、一堂に会して開く美術展は珍しいということです。 今年は20周年を記念して、会員の投票により、初めて、大賞を選びました。 大賞には、花岡 和一さんの「信楽破れ壺(しがらきやぶれつぼ)」が選ばれました。 みのわ美術会の中澤 達彦会長は、「今年は、箕輪町発足60周年と、美術展20周年を記念して、いつもの年より見ごたえのある展覧会になっている」と来場を呼び掛けていました。 みのわ美術展は、14日(日)まで町文化センターで開かれています。
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伊那市の健康応援ポイント 食育活動でも活用
学校や家庭、地域での食育を推進するための、伊那市食育推進会議の今年度1回目の会合が、10日に開かれ、健康応援ポイントを活用した食育活動の推進など、今年度の事業計画が決まりました。 今年度1回目の会議が、10日伊那市役所で開かれ、2つの班に分かれて、事業計画を決定しまた。 家庭・地域班では、今年度から伊那市が行っている健康応援ポイントを活用した食育活動の推進などを進めていくということです。 検診やスポーツイベントに参加してポイントを貯めると抽選で商品券などが当たるもので、保育園での出前講座などを行っている食育応援団の活動でもポイントをつけ団員を増やしていきたいとしています。 会議では他に、減塩レシピの作成、小中学校での弁当の日の実施、食育川柳の募集などを行う事にしています。
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伊那市で修学旅行生初の受け入れ 大阪から中学生が農家民泊に
大阪府の中学生が修学旅行で農家民泊をするために、11日から伊那市を訪れています。 伊那市で修学旅行生を受け入れるのは、今回が初めてです。 伊那市を修学旅行で訪れたのは、大阪府四条畷市にある田原中学校の3年生121人です。 10日に昼神温泉に一泊した一行は、農家民泊をするために伊那市を訪れました。 市役所で入村式を終えた生徒らは、3人から6人のグループにわかれ、伊那市内の農家28軒で農家民泊を行いました。 西箕輪の原易雄さん宅です。 原さん宅では、エンドウやレタス、イチゴを育てていて、中学生が収穫を体験しました。 伊那市観光協会では、3年前から教育旅行の誘致を進めていて、これまで移動教室や林間学校を受け入れてきましたが、修学旅行の受け入れは今回が初めてです。 生徒を受け入れてくれる農家の調整や体験プログラムの作成を行い誘致に力を入れてきたということです。 昼時には、農家でとれた野菜を使った料理を味わいました。 伊那市観光協会では、新しい旅行の形として、これからも修学旅行の受け入れを積極的に行っていくという事です。 田原中学の生徒は12日まで伊那市に滞在する事になっています。
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信大で山ぶどうジュース販売開始
信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうのジュースが、11日から、キャンパス内にある農産物直売所で始まりました。 販売されているのは去年10月ごろ収穫された山ぶどうでつくったジュースです。 信州大学農学部で栽培されているのは、五一わいんを製造している塩尻市の林農園とともに開発したゴイチアムレンシスという品種です。 機能性が高く、20度ほどある糖度と酸味が特徴です。 2年生と3年生が、実習の中で、剪定や収穫などを行ってきました。 ジュースに加工するのは3年目です。 ジュースは1200本、残りはワインやジャムに加工しています。 信大農学部の技術職員果樹担当の東 孝明さんは「学生たちが研究してきた成果が実り、気象条件も良かった。今年は最高傑作のジュースができた」と話していました。 ジュースは、500ミリリットル入りで、1本800円となっています。 信大農学部のキャンパス内にある生産物直売所で販売しているほか、電話注文も受け付けています。(信州大学農学部 番号77-1318)