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こどもの日ふれあい博物館
5日、箕輪町郷土博物館では、こどもの日に合わせて博物館を無料開放し、だれでも気軽に楽しんでもらうイベントを行いました。 この日は、博物館前にある電気機関車、ED19の内部も公開されました。 ED19は、世界で6台しか製造されておらず、昭和50年代に廃止となった電気機関車です。 現存するのは、箕輪町郷土博物館前にあるこの車両のみになっているということです。 1年に1回、内部が公開される機会とあって、子どもたちがかわるがわる運転席に座り、運転手気分を味わっていました。 博物館のなかでは、飯田線や電気機関車に関する体験コーナーや展示が行われていました。 体験コーナーでは、ED19の模型を作るペーパークラフトの他、飯田線すごろくが行われていました。 飯田線すごろくでは、サイコロを投げて、伊那市駅など、実際にある駅にコマを進めていました。 箕輪町郷土博物館では、地域に親しまれているED19を活用し、博物館に親しんでもらえる機会にしたいと話していました。
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南ア林道 シナノコザクラ見ごろに
伊那市長谷の南アルプス林道沿いでは、県の絶滅危惧種に指定されている高山植物「シナノコザクラ」が見ごろとなっています。 まだ雪が残る南アルプス林道沿い。 仏像構造線が観察できる唐沢露頭には、長野県版レットデータブックで絶滅危惧種に指定されているシナノコザクラが可憐な花を咲かせていました。 7日は、下山途中の登山客が、バスから降りて、写真に収めるなどしていました。 シナノコザクラは、アルカリ性の石灰岩地帯に生息する多年草です。 南アルプス林道沿いでは、3か所で目にすることができます。 林道バス管理室によりますと、例年は、連休明けに咲き始めるということですが、今年は例年より10日ほど早い4月29日に開花し、ここ10年で見ても最も早く見ごろを迎えているということです。 林道バスは現在、標高1680メートルの歌宿まで運行していて、歌宿からシナノコザクラの群生地・唐沢露頭までは、歩いて20分ほどとなっています。
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箕輪町木下の美容室で子供たちがヘアメイク体験
子どもたちが美容師の仕事に触れるイベントが、箕輪町木下の美容室で6日に行われました。 この日は、辰野町から駒ヶ根市までの子供約120人が訪れ、ヘアメイクなどを体験しました。 地域貢献の一環で子ども達に美容師の仕事に触れてもらおうと、箕輪町松島に本店を置く松島美容室が毎年行っています。 伊那市や駒ヶ根市を含め5店舗を展開していて、イベントではスタッフ25人が、子ども達の好みに合わせてヘアメイクやネイルアートなどを行いました。 松島美容室では、「自分がキレイになる事や人をキレイにする事の喜びを体験してもらい、美容師の仕事に興味を持ってもらえたらうれしい」と話していました。
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サークルK西町店 詐欺を未然に防いで感謝状
インターネットサイト登録料名目のワンクリック詐欺を未然に防いだとして、伊那市西町のサークルK西町店に伊那警察署長から感謝状が贈られました。 28日は伊那警察署で贈呈式が行われ、サークルK西町店の大村厚子店長とパート従業員の明尾貴代さんが内川政澄署長から感謝状を受け取りました。 4月13日、愛知県から訪れた70代の男性が店内の機械で10万8,000円分のギフト券を購入したいと申し出たことを、明尾さんが不審に思い購入理由を聞きました。 男性は「アダルトサイトの無料と書かれたボタンを押したら登録画面になった。誤操作の場合かけるようにと書かれた連絡先に電話をするとギフト券を買うように言われた」と話したということです。 詐欺だと直感した明尾さんは大村さんに伝え警察に相談するよう説得し詐欺を未然に防いだということです。 伊那警察署によりますと、今年に入って金融機関や郵便局よりも気軽に利用できるコンビニエンスストアの機械での支払いやプリペイドカードの購入を促す詐欺が全国的に増えているということです。
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ジャンボマス放流
天竜川漁業協同組合は、GWに釣りを楽しんでもらおうと伊那市高遠町の高遠ダム上流などで2日ジャンボマスを放流しました。 2日は、高遠ダムと辰野町の横川ダムの上流で、40センチほどのジャンボマス合わせて200キロを放流しました。 毎年4月29日に行われていましたが、家族連れにも釣りを楽しんでもらおうと、今年は連休初日の2日に放流しました。 初めて渓流釣りに来たある男の子は、「大きな魚をたくさん釣りたい」と話していました。 長野地方気象台によりますと、2日の伊那地域の最高気温は29.2度で、7月下旬並みとなりました。 連休中は、3日まで気温が高いということですが、4日の夕方に雨が降り、それ以降暑さも落ち着く見通しです。
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竹久夢二の孫 みなみさんお話し会
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている竹久夢二展に合わせ、夢二の孫の竹久みなみさんのお話し会が2日開かれました。 竹久夢二は明治17年生まれの「大正ロマン」を象徴する画家です。 夢二の孫で、現在81歳の竹久みなみさん。 昭和8年生まれで、翌年の昭和9年に夢二は亡くなっています。 みなみさんは、「夢二は甘党でおはぎが大好きだった。今でもお彼岸にはおはぎを食べて昔をしのびます」と話していました。 会場にはおよそ60人が訪れ、みなみさんの話に耳を傾けていました。
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伊那市議会議員研修会
市議会や議員の在り方について考える議員研修会が、このほど伊那市役所で開かれました。 4月23日は、市議会議員21人と、市の職員合わせて25人が研修会に参加しました。 講師を務めたのは、早稲田大学マニフェスト研究所事務局長の中村 健(けん)さんです。 中村さんは、「市議会議員は市民からどのように思われているか」などと質問しながら研修会を進めていました。 議員は「実感としては関心を持たれていない」「議員は何をしているのと時々聞かれる」などと答えていました。 中村さんは、「選挙公約で実現したい政策をあげると思いますが、どの政策にもお金が必要です。何かを始めるには何かを削減しなくてはならない」と話し、「これから人口が減少するなかで、予算も減っていきます。何を優先し何を削っていくのかをチェックすることが議会の大切な役目になる」と話していました。
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地域材の地産地消など事業計画承認
上伊那森林組合の総代会が25日伊那市で開かれ地域材の地産地消など今年度の事業計画が承認されました。 総代会にはおよそ50人が出席し今年度取り組む事業について報告がありました。 地域材の地産地消については上伊那林業振興協議会との協働により小中学校のイスや机の天板、教室の腰板を地域材へ転換する活動をさらに強化するほか、製造過程の工程見直しや合理化により民間からの新たな受注にも努めるとしています。 また昨年度の販売量が2,020トンだった木質ペレットは今年度2,500トンを目指すとしています。 上伊那森林組合の昨年度の事業利益はおよそ880万円でしたが遊休資産処分などの特別損失が1,680万円となっています。 組合では森林整備における地域のリーダーとしての自覚を高め企画力、提案力、コスト意識の向上に努めるとしています。
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伊那市小沢の芝桜見ごろ
伊那市小沢の広域農道沿いにある花公園では、芝桜が見ごろとなっています。 GW中の2日は、県内外から多くの人が訪れていました。 広さ30アールの公園には、ピンクや白の色鮮やかな芝桜が植えられていて、見ごろとなっています。 地元の有志でつくる小沢花の会が20年ほど前から整備していて、現在ではこの時期の観光スポットとなっています。 訪れた人たちは、本物の富士山を1000分の1のスケールで再現したという花富士や南アルプスをバックに写真を撮っていました。 花の見栄えがいいように、会員10人ほどで雑草の刈り取りを行ってきました。 高齢化が進んでいて作業は大変だということですが、生きがいとして毎年頑張っているということです。 芝桜は、15日ごろまで楽しめるということです。
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箕輪町幸せ健康ツアー アスパラ収穫
都市と農村地域の交流を図る箕輪町グリーンツーリズムの今年度初めての幸せ健康ツアーが、1日と2日の2日間の日程で行われました。 ツアーには、関東や中京方面から24人が参加しました。 幸せ健康ツアーは、「食・農・健康」をテーマに、農業体験や自然散策などを行うものです。 1日は、木下区のかたくりの里を見学し、2日はアスパラの収穫を体験しました。 農場を管理する栗原義文さんからアスパラの切り方などを教わった参加者らは、30センチ以上に伸びたものを1人5本収穫していました。 中には、採れたてのアスパラを生のまま味わう人もいました。 ツアー客の3分の2がリピーターということで、町では参加者の期待に応えられるような企画を考えていきたいとしています。 今年度は全部で5つのプランがあり、次回は6月に萱野高原を散策します。
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旧陸軍伊那飛行場の歴史学ぶ
県内の戦争に関する調査研究を行っている住民グループ、長野県強制労働調査ネットワークは26日伊那市を訪れ旧陸軍伊那飛行場の歴史などについて学びました。 26日はネットワークのメンバーおよそ20人が伊那市の上の原公民館で旧陸軍伊那飛行場に詳しい久保田誼さんの話を聞きました。 久保田さんは「伊那飛行場は昭和18年伊那市上の原に、本土決戦に備え特攻隊員養成などを目的につくられたものだ。」と話していました。 また飛行場建設のため軍が土地を強制的に取り上げたことや、住民のほか朝鮮人が労働力として動員されたと説明していました。 久保田さんは太平洋戦争が長引いていれば伊那も空爆にあっていたかもしれない。」と推測していました。 県強制労働調査ネットワークは強制労働は人道に対する罪であり戦争犯罪だと考えている。 その真相を究明し歴史認識することが大切だとしています。
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3日に映画上映会
3歳から高校生までの子どものインタビューを中心に胎内記憶や子育て、癒しをテーマに制作されたドキュメンタリー映画「かみさまとのやくそく」の上映会が3日に伊那市立伊那図書館で開かれます。 映画では、胎内記憶と呼ばれる生まれる前の胎内のことや出産時の記憶を聞き取り調査したり、子育ての実践、人の精神における子どものような内面の部分の自己肯定ワークを丁寧に見つめる内容です。 上映会を計画した湯澤亜弥さん。 心理カウンセラーでアロマセラピストです。 カウンセリンググループサロン和輪の主宰で、伊那市上牧でグループ学習会などを開催しています。 上映会は、3日日曜午前11時から伊那図書館で開催されます。 心や体を癒すヒーリング体験も予定されています。 詳しくは、080-5699-5265(藤本さん)まで。
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第86回メーデー伊那中央大会
労連系の第86回メーデー伊那中央大会が1日伊那文化会館で行われ、生活や雇用の危機の打開や憲法が生きる社会を目指すメーデー宣言を採択しました。 伊那中央大会には、高教組や民医連などから200人が参加しました。 メーデーの会場となった伊那文化会館からいなっせ北側広場までをプラカードを持って行進し、賃上げやTPP交渉撤退、原発ゼロなどを訴えました。 実行委員長の北原則子上伊那地区労連議長は、「団結の輪を広げましょう」とあいさつし、労働者の賃上げや安定した仕事や雇用の確保を訴えるメーデー宣言を採択しました。 大会では、若い人のメーデーに対する理解が薄くなっていることから、その意義と歴史を学ぶプログラムも盛り込まれました。
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スタンプラリーで木曽を応援
御嶽山の噴火で打撃を受けた木曽地域の復興につなげようと、上下伊那や飯田の観光関係団体で組織する伊那路観光連盟は、今年度木曽地域も含めた食のスタンプラリーを実施する計画です。 1日、伊那市役所で伊那路観光連盟の総会が開かれ、事業計画が承認されました。 スタンプラリーは、7月1日から12月31日までの期間に伊那・飯田・木曽エリアの飲食店などで実施されます。 利用時にスタンプを押してもらい4個で応募可能とし、木曽の特産品を中心に賞品があたります。 去年秋の御嶽山の噴火は、木曽地域だけでなく、伊那谷の観光にも影響を与えているため、伊那路エリアへの誘客をはかるねらいもあります。 このほか、おととし作成した観光パンフレットを英語や中国語に翻訳する多言語化の検討が進められます。 なお、今年度と来年度の会長には、駒ケ根市の杉本幸治市長が選任されました。
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3月有効求人倍率1.15倍 2か月連続低下
上伊那の3月の月間有効求人倍率は1.15倍で2月を0.02ポイント下回りました。 管内の求人倍率が前の月を下回ったのは2か月連続です。 新規求人数は1,310人、新規求職者数は786人で、3月の月間有効求人倍率は、2月を0.02ポイント下回る1.15倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率は前の月を下回りましたが、新規求人数は去年の3月を9.7%上回っているため状況は悪くないということです。 雇用情勢については2月と変わらず「一部に厳しさが見られるものの、着実に改善が進んでいる」としていて、毎年新規求職者が増える4月の状況が今後の雇用情勢の傾向に影響するとみています。
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高校生 大学生 社会人 第4回合同写真展
高校生や大学生、社会人のアマチュアカメラマンによる合同写真展が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、36人の作品36点が展示されています。 合同写真展は今回で4回目で、上伊那農業高校、信州大学、駒ヶ根市を拠点に活動している旭光カメラクラブ、写真展実行委員会の4団体が出展しています。 写真の並び順は、生徒や学生のアイディアで決めました。 様々な年代が合同で写真展を開く事で、被写体や撮影方法の変化に富み、お互いに良い刺激になっているという事です。 上農高校、信大、旭光カメラクラブなどによる第4回合同写真展は、5月9日まで、伊那図書館で開かれています。
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~春の叙勲 旭日単光章~ 山川文雄さん
受章について山川さんは「そんな器ではないので断ってきたが、方々から電話がくるので受けることにした。」と話します。 中小企業振興功労で旭日単光章を受章した伊那市高遠町西高遠の山川文雄さんは大正15年生まれの89歳。 伊那市西箕輪与地の出身で名古屋の軍需工場に勤め、戦後地元に戻りました。 昭和33年、高遠町の山川燃料店に婿入りし後継者となりました。 昭和58年高遠町商工会会長に就任し平成7年までの4期12年間務めました。 会長時代は商店街の活性化に尽力し無料駐車場の整備や道路拡幅、歩道の設置事業などを手がけました。 城下町の人間の気風というか、「俺の家にいくら財宝が眠っているか分からないのに、その調査もしないでいきなり道路を広げるとは何事だ。」と反発を受けて何回も何回も討論会をやった。 「今は良かったと思っている。道路、歩道を広げて良かった。来てくれたお客さんたちが安心して買い物ができる町並みができたので良かったと思っている。」と話します。 また当時手狭だった商工会館建設にも着手し昭和61年に完成しました。 商工会館建設では仲が良かった当時の北原三平町長と山川さんとで「大広間を役場職員が集まる時使ってもいい」という条件付きで建てることが決まったということです。 地域振興の第一線からは身を引きましたが今も高遠町を大切に思う心に変わりはありません。 今の伊那市商工会について山川さんは「会長を中心によく会員がまとまってやっている。小さい商工会ではあるけれど大丈夫だと思う。」と話していました。
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~春の叙勲 旭日単光章~ 田中信也さん
「みんなの助けがあって選挙ってできているんですよ。 感謝しかないですね」 伊那市坂下の田中信也さん、79歳。 選挙管理事務功労で旭日単光章を受章しました。 田中さんは、平成11年に伊那市の選挙管理委員補充員となり、選挙運営に携わります。 その後、平成15年10月から、10年8か月間、伊那市選挙管理委員会委員長を務めました。 在任中の平成15年12月から始まった期日前投票制度。 期間中は毎日会場に足を運び、投票に立ち会ってきました。 「お年寄りがね、足の悪いような方が市役所まで来ていただいて、 なかなか足の進んでいかない人が一生懸命歩いてきて 投票して、頭を下げて帰られる。 いつも感激するんですけどね」 国会では、選挙権年齢の引き下げが議論されています。 そんな中、田中さんは若者の関心の低さを懸念しています。 「20代の若い人たちね。投票率がうんと悪いわけ。 本当は若い人たちも選挙事務所へ行って、 選挙ってこういうものだってわかってもらうと 投票する気になる気がしますよ。 選挙の中へ飛び込まなきゃ。 人のものだと思ってるとダメなんだと思いますよ」 田中さんは、どうしたら多くの人に選挙に関心を持ってもらえるかを考え続けてきました。 「投票率がいいと、委員長としても本当にほっとする。 投票してくださいと、大きな声で言いたいですね」
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中尾歌舞伎 春季定期公演
伊那市長谷の伝統芸能「中尾歌舞伎」の春季定期公演が29日中尾座で行われました。 今回上演された、「一の谷嫩軍記・熊谷陣屋の段」は、去年の春公演で上演を予定していた演目です。 しかし、去年3月に師匠の西村清典さんが亡くなり、上演は中止となりました。 主人公の熊谷直実は、主君源義経から、「平敦盛の首をとれ」と命ぜられます。しかし直実は、敦盛の母に恩があることなどから、それが出来ず、変わりに息子の首を義経に差しだし忠義を果たす悲話です。 見せ場となる直実が見得をきる場面や、直実の妻・相模が我が子の首を抱え悲しむ場面では、会場からおひねりが飛んでいました。 中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる農村歌舞伎で、太平洋戦争で一時途絶えましたが、昭和61年に地域の若者達の手により復活しました。 現在は、春と秋の年2回定期公演が行われ、伊那市の無形文化財に指定されています。 中尾歌舞伎春季定期公演の模様は5月4日から伊那ケーブルテレビで放送します。
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箕輪町みらい委員会が発足
今後の町の在り方について広く町民の意見をきく、箕輪町のみらい委員会が発足しました。 30日は1回目の委員会が開かれ、第5次振興計画の策定に向けた検討が始まりました。 振興計画策定にあたり視察も行い、町内の現状について理解を深めました。 委員は、農業、商工業、金融、教育などの各種団体の関係者19人で構成されています。 みらい委員会は、町の「第5次振興計画」策定にむけた協議の他、少子化や人口減少に対応するための「人口ビジョン」や「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定も行います。 広く町民の意見を聞こうと今回初めて設置され、公募による3人も委員に加わっています。 第5次振興計画では、重要事項として6項目があげられました。 防災対策などの「協働のまちづくり」、子育てなどの「ファミリー応援」、農業・商工業の「産業の未来を考える」、学校教育など「明日を担う地域人材育成」などの6項目で、それぞれ専門部会を作って具体的な施策の検討を行います。 委員長には、前の福与区長で町教育委員の浦野正敏さんが選ばれました。 浦野さんは「色々な分野で強い思いを持った皆さんの意見を集約し、良い答えを出していきたい」と話しました。 みらい委員会は今後月1回のペースで開かれ、来年1月に第5次振興計画案を議会に提案する予定です。 議決が得られれば来年度から10年間の振興計画として決定する事になります。
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伊那市地方創生総合戦略審議会 発足
伊那市の地方創生人口ビジョンと総合戦略を策定する審議会が30日発足しました。今年9月までに、策定案を提案する予定です。 30日は1回目の会議が伊那市役所で開かれ、各種団体や、公募での参加者など20人が、白鳥孝伊那市長から委員に委嘱されました。 白鳥市長は「東京への一極集中にブレーキをかけて、地方から国を支えていく姿を描き出すエンジン役を伊那市が担っていきたい」と挨拶しました。 審議会の会長に選ばれた上伊那森林組合の伊藤 清専務理事は「重要かつ難しい課題だが、幅広く意見をいただき検討していきたい」と挨拶しました。 伊那市地方創生総合戦略審議会は、「国のまち・ひと・しごと創生法」の理念に基づき、少子高齢化に対応し、人口減少に歯止めをかけ、将来にわたって活力ある伊那市を維持していくための総合戦略を策定し、計画の推進、効果の検証を行うために設置されました。 市の人口の変化に係る影響と将来推計、総合戦略における基本目標と具体的施策などについて審議を行います。 30日の審議会では、基本方針、策定体制、スケジュールなどの審議が行われました。 地方創生の交付金について、伊那市には、約2億円分が配分されています。 審議会では、5月には、結婚・子育てなどに関するアンケート調査を行い、9月までに6回ほど審議を重ね、総合戦略案をまとめる予定です。
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~春の褒章 黄綬褒章~ 熊谷次勇さん
春の叙勲と褒章が28日発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 黄綬褒章を受章した㈲熊谷木工所代表取締役の熊谷次勇さんの喜びの声をお伝えします。 「大勢の皆さんにお世話になってこんな賞を頂けて、また自分の業界のためにもありがたいことだと光栄に思っております」 伊那市荒井の熊谷次勇さん75歳。 熊谷さんは自宅の隣に木工所を設け、手仕事で木製の建具や家具などを製作しています。 昭和30年15歳の時に、初代代表で父の忠治さんに弟子入りをしました。 夜間は上伊那農業高校の定時制に通いながら、昼は木工所で父の作業を見て工程や技術を覚えたということです。 「親父さんからは誠心誠意一生懸命やることを一番言われました。 見て覚えろという時代でしたので、親父さんから手を取って教えていただいたということは1度もないんですけど、たまたま自分の覚える頃は職人の弟子が大勢いましたので、見て覚えました」 「(父・忠治さんは)厳しかったですね。職人ですのであまり余分なことは言わない人でした。大変でした」 昭和50年から跡を継ぎ、現在は弟子の育成にも力を入れています。 一部がガラスになっていて開け閉めができる「雪見障子」 「上と下が風の通るようになっていて、真ん中はガラスで開けると外が見えます」 伊那市役所1階の多目的ホールに、熊谷さんが製作した組子細工が展示されています。 細かい細工模様は熊谷さんが得意とする技法の1つです。 木工職人になってから60年。 モットーにしている言葉は「整理整頓」と「生涯現役」 「プラスチックとかああいう物とは違って木は生きてますので。癒されるんじゃないかなと感じています」
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上伊那地区企業説明会 就活バスも運行
来年春、大学や短大などの卒業予定者を対象とした企業説明会が28日、伊那市のいなっせで開かれました。 今回首都圏からも参加しやすいように初めて無料就活応援バスが運行しました。 東京都新宿からの無料就活応援バスが午前11時過ぎに伊那市に到着しました。 バスは上伊那の出身者18人が利用しました。 今年から就職協定の変更により企業の採用活動開始がこれまでの3月1日から8月1日になりました。 こうしたことから学生や企業の採用担当者に戸惑いがないようハローワーク伊那と金融機関や商工団体などでつくる上伊那地域若者人材確保連携協議会が初めて開いたものです。 午前中は、セミナーが行われ、地元企業で働く若手社員4人が就職活動の体験談を話しました。 若手社員は「自分の好きな仕事、働きたい業種を明確にすること」「自分がやりたいことではなく自分がやり続けられることをベースにすることが大切」などとアドバイスしていました。 午後は企業説明会が開かれ、上伊那の製造業や建設業、サービス業など65社が参加しました。 157人の学生が参加しブースを回って企業説明などを受けていました。 8月17日には伊那市のいなっせで「ふるさと就職面接会」が行われることになっています。
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地域発 元気づくり支援金42団体内定
長野県が、市町村や公共的団体などを支援する「地域発元気づくり支援金」で上伊那地域の42事業が内定し、28日伊那合同庁舎で開かれた記者会見で発表しました。 県全体の予算額はおよそ8億5,000万円で上伊那の配分額は7,500万円となっています。 市町村別では、伊那市は南アルプスユネスコエコパーク保護活用推進事業の1件で193万円となっています。 南箕輪村は郷土の山「経ヶ岳」を活用した交流促進事業の1件で91万円となっています。 箕輪町はありません。 この他に上伊那観光連盟の観光資源発掘事業に642万円、公営財団法人上伊那産業振興会のものづくり産業人材育成・雇用拡大推進事業に419万円などとなっています。 27年度は、56団体から57件1億1,293万円の要望があり、このうち42団体6,386万円が採択されました。 県では、5月1日から2次募集を行う予定です。
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中央アルプス 開山式
晴天に恵まれた28日、中央アルプスの開山式が行われました。 式には、観光協会会員や関係機関、一般など150人以上が参列しました。 遭難者への黙祷や、玉串奉典などを行い、シーズン中の安全を祈願しました。 この日の気温は、午前9時の時点で10.2℃と平年に比べて高く、積雪は3mと、雨の影響で例年より少なめでしたが、千畳敷スキー場では、春スキーを楽しむ観光客の姿も見られました。 神事の後にはアトラクションとして、アルプホルン駒ヶ根による演奏も行われました。
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新山定住促進協議会 事業計画決まる
伊那市の田舎暮らしモデル地域に指定されている新山地区の新山定住促進協議会は、定住者のための案内冊子の作成などを盛り込んだ事業計画を26日、決めました。 26日は、新山集落センターで今年度の総会が開かれ、地元住民およそ40人が出席しました。 新山地区は去年11月に、人口増に向けた定住促進策として実施する伊那市の「田舎暮らしモデル地域」に指定されました。 これを受け協議会では、活動を本格的に実施するため、定住促進や広報などをする総務部会、保育園や小学校を応援する新山子育て応援部会、土地の情報収集や紹介などを行う住まい整備部会、移住希望者をサポートする田舎暮らしサポート部会を設けました。 今年度の事業では定住者向けに、新山を紹介する案内冊子の作成や地域おこし協力隊と連携し定住促進を図ることなどを計画しています。 また、伊那市教育委員会が示した富県小に新山小との共同調理場を設ける計画に対応するため、協議会では新山小の自校給食存続を求める取り組みも事業計画に盛り込みました。
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園児にまっくん反射材キーホルダー贈る
南箕輪村交通安全協会は27日村中部保育園の園児に村のイメージキャラクターまっくんをデザインした反射材キーホルダーをプレゼントしました。 27日は中部保育園で交通安全教室が開かれました。 園児たちは教室に参加した保護者に手をひかれ横断歩道の渡り方を練習していました。 村安協の会員は「道路を渡る時は自分の目で安全確認をしてください。」と指導していました。 横断歩道を渡り終えた園児には事故防止に役立ててもらおうと、まっくんをデザインした反射材キーホルダーがプレゼントされました。 教室ではほかに長野県交通安全教育支援センターの職員による人形劇も行われました。 人形劇では信号機の説明があり事故に合わないために「道路に飛び出したり、道路で遊ばないようにしてください。」と園児に呼びかけていました。 村安協がつくった、まっくん反射材キーホルダーは村内全ての園児に贈られるということです。
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上伊那手打ちそばマップ完成
上伊那地域の手打ちそば店の情報を掲載した「上伊那手打ちそばマップ」が完成しました。 マップには、辰野町から中川村までの48店舗の情報が掲載されています。 麺の太さやそば粉の割合、オススメメニューなどが店の写真付きで掲載されています。 裏面には地図があり、そば店の位置の他、観光スポット等も記されています。 作成した上伊那観光連盟によりますと、平日でも県外から蕎麦を食べに来る観光客は多く、中には数店舗に寄って味を食べ比べる人もいるということです。 マップは食べ歩きができるように折りたたんで持ち歩けるサイズになっています。 そば情報として、そばの種類や特徴などをまとめた豆知識なども掲載されています。 マップは、いなっせ3階の上伊那広域連合または市町村観光窓口で配布しています。
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伊那地域 今季最高28.1度 田植え始まる
28日の伊那地域の最高気温は今季最高の28.1度まで上がり、7月中旬並の暑さになりました。 そんな中、上伊那地域のトップをきって、伊那市手良の水田で田植えが行われました。 この日は、上伊那地域のトップをきって、伊那市手良の水田で田植えが行われました。 田植えをしたのは、伊那市手良にある株式会社中坪ノーサンです。 田植え機を操るのは、登内美穂さん。10年以上田植えをまかされています。 中坪ノーサンでは、手良中坪を中心に野口など合わせて28ヘクタールの水田で米を栽培しています。 毎年4月下旬から田植えを始めています。 苗は、3月25日に種を蒔き育てたもので、4月の初旬の天候不良で、温度管理に気を使ったということです。 田植えは、5月いっぱい続きます。 この日の伊那地域は今季最高の28.1度まで気温が上がり、今季2度目の夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、あすの日中もこの暑さが続くということです。
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漢字の読み書き指導方法の研修会
伊那市では、読み書きが困難な小学生の早期発見とその支援に取り組んでいて、22日は教職員を対象にした、指導方法の研修会が伊那北小学校で開かれました。 伊那市では、文科省委託事業として、「発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援・教職員の専門性向上事業」を伊那北小学校をモデル校に昨年度から行っています。 この日は、今年度2回目の研修が開かれ、「漢字が覚えられない、練習しても忘れてしまう」など、漢字学習につまずいている子どもへの効果的な指導方法を学びました。 講師は、元横浜市立盲学校教諭で「口で言えば漢字は書ける」の著者、道村静江さんがつとめました。 道村さんは、「書いても漢字を忘れてしまう子どもに対しては、書くよりも先に声に出して書き順を覚える」事から始め、「その後書かせると効果的」としています。 喜ぶという漢字は、覚えにくい漢字の一つだが「十(じゅう)」「豆(まめ)」「口(くち)」の組み合わせでできていることや、よろこぶの「ぶ」だけ発音を変えて、送り仮名を覚えると良いなどと指導していました。 事例として、天候の候の字を覚えられなかった子どもに、「イ(にんべん)」「I(たてぼう)」「ユ(ゆ)」「矢(や)」と教えると「なるほど簡単」と言って覚えたと話していました。 伊那北小学校では、現在4年生が漢字の部首カルタを活用していて、今後は全校で活用したいということです。