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西箕輪小でフクロウを放鳥
6月6日に保護されたフクロウが伊那市の西箕輪小学校で30日、自然に帰されました。 30日は、県野生傷病鳥獣救護ボランティアでフクロウの治療にあたっていた駒ヶ根市の小口泰人さんが西箕輪小を訪れました。 6月6日に、伊那市高遠町で巣から落ちていた生後2か月のフクロウを小口さんが治療し、自然に帰れるまでになりました。 普段近くで見る事ができない鳥を子供たちに見てもらい、動物を大切にしてもらおうと企画されました。 保護されたフクロウが箱から取り出されると6年生の児童達は、興味深げに観察していました。 小口さんによると西箕輪は自然環境が良く放鳥には適している地区だということです。 児童たちが見守る中、フクロウは小口さんの手から元気に飛び立っていきました。
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水上特攻兵器 挺進爆雷艇を再現
NPO法人美和湖倶楽部理事長で伊那市西町の蓑口健二さんは太平洋戦争末期に旧日本軍がつくった水上特攻兵器、挺進爆雷艇の再現に取り組んでいます。 蓑口さんはボートが趣味で自ら設計、製造も行います。 戦後70年の今年、改めて戦争について考えるきっかけにしたいと水上特攻兵器、挺進爆雷艇の再現に取り組んでいます。
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平成26年度 2億7,000万円の黒字見込み
伊那中央行政組合全員協議会が29日伊那市役所で開かれ、伊那中央病院の平成26年度の決算は見込みで2億7,000万円の黒字となることが報告されました。 報告によりますと伊那中央病院の平成26年度の収入は116億1,000万円。 支出は113億3,000万円で2億7,000万円の黒字となっています。 平成25年度の黒字額3億6,000万円より9,000万円の減額となりましたが伊那中央病院は平成21年度から6年連続の黒字となる見込みです。 患者数は入院が平成25年度より819人多い、118,448人。 外来が9,569人多い210,687人となっています。
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地方創生政策スキームまとめる
伊那市は地方創生政策スキームとして結婚、出産、子育て支援や安定した雇用の創出など人口減少や経済縮小化に対する対策をまとめました。 29日伊那市役所で3回目の地方創生総合戦略審議会が開かれ概要が説明されました。 審議会は人口減少に歯止めをかけ活力ある伊那市を維持するための総合戦略を策定するもので委員およそ20人が出席しました。 人口減少対策のうち、1人の女性が一生に産む子どもの平均数を示す合計特殊出生率の増加策として、結婚・出産・子育ての切れ目のない支援や夫婦が希望する子育て環境の提供などを挙げています。 また転出抑制と転入増加策として農業就農支援や移住・定住・交流の促進をあげています。 経済縮小化対策としては起業創業支援や地域資源を活かした産業振興をあげています。 審議会では結婚出産に関する意識調査や転入、転出者へのアンケートなどを実施し総合戦略策定に活かしていくことにしています。
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箕輪町福与鹿垣常会 金山神社社殿再建
箕輪町福与の鹿垣常会(ししがきじょうかい)に江戸時代から農機具の神様として祀られる、金山(かなやま)神社の社殿が完成し28日、神事が行われました。 この日は、社殿の完成を祝い、鹿垣常会の住民およそ70人が参加して神事が行われました。 金山神社は、箕輪町福与の鹿垣常会に、江戸時代から農機具の神様として祀られていて、住民からは金山様と呼ばれ、親しまれています。 完成した神社の祠(ほこら)を囲う社殿は、平成24年3月の強風で倒壊してしまい、その後社殿をどうするか常会で何度も話し合いをして来たということです。 住民からは、「長年先人たちが守り神として信仰してきた神様をこのままにしておくことはできない」「なんとか再建したい」などの意見が出されたということです。 今年4月に金山様建設委員会を立ち上げました。 再建にかかる費用、170万円を鹿垣常会24戸で出し合うことなどを決め、社殿が完成したものです。 鹿垣常会では、「新たな社殿が完成し、伝統文化を後世に引き継いで行きたい」としています。
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町・村消防団 ポンプ操法大会
箕輪町消防団と南箕輪村消防団のポンプ操法大会が28日、開かれ、各部門の優勝チームが決まりました。 箕輪町役場で開かれた大会には、町内6つの分団から18チームが参加し、早朝から積んできた練習の成果を発揮していました。 結果、自動車ポンプの部は、三日町・福与の第5分団が優勝。 小型ポンプの部は下古田、上古田、富田、中曽根の第2分団が、ラッパ吹奏の部は、松島、中原の第3分団が優勝しました。
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歴史を学びながらウォーキング
地域の歴史を学びながらウォーキングを楽しむイベントが28日、伊那市で行われました。 このイベントは、東春近公民館が開いたもので、28日は区民120人が参加しました。 春近郷ふれ愛館を出発し西春近や東春近の飛び地、木裏原を通るおよそ7キロのコースを歩きました。 参加者たちは、途中で歴史を学びながらウォーキングを楽しんでいました。 西春近の諏訪神社では、原弘幸公民館長が解説し、「この神社は慶応2年1866年に建てられた」と話しました。 ある参加者は「普段歩いていても気付かない場所がたくさんありました。天候にも恵まれ良かったです」と話していました。 東春近公民館では秋に、西春近の権現山から東春近を見渡すトレッキングを計画しています。
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坂下神社で茅の輪くぐり
半年間の穢れを落とし残りの半年の無病息災を祈る神事、茅の輪くぐりが28日、伊那市の坂下神社で行われました。 坂下神社では20年ほど前から6月末の恒例行事として坂下神社の境内の鳥居に萱で作った茅の輪を設置し、茅の輪くぐりを行っています。 宮司を先頭に、左側から八の字をかくように3回くぐると今後半年間、元気に過ごせるとされています。 28日は、氏子やその家族など20人ほどが集まり無病息災を願っていました。 この後、本殿で大祓式が行われ、人型が書かれた紙に氏子たちが名前や年齢を書き厄払いが行われました。 茅の輪は1週間設置され誰でもくぐることが出来るということです。
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信大でミツロウキャンドルづくり
南箕輪村の信州大学農学部環境ISO学生委員会は、3日のキャンドルナイトで使うミツロウキャンドルづくりを26日に行いました。 ミツロウキャンドルは、芯となるタコ糸に、溶かしたミツロウをつけていきます。 ある程度の太さになってから真ん中で切ると2本のキャンドルが完成します。 信大農学部の環境ISO学生委員会は、東日本大震災が起きた翌年の2012年から毎年夏にキャンドルナイトを行っています。 これまでは、キャンドルを購入していましたが、学生委員会の2人が作り方を学び今年は手作りします。 この日は、学生や一般10人ほどが構内にあるゆりの木資料館に集まりキャンドルづくりをしました。 ガラス製のキャンドルホルダーで灯をともす卓上タイプのものもつくりました。 ミツロウキャンドルをともすキャンドルナイトは、3日午後7時から信州大学農学部で行われます。
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春富中学校で全校写生会 伊那西高校の生徒に技法など学ぶ
伊那市の春富中学校で24日全校写生会が開かれ、今年は初めて伊那西高校美術部の生徒を招いて指導を受けました。 春富中学校では3年前から全校で写生会を開いています。 24日は全校生徒およそ400人が校庭や校舎の中で思い思いのテーマで作品を描いていました。 技術の向上と交流を目的に、今年は初めて伊那西高校の生徒を学校に招きました。 中学生は色の塗り方や色の組み合わせなど分からないことを質問しアドバイスを受けていました 春富中の生徒は「色の塗り方1つで絵の雰囲気が変わることを教えていただき絵にメリハリがついて良かった」と話していました。 生徒が描いた作品は、9月の文化祭で展示するということです。
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瑞雲墨志会水墨画展 会員の力作並ぶ
上伊那の水墨画愛好者でつくる瑞雲墨志会の水墨画展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員81人が、この1年の近作を1人1点展示しています。 瑞雲墨志会は、伊那市、駒ヶ根市、箕輪町、飯島町、宮田村に教室があり、50代から80代の会員が月に2回学んでいます。 作品は、墨の濃淡だけで遠近感や陰影などが表現されています。 4年前に亡くなった指導者の下平瑞雲さんは、柔らかい雰囲気の雪景色を得意としていました。 現在は、その作風を受け継ぎながらも、題材に人物や動物を選ぶなど、個性的な作品が徐々に増えてきたということです。 第12回瑞雲墨志会展は伊那市のかんてんぱぱホールで7月1日まで開かれています。
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第97回高校野球選手権長野大会 組み合わせ決まる
第97回高校野球選手権長野大会の組み合わせ抽選会が27日松本市で開かれ上伊那勢の初戦の対戦相手が決まりました。 7月12日は箕輪進修が篠ノ井と、伊那北が長野吉田と、赤穂が小諸商業と対戦します。 7月13日は上伊那農業が上田千曲と、辰野が長野工専と対戦します。 7月14日は伊那弥生ヶ丘が蘇南と野沢北の勝者と対戦します。 7月15日は駒ヶ根工業が長野工業と対戦します。 7月16日は高遠が長野西と梓川の勝者と対戦します。 第97回高校野球選手権長野大会は7月11日に開幕します。
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南アルプス開拓の父を偲ぶ 長衛祭
南アルプス開拓の父、竹澤長衛を偲ぶ第57回長衛祭が、27日北沢峠で行われました。 標高およそ2千メートルの北沢峠には、竹澤長衛のレリーフが飾られています。 長衛祭には伊那市、山梨県南アルプス市などから、山岳関係者や一般の登山客およそ200人が参加し、花を手向けました。 竹澤長衛は、伊那市長谷出身で、登山道の整備や山小屋の建設など南アルプスの開発に尽力しました。 長衛祭は、その功績を称えようと、実行委員会が毎年行っています。 長衛祭実行委員長の唐木眞澄さんは、「先人の功績に深く敬意を表し、祭りを末永く続けていきたい」と話していました。 会場では、鹿肉、猪肉、豚肉が入った鍋料理がふるまわれたほか、3年前に建て替えられた長衛小屋の廃材を使った木札が配られました。 あすは標高およそ3千メートルの東駒ヶ岳への記念登山が行われます。
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高遠石工の石仏探訪
高遠石工の作品の保存・継承に取り組む「高遠石工研究センター」は、上伊那各地にある作品を訪ね歩く公開講座を、27日、開きました。 高遠石工研究センターは、作品を後世に伝えていこうと今年4月に設立しました。 公開講座「高遠石工の石仏探訪」は、石工が遺した文化遺産の価値をより多くの住民に再認識してもらおうと今回初めて開かれたもので、全5回を予定しています。 初回の27日はおよそ30人が参加し、宮田村から中川村までの伊南地域の作品を見てまわりました。 このうち、駒ヶ根市の安楽寺では、高遠石工の中でも腕が良かったとされている守屋貞治の作品「如意輪観音」を見学しました。 研究センターのある会員は、「貞治の作品は作られた時期によって表情が変わるが、この作品は中性的でやさしい顔立ちをしている名作」と話していました。 他に宮田村中越のこの作品は、貞治の曽祖父権兵衛のものである可能性があると話していました。 高遠石工の石仏探訪は、次回8月29日土曜日に開かれることになっていて、伊南地域の作品を1日かけてまわる予定です。
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箕輪町プレミアム商品券販売
箕輪町は、1万円で1万2千円分の買い物ができるプレミアム商品券の販売を、27日、町文化センターで行いました。 早い人は午前4時過ぎに並ぶなど早朝から長い列ができ、午前9時の予定時間を35分早めて販売を開始しました。 商品券は、1万円で1万2,000円分の買い物ができる一般販売分と、1万円で1万3,000円の買い物ができる子育て応援分の2種類です。 発行総額は2億円で、町発足60周年に合わせて町と商工会が行いました。 一般販売分は、一般商店と大型店共通のものが8枚と一般商店のみで使えるものが4枚の12枚綴りで、1人3セットまで購入することができます。 子育て応援分は、中学生以下の子どもがいる世帯が対象で、子どもの人数分購入することができます。 商品券が使えるのは町内の163店舗で、使用期間は27日から12月25日金曜日までとなっています。 なお27日は、1億5千万円分にあたる1万2,500セットを用意し7,360セットが売れたということです。 次は、8月9日日曜日に販売されることになっています。
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伊那北高校文化祭 第61回ペン祭
伊那市の伊那北高校文化祭第61回ペン祭の一般公開が、27日と28日の2日間の日程で開かれています。 今年のメインテーマは「百花繚乱」で、日々の学習を花開かせ、ペン祭に訪れたすべての人が笑顔になれるようにとの思いが込められています。 校内では、3年生や各部活による焼きそばやクレープなどの出店が並んでいる他、市内のケーキ店の監修の元生徒がデザインした12種類のケーキの販売も行われています。 2年A組とB組の教室では、今年の秋に予定している長崎への修学旅行を前に、下調べしたことをまとめ展示しています。 物理部は、圧力を加えると固くなるという液体の実験や静電気を発生させる装置などを展示していて、訪れた人は実際に手に取って試していました。 一般公開は28日も行われ、午前9時30分から午後4時までです。 午後2時からは、合唱班と器楽班による演奏会も開かれます
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箕輪町戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人たちの霊を慰める戦没者慰霊祭が25日、箕輪町文化センターで行われました。 戦没者慰霊祭は箕輪町社会福祉協議会と町が毎年この時期に行っています。 箕輪町では、明治時代の西南戦争から太平洋戦争にかけ兵士として出征した人のうち602人が犠牲となっています。 箕輪町社会福祉協議会の平井克則会長は「過去の戦争を謙虚に反省し、再び戦争の悲劇を繰り返さないよう、次の世代に平和の尊さを語り次いで行くことが、私たちの責務」と式辞を述べました。 箕輪町遺族会の柴宮勇一会長は、「戦後70年の節目を迎え、犠牲者の死を無駄にする事が無いよう不戦の誓いを新たに、平和を守っていきたい」と話しました。
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5月の有効求人倍率0.96倍 11か月ぶりに1倍台切る
上伊那の5月の月間有効求人倍率は4月を0.08ポイント下回る0.96倍で、去年6月以来、11か月ぶりに1倍台を切りました。 新規求人数は1,115人、新規求職者数は761人で、5月の月間有効求人倍率は4月を0.08ポイント下回る0.96倍でした。 求人倍率が1倍台を切るのは去年6月以来11か月ぶりです。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率が下がった主な要因として、派遣社員の求人が抑えられていることが考えられるとしています。 求人に占める正社員の割合は35.9%と、去年の同じ月を5.2ポイント上回っていて、求人の質に力強さは残っているということです。 雇用情勢については「一部に厳しさが見られるものの、改善傾向が感じられる」として、4月から下方修正しました。 ハローワーク伊那では、現在の求人状況から、1倍台を切っているのは一時的なものだと分析しています。
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首都圏の理工系大学就職担当者と伊那市内の行政・企業が意見交換
上伊那の行政機関などでつくる上伊那地域若者人材確保連携協議会は、首都圏の理工系大学就職担当者を招き、地元企業や行政との情報交換を行う交流会を25日と26日の2日間行いました。 伊那市を訪れたのは、首都圏の理工系大学の就職担当者でつくる「大学職業指導研究会第四分科会」の会員20人です。 2日間市内の製造業5社を訪れ、製品や作業の工程を見学したり担当者から話を聞きました。 アルミ電解コンデンサの製造を主力とする伊那市西箕輪のルビコン㈱では白鳥孝市長が伊那市の取り組みを紹介しました。 白鳥市長は「この地域には様々なものづくりの企業があり選択肢が広い。地元から日本を変えていくという思いで人材確保に力を入れていきたい」と話しました。 また、昨夜は地元企業の人事担当者や行政機関と意見交換を行いました。 大学の就職担当者は「今年度は企業の採用開始がこれまでの3月から8月に変更になったことで不安や焦りを感じる学生が特に多くみられる」と報告しました。 企業人事担当者の「首都圏の学生との接点がないと感じる」との意見に対し、大学担当者からは「高校時代や大学1・2年のうちから地元の企業のことや技術担当者と話す機会を設け、じっくり紹介していくことが大切」との回答がありました。 就職担当者は大学で交流会の様子を公表するなどして、学生の誘致に協力したいとしています。
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第62回信州書芸展 開催
県内の書道教室の講師や生徒などでつくる信州書芸会の会員による作品展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、会員236人の作品が並んでいます。 信州書芸会の作品展は5年に1度伊那の会場で開かれていて、今回で62回目です。 作品は、行書、草書、楷書などの他に、篆刻や調和体などそれぞれが好きな書体で表しています。 上伊那から出展している会員は「技術が高く品格のある作品が多く並んでいるのでたくさんの人に見に来てもらいたい」と話していました。 第62回信州書芸展は、28日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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伊那弥生ヶ丘高校第56回弥生祭 「青春は今しかない!!」
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の第56回弥生祭の一般公開が、27日と28日の2日間行われます。 今年で56回目を迎える弥生祭のスローガンは「青春は今しかない!!」です。 高校生の「今できること・今しかできないこと」に一生懸命になろうという思いが込められているということです。 26日は校内祭が行われ、それぞれのクラスがダンスや劇などを発表しました。
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信州伊那高遠の四季展 審査会
伊那市高遠町の信州伊那高遠の四季展実行委員会は、市内の小中高校生から応募のあった郷土の風景画を22日、審査しました。 信州伊那高遠の四季展実行委員会が市内全ての学校に呼びかけ、小学校から31点、中学校から13点、高校から13点の郷土の風景画を描いた作品の応募がありました。 この日は、坂本勇委員長ら4人が審査しました。
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市内3校の教職員が寺で研修会
伊那市長谷の常福寺で24日、職員の資質向上のための研修会が開かれました。 研修会には、新山小、長谷小、長谷中の教職員およそ40人が参加しました。 自己を見つめ直して資質向上に努めてもらおうと開かれたもので、常福寺住職で、伊那市教育委員長の松田泰俊さんが話しをしました。 松田さんは、福寿草は真っ先に春を知らせてくれ、薬草としても効果がある。 花には蜜がなくミツバチも寄り付かないが、必ず太陽の方を向く性質を持っているため、寒い時期に生息する虫が暖を求めてとまる。 虫は命を繋ぎ、その虫が種を運んで花は命を繋ぐ。 「一つひとつは単独に見えても、生きるものすべてが関わり合っている。無駄なものは一つもない。」と説いていました。 参加した教諭は、「普段もの事を単独に見る傾向にあった。関係性を考える良い機会になった」と話していました。
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やまぶどうワイン「山紫」 6月28日販売開始
伊那市と信大農学部が共同開発したやまぶどうワイン「山紫」の平成26年産の販売が、6月28日から始まります。 伊那市の定例記者会見で、白鳥孝市長が発表しました。 今年は615本の限定で今月28日(日)から市内で販売が始まります。 平成26年産は市内の3軒の農家が栽培したヤマブドウ664キロを、去年10月から美篶にある伊那ワイン工房で醸造しました。 ワインは濃い紅赤色で、ヤマブドウらしい力強さと酸味のあるフルーティーな仕上がりになっているということです。 醸造を手掛けた伊那ワイン工房の村田純さんは「ブドウの木が成長とともに落ち着いてきたので深い香りが楽しめる」と話していました。 ワインはフルボトル720ml入り税込2,500円で、高遠さくらホテルなどの伊那市観光(株)の施設や市内酒販店で、28日から販売されます。
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春富中の武道場音鳴り 措置求め民事調停
伊那市は、春富中学校の武道場の屋根が音鳴りする問題について、基準を超えない措置を有限会社ワイズ総合研究所に対して求める民事調停の申し立てを行います。 春富中学校の武道場です。 平成24年3月に竣工し、4月から利用が始まっています。 その5月から、屋根で音が鳴り始めました。 大きい時には、話し声が聞こえなくなるほどの音がするということです。 伊那市では、学校環境衛生基準の規定である50デシベルを超えない措置を、設計・監理を行った伊那市のワイズ創造研究所に求め対策がとられましたが、音鳴りは改善していません。 改善には、費用もかかることから、伊那市では、民事調停の申し立てを行うことにしました。 ワイズ創造研究所では、「原因がはっきりしていないので、原因を探求し、第3者に方向性をゆだねたい」とコメントしています。
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伊那市定住自立圏構想 中心市宣言
伊那市の白鳥孝伊那市長は、市議会最終日の25日、定住自立圏の形成を進めるため、近隣自治体の中心市として取り組んでいく意思を示す「中心市」の宣言をしました。 白鳥市長はこのように宣言し、少子高齢化の急速な進行とともに人口減少社会に突入する中で、時代に合った地域社会の形成を進めていく必要があるとしました。 地域の中心市宣言が出せるのは人口が5万人以上で、昼間の人口が夜よりも多い市です。 密接な関係の近隣市町村が宣言をした中心市に賛同し、協定を締結すれば、ひとつの定住自立圏となります。 伊那市では、協定を締結する相手として、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の、箕輪町、南箕輪村をまずは想定していて、年内の締結を目指します。 いずれは、上伊那全体に圏域を広げていきたい考えです。 なお、他市町村在住で、伊那市へ通勤通学している人の割合は、駒ヶ根市11%、箕輪町16%、南箕輪村30%、宮田村18%です。 中心市と、協定を締結する市町村は、空き家対策や、公共交通網の強化、人材育成など、それぞれの課題において1対1の協定を結びます。 同じ圏域となれば、対象とする事業に対し、国から8,500万円程度の交付金を受けることができます。 協定の締結には議会の議決が必要です。
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手良在住の島るり子さん陶展
新潟県柏崎市出身で、伊那市手良在住の陶芸家・島 るり子さんの陶展が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、島さんの作品、400点ほどが並びます。 島さんは、20代のころ、陶芸の修行をし、出産を機に、一時、中断していました。 26年前に伊那に移り住んでから、少しずつ作品制作を再開し、13年前から本格的に活動しています。 鉄を多く含む土に白い化粧土をかけて作る「粉引」を中心に、薪を使って1週間かけて焼き上げる「焼締め」があります。 他に、直接火にかけることができる耐熱の器などを展示しています。 島さんの陶展は、30日(火)まで伊那市のはら美術で開かれています。
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上海からの小学生 伊那市の富県小学校で交流
中国の上海から伊那市に教育旅行に訪れた小学生が、25日、富県小学校を訪れ児童と交流しました。 富県小学校を訪れたのは、「上海市民弁盛大花園小学」の4年生18人です。 自然豊かな場所で教育旅行を行いたいと伊那市を選んだという事です。 私立の花園小学は、普段の授業以外にクラブ活動で書道と絵に力を入れていて、専門の講師を招いて学んでいるということです。 上海の小学生が書道や絵を披露し、富県小の児童が見学しました。 富県小学校では、旅行団を受け入れるための歓迎会を企画しました。 児童会長の北條日和さんは「仲良くなって楽しい思い出を作りましょう」と話しました。 全校児童140人は、日本の歌を歌って歓迎しました。 伊那市観光協会では、県と連携して、海外から教育旅行を受け入れるインバウンド事業を進めています。 中国からの教育旅行団や視察団の受け入れは、7月31日までに15団体が予定されています。
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反核平和の火リレー 伊那市から辰野町までつなぐ
反核、反戦、平和を訴えながら、広島の平和記念公園の火をつなぐ「反核平和の火リレー」が、25日、伊那市から辰野町で行われました。 これは、自治体の労働組合などでつくる長野県平和友好祭実行委員会が毎年行っているもので、今年で28回目になります。 広島平和記念公園の平和の灯から採火したトーチを持ったランナーは、25日、伊那市を出発。お昼前には南箕輪村役場に到着し、唐木一直村長に要請書を手渡しました。 リレーは、6月22日に飯田市をスタートしました。 ほぼ1か月かけて全ての市町村を回り来月17日に北信でゴールを迎える予定です。 ,
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元日本代表がバスケの楽しさ教える
小学生やその保護者を対象にしたバスケットボール教室「バスケキッズフェスティバル」が伊那市の伊那市民体育館で21日、開かれました。 教室には、上伊那を中心に県内外から小学生やその保護者およそ110人が参加しました。 講師は元日本女子代表の小畑亜章子さんが務めました。 子供達はボールを体の周りを回したり、歩きながら股の間を通したりしてボールの感覚を体で覚えていました。 ボールに慣れてくると、グループ毎に別れ、ドリブルやシュートの競争をしました。 会場ではこの他に、保護者や指導者を対象に、ケガ予防のテーピング講座も開かれました。 この教室は、日本バスケットボール協会と大型スポーツ用品店を展開するゼビオグループがバスケの普及や底辺拡大を目的に3年前から全国で開催しているもので、伊那市では初めてとなります。