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伊那北吹奏楽部 60回定演でOB・OGと合同演奏
伊那北高校吹奏楽部の定期演奏会が21日、伊那市の伊那文化会館でひらかれました。今年は60回を記念し、OB・OGとの合同演奏も行われました。 今年の定期演奏会は、節目の60回目を迎える事から、部員に加えOB・OG約90人による合同演奏が行われました。 伊那北高校吹奏楽部は、昭和30年に野球部が甲子園出場を決めた事をきっかけに作られたのが始まりだという事です。 合同演奏したアルメニアンダンスパートⅡは昭和60年に吹奏楽部が東海大会に出場し初めて金賞を受賞した曲です。 ホルンを担当するOBの松井秀之さんは当時2年生でこの曲は今でも体が覚えているという事です。 指揮をしたOBの春日俊也さんは「60年の伝統は他の高校では例がない。音楽を通して、先輩、後輩、現役生と世代を超えた関係が作れている事を誇りに思う」と話していました。 部長の白鳥菜美さんは、「先輩方が築き上げた伝統を守ると共に、超えていけるよう頑張っていきたい」と話していました。
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伊那市生涯学習基本構想 見直し諮問
伊那市生涯学習基本構想審議会が開かれ、来年度から5年間の計画を定める為、基本構想の見直しが諮問されました。 24日は白鳥孝伊那市長から審議会の唐木孝雄会長に基本構想の見直しが諮問されました。 伊那市生涯学習基本構想は、生涯学習に関する総合的な指針として、平成22年度に策定されました。 策定から5年が経った今年度は、社会情勢やニーズの変化をとらえ新たな5年間の計画をたてるため、基本施策について見直しを行います。 白鳥市長は「少子高齢化や情報の高度化などの社会の変化を捉え、後期基本計画に反映させてほしい」と話していました。 審議会会長の唐木孝雄さんは、「委員の皆さんの協力のもと、責任をはたしていきたい」と話していました。 見直し方法は、市民を対象にしたアンケート調査の結果を基に原案を作成し、来年1月の審議会で答申案をまとめる予定です。
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箕輪の養蚕農家 出荷に向け準備
上伊那に残る数少ない養蚕農家 北條寛さんの作業小屋では来月の出荷に向け、蚕が繭をつくる最終段階に入っています。 箕輪町松島にある北條さんの作業小屋には、数センチ毎に仕切られたマブシと呼ばれる繭をつくるための箱が並べられています。 今月4日から育てている蚕は23日に糸を出す時期が近づいた事から、桑を与え育てているカゴから、マブシへと移されました。 北條さん宅では、年間に3回蚕を育てていて、約500キロの繭を出荷しています。 出荷された繭は、着物などになり、東京の百貨店で販売されています。 上伊那には、昭和30年代に1万3千戸以上の養蚕農家がありましたが、今年JAに出荷しているのは、北條さんを含め2戸のみとなっています。 蚕はこれから繭をつくりその中でサナギになります。 この時期の蚕は春蚕(はるご)と呼ばれ、一番大きな繭になるということで、7月3日に出荷を予定しています。
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伊那市 桜のオリジナル婚姻届 7月1日から
伊那市は、結婚に対するイメージアップや人口増加策の一環で作成した桜のオリジナル婚姻届の提供を7月1日から開始します。 婚姻届は市区町村への「届出用」と記念に持ち帰る事ができる「記念用」の2枚1組で提供します。 高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラをあしらった桜色のデザインで、「届出用」は全国の市区町村へ届け出る事ができます。 「記念用」は2人の思い出として持ち帰る事ができ、写真を貼ったりメッセージが記入できる欄があります。 窓口では、職員が2人の記念撮影の手伝いもします。 オリジナル婚姻届の作成は県内では初めての取り組みだという事で、婚姻率の向上や市のPRにつなげていきたいとしています。 7月1日から、市民課や出先機関の市民窓口で提供を開始するほか、ホームページからのダウンロードサービスも行う事になっています。
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村長杯 ゲートボール大会開催
南箕輪村ゲートボール連盟第28回村長杯が24日、大芝高原屋内運動場で開かれました。 今年の大会は、村が主催するゲートボール講座を受講したチームを含む、全6チーム、およそ35人が参加しました。 平均年齢は78歳で、参加者らは、一球一球慎重に狙いを定めボールを打っていました。
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知事表彰受賞者二人が市長に報告
山岳遭難救助功労者として知事表彰を受賞した唐木眞澄さんと、産業功労者として知事表彰を受賞した藤原儀兵衛さんの二人が、白鳥孝市長に受賞の報告を行いました。 知事表彰を受賞したのは、中央アルプス地区山岳遭難対策協会で去年まで救助隊長を務めた唐木眞澄さんと、50年以上、山の整備や育成につとめ、松茸づくりを行ってきた藤原儀兵衛さんの二人です。 伊那市役所を訪れた二人は、白鳥孝市長に受賞の報告を行いました。 白鳥市長は、「これからも地域のために、後継者の育成に力を貸して欲しい」と話していました。
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県営春近発電所の事故 県とヤマウラ和解
伊那市東春近にある県企業局の県営春近発電所で、平成23年4月に起きた冠水事故の原因について争っていた、長野県と施工業者の㈱ヤマウラは23日に、和解したことを明らかにしました。 和解の合意書によりますと、県はおよそ6億4千万円の損害賠償請求を取り下げ、施工業者の㈱ヤマウラの配管工事に瑕疵はなかったと認めました。 これは平成23年4月に県営春近発電所で発生した冠水事故で、原因について争っていたものです。 県は平成24年3月に、施工業者の㈱ヤマウラに対し、「冷却配管取り替え工事の際、溶接部に瑕疵があった」と主張。 これに対し施工業者の㈱ヤマウラは、「配管の振動による疲労破断で、瑕疵はない」と主張。原因について争っていました。 県は、平成25年以降、再検証を実施し、今年2月、事故は「冷却水配管に生じた振動により、配管溶接部が疲労破壊したことで起きた」と報告。施工業者の㈱ヤマウラに損害賠償責任は問えないとしました。 両者はこの件について、2月県議会以降話し合いを続けてきていて、23日付で、和解が成立したものです。
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南箕輪村死亡事故ゼロ1000日達成
南箕輪村は平成24年7月28日以降交通死亡事故ゼロ1000日を達成したことから長野県交通安全運動推進本部顕彰を受賞しました。 16日は、伊那合同庁舎で伝達式が行われ上伊那地方事務所の青木一男所長が南箕輪村の唐木一直村長に顕彰を伝達しました。 南箕輪村では平成24年7月28日に神奈川県の男性が運転する車が立ち木に衝突し同乗していた2人が死亡する事故がありました。 以降、死亡事故はなく0今年4月24日に1000日を達成しました。 唐木村長は「受賞できたのは、伊那交通安全協会など関係者の啓発活動のおかげ。1000日を通過点として、これからも死亡事故ゼロに取り組んでいきたい」と話していました。
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伊那おやじの会 警察署員から交通安全学ぶ
伊那公民館の男性講座「伊那おやじの会」は、交通安全についての学習会を23日、伊那公民館で開きました。 講座には、50代から90代の会員およそ50人が参加しました。 講座は高齢者に多い交通事故に気を付ける意識を仲間同士で高めてもらおうと今回初めて開かれました。 講師は伊那警察署の北原経夫交通課長が務めました。 北原さんは「夜光反射材は腕につけたりタスキにするより靴につけた方が動きが出て運転手の目につく。高齢者は暗い色の服を着る傾向があるが、夜間はなるべく白っぽい色の服を着て外出することを心がけてください」と話しました。 主催した伊那公民館では「会員同士声をかけ合って、講座やサークルに楽しく参加してもらいたい」と話していました。
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石室築100年の西駒山荘 荷揚げ
去年改築工事が完了し、今年で築100年を迎える中央アルプスの将棋頭山頂上直下にある西駒山荘への荷揚げが、23日に行われました。 荷揚げは、来月9日の営業開始に向けて、食料や燃料などを吊り上げたヘリコプターが鳩吹公園を出発し、数回に分けて山荘に運びました。 西駒山荘は、1913年大正2年に中箕輪尋常高等小学校の登山隊が集団で遭難し11人が死亡した事故を受けて、2年後の1915年大正4年に地元の住民らにより石室が建てられました。 石室は現在もほぼ当時のまま残されています。 建物の老朽化に伴い2年間かけて改築工事が行われ、去年8月に工事が完了しました。 運営する伊那市観光㈱によりますと、去年山荘を利用した人は74日間で537人だったということです。 今年で3回目を迎える、レンガを背負って山道を駆け抜ける「西駒んボッカ」は9月6日に予定されています。 この他に、今年は築100年を記念して8月25日と26日に1泊2日で、中箕輪尋常高等小学校の登山隊が辿ったルートを歩く「聖職の碑」完全トレースが予定されています。
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バリアフリー教室
バスの運転手を対象としたバリアフリー教室が23日、伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所で初めて行われました。 これは、バスの運転手が高齢者や障がい者の利用客に対しスムーズにサポートできる体制をつくろうと伊那市社会福祉協議会が開いたものです。 教室には南アルプス林道バス営業所の運転手や伊那市観光株式会社の職員18人が参加しました。 サポート体験では社協の職員から、特徴を教わると、乗る役とサポート役にわかれ、リフトに乗車させました。 林道バス営業所には、10台あるバスのうち1台に車いす用のリフトが完備されていて年に利用するのは2回ほどだということです。 社協の職員は、「車いすのブレーキをすること」「声掛けをし、ハンドグリップを持って乗車させることが大切」と説明していました。 南アルプス林道バス営業所では「障害者や高齢者の皆さんにも山を楽しんでもらえるようサービスに務めていきたい」と話していました。
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ロボットスーツ来月運用へ
伊那市の伊那中央病院は、歩行訓練などで体につけて使うロボットスーツの運用を来月から始めます。 本格運用を前に、事前講習会が23日、行われました。 伊那中央病院で1年間、レンタルで運用するロボットスーツHALです。 これは筑波大学の教授が設立したベンチャー企業サイバーダインが開発・製造しているものです。 全国170施設で400台、県内では2つの施設で運用されていて南信地域では、伊那中央病院が初めてです。 伊那中央病院では、脳卒中の後遺症に悩む人を中心に、リハビリに活用しようと導入するものです。 23日は、理学療法士と作業療法士17人が機器の取り扱いを学びました。 筋肉を動かそうとする際に生じる「生体電位信号」をセンサーで皮膚から読み取り、関節部のモーターを動かす仕組みです。 装着した人と一体になって動き歩行などの動作を助けます。 動く幅や強さ、早さなどをパソコンで制御できます。 脳卒中後の後遺症など歩行が困難な人が繰り返し装着すると脳から手足に通じる神経が強化され機能の改善に役立つということです。 講習会では、実際に理学療法士がロボットスーツを身に着け立ったり歩いたりする動作を体感していました。 ロボットスーツは7月1日から2台を導入し運用を始めることになっています。
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深妙寺あじさい 観光客楽しむ
あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺では、県内外から多くの人が訪れ花を楽しんでいます。 寺の裏山にはおよそ200種類2500株のあじさいが植えられています。 現在は5分咲きということですが23日も地元を始め県内外からの観光客が訪れ散策をしながら花を楽しんでいました。 境内には33体の観音像を巡りながらあじさいを楽しむことができます。 あじさいは、今の住職の母親が多くの人が訪れる寺にしようと30年ほど前に植えたのが始まりです。 今年は、咲き始めがいつもより1週間ほど早いということです。 早い種類の花は、今見ごろとなっていて訪れたアマチュアカメラマンたちは、ポイントを探して撮影していました。 深妙寺では、「ゆっくりあじさいを楽しんで欲しい」と話していました。 あじさいは、7月の中旬まで楽しめるということです。
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クライミングジムオープンで競技人口拡大に期待
伊那市福島に本格的なクライミングジムが25日にオープンします。 身近にジムがオープンすることで関係者は競技人口の拡大に期待しています。 21日はクライミングジム・アチーブを会場に長野県クライミング大会、県国体山岳競技予選会が開かれていました。 山岳スポーツのひとつクライミングは技術と体力で岩の壁を登るものでこちらのジムでは人工的に作った壁を登ります。 室内ジムとしては県内最大規模ということで国体の予選会が伊那市で開かれるのは今回が初めてです。 21日は大会の様子を見ようと多くの愛好者が集まりさかんに声援を送っていました。 伊那市在住で県山岳協会会長の 唐木真澄さんもジムオープンによる山への関心の高まりに期待を寄せています。 伊那市福島のクライミングジムアチーブは25日木曜日オープンを予定していて「クライミングを身近なスポーツにしていきたい。」と話しています。
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涙活でストレス解消
涙を流すことで心を落ち着かせストレス解消につなげる涙活イベントが21日伊那市で開かれました。 涙活とは意識的に泣くことでストレス解消を図る活動をいいます。 このイベントは伊那商工会議所青年部が開いたもので会場にはおよそ40人が集まりました。 話しをしたのは元長野放送アナウンサーで感涙療法士として活動する西村容子さんと菓匠Shimizuの清水慎一さんです。 西村さんは「感動の涙は副交感神経が作用しリラックスや安静を促す効果がある」と話し早稲田大学ラグビーが涙活を実践している例を紹介していました。 菓匠Shimizuの清水さんはスタッフや両親との仲がうまくいかなかった時、祖母から「自分以外の誰かのためにがんばれる男になりなさい。」と言われた話を紹介しました。 イベントではほかに家族の絆をテーマにしたビデオが流され集まった人たちの涙を誘っていました。
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夏至 せせらぎ水路で親子連れ楽しむ
22日は夏至。1年で最も日照時間が長い日とされています。 伊那市のせせらぎ水路では親子連れが水遊びを楽しんでいました。 伊那市のせせらぎ水路では親子連れに混ざって犬も水につかり楽しんでいました。 22日の伊那地域の最高気温は27.7度で7月中旬並みの陽気となりました。 長野地方気象台では今週は曇りや雨の日が多く気温は平年並みか平年より高く中頃は平年より低い日があると予想しています。
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子育て応援プレミアム商品券 先行販売始まる
伊那市の子育て世帯を対象にした子育て応援プレミアム商品券の先行販売が22日から伊那市役所で始まりました。 伊那市では子育て世帯の支援としてプレミアム商品券の先行販売を22日から市役所内子育て支援課特設窓口で始めました。 対象となるのは18歳以下の子どもが2人以上いる世帯で市内およそ3,800世帯のうちこれまでにおよそ2,500世帯からの申し込みがあったということです。 子育て応援プレミアム商品券は12,000円分を1セット限定6,000円で購入することができるもので6月1日現在441の店や事業所で利用が可能となっています。 販売初日の22日窓口には小さな子どもを抱えた母親が訪れ商品券を買い求めていました。 子育て支援課では商品券購入の申請を受け付けていて販売期間は7月1日までとなっています。 12,000円分を10,000円で1人10セットまで購入できるプレミアム商品券は7月4日と5日に販売されます。
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箕輪写友会写真展
箕輪町在住の写真愛好家で作る箕輪写友会の写真展が22日から、箕輪町文化センターで開かれています。 箕輪写友会は、箕輪町在住の14人が会員で、「みんなで風景写真を撮りたい」と発足し今年で13年です。 会場には、会員の近作が2点ずつ合わせて28点、展示されています。 今年は、地元上伊那の風景写真が多く展示されています。 こちらの作品は富士山を6時間かけて撮影した1枚です。 星の動きが弧を描き、直線は、飛行機の航路だということです。 第19回箕輪写友会写真展は、28日(日)まで箕輪町文化センターで開かれています。
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定住促進対策 新山にキットハウス建設
伊那市は、田舎暮らしモデル地域の新山地区で、定住促進対策として取り組む、キットハウス建設の地鎮祭を22日、行いました。 地鎮祭には、白鳥孝伊那市長や地域関係者、建設関係者など、30人が出席しました。 キットハウスは、上伊那産の木材をプレカットし、同一規格の設計・施工により、価格を安価に抑え、必要に応じて室内の間仕切りを変えることができるものです。 キットハウスが整備されるのは、標高およそ900メートルに位置する伊那市新山上新山です。 伊那市が借り受けた1700平方メートルの敷地に、延床面積およそ90平方メートルの木造2階建て住宅を建てるものです。 建設費用はおよそ1,250万円で、総事業費は1,500万円となっています。 白鳥孝市長は、「新山地区は全国的にも注目をされている。地域の人達と一緒に良いモデルケースを作っていきたい」と挨拶していました。 伊那市では、キットハウスの完成は11月中で、建設中は見学者の受け入れもしていくとしています。 完成後のキットハウスは、新山の地域おこし協力隊の活動の拠点となるほか、見学会やお試し宿泊できる場所として活用していくということです。
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伊那市観光株式会社 約3,600万円余りの赤字
市内の日帰り入浴施設や宿泊施設などを運営している伊那市観光株式会社の平成26年度の決算は、約3,600万円余りの赤字である事が、18日に開かれた株主総会で報告されました。 伊那市の高遠さくらホテルで開かれた株主総会で前年度の決算が報告されました。 平成26年度の売上高は8億9千万円で、経常損失は約3,600万円余りの赤字となっています。 前の年度の赤字額1,300万円と比べ約2,200万円の損益増となりました。 主な要因として、消費増税や夏の天候不順、御嶽山の噴火、10月の台風などによる利用者の減少をあげています。 営業利益の赤字額が一番大きかった施設は入野谷で1,900万円、次いで仙流荘の1千万円、さくらの湯の900万円の赤字となっています。 入野谷と仙流荘については、1月から3月の間に20日程度臨時休業日を設けて経費節減をしたものの客離れの原因になっているとしています。 山小屋関係では、天候不順などで利用者が999人減少した北沢峠 こもれび山荘が、営業損益167万円で初めての赤字決算となりました。 代表取締役社長の白鳥孝市長は「仙流荘、入野谷は冬の間のどちらかの閉鎖を考えていかなければならないと思っている。来年は山の日が施行される事も合わせて、山での集客を図っていきたい」と話しました。
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消防ポンプ操法 小型・手良 自動車・伊那 優勝
伊那市消防団のポンプ操法とラッパ吹奏大会が21日伊那市役所駐車場で開かれました。 小型ポンプ操法の部は中部方面隊手良分団第一部、ポンプ自動車操法の部は 西部方面隊伊那分団第二部が優勝しました。
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芸大生が中学生に演奏指導
東京芸術大学音楽学部の学生が伊那市内の中学生に演奏指導をする器楽講習会が21日伊那市のいなっせで開かれました。 器楽講習会は伊那市高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた伊沢修二の縁で毎年開かれています。 市内5校の吹奏楽部からおよそ250人が集まり楽器の種類別に指導が行われました。 パーカッションの指導では学生が姿勢やスティックの扱い方などについて説明していました。 金管楽器の指導には伊那中学校出身の宮島優哉さんがあたっていました。 宮島さんは中学時代に芸大生から教わった経験があります。 中学生は「芸大生から指導を受けるのは貴重な体験」と話していました。
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上農3年生が造園技能検定3級に挑戦
南箕輪村の上伊那農業高校で、国家試験の造園技能検定3級の実技試験が20日行われました。 20日は緑地創造科緑化デザイナーコースの3年生15人が試験を受けました。 試験は、縦1,5メートル横2メートルの区画内に、指定された配置で2時間以内に庭園を造るものです。 竹垣や飛び石、植栽などがあり、正確さと見栄えを評価します。 上伊那農業高校では職業人としての自覚を持ち、進路選びにつなげてもらおうと、毎年3年生が試験を受けていて、今年で14年目です。 平成25年度は全員が合格するなど、合格率も高いということです。 ある生徒は、「竹垣が一番ポイントが高いので、慎重に作業を進めた。出来上がりもよく、ベストが尽くせたと思う」と話していました。 今日はこのほかに植物の名前を当てる試験も行われました。 7月には学科試験があり、全ての試験に合格すると国家資格の造園技能士3級の資格が得られます。
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バラに囲まれ結婚式
残雪の中央アルプスを望みながら、バラに囲まれた会場で結婚式を挙げるローズウェディングが、20日、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで行われました。 ローズウェディングは、満開のバラに囲まれて結婚式を挙げてもらおうと、高遠さくらホテルが10年ほど前から企画しているものです。 挙式を行ったのは、飯島町の松村博文さんと中川村の森岡五月さんです。 花を観賞することが好きな2人は、高遠さくらホテルがローズウェディングを行っていることを知り、今回この場所で式を挙げることにしたということです。 満開のバラと青空のもと2人は永遠の愛を誓い、家族や友人の他ローズガーデンを訪れた観光客から祝福されていました。
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夏至を前に商店街でキャンドルナイト
22日の夏至を前に、伊那市荒井の通り町で20日キャンドルナイトのイベントが行われました。 キャンドルナイトは、電気を消してキャンドルのあかりのもと思い思いの夜を過ごそうという取り組みで、通り町では平成24年から行われています。 今年は、市街地の活性化につなげようと、「伊那のツナガリ」をテーマに夜だけでなく1日を通してイベントが行わました。 昼の部では、ミツロウを使ったキャンドル作りが行われました。 家具店では伊那の間伐材を使った製品の展示や、カンナの薄削りの実演が行われた他、雑貨店では手作りのメモ作りが行われました。 夜の部では、商店街でミツロウキャンドルを灯された他、信大生によるジャズの演奏が行われました。
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鮎の友釣り解禁
辰野町から中川村までの天竜川で20日から、鮎の友釣りが解禁となりました。 午前6時に解禁となり、朝から多くの釣り人が釣りを楽しんでいました。 20年近く毎年解禁日に来ているという群馬県の男性は、3時間ほどで魚籠いっぱいの鮎を釣っていました。 友釣りは、縄張り行動をとる鮎の性質を利用した釣り方で、オトリの鮎に針をつけ体当たりしてきた別の鮎にその針がかかるというものです。 天竜川漁業協同組合では、先月2日に8センチほどの稚魚およそ50万尾を放流していて、釣り人らは15センチほどに成長した鮎を次々と釣っていました。 鮎の友釣りは、9月いっぱいまでは楽しめるということで、年間券が8,800円、1日券が2,200円となっています。
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南信工科短期大学校 学校説明会
平成28年4月に開校する南信工科短期大学校の学校説明会が、20日、南箕輪村の伊那技術専門校で開かれ、進学先として関心を持っている高校生など16人が参加しました。 説明会は、高校生や保護者を対象に初めて開かれたもので、10組16人が出席しました。 南信工科短大は、上田市の県工科短期大学校に次ぐ県内2番目の工科短大として、平成28年4月に新たに開校します。 伊那技術専門校の既存の施設を改修し使用する他、管理実験棟を新たに建設します。 学科は、「機械・生産技術科」と「電気・制御技術科」の2つで、定員は20人ずつです。 実践力重視と少人数指導などを教育の特徴に掲げていて、実際の現場でも使われている最新鋭の機器を使った実習も行われます。 年間授業日数は180日で、2年間で工業系の4年制大学の必須科目と同等の内容を学ぶことができます。 他に、上下伊那の130以上の企業でつくる南信工科短大振興会が協力し、インターンシップの受け入れも行います。 参加者らは、2つのグループに分かれ、機械の説明などを受けていました。 説明会は、7月18日土曜日と9月5日土曜日にも開かれます。
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飯田線と天竜まったり散歩
辰野町、箕輪町、南箕輪村が連携し天竜川沿いを歩くウォーキングイベント、飯田線と天竜まったり散歩が20日行われました。 イベントには県内を中心に137人が参加しました。 JR辰野駅がスタートで、伊那松島駅までの10キロのコースか、北殿駅までの15キロのコースを歩き、飯田線に乗って辰野駅まで帰ります。 箕輪町のみのわ天竜公園では、地元の名産品などを販売する出店が並び、参加者が一休みしていました。 飯田線と天竜まったり散歩は、辰野町、箕輪町、南箕輪村の3町村でつくる上伊那北部観光連絡協議会が行ったもので、今年で3回目です。 町村のイメージキャラクターも登場し、参加者と写真を撮影していました。 上伊那北部観光連絡協議会では、「三町村を繋ぐ天竜川沿いの景色をまったりと楽しんでほしい」と話していました。
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竜東九条の会設立準備会が学習会
伊那市の竜東地区の住民有志でつくる竜東九条の会設立準備会は、会の設立に向け、初めての学習会を20日伊那公民館で開きました。 20日は会員およそ20人が参加し、旧陸軍伊那飛行場に詳しい久保田誼(よしみ)さんから話を聞きました。 竜東九条の会設立準備会は、一年ほど前から準備を進めていて会員は現在86人です 学習会は今回初めて開かれました。 久保田さんは、太平洋戦争末期の歴史などを話し、「伊那飛行場では、特攻兵の養成などが行われていた。戦争が長引いていれば、伊那にも爆撃があったかもしれない」と話していました。 その後行われたフリートークでは、参加者から「今後身内だけでなくどれだけ幅の広い運動ができるかが課題」などといった意見が出ていました。 竜東九条の会設立準備会は、今後も学習会などを開き、正式な設立を目指していきたいとしています。
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山寺元信大教授 直根の重要性語る
上伊那地方事務所主催の森林の防災・減災講座が19日開かれ、元信州大学教授の山寺喜成さんは、直根の重要性を訴えました。 森林の防災・減災講座は、山地災害が多発するこの時期に、防災・減災に役立ててもらおうと県内3か所で開かれるものです。 自然修復学が専門で元信州大学教授の山寺喜成さんが山地崩壊のメカニズムや地下深くに根をはる直根の大切さについて話ました。 南木曽や広島での土砂災害も独自の視点から分析しました。 山寺さんは、地域により異なる災害形態に対し、全国一律的な基準が適用されていることや自然科学的な研究の遅れを指摘し、森林自体の強靭化対策をベースに山地防災対策を推進することや、ハザードマップに崩壊危険個所を加えることなどを提言していました 会場には県職員や防災関係者など50人が訪れ、講師の話に耳を傾けました。