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上伊那広域連合「リニア推進課」など新設
上伊那広域連合議会全員協議会が26日開かれ、広域連合内に「リニア推進課」と「ごみ処理施設整備課」を新設することが報告されました。 これは、26日、伊那市役所で開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で報告されました。 リニア推進課は、リニア中央新幹線の整備促進と、整備に伴う地域振興に関する業務を推進するために設置されます。 ごみ処理施設整備課は、ごみ中間処理施設が建設段階に移行することから、施設整備に向けた業務を推進するため、新施設計画推進室をごみ処理施設整備課とするものです。 組織は4月1日から改正されます。 また、新ごみ中間処理施設についてのスケジュールなどが示されました。 地元と建設同意になったことから、北新区とは去年10月1日に、桜井区とは12月1日に基本協定を締結しました。 施設の建設時や稼働時の周辺の生活環境を保全するため、予定地の周辺である桜井区、北新区、上山田区、上大島区、上原区と中県区と、環境保全協定を締結する予定で進めているということです。 また、2月22日に地権者と買収単価の協議がまとまったとしています。 広域連合は、今日開かれた上伊那広域連合議会に、用地買収費用として5,284万円の補正予算案を提出しています。 事業者の選定について、3月下旬に実施方針と要求水準書の公表、6月に入札公告を行い、12月下旬に落札者を決定、来年2月に事業契約を締結する予定です。
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辰野町移住定住促進協議会が新山を視察
辰野町移住定住促進協議会が、26日、伊那市の新山地区を訪れ、定住促進への取り組みを視察しました。 26日は、辰野町移住定住促進協議会や、辰野町教育委員会のメンバーなど26人が、新山地区を訪れました。 新山の保育園・小学校を考える会から、園児数の減少により休園となっていた新山保育園を再開させるまでの取り組みの紹介などがありました。 考える会副会長の境 久雄さんは、「ほかの地区に出ていった人に戻ってきてと言ってもうまくいかない。魅力ある地域だから戻って、または移って、住みたいという形に持っていきたい」と話していました。 また、新山小学校の授業風景を見学しました。 新山小学校は、平成20年に、市内全域から通うことができる小規模特認校に指定されました。 現在は、全校児童28人中、12人が学区外から通っています。 新山の保育園・小学校を考える会によると、新山地区には現在、690人ほどが住んでいるということですが、そのうち400人以上が50歳以上となっているということです。 会では、新山地区が、今年「伊那市田舎暮らしモデル地域」に指定されたことを受けて、今年4月から「新山定住促進協議会」へと名称を変え、さらに取り組みを強化していくとしています。
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佐藤さんから震災の思い聞く
東日本大震災直後に、福島県伊達市から伊那市へ移住した果樹農家・佐藤浩信さんから、震災に対する思いなどをきく人権講演会が、25日夜、伊那市の西箕輪公民館で開かれました。 25日夜は、西箕輪の住民15人ほどが参加して、佐藤さんの話を聞きました。 佐藤さんは、東日本大震災による福島第一原発事故が起きた直後の15日には福島県から県外へ自主避難しました。 その後、つてを頼って2011年の4月には伊那への移住を決めました。 震災からまもなく4年を迎えるにあたり、過去を振り返るよりも前を向いて歩きたいと、今後の展望について主に話をしました。 佐藤さんは、去年、自宅そばに、福島を産地とする干し柿「あんぽ柿」の加工場を建設しました。 冬場の収入を確保していきたいということのほかに、福島に対する思いもあります。 佐藤さんは、県外に避難して4年がたち、「福島はもう故郷になってしまった」と話していました。
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伊那華のみそ娘 初仕込み
伊那市東春近の農家の女性で作る伊那華のみそ娘加工組合は26日、今年のみその初仕込みをしました。 26日は加工組合のメンバー5人が加工施設で作業に当たりました。 上伊那産のコシヒカリを使った麹と、上伊那産の大豆を蒸してすりつぶしたものを混ぜあわせます。 それを樽に詰め、10か月間寝かせます。 農家の女性13人でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、地産地消や食文化の伝承をしていこうと、毎年昔ながらの製法でみそを作っています。 今年は去年より1トン多い7トン分の味噌を仕込みます 仕込みは来月17日まで行われます。 出来上がったみそは伊那市と宮田村の小中学校や保育園の給食で使われるほか、Aコープなどで販売されます。
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2月26日は「つつむ」 餃子の日感謝デー
伊那市内の飲食店で作る伊那餃子会は、「つつむ」のごろ合わせで、2月26日を餃子の日感謝デーとしています。 26日はベルシャイン伊那店で伊那餃子まつりが行われました。 店舗の外にブースが設けられ、伊那餃子会に加盟する5つの飲食店の餃子が提供されました。 各店では普段300円から800円で販売されていますが、今日は1人前250円の特別価格です。 伊那餃子まつりは、伊那餃子を知ってもらおうと伊那餃子会が行ったもので、今年で3回目です。 26日は、信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんとコラボレーションした「無茶餃子」が限定100食で販売されました。 無茶餃子には、グレート無茶さんがリクエストした食材、納豆・キムチ・山芋などが入っていて、スタミナたっぷりだということです。 イベントにはグレート無茶さんも登場し、会場を盛り上げていました。 無茶餃子は今後も、伊那市西町のはなきゅうで提供されます。 まつりでは餃子およそ5,000個が用意され、訪れた人が買い求めていました。
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JAで振り込め詐欺防止訓練
伊那警察署とJA上伊那は振り込め詐欺被害を未然に防ぐための声掛け訓練を24日伊那市のJA上伊那本所で行いました。 訓練にはJA上伊那の金融担当者など30人が参加しました。 伊那署の職員扮する男性が、息子を名乗る男からの電話で現金を引き出すよう指示されたとの想定で訓練が行われました。 窓口担当の職員はアンケート用紙を使い「使用目的」など不審な点が無いか確認していました。 男性が急いで現金を引き出そうとしている事や説明にあいまいな点がある事から相談スペースに案内し、その間に別の職員が警察へ通報するなどの手順を確認しました。 到着した警察官は、本当に息子さんからの電話なのか確認するよう説得しました。 伊那警察署の署員は「少しでも不審な点があったら、積極的に警察に相談してほしい」と呼びかけていました。 金融部の村澤昇部長は「お客様には迷惑になるかもしれないが、常に振り込め詐欺を疑い、被害を出さないよう努めていきたい」と話していました。 伊那署管内の去年1年間の振り込め詐欺被害は9件で被害額は3,860万円となっています。
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宮脇のハリギリ 苗木育成へ木の芽を採取
県の天然記念物に指定されている箕輪町長岡の「宮脇のハリギリ」から新たな苗木を作る為の、木の芽の採取作業が25日行われました。 この日は、駒ヶ根市の樹木医 粂野勝さんが、神社の関係者らが見守る中、木の芽の採取を行いました。 宮脇のハリギリは昭和37年に県の天然記念物に指定されました。 推定樹齢は360年と言われ、高さ30メートル、幹回り6・6メートルの巨木です。しかし、平成25年度に実施した精密検査では、幹の空洞化や木の衰えが見られ、今後倒れるの恐れがあると報告されていました。 神社総代会では、県教育委員会の了承を得て、来月中旬に高さ10メートルの部分を目安に切断する事にしました。 今回の木の芽の採取は、宮脇のハリギリを受け継いだ新たな苗木を育てる一環で行われたものです。 高さ15から20メートルの部分の枝を切断し、その中から樹木医の粂野さんが、伸びの良い芽を選び切り取っていました。 これらは、栃木県の独立行政法人の研究所に送られ、接ぎ木をして苗木をそだてるという事です。 粂野さんによりますと、順調に育てば2~3年で植える事が出来るようになるという事です。
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飯田・下伊那でスギ花粉飛散始まる
飯田保健福祉事務所は23日から飯田下伊那地域でスギ花粉の飛散が始まったと25日に発表しました。 飯田保健福祉事務所によりますと、23日から2日連続で、飛散開始の基準となる1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を観測したという事で、平年並みの23日から飛散が始まったと発表しました。 今年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は、平年と比べて少ないと予測してますが、花粉症の人は、外出時はマスクやメガネを着用し花粉を体内に入れないようにするなど、早めの対策を呼びかけています。
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タカノと信大が医療機器共同開発
オフィスチェアの開発などを行っている宮田村のタカノ株式会社と信州大学医学部は脳神経外科などの手術でドクターの負担を軽減する医療機器を共同開発しました。 23日はタカノ株式会社伊那工場で新商品の発表会が開かれました。 「サージカルボディサポート」と呼ばれるこの医療機器は立った姿勢で4時間以上行われる脳神経外科の手術でドクターの負担を軽減するために開発されました。 タカノはオフィスチェアの開発製造を50年以上手がけていて人体サポートのノウハウがあることから開発に携わりました。 信大医学部脳神経外科学講師の伊東清志さんは腰が支えられることにより体の負担が少なくなり手術に集中できると言います。 この医療機器サージカルボディサポートは3月から発売され標準価格は120万円となっています。
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箕中生 模擬議会で質問
箕輪中学校の生徒が、中学生の視点から箕輪町政について考える、中学生模擬議会が25日、箕輪町役場で開かれました。 模擬議会は町政に関心を持ってもらおうと町議会が開いたもので、箕輪中学校の生徒会役員、37人が参加しました。 模擬議会の議長は生徒会議長の皆川彩夏さんがつとめました。 議員席には21人が座り、そのうち代表の10人が白鳥政徳町長に質問をしました。 このうち春日琴海さんは、箕輪町の三日町方面から木下方面の、天竜川に架かる明神橋の危険性と改修について質問していました。 白鳥町長は、「交通安全については、通学時間は車の進入を制限している。橋の柵については現在80センチですが、110センチまで高くできるか検討していく」と答弁していました。 参加した中学生は模擬議会を通して、町政の一端に触れている様子でした。
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伊那市の古い地名 調査報告
伊那市が進めている古い地名の調査の報告が、24日に行われ、代表グループが、昔の文献や聞き取り調査をもとにまとめた小字名や地名の由来などについて報告しました。 この日は、伊那市役所で報告会が開かれ、美篶と手良、西春近、富県の4地区の調査グループが報告を行いました。 調査は、古い地名を調べることで地域の歴史や先人たちの暮らしを後世に残していこうと伊那市が進めているものです。 このうち、美篶青島地区では、堀内幸人グループ長が報告を行いました。 堀内さんは、青島の橋爪剛健さん宅から見つかった古文書などから、「青島は江戸時代初期、寛永18年に甚左衛門という人物が田んぼを起こした事が起源」としています。 江戸時代の宗門人別帳によると、青島の40戸あまりの集落で、洞泉寺、建福寺、蓮華寺など5つ以上の旦那寺が確認されたことから、他の地区から百姓を行うために移住してきたことが推測できるということです。 青島の地名の由来については、青二才や新参者などの意味を持つ「青」と、水の豊富な水田地帯を意味する「島」でできたと考えられるとしています。 伊那市ではこれまでに、西箕輪、東春近など6地区で調査結果がまとめられたとし、来年度の調査は、伊那地区と高遠、長谷地区などで行うとしています。
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荒さん被災者の思い 朗読で
東日本大震災からまもなく4年を迎えます。 伊那市西箕輪の荒惠子さんは、原発の恐ろしさや悲惨さを伝える詩の朗読会を3月10日に開きます。 荒さんは、福島第一原発から15キロ離れた所にある福島県南相馬市出身です。 11年前から息子が暮らす西箕輪で生活をはじめ絵手紙の講師を務めています。 荒さんは震災を風化させないよう、被災地の海産物を取り寄せ知人に販売したり、故郷を訪れ物資の支援などを行っています。 今年は、荒さんの従妹、青田恵子さんが書いた詩や短歌などを来月10日に市内で朗読します。 青田さんは、福島の原発事故が起きる前から稼働差止めを求める活動をしていて、現在は滋賀県で避難生活を送っています。 青田さんが書いた詩や短歌は原発の恐ろしさや悲惨さを伝えています。 荒さんは、青田さんの詩などを福島の方言で語ります。 荒さんの朗読会は3月10日の午後1時30分から伊那市西箕輪のロッジ吹上で行われ入場は無料となっています。
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上伊那版じゃらん完成
リクルートが発行している旅行専門雑誌「じゃらん」の上伊那版の無料ガイドブックが完成しました。 これは、上伊那地域への誘客を図ろうと上伊那8市町村やバス会社などで作る上伊那観光連盟の今年度事業として行われたものです。 首都圏や中京圏などに住む1000人に行った対象にアンケート調査を元に製作しました。 パンフレットには上伊那の観光スポットを始めローメンやソースカツ丼などご当地グルメの他、日帰り温泉施設も紹介されています。 県の元気づくり支援金を活用し事業費はおよそ660万円で、10万部を作りました。 上伊那版の無料ガイドブックは伊那バスターミナルや県外の観光情報センターなどに配布されることになっています。
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地域のアカマツ使って 木製キット「KEES」販売へ
伊那市の中心市街地の活性化を図る組織「伊那まちの再生やるじゃん会」は、県産材の魅力を発信するため木製キット「KEES(きーず)」を販売します。 24日は、伊那まちの再生やるじゃん会のメンバーが市役所を訪れ、白鳥孝市長に製品完成の報告をしました。 会では、県の森林づくり県民税を活用して、組み立て自由な木製キット「KEES」を作りました。 継続した事業性の高い製品の開発を目指して、設計士や木工家などと話し合いを重ね製品化したということです。 木製キットには、市内で伐採したアカマツが使われていて、1セット20ピースとなっています。 ピースと棒で様々な組み立て方ができ、イスやテーブルにもなるということです。 現在は、商店街や駅前などでバラの鉢カバーとして試験的に設置されています。 災害時には、避難スペースの仕切りとしての活用も検討していて、幅広い場面で役立つものにしたいということです。 26日・27日には、セントラルパーク前でミツロウワックスを塗るワークショップが開かれます。 3月1日には、組み立て作業も行われる予定で、多くの人の参加を呼びかけています。 KEESは1セット20ピース入りを2万円程度で4月1日から販売する予定です。
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平成27年度 公立高校後期選抜試験募集人員発表
長野県教育委員会は24日、平成27年度公立高校後期選抜の募集人員を発表しました。 赤穂高校普通科は27年度1クラス減らすため、募集人員は26年度の160人から40人少ない120人となっています。 上伊那8校の募集人員は次の通りです。 辰野高校です。 普通科72人、商業科23人の募集です。 上伊那農業高校です。 生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造ともに20人ずつの募集となっています。 高遠高校は普通科66人の募集です。 伊那北高校は普通科200人、理数科4人の募集です。 伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。 赤穂高校です。 普通科120人、商業科40人の募集です。 駒ヶ根工業高校です。 機械、電気、情報技術一括で60人の募集です。 多部単位制の箕輪進修高校です。 普通Ⅰ部・Ⅱ部合わせて40人、普通Ⅲ部35人、工業Ⅰ部が20人の募集です。 後期選抜の志願受付期間は25日から27日まで、志願変更受付期間は3月2日から3月5日まで、 後期選抜試験は3月11日、 合格者の発表は3月20日となっています。
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子ども子育て審議会 答申
国の「子ども子育て支援制度」に基づいて南箕輪村の支援策を検討してきた審議会は24日、唐木一直村長から諮問を受けていた事業計画案を答申しました。 24日は、審議会の米山仁会長らが役場を訪れ支援事業計画案を唐木村長に手渡しました。 国の子ども子育て支援制度は来年度4月から5年間の計画で、質の高い幼児期の学校教育や保育、家庭や地域での子育て力の向上などを目的としています。 24日答申された事業計画案によりますと、村内の児童や家族がいつでも利用できる仮称南箕輪村こども館を平成29年度の供用開始を目標に建設します。 他に、産後のケアとして出生届出時に助産所、医療機関で利用できる母乳ケア等補助券の交付や出産後に育児不安がある人が施設に宿泊した場合に費用を補助する事業などが盛り込まれています。 村では今年度中に事業計画を決定する予定で唐木村長は「計画案を基に事業を進めていきたい」と話していました。 審議会は保育園の保護者会長や小学校のPTAなど14人で構成し平成25年12月から6回にわたり検討してきました。
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伊那市商工業振興条例・規則改正 答申
伊那市から商工業振興条例と規則の改正について諮問を受けていた伊那市商工業振興審議会は20日、改正を認めると答申しました。 この日は、市商工業振興審議会の中村和之会長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に答申しました。 白鳥市長は、伊那市が合併した平成18年3月31日から施行していた伊那市商工業振興条例と規則の改正について審議会に諮問していました。 諮問では、基本方針などを定め行政の責務等を明らかにした上で、補助金・便宜供与・融資あっせん等を商工業振興規則で定めるとしています。 中村会長は、「社会情勢や地域情勢に合わせて要望が出た場合は随時審議していきたい」と話しました。
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伊那地域最高気温が14.2度
23日の伊那地域は最高気温が今年最高の14.2度で4月上旬並みとなりました。 最高気温が今年最高を記録した23日、伊那市西町では梅が花を咲かせていました。 長野地方気象台によりますと伊那地域は最高気温が4月上旬並みの14.2度となりました。 また最低気温は平年より12度高い7度でした。 長野地方気象台では今週いっぱいは平年より高めの気温が続くと予想しています。
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向山氏「移動知事室の継続必要」
任期満了にともなう4月の県議選で伊那市区から立候補を表明している現職4期目の向山公人さんの後援会役員会が22日、伊那市で開かれました。 役員会では新役員の紹介や地区、支援団体の活動状況についての報告などがありました。 向山さんは阿部知事が上伊那を訪れた移動知事室について継続の必要性を訴えました。 向山さんは「移動知事室で県が身近に感じたという評価をいただいたが単発では知事のパフォーマンスだけに終わってしまうので継続が必要。」と述べました。 向山さんはリニア駅を中心とした道路網や鉄道等のアクセスを主とする地域振興や高度医療の推進による上伊那医療圏の充実、中小企業融資制度の支援など産業振興と雇用対策に取り組むとしています。 定数2の伊那市区はこれまでに向山さんのほかに新人の酒井茂さんが出馬を表明しています。
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箕輪町商工会 職員に新事業プレゼン
箕輪町商工会は、地域社会の維持発展に向けた、経済活動活性化のための新事業開発について23日、箕輪町の職員にプレゼンテーションを行いました。 これは、箕輪町商工会が開いたもので、箕輪町の職員11人が参加し、町に提案しました。 プレゼンテーションでは、陶芸を通して、箕輪町の歴史に触れる体験型事業が紹介されました。 この提案は、下古田にある、小学館のコロコロコミック初代編集長の千葉和治さんの別荘を利用するものです。 町内から出土した土器や、文化を学びながら、千葉さんの別荘にある本格的な窯で陶芸を行うというものです。 出席した職員からは、「思いつかなかった、その場所は箕輪町の中でも景観に優れた場所で楽しみになってきた」と話していました。 箕輪町の白鳥政徳町長は、「今後も民間のみなさんから知恵を出していただき、箕輪町をブランド化できるよう努力する」としています。
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春高伊那駅伝 懸垂幕でPR
3月22日に開かれる「春の高校伊那駅伝」を盛り上げるため23日、伊那市役所の西側駐車場に懸垂幕が設置されました。 懸垂幕は、幅がおよそ1メートル、高さが11メートルで、大会を盛り上げようと、伊那市が毎年この時期に設置していて、大会の日まで掲げられます。 今年の春の高校伊那駅伝は、男子が38回目、女子が31回目となり、男女合わせて、過去最多となる、207チームがエントリーしています。 男子が過去最多で141チーム、女子は去年より6チーム少ない66チームとなっています。 大会は、伊那市陸上競技場を発着に、男子が6区間42.195キロ、女子は5区間21.0975キロをたすきで繋ぎます。 春の高校伊那駅伝は、3月22日(日)に開かれ、女子が午前10時、男子が午後0時5分スタートとなっています。
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地方創生予算 320億2,200万円
伊那市は総額320億2,200万円の平成27年度当初予算案を23日発表しました。 市では地方創生と一体となった積極型予算としています。 伊那市役所で記者会見が開かれ平成27年度一般会計当初予算案が発表されました。 平成26年度当初は骨格予算のため6月補正後の316億8,350万円と比べると1.1%増の320億2,200万円となっています。 主な新規事業は、子育て支援として保育料の軽減に1億2,000万円。 これにより兄弟が同時通園の場合は3人目以降の保育料が無料となる従来の制度に加え同時通園でない場合は上限を高校生とし3人目が月額8,000円軽減され4人目以降は無料となります。 ほかに伊那緑ヶ丘幼稚園の認定こども園としての移転新築に2億2,670万円。 地方創生事業として、田舎暮らしモデル地域の新山地区への移住定住を推進する新山くらっし応援団事業に1,200万円。 地域の魅力を情報発信するシティプロモーションの推進に220万円。 新伊那市発足10周年を迎え、まちづくりのための行動目標となる市民憲章制定に20万円などとなっています。 実質公債費比率は13.2%、基金残高は120億3,000万円を見込んでいます。 白鳥市長は「地域の資源を生かした産業活性化と定住対策で人口減少に歯止めをかけたい」と述べました。 伊那市の平成27年度一般会計当初予算案は3月の市議会に提出されます。
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農事組合法人田原 遊休農地活用功績者表彰で県知事賞
伊那市東春近の農事組合法人田原は、県の遊休農地活用功績者表彰で最高賞となる県知事賞を受賞しました。 13日は、農事組合法人田原の中村博組合長と酒井弘道事務局長の2人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 農事組合法人田原は、地域農業を担う集落営農組織として平成16年に設立しました。 田原地区では、桑畑の跡地が遊休農地となっていたため、平成22年に田原が主体となり対応策を検討。 翌年の平成23年から2年間かけて遊休農地解消にむけた取り組みを行い、16.9ヘクタールの農地を再生しました。 再生した農地では、白ネギやりんごを栽培している他、友好提携を結んでいる東京都新宿区の住民と連携し耕作放棄地再生ツアーを開いています。 功績者表彰は、9日に県内の5団体が受賞し、田原は最高賞となる県知事賞に選ばれました。 白鳥市長は「国の評価も高く素晴らしい取り組み」と話し、今後の活動に期待していました。
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伊那市消防団音楽隊 第4回定期演奏会
伊那市消防団音楽隊の第4回定期演奏会が22日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 伊那市消防団音楽隊は平成元年に結成され、今年で27年目を迎えました。 音楽を楽しみながら地域の人に防火・防災の意識を高めてもらおうと毎年演奏会を開いています。 この日は、アニメソングや昭和歌謡曲などを披露しました。 演奏会では、市内5つの中学校も演奏し、日ごろの活動の成果を発表しました。 最後は、伊那谷中心にアフリカンダンスと太鼓を披露しているグループ「サブニュマ」も加わり、総勢230人で迫力ある演奏をホールに響かせました。 伊那市消防団音楽隊第4回定期演奏会の模様は、4月に放送する予定です。
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伊那養護学校生徒の製品販売会
伊那養護学校の高等部の生徒たちが作業学習で取り組んできた製品の販売会が22日、伊那市の大型店などで開かれました。 このうち伊那市のベルシャイン伊那店では、生徒たちが製作した陶芸や木工製品など、およそ300点が並びました。 販売会は、作業学習の成果を発表する場として、また就労に活かそうと毎年この時期に開いています。 木工製品のコーナーには、二人掛けのベンチや椅子が並び、訪れた人は椅子に腰かけ座り心地を確認したりして買い求めていました。 また、学校の畑で採れた長芋や切り干し大根の販売もありました。 店の外ではやきいもの販売も行われ、行列が出来るほどの人気でした。 伊那養護学校では「活動を知ってもらう機会になり生徒の励みにつながっている」と話していました。
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震災被災地 釜石大槌支援コンサート
伊那市長谷在住の北原有さん・美香さんの夫婦デュオ「あるみかん」による、釜石大槌支援チャリティーコンサートが22日、伊那市のいなっせで開かれました。 コンサートは、震災直後から岩手県釜石市や大槌町の支援活動をしている上伊那の住民有志グループが、震災から4年が過ぎようとしている今、改めて被災地の現状を知ってもらい、今後の支援につなげようと開いたものです。 夫で笛担当の北原さんもメンバーの一人で、物資の運搬の他、仮設住宅などでミニコンサートを開くなどしてきました。 北原さんはコンサートで北原さんの笛に合わせて歌った被災者から「歌を歌っている時には辛い事を忘れられる。」と言われたエピソードを紹介し、「自分に出来る支援の手を伸ばしつづける事が大切」と話していました。 会場では震災当時の様子や仮設住宅での支援活動の写真の展示や、被災地の物産品の販売も行われました。 コンサートを企画したグループによりますと、大槌町では町民の3割にあたるおよそ3700人が、現在も仮設住宅で生活しているという事です。
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総務副大臣と村消防団意見交換
二之湯智総務副大臣が22日、南箕輪村を訪れ、村消防団と意見交換をする車座ふるさとトークを大芝高原フォレスト大芝で開きました。 これは安倍内閣の大臣・副大臣らが地域を訪れ、現場の人たちと車座の対話を行い生の声を聴いて政策に活かそうと全国各地で行われているものです。 村消防団に女性団員が多いことなどから今後の消防団活動のあり方の参考にしようと二之湯総務副大臣が訪れました。 今日は、村の女性消防団員や若手消防団員、協力事業所など15人が参加し課題などを話しました。 団員からは「消防団に入って多くの地域の人たちに出会えて良かった」「若い世代が入りやすい環境を作ることが大切」 女性消防団員は「大切な仲間が出来た。村のために活動出来ることを誇りに思う」と話していました。 協力事業所は「火災などがあった際はすぐ出動させている。協力企業を増やしていく必要がある」と話していました。 二之湯総務副大臣は、「若い人が地域で活躍する村は将来が明るい。その中核になるのが消防団。今後の活躍を期待したい」と話していました。 南箕輪村消防団は現在228人が所属このうち女性が30人です。 女性消防団は平成25年に長野県代表として全国女性消防操法大会にも出場しています。
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伊那ビデオクラブ 第7回映像祭
伊那ビデオクラブの第7回映像祭が20日、伊那市のいなっせで開かれ、会員が制作した映像作品が放映されました。 伊那ビデオクラブは今年で結成22年目を迎え、会員は19人です。 この日は会員が制作した24作品が放映されました。 伊那市の平沢正憲さんは箕輪町の赤そばの里をテーマに作品を制作しました。 南箕輪村の平澤三千人さんは下伊那郡内で撮影した日本百名山や景色の魅力を伝える作品を制作しました。 赤羽仁会長は「伊那市の生涯学習の理念である学び続けることに合わせて、クラブでは映像を作り続け、次の時代の発展に繋げていきたい」と話しました。 この日はおよそ200人が会場を訪れ、作品に見入っていました。
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五人会 「四季」テーマに写真展
伊那市と駒ヶ根市の写真愛好家でつくる五人会の作品展が、21日から伊那市東春近のギャラリー喫茶花鳥四季彩で始まりました。 会場には、風景写真20点が展示されています。 7回目の展示となる今回は「四季」がテーマで、5人のメンバーがそれぞれ春夏秋冬の4点を出品しました。 会では、「季節の移ろいの様子を楽しんでほしい」と話していました。 この作品展は、来月1日(日)まで、伊那市東春近のギャラリー喫茶花鳥四季彩で開かれています。
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不折に続け!子どもたちの書初め書道展
上伊那を中心とした小学生の作品が並ぶ「子どもたちの書初め書道展」が、21日から伊那文化会館で始まりました。 会場には、上伊那を中心とした小学5,6年生の作品394点が展示されています。 このイベントは、5歳の時に高遠に移住し幼少期を伊那谷で過ごした書家で画家の中村不折を 知り書道に親しんでもらおうと、アルプス中央信用金庫、上伊那書道協会、伊那文化会館が行ったもので、今年で2回目です。 21日はオープニングセレモニーで表彰式が行われ、入賞者に賞状が贈られました。 最高賞となる中村不折賞には、赤穂南小学校5年の中嶋珠久さんの作品が選ばれました。 書初め書道展実行委員長の池上信子さんは、「今年は力作が多く見ごたえのある展示となっている。これからも伝統文化継承の一助としてイベントを続けていきたい」と話していました。 この書初め書道展は、来月1日まで伊那文化会館で開かれています。 来月2日から13日までは伊那市荒井のアルプス中央信用金庫本店で入賞作品が展示され、16日からは各支店にも展示されます。