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幼保小の連携強化 伊那市接続時カリキュラム作成へ
伊那市は、園児が小学校に入学後すぐに学校生活に馴染めるよう事前に養うべき力を示す「伊那市接続時カリキュラム」を、今年度中に作成します。
これは、4日に開かれた伊那市保育行政審議会で、市が示したものです。
接続時カリキュラムは、入学後すぐに学校に馴染めず授業に集中できない、いわゆる小1プロブレムを解消するためのものです。
カリキュラムの内容は、基本的な生活習慣や人との関わりなど、卒園までに育てたい力と、小学校1年生の1学期末までに育てたい力を項目にし、明確化します。
市では、昨年度から保育士の小学校長期派遣を実施していて、派遣された保育士から意見を聞きカリキュラムに反映させたい考えです。
今年度中に作成し、来年度からカリキュラムに基づいた指導を実施したいとしています。 -
来年用の年賀はがき 到着
伊那市坂下の日本郵便伊那郵便局に5日、来年用の年賀はがきが到着し、社員が搬入作業に追われていました。
伊那郵便局には、年賀はがき607箱、242万8千枚が到着しました。
年賀はがきは、伊那郵便局エリア内の28局に振り分けられます。
このうち、伊那郵便局で販売するのは、108万8千枚で去年より、4万8千枚増えています。
はがきは、パソコンの普及で主流となったインクジェット紙の他、キャラクター入り、また、寄付金付きの長野県限定絵入りはがきなど11種類です。
年始の挨拶を、メールで済ませる人もいますが、関係者は「心のこもった年賀状を、1通でも多く出してもらいたい」と話します。
年賀はがきの販売は、来月1日木曜日から始まります。
投函の受付けは、12月15日土曜日からとなっています。 -
羽生田デッサンクラブ 初めての作品展
伊那市で教室を開く羽生田デッサンクラブの作品展が5日から、伊那市の伊那図書館で始まりました。
会場には、羽生田由佳さんと生徒17人の作品44点が並んでいます。
デッサンクラブは、月に2回伊那市のいなっせで開かれています。
指導する羽生田さんは、上手い絵を描くのではなく、良い絵を描くことを大切にしています。
デッサン以外にも、フラメンコの指導をしていて、「絵も音楽も踊りも、芸術には人生観が現れるところが共通している」と話します。
作品は、自分の好きなものと自画像をテーマに描かれていて、どの人がどんな絵を描いたのかが分かるようになっています。
生徒のほとんどは、デッサンを始めて2年半ということで、それぞれの個性が表れた作品となっています。
作品展は、11日木曜日まで、伊那図書館で開かれています。 -
アートビレッジ信州内に「アートスペース巧」オープン
伊那市長谷非持のアートビレッジ信州内に、芸術家の作品を展示する、「アートスペース巧」がオープンしました。
アートスペース巧は、伊那市長谷非持のアートビレッジ信州内にオープンしました。
ここに工房を構える、鍛金家の土屋豊さんが、各地の芸術家の作品を紹介するスペースを作ろうと
開設しました。
展示スペースは20坪で、現在、オープン記念として「精鋭作家招待展」が開かれています。
会場には、地元長谷や東信、県外などで活動する作家の、陶磁器や木彫
などの作品、約200点が展示されています。
アートビレッジ信州は、1995年に6人の工芸家が集まって、芸術活動の拠点として作られました。
土屋さんもそのメンバーのひとりで、発足からまもなく20年を迎えるにあたり、活動を活性化させようと、このアートスペースを作りました。
土屋さんは、今後、年4回ほど展示会を開いていきたいということです。
アートスペース巧オープン記念「東信・南信精鋭作家招待展」は、10日(水)まで、伊那市長谷非持のアートビレッジ信州で開かれていて、入場は無料です。 -
ごみ施設アセス準備書 縦覧開始
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設の環境影響評価準備書が長野県から公告され4日から縦覧が始まりました。
縦覧が始まったのは、上伊那広域連合を事業主体に、伊那市富県の天伯水源付近を建設候補地として進められているごみ中間処理施設の環境影響評価・環境アセスメントの準備書です。
準備書には環境アセスの現況調査の結果に基づき、施設を作った場合の影響が予測・評価されています。
縦覧は、4日から1ヶ月間、11月5日まで行われていて、県庁、上伊那地方事務所、伊那市役所、上伊那広域連合のほか、県のホームページで見ることが出来ます。
準備書に対しては、環境保全の見地から意見を提出することができます。
広域連合では10月中旬から準備書に関する説明会を、富県・美篶・高遠町で開くことにしています。 -
大規模事故想定し集団災害訓練
大規模な事故で多数のけが人が出たことを想定した訓練が、5日、伊那市の高遠城址公園グラウンドで行なわれました。
訓練は、マイクロバスと普通乗用車が衝突し、多数のけが人が出たとの想定で行なわれました。
伊那消防組合消防本部や、伊那消防署、高遠消防署、信州大学医学部のドクターヘリなど、90人が参加しました。
大規模な災害が起きた場合軽症から重症まで様々な状態のけが人などが発生し、現場活動は困難を極めます。
伊那消防組合ではそうした事態に迅速に対応するために、毎年訓練を行っています。
4日は、事故により、23人の死傷者が出たという想定です。
署員らは、緊急性によって患者を振り分けるトリアージを行っていました。
トリアージでは、歩ける人は、軽症の緑、意識はあるがけがをしている黄色、緊急性の高い赤色、心肺停止状態の黒の4色に分けます。
エアーテントが設置され、赤色の患者から応急処置が行われていました。
ドクターヘリが到着すると、署員らが症状を医師に伝え、緊急性の高い患者から病院に搬送していました。
伊那消防組合では、訓練を行うことにより、技術習得と、消防署同士の連携を再確認し、大きな災害に迅速に対応していきたいとしています。 -
アマランサスを具に入れた新作伊那餃子を発表
伊那市を中心とした飲食店でつくる伊那餃子会は、雑穀アマランサスを具に入れた新作伊那餃子を、4日に発表しました。
この餃子を来週末福島県で開かれる全国餃子サミットに出展し、伊那の餃子を全国に発信したい考えです。
この日は、伊那餃子会の櫻井信久会長らが、伊那商工会館で新作伊那餃子を発表しました。
伊那餃子は、これまで、皮にポップしたアマランサスを使用していましたが、よりアマランサスの特徴が出るように、今回は、具にアマランサスをいれました。
もち米のようなもっちりとした触感が具とよくからみ合うのが特徴だということです。
全国餃子サミットには、具にアマランサスを入れた水餃子に、信州みそでつくった味噌だれをかけて食べる餃子を「伊那餃子」として販売します。
全国餃子サミットは、13日(土)から福島県で開かれ、伊那餃子会を含め、全国から29のご当地餃子が出展します。
また、13日(土)に伊那市で行われる、まちの文化祭でも新作の伊那餃子を出展し、市民にPRしていくということです。 -
箕輪町健康幸せツアー 赤そば楽しむ
箕輪町が行うグリーンツーリズム事業・健康幸せツアーの参加者が、5日、上古田の赤そばの里までのウォーキングを楽しみました。
健康幸せツアーには、首都圏から19人が参加していて、ながた荘から赤そばの里までを1時間ほどかけて歩きました。
健康幸せツアーは、箕輪町が3年前から行っているもので、今年度は5回のイベントが予定されています。
今回は、1泊2日で、1日目は、赤そばの里までのウォーキング、2日目は、そば打ちを楽しみます。
ながた荘に宿泊し、野菜だけを使ったヘルシーメニューが提供されるのもツアーの特徴です。
参加者は、花を楽しみながらウォーキングしていました。
箕輪町では、「リピーターも増え、町のPRにもつながり成果が出てきている。今後も続けていきたい」としています。 -
西駒山荘建設に尽力 孫が語る
大正2年、1913年の中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳遭難を機に、伊那市の内ノ萱と天狗の集落の人々が建設した西駒山荘。建設に命を捧げた唐木金弥さんの孫が、当時を振り返りました。
4日夜は、内ノ萱公民館に地元住民など50人が集まり、唐木金弥さんの孫の唐木好春さんの話を聞きました。
唐木金弥さんは、西駒山荘の建設を進めた中心人物です。
大正2年8月、中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳集団登山で37人が遭難し、11人が亡くなりました。
この事故を受けて、登山口のある内ノ萱と天狗の集落の人々は、事故の翌年から資金の調達をはじめ、大正4年に山荘を完成させました。
西駒山荘の石室は、このときに作られたもので、現在も使用されています。
金弥さんは、長期にわたる山荘の建設作業での体の冷えから病気に倒れ、大正4年に60歳でなくなりました。
孫の好春さんは、母親から伝え聞いた話をしました。
中箕輪尋常高等小学校の遭難があった際、内ノ萱では、半鐘が鳴り響き、救援隊がひっきりなしに出入りしたこと。下山した生徒たちは金弥さんの家に泊めて介抱したこと。金弥さんが、自分の家のことより、山のことを優先していたことなどを紹介していました。
西駒山荘は来年度、石室部分を残し、建て替えられる予定です。
集会には、白鳥孝伊那市長も参加し、「建て替えに際して、全国から募金を呼びかけているほか、資材を皆さんに運んでいただくことも検討している。みんなの力で、内ノ萱の100年前の思いを100年後に伝えたい。」と話していました。 -
伊那市の9月の平均気温22.1度 記録的残暑
伊那市の今年9月の月平均気温は22.1度と、統計開始以来過去最高となり、記録的な残暑となりました。
長野地方気象台によりますと、9月の伊那市の月平均気温は22.1度で、平年の19.5度より2.5度高く、1993年の観測開始以来最高となりました。
10月は2週目までは平年より高い気温が続くということですが、3週目以降は平年並みの気温に戻るということです。 -
来春花粉飛散予測 今年の1.5倍
日本気象協会は、3日、来年春の花粉の飛散予測を発表し長野県は今年と比べ1.5から2倍飛散数になる見込みです。
日本気象協会によると長野県のスギ花粉の飛散数は、今年の1.5から2倍、例年の1.1から1.5倍程度になると予想しています。
これは、今年の夏、気温が高かった事や、雨が少なかった事などから、花粉の発生源である花芽が多く着いためだという事です。 -
伊那西高校インターアクトクラブが信大留学生と交流
奉仕活動や国際交流の活動を行っている伊那市の伊那西高校インターアクトクラブが29日、信州大学の留学生と交流しました。
交流会には伊那西高校のインターアクトクラブの部員や中国、バングラデシュなどからの留学生50人が参加し、万華鏡を作って交流しました。
伊那西高校インターアクトクラブは、奉仕活動や国際交流の活動を行っていて、信大留学生との交流は10回目です。
生徒は、留学生に工作のしかたを教えながら交流していました。
ある生徒は、「外国の人が考えていることなど、普段聞くことのできない話ができてよかった」と話していました。 -
楠洲流吟道大会
詩吟の楠洲流吟道大会が30日、伊那市のいなっせで開かれました。
楠洲流吟道大会は毎年開かれているもので、30日は450人ほどが参加しました。
詩吟楠洲流聖楠会は、上伊那の東部・竜東・竜西・伊北・伊南の5つの吟詠会で作られています。
大会では、仁科五郎盛信が織田軍と戦った様子を表現した詩、高遠城懐古を全員で吟じました。
個人吟詠の部では、初級者や中級者の部ごとに、支部の代表が発表しました。
大会に向け1年間練習を重ねてきたということで、堂々と吟を披露していました。
北原荘洲大会会長は、「皆力強く吟じていた。楠洲流の心意気を大いにしめしていた」と話していました。 -
ファミリーサポーター養成講座
子育て中の家族を地域で支える箕輪町ファミリーサポーターの養成講座が3日町地域交流センターで開かれました。
講座には3人が参加し、管理栄養士の三井珠子さんから子どもの食生活について講義を受けました。
箕輪町は小学校6年生までの子どもを一時的に預けることができるファミリーサポートセンター事業を平成22年度から行っています。
センターには56世帯が登録をしていて、現在14人のサポーターがいます。
箕輪町が利用者とサポーターの仲介となり、子ども1人につき1時間700円で預けることができます。
利用人数は、平成22年度がのべ17人、平成23年度はのべ26人、平成24年度は9月までで40人で、年々増えています。
講座は全部で4回あり、受講生はサポーターとしての知識を習得していくということです。 -
伊那中央病院救命救急センター起工
今年4月に県から、救命救急センターに指定された伊那市の伊那中央病院で3日、救命救急センターや整備改修工事の安全祈願祭が行われました。
センターは平成25年8月完成、10月からの利用開始を目指します。
この日は、中央病院を運営する伊那中央行政組合や病院の関係者など、およそ50人が集まり、安全祈願祭が行われました。
救命救急センターは、病院本館の南側に増築され、鉄筋コンクリート2階建で、延床面積は、およそ3600平方メートル。救命救急センターには、診察室4室や、救急病室10床が設置され、2階は医師や看護師が医療技術を習得する研修センターや、がん患者サロンが新たに設置されます。
事業費はおよそ20億円で、そのうち、6億円は地域医療再生交付金の基金を活用します。
中央病院によりますと、センターの指定以降、緊急で手術などの処置が必要な、重篤の平均患者数は、1か月あたり、指定前の15人から25人に増えているという事です。
新たに増築される建屋は、来年8月に完成する予定で、本館を含めた改修工事は、再来年の平成26年3月に竣工する予定です。 -
市芸術文化大使に北村皆雄さん任命
伊那市出身で映画「ほかいびと縲怦ノ那の井月」の監督を務めた、北村皆雄さんが、伊那市芸術文化大使に任命されました。
3日は、伊那市役所で委嘱式が行われ白鳥孝伊那市長から、委嘱状が手わたされました。
北村さんは伊那市美篶出身の69歳。現在、東京で映画やドキュメンタリー番組の制作会社を経営しています。
北村さんは、映画「ほかいびと縲怦ノ那の井月」で監督を務めた経験から「映像を通して伊那の根っこにある文化を掘り起し、発信していきたい」と話していました。
伊那市は、地元出身者や市と関わりがあり、各界で活躍している著名人に市の魅力を発信してもらおうと、伊那市特命大使を設置していて、今回北村さんを、伊那市芸術文化大使として委嘱しました。
伊那市特命大使には、これまでに、子どもタレントの鈴木福君や脚本家で映画監督の三谷幸喜さん等が任命されていて、北村さんで7人目となります。 -
炎が下向き!?不思議なランプ
伊那市ますみケ丘の産直市場グリーンファームに炎が下を向いて燃える不思議なランプが飾られています。
グリーンファームの会長、小林史麿さんが灯りをつけたのは、炎が下向きに燃える、逆さランプ。
昭和初期、手元を照らす灯りとして重宝されたといいます。
このランプは知り合いの農家が倉庫にあったものを見つけ、持ちこんだものです。
農家の主人はこれが何だか分からず、初めて見た小林さんも首をひねったといいます。
この正体を知る人がいないか探したところ同じ物を持っている人が現れ、逆さランプだと知りました。
持ち込まれたときは、灯油をいれておくビンはなかったということで、小林さんがランプを譲り受けたあと自分で付けました。 -
森林セラピーロードてくてくツアー
森林のリラックス効果を体験する森林セラピーてくてくツアーが30日南箕輪村の大芝高原で行われました。
ツアーには村内を中心に30人ほどが参加し、大芝高原みんなの森森林セラピーロードを歩きました。
てくてくツアーは、森林セラピーロードのリラックス効果を体験し、健康について意識を高めてもらおうと南箕輪村が毎年開いているもので、今年で4回目です。
参加者は、それぞれのペースでウォーキングに取り組んでいました。
南箕輪村の健康運動指導士佐藤佳代さんによる健康講座も開かれ、効果的な歩き方や、筋肉トレーニングの方法を指導しました。
佐藤さんは、「崩れた歩き方は筋肉の衰えにつながる。背筋を伸ばし、腕を後方に振るよう意識すると良い」と指導しました。
ある参加者は、「指導してもらったことを家でも実践したいと思う。来年は家族と一緒に参加したい」と話していました。 -
全国障害者スポーツ大会 北原さん出場挨拶
13日から岐阜県で開かれる全国障害者スポーツ大会に、伊那市の北原伍さんが出場します。
2日は、北原さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場の挨拶をしました。
北原さんが出場するのは、足に障害のある人が出場する水泳の25メートル自由形と背泳ぎです。
現在66歳になる北原さんは、生後10か月の時に股関節脱臼を発症したことから、右足に障害があります。
石川県で生まれ育った北原さんは、小さい頃から海で泳ぐのが好きだったと話します。
全国大会への出場は、1981年と、2000年以来3回目で、これまでに金メダル1つと銅メダル2つを獲得しています。
大会まで1か月を切った頃から毎日練習をしていて、1日に500メートルは泳ぐということです。
白鳥市長は「1つでも上の順位を目指して頑張ってください」と激励しました。
全国大会は、15日から岐阜県で開かれます。 -
上伊那林産協同組合 伊那市に寄付
上伊那地域の木材店などでつくる上伊那林産協同組合は、森林整備費として50万円を2日、伊那市に寄付しました。
2日は、上伊那林産協同組合の都築透理事長ら3人が、市役所を訪れ、白鳥孝市長に寄付金50万円を手渡しました。
現在組合には、上伊那地域の木材店や建設業者26社が加盟していて、地域貢献として森林整備や木材製品の設置などを行っています。
都築理事長は「木材利用により自然を守るとともに、組合も発展できればうれしい」と話していました。
寄付金は、鹿嶺高原の整備と木製ベンチの制作費用に充てられるということです。 -
伊那市上牧で女性が車にはねられ大けが
1日の午後6時50分頃伊那市上牧で84歳の女性が車に跳ねられる事故がありました。
この事故で跳ねられた女性は左足を骨折するなどの重傷を負いました。
伊那警察署の発表によりますと事故があったのは伊那市上牧の竜東線です。
事故は、伊那市の56歳男性会社員が運転する普通自動車が道路を横断していた伊那市上牧の無職宮原文子さん84歳を跳ねたものです。
この事故で宮原さんは左足の骨を折るなどの重傷を負いました。
事故の原因について現在伊那署で調べを進めています。 -
自宅のパソコンや携帯電話で本を予約サービス
伊那市内にある図書館や公民館の図書室にある本を、自宅のパソコンや携帯電話をつかって予約ができるサービスが2日から始まりました。
インターネットをつかったサービスは伊那図書館、高遠町図書館の他、公民館にある図書室の合わせて8か所で行われ、およそ40万冊ある中から検索して予約することが出来ます。
これまでは、電話予約のみでしたが利便性を図ろうとインターネットサービスを始め、パソコンや携帯電話で「伊那図書館資料検索」ページから予約が出来ます。 -
今年のマツタケ豊作?不作?
秋の味覚の王様といえばマツタケ。
いつもの年なら店頭にマツタケが数多く並びますが、今年はマツタケの出がいまひとつのようです。
伊那市の産直市場グリーンファーム。
毎年この時期店頭には、マツタケが数多く並びますが今ひとつ。
去年は、1日30キロ近くが入ってきたということですが、現在は一日2縲・キロしか入ってこないということです。
グリーンファームの小林史麿会長は「この時期にマツタケが並ばないのは初めて。異常事態」と話していました。
一方、マツタケ料理のコースを提供している伊那市高遠町の竹松旅館です。
毎日、問い合わせの電話が来ています。
マツタケの数が揃わないため今年は常連客への案内が送れない状況です。。
竹松旅館の竹松志げ子さんは「入荷しないため断っている状況。早くマツタケが出てほしい」と期待していました。
伊那市富県のマツタケ名人、藤原儀兵衛さん74歳。
藤原さんは、贈答用などの注文を受け自分の山からマツタケを採って出荷しています。
藤原さんは8月の気温が高かったことや雨の量も適量だったことから今後の収穫に期待しています。 -
おたっしゃ教室が健康体操など発表会
高齢者の健康づくりのために伊那市高遠町の12地区で行われている「おたっしゃ教室」の発表会が25日総合福祉センターで開かれました。
発表会には教室の参加者などおよそ300人が参加し、健康体操を披露しました。
おたっしゃ教室では、地域の高齢者が健康づくりのために月に2回ほど筋力アップや転倒予防の運動を行っています。
教室の指導や運営は伊那市が養成した「いきいきサポーター」が中心となって行っています。
発表会ではいきいきサポーター養成講座の修了生も体操を披露し、参加者も一緒になって体を動かしていました。
ある参加者は、「演出や衣装も自分たちで考えた。みんなで楽しく体を動かせてよかった」と話していました。 -
酒井一さん木製の歌碑 富県小学校に寄贈
伊那市西春近の大工、酒井一さんは、校歌を一文字ずつ糸鋸で刻んだ木製の歌碑を、26日、富県小学校に寄贈しました。
この日は、全校生徒が体育館に集まり贈呈式が行われました。
歌碑は、縦90センチ、横180センチで、富県小学校の校歌が一文字ずつ刻まれています。
糸鋸で一文字ずつ削り、校歌の4番まで185文字が並んでいます。
材料には、酒井さんの地元、諏訪形にある諏訪神社の御神木や、桑、栗、かえでなどの木が使用されています。
酒井さんは、木の温もりを子供たちに知ってもらいたいと木製の歌碑を制作し、これまで、春富中学校や駒ヶ根工業高校などにも寄贈してきました。
児童会長の増澤知也くんは、「校歌は大切な歌。これを見ながらみんなで歌っていきたい」と感謝していました。
酒井さんは、来月、東春近小学校にも歌碑を贈るということです。 -
図柄入りリンゴを収穫
上伊那農業高校の果樹班は、10月23日に長野県で開かれる高校の農業クラブ全国大会をPRしようと、9月30日、図柄の入ったリンゴを収穫しました。
図柄は、第63回日本学校農業クラブ全国大会をPRする内容で、地域の関係機関などに配られます。
大会の催し物の一つ、クラブ員代表者会議を上伊那農業が中心的に運営することから、この図柄の入ったリンゴに取り組みました。
特殊の遮光シートを表面に張り、日光をさえぎった部分が文字として浮かびあがります。
2種類の図柄をPR用のシナノドルチェという品種に一部貼って今日収穫を行い、2,500枚をシナノスイートに貼り、大会直前の10月の第3週に収穫を予定しています。
図柄入りのシナノスイートは、全国大会で販売されるほか、参加する全国の400校にプレゼントされる予定です。
また、来年度開催予定でしたが震災で開催が不可能となった宮城県の農業高校に贈る復興祈願のリンゴも300個用意されています。 -
最高気温28.2度 10月の観測史上最高
1日の伊那市の最高気温は28.2度で、10月の観測史上最高となりました。
長野地方気象台によりますと、1日の伊那市の最高気温は午後2時9分に28.2度と8月下旬並で、1993年の統計開始以来10月の観測史上最高の暑い一日となりました。
衣替えの1日、伊那市の伊那西高校では生徒が紺のブレザーにスカートの冬服で登校しました。
中にはブレザーを脱ぎカーディガン姿で登校する生徒もいました。
今朝の伊那市の最低気温は平年より5.6度高い17度で、9月上旬並みとなりました。
ある生徒は、「ブレザーを着ると暑いので、早く涼しくなってほしい」と話していました。
長野地方気象台によりますと、今週の土曜日頃までは暖かい日が続きそうだということです。 -
来年の伊那まつり開催日決定
伊那まつりの最高決定機関、伊那まつり委員会が1日市役所で開かれ、来年の伊那まつりは8月3日土曜日と4日日曜日に開催することが決まりました。
1日は委員会で日程案が示され、来年の第41回伊那まつりは8月3日土曜日と4日日曜日に開催することが決まりました。
また、毎年10月から3月まで活動していなかった実行委員会の通年化が決まりました。
第40回に向け市民が加わり活動していた企画会議が役目を終えることから、市民は実行委員会を構成する7つの専門委員会に参加し、より具体的に関わっていってほしいとしています。
10月中には組織の在り方や方向性などを話し合うということです。 -
台風17号 大きな被害なし
全国各地に被害をもたらした台風17号が30日夜から1日未明にかけて県内を通過しました。伊那地域でも収穫前の果樹が落ちるなどしましたが大きな被害はありませんでした。
伊那市西箕輪の梨農家は、落ちた梨のうち、ジュースに加工し出荷できるものを拾い集めていました。
こちらの畑では風避けのネットを張って台風に備えていたということです。
同じく伊那市西箕輪のぶどう畑では、台風の影響を心配した農家が、朝から畑を見回っていました。
JA上伊那によると、上伊那地域の農作物への被害はなかったということです。
JR飯田線は、30日夜から1日にかけて、愛知県の新城駅から辰野駅まで運転見合わせとなった便もありましたが、朝から天竜峡以北では通常運行していて、通勤、通学に影響はありませんでした。
30日午後5時から運行を見合わせていた南アルプス林道バスは、安全が確認され、午後0時40分から運行が再開されています。
伊那ケーブルテレビエリア内の3市町村によると、台風による人や建物への被害は報告されていないということです。 -
深層崩壊調査結果でる
国土交通省中部地方整備局は、山崩れなどの斜面の崩落のうち比較的規模の大きな崩壊現象「深層崩壊」についての調査結果を1日、報告しました。
今後は、調査結果を基に地域防災力の向上を図る考えです。
1日は、調査を行った天竜川上流河川事務所の岩間登副所長らが、マスコミ向けに調査結果の説明を行いました。
山崩れなどの斜面崩壊のうち、厚さ0.5mから2m程度の表層が崩れる「表層崩壊」は、比較的規模の小さな崩壊といわれています。
一方、「深層崩壊」は、表層だけでなく、その下の基盤を含んで崩れることから、規模が大きくなり、ひとたび発生すると大きな被害を及ぼします。
国土交通省中部地方整備局では、平成21年度から全国の危険度の高い地域を対象に調査を行ってきました。
調査では、地質や気候など条件が同じと考えられる4つの地帯構造ごとに、過去の深層崩壊発生状況と地質構造、地形量の3つの要素を基に、深層崩壊が発生するおおよその危険度を分析しています。
調査が行われたのは、天竜川を挟んだ中央アルプスと南アルプス一帯で、伊那地域では高遠と長谷エリアの一部で相対的にやや危険度の高いエリアがあると報告されています。
天竜川上流河川事務所では、深層崩壊の頻度が高い地域を中心に、大規模な崩壊の発生を早期に検知するセンサーを、今年度中に設置します。
今回の調査結果は、地域住民の避難行動の基礎資料として活用し、地域防災力の向上を図っていきたいとしています。