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アマランサスのレシピの小冊子完成
栄養価が高いとされている雑穀アマランサスのレシピなどを紹介する小冊子が完成しました。
19日は、伊那商工会議所で小冊子がお披露目されました。
これは、消費者からアマランサスの調理方法がわからないなどの声があったことから多くの人たちにより知ってもらおうと伊那地域アマランサス研究会が作成したものです。
料理のレシピは、雑穀料理研究家の吉田由季子さんが監修しました。
小冊子は14ページで調理方法の他に、研究会の活動や地元アマランサス商品の紹介なども紹介されています。
小冊子は、県の補助金で5000冊作成し、伊那市でアマランサスを扱う店舗や商工会議所の窓口などで無料配布されることになっています。
伊那地域アマランサス研究会では、多くの人に小冊子を手に取ってもらい、アマランサスの普及に繋げていきたいとしています。 -
最大瞬間風速 24.1メートル
18日の上伊那地域は、発達中の低気圧の影響で風が強い1日となり、午後1時20分に伊那で24.1メートルの最大瞬間風速を記録しました。
10分間の平均の最大風速は、15.7メートルで3月では観測史上最高となりました。
伊那市荒井の現在は営業していないホテル、伊那ステーションホテルでは、午後1時頃、屋上に設置されている看板が落下しました。
看板は1m四方程度で、この看板落下による物損被害や通行人などへの怪我はありませんでした。
落下した看板は、業者により撤去されましたが、ホテルでは、風が吹くたびに、屋根材が上下していました。 伊那市上新田のauショップ伊那店では看板のフタが外れ、風にあおられていました。
駐車場では、看板の落下を警戒して警備会社が駐車場の誘導をしていました。
箕輪町松島のシューマート箕輪店では、バイパス沿いにある看板の一部が、風により飛ばされそうになった為、店の関係者が、上部のパネルを撤去していました。
店によりますと、午後0時半頃客からの連絡を受け、警察と消防に相談し、看板の一部を解体する事にしたという事です。
また、この他に、JR飯田線の松島第一踏切近くでは、架線にビニールが引っ掛かった為、10分ほど電車が立ち往生し、車や人の行き来ができなくなりました。
伊那消防署によると、午後5時半現在強風によるけが人などは出ていないということです。
長野地方気象台によると、18日、午後1時20分に伊那で24.1メートルの最大瞬間風速を記録しました。
10分間の平均の最大風速は、15.7メートルで3月では観測史上最高となりました。
平均風速が15メートルを超える風は、人が風に向かって歩くのが難しく、場合によっては転倒する強さとされています。
強い風は、今夜遅くまで続くということです。 -
東部診療所に新医師着任
箕輪町南小河内の町国民健康保健東部診療所に新しい医師、川妻史明さんが18日着任しました。
18日は箕輪町役場で辞令交付式が行われました。
川妻さんは、大阪出身の48歳。
自治医科大学を卒業後、大阪で勤務し専門は内科、外科などです。
平成13年に長野県に移り浅間総合病院内科医長などを務めました。
前任の家田正寿医師は勤務医のなり手がなかった福島第一原発からおよそ21キロ地点にある診療所での勤務を希望し退任しました。
東部診療所はこれまで水曜が休診でしたが、今後は土日が休診となります。 -
危機管理・セーフコミュニティ推進室を設置
箕輪町は新たに、役場組織に危機管理・セーフコミュニティ推進室を設置し危機管理体制の強化充実を図ります。
これは18日役場で開かれた町議会全員協議会で平澤豊満町長が報告したものです。
新たに総務課に設置される、危機管理・セーフコミュニティ推進室は、これまで他の業務を兼務していた、セーフコミュニティ推進室と違い防災、防火、交通安全対策などセーフコミュニティの推進を専門に行います。
これによりひとつの組織として責任を明確にしより安心安全な町づくりを進めていくとしています。
職員体制は課長級の室長をはじめ係長、係員の3人体制で室長は任期付き一般職の職員として採用し任期は3年間となっています。
新体制は4月1日からで町では危機管理体制の強化充実を図りたいとしています。 -
伊那市政治倫理条例要綱を12月定例会提出へ
伊那市議会の議会改革特別委員会が今日伊那市役所で開かれ、伊那市政治倫理条例要綱を12月議会に提出することなどが確認されました。
特別委員会では議員の責務や政治倫理の基準などを定めた伊那市政治倫理条例要綱案について意見が交わされました。
要綱案は議員の責務を明確にし議員の政治倫理を市民に示そうと定められるものです。
案では議員の責務として資質を高め市政に関わる機能を自覚するとしています。
一方、市民の責務についても定めていて、議員に対し政治倫理基準を逸脱する行為を求めてはならないとしています。
他には、会社経営など兼業の報告義務や公共工事、物品購入など特定の者に有利または不利となるような働きかけをしてはならないとしているほか政治倫理審査会に関する規定などが定められています。
黒河内浩委員長によりますと、条例を定めているところは、県内では長野市など少数で上伊那では初めてだということです。
また市議会議員の資産の公表は行わないとしています。
委員会では条例要綱案を5月の市報に掲載し市民からパブリックコメントを求め、市議会12月定例会で議員提出議案として提出することにしています。 -
伊那谷遺産に31件追加
伊那谷の先人が残した土木建築物や自然災害の歴史が残されたものが指定される伊那谷遺産に、新たに31件が追加されました。
31件のうち、伊那ケーブルテレビ放送エリア内に関係するのは7件です。
このうち、「濁流の子縲怦ノ那谷災害の記録」が本として初めて選定されました。
1961年、昭和36年に大雨により発生した三六災害をまのあたりにした小中学生などの作文を集めたもので、1964年に発行されたものです。
このほか、伊那市長谷の美和ダムや、高遠町から美篶にかかる虹橋、伊那市小沢の西天竜幹線水路流末の階段工、伊那市伊那の小黒発電所、箕輪町の伊那路橋、伊那市三峰川の森林鉄道跡が選ばれました。
選定対象地域は、上伊那地域と飯田下伊那地域の22市町村で、今回追加分を含め79件が選ばれています。
伊那谷遺産プロジェクトは防災教育や地域振興の観点から、治水や自然災害の歴史を後世に引き継いでいこうと国土交通省・天竜川上流河川事務所が進めているプロジェクトです。
今後選定数100を目標に、逐次遺産が追加されます。 -
上伊那広域連合 今後のごみ排出量予測示す
上伊那広域連合の廃棄物政策審議会が今日伊那市のいなっせで開かれ、今後のごみ排出量の予測が示されました。
○N上伊那広域連合では、平成35年度の一人が一日に出す家庭ごみの量は、544グラムと予測しています。
これは、少人数世帯が増える予測などから平成23年度より19グラム増えています。
しかし、一万3千人ほどの人口減少が見込まれることから、一年あたりの家庭ごみの量は減少する見込みです。
平成35年度の企業から出るごみの量は、8,593トンと予測されています。
これは、景気の回復が見込まれることから、平成23年度より618トン増えています。
平成35年度の家庭ごみと事業系ごみを合わせた年間排出量は、平成23年度より732トン減少した44,260トンと予測されています。
審議会では、この数値や住民アンケート、ごみの内容調査の結果などをもとに、8月にはごみ排出量の目標値を設定していきたいとしています。 -
上伊那地域 今年度の間伐実績521haの見込み
上伊那地域の、今年度の森林税を活用した里山の間伐実績は521haになる見込みです。
11日に伊那合同庁舎で開かれた、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議で今年度の事業実績が報告されました。
報告によりますと、今年度の上伊那地域の間伐実績は、計画面積の510haに対し、521haになる見込みであることが報告されました。
これにより、平成20年度から5年間の森林税を活用した里山の間伐面積は、2,384haとなる見込みです。
会議では他に、来年度以降の森林税を活用した県の事業についての説明がありました。
県では来年度から、間伐材の利活用を進めるための補助事業や、市町村が水源林の保全のため土地を取得する場合に、その
費用を支援する事業などを新たに追加するということです。 -
若手音楽家と「楽器を体験」、「演奏に参加」
若手音楽家の演奏に合わせ、子供達が身近にある物を使って音を出す、参加体験型コンサートが伊那市の伊那文化会館で17日、開かれました。
会場では、県内出身の若手音楽家6人が演奏し、訪れたおよそ300人の親子が、コンサートを楽しんでいました。
コンサートは、子供達が楽器を身近に感じてもらい、演奏を楽しんでもらえるよう工夫されていました。
ロシアの音楽童話「ピーターとおおかみ」で、狩人や動物が登場するシーンになると、会場の子供たちが、紙の筒を叩いたり、ストロー吹いたりして演奏に参加していました。
この他に、アニメソングなどの演奏や楽器の種類をあてるクイズ、マカロニやストローなどを笛のように使い音を出す体験が行われました。
この参加体験型のコンサートは、長野県が行う若手芸術家支援事業「ネクスト」の一環で行われたもので、伊那市は県内で2番目の開催となっています。 -
七五三ファッションショーでモデル気分
伊那市で17日、七五三ファッションショーが開かれ子どもたちがモデル気分を味わいました。
七五三ファッションショーは、伊那市西町の写真館、風の丘、デュボンタンが開いたものです。
ファンションショーはこれまでに松本市で開催していて、伊那市では今回が初めてです。
子どもたちは芸能人がデザインしたブランドの和服を着こなし特設ステージでポーズを決めていました。
風の丘、デュボンタンでは「七五三のお参りをする11月は写真撮影も混み合うので今の時期に落ち着いてするのがお勧めです。」と話していました。 -
彼岸の入り 4月下旬並みの陽気
17日は彼岸の入り。
伊那市の常円寺には先祖の供養に訪れた人たちが墓前に花を供え手を合わせる姿が見られました。
彼岸は、20日の春分の日を中日に前後3日間を合わせた日を言います。
伊那市の常円寺でもお墓参りをする人たちの姿が見られました。
訪れた人たちは墓前に花や線香を供えたり汚れを落としたあと手を合わせ先祖を偲んでいました。
暑さ寒さも彼岸までの言葉通り17日の伊那地域は日中の最高気温が18.1度を記録し4月下旬並みの陽気となりました。 -
箕輪町防災会議 地域防災計画の修正案 了承
箕輪町防災会議が14日、役場で開かれ、耐震化された箕輪中学校体育館を二次避難所に追加指定することなどを新たに盛り込んだ地域防災計画の修正案が了承されました。
会議には、消防団長や区長会長など委員29人が出席しました。
地域防災計画は、国の防災基本計画に基づき各市町村が作成しているものです。
会議では、▽箕輪中学校体育館を二次避難所に追加指定すること▽気象観測装置などのシステムを活用し防災情報発信を推進していくこと▽災害時でも続けていかなければならない業務について定める「業務継続計画」の策定を推進すること などを新たに盛り込んだ地域防災計画の修正案が示され了承されました。 -
巣立ちの春 小学校卒業式ピーク
上伊那地域の多くの小学校で16日、卒業式が行われました。伊那ケーブルテレビ放送エリア内では伊那市と箕輪町の、14の小学校で卒業式が行われました。
このうち、伊那市の伊那北小学校では、今年度男子37人、女子55人の、合わせて92人が卒業を迎えました。
式では、久保田之義校長から、卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡され、緊張した面持ちで受け取っていました。 -
展示室設置に合わせてブロンズ像寄贈
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人・井上井月の常設展示が、10日から伊那市創造館で始まりました。
これに合わせて16日、井月のブロンズ像が伊那市に寄贈されました。
この日は、創造館でブロンズ像の除幕式が行われました。
辰野町出身の彫刻家で、創造館や伊那市駅前の彫刻も手がけた瀬戸團治の四男、瀬戸剛さんが製作したものです。
井月顕彰会の堀内功会長が購入したものを、常設展示に合わせて伊那市に寄贈しました。
堀内会長は「少し本物より男っぷりが良すぎる気がするが、展示室がより華やいで素晴らしくなると思う」と話していました。
ブロンズ像は、台座も合わせ高さおよそ1メートル60センチです。
もともと俳句や井月に興味があった瀬戸さんが、一昨年公開された映画「ほかいびと伊那の井月」を観て製作を決めたということです。
瀬戸さんは「主演の俳優・田中泯さんの印象が強くなったが、50代の井月をイメージして作った」と話していました。
ブロンズ像は、創造館1階に設置された、井上井月常設展示室の中央に置かれることになっています。 -
全国芝平の会 ふるさとへ
過疎による集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平に住んでいた人たちが集まる全国芝平会が16日開かれ、参加者が伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校を訪れました。
16日は県内や愛知県などからおよそ30人が参加し、芝平分校にある離村の碑に花を手向けました。
全国芝平会は3年に一度移住した人たちが集まり開かれているもので、ふるさとを忘れないようにしようと今回初めて芝平を訪れました。
伊那市高遠町芝平は、過疎や土砂災害により昭和53年に廃村となり、住民は全国各地に移住しています。
昭和18年に芝平分校の教師が作詞した歌「芝平の四季」を全員で歌いました。
全国芝平の会の北原厚会長は「今もなお芝平の里を守り、私たちを見守ってくれる先祖の霊たちにありがとうの言葉を捧げます」と話していました。 -
軌跡 荒川於鶴さん個展
箕輪町在住の画家、荒川於鶴さんの個展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場にはおよそ30点の油絵が展示されています。
荒川さんは、35年前から作品制作を始め、自身の心の動きを描いているということです。
毎年東京で開かれる国画会に20年間出品していて、今回はその集大成に初めて地元で個展を開きました。
これは、去年制作された作品「眠(ねむり)」です。
東日本大震災で人の死に触れたことをきっかけに制作されたもので、大切なものを残して亡くなっていく人の無念さを描いているということです。
荒川さんは、「見た人が何か感じることが一つでもあれば嬉しい」と話していました。
軌跡 荒川於鶴個展は18日月曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
絵本「みんなであそぶか2」完成
伊那市の保育士が作成した絵本「みんなであそぶか2」がこのほど完成しました。
11日は保育士5人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に絵本完成の報告をしました。
この絵本は、昔のあそびを伝えていこうと市内の保育士でつくる伊那市保育プロジェクトが作成したもので、2作目となります。
地域のお年寄りなどから昔の遊びを聞き取り、分かりやすいように絵本にまとめました。
「けんけんぱ」や「てつなぎおに」「ひみつきち」など昔ながらの遊び7つが紹介されています。
絵本は350冊作られ、市内の保育園や小学校に配られるほか、保護者向けに販売も検討していくことにしています。 -
春の訪れ ザゼンソウ咲き始める
伊那市横山の群生地では、ザゼンソウが咲き始めています。
ザゼンソウはサトイモ科の多年草で僧侶が座禅を組んだ様に見えることからその名がついたとされています。
横山区によるとザゼンソウは4月下旬まで楽しめそうだということです。 -
卒業式シーズン 本番!
16日から上伊那地域の小中学校の卒業式シーズンが本番を迎えます。
卒業式を前に15日は3学期の終業式が行われました。
伊那市の伊那東小学校は、来週18日に卒業式が行われます。
15日は、終業式にあわせて通知表が児童たちに手渡されました。
6年生の教室では、小学校最後の通知表が担任から1人1人に手渡されました。
児童たちは、自分の3学期の成績をまず確認。
となりの友達と見せ合ったりしていました。
全校児童640人が体育館に集まり行われた終業式では、1年生と6年生が発表しました。
1年生は、入学してから経験したことを歌にしました。
6年生は、あいさつをがんばろうなどと決めた学年目標を振り返りながら、生きるという詞を全員で朗読しました。
北原宏校長は、「卒業式では、大きな声で心をこめて6年生を送りましょう。6年生は、胸をはって堂々と式に臨んでください。」と児童たちによびかけました。
伊那東小学校の卒業式は、18日に行われます。
6年生は、119人で4月から中学校生活をスタートさせます。 -
浜松市庄内から箕輪に花束
箕輪町が交流を続けている静岡県浜松市の庄内地区から今年も花束が届けられました。
浜松市の庄内地区は、温暖な気候を利用して花卉栽培が盛んな地域です。
箕輪町は、平成7年に友好交流推進協定を締結。
翌平成8年から毎年箕輪町内の保育園から中学校までの卒業生に花束が届けられています。
今年は、フリージアとガーベラ5本を束ね1,124人分が用意されました。
15日町役場で行われた贈呈式には、庄内地区から12人が訪れました。
石塚政義さんは、「フリージアの花言葉は、親愛の情、ガーベラは、希望・前進」と紹介。
箕輪町の白鳥副町長は、「子どもたちが大きくなって恩返しが出来るよう末永い交流を続けることが私たちの願い」と感謝していました。
小学生代表として花束を受け取った北小学校のおそちはる尾曾千春さんは、「花束は、毎年もらえたらいいなと思っていたので卒業する今年もらえてうれしい。花を咲かせるための苦労は児童会活動を通じてわかっているので、感謝の気持ちを忘れないようにしていきたい」と喜んでいました。
箕輪町内の小学校の卒業式は、16日、中学校は、18日、保育園は24日で、贈られた花束は、それぞれの卒業式で渡されることになっています。 -
春の観光シーズン 「おもてなしの心」で
春の観光シーズンを目前に控え、関係する団体が情報を共有し受け入れ態勢を整えようと観光案内連絡会議が15日伊那市で開かれました。
会議には、伊那市観光協会や旅館業者など14人が出席し、春の高校伊那駅伝や高遠城址公園のさくら祭りについて、イベント内容や交通規制などについて確認しました。
観光案内連絡会議は、行政と観光施設、宿泊事業者、運送事業者が情報を共有することで、観光案内のレベルアップをはかり、リピーター増につなげていこうと去年発足しました。
情報交換では、「スマートフォンやタブレット端末、SNSを意識することが必要。
ワンコイン料理講習会を開いて安くて美味しい伊那の味を発信したらどうか」などの意見がありました。
伊那市観光協会おもてなし部会の向山美絵子部会長は、「お客様にほんとうに喜んでもらえるもてなしは何なのかを考えていかなくてはならない。」と話していました。 -
市議会 土地開発公社の解散に係る2議案可決
伊那市議会3月定例会が15日伊那市役所で開かれ、市が提出した土地開発公社の解散に係る2議案等を可決し閉会しました。
今議会で市側は、公社を解散するための議案と、解散にあたり公社の借入金を市が肩代わりする為に20億5千万円を起債する議案を提出していました。
これら2議案は、公社の理事などを務める3人を除き採決が行われ、全会一致で可決されました。
公社は平成25年2月現在、およそ19万平方メートル、簿価でおよそ27億円の土地を保有しています。
このうち、東春近の東原工業団地については市がスポーツ公園として整備する他、東京都の企業が太陽光発電事業を計画しているということです。
白鳥孝市長は「早期売却と有効利用に全力を尽くしたい」と話していました。
今議会では他に、職員の退職金引き下げに関する議案や12月議会から継続審査となっていた高遠町と長谷の地域協議会の委員の任期を変更する議案など52議案が可決され、閉会しました。 -
伊那市新たに3部署を設置
伊那市は、来年度世界自然遺産登録推進室など新たに3つ部署を設置します。
これは、15日開かれた伊那市議会全員協議会で示されたものです。
新たに設置されるのは、総務部に南アルプスの世界自然遺産登録を推進する世界自然遺産登録推進室」を、市民生活部に自然エネルギーの普及を推進する「自然エネルギー推進室」を、建設部に環状南線やスマートインタ竏窒フ整備を進める「特定道路整備推進室」です。
市では「組織の見直しをすることで、これまで以上に充実した取り組みと、迅速な対応がとれると思う」と話していました。
これら3つの部署は、4月1日から設置されます。 -
伊那市教育委員会 体罰の実態調査結果を報告
伊那市教育委員会は小中学校での体罰について、平成24年度の実態調査の結果を15日、報告しました。
体罰をしたと答えた教職員は13人、うけたと答えた児童や生徒は46人でした。
調査は長野県教育委員会の調査の為、市教委が教職員と児童や生徒、保護者を対象に行ったものです。
市内の小中学校の教職員、児童生徒、保護者合わせて1万1,474人にアンケートを依頼し、うち1万666人から回答がありました。
その結果、体罰をしたと答えた教職員は13人、うけたと答えた児童や生徒は46人でした。
体罰を見聞きしたと答えた職員は14人、児童や生徒は44人、保護者は38人でした。
短時間の正座や言葉による叱りなどの内容を除いたところ、事実確認が必要と判断したのは4人の教職員でした。
この4人の教職員に対し、学校長が事実確認をし、該当の子どもや保護者に対し説明や謝罪を行い、体罰に対するわだかまりは解けたということです。
そのため市教委では、これらの事案は体罰には当たらないとして調査対象期間中の体罰はなかったと報告しました。
市教委では「学校長を中心に子どもの人権を尊重し、いじめや体罰のない学校づくりが進むよう、指導助言を行っていく」としています。 -
伊那地域の最高気温 5.6度と寒い一日
14日の伊那地域は、最高気温5.6度と、13日より、8度程度、平年より4度ほど低い一日となりました。
それでも、春は近づいていて伊那市西町では梅の花が開いていました。 -
南箕輪村大芝高原内の50mプール 来年度から廃止
廃止の検討が進められていた、南箕輪村大芝高原内の50mプールについて、村は、来年度から廃止する事を決めました。
これは、14日に開かれた村議会一般質問で、村の公共施設の老朽化に関する議員の質問に、唐木一直村長が答えたものです。
大芝村民プールの50mプールは、浄化槽の老朽化に伴い、廃止の検討が行われてきました。
今年度は故障した部分の応急処置を行い利用を続けましたが、小学校低学年以下は入れない50mプールは利用率が低く維持費もかかるため、来年度からの廃止を決めたということです。
村では今後、跡地利用について検討していくということです。 -
上伊那農業高校男子ソフトテニス部 全国大会へ
南箕輪村の上伊那農業高校男子ソフトテニス部は、今月29日から名古屋市で開かれる全国大会に、北信越地区代表校として出場します。
14日、上農高校のソフトテニス部の部員8人が南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に全国大会出場の挨拶をしました。
上農高校ソフトテニス部は、去年12月の県大会で優勝、今年1月に開かれた北信越大会では10校中2位となり全国大会出場を決めました。
全国大会出場は、4年ぶり2回目の出場となります。
轟秀夫監督によりますと、粘り強く諦めないチームの持ち味を活かして一戦一戦を勝ち抜いてきたということです。
上農高校ソフトテニス部の出場する第38回全日本高等学校選抜ソフトテニス大会は今月29日から名古屋市で開催され、初戦は、全国大会の常連校、北海道尚志学園高校と対戦することになっています。 -
長野県 花粉飛散量 平年の1.5倍「やや多く」
日本気象協会は、今シーズン4回目の花粉飛散予測を、14日に発表しました。
それによりますと、長野県の飛散量は平年の1.5倍と、やや多くなっています。
日本気象協会が発表したスギ、ヒノキの花粉飛散量の予測によりますと、長野県は、平年の1.5倍と、やや多い予想となっています。
前年比では、1.8倍と「多い」予想です。
日本気象協会では、今年の春のスギ、ヒノキ花粉の飛散量は、全国的に、平年並みか、例年より多いと予想しています。 -
長谷保育園の遊具修繕
老朽化や安全基準の変更などで使えなくなっていた伊那市長谷保育園の木製遊具が修繕され、使用できるようになりました。
14日は、修繕が完了した遊具で、子ども達が元気に遊びました。
この遊具は、長谷保育園が新築された平成10年に、地元の商工会青年部が手作りしたものです。
それから10年以上が経過し、木が老朽化したことや、安全基準が変更になったことなどから、3年前から使用を制限していました。
保育園では、青年部が作ってくれた遊具を取り壊すのは忍びないと、自分たちで修繕して使うことにしました。
新たに転落防止のための透明なパネルを設置し、そこに園児たちが絵を描きました。
遊具を作った青年部のメンバーも、今回の修繕を喜んでいました。
長谷保育園では、遊具を使って、皆で楽しく遊びたいと話していました。 -
北原 泰治さん油絵展
伊那市高遠町在住の画家・北原 泰治(たいじ)さんの油絵展が、14日から、旭町のはら美術で始まりました。
会場には、高遠町を中心とする風景画45点が展示されています。
北原さんは、高遠町長藤で生まれ育ち、独学で絵画を学んできました。
日展に入選しているほか、示現会賞を受賞するなどの経歴を持ちます。
はら美術での個展は3年ごと開いていて4回目となります。
特に、地元である高遠の風景を好んで描いていて、桜の季節を前に展示会を開きました。
高遠は、2つのアルプスに、花々、川、谷、丘があり、絵になる地形だと話しています。
北原 泰治さんの油絵展は、20日(水)まで、伊那市旭町のはら美術で開かれています。