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一水十日会展 はじまる
伊那谷在住の一水会展出品者でつくる一水十日会の作品展が14日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。 会期は27日までとなっています。 会場には、去年の一水会に出品した42作品が並んでいます。 100号の大作が22点、小品が20点です。 一水会は、昭和11年、西洋絵画伝統の写実を守り、技術を重んじる芸術を目指そうと設立された団体です。 一水十日会は、その一水会展に出品経験のある11人が所属していて、作品展は今回で5回目。 県内の風景画を中心に写実的な作品が並んでいます。 一水十日会展は、27日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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公立高校前期選抜 合格発表
公立高校の前期選抜試験の合格発表が14日県内一斉に行われ、全日制では、4,318人にひと足早い春が訪れました。 このうち多部・単位制の箕輪進修高校では午後1時に校舎前に合格者の受験番号が張り出されると保護者が子や孫の番号を確認していました。 受験生は、それぞれの中学校で合否を確認したということです。 箕輪進修高校の前期選抜は、普通1部、2部、3部、工業1部で行われ108人が受験し65人が合格しました。 前期選抜試験は定時制・多部単位制も含め県内76校で実施され7,153人が受験し4,569人が合格しました。 上伊那では、7校で実施され655人が受験し404人が合格しました。 後期選抜は3月11日に試験が行われることになっています。
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また大雪 交通機関に乱れ
上伊那地域に降っている雪は、14日夜から15日の昼前にかけて降り続く見込みで、多いところで40センチの積雪が予想されています。 交通機関にも乱れが出ています。 気象台は、午前10時50分に大雪警報を中部と南部に出しました。 この雪の影響で、上伊那の高校は、すべて午前中で授業を終えました。 伊那小学校、西春近北小学校、高遠小学校、高遠中学校、箕輪町の北小を除く4小学校は下校時刻を早めました。 この雪の影響で交通機関にも乱れが出ています。 JR飯田線にも遅れが出て、下校途中の高校生などに影響がありました。 辰野発午後5時20分飯田行きと飯田発午後5時44分辰野行き以降は上下線とも運休となっています。 伊那市駅では、多くの高校生たちが足止めとなっていました。 JR中央線の特急あずさとスーパーあずさは、上り下りとも運休となっています。 中央自動車道は、午後4時半現在、上りは、諏訪インターチェンジと須玉インターチェンジ間が、下りは、小淵沢インターチェンジと諏訪インターチェンジの間が雪と事故のため通行止めとなっていて、高速バスは、名古屋線を除き午後の便から運休となっています。 長野道は、午後5時現在、安曇野インターチェンジと更埴インターチェンジの間が上下線とも通行止めです。 消防によりますと、午後4時現在3人が転倒などによりけがをしたということです。 JA上伊那では、果樹の支柱の点検や補強をするとともに、パイプハウスのビニールを取り外すよう注意を呼びかけています。 また、伊那文化会館では、あす予定していた行事を中止としました。 中止になったのは開館25周年記念事業の中村不折講演会です。 降雪により東京都在住の講師の交通手段が確保できないため、中止となりました。 文化会館では「楽しみにしていた皆様には大変申し訳ありません。」とコメントしています。
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上伊那猟友会 たかずやの里に100万円寄付
上伊那猟友会は児童養護施設たかずやの里の新築費用に役立ててもらおうと、14日100万円を寄付しました。 この日は、上伊郡猟友会の竹入正一会長ら4人が伊那市役所を訪れ、伊那猟友会の牧田文男会長、高遠猟友会の山田勉会長、長谷猟友会の北原幸彦会長の3人が、白鳥孝市長に100万円を手渡しました。 上伊那猟友会は、高遠長谷地区を主な拠点に野生の有害鳥獣の駆除活動などを行っています。 2年前から、上伊那に10支部ある猟友会の会員600人に声をかけ、寄付を募ってきました。 北原会長は「施設が移転しても子ども達が今までと同じような生活が送れるように、少しでも手助けしたいという気持ちです」と話していました。
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6次産業化推進へ基礎講座
農産物の生産から加工、流通まで行い新たな付加価値を創りだす6次産業化について学ぶ講座が5日伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 講座は県や市町村、農業団体等で組織する上伊那6次産業化推進協議会が開いたもので農業関係者およそ50人が受講しました。 講演では県の6次産業化推進協議会のプランナーを務める天野良英さんが話をしました。天野さんは売れる商品づくりについて「価格やデザイン、機能性など、全ての要因を満足した物は、ポイントがぼやけ魅力が伝わらない。一点突破の魅力ある商品をつくり、ポイントを明確にして商品展開して行く事が大切」と話していました。 講座ではこの他に、国の定める6次産業化法の概要や補助制度について説明が行われました。
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雪の影響でパイプハウス倒壊
8日の大雪の影響で上伊那では農家のパイプハウスが倒壊する被害がでています。 JA上伊那のまとめによりますと午後4時現在倒壊したのは100棟以上で被害はさらに拡大するものとみられています。 南箕輪村大泉の農家、唐澤俊男さんのパイプハウスも雪の重みで壊れました。 10日はJA上伊那の下村篤常務理事が壊れたパイプハウスの状況を確認し農家から話を聞いていました。 JA上伊那によりますと農作物を栽培していたハウスでは暖房をつけていたため雪が溶け倒壊はほとんどなかったということです。 それにより農作物の被害報告も数件だったということです。 午後4時現在のまとめで100棟以上の倒壊があり被害はさらに拡大するものとみられています。 一方大雪以降運休が続いている新宿行きの高速バスも中央道の開通が遅れているため終日運休となりました。 JR飯田線は10日の始発から運行が再開しています。 長野地方気象台では11日以降も路面の凍結や屋根からの落雪などに注意するよう呼びかけています
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記録的な大雪 伊那ケーブルテレビの観測では50センチ
8日の伊那地域は、発達中の低気圧の影響で観測所のある飯田市では降り始めから午後4時までに31センチの積雪を観測しました。 伊那ケーブルテレビでは50センチとなっています。 2月の積雪としては最も多く、交通機関にも大きな影響が出ています。 未明から降り始めた雪は、午後になっても止まず、伊那地域は降り始めの午前2時から午後4時までに伊那ケーブルテレビの計測では50センチの積雪となっています。 この雪で交通機関に影響が出ています。 中央自動車道は、午後4時現在中津川IC―八王子料金所の間で上下線で通行止めとなっています。 長野道は、岡谷JCTから更埴JCTの間で上下線とも通行止めとなっています。 この影響で、高速バスは全線運休となりました。 JR飯田線は、午後4時現在上下線で運休や遅れが出ています。 一般道にも影響がでています。 箕輪町長岡地籍の竜東線では、横殴りの雪で視界が悪くなり、少なくとも3台の車が道路脇の土手に落ちて動けなくなっていました。 他にも北小河内の竜東線では、トラックがスリップした影響で午前10時45分から正午まで通行止めとなった他、大型トラックのスリップにより国道361号の中の原交差点から権兵衛トンネル入り口まで、午後4時現在通行止めとなっています。 伊那警察署によりますと、物損事故が多数発生しているということです。 市街地や住宅街では、住民が歩道の雪かきに追われていました。
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JA上伊那 地域営農ビジョン大賞受賞
JA上伊那は、全国農業共同組合中央会が今年度初めて実施した表彰事業「第1回地域営農ビジョン大賞」の支援部門で大賞を受賞しました。 6日は、JA上伊那本所で受賞報告会が開かれました。 御子柴茂樹組合長は、「農を基盤に地域とともにがんばる上伊那流の文化を全国に発信していきたい」と受賞の喜びを話しました。 全国におよそ700あるJAのトップになったJA上伊那。 先人の知恵を継続発展させ、猫の目のように変わる農政に振り回されることなく、集落営農の先進的地域を築きあげているとして評価されたということです。
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春富・美和土地改良区で小水力発電へ
農業用水路を活用した小水力発電の研究をしてきた研究会は、伊那市の春富土地改良区と長谷の上伊那美和土地改良区の水路で発電を行う事業計画を決めました。 6日は、伊那合同庁舎に、土地改良区の役員や県、市町村の関係者が集まり、これまでのまとめとなる第4回上伊那地域農業生産基盤再生可能エネルギー活用研究会が開かれました。 研究会は、農業用水路を活用した小水力発電の売電収益で、土地改良施設の維持管理を安定的に行っていけるよう検討を進めてきました。 検討を行ったのは、伊那市の春富土地改良区、上伊那美和土地改良区、駒ヶ根市の大田切土地改良区、駒ヶ根土地改良区の4つです。 そのうち、春富は、桜井分水工で発電を行う予定で、8億9千万円をかけ、小水力発電所の建設を含めた水路整備を行う計画です。 来年度工事に着手し、平成33年度に完成を目指します。 最大可能出力は190キロワットで、かんがい期のみの発電予定です。 美和は、9,500万円をかけて、小水力発電施設を建設する予定で、来年度着工、平成28年度の完成を目指します。 最大可能出力は12キロワットで、通年発電を予定しています。 駒ヶ根市の2つの土地改良区は、採算が合わない事から今回は計画を断念しました。 事業費は、国・県・市町村・土地改良区が負担し、発電した電力は、中部電力に売電します。 土地改良区からは、「施設の維持管理が難しくなる中で、安定した売電ができるようお願いしたい」といった声があがっていました。
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公立高校前期選抜試験 始まる
公立高校の前期選抜試験が6日から始まりました。 このうち南箕輪村の上伊那農業高校では、受験生が緊張した面持ちで試験会場に向かっていました。 平成26年度の公立高校の志願予定者数は2万752人で、このうち34.5%の7,156人が前期選抜に出願しました。 前期選抜の実施は各高校の判断となっていて上伊那の公立高校のうち、伊那北高校の普通科、伊那弥生ヶ丘高校、赤穂高校の普通科では実施していません。 前期選抜を実施した上伊那農業高校の各科の募集は20人で、倍率は、生産環境科が2.1倍、園芸科学科は2.3倍、生物科学科は1.95倍、緑地創造科は1.6倍となっています。 県内一部の学校で、7日も前期選抜が行われます。 公立高校の前期選抜の合格発表は14日に行われることになっています。
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最高気温-0.4度 この冬初めての真冬日
6日の伊那地域は日中の最高気温が0度を下回り、この冬初めての真冬日となりました。 6日の伊那地域の最高気温は、午後0時11分の-0.4度で、この冬初めての真冬日となりました。 長野地方気象台によりますと、強い寒気と放射冷却の影響で気温が下がり、冷え込みの厳しい一日となりました。 この冷え込みは7日の朝まで続きますが、日中は晴れて気温が上がる見込みです。
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中古農機具展示場 8日オープン
JA上伊那は新たな顧客開拓をめざし上伊那では初となる中古農機具専門の展示場を8日にオープンします。 伊那市上牧の展示場ではオープンに向けて職員およそ10人が準備を進めていました。並べられているのは中古のトラクターや田植え機などおよそ200台です。 JA上伊那では、これまでも中古農機具の販売を行ってきましたが、今回、展示場を開設する事で、家庭菜園を楽しんでいる人や新規就農者など新たな顧客を開拓したいとしています。 この展示場は、8日午前9時にオープンする予定です。
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魚が上る道「魚道」
河川に造られたダムや堰堤により妨げられた魚の遡上を助ける魚道。 魚が上る魚道には様々な形式のものがあり工夫が凝らされています。 動植物の生態に詳しい、元信州大学農学部教授の建石繁明さん。 建石さんは、県が管理している小黒川に造られている古い魚道について、その形状から魚が遡上することは難しいと指摘します。
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高齢者の虐待保護へ連携
高齢者を虐待などから保護する、伊那市高齢者施設権利擁護ネットワーク連絡会が発足し初会合が27日伊那市役所で開かれました。 連絡会は伊那市が老人福祉施設との連携を図り高齢者を虐待などから守ろうと設置したものです。 初会合には上伊那の老人福祉施設の相談員などおよそ30人が出席しました。 伊那市によりますと、高齢者虐待の相談件数は毎年30件近くあり内容は身体的なものが最も多いほか、心理的、経済的虐待も含まれています。 現状市では虐待があった場合、保護または虐待者と分離する対応をとっているということです。 市では施設と情報を共有することで虐待の防止や早期発見に努めるほか、その対応についても協力していくとしています。
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公立高校前期選抜入学志願者数 発表
長野県教育委員会は、平成26年度の公立高校の入学志願者数を発表しました。 上伊那では、上伊那農業高校の生産環境・園芸科学、赤穂高校の商業で倍率が2倍を超えています。それでは、上伊那8校の状況です。 辰野高校普通科は、定員48人に70人が志願の1.46倍、商業科は、20人に対し29人の1.45倍です。
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そこはかに ただ ただただ そこはかに
箕輪町文化センター付属劇団歩の朗読劇「そこはかに ただ ただただ そこはかに」が2日に上演されました。 17人の出演者が、環境のまったく違う場所で生きる若い男女と、2人をとりまく周囲の人とのかかわりを声のみで表現した前衛的な作品です。 歩が朗読劇を行うのは、結成以来2回目で、年が明けた1月4日からほぼ毎日稽古を続けてきました。 客席との間には、ストーリーと関係する自転車やテレビ、パソコンがつまれています。 2人をとりまく言葉の羅列。 最終的に2人を死に導いてしまいます。 演出をてがけた飯島岱さんは、「言葉が軽くなってきている今、言葉の持つ意味を再認識してもらいたかった。」と話しています。
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4月上旬の気温 13.7度
1日の伊那地域は、午後から気温が上がり、最高気温は4月上旬並みの13.7度と今シーズン1番の暖かさとなりました。 長野地方気象台によりますと、この暖かさはあさってまでで、5日水曜日からは冬型の気圧配置となり、冷え込む日が続くとみています。
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飯舘村の住民の話を聞く集い
東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故で、高濃度汚染地域として全村避難している福島県飯舘村の住民の話を聞く集いが1日、南箕輪村公民館で開かれました。 これは、脱原発などを訴える「さよなら原発上伊那の会」が開いたもので、住民およそ100人が集まりました。 飯舘村は、福島第一原発から20キロ圏内にあり、県内外に3,200世帯7,000人程が避難するなど全村避難が続いています。 会のメンバーが被災地を訪れた際に知り合った飯舘村の村議会議員佐藤八郎さんと、福島市在住でボランティアを行っている佐藤真紀さんが話をしました。 佐藤八郎さんは、原発事故により今なお苦しむ住民の思いについて訴えかけました。 震災後東京から帰省し、仮設住宅で2,000人以上の被災者にマッサージを通じた心と体のケアを行っている佐藤真紀さんは、住民との会話で学んだ「人を思いやることの大切さ」について話しました。 震災後、福島県から伊那市高遠町に避難している大井友継さんは「自分の生活を何とかしようという思いでやっているが、久しく忘れていた気持ちを思い出した。地域コミュニティの大切さについて再確認した」と感想を述べていました。 さよなら原発上伊那の会では、3月9日に脱原発を訴えるデモ行進を行う考えです。
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南アルプスと伊那山地、その神秘と魅力
伊那ビデオクラブが2月の伊那映像祭で上映する作品「南アルプスと伊那山地、その神秘と魅力」が完成し、30日に試写会が開かれました。 今年南アルプスが国立公園指定から50年の節目を迎え、ジオパーク全国大会も予定されていることから、その魅力やなりたちを25分にまとめました。 伊那市世界自然遺産登録推進室の藤井利衣子さんの協力を得て、会員20人が役割分担して共同制作しました。 地域の行政や関係機関の協力で、空撮やコンピューターグラフィックを駆使して構成しています。 試写会には、ビデオクラブ会員や中央構造線に詳しい人などが参加し、字幕やナレーションの修正点などを指摘しあっていました。 作品は、修正を加え、2月23日にいなっせで開かれる映像祭で公開されます。 伊那ビデオクラブは、今年結成21年目で、映像祭は、活動の集大成の場として、平成19年に第一回目を開き今回で6回目となります。 クラブでは、「南アルプスの景観のすばらしさを映像を通して再認識してもらうことも狙いの一つ」と話しています。
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伊那北英語部 準優勝を報告
去年12月の全国高校生英語ディベート大会で準優勝した伊那北高校の英語部は、30日に白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。 そろいのユニフォームで市役所を訪れたのは、伊那北高校英語部の2年生9人です。 全員が英語で自己紹介をすると、白鳥市長と久保村教育長は、「すばらしい」と拍手で応えていました。 伊那北英語部は、11月の県大会で優勝と3位になりましたが、大会規定で1チームのみ全国大会への出場となりました。 12月に松本市で開かれた全国大会では、優勝は神戸女学院高校で伊那北は並み居る進学校をおさえての準優勝でした。 ディベートのテーマは、農業政策について。 白鳥市長は、「農業がテーマだったのは何かの縁。伊那谷は農業するのに最高の場所。みなさんが大学に行っても日本一の地域ということをまわりにPRしてほしい」と喜んでいました。 2年生は、これから受験勉強に集中するといことで、部活は、今の1年生12人に引き継がれます。
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12月月間有効求人倍率0.97倍 5か月連続上昇
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は0.97倍で11月から0.02ポイント上昇し、5か月連続の上昇となっています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を0.5%上回る1,043人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を9.8%下回る626人でした。 これにより、去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.02ポイント上回る0.97倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、季節関連のサービス業の求人が増えたことが、有効求人倍率の上昇の主な要因の1つだということです。 また、長野県全体の有効求人倍率は、5年5か月ぶりに1.00倍に達しました。 ハローワーク伊那では、「全国や県内の倍率と比べて管内はやや低いが、徐々に上がってきていて、景気回復の傾向にある」ということです。 雇用情勢については、「一部に厳しさが見られるものの、緩やかに持ち直している」として、前月から上方修正しました。 一方、新規高卒者の求職者数は357人に対し、求人数は372人で求人倍率は、1.04倍となっています。 また、内定率は前の年の同じ月より3.0ポイント上昇し、88.5%となっています。 ハローワーク伊那では、「個別に面談を行い、求職者と求人のミスマッチがなくなるように個別に開拓していきたい」と話していました。
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信州の花の品評会 信州フラワーショー
栽培技術の向上と信州の冬の花のPRを目的とした品評会、信州フラワーショーが、30日から伊那市狐島のJA南信会館で開かれています。 長野県が日本一の生産量を誇り、上伊那がその9割を占めるアルストロメリアを中心に、ダリアやアネモネなど416点が出品されました。 冬の時期に行われる品評会は全国的にも珍しく、今回で45回目になります。 審査の結果、最高賞の農林水産大臣賞には、伊那市東春近の酒井弘道さんのアルストロメリアが選ばれました。 今回は、東京や大阪、名古屋などの生花市場の関係者も審査に加わり花の発色や開き具合、全体のバランスを基準に審査を行いました。 品評会に出品された切り花は一般公開され、市場に出ている価格よりも安く購入する事ができます。 一般公開は31日も行われ時間は午前9時から午後1時となっています。
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南信高卒予定者 内定率91.2%
この春、南信地域で公立高校を卒業する生徒の就職内定率は、去年12月末現在91.2パーセントとなっています。 これは30日長野県教育委員会が発表したものです。 南信地域の就職希望者数は1067人で、内定者数は973人となっています。 内定率は91.2パーセントで、県内4地区のうちで一番高くなっています。 89パーセントだった去年の12月と比べると2.2ポイント上回っています。 県全体では、公立高校卒業予定者のうち、就職希望者は3,126人で、そのうち就職内定者は2,768人です。 内定率は88.5パーセントと、前の年の同じ時期と比べ、0.4ポイント上昇しました。
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若手農業者が情報交換
上伊那の若手農業者が集い事例発表や意見交換等を行う2014アグリフォーラム イン上伊那が29日伊那市のJA上伊那伊那支所で開かれました。 この日は農業者や上伊那農業高校の生徒など80人ほどが参加しました。 フォーラムは「やるぜ!農業」をテーマに農業経営のヒントや、新たな活動のきっかけを作ってもらおうと行われました。 このうち発表会では、果樹農家や酪農家など8人と1団体が、上伊那地域の現状や課題、新たな生産方法の研究について発表しました。 3年前に愛知県から移住し箕輪町の牧場で働いている石郷岡(いしごうおか)直道さんは、「スマートフォンのアプリケーションのひとつラインを活用した、情報共有について紹介しました。石郷岡さんは「これまでの酪農は経験で世話をすることが多く、記録に残していない事が多かった。ラインを活用する事で、牧場の関係者全員が牛の状態について情報を共有でき、記録としても残る。 その結果、牛の健康につながり乳量が多くなった」と話していました。 実行委員会では、フォーラムを通して、農業の価値や魅力を発信し、地域とのつながりを作っていきたいとしています。
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南ア世界遺産登録に向け講演会
富士山の世界遺産登録に向けたNPO法人の事務局のトップを務めた小田全宏さんの講演会が28日伊那市のいなっせで開かれました。 講演会は南アルプスの世界遺産登録に向け民間レベルから気運を盛り上げ活動のヒントにしようと上伊那や木曽の若手経営者などでつくるグループが企画しました。 講師の小田さんは、NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」の運営委員長として、10年にわたり活動してきました。 小田さんは講演の中で、文化遺産として世界遺産登録を目指した経緯や、県の職員が登録に反対する地元団体のもとに通い説得したことなどを紹介しました。 小田さんは「世界遺産登録は多くのひとの思いや汗、努力があり実現できた。全力で取り組む事が大切」と話していました。
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上伊那でインフル警報レベル
上伊那では先週1週間、1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が30人を超え、警報レベルとなっています。 長野県のまとめによりますと上伊那の20日から26日の1医療機関あたりの患者数は30.5人で警報レベルの30人を超えました。 県全体では26.67人で注意報が発令されています。 伊那ケーブルテレビの放送エリア内では箕輪中部小学校1年の2クラスが29日、30日の2日間学級閉鎖となっています。 県では手洗いをこまめに行うなど感染予防に努め、症状がある場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
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「富県と井月」 竹入弘元さんが講演
井上井月顕彰会・副会長の竹入 弘元さんによる、富県と井月のかかわりについての講演会が、きょう、伊那市の富県ふるさと館で開かれました。 講演会は、富県公民館よろず講座の一環で開かれ、会場には15人ほどが参加しました。 井上井月は、幕末から明治にかけての30年間ほどを伊那谷で放浪しながら過ごした俳人です。 富県にもゆかりが深い人物だとして、今回の講座が企画されました。 井月は、新潟県長岡市の生まれといわれていて、20代後半で長野県に入り、30代後半で伊那に落ち着くようになりました。 竹入さんは、「富県の多くの家に、井月の作品が残されている。井月と富県とは格別に濃密な交流があった」と話しました。 また、井月が富県に残した作品を中心に解説が行われました。 竹入さんは、「晩年になればなるほど、動作も不自由になり、井月は苦労し、切ない思いをしたような気がする。特別に豊かだったとは思えない伊那の人たちは、井月に対し、親切であり立派だった」と話していました。
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証明書自動交付機 今年度末で廃止へ
現在、伊那市高遠町総合支所など上伊那で3台稼働している証明書自動交付機が今年度末で廃止されます。 証明書自動交付機はこれまで上伊那に8台が設置され、現在3台稼働しています。 自動交付機については、システム改修に多額の費用を要することから市では3月末で全て廃止することを決めました。 市によりますと平成24年度の住民票の発行件数は3万34件で、このうち自動交付機によるものは288件、コンビニでの交付は3824件でした。 市は自動交付機廃止について、改修費用が多額であることに対し利用件数が少ないと説明しています。
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花粉飛散予測 今年は「やや少ない」
飯田保健福祉事務所は27日、今年のスギ・ヒノキの花粉飛散予測を発表しました。 今年の飛散量は例年よりも「やや少ない」予測です。 飯田保健福祉事務所の発表によりますと、今年の飯田下伊那地域での花粉の飛散量は、例年より「やや少ない」と予測しています。 スギとヒノキを合わせた花粉の量は1平方センチメートルあたり2,635個で、多く飛散した去年の35%、例年の70%とみています。 花粉の飛散開始時期は、2月下旬と予測しています。 飯田保健福祉事務所では、マスクやメガネを使ったり、家の中に入る時は花粉を払い落すなど、早めの花粉症対策を呼びかけています。
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みすゞ俳句会 新年総会
伊那地域をはじめ県内外の俳句愛好者でつくる「みすゞ俳句会」の新年総会が19日伊那市内で開かれました。 総会には上伊那を中心に110人余りが出席しました。 みすゞ俳句会は伊那谷に新しい俳句文化を定着させようと終戦直後に発足しました。昭和21年からは俳句雑誌みすゞを発行していて、今月までに767号となっています。 会を主宰する城取信平さんは「800号という目標が見えてきた。会員同士、競い合いいい俳句を作っていきたい。」とあいさつしました。 総会ではこの他に、昨年度、優れた俳句を作った人などの表彰が行われ、最高賞のみすゞ賞には伊那市の「みついよしこ」さんが選ばれました。 みついさんは「この賞をはげみに、さらにステップアップしていきたい」と話していました。 みすずでは今年俳句雑誌を毎月発行する他各地区で俳句会などを開催する予定です。