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憲法と原発を考えるシンポジウム
憲法記念日の3日、伊那市のJA上伊那本所で、「憲法と原発を考えるシンポジウム」が開かれました。
上伊那の住民有志でつくる実行委員会が開いたもので、会場には、約300人が訪れました。
安倍晋三首相は、国会が憲法改正を発議する要件を定める96条の先行改正を目指すとしています。これを受け実行委員会の竹入弘元代表は「改正の必要があるのか固く守るべきなのかは国民が最終的に決めること。いろいろな立場の人の意見を聞きながら自分の考えを確立する機会にしてほしい」と挨拶しました。
シンポジウムでは、基調報告として、元信州大学農学部教授の野口俊邦さんが、憲法改正の動向について話しました。
野口さんは「96条の改正は、改憲の発議要件を『衆、参それぞれ3分の2以上』から『過半数』に緩和しハードルを低くするもの。そうなったらいとも簡単に発議できるので、時の権力によって憲法が変えられる」と話していました。
シンポジウムでは、このほか、
チェルノブイリ原発事故への救援活動を長年続けている、伊那市富県の小牧崇さんが、ウクライナの現状を報告しました。
実行委員会では、6月8日にも「原発と憲法を考える集い」を開く計画です。 -
飯田線 有人・無人1か月
JR東海が経営の効率化などの理由から、県内の飯田線の9駅を無人化してから1か月。
自治体の負担で駒ヶ根市や箕輪町など5駅は駅員を残し、伊那市と飯田市の4駅が無人駅となりました。
それぞれの駅の現状を取材しました。
伊那北駅(無人)通学で利用する高校生「ホームに電車を利用しない人もいる時があり、怖い」
沢渡駅(無人)通学で利用する高校生「特に利用変化はない。今の状態が維持されればいいと思う」、「定期を購入できないのが不便」
伊那松島駅(有人)大阪から訪れた会社員「初めて利用する駅なので、駅員さんがいないと運行状況や電車の来るホームもわからないので助かる」
上伊那で対象となった、5駅のうち、箕輪町の伊那松島駅や駒ヶ根駅、飯島駅は自治体負担により駅員が置かれ、伊那市の伊那北駅、沢渡駅は無人となりした。
4月1日、駅員を自治体負担で配置する、伊那松島駅や駒ヶ根駅では、開所式などが行われ、駅の新たな門出を祝いました。
これらの駅では、これまで通り、窓口で乗車券や定期券の発売が行われます。
無人となった、伊那市の伊那北駅や沢渡駅では、車掌が電車をおりホームで切符や定期券を確認しています。
伊那市によりますと、定期券の購入が集中する、高校の入学式直後の数日間は、JRが臨時的に職員を配置した事もあり大きな混乱はなかったという事です。
無人となった沢渡駅。
駅の近くにあるパン屋の主人、酒井武志さんは、毎朝、駅前の自転車を整理するのが十数年来の日課となっています。
無人化により、利便性の低下と共に、駅舎の痛みなど、環境面の悪化を心配しています。
無人化から1か月。
JR東海によりますと、今回の無人化に伴う目立った混乱は特に報告されていないという事です。 -
箕輪進修高校 身だしなみセミナー
箕輪町の箕輪進修高校で2日、スーツの正しい着こなしを学ぶ、身だしなみセミナーが開かれました。
セミナーに参加したのは、今年度就職活動や進学試験を控えた3年生118人です。
制服のない箕輪進修高校では、これまで担任が身だしなみの指導をしていましたが、正しい知識を身に着けて自信をもって就職、進学試験に臨んでもらおうと初めてセミナーを開きました。
講師は箕輪町内で紳士服の販売などを行っている丸山人詩さんらがつとめました。
丸山さんは、「自分のサイズに合ったものを選ぶことが大事。面接では、無地で色は黒か紺、チャコールグレーが定番」だと話していました。また、ネクタイは、紺が誠実、ワイン色が情熱的、グレーが知的なイメージを与えることなどをアドバイスしていました。
箕輪進修高校では5月30日を「スーツの日」として、3年生は全員スーツを着て登校するということです。 -
天竜川にアユの稚魚を放流
天竜川漁業協同組合は、6月のアユ釣りの解禁を前に、2日、天竜川にアユの稚魚を放流しました。
アユは孵化して4か月ほどで、飯田の養魚場で10センチ前後まで成長した稚魚です。
この日は、伊那市と辰野町の天竜川など5か所に、200キロの稚魚を放流しました。
漁協によりますと、順調に生育が進めば6月下旬には体長18センチほどに、9月頃には28センチほどに成長するということです。
稚魚は、1か月ほどかけて全部で4千キロが放流される計画です
アユ釣りの解禁は、6月29日(土)で、遊漁料は年間券が8,800円、一日券が2,200円となっています。 -
北新区へ「新ごみ施設」建設同意申し入れ
上伊那広域連合の新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元区の一つ伊那市富県の北新区に4月30日、上伊那の8市町村長が訪れ、建設同意の申し入れをしました。
30日は地元区民40人余りが見守る中、上伊那広域連合の白鳥孝連合長から北新区の間澤傳(つたえ)区長に建設同意を求める依頼書が手渡されました。
建設同意については12月上旬頃までを回答時期とし、地元要望については7月末頃までに取りまとめて欲しいと要望しています。
この日示された施設の計画では、建設予定地が桜井区の水田2.5ヘクタールである事や、施設への導入路として三峰川堤防に新たな道路を整備するとしています。
出席した住民からは「区単位の説明会だけでなく、候補地の地主や周辺の地主に対する説明会を開いてほしい」との要望があり、広域連合は、「必要があれば、区と協議して行いたい」と答え、「地権者との個別交渉については、区の建設同意が示された後に初めて行う」と説明しました。
「施設の稼働年数は明らかにされていないが」との質問に対しては、「30年から35年の計画。稼働期間については、今後協議を勧めながら決めていきたい」と答えていました。
広域連合では、5月19日にもう一つの地元区、桜井区に建設同意の申し入れを行う予定です。
県の条例に基づき広域連合が行った環境影響評価では「今回の計画が及ぼす周辺環境への影響は極めて小さい」との結果が出ています。
北新、桜井両区の同意が得られた場合、平成26年3月に基本合意の調印を両区と行い、11月に集落が隣接する高遠町上山田区を加え、最終合意の調印をしたいとしています。 -
小中学校の体罰実態調査結果公表
長野県教育委員会は小中学校の体罰について平成24年度分の実態調査結果を4月30日公表しました。
児童生徒に対する体罰の実態を把握しようと県内の小学校375校、中学校189校で県がアンケート調査を行いました。
それによりますと、教師による体罰については県全体で2117件の情報提供がありました。
そのうち体罰と確認した数は54件、体罰ではないと確認した数は1460件でした。
教職員でない部活動の外部コーチなどによる体罰は2件でした。
このうち伊那市の小学校で情報提供があったのは20件で、体罰と認められたものはありませんでした。
中学校の情報提供は12件で体罰と認められたものはありませんでした。
上伊那郡の小中学校の情報提供は合わせて64件で、ともに体罰と認めたられたものはありませんでした。
県では今後23年度以前についても調査を行い5月下旬に公表するとしています。 -
3月の月間有効求人倍率 県下最低脱出
上伊那の3月の月間有効求人倍率は0.71倍で2月と同じでしたが、平成23年10月から17か月続いていた県下最低倍率を脱出しました。
ハローワーク伊那が発表した3月の月間有効求人倍率は、2月と同じ0.71倍でした。
ハローワーク伊那管内は、平成23年10月から県内12地区の中で最も低い倍率となっていましたが、今回0.67倍だった飯田を上回り18か月ぶりに県下最低を脱出しました。
新規求人数は、1,127人で2月を1.7%上回りました。
新規求職者数は、978人で2月を17.1%上回っています。
産業別の新規求人数は、建設業で前の年の同じ月より4割多い100人でした。
年明け頃から回復傾向にあるということで、ハローワーク伊那では「消費税増税前の住宅着工の駆け込み需要が影響しているのではないか」とみています。
雇用情勢については、2月より1段階上方修正し「依然として厳しい状況にあり持ち直しの動きに足踏みがみられる」として、停滞の表現から足踏みとの表現に変わりました。
また、この春卒業した高卒者の3月の内定状況は、2月を3.3ポイント上回る99.4%でした。
ハローワーク伊那では就職希望者が前年度より2割ほど多かった昨年度を振り返り「内定率が100%に近づいたことにほっとしている。残る2人の 希望者についても個別対応していきたい」と話しています。 -
第84回上伊那地区メーデー
第84回メーデーの連合長野系の上伊那地区の式典が28日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
上伊那地区の43の労働組合から1,400人が参加しました。
「働く者の連携でゆとり・豊かさ・公正な社会を実現し自由で平和な世界をつくろう」をメインスローガンに、暮らしの底上げを果たすとするメーデー宣言を採択しました。
意見発表では、安倍政権の経済政策アベノミクスにより円安・株高が進んだが実体経済が好転したわけではない。円安の行き過ぎは、大きな打撃を与えるおそれがある。景気が上向いた実感がない。手放しで喜べない状況。などとする声がありました。 -
凍霜害 上伊那は1億円超の被害
長野県は、22日に発生した凍霜害による農作物への被害状況をまとめました。
上伊那では、箕輪町、飯島町、中川村を中心に132ヘクタール、合わせて1億5百万円の被害がでています。
22日早朝、強い寒気の影響で県内各地で氷点下の気温となり、りんごやなしなどの果樹を中心に被害が発生しました。
箕輪町長岡の果樹農家、伊藤弘さんの果樹園では、梨農家が被害を受けました。
上伊那では、りんごやなしなどの果樹で128ヘクタール1億2百万円の被害が、アスパラガスやすいかなどの野菜で4ヘクタール3百万円の被害がでています。
総面積は132ヘクタール、被害総額は一億5百万円となっています。
松本で9億円を超える被害が出るなど、全県では2千ヘクタール16億4千万円の被害となっています。 -
JA上伊那「生活部会」女性組合員の加入促進に成果
JA上伊那の女性組織、「生活部会」は、女性組合員の加入促進に成果があったとして、JA長野県女性協議会から表彰されました。
25日、女性部会の前年度の会長、湯澤順さんと、今年度の会長、矢島美枝子さんがJA上伊那本所を訪れ、御子柴茂樹代表理事組合長に受賞の報告をしました。
JA長野県女性協議会では組織運営に対する女性の参画を進めようと、組合への加入促進による組織強化を図っています。
JA上伊那の女性組織、生活部会は、組合員、非組合員合わせて、部員数は5,072人です。
女性対象のフレッシュミズ大学の開催や、個別の声掛けなどによる加入促進を行い、23年度に1,056人だった女性組合員を24年度には、116人増やして1,172人にしました。
御子柴組合長は「女性が元気だと地域も元気になる。みなさんの声を組織運営に反映していきたいので、積極的に活動してください」と話していました。 -
上伊那森林組合決算 800万円黒字
上伊那森林組合の昨年度の決算は、およそ800万円の黒字で、6年連続の黒字となりました。
これは26日に開かれた上伊那森林組合総代会で報告されたものです。
昨年度の純利益はおよそ330万円で、前年度の繰越金を合わせた最終的な黒字額はおよそ800万円となり、6年連続の黒字となりました。
上伊那森林組合は昨年度、バイオマス事業で日本ペレット協会から全国で初めての優良認証を受けました。
それにより、販売量が増加したことなどが黒字の主な要因とみています。
井澤通治組合長は「行政や企業と連携を取りながら、森林整備・バイオマス事業・木材加工事業の3つを柱に取り組んでいきたい」と話していました。 -
元気づくり支援金 48件4,880万円採択
長野県が市町村や団体の特色ある活動を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那分の採択事業が決まりました。
今年度は、48件4,880万円が採択されました。
伊那市では、南アルプス国立公園の持続的な保護と活用を行うための事業に165万6千円、古くから伝えられてきた童謡を通して親と子どもが触れあうきっかけづくりを行う「童謡で伝える会」に79万3千円など、4件368万8千円が採択されました。
南箕輪村では、2歳児とその保護者を対象に箸の使い方の指導を行う「木育食育推進事業」に54万4千円など、2件87万6千円が採択されました。
今年度は、50団体から62件7,469万8千円の要望があり、48件4,880万円が採択されました。
県では、今後2次募集を行う予定です。 -
霜で上伊那の果樹など被害
22日、23日の朝の冷え込みによる霜の影響で、上伊那の果樹などに被害がでました。
JA上伊那では現在、被害の調査を進めています。
箕輪町の果樹農家北原節夫さんの果樹園では梨の人口受粉の作業が最盛期を迎えています。
北原さんの果樹園でも季節外れの霜とあって咲き始めていた梨の花は霜焼けするなどの被害を受けました。
JA上伊那によりますと特に梨とリンゴの被害が出たということです。
また野菜ではアスパラガスやブロッコリー、スイートコーンの苗などにも影響がでたということで
県のまとめによりますと上伊那地域のアスパラガスの被害額は326万円となっています。 -
天上板撤去工事 実施時期の方針示す
長野県と岐阜県にまたがる中央道恵那山トンネル下り線の天上板撤去工事について、県と国土交通省中部地方整備局などは、工事時期の方針などについての説明会を22日、伊那市のいなっせで開きました。
工事時期については、6月上旬から、学校の夏休み前までに行う方針を示しています。
説明会は、完全非公開で開かれました。
県と国土交通省中部地方整備局、NEXCO中日本が開いたもので、市町村や中南信の宿泊施設の関係者など30人が出席しました。
撤去工事は、去年12月に天上板落下事故が発生した山梨県の中央道笹子トンネルと恵那山トンネルの下り線が同様の作りであることから行われるものです。
終了後の取材によりますと、説明会ではNEXCO中日本の関係者が工事時期と、期間中の通行方法についての方針を説明したということです。
通行方法については、上下線を通行止めにする案と、下り線およそ8.5キロを通行止めにし、上り線を対面通行にする案を示したということです。
参加者からは、「周知の為に工事時期を早めに決めてほしい」などの意見があったということです。
県では、26日までに意見を取りまとめNEXCO中日本に提出するということです。
NEXCO中日本によりますと、今後関係する3県で随時説明会を開き、時期についてはGW明け頃に決定するということです。 -
農業用水路を小水力発電に活用研究へ
農業用水路を小水力発電に活用するための研究会が22日、発足しました。
研究会では売電収入により農業施設の維持管理を安定的継続的に行っていける仕組みづくりなどについて検討していく計画です。
22日は、伊那合同庁舎で上伊那地域農業生産基盤再生可能エネルギー活用研究会の発足式が行われました。
上伊那地方事務所の呼びかけにより伊那市春富土地改良区、上伊那美和土地改良区、上伊那地域自然エネルギー普及協議会など9つの団体と自治体が参加しました。
研究会では土地改良区が維持管理している農業用水路のうち急峻な地形を流れ落ちる水が小水力発電として活用できる可能性があるとしてそれを活用する方策を検討します。
活動内容として小水力発電所の建設に向けて支障となる課題を解消するための研究を進めるほか先進地の視察も実施します。
22日は水利権についてや費用にみあった効果などについて説明がありました。
研究会では現地調査や意見交換など6回会合を計画していて、来年1月に市町村や土地改良区を対象に研究成果の報告を行うことにしています。 -
政府の景気押し上げ 効果感じる企業少なく
アルプス中央信用金庫がまとめた伊那谷経済動向調査によりますと上伊那の中小企業で今の政府による景気押し上げ効果を大いに感じているとする企業は全体の8.2%にとどまっていることが分かりました。
経済動向はあるしんが四半期ごとに取引先およそ200社に対しアンケートをとり、まとめたものです。
今年1月から3月にかけて行った特別調査、中小企業が新政権に期待することのうち、景気押し上げ効果を感じるかとの問いには、「あまり感じていない」が28.6%、次いで「やや感じている」が26.5%、「どちらともいえない」が22.4%となっています。
また「おおいに感じている」と回答した企業は全体の8.2%と少ないことから、あるしんでは、政権交代による景気回復に期待を寄せる企業は多いが、現時点で効果を感じている企業は少ないとしています。
他に期待する政策としては、「金融緩和を含むデフレ、円高対策」が56%と最も多いほか、中小企業向け施策として期待することについては、「資金繰り、金融円滑化支援」が50%と最も高い回答率となっています。 -
「元陽展」出品の力作22点並ぶ
上伊那地域の画家で作る翔の会の作品展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
会場には、9人の画家による油絵や水彩画、22点が並んでいます。
展示会は、全国規模の作品展「元陽展」に出品している上伊那在住の画家が、絵画の研究発表の場として開いたもので、今回で2回目です。
20号から100号の大作まで元陽展に出品した作品が展示されていて、上伊那の風景を描いた作品も並んでいます。
代表の須澤重雄さんは「色彩豊かな作品展になっている。それぞれの個性を感じながら見てもらいたい」と話していました。
翔の会作品展は23日(火)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
橋爪まんぷさん 絵本原画展
伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんが挿絵を手掛けた絵本、伊那谷ものがたりシリーズの第二作「河童の妙薬」の原画展が、18日からベルシャイン伊那店で始まりました。
会場には、絵本の原画20点が展示されています。
伊那谷ものがたりシリーズの第二作「河童の妙薬」は、駒ヶ根市の竜東地区に伝わる民話をもとに作られた創作絵本です。
主人公は、相撲好きで、いたずら好きの河童です。
ある日、馬と相撲をとった河童は、高遠藩の川奉行、中村新六という役人の屋敷に捕えられます。
河童は、万病に効くという薬草のありかを教えて逃がしてもらいました。
新六はこの薬草を「河童の妙薬」と名付け売り出したところたちまち大評判になったという物語です。
絵本は、定価が1,050円で、上伊那の書店などで購入できるということです。
原画展は23日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 -
天竜川漁協 イワナの成魚放流
天竜川漁業協同組合は、イワナの成魚を、18日伊那市長谷の黒川などに放流しました。
18日は、天竜川漁業協同組合のメンバーが、イワナの成魚、500キロを、天竜川の支流に放流しました。
イワナは、豊科で養殖された体長10センチから22センチほどの成魚です。
4月4日にも、上伊那の主要な渓流で放流していて、全部で1トンのイワナが川に放たれました。
3月までには、アマゴ1.2トンも放流されています。
原油価格の高騰などにより、今シーズンから1日券が1,000円から1,100円になるなど遊漁料が値上がりしました。
それに伴い渓流魚の放流量も1割程度、増やしたということです。
天竜川漁協では、ゴールデンウィークにむけ、4月27日にも、高遠ダム・箕輪ダム・横川ダムそれぞれに100キロのジャンボマスを放流する予定です。 -
地域発元気づくり支援金 要望額減
市町村や公共団体の自主的な取り組みを支援する長野県の地域発元気づくり支援金の選定委員会が17日伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
17日は2回目となる委員会が開かれ、今年度の対象事業を審査しました。
今年度要望があったのは62件、およそ7,400万円で、昨年度に比べ件数は3件、金額はおよそ3,400万円少なくなっています。
事業区分別では産業振興・雇用拡大に19件およそ3千万円、教育・文化の振興に12件およそ1,600万円となっています。
支援金は、全県に昨年度よりおよそ1億5千万円少ない8億5千万円が、上伊那には昨年度よりおよそ1,500万円少ない7,600万円が配分されます。
要望額が減ったことについて、上伊那地方事務所では、今年度から支援金の下限を30万円に設定したことや、すべての事業で自己負担が必要となったことが要因と見ています。
青木一男所長は、「公正な採択で効果的な支援をしていきたい」とあいさつしました。
17日の審査結果をもとに今月末までに採択事業が決まります。 -
鹿1頭の可能性を創る会 13日に開催
鹿1頭丸ごとを、様々な料理で味わう、鹿1頭の可能性を創る会が、13日に、伊那市長谷杉島のざんざ亭で開かれます。
メニューは背ロースのロースト。スジ肉ミンチの肉団子。血液と脾臓のパテ。鹿の皮料理など16品。
11日は、13日の会合を前に、ざんざ亭の長谷部 晃さんが、鹿料理の仕込みを行っていました。
普段は、あまり料理に使われることのないモモ肉をミンチし、心臓の角切りをまぜ、ハムに加工していました。
鹿1頭の可能性を創る会は、普段料理には使われず、捨ててしまう部位なども全て使い、鹿料理の可能性を探ろうと、長谷部さんが企画したものです。
鹿1頭丸ごとを料理してしまおうというのは、全国でも初の取り組みではないかということです。
スジ肉を煮込んでゼラチン質を出し、舌や、頬肉などと一緒に、にこごりのように固めようというこの料理。
さまざまな工夫を重ね、予想以上の味が出たようです。
鹿1頭の可能性を創る会は、13日(土)午後4時縲怐A伊那市長谷杉島のざんざ亭で開かれます。
定員は20人で、若干名受け入れ可能です。
料金は、ワインつきで一人8千円となっています。ざんざ亭 電話98-3053 -
伊那ビデオクラブ 春の撮影会
上伊那のビデオ愛好家でつくる伊那ビデオクラブは、11日、紅梅とレンギョウが見頃を迎えた箕輪町木下の信州伊那梅苑で春の撮影会を開きました。
会員9人が、ビデオカメラを持って信州伊那梅苑に集まり、お気に入りのスポットを見つけて撮影を始めていました。
伊那ビデオクラブは、現在会員が18人いて、毎年春、夏、秋の3回、県内の観光スポットなどで撮影会を開いています。
現在、信州伊那梅苑は紅梅とレンギョウが満開、白梅が咲き始めです。
伊那梅苑によりますと、梅は今月中旬頃まで、レンギョウは下旬頃まで見頃で、天候にもよりますが、花桃が今月中旬以降に咲始めそうだということです。
ビデオクラブでは、毎年7月にクラブ内の作品コンテストを行っていて、この日撮影した作品も編集して5分にまとめ出品するということです。
武田忠芳会長は、「映像にすることで地域を見つめ直し、大勢の人にその魅力を知ってもらいたい」と話していました。 -
上伊那消防広域化 本部位置、負担割合承認
上伊那8市町村でつくる上伊那消防広域化協議会は、広域消防本部を新たに建設される伊那消防署庁舎内に併設し、運営費の負担を伊南行政組合で行っている負担方式で算出する事を決めました。
10日は伊那市のいなっせで、第6回の協議会が開かれ、専門委員会で決定した、消防本部の位置や市町村の負担割合が示されました。
それによりますと、広域消防本部の位置は、伊那市荒井に移転、新築される伊那消防署庁舎内に併設する事。
広域化後の市町村の運営費の負担は、国が自治体ごとに必要な消防費用を算出する基準財政需要額50%と人口割50%で計算する、伊南行政組合の負担方式とする事が了承されました。
伊那市の負担は、5億5千万円となり、これまでよりも5千万円の増。
伊那市の他、駒ヶ根市や南箕輪村も広域化により、これまでよりも負担額が増え、箕輪町など3町2村は減となっています。
上伊那消防広域化協議会会長の白鳥孝伊那市長は「広域化に向けて大きな一歩を踏み出した。今後、出動区域など上伊那19万人が望む方向で、あり方を決めていきたい」と話していました。 -
山火事予防を呼びかけるパレード
県や市町村などは、山火事予防を呼びかけるパレードを9日行いました。
9日は、関係者8人が伊那合同庁舎前を出発し、伊那市から辰野町までをまわり火災予防を呼びかけました。
啓発活動は、空気が乾燥し山火事が発生しやすい毎年この時期に行われているものです。
上伊那管内では去年、4件の山火事が発生していて、合わせて0.43ヘクタールを焼きました。
今年はすでに4件、0.31ヘクタールの被害が出ています。
青木一男所長は「山火事は一人ひとりの注意で未然に防げる。これから農作業などで山に入る機会が増えるので、意識を高めてもらえるよう呼び掛けたい」と話していました。
啓発活動は、10日も行われ、10日は駒ヶ根市から飯島町までをまわるということです。 -
強い風雨 上伊那は大きな被害なし
発達した低気圧の影響で上伊那地域は6日夜から7日にかけて強い風雨となりましが大きな被害はありませんでした。
高遠城址公園の桜も散ることがなく関係者は胸をなでおろしていました。
伊那地域では6日夜から強い風が吹き7日午前9時14分、最大瞬間風速20・1メートルを観測しました。
また6日の降り始めから降り終わりの7日午後2時までの雨量は36ミリでした。
強い風と雨で桜が散るのを心配したという桜守の稲辺謙次郎さんですがそれらの影響がなく、ほっと胸をなでおろしていました。
伊那市、箕輪町、南箕輪村によりますと6日からの強い風と雨による被害は報告されていないということです。
長野地方気象台では、ピークは過ぎたものの強い風による農業施設の被害に注意するよう呼びかけています。 -
桜シリーズ 伊那公園
桜シリーズ初日は、伊那市中央の伊那公園の桜です。
伊那公園には、12種類、450本の桜が植えられています。
蒸気機関車D51との共演も見どころのひとつです。
現在は、園内のコヒガンザクラが満開となっていて、 4日は、親子連れが、桜の下で昼食を楽しむ姿が見られました。
伊那公園桜愛護会によりますと来週は、ソメイヨシノが見頃を迎えるということです。
伊那公園には、今年、桜の数と同じ450個のボンボリが設置され、5日、点灯式が行われます。
14日には、さくら祭も企画されていて、地域の食を盛り込んだD級七色弁当も限定150食で販売されます。 -
いな歌謡祭
上伊那などのカラオケ愛好家が歌を披露するいな歌謡祭が伊那市のいなっせで31日開かれました。
31日は上伊那などのカラオケ愛好家およそ50人が参加し、歌謡曲70曲ほどを披露しました。
いな歌謡祭は、伊那市などでカラオケ教室を開いている歌謡アカデミーが毎年開いているものです。
出演は65歳以上が中心で、80代の参加者もいます。
歌謡アカデミーの今井ひろし代表は、「高齢者の方も歌うと元気になる。趣味を楽しんで充実した人生を送ってほしい」と話していました。
ある参加者は、「曲を覚えるのに1か月間かかったけれど、練習の成果が出せた。できるかぎり歌を続けていきたい」と話していました。
いな歌謡祭の模様は、5月からご覧のチャンネルで放送します。 -
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽部定期演奏会
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽部の第23回定期演奏会が、このほど、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
演奏会では、1・2年生、33人が9曲を披露しました。
第1回から演奏されている定期演奏会の伝統曲「アルメニアンダンス・パート1」やパート紹介をかねたアンサンブルなどが演奏されました。
そのうち、ディズニーメドレーでは、工夫を凝らした衣装をそれぞれが身に付け、踊りや歌などの演出も加えて演奏しました。
会場には、250人が訪れ、生徒たちの演奏に聞き入っていました。 -
上田城址公園ソメイヨシノ開花
上田市の上田城址公園のソメイヨシノが1日、開花しました。
上田城址公園の入り口にあるソメイヨシノの標本木で5輪の花が咲いた事から、上田市は1日開花宣言を出しました。
去年よりも13日早い開花ということです。
上田市によると、このまま暖かい日が続けば今週末には見ごろを迎えそうだということです。
上田城址公園では、5日から上田城千本桜祭りが始まります。 -
第47回上伊那書道展
様々なジャンルの書が一堂に並ぶ上伊那書道展が29日から伊那文化会館で始まりました。
上伊那書道協会が主催する書道展で、今回で47回目を数えます。
会場には、協会メンバーや一般の書道愛好家の作品109点が飾られています。
漢字・かな・読むことができる書としての調和体など書に関する全てのジャンルがあり、去年よりも作品数は増えました。
中には伊那市いろはカルタを作品にしたものもあります。
「あ」の「朝夕に駒仙丈を仰ぎ見て」から「ん」の「ん旨いからつゆ香るそばの味」までがカラフルに配置されています。
上伊那書道協会では、「パソコンの普及により時間をかけてじっくりと字を書くことが少なくなっている。手書きの書による表現の多様性を楽しんでもらいたい」と話しています。
第47回上伊那書道展は、31日日曜まで伊那文化会館で入場無料で開かれています。