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ナシ主力品種「南水」出荷6割減
箕輪町のJA箕輪選果場では、26日からナシとりんごの出荷が始まりました。 ナシの主力品種「南水」の出荷量は春先の凍霜害の影響で去年と比べて6割減少する見込みです。 梨は早生種「幸水」の出荷が26日から始まりました。 選果場では従業員が表面にサビや日焼けがないかなど項目別に一つ一つ確認しながら規格ごとに選別していました。 JA上伊那によりますと「幸水」については今年10キロの箱で9千ケースの出荷を見込んでいて去年と比べて1割から2割の減となっています。 また9月から出荷が始まる主力品種の「南水」については去年の3万ケースと比べおよそ6割減の1万3千ケースにとどまると予想しています。 いずれも春先の凍霜害に加え夏の高温干ばつが影響しているということです。 早生種のりんご「つがる」は凍霜害の影響は少なかったものの、高温干ばつによる日焼けにより、去年より1割ほど少ない2万ケースの出荷を見込んでいます
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記憶を後世に 西駒ケ岳遭難から100年
中箕輪尋常高等小学校の西駒ケ岳遭難100回忌法要が25日、箕輪町の明音寺で行われました。 遭難事故は大正2年1913年8月26日に行われた西駒ケ岳登山で中箕輪尋常高等小学校の生徒らが暴風雨にあい、11人が犠牲になったものです。 法要は遭難犠牲者の遺族らでつくる偲岳会が行ったもので、会員のほか、町や学校関係者などおよそ50人が出席しました。 偲岳会では、毎年、慰霊祭や慰霊登山を行い遭難の記憶を風化させないための活動を行っています。 今年は百周年記念事業として会員や関係者がその記憶や思いを書いた記念誌が発行されました。 偲岳会の唐澤義雄会長は「発行された記念誌を読んでいると百年の歴史の重みを感じる。犠牲者の無言の教訓を肝に命じて生きていきたい。」と話していました。 偲岳会では会員の高齢化が進む中遭難の歴史が次の世代に語り継がれるよう務めていくとしています。
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南信協同チケット招待者は交換へ
24日に予定されていた伊那文化会館附属劇団南信協同の公演が中止となったため、伊那文化会館は、招待していたい~なちゃんカードなどの利用者に対し、公演チケットをそれに変わるチケットと交換します。 伊那文化会館は、開館25周年事業として、伊那市の電子マネー「い~なちゃんカード」と駒ヶ根市の電子マネー「つれてってカード」の利用者200組、400人を、附属劇団南信協同の公演「熱海殺人事件」に招待していました。 しかし、劇団員が急病になり、24日と25日に予定されていた公演が急遽中止となりました。 今回、南信協同のチケットを、来年2月の信州農村歌舞伎祭、今年10月からの東山魁夷収蔵品リクエスト展、来年3月までのプラネタリウム一般投影番組のいずれかのチケットと交換するとしています。 伊那文化会館では、開館25周年を記念して地域に還元したいとの思いから、カードを発行する2つの組合は、今回の招待券事業を重要な戦略と位置づけていることから、南信協同の公演に変わるものを提供し地域に貢献したいということで一致したということです。 チケットの交換には南信協同の「熱海殺人事件」のチケットが必要です。チケットの交換は伊那文化会館などで24日から可能です。
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ふるさと就職面接会
来春、大学・短期大学などの卒業予定者を対象にしたふるさと就職面接会が、23日、伊那市のいなっせで開かれました。 ハローワーク伊那が開いたもので今年度は、5月に続き2回目の面接会です。 23日は、去年の同じ時期に比べ5社少ない30社が参加しました。 参加した学生は、男性43人女性28人のあわせて71人で、去年より58人減と大幅に減少しました。 学生らは、製造業やサービス業など希望する企業の人事担当者から説明を受けていました。 今年の求人数は、福祉関係の企業の求人が増え、去年の112人より51人多い163人となっています。 参加した学生の数が減った理由についてハローワーク伊那では「都市部での内定が早い時期に決まっているためではないか。」と分析しています。 しかし、雇用情勢は厳しい状況が続いているとして、「今回の合同面接会で内定が決まらない学生に対しても、支援を続けていたい」としています。
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17日連続30度以上
22日の伊那地域は、最高気温35.9度の猛暑日となりました。 7日から16日連続して30度以上の暑い日が続いていますが、長野地方気象台によると、明日あさっては前線が近づくため、まとまった雨が降り涼しくなるということです。
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リニア 開業初年度利用者数重要
伊那市の白鳥孝市長は、リニア中央新幹線の開業を見据え、「県内の中間駅について、利用者を確保する事が、停車本数を決める。開業初年度の利用者数が重要」との考えを示しました。 これは、21日、市役所で開かれた定例記者会見の中で、考えを示したものです。 白鳥市長は「JR東海は東京、名古屋、大阪といった大都市を結ぶ事が本音。下伊那にできる駅を中心に地域振興を考え、開業最初度から利用者を確保し、停車本数を減らされないように利用する環境をつくることが大切」と話していました。 リニア中央新幹線は、JR東海が、14年後の2027年に、東京と名古屋間で開業を目指しています。この秋にも、具体的な駅の位置やルート、環境影響評価の結果案を示した準備書が公表される予定です。 白鳥市長は、「今から、地元の利用者、都市圏からの利用者を分析し、山梨や岐阜の中間駅とも結びつけ戦略を立てる事が必要」と話していました。
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子どもたちが和楽器演奏
伊那三曲協会による邦楽子どものつどいが18日、伊那市のいなっせで開かれ、子供たちが筝など伝統的な和楽器を演奏しました。 邦楽子どもの集いは伊那三曲協会で筝などを習う子供たちの発表の場として毎年開かれていて今年で14回目となります。 つどいでは保育園児から高校生まで23人が1人ずつステージにあがり演奏しました。 このうち園児は童謡を筝で弾き練習の成果を披露していました。 会場には保護者などおよそ100人が集まり筝の音色に聞き入っていました。 最後は合奏が行われ、息の合った演奏が会場に響いていました。 伊那三曲協会では「邦楽を継承していくため子供のうちから育てて行く必要がある。大きくなってから日本の伝統音楽を守る力になってもらいたい。」と話していました。
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ごみ処理基本計画素案了承
ごみの資源化や減量化を効果的に進めるための第四次ごみ処理基本計画について事務局は20日、計画の素案を示し、審議会で了承されました。 9月からは、住民意見を募集します。 20日は、今年度5回目の上伊那広域連合廃棄物政策審議会が伊那市のいなっせで開かれました。 ごみ処理基本計画は、5年ごとの見直しが義務付けられていますが、人口の減少や景気低迷などによりごみの量が減少したことから、今回1年前倒しして策定するものです。 素案では、1人1日のごみの平均排出量を530グラムとした他、子どもへの環境問題に関する教育を推進するなどの施策について定めています。 20日は事務局が素案について説明し、了承されました。 9月2日から10月1日まで広域連合のHPや各市町村の窓口などで計画が閲覧でき住民から意見を求めます。 10月の審議会で住民意見を反映させた素案が示され、11月に白鳥孝広域連合長に答申するとしています。
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親子で太陽光エネルギー実験
11日の伊那地域は最高気温37度を記録し2日連続の猛暑日となりました。 暑い日差しが照りつける中、南箕輪村の大泉所ダムでは夏休み中の親子を対象にした太陽光エネルギーの実験が行われました。 この実験は伊那市の西箕輪公民館が行ったもので親子18人が参加しました。 講師は西箕輪小学校理科教諭の野口輝雄さんが務め手作りの反射鏡を使って実験をしました。 子どもたちは反射鏡の光がフライパンにあたることで肉が焼ける様子を興味深そうに見ながら太陽光エネルギーについて理解を深めていました。 11日の伊那地域の最高気温37度で2日連続の猛暑日となりました。 長野地方気象台では12日もこの暑さは続くと予想しています。
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演劇「焼け跡から」上演
第二次世界大戦後の信州を舞台にした演劇「焼け跡から」の上演が6日、伊那市のいなっせで行われました。 演劇は、東京都に拠点を置き全国各地で公演を行っている劇団「希望舞台」が行ったものです。 物語は、第二次世界大戦後の信州を舞台に、東京大空襲で家族を失った子ども達と一緒に荒れた寺を復興させようと奮起する新米和尚の話です。 焼け跡からを観る会実行委員会では「戦争は絶対にやってはいけないということを再認識してほしい」と話していました。 6日は、昼と夜の2回公演が行われ、昼の部では満員となるおよそ300人が訪れ真剣な眼差しで劇に見入っていました。
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観測史上最も暑い1日
10日の伊那地域の最高気温は、37度まであがり、平成5年の統計開始以降、最も暑い1日となりました。 10日の伊那地域は、午後2時26分に観測史上最高となる37度を記録しました。 35度以上の猛暑日となったのも、今シーズン初めてです。 伊那消防組合管内では、今朝8時半から午後3時までに3人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されたということです。 長野地方気象台では、今朝5時に高温注意情報を発表しました。 外出時や屋外での作業時、また高齢者や乳幼児などは特に水分をこまめに補給し、冷房を適切に利用するなど熱中症への対策をとるよう呼び掛けています。 伊那地域は11日も10日と同様に気温が高くなるということです。
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伊那・南箕輪一部地域消防署管轄見直しへ
上伊那の消防広域化を目指す協議会が9日、伊那市内で開かれ伊那市と南箕輪村の一部を管轄する消防署を変更する方針が示されました。 この日は10回目の上伊那消防広域化協議会が伊那市のいなっせで開かれ、広域化後の各消防署の出動区域の見直しについての基本方針が了承されました。 上伊那の6つの消防署の出動区域については、市町村の枠を超えて見直しを行い、最も近い消防署から出動する事が原則となります。 新たな出動区域をまとめた原案は、来月の協議会で示され、各市町村議会や消防団、地域住民などの意見を聞き、11月にまとめる事にしています。 一部の地域で、管轄する消防署が変わる、伊那市と南箕輪村では、9月から住民説明会を開く事にしているという事です。 また、7日に長野県が上伊那地域の8市町村を全国で初めて「消防広域化重点地域」に指定した事を受け、協議会会長の白鳥孝伊那市長は、「消防広域化に伴い、大幅な条例改正といった経験した事のない事務作業を行わなければならない。円滑に広域化が進むよう県には、人員の派遣など人的支援をしていただきたい」と話していました。
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県が上伊那地域8市町村を「消防広域化重点地域」に指定
長野県は7日、上伊那地域8市町村を「消防広域化重点地域」に指定しました。重点地域に指定されたのは、県内で上伊那地域のみで、全国でも初めてだということです。 指定は、自主的な市町村の広域化を推進するためもので、施設整備などに国の財政支援が重点的に受けられるようになります。 上伊那地域は、伊那消防組合、伊南行政組合が上伊那消防広域化協議会を設置し、平成27年4月の本部一本化を目指しています。 今回の指定で、国からの情報提供や、関係市町村間の調整、広域消防運営計画の作成に関する県からの助言が受けられます。 県によりますと、指定は、県内では上伊那地域のみ、全国でも初めてだという事です。
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反核・反戦・平和のつどい
県教職員組合上伊那支部は、「反核・反戦・平和のつどい」を今日、伊那市のいなっせで開きました。 平和のつどいには、県教職員などおよそ50人が集まりました。 戦争体験者で辰野町在住の岩波昭夫さんと、辰野町の有線放送で16年間にわたり戦争体験に関する番組に携わった渡辺美江さんが講師を務めました。 このうち岩波さんは、海軍航空隊に配属され戦闘機を操縦していた当時の様子について話をしました。 他に、西箕輪小学校の4年生と6年生の合わせて5人が1学期に取り組んだ戦争や原爆についての学習のまとめを発表しました。 平和のつどいでは、「すべての戦争に反対し、教え子を再び戦場に送るな」とするアピール文が採択されました。
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リニア工事の発生土950万立方メートル
上伊那地域リニア中央新幹線県・市町村連絡会議が5日伊那市のいなっせで開かれ、県内のリニアトンネル工事などで発生する土の量は概算で950万立方メートルになることが報告されました。 会議には、JR東海のほか県、市町村の担当者など20人が出席しました。 JR東海の説明によりますとリニアのトンネル工事などで県内で発生する土の量は、 東京ドームの容積の7.6倍に相当する950万立方メートルとしています。 これを受け県では上伊那、飯伊、木曽の各広域単位で設置している建設発生土活用ワーキンググループに国土交通省の出先機関やJR東海を加え、搬出路対策や住民生活への影響対策などについて具体的な検討に入りたいとしています。 JR東海では今年秋に、発生する土の詳細などについて記した環境影響評価準備書を公表することにしていてその活用については公共事業などを考えているということです。
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伊那まつり パーク&ライド呼びかけ
第41回伊那まつりは、3日に市民おどり、4日花火大会の日程で行われます。 まつりを直前にひかえ、2日は、関係者が準備に追われていました。 3日は、午後5時30分から市民おどり、4日は、午後7時30分から花火大会が予定されています。 伊那ケーブルテレビでは、市民おどり、花火大会とも生中継でお伝えします。 なお、2日目の遊ingビレッジと花火大会では、今回会場周辺に駐車場を設けず郊外に駐車して公共交通機関により来場者を会場に誘導する「パークアンドライド」方式を初めて採用します。 会場となる市役所周辺の交通渋滞を緩和させる目的です。 市街地循環バスイーナちゃんバスやシャトルバスを10分から15分間隔で運行します。 郊外の駐車場は、上の原のNEC長野北側駐車場に1,200台、伊那勤労者福祉センター体育館駐車場に400台となっています。
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県伊那技専で見学会
機械加工や情報処理技術などの職業訓練をしている南箕輪村の伊那技術専門校で2日見学会が開かれました。 見学会には、来年春に卒業を控える高校生ら5人が訪れ、説明を聞いたり、校内を見学しました。 伊那技術専門校は、高卒者など若年層を中心とした技術の習得や離・転職者の就職支援、在職者のスキルアップを行う県の施設です。 2年制のメカトロニクス科と情報システム科、6ヶ月の機械科があります。 来年度の募集定員は、メカトロニクス科20人、情報システム科が10人、機械科は、4月入校10人、10月入校10人となっています。 見学者のうち3人の高校3年生は、興味深そうに見学していました。 上伊那地域の工業出荷額は、県内3位でものづくりの集積地です。 伊那技術専門校の在職者対象の6か月の機械科は特に企業側からのニーズが高いということです。
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島﨑洋路さんの講演会
「みどりの文化賞」を長野県内で初めて受賞した、伊那市の島崎洋路さんの講演会が1日、いなっせで開かれました。 講演は伊那市や上伊那地方事務所などが主催したもので、林業関係者や信州大学農学部の学生など、およそ80人が話を聞きました。 島崎さんは元信州大学教授で、長年森林整備について研究をしてきました。 今年5月には公益社団法人国土緑化推進機構が、顕著な功績があった人に送る、「みどりの文化賞」を長野県内で初めて受賞しました。 1日はこれまで取り組んできた森林の整備方法などの話をしました。 島崎さんは「森林整備は結果が出るまで長い年月が必要だが、素人でも細い木を斜面に沿って列状に間伐する「列状間伐法」や、残す木に最初から印をつけて間伐する「保残木マーク法」で整備した山は確実に元気になる」と話しました。
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上伊那で非核平和行進
上伊那の市町村や企業などで作る上伊那地区労働組合会議は核の廃絶を訴える非核平和行進を31日行いました。 非核平和行進にはおよそ150人が参加し、辰野町から中川村までを行進しました。 行進は1958年に被爆地広島で行われたのが始まりで、上伊那では28回目です。 箕輪町役場で行われた激励会では、箕輪町職員労働組合青年部の唐澤直之さんが、「核兵器全面禁止を叫び、世界の平和と命を守る」と決意表明をしました。 箕輪町の白鳥一利副町長は、「この声が世界中に届き核兵器のない世界が実現するよう願っています」と激励しました。
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求人倍率回復も景気判断は据え置き
上伊那の6月の月間有効求人倍率は0.74倍で5月の0.62倍を0.12ポイント上回りました。 ただ、短期雇用の派遣求人の増加が倍率を引き上げた要因とみて、景気判断は据え置かれています。 ハローワーク伊那が発表した6月の月間有効求人倍率は5月を0.12ポイント上回る0.74倍で、3か月ぶりに県下最低を脱出し、リーマンショック後の平成20年12月以降最も高い倍率となっています。 新規求人数は、1,445人で5月を27.5%上回りました。 新規求職者数は、755人で5月を19.5%下回っています。 産業別の新規求人数は、派遣求人を含むサービス業で前の年の同じ月を110.5%と倍以上上回る644人となっています。 このうち8割が製造業への派遣となっていることについてハローワーク伊那では「2か月前後の短期の受注が多く先行きが不透明なため、派遣求人が増えた」とみています。 雇用情勢については「依然として厳しい状況にあり持ち直しの動きに足踏みがみられる」としています。
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スイートコーン 出荷最盛期
上伊那の夏野菜の主力の一つ、スイートコーンの出荷が最盛期を迎えています。 上伊那のスイートコーンの出荷量は、去年1,100トン、2億1,500万円で長野県第1位。 上伊那の中で箕輪地域は、1番の生産量を誇ります。 箕輪町上古田の押野衛さんの畑です。 午前5時過ぎ、最盛期を迎えたこの時期は、夫婦2人で早朝の収穫作業に追われます。 今年は、10キロ入りのケース300箱以上の出荷を予定しています。 収穫を終えると今度は自宅で箱詰め作業です。 大きさをそろえ、一本一本丁寧に箱に入れていきます。 長野県1位のスイートコーンですが、高齢化や鳥獣被害などで最盛期の出荷量の半分以下に落ち込んでいます。 箕輪町中原の集荷場です。 午前7時を過ぎると朝採りを終えた農家が続々とスイートコーンを運んできます。 押野さんの姿もありました。 この日は、30ケース、300キロを出荷しました。 ここにいったん集められたスイートコーンは、南箕輪村の広域選荷場に運ばれ、主に中京方面の市場に出荷されていきます。 昼と夜の温度差で甘みがあり、品質でも長野県1と言われている上伊那産のスイートコーン。 最盛期は、お盆の前頃まで続きます。
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県議会委員会に市町村長が要望
長野県議会の危機管理建設委員会が25日、上伊那で現地調査を行い、上伊那の市町村長などが、国道153号バイパスの整備促進などを要望しました。
25日は、長野県危機管理建設委員会が視察を行った後、伊那合同調査で会合が開かれました。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、「2027年を予定しているリニア中央新幹線の開業を地域振興に生かすためには、国道153号バイパスの整備が欠かせない。このままのスピードでは、開業に間に合わない。災害時には重要な幹線道路であり国が直轄管理するよう、県議会からも要望して欲しい」と要望しました。
今井 敦委員長は、「陳情を委員会で検討していきたい」と答えていました。 -
南アルプス 携帯トイレ普及へ
伊那市は、山の環境負荷軽減を目的に、来年度から南アルプスの登山者に対し、北沢峠で携帯トイレを試験的に販売する計画です。
24日、市役所で開かれた定例記者会見で白鳥孝伊那市長が明らかにしたものです。
現在、南アルプスで伊那市が運営する山小屋、長衛荘や仙丈小屋には、合併浄化槽を備えたトイレが設置されています。
合併浄化槽は、携帯トイレに比べ、環境に対する負荷が大きく、設置する為の初期費用やランニングコストなど財政面への負担もかかります。
伊那市では、登山者が携帯トイレを持参し、各自持ち帰る事がよりベターな方策として、携帯トイレの普及を目指します。
来年度から南アルプスの登山者に対し、北沢峠で携帯トイレの販売と回収をする計画です。
市では来月3日と4日に南アルプスの北沢峠で、登山マナーの向上や自然保護を呼び掛けるイベントを開催する予定で、希望者には携帯トイレを無料配布する事にしています。 -
1日の平均ごみ排出量の目標値を530グラムに
上伊那広域連合の廃棄物政策審議会が23日開かれ、平成35年度の1人当たりの1日の平均ごみ排出量の目標値を530グラムとしました。
23日は、上伊那広域連合廃棄物政策審議会が伊那市のいなっせで開かれました。
これまでのごみ排出量の目標値は、513グラムと定められています。
近年ごみの排出量は減少傾向にあるということですが、少子高齢化や景気の回復などにより今後は増加が予想され、今回予定より2年前倒しして新たに530グラムとの目標を策定しました。
他に、計画を推進するための施策として、子どもへの環境問題に関する教育や、広報活動の徹底、生ごみの水分を減らしていくことなどを確認しました。
今後、8月に開かれる審議会で目標値などを含めた第四次基本計画の素案が示され、協議します。
その後、計画をまとめ、白鳥孝連合長に報告するとしています。
この数値を参考に、建設が予定されている中間ごみ処理施設の規模を検討していくということです。 -
傾聴ボランティアの基礎講座 開講
高齢者などの話し相手になり心の健康のサポートをする、傾聴ボランティアの基礎講座が、19日に開講しました。
この日は、伊那市の福祉まちづくりセンターで開講式が行われ受講する67人が出席しました。
これまで、県が講座を開いてきましたが、今回、伊那市のメンバーでつくる傾聴ボランティア伊那が元気づくり支援金を受けて初めて主催しました。
初日は、東京都に拠点を置くNPO法人ホールファミリーケア協会事務局長の山田豊吉さんが講師を務めました。
山田さんは「傾聴ボランティアは普通の話し相手とは違う。相手の話しを否定せず、ありのままを受け入れる事が必要」と話していました。
傾聴ボランティア伊那は、現在27人の会員がいて、月に1、2回高齢者福祉施設などを訪問しています。
施設から、「もっとボランティアに来てほしい」という声もあるという事で、代表の立花典子さんは、「上伊那にあるほかの傾聴ボランティアグループと連携しながら、会員の増加と育成を進めていきたい」と話していました。 -
伊那発!製造業ご当地お土産プロジェクトに344万円
県が特色ある事業を支援する地域発元気づくり支援金の上伊那地域の第2次分27事業が19日に内定しました。
設計・製造・組み立て・販売を完全地産で行う伊那発製造業ご当地お土産プロジェクトチームに344万円が内定しました。
開発費に450万円、シンポジウム開催に50万円の要望が出されていました。
飯田線駅の利用促進を図るためのイベント列車運行支援に145万円、建て替えが予定されている西駒山荘で資材をレース形式で行うイベントに57万円、西駒山荘の写真・資料展経費として52万円の支援が内定しました。
このほか、石工守屋貞治のワークショップやコンテンツ制作などに87万円の支援が内定しています。
元気づくり支援金の2次分に内定したのは、27事業2,714万円で、産業振興・雇用拡大、環境保全・景観形成に重点を置いた配分となっています。 -
寒天カスでトマトが美味しく
伊那市西春近の農業生産法人 ぱぱな農園が販売している寒天カスで栽培したトマトが、ミネラル分を多く含み、うまみ成分も増す事が分かりました。
ぱぱな農園が販売しているのは、伊那食品工業の商品を製造する際にでる寒天の絞りカスから作られた土壌改良材「アガーライト」です。
今年、初めて試験的に、普通の培養土と、アガーライトを配合した培養土など条件を変えて、トマトを栽培しました。
どこがどのように美味しいのか科学的に調べようと、伊那食品工業の研究開発グループが味覚センサーなどによる比較調査を行いました。
酸味が少なくうまみ成分が多くなっているほか、カルシウムやカリウム・鉄などが多く含まれていることが分かりました。
18日も、ぱぱな農園には、土壌改良材を求め飯田から訪れたという客の姿がみられました。
ぱぱな農園では、これまでもアガーライトを使って農作物を作ってきました。
今年からは、トマトの栽培を始め、調査によって科学的な裏づけも得られました。
ぱぱな農園では、トマトのように、アガーライトによって機能性を高めた農作物の開発に今後、力を入れていきたいと話しています。 -
最高気温30.7度 3日連続の真夏日
18日の伊那地域の最高気温は30.7度で、3日連続の真夏日となりました。
伊那市美篶の下川手にあるヒマワリ畑です。
地域農地・水環境継承の会が育てているもので、現在満開です。
長野地方気象台の週間予報によりますと、県内は高気圧に覆われ晴れる日が多く、25日まで最高気温30度前後の日が続くという事です。
このヒマワリの見ごろは、8月中旬頃までだということです。 -
高校野球長野大会 上伊那勢結果
第95回全国高校野球長野大会。
17日行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
伊那北高校は4対5で飯山北高校に、敗れました。
上伊那農業高校は5対2で、松本県ヶ丘高校に勝ちました。
18日は、高遠高校の試合が予定されています。 -
高校野球長野大会 上伊那勢結果
第95回全国高校野球長野大会。14日に行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
県営上田球場で行われた駒ヶ根工業高校対上田高校の試合は、2対5で駒ヶ根工業高校が敗れました。
長野オリンピックスタジアムで行われた赤穂高校対北部高校の試合は3対0で、赤穂高校が勝ちました。
15日は、上伊那農業高校、箕輪進修高校、辰野高校の試合が予定されています。