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2011年今年の重大ニュース(3)
今年あった重大ニュースを振り返ります。
<交通死亡事故多発>
伊那警察署管内では今年、交通死亡事故が多発しました。
今年1月から28日午後5時現在13件の交通死亡事故が発生していて去年1年間と比べて4件増となっています。
死亡事故が多発したことにより5月に安全運転意識を高める
信州伊那スマートドライバー活動が始まりました。
しかしその後も死亡事故は増え続け8月には伊那市で交通死亡事故多発非常事態宣言が発令されました。
非常事態宣言が発令されるのは平成11年11月以来12年ぶり2回目となります。
今年の伊那警察署管内の死亡事故件数は13件となり平成13年の13件に並ぶ発生数となっています。
<映画ほかいびと完成>
漂泊の俳人、井上井月を題材にした映画「ほかいびと 伊那の井月」が完成し、11月に伊那の旭座で上映されました。
旭座での上映は11月に8日間行われ、およそ3500人の入場者がありました。
映画「ほかいびと」は井月の愛好者でつくる井上井月顕彰会が制作、伊那市美篶出身の映像作家、北村皆雄さんが監督を務め、4年の歳月をかけて完成させました。
井月を舞踊家の田中みんさんが演じ、およそ250人の地元住民が出演しました。
伊那谷の自然と伝統行事を織り交ぜながら俳諧に生きた井月の半生がえがかれています。
映画は、好評で来年1月11日から伊那旭座での再上映も決まっています。
<信州型事業仕分け 伊那で開催>
信州型事業仕分けが9月に行われ、伊那会場では21事業が仕分けられました。
信州型事業仕分けは、事業の必要性を議論し、行政の効率化や国などとの役割分担を明確化するものです。
この事業仕分けでは、仕分け人の議論を聞いて判定をする県民判定人方式を都道府県では初めて導入しました。
仕分けの結果、役割分担見直しが、地域景育成事業の1事業、現行通り・拡充が7事業、要改善は13事業などとなっています。
県では、現在、仕分の対象となった事業について対応方針や来年度当初予算の要求状況を公開しています。
<なでしこジャパン佐々木監督 箕輪町で講演>
ワールドカップドイツ大会で、サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」を優勝に導いた、佐々木則夫監督が、箕輪町で講演しました。
佐々木監督は、2008年の北京オリンピックで女子サッカー史上最高の4位にチームを導き、去年のアジア大会では初優勝を果たしました。
3月に開かれた講演では、6月のワールドカップや2012年のロンドンオリンピックに向けてチームの目標を語りました。
<NECライティング問題 調停案12月議会に提出せず>
伊那市がNECライティングに補助金の返還を求め民事調停を申し立てている問題で、解決金を800万円とする調停案を市は12月議会に提出せず今後、議会などの考えを聞き判断することとしました。
伊那市は去年、工場を閉鎖したNECライティングに対し平成18年度から21年度にわたり、総額1億5千万円あまりの補助金を交付してきました。
市は工場閉鎖にともない、その返還を求める民事調停を申し立てていました。
調停案ではNECライティングが市に800万円の解決金を支払う義務を認めました。
これに対し市議会から金額が低すぎるなどの反対意見が出たことから市は、12月議会に調停案を提出しませんでした。
議会では年明けに議員懇談会を開きこの件に関して協議する考えです。
<伊那市東春近田原 農地再生へ>
伊那市田原の農家などでつくる田原集落農業振興センターは田原地区上段に広がる耕作放棄地の再生事業に取り組んでいます。
12月には農林水産省関東農政局の職員が視察に訪れました。
再生事業は2年計画でおよそ16ヘクタールを元の畑に戻そうと行われています。
地権者72人もこの計画に賛同していて事業費はおよそ1億5千万円、そのうち半分は国の補助で賄われます。
荒れた土地の整備は業者を使わず地元農家などが重機を動かし整備するほか木の伐採や、草刈りなども行います。
事業終了後は農事組合法人「田原」が畑づくりをすることになっています。
<有害鳥獣対策で 北沢峠にシカの罠設置>
南アルプス食害対策協議会は、高山植物が鹿による食害で深刻な影響を受けている、北沢峠大平山荘周辺で、鹿を捕獲するための罠を設置しました。
大平山荘周辺は標高2,000メートルで、この標高でのニホンジカの捕獲は全国でもあまり例がないという事です。
伊那市を含む南アルプスを擁する市町村や県などでつくる南アルプス食害対策協議会は、2008年度から植物の防護柵の設置を行ってきました。
しかし、防護柵だけでは植物を守りきれないとして、新たに、高山帯で捕獲を行う事にしました。
捕獲後に搬出しやすいよう、林道沿いに、くくり罠が、22基設置されました。 -
11月の月間有効求人倍率 0.7倍
上伊那の11月の月間有効求人倍率は0.7倍となり、前の月の0.71倍を0.01ポイント下回りました。
ハローワク伊那の発表によりますと、11月の上伊那の月間有効求人倍率は0.7倍で、前の月の0.71倍を0.01ポイント下回りました。
企業の新規求人数は876人で、前の年の同じ時期と比べて1%上回りました。
一方、新たに仕事を探している新規求職者は777人で、前の年の同じ時期と比べ、8.5%下回りました。
求人倍率は、5月から9月にかけて震災の復興需要や代替受注により上昇傾向にありましたが、円高やタイの洪水、ヨーロッパに端を発した世界経済の減速などを懸念して、10月から下降しています。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられる」としています。 -
来春の高校新卒者 就職内定率88.6%
ハローワーク伊那は、来年3月卒業の高校新卒者の11月末現在の就職内定状況を発表しました。
就職内定率は、88.6%で前の年の同じ時期を上回っています。
ハローワク伊那によりますと、11月末現在の就職内定者数は296人で、前の年の同じ時期より40人多くなっています。
内定率は88.6%で、前の年の同じ時期を7.4ポイント上回りました。
一方、求人数は297人で前の年の同じ時期より3人増えています。
求人倍率は0.89倍で前の年の同じ時期を0.04ポイント下回りました。
ハローワーク伊那では、「内定率は、前の年の同じ時期より上回っているものの就職環境は依然として厳しい。希望者全員が就職できるよう、求人開拓や個別支援などのきめ細かい支援を行っていく」としています。 -
自然エネルギー普及へ協議会設立
バイオマス燃料や小水力発電など自然エネルギーの普及を目指す、上伊那地域自然エネルギー普及協議会の設立総会が、26日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
協議会は、自然エネルギーの上伊那版の普及モデルを構築しようと発足したもので、個人や企業、大学、行政が参加します。
会長には、信州大学農学部の岡野哲郎副学部長が選ばれました。
会では今後の事業として、小水力発電機を一般市民から出資を募り購入する市民ファンドや、
中古の太陽光発電パネルの企業へのリース
ペレット燃料の安定した生産と品質の維持などについて研究しくことにしています。
岡野会長は「バイオマス・水力・太陽光れぞれの利点を研究しながら協力し、化石燃料にたよらない、地域で安心して暮らせるエネルギー環境の礎を築いていきたい」と話していました -
サンタの登場に子ども達ビックリ!
伊那市のイベントプロデュースチーム「笑龍」は、23日夜、サンタクロースに扮して依頼のあった家庭にプレゼントを届けました。
23日の午後7時半。笑龍のメンバーがサンタの衣装で伊那市西箕輪の岩本さん宅を訪れました。
ベランダの窓からサンタクロースが姿を表すと、家の中にいた子ども達は、突然の出来事に驚いた表情を見せていました。
笑龍では、夢のあるクリスマスを過ごしてもらおうと「宅配サンタ」と名付けられたこのイベントを毎年行なっています。
依頼のあった家庭からプレゼントを受け取り、サンタの衣装でプレゼントを届けます。
驚いていた子ども達もサンタクロースからプレゼントを受け取ると、喜んだ様子を見せていました。
サンタに扮したメンバーは「子ども達の純粋な反応に毎年癒されている。この気持ちを忘れず、心のきれいな大人になってもらいたい」と話していました。
今年は、23、24日の2日間で伊那市を中心に15件の家庭を回り、プレゼントを届けたということです。 -
水資源保全へ来年3月共同声明発表
世界的な水危機を背景に、上伊那の水資源を保全しようと組織された連絡会議の第2回会合が22日開かれ、水資源保全のための共同声明を来年3月に発表することを決めました。
会合では、共同声明の案が示されました。
案には、すべての水資源の重要性について啓発活動を推進すること、上伊那地域の市町村間で外国資本等による森林買収の情報を共有し必要な対策を検討することなどが盛り込まれています。
水資源の保全を目的とした県条例の制定については今後検討することになりました。
声明の内容については次回、修正、確認をすることにしています。
このほか、箕輪ダム集水域地権者協議会の構成メンバーになっている諏訪市に、オブザーバーとして会議に参加してもらうよう要請することも決めました。 -
上伊那地区高校美術展
上伊那地区9つの高校の美術クラブが参加する「第50回上伊那高等学校美術展」が、22日から、伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那9つの高校の美術クラブの作品150点ほどが展示されています。
作品展は、高校同士の交流や研鑽の場にしようと毎年1回開かれています。
今年も、1年生から3年生まで120人から、油絵や水彩画、陶芸作品などが出品されました。
出品した高校生は、「発表する場があまりないので、よい機会になっている。他校の作品を見るのも有意義」と話していました。
上伊那高校美術連盟では「過去49回の歴史があり、高校生のエネルギーに満ちた展示発表になっている」としています。
この上伊那高等学校美術展は、25日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 -
バス藤沢線は土日4→2往復に減便へ
JRバス関東が土日の運休の方針を示していた伊那市の路線バス「藤沢線」は、1日4往復から2往復へと減便となることが22日決まりました。
これは、22日開かれた伊那市地域公共交通協議会で決まったものです。
土日の「藤沢線」については、11月に開かれた会議でJR側から運休としたいとの考えが示されていました。
地元高遠町から、現行通りの運行を求める要望があがっていることや、地域への影響を考慮して、協議会が、これまでの半分となる2往復分を確保する事になりました。
そのほか、三義・長谷巡回バスと、長谷巡回バスの最終便についても、「廃止」とする考えが示されていましたが、予約制の乗り合いデマンドタクシーを運行させることで対応していくことも了承されました。 -
伊那八峰 新酒完成試飲会
上伊那8市町村のオリジナル芋焼酎の新酒の試飲会が、21日、JA上伊那本所で開かれました。
試飲会には、上伊那8市町村の代表銘柄と、一部地域で作られた地域銘柄、13本が並びました。
これらをあわせて「伊那八峰」と呼びます。
原料のサツマイモを生産した団体などから70人ほどが訪れ、新酒を飲み比べました。
芋焼酎の生産は、遊休農地の解消や、地域活性化のため、上伊那統一で行われていて、今年で7年目です。
飯田市の喜久水酒造が蒸留していて、去年は、6400本ほどを販売しました。
新酒は上伊那地域の酒販店およそ80店で扱っていて、既に6100本の予約が入っているということです。
この伊那八峰は、それぞれ720ミリリットル入り、1250円で販売されています。 -
上伊那森林組合 ペレット売り上げ4割増の見込み
上伊那森林組合が製造している、ペレットストーブ用の燃料「木質ペレット」の売り上げは、前年度と比べ、4割増え、今年度は、およそ7400万円となる見込みです。
ペレットは、間伐材などを利用して作る事から、地球温暖化対策や環境問題の面から注目されています。
ペレットストーブの普及は、ここ数年の灯油価格の値上がりもあり、追い風となっていて、上伊那森林組合では、今年度は、昨年度より100トン多い、1千5百トンのペレットを製造します。
今年度、3月から10月までの売り上げは、およそ3100万円で、昨年度の同じ時期と比べ、6割程、増えています。
今年度の売り上げ見込みは、およそ7400万円で、昨年度より、率にして4割、金額にして2千2百万円あまり増える見通しだということです。
組合では、来年度、木材搬出用の機械化を進める計画で、「より一層のコスト削減に努めていきたいと」しています。 -
焼却灰処理費 2倍に理解
伊那市の白鳥孝市長は、南箕輪村南原住宅団地の焼却灰処理費要が当初試算の2倍になったことについて「結果対応でしょうがない」と述べ、増額分についても負担する考えを示しました。
これは、21日伊那市役所で開かれた記者会見で示されたものです。
この問題は南箕輪村南原住宅団地の地中に伊那中央清掃センターから出た焼却灰が埋められていたもので、村では処理費を9千万円と試算していました。
しかし焼却灰の処理量が当初の倍となることがわかり、費用も2倍となることが、20日の伊那中央行政組合議会全員協議会で説明されました。
この中で南箕輪村の唐木一直村長は、費用負担について理解を求めていました。
またこの件について箕輪町の平澤豊満町長は「応分な費用負担は必要。来年度予算に経常する。」と述べ
理解を示しました。
当 初の試算では処理費用は9,000万円で内訳は伊那市が5,750万円、箕輪町が2,100万円
南箕輪村が1,150万円となっています。
最終的な処理費用は、およそ1億8,600万円と推計されていて、さらに増加する可能性があるということです。 -
来年上伊那で生産する米の生産目標 3万291トン
上伊那農業再生協議会が20日、伊那合同庁舎で開かれ、来年上伊那で生産する米の生産目標を3万291トンとしました。
協議会は、来年の米の市町村別生産目標などを決めるために開かれたもので、今日は、市町村職員や農業関係者などおよそ30人が出席しました。
上伊那の来年の米の生産目標は、今年と比べて208トン多い3万291トンとしています。
市町村別では、伊那市が1万2,921トン、箕輪町が2,557トン、南箕輪村が1,683トンとなっています。
県では、「東日本大震災や福島第一原発の事故の影響で一時的に米の需要量は増えたが、食の多様化や、人口減少などで減少傾向にある。引き続き需要に見合った米の生産を進めていきたい」としています。 -
「ろう者にとって最良の教育とは」考える
長野県手話通訳問題研究会が企画した、ろう者の「教育」について考える講演会とパネルディスカッションが、18日伊那市福祉まちづくりセンターで行われました。
講演会では、ろう学校幼稚部と一般の保育園に通い、小学校から高校までを一般の学校で過ごし、筑波大学附属聴覚特別支援学校に通った経験を持つ鈴木洋美さんが、「インテグレーションを経験して」と題して話しました。
インテグレーションとは、障害のある子どもを通常の学級で、一般の児童とともに教育することです。
鈴木さんは、「小学校のときは難聴だからといじめを受けた。同じ人間なのに、どうしていじめられるんだろうと思った。学校の情報を何も得る事が出来ず、信頼できる友達もいなくて、自分の殻に閉じこもりそうになった」と、振り返りました。また、「インテグレーションには、メリットとデメリットがある。子どもに選択させることが大切」と話していました。
パネルディスカッションでは、松本ろう学校の上嶋 太教諭など4人が「ろう者にとって最良の教育とは」と題して話しました。 -
高校生が選ぶ読書大賞 「都会のトム&ソーヤ1」に決定
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞。「夢」をテーマにした今年は、はやみね かおるさんの「都会のトム&ソーヤ1」が選ばれました。
高校生の投票により今年の読書大賞に選ばれたのは「都会のトム&ソーヤ1」です。
読書大賞は、上伊那の公立高校の図書委員と学校司書らでつくる上伊那図書館協会高等学校図書館部会が開いているもので、今年で3回目です。
17日は、伊那市の創造館で読書大賞の会合が開かれ、上伊那の公立高校から27人が参加しました。
今年の読書大賞のテーマは「夢」です。
11作品の中から1次投票で選ばれた最終候補3作品について、生徒がグループに分かれて感想などを話し合いました。
5段階評価で最終投票が行われ、合計得点の平均点で大賞が決まりました。
上伊那図書館協会高等学校図書館部会では、大賞作品の著者に手紙を書き、大賞に選ばれたことを報告するということです。 -
来春 企業倒産増懸念
上伊那地方事務所は、来年3月の中小企業金融円滑化法の期限切れにより、中小企業の資金繰り悪化による倒産増加の懸念があるとの見方を16日示しました。
16日開かれた上伊那地域経済情報交換会で、上伊那地方事務所が今後の懸念事項として示したものです。
中小企業金融円滑化法による金融支援策は、平成21年12月に施行され、上伊那地域の平成22年の倒産件数は、19件から6件へと大幅に減少しました。
しかし、今年の倒産件数は、11月までで10件と再び二桁になっていて、来年3月の金融円滑化法の期限切れ以降、経営改善を図れない中小企業の資金繰り悪化による倒産の増加が懸念されるとしました。
上伊那地域の企業倒産件数は、平成21年が16件、22年が6件、23年が4件でした。
情報交換会には、上伊那の市町村や商工団体、金融機関など関係機関の代表28人が出席し、それぞれの立場から現況を報告しました。
「震災、円高、世情不安などマイナス要因が多く、先行き不安を訴える事業所が増加している」といった報告がほとんどで、長野県経営者協会は、「経営マインドは、慎重姿勢を強めていて、中期的な視点で経営できなくなっている。そうしたことが、雇用などに影響を与えている」と話しました。
上伊那地方事務所の市川武二所長は、「上伊那は、製造業が主力で海外依存率も高く、円高などの影響をまともに受けている。経済動向について情報を共有し、連携して迅速な施策の展開につなげたい」とあいさつしました。 -
信大農学部 山ぶどうワイン販売開始
信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインの販売が14日から始まっています。
山ぶどうワインは、信大農学部食料生産科学科の学生が実習で育て、塩尻の業者が醸造したものです。
今年は山ぶどうが豊作で、例年より価格を下げ、去年までひとり一本としていた限定販売をなくして何本でも購入できるようにしました。
山ぶどうは、糖度が一番上がる10月中旬に収穫されました。ワインは、甘みと酸味のバランスがちょうど良いのが特徴だという事です。
販売開始の9時に訪れたある女性は「お正月に家族で味わいたい」と話していました。
山ぶどうワインは720ミリリットル入りが2,200円、360ミリリットル入りが1,300円です。平日午前8時半から午後5時まで信大農学部の生産品販売所で販売されています。 -
信州伊那高遠の四季展応援作家展
来年7月から開かれる信州伊那高遠の四季展のPRと協賛金を募るための作品展示即売会が、15日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、63人の作家から出品された177点が展示されています。
信州伊那高遠の四季展は、伊那市が主催する全国公募展で、来年5回目を迎えます。
これまで入賞した作家のほか、近隣市町村の有名作家に協力を呼びかけ、作品を展示販売しています。
作品は、通常よりも求めやすい価格に設定されていて、訪れた人が、気に入った作品の購入を予約するなどしていました。
売り上げの一部は、四季展の運営に役立てられます。
この信州伊那高遠の四季展応援作家展は、19日まで、かんてんぱぱホールで、20日と21日には伊那市役所に会場を移して開かれます。 -
年賀状の投函受付 始まる
15日から、来年用の年賀状の受付が始まりました。
日本郵便伊那支店では、早速、ポストに年賀状を投函する姿が見られました。
日本郵便伊那支店の入り口には、年賀状専用のポストが設置されていました。
ポストには、訪れた人が、年賀状の束を投函していました。
日本郵便伊那支店は、辰野から宮田までの10支店を管轄していて、去年は、317万通の年賀状を引き受け、230万通を配達しました。
日本郵便では、25日までの早めの投函を呼びかけるとともに、「Eメールなどで挨拶を済ませる人も増えているが、年賀はがきは、日頃お世話になっている人や、なかなか会えない人への最高の挨拶」と話していました。 -
TPP交渉参加反対集会・街宣パレード
JA上伊那などでつくる上伊那農政対策委員会は、TPP・環太平洋連携協定への交渉参加を阻止するための上伊那集会を、15日開きました。
15日は、伊那市のJA上伊那本所に100人ほどが集まりました。
JA上伊那の春日州一専務理事は、「TPPの交渉は参加ありきの方向で動いており危機感を感じている。再度力を集めて、日本の農業と経済を守るため強力な運動を展開していく」と挨拶しました。
集会では、JA上伊那青壮年部長の下平道広さんと、畜産部会協議会青年部長の浦野隆さんが決意表明をしました。
トラクターや軽トラックなど、60台ほどが参加して、TPP交渉参加への絶対反対を訴えながらパレードしていました。
上伊那農政対策委員会では、上伊那の市町村長や議会に対し、参加反対を求める要請と陳情を提出しています。
そのほか、勉強会や参加阻止のための取り組みを行っていく予定です。 -
地震の影響で飯田線に遅れ
13日午後1時頃、岐阜県を震源とする地震がありました。
この地震で、JR飯田線が天竜峡、七久保間で徐行運転となり上下線の一部で20分以上の遅れがでました。
JR東海によりますと、地震の影響で、天竜峡、七久保間が徐行運転となり、上下線の一部で20分以上の遅れがでました。
14日午後1時1分に発生した地震は岐阜県美濃東部を震源とするもので、震度は、伊那市と箕輪町で3、南箕輪村が2となっています。
各市町村、消防によりますと、この地震による被害はなかったという事です。 -
雇用・生活支援ワンストップサービス
年末年始を前に伊那保健福祉事務所は13日、生活困難な人達を対象としたワンストップサービスを行いました。
雇用、生活支援ワンストップサービスは、仕事の紹介に加え、生活保護や住宅手当に関する相談など仕事を失った人への生活支援を行うもので、県内5か所で行われています。
伊那市のサンライフ伊那内にある伊那緊急求職者サポートセンターには相談者が訪れていました。
この他、生活福祉資金貸付や多重債務などの相談も行っています。
ワンストップサービスは12月15日も伊那緊急求職者サポートセンターで行われます。
時間は午後1時30分から午後4時30分までとなっています。 -
地域産業の活用について考えるセミナー
地域産業の活用について考える長野県産業観光推進セミナーが12日、伊那合同庁舎で開かれました。
セミナーには、観光関係の仕事をしている行政職員や、企業などからおよそ90人が集まりました。
セミナーでは、名阪近鉄旅行株式会社の高野慎二さんが講師を務め、産業観光のあり方などについて話しました。
高野さんは「上っ面の観光地から脱皮して魅力的な観光地に工夫すること、新たな魅力ある観光スポットを作りあげ展開していくことが必要」と自身の考えを話しました。
他に、「今注目されている日帰りバスツアーはいずれ飽きられる。各地域の密着度の濃い内容で商品を提供していく必要がある」と話しました。 -
スポーツに携わる仕事がしたいという子どもを対象にした講演会
将来、何らかの形でスポーツに携わる仕事がしたいという子どもを対象にした講演会が10日、伊那市のいなっせで開かれました。
講演会は、伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、会場には、小学生から高校生までおよそ80人が集まりました。
高校の校長や、市内の中学校教諭、整骨院の院長など4人が講師を務めました。
このうち健康スポーツコースを取り入れている岡谷東高校の松崎旻校長は「自分が将来どうありたいか、何になりたくて勉強しているのか、目的をしっかりもってほしい」と話しました。
他に、中学校の教諭で部活動の顧問としてスポーツに携わっている三澤裕美教諭は「生徒と1番近い距離で成長を見守れるのが教職員の仕事のおもしろさだと思う」と話しました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは「今後も、子ども達の夢の実現に向け取り組んでいきたい」と話していました。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
株式会社ニシザワが主催する文芸コンクールの表彰式が10日、伊那市創造館で行われました。
表彰式では、入賞者15人に、荒木康雄社長から表彰状が贈られました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、小学生の部最優秀賞に箕輪東小学校3年の立松利稀くん、中学生の部最優秀賞に伊那東部中学校1年の伊藤舜くんが選ばれています。
文芸コンクールは、読書を通じて考える力を養ってもらおうと(株)ニシザワが毎年行っているもので、今年で8回目になります。
7月から9月にかけて上伊那地域の小中学生を対象に読書感想文を募集し、今年は千230点の応募がありました。
荒木社長は「主人公や作者の気持ちになって書けている。本からいろんな感動を得て成長してほしい」と話していました。 -
高校野球部員が少年野球チームを指導
高校野球部員が少年野球チームの小学生を指導する野球教室が10日、南箕輪村の上伊那農業高校で開かれました。
この日は上農高校と高遠高校の野球部員が、伊那市内の少年野球チーム、4チームの小学生を指導しました。
この野球教室は、上伊那地域の野球人口の底辺拡大を目的に、上伊那高校野球連盟が毎年開いているものです。
教室では、キャッチボールや守備、バッティングなど基礎練習が行われました。
守備の練習では、実際に高校生が動きを見せながらグラブの出し方などを指導していました。
ある小学生は「ボールを捕る時の腰の落とし方など、今までは知らなかったことが分かった」指導にあたった高校生は「指導をしてみて今まで気づかなかった部分に気付かされた。良い経験になった」と話していました。
上農高校野球部の久保村智監督は「小学生には高校野球の魅力を感じてもらい、高校生には小学生の手本となる姿勢を身につけてもらいたい」と話していました。
上伊那高野連では「地元の高校に進学して、地元で野球を続けてもらいたい」と話しています。 -
この冬一番の冷え込み
10日の伊那地域は最低気温-5.6度を記録し、今季一番の寒さとなりました。
朝8時、部活などで高校に向かう生徒たちが白い息を吐きながら登校していました。
この寒さは、日本上空に入り込んだ寒気によるもので、冬型の気圧配置となり寒い一日になりました。
伊那地域でも-5.6度を記録し、今季一番の寒さとなりました。
長野地方気象台によりますと、11日以降は、これほどの冷え込みはないものの冬型の気圧配置が続きそうだということです。 -
中央自動車道 伊那料金所で防犯訓練
南箕輪村の中央自動車道伊那料金所で、強盗を想定した防犯訓練が、8日、行なわれました。
訓練は、料金所で集金していた係員が、集めた現金を事務所に運ぶ際に、刃物を持った犯人が現れ、現金を強奪して逃げるとの想定で行なわれました。
現金を奪われた係員と、現金の運搬を監視していた係員は、カラーボールを逃走する犯人の車に投げつけていました。
係員は、車のナンバーをその場でメモしていました。
事務所では、伊那警察署に通報が行われ、犯行時の様子などを伝えていました。
この訓練は、料金所での凶悪犯罪に備えて、ネクスコ中日本や警察などの関係機関が互いに協力し、事件発生時の対応を向上させようと行われました。
ネクスコ中日本・飯田営業所管内の従業員45人ほどが参加し、訓練を見学しました。
通報後、4分後には、伊那警察署の署員が、その後、県警の高速道路交通警察隊も到着しました。
伊那署では、「逃走した方向や、犯人の特徴など、1つでも多くの情報を覚えて欲しい」と呼びかけていました。 -
花粉飛散2月中旬
日本気象協会は7日、来年の花粉飛散予測を発表しました。
それによりますと関東甲信地方は2月中旬と予測しています。
日本気象協会では来年、関東甲信地方でスギ花粉が飛び始める時期は2月中旬と予測しています。
花粉の総飛散数は概ね例年並みで、今年と比べると非常に少ないと予測しています。 -
福祉施設製品 販売
上伊那にある8つの障害者福祉施設が製作した製品の販売が5日から、伊那合同庁舎で始まっています。
この販売会は、3日から始まった「障害者週間」に合わせ、障害者の福祉について関心を高めてもらうとともに、障害者の工賃を高めようと、4年前から行われています。
5日は、エコバックなどの布製品や菓子などが並び、県職員が買い求めていました。
県によりますと、平成22年度の施設利用者の一か月の工賃は、平均でおよそ1万2千円で、5年間と比べ、1500円ほど上がっているということです。
各施設では工賃アップのために新商品の開発などを行っているが、販路の拡大が大きな課題となっているということです。
伊那保健福祉事務所では、「どのような物を作っているのか知ってもらい、多くの人に買ってもらうことで、障害者の自立につなげていきたい」と話していました。
この販売会は、上伊那にある8つの施設が交代で開き、開催期間は、9日までの毎日、正午から午後1時までとなっています。 -
伊那ファイターズ卒団式
上伊那の中学生を対象にした硬式野球チーム「伊那ファイターズ」の卒団式が4日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。
式には、チームの関係者や保護者など、およそ100人が出席し、中学3年生の卒団を祝いました。
今年の伊那ファイターズは、3年生が5人と少ないながらも、例年以上にまとまったチームで、夏の大会では、信越地区3位となり、2年連続3回目の全国大会出場を果たしました。
伊那ファイターズ代表の登内英夫さんは「チームで学んだ、勝利への精神と努力を忘れず、より磨きをかけ、これからの人生を歩んでほしい」と挨拶し、一人一人に修了証を手渡しました。
浦野博監督は、卒団する5人との思い出を振り返り、これからの野球人生にエールを贈りました。
卒団する5人を代表して、前主将の中島大地くんは、「チームでの3年間は野球ばかりでなく、人間として大きく成長できました。」と話し、残った後輩たちに向け「全国大会出場を目標に練習に励んでください。」と激励しました。