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上伊那鳥獣被害対策協議会 総会
野生鳥獣による農作物などへの被害防止について広域的に取り組む、上伊那鳥獣被害対策協議会の総会が16日に市役所で開かれました。
総会には、上伊那8市町村やJA上伊那など関係者およそ30人が出席しました。
今年度の事業費は、前の年度と比べ半分のおよそ1千90万円となっています。
主な事業は、個体数調整に効果があるとして、くくり罠の購入312万円、一斉捕獲の実施に200万円となっています。
一方、前年度実施した、大規模緩衝帯の整備や、誘導捕獲柵わなの設置などは、見送られています。
協議会では、時代の流れで予算に限りはあるが、上伊那が共に連携し継続的に野生鳥獣対策を行っていきたいとしています。 -
JA上伊那 米穀施設整備始まる
JA上伊那は、米穀施設の老朽化が進んでいることから、施設の再編を進めています。
14施設のうち、3つの施設の拠点施設としての整備が11日から始まりました。
拠点施設の整備が行われるのは、南箕輪ライスセンター、美篶3号カントリーエレベーター、飯島カントリーエレベーターです。
11日は、南箕輪と美篶の増改修工事安全祈願祭が南箕輪ライスセンターで行われ、関係者およそ70人が集まり工事の無事を祈願しました。
JA上伊那は、施設が老朽化していることから、上伊那広域での施設整備を3年から5年の計画で進めています。
総事業費は17億円で、うち拠点施設の整備にかかる10億円を国の補助金で賄います。
南箕輪ライスセンターの整備は、総事業費およそ4億1千万円で、400トンの米を保管できるサイロ5基を新設する他、乾燥機1基を増設し処理能力を向上させます。
整備事業は、9月末の完了を予定しています。 -
「アルプスに響け!ぞう列車の歌」制作発表
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんが手掛ける舞台劇「アルプスに響け!ぞう列車の歌」の制作発表が8日、伊那市役所で行われました。
後藤監督が演出する舞台劇は、絵本「ぞう列車がやってきた」の童話に合唱曲を組み合わせた作品です。
これは、飯島町で演劇などをおこなっているいいじま文化サロンの事業のひとつです。
「ぞう列車がやってきた」という物語は、太平洋戦争のまっただ中で、二頭の象の命を守りぬいた、名古屋市の東山動物園の園長や飼育係の優しさや勇気を事実にもとづいて描かれた作品です。
この作品をもとにして、東日本大震災で被災し伊那谷に引っ越してきた一人の少女を主役にした脚本で、戦争のない平和な世界を訴えます。
後藤監督は、上伊那在住の子供たちにも参加を呼び掛けていて、5月31日まで演劇と合唱の出演者を募集しています。
また、まじかでプロの演技を学ぶ機会にしようと俳優の古谷一行さんに出演を交渉しているということです。
募集の受け付けは、飯島町教育委員会内いいじま文化サロン事務局で受け付けています。
稽古は7月から行い、12月に飯島町文化館大ホールで発表する予定です。
問い合わせ
いいじま文化サロン事務局 0265‐86-3111 -
第11会中学生サッカーINA CUP
県内外の中学生サッカーチームが競い合うINA CUPが4日、5日の2日間、伊那市陸上競技場などで開かれました
伊那カップは、上伊那のサッカーのレベル向上や選手の交流を目的にFC伊那東部が毎年開いているものです。
11回目となる今年の大会には、県内外から36チームが参加しました。
大会は、8つのグループに分かれてリーグ戦が行われ各リーグの1位のチームが決勝トーナメントに進みます。
主催のFC伊那東部は、リーグ戦で愛知県の千種FCと対戦しました。
緑のユニフォームのFC伊那東部は、前半に1点を先制されますが後半終了間際に追いつきました。
試合は1対1で時間となり、PK戦の結果、FC伊那東部が5対6で惜しくも破れました。
大会の結果、予選で伊那東部を破った愛知県の千種FCが優勝しています。 -
36災害に関する講演会
昭和36年6月、伊那谷に甚大な被害をもたらした36災害に関する講演会が27日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
講演会は、防災意識を高めてもらおうと、シニア大学伊那支部のOBなどでつくる上伊那地区賛助会が開いたものです。
27日は、会員およそ50人が集まりました。
賛助会副会長で、36災害を経験した駒ヶ根市中沢の木下幸安さんが講師を務め、当時の状況について話しました。
木下さんは「山が崩れる前に異様な臭いが漂った。3歳と1歳の子どもを抱きかかえて山のほうへ逃げたことを覚えている」と話しました。
他に「昔からあった高台の家は助かったが、後から移り住んだ川沿いの家はほとんど飲み込まれてしまった。自分の暮らす場所の地質などを知っておく必要がある」と話していました。 -
ごみ処理基本計画 前倒しで計画の改定へ
上伊那広域連合は、平成22年3月に5か年計画で定めたごみ処理基本計画について、ごみの減量化など一定の目標を達成したとして、計画の改定を行います。
27日は、今年度初めての上伊那広域連合廃棄物政策審議会が、伊那市のいなっせで開かれました。
ごみ処理基本計画は、ごみの減量化や資源化をより効果的に進めようというものです。
平成22年度の目標値は、燃やせるゴミ3万2,000トンに対し、排出された量は2万9,000トンで目標を達成しています。
この他にも、燃やせないゴミや廃棄物など15項目のうち11項目で目標を達成していることから、最新のデータに基づき新たな目標を定めることが27日の審議会で承認されました。
今後事務局でたたき台を検討し、審議会に試案を示すということで、平成25年12月の改定を目指します。 -
新ごみ施設検討専門委が連合長に中間報告
新しいごみ中間処理施設の基本的構想を検討している上伊那広域連合の施設整備検討専門委員会は、このほどまとめた中間報告を27日白鳥孝連合長に報告しました。
専門委員会委員長で信州大学農学部の北沢秋司名誉教授らが市役所を訪れ、白鳥連合長に報告しました。
専門委員会がまとめた中間報告は、●候補地は、富県の天白水源付近、●処理方式は、環境面や経済性などからコークスの燃焼熱でごみをガス化する方式と熱した砂でごみをガス化させる方式の2つで検討を進めること、●事業方式は、公設民営を軸に模索するなどと11章で構成されています。
今後は、5月中旬から関係地区への説明会や意見募集を行い7月までに最終報告としてまとめ、8月の広域連合正副連合長会での決定を目指します。 -
求人倍率0.68倍 県下最低水準
3月の上伊那の月間有効求人倍率は、0.68倍で、2月から0.04ポイント上昇しましたが、依然として県下最低水準です。
ハローワーク伊那の発表によりますと、3月の上伊那の月間有効求人倍率は0.68倍で、2月の0.64倍を0.04ポイント上まわりました。
しかし県平均は0.81倍で上伊那地域は、県下最低水準となっています。
企業の新規求人数は、全体では、2月を下回ったものの建設業、製造業、医療・福祉分野で上回り1,143人でした。
一方、新規求職者数は920人で、2月の1,007人から87人減りました。
なお、高卒者の内定状況は、98.2パーセントで平成22年度末を0.5ポイント上回りました。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は、依然として厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる。」と話しています。 -
元気づくり支援金 上伊那分の採択事業決定
県が市町村や団体の特色ある活動を支援する元気づくり支援金の上伊那分の採択事業がきまりました。
今回上伊那で採択されたのは、56件、約6,500万円です。
伊那市では、▽高遠町藤沢で地元農産物を利用した料理を提供する農家レストラン「木かげ」に472万9千円、▽JR飯田線伊那市駅開業100周年に合わせた中心市街地の活性化事業を行う「伊那市の暮らし100年地域活性化推進事業」に191万5千円など、17件2,673万1千円が採択されました。
箕輪町では、地元食材を使った料理の開発や学校給食での普及に31万5千円など、2件120万3千円が採択されました。
南箕輪村では、大芝高原に自生する稀少植物の保護育成に63万1千円など、2件、150万6千円が採択されました。
元気づくり支援金の2次募集は4月27日から5月31日までとなっています。 -
V.C.長野ジュニアチームが初練習
南箕輪村を拠点に活動するバレーボールクラブ「V.C.長野トライデンツ」のジュニアチームが21日、南部小学校で初めての練習を行いました。
この日は入団希望者も含めて12人が練習に参加しました。
VC長野トライデンツは、去年からバレーボールの国内3部リーグに参戦しているクラブチームです。
地域のバレー人口の底辺拡大やレベルの向上などを目的に、ジュニアチームを立ち上げました。
選手自ら指導にあたり、「膝を使って」「額の前に手を出して」などと説明しながらトスの上げ方を教えていました。
笹川星哉代表は「バレーがうまくなるのと同時に、バレーを好きになってもらいたい」と話していました。
ジュニアチームは毎週土曜日に南箕輪村南部小学校の体育館で練習を行う予定で、随時入団も募集しているということです。
電話 98-6812(事務局) -
上伊那猟友会 今年度有害鳥獣駆除を行う猟友会員を対象にした講習会
上伊那猟友会は、今年度有害鳥獣駆除を行う猟友会員を対象にした講習会を20日、辰野町の県営総合射撃場で開きました。
講習会は、安全かつ効率的に有害鳥獣駆除を行おうと上伊那猟友会が開いたものです。
3日に分けて開かれ、最終日の20日は伊那市の会員およそ100人が参加しました。
講習会では、銃やワナの取扱方法などの講座が行われた後、散弾銃によるクレー射撃が行われました。
クレー射撃は、空中に放たれた直径15センチほどの円盤型の的を打ち抜く技術を競うものです。
会員らは、得点を競いながらお互いに射撃の腕を磨いていました。
上伊那地域のニホンジカの食害による農業や林業の被害額は、平成17年度がおよそ4,800万円だったのに対し、平成21年度が9,700万円、平成22年度が1億2,000万円となっていて、林業を中心に年々増えています。
上伊那猟友会では、有害鳥獣の効率的な捕獲を行おうと、ワナの仕掛ける場所を示した捕獲マップを作成する考えです。
上伊那猟友会では今年度、伊那市高遠町の県有林をモデル地域にし、マップを作成する考えです。 -
第32回宗嶺会刻字展
刻字愛好者でつくる宗嶺会の作品展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。
32回目となる作品展には、塩尻から駒ヶ根までの28人の作品90点ほどが並んでいます。
宗嶺会は、伊那市の宮澤梅径さんに師事する人たちで作られていて、30年のベテランから初心者までが出品しています。
会場には、展覧会などに出品する大作のほか、1つのテーマにみんなが取り組んだものもあります。
今回のテーマは「木偏(きへん)」です。
林や、桜、楓など、様々な木偏の文字を、それぞれが好きなように表現しています。
展覧会に出品する作品には様々なルールがあると言う事ですが、「木偏」の作品については、みんな楽しんで自由に作ったということです。
関係者は、「刻字は色もあってカラフルなのが楽しい。部屋に飾るインテリアにしてもおしゃれ」と話していました。
この宗嶺会の刻字展は、21日(土)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
児童養護施設たかずやの里 移転先検討へ
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の改築について、施設整備に関する方針を決める1回目の検討委員会が、18日に開かれました。
委員会では、現在地での建て替えは困難だとして、移転先を検討していく方針です。
委員会は、上伊那8市町村や施設を運営するたかずや福祉会、地元住民など14人で構成されています。
委員長には、長野県社会福祉事業団の辰野恒雄さんが選任されました。
昭和48年に建設された現在の施設は老朽化などから改築が必要となっていて、上伊那広域連合がその財政支援を行う方針を示しています。
委員会は、改築にともなう施設の概要やあり方を検討するもので、この日は、現在地での建て替えは困難である事から、移転先を検討することが確認されました。
理由として、現在地は山のふもとで勾配がきつく、県の土砂災害警戒区域に今年度中に指定される予定である事などがあげられました。
移転先については▽子ども達の通学、通院と送迎の負担が軽減される事▽現在の地域住民とのつながりに、比較的配慮しやすい場所である事などを基準にして検討していくという事です。
委員会では、来年度中の建設を目指し、今年8月末までに整備計画を策定する予定です。 -
山火事予防パレード
上伊那地方事務所や南信森林管理署・市町村などは、山火事の予防を呼びかけるパレードを、17日、行いました。
17日は、伊那合同庁舎前でパレードの出発式が行われました。
予防パレードは、山火事が発生しやすい季節を迎え、住民に注意を促そうと毎年行われています。
青木 一男上伊那地方事務所長は、「一人ひとりが注意すれば、未然に防ぐ事ができる。地域の人に意識を高めてもらえるように呼びかけたい」と話していました。
去年の上伊那地域の山火事発生は5件で、0.82ヘクタールの山林を焼きました。
今年は、17日までに既に3件、0.46ヘクタールの被害が出ています。
原因は、ごみ焼きの延焼・タバコの不始末など、不注意によるものがほとんどとなっています。
パレードは、今日1日かけて、上伊那北部の4市町村を回りました。
18日は、伊南4市町村で行われる予定です。 -
伊那ビジネス専門学校入学式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校で11日、入学式が行われました。
今年は、1年制のOAビジネス学科に5人が入学しました。5人は、それぞれ上伊那出身の18歳です。
新入生代表の学生は、「自覚と誇りをもって、学業に専念することを誓います」と宣誓しました。
三沢岩視理事長は「世界を取り巻く状況は混沌としており、上伊那の民間企業も苦労している。一生懸命勉強して、取れる資格は少しでも多くとって、就職して欲しい」と式辞を述べました。
三沢清美学校長は、「日々の生活の中で大切なものは、心構えのあり方。通年を通して自分自身を見つけてほしい」と訓示しました。
OAビジネス学科では、パソコン・簿記・ビジネスマナーを学び、企業の即戦力となることを目指します。
なお、伊那ビジネス専門学校では、例年ほぼ100%の就職率だということです。 -
元気づくり支援金 選定委員会
市町村や公共的団体の自主的な取り組みを支援する県の地域発元気づくり支援金の上伊那分の選定作業が12日から始まりました。
今月末に採択事業が決定します。
12日は、第1回目の選定委員会が伊那合同庁舎で開かれ、要望があった65件の事業内容が委員に説明されました。
選定作業は、上伊那地域の町村長やNPOの代表、信州大学農学部長、伊那建設事務所など県の出先機関の所長など7人が行います。
今年度要望が出されたのは、昨年度に比べ若干少ない65件、1億1千80万円余りです。
事業区分別では、●産業振興、雇用拡大に21件4500万円余り、●教育、文化の振興に14件2600万円余り、●景観保全、景観形成に12件2300万円余りです。
今年度、支援金は、全県で10億円、上伊那は、人口や面積などにより9千116万円が配分されます。
昨年度は、9千255万円の配分額に対し、県下で唯一第3次募集まで行い77件、7千354万円余りが交付されました。
次回の選定委員会は、17日に予定されていて、月末までに採択事業が決定します。
選定委員会委員長で上伊那地方事務所の青木一男所長は、「熱のこもった事業が多数寄せられている。主体的なモデルとして発展できる事業を選定していきたい」とあいさつし、委員の協力を求めていました。 -
アルプスバラ会 バラで被災地支援
上伊那のバラ愛好家でつくるアルプスバラ会は、東日本大震災の被災地を花で支援しようと、バラの栽培を始めています。
上伊那を中心におよそ120人の会員がいるアルプスバラ会では地元の福祉施設や観光農園にバラの苗を贈る活動を行っています。
会では、花の持つ力が被災地の励ましになればと先月から3年計画で、苗の栽培を始めました。
栽培しているのは「アンネのバラ」と呼ばれる品種です。
苗が育つ3年後に100本程を会員が被災地に赴き植える計画です。
アルプスバラ会で支援の中心となっているチャリティバラ委員会の原八重子委員長は「少しでも被災地支援の役だてば。そしてバラを通して被災地との絆を深めることができれば」と話していました。
会長の春日千定さんは、「被災地は津波により土地が荒れているからこそ、3年かけ荒れた土地でも花を咲かせるような強い苗を作りたい」としています。
会では広さ10アールの畑で、苗70本を育てていて、今後は販売用も含め、合わせて400本程を栽培していくとしています。 -
上伊那地方事務所 青木所長にきく
上伊那地方事務所の所長に、今年4月1日付けで新しく青木一男さんが着任しました
青木さんは、辰野町出身の56歳です。
1979年(昭和54年)に県職員となり危機管理部消防課長や南信教育事務所長などを歴任、今年4月に上伊那地方事務所長に着任しました。
青木さんは、県が定めた「行政経営理念」に加え上伊那地方事務所独自の価値観・行動の指針に「地域の魅力の発掘・発信」を付け加えました。
「上伊那には強い所もあれば、弱い所もある。私を含め職員がそれぞれの分野で勉強をし、強い所は活用し、弱い所は克服していけば、地域の活力となる。その為に行動指針として「地域の魅力の発掘・発信」を加えた」といいます
これまでを振り返り、脱ダム宣言した田中県政時代、土木部河川課で事務方として過ごした経験から、「住民のみなさんに議論全体の本質を理解していただくには難しく、時間がかかるものだった」と当時を振り返り、住民合意には丁寧な説明と共に、その難しさを感じたといいます。
上伊那の課題については、観光と話します。
「広域観光を含め、弱点を克服する取り組みが必要。
県内で似た地域で、小布施と高遠を比べると、街づくりの中で人を呼ぼうとする点で意識に差がうまれている。高遠をしかっりとコーディネイトし通年で滞在型の観光になれば、地域が伸びていく」と話していました。
青木事務所長は「上伊那には自然や産業、信大農学部など誇れる部分が多くある、これらを活かした地域づくりが大切」だとしています。
家族は妻と息子1人、娘2人で、現在は辰野町で妻と娘一人の3人暮らしをしています。
その他、地元、矢彦神社小野地区木遣り保存会の副会長をつとめていて、毎回欠かさず御柱には参加していると言うことです。 -
伊那合同庁舎 ベビールーム設置
伊那合同庁舎に、乳児の授乳やおむつ交換ができるベビールームが設置されました。
ベビールームが設置されたのは、伊那合同庁舎1階です。
長野県産の木材を使い、これまで倉庫だったスペースを改修して作りました。
ベビールームには、おむつ交換ができるベッドや座って授乳ができるイスが用意されています。
また、1階多目的トイレには、これまであった、おむつ交換用のベビーシートに加え、幼児用のイスが設置されました。
これらは、乳幼児のいる家族が安心して出かけられるようにと、県が行っている赤ちゃんほっとルーム整備事業の一環で整備されたもので、事業費は120万円となっています。 -
施設整備検討専門委が中間報告の概要まとめる
上伊那広域連合施設整備検討専門委員会は、新ごみ中間処理施設について、事業方式を公設民営、ごみ収集車の導入路を北側からなどとする中間報告の概要をまとめました。
広域連合では中間報告に基づき5月中旬から関係地区説明会を開催する予定です。
9日は伊那市のいなっせで9回目の委員会が開かれ事業方式などについて協議されました。
事業方式については、建設にかかる費用などを公共でまかない、設計や建設、運営については民間で行う、公設民営方式を前提とすることで意見がまとまりました。
またゴミ収集車の導入路については、三峰川沿いの堤防を入り北側から侵入するルートでまとまりました。
施設の処理方式はガス化溶融方式の流動床式とガス化溶融方式のコークスベッド式の2つに絞りこまれています。
9日まとまった中間報告の概要は、委員会で正式に決定したのち廃棄物政策審議会や広域連合長などに報告されます。
広域連合では中間報告に基づき5月中旬から関係地区説明会を開催し5月14日から1か月間住民意見の聴取を行います。
7月上旬には最終報告書案をまとめ報告する計画です。 -
不法投棄監視連絡員を委嘱
長野県は、県全体で100人を不法投棄監視連絡員として委嘱します。
このうち上伊那地域は、11人です。
6日、伊那合同庁舎で委嘱式が行なわれ、新任2人、再任9人の11人が青木一男上伊那地方事務所長から委嘱状を受け取りました。
不法投棄監視連絡員の制度は、平成12年から始まり、上伊那地方事務所では、監視をより強化しようと、平成18年に7人から11人に増員しています。
不法投棄は、年々減少傾向にあるものの、一方で巧妙化、悪質化しているということです。
内容は、家庭ごみが9割以上を占めていて、市民のモラルが問われています。
青木所長は、「それぞれが連携し、良好な生活環境を守っていきたい」とあいさつしました。
監視連絡員の任期は、1年です。 -
県軽自動車協会伊那支部 被災地に義援金
長野県軽自動車協会伊那支部は、東日本大震災と県北部地震の被災地に義援金を送りました。
5日は、軽自動車協会伊那支部の中村 昇副支部長ら2人が伊那市役所を訪れました。
伊那支部で集めた10万円が東日本大震災の被災地に、また、去年6月に開かれたスーパーエンデューロin天竜でチャリティーオークションや寄付を募り集めた5万円が、県北部地震の被災地に送られました。
中村さんは、「こんなに集まると思わなかった。被災地のために役立てて欲しい」と話していました。
なお、4日現在、東日本大震災と県北部地震の被災地に送るために伊那市に寄せられた義援金は、3697件 8297万919円となっています。 -
犯罪被害者 悩まず相談を
長野犯罪被害者支援センターなどは、支援活動の周知・利用を呼びかける街頭啓発を5日、伊那市内の大型店で行いました。
5日は、長野犯罪被害者支センターの職員や相談員、伊那警察署の署員など10人ほどが、街頭啓発を行いました。
支援センターは、電話や面接をして事件や事故の被害者の相談に応じているほか、裁判に付き添うなどの直接的な支援を行っています。
昨年度は、全県で、189件の電話相談がありました。
支援センター事務局長の間中 壽一さんは、「犯罪被害者は一人で悩みがち。辛いことを一人で抱え込まないで相談してほしい」と話していました。
なお、支援センターは、今年度から長野県公安委員会から早期援助団体の指定を受ける見込みで、指定されると、より、早く幅広い支援が行えるということです。
また、県内で50人の相談ボランティアが活動していますが、南信では4人しかいないとして、南信地域で活動してくれるボランティア相談員を募集しています。
南信相談窓口 電話0265-76-7830 -
(株)ニシザワ広告付きシールで値引き
(株)ニシザワは、広告付き値引きシールを活用したサービスを県下で初めて導入しました。
99円のバナナが広告付き値引きシールの20円引きで79円に。
(株)ニシザワが経営するベルシャイン伊那店では、5日から、広告付き値引きシール・うれしーるが貼られた商品の販売が始まりました。
広告付き値引きシールは、シールで広告を出した企業が、値引き金額を負担するというものです。
ニシザワにとっては自社の負担がなく値引きができ、広告主は地域に貢献するとともに、商品購入層を絞った広告ができます。
このアイディアを考えたのは東京に本社を置く広告代理店で、県下では初めて、ニシザワがこのシールを導入しました。
出されている広告は、地元企業のもので、シールが付いた商品を買った人には、商品購入時だけでなく来店時のサービスなどもあります。
(株)ニシザワでは、地元企業の協賛を得て、ベルシャイン伊那店では6月まで毎週木曜日、ベルシャイン箕輪店では26日まで毎日、シールのサービスを企画しています。 -
上伊那の小中学校入学式 一斉に
上伊那の小中学校で5日、一斉に入学式が行われました。
このうち箕輪町上古田の箕輪西小学校には、1年生17人が入学しました。
在校生の拍手に迎えられ、1年生が入場しました。
関谷 圭史校長は、良い子の頭文字をとって「『よ』は先生の話を良く聞く、『い』は命を大切にする、『こ』は、困ったときは泣かないで相談する。この良い子の約束を守って楽しい学校生活を送りましょう。」と挨拶しました。
児童会長の山田和昭君は、「箕輪西小学校には、縦割り班の活動など楽しい事がたくさんある。1年生だけでなく、全校のみんなと友だちになってください」と歓迎していました。
入学式では、関谷校長から、1年生ひとりひとりに教科書が手渡されました。
1年生は、保育園で練習してきた歌を披露しました。
伊那市では、小学校に658人、中学校に678人、箕輪町では小学校に222人、中学校に256人、南箕輪村では小学校に163人、中学校に164人が入学しています。 -
3日の暴風雨 倒木や農業用ビニールハウスの倒壊などの被害
伊那市で最大瞬間風速30メートルを記録した、3日の暴風雨で倒木や農業用ビニールハウスの倒壊などの被害がでました。
伊那市では、長谷杉島など市内11か所で倒木被害が発生しました。中部電力伊那営業所によりますと、倒木などにより、3日夕方から4日にかけて市内319戸で停電が発生しましたが、すべて復旧しているという事です。
また、伊那北保育園では、3日午後5時半頃、街路樹が敷地内に倒れこみました。
雷が落ちたため、倒れたのではないかということです。
木は、停めてあった車の上に倒れたため車にキズがつくなどの被害がありましたが、けが人はありませんでした。
JA上伊那のまとめによりますと、ビニールハウスの倒壊が伊那市で13棟、箕輪町で1棟、南箕輪村で6棟発生し、高遠町地区で19万円あまりのイチゴの苗の被害が出たという事です。
建物では、伊那市狐島で天竜川漁業協同組合の会館の屋根がめくりあがり破損すなどの被害がでています。
伊那市、箕輪町、南箕輪村とも、けがをした人はいなかったという事です。 -
伊那リ 今季20%利用者増
伊那スキーリゾートの今シーズンの利用者数は、4万5700人で、昨シーズンの3万8千人に比べておよそ20%増えました。
伊那スキーリゾートは、今シーズン、去年12月18日から、今年3月25日まで営業しました。
去年より20%ほど多い4万5700人が利用しました。
利用者は、南信と中京圏がほとんどを占め、家族連れが中心です。
増加要因について、伊那スキーリゾートでは、今年の冷え込みで人工の雪作りが進んだこと、毎週土曜日に、子供が参加できるイベントを行うなど、ファミリー向けのサービス向上を図ったことなどを挙げています。
伊那スキーリゾートを運営する(株)クロスプロジェクトの辻 隆社長は、「今後は、日帰りではなく、滞在型のスキー観光を進めたい。県内、中京圏はもとより、中国など海外からの誘客を図りたい」としています。
なお、伊那スキーリゾートは、下伊那郡阿智村のスキー場「ヘブンスそのはら」と5月末までに合併する方針です。 -
新年度スタート 企業で入社式
本格的な新年度がスタートした2日、上伊那の企業では入社式が行われ、新入社員が社会人としての一歩を踏み出しました。
箕輪町に本社を置く電子部品メーカー、KOA株式会社には、男性29人、女性10人の合わせて、39人が入社しました。
式の中で向山孝一社長は、「KOAは社員同志、また地域社会との信頼関係を大切にしている。この社風を皆さんが守り、伝えてもらいたい。」と呼びかけました。
このあと新入社員1人1人が、社会人としての決意を語りました。
KOAの新入社員は、今日からビジネスマナーや会社の歴史などを学ぶ研修期間を経たのち現場実習に就く予定です。 -
2月の月間有効求人倍率 0.64倍
上伊那の2月の月間有効求人倍率は、0.64倍で、1月と比べ0.05ポイント上昇しました。
5か月ぶりの上昇となりますが0.6倍台は、県下でも上伊那だけで、ハローワークでは、「雇用情勢は、依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられる。」としています。
上伊那は、リーマンショク以降、厳しい雇用情勢が続いていて、4月から国の支援が受けられる雇用開発促進地域に指定されます。
設備投資をして新たに雇用した場合、国からその規模に応じて企業に対し奨励金が支給されます。
雇用開発促進地域は、現在上田地区が該当していますが、4月からは、上伊那のほか大町も該当地区となります。
大町の2月の月間有効求人倍率は、0.73倍でした。 -
JA上伊那 新規採用職員入組式
一方、JA上伊那は、伊那市狐島の本所で、来年度の新規採用職員の入組式を30日、行いました。
入組式では新規採用職員11人が自己紹介をしました。
新規採用職員を代表して有賀敏明さんは「一日も早く一人前の職員として組合員や地域のみなさんの役に立てるよう全力で取り組みたい」と誓いの言葉を述べました。
JA上伊那の宮下勝義代表理事組合長は「自信と誇りを持って明るく前向きな姿勢で頑張って欲しい」と激励しました。
11人は4月2日に辞令を受けそれぞれの配属先で業務を始めることになっています。