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日本の農業に関心を 牛のオブジェ制作
TPPの交渉参加が問題となる中、日本の農業に関心を持ってもらおうと、JA上伊那酪農部会青年部は、ワラで作った牛のオブジェを制作しました。
オブジェは、高さ2m40センチ、直径1m20センチで、重さは250キロです。
牛の飼料などに使われるワラでできています。
酪農部会青年部では、TPPの交渉参加の是非が問われるなか、農業に直接携わらない人にも酪農をはじめとした日本の農業に関心を持ってもらおうとこのオブジェを作りました。
JA上伊那の春日州一専務理事は、「TPPは日本の農業の存亡に関わる問題。多くの人に見てもらい関心を持ってもらえるように活用していきたい」と話していました。
オブジェは全部で9体制作され、JAの各支所などに展示されます。 -
ラーメンで地域を盛り上げる
ラーメンで地域を盛り上げようと、上伊那のラーメン店8店でつくる組織が31日、発足しました。
発起人となったのは、伊那市や南箕輪村でラーメン屋を経営する矢野浩文さんです。
ラーメンで地域を盛り上げようと発足させました。
31日は、参加するラーメン店の店主など8人が出席しました。
参加店が11月末から今年いっぱいまで地元産の食材を使ったオリジナルのラーメンを提供します。
31日の会議では、オリジナルラーメンの食材について意見を交わしました。
メンバーからは、雑穀アマラランサスを練り込んだ麺などを使うといった意見が出されていました。
また、各ラーメン屋を回るスタンプラリーなども計画しています。
会の名前については11月14日の会議で決定する予定です。 -
県民の8割が森林税を継続すべき
長野県は、平成20年度に導入した県森林づくり県民税に関するアンケート結果を公表しました。
アンケートでは、県民の8割が森林税を継続すべきと回答しています。
アンケートは県内在住の20歳上、2000人に無作為抽出で行い、822人が回答、回収率は41.1%でした。
森林税の認知度については、名称、税額、使い道を知っている、ある程度知っているが33%。
まったく知らないが、23%でした。
平成25年度以降も森林税を継続すべきが79%でした。
継続理由については、森林には洪水・土砂災害、地球温暖化の防止などの大切な働きがあることなどが挙げられています。
一方、継続すべきではないと答えたのが5%で理由については、森林づくりは森林所有者が行うべきなどとしています。
結果については、今後の森林づくり県民税のあり方の検討資料として活用するということです。 -
森林づくり県民税の活用について 現地調査会
県は、森林づくり県民税を活用して行う施策について、地域住民の代表者から意見を聞こうと現地調査会を1日、駒ヶ根市と飯島町で開きました。
現地調査会には、地域住民の代表者でつくるみんなで支える森林づくり上伊那地域会議の委員10人と県の職員など合わせて23人が参加しました。
調査会ではまず、委員に森林税を活用した事業を視察してもらい、今後の参考にしてもらおうと現地視察が行われました。
このうち、飯島町田切地区では小規模な山林を集約し組織で管理する「間伐集約化団地」の施行地を視察しました。
この地区では、28.3haの山林を、89人で所有しています。
組織的に管理することで、間伐にかかる経費削減と1人ひとりの負担が減るメリットがあります。
委員らは、現場の間伐を担当している上伊那森林組合の酒井政喜技師から、集約化に関する今後の対応や課題について説明を受けました。
酒井技師は「複数の樹種が存在するので搬出した材の供給先を確保し、所有者にどう還元していくかが課題」「複数の人が管理するため、明確な境界が必要」などと話していました。 -
阿部知事と上伊那市町村長 意見交換
阿部守一知事と、上伊那の市町村長の意見交換会が、10月31日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
意見交換会は、地域の課題などについて、市町村と県が情報を共有し、今後の施策に生かそうと開かれました。
伊那市の白鳥孝市長は、「伊那市には多くの河川があり、豊富な水資源を有効活用する、小水力発電の研究を進めている。
災害時には、必要最小限の電力をまかなう事ができる一方、初期投資や電気事業法など法的にクリアしなければならない課題も多い」と説明し、県に協力を求めました。
阿部知事は、「小水力発電は県も一緒になって取り組んでいきたい」と答え、「具体的な形にしていく事が次へのステップ」と話していました。
また、木曽看護専門学校の2年制の廃止が検討されている事について、市町村長からは「上伊那の看護師不足に繋がるに問題。
上伊那の医療体制を維持するためにも存続してほしい」と要望しました。
これに対し阿部知事は、「廃止は色々なところで課題がある。問題意識をもち、県全体を見てトータルで判断し、対応していきたい。」と答えていました。 -
上伊那医師会准看護学院戴帽式
伊那市の上伊那医師会附属准看護学院で26日戴帽式が行われ、学生が看護の道への誓いを新たにしました。
1年生28人にナースキャップが与えられました。
戴帽式は、入学から半年間に基礎的な学習をし、今後の実習に適した学力や資質を身に着けてきた学生にナースキャップを与える節目の式です。
ナースキャップをかぶせてもらった学生は、ろうそくを手に、看護の精神をうたった「ナイチンゲール誓詞」を朗読しました。
学生を代表して下條村の清水達朗さんは、「今日の感動を胸に刻み、力が十分発揮できるように日々努力を重ねていきたい」と謝辞を述べました。
1年生は18歳から50歳までの男性4人、女性24人です。
今後さらに学習を進め、来年2月から伊那中央病院と昭和伊南総合病院で実習を行うことになっています。 -
伊那合同庁舎 職員非常参集訓練
上伊那地方事務所は、東海地震が発生したとの想定で、職員の非常参集訓練を、27日朝、行いました。
午前7時、抜き打ちで、対象となっている職員に電話をし、参集する訓練が行われました。
駿河湾沖を震源地とする東海地震が発生し、伊那地域でも、震度6弱を観測したとの想定です。
震度6弱は、5段階のうち上から2番目の緊急体制の招集レベルになるということで、地方事務所に勤務する267人中、80人に情報伝達されました。
担当者が各課の第一連絡者に連絡し、その後、緊急連絡網を使って、情報伝達されました。
電話回線が使用できなくなることも想定し、携帯電話のeメールを使った伝達も同時に行われました。
上伊那地方事務所では、災害時、市町村と連絡が取れないことを想定し、今年8月、独自の取り組みとして、市町村に直接出向き、情報を収集する応急連絡員の体制を整備していて、今日は、その体制の訓練も行われました。
連絡から15分ほどで招集された職員が集まりはじめ、7時45分には75%が揃いました。
午前8時からは災害対策連絡会議が開かれ、初動の活動についての確認が行われていました。
上伊那で震度6弱の地震が発生した場合、およそ3000人の人的被害が予想されていて、地方事務所では、訓練などを行い、万が一に備えたいとしています。 -
9月の上伊那の月間有効求人倍率 0.72倍
9月の上伊那の月間有効求人倍率は0.72倍となり、4か月連続で上昇しました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、9月の上伊那の月間有効求人倍率は0.72倍で、8月の0.66倍を0.06ポイント上回りました。
企業の新規求人数は1,129人で、前の年の同じ月と比べて8.2%上回りました。
新規求職者数は912人で、前の年の同じ月と比べて0.6%上回りました。
ハローワーク伊那では「雇用は依然として厳しい状況にあるものの持ち直しの動きがみられる」としています。 -
伊那地区障害者就職・雇用相談会
障害者の雇用促進を図る「伊那地区障害者就職・雇用相談会」が28「日、伊那市のいなっせで開かれました。
相談会は、ハローワーク伊那が開いたもので、会場には106人が相談に訪れました。
参加した企業は、製造業を中心にサービス業や福祉関係など22社で、去年より8社増えました。
ハローワーク伊那の管内で仕事探しの登録をしている障害者は、9月末で435人いるということです。
一方、6月1日現在56人以上の従業員がいる上伊那の企業の障害者法定雇用率は、国が定めている障害者の雇用率1.8%を下回るとみています。
ハローワーク伊那では、企業に対し、法定雇用率達成のための指導と障害者の就職促進に努めていくとしています。 -
ねんりんピック 入賞者表彰式
信州ねんりんピック、長野県高齢者作品展の入賞者に28日賞状が授与されました。
伊那合同庁舎で、上伊那で入賞した8人に、寺井直樹保健福祉事務所長から賞状が手渡されました。
伊那市の松澤芳郎さん76歳は、彫刻の部で長野県知事賞を受賞しました。
伊那市の小坂洋一さん69歳は、手工芸の部で長野県長寿社会開発センター理事長賞を受賞しました。
南箕輪村の高橋修司さん71歳は、手工芸の部で長野県老人クラブ連合会会長賞を受賞しました。
伊那市の福澤久子さん65歳は、手工芸の部で長野県老人福祉施設事業連盟理事長賞を受賞しました。
今年の信州ねんりんピック長野県高齢者作品展は、9月にホクト文化ホールで開催されました。
木彫の観音像で県知事賞を受賞した松澤さんは、「今回の受賞を励みに、気合を入れてこれからも彫り続けたい」と話していました。 -
志事(しごと)甲子園が高遠高生対象に講演
上伊那在住の経営者や社会人で作る地域活性化と人材育成などを目指すグループ「志事甲子園」は、27日、伊那市の高遠高校の2年生を対象に講演会を開きました。
講演会は、高遠高校の進徳館講座の一環で開かれ、2年生100人ほどが、文化体育館に集まり、話を聞きました。
志す事と書いて「しごと」と読む「志事甲子園」は、若者に夢を持ってもらうことや、伊那谷の素晴らしさをPRしようと、今年8月に結成されたグループです。
会社経営者や自営業、会社員など、上伊那を中心に12人で構成されています。
会の結成のきっかけとなったのが、化粧品の輸入・製造などを行う東京の日本ロレアル(株)で教育本部長を務める戸谷 益三さんです。
この日の講演会でコーディネーターを務めた戸谷さんは、ペアを作るゲームを織り交ぜ、挨拶やうなずきの大切さを生徒に訴えていました。
また、「何を聞いたかではなく、聞いて今から何をするかが大切」と話していました。
講演会では、美容師や社会保険労務士など、20代から40代の5人が、自分の高校時代などの映像を見せながら自分が仕事に就くまでの経過などを紹介していました。
林業士をしている金井渓一郎さんは「若いときに旅に出て欲しい。ツアーではなく、自分で計画して、世界を旅行をすることで見えてくる世界がある」と高校生に呼びかけていました。
志事甲子園では、今後も、進路選択に悩む高校生を対象に講演会を開いていきたいとしています。 -
第9回PRAIA杯
ソフトバレーボールの大会第9回PRAIA杯が23日、伊那勤労者福祉体育館と伊那市民体育館で開かれました。
PRAIA杯は、伊那市長谷のソフトバレーボールチーム「はせくらぶ」が毎年開いているもので、今年で9回目です。
大会には、上伊那地域を中心に、関東や北陸地方などから61チームが出場した他、女子バレーボールの日本代表としてロサンゼルス五輪で銅メダルに輝いた丸山由美さんが参加しました。
試合は、18歳以上のトリムフリーの部と、40歳以上のトリムシルバーの部に分かれて行われました。
大会の結果トリムフリーの部は伊那市のBeeソニックが、トリムシルバーの部は暴れんジャーがそれぞれ優勝しました。
はせくらぶの高坂武クラブ長は「若い人を中心にソフトバレーをする人が増えてきた。今後も交流を深めながら競技の普及に努めたい」と話していました。 -
中央アルプスビジネスフェア
上伊那地域の製造業を内外にPRする中央アルプスビジネスフェアが25日、26日の2日間、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれています。
ビジネスフェアは、上伊那のものづくり産業の外部への情報発信をさらに発展させようとこれまでの上伊那工業交流プラザをより充実させました。
会場には金属加工や電気、電子機器などの製造業を中心に74社のブースが設けられ、担当舎が訪れた人たちに自慢の技術をアピールしていました。
25日は、製造業だけでなく食品や環境関連の企業ブースも設けられていました。
伊那技術専門校の学生達も会場を訪れ、ものづくりについて理解を深めていました。
実行委員会では各企業が技術や情報を共有し生かすことでビジネスチャンスが広がるものと期待しています。
午後には、宇宙航空研究開発機構JAXAではやぶさプロジェクトマネージャーを務めている川口淳一郎さんの記念講演会が開かれました。
川口さんは、はやぶさの研究から学んだことについて「見えるものはみな過去である。新たなページを開かないとより広い世界は見えてこない」と話しました。
中央アルプスビジネスフェアは26日まで、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれています。
26日は、午後1時から学生向けのリクルート講演会も予定されています。 -
ごみ処理方式選定 環境・安全性重視
新ごみ中間処理施設の処理方式や施設規模の算定を行う、施設整備検討委員会は、ごみの処理方式の選定にあたり、環境保全や安全性を重視する事を、24日の会議で決めました。
委員会では、ごみ処理方式選定にあたり、●環境保全や資源循環性、●安全性・安定性、●経済性の3項目を大項目とした評価案が示されました。
項目別の配点比率は、環境保全と安全性がそれぞれ4割、経済性が2割となっており、環境や安全性を重視した配分となっています。
上伊那広域連合では、今後、国内で実績のあるプラントメーカーに対し、施設の概略仕様などについてアンケート調査を行い、今回決めた配点比率に基いて、3月頃を目処に、ごみ処理方式の絞込みを進めていく事にしています。 -
恒久平和を 少年の塔慰霊祭
戦時中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、祖国の土を踏むことなく命を落とした青少年の霊を慰める「少年の塔慰霊祭」が24日、伊那市の伊那公園で行われました。
慰霊祭は上伊那教育会が毎年行っていて、この日は役員およそ30人が集まりました。
副会長の矢澤静二さんは、「負の遺産を決して風化させることなく、二度と過ちを繰り返さないよう永久平和を誓う」と追悼の言葉を述べました。
また、満蒙開拓青少年義勇軍の生存者の一人、伊那市西箕輪のきたはら北原かずお和夫さんは、「出発するときは、日本の国旗と、満州国の旗が掲げられ見送られた」と当時を振り返り、「終戦後は、飢えと寒さ、病気で犠牲者が続出した。祖国の地を踏むことができず、無念だったと思う」と話しました。
上伊那教育会によると、青少年義勇軍の上伊那出身者はおよそ800人で、このうち91人が命を落としたということです。
参列者は、少年の塔に花を手向け、平和への願いを新たにしていました。 -
上伊那農業高校 チェーンソー講習会
上伊那農業高校緑地工学科の生徒は19日、箕輪町でチェーンソーの実習を行いました。
箕輪町木下の民有林で講習を受けたのは、上農高校緑地工学科の2年生39人です。
これは、林業の後継者育成を目的に国が行っている事業の一環で、上農高校ではこの助成を受けて平成18年から毎年行っています。
生徒はグループに分かれ、持ち方や姿勢などの基本から実際の伐採まで、林業士から学んでいました。
上農高校では、チェーンソーを扱える生徒を増やすことで、手が行き届かずに荒れてしまっている、地域の森林整備ができる人材を育成していきたいという事です -
夏の電力不足 売上に影響なし46.6%
アルプス中央信用金庫がまとめた中小企業景気レポートによりますと、今年の夏の電力不足は売上に影響ないと答えた企業が全体の46.6%だったことがわかりました。
景気レポートは「あるしん」が4半期に1度発表しているもので今期7月から9月までの3か月間は、特別調査として、電力不足に伴う中小企業への影響と対応についてまとめました。
それによりますと電力不足による売上高への影響は
「ない」が46.6%「どちらともいえない」が40.7%「減少要因」は10.3%でした。
また、電力不足を受けての対応については、「節電」が82.1%「クールビスの実施」が18.4%でした。
他に電力不足への有効な対策と考えるものについては、「太陽光、風力などの再生可能エネルギーの導入」が75.8%「原子力発電の安定的な再稼働」
が30%となっています。
この他今期の業況については、良かったとする企業が15.5%悪かったとする企業が49%でした。
これによる業況判断指数はマイナス33・5で前期より15.6ポイント改善しています。
あるしんでは、景況感は依然として厳しい状況にあるものの、部品調達の立て直しや消費の緩やかな回復により業況は持ち直したとしています。 -
伊那愛石会の第51回水石展
伊那愛石会の第51回水石展が、22日と23日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。
会場には、会員が天竜川水系で見つけた石32点が並んでいます。
伊那愛石会は、上伊那地域の住民18人でつくられています。
ある会員は「石の種類は450種類ほどあるが、なかでも三峰川は多くの種類の石がとれる」と話します。
並べられているのは、石にくぼみができた水溜まりと呼ばれる物や山の形をした山型の物、色のついた色彩石など様々です。
入賞した物のうち、伊那ケーブルテレビジョン賞には、伊那市の飯島尚美さんの作品が選ばれました。
飯島さんは、水を入れると実際の湖に山が映っているように見えるところが気に入っていると話していました。
伊那愛石会の第51回水石展は22日と23日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。 -
雨どい・側溝などの放射線量測定
長野県は、空間放射線量が高い恐れのある、雨どい・側溝・草地などの測定を、20日、中南信の県の施設で行いました。伊那合同庁舎では、問題はありませんでした。
20日は、県の職員が、持ち運びできる高性能な測定器を使って、草地や側溝などの空間放射線量を測定しました。
この測定は、19日から、県内10の県施設を対象に行われています。
19日は、中南信5地域が対象で、伊那合同庁舎でも測定が行われました。
測定は、局地的に放射線量が高くなるおそれがあるといわれる雨どい・側溝などについて問題がないか確認しようと行われました。
合同庁舎では、月に一度の建物屋上・地上1メートルの定点調査に加えて、今回、草地・側溝・雨水ますの、地表と地上1メートルの高さで測定が行われました。
職員は、それぞれ5回測定し、その平均を記録していました。
伊那合同庁舎では、いずれの測定箇所でも、0.06縲・.08マイクロシーベルトで、定期的に測定している数値と比較しても差はなく、健康に問題のないことがわかりました。
長野県では、これらの測定結果などを、随時、県のホームページで公開しています。 -
CATV杯 城南クラブが4連覇
40歳以上を対象にした、やまびこソフトボールリーグの伊那ケーブルテレビ杯決勝戦が17日、伊那市の富士塚スポーツ公園で行われ、城南クラブが4連覇を 果たしました。
決勝戦は、青のユニフォーム城南クラブと白のユニフォーム三峰球友の対戦となりました。
ここまで大量得点で勝ち上がってきたチーム同士の対戦となり、試合は初回から打ち合いになりました。
3回表、城南クラブは打者15人の猛攻で一挙12得点をあげ三峰球友を突き放します。
三峰球友もその裏、ホームラン2本を放ち反撃しますが及ばず、17対4で城南クラブが勝利し、大会4連覇を果たしました。
城南クラブの伊藤易明監督は「走攻守と噛み合って勝利することができた。5連覇を目指してまた来年も頑張りたい」と話していました。 -
伊那市 毎月17日を「交通安全いなの日」に定める
伊那市や伊那警察署などは、伊那署管内で多発している交通死亡事故の抑止緊急対策として、毎月17日を「交通安全いなの日」と定めました。
17日は、伊那市の中央区公民館前の交差点で、伊那市交通指導員や警察などおよそ20人が、人波作戦を行いました。
交通安全いなの日は、伊那署管内で多発している交通死亡事故の緊急対策として、死亡事故の多い年末までのこの時期に、取締まりや啓発活動を行おうと定めたものです。
伊那署管内での10月から12月までの交通死亡事故件数は、一昨年は1件、去年は3件起きています。
17日は、指導員らが運転手や歩行者に安全運転を呼び掛けていました。
伊那署管内の今年の交通死亡事故件数は、16日現在10件で、そのうち伊那市で8件起きています。
市では、毎月17日を交通安全いなの日として啓発活動を行っていくということです。 -
昭和伊南 リハビリテーション病床数35床に
昭和伊南総合病院に来年4月に開設する、「リハビリテーションセンター」の病床数は、52床から35床に削減することが決まりました。
これは、17日、伊那市のいなっせで開かれた、上伊那地域医療再生推進協議会で修正案が出され承認されました。
回復期医療部会の説明によりますと、回復期リハビリテーションの病床数は、人口10万に対し50床が適当であるとの学会の報告から、伊南地域の人口6万人にたいしては、35床が最適であるということです。
会議ではこの他に、病院間の医療情報をインターネット回線で共有するシステムについて、独自のネットワークを構築から、信州大学付属病院が提供する「信州メディカルネット」を利用する事が決まりました。
また、中央病院に新たに建設する救命救急センターの事業費およそ12億円などを盛り込んだ、総額37億円の平成24年度地域医療再生事業の当初予算案が承認されました。 -
上伊那地区賛助会の集い
県のシニア大学伊那支部のOBでつくる上伊那地区賛助会の集いが15日、伊那市のいなっせで開かれました。
上伊那地区賛助会の会員およそ60人が集まり、グループ活動の発表や作品展示が行われました。
賛助会には現在、25のグループがあり、ボランティアや趣味の活動に取り組んでいます。
集いは、年1回の活動発表の場となっています。
このうち、ボランティア活動をしている「ナイスイレブン」は、伊那市にある児童養護施設たかずやの里で、障子の張り替えや雑巾などの縫い物をする活動を発表し、「これからもがんばっていきたい」と話していました。
水墨画を勉強している水墨三水会は、月1回の教室に加え、自主練習日も設けて熱心に活動している様子を話し、「楽しく気楽に活動しているので、皆さんも会に入ってください」と呼びかけていました。 -
リニア経済推進組織立ち上げへ懇談
リニア中央新幹線の経済効果を広域的に推進するための組織の立ち上げに向けて、飯田商工会議所の柴田忠昭会頭と、伊那商工会議所の向山公人会頭が、13日、懇談しました。
13日は、飯田商工会議所の柴田忠昭会頭らが、伊那商工会館を訪れ、伊那商工会議所の向山公人会頭とリニア中央新幹線について懇談しました。
これは、JR東海が、8月に県内中間駅の位置を飯田市座光寺から高森町一帯とする案を示し、ルートについて一定の方向性が示された中で、飯田・駒ヶ根・伊那の商工会議所が一体となり広域的な組織を立ち上げようと、飯田商工会議所が伊那商工会議所に呼びかけたものです。
話しあいは、冒頭のみ公開し、行われました。
柴田会頭は、駒ヶ根商工会議所にも呼びかけをし、内諾を受けており、近いうちに公式に組織の立ち上げについて呼びかけをしたいとしています。
また、その他の商工会や経済団体などにも協力を呼びかけたいとしていますが、範囲については検討中としています。
なお、県や県議会、市長会、期成同盟会などで組織するリニア中央新幹線建設促進長野県協議会が18日(火)に長野市で開かれ、協議会としての考えを決議する事になっています。 -
産業観光 経済界と自治体が連携へ
上伊那の市町村長と、県経営者協会上伊那支部が11日懇談し、企業の特長を活かした「産業観光」について、今後、連携して取り組むことが確認されました。
上伊那の市町村長と県経営者協会上伊那支部は、2008年から懇談会を開いていて、この日は3回目の懇談が伊那市のいなっせで行われました。
懇談は冒頭のみ公開で行われ、企業の特長を活かして観光資源とし誘客を図る「産業観光」について話し合いました。
産業観光は、工場見学や、製造体験、展示物の公開など、企業を一般に公開する事で産業と観光を結びつけ誘客を図るものです。
上伊那支部では、加盟する50の企業に対し来年3月までにアンケートを行い、何が観光資源として活用できるか情報収集を行うという事です。
また、市町村と協会の連携をスムーズにするため、上伊那8市町村でつくる上伊那観光連盟を情報集約の窓口とする事が決まりました。
県経営者協会上伊那支部では、地域の活性化のために、自治体と経済界が一体となって取り組むことが必要だとして、広域的な連携を進めていきたい考えです。 -
唄い継ぐ馬子歌 伊那節大会
古くから伊那の地で唄い継がれている伊那節の発表会が10日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那節の発表会、伊那節大会は、後世に唄い継ごうと1988年、昭和63年から始まりました。
大会ではこれまでの優勝者、10人が顔を揃え、自慢の喉を披露していました。
伊那節は古くは御嶽山と呼ばれた馬子歌で江戸時代に権兵衛峠を行き来した馬子たちが口ずさみ伊那谷の各地に広まりました。
10日は、伊那節大会の前身となる伊那節のど自慢の優勝者も歌声を披露しました。
1981年、昭和56年の優勝者で現在伊那節保存会副会長の北原正明さんは、「昔は宴会の席などで伊那節は、欠かせないものだった。地域に伝わる民謡が歌い継がれるよう盛り上げていきたい。」と話していました。 -
来春の花粉飛散量 少なめ
株式会社ウェザーニューズは11日、来年春の花粉の飛散予測を発表しました。
ウェザーニューズによると長野県南部のスギ花粉の飛散量は、去年に比べて少なく、去年よりおよそ7割減少となると予測しています。
また全国的な猛暑となった去年の夏と比べると今年は雲が多く気温も低くかったことから、スギ花粉の発生源となる雄花の量は、今年より少なくなり来年はスギ花粉の飛散量は少なくなる見通しです。 -
個性光る第一美術展
第一美術展長野県支部の伊那会場の展示会が7日から伊那市西町の県伊那文化会館で始まりました。
ステンレスを手加工した「夢のオーケストラ」。
伊那市の小坂洋一さん69歳の作品で、5月に東京で開かれた本展で新人賞を受賞しました。
100号の油絵で、ひまわりとアルパの響きあいを表現した「共鳴」。
伊那市の保科恭治さん78歳の作品で、長野支部展で伊那市長賞を受賞しました。
会場には、絵画、彫刻・工芸あわせて65作品が並びます。
第一美術展は、昭和4年に東京芸大OBらによって発会し、全国540人の会員らで構成しています。長野県支部は、70人で、そのうち上伊那は、伊那市を中心に20人です。
長野県支部の春日良治副支部長は、「権威主義を排除し、民主的で開かれた運営を目指している
美術公募団体。震災を受け、元気・復興の意味もあり、力作が多い」と多くの来場をよびかけています。
この作品展は、12日水曜日まで伊那文化会館で開かれています。 -
上伊那への工科短大設置を知事に要望
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長などは、長野県工科短大の上伊那地域への設置を求める要望書を、阿部守一県知事に提出しました。
6日は、白鳥孝連合長や、長野県経営者協会上伊那支部長の勝山修一ルビコン社長、伊那商工会議所の向山公人会頭ら、上伊那の経済団体など7団体の代表が出席し、阿部知事に、工科短大の上伊那への設置を要望しました。
白鳥連合長らは、今年6月にも、製造業が盛んな上伊那に工科短大を設置するよう知事に対し要望書を提出しています。
県の工科短大は上田市に1校あります。
9月には、県職業能力開発審議会が、県に対し、「工科短大の卒業生の就職先や出身地が東北信に偏っている。南信地域への配置を含め、喫緊の課題としてあり方を検討する必要がある」と答申しています。
また、答申に係るパブリックコメントでも、提出のあった15件うち、南信地域への設置を求める意見は11件、そのうち上伊那地域への設置を求める意見は7件となっています。
白鳥連合長は、「上伊那は、地域、経済界の協力体制が整っている。人材育成は時間もかかり、早期に事業に着手するようお願いしたい」と要望しました。
阿部知事は、「予算の厳しい中で検討しなければならない。できるだけ多くの皆さんに良かれと思うことを進めたい。上伊那地域のまとまった動きと思いを、しっかり胸に置き考えていく」とこたえていました。 -
詩吟楠洲流聖楠会40周年記念大会
詩吟楠洲流聖楠会の創立40周年記念大会が2日、伊那市のいなっせで開かれました。
楠洲流聖楠会は辰野町から駒ヶ根市までの5つの吟詠会で組織され、およそ500人の会員がいます。
創立40周年の記念大会では、それぞれの吟詠会が詩吟の大会としては珍しい書道吟などを発表しました。
会員は、吟じられている詩を大きな紙に書いていました。
また、茶道吟も披露されました。
ステージにお茶席が用意され、茶の湯のことなどを詠んだ和歌などが吟じられる中で、お点前が披露されました。
楠洲流聖楠会の北原荘洲会長は、「40周年を迎え、もう一度初心に帰り、5つの吟詠会がそれぞれ地域の特色を生かしながら活動していきたい」と話していました。