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JA上伊那 地球環境高を米で支援
JA上伊那は、春の甲子園に県代表として出場する地球環境高校の保護者会に上伊那産の米などを2日贈りました。
JA上伊那本所で行なわれた贈呈式には、保護者会長の酒井和彦さんと副会長の河野哲三さんが出席し、宮下勝義組合長から目録を受け取りました。
JAが贈ったのは、上伊那産コシヒカリ、伊那華の米10キロと、カミーちゃんりんごジュースふた2ケース、伊那華のカリンのど飴10袋です。
宮下組合長は、「のど飴でかぜ予防にも役立ててください」と選手たちの活躍に期待していました。
地球環境高校野球部は、上伊那出身者が5人。3人が伊那市出身です。
今日贈られた米などは、壮行会でチームに手渡され、11日から徳島県で予定している合宿で選手たちに提供されます。
保護者会の酒井会長は、「子どもの為に、良いものばかりいただきありがたい」と感謝していました。
春の甲子園全国大会は、21日から始まります。 -
スギ花粉の飛散 始まる
飯田保健所は、3月1日から飯田、下伊那地域でスギ花粉の飛散が始まったことを、5日発表しました。
スギ花粉の飛散が確認されたのは、3月1日木曜日です。
これは、例年並みだった去年に比べ1週間ほど遅いということです。
今後天気が良く風の強い日には花粉が多く飛散すると予想していて、飯田保健所では、花粉症の人は医療機関や薬局に相談するなど早めの対策を行うよう呼び掛けています。 -
二十四節季の1つ啓蟄
3月5日は、二十四節季の1つ啓蟄です。
啓蟄は、大地が暖まり冬眠していた虫が穴から出てくる頃とされています。
5日の伊那地域は、前線を伴った低気圧の影響で1日中雨となりました。
最高気温は6.5度と2月中旬並みで、虫達にとっての春の訪れはもう少し先のようです。 -
中国教育関係者が伊那を視察
中国の小中学校の校長や教育関係者が修学旅行で訪れる観光地選定参考にしようと29日、伊那市の農業公園みはらしファームでいちご狩りを体験しました。
信州・長野県観光協会では、県内の自然や歴史文化をPRし、学生達による国際交流などを目的に海外からの修学旅行を積極的に誘致しています。
中国から、県内を訪れる修学旅行客は平成22年度が54団体、およそ3千人でしたが今年度は震災の影響もあり1月までに15団体、およそ300人と落ち込んでいます。
協会では、県内の安全性をPRし、震災前の水準に観光客が戻るよう、今後も積極的、誘致活動をしていきたいとしています。
一行は、3泊4日のスケジュールで県内各地を視察していて上伊那では、みはらしファームでイチゴ狩りの体験や企業の視察などを行いました。 -
一水十日会の作品展
伊那谷の一水会展出品者でつくる「一水十日会」の作品展が、伊那市のかんてんぱぱミュージアムで開かれています。
会場には3年以内の近作21点が展示されています。
冬の湖や田園、黄色く色づいたゆりの木など、信州の四季折々の風景を描いた作品が並んでいます。
一水十日会は、信州高遠美術館の元館長竹内徹さんが代表を務めていて、現在上伊那を中心に会員11人で構成しています。
ある会員は「抽象的ではない見たままの自然の素晴らしさを感じて欲しい」と話しています。
一水十日会展は、4月1日日曜日まで伊那市のかんてんぱぱミュージアムで開かれています。 -
信濃雪割草愛好会展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が3日から、箕輪町の松島コミュニティセンターで始まりました。
会場には、会員7人が育てたおよそ400鉢が並んでいます。
この展示会は、南信地域の愛好者でつくる信濃雪割草愛好会が毎年開いていて、今年で12回目です。
これまで展示会場として利用していた伊那市民会館の閉館に伴い、今年は松島コミュニティセンターでの開催となりました。
展示されている雪割草は、色や花の形など種類が豊富で、株から育てたものだけでなく、会員が種から育てたものもあります。
種から育てた場合は、花が咲くまでに3年かかるということで、丹精込めた自慢の花が並んでいます。
この雪割草展示会は4日まで、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれています。 -
1月の有効求人倍率 4か月連続下落
ハローワーク伊那が2日発表した上伊那の1月の有効求人倍率は、0.59倍で4ヶ月連続して前の月を下回り、県内で最低水準となっています。
上伊那の1月の月間有効求人倍率は、0.59倍で、去年12月を0.04ポイント下回りました。
新規求人数は、12月を60人上回る828人でしたが、新規求職者数は、944人で12月の741人を大幅に上回りました。
長野県の有効求人倍率は、0.8倍で、12月を0.04ポイント上回っています。
上伊那の労働市場の悪化についてハローワーク伊那では、「製造業が主力の上伊那は、円高やタイの洪水の影響を強く受けている。雇用情勢は依然として厳しく、持ち直しの動きに足踏みがみられる。」としています。
なお、この春高校を卒業する高卒者の内定率は、1月末現在で93.2パーセントと、県内2位の高水準となっています。 -
地元企業説明会に194人
来年3月に大学や短大などを卒業する学生を対象にした上伊那地区企業説明会が、2日伊那市のいなっせで開かれました。
参加した企業は、製造業を中心に、去年を4社上回る45社、会場を訪れた学生は、194人でした。
いなっせの5階と6階を使い、人事担当者が訪れた学生に事業内容を説明していました。
今年3月、大学などの卒業予定者の内定率は、1月末現在74パーセントで、平成22年を境に年々回復傾向にあります。
今回の説明会は、来年度卒業予定者を対象にしていますが、厳しい就職環境を踏まえ、この春卒業予定者も参加を受付ました。
今後は、5月11日、8月24日にふるさと就職面接会が予定されています。 -
巣立ちの春 高校で卒業式
上伊那の3つの高校で2日、卒業式が行われ卒業生達は夢と希望を胸に学び舎を巣立っていきました。
このうち伊那北高校では、今年度、男子141人、女子121人の合わせて262人が卒業を迎えました。
卒業生は在校生や保護者が見守る中、体育館に入場しました。
各クラスの代表生徒が、松山敏彦校長から卒業証書を受け取りました。
松山校長は、「混迷する現代社会で、困難にひるまない優れた見識を持てる人となるよう、常に学び続け、志を高く歩んでほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表し後藤伸太郎君は「日本の復興を担う社会人となれるよう、高校生活で得た教訓をこれからの人生の糧としていきたい」と答辞を述べました。
今年度の伊那北高校の卒業生262人のうち、260人が進学を予定していて、2名が就職するということです。 -
水資源保全へ 上伊那の11団体が共同声明発表
地下水や湧水などの水資源を上伊那の共有財産として保全するための共同声明が2日、発表されました。
伊那市のいなっせで署名式が行われ、上伊那8市町村や上伊那広域連合など11団体の長が、共同声明に署名をしました。
共同声明は、上伊那の水資源を外国資本などによる買収から守ろうと開いている連絡会議が検討してきたものです。
声明では、地下水や湧水などすべての水資源の重要性について啓発活動を推進し地域共有の財産として保全に努めるとしています。
また上伊那地域の市町村間で森林買収や水源地の所有状況などの情報を共有するほか、水資源の保全を目的とした法律等の早期制定を国、県に要望していくとしています。
今後は、共同声明を踏まえて各市町村で啓発活動に取り組み、条例などについてはそれぞれが対応を検討していくということです。 -
上伊那ファーマーズの集い
農業のこれからについて考える上伊那ファーマーズの集いが1日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
これは上伊那地方事務所などが毎年開いているもので、農業委員や市町村の担当者などおよそ 200人が、これからの農業について考えました。
株式会社農林中金総合研究所特別理事の蔦谷栄一さんが、「転換点に立つ日本農業と再生の方向」と題して講演しました。
蔦谷さんは、「大規模化に日本の農業の未来はない。日本の農業は手間暇を惜しまない小規模なもの。風土を生かすことが重要」と話しました。
今後の農業については、消費者と一体となった農業を作ることを提案しました。
蔦谷さんは、「生産者と消費者が一体となることで、新しい展望が開ける」と話していました。
農業に従事し優れた功績のあった6人と3団体の表彰や、農業名人の認定証授与なども行われました。
農産物の生産と直売に取り組み、現在はグリーンツーリズムのオーナー事業などに取り組んでいる箕輪町大出の唐澤誠さんは、「多くの仲間や地域の方がいたからこそ成し得た。さらに研鑚を重ねていきたい」と受賞者を代表してあいさつしました。 -
公立高校入試後期選抜 最終志願者数発表
長野県教育委員会は1日、平成24年度の公立高校・後期選抜の志願者数について、志望変更締め切り後の最終集計結果を発表しました。
全県の全日制の志願者は1万2,451人で倍率は1.03倍です。
辰野高校です。
普通科は61人で0.85倍、商業科は18人で0.9倍となっています。 -
上伊那積雪20センチ 交通機関に乱れ
29日の上伊那地域は、低気圧の影響でまとまった雪となり、JRや高速道路などの交通機関で乱れが発生しました。
伊那市荒井にある伊那消防署の観測によると、28日の午後3時からの29日の午前9時までに最大20センチの積雪を観測したということです。
伊那警察署によりますと、管内では車のスリップ等による物損事故が20件発生しましたが、人身事故は無かったという事です。
JR飯田線では辰野町の羽場駅構内の信号機が故障した他、中川村の片桐駅と松川町の伊那大島駅の間で線路内に竹が倒れるなどの影響がありました。
これにより、午前7時縲恁゚前8時半まで上下線とも運転が見合わされ、一部、運休や遅れが発生しました。
中央自動車道は事故と雪の影響により東京方面に向かう上り線が、伊那・諏訪インター間などで午前中通行止めとなりました。
この通行止めの影響で、伊那バスでは東京方面の高速バスの上下線で最大3時間の遅れが発生し6便が運休となりました。
長野地方気象台によりますと、明日3月1日は、高気圧に覆われ天気は回復しますが、朝は氷点下となる見通しで路面の凍結に十分注意してほしいと呼びかけていました。 -
伊那中央病院災害時に備え地下水利用検討
伊那市の伊那中央病院は、地震などの非常時に地下水をくみ上げ、水道水として利用するシステムの設置を検討しています。
これは28日、伊那中央病院で開かれた運営審議会で、病院側が来年度の事業計画として明らかにしました。
中病の説明によりますと、昨年3月の東日本大震災では、建物は無事だが、途中の水道管が破損し、病院への水の供給が止まった事例が数多くあったということです。
水道が止まった病院では、手術時の器具の洗浄や人工透析の治療などが行えず、患者の受け入れができなくなったと言う事です。
中病では、現在、病院で使用する水、1週間程度を地下に貯蔵し、非常時に備えていますが、地下水と2重化することにより、更に災害に強い病院を目指しています。
地下水上水道システムの事業費は、4千2百万円となっています。
今後は、隣接する、御園、山寺の両区で説明会を開催し、地元住民の同意を得て事業に着手したいとしています。
伊那中央病院の川合博院長は、「震災を教訓に、準備を進め地域の安心と安全をまもっていきたい」と話していました。
中央病院の来年度予算については、来月開かれる、伊那中央行政組合議会に提出されることになっています。 -
JA上伊那 米殻施設再編される見通し
JA上伊那が運営するカントリーエレベーターなどの米殻施設は老朽化が進んでいます。
効率のいい運営を進めるため、それらの施設は3年から5年かけて再編される見通しとなりました。
JA上伊那の臨時総代会が28日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、米殻施設の再編案が可決されました。
現在、上伊那に11か所あるカントリーエレベーターやライスセンターは、建設から30年が経過したものもあり、米の品質保持に必要なコストが膨らんでいます。
JAでは、施設の効率良い再編により広域利用体制へ移行させたい考えです。
再編計画によりますと、上伊那に14基ある施設のうち、南箕輪ライスセンター、美篶カントリーエレベーター、飯島カントリーエレベーターの3施設を上伊那の拠点施設として整備するものです。
再編に伴い、東春近ライスセンターなど4施設を一時集荷のみ行う中継基地とする他、残る施設についても改修を行う計画です。
再編に係る経費は3年から5年の間におよそ17億円を見込んでいて、そのうちのおよそ10億円を国の補助事業で賄う考えです。
臨時総代会にはおよそ290人が出席し、米穀施設の再編案は賛成多数で可決されました。 -
聴覚障害者へのサポート考える
上伊那で手話を学んでいる人達の手話学習発表会が26日、南箕輪村公民館で開かれました。
発表会では、上伊那地域の手話サークルなど7団体が聴覚障害者へのサポートについて理解を深めようと、学んだ成果を寸劇などで披露しました。
このうち、伊那手話サークルは、ラーメン店を舞台に、客のろうあ者と店員とのやり取りを通しコミュニケーションの方法について発表しました
大きな声でしゃべれば伝わると、多くの人が誤解しているが紙に書いて伝えるのが確実と訴えていました。
また、箕輪手話サークルは、手話は聞こえない人達にとって大切な言葉であることを理解し学んでいきたいと発表しました。
学習発表会は、上伊那聴覚障害者協会と上伊那手話サークルが開いていて、今回で4回目となります。
上伊那聴覚障害者協会の樋口絹子会長は「聴覚障害者をとりまく問題について、それぞれが考え、意識を高めてほしい」と話していました。 -
小水力発電の設置事例学ぶ
自然エネルギーの普及について考える学習会が25日、伊那商工会館で開かれ、小水力発電の設置事例などを学びました。
会場には上伊那を中心におよそ50人が集まり講師の話に耳を傾けました。
学習会は、自然エネルギーの普及を目指し去年12月に個人や企業、大学などで発足した上伊那地域自然エネルギー普及協議会が開いたものです。
学習会では、全国小水力利用推進協議会の松尾寿裕さんが、全国の小水力発電設置事例を紹介しました。
松尾さんは、山梨県都留市が、市役所に20キロワットの発電ができる水車を設置した事例をあげ、初期投資の半分以上を市民有志に負担してもらい、夜間などの電力を売電し、その収益を投資した市民に還元していく方式を採用していることを紹介しました。
松尾さんは「自分たちで使うエネルギーは自分たちで作る時代。利益が循環して持続的な収益も得られるし、地域づくりにもつながる」と地域主導の小水力発電のメリットについて説明していました。 -
伊那RCが弥生高で課外授業
伊那ロータリークラブは、今後の進路選択や職業を考えるうえで役立ててもらいたいと、伊那弥生ヶ丘高校で課外授業を、23日行いました。
課外授業では、伊那ロータリークラブの会員で、会社の経営者など10人が講師を務めました。
これは、伊那ロータリークラブが、地域貢献の一環で毎年行っているもので、今年で6年目になります。
授業を受けたのは1年生240人ほどです。2年生になり、大学受験への準備を始める前に、高校生のうちにやっておくべきことや働くこととはどんなことかを学びます。
1年生は、金融や福祉医療など、それぞれ自分が関心のある分野の講師から話を聞きました。
佐藤整骨院を営む佐藤賢司さんは、「どんな仕事に就きたいかという目標と、なぜ勉強するのかをという手段を一致させる事が大切。目標に向かって少しでも早く、明日からでも対応していくといい」と話していました。
伊那ロータリークラブの小林孝行会長は、 「人生の先輩達の話が高校生の役に立てばうれしい」と話していました。 -
上伊那英語教育研究会講演会
上伊那の小中学校教諭でつくる上伊那英語教育研究会は18日、授業研究を兼ねた講演会を伊那市のいなっせで開きました。
講演会は年1回開いているもので、今年は初めて一般にも公開され、およそ90人が参加しました。
講演したのはNHKラジオ英会話の講師を務めている遠山顕さんです。
遠山さんは、英語を学ぶために、話したいことを話し、聞きたいことを聞くことが一番として、自分が好きなことの話ができるシチュエーションを作ることが望ましいと話していました。
勉強のポイントとして、英語は声に出して口を使うこと、一つの表現につき2通りの言い回しを覚えることなどをアドバイスしていました。 -
クリスマスローズの展示会
信濃クリスマスローズ愛好会によるクリスマスローズの展示会が24日から、伊那市のかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれています。
会場には、色とりどりのクリスマスローズおよそ120点が並んでいます。
展示会は、中南信地域の愛好家でつくる信濃クリスマスローズ愛好会が開いているもので、くぬぎの杜では3回目です。
クリスマスローズは、ヨーロッパ原産の冬の花で、白いバラのように見えることからそう呼ばれています。
近年品種改良によって栽培されるようになったゴールドフラッシュとよばれるこの品種は、花びらやがくが黄色で、紫の模様が特徴です。
展示会は、26日日曜日まで伊那市のかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれています。
期間中午後2時からは、育て方についての講習会を予定しています。 -
高校入試後期選抜志願者数
長野県教育委員会は、来年度の公立高校入学者後期選抜の今日時点での志願者数を発表しました。
全県の全日制の志願者は1万2千788人で、倍率は1.06倍です。
辰野高校普通科は58人で0.81倍、商業科は18人で0.9倍となっています。 -
もりもり上伊那山の感謝祭
林業関係者の表彰・活動報告などを行うもりもり上伊那山の感謝祭が、23日、伊那市のいなっせで行われました。
もりもり上伊那山の感謝祭は、上伊那地域の8割を占める森林の機能を持続的に発展させ、健全な姿で次世代に引き継いでいこうと毎年、行われています。
23日は、森林整備や治山事業・鳥獣保護などに功績のあった7人に、表彰状が手渡されました。
7人を代表して、地域林業の振興に寄与したとして表彰された伊那市の橋爪庄一さんは、「森林業は、未来のために汗を流す職業。これからも地域林業の発展に力を尽くしたい」と話していました。
主催した上伊那地方事務所の市川武二所長は、「森林は、先人達が守り育てた大切な財産。上伊那の森林づくり・山づくりをさらに推進したい」と話していました。 -
長野県地域いきいき実践塾 活動発表会
地域の活動に積極的に参加するための企画力や自己表現力を養う、長野県地域いきいき実践塾伊那支部の活動発表会が、16日、伊那合同庁舎で開かれました。
地域いきいき実践塾は、長野県長寿社会開発センターが、県下10支部で開いてきました。
伊那支部では、今年度、31人が、講義やワークショップを通して、地域活動への参画について学んできました。
16日は6つのグループがそれぞれ取り組んできた事を発表しました。
ハーモニカを通して社会貢献に取り組んだグループは、初心者から始めた人もいるなかで、高齢者や障害者の社会施設で、慰問活動を行うほど上達した事などを発表していました。
ハーモニカが演奏されると、他のメンバーも自然と歌を口ずさみ、発表者に拍手を送っていました。
発表会のあとには、修了式が行われ、メンバーに修了証書がおくられました。
なお、長野県地域いきいき実践塾は、去年9月に行われた、信州型事業仕分けで抜本的見直しが必要と仕分けされ、県は廃止の方針を示しています。
そのため、実践塾は、今年度で終了し、実践塾の講座内容の一部は、県シニア大学に統合されます。 -
公立高校後期選抜 募集人員を発表
長野県教育員会は21日、平成24年度公立高校後期選抜の募集人員を発表しました。
上伊那8校の募集人員は次の通りです。
辰野高校です。普通科72 人、商業科20人の募集です。
上伊那農業高校です。
生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造ともに20人ずつの募集となっています。
高遠高校は普通科72人の募集です。
伊那北高校は普通科200人、理数科4人の募集です。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。
赤穂高校です。普通科160人、商業科40人の募集です。
駒ヶ根工業高校です。
機械、電気、情報技術一括60人の募集です。
箕輪進修高校です。
普通I部・II部合わせて40人、普通III部28人、工業I部が20人の募集です。
後期選抜志願者数の発表は、24日(金)と3月1日(木)、後期選抜試験は3月7日(水)となっています。 -
上伊那地域戦略会議
上伊那地域が持つ特徴を活かした政策などを検討する上伊那地域戦略会議の3回目の会合が20日、伊那合同庁舎で開かれ、5つの主要施策をまとめた上伊那地域ビジョンの素案を確認しました。
地域戦略会議は、行政やJA上伊那、上伊那医師会などの委員17人で構成されていて、20日は、地域ビジョンの素案について協議しました。
上伊那地域ビジョンは、上伊那地域が持つ特性や課題を踏まえ、平成25年度から5年後の上伊那の目指す姿と、実現する為の施策について示すものです。
素案では、これまでに委員から出された意見を基に、5つの主要施策をまとめました。
主要施策は、▽豊かな自然環境の保全と地域資源の活用▽産業基盤づくりの推進▽将来を担う人づくりへの取り組み▽安全・安心な社会の構築▽将来を見据えた活発な交流促進 の5つです。
意見交換で委員からは「守りに入った政策というイメージ。生物多様性や温暖化対策など、グローバルな考え方を取り入れるべき」などの意見が出されました。
次回の会合では、ビジョンの原案が示される予定です。 -
伊那広域シルバー人材センターの会員作品展
伊那広域シルバー人材センターの会員作品展が、23日木曜日まで開かれています。
会場には、会員89人の作品およそ200点が並んでいます。
趣味で作ったという木彫や写真、手芸などジャンルは様々です。
作品展は今年で19回目となっていて、毎年楽しみにしている人も多いということです。
シルバー人材センターでは「力作、大作が揃っているので、是非多くの人に来てもらいたい」と来場を呼び掛けています。
作品展は23日木曜日まで、伊那市の伊那広域シルバー人材センターで開かれています。 -
ライオンズクラブと聴覚障害者が交流ボウリング大会
伊那、駒ヶ根、辰野のライオンズクラブと、聴覚障害者との交流ボウリング大会が、19日、南箕輪村で開かれました。
南箕輪村久保のボウリング場で開かれた大会には、伊那、駒ヶ根、辰野のライオンズクラブと、上伊那聴覚障害者協会、上伊那手話サークルのメンバーと家族など約70人が参加しました。
大会は、ライオンズクラブが障害者支援を目的に始めたもので今回で11回目になります。
ライオンズクラブのメンバーは簡単な手話を教わって「上手ですね」などと会話をしながらゲームを楽しんでいました。
辰野ライオンズクラブの林勝一会長は、「楽しみながら交流する事で、お互いの理解を深めていきたい」と話していました。 -
「高校生レストラン」の仕掛け人 岸川政之さん講演
テレビドラマ化された「高校生レストラン」の仕掛け人で、三重県多気町役場職員の岸川政之さんの講演会が10日、JA上伊那本所で開かれました。
岸川さんは、「地域の宝を探し、育ててほしい」と呼びかけました。
岸川さんは、地元の相可高校食物調理科の生徒たちが切り盛りするレストラン「まごの店」設立に奔走。
岸川さんの情熱が、高校・行政・地域を巻き込んで高校生自らが調理、接客、コスト管理を行なうレストラン誕生に至りました。
高校生レストランは、15歳で料理の道を目指す高校生たちの道場だと説明し、▽地元にあるものばかりを見ていて、ないものは探していない▽コンサルタントの手は借りず自分たちですべて考えている▽ビジネスを意識し、町の補助は一切受けていないなどと地域おこしのポイントを話しました。
岸川さんは、「高校生が真剣勝負の調理をして、お客が喜んで食べる。そこに感動が生まれる」と話しました。 -
上伊那消防広域化 将来像示す
上伊那地域にある伊那消防組合と伊南行政組合が一本化し、広域化した場合の消防の将来像が、17日伊那消防組合議会で示されました。
広域化に向け本格的な検討を行なう協議会の設置は、各市町村の意向を確認し、3月22日に決定します。
上伊那地域にふたつある消防本部を一本化する広域化は、伊那や伊南の消防長、6つの消防署の署長などが研究会を組織し検討を進めています。
今回議会に示された将来像には、本部機能を一本化し、1つの消防本部と指令センター、現在ある6つの消防署で業務を行なうことが明記されています。
広域化は、現場到着までの時間短縮や大規模災害への対応、効率的な財政運営を目的に行なわれるもので、期限までに行なうと国から財政的な支援が受けられます。
今回初めて現在と広域化後の財政シュミレーションも示され、将来的に各市町村の負担金が減る見通しとなっています。
職員の給与は、数年間かけて統一化していくとしています。
議員からは、「新しい伊那消防署の庁舎が本部となる可能性が高いので、建設場所選定にあたり伊那以外の住民の意見を聞くべき」「消防団との関係性は、これまで通り保持してほしい」などといった質問や意見がありましたが、広域化に反対する意見はありませんでした。
この将来像は、伊南行政組合でも20日に報告されることになっています。
今後は、各市町村で意思を決定し、3月22日の伊那消防組合議会に結果を持ち寄り組合としての方針を決定します。
理解が得られた場合、市町村長らで組織する協議会を設置して、広域消防運営計画を策定。
順調に進んだ場合、平成26年度に計画を決定し、27年度、広域消防が発足する見通しです。 -
南アルプス食害協議会 活動報告
ニホンジカによる食害対策に取り組んでいる南アルプス食害対策協議会が17日開かれ、高山植物の回復についてバランスよく生息させていくことが必要などと報告しました。
17日は、伊那市役所で活動報告会が開かれ、関係者およそ80人が集まりました。
協議会は、伊那市など4市町村の他、国や県、信州大学農学部などで組織していて、17日は、これまでの取り組みについて報告しました。
このうち、仙丈ヶ岳の防除柵の設置による高山植物の回復効果について研究している信州大学農学部の渡邉修准教授は「2008年の柵設置から2年間で、4品種の高山植物が多く見られようになった。しかし、特定の植物が優位となり、他の植物の回復を妨げていることが分かった。種の多様性の観点からも、バランスよく生息させることが必要」などと話しました。
他に、捕獲されたシカのストレスについて調べた竹田謙一准教授は「捕獲方法別によるシカに与える影響を調べたところ、主流となっているくくり罠は、ストレスを最も与えることが分かった。ストレスが多いシカの肉は、食用に向かなくなるのでシカの拘束時間の短縮や、罠の改良などを行ってストレス軽減を図ることが必要となってくる」と話しました。
協議会では、「南アルプスの貴重な自然を守るためにも、今後も各分野で協力して取り組んでいきたい」と話していました。