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最高気温35.3度 今年初めて35度を越える猛暑日
伊那地域の15日の最高気温は35.3度と、今年初めて35度を越える猛暑日となりました。
15日の伊那地域は、太平洋高気圧に覆われた影響で朝から強い日差しとなり、最高気温は平年より7.6度高い35.3度を記録しました。
これは、現在の場所で統計調査を開始した1993年平成5年以降3番目に高い気温です。
長野地方気象台では、▽こまめに水分や塩分を補給する▽カーテンで日差しを遮る▽冷房を適切に利用し、室温に留意するなど、熱中症に対して十分な対策をとるよう、呼び掛けています。
JA上伊那では、農作物の管理に注意するよう呼びかけています。
水稲では、高温障害を避けるため、出穂期における水の管理に注意するよう指導しています。
野菜などについては、干ばつ対策として、潅水や遮光資材を活用し、気温の低下に努めるとともに害虫の予防防除に努めるよう呼びかけています。
伊那地域は、7月8日から15日まで8日連続で最高気温30度以上の日が続いています。 -
第2回夏期食中毒注意報発令
長野県は14日、第2回夏期食中毒注意報を全県に発令しました。
期間は16日までの3日間です。
気温、湿度とも高く食中毒が発生しやすい状況だとして、手洗い、食材の冷凍・冷蔵保存、十分な加熱を呼び掛けています。 -
外国人の不安解消へ 原発講演会
NPO法人 伊那国際交流協会は多くの外国籍住民が震災や原発事故に対して不安を持っていることから、13日夜、伊那市の創造館で、講演会を開きました。
13日夜は、伊那国際交流協会の会員や、一般など20人ほどが参加しました。
伊那国際交流協会によると、東日本大震災後、原発事故の影響についてなどの問い合わせが数多くあったということです。
本国の家族から日本にいると危険なので帰国するようにと家族からいわれる外国籍住民もいるということで、協会では、不安を解消してもらおうと今回講演会を開きました。
講師を担当したのは、協会の会員で、チェルノブイリ原発事故への救援を25年間にわたり続けている伊那市富県の小牧崇さんです。
小牧さんは、「放射能は、風や雨によって運ばれる」と話しました。
チェルノブイリ事故で放射能に汚染された地域と日本地図を重ね合わせ、もし、浜岡原発で事故が起きたら、関東一体が汚染地域になる可能性があることを示しました。
また、チェルノブイリでは、車などが汚染地域から地域外に出るときは、水で洗浄されていた事を示し、日本の対応の遅れを指摘していました。
会場では、中国語とポルトガル語で、外国籍住民に対して通訳も行われていました。
国際交流協会では、講演会を通して、正しい知識を身につけ、少しでも安心してもらいたいと話していました。 -
県内に初「高温注意情報」発表
長野地方気象台は、熱中症への注意を呼びかける高温注意情報を、14日、初めて発表しました。
高温注意報は、節電への呼びかけなどが行われる中で、熱中症への注意を呼びかけようと、気象庁が13日から始めたものです。
県内で、35度を超える予報がでた場合、注意情報が出るということで、14日、県内に始めて注意報が発表されました。
14日の伊那市の最高気温は、34度で、今年最高を記録しました。
また、7日連続の真夏日となりました。
伊那消防署によりますと、7日は、1人の熱中症患者を搬送しました。
6月29日以降、管内で9件の熱中症患者が発生しているということです。
傾向としては、75歳以上の高齢者と、10代の若者に熱中症が多いということです。
また、屋外、屋内での発症は、半々だということです。
伊那消防署では、「熱中症になると、頭痛、吐き気、体がだるいなどの症状が出て、最悪の場合は死にいたることもある。まずは、睡眠・食事をしっかりとり、体調を整える、水分・塩分を十分に補給するなどの対応をしてほしい」と話しています。
また、伊那消防署では、気温32度以上、湿度70%以上が、熱中症になりやすい条件だとして、少しでも体調がおかしいと感じたら、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。 -
ヒナを待つけなげなセキレイの親鳥
暗闇の中親鳥を求めて鳴くセキレイのヒナたち。今月3日に卵からかえったばかりです。
このヒナが住んでいる巣は、トラックの中にあります。しかもそのトラックは、毎日動いています。 -
高校野球 上伊那勢の試合結果
第93回全国高校野球長野大会。13日に行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
長野県営野球場で行われた伊那北高校対小諸高校の試合は、4対1で伊那北高校が勝ちました。
諏訪湖スタジアムで行われた、辰野高校対松商学園高校の試合は7対0、7回コールドで松商学園高校が勝ちました。
14日は、上伊那農業高校対東御清翔高校、駒ヶ根工業高校対更級農業高校の試合が予定されています。 -
地域災害医療マニュアル作成へ
上伊那地域包括医療協議会の大規模災害対策委員会の初会合が11日、伊那市のいなっせで開かれ上伊那の地域災害医療マニュアルを作成することを確認しました。
大規模災害対策委員会は、上伊那地域における災害時の医療体制の組織づくりを進めていくものです。
委員会は、行政や医療関係者、住民代表など28人で構成しています。
11日夜の初会合で、委員長には、上伊那医師会の中畑英樹さんが選ばれました。
この日示された事業計画によりますと、上伊那の地域医療災害マニュアルを作成します。
これは、長野県の指針にもとづいて作成するもので、災害時の医療体制や医療対策などをまとめます。
事業計画ではこの他に、テロ災害などを想定した医療救護訓練や県や市町村などと連携した訓練を行うとしています。 -
森林税 上伊那支援分内定
森林税を活用して実施する「森林づくり推進支援金事業」の今年度上伊那地域分の事業が内定しました。
支援金額は、1,278万7千円で、森林整備の推進に9事業802万円、間伐材利用の促進に2事業266万円、県民参加による森林づくりの促進に2事業209万円となっています。
市町村別では、伊那市の間伐体験学習で生じた枝などをチップ化し環境学習の場とする事業に184万円、松くい虫の被害木の伐倒・破砕処理に108万円、
信州大学農学部と連携した生態調査や観察学習会に25万円、
箕輪町の林道・作業道などの補修に90万円、町独自の間伐補助の充実に70万円、南箕輪村の大芝高原松くい虫予防対策事業に96万円となっています。
今年度の特徴は、松くい虫対策の事業が去年より増えている点で、対策を要望する市町村が多かったということです。 -
上伊那猟友会 鳥獣生体搬送用のDVD制作
上伊那猟友会は、捕獲した鳥獣を生きたまま搬送する方法を解説するDVDを制作します。
11日は、伊那市長谷の山中で、くくり罠にかかったイノシシとニホンジカを上伊那猟友会の会員が捕獲し搬送するところを撮影しました。
DVDは、上伊那猟友会が鳥獣の搬送の手段として広めるために制作するものです。
罠にかかった鳥獣は、捕獲した場所で銃やナイフによる止め刺しを行い、解体処理施設に運ぶのが一般的です。
しかし、運搬にかかる時間で鮮度が落ちることが課題となっています。
特にシカは、止め刺しを行ってから1時間以内に運ばなければ、食肉としての価値が下がると猟友会の会員は話します。
制作したDVDは、上伊那猟友会の研修会などでマニュアルビデオとして役立てていくということです。 -
辰野・赤穂・上農 一回戦勝利
第93回全国高校野球長野大会2日目の11日、辰野高校、赤穂高校、上伊那農業高校は勝利しました。
諏訪湖スタジアムで行われた辰野高校対長野俊英高校の試合は、7対1で辰野高校が勝ちました。
同じく諏訪湖スタジアムで行われた、上伊那農業高校対屋代南高校の試合は、6対2で上伊那農業高校が勝ちました。
県営上田野球場で行われた赤穂高校対軽井沢高校の試合は13対7で赤穂高校が勝ちました。
12日は、シード校の伊那弥生ヶ丘高校が昨年優勝校の松本工業高校と対戦します。 -
上伊那の記憶を生かす
伊那毎日新聞の三六災害に関するパネル展示にあわせて、「上伊那記憶を生かす」と題したパネルディスカッションが10日、伊那市のいなっせで、行われました。
パネルディスカッションは展示会場のいなっせ2階ギャラリーで行われました。
コーディネータ竏窒ノは、伊那市立伊那図書館の平賀研也館長、白鳥孝市長や、信州大学農学部の木村和弘特任教授など4人がパネリストを務めました。
会では、三六災害について報じた伊那毎日新聞の中で、各々が注目した記事を挙げて、意見が交わされました。 -
社会を明るくする地域づくり大会
社会を明るくする地域づくり大会が9日、南箕輪村民センターで開かれ、飯島町西岸寺の平野泰成副住職が講演しました。
社会を明るくする地域づくり大会は、犯罪や非行の防止と、犯罪者の更生に理解を深めてもらおうと、社会を明るくする地域づくり実行委員会が開いたもので、会場にはおよそ200人が集まりました。
大会では、飯島町西岸寺の平野副住職が「東日本大震災被災地での救援活動に携わって」と題して講演しました。
平野さんは被災地の状況について「テレビでは見ていたが、実際に現場で見た惨状はそれ以上のものだった」と話していました。
平野さんは「被災してつらい思いをしている現地の人たちなのに、帰るときに多くの人が見送りに来てくれた。人の暖かさを感じた」と話していました。 -
高校野球 箕輪進修・高遠敗退
第93回全国高校野球長野大会2日目の10日、箕輪進修高校と高遠高校は一回戦敗退となりました。
長野県営球場で行われた高遠高校対飯山北高校の試合は11対0、7回コールドで飯山北高校が勝ちました。
松本市野球場で行われた、箕輪進修高校対松本蟻ヶ崎高校の試合は10対0、5回コールドで松本蟻ヶ崎高校が勝ちました。
11日は、辰野高校対長野俊英高校、上伊那農業高校対屋代南高校、赤穂高校対軽井沢高校の試合が予定されています。 -
環境影響評価の現況調査見学会
新ごみ中間処理施設の建設に伴う環境影響評価の現況調査見学会が10日、伊那市富県の建設候補地で開かれました。
見学会は、環境影響評価について理解してもらおうと上伊那広域連合が開いたものです。
午前中に2回開かれ、地元住民など42人が気象の調査を見学しました。
風向や風速を24時間365日観測する地上気象調査や、GPS機能付きの気球をあげ、地上から上空1500メートルまでの気象を調べる上層気象調査について委託業者から説明を受けました。
この調査では、焼却施設が稼働した場合に、煙突から出る排ガスがどの方向にどれだけ拡散するのかを予測するためのデータを集めているということです。
上伊那広域連合では、10月にも見学会を開き、11月頃に現況調査の報告会を開く予定です。 -
上伊那網の目平和大行進
核廃絶などを訴え、上伊那を歩いて縦断する「原水爆禁止上伊那平和大行進」が行われました。
2日目の9日は、県教職員組合上伊那支部のメンバーや生協病院の職員など20団体、およそ40人が参加しました。
この日、伊那市の伊那北駅をスタートしたメンバーは箕輪町役場で集会を開き、平澤豊満町長から激励を受けていました。
今回の行進では、核兵器廃絶と戦争反対に加え、原発事故の収束、被災地支援なども合わせて訴えています。
代表の木内律子さんは「原発事故で多くの犠牲者が出た。一日も早い被災地の復興を祈るとともに、核兵器の廃絶を地域の人たちに訴えていきたい」と話していました。 -
県地域発 元気づくり支援金
地域の特色ある取り組みを支援する県の「地域発元気づくり支援金」の上伊那地域の2次募集分が8日内定しました。
内定したのは、要望があった28件、4千243万2千円の内21件、2千115万9千円でした。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の主な採択事業は、木曽馬を使った村おこしを計画している伊那市高遠町山室のNPO法人、フリーキッズヴィレッジの事業に251万円、上伊那の企業が製品の展示などを通して内外にアピールする財団法人上伊那産業振興会の上伊那工業交流プラザ開催に254万円、安心安全な箕輪町を実現するためのセーフコミュニティみのわ構築事業に132万円、南箕輪村の大芝高原でイルミネーションフェスティバルと愛の鐘に連携したイベントを行う南箕輪村世話焼きおとめの会の事業に109万円などとなっています。
2次募集枠は、4千555万円分ありましたが、採択されたのは、2千115万にとどまりました。 -
上伊那広域連合廃棄物政策審議会 処理対象物について答申
上伊那広域連合廃棄物政策審議会は、新ごみ中間処理施設の処理対象物について、災害廃棄物を加えることなどを白鳥孝広域連合長に答申しました。
8日は、審議会の小沢陽一会長と芦沢恵子副会長の2人が伊那市役所を訪れ、検討結果を白鳥連合長に答申しました。
答申では、東日本大震災の状況などから、上伊那圏域内外の災害廃棄物を処理できる施設整備を図る必要があるとし、災害廃棄物を新たに対象物に加えました。
他に医療系廃棄物については、処理に困っている病院がないことや、経費面で病院の負担を減らすことにつながらないことから、処理対象物から除くとしました。
白鳥連合長は「答申結果を尊重し、よりよい結果になるよう取り組んでいきたい」と話していました。
今回の答申を踏まえ、上伊那広域連合施設整備検討専門委員会で施設の規模などについて検討していくということです。 -
上伊那の記憶を伝える~伊那毎日新聞で見る三六災害~
三六災害について扱った伊那毎日新聞の記事を、パネルにした展示「上伊那の記憶を伝える縲怦ノ那毎日新聞で見る三六災害縲怐vが8日から、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、三六災害を扱った記事75点が並んでいます。
パネル展は、地域紙ならではの視点で伝えた記事を、多くの人に見てもらおうと伊那市や駒ヶ根市などでつくる「上伊那の記憶を生かす会」が開いたものです。
三六災害は、昭和36年6月に起きた集中豪雨災害で、伊那谷では死者およそ100人、浸水家屋およそ1万2千戸におよぶ被害が出ました。
記事は、災害発生を伝えた第一報や、復旧の様子などが細かく取材され伝えています。
いなまいの愛称で親しまれた伊那毎日新聞は、昭和30年に創刊、平成20年8月の休刊までのおよそ半世紀に渡り、地域の情報を伝えてきました。
パネル展は11日月曜日まで伊那市のいなっせで開かれています。
また、10日午後3時からは、「上伊那の記憶を生かす」をテーマにパネルディスカッションが行われます。
上伊那の記憶を生かす会では、創刊から休刊までのおよそ1万7千部をデータベース化し、地域の発展に役立てたいとしています。 -
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議 県民税の活用状況のPRに力を
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が8日、伊那合同庁舎で開かれ、森林づくり県民税の活用状況のPRに力を入れていくことが確認されました。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、県の森林づくり県民税の在り方について外部の意見を取り入れようと行われています。
会議では、昨年度の里山整備事業の実績が報告されました。
昨年度は、上伊那8市町村あわせて、およそ630ヘクタールが整備され、制度導入から3年間で1,200ヘクタールの間伐が実施されました。
今年度は660ヘクタールを計画しています。
意見交換で委員からは、「整備の効果が表れているが、県民税について住民に周知が進んでいない」という意見がだされました。
上伊那地方事務所では、間伐を実施した箇所の写真などをホームページやパネル展などで掲載し、PRしていくということです。 -
刑務所で教鞭 角谷さんが講演
松本市の松本少年刑務所内にある中学校で35年間教鞭をとった角谷 敏夫さんが、7日、伊那市で講演しました。
講演は、上伊那・諏訪地区の社会教育指導員や、公民館、企業や学校・PTAなど人権教育に関係する人たちの研修の中で行われました。
講演したのは、松本市の松本少年刑務所内にある中学校・旭町中学校桐分校で35年間教鞭をとった角谷敏夫さんです。
桐分校は日本で唯一の刑務所内の公立中学校です。義務教育を修了しておらず、勉学の意欲の高い受刑者が選ばれてきます。
角谷さんは、中学校を卒業する前日の生徒たちの感想文を紹介しました。
感想文には、「字の読み書きができるようになると人生が変わる。学ぶ事によって人生が変わる」「自分が知らなかったことを知る楽しみに換わるものはない」などと書かれていたということです。
角谷さんは、「分校の生徒たちは、義務教育を修了していないという重荷を背負ってきた。罪を犯した人は当然非難する。しかし、分校でひたすら勉学し、自分の軌道を修正して、まともな道を歩こうとしている彼らは立派だと思う」と話していました。 -
地域医療再生計画変更を決定
上伊那地域医療再生推進協議会が7日伊那市のいなっせで開かれ、新たに看護師等奨学資金貸与制度を設けるなど、地域医療再生計画を変更することが決まりました。
5回目の上伊那地域医療再生推進協議会が開かれ、計画変更の内容が示されました。
それによりますと、看護師確保のため、新たに看護師等奨学資金貸与制度を設けます。
看護師や准看護師の学校の学生には月額3万円、通信過程の学生には月額4万円を貸与します。
卒業後、上伊那地域内の医療機関に3年間継続して勤務した場合、奨学金の返還が免除されます。
今年の秋に募集を始め、対象者には今年度4月分から奨学金が貸与され、今年度の事業費は1200万円です。
また、上伊那医師会附属准看護学院の実習室を拡充します。
伊那市狐島の現在地に新築し、実習ベッドを現在の6台から10台に増やし、1学年40人の定員に対応します。来年度中に建設し、利用を開始したいとしています。
内視鏡手術トレーニングセンターは、研修センターとし、実験用動物は使わず、シミュレーションで行う施設に変更します。
建設地は伊那中央病院南側で、今年度中に着工する予定です。
また、昭和伊南総合病院の2次救急維持のための医療機器整備事業として、5000万円を追加します。
この日の会議で計画変更が決定したことから、今後、9月県議会に補正予算を計上します。
計画の変更については、今後開かれる県の医療審議会に報告するということです。 -
花いちりん塾生習作展
伊那市高遠町の俳画教室、花いちりんの作品展が伊那市の高遠美術館で開かれています。
会場には、49人の生徒が、今年3月から描いた作品が並べられています。
花いちりんは、50代から80代の女性を中心とした教室です。
主宰する鈴木岬さんによりますと、俳画は、字のないポエム、絵で描く詩と呼ばれ、絵で季節感や伝えたいメッセージを表現しているという事です。
四葉のクローバーの中で子供が遊んでいる様子を描き、春の喜びや自由を表現した作品、80代の女性が終戦の日を思い、うちわと縁側から見た庭の景色を描いて今の平和の喜びを伝える作品などがあります。
花いちりん塾生習作展は、7月24日(日)まで、伊那市の高遠美術館で開かれています。 -
消防広域化に向け12日に研究会
上伊那消防広域化に向け検討する研究会の具体的なスケジュール案などが5日、伊那消防組合全員協議会で示されました。
今月12日に第1回目の研究会が開かれます。
伊那消防組合は平成27年度を目標に伊南消防組合と統合する消防広域化について研究会を立ちあげ進めていくとしています。
5日示された案によりますと研究会では、職員の処遇や各消防署の災害対応のしくみ、通信指令体制などを分析します。
メリット、デメリットを抽出し消防団との連携や組織体制など広域化に向けた将来像について検討します。
また、研究会の中に、作業部会を設置し、デジタル消防無線や指令センター一本化などについて検討します。
研究会は今年度6回を計画していて平成23年12月以降に研究会の協議結果を各正副組合長会や市町村議会に報告するということです。
これを受け平成24年6月に協議会設立の判断をするということです。
第1回目の研究会は今月12日に伊那市役所で開かれ、委員長、副委員長の選任などを行います。 -
上伊那消防ポンプ操法大会 小型ポンプ操法の部で伊那市が優勝
上伊那消防ポンプ操法大会とラッパ吹奏大会が5日、伊那市の富士塚運動公園で開かれ、小型ポンプ操法の部で伊那市が優勝しました。
大会には、上伊那8市町村の代表23チーム、651人が出場し、日頃の練習の成果を発揮しました。
伊那市の代表として小型ポンプ操法の部に出場した手良分団の選手達は、減点を最小限に抑え見事優勝しました。
ポンプ車操法の部は駒ヶ根市が、ラッパ吹奏は辰野町がそれぞれ優勝しました。
優勝したチームは、7月31日に伊那市で開かれる県大会に出場します。 -
上伊那鳥獣被害対策協議会発足
野生鳥獣による農作物などへの被害防止について広域的に取り組もうと、上伊那鳥獣被害対策協議会が1日、発足しました。
1日は、伊那市役所で設立総会が開かれ、上伊那8市町村の理事者やJA上伊那など関係者およそ30人が出席しました。
会長には、伊那市の白鳥孝市長が選ばれました。
協議会は、国が進めている鳥獣被害防止総合支援事業の補助金をうけるため、これまで各自治体で行ってきた事業を広域的に取り組もうというものです。
総会では、今年度の事業計画を決めました。
協議会では今年度、各自治体が進めてきた個体数調整や指導者の育成などを引き続き行います。
今後は、食肉加工施設の設置などについても検討していくとしています。
白鳥会長は「野生鳥獣による被害が増えれば、農業離れや遊休農地の拡大につながる。情報交換などをして連携をとり、対策をとっていきたい」と話していました。 -
上伊那地域松くい虫被害 2年連続減少
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が28日、伊那市の合同庁舎で開かれ、昨年度の被害状況が報告されました。
昨年度の被害は、上伊那地域全体で、前の年と比べて17%減の4,586立方メートルとなり、2年連続の減少となりました。
しかし伊那市では、10%増の1,908立方メートルとなった他、南箕輪村で初めて39立方メートルの被害が確認されました。
今年度は新たに、伊那市のますみヶ丘と手良で発見された他、南箕輪村の神子柴で被害がでています。
協議会では、「被害木の伐倒駆除や無人ヘリによる薬剤の散布などを行い、被害の北上を防ぎたい」としています。 -
施設整備検討専門委員会 発足
新しいごみ中間処理施設の環境影響評価・環境アセスメントを行うため、施設の規模や処理方式などを検討する施設整備検討専門委員会が30日発足しました。
30日は、伊那市のいなっせで第1回の専門委員会が開かれ、白鳥孝広域連合長から有識者や地元北新区の代表など七人が委員に委嘱されました。
白鳥連合長は「上伊那に適した安心・安全な計画を立てていただき、環境アセスが適正にできるよう検討をお願いしたい」と挨拶しました。
施設整備検討専門委員会は、環境アセスメントを行うに際し、建設するとしたらどのような施設になるかを検討するものです。
会合では、正副委員長の選任が行われ、委員長には、信州大学農学部名誉教授の北澤 秋司さんが、副委員長には全国都市清掃会議・技術部長の荒井喜久雄さんが選ばれました。
北澤委員長は「大変重い仕事だが、皆さんの協力を得て進めていきたい」と挨拶しました。
また、オブザーバーとして、クリーンセンター八乙女の関係者や地元桜井区の代表も会議に参加していくことが決まりました。
委員会では、候補地のどの位置に、どれくらいの規模の建物を建てるのか、どのようなごみをどのくらい処理するのかなどを検討します。
また、処理するときに発生する熱エネルギーの量やその利用の方針などを検討していきます。
最終的には、処理方式についても絞込みを行います。
委員会は、来年3月まで9回ほどを予定していて、年度内に計画を策定する予定です。 -
上伊那郡市献血推進対策協議会
上伊那郡市献血推進対策協議会の総会が29日、伊那合同庁舎で開かれ、今年度の上伊那地域の献血目標を4,235人とすることを報告しました。
この日は平成22年度の献血優良団体と個人に表彰状が渡されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、ロジテックINAソリューションズ株式会社と酒井勝幸さんが受賞しています。
総会では今年度の献血目標が報告されました。
昨年度上伊那では、4,543人が献血をしていて、今年は、必要量の最低ラインとなる4,235人を目標に掲げています。
織田信行会長は「献血者数は年々減少傾向にある。地域に根ざした活動を継続して、血液の安定供給ができるよう呼びかけていきたい」と話していました。 -
信州機能性食品開発研究会 総会
信大農学部や県内の食品メーカーなどでつくる信州機能性食品開発研究会の総会が29日に開かれました。
信州機能性食品開発研究会は、県内の41の企業や信大農学部などでつくる会で、機能性食品の開発や情報交換を目的としています。
総会では、今年度3回の研究会を開くほか、機能性食品の開発などに関する相談や共同研究のため大学と会員企業との連携をさらに進めていく事などか確認されました。
また、この日は、機能性食品という概念を作った元東京大学教授で食品化学を専門とする荒井綜一さんが講演しました。
機能性食品は、フラボノイドや食物繊維などを含んだ、病気予防を目的につくられた食品で、国の審査を受けたものが特定保健用食品と表示する事ができます。
荒井さんによると、国が特定保健用食品と認めたものは、現在1,000種類ほどで、そのうちの10%ほどしか市場に出回っていないという事です。
荒井さんは、「味噌や納豆、ヨーグルトなど伝統的発行食品には機能性が潜在している。それを掘り起こしていく必要がある」と話していました。 -
新規就農者激励会
去年6月から農業を始めた新規就農者の激励会が29日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ8人が決意を新たにしました。
上伊那では去年6月からこの1年で27人が新たに農業を始め、この日はこのうち8人が出席しました。
激励会は、新規就農者が自立した農業経営ができるよう、仲間作りや情報交換の場として、農業経営者協会やJAなどが毎年開いているものです。
伊那市長谷で4月から雑穀の栽培を始めた藤原健嗣さんは、「試行錯誤しながら栽培している。難しい事にも挑戦していきたい」と話していました。
箕輪町でリンドウを栽培している矢澤志郎さんは苗を東北地方に出荷していますが、震災の影響でキャンセルが出ているという事で「被災地の人が負けないようにサポートできる事はして、まわりと協力しながら成長していきたい」と決意を発表しました。
新規就農者に対して、上伊那農業委員会協議会の清水春雄会長は「天候は毎日、毎年違うもの。毎年初心にかえって農業に臨んで欲しい」と激励していました。